2025/3/27 Thu
アラ還の戯言
先日,来場者特典目当てに3度目の『GQuuuuuuX』鑑賞してきた.
イオンシネマ,平日20時の回で観客は5人.さすが旭川だ.
エンドロール後に30秒ほどの特典映像が追加.
ドムが重機動メカみたいな3本足に! ドム・マック?もしくはドム・ルブ?
で,設定資料集第二弾をGet.
カントクがやりたい放題の冒頭パートはテレビで(そのままの形では)放送しないことが言及されていた.
そして,後の公式発表で地上波放送が全12話であることも判明.短ッ!
宇宙世紀全体を包括するのではなく,あくまでマチュの周辺話およびシャアの復活に留めるのだろうか?
まぁ,楽しみではある.
それはさておき,毎度思うのがイオンシネマのチケット購入のややこしさ.
はっきり言って超面倒くさい.
まずチケットカウンターが無人なのはデフォルト.
端末が数台並び,そこで購入する.
あらかじめネットで座席予約&チケット購入し,端末で発券だけという手段が一番簡潔なのだが(シネプレックスはこのパターン),幸か不幸かKazchariはイオンの株主.
優待の一つに,上映時間関係なく1本¥1,000で観れる特典がある.
困ったことに,それを事前にネット上で手配できないのだ.
で,リアル端末前では行うことが山ほどある.
1)映画と上映時間を選ぶ
2)座席を選ぶ
3)株主カードをスライド
4)スマホでイオンシネマのサイトにアクセスする
5)ポップアップで注意事項が表示されるので消す
6)「ワタシアター」にログインし,QRコードを読み込ませる
7)支払い方法の画面からクレカを選ぶ
8)クレカをスライドさせる(なぜかタッチ非対応)
9)駐車券が必要かと聞かれるのでYES
10)端末からチケットと明細が発行される
なんと,映画1本観るのに,ここまでの操作が必要なのである.
もし,Kazchariがガイジンなら途中でめげそう.
いや,ガイジンならずとも高齢者にキツくないかこの手間?
一番解せんのは,端末で駐車料金免除用のQRレシートが発行されると思いきや,それは後でもぎりのスタッフに再度申告して,入手しなければならない.なんだこのシステム?
「ワタシアター」も公式サイトからログインする必要があるし,年間¥400の有料会員にならないとメリットがない.せいぜい鑑賞履歴が見れるだけ.
もう少し,シンプル化できないものか.
次は『万葉の湯』.
ここも私学共済加入者特典にて,“以前は”無料で入場できた.
今は...
1)受付で特典チケットと保険証を提示
2)公式LINEを立ち上げ,会員バーコードを提示(なぜか開くのが遅い)
3)たくさん届いているクーポンが使えるかどうかチェック
4)(なぜか)手数料¥300を払う
5)ロッカーキーと貸しタオルをもらう
6)作務衣を棚に取りに行く
あー,こっちはイオンよりましか.
で,次はKazchariではなく,ヨメさんの体験.
娘の引っ越し荷物を送るため,ヤマト運輸に出向いたところ,専用アプリである「にゃんPay」で支払うと割引が受けられると聞き,さっそくインストール.
ところが,現金でのチャージができず銀行からの入金が必要と判明.
しかもうちのメインバンクである「ゆうちょ銀行」は未対応とのことでパニック.
なんだかんだで,別の銀行口座から入金して事なきを得たらしいが,
この手間と時間の浪費はなんだ,と相当ご立腹.
そもそも他のPayみたいにコンビニや店では使えないそうな.
世の中のキャッシュ・レス化が進行して,軽量大好きチャリダーとしては,大いにその恩恵にあずかっているわけだが,払う段はともかく,そこに至る準備やら付随するサービスとの連携はまだまだやなっつーか,ややこし過ぎる.
そういや,ファミレスや居酒屋で増えている「スマホ注文」も不評らしい.
賛否両論ある“飲食店のスマホ注文” 通信料とバッテリー残量懸念の声「客にタダ乗り」
「人出不足」と「客かかえこみ願望」への対応なのだろうけど,効率化を狙ったかわりに,“体験の質”を低下させているような気がしてならん.
「だったら何事も現金一括.クーポン,ポイント,割引,通知,全無視で生きていけば?」
と言われれば,そうなのだが,その覚悟はない.
人は損することに敏感なのである.
Kazchariの祖父母はそれぞれが商売人.
商店街(市場)で時計屋とパン屋を営んでいた.
学校帰りや週末はよく立ち寄り数時間を過ごした.
あの頃の市場の雑踏や喧騒は今でも目と耳に残る.
東南アジアを旅する際,なんとも言えない懐かしさを感じるのは,この幼年期の思い出が強烈だからだろう.
そこには,確実に人と人との交流があった.
「サービスやモノを買う」という目的や結果は同じでも,その過程や質はここ数十年で急激に変化した.
コスパ・タイパを推し進めた結果,誰得の状況になったのだろう?
まぁ,この状況は進むことはあれど,戻ることはない.
こちらが適応していくしかないのだろう.
そういや大阪の実家に住むうちの親父(85歳)は,「使わないから」と,契約していたスマホを手放したらしい.
それでも問題なく生活しているそうな.