EPICなHIGUMA CYCLEで開陽台ライド

2025/10/11 Sat

MTB合宿1日目 ~ 寒すぎやろ

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曇り.温度:9 ℃,湿度:53%,体感温度:3 ℃,風速:19.1 km/時,風向:NW

さて,昨年に続いてMTB三昧合宿がやってまいりました.
ベース基地はもちろん中標津の「佐伯農場」さん.

佐伯農場

もちろん牧場経営が主体だが,民宿をはじめ,キャンプサイト,レストラン,ツアー手配,美術館など,このエリアにおけるありとあらゆるアクティビティを手広く展開されている.

もう,何よりオーナーの佐伯さんがとんでもないバイタリティの持ち主で,本当に魅力的な御仁である.
とりわけ,旧名:KIRAWAYこと「GLT(ゴールデンラーチトレイル)」を,ほぼ単独で開通・整備・管理されている事実は驚きを禁じ得ない.

今回の合宿も,この「GLT」の走破がメインイベントである.

ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加

昨年はファットくんで参加.
こいつはこいつで十分楽しめたのだが,コースプロフィール的にはMTBが最適だろう(逆にグラベルロードだとキツイ)

そして,昨年一緒に参加したSさんの「Specialized EPIC EXPERT」を持たせてもらった時の衝撃たるや...フルサスで10kgだと!?
帰宅後,大幅値引きされていた同モデルを即ポチしてしまった.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

一冬挟んで,こいつでグラベルライド他,レースにも参戦.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

乗りこなす努力はしてきた...つもり(レースは惨敗).
いかんせん,MTBは奥が深い(そしてKazchariにはテクがない)
で,満を持して今回は我がEPICでGLTを走るのだぁ!

ここ数日,北海道は急に冷え込みはじめた.
十勝岳や旭岳の冠雪はもちろんのこと,標高の高い三国峠石北峠は早朝夜間凍結の恐れがあるという.
念のため,ハスラーのタイヤを冬タイヤに換装してから向かうことにした.

前夜,つまり金曜夜に作業開始.
手元が暗いので,クルマに常駐させているこいつを点灯.

あらゆる所に置け,ぶら下げたり,はっつけたり(磁石)できるので超便利.

旭川から佐伯農場まではだいたい5時間の距離.
14時集合に合わせて,8時過ぎに家を出ることにする.

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ナビ的には旭川紋別自動車道で遠軽まで行き,そこから南下するルートが一番近い.
だが,せっかくタイヤも交換したことだし,あえて久々に石北峠越えで向かうことにした.
まっ,結論から言うと好天ゆえ凍結の危険皆無.
オートバイもガシガシ走ってたりする.

で,道の駅「おんねゆ温泉」でトイレ休憩.

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国道39号線,遠軽/生田原からの合流ポイントからは「納沙布岬1200」で走った懐かしの道.蘇る激闘の記憶.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

美深町に到着.
セブンイレブンでコンビニ弁当の昼食.
お次は美幌峠越えである.
しかし,まぁ,よくこんな道&距離をチャリで走ったよなぁ...といつも思う.

弟子屈を経由すると「佐伯農場」はすぐそこである(あくまで北海道感覚)

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宿舎である「マンサード」には13時過ぎに着いた.
ハスラーからEPICを降ろしてセッティング.

寝袋,着替えなどを部屋に運ぶ.

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懐かしい.1年ぶりだ.
部屋は早い者勝ちなので,昨年と同室にした.

一階にはレンタルファット置き場が新設.

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この建物そのもの,それにこうしたバイクスタンド類にいたるまで,ほとんどが佐伯さんの手作りである.スゲー.

外でしばらく待機していると,クルマが一台.
昨年も最終日のライドでお会いしたK原さんだった.

実は,今年のカミヒルにも参加されていたらしいが,Kazchariには気付かなかったとのこと.
これはチャリダーあるあるで,メットとグラサンのせいで顔よりも乗っているチャリで誰かを記憶していることが多い.
Kazchariは毎回違うチャリに乗りがちなので認識され辛いのは確か.

立ち話をしていると,白に黒ぶち,つまり牛柄のネコが近づいてきた.
農場で飼われているっぽい(ネズミ捕り用?).
こいつが実に人懐っこくて,かわいいのなんの.
しばらく戯れる.至福の時.
滞在中もっと遊びたかったが,この時以降会えなかった...無念.

そうこうしているうちに,HIGUMA CYCLE号に乗ってK野さん,Potaさん,T橋さん,Y田さんが到着.
各自MTBをセッティングして,前夜祭的なライドがスタート.
行き先は開陽台である.

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時刻は既に15時近い.
風も強く,寒い寒い.
絶対に一桁気温.

昨年は非常に暖かだった.
(起毛ではない)長袖ジャージに半パンビブで問題なし.

その記憶を元に,今回も似たようなウェアで大丈夫かと思ったものの,こりゃあかん.
家を出る時,念のためとバッグに詰め込んだ起毛ジャージレッグウォーマーが,この身を助けるとは...
さらにウインドブレーカーを羽織る.

農場から開陽台までは10kmほどの距離.
追い風巡航の後,だらだらと続く緩斜面が始まる.

ここまでのペースがゆっくりだったので,カラダが暖まらん.
ゴールまで直線となった瞬間を待ち,K野さんに「先に行ってよいですか?」と許可をもらい,ペースをあげる.

やはり登りは楽しい.
軽く汗をかき,カラダも暖まった.

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久々の開陽台
展望台の奥には今も変わらず,オートバイ・チャリ用のキャンプサイトがある.
そこまでのダートにプラスして,藪を切り開いたトレイルが出来ていた.

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実に楽しい.寒いけど.

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展望台からはるか遠くの島影を望む.
国後島である.

昨年夜間に訪れた時,この方向,遠くに見えた灯りはやはりこの島のモノだったようだ.ロシア人の生活光.

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すっかり冷えたのでチャリを停めて展望台のトイレへ.

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あまりゆっくりしてはいられない.
日没が迫っている.気温がさらに下がってしまう.

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長い長い直線のダウンヒル.このエリアを代表する風景.

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地元民のK原さんの案内で,グラベル経由の近道.
通学路だったそうな.
K原さんからは,この地域での暮らしに関する話を聞く.

この辺りは人口密度が低い=商店がない.
ライドに出かける時も,常に水と補給のことを考えて走らないと生タヒに関わってくるらしい.

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陽が落ちる前に,なんとか佐伯農場に帰還.
台所ではPotaさんが5種のスリランカカレーを作り,待っていてくれた.
さらには「おでん」まで! むっちゃごちそう.

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本格的すぎて,少々辛い種類のカレーも...(要注意)
今日はK原さんやY田さんのような若者がいるので,爆盛り祭りで減りが早い.

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面白いことに,今宵は誰もアルコールを飲まない.
明日の本番,つまり「GLT」を見越してのことか!

早々にシャワーを浴びて寝袋にくるまる.
さぁ,楽しみが待っている.心配なのは寒さだけ...

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