秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

2025/9/27 Sat

時には星の下にて

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晴れ.温度:21 ℃,湿度:56%,体感温度:22 ℃,風速:13.0 km/時,風向:WNW

本ブログでも度々登場する”BROMPTONマイスター”O西さんを誘い,秀岳荘(白石店)主催の「BROMPTONミーティング北海道」に初参加した.

毎年道内各地,場所を変えて開催.
今年で第21回となる知る人ぞ知る歴史あるイベントである.

ルート変更【かなやま湖】BMH/ブロンプトンミーティング北海道2025のお知らせ

今年は南富良野の「かなやま湖」が会場.

自宅からは約90km.
日帰りで十分往復可能な距離だが,せっかくなので前日入りしてキャンプすることにした.

現地のかなやま湖畔キャンプ場は,昨年のGWに息子と利用したことがある.

2024年のGW総括!

ロケーション最高かつ入浴施設も併設.
フリーサイトの利用料金はそこそこ(大人1名¥1,000)

気になる点としては,湖に向かって傾斜している土地なので,テント設営に適した平地を探すのが大変なこと.
就寝時のカラダの傾きが気にならない人は無問題.

土曜日の朝.
BROMPTONとキャンプ用具一式をハスラーに積み込む.

途中,富良野にてラーメン.美味し.

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食事中,O西さんに連絡.

「今,富良野でラーメン中です.O西さんのロンリーナイトを邪魔したいので,隣にテントを張ってもよいですか? ダヒャダヒャ」

と,一応お伺いをたてる.

だってさぁ,O西さんも久々のキャンプらしいしぃ,元々は山屋さんだしぃ,ひとりテントでウィスキーちびちび系かもしれへんやんかー(偏見).

ここは大人のマナーとして要確認である(文体がおかしい)

まぁ,特に気を遣う必要はなく,なんとなーく「15時頃現地集合.サイト探し」で話がついた.

で,なんだかんだでKazchariは13時過ぎに現着.
O西さん到着前に買い出しライドを済ませましょう.

早速BROをセットアップ.

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キャンプ用具をどれほど積もうが,BROならスキマに収納できる.
管理棟にて受付を終える.

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もちろん明日の「ミーティング」は受付の人もご存じだった.

さて,今から向かうのは10kmほど離れた幾寅の市街地.

ほぼ湖岸沿いを走る平坦道.
レーパンもジャージもなし.
ここに来たまんまのTシャツ,半パンで走る(メットはかぶりますよ)
この上なくベストな気温で,涼しくて汗もほとんどかかない.

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あっという間に10km走破.
買い出し前に映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)のロケ地である「幌舞駅」=「幾寅駅」の見学でもしますか.

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鉄道員(ぽっぽや)

うちのヨメさんが健さんの大大ファンで,それこそ任侠映画時代の日本刀を握った大判ポスターを部屋に貼っている(とは言えヤクザ系は観たことがないらしい).この『鉄道員』も公開時,二人で劇場で観た.

旭川に引っ越した後,最初の冬に訪れたのがこのロケ地だった.

2005年3月20日撮影
2005年3月20日撮影

幾寅駅っつーか,根室本線富良野ー新得間は2024年に廃止.
今や汽車が走る風景を見ることはない.

撮影時のセットが今でも保存されている.

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展示館となっている駅舎内には入らず,主目的である買い出しへ.
幾寅にはセイコマもセブンもあるが,ここはホクレンショップでしょう.
安くて品揃え豊富.

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20%オフの見切り品を買いあさる.
それにしてもBROの積載能力にびっくり.
パック肉2,2リットルの水,缶チューハイ3,ポテチ,総菜パン,カップヌードル,アイスパックなどなど,これらの食材をフロントバッグに詰めても余裕.

ロードバイクで運べる量ではない.
しかし,BROの場合,バッグはメインフレーム直付けなので,走行中も恐ろしく安定しているのだ.

ホンマ,よくできている(空気抵抗は除く).
これで11月の四国一周時の安心感が上がった.

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15時に間に合わせるべく激コギ.
明日のイベントで通過するはずだった「鹿越大橋」は工事中.

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この橋は黄緑のペイントが美しく,下から見上げた構図が実に素晴らしい.

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

で,予定通り15時過ぎにキャンプ場帰還.
メールを送ると,O西さんは”思い出の”落合駅を散策中らしい.
「先にテントを張る場所を見つけといてください」との指令を受けた,

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「かなやま湖畔キャンプ場」は広大なものの,既述したように平地が少ない.
前回も良い場所を見つけるのにかなり苦労した.

Kazchariのキャンプ歴は40年ほどと長い.
その間,身に着けた良いテントサイトの条件として「平らであること」の他に,「駐車場から離れていること」「窪地でないこと」「トイレと炊事場の中間点」「ファミリーテントのそばは避ける」などがある.理由は...まぁ,想像つくわな.

しばしうろうろ.
そしてようやく理想の場所を見つけた.

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テントを張って中で横になる.OKだ.
より快適な寝床にするため,コットエアマットを設置.

作業中,O西さんも到着.
予定通り隣にテント設営.山屋さんらしい超軽量の「GORE LIGHT」だった.
雪山以外で地面の上に張るのは久しぶりとのこと.さすがである.

O西さんもBROをテント脇に駐輪.通りかかった明日の参加者に声をかけられる.うむ.やはり何名かはこのキャンプ場に泊まっているようだ.

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入浴センターは小規模.混む前に行くのが正解(¥500)
さすがにサウナは設置されていないが,それは仕方がない.

風呂あがり,O西さんは肉の追加購入のためクルマで幾寅へ.
Kazchariはキッチンの準備,と言っても普段から家で使っているコンロを用意するだけだが.

O西さんが戻ったので,さっそく乾杯.
飯は炊くのと後始末が面倒なのでパック飯を温める.
白米どころかパック飯ですらいつの間にか値段が上がっていてびっくり.

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今さら目隠しに意味があるのかないのかはさておき,酒が進む.
アテは各種「味付き焼肉」を「もやし」と炒めるだけ.
だが,これだけで実に美味いのだ.

いただき画像

食べ過ぎて,飲み過ぎて,話し過ぎて,笑い過ぎて,写真撮り忘れ.
気が付いた時には,〆の「ホルモン焼き」しか残っていなかった.
味付きではあるが,追加で魔法のアウトドアスパイスである「ほりにし」も投入.

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美味さ100倍.
まぁ,キャンプ飯は何食べてもたいてい美味い.

思えば,ここ数年はソロ,もしくは家族キャンプばかりだった.
かつてオートバイで日本中を回っていた頃は,キャンプサイトで偶然隣りになったライダー他と,よく一夜限りの宴会したものだった.

今回,初対面ではないないものの,同年代かつ同趣味であるO西さんと飲んで騒いで”あの頃”の感覚が蘇った.

それに...やはり,キャンプは良い.
たまには土の上,星の下で食べて寝ないと魂が干からびてしまう気がする.

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ただし,9月末の北海道の夜はかなり冷え込む.
ある程度予測していたので,ダウンジャケット長靴を持参してきたが,さすがに氷入りのチューハイだとカラダが震える(アル中ではありません)

そこで登場するのが,O西さんが持ってきたワインを暖めた「ホットワイン」

先にチューハイを飲んでいるので,いわゆるチャンポン.
翌日の頭痛を始めとする二日酔いが心配だったが,ホットにしたことでアルコールがとび,ぶどうジュース化.
特に無問題.新たな知見だ.

何か気持ちくなって,もはや明日のミーティングはどうでもいいような...(おいおい)

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既にかなり酔っているので,対象も構図もめちゃくちゃな本日最後の一枚.
キャンプ場のマナー的に21時前には宴会終了.
歯を磨いてトレイに行く.

ランタンの光が届かない場所で空を見上げると満天の星.
明日も晴れそうだ.

(その2)に続く.

EMONDAな旭岳からの美瑛ライド

2025/9/23 Tue

年齢を重ねてもヒルクライムのタイムは伸びる

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晴れ.温度:15 ℃,湿度:81%,体感温度:17 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SSW

祝日であるが,生活リズムは崩さない.
朝6時に起床し,いつも通りの朝食.
外は晴れ.絶好のライド日和である.

とは言え,そこは9月末の北海道.
既に朝はヒトケタ気温である.
山頂では初冠雪の報道もあった.
「走れるうちに走っておけ」の金言通り,今日はヒルクライムだ.

もちろんEMONDAで出撃.
ホイールは標準化している「DRIVE HELIX C57」
レースではないので,ライトやらベル,ツールケースは付けたままの公道走行仕様.
ウェアもインナーにレッグウォーマー.
ヘルメットはエアロ,シューズもリンタマン.
要するに軽量化は全く意識していない.

忠別川サイクリングロードをゆっくりとポタリング.
今日の勝負所は旭岳である.
登りセグメント開始ポイントまでは脚を温存.

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忠別ダムへのタイムアタックなら,ここからスタートだが我慢我慢.
しばらく進んでターコイズ色の橋から斜度が上がる.
脚への負担を避けるべく,早めにインナーに落とす.

ありゃ? 前方に2名ほど先行者が...マズイ.つい踏んでしま...いや我慢や...ついついパスしてしまいダム着.あぁ,いい天気だ.

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対岸に渡る.
個人的に下界の紅葉はこの辺りの木々から始まると思っている.
小さすぎる秋.

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ここからはノンストップでふもとまで移動し,旭岳ヒルクライムを開始する.
とっかかりの~9%はゆっくりと,引き足重視でハイケイデンス.
ガマ岩を越えてからの下り~平坦パートはアウターに入れて踏み倒す.
その慣性エネルギーを次の登りに利用.
斜度が緩い場所はギア一枚重く.
辛くなったらゾンビ走法(脳とカラダを切り離す).
何より重要なのは呼吸のリズム.

いい感じで登れている.

だが,最後の最後に伏兵が...そう,連休ゆえの駐車待ち渋滞である.
安全を確保しつつ,クルマと歩道の間をすり抜けて,セグメントのゴールであるロープウェイ駐車場に飛び込む.

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帰宅後,STRAVAセグメント「旭岳HC」のタイムをチェック.
「41:41」で,ベストタイムを更新!
これは素直にうれしい.

これまでは2019年6月29日の「41:52」が最速.
たった11秒の短縮だが,何よりうれしいのはこれが6年前の記録だということ.

チャリはDOMANE
確か軽量ホイール+ふもとまでクルマでトランポしてのガチクライムだったはず.
わずかな差とは言え,過去=若い自分に勝てたのだから素直に誉めてやりたい.

タイム以上に興味深いのは平均心拍数.
6年前の「163BPM」に対し,今回は「112BPM」
これは明らかに心肺機能の向上を意味している.

ゴールまで呼気2回,吸気1回の呼吸リズムを持続できたのもその証拠か.
自転車や水泳を始めとする,有酸素系のスポーツでは呼吸が重要なのは間違いない.

加えて,とあるYouTube動画で指摘されていた「腕の引き」を試す.
ハンドルを交互に引き,体幹をねじるようにペダリングするのだが,途中しっかりと肩関節伸展筋=上腕三頭筋の”張り”を感じた.

その昔は呼吸を楽にするために「手をブラケットから離して上半身を起こし,腕の力を抜く」なんてアドバイスがあったような気もするが,”攻め”を意識した場合,これはダメなようだ.

根性論ではなく,理屈でタイムが伸びる.
かようにチャリは奥が深い.

自転車趣味を始めたのは2006年頃.
旅先の急な腹痛にて診療所で受診したところ「脂肪肝」と診断された.
確かに写真に写る自らのお腹のでっぱりや顔の丸みが気になりつつあったのは事実.
職場の健診結果表も徐々にカラフルになりつつあったのも気になっていた.

Kazchariは元々球技が苦手だし,観戦も興味ない.
健康のため,自分でスポーツを始めるにしても,仲間や相手が必要なものは長続きしないことがわかっていた.
そこで白羽の矢が立ったのが自転車である.

何の知識もないまま購入したのがTREKのミドルグレードのフルカーボンバイク「TCT5000」
朝練したり,土日のポタリング,そして緩めグルメライドを楽しむ.
一応3本ローラーで冬も過ごしたかな.

趣味の方向性が変わったのが2017年.STRAVAに登録してから.
己や他人の走行ログが可視化されるようになり,モチベーションが爆上がりした.年間12,000km走る,とか.
男子は常に誰かと闘いたいのだ(最近はそうでもない?).

そして「DOMANE SLR7」を購入後はブルベやヒルクラレースに参加,いつの間にか走力も向上.
「速く走ること」にこだわりが出て来た.

自転車は乗り込めば乗り込むほど記録が伸びる.
これが球技だとそうはいかない.
プロでもなければチームを組むことはないので,遅くても速くても,勝っても負けても自分のせい.
言い訳が出来ない潔さが良い.

いくら記録が伸びるとは言え,生物である以上,加齢による限界はあるはず.
実際,カミヒルにせよ旭岳にせよタイム更新が5,6年できなかった.

それが,レースブーストがかかったとは言え,カミヒルタイム更新.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

そして今回の旭岳でのベストタイム更新である.
実にうれしい&楽しい.

Gemini先生に「年齢を重ねてもヒルクライムのタイムを伸ばす方法」を尋ねたところ,以下の回答があった.

(1)筋力トレーニングを賢く取り入れる

これは大いに賛成.
特に体幹筋大事(プランクとスーパーマン)だな.
こないだ腕立てしたら,肘部管を通っている尺骨神経に負荷がかかり,左手の薬指と小指にしびれが発生したけどな.
とりあえず以下のメニューを週5で続けている.

(2)栄養摂取と睡眠時間を大切にする

食事に関しては何の制限も設けていない.コーラは好物だ.
ただし,チャリトレ中にしか飲まない.回転ずし後は即ローラー.
寝る前は欠かさずプロテイン.
睡眠時間は...6時間切りはともかく中途覚醒が気になるお年頃.

中途覚醒が困る~問題解決行動を考える

(3)トレーニングの「質」を高める

Gemini先生は「インターバル」「高ケイデンス」を推奨.
前者は(e-BIKEのみなさんと行く)グラベルの激坂で,後者は引き足ペダリングで自然とそうなっている気がしないでもない(怪しい).
EMONDAにはパワメを装着.使いこなせているとは言えないが,3.5倍の200Wちょい越えなら(感覚的に)持続できそう.

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例によってビジターセンターにて赤コーラ休憩.
お客さん多いな.

ダウンヒルに備えてウインドブレーカー着用.
グローブは指出しで大丈夫.

これが真冬ならインナーを着替える必要あり.

ファットな旭岳初登りライド

湧水公園まで下りてウインドブレーカーを脱ぐ.
家で入れた麦茶は半分ほど.湧き水を足して満タンに.

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できればトンネルは通りたくないので,往路と同じく湖の南側を走る.
道道1116号で美瑛に抜ける,つまり「ユイの壁」に挑むが...

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あ,あかん全然脚に力が入らん.
旭岳クライムで使い切った?

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俵真布から朗根内に続く直線道路.
意外に交通量が多くて驚く.
いきなり現れたクルマに幅寄せされる.いや,たぶんこちらの存在に気づいてすらいないな.
安全のため,そろそろレーダー導入しようかなぁ...

美瑛中心にあるセブンイレブンにピットイン.

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真ん中の「魯肉飯ブリトー」がちょっとびっくりするほど美味かった.
ちゃんと八角が効いている.
しかも¥30引き.

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食事の際の定位置から見る風景.
チャリを停めるのもいつもここ.
なんてこたない景色だが,こういうのが記憶に残りそう.

さぁ,帰りますか.

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そしてすっかりお馴染みの丘の景色.

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最後に,これまた定番の倉庫脇でパチリ.
ホイールがいかつい.

そう言えば,今日はサドルを5mmほど上げた.
なぜだかこれでぴったり.
おかしい.これまでのポジションは何だった?

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つーことで無事に帰宅.

たまには記録狙いのライドも良いね.
しんどいけど.

次なる目標.
まだ伸びしろがあるうちに「カミヒルは50分切り,旭岳は40分切り」を目指したい.
ビッグマウスにならないように鍛錬,鍛錬.

BROMPTONなハッピーカリーライド

2025/9/20 Sat

戦略的撤退?

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曇り.温度:13 ℃,湿度:74%,体感温度:13 ℃,風速:2.2 km/時,風向:SSW

今週末は『BRM920霧立400』に参加予定だった.

だがしかし.土曜日夜から日曜にかけて北海道ほぼ全域で大雨予報.
Kazchariの走力だと,この時間はまだ日本海沿岸を走っている.

夜に雨に風に寒さに眠気,さらには無補給区間というなかなかの試練.

中間地点の「霧立亭」さんがランドヌールの到着時間に合わせて営業時間を延長してくれたり,運営が事前に注文の確認を取ったりと色々配慮があるブルベである.かなり気が引けたものの...DNSした.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

後でリザルトを確認すると,出走予定者の半数がDNS,さらにその約半数がDNFだったようだ.過酷!

それはさておき,天気予報通りに土曜日の午前中は曇りがちなれど晴れは晴れ.
気温もそれほど低くない.ライドに出かけましょう.

今日のチャリはBROMPTON
実は例の「Pハンドルバー事件」超展開をみせることになったのだが,詳細は後日.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

現状,ハンドルは「M」
今回はサドルを換えてみた.
本日はその試走も兼ねる.

元々うちの「Paris Edition」には「BROOKS Cambium C17」というなかなかの高級サドルが付いている.

C17C17

BROMPTONと言えば革サドルのイメージが強い.
確かに革サドルは快適(ケツにやさしい)だが,雨に弱い上,徐々に伸びてしまう.

しかし,この「C17」は見た目は革サドル風なれど天然ゴム製.
ゆえに快適かつ手入れが楽というふれこみ.
実際,こいつで200ブルベも走ったが,ケツの痛みはそれほどなかった(この時は肩甲骨周囲に激痛).

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

ただ,いわゆる”穴あき”ではないので尿道に違和感.
そして,これが最大の懸念なのだが...重い(約450g)

最近のBROカスタムの方向性は11月の「四国一周」を想定している.
持ち歩きを考えると,軽いに越したことはないのだ.

そこで手持ちのロード用サドルを色々試してみることにした.
本日のチョイスは,EMONDAに付いてきた「AEOLUS ELITE」(220g)
EMONDAの方は流行りの3Dプリントサドルに交換したので,ちょうど余っていたのだ.

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長距離旅の楽しさはサドルの快適さ=ケツとの相性にかかっていると言っても過言ではない.
「台湾一周」の際は,現地レンタルチャリのサドルが信用できず,日本から愛用のサドルを持参した.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

普段は直立気味のライポジであるファットに装着している格安サドル.
これが大成功.
台湾でレンタルしたSURLYにもぴったりだった.

ただし安い分,作りがなぁ...高級チャリのBROに合わない(そこ!?).
まぁ,近いうち,こいつも試す予定である.

いずれにせよ,見せてもらおうか,「AEOLUS ELITE」の実力とやらを.

なんだかんだで9時頃出発.
少し風がある.涼しい.
長袖インナーに本日はレッグウォーマーを追加.

本日の目的地は最近知人がオープンしたカリー屋さん.
場所は上富良野町内である.

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いつもの風格あるレンガ倉庫で撮影.
BROだと外国ぽくって雰囲気マシマシ.

そのまま国道452号を使って南下.
アップダウンの激しいコースだが好きだ.

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このルートでは最も標高が高い場所.
青空が欲しいところ.

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翌21日は第1回丘のまちびえいファンライドが開催される.
Kazchariは不参加.いかんせんいつもの散歩コースなので.

まだチャリビギナーだった2010年,この大会の前身である「第1回びえいセンチュリーライド」が行われ,それに参加した.もう15年前か.
センチュリーゆえ,60kmと100Kmの連続2日間開催.
初めて参加したロングライドイベントだったが,これがまぁキツかった.
もう初日の60kmでカラダボドボド.今だとウォーミングアップ相当の距離だが成長したもんだ.

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この辺りはどこを走ってもジェットコースターな路.
下りはいいけど登りは脚力ないとキツかろう.
普通の観光客は電動チャリだから平気か.

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絶景が続く.

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丘陵地帯を下りて上富良野の町中に向かう.
下は美瑛の”ガイジン”人気がわかる看板.

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約束の地「日の出公園」着.
トイレ休憩.
今日は登りません.
そろそろ紅葉が始まる頃か.

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つーことで本日の最終目的地ハピカリさん着.

オーナーは知人のGさん.
昨年の「かみふらの十勝岳紅葉まつり」にて,旧(?)凌雲閣で臨時開業.
この度,町内に本格オープン.

Topstoneな十勝岳紅葉&カレーライド

12時ちょい過ぎだったので混んでいるかと思いきや...当初,客はKazchari一人.大丈夫か...(後からお客さんたくさん来ました).

限定メニューの「エゾシカ煮込みスパイスカリー」を注文.
数量限定でなんと¥700! 安い.+¥100でライス大盛りにした.

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美味し.
まず驚くのは肉の柔らかさ.
長時間煮込まれているのがわかる.
鹿肉などのジビエ系は臭みが気になるところだが,スパイスが効いているのか全く気にならない.
ただし,鹿肉はめったに入ってこないので,いつでも提供できるわけではないそうな.

思い出すのが2004年にグアテマラで食べたジビエ定食

2004年4月9日撮影

今はどうかわからんが,当時は『地球の歩き方』にも載っていた名物料理.

アルマジロ,七面鳥,テペスクインテ(食用ネズミ),牛肉ソーセージ,牛肉と鹿肉のハンバーグ,鹿肉の盛り合わせ.それに黒豆の塩煮,ピラフ,チーズがかかったもの.
味は...忘れた.けど残さず食べたな.

そうそう『ハピカリ』の通常メニューは現状,

「道産チキンのカシミール風スパイスカレー」

「上富良野ポークの賄いスパイスカレー」

の2品である.

食べ終わる頃,チャリ仲間のAさんたちがやってきた.
なんとカミヒルをキメてきたらしい.
上は相当寒かったそうな.

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食後のスパイスコーヒーをいただきながら,ガンプラ話やらGQX話に花を咲かせた後,お暇.
ちなみに冬期間もオープンするそう.また来よう.

で,美瑛に向かってもう一乗り.
天気は怪しいが,このまま帰るのはもったいない.

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例によって,いい感じのグラベル(入口)を発見.
冒険への扉である.
次回のお楽しみ.

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「新栄の丘」着.

さすがにケツが痛くなってきた.
ダンシングが増える.
うーむ.高級サドルでも100kmは厳しいか.

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ちなみに気温は21℃表示.
いまだ酷暑に苦しむ本州のみなさん,すいません(皮肉はやめよ).

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なぜか美瑛の町はずれに新セイコマがオープン.
景観配慮の地味看板?

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そばの格安自販機で水分補給.

なにやら日本コカ・コーラ社の自販機事業が大赤字(500億円超)らしい.
その最大の要因は値上げによる買い控え.

そらまぁ,500mlのペットボトルが¥200になったら買わんよなぁ...
スーパーどころかコンビニより高い.

とは言え,赤字解消のため自販機撤去が進んだりするとチャリダー的に非常に困る.
商店も何もない人里離れた郊外に自販機が設置してあるのは日本だけ.
何度命を救われたことか.

北海道の場合,自販機のそばにゴミ箱がない問題もある.
販売の機会損失であるとこれまでも訴えてきたが,何やら「空き缶からの甘い匂いがヒグマを呼び寄せるからゴミ箱は設置しない」っという説も聞いたがホンマ?

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美瑛の町からは,久々に「就実の丘」経由で帰路につく.
BROMPTON,登りは得意だが下りは苦手.
小径車ゆえ安定感=安心感が乏しい.

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丘を下ると,空港への進入路にあたるためか,建造物のない開けた草原に出る.
自宅付近こんな道だらけ.
ホンマ恵まれている(チャリ趣味万歳)

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空港の正門.
頑丈な門が有事を想起させる.

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つーことで,貧弱ゆえDNSしたブルベ代わりの調整ライド.

多少ケツ痛はあったが,今日使った「AEOLUS ELITE」も悪くなかった.
元の「C17」よりは合っているかも.
いずれにせよ直立座りのBROPTONは,ロードよりサドル探しが難航しそう.

一周回って,やはり「セラ・アナトミカ」なのか

Topstoneな深川行ったら自転車道とラーメンがベネだったライド

2025/9/15 Mon

いま 風のなかで

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晴れ.温度:20 ℃,湿度:72%,体感温度:22 ℃,風速:8.6 km/時,風向:SSW

前日のライドで汚れまくった我がTopstone.

来週末の400ブルベに向け,Topstoneに再度TTバーとライト装着用延長バーを装着.
そして『納沙布岬1200』で小穴が開いてしまったタイヤに詰めたボンドを,走って削る(キレイにはならん).
スリックタイヤのままだが,ついついグラベルに突入してしまう定期.

翌祝日も朝から快晴.

洗車前に今日もこいつでライドすることにした.
もちろんTTバーは付けたまま,タイヤもスリック.

となると,自ずとグラベルメインではなく舗装路中心のLong Slow Distance.
最近ご無沙汰な深川方面に行くこととした.

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いつも気になる「管理人え」表記.
少し登って,まずはお気に入りのグラベルに突入.

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最初はやや荒れ気味の舗装路(下り).
この道は奥に牛舎があるため,積雪期でも開通している.
面白いことに雪上の方がはるかに走りやすい.

ファットな今シーズンラストのスノーライド

同じ道とはとても思えない.

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左の道が気になる.
この林道は脇道があちこちにあるが,熊出没が頻回の昨今,さすがに1人で散策するのは気が引ける.
とは言え,チャリでグラベルライド中に襲われた...という話はついぞ聞かんけどな(遭ったら終わりか)

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昨日も思ったが,さすがPanaracerの誇るGravel King.
無印=スリックなのだが,こんなフラットなダートだと何も問題なく飛び込んでいける.35Cの恩恵か.

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舗装路(リエゾン)を経由して国道12号へ.
長らくの工事によって入口が閉鎖されていた自転車道に入る.

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車道時代だった頃の名残り隧道.
光の入り方が美しい.

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落ち葉が多いものの路面状況は良好.
いつも通り,対岸のサイクリングロードが気になって仕方がない.

崖崩れで通行止めとなって十数年.
もはや旭川市に修復の余裕はないらしい.もったいない.

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例の事件ですっかり有名になった神居古潭.
橋上は車両通行禁止.
だが,そこは自転車.降りて押せば無問題.
まぁ,今日は渡る気なし.ましてや例のトンネルは...怖い.

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先へ進みましょう.
道道57号を走る.
グラベルを経由したせいか小腹が空いた.
セイコマ納内店にピットイン.

(道内)SNSで話題沸騰中のセイコマブランド「あんバターサンド」を発見.
食べてみる.

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道産あずき,粒あん,小麦粉,豊富牛乳・バターを使った究極の道産子スイーツ(決して柳〇のパク...ではない).

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この小型サイズにしてそのカロリーは...なんと269kcal
こんなんライド中しか食べたらアカン奴や.

そういや昔,こんなんもあったな.

『チェリオ クリーミーマヨネーズ』を食べた

ちなみに体重58kgのKazchariだと,25km/hのサイクリング30分で消化するらしい.ありゃ? あっという間になくなるやん.

納内交差点名物のマネキンと.
ついに撮ったどー!

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で,深川市内着.
お昼にはまだ早い.
このまま未知の道を探索することに.
石狩川まで行き,河川敷のサイクリングロードを下流方面に進む.

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風が強く,上の写真の後,Topstoneが倒れてしまふ.
もろ向かい風になるのだが,そんな時に便利なのがTTバー.
あるとないとじゃ大違い.

堤防からの合流点には車止めがある.
関西や台湾の「メタルクワガタ」と異なりひっかかりを気にせずスルー可.

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開けた草原に出る.
いやいやなかなかに美しい風景.
旭川近辺ではまず見ない.
何よりも人が全くいない.

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上の写真のような道をしばらく走り堤防に上がる.
ここはここで,車道と並走なのかやたらに広い.
レーン区分の明瞭さは台湾なみ.

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このままどこまで行けるのか試してみたいところだが,さすがに時間切れ.
堪能しました.

サイクリングロードを降りる.
農地を貫くグラベル発見.爽快.
「日本では走るところがない」だの,散々な言われようのグラベルロードだが,北海道では実に有用.

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さすがに空腹を覚える.
深川の市街地に戻ったところで,Google先生におすすめを尋ねる.
すぐ近くのラーメン屋が★多め.行ってみる.

麺屋 山龍

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12時過ぎだったが,カウンターに空き.
こういう時,一人がありがたい.

「コク味噌ラーメン」(¥1,000)を注文.
初見の店だと,Kazchariはとりあえず「味噌」派なのだ.

隣に座ったカップルの行動が興味深かった.
なぜかラーメンの待ち時間,テーブル上のティッシュを次々に取って,ず~っとテーブルを拭いている.
気が付けば目の前にティッシュの山.
さらにはスマホと財布の上にもティッシュをのせてバリアー.
そんなに脂ベトベトが気になるならラーメン屋は避けた方が良いのでは?

とかなんとか,おせっかい横目線で観察していると,注文した味噌ラーメンがやってきた.

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いやいや,これが実に大当たり.

ハズレ店では「コクもうま味もない塩分過多の味噌味」が出て来るのだが,ここは違った.
コクは元より,まるで牛乳を混ぜたようなまろやかさがある.
辛味もほどほどで,ちょうど良いバランス.
チャーシューもデカい.
この店は堂々と人におすすめできるっつーか,自分でリピート確定やな.

さぁ帰りますか.
同じ道で戻るのはもったいないので『旭川200』のルート,すなわち湯内峠回りを選択.
途中,どこかで見たなぁ...と思しき建物を発見.

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おぉ,ここって『納沙布岬1200』のPC2やん.
ついこないだ走ったところやのに,何かもう懐かしい.

当然,次に現れるのは全長2km近い湯内トンネル.

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灼熱地獄だったあの日は,ありがた山の天然(?)クーラーだったが,本日は寒いくらい.北海道はすでに秋模様.

豪快ダウンヒル後,本日は旭川方面に進路を取る.

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ここの水門から河川敷のサイクリングロードに入れば,家まですぐ.

帰宅後,Topstoneの洗車開始.
それにしてもケミカル品の消耗が激しいなぁ...洗いすぎ?

いや,チャリが多すぎ.

モンキー125,シン・そばを食べに幌加内まで

2025/9/6 Sat

それが理由

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翌日9/7は「第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会」
ゆえに本日はチャリ練はせず,脚を完全に休める日とする.

起きる時間はいつもと同じ6時.
先週,息子とのゆるポタ時に買った『軽キャノン』を組み始める.

BROMPTONな息子とガンプラを買いに行くライド

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例によって「RG」かと言わんばかりのパーツの細かさでローガン殺し.
作業中は眼鏡を外して,超近接距離でゲート処理&パーツはめをしてゆく.

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今回から製作に新兵器を導入.
それがこれ.

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普通のガラスヤスリなのだが,異様に厨二病感たっぷりの商品名(とパッケージ).よくわからない装飾.だが性能はホンモノ.
クラシックな鉄ヤスリよりはるかに使いやすい.

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さて,9時半になった.
天気も良いし,久々にモンキー出しますか.

メールをチェックすると市立図書館より予約本確保の連絡.
仕方がない.
10時の開館を待って,本を受け取ってから遠出することにしよう.

本日の行き先は...幌加内
先週は「新そばまつり」の大盛況がニュースになっていた.
普段静かな町内が,観光客でごったがえしていたという.

ところが,この祭りは今年で開催終了だそうな.
理由は人出不足.
そう幌加内は過疎の町なのだ.
小規模な地方イベントは次々と消滅していく.

祭りからちょうど一週間.
今日だと,それほど混んでなかろう,”新そば”とやらをいただくか.
近くに温泉付きの「道の駅 森と湖の里ほろかない」もあるし,お風呂グッズ持参でな.

つーことで出発.
しばらく車庫で眠らせていたせいか,蜘蛛の巣だらけ.
エンジンは問題なく始動.
頭の中で「ピピピピピ ♪ I Just Feel Rhythm Emotion~」が再生される.

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まずは江丹別へ.
ついこないだ「納沙布岬1200km」で通った道.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

あの日はこの後,北見まで向かったが...こんな風にオートバイやクルマで走っていると,いかにブルベが狂気に満ちているかがわかる.

どう考えても距離感がおかしい.

同時に人力を推進エネルギーに最も効率よく変換するチャリの性能にも,改めて驚嘆.

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よくわからないネーミングの「若者の郷」へ向かう丘陵地帯を走る.
あぁ,ここもTopstoneで一度来たな.
アップダウンの激しいトレーニングにうってつけのルートだが,オートバイだと関係なし.

それにしても...リアの巨大なトップケースがブサイク.
確かに無い方が良いのは間違いない.
でもこの便利さには代えられない.

江丹別峠を越えると,そこはもう幌加内

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3年前の「旭川200」でも立ち寄った食堂へ.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

開店間際だったが既にクルマやバイクが数台停まっている.
ちょうど出て来たカブのライダーに「混んでますか?」と尋ねる.
「1人ならカウンター空いてますよ」と教えてもらって入店.
ブルベの時と同じパターンやな.

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つーことでカウンター席へ.
このお店,「そば」だけではなくうどん,ラーメン,カレーなどなんでもある.

とは言え,ここはやはり「そば」でしょう.
そしてたんぱく質摂取を考えて「肉そば」(¥850)にした.
豚肉の量多め.美味し.
これと「月見そば」が同じ値段なのが謎.

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にしても...先週の大混雑は何だったのか...という人の少なさ.
「新そばが食べたいにしても,1週間遅らせれば余裕なのに...」と思っていた時期がKazchariにもありました.

この違和感を解消すべく,Gemini先生に「幌加内の新そばについて教えて」と質問した.

幌加内の新そばは,イベントとしては「第30回幌加内町新そば祭り」が2025年8月30日・31日に開催され,これが最後のイベントとなりました.
祭り以降は,収穫された新そばを一般的に食べられるのは,そばが乾燥・加工され、各店舗で提供される10月から12月頃までです

...な,なんだと?

つまり,今日食べた「肉そば」≠「新そば」だったということかぁ.
お祭りの時しか食べられないから人が来るのか.
これは1本取られたなぁ.はっはっはっは~(ちゃんと調べましょう)

まぁ,こう見えて(どう見えて?)Kazchariは味音痴.
むしろ「そば」よりも「うどん」派なのだ(意味不明).

さて,昼も食ったしサ活へGo.
一番近いのはもちろん「道の駅」なのだが,このまま向かうのも面白くない.
近場で行ったところがない場所を,と「サウナイキタイ」を起動.

剣淵温泉 レークサイド桜岡が表示された.

おお,目の前は何度か通ったが中は知らぬ.
行ってみるか.

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ちゃんとオートバイ専用の駐車場がある.
ヘルメットを脱ぎ,膝のプロテクターを外す.

夏用のバイクパンツを所有していないので,ふつうのコットンパンツの上に装着している.
まるで教習所? いいのだ.見栄よりも実用性.
転倒して膝を割るよりマシ(経験者)

ちなみにジャケットはこれ.

肝心の胸部プロテクター付き.

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入浴券は自販機.
しっかりと「JAF割引」ボタンを探す.気のせいか目立たない位置にある.

フロントから浴室までは遠い.
2階に上がって,渡り廊下を歩いた先にある.

¥100ロッカー,使えるモノと使えないモノが混在.
いずれにせよ各部の老朽化が目立つ.

ボディソープ,シャンプー,コンディショナーあり.
カラダを清めてサ室へ.
ストーンのドライ式.ロウリュウなし.室温は90℃ほど.
レビューだと地元のじーさん達に占有されている...という記述もあったが,今日はガラガラ.
むしろ,観光客っぽいおとーさんが,小さい子どもを水風呂で遊ばせていて,それが邪魔.

露天風呂なしなので外気浴不可.

浴室内に白リゾートチェア4脚.
幸い,ガラス面の一部が網戸開口.
そこの前のチェアを確保すると,風が入って来るので疑似外気浴.

心地よく3セットをこなす.
その後のラスト浴槽が気持ち良き.

脱衣所のサーバーの水をたらふく飲んで退館.
悪くはないが,あちこちに貼ってあるテプラの注意書き(〇〇するな)の量が異常.それだけ非常識な行為が横行している?
一応ホテルだが,地元の高齢者が銭湯代わりに使っている場所...が実情なのだろう.

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国道40号を使って帰路へ.
やはりチャリと違って速い速い(速度差が2倍以上).
39号に乗り換えて,あっと言う間に当麻のセイコマ着.
チャリじゃなくても腹は減る.ここで補給.

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なんかブルベ中と買う物が一緒.
食べながらメールチェック.
朝行った図書館から,もう1冊の予約本が確保できたとの連絡.
閉館は17時.今から向かえば間に合いそう.

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つーことで,再び図書館へ.
久々にシェルパ斉藤の本を借りる.
タイトルのみで予約したが,おっさんのヒッチハイクって成功するのか?

その昔,高速のSAで北海道旅行中のヒッチハイク青年を乗せたことがある.
まぁ,その彼が何ともつまんないヤツで何を聞いてもナマ返事.
逆にこちらのことを聞きもしない.
ようするに単なる”アシ”扱い.
乗せてもらった以上,ドライバーを楽しませるのが「対価」だと思うのだが...(Kazchariならそーする)

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で,無事帰宅.

言うまでもなくオートバイツーリングはリスクが高い.
私見だが,絶対スピードが速い分,チャリより危険なのでは?
ちょっと丈夫なヘルメットをかぶっている以外の差はあまりない.

オートバイにも40年近く乗っているが,帰宅時には「今日も運よく生き残った」といつも思う.

どうして,そこまでして乗る? ⇒ それを上回る快感があるから,としか言えない.

ヨメさんと息子はラグビー遠征で留守.
孤独の夕食はカーボローディング.
昨年の「ふるさと納税」で送られて来た「佐賀牛のハンバーグ」を贅沢に2個焼く.
定番の返礼品だが,美味し.

何やら政府の横やりで「ふるさと納税」のポイント付与がなくなるそうな.
ラストチャンスは9月一杯.
さて,何を頼もうか.

明日はいよいよカミヒル本番!
5時に起きて臨戦態勢,である.

天気予報は...80%,雨だと!

EMONDAなカミヒル大会まで1週間!ライド

2025/8/31 Sun

決戦ホイールとは?

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曇り.温度:21 ℃,湿度:81%,体感温度:22 ℃,風速:4.6 km/時,風向:WSW

1週間前である.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

SNSでエントリーリストが公開されている.
同じクラスの参加者をチェック.
知っている名前がチラホラ.
ぐおー,あの人も出るのか.
ついてったらタヒぬな...

よく考えれば今期はブルベが中心でレースは初.
出るからには燃え尽きましょう.

先週は当日に使用するEMONDAで試走.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

手ごたえがあったのかなかったのか,歴代3位の記録.
ただし,5年前の自己ベストには程遠い.

本番はレースゆえ,若干タイムは伸びると思われるが,もう少し追い込んでおきたい所である.

そこで1週間前となる本日は,いわゆる「決戦ホイール」での試走を実行する.

我が「TREK EMONDA SLR7」はProject ONEで組んだ機材で,ホイールはメーカー最軽量の「BONTRAGER Aeolus RSL37」
カタログスペック上はF:600g,R:725gである.
もちろん,実際はこれにタイヤやらチューブやらディスクローター,スプロケットが付くのでもっと重くなる.

ボントレガー Aeolus RSL 37 TLR ディスク ロード ホイール

元々付いていたタイヤは「BONTRAGER R3」の28Cでブチルチューブ仕様.
これにディスクローターとスプロケットを付けると...

F :1,100g
R :1,600g

となる.
体重計を使った簡易測定なので10g単位はわからないが,これでも軽い方ではなかろうか.

で,こいつを決戦ホイール化するためにタイヤを『PANARACER AGILEST LIGHT 25C』,チューブもTPUに交換した.

その結果.

F :1,000g
R :1,400g

あれ? 同じタイヤとチューブなのに,何か前後で計算が合わない気もするが,まぁいいでしょう(適当すぎる)
単純に300gは軽くなった.
ホイールという回転体でこれはデカイ(はず).

カーボンリムのタイヤ交換は初めてだったが,アルミと全然変わらん.
むしろ,タイヤが柔らかいせいか全然苦労しなかった.
これなら外出先のパンクにも即対応できそう(グラベルタイヤのトラウマ)

ただし,このAGILESTというタイヤ.
特殊なコンパウンドを使っているのか,やたらベタベタする.
交換後は手もベタベタ,リムもベタベタ.
パーツクリーナーとコーティング作業が必須.

つーことで日曜日である.
曇り気味だが雨は降っておらず,気温も高くない絶好のヒルクライム日和...のはずだったが.

なるべく本番に近い状況にするつもりで,ウェアもピチピチのワンピース.
インナーも着ない.寒かったらどうする?

合法ドーピングも実施.

持久力向上だそうな.
朝食後に500cc飲んで,500ccをボトルに入れる.
水や麦茶より効果ありやなしや.

ハスラーにEMONDAを積んで,いつもの「日の出公園」へ.

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道中,青空も見えていたが,かなり天気が怪しくなってきた.

隣のクルマも試走の準備中.
札幌から来られたOさん親子.
来週出場されるそうな.

「いやー,僕らは1時間かけてゆっくり登りますから~」

それはゆっくりとは言いません.

さて,最後の軽量化を終えて走り出すKazchari.
ホイールを交換した際,いつも気になっていたブレーキ鳴りもなく,「さぁ,行くでぇ~」と思った瞬間,雨がポツポツと...
やがて点が線になり,みるみるうちに路面が濡れて来た.
一旦車内に退避.

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天気予報を確認すると,ピンポイントでこの近辺だけ雨雲がかかっている.
どういうこっちゃ.
幸い30分ほどで止むそうなので,しばし待機.
登攀開始後,もしくはダウンヒル中でなくてよかった,とポジティブシンキング.

ハッチバックを開けて雨宿り.
しばらくすると,『旭ヶ丘ヒルクライムアタック』の中の人,Gさんがやって来た.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

同じく試走予定とのこと.
次に,ちょうど山から下りて来た”オレンジの妖精”ことIさん
さらには今大会の実行委員長やらI林ねーさんなど,続々と知り合いが参上.

おお,何だか盛り上がってまいりましたぁ.

予報通り雨も止み,青空がチラホラと見えてきた.
ゴール付近はどうなのかわからんが,さぁ,逝きますか.

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計測地点前なので止まってパチリ.
よくよく考えれば,5年前のベストタイムを出した時は「ここから計測だ」とか「ペースがぁ」とか「引き足がぁ」とか一切考えずに走ってたなぁ.
それが若さか...

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つーことで前回の試走通り,「引き足を使う」「平坦で踏む」「分岐点までは抑える」を実行.
途中で3回ほどボトルのパラチノース補給.
その結果...54:39で歴代3位.

1週間前は54:51だったので,たった12秒の短縮か...決戦ホイールとは?

もうちょっとええタイムを期待してたけど甘かった.

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肝心のエンジンが回っとらん.
スタート前のウォーミングアップで何とかしたい.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

凌雲閣前に移動.
その時,駐車場で会ったOさんが最後のスパート.
おお,息子さんよりお父さんの方が速いんや.

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御覧の通りの霧で展望皆無.
ウインドブレーカーを着て,そそくさとダウンヒル.

今日はあくまで決戦ホイール(タイヤ)の皮むき.
前回の様に白金温泉周りなどの寄り道はせず,真っ直ぐ上富良野町内に戻る.

ちょうど昼時.
昼食のためにセイコマにピットイン.

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さすがに下界は晴れている.
「かつ丼」と「ブラックコーヒー」のセイコマセット.
この日を最後にコーヒー断ち,いや朝の一杯だけにして,レース前のカフェイン注入効果を狙う.

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食べ終えて出発寸前,1台の黒いチャリがやってきた.
挨拶すると,最近上富良野駅前でレンタルチャリ屋をオープンされたO関さんじゃあ,あーりませんか.

RentalBike and BikeTour CogCog

次に先ほど下りでスライドしたGさんも到着.
ラックは満車状態.

で,公園に戻る.
みなさん,試走を終えて帰った?
いや,これまた知り合いのロケッティアNさんがいた.
カミヒル試走ではなく,スタンプラリーをしてたそうな.

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ハスラーにEMONDAを積み,先週同様,そばの『フラヌイ温泉』へ行く.
今日はちゃんとJAF割引¥600で入りました.

2時間ほど待ったりと過ごして帰宅.
雨天走行のEMONDAを洗車する.

シューズも洗おうと手にした時,何か違和感.
なんと片足のヒールのゴムパーツが無くなっていた.

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あぁ,だからコンビニの床とかでツルツル滑ってたのか.
どこで外れたのか見当もつかん.
さてどうする?

ちなみにこのシューズはGIRO『PROLIGHT TECHLACE』
片足150g以下という驚異の軽さを誇る,正にヒルクライム用決戦シューズなのだ.
4年ほど前に海外通販で購入.確か¥40,000ぐらいした.
まだまだ使いたい...どころか来週使う!
ここは是非とも修復したいところ.

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Google先生に尋ねたところ,某靴修理専門店(チェーン)がトップ表示.
夕食も兼ねて行ってみることに.

ところが,そのお店,靴の裏を見るなり「当店では修復できません」とばっさり.
えー,後ろに加工パーツ一杯並んでるやん.
せめて「可能かどうか検討させて下さい」とかにはならんか?

と,ゴネても仕方がないのであっさりと引き下がる.
残る道は...自作か.

ゴム板加工? プラ版積層? エポキシパテ?

様々な方法を思考.うちに3Dプリンターがあれば...
とりあえず,うちの道具箱をひっくり返して見つけたのが「硬質スポンジ」

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緊急処置としてこいつを強力両面テープで貼ることにした.
とりあえず1日持てばヨシ.
極端に言えばこのシューズで歩く場面はほとんどない.
基本,空中でくるくる回しているだけやしな.

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で,他に良い方法はないかと検索すると...なんと公式オンラインストアにてスペアパーツを販売していた.

GIRO CYCLING 公式オンラインストア

正に灯台デモクラシー.
ただし,よく見ると少し形状が違う.
Kazchariのシューズのヒールは接着式だが,通販のモノはネジ式.
このまま買ってしまうと,何かやらかしそうだったので,メールで問い合わせてみた.

早々に返事あり.

どうやらKazchariのシューズは初期生産型で,その後ネジ式に変更されたらしい.
ここからが肝心で,カーボン底の状態が良好であれば,ネジ溝を新たに切って,この新しいヒールを付けることが可能らしい.

へぇ,そんなこともあるんや.
底の状態確認のため写真を送ってほしいとのこと.
「カミヒル」終わったら頼んでみるか.

にしても...大会当日の天気予報が少々怪しい.
レースなので猛暑よりも雨の方がマシなのか?

I did everything I could.

BROMPTONな息子とガンプラを買いに行くライド

2025/8/30 Sat

違うんだよ,かーちゃん

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晴れ.温度:21 ℃,湿度:79%,体感温度:24 ℃,風速:2.0 km/時,風向:ENE

今秋,四国を旅することにした.
もちろんBROMPTONと一緒だ.

2年前の台湾に続いて,島を時計回りで一周が目的.
余裕があればサイクリストの聖地「しまなみ」にも寄りたいところ(実は走ったことがない)
まぁ,1日~150km程度でのんびり走る所存である(それはのんびりではない)

詳細な計画は別記事にするが,何より重要なのは遠征ゆえの輪行方法.

いつもは北海道しか走ってないので,クルマ移動ばかり.
いや,2回ほどフェリーに乗せたか.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

台湾一周は現地レンタルチャリだったし.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

友人に飛行機輪行の留意点を聞いたり,ネットで情報収集したが,途中であることに気付いた.

「国内だし,チャリは宅急便で送ればいいんじゃね?」

そう,JALなどのフルサービスを使えば運賃に預け荷物代も含まるが,そもそもが高い.
少し調べたら松山往復¥60,000で吹いた.

ところがLCCだと,往復¥25,000程度.
追加の預け荷物代(片道~15kgで¥5,600)が宅急便代(往復約¥7,000)をはるかに越えてしまうのだ.
160サイズに収まってしまうBROMPTONならではの裏技である.

よく考えたらスキューバダイビングを趣味にしていた頃は,22kg越えの器材入りのトランクを,先に沖縄に送って身軽に移動してたな.
あれと同じ.

この方法に決定.
計画の詳細は後日,記事にする予定.

で,土曜日の話に戻る.
この日は朝から激しい雨.
ライドは難しい.

仕方がない.
旅の予定も決まったことだし,我がBROMPTONを少々いじることに.

まずは前から気になっていたブレーキレバーの角度.
折りたたみ時を考えて垂直気味にセッティングしていたのを,手の角度が自然になるように調整.
なんや,折りたたみも含め全然問題ないやん.

そして,新品のままフレーム内にずっと収納してた「輪行袋」を初めて展開.
BROを入れてみることにした.



ワイズロードさんのオリジナル商品(?).
現地でもバスや電車移動することもあろう.
久々にフレームから引っ張り出したら,収納袋にサビが付着していた...噂通り,BROのフレーム内って錆びるのねん.

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使ってみて気づいたが,これは「袋」ではなかった.
上下とも開口している.
「袋」にしたい時には底をヒモで絞る仕組みになっていた.
緊急用としては軽量だし悪くない.

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ただし肩掛け用のストラップなどは付属していない.
専用品ではないが,ちょうど良いモノをAmaで発見⇒購入.

これで現地でも使えるだろう.
再収納前に錆止め剤をフレーム内部に噴射しておく.すでに遅い?

とまぁ,色々いじっているうちに時刻は14時を過ぎた.
雨も止んで陽がさしてきた.

すっかりサボっていたため,ぼうぼうの庭を草刈り機で成敗.
家屋周辺の雑草も抜く.
なかなかの重労働.だが,これもトレーニングの一環.
まぁ,もうしばらくすれば雪が全てを覆いつくすのだが.

作業終了.

中1の息子は例によって部屋に閉じこもってパソコンいじり.
そろそろ急にドアを開けるとヤバイお年頃である.

部屋の外から「とーちゃん,今からチャリで出かけるけど,一緒に来るか?」と声掛け.

部屋から顔を出した息子.
しばし逡巡後「おもちゃのヨシダに行くなら行く」
きゃつは目的がなければ動かない.おそらくガンプラ目当て.
仕方がない.連れてってやろう.

実は先々週も同じような状況で外に連れ出した.

息子はGIANTのMTB
Kazchariはファット
もちろんちんたら走る息子を「貧弱ゥ! 貧弱ゥ!」と煽りながらライド(ひどい親だ)

今回,Kazchariは先ほどポジション変更したBROMPTONを用意.

それを見た息子.にやにやしながら,

「えー,とーちゃん,今日はそれぇ? マジかぁ(これなら勝てる)」

とナメた態度.

アホめ.
とーちゃんはこいつで200km走ったり,カミヒルを1時間ちょいで登ったりしているのだ.
もちろん,サイクリングロードに入ってからは息子を「モンキーが人間に追いつけるかーッ」と煽りつつ,サクッっとぶっちぎる(100億%大人げない)

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それでもグチらずついて来る息子.
エラいぞ.いや,それほどまでにガンプラが欲しいのか?

つーか,うちの息子,チャリで速く走ることに全く興味がない.
一介のラグビー少年なのだ.

下はサイクリングロード上の行き先案内.
札幌はともかく「宗谷岬」にはさすがに無理矢理感が.

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駅前を通り過ぎ,なんだかんだでサイクリングロードをアウト.
「おもちゃのヨシダ」はすぐそこ.家から12kmほど.

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到着.
「疲れた.疲れた」とうるさい息子.貧弱か.
実は,ここまでチャリで来るのは初めてではない.
以前乗っていた子供用の12インチのチャリでも一度来ている.

あの頃に比べると,あっという間に着いたやろ? ⇒ うなずく息子であった.

ガンプラコーナーを物色.
おお,ネットでは未だに転売価格の『軽キャノン』があるではないか.

迷わず手に取る.もちろん定価販売だ.

で,息子の方はあーでもない,こーでもないと店内をウロウロ.
元々は自分の小遣いで買うつもりだったが,値段の折り合いがつかず悩んでいるようだ.

仕方がない.
ここは一肌脱ぎましょう.
おい,息子,¥1,000までまでならおごるぞ.

「マジか」と手に取ったのはHG「シャア専用ズゴック」
まずまずの選択だ...というほど他の在庫がなかった.まだブームは続いている.

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さて,帰り道.
橋の上で休憩.
この後は容赦のない引きでサイクリングロードをひた走る.

このように息子と一緒にチャリで走るのもいつまでだろう.
息子は成長し,Kazchariは老いる.
「貧弱ゥ!」と煽れるのもいつまでか.

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いつもの定点観測地点にて.
今はこんな曇天だが,明日は大会直前二回目の試走予定.
晴れるかな.

そうそうBROMPTONのレバー角度,ちょうど良かった.
軽量化を始め,何か色々といじりたくなってきたなぁ...BRO沼にはとっくの昔に堕ちている.

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Kazchariの『軽キャノン』は積みプラ行きだが,息子は帰るや否や『シャアズゴ』の製作開始.
夕食前には完成.
そこで,Kazchariは昔作ったRGの『シャアズゴ』を展示棚から持ってきて,息子と二人して「あーでもない,こーでもない」と品評会.

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それを見たヨメはん ⇒「どっちも同じやん」

息子   ⇒「全然ちがうやん!」
Kazchari   ⇒「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」

今宵も平和である.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

2025/8/24 Sun

本番マジか

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:75%,体感温度:25 ℃,風速:8.8 km/時,風向:NNW

『カミヒル大会』がいよいよ近づいてまいりました.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

プライベートでは何度も登っているものの,大会は初エントリー.
年代別(45~59)で表彰台を狙いたいところだが,このクラスもおそらくヒルクライム怪人だらけ.
ここは遠慮気味にベストタイムの更新を目標にしよう.
滾れ! オレのアドレナリン!

つーことで,昨日のグラベルに続き,今日は山岳だ.

EPICなチョボってからのグラベルライド

もちろんマシンは大会当日も使うEMONDA

今年,カミヒルにはBROMPTONで2回ほど登攀.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

12速のP-Lineは見た目以上,想像以上によく走る.
カミヒルもそれほど踏まずとも登れる.
余裕があるため,にコース&斜度の記憶と引き足ペダリングの良い練習となった.

そして満を持してEMONDAでの試走である.

BONTRAGERの純正「AEOLUS ELITE」サドルを”なんちゃって”3Dプリントサドルへ換装.230gが160gとなり,70gの軽量化

ただし,ホイールは「DRIVE HELIX 57C」のまま.
重さはいくらだ?
とっておき(決戦ホイール)は直前まで取っておくのだ.

で,9:42.日の出公園到着.
これから登る人は...いた.
高校生かな? 父親が背中にハイドレーションパックをセット中.

挨拶して「これから登りですか?」と尋ねる.
「はい」という返事.

遠征組かつ,息子さんは体形的にいかにもなクライマー.
追いつくか? 追い越されるか?

EMONDAをハスラーからおろす.

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しばらくすると今度は帯広ナンバーのハイエースが.
そこからロードが数台出てきた.
どこかのチームかな.

さすが大会2週間前である.
先程の親子もこのチームも試走っぽい.

で,Kazchariはクールに発進.
すぐにストップ.
サドルが前下がり気味だったので修正.
一応カーボンレールなのでトルク管理に気を付ける.

リスタート.
計測地点の「旭野1班会館」まではのんびりと.
今日はEMONDAなのでパワーメーターも付いている.

- 序盤は240W(4倍)を越えないように
- 2カ所ほどある平坦パートはフロントをアウターにして踏み,タイムを稼ぐ
- 心折れ坂からの急坂
も呼気2,吸気1のリズムを守る

残り2km,つまり分岐点までに脚が売り切れることがないようにする.
これが最重要だな(何気にHANAZONOと似ている)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

で,無事ゴール.
後でSTRAVAで確認すると,カミヒル計測区間のタイムは54:51.
歴代3位の記録だった.

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ベストタイムは5年前の2020年で53:14.
あ,あかんボロ負けや.
しかもこの時のマシンはDOMANE(軽量ホイールver.).

ちゃんと十勝岳クライムライド

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エンデュランスロードに負けるなんぞ,クライムマシンEMONDAの名折れだ.
来週予定の試走では過去の自分に勝つ!
さすれば大会当日も勝つ!(そうか?)

いつもなら,赤コーラを飲んでまったりなのだが,小銭を忘れたのでボトルの麦茶で我慢.
天気は良いものの,さすがに汗冷えしてきたのでジレを羽織る.

さて下りますか.
カミホロ荘の激坂付近で,先ほど駐車場で会った帯広チームとスライド.
行けー! 踏めー!

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もちろん真っすぐには駐車場に戻らず,分岐から白金温泉方面へ向かう.
望岳台を過ぎて,さらにダウンヒル.

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ここからの景色が好きだ.
やっぱり,このウネウネハイトのホイールは平坦&下り向きだな.

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「道の駅 ビルケの森」前で左折し道道353へ.
少し登ったら上富良野まではずっと下り.
いつも通り日新ダムに寄る.

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この辺りのグラベル(JRの森)も面白いけどなぁ.
昨今の異常なヒグマの出現率を鑑みると,一人で走るのは...

で,沼崎道路の坂を駆け上がり,久々にYAMAICHIさんへ.

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目的は昼食および,ホワイトボードへの書き込みである.
これで今年は3回目の登攀.
シンゴさんと,主に『納沙布1200』ネタっつーか,”BROMPTONマイスター”O西さんの話で盛り上がる.

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1時間ほどの滞在後,出発.
これまた真っすぐ帰るのは面白くないので,国道を挟んで西側エリアをのんびりとライド.

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ぐるっと回って日の出公園の駐車場へ戻る.
まぁ,色々と課題(改善点)も見つかったし,有意義なライドだった.
なんだかんだで,やはり坂は楽しい(変態だ)

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ライドの〆と言えばサ活
公園のすぐ近くにある「フラヌイ温泉」に行くことにした.

フロンティア フラヌイ温泉

ここはかつて「アイスブルベ」の発着点にも選ばれた由緒ある場所なのだ(意味不明).
ただ,かなり凄惨なブルベだったようで...⇒ アイスブルベ2017★当日★
残念(?)ながらKazchariは不参加.

で,フラヌイ温泉の入浴料は大人¥700.
自販機でクレカ払い購入.

ここでミステイク.
実はJAF割引で¥600だった.全然気づかず,むっちゃ後悔.

フラヌイ温泉と言えば「31℃の源泉風呂」,要はぬるいお湯で有名.
不思議なもので,出た後はカラダがポカポカするのだ.
サイロ風呂も雰囲気良し.

サウナは...まぁ,普通かな(熱め).
構造上,外気浴ができないのが残念.
ととのいイスも2脚しかない.

休憩室でのんびりした後,退館.

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ハスラーで無事帰宅.
そして行うべき作業は...決戦ホイールの仕込み.
来週はこいつで最終試走.

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EPICなチョボってからのグラベルライド

2025/8/23 Sat

いわゆるひとつのリハビリ

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曇り.温度:24 ℃,湿度:81%,体感温度:24 ℃,風速:13.4 km/時,風向:S

『納沙布岬1200』のダメージがまだ残っている.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

ゴール後一週間ほど経つが,カラダの調子が悪い.
以下は具体例.

【手のしびれ】

両手とも環指,小指のしびれが続く.
いわゆる尺骨神経支配エリア.
長時間ハンドルを握り続けていた=手首の尺骨神経管が圧迫され続けたためだろう.
尺側2指は力の源.
可動には問題ないものの,まだ強く握ることはできない.

【ブルベ腹】

ねぇねぇ,Gemini先生,「ブルベ腹」って何?

「ブルベ腹」という言葉は、主にサイクリングの愛好家、特に長距離ライド「ブルベ」に参加する人たちの間で使われる俗語です。
長時間のライド後に、エネルギー補給のために食べ過ぎてしまうことで、お腹がぽっこりと出てしまう状態を指します。
ブルベのような長距離ライドでは、多くのエネルギーを消費するため、ライド後には非常に強い空腹感を感じます。このときに、食べたいものを好きなだけ食べてしまうと、消費したカロリーを大きく上回る量を摂取してしまい、結果として体重増加や体脂肪の増加につながることがあります。

あっ,ちょっと勘違いしてたな.

見た目ではなく,「食べても食べても空腹状態」のことだと思ってた.
まぁ,それも広義には含まれるか.
長距離ライドにおいて補給は何よりも大事.
特に固形物が食べられなくなると脚が終わってしまう.

問題はゴール後である.
日常生活でも間食が習慣になるとヤバイ.
先週は,口に何か入れてないと空腹でたまらん時が続いた.

ちなみに今は改善.
久々に体重を測ったら58kgを切っていた.少し痩せた...なぜ?

【ケツ痛】

終盤における激闘の最大要因.
1200kmも乗れば,痛くならない方がおかしい.

今回はアリエクで買った”なんちゃって”「3Dプリントサドル」で出走したが,革製の「セラ・アナトミカ」だったら問題なかったのだろうか?

ゴール3日後の8/17からZWIFTを再開.
その際,スマートトレーナーに接続したDOMANEのサドルを「セラ・アナトミカ」に換えてみた.
結果は...多少痛みは残るがかなり改善.漕げないことはない(40分程度が限界)

肝心のケツの方にはこいつを塗布.

腫れもおさまってきた.

【睡眠】

実は一番困った,困っているのが睡眠,いや正確には睡眠リズムか.
2,3時間ごとに目が覚めてしまう日が続いた.

トータルの睡眠時間は短くないのだが,日中,突然の睡魔に襲われたりする.
要は「質が悪い」と,Garmin様も言っている.
これはあれだ.徹夜明けの状態が続いている感覚.

元々ショートスリーパーなのだが,質は確保していたのだがな.
「定刻に寝て起きる」を守り,リズムを取り戻すしかない.
ついでにガジェットの力も借りますか.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

そして,これらがトータルで合わさって,習慣にしていた筋トレが一週間ほど途絶えた.

どこかの痛みと言うより,倦怠感が強く,”永遠の恋人”ダンベルを持つ気が起きない.
筋トレ継続の可否はひとえにメンタル面の影響が大きい.
己を鼓舞するためには目標が必須.
おお,そう言えば「カミヒル大会」が近いではないか.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

開催日まで残り2週間.
人外だらけの中,年齢別で表彰台...目標はデカイ方が良い.

逆に懸念していたが,出なかった症状としては「肩こり」「シャーマーズネック」がある.
TopstoneのアップライトなポジションとDHバーに助けられたな.

心配していた持病の「右膝ー腸脛靭帯炎」も発症せず.
予防措置のテーピングが効いたか.
ただし毎日貼っていたせいで,皮膚がガサガサ&かぶれまくっているけどな.
DNFになるよりマシ.

つーことで,今週末(8/23)よりようやく外ライドを再開.
走って治す.それが一番近道.

とは言え,手のしびれの悪化は避けたい.
「んじゃ,ポジションの違うMTBで」っつーことで久々にSpecialized EPIC出撃.

まずは定点観測ポイントへ.夏ですな.

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やはりMTBとロード(グラベルロード含む)は乗り味が別物.
ふわふわしとる.

これでもサスを固めに調整したのだが,ホンマ,舗装路は苦手というか,踏んだ時の反応が悪くてあまり楽しくない.
特に坂道は顕著.力が逃げる逃げる.

さて,今日の行き先だが,向かうは今年も開いた「チョボチナイ」こと道道1116号である.
ダム側ではなく,倉沼ゲートから走破することにした.

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忠別川サイクリングロードを激走.
”ふわふわ”しているのは確かだが,荒れた道での安心感は当然半端ない.
舗装路ではなく,サイドの芝生や,いっそ河川敷に下りたくなる.

ただし今日に限って言えば,ポジションは違えど,”しびれ”のせいでグリップが握りにくい上に疲れる.

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東川の町を通過して道道611号へ.
ぐわー向かい風だ.
無意識にDHバーを探す.当然付いていない.
思えば,その昔ファットで200ブルベを”楽しく”完走できたのはDHバーのおかげ.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

やがて現れるひまわり畑.
顔(?)の整列ヨシ.

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倉沼ゲートを越え,登りに登って道道1116号の入口に.
ちょうど前日が今年の開通日.
今のところ,閉鎖日は未定.

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ダム側,すなわちチョボチナイゲートからの激坂とは異なり,こちらは3~5%の斜度と緩やか.
土曜日だが,まだ交通量の少ない中,のんびりと漕ぐ.まぁ,MTBやし.

で,ハイライトの嶺雲橋着.

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雲が多めだが,雨上がりなのでこんなものでしょう.
今週に入り,北海道もようやく涼しくなってきた.

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橋を渡り切る.
クルマは少なく,多数のオートバイとすれ違う.
そういや,モンキーに最近乗ってねーや.

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ここからは基本的にダウンヒル.
たまには止まって写真.

余裕かましているけど,この辺りもヒグマの生息エリアなのは間違いない.
数年前にはデカい糞を見つけたこともある.

『納沙布岬1200』の時も,本州からの参加者に「道民です」と話すと,「クマに遭ったことはありますか?」とよく尋ねられた.
「20年以上,グラベルも含めて道内がんがん走ってますけど,遭ったことはないですねぇ」と答える.

ネタ話で済んでいるうちはよいが,昨今の数々のクマ事件を鑑みるに,これまで以上に慎重に行動しないとまずいかも.
気温もそうだが,昔とは明らかに環境が変化しているのは確実だ.

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最後の11%を下ると,チョボチナイゲートが現れる.
ちょうど,登って来るローディがいた.

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さすがに「これから旭岳www」という元気はないので,右折してダム方面へ向かう.
管理事務所にてトイレとご褒美の赤コーラ.

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もちろんダムも渡ります.
写真には写らないが,バッタが大量発生.
カラダやチャリにバシバシ当たる.
秋の気配なのか?

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ダムを後にして美瑛方面に向かう.
「今日はリハビリライド.ついでにチャリも汚したくないので,グラベルはダメ」という,出発前の誓いはどこへやら,やはり進入してしまう.

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我がEPICは,生粋のクロカン-MTB
舗装路を走るだけではストレスが溜まって仕方がない.

やはり,こういうチャリはクルマでトランポして,コース内だけをガンガン走らせるのが正しい運用方法なのだろう.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

普段のライドはグラベルロードが最適.

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つーことで雨上がりのグラベル.そこそこ泥ハネました.
車体はともかく,ジャージの背中がヒドイ.

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散々走り回って腹が減る.
美瑛の町中,いつものセイコマにピットイン.

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なんと,この「紅茶花伝」はアプリクーポンで無料.
北海道を旅するチャリダー,ライダーのみなさん.短期滞在でもセイコマ会員になってアプリ入れた方がお得ですよ...ってみんな知ってるか.

さて,腹も満たされたし帰りますか.

一度汚れた車体とカラダ.
「もうどうなってもいいや」と,帰り道もグラベル三昧.
やっぱMTBはこうでなくては.

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この道はジャリではなく草ぼうぼう系
すると,どうなるかと言うと,プーリーに草がからまりまくる.
やけにペダルが重くなり,確認するととんでもない状態に.

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停車しては草を除去.
最終的にはいつものジャリの河川敷を爆走.
うわ,やっぱ手がしびれてる.ハンドルの押さえに力が入らん.
正にリハビリライドやったな.

...とか,何とかいいつつもやっぱりグラベルはいいねぇ.
先ほど書いたように,ヒグマへの警戒度がMAXやけど,走りたい道はたくさんある.

仕事の都合で今年の『NISEKO GRAVEL』に参加できないのが残念である.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

最近見つけたこのサイトも良き.

北海道グラベルツーリング2021

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つーことで無事帰宅.すかさず洗車.

今日みたいなフラットなグラベルだと全く気にならないが,EPICのタイヤもチューブレス化しようかな(今はチューブド).
『上砂川4耐』で全然走れなかったのは,泥の激坂でスリップしまくったのも一因.
チューブレスなら空気圧もっと落とせるし...と言い訳してみる.
それに通常の運用でもパンクリスクが減る(その代わりシーラント爆発する).

実際,既にチューブレス化しているTopstoneは絶好調.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

そうそう,Topstoneと言えば『納沙布岬1200』後の洗車でとんでもないモノを見つけた.

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おわかりになられただろうか?

『納沙布岬1200』では,スリックの「GRAVEL KING」+TPUチューブの組み合わせだった.

見事にタイヤが裂け,紫のPanaracer製TPUが覗いている.
いやぁ,やばかった.マジで運がよかった.
耐パンク仕様と言えども油断したらあかんね.

本来ならタイヤ交換すべきなのだろうが,そこはケチケチKazchari.
手持ちのこいつでタイヤの穴を埋めた.

理想的な「パンクしない軽量タイヤ」の開発が待たれますな.

明日は山岳リハビリ!

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4

2025/8/14 Thu

人は一人では生きられない

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Day3はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

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Day4:8月14日(木)
PC11 清水町農業研修会館  ⇒ FINISH 丘珠ふれあいセンター 1205.9km地点

ここは「清水町農業研修会館」の体育館.

時に3:30.バイブアラームで起床.
昨夜も割と眠れた.慣れていくのね.こういう生活に.

顔を洗って食堂へ.
パン,コーヒーの朝食をいただく.

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もちろん,これだけでは足りぬ.
シーフードヌードルもいただく.
状況次第でカップ麺の美味さは数倍になる.

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PC前の駐輪状況はこんな感じ.
寝ぼけて踏まないように気をつけねば.

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時刻は4:40.いよいよ最終日のスタートである.
泣いても笑っても,今日を走り切れば全てが終わる.
無事にゴールまでたどり着けるだろうか.

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天気は曇天.まぁ早朝やしな.
サイコン1,000km表示で写真を撮るつもりがすっかり忘れてた.
1,006km地点でパチリ.

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例によって,コースをほとんど確認していなかったが...これって,もしかして狩勝峠に向かってね?(大丈夫か)

はい,その通りでございました.
まもなく狩勝峠の登りがスタート.

最終日でアドレナリンも出まくっているせいか,脚の調子は絶好調!
先行者を次々に抜いていく(レースではありません)
つーか,毎回思うけど...この狩勝の斜度,ものすごく好みだ.

なんだかんだで9合目からのトンネルに突入.
例によって霧につつまれているであろう頂上まではあと少し.

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はいはい着きました.狩勝峠でございます.
せっかくなので伝説のトイレに寄る.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

相変わらず床暖房が効いている.今日はあまり寒くないので座り込むことはない.ましてや便器に抱き着いたりしない(あくまで噂)

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さぁ,ダウンヒルの開始だ.
ウインドブレーカーやジレは送り返してしまったので,レインウェアを羽織る.

あらためて下ると,路面の亀裂がエグイな.
スリップ&パンクしないようにひたすら祈る.

降りた先にあるのは”みんな大好き”幾寅のセブイレブンである.
参加者が続々とピットイン.
Kazchariもレインウェアを脱ぐ.

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この辺りまで来るとすっかり馴染みのエリア.
南富良野からは三の山峠を越えて麓郷方面へと向かう.

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本日も快晴.暑い.
水分補給が重要.
なのに周辺にコンビニなし.

たまに自販機を見かけるが,ごみ箱が...あっ,あった!(そばにゴミ集積所) 珍しいこともあるもんだ.もちろん立ち止まって休憩.

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裏道を通って富良野へ向かう.
いわゆるペペルイと言われるエリアか.
その昔,「グレイトアースFURANO」で走ったっけ.

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写真ではわからんが,下は超高速でジェットコースターなダウンヒル.
気持ちいいを通り越して怖い怖い.
参加者数名は,この近所にある超美味なメロン屋さんに寄ったようだ(試走ガイドにあった).

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で,久々に交通量が多いR237に接続.しばらく走って9:58.

【PC12:ローソン上富良野大町店】1067.3km地点着

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「冷やしうどん」美味し.
ここまで来ると心なしか,みな穏やかな表情...っつーかやたらハイテンション.
わかりにくいPCなので,通り過ぎてしまった参加者を大声で呼び止める.

そう,この非日常なライドも,残り140kmほどで終わってしまうのだ.
喜びと寂しさが共存する.

このまま北上して家に帰りたい...わけはない.
これから札幌に向かう.

国道を渡り,細いジャリの踏切を越えて道道へ.
おお,これって5月の「美瑛の丘300」をなぞる道だ.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

何個目かの交差点にて.
前を走る黒ジャージの参加者が今日のキーパーソン,いや,恩人と言っても差し支えないお方(仮に救世主(メシア)=Mさんとしておこう).

結局,最後まで名前を尋ねなかったのが悔やまれる.
もし,このブログを見てたら連絡ください.あらためてお礼を言いたいです.

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この後,道道759で山越え.
例によって調子に乗った”自称”クライマーのKazchariが引っ張る.
芦別に向かうR38へ合流.そのままハイスピードで北上.

Kazchariの提案で「道の駅」前のローソンで休憩することにした.

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Mさんは休憩中,なぜだかスマホを見ながらブツブツと話しかけている.
次のPCでもそうだった.
「もしかしてライブ中継ですか?」と尋ねるも,違うとのこと.
あぁ,真相が知りたい.ただのボイス日記

もう少し休むというMさんを置いてKazchari先行.
「美瑛の丘」の時と違って,さすがに道道4号で深川に戻るようなことはない.
向かった先は歌志内だった(ちゃんとルート確認しろ)

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手ごわいアップダウンが続く.
先程までのトレインを組んだ高速移動と異なり,緊張感がなくなると一気に押し寄せてくるのが...ケツの痛み.

いいや,限界だ.立つね.

ダンシング&ストレッチの頻度がやたらに増えた.

ロクでもない切り通しの激坂を上って下った後に現れるのが,

【PC13:ローソン上砂川店】1125.8km地点着

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ここって,あの凶悪な「4耐」会場の近くやん!

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

ここで何食ったかなぁ...覚えてねーや.
この頃になると,IQ(記憶力)がかなり下がってきていると自覚.

「昨夜は眠れた」と言っても,普段より熟睡できたわけではなく,質も時間も全然足りていない.そんな日の連続である.
おまけに日中,酷暑の中での過剰な運動.休む間もなく働かされる内臓.
疲労のピークはとっくの昔にオーバーテイク.
「今日で終わり」という事実(希望)だけが,肉体と精神を支えているのかもしれない.
ゆえに...この後の地獄を招いたのかもしれない.

残りたった80kmほど. たった? いやとんでもなかった.

上砂川を出て,高速道路と並走する道道1130を使って徐々に南下.
かなりの向かい風.それに加えてケツ痛と眠気.

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上の写真はどこだ?
美唄の市街を過ぎた頃か.この時はまだ...マシだった.

問題はこの後である.
周辺にさえぎるモノが何もない荒涼とした田舎道.

そして勢いを増す向かい風.
漕いでも漕いでも進まない.
それにケツ痛もMax.

ポジションを数秒ごとに変えて,なんとかこの地獄をやり過ごす.

ゾンビ走法に徹していると,今度は眠気が襲ってきた.
今がいつで,ここはどこで,そして自分は何でこんなことをしているのかわからなくなった.
今思えば軽いマイクロスリープを繰り返し,脳が活動を拒否していたのだろう.

このままではマズイ.

どれだけ速度が落ちても,タイムアウトはないだろうけど,落車⇒リタイヤは十分ありえそうな状況.
こんな時,どーする?どーする?どーする? 君ならどうする?

Kazchariはアニソンを大声で歌うことにした.
世代的にダイナミックプロのスーパーロボから始まって,黄金期のサンライズアニメのメドレーだ.
特にリピートしたのがこいつ.

♪ どんなぁに苦しくてもぉ~やりとぉげるぅぅぅ!(G-GUNDAM!)

ふらふら漕いでいると,後方から救世主の御声がっ!

「大丈夫ですか? 引きますよ~ 後ろついてくださ~い」

いやさか,いやさか,M様じゃあ,あーりあませんか!
この御声に対するKazchariの返事.

「いや,もうダメです.死にそうですぅ.I’m gone.I’m dead!」← ポガチャルか!?

泣き言は誰も何も救わない.
先行するMさんをひたすら追いかける.
ありがたいことにペースも合わせてくれている.

もちろん,アニソンもシャウト!

♪ あきらめないぜぇ~ どーんな星なき夜でもぉ~ キズだらけで前進するんだぁぁ とどろく稲妻 不死身な未来をぉぉ 照らせぇぇぇ!

これは特撮ソング.もぉどっちゃでもええわ.
10km近くはひいてもらったかな.
ようやく新篠津村へ渡る「たっぷ大橋」が見えてきた.

そしてついに...最後のPC.

【PC14:セブンーイレブン新篠津村店】1175.2km地点着

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長かった.ひたすら長かった.
まさか,最終日の残り100kmを切った平坦十数キロが,道中もっとも過酷だったとは...
それにしても,ここに来てのこの向かい風,ギリギリ隊のみなさん,大丈夫だろうか?(BROMPTONマイスターO西さんに風情報をLINEした)

コンビニで休憩中,参加者の一人が面白いことを言う.

「顔がむくんでiPhoneのFace-IDが認識しない」

そう言えば,昨日あたりからKazchariもコンビニでの買い物時,スマホが顔認識してくれない.これが理由なのか?

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最後の晩餐ならぬ,最後の補給.
「バニラモナカ」「バナナスムージー」美味し.

まだ戦いは終わっていない.
残り30km.
この向かい風はこの先も続いているかもしれない.
油断大敵.
余裕を持ってゴールするために,早く出発するのだ.

Last Riding.

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先ほどまでの強風地帯と似た風景が続くものの,向かい風ではなかった.
無風に近い.どうやら”抜けた”ようだ.
最後の試練を乗り越えた勇者達へのご褒美か.

サイコンの残り距離のカウントダウンが楽しい.
もう誰もKazchariのゴールを邪魔しない.

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道道273.通称「苗穂・丘珠通り」
最後の信号停止.
次に停車するのはFINISH地点のはず.

そして...17:53.

【FINISH:丘珠ふれあいセンター】1205.9km地点着

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なぜかサイコン表示は1,238kmだが,そんな寄り道したかなぁ? GPSの精度問題か.
停止ボタンを押すが,記録の保存完了までかなり時間がかかった.
それだけ濃いライドだったのだろう.

玄関先および受付のスタッフとも,一参加者の帰還を拍手で迎えてくれた.
思えば,これまでの有人PCでもそうだった.

いつものブルベとは雰囲気が明らかに違う.
これが国際基準「ジャパン・グランドネ」のホスピタリティなのだろう.

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85時間47分.

決して速いタイムではないが,睡眠時間や休憩をたっぷり取り,疲労困憊にならないよう踏んだ結果としてはまずまずだろう(自己評価).

お出迎えには,ブルベマイスターR大さんの姿もあった.
そのゴールタイムはなんと69時間台! じ,人外やな.ガクブル.

RMメダルだけ購入申請して「ふれあいセンター」を後にする.
なんだかんだで充実感・達成感に満たされるひと時.
1200kmかぁ...大きなトラブルもケガもなく,よく走ったもんだ(えっ,さっきのゾンビ状態は?)

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すぐ近くの丘珠空港駐車場へ.
4日間の料金は¥1,600.
警備員も巡回してたし,周辺の公園に停めるよりも安全・安心やな.

Topstoneの積み込み作業中,異様な眠気が急に襲ってきた.

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このまま旭川まで帰るのは危険と判断.
やはり定宿の「万葉の湯 ふとみ銘泉」に向かうとしますか.

...結局,サウナ+夕食後,仮眠のつもりがやはり爆睡.「万葉の湯」に1泊することになった.

さて,まとめである.

晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:93%,体感温度:21 ℃,風速:4.0 km/時,風向:SSE

事前にイメージしていた「1200」と言えば,仮眠所はタヒ屍累々,ベッドや布団を使わず,廊下やら机の下で大勢の人が眠りこけている.
いや,むしろ屋根のある場所で寝れたらマシな方で,道端でタヒんだように倒れているチャリダーが目に浮かぶ.
走行中もふらふらで低速走行.頸やら脚にはシップだらけ...
本家「PBP」やら「LEL」の記事や動画って,そんなん多くない?(偏見です)

それに比べると今回の「納沙布岬1200」ではそこまで追い込まれることはなかったなぁ(本州勢に鼻で笑われそう)

まず天候に恵まれていたことが大きな要因であったことは否めない.
2回ほど雨に降られたが,何もかも水没するような豪雨でもなかったし,寒さに震えることもなかった.

完全にが味方してくれたと言える.
これもきっと「福毛」のおかげ.

福毛が生えた

最終日はホンマにMさんに助けられたが,上富良野ー芦別間は,ずっとKazchariが引かせてもらった.だからこそのヘルプだったかもしれない.

「情けは人の為ならず」が正に具現化した感.ランドヌールは助け合いなのだ.

ブルベはレースではない.
これからもこの精神でいきましょう.見返りは求めません(本当?)

第二の要素は大当たりの機材選定.
ホンマ,うちのTopstoneは万能マシーン.
太いタイヤと前後サス.アップライトなポジション.巨大なリア・ギア.
心配していたパンクを始めとするメカトラは皆無.
「アドヴェンチャーロード」の名にふさわしい.

20年ほど前にチャリ趣味を始めて以来,ほとんどが”ぼっち走行”だったが,昨年からグループライドに割と参加するようになった.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

ぼっちでもグループでもチャリは楽しい.
気分は某キャンプアニメの主人公である.

特に今回は異様に長く果てしない道中,何気ないおしゃべりがどれほど励みになったことか.

さて,無事に1200kmをクリアしたことで見えてくるのはやはりアレ.

The Route To PBP -Paris Brest Paris 2027

2027年か.
おっ,ちょうど還暦やん.退職金も出るし記念にちょろっと走ってみるか(お気楽過ぎる)

いずれにしても,この「納沙布岬1200km」は,2025年最大のサイクルイベントになることは確定的.

運営の皆様,それに苦楽を共にした皆様,めちゃめちゃ楽しかったです.
ありがとうございました.

繰り返しになるがやっぱりチャリはいい.

人生も半分過ぎて,このような素晴らしい趣味に出会えたことに心より感謝する...て,誰に?