BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その3)

2026/6/6 Sat

終わりよければ

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曇り.温度:12 ℃,湿度:77%,体感温度:7 ℃,風速:19.4 km/時,風向:ESE

その2はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その2)

ここは161.9km.【PC3:ファミリーマート秋田能代明治町店】

早朝の寒気,あすなろラインの強雨はどこへやら,PC3到着時には眩しい日差しが降り注いでいた.
レインウェアをキャストオフ.
長袖インナーと半袖ジャージだけにチェンジ.身軽だ.

いつも通り,麦茶(ノンカフェイン,足ツリ防止)を購入してレシートをゲット.さすがに昼食後すぐなので腹は減っていない.

そこへ先ほどミスコースしかけた参加者が到着.
スタート時に「不老不死温泉に入る」と言っていた猛者だった.
ちゃんと入ってきたらしい.

ブルベ中に温泉に入る人の話はわりと聞くが,Kazchariはちょっと遠慮したい.
汗だくのウェアの脱ぎ着も抵抗あるし,入浴後の疲労感・脱力感が心配.
時間も急いているので,サウナがあっても入れないのがもったいない.

この時は色々な意味で地獄だった...

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

それに,本日は温泉付きの宿である.
ゴールして,全てが終わって後は寝るだけ...でゆっくりつかりたい.

...と,ここまで想像してふと考えた.
宿の「まちなか温泉」の入浴可能時間は24時まで.
逆算すると,遅くとも23時にはゴールしておきたい.

現在14時半.
単純計算で残り140kmを8時間半.
ロードだと余裕だが今日はBROMPTON.うーんなんとかなるかな.

少しペースアップを意識しつつ出発.
ここからは大館,つまり内陸へ向かう.

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東北の田舎道にはこういう呪術的なオブジェが散在している.
牛なのか?ブードゥー教っぽい.撮影して大丈夫?(遅い)

いい感じにくたびれた橋が見えた.
ところどころ古い街道と並走.

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やはり晴れると気分もアガる.
まったく,天気の移り変わりの激しい日である.

そういや,チャリにはまって以来,風邪をほとんどひかなくなった.
毎回,エグイ寒暖差に否応なく身を置かれることで,我が明友,ミトコンドリアが鍛えられているのだろう.健康こそが最強の財産.

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どこか大陸的というか北海道的.
まぁ,日本は日本やし.

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時々現れる田舎に似合わない立派な橋.
もう少し進むと「大館能代空港」がある.こいつのせい?
確か,妙に早口言葉っぽい旧「秋田北空港」のことやんな? ⇒ 違いました.正式名が「大館能代」で「あきたきたくうこう」は愛称.
つーか2つも空港要るの?(怒られそう)

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で,なんだかんだで16時半.

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200.1km.【PC4:デイリーヤマザキ鷹巣七日市店】

ようやく200km.やたらハイテンションな店員さんが印象的.

「ブルベに楽なブルベなし」という格言があるように,200には200の辛さ,300には300の辛さがある.
それでも残りの距離が3桁から2桁になると終わりが近づいてきている感があるなぁ...って,普通に考えて後6時間ほど漕ぐわけで,やっぱり変態だ.

「そういや写真撮ってなかったわ」っつーことで,この日のためにっつーか,いつ着ていいのかわからない「台湾・四国一周ジャージ」がこれだ!

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BROの派手な配色と相まって「一体,何色使ってるんだ?」的コーディネート.
昨今のアースカラーだらけのウェア界に一石を投じる...そんな志はない.

いずれにせよ,もう残り100kmしか走れません!

とは言え,もう肩のコリが限界を越えつつある.
各種ストレッチや波紋を駆使して痛みを和らげる.

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この地域の名産と言えば,そう「比内地鶏」
あー,なんか美味そう.
さすがブルベだ.昼にあれだけ食べたのに早くもカロリーが枯渇してきたぞ.

単調な道,時間が続く.
国道285号線をゾンビ走行中,左側に見覚えのある建物が見えて来た.

「湯ノ岱温泉」である.

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ここには1992年,すなわち34年前の東北ツーリング時に立ち寄っている.
疲労がたまっており,休憩室で爆睡した.

1992年7月29日撮影

我ながらよく覚えてるもんだ...っつーか,上のフィルム写真を何度も見たから記憶に深く刻まれていたのだろう.
あまりにもお手軽過ぎるデジタル写真,しかもスマホ写真は1枚1枚の価値が軽すぎる.
限られた枚数の中,ここぞという場面で撮り,現像に出し,紙のアルバムに入れて何度も見返す.やはり,旅の記録はフィルムが正解なのだろうか...(戻れないけど)

ちなみに「湯ノ岱温泉」は設備の故障で休業中.
実質廃業状態.今日でなければ解体されて再訪できなかった場所かもしれん.

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久々にトンネル通過.
そういや海岸線ですら全然トンネルがなかったなぁ.

ライトをON...あれ? 手元のリモートスイッチが作動しない.
どうやらバッテリー切れ.
サブライトの件といい,イベント前のチェックが雑だ.反省.
停車して手動でON.

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少しずつ陽が落ちる.
夜間走行の気配漂う.

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大館市に入る.
信号待ち時にLINEを確認すると,先行していたM山さんK木さんから比内地鶏の夕食&温泉!の写真.
ぐぬぬ...ロードバイクとの走力差がここにきてじわじわ来てる.

もちろん,今のKazchariにそんな余裕はなし.
初ブルベから数えて7年目.初めてギリギリ隊の心境を理解した.
”あえて”ではない.宿の温泉のためにペースを落とすわけにはいかないのだ.

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退勤時間のせいか,国道7号の交通量がエグい.
路肩の走行スペースもロクにないため,身の安全のため並走している広めの歩道に乗る.道交法的にも許されるはず.
ただし,人もめったに通らないせいか段差,泥,コケが多くてスピードダウン.
薄暗くなるこの時間は動体視力の低下も深刻.
遊びでケガをするのは,最も愚かな行為.

なのに,道端にこうした不気味なオブジェを発見すると,ついつい止まってまう...アホなのか.

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本ブルベ,最後の登りらしい登りである「矢立峠」通過...と言いたいところだが,峠の自販機で補給.
この後の有料道路対策でジュースを現金で購入し,10円玉を入手.

ここは温泉施設併設の道の駅.
グレーチングから湯気が立っている.まるで雲仙
LINE情報によると,Kazchari到着の少し前にPikaさんもここの温泉に入浴していたらしい.ぐぬぬ.

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長い長いダウンヒル.
ついにフロントライト点灯.
気温も下がって来た.

そんなこんなで19時40分.

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257.5km.【PC5:ファミリーマート大鰐店】

偶然にもM山さん,K木さんに合流.
お二人が既に食事&温泉済みであることを考えると,ペースの遅さがうかがい知れる.
まぁ,BROでの出走なのでわかっていたことだが.

コンビニのオムライスという寂しい...いや,お手軽な夕食を爆食い.熱っ.

お二人に「お先にどうぞ」と促すが,「いやいや,ラストなので一緒に行きましょうよ」と誘われたので,同時にリスタート.

最初はなぜかKazchariが先頭だったが「BROが先頭?」の不思議さに気付き,トレイン最後尾に回してもらった.
そのおかげで弘前の市街地を何のストレスもなく快走.らくちん.

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「青森空港有料道路」の手前で最後の補給.

お二人から「ここからの坂はエグイですよ~」「夜だから先が見えなくて辛いですよ~」と,なぜかめちゃめちゃ脅される.
普段なら坂バカ的に「それはそれは...」とニコニコ顔なのだが,既に280kmを走行.
かなり脚やら肩にキテる.ここを越えればゴールと気合(『即攻元気ジェル』)を入れる.

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坂が始まると案の定,超絶クライマーM山さんがアタック!
先ほどの疲労感はどこへやら,そこに食らいつく”BRO”Kazchari

...と,威勢は良かったが,確かにいつ終わるかわからないほぼ直登の坂道.
さすがに途中でココロが折れた.
スローペースに戻して登攀継続.
霧に包まれた青森空港を通過する.

ダウンヒル開始だが,照明が少ない上にBROのライトも光量不足.
おっかなびっくりで進むと,やがて噂の料金所が現れた.

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青森市民にも大不評という謎の有料道路.
チャリの料金は20円だ.

左手に投入箱があったらしいが,それに気づかず係員に手渡しする.
よくわからんが,空港利用者のみなならず,通過者はかならず支払うシステム?

何の維持費だ?

と,憤慨しているのは旅行者だけではなく,市民も同様なようで,来年から無料になるらしい.

料金所を越えても下り基調が続く.
突然工事ストップが現れたりしてビビるが,無事,青森市内に戻って来た.

大通りから市街地をグネグネと進み,ようやくゴールのカフェに到着ぅ!

303.2km.【GOAL:あんてな青森】

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北海道の団体と違って,レシートの時間をブルベカードに自分で記入するスタイルだった.

認定ゴール時間は17時間19分.

もちろん,ロードでのタイムに比べるとかなり遅いが,BROであることを考慮すると上出来か.
これならギリギリ隊化を恐れるのではなく,途中で温泉を楽しんでも良かったかなぁ...(甘いわ!)

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先に到着していたPikaさん,M山さん,それにしばらくしてK木さんも帰って来た.
特に謀ったわけではないが,なぜか,ほぼ同時刻にゴールしてしまう「おだってるJAPAN」,その絆は永遠だ!(うんなわけない)

「Flèche」じゃないけど「Flècheっぽい」終わり方で,この遠征ブルベは無事幕を閉じた.

ちなみにPikaさん視点の『五能線300』はこちら.

Pikaさんの先導で宿へ.
ほぼ計画通りの23時に到着し,いそいで大浴場へ.
次々と客がひける中,広い浴室に一人となった.

いやぁ,なんだかんだでBROで300はキツイ,キツ過ぎる.
やっぱ200までだな...と,200の時に言ってたような気がしないでもない.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

「mini Pハンドル」もさすがに300には対応できなかったか.
一方で四国一周旅から使っているこの激安サドルは超優秀.

ケツの痛みはほとんどなかった.

サ活を1本だけキメて脱衣室へ.
この後の深夜便のフェリーで函館に戻るというK木さんがいたのでご挨拶.
機会があれば来年も一緒に走りましょう.

つーことで,遠征の主目的であるブルベ参戦は終わったが,青森旅は明日も続くのだった.

※ Day3に続く.

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その2)

2026/6/6 Sat

絶望からの救済

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その1はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その1)

わさお像のある「海の駅わんど」を出発したKazchariK木さん
その二人に容赦なく雨が降り注ぐ.

県道3号で住宅街を抜けいよいよ日本海へ.
五能線に沿い,秋田へ向けて南下が始まる.
肝心かなめの風向きは...残念ながらやや向かい風.
まぁ,地形的にそうなるわな.

ブリーフィングにもあったが,海岸沿いからは補給箇所が極端に少なくなる.
久々にファミリーマートがあった.
店のドア付近に見覚えある「白いYONEX」が止まっていた.
そう,先行していた「おだってるJAPAN」メンバーの一人,M山さんがいた.

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なんとM山さん,この悪天候にも関わらず,レインウェアを持ってこなかったらしい.
あじさいラインからのダウンヒルですっかりカラダが冷えて,低体温症ギリギリの状態.DNFも考えたが,このコンビニで補給&長グローブ購入でなんとか継続できそうとのこと.
まさか今回も「おだってるJAPAN」から犠牲者が出るとは...
幸い天気は回復傾向である.しばらく3人で走ることになった.

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それにしても五能線は独特の風景の中を走る.
民家との距離が非常に近いのだ.まるで昔の”トイレの窓から車体を触れる”京阪本線...とまではいかんか.
いずれにせよレイアウトが鉄道模型っぽい.

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車両と一緒の写真を撮りたいところだが,ただでさえ本数が少ない路線である.なかなかその機会が訪れない.

ところどころにお地蔵さん.雪対策でケース入り.
そういや北海道にお地蔵さん文化はないな.やはり本州とは異なるのだろう.

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しばらく走ると遠くから列車がやってくる音が...
あわてて停車して,ようやく写真を撮ることができたが構図イマイチ.
こう,夕陽をバックに海岸沿いを...ってブルベ中です.待ってられません.
天気も悪いし.

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観光名所「千畳敷海岸」でストップ.
遠征ブルベだと何もかもが物珍しく,しょっちゅう停車することになる.
まぁ,タイムアタックではないし,20時間フルに使うつもりだし...と,(この時は)余裕をかます.

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止むかと思われた雨がまた降って来た.
反射ベストのポケットに入れておいたスマホを,レインウェア下のジャージポケットに移すために一旦停車.
これまでの区間を一緒に走ってきたM山さんK木さんに先行してもらう.

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再発進後,すぐに追いつくかと思ったが甘かった.
一人になると全然ペースが上がらん.トレイン効果を肌で感じる.

これまたPCでもなんでもない「ファミリーマート深浦駅前店」で休憩.

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コーヒーを飲む.
カラダを暖めるのには良いのだが,利尿作用でトイレが近くなる(体内水分量低下)のと,胃が荒れるのが困る.
でもなぁ...飲まずにいられないッ!

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超有名温泉である『不老不死温泉』を通過.
露天風呂から眺める夕陽の美しさで有名.
ここもまた30年前のオートバイツーリング時に立ち寄った記憶あり.
本ブルベ参加者の一人が何が何でもここに入る,と言ってたな.

で,なんだかなんだで10時30分頃...

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【PC2:JRウェスパ椿山駅  107.6km地点 】

ここもフォトチェック.
土地勘がないので,この「ウェスパ椿山」とやらが何を指すのかさっぱりわからんかった.
ここでJRを降りて,わざわざ作った大規模なモノレールに乗り換えて,山頂の展望台まで行く”だけ”という施設? うーん,何やらバブル期の遺産臭がプンプンするぜっ!

【公式】ウェスパ椿山

2020年に閉園してるやん!

ちょうどJR車両が到着.
なかなかレアなタイミングである.

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乗客は少ないが,輪行袋(DAHON入り)を抱えた高校生(?)チャリダーが降りてきた.
話を聞くと,佐渡を走ってきて,今は本州を北上中.これからに不老不死温泉に向かうとのこと.
言葉からして明らかに関西人.まだ若いのにええ旅しとるなぁ...うちのアホ息子にも見習わせたい.

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本線に復帰.
左に見えるのが,はるか山頂に向かうモノレール.どうすんの,これ?

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上の写真を撮っている間にお二人先行.
またもKazchari,ぼっち走行.
元々巡航速度が違うため,やがて姿が見えなくなった.

「まぁ,Flècheじゃないし,いつも通りのマイペースで...」とお気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

徐々に体調に異変が...
脚に力が入らないのだ.
ちょっとした斜度の坂も全然登れない.
これはまさかのハンガーノックの症状.
おまけに『薄野200』で経験した,肩周囲のコリも徐々に出現しつつある.

こ,れはヤバい,ヤバい状況じゃぞ!

『納沙布1200』の最終局面よりマシだが気力低下.「DNF」の文字が頭をよぎる.
このKazchari,戦略上の理由(ようするに雨)からDNSすることはあっても,DNFはしたことがない.
だが,今日のマシンはBRO,かつ輪行袋所持.おまけに線路と並走中.
気合いで継続するには,あまりにも誘惑が多い.

この状況を打開する方法はただ一つ.補給しかない.
ただし,いつまで経っても食堂がありそうな集落の姿が見えてこない.

空腹の限界を迎え,ちょっとした空き地に停車.
フロントの「Ride On Bag」から虎の子のカロリーメイトを取り出す.

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ボリボリかじりながらボトルの水で流し込む.少し回復.
周辺に「レストラン」でもないかと,検索目的でスマホを取り出す.
先行している「おだっているJAPAN」メンバー,PikaさんからLINE通知が入っていた.

120km過ぎたぐらいのところにある福寿草というお店でお昼ご飯食べてます。濡れてても入りやすいのでオススメ!」

こ,これは超有益な情報.
サイコンを見ると現在119km! ほんの少し走れば,添えられた写真のような人権味あふれるメシが食える!

最後の力を振り絞ってV-MAX,もしくはトランザム発動!
食欲という,究極の生存欲求ををパワーに換えて,走れ!オレのBRO!

...だが,その「福寿草」とやらの建物が一向に現れない.
120km地点はとうに過ぎた.もちろんパワーも消失.

途中,いくつか集落があった.
もしかして本線を外れて市中に降りる必要があったのか?
いや,もう引き返す燃料はない.

目の前にあるカーブを曲がると現れるはず...が,何度も裏切られる.
そして現れる10%を越えてそうな激坂.
ただし,その頂上に建物が見えた.
目を凝らすとノボリらしきものもある.

もう,福寿草だろうが,別の店だろうがなんでも良い.とにかく,何か食わせろ!
渾身の願いでペダルを踏む.
半分,意識混濁.
もし,あれがただの民家ならマジでココロが折れる.

で,ついに到着.
なんと! 軒先にはしっかりと「福寿草」の文字が!

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サイコンを見ると「130km」の表示!
や,やってくれたなマフティー!じゃなくてPikaさん!
10kmのズレは”ぐらい”じゃありません!

とかなんとか言ってますが,マップ確認をしっかりしなかった自分が悪い.
人によって,体調によって距離感はバラバラなのだ.

その代わりと言っては何だが...

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何しろ栄養を!ということで頼んだ「鉄火丼」「肉そば」の組み合わせ.
ここ数年の食事で,これほど美味いと思った記憶はない.
あぁ,オレ,生きてるっ!

気分はすっかり『幸せの黄色いハンカチ』冒頭で,出所した健さんが「ラーメン」と「かつ丼」をめちゃめちゃ美味そうに食べるあの名シーン.
それをリアルに体験した.
ちなみにあの撮影,健さんはガチで絶食してから撮影に挑んだとのこと.これぞリアリティだよ!

つーことで,Pikaさんありがとう!(他意はない)

再び活力を取り戻したKazchari.
雨もとっくに止んだ.
その後もアップダウンが続くが,何の問題もなくクリア.
海岸線から離れ,内陸に入ると風の抵抗も減った.

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絶好調である.
「おだってるJAPAN」ではない他の参加者を抜く(ミニベロの人)

国道の交差点で左折すべきところを直進する別の参加者にも声をかけ,正しいルートに導くなど,余裕が生まれている.
いや,ホンマ,人間は単純だ.
我々は食べるために生きて,働いている.

で,市街地に入ってしばらくすると...

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【PC3 ファミリーマート秋田能代明治町店 161.9km地点】 

14時27分着.
ここはレシートチェックである.
3人ほど参加者がいた.

全行程のうち,半分を少しだけ超えた.
ここからしばらくは,300ブルベにおける最も退屈な時間帯に突入する.

その3はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その3)

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その1)

2026/6/6 Sat

小径車で300km...やれやれだぜ

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Day1はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day1:雨と海鮮丼と温泉,そして300kmブルベへの序奏

午前3時.アラームが鳴る前に目が覚める.
ホテルのロビーにあるフリーサーバーから濃い目のブラックコーヒーを注ぐ.
昨夜のうちに買っておいた総菜パンをかじる.

カーテンを開けて外を見る.
幸運なことに雨は降っていないようだ.
ちょうど,同じ宿に泊まるPikaさんが走っていくのが見えた.

ウェアに着替える.
長袖インナーに半袖ジャージ.
パールイズミの極厚パッドのビブショーツ.
レッグウォーマーを着用.
さらにはウインドブレーカーで寒さ対策.
忘れちゃいかんのがブルベ民の必需品,反射ベスト

300kmブルベの制限時間は20時間
ロードバイクであれば約13時間ほどでゴールできるが,今回はBROMPTON
ギリギリ隊の長時間走行を想定し,コンタクトを避けてメガネで走る.

午前4時.スタート地点の合浦(がっぽ)公園に向けてスタート.

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BROにはレックマウントの「Ride On Bag」を装着.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

モバイルバッテリーや非常食(羊羹,カロリーメイト)を入れておく.
防水性がないのでビニール袋でくるむことを忘れない.

BROでブルベに参加する場合でも,そのアイデンティティである巨大なフロントバッグを付けて走る人が多いのだが,あれは空気抵抗のカタマリ.
走りを重視したいKazchariとしては避けたいところ.
旅だとデカバッグはめちゃめちゃ重宝するけどな.

その代わり,リアキャリアの小型バッグ(Aliexpressで¥500!)に,レインウェア他の雨天走行用ギアを積む.
できれば使いたくなかったが...(そんなわけなかった)

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朝焼けの国道を東に向かって走る.
途中,M山さんK木さんに追いつかれた.

4時半頃,公園着.
既に受付が開始されており,続々と変態ども(ホメ言葉)が集まって来る.

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Pikaさんは,おろしたての新車,フルオーダーのチタンフレームバイクで参加.

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いわゆる一生モノ.
実際に走行フィールも素晴らしいとのこと.
後方フレームのブルーの焼き色が,とんでもなくかっちょいい.

チタンかぁ,いいなぁ...あれ? そういやKazchariもチタンフレーム車持ってたような...

奇跡の一日!BROMPTON T LINE シェイクダウン!

確かに「黒金くん」は軽いし速いし,乗ってて楽しいけど,折りたたみという制約がある以上,走りの要素が若干スポイルされているような気がしないでもない.
折りたたみじゃない小径車でチタン製ってあったっけ...って,あるやん!

Tyrell PK1

こ,これは! あぁ,いかんいかん.これ以上チャリを増やしてどーする.
妄想・欲望粉砕.今はブルベに集中集中.

ブリーフィングの開始まで時間があるので,チーム「おだってるJAPAN」で集合写真.公園内を少し歩いて浜辺に移動する.

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受付に戻ると,小径車に乗る参加者から声をかけられた.
BROではなく20インチホイールのDAHONカスタム? 自分で組み上げて本日がデビュー戦とのこと.
互いに健闘をたたえ合う.

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小径車同志は結束が固いのだ.

ブリーフィング開始.
ダウンヒル後のカーブや陥没情報を聞く.
何せ初めて走る土地である.慎重に走らねば.

5時になった.
いよいよ300kmの旅のスタート.
チャリで走るのは初めてのルート.オラ,わくわくすっぞ.

つーことで,最初は青森市内を横断.
昨日も走った青森ベイブリッジを通過.

その下りである.
「Ride On Bag」に付けたオプションの延長バーがぐらぐらしだした.
取り付けていたライト(Olight RN1500)が上を向いている.
ロックタイトで締め込んでおいたはずのネジが緩んでしまったようだ.
メンテをさぼった末路だな.

仕方がない.
いつ落下するのかわからんので外しておくか.
こいつはあくまで予備ライト.
メインの「Magicshine VTG1000」は車体にしっかり取り付けてある.

BROMPTONの甘い罠~ライト編

しばらく,Pikaさんの後ろにつくが,リアハブ周りから「♪ヒュルヒュルヒュル」と不思議な音がする(♪ファルファルファルにあらず)
うちのEMONDAの「ELITEホイール」のラチェット音も特徴的(誰もが振り返る爆音系)
チャリパーツはメーカーごとに個性があって面白い.

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やがて町を抜け,田舎道になってくる.
なんとなしに「おだってるJAPAN」が集合.

一昨年や昨年の苦労話をしつつ,「今年は誰が犠牲になるかなぁ~」と談笑するが,まさかこんな戯言が見事までにフラグになるとは...

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

やがて,本ブルベ最初の難関,あすなろラインの登りが始まった.
生粋のクライマーM山さんの脚が回り始める.
こ,これはついて行かねば! BROであることを忘れてふむふむ.

序盤にて早くも「おだってるJAPAN」トレイン崩壊である.
誰だ? 今日のブルベが「疑似Flèche」と言ってたヤツは!(ワタシデス)
いつもと同じという意見もあるけど.

つーことで,登り中盤あたりで見事にチギられてしまい,黙々と登攀.
くっ,EMONDAであれば...(何の勝負だ?)

峠に到着する.
M山さんの姿は既になく,別の参加者が一人おられた.

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写真を撮ってそそくさとダウンヒル開始.
ここから五所川原市となる.

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途中,雨粒が顔にあたりはじめる.
ヤ,ヤツだ,ついに雨が来たんだ!
確かに天気予報通りではある.
通り雨であることに期待するが,空からの雨も路面の濡れも激しくなってきた.

いくつかカーブを曲がった先に大木発見.
その影となる路面は濡れていない.
ここは潮時と停車し,レインウェアを着用する.

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その間,PikaさんK木さん,それに他の参加者2名が通過していった.

ブルベ中に限らず,自転車乗りは雨が嫌いである(たぶん)
濡れたウェアが不快なだけでなく,スリップ事故や視界の悪さ,パンクによるリスクが爆上がる.
それにブレーキシュー摩耗やオイル切れなど,マシンへのダメージも大きい.
もし今日が地元開催だったらDNSしてたなぁ(今年既に2回)

と,こんな遠征ブルベ,かつ既にスタートしている状況で愚痴っても仕方がない.できる限りの雨対策で今日を楽しもうとココロを決める.

レインウェアはブルベ民の正装たるモンベルの軽量GORETEX上下.
そして,同じくモンベルのオーバーソックス(これもGORE).
特に後者の効果は絶大.
シューズがびしょ濡れになっても,ソックス,その下の素足はほぼドライ.実に快適である.

ただし,上記の商品もそうだが,環境負荷の観点から「GORETEX」製品が締め出され,新素材に置き換わりつつあるらしい.
一説によると,ウリの防水・発汗性能はかなり低下したとか...ファッキンS〇Gs

てな感じで,レインウェアを着こんでも,止まらないリムブレーキのせいで全然楽しくないダウンヒル継続.
途中,K木さんが停車して雨支度をしていた.
合流して五所川原市内へ.

朝食が少なかったのと,体内リズム的に摂取が早すぎたためか,異常に腹が減ってきた.
K木さんと相談し,PCでもなんでもないローソンで補給することにした.

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「おにぎり2個」「スムージーバナナ味」という由緒正しいブルベ飯.
思えば,いつものロードと同じリズムと量で補給してしまったのが,後の惨劇を招いたのかもしれん.
BROのような小径車は,タイヤの転がり抵抗が激しく,脚を止めるとすぐに失速する.それを避けるため,無意識にケイデンスを上げる=いつも以上にカロリー消費が激しいのだろう.

で,K木さんと一緒に再スタート.
交通量の多い国道101号を,ますます激しくなった雨にヤラれ,トラックの追い越しに怯えつつひたすら爆走.海を目指す.

そしてようやくたどり着いたのが...

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【PC1:海の駅わんど わさお像 59.8km 地点】

時刻は8時ちょうど.
ここはフォトチェック.
「わさお像」を写真に収める.

「わさお」の名前は聞いたことがあるが,何かの映画だっけ?
行き別れた恋人(犬)を探して津軽海峡を泳いで渡ったとかなんとか...(たぶん違う)
いずれにせよ,”ネコ様に絶対忠誠を誓う原理主義者”のKazchariは全く興味がないにゃん(敵を作ったな).

降り続ける雨.
なんと,このブルベ,ようやく1/5が過ぎたばかりである.
こんなペース&装備で大丈夫か? いろんな意味で.

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※ その2に続く.

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day1:雨と海鮮丼と温泉,そして300kmブルベへの序奏

2026/6/5 Fri

オトナな判断

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曇り.温度:12 ℃,湿度:78%,体感温度:9 ℃,風速:14.8 km/時,風向:E

Day0はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day0:津軽海峡フェリー編

ここは津軽海峡フェリー「ブルーグレイス」コンフォート201号室.
カラダに伝わる絶え間ない振動のおかげでなかなか寝付けぬオトコがいた.

「ぐぬぬ...またか.やはり眠れぬ」

2年前の「苫小牧ー八戸」と同様,夜間航路での熟睡はかなわぬ夢であったか...(ちょっと『蒼天の拳』が入ってます)
それでも意識が深層にすべりつつあるAM3:00.
耳栓を貫いて響く船内アナウンス.

「皆様,おはようございます.本船はまもなく青森港に入港いたします.どちら様も下船の準備をお願いいたします」

あわてて起きる.
しっかりと寝不足

ただし,賢いKazchariはこの状況を想定してしっかり保険をかけておいた.
ブルベ本番は明日,すなわち6/6.
つまり今日1日はフリー.寝不足だろうがなんだろうが,ゆっくりとカラダを休めることができるのだぁ!

そう,2年前の『あまちゃん200』では「八戸到着→ホテルに荷物預け→ブルベスタート」という地獄のスケジュール.その反省が今日,生きておる.
これぞオトナの知恵.

バタバタとパッキングしてフロント前で待機.

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いよいよ下船.
クソ重いBROを担ぎ,スタッフの先導で車両甲板に降りる.
外に出たらはいサヨナラで,ついに青森(=本州)上陸である.

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イエーイ,と叫びたいところだが,なんじゃこれ,めちゃめちゃ寒いぞ.
それに気のせいか雨もパラついておる.
おいおい,初日からこれかい!

気になるのは,ターミナルらしきビルがどこにも見当たらないこと.
現時刻は4:00.暖かい場所で少し仮眠してから輪行解除,街へ向かうつもりだったのだが...
(最終日,この青森フェリーターミナルの驚愕の構造を知ることになる)

仕方がない.ここで解除するか.
BGMはもちろん『マグマ大使』だ(なぜ?).

♪カシン カシン カシン

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変形完了.
少し明るくなってきた.
前後にバッグを装着して,青森市内を目指すぜ.

小雨と冷え込む天気の中,Google先生の指示に従い進む.
例によって,本州に入ると交通手段に「自転車」が表示されなくなる.

「自動車」だと交通量が多すぎる.
「歩行者」だと階段やとんでもない細道を案内される.

北海道はおろか,台湾でも利用できるのになぜなのか.
理由を知りたくてGemini先生に訊いてみたところ,日本の道路環境の複雑さゆえ,自転車走行に適切かどうかの調査が大変だからとのこと.

マジで?

北海道以外だと,東京,神奈川,埼玉,千葉,静岡,愛知,大阪,兵庫,福岡で提供されているらしい.県境を越えたらどうなる?

ちなみに海外だと北米,欧州,オーストラリア「自転車ルート」が,台湾,ベトナム,インド,タイ,マレーシア,インドネシア,フィリピン,ブラジル,メキシコ,エジプト,南アフリカなどで「二輪車ルート」が提供されているとのこと.
おっ,昔行ったことのある国が多いな(チャリじゃなかったけど)

で,なんだかんだで本遠征の宿である『青森センターホテル』に到着.

【公式】まちなか温泉 青森センターホテル

フロントは2階.
これまた複雑怪奇な構造.まるで迷路の様.

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ホールにて15:00のチェックイン時間まで預かってもらう荷物を選別.
受付のスタッフに渡す(フロント24時間オープンはありがたい).

少し目をつむって仮眠.
このまま6:00を待って,温泉にでも入るかと考えたが,快楽のあまり走る気がなくなりそうなのでヤメた.
そう,実はこの後,昨年の「Flèche」で一緒に走った青森在住のM山さんからライドのお誘いを受けていたのだ.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

M山さんはKazchariと同い年.
数年前に大病を患った際,医師からリハビリとして自転車を薦められドはまりしてしまったという,なかなかの経歴の持ち主.
今ではすっかり回復っつーか,むしろ超絶速い.
特にヒルクライム.だいたいちぎられる.

そんなわけで7:30にホテル前にて集合することになった.

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少し時間があったので先に一人で市内をポタリング.
近くのコンビニで朝食をとった後,徘徊開始.

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青森市内に来たのはいつぶりだろう.
確かジャマイカから帰国して,同期の実家を訪ねた2004年以来か.
その時は大豪邸に泊めていただいて,連日連夜ごちそうをいただいたっけ.何もかもみな懐かしい...

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あてもなくフラフラとポタリング.
これぞBRO本来の使い方.
一日で何百キロも走ったり,ガチクライムする自転車ではありません.

とりま駅前を目指す.
やたら立派なビル風のJR青森駅だが,側面から見ると結構薄かったりする.

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市内で感心したのが,この歩行者道と自転車道の完全分離.
こんな構造なら青切符対策も万全だ.
ただしチャリは雨に濡れるがな.

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早朝からどんちゃか読経が聞こえる寺.
後方の金色塔と相まって,アジアっぽい.

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なぜかミッフィーコラボ.

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そういや最近ブームの地名立体オブジェがどこかにあるかと思いきや,発見できなかった.
後で調べるとビーチの方に設置されているらしい.

https://www.aomori-ekimae-beach.com/info/aomori%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B8%E3%82%A7%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%82%82%E7%99%BB%E5%A0%B4%EF%BC%81/より

時間になったのでホテル前に戻る.
少しして,会うのが1年ぶりのM山さん登場.
昨年の思い出話に花が咲く.
小雨が降るものの,夏泊半島に海鮮丼を食べに行くライドに決定.

だがしかし...
いざ出発すると,雨がひどくなるわ,寒くて動いてもカラダが全然暖まらんわで,早々にコンビニ休憩へ.

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明日の本番(300ブルベ)に備え,無理は禁物とクルマでのドライブに変更することにした.
そのままM山さんの家に行き,チャリ2台を軽バンに積む.
あらためて夏泊の食堂を目指す.
ますます雨がひどくなる.このプランに変更して正解だった.

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11時の開店に合わせて『正立食堂』着.
とんでもなく細い道の奥にある.
完全に地元民御用達の雰囲気.これは期待しかない.

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何が驚いたって,まずはその価格である.
なんだこれ,安すぎないか?
しかも五色丼¥3,000が¥2,700に値引きだとぉ!?

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開店間際だったため,席も無事に確保.
先ほどの「五色丼(アラ汁付き)」を注文する.
待ちの間,他のメニューもチェック.

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いやいや,これ絶対に安いわ.
北海道(積丹とか)なら,プラス¥1,000から1,500はするね.
メニューに小さく簡体字も書いてあるので,完全に地元民向けとも言えんが,観光地価格ではない.

そして出て来たのがこれ.

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ドーンと,ウニがモリモリ.
もちろん味も保証付き.甘い,美味い.
普段食べる回転ずしのバサバサなウニとは鮮度が桁違いである.

大満足の昼食となった.
M山さん,ありがとうございます.
天気はアレだがココロは晴れやかだ.美食は人を幸せにする.

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名残惜しいが出発.
今度は南下して八甲田方面に向かう.

少し進んだだけで晴れた.
M山さん曰く,青森は地域ごと,つまり北部,南部,日本海,太平洋側で天候がガラっと変わるそうな.
そんな感じで晴れたり,曇ったり,雨が降ったりと不思議な天候の中,酸ヶ湯温泉へ.

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ここも30年ぶりの訪問か.
8月の東北オートバイツーリングの途中で,隣接するキャンプ場に2泊ほどした記憶がある(大雨だった).

酸ヶ湯と言えば,旭川人もびっくりの冬の異常な積雪が有名である.
もちろん,6月にその痕跡はない.

入湯料は¥1,000.
まぁ,そんなものでしょ.
入口ではタオルをもらえた(バスタオルは返却).

混浴の「仙人(千人)風呂」の他,男女別の風呂場も別棟にあるが昔もあったっけ? もちろん今日は仙人風呂に入る.

サイクルウェアのままだったが,ほとんど汗はかいていないので,サクっと脱げる.
浴室に入る.
おお,このレイアウト,懐かしいぞ.
硫黄臭はするが,それほど強くない.
以前と変わった点と言えば,男女のエリアが看板で明確に分かれていること.
M山さんが,知らずに女性エリアに移動してるを見て,あわてて注意(女性客はいなかった).
こういう場所には,たまにすんげーうるさいおじさんがいるのだ.

それほど長湯はせずそそくさと上がる.
まぁ,露天もサウナもないので,温泉を楽しむというより思い出を味わいに来た感.
ちなみに近隣の『八甲田ホテル』はサウナ完備だそう.

泉質のせいか,上がった後もベタつかずピチピチウェアの着衣もスムーズだった.不思議だ.

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館内にはねぶたのオブジェ.
よくも悪くも観光地化された感.雰囲気は相変わらず抜群だが.

外に出ると霧雨.
それに寒い.
正直,クルマで良かった.

八甲田山の周回道路をぐるっと.
往路でも確認したが,なぜか快晴だった「萱野高原」へ行ってみる.

正に”ここだけ”奇跡の快晴.
喜び勇んでチャリを下ろす.

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カフェ『ひょうたん茶屋』を中心に八甲田山を眺めながらパーフェクトなゆるポタ.登ったり下ったりとほんの数km.
なにやらアリバイ・ライドとも言えなくもないが,まぁ,いいでしょ.

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それにしても摩訶不思議.
このエリア”だけ”が晴れていた.
八甲田山の神秘のチカラなのか光子力バリアなのか(意味不明).

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つーことで,M山さんのクルマに再びチャリを積み込んで市内に戻る.
16時頃ホテルで降ろしてもらう.
ほとんどドライブだったとはいえ,充実した1日目だった.

で,フロントにてチェックインしたのだが,なぜかスタッフの指示に逐一従いながらパネルを操作するという謎手続き.
まるで”有人スマートチェックイン”という矛盾.
これならヒトが全部やった方が早いのでは...特に高齢者と外国人には操作が難しいように思える.

青森遠征中の3泊,ここに滞在する.
建物の見た目,フロント周りの印象から部屋も大したことないやろなぁ...と思いつつ,部屋のドアを開ける.

なんということでしょう!
その辺のメジャーなビジネスより広くてキレイ.
シングルなんだぜ,これで.

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さっとシャワーを浴びて洗濯.

18時にホテルを出る.
昨年の「Flèche」で共に走ったチーム「おだってるJAPAN」の仲間と合流しての前夜祭である.
M山さんK木さん,少し遅れて到着したPikaさん,そしてKazchari
全員が明日の300ブルベに参加する.

これまたM山さんチョイスの地元民しか知らないであろう路地裏の居酒屋へ.
あまりに地味過ぎて,Google先生見ながら歩いていてもその存在に気付かず通り過ぎてしまった.

飲み放題設定がなく,ビールのおかわりは自己申告後,自らサーバーで注ぐなど,独特のシステム.
料理も壁一面に書かれた膨大な種類から選び,紙に書いてマスターに渡す.
これがまた異常に安くてそこそこ量もある.

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昼食の海鮮丼から始まって,ホテルの部屋,この居酒屋など,青森は安くて質が良い.
インバウンド(国内客も?)も少なそうだし,東北はまだまだ穴場かも.

昨年の思い出話で盛り上がった後,早めに宿に戻る.
階下の大浴場へ.
広い.
なにせ「まちなか温泉」がホテル名である.むしろ客室がおまけ.
がっつり「サ活」したいところだが,1セットだけにとどめた.

翌朝は4時起きである.
久々の300ブルベ.しかもBROでの参加という緊張感と期待.
フェリーでの不眠効果なのか,ゆっくりと,しかし確実に眠りの波がやってきた.

Day2はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その1)

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day0:津軽海峡フェリー編

2026/6/4 Thu

室蘭〜青森:津軽海峡フェリーで楽しむ快適な輪行船旅ガイド...にはなっていません

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いよいよ始まる3泊4日の青森遠征ライド

今回は「AJたまがわ」さん主催の『BRM606五能線300km』に参戦.

前後に有給をくっつけて,青森旅を楽しみつくす企画である.

道以外のブルベ団体での参加は初だな.
ローカルルールがあるかも...(伏線)

青森と言えば,2024年に”オトナの修学旅行”の異名を持つランドヌ札幌さんの八戸発着名物企画『BRM518あまちゃん200km』に参加した.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

この時もブルベ翌日にマイスターO西さんPikaさんと奥入瀬渓流ライドを楽しんだ.一番印象に残ったのはやはり...「キリストの墓」だな.

新郷村公式サイト

今回は遠征に便利な「BROMPTON P LINE」を投入.
BROでのブルベ参加は2度目となる.
前回は200kmだった.300kmは初である.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

『薄野200』では最後まで”脚”に問題はなかったが,肩周辺がコリにコって終盤は地獄.
最大の原因はライディング・ポジションの固定にあると判断.
そのため社外品の「mini P ハンドル」に換装した.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

このハンドル変更は四国や九州の長旅では大成功.
肩の痛みは皆無で実に快適.
これなら300も無問題...と思っていた時期がKazchariにもありました(伏線)

また,フェリー輪行にあたって実戦投入した新兵器がこちら.

大久保製作所:ツアーバッグFS-M RK-FS-M

MARUTOというブランド名で数多くの輪行グッズを開発している会社である.
この輪行袋は希望小売価格だと結構なお値段だが,Amaのマケプレにて¥6,000台で販売されているのを見つけ即ポチした.

チャックでもマジックテープでもなく,Dカンに布の端を差し込むだけという気軽さ.それでいてしっかりと車体をカバー.
スキマに小型バッグも詰め込める.
非常用としてフレームパイプ内に収納するタイプの袋も持参しているが,こちらの方がしっかりしているし,持ちやすい.
今回はこいつを使って正解だった.
ただし飛行機輪行には密閉感がないので不向きかも.

他の荷物はいつもの長旅とほぼ同じ.
ジャージ,普段着を2セットを圧縮袋に入れ,車体ではなく,バックパックに収納し担ぐ.

10時になった.
ハスラーに荷物を積んで出発しよう.
旭川から室蘭までは約240km.
ケチケチKazchariは当然のごとく,高速道路は使わない.
Google先生は到着まで4時間と見積もっているが,さすがにそれは速すぎる.

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途中,道の駅『三笠』にて昼食.

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味噌ラーメンときざみチャーシュー丼のセット.
不味くもなければビックリするほど美味しくもない.
北海道と言えば日本有数の食の宝庫.
旅行者として食べれば,美味しいのかも(これまた伏線)

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岩見沢で国道12号から離れて苫小牧に向かう.
この国道234号線は交通量も少なく広くて走りやすいのに,なぜか50km/h制限.
要するに色々とヤバいホイホイ道である.
誰もが誰かを先頭を走らせようと駆け引きしているのが面白い.

千歳を通過し苫小牧へ,つまり海に出る.
ここから室蘭までは海岸沿いをひたすら走る.
見事にガスっている.

ここを走ると昨年の激闘が思い返される.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

逆方向ではあるものの,あんな真夜中にこの直線ルートを黙々とチャリで走るとは...平時では考えられんな.変態だ.

で,複雑怪奇な室蘭の高架道路をクリアし,乗船前の一風呂のために『むろらん温泉ゆらら』着.

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¥700.外気浴可能.
サウナを3セットキメて館内レストランで夕食.

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うん.まぁ,冷食ハンバーグをチンだな.
いいお湯だけに,もう少し食にこだわってくれるとうれしいのだが.

フェリー乗り場はすぐそこ.
出航時間までまだまだなので,kindleで『蒼天の拳』を読み時間をつぶす.

現在リメイク版が配信中の『北斗の拳』

北斗の拳 FIST OF THE NORTH STAR

その宣伝の一環なのか,前日譚である『蒼天の拳』が10巻まで¥33のセール中(現在は終了).
ついポチってしまった.
ほぼ未読だったが面白い.
アニメ化もされたようだが,本家ほど人気がでなかったのが不思議.
1930年代の上海という,アクの強すぎる舞台のせいか.
どちらも世紀末なのは変わらんけど.

フェリーの出航時間は20:50
念のため,19:00には港に移動しておく(ヒマだし).

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誘導員の指示に従って,クルマの留め置き用の駐車場へ案内される.
そう,この室蘭フェリーターミナルは何日停めようと駐車料金無料なのだ.助かる.

荷物を下してターミナルビルまで歩く.
いくら”軽量”とされるBROも担ぐと重い.
あまり長い距離は歩きたくない.
長旅での「宅急便作戦」はやはり譲れんな.

スマートチェックインという名の無人受付でQRコードをかざし,無事乗船券をゲット.

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往路は船内で一泊するため,個室の「コンフォート」クラスにした.
袋に入ったBROは手荷物なので,徒歩乗船となり青森まで¥6,000.安い.

待ち時間にターミナル内を散策.
びっくりするぐらい人がいない.

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そういや食事はどうする?
フェリー内のレストランと言えばバカ高のイメージ.
それに下手すると揺れて”重いモノ”は食べられない.
近くのコンビニに行くか...って,青森港到着時間は明日の3:50
よく考えたら夕食も朝食も食べてるヒマはない.早々に寝なければ.

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20:00.徒歩客の乗船開始アナウンス.
てっきりランチウェイ的な回廊があるかと思いきや,建物を出てそのまま車両甲板まで歩く.
これがまた結構な距離.
BROの重さが肩に食い込むぜ.
そして...一緒に乗り込んだ徒歩客はなんと4人.
クルマの客もいるとは言え,少なすぎやしませんか?
この航路,採算大丈夫なのか.

iPhone15 Pro がらがら

フロントでカギを受け取り,今宵の我が寝室へ.

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『あまちゃん200』の時に苫小牧ー八戸で乗ったフェリーの作りと同じやな.
ペガサス級の同型艦か(言い方).

20:50.
船が港を離れる.

さて,戦いはこれからだ.
そう,わずか7時間の船旅.
この短い間に船舶特有の不快な振動に打ち勝ち,安眠を得るにはどうすればいいのか.

乗船前に温泉に入った.
酔い止め薬を飲んだ.

足つぼマッサージをした.

最後にそっと,アイマスクと耳栓を手に取る.

※ Day1へ続く.

鼻詰まりで不眠,ブルベはDNS.心身ともにボロボロな週末に起きた凡ミス

2026/5/30 Sat

正しい判断?

GW頃から続くくしゃみや鼻づまり.
日中はまだマシだが,夜間が辛い.
横になると両方の鼻の穴が詰まり,口呼吸になる.
結果,ノドの渇きで目が覚める夜が続いている.

不眠の夜に~花粉症と戦うサイクリストの鼻詰まり撃退ログ

上記の記事内の対策「鼻腔拡張テープ」「鼻うがい」を実践し,なかなか有効...と評していたが,どこをどう間違ったのか鼻腔内に炎症を起こしてしまったようで,鼻の奥に痛みを感じメガネがかけられなくなるほど.

で,あえなく中断.途中覚醒の夜が何晩か続いた.
ボロボロの体調のまま,己の治癒力を信じつつ『BRM530美瑛の丘300』当日を待つが...
前日,つまり5/29時点での「雨天&強風&寒冷予報」に完全にココロが折れた.

公式サイト経由でDNS連絡を入れる.
これで今年の参加予定ブルベは2回連続でDNSとなった.ぐぬぬ.

月末の300kmを見据え,Topstoneと独り駆けた『風連200』リベンジライド

ちなみに,今回DNSした『美瑛の丘300』も56名中18名DNSという,なかなかのキャンセル率だったようだ.

つーことで,5/30の予定がぽっかりと開いてしまった.
来週末は青森遠征が控えているものの,さすがにチャリに乗る気は起きない.

せっかく空いた時間である.
「もう限界だ,行くね」と耳鼻咽喉科を受診することにした.

そこでの体験がなかなか興味深かった.

1)受診前にネットで診察予約(デジタル
2)受付でマイナンバーカード(現物)を提示し顔認証(アナログデジタル
3)呼び出しは看護師の名前コール(アナログ
4)「シラカバ花粉症」と診断され,診察代をクレカ払い(デジタル
5)隣の薬局で「EPARKのお薬手帳」を提示(デジタル
6)隣の薬局で処方薬を受け取り,料金を払う,なぜか現金のみ(アナログ

てな感じで,受診予約から支払いまでデジタルとアナログのハイブリット状態.
診察料はクレカでスマートに支払えたものの,処方箋薬局へ行くと支払いは現金のみという,現代医療現場の不思議な非対称.

そして,何を今さらのなのが,渡された紙の膨大なこと...
診察後の会計で受け取った領収証明細書クレカのレシート薬の説明書処方箋薬を入れる袋などの「紙の束」攻撃.
「本当にこんなに必要なのか?」という純粋な驚き.

薬本体は仕方ないとして,他のは紙ではなく全部データ化してポータル経由で見れるようにしません? ナフサではないけど,紙資源も大事.

【悲報】自転車用ケミカルが買えない?「ナフサ不足」の深刻な影響

ナフサ不足と言えば,ついにっつーか,とうとう我がもう一つの趣味であるプラモ製作にも影響が出てきた.
そう「塗装用シンナー」がネット,リアル店舗ともことごとく売り切れなのだ.
幸い,ラッカー系,エナメル系は備蓄があったが,水性用がない.

仕方がないのでAmazonで入荷日未定のものを注文しておいた.
これは買い締め行為ではないはず.
自転車用ケミカル同様,この品薄状態はいつ解消するのやら...(徐々にどこが止めているのが明らかになってきたらしいけど)

で,病院からの帰り道.
「DNSの判断は正しかったのか」とのモヤモヤが湧き上がる.
確かに空を見上げても天候は回復していない.
雨は止んだが強風注意報は出されたまま.

SNSを見ると出走者(マイスターO西さん)が走行写真をアップロード.
「本当は行けたのでは?」という後悔と「この天気と鼻づまりで走るのは無謀」という自分への言い聞かせ...

と,まぁ,済んだことは仕方がない.
「こんな日にはサウナに行こう」と気持ちを切り替える.

つーことで,午後から我らが『高砂温泉』に向かう.
前回でサービスカードに15個のハンコが並んだ.よって本日は無料だ.

サ活中は鼻が通る.
極楽極楽.あー,こんな雨と風の中,ブルベなんて出なくてよかったぜ!(無理してる)

自宅に戻って『HG GQuuuuuuX リック・ドム』製作の続き.

今や超不人気キットとなり,在庫ダダ余り.
ネットでも実店舗でも大幅割引で発売中.
最新キットだけあって,作りやすいしカッコええのになぁ(3本脚も抵抗なし)

どう考えても,GQのキットは発売するMSのチョイスや時期がおかしい.
重要機体はプレバン行き,それに人気機体は放送終了後,何か月も経ってから発売って...

今回のドムもゲート処理して素組+部分塗装後,ツヤ消しトップコート.

こちらにはナフサ不足の魔の手は迫っておらず,まだ買える(ちまちま売り切れる).

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トップコートが乾燥したら墨入れとウェザリング...って,何か大事なことを忘れているような...
あっ! トップコート前にデカール貼るの忘れた!

時すでにお寿司.
リカバリは効かない.

仕方がない.
今回はデカールなしで仕上げるか.とほほ.
これもみんな鼻詰まりのせい.
集中力の欠如か,「デカールを貼る前にトップコートを吹く」という凡ミスを犯した自分に深く落胆する.

てなわけで,就寝前に処方箋を服用し,その効果に期待する週末.
「鼻腔拡張テープ」も「鼻うがい」もやめて,結局濡れタオルを部屋に干すという古式正しい方法に回帰.

今日のDNSの代わりに,花粉で一杯の林道(廃道)ライドに明日はGo!(懲りてない)