秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その2)

2025/9/28 Sun

BROMPTONがいっぱい

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晴れ時々曇り.温度:17 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:10.1 km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

いつも以上に早く就寝したので,体内時計に従い4時頃に目が覚めた.

コット+エアマット,それにシュラフシーツ,3シーズンシェラフ,シェラフカバーという,この時期に最適な組み合わせにより快眠.

さすがにオートバイだと,これだけの寝具は運べない.
やはりキャンプにおいては,現状のクルマ+チャリが最高の組み合わせやな.

テントのジッパーを上げて外に出る.
うっすらと明るくなってはいるものの,まだ暗い.

トイレ往復して再びテント内へ.二度寝を決め込む.
6時過ぎ,隣のテントのO西さんの起動音が聞こえたので,それに合わせて活動開始.

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まずはカフェインで覚醒.
次にO西さんお手製のうどん.関西風出汁で美味し.

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もちろんこれだけではチャリの暴力的代謝には全然足りないので,昨日買った総菜パンも食べる.

ここで登場するのが,Kazchariキャンプではすっかりお馴染みのホットサンドメーカーである.

こいつで焼くと,なんでもかんでも美味くなる(+外メシ効果).

陽が昇り,湖面の朝靄が美しい.♪ミラァ~マァン~

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ミーティングの集合時間は9時半.
それまでにテントを撤収する.

...片付け完了.
BROを再びハスラーから降ろして湖畔周辺を少しゆるポタ.

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そうそう,今日のウェアはBRO用のおしゃれライド着.
コスパCHさんとMorethanのコラボ・ポロシャツである.

ネイビーとチラ見せピンクが我がBROとベストマッチ.
ガチライドで着たらダメ,絶対!

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

さて,集合時間が近づいて来たので道路をはさんだ高台にある会場へ.
続々とBROが集まってきた.

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受付に行く.
免責事項の書類にサインして参加費¥1,000を払う.
本日は48台ほどのBROが集まるとのこと.

先日お世話になった秀岳荘白石店のメカさんもおられたのでご挨拶.
その後の超展開について報告する.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

参加賞はBROのフレームに内蔵可能な小型レジャーシートでした.

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少し遅れてやってきたO西さんのT-Line.
カバンがデカい.あーでも,四国行くならこのくらいのサイズがいいかも...

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会場には10月から発売開始のG-Lineの試乗車(?)も置いてあった.
隣に置いてあったC-Lineと比べても一回りデカいH級.
フレームは梨地塗装なのか,ザラつきあり.
ギアはSHIMANO製の内装8段.うちのPとは異なる構造っぽい.
気になるパンク修理の難易度は?

誰も乗っている人がいなかったけど,頼めば乗れたのだろうか?

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色々な人と交流開始.
BROをネタに話がはずむ.
カスタムの方向性が様々で実に興味深い.

O西さんの自家製ブルベテーブルが大注目・大好評でほのぼの.
個人的には「Mハンドル用TTバーアダプター」の方がより秀逸だと思うが,今日のメンバだと場違いかも...

2025年4月5日撮影

まぁ,とりあえずブルベ民(≒知人)は...O西さんとY夫妻ぐらいしかいなかったかな.

チャリ趣味はジャンルごとに客層が違うのが面白い.
MTBレースなんて家族連れが多くて運動会みたいなノリやったし(中身は過酷).

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

そう,今回のミーティングは,みなさん実にラフな服装.
「レーパン+ピチピチジャージ」の組み合わせはまずいない.
代わりにアロハやらデニムの人がちらほら.

そして,99%以上がフラぺ+スニーカー
残りの1%は...はい.SPDペダルはKazchariだけでした.

そやねぇ,グラベルイベント時の自由な雰囲気に近い.

メットもおシャ.
以前から興味があったこいつをかぶっている人がいて,少し欲しくなった.

だが,これに手を出してしまうと,似合うウェアも追加購入してしまいそう(ディドロ効果の罠)

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簡単なオリエンテーション&記念撮影の後,3組に分かれて出発.
別に走力順ではない.登りだからと踏んだらダメ,絶対!

どこまで走るのかと思いきや,1kmも行かないうちに停車.
かなやま湖が一番映える場所で再び記念撮影をするようだ.

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「BROミーティングの動画でよく見たヤツだ!」のボディ色別集合.
うちの「Paris Edition」は一応ブルーですな.

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この時,名古屋からの参加者に話しかけられる.

「この『Paris Edition』,もしかして『じてんしゃひろば遊』さんから買いました? ずっと,1台だけ残ってたので気になってたんですよ~」

はい,その通りです.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

他の人に話していたKazchariの「Paris Edition」の出自が耳に入って,確認したくなったそうな.レア車ならではの話である.

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さて出発.
ほぼ完全に昨日個人的に走った道をトレース.
場所が場所だけに別ルートは組みにくいけど.

これだけ徒党を組んで走ると,クルマへの威圧感っつーか,迷惑感が生じるのは仕方がない.こういう時には何よりマナーが大事ですな.

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出発から10kmほど走って目的地である「道の駅南ふらの」着.
ここで各自昼食タイムとなる.

O西さんの提案で敷地内にあるパン屋さんに行くことに.

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ちょうど出来立ての「からあげバーガー」をゲット.
温め用のトースターを使いたいのでイートインにする.

ところが...

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アルミホイルの包み方が雑だったせいか,バンズのゴマに引火してこげこげに...まぁ,そういうこともあるわな.

ところで,昔から「おこげを食べるとガンになる」という噂がまことしやかに流れているが,本当なのか? ⇒ 本当らしい.

都市伝説!?「焦げを食べるとがんになる」は本当?

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食事後,道の駅前に集合.

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次は幾寅駅に向かう.
そう,『鉄道員』記念館である.ありゃ,昨日行ったばかり...

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ここでも驚きのBROを発見.
オリエンテーション時に主催がおすすめしていたポテチの箱買い
さすがBROだ.この積載でもなんともないぜ!

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こいつもかっこよい.
カスタムの方向性(色合い)が好みだ.
フレームカバー不要派だったが,これはこれは...

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今日集まったBROで,一番注目を浴びていたのはおそらくこいつ.
バトン&ディスクホイールの組み合わせ.
めっちゃ速そう.レースイベントもあったら良かったのに...(おい)

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つーことで,本日3回目の集合写真.

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往路をそのまま引き返して,またまたパーキングで集合写真.

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参加賞でいただいたレジャーシートを広げる.
別に某国の都知事を応援しているわけではナイ.

ここの休憩では,参加車両唯一のPハンドル車オーナーに話を聞く.
サードパーティ製ではなく,今ではめずらしい純正バーだった.
この異形感.やっぱ,かっこええなぁ...

で,出発地点のキャンプ場に戻ってイベント終了.解散.

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秀岳荘さんの公式ブログはこちら ⇒ 秋晴れ『かなやま湖』にBROMPTONオーナー様大集合by秀岳荘BROMPTONミーティングぽっぽや2025

色々と参考にしたいステキな車両が多く,良い刺激を受けました.
やはり,BROMPTONは最高の玩具やな.

確かに小径車としてはあり得ない値段だが,大人の財力であれば無問題.

乗って楽しい.見て楽しい.いじって楽しい.

所有後も,その価格以上の喜びをもたらしてくれる存在.

ただ,本日のイベントに関しては走行会ではないゆえ,距離(疲労感)が物足りない(主旨が違う).
これから追加ライドするには中途半端な時間だし...(サ活もせず)素直に帰宅しますか.

帰宅後は洗濯とキャンプ道具の片づけ.
そして,BROを箱詰めして,とある場所に宅急便で送る.
ぴったり160サイズ.
元の箱をそのまま保存しておいたことが功を制した.

空飛ぶBROMPTON.
さて,どの様な姿となって帰ってくるのやら...

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で,このミーティング後,FacebookにてBROMPTON関連グループのいくつかに登録してみた.
とりわけ海外の人たちはカスタムへの気合いが違う.
インスピレーションを受けるのは良いけど,ほどほどにしないとね.

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日本中,いや世界中にユーザーがいるBROMPTON.
今日の様な催しに参加すると,愛される理由がよくわかる.
老若男女問わず,みんな楽しそう.

そして案の定「T」と「G」が気にな...ヤバイ.

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

2025/9/27 Sat

時には星の下にて

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晴れ.温度:21 ℃,湿度:56%,体感温度:22 ℃,風速:13.0 km/時,風向:WNW

本ブログでも度々登場する”BROMPTONマイスター”O西さんを誘い,秀岳荘(白石店)主催の「BROMPTONミーティング北海道」に初参加した.

毎年道内各地,場所を変えて開催.
今年で第21回となる知る人ぞ知る歴史あるイベントである.

ルート変更【かなやま湖】BMH/ブロンプトンミーティング北海道2025のお知らせ

今年は南富良野の「かなやま湖」が会場.

自宅からは約90km.
日帰りで十分往復可能な距離だが,せっかくなので前日入りしてキャンプすることにした.

現地のかなやま湖畔キャンプ場は,昨年のGWに息子と利用したことがある.

2024年のGW総括!

ロケーション最高かつ入浴施設も併設.
フリーサイトの利用料金はそこそこ(大人1名¥1,000)

気になる点としては,湖に向かって傾斜している土地なので,テント設営に適した平地を探すのが大変なこと.
就寝時のカラダの傾きが気にならない人は無問題.

土曜日の朝.
BROMPTONとキャンプ用具一式をハスラーに積み込む.

途中,富良野にてラーメン.美味し.

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食事中,O西さんに連絡.

「今,富良野でラーメン中です.O西さんのロンリーナイトを邪魔したいので,隣にテントを張ってもよいですか? ダヒャダヒャ」

と,一応お伺いをたてる.

だってさぁ,O西さんも久々のキャンプらしいしぃ,元々は山屋さんだしぃ,ひとりテントでウィスキーちびちび系かもしれへんやんかー(偏見).

ここは大人のマナーとして要確認である(文体がおかしい)

まぁ,特に気を遣う必要はなく,なんとなーく「15時頃現地集合.サイト探し」で話がついた.

で,なんだかんだでKazchariは13時過ぎに現着.
O西さん到着前に買い出しライドを済ませましょう.

早速BROをセットアップ.

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キャンプ用具をどれほど積もうが,BROならスキマに収納できる.
管理棟にて受付を終える.

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もちろん明日の「ミーティング」は受付の人もご存じだった.

さて,今から向かうのは10kmほど離れた幾寅の市街地.

ほぼ湖岸沿いを走る平坦道.
レーパンもジャージもなし.
ここに来たまんまのTシャツ,半パンで走る(メットはかぶりますよ)
この上なくベストな気温で,涼しくて汗もほとんどかかない.

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あっという間に10km走破.
買い出し前に映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)のロケ地である「幌舞駅」=「幾寅駅」の見学でもしますか.

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鉄道員(ぽっぽや)

うちのヨメさんが健さんの大大ファンで,それこそ任侠映画時代の日本刀を握った大判ポスターを部屋に貼っている(とは言えヤクザ系は観たことがないらしい).この『鉄道員』も公開時,二人で劇場で観た.

旭川に引っ越した後,最初の冬に訪れたのがこのロケ地だった.

2005年3月20日撮影
2005年3月20日撮影

幾寅駅っつーか,根室本線富良野ー新得間は2024年に廃止.
今や汽車が走る風景を見ることはない.

撮影時のセットが今でも保存されている.

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展示館となっている駅舎内には入らず,主目的である買い出しへ.
幾寅にはセイコマもセブンもあるが,ここはホクレンショップでしょう.
安くて品揃え豊富.

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20%オフの見切り品を買いあさる.
それにしてもBROの積載能力にびっくり.
パック肉2,2リットルの水,缶チューハイ3,ポテチ,総菜パン,カップヌードル,アイスパックなどなど,これらの食材をフロントバッグに詰めても余裕.

ロードバイクで運べる量ではない.
しかし,BROの場合,バッグはメインフレーム直付けなので,走行中も恐ろしく安定しているのだ.

ホンマ,よくできている(空気抵抗は除く).
これで11月の四国一周時の安心感が上がった.

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15時に間に合わせるべく激コギ.
明日のイベントで通過するはずだった「鹿越大橋」は工事中.

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この橋は黄緑のペイントが美しく,下から見上げた構図が実に素晴らしい.

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

で,予定通り15時過ぎにキャンプ場帰還.
メールを送ると,O西さんは”思い出の”落合駅を散策中らしい.
「先にテントを張る場所を見つけといてください」との指令を受けた,

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「かなやま湖畔キャンプ場」は広大なものの,既述したように平地が少ない.
前回も良い場所を見つけるのにかなり苦労した.

Kazchariのキャンプ歴は40年ほどと長い.
その間,身に着けた良いテントサイトの条件として「平らであること」の他に,「駐車場から離れていること」「窪地でないこと」「トイレと炊事場の中間点」「ファミリーテントのそばは避ける」などがある.理由は...まぁ,想像つくわな.

しばしうろうろ.
そしてようやく理想の場所を見つけた.

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テントを張って中で横になる.OKだ.
より快適な寝床にするため,コットエアマットを設置.

作業中,O西さんも到着.
予定通り隣にテント設営.山屋さんらしい超軽量の「GORE LIGHT」だった.
雪山以外で地面の上に張るのは久しぶりとのこと.さすがである.

O西さんもBROをテント脇に駐輪.通りかかった明日の参加者に声をかけられる.うむ.やはり何名かはこのキャンプ場に泊まっているようだ.

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入浴センターは小規模.混む前に行くのが正解(¥500)
さすがにサウナは設置されていないが,それは仕方がない.

風呂あがり,O西さんは肉の追加購入のためクルマで幾寅へ.
Kazchariはキッチンの準備,と言っても普段から家で使っているコンロを用意するだけだが.

O西さんが戻ったので,さっそく乾杯.
飯は炊くのと後始末が面倒なのでパック飯を温める.
白米どころかパック飯ですらいつの間にか値段が上がっていてびっくり.

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今さら目隠しに意味があるのかないのかはさておき,酒が進む.
アテは各種「味付き焼肉」を「もやし」と炒めるだけ.
だが,これだけで実に美味いのだ.

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食べ過ぎて,飲み過ぎて,話し過ぎて,笑い過ぎて,写真撮り忘れ.
気が付いた時には,〆の「ホルモン焼き」しか残っていなかった.
味付きではあるが,追加で魔法のアウトドアスパイスである「ほりにし」も投入.

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美味さ100倍.
まぁ,キャンプ飯は何食べてもたいてい美味い.

思えば,ここ数年はソロ,もしくは家族キャンプばかりだった.
かつてオートバイで日本中を回っていた頃は,キャンプサイトで偶然隣りになったライダー他と,よく一夜限りの宴会したものだった.

今回,初対面ではないないものの,同年代かつ同趣味であるO西さんと飲んで騒いで”あの頃”の感覚が蘇った.

それに...やはり,キャンプは良い.
たまには土の上,星の下で食べて寝ないと魂が干からびてしまう気がする.

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ただし,9月末の北海道の夜はかなり冷え込む.
ある程度予測していたので,ダウンジャケット長靴を持参してきたが,さすがに氷入りのチューハイだとカラダが震える(アル中ではありません)

そこで登場するのが,O西さんが持ってきたワインを暖めた「ホットワイン」

先にチューハイを飲んでいるので,いわゆるチャンポン.
翌日の頭痛を始めとする二日酔いが心配だったが,ホットにしたことでアルコールがとび,ぶどうジュース化.
特に無問題.新たな知見だ.

何か気持ちくなって,もはや明日のミーティングはどうでもいいような...(おいおい)

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既にかなり酔っているので,対象も構図もめちゃくちゃな本日最後の一枚.
キャンプ場のマナー的に21時前には宴会終了.
歯を磨いてトレイに行く.

ランタンの光が届かない場所で空を見上げると満天の星.
明日も晴れそうだ.

(その2)に続く.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

2025/9/7 Sun

真実は見えるか

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雨.温度:20 ℃,湿度:87%,体感温度:19 ℃,風速:8.9 km/時,風向:SSE

つーことで,第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会』にうれしはずかし初参戦.

結果は「53:09.総合31位.年代別7位」.

ううっ,なんとも微妙な成績...
まぁ,5年前にプライベートで出したベストタイムを2秒更新したので「良し」とするか.

では,当日の朝にタイムリープ.

予定通り5時のAlexaアラームで起床.
割と眠れたか.

最近は就寝時に「Alexaぁ~,眠れる音楽かけてぇ~,30分後に止めてぇ~」と指示するようにしている.
なかなか効果的っつーか,この使い方しかしていない.

Echo Dot 第5世代

「納沙布岬1200km」で乱れに乱れた睡眠リズムも,ようやく修正されつつあるかも.ただ,恐ろしいことに両手4,5指のしびれはまだ残存中.

食パンにはちみつ,レタス,目玉焼き,ベーコン,フルグラに牛乳,それにコーヒーといういつもの朝食に加え,今朝はパラチノースを投入.
持久力向上を目論む.

6時半,ハスラー発進.
EMONDAは昨夜のうちに積み込んである.

これまたいつも通り移動中の車内にて「スーパーメダリスト」をちびちびと飲む.

出発時は小雨.
だがしかし,美瑛を通過する頃から大豪雨に.
久々に一番速いワイパーを発動.

「これって,まさか中止とかないやろなぁ...」

普段のロングライド,いやブルベなら絶対DNSのパターン.
しかし今日はレースである.1時間耐えれば全て終わる(後で聞くと結構な割合で風雨DNSがいたとか)

スタート時間は遅めの10:30.
逆算すると朝食の時間が少し早すぎたかもしれない.
エネルギー切れが心配.
そこで美瑛のローソンにピットイン.
定番の「塩むすび」としばらく控えていた2杯目のカフェイン=ブラックコーヒーを投入.
いつも以上に咀嚼して代謝効率を上げた(つもり).

7:40頃,日の出公園着.
いつもの駐車場は閉鎖中(当たり前).
ローラーが使えるかどうか不安だったが,隣の未舗装駐車場に停める.

相変わらずの雨.
しばし車内で待機.
ぞくぞくと参加者のクルマが到着する.

8:20頃,レインウェアを着て受付に向かう.
パンフの他,ゼッケンやら車体,メット,預け荷物に貼るシールをもらう.
それに凌雲閣やら白銀荘の¥500入浴券も.こいつは預け荷物に入れてゴール後に使おう.

クルマに戻って3本ローラーをセット.
なんとか水平は出ている.

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こういう時,跳ね上げ式のハッチバックは便利だ.
完全ではないが雨を防げる.
もちろん,アップの内容は以下の記事を参照.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

にしても,ざっと見渡したところ,他にローラー回している人がおらんな.
道路を走っている人はたくさんいるけど.
ガチ勢ムーブをかまして遅かったら恥ずかしい(タヒ亡フラグ)

アップ中,GさんやらIさんも到着したのでご挨拶.
ラン部門出場のIねーさんに,ワンピースゆえ自分では付けられないゼッケンの張り付けを頼む.

いよいよ盛り上がってまいりましたァ.

...にしても雨がやまぬ.アップ中もかなり濡れてしまった.

10:10,スタート位置へ.
覚悟を決めてウインドブレーカーは着ない.クルマに置いていく.
雨中の待ち時間がひたすら寒かった.早く走らせてくり.

震えていると,横に並んだ方から「Kazchariさんですよね.自分,Jさんの知り合いです」と声をかけられる.
おお,もしかして,少し噂に聞いていたKさん

ちなみに共通の知人であるJさんはグラベルライドつながり.いわゆる「砂川からの刺客」である(勝手に命名).

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

こういう時,人と話していると寒さも緊張感も忘れられる.ありがた山である.

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つーことで定刻の10:30.第1ウェーブ(プラチナ狙い勢)スタート!
...と思ったら,ゲートのバルーンがいきなり倒れるというアクシデント.走行前で良かった.

で,その1分後,Kazchariを含む第2ウェーブ発進.
最初の数kmはパレード走行.
ゲートを抜けると右折.鳴り響くディスクブレーキ音.

ここ数日のカミヒル練の成果が今,問われる.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

EMONDAなカミヒル大会まで1週間!ライド

パレード走行と言えど,実は結構なアップダウン.
ここでの注意点は1つ.
絶対に踏まないこと.
パワメを見ながら,200Wを越えないようにする.

離れていく先頭集団.それに釣られないように我慢.
ここまで数値を見ながら走ったのは今回が初めてやな.
凶と出るか吉と出るか...(伏線)

一山越えて左折.
ここからゴールまで続く1本道である.

振り向くと10人くらいのトレインが形成されていた.
この時,先頭にいた方から「計測ポイント越えたら,ローテしません? ずっと先頭だと疲れるんで」という提案あり.
一応同意したが,ポイント越えてもダラダラと登るので各人のペースによっては,ローテは難しいのでは?

計測ポイントを越えた.

240Wまで解禁.
案の定トレインがばらけて,Kazchariが先頭に出る,いや出てしまった.
仕方がない.ここからは自分のペースで漕ぐのみ.

気になったのが先ほどローテの提案をした方(仮にXさん)が,Kazchariの後方にピタッと張り付いていたこと.
同じリズムの息遣いがずっと聞こえる.

振り向きはしなかったが,さらにその後ろにも誰かがいるようだ.
こ,これって,Kazchariが山岳アシスト状態になってるやん!

緩斜面の途中で先頭変わってほしいなぁ...と思いつつも,いかんいかん,
これはレースなのだ.
誰がどんな手段で走ろうが自由.
交代するしないではなく,己のペースを守るべき!

勝てばよかろうなのだァァァァッ!!(またしてもタヒ亡フラグ)

ヒルクライムなのでドラフティングはあまり関係ないはず...と思った時期がKazchariにもありました.
だが,今日は別.
いわゆる直登の”心折れ坂”では,かなりの向かい風.
先行するチャリが蛇行している.

後ろのXさんは全然ちぎれない.
くぅぅ,完全に風よけ&ペースメーカーに使われとる.

分岐を越えて,いよいよ残り2km.地獄の激坂区間に突入.
カミヒルの本番はここからである.

最初のつづら折りを乗り越えると,次は最大斜度のカミホロ荘前が待っている.
ここもシッティングでクリア.

その時であった.ふくらはぎがツリ始めたのは...

全く脚が動かなくなった『上砂川4耐』『美瑛の丘300』の悪夢が蘇る.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

このままこの出力で漕ぎ続ければ,間違いなく脚が動かなくなる.
ここでまさかのDNF!?
それだけは避けたい.
脚を緩めるしかない.

すると...次のカーブでXさんにパスされしまふ...シクシクシク36

違和感残るふくらはぎをかばいつつ漕ぐ.
幸い悪化はせず,”つり”の気配は鎮静化しつつあるようだ...と,安心した瞬間,後方から上がって来たゴールドカラーのMADONEにも抜かれる.

げーっ,ここに来て2台も先行されたァーッ!
この”ツリ”さえなければーッ!

結局,先行された2台に追いつけぬままゴール.
最後の悪あがきダンシングも全然できなかった...あぁ,これでかなりタイム落としたな.

チップ回収場所にXさんが立っていて...

「ずっとひいていただき,あざしたー!」と深々と一礼.

お,おう.
「お礼言うくらいなら,ひいとくれ...」と言いたいところをぐっと我慢して「いえいえ,レースなので...お疲れでした」とニッコリ返事(大人だ).

ぐぬぬ.言い訳はむなしいだけ.
Xさん”ついていられるちょうどいいスピード”で先頭を走っていたKazchariが”貧弱ぅ”だったというだけの話.

ぶっちぎるだけの脚力がなかった.
これもまた今後の課題だな.

預け荷物を引き取り,チャリをラックにかけ,混まないうちに温泉に向かう.
ちゃんと着替えを入れておいたのだ.ついでにサンダルも.

Fastflows ビーチサンダル スリッパ

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先ほどもらった割引券を使う.
久々に入る凌雲閣の露天風呂.誠にベネである.

お昼はカレー.
これも参加費に含まれている.美味し.

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チャリ置き場に戻るとちょうど表彰式が始まった.

総合1位のタイムはなんと42:47! いやいやスゴイわ.
3位には高校生も入っている.

で,肝心のKazchariのクラスである「一般男子(45~59歳)」のトップタイムは...45:55
以下,3位の方でも48:43と,やはり「50分を切らないとお話にならない世界」だった.と,遠い...

そして,スタート時にお話ししたKさんは60歳以上のクラスで堂々の1位!
同じクラスだと思っていましたが,ありゃ,先輩でしたか,失礼しました.

面白かったのは今年から新設されたラン部門.
トップの方はゴール後も,まだ走り足りないのか,そのまま登山道を走って山頂を目指しているとのこと.
やはりトレラン勢はアタマがおかしい(ホメ言葉)

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つーことで,表彰式の途中にもかかわらず,下山用のバスが用意できたとのアナウンス.そそくさと乗り込む.

下山して日の出公園にて完走証をいただく.
既述通り「総合31位,年代別7位」という,なんとも微妙なリザルト.

最後の”つり”さえなければ52分台に入れたろうに...
次回は出走前に「2RUN」の服用を必須とする.

足ツリ対策セット (2RUN×3袋、メダリスト 塩ジェル×2本)

ボトルのドリンクも口内がべたつき,痰が絡む「パラチノース」ではなく,ミネラルたっぷりの「麦茶」の方が”つり”防止として正解だったかも(そうなのか?)

反省と言えば,今回のパワメを基準にした戦略が正しかったのかどうかも検証要.

思えば,わりと満足いく走りができた昨年の『HANAZONO』では,パワメなんて一切見ず,脚の合う集団に必死でついていったしな.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

それに,パワメの数値をあてにするにしても適当過ぎた.
自分のFTPもよくわかってないのに「序盤は〇〇W,急坂は〇〇W」という自己基準に根拠が無さ過ぎる.

そこでレースが終了後,ちゃんと調べてみるとこんなサイトを発見.

ヒルクライムの出力計算

ここにSTRAVA上の「かみふらの十勝岳HC計測区間」のプロフィールである「13.13km / 914m」および,Kazchari(58kg)の体重やらバイク車重(7.4kg)を入力.
走行タイムを50分にして計算すると...235W,約4倍のパワーで踏み続ければ良いらしい.

うん? 意外にも「240W解禁」なんて勝手にほざいてた数値と,それほどズレはなかったということか.

次のカミヒル時は「ここまでは〇〇Wに抑える」とか,変な制限は設けず,4倍でどこまで耐えられるかやってみるべし.

な~んて脳内1人反省会をしつつ,凌雲閣までEMONDAを引き取りに行く.
無事に積み込んで帰路につく.

途中でYAMAICHIさんに寄る.

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一応,レースに備えて色々と節制していたので(大ウソ),ご褒美のイチゴパフェ.美味し.

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カミヒルボードの「正」の字に追加した後,その横に面白い冊子を発見.

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地球の歩き方,か,かみふらの!? ニッチ過ぎる.
ちなみに表紙のモデルはシンゴさんらしい.
非売品で観光案内所で配布しているとか.
新コロ禍以降の「歩き方」編集部,企画がぶっとんでるなぁ...

つーことで帰宅後は,雨中走行した我がEMONDAを洗車.
ホイールも通常使用の爆音「DRIVE HELIX 57C」に戻す.

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なんだかんだで事故なくケガなく,ベストタイム更新でまずまず充実したレースでした.
選手のみなさま,運営のみなさま,どうもありがとうございました.

来年も...いや,スキップして2年後に出れば,クラスチェンジで今度こそ夢の表彰台が狙えるかも...(トラタヌ)

BROMPTONで四国一周~計画編

2025/9/4 Thu

アレが欲しい

2024年の3月に「環島」すなわち「台湾一周」を達成した.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

これまでの人生で1,2を争う楽しい海外旅だった.

バックパッカー時代の公共交通機関を用いた点から点の旅.

ジャマイカ時代の2年間の定住生活.

スキューバダイバー時代の目的が固定した海旅.

オートバイツアーのボルネオ島国境超え縦断旅.

もちろんこれらも悪くなかった.
その思い出はかけがえのない財産である.

「台湾一周」は,これらとは明らかに異なっていた.
メインの移動手段をチャリにしたことで,人,食,道,そして自由という旅がもたらす体験全てを得られた.
それらがバランスよく調和した充実の日々だった.
やはりチャリ旅は素晴らしいと確信.

あの感動をもう一度...と言っても,同じ場所のリピートより新しい刺激を”まだ”好むKazchari.
「台湾一周」の対の存在たる「四国一周」をすることにした.
ともに一周が約1,000kmらしい.

むろん,大阪育ちゆえ,四国には何度も行ったことがある.
今では疎遠だが香川と愛媛には親戚もいる.

オートバイに乗るようになってからも複数回走っている.
旅のハイライトは剣山スーパー林道四万十川かな.
そして国道439号,通称「与作酷道」が印象に残る.

とは言え,最後の旅から20年以上経つ.
かなり雰囲気は変化しているだろう.

何より今度はチャリ旅.
見える景色,感じる景色,全てがこれまでとは異なることが期待できる.

四国一周には自転車向けのオフィシャルサイトも存在する.

四国一周サイクリング|疾走感、出会い、観光、食を楽しもう!

思い立ったが吉日.
早速ネットを駆使して計画を立てることにした.
使用するチャリはもちろんBROMPTONである.
移動日2日を含む10日間の旅程.

四国一周旅のスタートは,オーソドックスに愛媛の松山とする.
奇しくも台湾一周の出発点も台北の「松山駅」である.
もしかして合わせてる?

2024年3月29日撮影

旅は11月とした.
この時期は雨が少なく,紅葉が見事な旅のベストシーズンらしい.
逆に北海道は雪が降る時期だ.

当初は旭川発の航空券を探したが,飛行機の接続が悪い上に割高.
どう考えても新千歳からの方が便利.
幸い自宅近くのバス停から新千歳空港直行のバスがある.

そしてJALのようなレガシーキャリアとLCCの料金格差がエグい.
便によっては倍以上違う.

結局,新千歳ー成田ー松山の往復とし,キャリアをLCCにして,預け荷物なし,座席指定なし,機内食なしと極限まで削って¥25,000
BROは宅急便にして初日と最終日に泊まるホテルに送ることにした.

こうして航空券,ホテルとも無事予約完了.
全てネットで完結.全く便利な世の中だぜ.

¥10,000払って「四国一周チャレンジプロジェクト」にも事前登録した.
「限定サイクルジャージ」やら「公式チャレンジパス」がもらえる.
ジャージはともかく,パスの方が重要.
一周したという何よりの証拠になる.
これと,台湾一周の証明書を提出すると...なんと,両島制覇の特別ジャージが無料でもらえるのだ.

台湾一周証明書の申請!

四国一周・台湾一周サイクリングを ダブル達成した方へ

デザインはともかく,レアなのは間違いない(そうか).
燃えるコレクター魂!っつーヤツやな.

つーことで,四国旅の目的というか,ココロの準備編でした.

旅に備えたBROMPTONのカスタム編も順次公開予定.
何かまたドス黒い野望がむらむらと...楽しいね.

iPhone15 Pro なんだこれは!?

EMONDAなカミヒル大会まで1週間!ライド

2025/8/31 Sun

決戦ホイールとは?

iPhone15 Pro

曇り.温度:21 ℃,湿度:81%,体感温度:22 ℃,風速:4.6 km/時,風向:WSW

1週間前である.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

SNSでエントリーリストが公開されている.
同じクラスの参加者をチェック.
知っている名前がチラホラ.
ぐおー,あの人も出るのか.
ついてったらタヒぬな...

よく考えれば今期はブルベが中心でレースは初.
出るからには燃え尽きましょう.

先週は当日に使用するEMONDAで試走.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

手ごたえがあったのかなかったのか,歴代3位の記録.
ただし,5年前の自己ベストには程遠い.

本番はレースゆえ,若干タイムは伸びると思われるが,もう少し追い込んでおきたい所である.

そこで1週間前となる本日は,いわゆる「決戦ホイール」での試走を実行する.

我が「TREK EMONDA SLR7」はProject ONEで組んだ機材で,ホイールはメーカー最軽量の「BONTRAGER Aeolus RSL37」
カタログスペック上はF:600g,R:725gである.
もちろん,実際はこれにタイヤやらチューブやらディスクローター,スプロケットが付くのでもっと重くなる.

ボントレガー Aeolus RSL 37 TLR ディスク ロード ホイール

元々付いていたタイヤは「BONTRAGER R3」の28Cでブチルチューブ仕様.
これにディスクローターとスプロケットを付けると...

F :1,100g
R :1,600g

となる.
体重計を使った簡易測定なので10g単位はわからないが,これでも軽い方ではなかろうか.

で,こいつを決戦ホイール化するためにタイヤを『PANARACER AGILEST LIGHT 25C』,チューブもTPUに交換した.

その結果.

F :1,000g
R :1,400g

あれ? 同じタイヤとチューブなのに,何か前後で計算が合わない気もするが,まぁいいでしょう(適当すぎる)
単純に300gは軽くなった.
ホイールという回転体でこれはデカイ(はず).

カーボンリムのタイヤ交換は初めてだったが,アルミと全然変わらん.
むしろ,タイヤが柔らかいせいか全然苦労しなかった.
これなら外出先のパンクにも即対応できそう(グラベルタイヤのトラウマ)

ただし,このAGILESTというタイヤ.
特殊なコンパウンドを使っているのか,やたらベタベタする.
交換後は手もベタベタ,リムもベタベタ.
パーツクリーナーとコーティング作業が必須.

つーことで日曜日である.
曇り気味だが雨は降っておらず,気温も高くない絶好のヒルクライム日和...のはずだったが.

なるべく本番に近い状況にするつもりで,ウェアもピチピチのワンピース.
インナーも着ない.寒かったらどうする?

合法ドーピングも実施.

持久力向上だそうな.
朝食後に500cc飲んで,500ccをボトルに入れる.
水や麦茶より効果ありやなしや.

ハスラーにEMONDAを積んで,いつもの「日の出公園」へ.

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道中,青空も見えていたが,かなり天気が怪しくなってきた.

隣のクルマも試走の準備中.
札幌から来られたOさん親子.
来週出場されるそうな.

「いやー,僕らは1時間かけてゆっくり登りますから~」

それはゆっくりとは言いません.

さて,最後の軽量化を終えて走り出すKazchari.
ホイールを交換した際,いつも気になっていたブレーキ鳴りもなく,「さぁ,行くでぇ~」と思った瞬間,雨がポツポツと...
やがて点が線になり,みるみるうちに路面が濡れて来た.
一旦車内に退避.

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天気予報を確認すると,ピンポイントでこの近辺だけ雨雲がかかっている.
どういうこっちゃ.
幸い30分ほどで止むそうなので,しばし待機.
登攀開始後,もしくはダウンヒル中でなくてよかった,とポジティブシンキング.

ハッチバックを開けて雨宿り.
しばらくすると,『旭ヶ丘ヒルクライムアタック』の中の人,Gさんがやって来た.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

同じく試走予定とのこと.
次に,ちょうど山から下りて来た”オレンジの妖精”ことIさん
さらには今大会の実行委員長やらI林ねーさんなど,続々と知り合いが参上.

おお,何だか盛り上がってまいりましたぁ.

予報通り雨も止み,青空がチラホラと見えてきた.
ゴール付近はどうなのかわからんが,さぁ,逝きますか.

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計測地点前なので止まってパチリ.
よくよく考えれば,5年前のベストタイムを出した時は「ここから計測だ」とか「ペースがぁ」とか「引き足がぁ」とか一切考えずに走ってたなぁ.
それが若さか...

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つーことで前回の試走通り,「引き足を使う」「平坦で踏む」「分岐点までは抑える」を実行.
途中で3回ほどボトルのパラチノース補給.
その結果...54:39で歴代3位.

1週間前は54:51だったので,たった12秒の短縮か...決戦ホイールとは?

もうちょっとええタイムを期待してたけど甘かった.

iPhone15 Pro

肝心のエンジンが回っとらん.
スタート前のウォーミングアップで何とかしたい.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

凌雲閣前に移動.
その時,駐車場で会ったOさんが最後のスパート.
おお,息子さんよりお父さんの方が速いんや.

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御覧の通りの霧で展望皆無.
ウインドブレーカーを着て,そそくさとダウンヒル.

今日はあくまで決戦ホイール(タイヤ)の皮むき.
前回の様に白金温泉周りなどの寄り道はせず,真っ直ぐ上富良野町内に戻る.

ちょうど昼時.
昼食のためにセイコマにピットイン.

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さすがに下界は晴れている.
「かつ丼」と「ブラックコーヒー」のセイコマセット.
この日を最後にコーヒー断ち,いや朝の一杯だけにして,レース前のカフェイン注入効果を狙う.

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食べ終えて出発寸前,1台の黒いチャリがやってきた.
挨拶すると,最近上富良野駅前でレンタルチャリ屋をオープンされたO関さんじゃあ,あーりませんか.

RentalBike and BikeTour CogCog

次に先ほど下りでスライドしたGさんも到着.
ラックは満車状態.

で,公園に戻る.
みなさん,試走を終えて帰った?
いや,これまた知り合いのロケッティアNさんがいた.
カミヒル試走ではなく,スタンプラリーをしてたそうな.

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ハスラーにEMONDAを積み,先週同様,そばの『フラヌイ温泉』へ行く.
今日はちゃんとJAF割引¥600で入りました.

2時間ほど待ったりと過ごして帰宅.
雨天走行のEMONDAを洗車する.

シューズも洗おうと手にした時,何か違和感.
なんと片足のヒールのゴムパーツが無くなっていた.

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あぁ,だからコンビニの床とかでツルツル滑ってたのか.
どこで外れたのか見当もつかん.
さてどうする?

ちなみにこのシューズはGIRO『PROLIGHT TECHLACE』
片足150g以下という驚異の軽さを誇る,正にヒルクライム用決戦シューズなのだ.
4年ほど前に海外通販で購入.確か¥40,000ぐらいした.
まだまだ使いたい...どころか来週使う!
ここは是非とも修復したいところ.

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Google先生に尋ねたところ,某靴修理専門店(チェーン)がトップ表示.
夕食も兼ねて行ってみることに.

ところが,そのお店,靴の裏を見るなり「当店では修復できません」とばっさり.
えー,後ろに加工パーツ一杯並んでるやん.
せめて「可能かどうか検討させて下さい」とかにはならんか?

と,ゴネても仕方がないのであっさりと引き下がる.
残る道は...自作か.

ゴム板加工? プラ版積層? エポキシパテ?

様々な方法を思考.うちに3Dプリンターがあれば...
とりあえず,うちの道具箱をひっくり返して見つけたのが「硬質スポンジ」

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緊急処置としてこいつを強力両面テープで貼ることにした.
とりあえず1日持てばヨシ.
極端に言えばこのシューズで歩く場面はほとんどない.
基本,空中でくるくる回しているだけやしな.

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で,他に良い方法はないかと検索すると...なんと公式オンラインストアにてスペアパーツを販売していた.

GIRO CYCLING 公式オンラインストア

正に灯台デモクラシー.
ただし,よく見ると少し形状が違う.
Kazchariのシューズのヒールは接着式だが,通販のモノはネジ式.
このまま買ってしまうと,何かやらかしそうだったので,メールで問い合わせてみた.

早々に返事あり.

どうやらKazchariのシューズは初期生産型で,その後ネジ式に変更されたらしい.
ここからが肝心で,カーボン底の状態が良好であれば,ネジ溝を新たに切って,この新しいヒールを付けることが可能らしい.

へぇ,そんなこともあるんや.
底の状態確認のため写真を送ってほしいとのこと.
「カミヒル」終わったら頼んでみるか.

にしても...大会当日の天気予報が少々怪しい.
レースなので猛暑よりも雨の方がマシなのか?

I did everything I could.

BROMPTONな息子とガンプラを買いに行くライド

2025/8/30 Sat

違うんだよ,かーちゃん

iPhone15 Pro

晴れ.温度:21 ℃,湿度:79%,体感温度:24 ℃,風速:2.0 km/時,風向:ENE

今秋,四国を旅することにした.
もちろんBROMPTONと一緒だ.

2年前の台湾に続いて,島を時計回りで一周が目的.
余裕があればサイクリストの聖地「しまなみ」にも寄りたいところ(実は走ったことがない)
まぁ,1日~150km程度でのんびり走る所存である(それはのんびりではない)

詳細な計画は別記事にするが,何より重要なのは遠征ゆえの輪行方法.

いつもは北海道しか走ってないので,クルマ移動ばかり.
いや,2回ほどフェリーに乗せたか.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

台湾一周は現地レンタルチャリだったし.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

友人に飛行機輪行の留意点を聞いたり,ネットで情報収集したが,途中であることに気付いた.

「国内だし,チャリは宅急便で送ればいいんじゃね?」

そう,JALなどのフルサービスを使えば運賃に預け荷物代も含まるが,そもそもが高い.
少し調べたら松山往復¥60,000で吹いた.

ところがLCCだと,往復¥25,000程度.
追加の預け荷物代(片道~15kgで¥5,600)が宅急便代(往復約¥7,000)をはるかに越えてしまうのだ.
160サイズに収まってしまうBROMPTONならではの裏技である.

よく考えたらスキューバダイビングを趣味にしていた頃は,22kg越えの器材入りのトランクを,先に沖縄に送って身軽に移動してたな.
あれと同じ.

この方法に決定.
計画の詳細は後日,記事にする予定.

で,土曜日の話に戻る.
この日は朝から激しい雨.
ライドは難しい.

仕方がない.
旅の予定も決まったことだし,我がBROMPTONを少々いじることに.

まずは前から気になっていたブレーキレバーの角度.
折りたたみ時を考えて垂直気味にセッティングしていたのを,手の角度が自然になるように調整.
なんや,折りたたみも含め全然問題ないやん.

そして,新品のままフレーム内にずっと収納してた「輪行袋」を初めて展開.
BROを入れてみることにした.



ワイズロードさんのオリジナル商品(?).
現地でもバスや電車移動することもあろう.
久々にフレームから引っ張り出したら,収納袋にサビが付着していた...噂通り,BROのフレーム内って錆びるのねん.

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使ってみて気づいたが,これは「袋」ではなかった.
上下とも開口している.
「袋」にしたい時には底をヒモで絞る仕組みになっていた.
緊急用としては軽量だし悪くない.

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ただし肩掛け用のストラップなどは付属していない.
専用品ではないが,ちょうど良いモノをAmaで発見⇒購入.

これで現地でも使えるだろう.
再収納前に錆止め剤をフレーム内部に噴射しておく.すでに遅い?

とまぁ,色々いじっているうちに時刻は14時を過ぎた.
雨も止んで陽がさしてきた.

すっかりサボっていたため,ぼうぼうの庭を草刈り機で成敗.
家屋周辺の雑草も抜く.
なかなかの重労働.だが,これもトレーニングの一環.
まぁ,もうしばらくすれば雪が全てを覆いつくすのだが.

作業終了.

中1の息子は例によって部屋に閉じこもってパソコンいじり.
そろそろ急にドアを開けるとヤバイお年頃である.

部屋の外から「とーちゃん,今からチャリで出かけるけど,一緒に来るか?」と声掛け.

部屋から顔を出した息子.
しばし逡巡後「おもちゃのヨシダに行くなら行く」
きゃつは目的がなければ動かない.おそらくガンプラ目当て.
仕方がない.連れてってやろう.

実は先々週も同じような状況で外に連れ出した.

息子はGIANTのMTB
Kazchariはファット
もちろんちんたら走る息子を「貧弱ゥ! 貧弱ゥ!」と煽りながらライド(ひどい親だ)

今回,Kazchariは先ほどポジション変更したBROMPTONを用意.

それを見た息子.にやにやしながら,

「えー,とーちゃん,今日はそれぇ? マジかぁ(これなら勝てる)」

とナメた態度.

アホめ.
とーちゃんはこいつで200km走ったり,カミヒルを1時間ちょいで登ったりしているのだ.
もちろん,サイクリングロードに入ってからは息子を「モンキーが人間に追いつけるかーッ」と煽りつつ,サクッっとぶっちぎる(100億%大人げない)

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それでもグチらずついて来る息子.
エラいぞ.いや,それほどまでにガンプラが欲しいのか?

つーか,うちの息子,チャリで速く走ることに全く興味がない.
一介のラグビー少年なのだ.

下はサイクリングロード上の行き先案内.
札幌はともかく「宗谷岬」にはさすがに無理矢理感が.

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駅前を通り過ぎ,なんだかんだでサイクリングロードをアウト.
「おもちゃのヨシダ」はすぐそこ.家から12kmほど.

iPhone15 Pro

到着.
「疲れた.疲れた」とうるさい息子.貧弱か.
実は,ここまでチャリで来るのは初めてではない.
以前乗っていた子供用の12インチのチャリでも一度来ている.

あの頃に比べると,あっという間に着いたやろ? ⇒ うなずく息子であった.

ガンプラコーナーを物色.
おお,ネットでは未だに転売価格の『軽キャノン』があるではないか.

迷わず手に取る.もちろん定価販売だ.

で,息子の方はあーでもない,こーでもないと店内をウロウロ.
元々は自分の小遣いで買うつもりだったが,値段の折り合いがつかず悩んでいるようだ.

仕方がない.
ここは一肌脱ぎましょう.
おい,息子,¥1,000までまでならおごるぞ.

「マジか」と手に取ったのはHG「シャア専用ズゴック」
まずまずの選択だ...というほど他の在庫がなかった.まだブームは続いている.

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さて,帰り道.
橋の上で休憩.
この後は容赦のない引きでサイクリングロードをひた走る.

このように息子と一緒にチャリで走るのもいつまでだろう.
息子は成長し,Kazchariは老いる.
「貧弱ゥ!」と煽れるのもいつまでか.

iPhone15 Pro

いつもの定点観測地点にて.
今はこんな曇天だが,明日は大会直前二回目の試走予定.
晴れるかな.

そうそうBROMPTONのレバー角度,ちょうど良かった.
軽量化を始め,何か色々といじりたくなってきたなぁ...BRO沼にはとっくの昔に堕ちている.

iPhone15 Pro

Kazchariの『軽キャノン』は積みプラ行きだが,息子は帰るや否や『シャアズゴ』の製作開始.
夕食前には完成.
そこで,Kazchariは昔作ったRGの『シャアズゴ』を展示棚から持ってきて,息子と二人して「あーでもない,こーでもない」と品評会.

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それを見たヨメはん ⇒「どっちも同じやん」

息子   ⇒「全然ちがうやん!」
Kazchari   ⇒「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」

今宵も平和である.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

2025/8/24 Sun

本番マジか

iPhone15 Pro

晴れ.温度:23 ℃,湿度:75%,体感温度:25 ℃,風速:8.8 km/時,風向:NNW

『カミヒル大会』がいよいよ近づいてまいりました.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

プライベートでは何度も登っているものの,大会は初エントリー.
年代別(45~59)で表彰台を狙いたいところだが,このクラスもおそらくヒルクライム怪人だらけ.
ここは遠慮気味にベストタイムの更新を目標にしよう.
滾れ! オレのアドレナリン!

つーことで,昨日のグラベルに続き,今日は山岳だ.

EPICなチョボってからのグラベルライド

もちろんマシンは大会当日も使うEMONDA

今年,カミヒルにはBROMPTONで2回ほど登攀.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

12速のP-Lineは見た目以上,想像以上によく走る.
カミヒルもそれほど踏まずとも登れる.
余裕があるため,にコース&斜度の記憶と引き足ペダリングの良い練習となった.

そして満を持してEMONDAでの試走である.

BONTRAGERの純正「AEOLUS ELITE」サドルを”なんちゃって”3Dプリントサドルへ換装.230gが160gとなり,70gの軽量化

ただし,ホイールは「DRIVE HELIX 57C」のまま.
重さはいくらだ?
とっておき(決戦ホイール)は直前まで取っておくのだ.

で,9:42.日の出公園到着.
これから登る人は...いた.
高校生かな? 父親が背中にハイドレーションパックをセット中.

挨拶して「これから登りですか?」と尋ねる.
「はい」という返事.

遠征組かつ,息子さんは体形的にいかにもなクライマー.
追いつくか? 追い越されるか?

EMONDAをハスラーからおろす.

iPhone15 Pro

しばらくすると今度は帯広ナンバーのハイエースが.
そこからロードが数台出てきた.
どこかのチームかな.

さすが大会2週間前である.
先程の親子もこのチームも試走っぽい.

で,Kazchariはクールに発進.
すぐにストップ.
サドルが前下がり気味だったので修正.
一応カーボンレールなのでトルク管理に気を付ける.

リスタート.
計測地点の「旭野1班会館」まではのんびりと.
今日はEMONDAなのでパワーメーターも付いている.

- 序盤は240W(4倍)を越えないように
- 2カ所ほどある平坦パートはフロントをアウターにして踏み,タイムを稼ぐ
- 心折れ坂からの急坂
も呼気2,吸気1のリズムを守る

残り2km,つまり分岐点までに脚が売り切れることがないようにする.
これが最重要だな(何気にHANAZONOと似ている)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

で,無事ゴール.
後でSTRAVAで確認すると,カミヒル計測区間のタイムは54:51.
歴代3位の記録だった.

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ベストタイムは5年前の2020年で53:14.
あ,あかんボロ負けや.
しかもこの時のマシンはDOMANE(軽量ホイールver.).

ちゃんと十勝岳クライムライド

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エンデュランスロードに負けるなんぞ,クライムマシンEMONDAの名折れだ.
来週予定の試走では過去の自分に勝つ!
さすれば大会当日も勝つ!(そうか?)

いつもなら,赤コーラを飲んでまったりなのだが,小銭を忘れたのでボトルの麦茶で我慢.
天気は良いものの,さすがに汗冷えしてきたのでジレを羽織る.

さて下りますか.
カミホロ荘の激坂付近で,先ほど駐車場で会った帯広チームとスライド.
行けー! 踏めー!

iPhone15 Pro

もちろん真っすぐには駐車場に戻らず,分岐から白金温泉方面へ向かう.
望岳台を過ぎて,さらにダウンヒル.

iPhone15 Pro

ここからの景色が好きだ.
やっぱり,このウネウネハイトのホイールは平坦&下り向きだな.

iPhone15 Pro

「道の駅 ビルケの森」前で左折し道道353へ.
少し登ったら上富良野まではずっと下り.
いつも通り日新ダムに寄る.

iPhone15 Pro

この辺りのグラベル(JRの森)も面白いけどなぁ.
昨今の異常なヒグマの出現率を鑑みると,一人で走るのは...

で,沼崎道路の坂を駆け上がり,久々にYAMAICHIさんへ.

iPhone15 Pro

目的は昼食および,ホワイトボードへの書き込みである.
これで今年は3回目の登攀.
シンゴさんと,主に『納沙布1200』ネタっつーか,”BROMPTONマイスター”O西さんの話で盛り上がる.

iPhone15 Pro

1時間ほどの滞在後,出発.
これまた真っすぐ帰るのは面白くないので,国道を挟んで西側エリアをのんびりとライド.

iPhone15 Pro

ぐるっと回って日の出公園の駐車場へ戻る.
まぁ,色々と課題(改善点)も見つかったし,有意義なライドだった.
なんだかんだで,やはり坂は楽しい(変態だ)

iPhone15 Pro

ライドの〆と言えばサ活
公園のすぐ近くにある「フラヌイ温泉」に行くことにした.

フロンティア フラヌイ温泉

ここはかつて「アイスブルベ」の発着点にも選ばれた由緒ある場所なのだ(意味不明).
ただ,かなり凄惨なブルベだったようで...⇒ アイスブルベ2017★当日★
残念(?)ながらKazchariは不参加.

で,フラヌイ温泉の入浴料は大人¥700.
自販機でクレカ払い購入.

ここでミステイク.
実はJAF割引で¥600だった.全然気づかず,むっちゃ後悔.

フラヌイ温泉と言えば「31℃の源泉風呂」,要はぬるいお湯で有名.
不思議なもので,出た後はカラダがポカポカするのだ.
サイロ風呂も雰囲気良し.

サウナは...まぁ,普通かな(熱め).
構造上,外気浴ができないのが残念.
ととのいイスも2脚しかない.

休憩室でのんびりした後,退館.

iPhone15 Pro

ハスラーで無事帰宅.
そして行うべき作業は...決戦ホイールの仕込み.
来週はこいつで最終試走.

iPhone15 Pro

EPICなチョボってからのグラベルライド

2025/8/23 Sat

いわゆるひとつのリハビリ

iPhone15 Pro

曇り.温度:24 ℃,湿度:81%,体感温度:24 ℃,風速:13.4 km/時,風向:S

『納沙布岬1200』のダメージがまだ残っている.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

ゴール後一週間ほど経つが,カラダの調子が悪い.
以下は具体例.

【手のしびれ】

両手とも環指,小指のしびれが続く.
いわゆる尺骨神経支配エリア.
長時間ハンドルを握り続けていた=手首の尺骨神経管が圧迫され続けたためだろう.
尺側2指は力の源.
可動には問題ないものの,まだ強く握ることはできない.

【ブルベ腹】

ねぇねぇ,Gemini先生,「ブルベ腹」って何?

「ブルベ腹」という言葉は、主にサイクリングの愛好家、特に長距離ライド「ブルベ」に参加する人たちの間で使われる俗語です。
長時間のライド後に、エネルギー補給のために食べ過ぎてしまうことで、お腹がぽっこりと出てしまう状態を指します。
ブルベのような長距離ライドでは、多くのエネルギーを消費するため、ライド後には非常に強い空腹感を感じます。このときに、食べたいものを好きなだけ食べてしまうと、消費したカロリーを大きく上回る量を摂取してしまい、結果として体重増加や体脂肪の増加につながることがあります。

あっ,ちょっと勘違いしてたな.

見た目ではなく,「食べても食べても空腹状態」のことだと思ってた.
まぁ,それも広義には含まれるか.
長距離ライドにおいて補給は何よりも大事.
特に固形物が食べられなくなると脚が終わってしまう.

問題はゴール後である.
日常生活でも間食が習慣になるとヤバイ.
先週は,口に何か入れてないと空腹でたまらん時が続いた.

ちなみに今は改善.
久々に体重を測ったら58kgを切っていた.少し痩せた...なぜ?

【ケツ痛】

終盤における激闘の最大要因.
1200kmも乗れば,痛くならない方がおかしい.

今回はアリエクで買った”なんちゃって”「3Dプリントサドル」で出走したが,革製の「セラ・アナトミカ」だったら問題なかったのだろうか?

ゴール3日後の8/17からZWIFTを再開.
その際,スマートトレーナーに接続したDOMANEのサドルを「セラ・アナトミカ」に換えてみた.
結果は...多少痛みは残るがかなり改善.漕げないことはない(40分程度が限界)

肝心のケツの方にはこいつを塗布.

腫れもおさまってきた.

【睡眠】

実は一番困った,困っているのが睡眠,いや正確には睡眠リズムか.
2,3時間ごとに目が覚めてしまう日が続いた.

トータルの睡眠時間は短くないのだが,日中,突然の睡魔に襲われたりする.
要は「質が悪い」と,Garmin様も言っている.
これはあれだ.徹夜明けの状態が続いている感覚.

元々ショートスリーパーなのだが,質は確保していたのだがな.
「定刻に寝て起きる」を守り,リズムを取り戻すしかない.
ついでにガジェットの力も借りますか.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

そして,これらがトータルで合わさって,習慣にしていた筋トレが一週間ほど途絶えた.

どこかの痛みと言うより,倦怠感が強く,”永遠の恋人”ダンベルを持つ気が起きない.
筋トレ継続の可否はひとえにメンタル面の影響が大きい.
己を鼓舞するためには目標が必須.
おお,そう言えば「カミヒル大会」が近いではないか.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

開催日まで残り2週間.
人外だらけの中,年齢別で表彰台...目標はデカイ方が良い.

逆に懸念していたが,出なかった症状としては「肩こり」「シャーマーズネック」がある.
TopstoneのアップライトなポジションとDHバーに助けられたな.

心配していた持病の「右膝ー腸脛靭帯炎」も発症せず.
予防措置のテーピングが効いたか.
ただし毎日貼っていたせいで,皮膚がガサガサ&かぶれまくっているけどな.
DNFになるよりマシ.

つーことで,今週末(8/23)よりようやく外ライドを再開.
走って治す.それが一番近道.

とは言え,手のしびれの悪化は避けたい.
「んじゃ,ポジションの違うMTBで」っつーことで久々にSpecialized EPIC出撃.

まずは定点観測ポイントへ.夏ですな.

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やはりMTBとロード(グラベルロード含む)は乗り味が別物.
ふわふわしとる.

これでもサスを固めに調整したのだが,ホンマ,舗装路は苦手というか,踏んだ時の反応が悪くてあまり楽しくない.
特に坂道は顕著.力が逃げる逃げる.

さて,今日の行き先だが,向かうは今年も開いた「チョボチナイ」こと道道1116号である.
ダム側ではなく,倉沼ゲートから走破することにした.

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忠別川サイクリングロードを激走.
”ふわふわ”しているのは確かだが,荒れた道での安心感は当然半端ない.
舗装路ではなく,サイドの芝生や,いっそ河川敷に下りたくなる.

ただし今日に限って言えば,ポジションは違えど,”しびれ”のせいでグリップが握りにくい上に疲れる.

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東川の町を通過して道道611号へ.
ぐわー向かい風だ.
無意識にDHバーを探す.当然付いていない.
思えば,その昔ファットで200ブルベを”楽しく”完走できたのはDHバーのおかげ.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

やがて現れるひまわり畑.
顔(?)の整列ヨシ.

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倉沼ゲートを越え,登りに登って道道1116号の入口に.
ちょうど前日が今年の開通日.
今のところ,閉鎖日は未定.

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ダム側,すなわちチョボチナイゲートからの激坂とは異なり,こちらは3~5%の斜度と緩やか.
土曜日だが,まだ交通量の少ない中,のんびりと漕ぐ.まぁ,MTBやし.

で,ハイライトの嶺雲橋着.

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雲が多めだが,雨上がりなのでこんなものでしょう.
今週に入り,北海道もようやく涼しくなってきた.

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橋を渡り切る.
クルマは少なく,多数のオートバイとすれ違う.
そういや,モンキーに最近乗ってねーや.

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ここからは基本的にダウンヒル.
たまには止まって写真.

余裕かましているけど,この辺りもヒグマの生息エリアなのは間違いない.
数年前にはデカい糞を見つけたこともある.

『納沙布岬1200』の時も,本州からの参加者に「道民です」と話すと,「クマに遭ったことはありますか?」とよく尋ねられた.
「20年以上,グラベルも含めて道内がんがん走ってますけど,遭ったことはないですねぇ」と答える.

ネタ話で済んでいるうちはよいが,昨今の数々のクマ事件を鑑みるに,これまで以上に慎重に行動しないとまずいかも.
気温もそうだが,昔とは明らかに環境が変化しているのは確実だ.

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最後の11%を下ると,チョボチナイゲートが現れる.
ちょうど,登って来るローディがいた.

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さすがに「これから旭岳www」という元気はないので,右折してダム方面へ向かう.
管理事務所にてトイレとご褒美の赤コーラ.

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もちろんダムも渡ります.
写真には写らないが,バッタが大量発生.
カラダやチャリにバシバシ当たる.
秋の気配なのか?

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ダムを後にして美瑛方面に向かう.
「今日はリハビリライド.ついでにチャリも汚したくないので,グラベルはダメ」という,出発前の誓いはどこへやら,やはり進入してしまう.

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我がEPICは,生粋のクロカン-MTB
舗装路を走るだけではストレスが溜まって仕方がない.

やはり,こういうチャリはクルマでトランポして,コース内だけをガンガン走らせるのが正しい運用方法なのだろう.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

普段のライドはグラベルロードが最適.

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つーことで雨上がりのグラベル.そこそこ泥ハネました.
車体はともかく,ジャージの背中がヒドイ.

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散々走り回って腹が減る.
美瑛の町中,いつものセイコマにピットイン.

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なんと,この「紅茶花伝」はアプリクーポンで無料.
北海道を旅するチャリダー,ライダーのみなさん.短期滞在でもセイコマ会員になってアプリ入れた方がお得ですよ...ってみんな知ってるか.

さて,腹も満たされたし帰りますか.

一度汚れた車体とカラダ.
「もうどうなってもいいや」と,帰り道もグラベル三昧.
やっぱMTBはこうでなくては.

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この道はジャリではなく草ぼうぼう系
すると,どうなるかと言うと,プーリーに草がからまりまくる.
やけにペダルが重くなり,確認するととんでもない状態に.

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停車しては草を除去.
最終的にはいつものジャリの河川敷を爆走.
うわ,やっぱ手がしびれてる.ハンドルの押さえに力が入らん.
正にリハビリライドやったな.

...とか,何とかいいつつもやっぱりグラベルはいいねぇ.
先ほど書いたように,ヒグマへの警戒度がMAXやけど,走りたい道はたくさんある.

仕事の都合で今年の『NISEKO GRAVEL』に参加できないのが残念である.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

最近見つけたこのサイトも良き.

北海道グラベルツーリング2021

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つーことで無事帰宅.すかさず洗車.

今日みたいなフラットなグラベルだと全く気にならないが,EPICのタイヤもチューブレス化しようかな(今はチューブド).
『上砂川4耐』で全然走れなかったのは,泥の激坂でスリップしまくったのも一因.
チューブレスなら空気圧もっと落とせるし...と言い訳してみる.
それに通常の運用でもパンクリスクが減る(その代わりシーラント爆発する).

実際,既にチューブレス化しているTopstoneは絶好調.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

そうそう,Topstoneと言えば『納沙布岬1200』後の洗車でとんでもないモノを見つけた.

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おわかりになられただろうか?

『納沙布岬1200』では,スリックの「GRAVEL KING」+TPUチューブの組み合わせだった.

見事にタイヤが裂け,紫のPanaracer製TPUが覗いている.
いやぁ,やばかった.マジで運がよかった.
耐パンク仕様と言えども油断したらあかんね.

本来ならタイヤ交換すべきなのだろうが,そこはケチケチKazchari.
手持ちのこいつでタイヤの穴を埋めた.

理想的な「パンクしない軽量タイヤ」の開発が待たれますな.

明日は山岳リハビリ!

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

2025/8/13 Wed

魔の三日目

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Day2はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

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Day3:8月13日(水)
PC8 別海町町民体育館 ⇒ PC11 清水町農業研修会館 971.2km地点

ここは「別海町町民体育館」の体育館.

なんということでしょう!
前夜とは打って変わって,実に心地よく眠れました.

21時前には就寝し,0時頃に一度トイレに行ったものの,再び横になると即入眠.2時半のバイブアラームで起きた.
計5時間半程度は眠れたはず.
元々ショートスリーパーなKazchariとしては,日ごろの睡眠時間とそれほど変わらない.

素晴らしい.

これもひとえにふかふかマットレスのおかげ.
北見の時とはエラい違いだ.
まっ,それ以上に疲労という最強の睡眠導入剤があったことは間違いない.

で,パンの朝食とコーヒーをいただく.
ウェア(その3)を着る.
歯を磨いて3時半前には出発準備が完了した.

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玄関前までTopstoneを移動して空気を入れる.
前後とも3.5Barほど.35cならではの低圧である.

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さて,いわゆる”魔の3日目”のスタート.

ここまではほぼ(テキトーな)計画通り.
むちゃな夜間走行や,極端に短い睡眠時間は回避できている.

行程的に今日が山場だろう.
前半の目標は昨日の道を逆走,つまり美幌峠を登り返して「北見市自然休養村センター」にできるだけ早くたどり着くこと.

まだ暗い別海町の町に繰り出す.
長袖インナー+半袖ジャージでちょうど良い気温である.

脚は問題ない.
ただし...そろそろケツがヤバイ

シッティング時に明らかに痛みを感じる.
昨夜のシャワー時に確認した際には股の内側に腫れもあった.

そんな時にはこいつなのだが...

北見のドロップボックスに置いてきてしまった.

3年前の「オホーツク1300」の時には,長距離ブルベの定番サドル「セラ・アナトミカ」を使った.

こいつが実に快適で,最終日までほとんどケツの痛みに悩まされることはなかった.
ではなぜ今回は使わなかったか?

「セラ・アナトミカ」の最大の欠点はその重さにある.
何せ420gもあるのだ.
ただでさえ重いグラベル・ロードがさらに重量級になってしまふ.

そして最近お気に入りなのが,Aliexpressで買った“なんちゃって”3Dプリントサドル

2025年6月7日撮影

重さはたった160g
こいつが実にフィットしていて文句のつけようがない.
長距離ライドの実績もある.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

ついでに言うとお値段はたった¥5,000(ブランド品の1/10)
もう手持ちのチャリのサドルを,全部これにしようかと思うくらい気に入っている.

つーことで絶大な信頼をおいていたのだが,600kmを越えるとさすがに限界か.
いや,ここは「こいつだから,この程度の痛みで済んでいる」と良い方に解釈しよう.

先行者に追いついてトレイン結成,つーか,主にKazchariが牽引.
まぁ,自分のペースで走っているので,好きな時に抜いてってください.

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朝焼けの光の中を走るチャリは...Topstone.
懐かしのアフリカのサバンナを思わせる風景.

往路同様,丘陵地帯を抜けて弟子屈の町へ.
最初に目についたローソンにピットイン.

峠越え前のちょうど良い場所にあるので,お仲間もたくさん.
久々にWさん(寝ずの走行らしい)やらPikaさんに遭遇.

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別海の仮眠所に続き2度目の朝飯.
タマゴサンドだ.

ちょうど良いので装備しているバッグ類の紹介.
「R250」シリーズで固めている.

まずはトップチューブバッグ.

フレーム幅ぴったりでダンシングの邪魔にならない.
容量は少ないが何かを入れたからと,どちらかに傾くこともない.
何よりストラップ不要,ボルトオンで装着可能.
防水性能は...そこそこ.本当に濡れたらあかんアイテムはビニール袋に.

お次はフレームバッグ.

今回新たに購入.
Topstoneのフレーム形状はロードよりもMTB寄りなので,スペースが非常に狭い(サイズの問題では? ⇒ ほっとけ)
ゆえにこのバッグもひっくり返して装着している.
形状ぴったりで使い勝手に問題なし.買ってよかった一品.
ここにはモバイルバッテリや救急セット,補給食などを収納.

フロントポーチも装着.

ここにはコンビニで買ったペットボトル飲料を入れている.
ボトルの水/麦茶がなくなるとここから補充.
普段のライドではボトル1本態勢のKazchariだが,さすがに土地勘がない場所を走るこのブルベでは2本で.
涼しい時にはペットボトルではなく補給食入れになる.

最後にサドルバッグ.

以前使っていた同メーカー品に比べると確実に進化.
シートチューブ側に”芯”が入っていて格段に型崩れを起こさなくなった.
ダンシング時も左右に揺れにくい.
中にはPekoさん超軽量輪行バッグ,エマージェンシーシート,アイマスク,小型シャンプーボトル,レインウェア(上のみ).
そして,圧縮された着替え,もしくは汚れたジャージパックを入れる.
大きすぎず,小さすぎずちょうど良い.

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つーことでリスタート.
美幌峠の登り,しかも急坂側が待っている.

以下は津別峠との分岐点.
ここからじわじわと...

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とは言え,実は登り大好きKazchari.
3日目にもかかわらず,いいペースで登れた.
それほど暑くもなし.ちょうどいいコンディション.

ただしケツ痛,テメーはダメだ.

そして昨日より快晴.
屈斜路湖ー中島がくっきりと.

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ずっと絶景が続くので,ところどころ止まってしまい全然先に進まない.

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名残惜しさを振り切って,ようやく美幌峠着.
往路では寄らなかった伝説のトイレにin.

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ダウンヒル開始.
おっと,その前に頂上からの風景.

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緩斜面で長々と続くダウンヒル.
だいぶ距離と時間が稼げた.

美幌町に入ってすぐのローソンでセルフ・エイド.
他の参加者も続々と入ってくる.
やっぱりが欲しいとレジ横の”からあげクン”に手を出す.

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ライド中に揚げ物はどうか?という意見もあろうが,そこはブルベ腹.無問題.
そういや,この通りって「すき家」とか「山岡家」もあったな.忘れてた.

道道217号を「自然休暇村センター」へ向けて快走.

途中,とある分岐点で他の参加者達がナビを覗きながら相談している場面を見た.
このシーンの記憶が後でKazchariを救うことになる.
覚えておいてヨカッタ.

で,トンネルを抜けて左折して登った10:36.

【PC9:北見市自然休養村センター】777.6km地点着

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参加者のチャリで溢れかえっていたが,日陰を確保.
美幌峠を降りた後は灼熱地獄.

先ほど”からあげクン”を食べたばかりだが,既に腹が減っている.
2度目の北見エイドのメニューは「豚汁」である.
ごはんとトマトの他,野菜パックを付けて食べる.美味し.

もちろん飲み物も大量摂取.
背中のハイドロパックに氷を詰める参加者も多数.

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食事の後はドロップボックスの返送作業.
まずは汚れたウェアをボックスにin.明日の分のパックを取り出す.
宿泊所の充電環境もだいたい把握できたので,余分なモバイルバッテリーもドロップ.
そして...防寒用に持ち歩いていたウインドブレーカージレも送り返す.
スタート以来,一度も使っていない.
まさか連日,ここまで暑いとは...寒さに耐えられなくなってもレインウェア一枚で対応できそう.

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初日の豪雨でカラカラになったチェーンにルブを注す.

タイヤも大事だがチェーンも大事.万が一切れたらシャレにならん.

本日の宿,清水を目指しリスタート.
サイコン表示で現在約790km.あと410Kmしか走れません!

...と,強がってはいるが,外はもうとんでもない日差し.
チャリで走っていい気候ではない.
それでも前進するのみ.これぞ男のロマンだ!(アホです)

ナビ(bryton S500)の指示に従って,先ほどの道道217号を戻る.
先程気になった分岐点.
なぜかナビは直進を指示している.

おかしい.

明らかに方向としては,青看板にある通りに右折して津別町に向かう方が正しい.どうなっている?

そこへ後続の方が到着.
Kazchari同様,ナビは直進を示しているらしい.
紙のキューシートを確認中,さらに後続の3名が合流.
別のナビだとちゃんと右折になっているという.
うむ.そちらを信じませう.

全員で右折してしばらく進むと,KazchariのS500にもちゃんと正規ルートの矢印が現れた.
なんだったんだ?

5人ほどで曲がったが,うち,脚の合うお二人とトレインを組みながら津別経由で陸別に向かう.
話を聞くと,愛知から参加の二人は6時スタート組とのこと.
速ぇ...じゃない! もしかしてKazchari,貯金(時間)がヤバい? 私的エイドで休み過ぎた?
このトレインにこのまま乗っているとマズい?

「いやいや4時組でも大丈夫です.僕ら相当速いペースで走ってます」との助言をいただき一安心.テキトーな計画で走っていると,こういう時ビビる.

アップダウンを繰り返しつつ陸別が近づいてきた.

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「道の駅 オーロラタウン93りくべつ」着.

いや,ブルベとしては寄る必要はないのだが,スタンプラリー(オンライン)を押さねば.
建物内でポータルサイトに接続するが,なぜかスタンプが押せない.
場所を変え何度もトライするがダメ.

滅多にこない道の駅である.ここであきらめるのはもったいない(ブルベ中ですよ)
観光案内所のスタッフに泣きつく.
さらに数回試すがやっぱり不可.
よくよく見ると現在位置のGPSがめちゃめちゃズレている(数十キロ).
こりゃあかんわ.
なぜだ? オーロラの影響か? 何かの妨害電波でも流れているのか?

諦めて近くのセイコマに移動して補給.
ここでも多数の参加者が休憩していた.

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出発.
路肩が狭い上に交通量の多いR242をさらに南下.この道はなかなか辛かった.
やがて現れる「道の駅 あしょろ銀河ホール」

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その昔,小さかった娘が猫アレルギーで顔がパンパン.
近くの薬局で抗アレルギー薬を買った思い出がある.

そんな話はさておき,トイレついでにここでもスタンプをトライ.
あかん.ここもGPSがズレとる.なんでや.

それでもブルベは続く(当たり前)
さらに南へ.
この辺りは昨年のフレッシュで見覚えがある.
おお,懐かしの焼き肉屋「カウキング」

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

そして16:53,ようやく到着したのが...

【PC10:ローソン本別南四丁目店】886.9km地点着

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夕食? ラーメンを食う.
久々のコンビニPCである.レシートを忘れないようにしないと.

今日のお宿まではまだ距離がある.
やはり夜間走行は避けられないのか...

今朝,別海からの出発時しばらく一緒に走ったHさん.
脚が合いそうなのでトレインを組む.

国道を離れて田舎道に入る.
結構な激坂が現れるが,なんとHさん,直登で2,3kmはある坂をダンシングだけで登る.
いやいやびっくりした.
まるで全盛期のリッチー・ポート並みの座らないヒルクライム.

追いついた後に訊くと,腰が悪いのでダンシングの方が楽とのこと.
それでもなぁ...元はガチレーサー.PBPも経験あり.
普通の身体能力ではないよな.

その他,色々とおしゃべりしているうちに,出発前は休憩(入浴)ポイントとして想定していた『しほろ温泉プラザ緑風』を通過.

マップ上は,ここから清水の宿泊地まで50kmはある.
どう考えても,入浴してまったりした後,走る距離ではない.
あっさりと計画変更.
多少狭く,待ち時間があったとしても清水の仮眠所での風呂がベスト.

すっかり日が落ちてライトon.
国道との交差点で久々にコンビニを発見.
「セイコーマート士幌店」である.

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何か見覚えあるなぁ...って,ここも去年のフレッシュで使ったセイコマやん.
軽く補給.
続々と後続者も着.
宿泊所前,最後のコンビニ?

そそくさと出発.
士幌町内,何かのお祭りなのか町中に吊るされた提灯が美しかった(写真なし).

...つーか,それよりも気になったのが...雨粒
顔にあたる.それに路面も濡れている.
まさか...Day1に続き,またしても雨なのか? 一日の終わり直前に!?

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トレインを組んでいた4人で相談.
雨もひどくなってきたので,レインウェアを着ることに.とほほ.

ところが,である.

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しばらく進むと,路面が乾き雨も止んだ.
なんじゃそら.
士幌町中心地だけの極地豪雨だったのか?

ムシ暑い夜.レインウェアなんぞ着たくない.

だが,誰かがつぶやいた.
「こういうのって,カッパを脱ぐと降るんですよねぇ...」

そう,これこそはかの有名な「ヌグフルキルヤムの法則」である.
人類はこの宇宙の法則から逃れることはできないのか...

はい.逃れることはできませんでした.
この後,再度降雨エリアに突入することになる.

とは言え,霧雨程度.
相談の上,このままできるだけ早く宿泊地に向かうことで合意した.

暗闇&濡れた路面の道道を快走.
これまでのブルベでも何度か通った地域だが,この辺りは本当に照明が少ない.
雨さえ降らなければ頭上に満天の星空が見えたはず.惜しい.

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途中の自販機ゾーンで休憩.
ゴミ箱がなかったので買わず(いつも思うが店側の機会損失だろう).

残り10kmほどか.
途中,2人ほどパンク修理中の参加者を見る.
夜+雨の中での修理.大変だ.

Hさんと一緒にひたすら走ってようやく清水町.
ようやく,本日の宿泊地が見えた.

【PC11:清水町農業研修会館】971.2km地点着

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今日の到着はさすがに遅く,22時.
とは言え,まだ人は少なく布団と充電タップの確保,およびシャワーまでスムーズに完了.

いやいやいや,今日もよく走りました.
”魔の3日目”もなんとかクリア.
残りは明日一日だけ.しかも“たった”230kmだ!

楽勝,楽勝と思っていた時期がKazchariにもありました.
まさか,あんな状況に陥るとは...

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怒涛のDay4へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

2025/8/12 Tue

チャリで来た。

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Day1はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

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Day2:8月12日(火)
PC5 北見市自然休養村センター ⇒ PC8 別海町町民体育館 639.1km地点

ここは「北見市自然休養村センター」2階の雑魚寝部屋(の煎餅ふとん).
眠れない夜のまま,3:00にセットしたバイブアラームが作動した.

わちゃー,これで2晩連続でほぼ徹夜.
目をつむり,横になるだけで脳疲労はある程度回復するとわかっていても,やはり辛い.走行中のマイクロスリープに注意せねば.

不眠の原因はわかっている.

1つは精神的緊張.
常にカラダが戦闘態勢.交感神経が優位なまま.

もう1つはやはりこの薄すぎる煎餅ふとんのせい.
肩甲骨や腰椎が床にあたって痛いのだ.
前回「知床300」時に泊まった時も「このふとんでは眠れ~ん!」と痛感.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

ゆえに今回はドロップボックスにキャンプ用エアマットを入れておいた.

これを使えば全て解決...のはずだったが,昨夜の「マッサージガン」同様,一人だけで使うのが憚られ...あぁ小市民.
なりふり構わない状況には,まだ至っていないということか.

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雑魚寝部屋は暗い.
ドロップボックスや布団周辺にちらばった小物を抱えて廊下に出,本日の走行準備.

まずはウェア(その2)を着る.

汚れモノ,明後日までの不要品はボックスに収納.
そして明日の着替えが入ったパックをサドルバッグに積み込む.
ライトの電池を入れ替えて,リアの日中点滅および夜間走行に備える.

こう書くとあっさりしているが,実際はロクに働かない頭を必死に動かしての作業.
「あれが足りない,これは不要」と,部屋と別棟を何度か往復するハメになる.

そうそう,昨夜Topstoneを入れていた別棟だが,朝行くと布団で寝ている参加者であふれかえっていた.
スタッフの指示に従ったまでだが,ここは本来,チャリを停めたらあかん場所だったのでは?(真偽不明)
いずれにせよ,ご迷惑をおかけしました.すいません.

結局,用意されている朝食も食べぬまま,4:15頃にリスタート.
準備に時間をかけ過ぎだ.反省.

外はすっかり明るくなっていた.

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脚の調子は良い.
ただし,ケツの痛みがじわりと...これが後々...

まずは美幌町に向かう.
「知床300」の記憶がよみがえる道だ.
まずは最初にガツンと登り,トンネルを越えて平坦を淡々と進む.

早朝5時.まだ町は眠っている.

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幸いなことに既にセイコマが開いていた(6時オープンが多い)
腹も減ったしピットイン.
美幌峠が控えている.おにぎりやバナナ,ジェル,コーヒーの朝食.

隣に座る参加者が,買いためた補給食をサコッシュに詰めていた.
そうか,こういう使い方をするために受付で配ってくれたのか.
食べ終わったらサコッシュは小さくたたんで携行すると.ふむふむ.

思わず「ああ,そういう使い方するんですね.今気づきました」とお声掛けするが,ポカンとした表情.
ああ,もしかして台湾人? 英語に切り替える.

でも通じない.
そうそう「環島(台湾一周)」の時も思ったが,台湾のみなさん,日本人以上に英語が苦手な方が多いのだ.
こんな時には中国語...と言いたいところだが,すっかりサボリ気味.スマホのDuolingoくんもすっかり崩壊している.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

翻訳アプリを使うほどでもないので,サコッシュを指さしてサムズアップ.
微笑みが返ってくる.十分だ.

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さていよいよ本日前半の山場,美幌峠である.
チャリで登るのは初めて.それほど”激”ではなかったような...

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峠手前10km付近から,じわじわと登り始める.
本州の方が言っていたが,北海道はいきなりどーんと斜度が変化せず,1%,2%と徐々に斜度が上がっていく(しかも長い)直登の峠が多いそうな.

確かに.クルマやオートバイでは気にならないが,チャリだとよくわかる.

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でもまぁ,それでも何度か走っている道である.
見覚えのある風景の先に「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」が見えてきた.

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ここのトイレは伝説となっている.
2014年開催の「納沙布岬1200」が台風キャンセルされた瞬間,大勢の参加者が退避していた場所として有名である.

あくまで情報として知っていたが,いざ自分が参加して感じるのは,当事者および運営側の無念.
これまでの膨大な準備がパー.なにせ納沙布岬はまだ先.半分に到達しないままの中止である.
苦渋の決断とは正にこのことだろう.

そんな「道の駅」に多数の自転車が停まっているのが見えたが,ここは立ち寄らず,そのままダウンヒルに入る.

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屈斜路湖を望む絶景は少々曇り.
普段ガスっていることが多いのでまだマシか.

慎重にダウンヒルをこなす.
新しめの舗装が終わると,道東名物のデコボコ&ひび割れ路面が攻撃を仕掛けて来る.落車とパンクは絶対に避けねば.

流れゆく風景を楽しむより路面状況を慎重に確認,とっさに判断して回避行動をとる.
動体視力の低下がキツいぜっと.

それでも比較的安心感をもたらしてくれるのがTopstone
「GRAVELKING 35C」(無印)は少々の荒れをモノともしない.

そしてLeftyサス&リアのキングピンも良い仕事をする.

このブルベは道東に深く進入するに連れ,路面状況が増悪していくわけだが,グラベルロードのTopstoneとの相性はぴったりである.
最終日,精神的にも体力的にも,ある程度余裕を持ちつつゴールできたのは,こいつのおかげだろう.

そして下り切った先には弟子屈町.
久々のセイコーマートがお出迎え.

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このセイコマも思い出深い.
「オホーツク1300」3日目の紋別から釧路区間.
天気予報の暴風雨確率70%に対し,信じがたいことに雨に会わず,このセイコマまでたどり着くことができた.
この奇跡以降,自称”晴れ男”をあちこちで吹聴するようになった(うぜぇ).

さて出発.
今回は釧路ではなく別海町を目指す.
昨秋,MTBツアーで何度か走った道だな.

ファットなHIGUMA CYCLEのみなさんと摩周湖周辺グラベルライド

風景が”いかにもな”道東っぽくなってくる.
一山クリアし,どこかのセブンイレブンで偶然に見かけて試しに買った「ラムネわらび」で補給.

美味い.これはライド中の定番品に格上げやな(冷やすとさらに).

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水分補給で止まったどこかのセイコマにて400km突破.
もう残り800kmしか走れません!

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たまには止まって風景写真.ブロガーの性.

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この頃からキューシートとサイコンが表示する距離にズレが生じてきた.
GPS受信状況のせいだろうか.
プラス5kmほど多めに走っている計算となっている.

そんなこんなで10:57.

【PC6:別海町町民体育館】483.2km地点着

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ここを拠点に納沙布岬まで往復する.
チェック後,休憩がてら昼食をいただく.

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ここはカップラーメン他,パンが充実.
そして何よりありがたいのが「別海牛乳」

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ただ,コンビニ飯が続いているので肉(!)が食いたくなってきたぞ.
どこかの食堂でゆっくり食べるべきか.

ここの体育館は今夜の宿となる.
結構な広さで快適に眠れそうだ.

ふと壁際に目をやると,テーブルの上にサドルバッグやウェアが積まれている.
それぞれネームタグも付いている.
これはもしかして,納沙布岬往復のための軽量化作戦?
出走ガイドには書かれていなかったが,こんなサービスがあったのか?

で,スタッフに確認すると,なぜか把握しておられなかった.
つまりは参加者の自主的な行動なのか?
「禁止とは言えないので自己責任でどうぞ」とのこと.
うーん.道中何があるがわからんので,荷物を置いていくのはやめとくか.
激坂続き,というわけではないだろうし.

で,ホワイトボードに出発時刻を書き込み,本ブルベのハイライト,納沙布岬を目指す.片道約80kmの道のりだ.

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まずは根室市へ.
R44を激走.
根室と言えば日本最東端の都市.
なぜか近づくにつれ道路状況がどんどんよくなる.

そして,やや向かい風.
TTポジションを取る時間が多くなる.

そろそろ尻の痛みが出て来た.
ブラケット,下ハン,DHバーそしてダンシングなど,ポジションの変化でケツ圧を逃がす.

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半島入口にある「道の駅 スワン44ねむろ」で休憩.
何年振りだ? ここに来るのは?
貴重なスタンプ(オンライン)をゲット.

それにしても暑い.
かつては「夏でもストーブを炊く地域」として有名だったはずなのだが.

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施設そのものは定休日.お盆の稼ぎ時に休みますか.人出不足の影響?
わずかに見えるのは風連湖

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「根室」そして「納沙布岬」の青看板が出て来た.
このあたりから先行して走っている参加者とのすれ違いが増えて来る.
R大さんもいた.速い速い.
午前中にここということは,別海には泊らず一気に北見まで戻るのだろう.

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アップダウンを繰り返し,久々の都会.
信号待ちも懐かしい.

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ふと横を見ると「レース鳩」用の小屋.
ほほぉ,そういう文化(趣味)って,まだ残ってるんや.

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岬への残り距離が減るにつれ,アドレナリン分泌.
休憩もせずとばすとばす.

小さい集落をつないでようやく納沙布岬着ぅ!
PCを発見したが,その前に記念撮影.

最東端らしきオブジェがあちこちにあるが,これが代表?
3~4組が撮影待ちの行列.

ちょうど参加者の方がいたので撮影をお願いする.
ありゃ,標識の文字が隠れてしまった(サムネの写真は後で撮り直したモノ)

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その他のモニュメントも撮影.
ほとんどが「北方領土返還」系なのねん.

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で,最東端ポスト.
ここから「到達証明書」を郵送するがデフォなのだろうけど,近いうち,過去の遺物になりそうな気もする.

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おっと,大事な用事を忘れるところであった.
PCに行かねば.

【PC7:納沙布会館】561.2km地点着

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15:10.ご苦労様です.
正に最果て感漂うPCだ.
ふとんがあるということは,ここで(一旦)力尽きる参加者もいるということか.
確かに夜間走行を避けたいエリアではある.

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「最東端到達証明書」が配布されていたのだが,チャリに積んでも曲がって汚れるだけなので,受領は遠慮.
写真に撮ってデジタル化だけさせてもらった.申し訳ありません.

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コーラをもらい,ボトルに水道水を補給させてもらって,さぁ復路だ.
と,その前にトイレ,トイレと.

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トイレから出るとバイカーのおじさんが話しかけてきた.
「今日は同じような服装(蛍光ベスト)の自転車をたくさん見るが,何かのイベントなのか?」という,よくある質問.
ざっくり1200ブルベのことを説明.

驚愕の反応.

昔はKazchariもあっち側だったなぁ...(今も一応バイク乗り)
確かオートバイでここを訪れたのは35年ほど前.
まさかこの歳になって「チャリで来た。」をすることになるとは...(しかも札幌を出たのは昨日だ)

さて,復路だがブリーフィングでも説明されたように,キューシートにない北ルートで帰っても良いとのこと.
事前に「往路に比べると高低差がある」「市内に入ってから国道への接続がややこしい」といった情報も得ていた.
うーん,宿泊所(別海)には早く確実に戻りたいしな.ここは安全パイで往路と同じにするか(あぁ小市民)

北ルートはまた次回ということで(35年後?)

で,すれ違うこれから岬に向かう仲間たちにエールを送りつつ爆走.
一度通った道は距離が短く感じる.

根室の市街地まで一気に走り,セブンイレブンにて一旦休憩.
まだ暑い.
となれば,プロテイン”みんな大好き”「アイスの実」でしょう.

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以下はブリーフィングで注意された,高速と一般道の分岐点.
ホンマ,なぜだかこんな東の端なのに立派な道路が多い(失礼ですよ)

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温根沼大橋を渡る.
ダイナミックな風景だ.

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R44をひたすら西へ.
徐々に日が落ちてくる.
明るいうちに帰りたい.
まるで競争.

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カロリー消費 ⇒ 即補給.
ブルベは己を内燃機関化するイベント.
通常の食事時間を無視して,腹が減ったら逐次燃料を投下する.
これがブルベ腹を作る.ゆえに痩せない(らしい)

途中のセイコマで買った「焼きそばパン」.美味い.

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ここからちょっとした山越え.
途中,残念ながら日が落ちてしまい,ライトをON.
ようやく別海の町に戻る.

このまま宿泊所に戻っても,食料はパンかカップラーメン.
運営の皆様には申し訳ないが,もっとエネルギーになるモノが欲しい.
とは言え,今さら食堂を探すのも面倒.
宿泊所への曲がり角にあったセブイレブンにピットイン.

入口ドアに貼ってあったポスターで,大々的に宣伝していた「ハンバーグ弁当」
あれが食いてぇ!

期待をこめて店内に入る.
あったあった,ありました.最後の一個が!

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久々のちゃんとした肉.超美味し.
Kazchariの後にも後続の参加者が続々と停車.
どうやら考えることはみな同じなようだ.

腹も膨れたところで,19:29.

【PC8:別海町町民体育館】639.1km地点着

ここもタオルをくれた.
今ならシャワー室も空いているし,ボディソープ,リンスインシャンプーも備えられているという.ありがたやまである.

汚れたウェアを脱いでTシャツ&短パン.
シャワーを浴びて(ついでにひげも剃って),歯を磨く.
サイコン,ナビを電源タップにつなぎ,iPhoneのバイブアラームを3:00にセット.
アイマスクとイヤホンを装着.

早めの到着のご褒美.
まだ誰も使っていない新品のマット&シーツを確保.

2晩続きの寝不足.
さすがに今夜は,よ...く..眠れ...そ..うだ...ZZZ

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Day3へ続く.⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3