疑惑のトラッカーと傲慢なカスタマーサービス

2026/3/19 Thu

真実は闇

「お客様,その購入時期なら問題ありませんよwww.AIで調べたんですよねwww」

電話口からも伝わる小馬鹿にしたような乾いた声.
その瞬間,Kazchariの中で何かが切れた.

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2月のこと.
「黒金くん」を札幌に引き取りに行った日,クレジットカードが使えなくなっていることに気付いた.
コンビニのATMで読み取りエラーとなり現金を引き出せなかったのだ.

BROMPTONの甘い罠~誘惑のT

磁気不良を疑い,銀行のサイトで再発行を申し込んだ.
意外なほどあっさりと再発行.後日,その新しいカードで無事に現金を引き出せた.

キャッシュレス社会である.
そしてクレカ本体でなく,スマホのウォレットで決済することが多い.
ほぼ財布に入れっぱなしなので,磁気不良の原因に思い当たるフシがない(経年劣化?).

昨夏,ライド中に財布を落としたと思い込んで大パニックになる事件があった.
十数キロ,汗だくで探しまくった.
結局,Kazchariの勘違いで家の中で発見できたが,あんな経験は二度としたくない.
そこで,某メーカーのカード型トラッカーを購入.
財布に入れておくことにした.

もちろんiPhoneの「探す」機能で追跡できる.
使い捨てではなく充電式.
フル充電で最大一年は持つとのふれこみだった.

先日,スマホ側のアプリに充電切れの表示が.
購入後,半年も経過していない.
まぁ,製造から販売までのラグがあるから,初期充電が切れたのだろうと,付属のマグネット式充電コネクタを接続.
電源につなぐと本体の青色LEDが点滅を始めた.

「うん? これってなんのサイン? どうなったら充電完了?」と,説明書を読むがどこにも説明がない.
メーカー公式サイトで検索してもわからない.どういうこっちゃ.

ただ,この調査過程で同製品が回収対象になっていることを知った(思い出した).
しかも「充電コネクタの磁気が強すぎて,クレジットカードの磁気不良を起こす場合がある」だと!
もしかして,こいつか,犯人は!

そう言えば購入時,商品説明に”対策済み”とかなんとかそんな文言が記載されていたような気がするが,完全に忘れていた.
これはメーカーに再確認やな.
対策済みの製品を買ったはずだが,直営店でない限り,不良品の初期ロットが混ざっていた可能性も無きにしもあらず.
まずはAI(Gemini)に相談してみるか.

Gemini「はい.その可能性はあります.トラッカー裏面にあるシリアルナンバーを確認してください」

はいはい.えーと...ナンバーの印字が小さすぎて読めん! まずは写真を撮って拡大してと(とほほ).

Gemini「そのナンバーですと,初期ロットである確率が高いです」

なんと!
AIの回答を丸々信用するわけではないが,一度メーカーに問い合わせてみるか.

同製品専用の回収窓口があった.
電話してみる.

なにか,こうとっかかりからやる気なし&高飛車な態度(声質から判断).
時系列にクレカの磁気エラー,充電インジケーターの件,購入日を説明,そして交換もしくは返金対象にあたらないのか?と質問.
シリアルナンバーによる確認方法についてはAIで調べたと伝えた.

そこで返って来た答えが冒頭の,

「お客様,その購入時期なら問題ありませんよwww.AIで調べたんですよねwww」

である.
正直,カチンときた.
充電表示にしろ,シリアルよるロット番号確認にせよ,どこにも記載がないからAIで調べたユーザーに対する態度か?

食い下がるKazchari.

「いや,だから発売時期だけなら在庫の都合で初期ロットが混ざることもありますよね? なのでシリアルを今から言いますので調べてもらいたいのですが?」

で,その返答.

「いいえ,シリアルナンバーは必要ありません.発売時期だけでわかります」

と,なぜか根拠も示さず頑な.
埒が明かないとはこのこと.

まず保証期間内である.
謝罪後,一旦回収して調査しますぐらいの対応が順当では?
もし,旅の途中でこのクレカ1枚しか持っていない状況であれば詰んでいる案件である.

ちなみに「充電完了サイン」についても「確かに説明書に記載がないですね.わかりませんwww」だそうな(怒).

これ以上話しても無駄と判断し,電話を切る.
このオペレーターもマニュアルに基づいて話しているだけなのだろう.
なにせ回収窓口なのだから.

昔からこのメーカーの製品は複数購入している.
愛用者と言っても差し支えない.

ただ,振り返れば結構な割合で不具合が発生していたような気もする.
覚えているだけでもワイヤレスイヤホン,トランスミッター,別のトラッカーが短期間で使えなくなった.
こちらが根拠もなく,勝手に「ここは信頼できる」と幻想を抱いていただけかもしれない.

そして今回の「塩対応」である.
もうええでしょう.

この疑惑のトラッカーを金輪際使わないことは元より,今後,このメーカーの製品は二度と買わないと決めた.

クレカ再発行から,本日まで約3週間.
今のところ無事に使えている(磁気破壊は起きていない)のは不幸中の幸い.
オペレーターの言う通り,手元のトラッカーは対策済みの製品なのかもしれない.

しかし,だからといって「シリアル確認すら拒否した不誠実さ」が消えるわけではない.
むしろ,こちらが真摯にデータ(シリアル番号からの懸念)を提示しているのに,それを鼻で笑うというのはどうなのだろう.

今思えば,安さや便利さに目がくらんで,不具合の多さに目をつむってきた.
でも,ユーザーをバカにするようなサポート体制こそが,企業の『真の品質』なのだと気づかされた.

以上,あくまで個人の体験&感想です.
このカスタマーサービスの対応が適切なのかもしれません.

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