EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その2)

2025/6/14 Sat

落下に注意

いただき画像

曇り.温度:17 ℃,湿度:79%,体感温度:15 ℃,風速:10.6 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

少し到着時間が遅れたこと,さらにはマウントバンド切断事故もあり,あたふたと余裕がないままブリーフィング場所へ.
こういう時には何か良くないことが起こりがち...

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知り合いの方々と挨拶をかわす.
にしても,みなさん毎週毎週何百キロも走るなんてマメですな(オマエモナー)
今回に限ってはBROMPTON軍団の姿が見当たらず.

さて,参加者の一番の関心事は本日の獲得標高.
「Ride with GPS」では5,000mを越えていたが,T夫さんの試走では4,790mだったらしい.
良かった.210mも低い...って,誤差の範囲やろ.

ブルベカードには通過ポイントでのクイズが同梱.
ランドヌ札幌のフォトチェックやクイズと言えば難問で有名(そうなの?)
前回の「桂沢200」ではエラい目に.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

車検を終えてスタート.

300ブルベと言えば,前照灯は2灯必須.
普段から付けている「BONTRAGER Ion 800」(廃盤)と,エアロハンドルに強引に付けた「CAT EYE URBAN」である.

CAT EYE URBAN HL-EL145

前者は本格的に夜間走行になってから使用予定.
後者は日中のトンネルや,日没後はヘルメットライトにする予定.
単三電池なので万が一の時でも電源の入手が容易.充電時間も要らんしな.

このライト,前回のFlècheで落下事故発生.
バラバラになってしまったが,パーツを元の位置に戻せば復活という堅牢性を誇る.シンプル is ベストの典型.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

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トイレを済ませてから幹線道路に出る.
少し出遅れたが前方に集団を発見.
さすがEMONDA,少し踏めばすぐに追いつくぜ(序盤中の序盤だって)

よくよく見ればこの集団内に強ランドヌールのR大さんT口さんがいた.
今は市内の信号坂中なのでおとなしいけど,この集団,郊外に出れば一気に活性化するかも...

いつの間にか見覚えのある道に.
そうそう,このブルベは小樽に抜けるまでは「BRM506薄野200」と重なる部分が多い.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ゆえに定山渓に向けて街中からも徐々に登りがはじまり,集団のペースが落ち始めた.
R大さん,アクティベート.するすると前に出る.
もちろん,ついていくKazchari.乗らなきゃソンソン.

少しR大さんと話しながら走る.
信号がなくなった所で,前に出て「(今から)ひきますよ~」と告げる.
するとR大さん「いやいや自分のペースで行きますので,お先にどうぞ」とのこと.

あー,やっちまったかな.

最近のブルベやFlècheでは平坦でトレイン組んで爆走し,時間と距離を稼ぐことばかりやってたので,今回もそのノリでお誘いしたのだが,人によって,もしくは日によって,そういうのがしたくない人もいるということを失念していた.

特に豪脚のR大さんは,基本的に先頭でひっぱっている=自分のペースで走る印象が強い.
脚がそろっている人なんてそうそう出会わない.
決められた時間内で個々人のペースでロングライドを楽しむ.それがブルベ.

このKazchari,ブルベの中でブルベを忘れていた.

つーことで以降,反省したわけではないが,30kmも進まないうちに今回のブルベはほぼ一人旅となった(参加者も少ないけど)

で,最初の峠らしい峠のこばやし峠.
止まって撮影していると,後続のチャリにバシバシ抜かれる.

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問題はここからのダウンヒル.
気持ちよく下っていると左折箇所を通り過ぎてしまった.
少し戻って正規コースに戻る.
焦りがあったのか,飛ばし気味.
段差でかなりはねた.
その瞬間,チャリから何かが落ちた.

停車して引き返す.

落ちたのは...メガネ用のクリップオンサングラスだった.
あわてて拾うと,レンズ面に細かいキズが...シクシクシク36

ただし幸いだったのは,クルマには轢かれなかったこと.
十分使用可能レベル.
運が良かったと考えよう.これがOAKLEYやったら泣くに泣けない.

しばらく走って「薄野200」でも使った公衆トイレにin.
今日は一般のローディも多い.
Kazchariなら,反射ベストを付けているチャリダーを見たら「何キロのブルベですか?」と訊くね.

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【PC1:41.4km地点 セイコーマート定山渓温泉店】

前回はBROMPTON,今日はEMONDAで到着.

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ここから本格的な山旅が始まる.
何より補給が大事.
ここはブルベ飯の定番である「おにぎり」「バナナ」で.
固形物は食えるうちに食っておく.

そして今回も脚ツリ予防のため,ボトルには常に「麦茶」を入れておく.

そのままズバリの『健康ミネラルむぎ茶』を基本とするが,よくよく考えれば麦茶であればミネラル含有がデフォルトのはず.

伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 600ml×24本

今回のブルベでは様々なメーカーの「麦茶」を試し,味比べをしてみることにした.実際,薄いのやら濃いのやら味はけっこうバラバラだったりする.

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先着していたR大さんN本さんらの出発を見送る.
どこかのPCや峠で追いつくかと思ったが,以後,全く姿を見ることはなかった.後日,ゴールタイムを見て驚愕.さすがだ.

さて出発.
前回の「薄野200」では定山渓温泉の写真が全く撮れなかったので,今日はちょこちょこ停車.見事に坂の町だねぇ.

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朝里峠への登攀開始.
やっぱりBROMPTONに比べたらEMONDAでのヒルクライムははるかに楽だな(当然だ).
それにしても5月上旬と6月半ばでは景色がまるで違う.
「薄野200」の時はサイドに残雪.
何より,札幌国際スキー場がまだ営業していた.

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スキー場を過ぎ,トンネルを登ると朝里峠クリア.
ここって特に峠の標識がないのねん.

ここからは”コースター”の名に恥じぬ,豪快ダウンヒル.
路面状況はそれほど悪くないが,やはり下りは苦手だ.
やはり,あの事故が尾を引いているのか...

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

そしてループ橋.晴れると映える.

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ここから小樽市内方面へも下りが続くのだが,今回は途中で左折.
少々複雑な経路で次の「毛無峠」へ向かう.

この経路がやっかいで,本ブルベ後半,積丹からの帰りでも重なったルートを通るのだ.
今は『Bryton S500』なので進むべき方向が表示されているので問題ないが,以前使っていた『eTrex』だと自分の位置しかわからない.
絶対迷うなこれ.

Bryton Rider S500

さて,そんなぐるぐる回るルートで事件発生.
暗いトンネルの段差に気づかず,車体に衝撃!
ハンドルに付けていた「CAT EYE URBAN」が吹っ飛んだ!
地面を転がるライト.明らかに細かい部品が散らばるのが見えた.

あわてて停車.
パーツを拾い集めるが,前回の落下時と異なり,切れたコードがぶらんぶらん.
こりゃアカンわ...
100km走る前に,ライトの一つがアウト.
これはヤバい状況かも.
300なら大丈夫か.
メインライトを節約して使おう...

いや,ホンマ今日はモノをよく落とす日である.

それでもゴールへ向けて登らなければならない.
毛無峠へは初登頂.要するにプロフィールを全く知らない.
この峠,どこが最高地点なのかさっぱりわからん.
山頂と思って,ようやく下り...と安心したら登り返し.
こういうのが何度も続く.

まぁ,サイコンの「クライムプロ」機能を表示すれば済む話なのだが(停止中),距離やらパワーの方が必要な情報やしなぁ.

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何度も騙された後,ようやくダウンヒル開始.
ここも路面状況良好.

【通過チェック1:108.7km地点 道の駅あかいがわ】着.

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T夫さんをはじめ,スタッフのみなさんがいた.
写真の中にクイズの答えあり.

いやぁ,それにしても毛無峠はキツかった.
斜度ではなくいつ終わるともしれぬ登りは精神にダメージを与える.
これでまだ1/3.
いいかげん脚が終わりそうなんですけど...(早すぎやろ)

道の駅としては珍しく,空き缶用ごみ箱あり.
ここは神の飲料,赤コーラをキメる.

少しHPを回復させ,(その3)へ続く.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

2025/6/14 Sat

大人の機材ドーピング?

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曇り.温度:17 ℃,湿度:79%,体感温度:15 ℃,風速:10.6 km/時,風向:SSE

とうとうやってきました.
300kmで5000アップの山岳ブルベ「もっと当丸コースター」

https://ridewithgps.com/routes/47731707より

まぁ,2025年の道内ブルベには獲得標高10,000m越えの「SR600 Shikotsu Toya」もあったりするが,通常開催としては最凶(のはず).

『SR600 Shikotsu Toya』だと?

さすがにこの標高に重量級のTopstoneや小径のBROMPTONで参加するのは不味いっつーか辛いだけ.DNFがちらつきそう.

ゆえに今回は山岳決戦用最終兵器ことEMONDAを投入.
言うまでもなく,TREKの誇る,いや誇っていた軽量クライミングバイクである.今は...MADONEに統合...
うちの最終型はフレーム形状もエアロっぽくなり,オールラウンドバイクに進化した(らしい).
実際,平坦も割と速かったりする.

ただし,固いフレームなので,エンデュランスなDOMANEに比べると,ロングライド時のダメージも大きい.

ちなみにこいつでブルベを走るのは初めて.
となれば,装備を工夫する必要がある.

まずはホイールの話.

現在標準装備しているのは「ELITEWHEELS DRIVE HELIX C57」

春に向けてのセットアップ~Elitewheels Drive Helix 57D CS

こいつを元からついていた「BONTRAGER RSL37」(前後1,250g)に交換.

リムハイトが低くなり,軽い走りになるはず...と思いきや,持った感じだと,なぜか重量が変わらない.
元々DRIVEが見た目よりも軽量(前後1,420g)かつTPUチューブ仕様なのが効いているのか.

それでも「RSL37」にするには意味がある.
DRIVEは横風にめっぽう弱いのだ.

一部海岸沿いを走るなど,強風の可能性もあることを考えると,こちらが正解.
落車ダメ,絶対!

さらには,今回の走行を最後に「RSL37」には軽量タイヤ(AGILIST LIGHT)とTPUを装着し,来たるべき「カミヒル決戦ホイール」に進化させるつもり.

パナレーサー(Panaracer) アジリスト LIGHT クリンチャー 700×23C/25C/28C

新車時からのタイヤ(BONTRAGER R3)も,まだ使えそうだが,購入して3年以上経ち,走行距離も5,000km越えているので交換時期とも言える.

さて,例によって前泊は『万葉の湯ふとみ銘泉』
金曜日の17時過ぎ着.
創業祭とやらの夕食¥300割引チケットがもらえたので,サ活後,館内で食事することにした.

「海鮮ちゃんぽん」.このボリュームで¥1,500ならお得.

22時就寝.
いつものゴロ寝スペースではなく,照明が暗い隅っこの方でリクライニングシートを倒して寝る.
意外にも,こちらの方が寝心地ベネ.
例によって熟睡は難しいものの,土曜日の4時半頃,アラームが鳴る前に覚醒した.

目をこすりながら更衣室へ.
サイクルウェアに着替える.

インナーはいつもの安くて高性能なアンダーアーマー.

アンダーアーマー ヒートギア コンプレッション ロングスリーブ

山岳ブルベのゲン担ぎとして「Stolen Goat」の「青の水玉ジャージ」にしてみた.円高の頃は海外通販が安かったなぁ...(遠い目)

ビブはパールイズミの3Dメガである.
天気予報は晴れ,かつ気温が上がりそうなのでレッグウォーマーはなしで.

おっと忘れていた.
持病の右腸脛靭帯炎の予防のためにテーピング.

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m

300ブルベなので,コンタクトではなくメガネを着用.
必然的にバイザー付きメットになる.

オージーケーカブト(OGK KABUTO) 自転車 ヘルメット AERO-R2 JCF公認

5時前にチェックアウト.

ここからスタートの「前田森林公園」までクルマで30分ほどである.
途中,ローソンにて,塩むすびX2,バナナ,コーヒーを購入.

まだ脳が眠っているのか,ダッシュボードの上に,ホットコーヒーが入った紙コップを置いたまま発進してしまった.
信号待ちで気付いたが,零れなくてよかった...(頭文字D?)
今日はツイてるかも!

公園着.
既に主催のランドヌ札幌のみなさんが待機していた.

EMONDAをハスラーから降ろす.
ブルベ用装備を取り付けていく.

ありゃ,ナビ用マウントをステムに取り付けるバンドが切れとる~
予備なんぞない.
とりあえず端と端を結んで,もう一度取り付ける.

そう,EMONDAでブルベに出走するにあたり,何が大変ってハンドル周りである.
いわゆるエアロハンドルなので,各種マウントが付けにくいのだ.
先ほどのバンドが切れたのも,取り付けが無理やりだったためだろう.

まぁ,利点として平べったいスペースに,距離とPC名を貼れるのが助かった.何かプロっぽいぞ.

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つーことで,いよいよ出走.登るでぇ~

(その2)へ続く.

4回目のGQuuuuuuX,劇場体験

2025/6/20 Fri

beyond the time

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毎週異様な盛り上がりを見せる『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』

地上波の放送は火曜深夜.
良い子のKazchariは,そんな遅くまで起きていられないので,翌水曜日に早起きしてAmazon Primeで視聴.

機動戦士Gundam-GQuuuuuuX

毎回何かの仕掛けがあって驚きの連続.

(一応)原作なしのオリジナル作品のため,先の展開が全く読めない.
常にネット考察勢の想像の1歩先をゆく.
もう,これ以上のネタはないやろ,と思いきや...なんじゃこれぇぇぇ!の連続.
ゲルググ(笑),リック・ドム,サイコガンダム,ハンブラビ,ギャン,黒い三連星,バスク,ギレン,セシリア...そしてとうとう白いアイツ

思えば,初日に行った劇場先行上映の衝撃がすさまじかった.

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning-』を観た~開始0.5秒で泣ける

結局,来場者特典の「DESIGN WORKS」が欲しくて3度,劇場に足を運んだ.

その後,通常放送・配信が始まったわけだが,劇場では感動したという同年齢の友人は「登場人物に魅力がなくて脱落しそう」「もっと大人の鑑賞に耐えうる内容にしてほしい」と酷評.

まぁ,わからんでもない.

肝心の主人公3人の影が薄すぎる.
特にトー横キッズ並みに後先考えないJK主人公の行動.
あれにおっさんが共感できたら,それはそれでヤバい(保護者がカワイソスギル)

総集編のような駆け足脚本のせいで,各キャラの掘り下げが全くなされないままガシガシ進んでいく.

根幹のタイムリープマルチバース設定も今や...全然目新しくない.

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た~そう来たか!

...といった欠点は多々あれど所詮エンタメである.
ファーストリアル視聴世代(ほぼ還暦)にはたまらん内容なのは否定できない.
楽しませてくれればよかろうなのだァァァァッ!!

これに関してはネットで面白いことを言っている人がいて「GQXは原作の再現ではなくて,原作の感動を再現している」と表現していた.
同意.

それが,ついに11話ですよ.

強引すぎるZパロ(舞台シーン)やシャアの魔法少女風変身にも大爆笑したが,なんつってもラストのRXー78-2の登場!

『めぐりあい宇宙』の冒頭,ドレンの「スワメルか!?」からの,「♪パパパパーン!」からの,やたら目が座ったアムロ(ガンダム)の襲撃同等の鳥肌モノ.

肝心のお話の方は,次の12話で最終回っぽいので,強引にまとめるためか,炭治郎もかくやの説明セリフのオンパレードで少々げんなり.
まるで『シン・エヴァ』みたい...あっ,同じ監督か.

オタ相手の商売が異常に上手な財団Bとカラー.
なんと,ここに来て劇場版の再上映を発表!
来場者特典は「DESIGN WORKS 3」だとぉ!?

そして...これ,映画の最期に,2期とか完結編の劇場版製作決定とか,そんな話あるんじゃね?

こ,これは,行くしかないじゃないか!

つーことで,金曜日の午後から有給を取り,のこのこと近所のイオンシネマに出かける.
もちろんネタバレ回避ため,YouTubeやXは開かないっ.

新情報の衝撃をまっさらの脳で受け止めるのだっ!

(90分後)

鑑賞終了.

えーと...何の...発表も...匂わせも...ありませんでしたぁ!

¥1,000(株主優待)払って設定資料集を買ったら,サブスクで配信中のアニメが大スクリーンと良音響で鑑賞できた...ということにしといたるわ!
4回目やけどな.

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でも,本当に12話で終わり? もったいない.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その3)

2025/6/07ー08 Sat-Sun

今日もいつものすいみん不足

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晴れ.温度:18 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:18.8 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

時刻は23時.
仮眠所『宮の森 楽々温泉』を出発.

昨年のFlècheでも仮眠はとった.
狩勝峠の公衆トイレである.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

ここのトイレは正にパラダイスの名に相応しい.
なんと6月なのに床暖房が入っていた.

当然,便座も保温中.
嘘か眞か,かつてはブルベ中,それを抱きしめて眠りこける猛者もいたらしい(迷惑行為です)
Kazchariは霧雨で濡れそぼったカラダを乾燥させるため,床に大の字に...(夜中の1時でも迷惑行為です).

あの時に比べると今日はパラダイスのさらに上位互換.ヴァルハラ?(なんでもええけど)
何せ温泉である.
わずか30分の入浴でもかなり回復.
眠くならなければ良いが...(フラグ)

出発してすぐにセイコマで補給.

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ホットシェフのかつ丼とコーヒー牛乳.
道路の反対側に「吉野家」があったが,たまにはコンビニ飯以外の方が良かったかな.

国道36号に入る.
ここから苫小牧までひたすら直線.
昼間であればところどころ海が見えるはずだが,時間的に真っ暗.

Pika団長の提案で「5分ローテしながらのトレイン」を組むことになった.

出ましたトレイン.
言うまでもなくロードバイク最大の敵は風の抵抗である.
誰かの後ろ,タイヤ間30cmほど空けて張り付くと,風の抵抗がかなり軽減される.

先頭で5分牽いて(Ave30~35km/h),後方に下がる.
4番手時はほぼ無風(休息).これを繰り返すのだ.
Kazchariの場合,先頭時の心拍は150ほど.後方に下がると100~120程度と,かなり楽になる.

1時間ほど経過.
苫小牧が近づく頃,Pika団長のペースが落ちはじめた.
確かにAveが高すぎたかもしれない.

何も見えない深夜の国道で一旦停止.
団長に体調を確認する.あまり良くなさそう...(ハンガーノックか?)

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とりあえず次のPCを,ややペースを落として目指す.

【PC5:270.6km地点 セブンイレブン苫小牧新富町店】

日常であればとっくに就寝中の時間.
いつ眠気が襲ってきても不思議ではない.
普段は絶対に飲まない時間にホットコーヒー注入.

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苫小牧を過ぎると,進路は内陸に入っていく.
この季節,日の出はおおよそ3時半.
当然,その少し前から周囲は白んでくる.

「おだってるJAPAN」一行,かろうじてトレインを組んではいたが,団長の体力は限界だったようで,20km/h以下のペースでも辛いという.

通常のサイクリングであれば,ここで大休憩ということもあり得るのだが,今は(一応)競技中.
最低ラインとしてスタート後,24時間経過となる朝8時までに360kmを走破しておかなければ完走認定されない.
徐々にそのタイムリミットが近づいてきていた.

苦渋の決断であったろう,ついにPika団長,DNF.
近道にて一人札幌に戻ることになった.

残りの3人で走り続けることになったが,ここで問題発生.
Flècheのルールを熟知しているのは団長だけなのだ.
ここにきて,改めて詳細を確認することになった.

特に「22時間経過以降,25km以上を走る」という縛り.
湧きまくっている”完徹脳みそ”での理解は相当困難(Kazchariだけかも).
なんとなくわかった感じでリスタートした.

さらば団長...止まるじゃねえぞ...(違う)

さて,ここからは追い上げタイム.
高速トレインで遅れを取り戻す.
「鹿注意」の看板が見えたと同時に,鹿が2,3頭飛び出してきてびびる.

爆走につぐ爆走.
ただし猛烈な眠気.

脳内BGMはこいつがリピート.

幻覚こそ見えなかったものの,今この瞬間,自分で何をしているのか夢うつつになった頃...

【PC6:297.0km地点 セブンイレブン安平早来店】着.

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あまりに眠いため,「眠眠打破」などの飛び道具を購入しようかと考えたが,この手の最終手段はカラダに悪そうだし,後の反動が怖い.
ここでふと,カフェイン錠剤を所持していたことを思い出す.

【第3類医薬品】エスタロンモカ12 20錠

まぁ,こいつも健康的とは言えないが,とりあえず飲んでおこう(確かに効いた).

早々に出発.
ついに岩見沢に入った.

約束の時間,つまり出発後22時間が経過する午前6時がやってくる.
「何か場所がわかるモノが映り込んだ写真が良いのでは?」と3人で協議.

道端にいい感じの看板を発見し停車.
5分ほど待って,22時間経過の証拠写真をゲット!

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残り2時間で25km以上走れば無事認定!...だよね?あってる?(自信なし)

余裕ができたのでトレインも鈍行化.
のんびりペースでゴールを目指す.

そして【PC7:348.0km地点 ファミリーマート岩見沢美園1条店】着.

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旭川市民のKazchari,やはりファミマにはテンションが上がってしまう(台湾を思い出す).
そして,睡眠欲を通り越して,今度は食欲がやってきた.
ブルベ大詰めでカレーライスをイン! なぜか美味し.

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国道275号に入るとついに24時間経過,午前8時となった.
午前6時時点から25km以上進んでいることを確認し,青看板をバックに撮影.

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後はゴールを目指すのみ.
そしてついに...

【GOAL:380.4km地点 ローソン札幌東雁来10条店】着.

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24時間21分.388.5km.

いやぁ,例によって長い闘いだった.
400あるいは600ブルベより過酷.
昨年のFlècheより総走行距離は短いものの,完徹走行はアラ還にはキツイ.

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ラストレシートは恒例の「SAVAS WHEY PROTEIN 脂肪0 マスカット風味」

SAVAS(ザバス) WHEY PROTEIN 脂肪0 マスカット風味 430ml×8本 ホエイプロテイン 20g 明治

買い物客の女性をつかまえて,3人の記念撮影を頼む.

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昨年あたりからソロだけでなく,チームライドの機会が増えてきた.
好きな所で停車できないというデメリットはあるものの,脚の揃ったメンツでのトレインは正に快感.
目的地到達時の達成感を誰かと味わうのも悪くない.

年を重ねると,新たな友人関係を構築するのは難しいと言われている.

そんなことはない.

チャリに乗れば簡単である.
ホンマ,この趣味に出会えてよかった.
一生乗り続けます宣言だな.

つーことで,K木さんMさんPika団長,そして主催のAJ-Hokkaidoのスタッフ様,楽しいイベントありがとうございました.
次回はTraceにしましょう!(...と言いつつ,やはりFlècheになる予感しかしない)

つーことで,札幌市内のホテルに向かう二人と別れる.
正午からとある場所で認定受付なのだが,そこに向かうHPはKazchariには残されていなかった(赤表示)

そこで,署名したブルベカードとレシートをK木さんに託し,Kazchariはクルマのデポ地へ向かう.
陽は昇り,すっかり暑くなってきたがまだ9時前である.

デポ地から『たまゆらの杜』まではわずかな距離.
Topstoneをハスラーに積み込み,迷わず温泉に向かう.

とりあえず風呂だ.何が何でも風呂だ.
浴室内を目もうつろに,ふらふらと歩くKazchari.
カラダと頭を洗って,即Tシャツに着替え.
ごろ寝ルームに直行し,10時頃マットに横になる ⇒ 爆睡

目が覚めると12時を過ぎていた.
認定受付どころか懇親会にも間に合わない.まぁ,仕方がない.

これ,スタートを6時にしてたら,ゴールから懇親会まで余裕があったかもしれんなぁ.次回への教訓やな(また走るのか?)

さて,この2時間の仮眠で少し頭がすっきり.
改めて「温泉+サ活」へ.とぶ.

そして腹が減る.

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館内食堂で「味噌カツ定食」
美味し.いや,この過酷なイベント後で美味くないわけがない.

繰り返すがチャリは良い.
己の生命体としての活動状態を極限にまで感じさせてくれる.
そして事後は睡眠が快感,温泉でとぶ,メシが美味い,これ以上の贅沢はない.

15時頃,『たまゆら』を出発.
いつものルートで旭川へ.

翌日の月曜日は有休を申請済み.
カラダの休息は元より,Topstone他の我が愛車たちをゆっくりと整備してやろう.
来週もまた,間違いなく生命を感じる(であろう)イベントが控えている.

iPhone15 Pro  後で送ってもらったAJ-H20周年記念バッジ

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

2025/6/07 Sat

夜景・絶景

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晴れ.温度:18 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:18.8 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

さて,無事食事を終えた「おだってるJAPAN」一行,残る距離は約300km(!)である.
不思議だ.いつものブルベよりも距離の減りが遅い...

これはおそらく”ついていっているだけ”が影響しているのかもしれない.
今回,キューシートもロクにチェックしていない.
ナビにPOI登録もしていない.
要はコース全体を全然把握していないのだ.
結果,次の目的地までの距離を毎回Pika団長に聞く体たらく.こりゃいかん(これが後でとんでもない事態を招く)

少し南下して「道の駅あかいがわ」着.
特に立ち寄ることなく,そのまま進む.

道の駅と言えばスタンプララリー.
Kazchari家では2000年頃から延々と(物理)スタンプ集めをしてきたが,昨年からデジタルに移行.

みち・レ・ポ-北海道「道の駅」デジタルスタンプラリー

この付近は滅多に来ないので押しておきたいところだが,集団走行ゆえ,なかなか言い出せずスルー.
まぁ,翌週も立ち寄る予定なので,いいでしょう.

で,国道393号へ.

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名前はあるのか謎の峠(Google先生に表記なし).
樺立トンネル手前までのヒルクライム開始.
今回のFlèche,最初の峠らしい峠である.

ここでクライマーMさんのパワー炸裂.
さすがYONEX乗りは伊達じゃない.実に安定したペダリングだ.

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一応,ここが本Flèche最高点.

汗だくのカラダの冷え防止にジレを着用.
トンネルを越えると倶知安に向けて豪快ダウンヒル.
札幌近郊と異なり,この辺りの路面状況は実に素晴らしい.
寒冷地あるあるの穴ぼこや割れがほとんど見当たらない.

少し雲がかかっているが羊蹄山もキレイに視認.

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カミフのジェットコースターの道に劣らぬ直線ダウンヒル登場.
あまりに気持ち良すぎてみんなでミスコース.

【PC2:103.4km地点 セブンイレブン倶知安南4条店】

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それにつけても日本のコンビニは実にありがたい.
いや,台湾一周でもコンビニのおかげでかなり快適な旅ができた.
他の国,例えばヨーロッパなんかだと,補給にひたすら苦労すると聞く.
とは言え「不便だから」と,行かない理由にするのも情けない話.

以前,モルディブ・ダイビングボートで同室だったカメラマンさん(ハワイ在住)が,奥さんと一緒に軽キャンで,現在世界一周中.
しかも,一発目がウラジオストクからロシア入りという濃度max.
その行動力に感服.

倶知安の大通りを走る.
懐かしの定宿「トリフィートホテル」前を通過.
「NISEKO GRAVEL」「HANAZONOヒルクライム」に参加時には,いつもお世話になっている.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その1)

近年,宿,食事とも異常に高い,高いと言われるニセコエリアだが,夏はそうでもないっつーか,極めて普通.
冬のリゾートホテル街のイメージが先行しすぎている感.

さて倶知安からさらに南下.
次に目指すは洞爺湖である.

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【PC3:145.5km地点 セイコーマート洞爺店】

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ここでそろそろ夕食.
少し冷えてきた.

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歯茎が後退して口内スカスカのおっさんには禁断の「ネギ塩鶏焼きそば」
とことん歯に挟まる.
持っててよかった歯間ブラシ.

デンタルプロ 歯間ブラシ I字型 太タイプ サイズ5(L) 15本入

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K木さん曰く,洞爺湖には面白い白鳥がいるらしい.
湖畔につがいで住んでおり,観光客がどれだけ近づいても逃げないらしい.
なんか,ウソっぽい話(すいません)と思っていたら...本当にいた.

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なぜか一羽のみ.噂の相方はどうした.

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湖畔沿いの周回道路で,ついにFlècheもしくはTraceの参加者とスイッチ.
エールを送り合う(停車しないのが”らしい”)

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伊達市内に入る頃,ちょうど日没の時間.
後ろを振り向くと,見事な夕焼け.
停車して,しばし見惚れる.

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400km近いブルベだと,夕焼けと朝焼けを同時に味わえる.
夜間走行好きなKazchariだけの感想かもしれないけど.

そろそろフロントライトを常時点灯要.
今回はOLIGHTの「RN1500」がメイン.

OLIGHT RN1500

言わずと知れたブルベ民御用達ライト.
CATEYE「VOLTシリーズ」のライバル.

LOWモード(300ルーメン)で12.5時間持つ超省エネ設計.
600ブルベでも充電不要である.

真夏の祭典「納沙布1200」に向けて,手持ちのライト類を見直す必要がでてきた.
特にブルベ参戦初期の頃から使っているmicro-USB電源のライト類.
かなりバッテリーがヘタってきている印象...(翌週,この不安が現実化する)

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すっかり暗くなった頃,室蘭着

室蘭と言えば白鳥大橋.
残念ながら自転車は通行不可らしい.
しまなみ海道の様な観光資源になるかもしれんのにもったいない.

その姿が遠くに見えてきた.
ライトアップされて実に美しい.
全員で「写真,写真」と騒ぐが,なぜか誰も停車しようとしない.
「もっといい場所」「もっと良い構図」と探しているうちにどんどん橋から離れていく.

そして,室蘭名物と言えばもう一つ「工場萌え」
これまたライトデコレーション(?)されたパイプやダクトうねうね,煙突屹立はサイバーバンクの世界...のはずだが,今夜はそうでもない.土曜日だから?

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で,地球岬の通過チェックを目指しつつ,途中のセイコマで休憩.
向かいのガススタから,やたら爆音の軽自動車.うん,何か昭和臭の漂う街だ.

さて,地図で見たまんまのぐねぐね急坂登攀が始まる.
調子よく登っていたところ,ロクにキューシートを確認しなかったツケで,フォトチェックを通過してしまう.

そう,今回,地球岬の展望台までは行かないのだ.
運よく,通り過ぎたことにすぐに気付き数百メートルの登り返しで済んだ.
あぶねーあぶねー(最近このパターン多い)

【通過チェック:205.3km地点 金屏風看板】

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誰もいない,夜の金屏風看板前ではしゃぐおっさん達.

いただき画像

さて,ここからが面白かった.
そやけど,一人だったら...恐怖な道.

照明が存在しない山間のウネウネ細道.
やがてダウンヒル.
そこから見える夜景は...正に絶景

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肉眼こそ正義.
こんなんスマホでは絶対にキレイに写らん.
いや,撮れるかもしれんけど,ごちゃごちゃ設定変える余裕はない.

ベースにした「地球岬400」のコース設計者が見せたかったのは,おそらくこの景色だろう.

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ここから今宵の仮眠所となる銭湯まではあっという間...と思ってた時期がKazchariにもありました.

走れど走れど一向に下りにならない.
崖の上や壁面に張り付くように立っている住宅地を登ったり下ったり...の稜線ライド.
まるで,懐かしのジャマイカやアジアの国々の山岳街道を走っているかのごとし.

何より不思議なのが,町中までかなりの距離かつ坂だらけ,商店もないこのような場所(失礼だ)に住んでいる方々,一体何を生業にされているのだろう.
それに真冬とか,この激坂は凍結しないのだろうか?

...と,部外者の身勝手な心配をよそに,ようやく町らしい町におりてきた.
ここから少しコースを外れて目当ての銭湯を探す.
少々迷ったが22時過ぎ無事到着.ほぼ予定通り(らしい).

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Pika団長から30分入浴,30分仮眠,23時出発という指令が出された.
一同同意.

さぁ風呂だ.
こんな遅い時間にも関わらず,結構な込み具合.
入湯料(¥500)の他,「楽々セット」というタオル,石鹸,シャンプー,リンスセットを購入(¥350)
最近スーパー銭湯ばかり行っていたので忘れていたが,普通の銭湯はこうした小物は備え付けではない.

脱衣所で汗だくのジャージ,ビブ,インナー,ソックスを脱ぐ.
後でこれを着るかと思うとげんなりだが...仕方がない.
あの時よりマシ.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

しかあし,この状況を少しでも快適化するために,今回はインナーの替えを持参していたのだ.GJだ,Kazchari!

アンダーアーマー ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ

ここの銭湯,予想以上に充実しており,サウナはもちろんのこと,ちゃんとした露天風呂まであった.
ブルベ中でなかったなら...と,そんなことを思っても仕方がない.
次回はTraceだな(デジャヴ)

22時40分.休憩室で横になる.
すぐ横にテレビがあり,芸能人が「美味い,美味い!」とグルメ情報を垂れ流している.寝れるかー!

まぁ,目をつむっているだけでも脳は休憩できるらしい.

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予定通り23時には行動開始.
装備を整えて夜の街へ再び繰り出す「おだってるJAPAN」一行であった.

さぁ,残り9時間!(マジか)

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続きはこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その3)

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

2025/6/7 Sat

ヌグフルキルヤムの法則

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晴れ.温度:18 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:18.8 km/時,風向:SSE

外泊ではアラームが鳴る前に起きるのが常.
熟睡とは言えないが,睡眠スコアは「普通」Garminが言っている.

GARMIN Instinct 2X

トイレに行く.
階段にある窓からはとりあえず晴れ間が見える.
少なくとも”どしゃぶりスタート”は免れたようだ.

更衣室にてサイクルウェアに着替える.
アンダーアーマーのインナーに,200ブルベ記念ジャージ(長袖).

アンダーアーマー ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ

ビブはパールイズミの極厚パッド
一応,レッグウォーマーも装着.

5時半には準備が整い,『万葉の湯』を後にする.
路面こそ少し濡れているが,雨は降っていない.一部青空も見える.
勝ったな.

デポ地である丘珠空港近くの公園駐車場には6時頃に着いてしまった.
スタート地点である「ローソン」まではチャリで20分もかからない.

それに対して集合時間は7時半.早く着きすぎたな.
いやいやのんびりはできない.
Topstoneを下してセッティング.
iPadで少し時間をつぶして,さぁ,スタート地点へ向けて出発!

...と思いきや,どうもサドルの高さが合わない.
膝の曲がりに余裕がありすぎる.
この3Dプリントサドル,ノーマルに比べてケツの沈み込みが大きい,つまりシート高が低くなってしまうのだ.
だから,新装備をいきなり実戦に投入するのはキケンだと,あれほど...と言っても仕方がない.

300mほど引き返し,あわてず騒がずクルマに積んでいたヘキサレンチでシートポストを5mmほど上げた.
まぁ,こんなもんかな.360kmもてばヨシ(大丈夫か?)

今度こそ出発.うむ,この高さだ.

交通量が少ない中走っていると前方からチャリのトレインが.
先頭車両には見覚えがある.あ,あれはT夫トレインだ!

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

向こうもこちらに気づいたらしく,互いに手を振る.
T夫さん「(コンビニで)もう待っている人いましたよ~」と教えてくれる.

まだ早いと思っていたが先着メンバーがいるのか?
まさか,集合時間間違えてないよなぁ...

で,7時過ぎにスタート地点【ローソン札幌北37条東店】着.
なぜか誰もいない...
一応グループLineで到着を知らせて,コーヒーとおにぎりの朝食.
会計中,K木さんMさんの到着を確認!

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”朝山岡家”をキメて来たPikaさんも到着.
ブルベカードとプレートをゲット.

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Topstoneはフレーム形状やワイヤの取り回しが独特なので,プレートの取り付け位置に大いに悩む.
結局,少々歪な位置になってしまった.

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新投入のアリエク,3Dプリントサドルをみなさんに紹介.
興味津々.特にその価格に.

RYET 3D プリント自転車カーボンサドル

ちゃんと仕事してくれよぉ...

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出発予定時間の8時.
ドラクエのパーティよろしく一列に並んでレシートゲット.
前回の『美瑛の丘300』での教訓から,水ではなく「ミネラル麦茶」を購入した.

さて(最短)360km,24時間の旅の始まりである.

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まずは海岸沿いを目指す.
少し冷えるが雨は降っていない,いや,降る気配もない.
街中の信号坂に耐えれば快適走行.

だだっ広い国道337号をひた走る.
気になるサドルのフィッティングは,少し前下がり感はあるが概ね良好.
適度なクッションがちょうど良い.これはアタリかもしれん.

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国道5号に入り,いくつか坂のアップダウン.
日差しが強くなってきたため,ウェアの調整要.
PCではないが,セブンイレブンにピットインした.

路面の濡れに対応するためのオーバーソックス,およびレッグウォーマーをキャストオフ.
この時は,この装備で走り続けることができると考えていた...

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小樽到着.

その手前のトンネルで,サブライトの「CATEYE URBAN」のスイッチをオンにしようとしたところ,マウントのはめ込みが甘かったのが,見事に脱落
道路をごろんごろんと転がってしまう.

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン 前照灯 JIS規格 800カンデラ HL-EL145

後続のPikaさんに拾ってもらうが,外装傷だらけ.
祈る気持ちでスイッチをオンにするが点灯せず.
うわ,やっちまったぁ!
まだだ,たかがサブライトをやられただけだっ!

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その後も信号待ちの間に,電池をつけ外ししたりと色々いじるが復活せず.
もちろんメインライトは別に用意してあるが(O-LIGHT RN1500),短いトンネルや夜間走行のヘッドライトなど,便利なのよねー,こいつ.

ブルベにトラブルは付き物である.
今度は先頭で牽いていたK木さんが,いきなりミスコース.
一旦,全員で停車する.
本部に申請したルートと照らし合わせる.
K木さんは,どうやら古いデータをダウンロードしていたようだ.
あぁ,去年も後半似たような状況になったなぁ...

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

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ルート確認の間,いかにもな小樽風景の中で小休止.
これ幸いと,壊れたサブライトをもう一度確認.
なんてこたぁない.
電池格納部とライトユニットが緩んでいただけだった.
元の位置に戻すと,見事に再点灯!
さすがの定番商品.シンプルな作りと耐久性.素晴らしい.

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再出発.
どうやらKazchariの「Bryton S500」に入っているモノは最新=正しいルートのようだ.

Bryton Rider S500

少々あざとい観光地の小樽を抜け,塩谷方面へ.
徐々に黒い雲が接近.
そして...とうとうと言うか,ついにポツリポツリと降って来た.

まぁ,天気予報通りやね.
「このまま濡れていこう」というわけにはいかない雨量になってきた.
屋根を求めて介護施設にピットイン.
各自,雨装備に換装.

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派手ないでたちのおっさん達が,変なチャリでたむろっているのが気になったのか,施設から職員さん登場.
不審者でなく,ただの”長距離ライド好きの変態”とわかって安心したのか,軒先を借りることを許してもらえた.

とは言え,いつまでも停滞しているわけにもいかず,再出発.
余市の手前で内陸へ向かう道道に入る.

雨は止まない.
まともなフェンダーを装着しているのはK木さんのみ.
集団走行ゆえに水の巻き上げがひどい.
特に35Cの極太タイヤのTopstone,巻き上げ量が半端ないためド顰蹙.
すいません.すいません.

そうこうしているうちに,ようやく【70.4km地点:PC1 セイコーマート赤井川店】に到着.

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この頃にはすっかり雨も止み,各自レインウェアをキャストオフ.
問題はソックスカバー.防水には絶対の自信を持っていたものの,上,つまり膝からの水の進入は防げなかった.
「GORETEX」ゆえの防水性がアダとなり,カバー内に水がちゃぷんちゃぷん.
ひっくり返すと結構な量の水がしたたり落ちた.

当然,シューズ&ソックスもびしょびしょ.今日中に乾くのか,これ?

さて,昼が近い.
この先の「道の駅」ではパンしか売っていないとの情報を得,この付近で食堂を探すことになった.

なんと,すぐ近くに赤井川カルデラ温泉・保養センターがあり,食堂併設とのこと.
おお,(言っちゃなんだが)こんな田舎でパラダイス発見か!

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で,移動.
よくある「うどん」やら「ラーメン」のノボリも全くないシンプルな外観.
正に地元民御用達の温泉施設だった.

食堂の営業状況を確認すると...見事に営業中!

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¥950の「ザンギ定食」を注文.

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めっちゃ美味い.
完全にアタリである.

ホンマなら温泉(&サウナ)にゆっくりつかりたいところだが,そんなことをすると70km地点でDNFが決定してしまう.

腹を満たし,濡れたっつーか,湿ったカラダを少しだけ乾燥させて,おだってるJAPAN一行は先に進むのであった...

続きはこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

2025/6/06 Fri

もぎたてFlèche!(違う)

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AJ-北海道さん,昨年に続き今年もFlèche開催である.
「納沙布1200」も控えているのに,運営の方々,めちゃくちゃ大変ではないだろうか...と,そんな部外者の心配はさておき,今年も函館のPikaさんからお誘いいただき参戦.チーム『おだってるJAPAN』再結成である.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

詳しくない方にざっくり説明すると,Flècheとはチーム・ブルベのことである.
最低3人のメンバーにて24時間きっかりで,事前に申請した360km以上のルートを走破すれば無事認定.
この24時間というのがミソで,距離よりも時間を守ることが難しい.

公式の説明はこちら ⇒ Flèche Vélocio

Kazchariの場合,400ブルベの標準タイムは19~20時間である.
ゆえに完全に眠気に襲われる前にゴールできるが,Flècheでは24時間走り続けなければならない.完全に活動限界を越えている.
つまり,キツイと言われる「400ブルベ」より,さらにキツイのがFlècheなのである.

さて,今回のメンバーは団長のPikaさんはもちろんのこと,2024年も一緒に走ったK木さん
それにブルベでたびたびお見掛けするEさんと,青森のMさんが追加戦士として新規参入.
5人のフルメンバーで申し込んだ.チュドーン!(背景で爆発)

今回のナイスプレイス(ゴール)は札幌.

Flèche=矢なので,360km離れた地点から札幌を目指すのがセオリーなのだが,移動や宿泊の関係上スタートとゴールが同じ周遊コースの方が設定しやすい.

我が「おだってるJAPAN」も,Pikaさんが札幌発着の『地球岬400』をベースにコースを引いてくれた.そして本部に承認.

だが,Eさんがやむにやまれぬ事情にて不参加となり,当日は4人で出走となった.
さすが嵐を呼ぶFlèche,今回も何かが起こりそうだ(ここ伏線)

さて,Kazchariはと言えば,スタート前日の金曜日から有給休暇を取得.
使用するチャリの整備を行った後,定宿である『ふとみ銘泉万葉の湯』に移動するといういつものプランである.

使用するチャリはTopstone
前回の『美瑛の丘300』と同様に,無印グラキンの35Cをはかせている.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

Flècheはほぼ徹夜走行となるが,途中室蘭の銭湯にて入浴&仮眠タイムが予定されている.
ならばということで,着替えのインナーシャツと仮眠用のゆったり短パンを持参することにした.

ついでに当日は雨予報.
レインウェアが必須になるなど荷物が増えた.

フロントには「Ride on Bag」を装着.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

サドルバックも手持ちで防水かつ最も大容量のこいつにした.

[アールニーゴーマル] 旅行用メッセンジャーバッグ 防水サドルバッグ2ラージ グレー/ブラック

そして,今回の目玉装備はAliexpressで購入した3Dサドルである.

RYET 3D プリント自転車カーボンサドル

とにかく安い.
何かと評判の良い3Dサドルだが,Specializedなどのブランド物だと¥5万はする.
その1/10なら...まぁ,もし使えなかったとしても諦めがつくか...とポチる.一週間程度で届いた.

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ロゴマークは某チェレステカラーのバイクに乗っている人以外は喜ばんぞ.
両面テープ固定なので簡単に剝がせます.

非常に軽い.
弾力あるサドル面,カーボンレールとも質感高い.

問題は耐久性.
走行中に折れたり割れたりすると怖い.
それをいきなりFlècheで試すとは...本来なら最もヤバい行為.
まぁ,こういうのはやってみてから考えましょう(楽天的にもほどがある)

つーことで14時過ぎ,自宅を出発.
滝川のセイコマまでノンストップ.
軽く補給.

最近は走行中にもちゃもちゃ食べられるグミがお気に入り.
おっ,噂の「ハッピーコーラ」があるやん.

人気グミ「ハリボー」に大麻混入 子供がめまいなど訴え オランダ

ここは最近のマイブーム,タフグミの梅味をげっと.

カバヤ タフグミ 梅マニア 100g×8個

セイコマを出ると「20歳 日本一周中」のプラカードを掲げたカブを発見.
急に振り出した雨に雨宿りか.
何か奢りたく...にはならなかったなぁ.

つーことで『万葉の湯』着.
実にディストピアな要塞風.

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館内の飯は高くてイマイチ.
チェックイン前にハスラーを置き,歩いて食事に出かける.

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メルヘンでファンタジーな「太美駅」を越えて『なかむら』へ.

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時刻は17時.ちょうど開店の時間.
平日夜のせいか客の数はまばら.
「お子様用味噌ラーメン」(ノーマルは多すぎる)と...

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巨大「ぎょうざ」を注文.カーボローディングだぁ!(脂多すぎ)

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この後,小ライスを追加(美味し).

で,にんにく臭い息を吐きつつ『万葉の湯』に戻ってチェックイン.

”サ活”後,『その着せ替え人形は恋をする』を最新14巻まで.
1巻の伏線回収が見事.妙に哲学的になっていてwww

その着せ替え人形は恋をする 14巻

22時になった.
リラックスルームのごろ寝スペースへ.

『万葉の湯』おおむね満足な宿だが(正確には宿泊施設ではない),やはりごろ寝スペースのマットはクソ.
背中にあたる部分に段差があって,横になると気になる.
ブランケットでなんとかごまかし,アイマスクと耳栓を装着.

【睡眠専門家監修】アイマスク 睡眠用 【眠れる遮光率100%】

そうそう,バイブアラームのセットを忘れていた.
明日は5時半に起きるべし.

zzz

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(その1)へ続く.

進化するTopstone~on & off

2025/6/5 Thu

オンオフリョウヨウ,モンダイナイ

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お気に入りの黄色い「Cannondale Topstone Carbon2 Lefty」

ヒルクライム,グラベル,ブルベにと様々なライドシーンをそつなくこなす万能チャリ.正にオールロード

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

Topstoneな音更周辺グラベルライド

特に先日の「BRM524美瑛の丘300」では,標準の44Cブロックタイヤから,無印グラキン35C,つまりスリックタイヤに履き替えたところ,ロードバイクに引けを取らないパフォーマンスを見せてくれた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

秋になってブルベシーズンが終われば,再度ブロックに戻して紅葉グラベル探索でもと画策していたが,タイヤ交換が意外に面倒くさい.

TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

それにグラベルタイヤのチューブレス化も試してみたい.
そこでオン-オフの換装を容易にするために,もう1組,ホイールを購入することを考えた.

だがしかし...

ここで問題となるのが,言うまでもなくLeftyフォーク,つまり特殊形状のハブである.
Cannodale独自規格ゆえ,まず社外の完組みホイールは入手困難かつ選べない.

となると,Kazchariのスキルはさておき,パーツを入手して「手組み」という手段に頼らざるを得ないのだが,そもそも純正ハブの単品売りすら常時行っているわけではないようだ.

まぁ,Cannodaleの場合,昨年「日本法人撤退」というゴタゴタもあったしなぁ.

まぁ,そんな感じで「Leftyハブの完組みホイール」がどこかで入手できないかと,日々ネットサーフィン.

やっと見つけたと思ったら...

【オリジナル完組み】Cannondale Topstone Carbon Lefty 専用カーボンホイール作りました!

高価だがかなりの理想形.
購入するつもりで問い合わせたところ,残念ながら対面販売しか行っていないとのこと.
東京まで行く? それはさすがに...

ところがである.

先日,何気なく検索した「lefty ホイール」に某フリマの出品が反応.
なんと!Topstoneから外した前後ホイールの中古品が出品されていた.

もちろん,フロントハブはLefty用だ.

前後アルミリム単体の出品で¥32,100と,高すぎず安すぎずなかなか微妙な値付け.Kazchari閲覧時のタイミングで16時間前に出品.

上記のY’sロードさんのホイール(ただしカーボン)¥12万だと考えると格安とも言える.
少し悩んで,こんな機会はなかなかないと,大昔に登録したidでログイン,思い切って購入した.到着まで一週間ほどかかるようだ.

もちろん,ホイールだけではチャリに組み付けることはできない.
リアスプロケットディスクブレーキローター,それにタイヤを別途購入する必要がある.

運良くAmazonタイムセールも近い.
ここで買いそろえることにしよう.

とりあえず,タイヤの候補はグラベルキングの「X1」
2025限定カラーに「ハニーバター」がある.
我がイエローのTopstoneにあつらえたかの様なぴったりの色合いである.
サイズは40cのブラックサイドで.

Panaracer グラベルキング 2025年限定色 ハニーバター 700×40C

チューブレスにするならシーラントも必要かぁ.わくわく...と,喜んでいたのも束の間,ある重大なミスに気付いた.

購入したホイールが付いていたのは,おそらく2024年モデルのTopstoneだろう.出品者さんも「昨年購入した」と書いている.

KazchariのTopstoneは2022年モデル.
何が違うって,コンポのGRXが11速から12速に進化していること.
つまりリアハブの形状が異なるのだ.
つまり...ポン付けできない?

この疑念を晴らすため,ネットでいろいろ調べまくる.

結論.

購入したホイールについている12速用ハブは「SHIMANO FH-TC500-MS」
こいつはKazchari号の11速コンポ「SHIMANO GRX800」には取り付け不可!

なんてこった,パンナコッタ.

や,やっちまったか.

これは改造が必要.
コンポを最新に変えるわけにはいかない.それこそ大出費.

となれば,11速に適応したセンターハブを用意するしかない.
ネットの情報やAI(Gemini先生)を使って大調査.
とんでもなく多くの種類,仕様のあるハブから,最適解を発見!

フリーハブ 8-11s 142/28 スルーブラック FH-TC500-HM ディスクブレーキ CL

似たような形式名だらけで困る.
届いた後は,当然だがセンターハブ交換のためスポークの組み換え作業が必要.
そんな技術はKazchariにはない(キリッ)
がんばって,無理やり組めたとしても,振れ取りなどのメンテ道具もない.

直接安全にかかわるパーツだし,ここは素直にショップに頼むかぁ...つーことで,先日「ヨシリン」さんに出向いた次第である.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

後日,フリマで買ったホイールも無事届いた(ちゃんと美品でした)

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Amazon他で買った残りの必要パーツも次々に着弾.

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これでオンもオフも,用途・状況に合わせて快走可.
何より新しいホイール&タイヤで,グラベルを駆け巡る日が楽しみだ.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

2025/6/1 Sun

2x2生活の極み

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:40%,体感温度:24 ℃,風速:10.7 km/時,風向:N

本日も快晴.
「疲れないヒルクライム」探求のためにカミヒルでも,と考えていたが,突如,家庭の用事ができた.

その用事が終了次第,カミフに向かうプランもあるが,出先の駐車スペース確保が怪しいので,久々にモンキー125を引っ張り出し,そのままツーリングに出かけることにした.
たまには海が見たくなるのサ ♪ LONLY WAY~

9時頃,任務終了.

国道12号に乗っかり,深川経由で留萌へ向かういつものルート.

ヘルメットにはインカムを付けている.
一時期はAmazon Musicを接続して,音楽を聴きながら走ることが当たり前になっていたが,最近はかつてのように風切り音エンジン音をBGMにすることが多い.
これもデジタルデトックスの一環か.決してギガ節約のためではない.

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なぜか”みんな大好き”碧水のセイコマまで来ると腹が減る.
おにぎり,紅茶,見切り品のグミを購入.
後から思えば,ここで腹に何かを入れるのではなかった...

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行き先を選定.
「サウナイキタイ」を立ち上げる.
そう言えば,以前から気になっていたのが,小平のトンネル手前にある温泉施設『ゆったりかん』

ゆったりかん公式サイト

ちゃんとした温泉のようだ.
それに食堂のメニューが美味しそう.決定.

幌糠から道道550号を使ってショートカット.

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交通量ほとんどなし.
写真で見るとすっかり初夏.

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途中で気になる林道入口を発見.
しっかり10%の斜度標識まである.
クライマーの血が騒ぐが,今日はオートバイ.
調査として登ってみますか.

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これはこれは,なかなかの斜度と絶景.
最近舗装したてなキレイな路面で文句なし.
どこまで続くのだろう?(Google先生にも載っていない)

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行けるところまで行くつもりが舗装終了.
とは言え,まだまだ続きそうな工事半ば.
Topstoneなら探検案件.

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おっと,今日の主目的は海とサウナである.
そのためのモンキー・ツーリング.
引き返して道道を爆走.

小平町内から海岸沿いの国道232号へ接続.
すっかりツーリング中のオートバイが増えた.

目的地の『ゆったりかん』着.
やはりオートバイは早いな.

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日帰り入浴,オトナ¥500.安い.
現金のみ.
新札(ウメコ)が使えなくて両替を頼む.

カギが壊れていてほとんどのロッカーが使えなかったが,何があった?
オートバイ時はプロテクタ,インナー,ゴツイアウターなど装備が大げさなので脱着が面倒.
小さなロッカーに無理やり押し込む.

客は少ない.見たところ地元のおっちゃんばかり.
カラダを清めて,さぁ,サ活

室温計は100℃を指しているが,それほど熱さは感じない.
10分経過.
水風呂広めでベネ.
残念なのが外気浴不可.露天なし.惜しい.

つーか,せっかくの海沿い温泉なのに,遮蔽板があって洗い場からも浴槽からも海が全く見えない.
実にもったいない.
東川の『きとろん』もそうだが,なぜこんな作りなのだろう?
「外から絶対に覗けないようにしろ」みたいな条例があるのだろうか?

『キトウシの森 きとろん』に行ってみた

3セット終え,湯につかって出る.
腹が...少しだけ減っている.
オートバイやしなぁ,あまりカロリー消費できていない.

館内の食堂に行く.
食券購入タイプ.
さすがに海鮮物は高くて予算オーバー.
そのボタンの下に「おすすめ」なのかやたら主張してくるメニューがあった.

「BIG チキンカツ丼」

おお,旨そうだ.で,値段は...せ,千円? 安い!
反射的に購入してしまった.

すると,Kazchariのすぐ横にニヤニヤとたたずむ店員さんが立っていた.

店員「こちらのメニューですが...」

Kaz「(売り切れかな?)はい?」

店員「全部食べきりますと入浴券をプレンゼントします.それに食べきれなくてもお持ち帰りできませんけど,よろしいですか?」

Kaz「そ,そんなに多いんですか?」

店員「1.5kgありますので(ニッコリ)」

なんと,知らずに爆盛りを注文してしまった.
出てきたのが...

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見た瞬間に「これはムリかも...」と絶望.
頼んだ以上,食べないわけにはいかないのでチャレンジ.
味はまぁ,普通.
さほど脂っぽくないのが助かる.
しかしながら,カツだけならともかく,ご飯の量が多い.

海を眺めながら,テレビを見ながら,マイペースで黙々と食べ続けるが...

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本当に申し訳ない.
ここでギブアップ.
茶碗一杯分のメシとカツを三切れほど残してしまった.
6月以降は食中毒の危険があるので持ち帰り不可らしい.
もったいない...
米不足が騒がれる昨今,とんでもないモノを注文してしまったと反省.

言い訳するなら,もしロードバイクで来てたら余裕で食べきれたはず.

ちなみにこのキャンペーン,6月一杯やってるそうな.
挑戦者求ム.

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と,むちゃくちゃ後悔しながら帰路につく.

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自宅近くのガソリンスタンドで給油.
これだけ乗っても消費したのはわずか3.5リットル.素晴らしい燃費だ.

帰宅すると,なんとヨメさんが夕食は焼肉だという.
こ,これはキツイ.

そこで,過剰に摂取したカロリーを消費するため,また,楽過ぎる休日で不完全燃焼なため,16時からEMONDAで出かけることにした.

昨日のライドで試してみたくなったサドル1cm前方移動は実にいい感じ.
常にフロントハブが見えるポジション=前荷重がやりやすくなった.

サイクリングロードを旭川駅まで走る.
駅を過ぎると人影が減る.
気を抜いて走っていると,草むらからおじさんジョガーがいきなり飛び出してきてビビる.おいおい.

藤棚を発見.

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ちょっと見頃を過ぎたかな.ややくすみ気味.
途中でサイクリングリロードを降りて『ヨシリン』こと『吉田輪業』さんへ.
アルバイト中のkaba3がいたので近況報告.

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今日の目的は店長さんにとある依頼.
少し無理ある要件だったが,快く引き受けて頂けた.

なぜかネットのレビューはめちゃめちゃ悪い『ヨシリン』だが,知っている者から言わせると完全な誤解/偏見.
自転車のプロショップに何を求めているのやら...

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このまま直帰はもったいない.
ポジションもいい感じだし,寒くないし無風だし...
「もっと走らせろ」と直線番長の「DRIVE HELIX C57」も言っている.

なので,ぐるっと遠回り.
これで今晩の焼肉も楽しめそうだ.

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今日はオートバイとロードバイクの2X2趣味を満喫できた.
同じカラダむき出しの2輪なのに,風景の感じ方が違うな.

どちらにも,どちらならではの良さがある.
要は両方とも楽しい.

EMONDAな疲れないヒルクライム探求ライド

2025/5/31 Sat

Getting back to basics

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曇り.温度:17 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:4.8 km/時,風向:E

近々とんでもない獲得標高のブルベが控えている.
その名も「BRM614もっと当丸コースター300km」

2025BRM614もっと当丸コースター300km

https://ridewithgps.com/routes/47731707より

300kmに対して獲得標高が5000mを越える正真正銘の山岳ブルベ.
1日のライドとしては,これまでに経験したことのない登りとなる.

https://ridewithgps.com/routes/47731707より

あくまでデータ上なので,実際はもう少し低いが,それでもねぇ...

実は昨年も,”もっと”がつかない「当丸コースター」にエントリしていたが,悪天候のためDNS.

カラダと機材への負担,それに安全を考えて,出発時から雨の場合は走らないようにしている.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

「ロードバイクで200や300なんて,あっと言う間に終わって面白くないぜ!」とイキり散らかし,ここ最近はファットやらBROMPTONやらグラベルロードを持ち出していたが,さすがに今回はヤバい.

ここは一発,飛び道具のEMONDAで走ってみることにした(あくまで内定)
ブルベでは初使用である.

いわゆる固いフレームなので疲労が蓄積しやすいが,300km走破は経験済み.

EMONDAなHIGUMA CYCLEで宗谷岬+稚内に行ってみたライド

平地巡行はともかく,連続する登りで脚力をどこまで温存できるか.
つーことで,今日はホームマウンテンたる旭岳をベースに「疲弊しない登り方」を考えるライドにした.

久々のEMONDA.
昨夜のうちにDi2を満タンにし,タイヤ圧を5Barに.
パナの紫TPUは優秀なのか,あまり抜けていなかった.

9時頃に自宅を出発.
いつもの忠別川サイクリングロードを使って,旭岳を目指す.

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「悠久富源」.いい言葉だね.
この写真を撮っている時,3台チームのローディが走って来た.
軽く会釈するが,知り合いではないようだ(たまにSTRAVAでつながってたりするけど).

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もしかしたら,この方々も旭岳狙い?
となれば,ペースメーカーになってもらいますか...と勝手な妄想(ひどい)
残念ながらサイクリングロードと道道の分岐点で,別方向へ行ってしまった.

Kazchariは直進して忠別ダムを目指す.
本日最初のヒルクライム.
タイムは考えず,ヒルクライムの基本である「引き足を使う」を実践.

うむ.悪くない.
推進力の要たる大腿四頭筋(大腿直筋)がさほど疲れていない.
いざという時に使える余力が残っている.

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やはり,ここはいい場所だ.
気が付けば今年も満水となり,湖底ライドの機会を逃してしまった.

旭岳クライムから忠別湖底ライド

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ダムを渡りきって反対側へ.

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すっかり植物が元気に.
それにつれ蟲どもも増えてきた.

まぁ,中には美しい神の創造物もいる.

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ミヤマカラスアゲハ.
本州では見られない蝶らしい.

その一方,北海道では「マイマイガ」が大発生中.

10年周期で再び?北海道で”最恐毒蛾”マイマイガが大量発生中!幼虫や鱗粉に触れると皮膚がただれる恐れ…あなたのマチは大丈夫?

実はKazchariも先日被害にあった.

いつの間にか首筋にマイマイガのグロテスクな幼虫がくっついていた.
手で取り除いたのだが,潜伏期間3日ほどで赤いぽつぽつとかゆみが発生.
今も寛解と悪化を繰り返している(病院に行くほどではない)

後悔しているのが,慈悲の心からその幼虫を外に逃がしたこと.
ブチ〇してやればよかった(国も駆除を推奨)

以前どこかで「蝶と蛾に違いはない.キレイかキタナイかだけ」という話を聞いたことがあるが,実はこれは大ウソっつーか,根拠なし.
学術的な違いもあるらしい(例外も多い).

チョウとガの違いについて

この文献では言及していないけど,幼虫の毒性にも違いはあるのだろうか?

Kazchariが地球上,歴史上でもっとも敬愛する作家ヘルマン・ヘッセは蝶の採集家としても有名だった.

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ダム湖に沿う道.
ここの林間は年中通してお気に入り.

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いつもの源水公園には寄らず,即,旭岳ヒルクライム開始.
この山は最初と最後だけ斜度高めなのが特徴.

もちろん,とばさず,当初の目的である「疲れない走法」を意識.
これまで読んできた数々の書籍や動画の内容を思い出す.

「軽めのギア」「体幹固定」「上体を起こす」「ハンドルグリップを握りこまない」「引き足」「サドル前荷重」「休むダンシング」「呼気を意識」などなど.

要は基本に帰るということ.
まぁ,いつもやってるっちゃあ,やってる...つもりやけどな.

旭岳には途中3か所ほど平坦~下りポイントがある.
そこではアウターに切り替えて,速度を稼ぐ.

てな感じで,意識高めで登ると(タイムはともかく)めちゃめちゃ楽に登れた.
暑くもなし,寒くもなしの適温に恵まれたせいかも.

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ビジターセンターへ.
ここではご褒美の赤コーラ,といきたいところだが,面白そうな製品があったので試す.実にヒルクライム後向きの成分.

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下りに備えてジレを羽織る.
少し下ると旭岳温泉の石碑.

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その正面にあるホテルには桜がまだ咲いていた.

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通常なら下るにつれ徐々に気温が上がってくるはずだが,今日はそうでもない.
日が少し陰ってきたか.

源水公園に立ち寄り,ボトルに天然ミネラルウォーターを汲む.

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時間的余裕はまだある.

先ほど,体得したかもしれない「引き足メイン走法」を確かめるため,道道1116号,通称「ユイの壁」も登ってみる.平均斜度10%を越える坂である.

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登り切る.確かにいつもより楽なような気がする.
まぁ,タイムは度外視だが.
で,爽快ダウンヒル.

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美瑛市街地まで移動して,いつものセイコマで昼食.

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食事を終え,出発しようとすると知り合いのMさん登場.
十勝岳の分岐まで登ってきたという.

あーそう言えば,今年はまだカミヒルしてねーや.
「もっと当丸コースター」は,言わば9月開催の『カミヒル』前哨戦.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

何を隠そう今年初エントリーとなる.
表彰台はさすがに無理ゲーだが,せめてベストタイムを狙いたいものだ.
プライベート走行ではない,レース・マジックに期待.

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帰り道,いつもの倉庫前で.

ご覧の通り,今日のライドではウネウネ直線番長ホイール(DRIVE HELIX 57D)のまま(カッコイイは正義).
決戦時には「BONTRAGER RSL37」にTPUと「AGILIST LIGHT」を組み合わせる予定.さらなる軽量化を目指す.

本日のまとめ.

最適解としては序盤は引き足を多用して,大腿四頭筋を温存すること.

そして前乗りも重要.
ただし,今のポジションでサドルの先っちょにケツをのせ続けるのは辛いので,サドルを前方に1cmほど移動してみる.

明日も試走するかな.