EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

2025/8/24 Sun

本番マジか

iPhone15 Pro

晴れ.温度:23 ℃,湿度:75%,体感温度:25 ℃,風速:8.8 km/時,風向:NNW

『カミヒル大会』がいよいよ近づいてまいりました.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

プライベートでは何度も登っているものの,大会は初エントリー.
年代別(45~59)で表彰台を狙いたいところだが,このクラスもおそらくヒルクライム怪人だらけ.
ここは遠慮気味にベストタイムの更新を目標にしよう.
滾れ! オレのアドレナリン!

つーことで,昨日のグラベルに続き,今日は山岳だ.

EPICなチョボってからのグラベルライド

もちろんマシンは大会当日も使うEMONDA

今年,カミヒルにはBROMPTONで2回ほど登攀.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

12速のP-Lineは見た目以上,想像以上によく走る.
カミヒルもそれほど踏まずとも登れる.
余裕があるため,にコース&斜度の記憶と引き足ペダリングの良い練習となった.

そして満を持してEMONDAでの試走である.

BONTRAGERの純正「AEOLUS ELITE」サドルを”なんちゃって”3Dプリントサドルへ換装.230gが160gとなり,70gの軽量化

ただし,ホイールは「DRIVE HELIX 57C」のまま.
重さはいくらだ?
とっておき(決戦ホイール)は直前まで取っておくのだ.

で,9:42.日の出公園到着.
これから登る人は...いた.
高校生かな? 父親が背中にハイドレーションパックをセット中.

挨拶して「これから登りですか?」と尋ねる.
「はい」という返事.

遠征組かつ,息子さんは体形的にいかにもなクライマー.
追いつくか? 追い越されるか?

EMONDAをハスラーからおろす.

iPhone15 Pro

しばらくすると今度は帯広ナンバーのハイエースが.
そこからロードが数台出てきた.
どこかのチームかな.

さすが大会2週間前である.
先程の親子もこのチームも試走っぽい.

で,Kazchariはクールに発進.
すぐにストップ.
サドルが前下がり気味だったので修正.
一応カーボンレールなのでトルク管理に気を付ける.

リスタート.
計測地点の「旭野1班会館」まではのんびりと.
今日はEMONDAなのでパワーメーターも付いている.

- 序盤は240W(4倍)を越えないように
- 2カ所ほどある平坦パートはフロントをアウターにして踏み,タイムを稼ぐ
- 心折れ坂からの急坂
も呼気2,吸気1のリズムを守る

残り2km,つまり分岐点までに脚が売り切れることがないようにする.
これが最重要だな(何気にHANAZONOと似ている)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

で,無事ゴール.
後でSTRAVAで確認すると,カミヒル計測区間のタイムは54:51.
歴代3位の記録だった.

iPhone15 Pro

ベストタイムは5年前の2020年で53:14.
あ,あかんボロ負けや.
しかもこの時のマシンはDOMANE(軽量ホイールver.).

ちゃんと十勝岳クライムライド

iPhone15 Pro

エンデュランスロードに負けるなんぞ,クライムマシンEMONDAの名折れだ.
来週予定の試走では過去の自分に勝つ!
さすれば大会当日も勝つ!(そうか?)

いつもなら,赤コーラを飲んでまったりなのだが,小銭を忘れたのでボトルの麦茶で我慢.
天気は良いものの,さすがに汗冷えしてきたのでジレを羽織る.

さて下りますか.
カミホロ荘の激坂付近で,先ほど駐車場で会った帯広チームとスライド.
行けー! 踏めー!

iPhone15 Pro

もちろん真っすぐには駐車場に戻らず,分岐から白金温泉方面へ向かう.
望岳台を過ぎて,さらにダウンヒル.

iPhone15 Pro

ここからの景色が好きだ.
やっぱり,このウネウネハイトのホイールは平坦&下り向きだな.

iPhone15 Pro

「道の駅 ビルケの森」前で左折し道道353へ.
少し登ったら上富良野まではずっと下り.
いつも通り日新ダムに寄る.

iPhone15 Pro

この辺りのグラベル(JRの森)も面白いけどなぁ.
昨今の異常なヒグマの出現率を鑑みると,一人で走るのは...

で,沼崎道路の坂を駆け上がり,久々にYAMAICHIさんへ.

iPhone15 Pro

目的は昼食および,ホワイトボードへの書き込みである.
これで今年は3回目の登攀.
シンゴさんと,主に『納沙布1200』ネタっつーか,”BROMPTONマイスター”O西さんの話で盛り上がる.

iPhone15 Pro

1時間ほどの滞在後,出発.
これまた真っすぐ帰るのは面白くないので,国道を挟んで西側エリアをのんびりとライド.

iPhone15 Pro

ぐるっと回って日の出公園の駐車場へ戻る.
まぁ,色々と課題(改善点)も見つかったし,有意義なライドだった.
なんだかんだで,やはり坂は楽しい(変態だ)

iPhone15 Pro

ライドの〆と言えばサ活
公園のすぐ近くにある「フラヌイ温泉」に行くことにした.

フロンティア フラヌイ温泉

ここはかつて「アイスブルベ」の発着点にも選ばれた由緒ある場所なのだ(意味不明).
ただ,かなり凄惨なブルベだったようで...⇒ アイスブルベ2017★当日★
残念(?)ながらKazchariは不参加.

で,フラヌイ温泉の入浴料は大人¥700.
自販機でクレカ払い購入.

ここでミステイク.
実はJAF割引で¥600だった.全然気づかず,むっちゃ後悔.

フラヌイ温泉と言えば「31℃の源泉風呂」,要はぬるいお湯で有名.
不思議なもので,出た後はカラダがポカポカするのだ.
サイロ風呂も雰囲気良し.

サウナは...まぁ,普通かな(熱め).
構造上,外気浴ができないのが残念.
ととのいイスも2脚しかない.

休憩室でのんびりした後,退館.

iPhone15 Pro

ハスラーで無事帰宅.
そして行うべき作業は...決戦ホイールの仕込み.
来週はこいつで最終試走.

iPhone15 Pro

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

2025/8/10 Sun

その前日譚から

いただき画像

さてさて,今夏最大のサイクルイベントである『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』がいよいよ始まる.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

先に結果から述べる.
90時間の制限時間に対して,85時間47分で完走!
無事認定されましたぁ!

大きなトラブルはなかったものの,途方もない距離と時間,そしてこの酷暑である.激闘に次ぐ激闘.
真実(ゴール)に向かう意思が試された4日間だった.

では,その記録を以下に記す.

———————————————————————

Day0:8月10日(日)

さていよいよ旅立ちである.

昨日のうちにPC5,PC9となる「北見市自然休養村センター」には,ドロップバッグ(ボックス)をヤマトから送っておいた.
旭川ー北見の往復100サイズで¥2,588.超必要経費である.

ざっくりと中身を紹介.やはりジャージの着替えが多い.
2日目以降着用のサイクルウェアを3セット分.

快適性を求めて新品ビブを2着追加購入した.

おそらく現行商品でパッドが一番分厚いはず.
既にこれまでの長距離ブルベでの使用実績あり.

これにdhbのやや薄いパッドのモノを加えてバッグに.
仮眠所での就寝用にTシャツと短パンも入れておく(下着はオミット).
ピチピチでの就寝は回避したい.

他にはモバイルバッテリー,常備薬,電動マッサージャー,(タイヤ交換用)クランプ,せんべい布団対策のエアマットなどなど.

まぁ,結果的に未使用または不要なモノも多々あったが,それは今だから言えること.
「北見市自然休養村センター」には今回2度立ち寄る.
「あそこ(北見)に行けば,何でもある」という走行中の安心感には代えられない.

で,今回の相棒,Topstoneをハスラーに積み込み,受付&ミーティング会場の「カナモトホール」に向かう.
例によって高速未使用のケチケチルート(R12→275)

14:00過ぎ,大通公園地下駐車場着.
相変わらず何かの秘密基地の様.広大だ.

iPhone15 Pro

地上に出てしばらく歩くと「カナモトホール」発見.
馴染みののぼりを見て安心する.

iPhone15 Pro

既に受付は始まっており,結構な人混み.
そらそうだ.参加者200名+スタッフだ.

iPhone15 Pro

ボーっとしていると,台湾人(?)らしき女性スタッフに”日本語で”案内される.
それに対し「あっ,ボク,日本人なんで」と謎返事.テンパってるなぁ.

無事に受付完了.
記念品のサコッシュと,何より大事なブルベカードをゲット!
4:10スタート組となった.

iPhone15 Pro

15:00少し前,ウェルカムステージopen.
知り合いのカタマリを発見.挨拶をかわしつつ,今回の戦略についていろいろと話す.

Kazchariは「Topstoneに35cのスリックタイヤで出ます(キリッ)」と報告.

耐パンク仕様で重い分はTPUチューブで相殺! どうだ!(なぜかドヤ顔)

そこへメカに強いWさんから「それでもパンクしたらどうするんですか?」

Kazchari「ふっふっふ.確かに以前タイヤが太すぎてビートが落ちないと相談しましたよね.そんなこともあろうかと今回は「クイックショット」を持参しましたぁ!」(再度ドヤ顔)

Wさん「...クイックショットはTPUには使えないですよ.何言ってるんですか?」

...えっ? そ,そうなの? だってGemini先生は使えるって...(今聞いたら使えないと回答)
うわーッ,パンクしたらどうしよう...もし,タイヤが外せなかったら即DNF? うぎゃー

と,Kazchariの心配をよそにミーティング開始.
予想以上に立派な舞台で驚く.
隣に座るPikaさんに「PBPもこんな感じですか?」と尋ねるも「いや,あっちは6,000人なのでもっと大規模です」.そらそうだ.

まずはジャズバンド「ランドヌールズ」の演奏から幕が上がる.
素晴らしい演奏でした.楽器趣味も良いなぁ...と楽譜が読めない男がつぶやいております.

いただき画像

その後,参加者の内訳紹介.

全228名参加.
うち25%(57名)が海外(韓国,フィリピン,台湾,USA,オーストラリア)からだそうな.
国内勢も80%が道外から(138名)
我が道内勢はマイナーグループである.ここはガツンと(何が?).

次に通常のブリーフィング.
納沙布岬からの帰り道,キューシート外となる北部ルートを選択してもいいそうな.
まっ,当日のコンディション次第やね(生き残っていれば)

全員舞台に上がっての記念撮影後に解散.
通常ならば,誰かと夕食に出かけるのも良いのだが,明日の朝は早い.
挨拶もそこそこに会場を後にして駐車場へ戻る.

17:00頃,定宿「万葉の湯 ふとみ銘泉」に到着.
おっと,その前に目の前のセイコマでカーボローディング(豚丼)だ.

入館後,即サ活.
20:00には雑魚寝エリアで横になる.

明日は2:00起床.
いよいよスタートだ.
この高揚感...果たして熟睡できるのか?(ここ伏線)

iPhone15 Pro

Day1へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

2025/8/3 Sun

オシャとは?

iPhone15 Pro

晴れ.温度:29 ℃,湿度:66%,体感温度:31 ℃,風速:8.7 km/時,風向:N

週末,家を出て一人暮らしをしている娘が一時帰省.
医療上や行政上の用事を済ますと,そそくさと帰ることに.

で,日曜午前中に新千歳空港まで送るミッションを仰せつかった.
よって今年の「HANAZONOヒルクラ」は不参加...まぁ,いいっしょ.
来年リベンジ.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

だがしかし.ただでは起きないKazchari(誤用)
せっかくの札幌遠征である.
どこか有名どころの山を1本登ることにした.

昨日の大事件が記憶に新しいBROMPTONをハスラーに積み込み,朝6時,千歳に向けてGo!

BROMPTONな〇〇〇を落として大パニックライド

車内では戦隊ソングを大音量でかけ,娘と延々と熱唱&戦隊談義.どういう父娘だ?

スーパー戦隊シリーズ45作品記念主題歌BOX LEGENDARY SONGS

娘を新千歳空港で降ろす.
時刻はまだ9時過ぎ.
コンビニで休憩中,本日の目的地を考える.

STRAVAつながりの方々がよく挙げている場所と言えば...やはり手稲山か.
もちろん初登攀となる.
そうと決まれば交通量バカ混みの札幌市内を抜け,ふもとの「冨岡西公園」まで移動.

iPhone15 Pro

BROを降ろす.写真の通り”もや”がかかるほどの熱気がムンムン.
暑すぎる.蜃気楼が見える(ウソ).
なんでこんな一番暑い時間帯に,わざわざ小径車でヒルクライムなのか?(アホだから)

さらに,先日のAmazon Prime Saleで買ったこいつを試してみる.

【Morethan】×【COSPACH】コラボ 街乗りサイクルポロ サイクルジャージ 半袖 メンズ レディース 襟付き 吸汗速乾 抗菌防臭 UVカット 通勤 通学 仕事 アウトドア 普段着 スポーツ対応 おしゃれなサイクルウェア MT-CSP-H1

もちろん背中には3分割ポッケあり.
トップがこのウェアということは,ボトムもピチピチレーパンだと似合わない.
昔,ヨメさんがプレゼントしてくれたこいつを履く.

[カペルミュール] サイクリング カジュアルパンツ ユニセックス 裾ベルト付き クロップドパンツ

普段使いもしているこのパンツはパッドが付いていないので,アンダーにはこいつを.普段はZWIFTで使用中.

[サンティック] サイクル インナーパンツ レーサーパンツ アンダーパンツ パッド付 サイクリングウェア ロードバイク 自転車

おお,これでどこからどう見ても「小径車カフェ巡り」”ゆるポタ勢”だ.
荒い呼吸や滝のような汗はご法度.
キャハハ,ウフフかつ爽やかなフレグランス系だ(意味不明).

もちろんヘルメット,グローブ着用.シューズはしっかりSPD

iPhone15 Pro

まずは住宅街をうろうろ.
それにしても小樽近辺同様,ここいらも激坂だらけで,正直よく住んで...ゲホゲホ(偏見です).冬の凍結とか大丈夫なのだろうか.

さて,高速道路下をくぐってヒルクライムスタート.
いきなり8%越えの坂から始まる.
まさか,ずっとこの斜度? これはこれは...クックックッ(変態だ)

と,まぁ,最初は余裕ぶっこいていたが,実は手稲山のプロフィールを全く調べずに登っている(climb pro機能は好かぬ).
つまり,ゴールまでの距離斜度もさっぱりわからん.
それに札幌近辺の山はたいていそうなのだが,路面がボコボコである.
特に路肩はジャリ,割れ,大穴,段差と危険だらけ.

つーことで,段々と辛くなってきた.初見の山はなかなかキツい.
途中,色褪せて文字が読めなくなったスキー場の看板が見える.
残り6? いや8km? わからん.

歩いて降りて来る人の姿あり.
登山というよりトレラン勢

夏季閉鎖中でジャンプの練習場になっている「オリンピアスキーセンター」を通過.てっきりここがゴールだと思っていた.

そしてようやく残り1km表示がくっきりと.
どうやら「ハイランドスキーセンター」とやらが終点のようだ.
少しがんばる.

で,ゴール!

iPhone15 Pro

おお,写真でよく見るロープウェイの建物だ.
いやいや,なかなか辛かった.だいたい8kmほどのクライムか...

さて自撮り,自撮りと自らの姿を改めて確認すると...
いやぁ,もうとんでもない汗の量.

トップはネイビーなのであまり目立たないが,それでも汗のせいでずっしりと重い.
悲惨なのはベージュ色のボトム.
汗のせいで,まるで雨中走行後のような濡れ具合(お漏らしともいう)
重い上に,膝にまとわりつく感じ.これ絶対数ワット損してる.

結論:ヒルクライムにおしゃれウェアは不向きです(うん.知ってた)

せっかくの頂上なので周囲を散策.

iPhone15 Pro

熊目撃看板はデフォ.
とは言え,トレラン勢他,通常の登山客も次々と入山していく姿を見る.

昨今,熊の襲撃ニュースをよく見るが,入山者全体の割合で見るとめちゃめちゃレアな体験と思われる.
もちろん,出会ってしまえばそれで終わり,かもしれんけど.

少し下る.

iPhone15 Pro

電波塔(?)へのゲート.
こういう看板があるということは,以前はガシガシとMTBが走っていたということか.
マップ上では手稲山山頂まで続いているようだ.
ここからもトレラン勢がわらわらと出て来た.

ダウンヒル開始.
この汗だくウェア,乾くのだろうか?

途中,登って来る「S-WORKS」なチャリとすれ違う.
ちんたら下っていると,山頂から折り返したそのチャリにあっと言う間に抜かれる.
すげーすげー,よくこんなボコボコ道をあの速度で下れるなぁ.
地元だと,段差や穴などのキケン箇所を完全に把握しているということか.
確かにKazchariも「旭岳」「十勝岳」はだいたいわかるしな.

とかなんとか考えつつ下っていると,小さな段差に乗り上げてしまう.
落車こそしなかったが,衝撃でバーエンドミラーが外れて吹っ飛んだ.
はい.今日もまた”何か”を落としました.

iPhone15 Pro

このあたりまで降りて来ると,路面もかなり改善.
海が見える.山頂より景色が開けている.

iPhone15 Pro

デポ地の公園に戻る.
うわっ,ウェアが全然乾いとらん.
このままクルマに乗るのは遠慮したい.

乾燥のため,この「冨岡西公園」内を散策.
全く期待していなかったが,この公園かなり広く,かつ植物の生態系も面白い.

iPhone15 Pro

こうした整備された遊歩道やグラベルが縦横無尽に張り巡らされている.
もちろん押して歩きましたよ.
蟲どもが多いのが難点だが仕方がない.

iPhone15 Pro

で,駐車場に戻る.
暑さは相変わらずだが,ウァアの湿り気はだいぶマシ.
そこはサイクルウェアの面目躍如か.

iPhone15 Pro

時刻は14時.
もちろん仕上げはサ活.
「サウナイキタイ」で近辺のおすすめを探す.
ここがよさそうだ.

新琴似温泉 壱乃湯

これまた市内の渋滞をくぐり抜けて到着.
さすが日曜日の札幌.駐車場が狭い上に満車状態.
運よく1台だけ空きを見つけ駐車.着替えとお風呂グッズを取り出す.

料金は驚きの¥500
確かに混み混みだったが,洗い場,サウナとも待ち時間なしで利用できた.

サウナは古くからある高温サウナ(なんと4段)と,最近増築したと思われる中温サウナ(80℃表示)がある.
この「中温サウナ」が心地よく,広い上にテレビがない.
ただし常連さん的には”ぬるい”のか,高温の方が人気のようだ.

3セット終えると16時.
ヒルクラ前にコンビニでおにぎりを食べたきりなので腹が減った.

ふと食堂のメニュー表が目に入った.
こういった銭湯の食事には大して期待していなかったが,その価格を見てびっくり.

iPhone15 Pro

なんじゃこりゃあ! 昭和とまでは言わぬが平成価格だ.
もちろん「うどんと丼のセット」を注文.

iPhone15 Pro

これで¥630.いや,もう十分でしょ.
冷水器の水を飲みまくり,ゆっくり涼んで退去.

例によって”魔の公道サーキット”国道275号を使って旭川へ戻る.
帰宅時間は19時半頃.
通常の3人家族に戻ったKazchari家.夕食は夕食でしっかりいただく.

そして今宵も続く熱帯夜

最後は”オシャ”で決めるぜ.

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

2025/7/27 Sun

闘う前に勝敗は決まる?

iPhone15 Pro

雨.温度:24 ℃,湿度:79%,体感温度:26 ℃,風速:2.8 km/時,風向:WSW

先週に引き続き今週末も雨である.
わざわざ雨中を走る趣味はないので,ロングライドは諦めるか.
つーことで,土曜日は家族3人で『鬼滅の刃』をイオン・シネマにて鑑賞.

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』

内容や映像美は周知.
シンプルに“至高の劇場体験”としか言えない.
テレビ,ましてやスマホやタブレットなどの小画面で見るのは魅力100億%減.

猗窩座の過去話に相当時間を取っているが,よくよく考えれば炭治郎は全く事情を知らないのねん.
贅沢言うなら先の展開を知らずに観たかった気がする.
何か,そういう「MIB」っぽい部分記憶消去装置とか開発されないかな?(悪用待ったなし)

で,日曜日である.
起床時はしっかり降雨.
予報通りである.
だがしかし,10時を過ぎると晴れ間が出て来た.

となれば...カミヒルでしょう!
レース開催日まで2ヶ月を切っている.
ここは走り込みだぁ! 結果は事前準備で決まるものだ.

だのに,なぜか肝心のマシンはEMONDAではなく,BROMPTONをチョイス.
そうそう前回のBROによるカミヒル登攀.
その直後の大腿裏の筋,つまりハムストリングスの痛み.
これは引き足が使えていたと(都合よく)解釈.
それをもう一度経験したかったのだ.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

もちろんハスラーに載せて出発.
途中のセイコマで,鉄分ジュースとエナジージェルを購入.

いつものデポ地「日の出公園」着.
チャリダーらしき姿は...なし.
ラベンダーフェスティバルが開催されていた先週と異なり駐車場はガラガラだ.

iPhone15 Pro

BROを準備.
軽量を意識して「Ride on Bag」などの余計な装備は付けない.
雨の可能性もあるため,ウインドブレーカーではなくレインウェアを持参.
ダウンヒル時でも使えるしな.

ゆるりと出発.

沿道のラベンダー畑は,前回に比べると色を失っているが,その分香りが強烈.
雨後の日差しに照らされて...むせかえるよう.悪くはない.

前回同様,コースの風景と斜度を覚えることに注力.
これでペース配分が決まる.

前半は内装ギア2速固定.
外装ギア(1-4速)のこまめなチェンジで脚を貯める.

残り6km看板後は内装1速に.

それにしても...ここを登る度に一昨年の痛ましい事故が思い出される.
レベルは天と地とも異なるが同じ競技である.
リスクには差が無い.決して他人事ではない.
亡くなられた選手のご冥福をお祈りする.

やがて分岐点到達.
おっ,いつもより心肺機能は辛くない(気がする)
一方で,カミホロ前激坂をクリアした頃から,脚に力が入らなくなってきた.
まさかの売り切れか?

残り500m.
いつもなら登山客の縦列駐車だらけなのだが今日はいない.

最後の坂でダンシング・ゴール.
後でSTRAVAデータを確認したところ,計測区間の記録は前回より1分遅れの1時間7分だった.ぐぬぬ...

ハムストの痛みもあまりない.
今日はあまり使えてなかった?
ゆえに後半,脚(大腿四頭筋)がなくなったか?
反省が残る登攀だった.

iPhone15 Pro

怪しかった黒雲が去り,晴れ間が.
汗だくな上に直射日光.珍しい.

iPhone15 Pro

凌雲閣側に移動.
カミヒル後のご褒美はもちろん,赤コーラである.
砂糖,カフェイン,どんとこいやー!

だがしかし,自販機のコーラが売り切れ!

しかしKazchariは知っている.
凌雲閣の地下にもコーラの自販機があることを.
受付で「す,すいません.コーラありますか?」と頼んで,小銭を渡して買ってきてもらう(なぜ?).
思考停止な汗だくオヤジの必死の懇願はキモチワルイ.
まぁ,向こうも慣れてますが.

iPhone15 Pro

にしても良い天気だ.
まるで台風一過のごとし.
いつもなら標高(1,280m)および汗冷えのために,速攻でウインドブレーカーを着るが今日は不要.珍しい.

iPhone15 Pro

しばしの休息後,上着なしで下りを開始.
大して寒くない.
そういや今日はチャリダーの姿が皆無.
みんなどこを走っている?

ファットな100kmサイクリングin旭川

こっちか?

BROは登りよりも下りにクセがある.
後輪のリムブレーキは強く握り過ぎるとロックして,車体が不穏な挙動を示す.
丁寧にコントロールしよう.でも14%やしなぁ...

iPhone15 Pro

今日は分岐を右折して,白金温泉経由でデポ地に戻ることにする.
天気が気持ち良すぎる.

みんな大好き吹上温泉.
シーズン真っ盛りで駐車台数多め.
個人的にはここの訪問は真冬が好み.夏は人が多すぎる.

恒例の厳冬期吹上温泉 with アホ息子

iPhone15 Pro

で,冬期通行止めの天空の路,十勝岳スカイラインを走る.
アップダウンをクリア.まだ標高が高いので耳が抜けずしゃべりにくい.

iPhone15 Pro

望岳台は先週行ったのでパス(ホンマは脚の売り切れ)
そのままダウンヒル開始.徐々に温かくなってきた.

iPhone15 Pro

やっぱここも眺望が「ミニ三国峠」っぽいよな.橋見えるし.

iPhone15 Pro

観光バスやらレンタカーの攻撃をかわして,道の駅「ビルケ」前で左折,道道353号を通って上富良野へ戻る.
最初の坂だけ我慢すれば,後はロングダウンヒル.
多少道は荒れているが,実に気持ちよく走れる.

休憩ポイントはいつもの「日新ダム」
おやおや雲が厚くなってきたゾ...

iPhone15 Pro

デポ地の駐車場に戻るつもりが,なぜか魔が差した.
日の出公園展望台アタック開始! さぁ,駆け上がれ!

入りは内装2速,粘って辛くなった頃に1速にチェンジ!...のつもりがレバーの押す方向を間違えて3速にin!(BROあるある)
もちろんペダルが激重となり,思いっきり失速.
ましてや内装ギアチェンジには脚を止める必要があるBROMPTON.そこからのリカバーは不可能だった...ぐぬぬ.

iPhone15 Pro

で,先日の「かみふらの八景」ラリーでは歩いてチェックしたモニュメントを,本日は無事にチャリを入れての撮影.これで真のコンプリ.

...いつの間にか雲が怖い状態に.

iPhone15 Pro

腹が減った.
いつものセイコマにin.
この自転車ラックの隣の段差,座るのにちょうど良い高さ.
ブルベ中だとあまり座りこまないようにしているけど,今日は良いでせう.

ちなみに「プリン」は飲み物です.

iPhone15 Pro

食事を終える頃,雨がポツリポツリと.
あわてて400m先の駐車場に戻る.

今一歩間に合わず,少し濡れた.
トイレの軒下に滑り込み,しばし雨宿り.

落ち着いた頃,クルマのそばに移動してBROを降着姿勢に.
いつ見てもうっとりするね.むしろ展開時より好きかも.

iPhone15 Pro

さて,この後はチャリで来た道を戻って白金温泉街に戻る.
「パークヒルホテル」にてサ活

昨年のスタンプラリーのフルコンプ景品に,ここの入浴券が含まれているのだ.
ただし入湯税(?)100円は別途支払い.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

夏季は屋内プールも利用できるが,さすがに今日は疲れたのでパス(一応水着は持ってきた).

現在時刻は15時半.
客は少なく,サ室独り占め!
水風呂もキンキンで数秒しか入れない.でも,それがいい.
もちろん外気浴も可.
仕上げのかけ流し温泉も素晴らしい.

ふーう,今日も充実した1日だった.
チャリ趣味はホンマにコスパが良い.今日なんて¥2,000も使っていない.
さらにはココロもカラダも健康になる.

てなわけで,カミヒル大会当日まで,後数回登るべし.
次はそろそろ,ちゃんとEMONDA...で.
1人じゃ何なので,誰かとジョインするか.

BROMPTONなBROMPTONと天人峡ライド

2025/7/20 Sun

TはチタンのT

iPhone15 Pro

曇り.温度:25 ℃,湿度:82%,体感温度:24 ℃,風速:11.6 km/時,風向:SSW

名古屋からBROMPTON,しかもT-Lineを持って友人のO田さんが来道.
O田さんとは不思議なご縁がある.

きっかけはKazchariが某オクにサドルを出品したのが始まりだった.
現在の匿名配送と異なり,落札後は互いに住所や電話番号を開示してのやり取り.今では考えられない平和な時代だ.

で,その連絡をきっかけに,ほぼ毎年来られている北海道旅行の際には,Kazchariと近辺のライドを楽しむ仲となった.

逆にKazchariが名古屋に行くことはなかったが,我が『BROMPTON Paris Edition』の購入時には,その引き取りをお願いした.感謝しかない.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

まぁ,この時のショップ訪問でBROに試乗したのが運の尽き.
ご自分でもT-Lineを購入されることになるのだが...BROの感染力,恐るべし!

で,今年もKazchariが休みとなる週末に合わせて,美瑛ー旭川方面に来られたものの,一緒にライドを予定していた19日(土)は見事に大雨.
仕方なくクルマにて美瑛の丘巡りとなった.
チャリダーのルイーダ酒場こと『Yamaichi』さんに寄ったりと,これはこれで悪くないのだがやはり物足りない.

明けて20日(日).
天気予報が好転し,午後からは晴れる公算大.
9時過ぎに滞在されているホテルに迎えに行き,ライドを楽しむことになった.

ハスラーの後部座席にBROを2台積む.
もちろん余裕.折りたたまれたBROの占有面積の小ささは異常.
これ縦積みなら4台は余裕だろう.

で,東川の「湧水公園」までワープ.
デポ地とする.

本日の行き先として「旭岳」をオススメするも丁寧にお断りされた.
そらそうだ.
BROでのヒルクラを好むのは一部の変〇だけである.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

騙して連れて行くと,その後の関係に支障をきたしそうなので(いわゆるゆるポタ詐欺),ほぼ平坦の天人峡へ向かうことにした.
BROをセットアップ&トイレして,さぁ出発である.

iPhone15 Pro

午前中の雨で路面は濡れている.
しかあし,BROには優秀なフェンダーが付いている!
ロードみたいにケツや足先がびちゃびちゃにならないぜ!...と思っていた時期がKazchariにもありました.
ライダー自身は大丈夫でも,後を走る人へのシャワーは割とスゴかったりする.
こういうのは経験して初めてわかるな.

で,最初に向かうは忠別ダム
ターコイズ色の橋を越えたら,さぁ,ヒルクラだ.アタックだ.踏むぜ!
...タイムはアレだが,見た目と違ってやっぱりBROは登る.

iPhone15 Pro

どんより曇ってイマイチな景色.
ここまでは以前,O田さんも来られている.

今日はここからさらに山奥へ.
キケンが危ないエリアである.

iPhone15 Pro

この看板があるのは...そういうことである.
未だに見たことないけど.

クルマの通行もほとんどないため,O田さんの提案で互いのBROを交換することにした.
BROのスゴイところはまずここ.
どれだけ身長・体格差があっても,サドル高の調整だけで老若男女誰もがフィットする.

で,BROの中でもセレブ御用達スーパーマシン,T-Lineに乗せてもらう.
Kazchariは以前,旭川,いや”北海道BROマイスター”ことO西さん「T」にも乗ったことはある.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

この時は店の前を少しだけ,それにO西さん仕様ということで”バッグ類てんこ盛り”だったため「T」の性能,特に軽さを体験することが難しかった.
しかし今日は最小限の荷物,かつ道も1~2%の緩斜面.
「T」の性能,それに「P」との違いを実感するのに最適な状況である.

早速またがる.
もう漕ぎ出しからして軽い.
何より違いを感じたのが意外にもハンドル幅.
同じMハンドルだが,こちらの「T」に付いている方がやや広めでしっくりくる.クロスバイク同等のポジション.
これなら先日の200kmブルベで悩まされた肩甲骨周囲の痛みは緩和されるかも.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ただしO田さん「T」は残念ながら旅仕様ということでフラぺ.
KazchariはSPDシューズだったため滑って仕方がなかった.そこだけが残念.

一方,O田さんに言わせるとクロモリフレームの「P」の方が,剛性感があって乗り心地が良いとのこと.
まぁ,要するにBROMPTONはどれも優秀,ということでしょう.

iPhone15 Pro

天人峡へ続く長いトンネルの前で再びバイクチェンジ.
ライトを点灯させてさらに進む.

トンネルを抜けると,かの層雲峡的な柱状節理が見えて来た.
この時期(真夏)より,秋や厳冬期の方が映えるねぇ.

iPhone15 Pro

もう一つ,短めのトンネルを越えるとゴールの足湯が待っている.

iPhone15 Pro

シューズとソックスを脱いで足を湯につけ,しばしまったり...と言いたいところだが,おっさん2人の匂いにつられてか,アブやらブヨやらがひっきりなしに飛んでくる.
あかんあかん.退散.
あいつらは服の上からでも噛んでくる.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

さて,このまま帰るのももったいないので,車両通行止めギリギリまでBROを押して上がってみる.

iPhone15 Pro

かつては向こうの土手に温泉ホテルが建っていた.
台風による通行止め=客の孤立事件をきっかけに,このエリアは一気に寂れていった.

ホテル廃業後も建物は放置されて荒れ放題.心霊スポットと化していた.
昨年,ようやく行政が動いて解体.
公園や駐車場を整備し,この辺りを「羽衣の滝」見学の拠点にするつもりとか.

現在でも,車両は通れないが人は左の橋を渡り,徒歩で600m先の滝まで行けるらしい.

iPhone15 Pro

往路を戻る.
ここは基本的に追い風.
緩斜面を豪快にダウンヒル.

BROでもAve.30km/hを軽くオーバー.
小径車ゆえに不安定...と考える人もいるかもしれんが,そんなことはない.
抜群の直進安定性である.

ボトルの水が心もとなくなってきたので,いつもの水汲み場である「大雪旭岳源水公園」へ.

iPhone15 Pro

お次は「親水広場」.
湖面に下りる謎のスロープ.
やたら立派.
車椅子用なのだろうか? 需要があるとは思えない.
水辺に降りたところで,砂の上を走らせることは不可能やし.

iPhone15 Pro

4月中旬頃には渇水により湖底の一部が露出する.
その異世界感あふれる風景の中をファットで走ると楽しい.

旭岳クライムから忠別湖底ライド

元の道に戻る.
しばらく走ると”みんな大好き”チョボチナイゲートが見える.

iPhone15 Pro

もちろんゲートは閉じられたまま.
地下水の流動が落ち着くのが10月頃.ゆえに毎年のオープンもその時期なのだが,そろそろ他のシーズンも走りたいものである.
狭小グネグネ激坂のこちら側からはともかく,「21世紀の森」側からなら凌雲橋まで問題なく行けそうな気もするのだが...

ここでもアブの大群に襲われそそくさと撤退.

iPhone15 Pro

往路と異なり晴れ間が出て来た.
もう一度ダム上へ向かう.

iPhone15 Pro

先ほどよりは青空がくっきり.
せっかくなので,スタンドを使わずあえて”おすわり”スタイルで並べる.
BROの正式な停め方だが,うん,確かに面倒だ.

iPhone15 Pro

O田さんが湖面を覗く.
ダムの放流が始まっているそうな.

iPhone15 Pro

おお,確かにスゴイ迫力だ.
ここには何度も来ているが初めて見る.
下流の方に釣り人が立っていてびっくり.

iPhone15 Pro

最後に「忠別湖」看板の前にて記念撮影.
やはり,こうしたゆるポタがBROには似合う(そうか).

ダウンヒル後,デポ地に戻る.
そそくさとたたんでハスラーに積み込む.ホンマEz.

iPhone15 Pro

IKEAのDIMPAがあれば汚れても安心.いわゆるシンデレラフィット.

IKEA(イケア) DIMPA 90187753 収納バッグ, 透明

iPhone15 Pro

O田さん,さすがにこれ1枚で飛行機輪行というわけにはいかず,専用の段ボールケースに収納して運んできたそうな.

さて,時刻は14時.
さすがに腹が減った.
だが,近くのカフェはことごとくランチタイム終了.

一旦Kazchari家まで戻り,シャワーを浴びて出直すことにした.
O田さん,特に北海道グルメには興味がないそうで,冗談で「『かつや』でどうですか?」と提案したら「いいですね」と即答.

iPhone15 Pro

やはりコスパ最高.
一応たんばく質だが,同時に塩分・脂分もこってりだ.

「でも,こういうのが食べられなくなったら,老いたな,という気がしますね~」と二人して同意.O田さんとKazchariは健康が気になる同年代なのだ.

つーことで,バスで札幌まで向かうというO田さんを駅まで送る.
また,来年お会いしましょう.

にしても,やはり「T」の走りはインパクトがあった.
とは言え,欲しいかと問われれば微妙.

走りを求めるなら軽量&20インチ,それにドロハンSHIMANOコンポがいい.

CARACLE-COZ

とか,やっぱ...

Tyrell-FCX

やな.
おや? 今のうちのBROと値段があまり変わらん.
ダメです.もう(チャリを)増やしません宣言.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

2025/4/27 Sun

峠で会いませう

iPhone15 Pro

曇り.温度:4 ℃,湿度:73%,体感温度:1 ℃,風速:11.0 km/時,風向:W

初の日曜開催となった幌鹿峠・春の幕開けサイクリング
早々にエントリーして走って来た.

冬期通行止めの道道85号「然別湖~糠平湖」間を,全面開通に先立ってチャリだけを走らせるという見逃せないイベントである.
コースは急坂で短い糠平温泉スタート(8km)と緩やかで長い然別湖スタート(14km)のどちらかを選択.
自称クライマー,Kazchariはもちろん前者を選ぶ.

その昔,400ブルベの途中で登ったような...

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

三国峠往復クリア後の登攀で,地獄のキツさだった.
翌年の「朝駆」は,ルートが変更されて然別湖から登り,そこからの三国だったので難度がだいぶ下がったように思われる.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

いずれにせよ,なかなかの標高となる達成感ある山越えである.

ただし,この大会には懸念事項がある.
時期的に天候が荒れることがあること(主に降雪)
実際,昨年は悪天候のため中止になったらしい.

さて,今年はどうか?
当初は快晴予報だったが,開催日が近づくにつれ徐々に怪しくなってきた...

現地集合時間は8時30分.
自宅から糠平湖までは125km,クルマだと約2時間半の行程である.
単純計算で6時に出発すれば間に合うが,前日の雪交じりの雨により三国峠凍結の懸念があるため,大事を取って5時に出発した.

チャリはTopstoneを選択.
路面状況がよくないことを知っているのと「季節的にまだ寒い ⇒ 防寒具が必要 ⇒ 積載量しやすい」という理由からである.
逆に暑かった場合は脱いだモノ運べるしな.

ハスラー発進.
雨である.気温も低い.
高規格道路を使って上川のセブン・イレブンまで一気にワープ.

補給食を買ってクルマに戻ると,見覚えのあるクルマとドライバーが.
知り合いのMさんだった.
本日のイベントに参加するつもりだったが,タイヤを既に夏タイヤに交換済みなので「峠越えが怪しい.路面状況を鑑みて引き返すかもしれない」とのこと.

そう,道民にとって冬⇒夏タイヤの交換は判断が難しい.
Kazchariは過去の経験から,毎回GW明けに作業を行うことにしているため,いまだスタッドレスのままである.

ちなみにMさん,後から聞くにやはり途中で引き返したらしい.

で,ハスラー再発進.
標高が上がるにつれ,周辺の木々が白くなってきた.
もはや真冬の風景である.
一昨年の2月に走った時とあまり風景が変わらん(大げさ)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

石北峠か三国峠かの分岐を過ぎて,防災センターで休憩.

iPhone15 Pro

ここでこの様子なら峠はどうなっていることやら...

早朝ゆえ,交通量は少ないものの,前方からも対向車がやって来る.
まぁ,走れるこたぁ走れるようだ.

トンネル手前の橋上が明らかに凍結していたが,無事に国峠着.

iPhone15 Pro

景色悪し.

ただし往々にして,峠を境に天気が変わるのがこのエリアの特徴.
そう,上川が雨でも十勝側が快晴ということが多い.

本日も快晴とまでは行かないが,下るにつれ天気はかなり回復.
太陽の光がまぶしいぜ.

糠平温泉着.
まずは「ひがし大雪自然館」へ.
おお,本日一緒に走るチャリダーさんが集まっている.

ゲート前のスキー駐車場まで移動.
Topstoneを降ろしてセットアップ!

iPhone15 Pro

レースではないものの,スタートからすぐに登り始めるので,アップ代わりに駐車場内をうろうろ.
もちろん未舗装なのでジャリジャリ.
グラベルロードなので問題ない.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

8時半,受付&ブリーフィング開始.
ここで衝撃の事実.
まず,イベントとしてのサイクリングは中止!

ゴールの峠付近は積雪により,ロードバイクで走れる状況ではないそうな.
然別湖側はさらに雪が多く,スタートすら切れないとのこと.

だが,この糠平湖スタートは,あくまで有志による試走という形で,ゲートオープンしてくれるらしい.

iPhone15 Pro

これは行くしかないでしょう!
Topstoneのタイヤは44c.多少の積雪なんぞ,どーってことないわ!

つーことで,中止だけど走れるという摩訶不思議なライドとなった.
参加料¥2,000がなくなったのがありがたい.
数名辞退されたようだけど.

で,9時のゲートオープンまでうろうろ.
この時は...まだ晴れていた.

iPhone15 Pro

ゲートが開く.
出発の時である.

少し走ると,なぜか雨が激しくなってきた.
スタートして,いつものようにマイペースで登っていたら,いつの間にか先頭に立っていた.
レースではないのだ.
無茶な負荷をかける必要はない.

すると,後ろからかなりの速度で上がって来るチャリが.
あ,あれは旭ヶ丘ヒルクライム大会でいつも上位にいるCさんではないか.
速い速い.さすがトップレベルのクライマーは違う.

次に,黒いS-WORKSのターマック(?)が抜いて行く.
さすがエスワ乗りは違う.

しばらく進むと,タイヤの太いグラベルバイクにも追い抜かれる.
ロードならともかく,グラベルにちぎられるのは何か悔しい.
このまま引き離されるのも何なので,できるだけついていくつもりが...ココロがポキった.

登るにつれて天候がますます悪化していく.
明らかに雪まじりの雨(もしくは雨まじりの雪)がカラダを叩きつけるように降っている.

指出しグローブのせいで指の先端が冷たい.
ウェアもシューズもびしゃびしゃ.
もう少し雨対策をすべきだったか...と,後悔しても仕方がない.
淡々と登るべし.

このように書くとグチっているように聞こえるかもしれんが,こんな修行ライドは嫌いではない.
わがミトコンドリアが喜んでおるわ!
登り切ったら終わりやし...あれ? 肝心なことを忘れている?

スタートから峠まで8kmなのだが,なぜだか10kmと思い込んでおり,予想より早くサポートカーの列やら,先にゴールした人たちの姿が見えてきた.
あちゃー,ラスト1kmぐらいは激コギして燃え尽きるつもりやったのにぃー(実際にやってる人もいた)
何か消化不良.

ブリーフィングで聞いていたようなひどい積雪は既になし.
ロードでも問題ない.
ただし,ここから然別側に降りることは,やはりできなさそう.

恒例の看板前での記念撮影.
何度目?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

糠平湖氷上ライドでもお世話になったSさんのコーヒースタンドで一杯いただく.

iPhone15 Pro

余裕かましてたけど,いざ停まると一気に寒さが押し寄せて来た.
汗冷えだ.
ジレウインドブレーカーの2枚重ね,それにグローブを起毛の長指タイプにチェンジ!

雪,一向に振りやまず.

ここにとどまっていても寒いだけなので,そそくさとダウンヒル開始.
途端に寒風がカラダを攻撃してくる.
こ,これって真冬の旭岳からの下りに近い.

起毛グローブと言えど,防水ではないので指先からじわじわと染みて来る.
これは「防寒テムレス」案件だったか.

おまけに調光レンズも雪の白さに反応してしまったのか,やたらに濃い.
水滴がついていることも相まって路面状況がよくわからん.

要はかなりヤバイ.
鎖骨骨折もまだ完治してないのだ.落車ダメ,絶対!

そんな中,ディスクブレーキのありがたさよ.
ホンマによく効く.

しばらく下ると,右側にコースアウトして停車している先行車が.
「まさかの落車?」と思い,声をかける.
ブレーキから異音がするので停車してチェックしていたとのことで,一安心.

さらに進むと,もう一台の先行車に追いつく.グラベルの乗っていた方である.
Kazchari以上の低速だったので,抜く際に「寒いですねー」と声掛け.
「寒いです!」と返事.
パッと見だが,登攀時と同じ服装だったように思える.
つまり,防寒ジャケットなしで,グローブも指出しである.
それはそれは辛そうだった.

いくつかのヘアピンを慎重にクリアし,ようやくスタート地点に戻ってきた.
ヒルクラあるあるだが,下界は快晴.
先ほどまでの地獄がウソの様.

iPhone15 Pro

スタッフ方に下山申告をしてイベント終了.
いやぁなかなかハードだった.

iPhone15 Pro

時刻はまだ10時半.
参加賞として糠平温泉の入浴割引券をいただいたが,残念ながら本日のみ有効.
ここでまったりして帰宅するのはもったいない話.

せっかく来たのだ.
さらに南下して,かねてからの計画を実行すべし!
そう,この日のライドはヒルクラだけでは終わらないッ!

...to be continued

iPhone15 Pro

親子で楽しめるか~息子のMTBデビュー!?

2024/2/2 Sun

Like father, like son?

iPhone15 Pro

まずは土曜日の話.

朝から,とある作業の続きをしようと,いつも使っているUSBメモリをカバンから取り出そうとした.

USBメモリが無い.

血の気がひいた.
詳細は避けるが,見られると不味いデータが入っている.
まさかどこかで落とした?
1時間ほど部屋および最後の視認時からの自らの動線を探し回る.

そして記憶をたどる.
...そう言えば昨日クルマに乗った時,「カチャ」という音を聞いたような...あわててライトを持って,ハスラーの車内を確認.

おおッ,あったァー!
シートとドアの間に挟まっていたァー!

知らぬ間にカバンから落ちたのだろう.
車外に落とさなくてマジ助かったぜっと.

このデジタル社会において個人情報流出はヤバ過ぎる.
細心の注意を持って扱わねば.
つーか,そんなデータ持ち歩くなって.

そして昼過ぎ.

昼食を終えた息子を,有無を言わさず外に連れ出す.
車内にて「今から誕生日プレゼント,買いに行くで!」と告げる.

期待に胸を膨らませる息子.
到着したのは,いつもの自転車屋「クランカー」さんだ.

で,以前から目をつけていたGIANTのハードテイルMTB「TALON2」の前に息子を連れて行く.

GIANT TALON2

Kazchari:「これでいいやろ? いや,これにしろ.答えは聞いてない」(←毒親)

息子:「ええっ?」(困惑と笑いが入り混じった表情)

Kazchari:「で,春になったら”山”行くで! そしてグラベルのダウンヒルや!」

息子:「それはイヤ」

つーことで購入.
27.5インチの油圧ブレーキ.
本体約8万円.
価格高騰の折,ちゃんとした入門用MTBとしてはまずまずのコスパ.

iPhone15 Pro でかい

息子の身長は現在140cmほど.
バイクのサイズはXSで,~165cmまで対応.

えっ,それ以上伸びたらどうするの?

たぶん大丈夫だ.なにせKazchariの息子だ.
遺伝は恐ろしいのだ(シクシクシク36).

そして,全く偶然なのだが,

2020年2月2日撮影

ちょうど5年前の同日,同じくクランカーさんで息子の旧チャリ(TREK)を購入している.
こうして見ると.ちゃんと成長しているのがわかるねぇ.

てっきりペダル別売りかと思いきや,プラ製の物が付属.
自宅の物置に転がっていたピン付きアルミペダルを持参したが,店長さんから「それは慣れないと危ない」とのご指摘.そらそうか.

つーことでお支払い他,各種手続きを済ませて,明日(日曜)に引き取りに来ることにした.

さて,晴れて息子とグラベルを激走する日は訪れるのだろうか?
早く,その”若さ”でブチ抜いて欲しいね.それが親の喜び.

息子と一緒に昆虫採集ライド

明けて日曜日.

本日は朝からSUZUKIのディーラーにて,ハスラーの「安心メンテナンスパック」
事前のDMにて,決算期前の商談会も開催されていることを知る.
ほほぉ,見積もりしただけで「マネケンのワッフル」がもらえるとな.

で,現着.

Kazchari家担当(?)のTさんに,ハスラーのキーを渡した後『スペーシア・ギア』の見積もりをお願いすることに.

新型スペーシア・ギア

やはり,チャリダーは軽ハイトワゴンでしょう.
タイヤを外さなくても,横にしなくても載せられる.
つめれば3台積載可(?).
ついでに車中泊も楽そう.

つまり,息子を山へ連れ出しやすくなるのだ.

まずはグレードから.
北海道では4駆必須.ターボは別に要らん.燃費が大事.
つまり「HYBRID XZ」.

カラーは...
そう,『新型ギア』最大のネックがこれ.
どれもこれもくすんだ色(いわゆるアースカラー)で,パッと目を引くカラーがない,なくなった.
まぁ,あくまで見積もりなので割高のホワイトを避け,適当にブルメタにした.

Tさんに「何かオプション付けますか」と聞かれたので,「ウインドバイザーは不要!」と伝える.
なぜか,あれって頼まなくても見積もりについてくる.

しばし待つと「お見積り書」が出てきた.
気になるお支払額は...驚きの¥250万!
確か10年前にハスラー買った時は,これより¥100万ほど安かったような...

で,もちろん詳細をチェック.

スズキコネクト対応なんちゃらの豪華ナビは要らん!スマホで十分!(マイナス¥20万)
スノーブレードが前後3本で¥15,000だぁ? Amazonで十分!(マイナス¥1.5万)
フロアマットが¥17,600? ありえん(マイナス¥1.8万)

逆に冬用ホイール・タイヤが入ってない.これがだいたい¥10万?(プラス¥10万)
そして今の2014年式ハスラーの下取りは...えっ,そんなもんですか(マイナス¥20万)

以上で再計算すると...¥217万!
うむ.だいぶ下がった.

「クルマ買うなら3月の決算期」が世界の常識.
この時に現金一括払いで¥200万ぐらいになれば...(ならん)

いずれにせよ,この『スペーシア・ギア』,今のカラーラインナップ&デザイン(フロント周り)だとイマイチ触手が伸びない(旧型の方が好み).
秋ぐらいにオトクな仕様の限定車でないかなぁ...

そうそう,Kazchariの周りのお客さん,例の『ノマド』の商談だらけ.
既に納車3~5年待ちとか.
みんなお金持ってんなぁ.

iPhone15 Pro

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

2024/12/8 Sun

どうしてこうなった!?

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:83%,体感温度:-7 ℃,風速:11.3 km/時,風向:NW

夜に雪が振り,朝から晴れるという絶好のコンディション.
ハスラーにファットを積み,美瑛に出かける.
いい雪が待っていそうだ.

いつもの美瑛スポーツセンター着.
ファットをおろして準備していると.リアにファットを外積みしたクルマが駐車場に入ってきた.

冬チャリとは珍しい.

知っている人かと思ったが違った.
そしてクルマからは子どもが2人登場.
ファットのサドルを下げておられたので,子どもの遊びに付き合っているだけのようだ.

OLYMPUS TG-5

今日は帰りに「パークヒルズ」のサウナに寄るつもり.
秋のスタンプラリーのフルコンプ景品に無料チケットが含まれていたので.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

ゆえに白金温泉とは別方向へ走る.

OLYMPUS TG-5

それにしても雪がふかふかである.
多少積もっているところでもタイヤがすっと沈んで硬い路面を捉える.
「こりゃ走りやすいわ」と喜んでいた時がKazchariにもありました(伏線)

OLYMPUS TG-5

橋を渡る.
前方に変なダンスを踊る男子中学生を発見.
きっと”ダンダダンな妄想”が脳内に渦巻いているのだろう.そういう年頃だ.
こちらに気づくと気まずそうな顔.そら恥ずかしいわな.

その彼をパス.
球形オブジェ前で撮影.さきほどの彼の姿も映り込んでいる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

美瑛の別荘エリア(たぶん)へ.
奥の建物は3,000万円で販売中.
英語も併記してあるのは,まぁそういうことなんでしょう.

OLYMPUS TG-5

しばらく進むと,何か見覚えのある家が見えてきた.
少し前にGoogleブラウザのトップ画面で紹介されていた物件である.

美瑛町 既存住宅 15,000万円

うおっ,1億5千万か.どこのセレブの持ち物やねん.
そやけど東京あたりじゃ,この値段ではマンションも買えんか.
地下室付きの3階建て7LDKサウナ付き.宝くじ案件やな.
固定資産税がエグそう.

OLYMPUS TG-5

さて,少しづつ標高を稼ぐ.
やがてスカイライン的な展望の場所へ.
お気に入りの一本白樺の前.

OLYMPUS TG-5

家が点在するものの「三愛の丘」から先は2kmほどで冬季通行止め道路となる.結果,車両の通行がほぼ皆無.

OLYMPUS TG-5

青い空と白い雪,それに静寂.
これぞ求めていた風景.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

通行止めと言えど,積雪シーズンin直後はまだ走行可の道が多い.
それに期待して看板を越えて進む.
ダメなら引き返せば良い.

OLYMPUS TG-5

ここらは以前,無許可でブライダル写真などの商業撮影がよくされていた場所.
さすがに最近は見かけない.
畑を踏みにじられる農家さんの怒りはわかる.

OLYMPUS TG-5

左方向の脇道からクルマが1台走ってきた.珍しい.
ほほぉ,そちらも抜けられるのか.
直進するつもりだったが,クルマがわだちを作ってくれている.
行ってみますか...(これが大失敗だった)

OLYMPUS TG-5

あぁ,たぶんここ元はグラベルやな.
白樺の並木が美しい.

展望台が見えてきた.
そう,「千代田の丘」である.

OLYMPUS TG-5

高台からの景色を堪能後,いよいよ牧場へと向かうロングダウンヒル.
下る前に写真をパチリ.

OLYMPUS TG-5

...これが本日最後の写真となった.

Kazchariは,このダウンヒルの途中で落車してしまう.
その際,右肩を強打.
「ゴキ」っという嫌なサウンドを聞く.

「やっちまった」とつぶやく.
「鎖骨骨折」の文字が頭に浮かぶ.

ファットを起こす.
「Garmin Edge1040」には「緊急救助要請せよ(?)」の表示.
長押しで消す.

残りの下りを押して下る.
牧場内に入り,平地になったところでファットにまたがる.

事故直後はアドレナリンが出まくっているせいであまり痛みは感じない.
右肩は全然上がらないが,ハンドルは持てる.
握力,感覚は問題ない.神経は損傷していないようだ.

もちろん,本日のライドはここで終わり.
デポ地に戻ることにする.
幸いここからは平坦.大きな坂はないはず.

走りながら,今後の反省のために先程の落車原因を考察.

まず,明らかにオーバースピードだった.
前輪のスパイクが雪面を捉えていない.
車体が左右にぶれて一気にコントロールを失った.

それに前半はドロッパーでシート下げ,後輪にしっかり荷重しつつ慎重に下っていたのに,途中でシートを上げてしまった.
あまり覚えていないが,その瞬間の転倒だった気もする.
今シーズン,グラベルでのダウンヒルを多数こなしてきた自信が慢心につながってしまった.

そして雪質を見誤ったこと.

これまでもチャリの落車経験は多数ある.
雪道の場合,特に受け身を取らなくても,そのまま横に倒れれば雪がカラダを受け止めてくれていた.
だが,今はシーズンinしたばかり.
昨夜降ったばかりの新雪はふわふわで,肩が雪の下の固く凍った路面にダイレクトヒット.そら折れる.

そしてハンドルカバーの存在.
防風保温効果は抜群だが,こうしたふいの転倒時,カバーから手を抜く動作が遅れてしまう.
ハンドルを握ったままなので,カラダをひねって背中で受け止める防御が取れない.
冬チャリ仲間にはハンドルカバーを付けない派も多いが,落車時のことを考えると正解かもしれない.

それにしても,前回の大転倒は昨年のGW.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

そこから数えてもわずか1年半足らず.
反省が全く生かされていない.アホなのか?

で,ホウホウの体でデポ地に復帰.
ハスラーにクソ重たいファットを積むという地獄作業.

無事な左手一本での積み込みを試みるが,さすがに無理.
ここぞという所で右手を使用.
”俺の右手が真っ赤に燃えて”痛みのあまり叫びましたよ.

なんとか積み終えて,なんとか運転して帰宅.
これまた痛みに耐えつつ,ファットを下ろす.

今日は日曜日.
行きつけの整形外科病院は休診.

明朝に受診することにした.
確定診断をもらうべし.
どう考えても「鎖骨骨折」.第ニ候補に「肩鎖関節脱臼」.そして...(まずないが)期待したいのが「ただの打撲」のどれか.

前2つだと,今期スノーシーズンは強制終了.

だがしかし.
運命(さだめ)とあれば,ココロを決めるしかない.

ファットな今年もスパイクタイヤはじめましたライド

2024/12/1 Sun

冬と真冬の間

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:0 ℃,湿度:76%,体感温度:-6 ℃,風速:15.0 km/時,風向:W

土曜日は久々に仕事がらみの飲み会に参加.
スペイン料理風.参加費¥5,000の割には,飲み放題かつ大ボリュームのメニューで腹が苦しい.だが美味い.

北海道でもトップクラスの量じゃないか!やっぱりグリルベリーズで飲むと胃袋ビリる!【旭川市】

さて,翌日曜日も6時に起床.
朝から曇天.ただし気温は低くない.

本日の予定としては,まずファットバイクのタイヤ交換作業がある.
例年通り,居間にファットを持ち込む.

iPhone15 Pro

やはりタイヤレバーが3本必要.
アルミリムなのであまり気を遣わず「よっこらせ」と外すが,カーボンホイールも同じ方法で良いのだろうか?(←未経験)

【正規品】 シュワルベ(SCHWALBE) タイヤレバー(3本セット) 新モデル

一時期検討していたインナーチューブのTPU化は見送ることにした.

特に冬用スパイクタイヤでは軽量化の恩恵があまりない,TPUは経年劣化が激しい,プラスチックバルブ,かつリムに固定するネジがないなど,デメリットと感じることが多い.価格も1本¥3,000と高いしな.
春先は春先で再検討の予定.

さて,タイヤの次はハンドル交換である.
先日「EPIC」のハンドルをアルミからカーボンに換えた.

EPICなさらなる軽量化を求めてハンドル交換ライド

つまり標準装備のアルミハンドルが手元に余っている.
当初はヤフオクでの売却を考えていたが,ファットバイクへの取り付けを思いついた.

同じアルミ素材とは言え,ハイエンドで採用されているパーツである.
絶対に軽いはず...と期待.

iPhone 15 Pro

期待をこめて計測すると...370g ⇒ 265gと想像以上に軽量.
それに「S」「SPECIALIZED」のロゴ入りなのがベネ.

作業中,寝起きの娘が部屋から出てきたので『わんだふるぷりきゅあ!』を一緒に鑑賞.

わんだふるぷりきゅあ!

ご存じの方も多いと思われるが,今期のプリキュアは「敵」と闘わない.
狂暴化した動物たちを,仕方ないのでかまってあげて,こわくないとなだめて,癒して,おうちに帰す.
このパターンで,よくバトル物を成立させているものだと感心する.
正にホワイト社会.令和の作品やな.
次作は「アイドル」がテーマのようだが,この路線を継承するのだろうか.

続いて『ブルーロック第二期』

ブルーロック

予算不足なのか監督の力量なのかはわからんが,あまりにも動きのない演出に「紙芝居」と揶揄され,世界中で低評価なブルロ2.
今回は試合の間の糸師兄弟の過去回だったので,そのあたりのアラはあまり目立たず.
なぜか視聴しながら号泣する娘.
「糸師凛」の中の人が演じた「山田くん」のマネが,Kazchariと娘の間でちょっとしたブーム ⇒「はい」「そうすね」「興味ないす」「ばれたか」

みたいな感じでウダウダ作業していたら12時近くになってしまった.
うわっ,ライドの時間がどんどん削られていく.

いそいでウェアに着替える.
外に出ると家の前の雪は融け,路面が露出している.
つまり自宅からだと雪上走行にならないので,スパイクタイヤに換えた意味がない.
クルマに積んで,走行に適したフィールドに向かうことにする.

ハスラーにファットを積み込み,冬チャリデポ地の定番,東川の大雪湧水公園へ.

OLYMPUS TG-5

このあたりまで来ると,路面状況も良い感じになった.
ハスラーからファットを降ろす.
さぁ,今季最初のスパイク走行である.

OLYMPUS TG-5

圧雪アイスバーンが続く.
ザクザクとスパイクが刺さる.
転がり抵抗うんぬんがバカバカしくなるほどの安心のグリップ感.

OLYMPUS TG-5

この道は忠別ダム,そして旭岳まで通じている.
今日はさすがにダムまでやな.

OLYMPUS TG-5

観光地に向かう道路だけあって,ちゃんと除雪が入っている,
交通量も多め.

OLYMPUS TG-5

フロントとリアのライトを点滅モードにして自分を目立たせる.

RAVEMEN FR160

ポジションライトとしての地位を確立.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト RAPID X リア用 USB充電 TL-LD700-R

電池の持ちがよい.

ちょうど,AmazonがBFセール中なので,面白そうな商品を物色していると,こんなのを見つけた.

COOSPO BLC100

先に紹介したRAVEMENの〇クリ?
デザインは少し変えてきているが,光量は100ルーメン,容量も5,000mAhしかなかったり,透明プラマウント構造だったり,今どきlightningケーブルだし,日本語の説明が「スマホン」で,¥2,000クーポンが付いていたりと,少しアレな製品.
もちろんサクラチェッカーでは危険度大だった.誰かお試しで買わない?(人任せ)

ライドに戻る.
ダムへの登攀開始.
やはり夏=乾燥道とはコンディションが異なり重い,重い.
これはこれで良いトレーニング.
例の呼吸法を意識する.

発汗がすごい.
最近着用のインナーはアンダーアーマーのこれ.

野球 アンダーアーマー ベースボール ウェア ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ クルー アンダーシャツ クルーネック 丸首 長袖 1358646 UA

この上にパールイズミのウールセーター,そしてアウターの組み合わせ.
理想的な吸汗・排汗機能への道のりはまだ遠い.
今後の製品開発に期待.

ダム着.
雪のシーズンは始まったばかり.
除雪されたダムを余裕で渡る.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ダムの対岸へ.
既にゲートが閉じられており通り抜け不可となっていた.
かつげば通れそうだが.

OLYMPUS TG-5

出発が遅かったので,既に14時を越えている.
闇と寒さがやってくる前にダムを下る.

ダウンヒル開始.
冬ライドの最大の敵,寒さとの闘いである.
とは言え,本日は気温が高いのでそれほどでもない.

ファットには先週からハンドルカバーを装着.
こいつがあれば手袋を薄手にできる.
ごついウインターグローブを着けるより適切な方法.

最近,クラファンでサイクルアパレルメーカーのMorthanさんがこんなのを...

Morethan ニットウォータープルーフ手袋

かなり魅かれる製品.
はたして冬の北海道で耐えられるか?
試したいところだが値段がなぁ...
通常販売後,Morethanあるあるの,とんでも割引で安く買えることに期待.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

てなわけで,無事デポ地に帰還.
ファットをハスラーに積む.
そして,週末のお楽しみである“サ活”へ.

OLYMPUS TG-5

この時期は外気浴が厳しい.
短い”ぽわーん中”に室内に戻るのも何なので,水風呂後は浴室内のイスに直行した.

目をつぶってととのっていると,足に衝撃が.
あわてて目を開けると,走り回っていた3歳ぐらいのガ...いやお子様がKazchariにぶつかって転倒していた.
子供はすぐに立ち上がって走り去っていったが,反射的に親の姿を探す.
父親らしき人物を発見.
てっきり,こちらに「すいません」なりなんなり,声掛けしてくるかもと思ったが,Kazchariを完全無視.
ゆえに,こちらから「お子さん,大丈夫ですか?」と声をかける.
すると,あわてた様子もなく「えっ,まぁ...」とだけ返事.

おいおい.
こういう親って何があっても,子供を叱ることないんやろなぁ.

まぁ,こんな妄想はおいておこう.
「こういう育て方をしたら,こういう子供になる」なんて保障はどこにもない.
子供がどういう人物になるのかは,誰にもわからない.

で,帰宅.
うちのアホ息子が「ゲームの課金アイテムが欲しい」とかなんとか言ってきたため,さっそく叱り飛ばすKazchariがいた.

OLYMPUS TG-5

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

2024/9/23 Mon

トンネルが長すぎて多すぎる

iPhone15 Pro

晴れ.温度:13 ℃,湿度:75%,体感温度:13 ℃,風速:11.4 km/時,風向:NE

昨日の「ジャリ感」がカラダから抜けきれぬまま,5時過ぎに目が覚めた.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

相変わらずショート・スリーパーやな.
体調は悪くない.
脚もそれほど疲れていない.
今日がレースなら前日に入念にマッサージするところだがな.

MYTREX マイトレックス REBIVE マッサージガン

ただし気になるのが耳の痛み.
別に中耳炎とかではなく,ウレタン耳栓による穴の圧迫痛である.
そろそろアイマスクを含め,睡眠グッズの見直しが必要な時期かも.
以前,レビューを書いた「Anker A10」も,どうにもイマイチで,結局ヤフオクで売ってしまった.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

懲りずに新型の「A20」にチャレンジ?(高い!)

Anker Soundcore Sleep A20

さーて,本日の予定は?
昨日とは異なり一日中快晴予報.
このまま帰宅するのはもったいない.

せっかくの遠征ライド.
滅多に来ないこの地域を楽しみましょう.
とは言え,ニセコ・倶知安エリアは...とりあえずええかな.

そこで思いだしたのが,エントリーしながらも雨でDNSしたブルベ「BRM711当丸コースター300」.

もちろん,300kmを丸々トレースする時間も根性もないので,神恵内を起点に積丹半島をぐるっと時計周り,古平から当丸峠を越えて戻るというルートを考えた(一部しかかぶってないやん).
うむ.いけるいける.楽しそうだ.

思えばオートバイやクルマではなく,このルートをチャリで走るのは初である.

行き先が決まれば話は早い.
昨日同様に朝風呂に入りココロとカラダのスイッチを入れる.
ローソンにてコーヒーを購入.
パンとおにぎりの朝食後,パッキングして7時過ぎにはチェックアウトした.

iPhone15 Pro

ナビによると神恵内まではクルマで1時間ほど.
意外に近い.

道の駅があるものの,その手前の市街地でクルマをデポできそうな場所を探す.
地図で確認すると「村立漁村センター」の駐車場がよさそう.
祝日だし,この広さなら迷惑にならないだろう.
ちょうど当丸峠からのダウンヒルの終着点になるし.

で,8時頃無事現着.
Topstoneを降ろす.

iPhone15 Pro

暑くもなく寒くもなくいい気温.
長袖インナーに夏ジャージの昨日と同じ組み合わせである.

もちろん海が左手となる時計回りで出発.
まずは道の駅「オスコイ!かもえない」を目指す.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

海岸の漁村を通るため気分はすっかり島ライド.
昨年走った「利尻島」を思い出す.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

いずれにせよ,初めて走る道はワクワクするねぇ(オートバイと同じ景色だけど何かが違う).

やがて道の駅「オスコイ!かもえない」に到着.
ここは台風被害により,2004年から2010年までの6年間,閉鎖されていたことがある.いわば幻だった駅.

iPhone15 Pro

本日,2024年の再訪ではデジタルスタンプをGet.
めったに来れない場所なので貴重だ.

iPhone15 Pro

道の駅を出るとすぐにトンネルが現れる.
ここを皮切りにトンネルが続く.
そう,このルート最大のネックはこれ.
2km級のトンネルが何個も続く.

iPhone15 Pro

チャリでのトンネル走行は言うまでもなくデンジャラス.
後方からの追突事故や前方からのライトのまぶしさ,路面状況の把握(穴ぼこ,濡れ)が困難なことによる転倒,そして寒さ.

思えばこの積丹半島,車道で一周できるようになったのが1996年と,ごく最近.断崖絶壁を迂回するためには多数のトンネルが必要なのだ.

以下のサイト,こだわりのトンネル愛&旧道愛が素晴らしい.

積丹1周旧道旅1

幸運なことに,積丹半島は気象条件の厳しさゆえ,逆にメンテが頻繁なのか,照明・路面とも良好なトンネルがほとんどだった.

iPhone15 Pro

トンネル通過しつつも,しばらくは平坦路が続く.
向かい風なので抵抗激しく,疾走感はイマイチ.

やがて前方に「神威岬」が見えてきた.
とりあえずの目的地である.
久々のヒルクライム.
さすがに昨日今日では脚が重い.

iPhone15 Pro

で,何年ぶりかの神威岬.
駐車場ってこんなに広かったっけ?

いずれにせよ休憩.
トイレもある.
そして自販機の隣には...ででん! ゴミ箱もあるッ!
ここはリアルゴールドを買わずにいられないッ!

iPhone15 Pro

さて,岬の先端(女人禁制の門があるところ)へは,結構な距離を歩く必要がある.

余談だが,その昔(35年ほど前)に訪れた際,先端のローソク岩を見るためのルートは「山」と「海」の2か所と聞き,Kazchariはよりハードな海ルートを選んだ.
たぶん山ルートは今の遊歩道.

この海ルートは心霊スポットとして当時から有名.
一旦,海岸沿いまで降りて,岩に開けられたトンネルを通るのだが,このトンネルやっかいなことに途中で2か所が90°に曲がっている.
つまり,距離は短いものの,完全に光が閉ざされて漆黒になる瞬間があるのだ.
「ライトを持参すれば良い」との意見もあるが,この暗闇でライトを照らすと何やら見えてはいけないモノが見えるとか...

で,当時21歳のヤングなKazchariは,手で壁を伝いながら,なんとか海岸に出た.その時の写真がこれ.

フィルム写真のスキャンなので,解像に関してはご勘弁.
後に聞いたところでは,そのトンネルは「念仏トンネル」と言われていたそうな.ヤメテー.

つーことで,おっさんになった今では,そんな冒険はしない.
それどころか山ルートすらもたるい.
SPDシューズとはいえ,できるだけ歩きたくない,チャリと離れたくないのが正直なトコロ(チャリダーあるある)

つまりこの駐車場にて岬巡りは終了.
クールに去るぜ.

iPhone15 Pro

先ほどまで苦しめられた向かい風は,進行方向が変わったのでややマシ.
これまた懐かしの道営野塚野営場.なぜに道営?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

国道ではなく道道913を走る.
積丹岬に通ずる道である.
なんとなく「巨神兵」な岩.

iPhone15 Pro

島武意,幌武意? どこかで聞き覚えが...
ああ,昔ダイビングで来たな,この辺.

iPhone15 Pro

さて,同じような風景が続くこの道.さすがに食傷気味.
腹も減って来た.
寿司屋や海鮮専門店がちらほら現れてきた.
ここは思い切って,ウニ丼,逝く?
ありゃ.よく考えたら現金は¥3,000ほどしか持ってない.
個人店では電子マネーが使えないことが多いし.海鮮系は厳しいかなぁ...

美国を少し超えた頃,「海鮮」「ラーメン」「カレー」などのノボリが見えた.これなら¥3,000あれば大丈夫か,と入ってみることにする.

iPhone15 Pro

みはらし荘」という名の宿だった.
入口のガラス戸には見慣れた「PayPay」ステッカーが.
なんや電子使えるやん.

ビューテラスがおシャな建物だが,席に通されメニューを確認.
それがこれ.

iPhone15 Pro

ウ,ウニがこの値段.
さすがに厳しい.しかし,PayPayが使えるなら...
ここで店のスタッフから「すいませ~ん.もうウニ切らしちゃって,他のでお願いします」とのお達し.
ほっとしたような残念なような複雑な気分.

「仕方なし」と他のメニューをチェック.
あらためて見るとどれもこれもエグイ値段.
隅の方に¥1,980の「磯丼」を発見.
うん.これにしよう ⇒ 注文.

それにしても...すんげー物価高騰やな.

ウニ丼は確かに美味い.だがウン万円,ウン千円払ってまではなぁ...
20年ほど前,チリのサンティアゴの朝市で「ウニ丼」を注文したことがある.

2004/7/8撮影
2004/7/8撮影

この量で確か¥1,000しなかったような...
現地の人はあまり食べないらしく,日本人が注文すると,黙って醤油とワサビが出てきた.
まぁ,量多すぎ&大味であまり美味くなかったような記憶がありおりはべりいまそかり.

同時期,日本でも稚内だったか,せいぜい¥3,000くらいで食べたかなぁ.
いずれにせよ,もう手が出ない.この値段なら高級焼肉にするね.

とまぁ,そんな思い出にひたっていると,やってきました我が「磯丼」

iPhone15 Pro

ほほぉ,これはなかなか.
「活」を売りにしているらしく,食材のツヤが違う.
もちろん,むっちゃ美味い.こんなのでいいんだよ.
この宿,不思議なことにネパール・カレーも推している.なぜ?

つーことで大満足.
妥協してコンビニ飯にしなくて良かった.

腹も膨れたところで出発.
古市市街に入り,海岸を離れ,いよいよ山中に入っていく.
当丸峠越えのスタートである.

iPhone15 Pro

道道に入ってすぐに見かけたコスモス畑.
写真撮影(構図)のためにはサイドスタンドが便利だが,このTopstoneはカーボンフレームなので装着不可.気にしない人も一部いるけど.

iPhone15 Pro

で,当丸峠だが,これがまぁ,結構ダラダラと登る.
休む箇所がほぼない.
ゾンビ走法にてココロを虚無にし,ひたすらペダルを回す.

ケツが痛い.
ダンシングで荷重を逃がす.
こういう時って音楽があるとええね.
交通量もほぼ皆無だし.
骨伝導イヤホン,持って来ればよかった.

Shokz (ショックス) OpenRun 骨伝導イヤホン ワイヤレス Bluetooth5.1

先ほどチェックしたGoogle Mapから,頂上までの距離を計算.
しかし,覆道やらドームトンネルが続いて,頂上らしきモノがなかなか見えてこない.

Kazchariの頭にある「当丸峠」と言えばこれ.

いつまで登っても,この写真の場所が出てこない.
するとドーム状トンネルの反対車線側にぽっかりと穴.
「展望台Pはこちら」とある.
ハイスピード+カーブ箇所なので,対向車に注意しつつドームを出る.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro このあたりが写真の峠?
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

おお,なんだこのバビルの塔感.

こんな人里離れた場所にとんでもない建築物.
まぁ,ここまで延々とトンネルでカバーし続けないと,通行止めになりまくる道なのだろう(たぶん).

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

とかなんとか,言っているうちにいつの間にかダウンヒル開始.
おお,これが「当丸コースター」の真意か,と思いきや本番では登る方向が逆ななのねん.どちらからでも楽しめそう.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

いやいやすんげー絶景だ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

さすがに途中で寒くなって,持参したウインドブレーカーを羽織る.
次々に現れるカーブをクリア.
下り基調を激走.実に走り応えのある道だ.
デポ地点まではあっという間.

iPhone15 Pro

いやぁ,走った走った.天気も最高.
昨日の「NISEKO GRAVEL」もこれくらい晴れてたらなぁ.

とはいえ,グラベルロードだと,ヒルクライムが重くてキツい.
今日みたいなコースはもちろんEMONDA向きだな.

ハスラーではロード2台積みは厳しい.
おっ,ちょうど気になるクルマが...

iPhone15 Pro

Topstoneをハスラーに載せて帰路につく.

時間があるので,例によって常宿の『万葉の湯 ふとみ銘泉』に立ち寄る.
ゆっくりと”サ活”.これで3日連続.

昨日,今日と結構な激闘だったが,グラベルも積丹ブルーも海鮮もダウンヒルも全て楽しめた充実の休暇だった.

なんてパラダイスな人生.全てチャリのおかげ.