『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

2025/8/11 Mon

急がば回れ

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Day1:8月11日(月)
START 丘珠ふれあいセンター ⇒ PC5 北見市自然休養村センター 344.6km

ここは「万葉の湯 ふとみ銘泉」リラックスルーム(の一番の端マット).
2:00にセットしたアラームが作動した.

一時は深夜料金発生前の退館(~1:00)も考えたが,睡眠時間確保の方が重要だろう.ギリギリまで寝ることにした.
とは言え,気分が高ぶって熟睡とはほど遠い状態だったが.

更衣室にてウェア(その1)に着替える.
ブルベと言えば「BRM200kmー100周年記念ジャージ」である.
ロングスリーブなのでインナーはfinetrackのスケスケ.

今回の最長距離日である.
ビブはもちろんこいつ.

宿泊の支払いを済ませて外に出る.
空気が生暖かい.
これならレッグウォーマも不要だ.

まずは近くの「セブンイレブン当別太美店」でおにぎりとホットコーヒーの朝食.
ここのすぐそばもルートに組み込まれているようだ.
ちなみに古の『オホーツク1300』ではここが出発地点だった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10kmほどハスラーを走らせ,3:00過ぎに「タイムズ丘珠空港駐車場」着.
空港だけあってここは1日¥400と格安.助かる.

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Topstoneをおろし,すぐそばのスタート地点「丘珠ふれあいセンター」に向かう.本当にこの準備,装備でよいのか最後の最後まで悩みつつ.

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既に最終ブリーフィングが始まっていた.
それが終わると第一ウェーブ,4:00組のスタートとなる.

4:00組の車検中に,建物内トイレにて軽量化を済ませる(出なかったけど).

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そして4:10出発組の順番が巡って来た.
前後ライトをON.ベルを鳴らしてOKをもらって旅立つ.

これから約600km先の東端,納沙布岬までチャリで走る? マジか?

とまぁ,走り出してしまえば逆に気分は落ち着いてくる.
一定のリズムでペダルを回すだけ.まるで瞑想タイム.

札幌発ブルベでの定番コースを淡々と走る.
特に序盤は『オホーツク1300』とほぼ同じ.
かつて知ったる風景が続く.

やがて脚の合う10人程度のトレインが形成.
なんとその中に”超高速”R大さんがいた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

これはラッキーである.この列車,徐々に高速化していくだろう.北見まであっという間...と思った時期がKazchariにもありました.
ところがアンダー25km/hのゆっくりペース.意外ッ.

後でR大さんのSTRAVA備忘録を読むと,天候&体調が良かったためタイムアタックを狙っていたとのこと(実際にとんでもないタイムでゴール)
ゆえに疲労を蓄積しないため,前半は抑え気味だったそうな.
テキトーなKazchariと違って,やはり速い人はちゃんと考えながら走っているものである.

いずれにせよ,かなり助けられたのは確か.
ただし,ここまで快適なトレインだと下車するタイミングも難しい.
ブロガーの端くれとしては写真も撮りたいのだ.

そう,延々と続く田園風景.
そこにかかる朝もや...実に美しかった.

ふと左上方に異様なモノを見た.
こ,これはと思わず停車.

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虚空に浮かぶ謎の物体.
あれは何? あれは敵? あれは何だ!?
侵略宇宙人の巨大攻撃メカ?

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もちろんその正体は鉄塔の上部(下部はモヤで隠れている).
すいません.早朝なのでまだアタマが起きてません.

トレインから離れてしまったが,青山ダム近辺の登りで追いく.
こういう時は”脚質クライマー”で良かったと思ふ.

そうそう,R451のトンネル付近で”BROMPTONマイスター”O西さんを発見.
駆るのはもちろん荷物満載のT-Lineである.
おそらく4:00出発組.
パスする際に挨拶.
えー,既にかなり疲労されているようで...がんばって下さい(※無事完走されました.スゲー)

さて,すっかり日が昇った7:08.

【PC1:吉野公園・吉野地区活性化センター】78.5km地点

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サガリ,牛タンはバーベキューセットか.食いてぇ.
それはともかく,体力的にまだまだ余裕.
向かいのキャンプ場でトイレを済ませる.
おっ,この石碑は...

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『オホーツク1300』のフォトチェック!
もう3年前か.何もかもみな懐かしい.

iPhone11 Pro 2022年8月28日撮影

ちょっとした丘を越えてダウンヒル.
勢いがつきすぎて,左折忘れのミスコース.いかんいかん.
アタマはまだ寝ているのか?

で,R275に接続.北上する.
そろそろ休憩かと思う頃『道の駅 田園の里うりゅう』が見えてきた.
「そういや,ここのスタンプラリー済ませてねーや」と一旦停車.
スタンプを押す.

そこへ,これまた有名な”特急”T夫さん登場.
「田んぼアート,見ていきます~?」

うん? そんなのがあるのか?
せっかくだから観光していくか.

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展望台の階段を登る.
うわっ,チャリとは違う筋肉を使うので結構辛いぞ.
で,肝心のアートも”あっち(たいせつ)”に比べると少し...

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「うりゅう」を出て,コンビニ休憩.
徐々に暑くなってきた.水分を摂取せねば.

沼田や鷹栖町を経由し,すっかり馴染みのエリアをひたすら進んで9:26.

【PC2:深川市中央公民館湯内分館】126.9km地点

いわゆる行って帰っての”盲腸”PC.
シークレットっぽい場所だ.
この後,逆走している人を見たが,絶対ミスったな.

ここも特に何もない場所...いやトイレがあったので済ませて即出発.良いペースだ.

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見覚えあるコースが続く.
『旭川200』他でよく通る湯内トンネルである.
やたらに長い(1,930m).
おまけに路面が濡れている.

新兵器の「CATEYE URBAN2」を点灯.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

少々暗いが,路面がキレイなので問題なし.

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トンネルを抜けると豪快ダウンヒル.この報われた感よ.
前方に下半身ガチムチ,かつ年代物の”ロードレーサー”に乗ったおじさんを発見(そんなに歳は変わらんて).
追いついたので挨拶をする.

おじさん「(蛍光ベストを見て)何かのイベント?」

Kazchari「ブルベ中です」

おじさん「ああブルベね.どこまで?」

Kazchari「札幌から納沙布岬往復ですね」

おじさん「...大変だねぇ.暑いしさぁ,オレなんて30kmでへろへろよ」

Kazchari「そうですね.無理しないでくださ~い」

自分でも不健康,かつおかしいことをしている自覚はありま~す.

【PC3:ローソン鷹栖町】157.4km地点

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10:50着.
久々のレシートチェックPCである.
捨てないようにしないと.

昼も近い事だし一応の昼食.
やはりローソンのカツ系サンドイッチは美味い.コーラも美味い.
日差しがあまりに強いため,店舗裏の日陰に逃げる.
4:00出発組のPikaさんがいた.

既に一日のサイクリングとしては十分な距離を走っている.
ゆえに,マナー的にどうかと思いつつも座り込んでしまう...

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そそくさと食事を済ませて出発.
ちょうど先日のDHバー試走で走ったばかり.
せっかくの鷹栖町の中心地.コンビニではなくグルメすべきだったか.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

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ここからR40経由でR39へ,ほぼ平坦路をとにかく走る.
自宅はすぐ近くだ.
ゆえに土地勘があるため,トイレや自販機の位置は完璧に把握している.

つーことでここは「きのこの里パークゴルフ場」
給水ついでに前腕に水をぶっかける.
気化冷却というヤツやね.

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貴重なゴミ箱付きの自販機.
甘いカフェオレも美味い.

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上川町手前で200km走破.
あと1,000kmしか走れません!

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だがしかし.ここでKazchari,やらかしてしまう.

上川町のルート上にはセブンイレブンがある.
PCではないのだが,この先越えることになる「北見峠」前の最期の補給地点となる.
ここで休憩&腹ごしらえをしておかないと,この先数十キロ続く山間の不毛地帯を耐えられない.

なのに...Kazchariはロクにコースプロフィールを読んでいなかったので,てっきり「石北峠」経由で北見に向かうものと思い込んでいたのだ.
こちらだと層雲峡を通過するのでコンビニが存在する.そこで補給するつもりだった.

ナビにR330への左折マークが表示された時,ようやく己のミスに気付いた.
マズイ.でも今さら上川のコンビニに引き返すわけにはいかん(もったいない).

水は?  ⇒ ある.
食料は? ⇒ 非常用のジェルが3本ほど.

まぁ,なんとかなるっしょ(実際はギリギリだった).

交通量がほとんどない緑の地獄を経て,北見峠への登りがはじまった.

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ここの峠をチャリで走るのは初めて.
斜度はそうでもないが,長い.長すぎる.
そして暑い.汗が滴り落ちる.

途中で足をついて休憩している参加者を数人パス.
ようやく峠が見えた.

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遠軽町IN.
ようやくダウンヒルが始まる.

相当量の水/麦茶を飲み,ジェルも2本ほど消費.
そろそろ冷たくて甘いモノが欲しい.
一番近いコンビニは...(検索)げげっ,ま,丸瀬布!? まだまだ先やん!

そんな絶望感に苛まれる中,見えたのは幸運の赤い箱.そう,Cokeの自販機だ!
容赦も躊躇もなくストップ.なんとゴミ箱まである.
もちろん選ぶのは神の飲料”赤コーラ”である.

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先ほどのヒルクライム中に抜いた参加者も合流.
フィリピンの方だった.と言っても東京で仕事をされているそうな.
名前はGさん.早速STRAVAで相互フォロー.
「フィリピンでもブルベって流行っているのですか?」と尋ねると「年1回」との返事.ふむ.

ところで,最近気づいたが,自販機の新札対応はまだまだのようだ.
Gさんも新札が読み込まれず苦労されていた(硬貨で対応).

さっ,そろそろ行きますか.

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丸瀬布の道の駅でトイレへ.
〇んこを試みるが出ない.
日常時と比べると圧倒的に便秘気味.
いや,運動による消化効率が良すぎて〇んこが生成されないのか? 知らんけど.

で,ようやくたどり着いたのが「セイコーマート丸瀬布店」.PCではありません.チャリラックが曲がってて使えないのはご愛嬌.
おにぎり補給していると,ごついDHバーをつけた「SuperSix EVO」がやってきた.
名前を聞きそびれたが,USAはサンフランシスコからの参加者だった.

17:30出発組とのこと.速ぇ.
二人して北見峠の悪口をニコニコしながら話す.
これまでのブルベ参加歴を聞くと,まぁスゴイスゴイ.
まだ若い感じなのにPBPは2回出たとか,日本も3回目だとか,あちこち走りまくり.

他の海外参加者や道外参加者数名と話したが,ブルベ歴に関しては強者だらけ.
まぁ,1000kmオーバーのRMに出るようなチャリダーは変〇さんばかりなのだろう(ホメ言葉)

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こんなに長かったっけ的なR333を飛ばしに飛ばして16:30.

【PC4:セブンイレブン遠軽豊里店】277.8km地点

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仮眠所前最期のPCとなる.
もうすっかりブルベ腹.さっき食べたばかりなのにブリトー追加.

さぁ,ここまでは順調.残り60kmで本日は終了!...という安堵感が参加者間に漂う(甘かった)

R333にて南下.分岐にてR242に乗り換え.
しばらく走ると,気のせいか路面が濡れていることに気づく.

うん? にわか雨でも降ったか.
あぁ,結構水撥ねするなぁ.やっぱりチャリが汚れてまうか...

とか,のんきに走ってたら...はい,雨粒がパラパラと降ってきて逡巡する間もなく土砂降りとなった.
既に住宅街を抜け,周りは森しかない.
つまり,軒先を借りて雨宿りやらカッパを着るような場所は見つからない.

仕方なく,少しは雨を防げるかと大木の下に逃げ込む.

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サドルバッグからレインウェアを引っ張り出してあわてて着る.
雨は全く想定していなかったので,電子機器やバッグの防水が心配だが,そこはまぁ大丈夫でしょう!(あかんやろ)

大雨の金華峠をクリアしてダウンヒル.
ようやく雨がやみ,路面も乾いてきた.
えっ? つまり極地豪雨だったということ?

ヌグフルキルヤムの法則を恐れて,レインウェアは脱がない.
生田原の町を通り過ぎ,そのまま走ってR39に合流.

ここまで来たら北見はもうすぐ...と思ったが,市街地に入ると今度は信号坂が始まった.

いくつかの信号で久々に先行者に追いつく.
すぐにわかる関西弁 ⇒ 徳島からの参加者だった.
この方も『RM427東京1900納沙布岬』他,数々のRMをクリアしている猛者だった(こういう人がごろごろいる).
ちなみに雨にはあたらなかったとのこと(なんでや!)

ただし今回は脚を痛めているらしく,なかなかペースが上がらないとのこと.
わかりました.今日のゴールまで残り10km,急ぐ旅でない.お話ししながら付き合いましょう.

と,Kazchariの北海道チャリライフやら事故紹介などで談笑.
何気にじわじわと登り続ける.

で,19:40.ようやく到着したのが懐かしの...

【PC5:北見市自然休養村センター】344.6km地点

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ブルベカードに到着時間を記入してもらう.
今晩は予定通りここで寝る.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここまで一緒に来た徳島の方も,てっきり泊まると思いきや驚くべきことに,すぐに出発して別海まで行くそうな(140km先).びっくり.
脚を痛めているとは?

スタッフに「自転車は外に止めるのですか?」と尋ねると「外でもいいですし,別棟の小屋でもいいですよ~」とのこと.
雨もしくは夜露に濡れるのもなんだし,前に泊まった時もその小屋に入れたしなぁ,とそちらを選択.
しかし,翌朝...

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この話の続きはおいといて,必要な荷物をTopstoneから降ろし,指定された部屋に運ぶ.
早めの到着だったためか,まだ滞在者は少ない(既に寝ている人もいたけど).

とりあえずドロップボックスからTシャツと短パンを取り出して,さぁ風呂だ.
ありがたいことにハンドタオルとバスタオルも貸していただけた.
浴室にはボディソープとリンスインシャンプーも設置されている.
念のためとタオルやミニボトルも持参したけど,不要だったな.

カラダを清め,さぁサウナ...というわけにはいかず,湯船につかる.これだけでも贅沢.
で,筋肉や関節の違和感をチェック.

幸いどこにも問題なし.
いつもの300ブルベより疲労感もない.アドレナリン効果なのか?

で,さっぱりした後はお楽しみの「おつカレー」.美味し.
就寝前に刺激物を腹にためるのはどうかと思いつつも,おかわりしてしまった.
他にもトマトやメロンなどなど.

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前回の宿泊時に比べると参加者もスタッフ数も圧倒的.
これからが到着者のピーク.

ドロップボックスに「電動マッサージャー」を入れておいたので,寝る前に我が大腿四頭筋をほぐしておこうと思ったが,何かそんな雰囲気ではない.
消炎鎮痛剤塗布とハンドマッサージにとどめるか.

大部屋に戻って就寝準備.
サイコンとナビをタップにつないで充電.
アイマスクと耳栓をセット.
モバイルバッテリーを接続したiPhoneのバイブアラームを3時にセットして横になる.

このチャレンジはまだ始まったばかり.
今日はほぼ走行計画通りに走れたが(通り雨を除く),ゆめゆめ油断召さるな.

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Day2へ続く.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

2025/8/10 Sun

その前日譚から

いただき画像

さてさて,今夏最大のサイクルイベントである『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』がいよいよ始まる.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

先に結果から述べる.
90時間の制限時間に対して,85時間47分で完走!
無事認定されましたぁ!

大きなトラブルはなかったものの,途方もない距離と時間,そしてこの酷暑である.激闘に次ぐ激闘.
真実(ゴール)に向かう意思が試された4日間だった.

では,その記録を以下に記す.

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Day0:8月10日(日)

さていよいよ旅立ちである.

昨日のうちにPC5,PC9となる「北見市自然休養村センター」には,ドロップバッグ(ボックス)をヤマトから送っておいた.
旭川ー北見の往復100サイズで¥2,588.超必要経費である.

ざっくりと中身を紹介.やはりジャージの着替えが多い.
2日目以降着用のサイクルウェアを3セット分.

快適性を求めて新品ビブを2着追加購入した.

おそらく現行商品でパッドが一番分厚いはず.
既にこれまでの長距離ブルベでの使用実績あり.

これにdhbのやや薄いパッドのモノを加えてバッグに.
仮眠所での就寝用にTシャツと短パンも入れておく(下着はオミット).
ピチピチでの就寝は回避したい.

他にはモバイルバッテリー,常備薬,電動マッサージャー,(タイヤ交換用)クランプ,せんべい布団対策のエアマットなどなど.

まぁ,結果的に未使用または不要なモノも多々あったが,それは今だから言えること.
「北見市自然休養村センター」には今回2度立ち寄る.
「あそこ(北見)に行けば,何でもある」という走行中の安心感には代えられない.

で,今回の相棒,Topstoneをハスラーに積み込み,受付&ミーティング会場の「カナモトホール」に向かう.
例によって高速未使用のケチケチルート(R12→275)

14:00過ぎ,大通公園地下駐車場着.
相変わらず何かの秘密基地の様.広大だ.

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地上に出てしばらく歩くと「カナモトホール」発見.
馴染みののぼりを見て安心する.

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既に受付は始まっており,結構な人混み.
そらそうだ.参加者200名+スタッフだ.

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ボーっとしていると,台湾人(?)らしき女性スタッフに”日本語で”案内される.
それに対し「あっ,ボク,日本人なんで」と謎返事.テンパってるなぁ.

無事に受付完了.
記念品のサコッシュと,何より大事なブルベカードをゲット!
4:10スタート組となった.

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15:00少し前,ウェルカムステージopen.
知り合いのカタマリを発見.挨拶をかわしつつ,今回の戦略についていろいろと話す.

Kazchariは「Topstoneに35cのスリックタイヤで出ます(キリッ)」と報告.

耐パンク仕様で重い分はTPUチューブで相殺! どうだ!(なぜかドヤ顔)

そこへメカに強いWさんから「それでもパンクしたらどうするんですか?」

Kazchari「ふっふっふ.確かに以前タイヤが太すぎてビートが落ちないと相談しましたよね.そんなこともあろうかと今回は「クイックショット」を持参しましたぁ!」(再度ドヤ顔)

Wさん「...クイックショットはTPUには使えないですよ.何言ってるんですか?」

...えっ? そ,そうなの? だってGemini先生は使えるって...(今聞いたら使えないと回答)
うわーッ,パンクしたらどうしよう...もし,タイヤが外せなかったら即DNF? うぎゃー

と,Kazchariの心配をよそにミーティング開始.
予想以上に立派な舞台で驚く.
隣に座るPikaさんに「PBPもこんな感じですか?」と尋ねるも「いや,あっちは6,000人なのでもっと大規模です」.そらそうだ.

まずはジャズバンド「ランドヌールズ」の演奏から幕が上がる.
素晴らしい演奏でした.楽器趣味も良いなぁ...と楽譜が読めない男がつぶやいております.

いただき画像

その後,参加者の内訳紹介.

全228名参加.
うち25%(57名)が海外(韓国,フィリピン,台湾,USA,オーストラリア)からだそうな.
国内勢も80%が道外から(138名)
我が道内勢はマイナーグループである.ここはガツンと(何が?).

次に通常のブリーフィング.
納沙布岬からの帰り道,キューシート外となる北部ルートを選択してもいいそうな.
まっ,当日のコンディション次第やね(生き残っていれば)

全員舞台に上がっての記念撮影後に解散.
通常ならば,誰かと夕食に出かけるのも良いのだが,明日の朝は早い.
挨拶もそこそこに会場を後にして駐車場へ戻る.

17:00頃,定宿「万葉の湯 ふとみ銘泉」に到着.
おっと,その前に目の前のセイコマでカーボローディング(豚丼)だ.

入館後,即サ活.
20:00には雑魚寝エリアで横になる.

明日は2:00起床.
いよいよスタートだ.
この高揚感...果たして熟睡できるのか?(ここ伏線)

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Day1へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

2025/8/8 Fri

ライトがいっぱい

iPhone15 Pro

今回も『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』の準備ネタ.
夜間走行,つまりライト編である.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

ブルベ趣味あるあるで,家にはライトがごろごろ転がっている.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

ブルベ用ライトについて(リア編)

中には相当古いモノもある(この記事も5年前)
つまり,内蔵バッテリーの劣化が心配.
最近は一周まわってバッテリー式より電池式の方が良いような気もしている(明るさはともかく).
特に今回は休憩所でのコンセント争奪戦が...

さてさて『納沙布岬1200km』の走行計画を前回アップした(時々アップデート中).

『納沙布岬1200km』の走行計画を立ててみる

90時間の長旅である.
当然だが夜間走行は避けられない.
レギュレーション上,フロントライトは2灯必須(点けるのは1灯で可).

まずは”信頼と実績”のこの2つが選ばれた.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

いつものブルベ(200~400)で大活躍.
ローモードで夕方~朝にかけて確実にもつ.

今回はこれらに新人をプラスして4灯態勢で臨む.

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まずは,前回のブルベで落下⇒崩壊した『CATEYE URBAN』に代わって,実店舗限定販売の『URBAN2』を購入.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

iPhone15 Pro
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旧モデル同様,単三2本仕様.
光量はアップしているが,メインにはならずあくまでサブ.
日中のトンネル走行時に手軽に使用.
夜間はヘルメット上に移動させるつもり(少し重い)

CATEYE URBAN2

最大の利点は電池ケース固定方法の変更.
旧モデルのスライド式からねじ込み式になった.
防水性が向上している.はたして頑丈さは?(落としすぎ)

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もう1つはこれ.

RAVEMEN FR500

新製品『RAVEMEN FR500』だ.

iPhone15 Pro

一世を風靡した『FR160』の正統進化形態.
上下面ともにGarminマウントがあり,サイコンとの重ね装着やステーからの吊り下げなど,自由自在のレイアウトが特徴.

特に初代の『160』はインフルエンサーに配りまくったのか,あちこちで検証動画を見た.それに釣られてKazchariも購入.

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

ただし,160ルーメンだと暗すぎて夜間走行には使えない.
Topstoneファットに装着し,グラベルや雪道走行時に日中点灯させていた.

誰もが思ったはず.
このデザインや便利さのまま光量とバッテリー容量がもっとアップすればと...
その声を受けて発売されたのが『FR300』(たぶん).

RAVEMEN FR300

最大200ルーメンとなったが,まだ暗い.
ただしこのモデルから,サイコンへの給電機能が実装された(スマホへの供給はダメ)
一時期,購入を考えたが...スルー.

そして満を持して登場したのが『FR500』である.

iPhone15 Pro

名称通り,一気に500ルーメン化.
あくまで非常用だが,フロントライトしても使えるようになった.

点灯持続時間はローの150ルーメンで6.5時間と実用レベル(メインにはならない).
ただし照射角度の問題がある.
ライトとして使う場合はステーの角度を下げる作業が必要.
これは面倒.

よって,Kazchariとしてはサイコン(ナビ)への充電機能に期待.
現在ナビとして利用しているのが『Bryton S500』

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

iPhone15 Pro

『S500』の最大稼働時間は公称24時間とされている.
400ブルベまでがちょうど良い.

万が一,充電切れになった場合,ステー下のこいつはかなり頼りになる.
短いUSB-Cケーブルが付属していて,接続時の見た目もスタイリッシュだ.

iPhone15 Pro

充電時は「先にサイコン(ナビ),次にFR500の順」らしい.覚えておこう.

Kazchariはこの『FR500』をAmazonではなく,先行販売していたAliexpressにて約¥6,000で購入.

もちろんAliには色々とリスクがある(らしい).
初期不良時の対応などを気にする人はAmaが良いだろう.

以上の新人2台は今度の『納沙布』がデビュー.
活躍してくれるとええね.

リアライトは伝統のCATEYE「OMNI」「TIGHT」

キャットアイ TL-LD155-R OMNI 5(LEDテールライト)テールライト 526-10185 レッド(リア用)

キャットアイ(CAT EYE) テールライト TIGHT KINETIC TL-LD180K

単四式なので,PCで電池ごと交換.
もしもの場合はコンビニへGo.
そうそう,「OMNI」は輪ゴムかテープで蓋を止めないと.

まぁ,今回の『納沙布岬』では他にも色々と買ったり考えたりしたが,残りは”終わってから”(完走後とは言ってない)記事にする予定.

ただ一点,知恵と工夫だけではどうしようもないのが天候.

“BROMPTONマイスター”O西さんの(昨日の)分析によると,4日間の開催中,ひどい雨はなさそう(10~20%).気温も低めで(〜27℃),酷暑走行は避けられそう.むしろ道東の冷え込み(14℃程度)が心配.

防寒具なんぞ積むスペースないわ!
いざとなったら「ジレ」+「ウインドブレーカー」+「レインウェア」で対処する所存.

予断を許さない状況だが,がんばれ”自称”晴れ男! 福毛もついている!

※ 8/14 17:53 85時間47分でゴールしました!

激闘の詳細は後日.

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

2025/8/3 Sun

オシャとは?

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晴れ.温度:29 ℃,湿度:66%,体感温度:31 ℃,風速:8.7 km/時,風向:N

週末,家を出て一人暮らしをしている娘が一時帰省.
医療上や行政上の用事を済ますと,そそくさと帰ることに.

で,日曜午前中に新千歳空港まで送るミッションを仰せつかった.
よって今年の「HANAZONOヒルクラ」は不参加...まぁ,いいっしょ.
来年リベンジ.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

だがしかし.ただでは起きないKazchari(誤用)
せっかくの札幌遠征である.
どこか有名どころの山を1本登ることにした.

昨日の大事件が記憶に新しいBROMPTONをハスラーに積み込み,朝6時,千歳に向けてGo!

BROMPTONな〇〇〇を落として大パニックライド

車内では戦隊ソングを大音量でかけ,娘と延々と熱唱&戦隊談義.どういう父娘だ?

スーパー戦隊シリーズ45作品記念主題歌BOX LEGENDARY SONGS

娘を新千歳空港で降ろす.
時刻はまだ9時過ぎ.
コンビニで休憩中,本日の目的地を考える.

STRAVAつながりの方々がよく挙げている場所と言えば...やはり手稲山か.
もちろん初登攀となる.
そうと決まれば交通量バカ混みの札幌市内を抜け,ふもとの「冨岡西公園」まで移動.

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BROを降ろす.写真の通り”もや”がかかるほどの熱気がムンムン.
暑すぎる.蜃気楼が見える(ウソ).
なんでこんな一番暑い時間帯に,わざわざ小径車でヒルクライムなのか?(アホだから)

さらに,先日のAmazon Prime Saleで買ったこいつを試してみる.

【Morethan】×【COSPACH】コラボ 街乗りサイクルポロ サイクルジャージ 半袖 メンズ レディース 襟付き 吸汗速乾 抗菌防臭 UVカット 通勤 通学 仕事 アウトドア 普段着 スポーツ対応 おしゃれなサイクルウェア MT-CSP-H1

もちろん背中には3分割ポッケあり.
トップがこのウェアということは,ボトムもピチピチレーパンだと似合わない.
昔,ヨメさんがプレゼントしてくれたこいつを履く.

[カペルミュール] サイクリング カジュアルパンツ ユニセックス 裾ベルト付き クロップドパンツ

普段使いもしているこのパンツはパッドが付いていないので,アンダーにはこいつを.普段はZWIFTで使用中.

[サンティック] サイクル インナーパンツ レーサーパンツ アンダーパンツ パッド付 サイクリングウェア ロードバイク 自転車

おお,これでどこからどう見ても「小径車カフェ巡り」”ゆるポタ勢”だ.
荒い呼吸や滝のような汗はご法度.
キャハハ,ウフフかつ爽やかなフレグランス系だ(意味不明).

もちろんヘルメット,グローブ着用.シューズはしっかりSPD

iPhone15 Pro

まずは住宅街をうろうろ.
それにしても小樽近辺同様,ここいらも激坂だらけで,正直よく住んで...ゲホゲホ(偏見です).冬の凍結とか大丈夫なのだろうか.

さて,高速道路下をくぐってヒルクライムスタート.
いきなり8%越えの坂から始まる.
まさか,ずっとこの斜度? これはこれは...クックックッ(変態だ)

と,まぁ,最初は余裕ぶっこいていたが,実は手稲山のプロフィールを全く調べずに登っている(climb pro機能は好かぬ).
つまり,ゴールまでの距離斜度もさっぱりわからん.
それに札幌近辺の山はたいていそうなのだが,路面がボコボコである.
特に路肩はジャリ,割れ,大穴,段差と危険だらけ.

つーことで,段々と辛くなってきた.初見の山はなかなかキツい.
途中,色褪せて文字が読めなくなったスキー場の看板が見える.
残り6? いや8km? わからん.

歩いて降りて来る人の姿あり.
登山というよりトレラン勢

夏季閉鎖中でジャンプの練習場になっている「オリンピアスキーセンター」を通過.てっきりここがゴールだと思っていた.

そしてようやく残り1km表示がくっきりと.
どうやら「ハイランドスキーセンター」とやらが終点のようだ.
少しがんばる.

で,ゴール!

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おお,写真でよく見るロープウェイの建物だ.
いやいや,なかなか辛かった.だいたい8kmほどのクライムか...

さて自撮り,自撮りと自らの姿を改めて確認すると...
いやぁ,もうとんでもない汗の量.

トップはネイビーなのであまり目立たないが,それでも汗のせいでずっしりと重い.
悲惨なのはベージュ色のボトム.
汗のせいで,まるで雨中走行後のような濡れ具合(お漏らしともいう)
重い上に,膝にまとわりつく感じ.これ絶対数ワット損してる.

結論:ヒルクライムにおしゃれウェアは不向きです(うん.知ってた)

せっかくの頂上なので周囲を散策.

iPhone15 Pro

熊目撃看板はデフォ.
とは言え,トレラン勢他,通常の登山客も次々と入山していく姿を見る.

昨今,熊の襲撃ニュースをよく見るが,入山者全体の割合で見るとめちゃめちゃレアな体験と思われる.
もちろん,出会ってしまえばそれで終わり,かもしれんけど.

少し下る.

iPhone15 Pro

電波塔(?)へのゲート.
こういう看板があるということは,以前はガシガシとMTBが走っていたということか.
マップ上では手稲山山頂まで続いているようだ.
ここからもトレラン勢がわらわらと出て来た.

ダウンヒル開始.
この汗だくウェア,乾くのだろうか?

途中,登って来る「S-WORKS」なチャリとすれ違う.
ちんたら下っていると,山頂から折り返したそのチャリにあっと言う間に抜かれる.
すげーすげー,よくこんなボコボコ道をあの速度で下れるなぁ.
地元だと,段差や穴などのキケン箇所を完全に把握しているということか.
確かにKazchariも「旭岳」「十勝岳」はだいたいわかるしな.

とかなんとか考えつつ下っていると,小さな段差に乗り上げてしまう.
落車こそしなかったが,衝撃でバーエンドミラーが外れて吹っ飛んだ.
はい.今日もまた”何か”を落としました.

iPhone15 Pro

このあたりまで降りて来ると,路面もかなり改善.
海が見える.山頂より景色が開けている.

iPhone15 Pro

デポ地の公園に戻る.
うわっ,ウェアが全然乾いとらん.
このままクルマに乗るのは遠慮したい.

乾燥のため,この「冨岡西公園」内を散策.
全く期待していなかったが,この公園かなり広く,かつ植物の生態系も面白い.

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こうした整備された遊歩道やグラベルが縦横無尽に張り巡らされている.
もちろん押して歩きましたよ.
蟲どもが多いのが難点だが仕方がない.

iPhone15 Pro

で,駐車場に戻る.
暑さは相変わらずだが,ウァアの湿り気はだいぶマシ.
そこはサイクルウェアの面目躍如か.

iPhone15 Pro

時刻は14時.
もちろん仕上げはサ活.
「サウナイキタイ」で近辺のおすすめを探す.
ここがよさそうだ.

新琴似温泉 壱乃湯

これまた市内の渋滞をくぐり抜けて到着.
さすが日曜日の札幌.駐車場が狭い上に満車状態.
運よく1台だけ空きを見つけ駐車.着替えとお風呂グッズを取り出す.

料金は驚きの¥500
確かに混み混みだったが,洗い場,サウナとも待ち時間なしで利用できた.

サウナは古くからある高温サウナ(なんと4段)と,最近増築したと思われる中温サウナ(80℃表示)がある.
この「中温サウナ」が心地よく,広い上にテレビがない.
ただし常連さん的には”ぬるい”のか,高温の方が人気のようだ.

3セット終えると16時.
ヒルクラ前にコンビニでおにぎりを食べたきりなので腹が減った.

ふと食堂のメニュー表が目に入った.
こういった銭湯の食事には大して期待していなかったが,その価格を見てびっくり.

iPhone15 Pro

なんじゃこりゃあ! 昭和とまでは言わぬが平成価格だ.
もちろん「うどんと丼のセット」を注文.

iPhone15 Pro

これで¥630.いや,もう十分でしょ.
冷水器の水を飲みまくり,ゆっくり涼んで退去.

例によって”魔の公道サーキット”国道275号を使って旭川へ戻る.
帰宅時間は19時半頃.
通常の3人家族に戻ったKazchari家.夕食は夕食でしっかりいただく.

そして今宵も続く熱帯夜

最後は”オシャ”で決めるぜ.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』の走行計画を立ててみる

2025/8/5 Tue

トラタヌトラタヌ

https://www.audax-japan.org/aj-2/org-info/invitation-jg2025-jpn-01/より

今夏最大のライドイベント「ジャパン・グランドネ 2025北海道1200km納沙布岬」のスタートが迫っている.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

普段の日帰りブルベ(200~400)だと,自分のペースで適当に走っていれば制限時間内にゴールできるが,今回は3泊4日の長丁場である.

体調,機材,事故,天候など,どの様なトラブルが起きるかわからない.
計画立てて走る必要があろう.

そして,できるだけ快適に,かつ楽しく完走するための要がドロップバッグの活用と考えている.

ドロップバッグの送り先はPC5&9となる「北見自然村休養センター」である.ちょうど2年前にもお世話になった.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここには往復で2回立ち寄る.
今から何を置き,何を持っていくかを考えておくべし(道内なので8/9発送がデッドライン).

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Day0:8月10日(日)

11:00 自宅を出発
15:00 札幌「カナモトホール」着.参加者ミーティングと受付
18:00 「万葉の湯 ふとみ銘泉」or「たまゆらの杜」に移動
20:00 就寝

—————————————————————————-
Day1:8月11日(月) 走行距離344.6km

2:00  前泊地を出発
2:30  「丘珠空港駐車場」着.チャリを降ろす
3:00  「丘珠ふれあいセンター」
4:00  START(0km地点)

~ 344.6km走行 ~

20:00 【PC5:北見自然村休養センター】(344.6km地点)
ウェア(1) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
交換作業(OMNI,URBAN2,ヘル尾灯)
入浴,食事,マッサージ

22:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

—————————————————————————-
Day2:8月12日(火) 走行距離294.5km

3:00 起床
ウェア(2)を着用
パック①(ウェア(3),寝間着)をサドルバッグに

4:00 「北見自然村休養センター」出発

~ 216.6km走行 ~

13:00 【PC7:納沙布会館】(561.2km地点)

~ 77.9km走行 ~

18:00 【PC8:別海町町民体育館】(639.1km地点)
ウェア(2) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
入浴(ソープ,シャンプーあり),食事,マッサージ

20:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

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Day3:8月13日(水) 走行距離332.1km

2:00 起床
ウェア(3)を着用
パック①をサドルバッグに

3:00 「別海町町民体育館」出発

~ 138.5km走行 ~

9:00 【PC9:北見自然休暇村センター】(777.6km地点)
バッグ①を放棄
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
交換作業(OMNI,URBAN2,ヘル尾灯)
(余裕があれば)入浴
チェーンオイル注油(※雨後の場合)
宅配返送手続き
パック②をサドルバッグに

11:00 「北見自然休暇村センター」出発

~ 134.4km走行 ~

18:00 「しほろ温泉プラザ緑風」着(912km地点)※運営おすすめ
最終入場21:00,シャンプーなし

19:00 出発

~ 59.2km走行 ~

22:00 【PC11:清水町農業研修会館】(971.2km地点)
ウェア(3) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
余裕があれば入浴(シャワーのみ)

23:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

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Day4:8月14日(木) 走行距離234.7km

4:00 起床
ウェア(4)を着用
パック②をサドルバッグに

5:00 「清水町農業研修会館」出発

※途中の郵便局でパック②を自宅に返送

~ 234.7km走行 ~

18:00 Finish:丘珠ふれあいセンター着(1205.9km地点)

—————————————————————————-

以上である.

90時間のタイムリミットまで約4時間残しっつーか,予備時間?
タイムアタックを考えているわけではないが,このペースだと意外にギリギリ?
パンクなどのトラブルあったらヤバイかも.

ポイントは疲労がピークとなる(魔の)3日目やな.
脚がもつか?

※ 8/14 17:53 85時間47分でゴールしました!

激闘の詳細は後日.

BROMPTONな〇〇〇を落として大パニックライド

2025/7/2 Sat

幸運か悪運か

晴れ時々曇り.温度:27 ℃,湿度:75%,体感温度:28 ℃,風速:9.3 km/時,風向:SSW

午前中はTopstoneでDHバーテストライド.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

良い感触を得て帰宅.
シャワーと洗濯後,プロテインを飲みながら一息つく.
陽が落ちて涼しくなった頃(そうでもないが),もう一件,チャリ関連の用事を済ますことを考えた.

通販で買った我がBROMPTON

「そういや防犯登録してねーや」と,クランカーさんへ行くことにした.
防犯登録は購入した店ではなく,自分が住んでいる自治体の自転車店で加入する必要があるらしい.何かの利権なのか? 知らんけど.

クルマやバイクの自賠責のように義務ではないが,未加入だと色々と困ることがあるそうな.

自転車の防犯登録は必要ない?登録しないと困ることを解説

まぁ,こんなド派手かつレアなチャリを盗むヤツはそうそういるように思えんが,ライド中に職質された際に説明が面倒なので加入することにした.

ちなみに「BROMPTON Paris Edition P-Line」は日本に60台しか入ってきていないらしい.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

ガチライドではないので,Tシャツ,半パン,サンダルで出かける.
こういう時,片面フラぺは便利だ.

SHIMANOペダル PD-EH500

登録にはチャリ本体と購入証明書が必要.
料金は¥800で,有効期間は20年.BROなら乗ってそう.

用事終了.さぁ帰るべ.
せっかくだし,往路の幹線道路ではなく川沿いをゆるポタしながら戻るか.

iPhone15 Pro

そうそう,こういう人気のない景色の中をのんびりと漕ぐ.
ハァハァゼイゼイ言いながら激坂登るのはおかしいのだ.
これがBROの正しい使い方だよなぁ.小径車サイコー,ウェーイ!

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

と,5kmほど遠回りして帰宅無事...と思ったのも束の間.

明日のライドに備えてハスラーへBROを積み込む.
作業中,ふとお尻のポケットに手をやる.
そこにあるべきものがなかった.

財布である.

ま,まさか,落としたぁ!?
サーッと顔から血が引く音がする.

「いや,家の中に置いたかもしれん」と家中を探し回る.
お店でお金払ってぇ,途中で写真撮ってぇ,帰って来てぇ,トイレ行ってぇ,2階あがってぇ,クルマのカギ持ってぇ,ガレージの扉開けてぇ...とそれまでの行動パターンを必死に思い出す.

でも...肝心の財布は見つからない.

となれば,自宅とクランカーさんの間,5kmほどの路上どこかに落ちているかもしれん.
幸い人通りや交通量が少なめの道.
今から戻れば見つかるかも!
...と,期待を込めてファットバイクにまたがる.

♪ スクランブル,スクランブル,緊急発進!(オーレンジャー!)大パニック中

で,先ほどの道を全力漕ぎでトレース.
サイコンこそ装着していなかったが,かなりの出力が出ていたに違いない.
飛ばし過ぎると,落ちている財布(しかも黒)を見逃すというオチもありそうだが,そんなこたぁ頭からすっとんでた.

結局,見つからないままクランカーさん到着.
ご主人に「店先に落ちていませんでしたか」と尋ねるも,そんな都合のよい奇跡が起こるわけがない.

失意のままトボトボと自宅へ向かう.

さて,財布の中身である.
現金は¥7,000ほど.それよりヤバいのは免許証クレカだろう.

自力での発見を諦めて警察に電話することに.
最初は110番.財布を落としたと告げると,管轄つまり旭川署に電話してくれと回される.

Kazchari「あのう,財布落としたんですけど,どうしたらいいんですかね?」

警察の人「どうしたらと言われましても...」

Kazchari「(いやいや,届いてますとか,財布の特徴とか聞くやろ)いや,届いているかなぁと思いまして...」

と,なんかかみ合わない会話のまま,個人情報を告げ,外見や中身の説明をした.
で,遺失届け出番号をもらって「届いたら連絡します.もし自分で見つけたら連絡下さい」で手続き終了.
たぶん...出てこーへんやろなぁ...誰かいい人に拾われてくれたら,とひたすら願う.

実はKazchariが財布を落とすのは人生二度目である.
30年ほど前にオートバイを運転中に落とした.
届け出後,連絡あり.
中身(¥10,000ほど)は抜かれていたが,免許証やキャッシュカードは無事だった.

そんなポカをまたやらかしてしまうとは...正に痛恨の極み.
にしても,最近はライド中によくモノを落とす.
つい先日もライトを無くしたばかり.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

家に帰ったらクレカの停止手続きと免許証の再発行申請か...はぁ~
げ,もしかして来週の「納沙布岬1200」もDNS!? ガーン!

帰宅するとヨメさんがいた.
「すまん.しばらくクルマに乗れへんわ」と,いつも以上の早口で状況説明.

「落ち着け」と言われ,もう一度家の中を捜索.
すると...なぜか,いつもの定位置と全く違う場所に,見紛う事なき我が財布が鎮座しているじゃぁ,あーりませんか!

ど,どうしてこんな場所に.
先ほどの一斉家宅捜査では気づかなかったのに,なぜ?

いずれにせよ,歓喜の雄たけびを上げざるをえまい.
人生の軌道が元に戻った.
明日以降の計画も無事遂行できそうだ.

しかしまぁ,なんですなぁ...
これはやはりサイクリングロードで蛇を踏んだゆえの呪いなのか.
そして,それを打ち消したのが「福毛パワー」とでも言うのか?

福毛が生えた

いずれにせよ,スピリチュアルにびびったり,頼るのではなく科学の力でリスクに備えるのだ.
つーことでその晩,Amazonでこいつをポチった.

Anker Eufy SmartTrack Card E30 (充電式紛失防止トラッカー)

セール中やしね.
この値段で安心が買えるなら安い物である(案件か?)

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

2025/8/2 Sat

走り方がTDF

iPhone15 Pro

曇り.温度:28 ℃,湿度:68%,体感温度:29 ℃,風速:7.8 km/時,風向:SSW

いよいよ来週は「ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬」(納沙布岬1200)

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

もう準備やら何やらでバタバタである(そうか?).
別に超長距離ブルベ,いわゆる「RM」が初めて...というわけではない.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

ただし無事完走したこいつは「N2」方式.
完全なフリーライドだったのでブルベというよりに近い.

全てがフォトチェックで,109時間5分内にゴールすれば,1日何Km走ろうが,どこに泊まるか自由.
結果,毎晩8時頃には宿に入り,洗濯や入浴(時にはサウナ)を済ませ6時間くらいは睡眠をとることができた.
何よりもスマホやサイコンなどの充電し放題が助かった.

今回の「納沙布岬1200」は少々勝手が違う.
100km短い分,制限時間は90時間27分の3泊4日.
この間にPC兼簡易宿泊所が4か所設けられている.
個人的にホテルを取られる方もいるようだが,ケチケチKazchariはPCで寝るつもり.
ホテルの様に浴衣で寝るわけにはいかない.
それに電源の取り合いも予測される.

ドロップバッグで送るモノなど,今になってあわてて走行計画を立てているのだが,考えることが多すぎてアタマ爆発しそう.

そんな中,迎えた土曜日.
まず向かうのは,「納沙布岬1200」で使う「Cannondale Topstone」の購入先「はっとりスポーツ商会」さんである.
初回点検以来すっかりご無沙汰.
トラブル前に各部をチェックしてもらいましょう.

iPhone15 Pro

出発前にアルミ製のDHバーを装着.
「オホーツク1300」ではDOMANE,およびファットでブルベに出走する際に使用.

UPANBIKE 自転車レストハンドルバー アルミニウム合金エアロバー クリップオンバー TTバー

そのままではなく,一時は本気で参加を考えていた「Paris-Brest-Paris;PBP」のレギュレーションに合わせて先端をカット.
握る面積が短くなったが,特に支障はない(現在,長さ制限は撤廃されている)

DHバーの何がいいってポジションのヴァリエーションが増えること.
手のしびれ軽減や肩周囲のリラックスは元より,ケツ圧の分散=痛み軽減も期待できる.
もちろん空気抵抗軽減=巡航速度向上も大きい.

iPhone15 Pro

デメリットとしては重量増,およびハンドル周りがごちゃついて,ライト類のレイアウトに困ること.
もちろんフロントバッグも装着できなくなる.

それでもメリットの方がはるかに上回るな.BROMPTONのM字ハンドルは辛かった...

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

iPhone15 Pro

フロントバッグが付けられないので代わりにフレームバッグを用意.

アールニーゴーマル(R250) 防水フレームインナーバッグ ショート グレー

ボトルゲージが1つ使えなくなるので,ツール缶をダウンチューブに移行.グラベルロードのダボ穴万歳である.

無事に「はっとり」さん着.
2年ぶりの点検である.予約済みなので作業スムーズ.
各部増し締めの他,「フロントディスクローターの歪み調整」「Leftyサスにエア注入」「変速調整」をしてもらう.

ワイヤーが切れて使えなくなってしまった「ドロッパー」は後日修理してもらうことにした(サドルバックを付けるので今回は不要).

さて,調整も済んだところで早速試走.
DHバーゆえ,鷹栖~比布のド平坦エリアを目指す.

と言いつつ,良き脇道があれば入り込む.
完璧な夏の風景だ.暑過ぎるけど.

iPhone15 Pro

ほぼ田園しかないエリアなので直線だらけ.
路面(路肩)もそれほど荒れておらず,DHバーポジションの調整にぴったり.
気分はもう「走り方がツール・ド・フランスなヤツ」である.

「ツール」と言えば,今年の大会も終わってしまった.
毎回ロスに襲われるのだが,今年は何故か...そうでもない.
こう思う要因は,おそらく絶対王者ポガチャルに例年のキレがなかったこと.

特に3週目.タイム差がついていたこともあるが,いつものように”無邪気&無慈悲”に攻める姿が見られなかった.
レース後のインタビューも表情が憔悴しきっていて「スーパーハード」と繰り返す.
おまけに数年後(ロス五輪後)の引退を示唆するような記事も出てたりする.

もはやライバル不在,目標不在.
あれだけ強いと「燃え尽き症候群」になりがちなのだろうか?
メンタル面だけでなく,必ず力は落ちて来る.
全盛期に引退する方が美しいかもしれない.

たんなる一視聴者の戯言です.

iPhone15 Pro

このまま走り続けるのも退屈なので目的地を設定.
去年も行った東鷹栖の「田んぼアート」会場が近いことを思いだした.

EMONDAな止まるな!走れ!比布ライド

到着.
今年はやり投げの「北口選手」がモチーフ.

iPhone15 Pro

今年は展望台に登らず.
インバウンドを含め,すんげー人だったので.

iPhone15 Pro

当然だが,止まると暑い.
休憩所らしき場所に自販機が設置してある.
ボトルには麦茶が少し.
ここは塩分・糖分補給を考えて「ソルティライチ」を購入すべく¥1,000の「新札」を投入するも...受け付けてくれなかった.
頼むから新札は元より,Coke-on対応お願いします.
場合によってはチャリダーのタヒ活問題.

iPhone15 Pro

つーことで,腹が減った.
一番近い集落と言えば「鷹栖町」.コンビニもある.
再び直線道路を「ツール・ド・フランスなヤツ」で駆け抜ける.

当初はローソンに行くつもりだったが,ちゃんとした「肉」が欲しくなり,何度目かの「モゥーちゃん家」へ.

モゥーちゃん家

ハンバーガー,チーズコロッケ,野菜ジュースのセット(¥1,200)を注文.

iPhone15 Pro

敷地内にセットしてあるベンチで食す.美味い.
贅沢を言うなら...冷房が欲しい...暑すぎる.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

野菜ジュースの氷を麦茶の入ったボトルに入れる(チャリダーあるある)
これで少しは冷た...もとい,ぬるくなる.

最短路で帰るのは面白くないので,河川敷のサイクリングロード(ではない?)直線路へ.TT練習の続き.

最大の注意はやはり段差だな.
どうしてもブレーキをかける反応が遅れるし,つっこんでしまうとチャリの挙動が不安定.落車したらシャレにならん.

iPhone15 Pro

ゲージツ家(?)が多く住まう嵐山エリアへ.
ほほぉ,ここの道につながっていたのか.

iPhone15 Pro

「アイヌ文化の森 伝承のコタン」資料館にてトイレ休憩.
残念ながら水道水は「飲用不可」表示.

伐採作業中のおじさんから「どこから来たの?」と尋ねられる.

「えーと...市内からです...」

期待外れですいません(そうなの?)
互いに「暑いですねぇ」と言い合って別れる.

で,サイクリングロードの続き.
木漏れ日の中,気持ちよく走っていると,道路に横たわる棒きれ...ではなかった! ヘビだっ!
回避できず牽いてしまう.まぁ,チャリに牽かれてタヒぬようなことはないと思われるが.

おそらく色的にアオダイショウ(大).呪われたらどうしよう...(ここ伏線)

iPhone15 Pro

ボトルの麦茶も心細くなってきた.
暑さも一向に和らぐ気配なし.太陽の容赦ない照りつけが続く.

暑熱順化は十分だろう.戻ろう.
街中のセブンイレブンにピットイン.
「アイスクリーム」「梅系炭酸」「麦茶」を購入.ガブ食べ&飲み.

それもそのはず.
直射日光とは言え,Garmin様の表示は...

iPhone15 Pro

驚きの50℃越え!
一大イベント前に壊れるのだけはヤメテ.

最後に河川敷に戻って,家まで快走.

iPhone15 Pro さすがに登れません

TTポジション,だいぶ勘を取り戻してきた.
1200km,走るだけなら問題なさそう.後はちゃんと眠れるか,だな.

さーて,早めに家に帰ってきたし,夕方涼しくなったらチャリ関連の別の用事を済ませるか.

...彼(Kazchari)は,この後待ち受ける災難をまだ知らなかった...(続く)

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

2025/7/27 Sun

闘う前に勝敗は決まる?

iPhone15 Pro

雨.温度:24 ℃,湿度:79%,体感温度:26 ℃,風速:2.8 km/時,風向:WSW

先週に引き続き今週末も雨である.
わざわざ雨中を走る趣味はないので,ロングライドは諦めるか.
つーことで,土曜日は家族3人で『鬼滅の刃』をイオン・シネマにて鑑賞.

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』

内容や映像美は周知.
シンプルに“至高の劇場体験”としか言えない.
テレビ,ましてやスマホやタブレットなどの小画面で見るのは魅力100億%減.

猗窩座の過去話に相当時間を取っているが,よくよく考えれば炭治郎は全く事情を知らないのねん.
贅沢言うなら先の展開を知らずに観たかった気がする.
何か,そういう「MIB」っぽい部分記憶消去装置とか開発されないかな?(悪用待ったなし)

で,日曜日である.
起床時はしっかり降雨.
予報通りである.
だがしかし,10時を過ぎると晴れ間が出て来た.

となれば...カミヒルでしょう!
レース開催日まで2ヶ月を切っている.
ここは走り込みだぁ! 結果は事前準備で決まるものだ.

だのに,なぜか肝心のマシンはEMONDAではなく,BROMPTONをチョイス.
そうそう前回のBROによるカミヒル登攀.
その直後の大腿裏の筋,つまりハムストリングスの痛み.
これは引き足が使えていたと(都合よく)解釈.
それをもう一度経験したかったのだ.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

もちろんハスラーに載せて出発.
途中のセイコマで,鉄分ジュースとエナジージェルを購入.

いつものデポ地「日の出公園」着.
チャリダーらしき姿は...なし.
ラベンダーフェスティバルが開催されていた先週と異なり駐車場はガラガラだ.

iPhone15 Pro

BROを準備.
軽量を意識して「Ride on Bag」などの余計な装備は付けない.
雨の可能性もあるため,ウインドブレーカーではなくレインウェアを持参.
ダウンヒル時でも使えるしな.

ゆるりと出発.

沿道のラベンダー畑は,前回に比べると色を失っているが,その分香りが強烈.
雨後の日差しに照らされて...むせかえるよう.悪くはない.

前回同様,コースの風景と斜度を覚えることに注力.
これでペース配分が決まる.

前半は内装ギア2速固定.
外装ギア(1-4速)のこまめなチェンジで脚を貯める.

残り6km看板後は内装1速に.

それにしても...ここを登る度に一昨年の痛ましい事故が思い出される.
レベルは天と地とも異なるが同じ競技である.
リスクには差が無い.決して他人事ではない.
亡くなられた選手のご冥福をお祈りする.

やがて分岐点到達.
おっ,いつもより心肺機能は辛くない(気がする)
一方で,カミホロ前激坂をクリアした頃から,脚に力が入らなくなってきた.
まさかの売り切れか?

残り500m.
いつもなら登山客の縦列駐車だらけなのだが今日はいない.

最後の坂でダンシング・ゴール.
後でSTRAVAデータを確認したところ,計測区間の記録は前回より1分遅れの1時間7分だった.ぐぬぬ...

ハムストの痛みもあまりない.
今日はあまり使えてなかった?
ゆえに後半,脚(大腿四頭筋)がなくなったか?
反省が残る登攀だった.

iPhone15 Pro

怪しかった黒雲が去り,晴れ間が.
汗だくな上に直射日光.珍しい.

iPhone15 Pro

凌雲閣側に移動.
カミヒル後のご褒美はもちろん,赤コーラである.
砂糖,カフェイン,どんとこいやー!

だがしかし,自販機のコーラが売り切れ!

しかしKazchariは知っている.
凌雲閣の地下にもコーラの自販機があることを.
受付で「す,すいません.コーラありますか?」と頼んで,小銭を渡して買ってきてもらう(なぜ?).
思考停止な汗だくオヤジの必死の懇願はキモチワルイ.
まぁ,向こうも慣れてますが.

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にしても良い天気だ.
まるで台風一過のごとし.
いつもなら標高(1,280m)および汗冷えのために,速攻でウインドブレーカーを着るが今日は不要.珍しい.

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しばしの休息後,上着なしで下りを開始.
大して寒くない.
そういや今日はチャリダーの姿が皆無.
みんなどこを走っている?

ファットな100kmサイクリングin旭川

こっちか?

BROは登りよりも下りにクセがある.
後輪のリムブレーキは強く握り過ぎるとロックして,車体が不穏な挙動を示す.
丁寧にコントロールしよう.でも14%やしなぁ...

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今日は分岐を右折して,白金温泉経由でデポ地に戻ることにする.
天気が気持ち良すぎる.

みんな大好き吹上温泉.
シーズン真っ盛りで駐車台数多め.
個人的にはここの訪問は真冬が好み.夏は人が多すぎる.

恒例の厳冬期吹上温泉 with アホ息子

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で,冬期通行止めの天空の路,十勝岳スカイラインを走る.
アップダウンをクリア.まだ標高が高いので耳が抜けずしゃべりにくい.

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望岳台は先週行ったのでパス(ホンマは脚の売り切れ)
そのままダウンヒル開始.徐々に温かくなってきた.

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やっぱここも眺望が「ミニ三国峠」っぽいよな.橋見えるし.

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観光バスやらレンタカーの攻撃をかわして,道の駅「ビルケ」前で左折,道道353号を通って上富良野へ戻る.
最初の坂だけ我慢すれば,後はロングダウンヒル.
多少道は荒れているが,実に気持ちよく走れる.

休憩ポイントはいつもの「日新ダム」
おやおや雲が厚くなってきたゾ...

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デポ地の駐車場に戻るつもりが,なぜか魔が差した.
日の出公園展望台アタック開始! さぁ,駆け上がれ!

入りは内装2速,粘って辛くなった頃に1速にチェンジ!...のつもりがレバーの押す方向を間違えて3速にin!(BROあるある)
もちろんペダルが激重となり,思いっきり失速.
ましてや内装ギアチェンジには脚を止める必要があるBROMPTON.そこからのリカバーは不可能だった...ぐぬぬ.

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で,先日の「かみふらの八景」ラリーでは歩いてチェックしたモニュメントを,本日は無事にチャリを入れての撮影.これで真のコンプリ.

...いつの間にか雲が怖い状態に.

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腹が減った.
いつものセイコマにin.
この自転車ラックの隣の段差,座るのにちょうど良い高さ.
ブルベ中だとあまり座りこまないようにしているけど,今日は良いでせう.

ちなみに「プリン」は飲み物です.

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食事を終える頃,雨がポツリポツリと.
あわてて400m先の駐車場に戻る.

今一歩間に合わず,少し濡れた.
トイレの軒下に滑り込み,しばし雨宿り.

落ち着いた頃,クルマのそばに移動してBROを降着姿勢に.
いつ見てもうっとりするね.むしろ展開時より好きかも.

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さて,この後はチャリで来た道を戻って白金温泉街に戻る.
「パークヒルホテル」にてサ活

昨年のスタンプラリーのフルコンプ景品に,ここの入浴券が含まれているのだ.
ただし入湯税(?)100円は別途支払い.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

夏季は屋内プールも利用できるが,さすがに今日は疲れたのでパス(一応水着は持ってきた).

現在時刻は15時半.
客は少なく,サ室独り占め!
水風呂もキンキンで数秒しか入れない.でも,それがいい.
もちろん外気浴も可.
仕上げのかけ流し温泉も素晴らしい.

ふーう,今日も充実した1日だった.
チャリ趣味はホンマにコスパが良い.今日なんて¥2,000も使っていない.
さらにはココロもカラダも健康になる.

てなわけで,カミヒル大会当日まで,後数回登るべし.
次はそろそろ,ちゃんとEMONDA...で.
1人じゃ何なので,誰かとジョインするか.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

2025/7/21 Mon

ある日,森の中

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曇り.温度:26 ℃,湿度:81%,体感温度:26 ℃,風速:13.7 km/時,風向:SSW

『そらちグルメフォンド』というサイクルイベントがある.

Seicomart北海道そらちグルメフォンド

数ある道内チャリイベントの中でもかなりの人気.
なにせ日程がかぶってしまった『カミヒル』が,両方とも参加したい人の便宜をはかるため,開催日をずらすほど.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

『そらち』の人気の秘密はエイドで提供される食事が充実している点にあろう.正に”グルメ”の名にふさわしい.そして,ほぼ平坦コースなのも影響してるかも(卍峠があったりするけど)

Kazchariは2014年に開催された第一回大会以降,3,4回参加した.
ちなみにこのイベント,第一回の”ひどさ”が非常に有名である.

そらちグルメフォンド(1) きっかけと情報収集とツール・ド・キタヒロ

Kazchariは100kmコース組だったので,この記事にあるような目には合わなかったが,あちこちから運営側に苦情が殺到して翌年からは別会社が運営を担当することになった.

Kazchariは,そのコスパの良さからブルベ民に移行し,こうしたグルメフォンド系にはほとんど参加しなくなったが,数年前から追加された「グラベルコース」はいつも気になっていた.

https://gf-sorachi.net/course.php#target02より

そして今年,開催日の8/24には予定が入っていない.
それに美唄や三笠方面のグラベルは走ったことがない.
久々に参加の検討を始めた.

だがしかし.

いかんせん,エントリー代が高い.
今や¥9,800である.
93kmという長めのコースではあるがグラベル率は謎.
それに,速くても遅くても自分のペースで走れないのは辛い.
いくらグルメが充実しているとは言え,普通に各地の名産を購入し涼しい部屋で,ゆっくり食べた方が良い(目的は何?)
つーことでエントリーは躊躇していた.

...ちょ,待てよ.

そう言えばいつも砂川からやってくる刺客のJさん,この周辺のグラベルに詳しいはず.
もしイベント外でもコースが開放されているのなら,プライベートで走った方が満足度が高いかもしれん.
思い立ったが吉日.早速Jさんに連絡し,情報収集を開始した.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

そんなJさんから早々に返事.

「『そらち』のコースは普通に通行可です.ただしそこを走るだけではもったいないので,周辺のグラベルを組み合わせたルート組みますよ.で,いつ行きます?

と,いつの間にか一緒に走ることになった.正にツーカーだな(死語)

で,その日が今日である.
集合は9時に美唄の東明公園.奇しくも例の第一回『そらちグルメフォンド』のスタート地点である.

7時過ぎに家を出る.
本日のチャリはTopstone
タイヤはもちろんチューブレスの「Panaracer Gravel King X1」である.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

猛暑続きの北海道だが,本日は曇りでやや涼しい.
先に到着し,しばらくするとJさんがやってきた.
Topstoneを準備して出発.

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JさんはMTBレースにもよく参加されている.
走りながら,あの大惨敗を喫した『上砂川4耐』の思い出(反省点)を語りつつ,MTBで速く走るコツを色々と聞く.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

短いグラベルや舗装路をクリアすると,本格的な登りが始まる.
ここは『そらち』のコース外だそうな.

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10%近い激坂が連続する.
トレーニング開始.
一番軽いギアでくるくる回す.
やっぱグラベルのこの舗装路とは異なる感覚,いいねぇ.
それに『X1』がいい仕事をする.

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 2025年限定色 クランベリー/ハニーバター 700×40C

時速10km/h以下になるとアブ・ブヨに襲われることもあるが,この山は大丈夫なようだ.
代わりに巨大な蜘蛛の巣が多数...鳥でも狩るつもりか?

展望が開けてきた.
一度休憩.
気のせいか,いつものライドに比べるとJさんが遅れ気味.
調子が悪いのだろうか?

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いただき画像

サムネと同じ場所.
ご覧の通り絶景である.

この林道,作業車がよく通るのか,カーブを中心に一部舗装されている.

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貯めた位置エネルギーを使ってダウンヒル.
10%の表示板.
写真で伝えるのが難しいが,尾根~谷沿いを走る,この辺りの風景が実に素晴らしかった.
歴代グラベルライドシーンで10指に入ろう.
ただし...いつヒグマが現れてもおかしくない雰囲気が漂う.

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舗装された激坂を登り切った先にゲートあり.
この辺りは『NISEKO GRAVEL』のコースっぽい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Jさん,満を持して今年は「EX-LONG」に申し込んだそうな.
新コースらしい(詳細未発表).
一方のKazchariは仕事で不参加...ぐぬぬ.

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ダウンヒル開始.
道の状態も良いし,ヒャッハーである.
油断するとチャリの天敵,”縦溝”があったりしてヒヤッとする.
動体視力の衰えをなめたらあかん.

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テクニックもさることながらJさんは下りが超絶速い.
無理して追いかけると悲劇の予感しかしないので慎重に下る.
「落車ダメ!絶対!」キャンペーンは継続中.
登りで追いつけばよいのだ.

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快調に飛ばしているとピンクの目印.
見事に路肩が崩れていた.
この道,そのうち通行止めになるかも.
もちろん『そらち』のコース外である.

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いただき画像   場所がわからん

水源地,すなわち貯水池あり.
農業用か.
今は使われていない感.
少子高齢化に伴い,ますます第一次産業従事者が減りつつある.
コメが高いのは誰のせいだ?

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一旦舗装路に出る.
立派な火葬場施設があった.
建物へのアプローチにモノリス的なオブジェが多数並ぶ.
何かの宗教施設っぽい.そうか,葬儀は宗教的儀式の極みか.

Kazchari家の墓は大阪にある.
だが,将来大阪に戻る気はさらさらない.
墓仕舞い要? うわ,また終活案件増えた.

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旧炭鉱街を抜けて道道へ.
補給のためにコンビニへ.
このセブンは先日のブルベでも寄ったな.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

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「おにぎり」「グミ」そして「梅ソーダ」を購入.
涼しめの気温のせいか,ボトルの麦茶はあまり減っていない.
1時間で1本(700cc)程度を消費する方のがベストと聞く.
そんなに飲めんなぁ...

一方でJさんはかなりの摂取量.
体格差のせいかと思っていたが,今思うに,この頃から症状が出ていたかも.

しばらく進み,幹線道路を抜けると新たなグラベルの入口へ.
ここは『そらち』本コースとのこと.

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さっき走った”コース外コース”に比べるとイージーな路面.
やはり『NISEKO GRAVEL』のようなエグさがなくて物足りない(変態だ)

後でこの写真を見て気づいたのだが...ハンドルに付けていたあるモノがない.

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ラ,ライトがねぇ! 手前のグラベル・ダウンヒルで落としたか.

OLIGHT Baton 4

わりと高級な一品だが,さすがに探しに戻る気力はない.
見つかる保証もないし.
何か以前同じ経験をした記憶が...

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

カミサマのお導きがあれば,いつか再会できるだろう(電波?)

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グラベルを抜ける.
このまましばらく舗装路を移動.

もう明らかにJさん体調悪そう.
道路わきに「ソフトクリーム」ののぼりを発見.
少し登った先にカフェ的な販売店があるようだ.行ってみる.

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隣にワイン畑.
ここはこの「レンベルガー」という名称のぶどう味ですな.
美味し.

だがしかし.さすがの暑さ.
みるみるうちに溶けていく.
カップのKazchariはまだマシ.
コーンのJさんが食べるのにむっちゃ苦労してた.

ちなみにサングラスはここ数年愛用している「ALTALIST」

[ALTALIST] アルタリスト KAKU SP1(カク エスピー ワン) 偏光レンズ

調光レンズには寿命があるらしいが,まだ性能は落ちない.
某高級グラサンと比べても遜色ない.

帰宅後は超音波洗浄機でお手入れ.

サンワダイレクト 超音波洗浄機 分離式 <給水簡単>750ml タイマー機能 プラモデル 腕時計 メガネ 入れ歯 アクセサリー 洗浄 200-CD037

特にグラベル走行後は必須.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

距離的には当初の予定の約半分.
本来であれば月形町側のグラベルも周るつもりだったが,Jさんの体調を考慮し,ここから最短距離でデポ地の公園に戻ることを提案.
これ以上,無理をしていただくわけにはいかん.

で,向かったのが道の駅「三笠」.
ここのセブンで冷たい炭酸を購入.エネルギー注入である.

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最短距離=舗装路とは限らないようで,道の駅の後も少しグラベルを走る.
突如お辞儀したサドルの緩みを直すJさん

iPhone15 Pro

本日前半は森林グラベル.
後半はこのような平坦な農道グラベル.
公式ルートも同じような感じだとか.

それにしても,ああ,我がライトはいずこに...(ちょうどこの頃気づいた)

iPhone15 Pro ライトがない...

デポ地に戻る本日最後のグラベル(往路も通った).
木々に囲まれたコリドー的な情景.

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つーことで無事にデポ地へ.
なぜか駐車場は水浸し.
結構な量の雨が降ったようだ.
運が良かった.自称”晴れ男”の面目躍如である.

ではJさん,本日はありがとうございました.
残してしまった分は秋,紅葉時期の楽しみにとっておきましょう! お大事に.

...後で聞くと,体重減少,微熱ありでやはり熱中症だった模様.この時期の無理なライドはキケンである.

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よく考えれば昼飯抜きだった.
一番近いコンビニを検索.セイコマに向かう.
到着した途端,大雨.
ホンマ,走り終えた後で良かった.

腹が満たされた後は”サ活”
向かうは久々に『ピパの湯ゆ~りん館』

ピパの湯 ゆ~りん館

前回来たのは...この時か.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

さてサウナである.
それほど熱くないハズなのに,10分も滞在していられない.
ここに限らず最近はサ室7分が限界.
うーん,何かがおかしい.
まぁ,高齢者のサ活は賛否両論あり.
無理はしない方がいい.

それにしても,さすが夏休み.
館内には旅行者が多く,様々な方言が飛び交っていた.

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つーことで5時過ぎ,自宅へ向けて出発.
充実した休日グラベルライドだった.

BROMPTONなBROMPTONと天人峡ライド

2025/7/20 Sun

TはチタンのT

iPhone15 Pro

曇り.温度:25 ℃,湿度:82%,体感温度:24 ℃,風速:11.6 km/時,風向:SSW

名古屋からBROMPTON,しかもT-Lineを持って友人のO田さんが来道.
O田さんとは不思議なご縁がある.

きっかけはKazchariが某オクにサドルを出品したのが始まりだった.
現在の匿名配送と異なり,落札後は互いに住所や電話番号を開示してのやり取り.今では考えられない平和な時代だ.

で,その連絡をきっかけに,ほぼ毎年来られている北海道旅行の際には,Kazchariと近辺のライドを楽しむ仲となった.

逆にKazchariが名古屋に行くことはなかったが,我が『BROMPTON Paris Edition』の購入時には,その引き取りをお願いした.感謝しかない.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

まぁ,この時のショップ訪問でBROに試乗したのが運の尽き.
ご自分でもT-Lineを購入されることになるのだが...BROの感染力,恐るべし!

で,今年もKazchariが休みとなる週末に合わせて,美瑛ー旭川方面に来られたものの,一緒にライドを予定していた19日(土)は見事に大雨.
仕方なくクルマにて美瑛の丘巡りとなった.
チャリダーのルイーダ酒場こと『Yamaichi』さんに寄ったりと,これはこれで悪くないのだがやはり物足りない.

明けて20日(日).
天気予報が好転し,午後からは晴れる公算大.
9時過ぎに滞在されているホテルに迎えに行き,ライドを楽しむことになった.

ハスラーの後部座席にBROを2台積む.
もちろん余裕.折りたたまれたBROの占有面積の小ささは異常.
これ縦積みなら4台は余裕だろう.

で,東川の「湧水公園」までワープ.
デポ地とする.

本日の行き先として「旭岳」をオススメするも丁寧にお断りされた.
そらそうだ.
BROでのヒルクラを好むのは一部の変〇だけである.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

騙して連れて行くと,その後の関係に支障をきたしそうなので(いわゆるゆるポタ詐欺),ほぼ平坦の天人峡へ向かうことにした.
BROをセットアップ&トイレして,さぁ出発である.

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午前中の雨で路面は濡れている.
しかあし,BROには優秀なフェンダーが付いている!
ロードみたいにケツや足先がびちゃびちゃにならないぜ!...と思っていた時期がKazchariにもありました.
ライダー自身は大丈夫でも,後を走る人へのシャワーは割とスゴかったりする.
こういうのは経験して初めてわかるな.

で,最初に向かうは忠別ダム
ターコイズ色の橋を越えたら,さぁ,ヒルクラだ.アタックだ.踏むぜ!
...タイムはアレだが,見た目と違ってやっぱりBROは登る.

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どんより曇ってイマイチな景色.
ここまでは以前,O田さんも来られている.

今日はここからさらに山奥へ.
キケンが危ないエリアである.

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この看板があるのは...そういうことである.
未だに見たことないけど.

クルマの通行もほとんどないため,O田さんの提案で互いのBROを交換することにした.
BROのスゴイところはまずここ.
どれだけ身長・体格差があっても,サドル高の調整だけで老若男女誰もがフィットする.

で,BROの中でもセレブ御用達スーパーマシン,T-Lineに乗せてもらう.
Kazchariは以前,旭川,いや”北海道BROマイスター”ことO西さん「T」にも乗ったことはある.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

この時は店の前を少しだけ,それにO西さん仕様ということで”バッグ類てんこ盛り”だったため「T」の性能,特に軽さを体験することが難しかった.
しかし今日は最小限の荷物,かつ道も1~2%の緩斜面.
「T」の性能,それに「P」との違いを実感するのに最適な状況である.

早速またがる.
もう漕ぎ出しからして軽い.
何より違いを感じたのが意外にもハンドル幅.
同じMハンドルだが,こちらの「T」に付いている方がやや広めでしっくりくる.クロスバイク同等のポジション.
これなら先日の200kmブルベで悩まされた肩甲骨周囲の痛みは緩和されるかも.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ただしO田さん「T」は残念ながら旅仕様ということでフラぺ.
KazchariはSPDシューズだったため滑って仕方がなかった.そこだけが残念.

一方,O田さんに言わせるとクロモリフレームの「P」の方が,剛性感があって乗り心地が良いとのこと.
まぁ,要するにBROMPTONはどれも優秀,ということでしょう.

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天人峡へ続く長いトンネルの前で再びバイクチェンジ.
ライトを点灯させてさらに進む.

トンネルを抜けると,かの層雲峡的な柱状節理が見えて来た.
この時期(真夏)より,秋や厳冬期の方が映えるねぇ.

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もう一つ,短めのトンネルを越えるとゴールの足湯が待っている.

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シューズとソックスを脱いで足を湯につけ,しばしまったり...と言いたいところだが,おっさん2人の匂いにつられてか,アブやらブヨやらがひっきりなしに飛んでくる.
あかんあかん.退散.
あいつらは服の上からでも噛んでくる.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

さて,このまま帰るのももったいないので,車両通行止めギリギリまでBROを押して上がってみる.

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かつては向こうの土手に温泉ホテルが建っていた.
台風による通行止め=客の孤立事件をきっかけに,このエリアは一気に寂れていった.

ホテル廃業後も建物は放置されて荒れ放題.心霊スポットと化していた.
昨年,ようやく行政が動いて解体.
公園や駐車場を整備し,この辺りを「羽衣の滝」見学の拠点にするつもりとか.

現在でも,車両は通れないが人は左の橋を渡り,徒歩で600m先の滝まで行けるらしい.

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往路を戻る.
ここは基本的に追い風.
緩斜面を豪快にダウンヒル.

BROでもAve.30km/hを軽くオーバー.
小径車ゆえに不安定...と考える人もいるかもしれんが,そんなことはない.
抜群の直進安定性である.

ボトルの水が心もとなくなってきたので,いつもの水汲み場である「大雪旭岳源水公園」へ.

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お次は「親水広場」.
湖面に下りる謎のスロープ.
やたら立派.
車椅子用なのだろうか? 需要があるとは思えない.
水辺に降りたところで,砂の上を走らせることは不可能やし.

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4月中旬頃には渇水により湖底の一部が露出する.
その異世界感あふれる風景の中をファットで走ると楽しい.

旭岳クライムから忠別湖底ライド

元の道に戻る.
しばらく走ると”みんな大好き”チョボチナイゲートが見える.

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もちろんゲートは閉じられたまま.
地下水の流動が落ち着くのが10月頃.ゆえに毎年のオープンもその時期なのだが,そろそろ他のシーズンも走りたいものである.
狭小グネグネ激坂のこちら側からはともかく,「21世紀の森」側からなら凌雲橋まで問題なく行けそうな気もするのだが...

ここでもアブの大群に襲われそそくさと撤退.

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往路と異なり晴れ間が出て来た.
もう一度ダム上へ向かう.

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先ほどよりは青空がくっきり.
せっかくなので,スタンドを使わずあえて”おすわり”スタイルで並べる.
BROの正式な停め方だが,うん,確かに面倒だ.

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O田さんが湖面を覗く.
ダムの放流が始まっているそうな.

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おお,確かにスゴイ迫力だ.
ここには何度も来ているが初めて見る.
下流の方に釣り人が立っていてびっくり.

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最後に「忠別湖」看板の前にて記念撮影.
やはり,こうしたゆるポタがBROには似合う(そうか).

ダウンヒル後,デポ地に戻る.
そそくさとたたんでハスラーに積み込む.ホンマEz.

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IKEAのDIMPAがあれば汚れても安心.いわゆるシンデレラフィット.

IKEA(イケア) DIMPA 90187753 収納バッグ, 透明

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O田さん,さすがにこれ1枚で飛行機輪行というわけにはいかず,専用の段ボールケースに収納して運んできたそうな.

さて,時刻は14時.
さすがに腹が減った.
だが,近くのカフェはことごとくランチタイム終了.

一旦Kazchari家まで戻り,シャワーを浴びて出直すことにした.
O田さん,特に北海道グルメには興味がないそうで,冗談で「『かつや』でどうですか?」と提案したら「いいですね」と即答.

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やはりコスパ最高.
一応たんばく質だが,同時に塩分・脂分もこってりだ.

「でも,こういうのが食べられなくなったら,老いたな,という気がしますね~」と二人して同意.O田さんとKazchariは健康が気になる同年代なのだ.

つーことで,バスで札幌まで向かうというO田さんを駅まで送る.
また,来年お会いしましょう.

にしても,やはり「T」の走りはインパクトがあった.
とは言え,欲しいかと問われれば微妙.

走りを求めるなら軽量&20インチ,それにドロハンSHIMANOコンポがいい.

CARACLE-COZ

とか,やっぱ...

Tyrell-FCX

やな.
おや? 今のうちのBROと値段があまり変わらん.
ダメです.もう(チャリを)増やしません宣言.