今年はAmazonでふるさと納税

2025/10/2 Thu

なんぼあっても

8月中頃,いわゆるお通じが良い,いや良すぎてトイレに行く回数が明らかに増えた.下痢というより軟便状態.胃腸が異常.

思い当たるフシあり.

ちょうど,遠い親戚から「パッションフルーツ」のお中元(?)をいただいたのだ.
それは喜界島産で,80サイズの段ボールにてんこ盛りだった.
種ごとガバガバ食いまくった.

この南国フルーツは「ペクチン」という水溶性食物繊維を豊富に含んでいるそうな.明らかにこいつが原因.

喜界島と言えば,隣の奄美大島から飛行機に乗った場合,その所要時間がたった20分ということで有名.日本の定期空路では最も短い.
ちなみに船だと2時間だ.

『水曜どうでしょう』で取り上げられたことがあるので割と有名かも.

このエピソード,DVDは発売されているものの,地上波での再放送は見送られているらしい.
道義的および道交法的に何かやらかしたとか.

【水曜どうでしょうClassic】で放送禁止・自粛になった伝説の企画や内容とは?

喜界島には,ヨメさんと25年ほど前に訪ねたことがある.
飛行機,船の両方とも使った.
一面に広がるサトウキビ畑以外何もない島だったが,それがいい.

喜界島ナビ

さて,パッションフルーツなど,珍しい南国フルーツは確かに美味いが,非常に高額.お取り寄せもハードルが高い.

そんな時には「ふるさと納税」だ.

Kazchari家も,ここ2年ほど節税の一環として「ふるさと納税」を利用している.
実質¥2,000の負担で,その価格以上の返礼品がいただけるお得で楽しい制度だが,10月以降はポータルサイド経由でのポイント付与がなくなってしまう.

利用者からすれば改悪だが,過当競争を抑えるためには仕方がない面もあるのだろう.

つーことで,各サイトとも9月末の締切に向け,宣伝合戦がすさまじかった.

で,今年,Kazchariが使ったのは...Amazonでした.
通常の買い物と同じ手軽さに負けた(いいのか?).

もちろん,喜界島=喜界町も各種南国フルーツを返礼品として設定しているが,Amazonでは砂糖だった.
で,別口で検討して以下の5自治体に決めた.

【Amazon.co.jp限定】令和7年産米 東川町産 東川米 ゆめぴりか 白米 10㎏ 大容量 北海道産 国産米

はい.お隣の東川町ですね.
道内で唯一人口が増えている自治体.
移住者や外国人への誘致政策が手厚い.

ご時世を反映して,返礼品の中でもお米人気は非常に高い.
提供する自治体も多い.
では,なぜ東川?
ライド時にいつも収穫先の田んぼを眺めているから.

広洋水産 いくら アメリカチャム 200g×2 醤油漬け イクラ 白糠町

はいはい.お次も道内からですね.
みんな大好き,うちの息子も大好きな「いくら」である.

高級品の「白糠産シラリカ」ではなく,アメリカ産なのがアレだが,まぁ,いいっしょ.
Kazchariは味音痴.こいつも美味いに違いない(適当).
申し込みして3日後ぐらいには届いた.速っ.

【Amazon.co.jp限定】 NAKANO GRAPE シャインマスカット2房1kg以上(2025年9月中旬~11月上旬発送)

南国フルーツではないが,これまた”みんな大好き”シャインマスカットだ.
種がないだけでとんでもなく美味しくなるのが不思議.

こいつも返礼品の定番かな.結構提供されている.
ただし,あまりの人気に海外での無断栽培が国際問題になっている.
次の総理大臣が〇〇〇だったら...ヤバイかも.

九州食市場中村屋 【最長半年待ち】ハンバーグ20個+2個【期間限定】 佐賀牛入り熟成ハンバーグ

はいはい.これまた定番品の冷凍ハンバーグ.
昨年も違う自治体で申し込んだ.
今回も「佐賀牛入り」だが,ハンバーグの材料として有名なのか? 佐賀牛?

なんだかんだで美味いので今回も「冷ハン」を選んだが,ヨメさんにはすこぶる評判が悪い.
量が多いので冷凍庫をかなり占有するためだ.
そして食べる前日に冷蔵庫解凍する必要がある.
要は思いつきで「さぁ今から焼くか」とはならないので,なかなか消費されない.

今回はなるべく早く食べます.スイマセン.

トイレットペーパー 48ロール + ティッシュペーパー 15箱 セット

最後に日用品.
トイレッとペーパーとボックスティッシュ
こんなん,なんぼあってもいいですからね.腐らないし.

「ふるさと納税活用法」的なサイトを見ると,「米」と「トイレットペーパー」が一押しされていることが多い.
生活必需品でヨメさんもにっこり.家庭円満.

ちなみにヨメさん(正社員)はなぜか「ふるさと納税」を利用しようとしない.
面倒くさいらしい.謎だ.

面倒と言えば,今回は申し込みするサイトを変更したので,少々勝手が違って困惑.
もちろん,確定申告ではなく5自治体まで限定の「ワンストップ特例制度」を使う.
確か昨年は,寄付が確定した時点でサイト経由で各自治体からメールが即届き,自治体マイページを開いて,マイナカードを読み込ませて申請書の数値を入力したはず(あいまい).

今回のAmazonは少々勝手が違う.
一応,寄付手続き直後に「ワンストップ特例を希望する」を選択して住所などの必要情報を入力して完了?
そこからのレスポンスなし.
自治体からも,Amaからもメールが届かないし,購入履歴にも「ふるさと納税枠で購入」の記載はない.
すぐに届いた「いくら」にも,何の書類も同封されていない.

どうなってる?

次に届いた「トイレットペーパー」も同じ.書類同封なし.

「こりゃそろそろAmaに問い合わせかなぁ...」と思ってたら,今日になって「トイレットペーパー」の一関市から封書が届いた.
そうそう,こういうのが欲しかった.一安心.「いくら」の白糠からも直に書類が届くだろう.

ここで要注意なのは「ワンストップ特例制度」の申請には期限があること.
翌年,つまり令和8年1月10日が締め切りである.忘れないようにしましょう.

つーことで,今年も食い物&実用品を選んだが,趣味分野の筆頭「自転車関連」にはどのような返礼品があるのだろう.
調べてみた.

色々サイトを見てたらふるさとチョイスがバラエティに富んでいて面白い.

「自転車」で検索をかけると,ママチャリやら電動アシが並ぶが,中にはこんなのも...

CDJビッグプーリーキット R92 R81系 【愛知県 日進市】:¥235,000

GIANT PROPEL ADVANCED SL FRAMESET(カラー:Holy Flare)【愛媛県 松前町】:¥2,200,000

スマートターボ 神楽LSD9200【岐阜県 神戸町】:¥400,000

元プロロードレーサー辻善光が教えるフィッティング券 (2名様) 【京都府 木津川市】¥160,000

究極は...

MULLER HORIZONチタンディスクブレーキロードバイク+GOKISOスーパークライマーディスクホイル完成車【三重県 桑名市】:¥9,600,000

つーか,全部寄付金額,高すぎじゃね? 年収いくらやねん...

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その2)

2025/9/28 Sun

BROMPTONがいっぱい

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晴れ時々曇り.温度:17 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:10.1 km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

いつも以上に早く就寝したので,体内時計に従い4時頃に目が覚めた.

コット+エアマット,それにシュラフシーツ,3シーズンシェラフ,シェラフカバーという,この時期に最適な組み合わせにより快眠.

さすがにオートバイだと,これだけの寝具は運べない.
やはりキャンプにおいては,現状のクルマ+チャリが最高の組み合わせやな.

テントのジッパーを上げて外に出る.
うっすらと明るくなってはいるものの,まだ暗い.

トイレ往復して再びテント内へ.二度寝を決め込む.
6時過ぎ,隣のテントのO西さんの起動音が聞こえたので,それに合わせて活動開始.

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まずはカフェインで覚醒.
次にO西さんお手製のうどん.関西風出汁で美味し.

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もちろんこれだけではチャリの暴力的代謝には全然足りないので,昨日買った総菜パンも食べる.

ここで登場するのが,Kazchariキャンプではすっかりお馴染みのホットサンドメーカーである.

こいつで焼くと,なんでもかんでも美味くなる(+外メシ効果).

陽が昇り,湖面の朝靄が美しい.♪ミラァ~マァン~

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ミーティングの集合時間は9時半.
それまでにテントを撤収する.

...片付け完了.
BROを再びハスラーから降ろして湖畔周辺を少しゆるポタ.

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そうそう,今日のウェアはBRO用のおしゃれライド着.
コスパCHさんとMorethanのコラボ・ポロシャツである.

ネイビーとチラ見せピンクが我がBROとベストマッチ.
ガチライドで着たらダメ,絶対!

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

さて,集合時間が近づいて来たので道路をはさんだ高台にある会場へ.
続々とBROが集まってきた.

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受付に行く.
免責事項の書類にサインして参加費¥1,000を払う.
本日は48台ほどのBROが集まるとのこと.

先日お世話になった秀岳荘白石店のメカさんもおられたのでご挨拶.
その後の超展開について報告する.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

参加賞はBROのフレームに内蔵可能な小型レジャーシートでした.

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少し遅れてやってきたO西さんのT-Line.
カバンがデカい.あーでも,四国行くならこのくらいのサイズがいいかも...

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会場には10月から発売開始のG-Lineの試乗車(?)も置いてあった.
隣に置いてあったC-Lineと比べても一回りデカいH級.
フレームは梨地塗装なのか,ザラつきあり.
ギアはSHIMANO製の内装8段.うちのPとは異なる構造っぽい.
気になるパンク修理の難易度は?

誰も乗っている人がいなかったけど,頼めば乗れたのだろうか?

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色々な人と交流開始.
BROをネタに話がはずむ.
カスタムの方向性が様々で実に興味深い.

O西さんの自家製ブルベテーブルが大注目・大好評でほのぼの.
個人的には「Mハンドル用TTバーアダプター」の方がより秀逸だと思うが,今日のメンバだと場違いかも...

2025年4月5日撮影

まぁ,とりあえずブルベ民(≒知人)は...O西さんとY夫妻ぐらいしかいなかったかな.

チャリ趣味はジャンルごとに客層が違うのが面白い.
MTBレースなんて家族連れが多くて運動会みたいなノリやったし(中身は過酷).

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

そう,今回のミーティングは,みなさん実にラフな服装.
「レーパン+ピチピチジャージ」の組み合わせはまずいない.
代わりにアロハやらデニムの人がちらほら.

そして,99%以上がフラぺ+スニーカー
残りの1%は...はい.SPDペダルはKazchariだけでした.

そやねぇ,グラベルイベント時の自由な雰囲気に近い.

メットもおシャ.
以前から興味があったこいつをかぶっている人がいて,少し欲しくなった.

だが,これに手を出してしまうと,似合うウェアも追加購入してしまいそう(ディドロ効果の罠)

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簡単なオリエンテーション&記念撮影の後,3組に分かれて出発.
別に走力順ではない.登りだからと踏んだらダメ,絶対!

どこまで走るのかと思いきや,1kmも行かないうちに停車.
かなやま湖が一番映える場所で再び記念撮影をするようだ.

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「BROミーティングの動画でよく見たヤツだ!」のボディ色別集合.
うちの「Paris Edition」は一応ブルーですな.

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この時,名古屋からの参加者に話しかけられる.

「この『Paris Edition』,もしかして『じてんしゃひろば遊』さんから買いました? ずっと,1台だけ残ってたので気になってたんですよ~」

はい,その通りです.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

他の人に話していたKazchariの「Paris Edition」の出自が耳に入って,確認したくなったそうな.レア車ならではの話である.

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さて出発.
ほぼ完全に昨日個人的に走った道をトレース.
場所が場所だけに別ルートは組みにくいけど.

これだけ徒党を組んで走ると,クルマへの威圧感っつーか,迷惑感が生じるのは仕方がない.こういう時には何よりマナーが大事ですな.

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出発から10kmほど走って目的地である「道の駅南ふらの」着.
ここで各自昼食タイムとなる.

O西さんの提案で敷地内にあるパン屋さんに行くことに.

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ちょうど出来立ての「からあげバーガー」をゲット.
温め用のトースターを使いたいのでイートインにする.

ところが...

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アルミホイルの包み方が雑だったせいか,バンズのゴマに引火してこげこげに...まぁ,そういうこともあるわな.

ところで,昔から「おこげを食べるとガンになる」という噂がまことしやかに流れているが,本当なのか? ⇒ 本当らしい.

都市伝説!?「焦げを食べるとがんになる」は本当?

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食事後,道の駅前に集合.

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次は幾寅駅に向かう.
そう,『鉄道員』記念館である.ありゃ,昨日行ったばかり...

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ここでも驚きのBROを発見.
オリエンテーション時に主催がおすすめしていたポテチの箱買い
さすがBROだ.この積載でもなんともないぜ!

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こいつもかっこよい.
カスタムの方向性(色合い)が好みだ.
フレームカバー不要派だったが,これはこれは...

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今日集まったBROで,一番注目を浴びていたのはおそらくこいつ.
バトン&ディスクホイールの組み合わせ.
めっちゃ速そう.レースイベントもあったら良かったのに...(おい)

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つーことで,本日3回目の集合写真.

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往路をそのまま引き返して,またまたパーキングで集合写真.

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参加賞でいただいたレジャーシートを広げる.
別に某国の都知事を応援しているわけではナイ.

ここの休憩では,参加車両唯一のPハンドル車オーナーに話を聞く.
サードパーティ製ではなく,今ではめずらしい純正バーだった.
この異形感.やっぱ,かっこええなぁ...

で,出発地点のキャンプ場に戻ってイベント終了.解散.

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秀岳荘さんの公式ブログはこちら ⇒ 秋晴れ『かなやま湖』にBROMPTONオーナー様大集合by秀岳荘BROMPTONミーティングぽっぽや2025

色々と参考にしたいステキな車両が多く,良い刺激を受けました.
やはり,BROMPTONは最高の玩具やな.

確かに小径車としてはあり得ない値段だが,大人の財力であれば無問題.

乗って楽しい.見て楽しい.いじって楽しい.

所有後も,その価格以上の喜びをもたらしてくれる存在.

ただ,本日のイベントに関しては走行会ではないゆえ,距離(疲労感)が物足りない(主旨が違う).
これから追加ライドするには中途半端な時間だし...(サ活もせず)素直に帰宅しますか.

帰宅後は洗濯とキャンプ道具の片づけ.
そして,BROを箱詰めして,とある場所に宅急便で送る.
ぴったり160サイズ.
元の箱をそのまま保存しておいたことが功を制した.

空飛ぶBROMPTON.
さて,どの様な姿となって帰ってくるのやら...

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で,このミーティング後,FacebookにてBROMPTON関連グループのいくつかに登録してみた.
とりわけ海外の人たちはカスタムへの気合いが違う.
インスピレーションを受けるのは良いけど,ほどほどにしないとね.

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日本中,いや世界中にユーザーがいるBROMPTON.
今日の様な催しに参加すると,愛される理由がよくわかる.
老若男女問わず,みんな楽しそう.

そして案の定「T」と「G」が気にな...ヤバイ.

BROMPTONなハッピーカリーライド

2025/9/20 Sat

戦略的撤退?

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曇り.温度:13 ℃,湿度:74%,体感温度:13 ℃,風速:2.2 km/時,風向:SSW

今週末は『BRM920霧立400』に参加予定だった.

だがしかし.土曜日夜から日曜にかけて北海道ほぼ全域で大雨予報.
Kazchariの走力だと,この時間はまだ日本海沿岸を走っている.

夜に雨に風に寒さに眠気,さらには無補給区間というなかなかの試練.

中間地点の「霧立亭」さんがランドヌールの到着時間に合わせて営業時間を延長してくれたり,運営が事前に注文の確認を取ったりと色々配慮があるブルベである.かなり気が引けたものの...DNSした.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

後でリザルトを確認すると,出走予定者の半数がDNS,さらにその約半数がDNFだったようだ.過酷!

それはさておき,天気予報通りに土曜日の午前中は曇りがちなれど晴れは晴れ.
気温もそれほど低くない.ライドに出かけましょう.

今日のチャリはBROMPTON
実は例の「Pハンドルバー事件」超展開をみせることになったのだが,詳細は後日.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

現状,ハンドルは「M」
今回はサドルを換えてみた.
本日はその試走も兼ねる.

元々うちの「Paris Edition」には「BROOKS Cambium C17」というなかなかの高級サドルが付いている.

C17C17

BROMPTONと言えば革サドルのイメージが強い.
確かに革サドルは快適(ケツにやさしい)だが,雨に弱い上,徐々に伸びてしまう.

しかし,この「C17」は見た目は革サドル風なれど天然ゴム製.
ゆえに快適かつ手入れが楽というふれこみ.
実際,こいつで200ブルベも走ったが,ケツの痛みはそれほどなかった(この時は肩甲骨周囲に激痛).

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

ただ,いわゆる”穴あき”ではないので尿道に違和感.
そして,これが最大の懸念なのだが...重い(約450g)

最近のBROカスタムの方向性は11月の「四国一周」を想定している.
持ち歩きを考えると,軽いに越したことはないのだ.

そこで手持ちのロード用サドルを色々試してみることにした.
本日のチョイスは,EMONDAに付いてきた「AEOLUS ELITE」(220g)
EMONDAの方は流行りの3Dプリントサドルに交換したので,ちょうど余っていたのだ.

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長距離旅の楽しさはサドルの快適さ=ケツとの相性にかかっていると言っても過言ではない.
「台湾一周」の際は,現地レンタルチャリのサドルが信用できず,日本から愛用のサドルを持参した.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

普段は直立気味のライポジであるファットに装着している格安サドル.
これが大成功.
台湾でレンタルしたSURLYにもぴったりだった.

ただし安い分,作りがなぁ...高級チャリのBROに合わない(そこ!?).
まぁ,近いうち,こいつも試す予定である.

いずれにせよ,見せてもらおうか,「AEOLUS ELITE」の実力とやらを.

なんだかんだで9時頃出発.
少し風がある.涼しい.
長袖インナーに本日はレッグウォーマーを追加.

本日の目的地は最近知人がオープンしたカリー屋さん.
場所は上富良野町内である.

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いつもの風格あるレンガ倉庫で撮影.
BROだと外国ぽくって雰囲気マシマシ.

そのまま国道452号を使って南下.
アップダウンの激しいコースだが好きだ.

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このルートでは最も標高が高い場所.
青空が欲しいところ.

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翌21日は第1回丘のまちびえいファンライドが開催される.
Kazchariは不参加.いかんせんいつもの散歩コースなので.

まだチャリビギナーだった2010年,この大会の前身である「第1回びえいセンチュリーライド」が行われ,それに参加した.もう15年前か.
センチュリーゆえ,60kmと100Kmの連続2日間開催.
初めて参加したロングライドイベントだったが,これがまぁキツかった.
もう初日の60kmでカラダボドボド.今だとウォーミングアップ相当の距離だが成長したもんだ.

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この辺りはどこを走ってもジェットコースターな路.
下りはいいけど登りは脚力ないとキツかろう.
普通の観光客は電動チャリだから平気か.

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絶景が続く.

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丘陵地帯を下りて上富良野の町中に向かう.
下は美瑛の”ガイジン”人気がわかる看板.

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約束の地「日の出公園」着.
トイレ休憩.
今日は登りません.
そろそろ紅葉が始まる頃か.

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つーことで本日の最終目的地ハピカリさん着.

オーナーは知人のGさん.
昨年の「かみふらの十勝岳紅葉まつり」にて,旧(?)凌雲閣で臨時開業.
この度,町内に本格オープン.

Topstoneな十勝岳紅葉&カレーライド

12時ちょい過ぎだったので混んでいるかと思いきや...当初,客はKazchari一人.大丈夫か...(後からお客さんたくさん来ました).

限定メニューの「エゾシカ煮込みスパイスカリー」を注文.
数量限定でなんと¥700! 安い.+¥100でライス大盛りにした.

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美味し.
まず驚くのは肉の柔らかさ.
長時間煮込まれているのがわかる.
鹿肉などのジビエ系は臭みが気になるところだが,スパイスが効いているのか全く気にならない.
ただし,鹿肉はめったに入ってこないので,いつでも提供できるわけではないそうな.

思い出すのが2004年にグアテマラで食べたジビエ定食

2004年4月9日撮影

今はどうかわからんが,当時は『地球の歩き方』にも載っていた名物料理.

アルマジロ,七面鳥,テペスクインテ(食用ネズミ),牛肉ソーセージ,牛肉と鹿肉のハンバーグ,鹿肉の盛り合わせ.それに黒豆の塩煮,ピラフ,チーズがかかったもの.
味は...忘れた.けど残さず食べたな.

そうそう『ハピカリ』の通常メニューは現状,

「道産チキンのカシミール風スパイスカレー」

「上富良野ポークの賄いスパイスカレー」

の2品である.

食べ終わる頃,チャリ仲間のAさんたちがやってきた.
なんとカミヒルをキメてきたらしい.
上は相当寒かったそうな.

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食後のスパイスコーヒーをいただきながら,ガンプラ話やらGQX話に花を咲かせた後,お暇.
ちなみに冬期間もオープンするそう.また来よう.

で,美瑛に向かってもう一乗り.
天気は怪しいが,このまま帰るのはもったいない.

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例によって,いい感じのグラベル(入口)を発見.
冒険への扉である.
次回のお楽しみ.

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「新栄の丘」着.

さすがにケツが痛くなってきた.
ダンシングが増える.
うーむ.高級サドルでも100kmは厳しいか.

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ちなみに気温は21℃表示.
いまだ酷暑に苦しむ本州のみなさん,すいません(皮肉はやめよ).

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なぜか美瑛の町はずれに新セイコマがオープン.
景観配慮の地味看板?

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そばの格安自販機で水分補給.

なにやら日本コカ・コーラ社の自販機事業が大赤字(500億円超)らしい.
その最大の要因は値上げによる買い控え.

そらまぁ,500mlのペットボトルが¥200になったら買わんよなぁ...
スーパーどころかコンビニより高い.

とは言え,赤字解消のため自販機撤去が進んだりするとチャリダー的に非常に困る.
商店も何もない人里離れた郊外に自販機が設置してあるのは日本だけ.
何度命を救われたことか.

北海道の場合,自販機のそばにゴミ箱がない問題もある.
販売の機会損失であるとこれまでも訴えてきたが,何やら「空き缶からの甘い匂いがヒグマを呼び寄せるからゴミ箱は設置しない」っという説も聞いたがホンマ?

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美瑛の町からは,久々に「就実の丘」経由で帰路につく.
BROMPTON,登りは得意だが下りは苦手.
小径車ゆえ安定感=安心感が乏しい.

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丘を下ると,空港への進入路にあたるためか,建造物のない開けた草原に出る.
自宅付近こんな道だらけ.
ホンマ恵まれている(チャリ趣味万歳)

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空港の正門.
頑丈な門が有事を想起させる.

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つーことで,貧弱ゆえDNSしたブルベ代わりの調整ライド.

多少ケツ痛はあったが,今日使った「AEOLUS ELITE」も悪くなかった.
元の「C17」よりは合っているかも.
いずれにせよ直立座りのBROPTONは,ロードよりサドル探しが難航しそう.

一周回って,やはり「セラ・アナトミカ」なのか

Topstoneな深川行ったら自転車道とラーメンがベネだったライド

2025/9/15 Mon

いま 風のなかで

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晴れ.温度:20 ℃,湿度:72%,体感温度:22 ℃,風速:8.6 km/時,風向:SSW

前日のライドで汚れまくった我がTopstone.

来週末の400ブルベに向け,Topstoneに再度TTバーとライト装着用延長バーを装着.
そして『納沙布岬1200』で小穴が開いてしまったタイヤに詰めたボンドを,走って削る(キレイにはならん).
スリックタイヤのままだが,ついついグラベルに突入してしまう定期.

翌祝日も朝から快晴.

洗車前に今日もこいつでライドすることにした.
もちろんTTバーは付けたまま,タイヤもスリック.

となると,自ずとグラベルメインではなく舗装路中心のLong Slow Distance.
最近ご無沙汰な深川方面に行くこととした.

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いつも気になる「管理人え」表記.
少し登って,まずはお気に入りのグラベルに突入.

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最初はやや荒れ気味の舗装路(下り).
この道は奥に牛舎があるため,積雪期でも開通している.
面白いことに雪上の方がはるかに走りやすい.

ファットな今シーズンラストのスノーライド

同じ道とはとても思えない.

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左の道が気になる.
この林道は脇道があちこちにあるが,熊出没が頻回の昨今,さすがに1人で散策するのは気が引ける.
とは言え,チャリでグラベルライド中に襲われた...という話はついぞ聞かんけどな(遭ったら終わりか)

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昨日も思ったが,さすがPanaracerの誇るGravel King.
無印=スリックなのだが,こんなフラットなダートだと何も問題なく飛び込んでいける.35Cの恩恵か.

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舗装路(リエゾン)を経由して国道12号へ.
長らくの工事によって入口が閉鎖されていた自転車道に入る.

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車道時代だった頃の名残り隧道.
光の入り方が美しい.

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落ち葉が多いものの路面状況は良好.
いつも通り,対岸のサイクリングロードが気になって仕方がない.

崖崩れで通行止めとなって十数年.
もはや旭川市に修復の余裕はないらしい.もったいない.

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例の事件ですっかり有名になった神居古潭.
橋上は車両通行禁止.
だが,そこは自転車.降りて押せば無問題.
まぁ,今日は渡る気なし.ましてや例のトンネルは...怖い.

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先へ進みましょう.
道道57号を走る.
グラベルを経由したせいか小腹が空いた.
セイコマ納内店にピットイン.

(道内)SNSで話題沸騰中のセイコマブランド「あんバターサンド」を発見.
食べてみる.

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道産あずき,粒あん,小麦粉,豊富牛乳・バターを使った究極の道産子スイーツ(決して柳〇のパク...ではない).

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この小型サイズにしてそのカロリーは...なんと269kcal
こんなんライド中しか食べたらアカン奴や.

そういや昔,こんなんもあったな.

『チェリオ クリーミーマヨネーズ』を食べた

ちなみに体重58kgのKazchariだと,25km/hのサイクリング30分で消化するらしい.ありゃ? あっという間になくなるやん.

納内交差点名物のマネキンと.
ついに撮ったどー!

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で,深川市内着.
お昼にはまだ早い.
このまま未知の道を探索することに.
石狩川まで行き,河川敷のサイクリングロードを下流方面に進む.

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風が強く,上の写真の後,Topstoneが倒れてしまふ.
もろ向かい風になるのだが,そんな時に便利なのがTTバー.
あるとないとじゃ大違い.

堤防からの合流点には車止めがある.
関西や台湾の「メタルクワガタ」と異なりひっかかりを気にせずスルー可.

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開けた草原に出る.
いやいやなかなかに美しい風景.
旭川近辺ではまず見ない.
何よりも人が全くいない.

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上の写真のような道をしばらく走り堤防に上がる.
ここはここで,車道と並走なのかやたらに広い.
レーン区分の明瞭さは台湾なみ.

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このままどこまで行けるのか試してみたいところだが,さすがに時間切れ.
堪能しました.

サイクリングロードを降りる.
農地を貫くグラベル発見.爽快.
「日本では走るところがない」だの,散々な言われようのグラベルロードだが,北海道では実に有用.

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さすがに空腹を覚える.
深川の市街地に戻ったところで,Google先生におすすめを尋ねる.
すぐ近くのラーメン屋が★多め.行ってみる.

麺屋 山龍

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12時過ぎだったが,カウンターに空き.
こういう時,一人がありがたい.

「コク味噌ラーメン」(¥1,000)を注文.
初見の店だと,Kazchariはとりあえず「味噌」派なのだ.

隣に座ったカップルの行動が興味深かった.
なぜかラーメンの待ち時間,テーブル上のティッシュを次々に取って,ず~っとテーブルを拭いている.
気が付けば目の前にティッシュの山.
さらにはスマホと財布の上にもティッシュをのせてバリアー.
そんなに脂ベトベトが気になるならラーメン屋は避けた方が良いのでは?

とかなんとか,おせっかい横目線で観察していると,注文した味噌ラーメンがやってきた.

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いやいや,これが実に大当たり.

ハズレ店では「コクもうま味もない塩分過多の味噌味」が出て来るのだが,ここは違った.
コクは元より,まるで牛乳を混ぜたようなまろやかさがある.
辛味もほどほどで,ちょうど良いバランス.
チャーシューもデカい.
この店は堂々と人におすすめできるっつーか,自分でリピート確定やな.

さぁ帰りますか.
同じ道で戻るのはもったいないので『旭川200』のルート,すなわち湯内峠回りを選択.
途中,どこかで見たなぁ...と思しき建物を発見.

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おぉ,ここって『納沙布岬1200』のPC2やん.
ついこないだ走ったところやのに,何かもう懐かしい.

当然,次に現れるのは全長2km近い湯内トンネル.

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灼熱地獄だったあの日は,ありがた山の天然(?)クーラーだったが,本日は寒いくらい.北海道はすでに秋模様.

豪快ダウンヒル後,本日は旭川方面に進路を取る.

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ここの水門から河川敷のサイクリングロードに入れば,家まですぐ.

帰宅後,Topstoneの洗車開始.
それにしてもケミカル品の消耗が激しいなぁ...洗いすぎ?

いや,チャリが多すぎ.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

2025/9/7 Sun

真実は見えるか

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雨.温度:20 ℃,湿度:87%,体感温度:19 ℃,風速:8.9 km/時,風向:SSE

つーことで,第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会』にうれしはずかし初参戦.

結果は「53:09.総合31位.年代別7位」.

ううっ,なんとも微妙な成績...
まぁ,5年前にプライベートで出したベストタイムを2秒更新したので「良し」とするか.

では,当日の朝にタイムリープ.

予定通り5時のAlexaアラームで起床.
割と眠れたか.

最近は就寝時に「Alexaぁ~,眠れる音楽かけてぇ~,30分後に止めてぇ~」と指示するようにしている.
なかなか効果的っつーか,この使い方しかしていない.

Echo Dot 第5世代

「納沙布岬1200km」で乱れに乱れた睡眠リズムも,ようやく修正されつつあるかも.ただ,恐ろしいことに両手4,5指のしびれはまだ残存中.

食パンにはちみつ,レタス,目玉焼き,ベーコン,フルグラに牛乳,それにコーヒーといういつもの朝食に加え,今朝はパラチノースを投入.
持久力向上を目論む.

6時半,ハスラー発進.
EMONDAは昨夜のうちに積み込んである.

これまたいつも通り移動中の車内にて「スーパーメダリスト」をちびちびと飲む.

出発時は小雨.
だがしかし,美瑛を通過する頃から大豪雨に.
久々に一番速いワイパーを発動.

「これって,まさか中止とかないやろなぁ...」

普段のロングライド,いやブルベなら絶対DNSのパターン.
しかし今日はレースである.1時間耐えれば全て終わる(後で聞くと結構な割合で風雨DNSがいたとか)

スタート時間は遅めの10:30.
逆算すると朝食の時間が少し早すぎたかもしれない.
エネルギー切れが心配.
そこで美瑛のローソンにピットイン.
定番の「塩むすび」としばらく控えていた2杯目のカフェイン=ブラックコーヒーを投入.
いつも以上に咀嚼して代謝効率を上げた(つもり).

7:40頃,日の出公園着.
いつもの駐車場は閉鎖中(当たり前).
ローラーが使えるかどうか不安だったが,隣の未舗装駐車場に停める.

相変わらずの雨.
しばし車内で待機.
ぞくぞくと参加者のクルマが到着する.

8:20頃,レインウェアを着て受付に向かう.
パンフの他,ゼッケンやら車体,メット,預け荷物に貼るシールをもらう.
それに凌雲閣やら白銀荘の¥500入浴券も.こいつは預け荷物に入れてゴール後に使おう.

クルマに戻って3本ローラーをセット.
なんとか水平は出ている.

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こういう時,跳ね上げ式のハッチバックは便利だ.
完全ではないが雨を防げる.
もちろん,アップの内容は以下の記事を参照.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

にしても,ざっと見渡したところ,他にローラー回している人がおらんな.
道路を走っている人はたくさんいるけど.
ガチ勢ムーブをかまして遅かったら恥ずかしい(タヒ亡フラグ)

アップ中,GさんやらIさんも到着したのでご挨拶.
ラン部門出場のIねーさんに,ワンピースゆえ自分では付けられないゼッケンの張り付けを頼む.

いよいよ盛り上がってまいりましたァ.

...にしても雨がやまぬ.アップ中もかなり濡れてしまった.

10:10,スタート位置へ.
覚悟を決めてウインドブレーカーは着ない.クルマに置いていく.
雨中の待ち時間がひたすら寒かった.早く走らせてくり.

震えていると,横に並んだ方から「Kazchariさんですよね.自分,Jさんの知り合いです」と声をかけられる.
おお,もしかして,少し噂に聞いていたKさん

ちなみに共通の知人であるJさんはグラベルライドつながり.いわゆる「砂川からの刺客」である(勝手に命名).

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

こういう時,人と話していると寒さも緊張感も忘れられる.ありがた山である.

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つーことで定刻の10:30.第1ウェーブ(プラチナ狙い勢)スタート!
...と思ったら,ゲートのバルーンがいきなり倒れるというアクシデント.走行前で良かった.

で,その1分後,Kazchariを含む第2ウェーブ発進.
最初の数kmはパレード走行.
ゲートを抜けると右折.鳴り響くディスクブレーキ音.

ここ数日のカミヒル練の成果が今,問われる.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

EMONDAなカミヒル大会まで1週間!ライド

パレード走行と言えど,実は結構なアップダウン.
ここでの注意点は1つ.
絶対に踏まないこと.
パワメを見ながら,200Wを越えないようにする.

離れていく先頭集団.それに釣られないように我慢.
ここまで数値を見ながら走ったのは今回が初めてやな.
凶と出るか吉と出るか...(伏線)

一山越えて左折.
ここからゴールまで続く1本道である.

振り向くと10人くらいのトレインが形成されていた.
この時,先頭にいた方から「計測ポイント越えたら,ローテしません? ずっと先頭だと疲れるんで」という提案あり.
一応同意したが,ポイント越えてもダラダラと登るので各人のペースによっては,ローテは難しいのでは?

計測ポイントを越えた.

240Wまで解禁.
案の定トレインがばらけて,Kazchariが先頭に出る,いや出てしまった.
仕方がない.ここからは自分のペースで漕ぐのみ.

気になったのが先ほどローテの提案をした方(仮にXさん)が,Kazchariの後方にピタッと張り付いていたこと.
同じリズムの息遣いがずっと聞こえる.

振り向きはしなかったが,さらにその後ろにも誰かがいるようだ.
こ,これって,Kazchariが山岳アシスト状態になってるやん!

緩斜面の途中で先頭変わってほしいなぁ...と思いつつも,いかんいかん,
これはレースなのだ.
誰がどんな手段で走ろうが自由.
交代するしないではなく,己のペースを守るべき!

勝てばよかろうなのだァァァァッ!!(またしてもタヒ亡フラグ)

ヒルクライムなのでドラフティングはあまり関係ないはず...と思った時期がKazchariにもありました.
だが,今日は別.
いわゆる直登の”心折れ坂”では,かなりの向かい風.
先行するチャリが蛇行している.

後ろのXさんは全然ちぎれない.
くぅぅ,完全に風よけ&ペースメーカーに使われとる.

分岐を越えて,いよいよ残り2km.地獄の激坂区間に突入.
カミヒルの本番はここからである.

最初のつづら折りを乗り越えると,次は最大斜度のカミホロ荘前が待っている.
ここもシッティングでクリア.

その時であった.ふくらはぎがツリ始めたのは...

全く脚が動かなくなった『上砂川4耐』『美瑛の丘300』の悪夢が蘇る.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

このままこの出力で漕ぎ続ければ,間違いなく脚が動かなくなる.
ここでまさかのDNF!?
それだけは避けたい.
脚を緩めるしかない.

すると...次のカーブでXさんにパスされしまふ...シクシクシク36

違和感残るふくらはぎをかばいつつ漕ぐ.
幸い悪化はせず,”つり”の気配は鎮静化しつつあるようだ...と,安心した瞬間,後方から上がって来たゴールドカラーのMADONEにも抜かれる.

げーっ,ここに来て2台も先行されたァーッ!
この”ツリ”さえなければーッ!

結局,先行された2台に追いつけぬままゴール.
最後の悪あがきダンシングも全然できなかった...あぁ,これでかなりタイム落としたな.

チップ回収場所にXさんが立っていて...

「ずっとひいていただき,あざしたー!」と深々と一礼.

お,おう.
「お礼言うくらいなら,ひいとくれ...」と言いたいところをぐっと我慢して「いえいえ,レースなので...お疲れでした」とニッコリ返事(大人だ).

ぐぬぬ.言い訳はむなしいだけ.
Xさん”ついていられるちょうどいいスピード”で先頭を走っていたKazchariが”貧弱ぅ”だったというだけの話.

ぶっちぎるだけの脚力がなかった.
これもまた今後の課題だな.

預け荷物を引き取り,チャリをラックにかけ,混まないうちに温泉に向かう.
ちゃんと着替えを入れておいたのだ.ついでにサンダルも.

Fastflows ビーチサンダル スリッパ

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先ほどもらった割引券を使う.
久々に入る凌雲閣の露天風呂.誠にベネである.

お昼はカレー.
これも参加費に含まれている.美味し.

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チャリ置き場に戻るとちょうど表彰式が始まった.

総合1位のタイムはなんと42:47! いやいやスゴイわ.
3位には高校生も入っている.

で,肝心のKazchariのクラスである「一般男子(45~59歳)」のトップタイムは...45:55
以下,3位の方でも48:43と,やはり「50分を切らないとお話にならない世界」だった.と,遠い...

そして,スタート時にお話ししたKさんは60歳以上のクラスで堂々の1位!
同じクラスだと思っていましたが,ありゃ,先輩でしたか,失礼しました.

面白かったのは今年から新設されたラン部門.
トップの方はゴール後も,まだ走り足りないのか,そのまま登山道を走って山頂を目指しているとのこと.
やはりトレラン勢はアタマがおかしい(ホメ言葉)

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つーことで,表彰式の途中にもかかわらず,下山用のバスが用意できたとのアナウンス.そそくさと乗り込む.

下山して日の出公園にて完走証をいただく.
既述通り「総合31位,年代別7位」という,なんとも微妙なリザルト.

最後の”つり”さえなければ52分台に入れたろうに...
次回は出走前に「2RUN」の服用を必須とする.

足ツリ対策セット (2RUN×3袋、メダリスト 塩ジェル×2本)

ボトルのドリンクも口内がべたつき,痰が絡む「パラチノース」ではなく,ミネラルたっぷりの「麦茶」の方が”つり”防止として正解だったかも(そうなのか?)

反省と言えば,今回のパワメを基準にした戦略が正しかったのかどうかも検証要.

思えば,わりと満足いく走りができた昨年の『HANAZONO』では,パワメなんて一切見ず,脚の合う集団に必死でついていったしな.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

それに,パワメの数値をあてにするにしても適当過ぎた.
自分のFTPもよくわかってないのに「序盤は〇〇W,急坂は〇〇W」という自己基準に根拠が無さ過ぎる.

そこでレースが終了後,ちゃんと調べてみるとこんなサイトを発見.

ヒルクライムの出力計算

ここにSTRAVA上の「かみふらの十勝岳HC計測区間」のプロフィールである「13.13km / 914m」および,Kazchari(58kg)の体重やらバイク車重(7.4kg)を入力.
走行タイムを50分にして計算すると...235W,約4倍のパワーで踏み続ければ良いらしい.

うん? 意外にも「240W解禁」なんて勝手にほざいてた数値と,それほどズレはなかったということか.

次のカミヒル時は「ここまでは〇〇Wに抑える」とか,変な制限は設けず,4倍でどこまで耐えられるかやってみるべし.

な~んて脳内1人反省会をしつつ,凌雲閣までEMONDAを引き取りに行く.
無事に積み込んで帰路につく.

途中でYAMAICHIさんに寄る.

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一応,レースに備えて色々と節制していたので(大ウソ),ご褒美のイチゴパフェ.美味し.

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カミヒルボードの「正」の字に追加した後,その横に面白い冊子を発見.

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地球の歩き方,か,かみふらの!? ニッチ過ぎる.
ちなみに表紙のモデルはシンゴさんらしい.
非売品で観光案内所で配布しているとか.
新コロ禍以降の「歩き方」編集部,企画がぶっとんでるなぁ...

つーことで帰宅後は,雨中走行した我がEMONDAを洗車.
ホイールも通常使用の爆音「DRIVE HELIX 57C」に戻す.

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なんだかんだで事故なくケガなく,ベストタイム更新でまずまず充実したレースでした.
選手のみなさま,運営のみなさま,どうもありがとうございました.

来年も...いや,スキップして2年後に出れば,クラスチェンジで今度こそ夢の表彰台が狙えるかも...(トラタヌ)

モンキー125,シン・そばを食べに幌加内まで

2025/9/6 Sat

それが理由

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翌日9/7は「第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会」
ゆえに本日はチャリ練はせず,脚を完全に休める日とする.

起きる時間はいつもと同じ6時.
先週,息子とのゆるポタ時に買った『軽キャノン』を組み始める.

BROMPTONな息子とガンプラを買いに行くライド

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例によって「RG」かと言わんばかりのパーツの細かさでローガン殺し.
作業中は眼鏡を外して,超近接距離でゲート処理&パーツはめをしてゆく.

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今回から製作に新兵器を導入.
それがこれ.

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普通のガラスヤスリなのだが,異様に厨二病感たっぷりの商品名(とパッケージ).よくわからない装飾.だが性能はホンモノ.
クラシックな鉄ヤスリよりはるかに使いやすい.

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さて,9時半になった.
天気も良いし,久々にモンキー出しますか.

メールをチェックすると市立図書館より予約本確保の連絡.
仕方がない.
10時の開館を待って,本を受け取ってから遠出することにしよう.

本日の行き先は...幌加内
先週は「新そばまつり」の大盛況がニュースになっていた.
普段静かな町内が,観光客でごったがえしていたという.

ところが,この祭りは今年で開催終了だそうな.
理由は人出不足.
そう幌加内は過疎の町なのだ.
小規模な地方イベントは次々と消滅していく.

祭りからちょうど一週間.
今日だと,それほど混んでなかろう,”新そば”とやらをいただくか.
近くに温泉付きの「道の駅 森と湖の里ほろかない」もあるし,お風呂グッズ持参でな.

つーことで出発.
しばらく車庫で眠らせていたせいか,蜘蛛の巣だらけ.
エンジンは問題なく始動.
頭の中で「ピピピピピ ♪ I Just Feel Rhythm Emotion~」が再生される.

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まずは江丹別へ.
ついこないだ「納沙布岬1200km」で通った道.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

あの日はこの後,北見まで向かったが...こんな風にオートバイやクルマで走っていると,いかにブルベが狂気に満ちているかがわかる.

どう考えても距離感がおかしい.

同時に人力を推進エネルギーに最も効率よく変換するチャリの性能にも,改めて驚嘆.

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よくわからないネーミングの「若者の郷」へ向かう丘陵地帯を走る.
あぁ,ここもTopstoneで一度来たな.
アップダウンの激しいトレーニングにうってつけのルートだが,オートバイだと関係なし.

それにしても...リアの巨大なトップケースがブサイク.
確かに無い方が良いのは間違いない.
でもこの便利さには代えられない.

江丹別峠を越えると,そこはもう幌加内

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3年前の「旭川200」でも立ち寄った食堂へ.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

開店間際だったが既にクルマやバイクが数台停まっている.
ちょうど出て来たカブのライダーに「混んでますか?」と尋ねる.
「1人ならカウンター空いてますよ」と教えてもらって入店.
ブルベの時と同じパターンやな.

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つーことでカウンター席へ.
このお店,「そば」だけではなくうどん,ラーメン,カレーなどなんでもある.

とは言え,ここはやはり「そば」でしょう.
そしてたんぱく質摂取を考えて「肉そば」(¥850)にした.
豚肉の量多め.美味し.
これと「月見そば」が同じ値段なのが謎.

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にしても...先週の大混雑は何だったのか...という人の少なさ.
「新そばが食べたいにしても,1週間遅らせれば余裕なのに...」と思っていた時期がKazchariにもありました.

この違和感を解消すべく,Gemini先生に「幌加内の新そばについて教えて」と質問した.

幌加内の新そばは,イベントとしては「第30回幌加内町新そば祭り」が2025年8月30日・31日に開催され,これが最後のイベントとなりました.
祭り以降は,収穫された新そばを一般的に食べられるのは,そばが乾燥・加工され、各店舗で提供される10月から12月頃までです

...な,なんだと?

つまり,今日食べた「肉そば」≠「新そば」だったということかぁ.
お祭りの時しか食べられないから人が来るのか.
これは1本取られたなぁ.はっはっはっは~(ちゃんと調べましょう)

まぁ,こう見えて(どう見えて?)Kazchariは味音痴.
むしろ「そば」よりも「うどん」派なのだ(意味不明).

さて,昼も食ったしサ活へGo.
一番近いのはもちろん「道の駅」なのだが,このまま向かうのも面白くない.
近場で行ったところがない場所を,と「サウナイキタイ」を起動.

剣淵温泉 レークサイド桜岡が表示された.

おお,目の前は何度か通ったが中は知らぬ.
行ってみるか.

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ちゃんとオートバイ専用の駐車場がある.
ヘルメットを脱ぎ,膝のプロテクターを外す.

夏用のバイクパンツを所有していないので,ふつうのコットンパンツの上に装着している.
まるで教習所? いいのだ.見栄よりも実用性.
転倒して膝を割るよりマシ(経験者)

ちなみにジャケットはこれ.

肝心の胸部プロテクター付き.

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入浴券は自販機.
しっかりと「JAF割引」ボタンを探す.気のせいか目立たない位置にある.

フロントから浴室までは遠い.
2階に上がって,渡り廊下を歩いた先にある.

¥100ロッカー,使えるモノと使えないモノが混在.
いずれにせよ各部の老朽化が目立つ.

ボディソープ,シャンプー,コンディショナーあり.
カラダを清めてサ室へ.
ストーンのドライ式.ロウリュウなし.室温は90℃ほど.
レビューだと地元のじーさん達に占有されている...という記述もあったが,今日はガラガラ.
むしろ,観光客っぽいおとーさんが,小さい子どもを水風呂で遊ばせていて,それが邪魔.

露天風呂なしなので外気浴不可.

浴室内に白リゾートチェア4脚.
幸い,ガラス面の一部が網戸開口.
そこの前のチェアを確保すると,風が入って来るので疑似外気浴.

心地よく3セットをこなす.
その後のラスト浴槽が気持ち良き.

脱衣所のサーバーの水をたらふく飲んで退館.
悪くはないが,あちこちに貼ってあるテプラの注意書き(〇〇するな)の量が異常.それだけ非常識な行為が横行している?
一応ホテルだが,地元の高齢者が銭湯代わりに使っている場所...が実情なのだろう.

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国道40号を使って帰路へ.
やはりチャリと違って速い速い(速度差が2倍以上).
39号に乗り換えて,あっと言う間に当麻のセイコマ着.
チャリじゃなくても腹は減る.ここで補給.

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なんかブルベ中と買う物が一緒.
食べながらメールチェック.
朝行った図書館から,もう1冊の予約本が確保できたとの連絡.
閉館は17時.今から向かえば間に合いそう.

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つーことで,再び図書館へ.
久々にシェルパ斉藤の本を借りる.
タイトルのみで予約したが,おっさんのヒッチハイクって成功するのか?

その昔,高速のSAで北海道旅行中のヒッチハイク青年を乗せたことがある.
まぁ,その彼が何ともつまんないヤツで何を聞いてもナマ返事.
逆にこちらのことを聞きもしない.
ようするに単なる”アシ”扱い.
乗せてもらった以上,ドライバーを楽しませるのが「対価」だと思うのだが...(Kazchariならそーする)

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で,無事帰宅.

言うまでもなくオートバイツーリングはリスクが高い.
私見だが,絶対スピードが速い分,チャリより危険なのでは?
ちょっと丈夫なヘルメットをかぶっている以外の差はあまりない.

オートバイにも40年近く乗っているが,帰宅時には「今日も運よく生き残った」といつも思う.

どうして,そこまでして乗る? ⇒ それを上回る快感があるから,としか言えない.

ヨメさんと息子はラグビー遠征で留守.
孤独の夕食はカーボローディング.
昨年の「ふるさと納税」で送られて来た「佐賀牛のハンバーグ」を贅沢に2個焼く.
定番の返礼品だが,美味し.

何やら政府の横やりで「ふるさと納税」のポイント付与がなくなるそうな.
ラストチャンスは9月一杯.
さて,何を頼もうか.

明日はいよいよカミヒル本番!
5時に起きて臨戦態勢,である.

天気予報は...80%,雨だと!

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

2025/8/12 Tue

チャリで来た。

iPhone15 Pro

Day1はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

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Day2:8月12日(火)
PC5 北見市自然休養村センター ⇒ PC8 別海町町民体育館 639.1km地点

ここは「北見市自然休養村センター」2階の雑魚寝部屋(の煎餅ふとん).
眠れない夜のまま,3:00にセットしたバイブアラームが作動した.

わちゃー,これで2晩連続でほぼ徹夜.
目をつむり,横になるだけで脳疲労はある程度回復するとわかっていても,やはり辛い.走行中のマイクロスリープに注意せねば.

不眠の原因はわかっている.

1つは精神的緊張.
常にカラダが戦闘態勢.交感神経が優位なまま.

もう1つはやはりこの薄すぎる煎餅ふとんのせい.
肩甲骨や腰椎が床にあたって痛いのだ.
前回「知床300」時に泊まった時も「このふとんでは眠れ~ん!」と痛感.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

ゆえに今回はドロップボックスにキャンプ用エアマットを入れておいた.

これを使えば全て解決...のはずだったが,昨夜の「マッサージガン」同様,一人だけで使うのが憚られ...あぁ小市民.
なりふり構わない状況には,まだ至っていないということか.

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雑魚寝部屋は暗い.
ドロップボックスや布団周辺にちらばった小物を抱えて廊下に出,本日の走行準備.

まずはウェア(その2)を着る.

汚れモノ,明後日までの不要品はボックスに収納.
そして明日の着替えが入ったパックをサドルバッグに積み込む.
ライトの電池を入れ替えて,リアの日中点滅および夜間走行に備える.

こう書くとあっさりしているが,実際はロクに働かない頭を必死に動かしての作業.
「あれが足りない,これは不要」と,部屋と別棟を何度か往復するハメになる.

そうそう,昨夜Topstoneを入れていた別棟だが,朝行くと布団で寝ている参加者であふれかえっていた.
スタッフの指示に従ったまでだが,ここは本来,チャリを停めたらあかん場所だったのでは?(真偽不明)
いずれにせよ,ご迷惑をおかけしました.すいません.

結局,用意されている朝食も食べぬまま,4:15頃にリスタート.
準備に時間をかけ過ぎだ.反省.

外はすっかり明るくなっていた.

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脚の調子は良い.
ただし,ケツの痛みがじわりと...これが後々...

まずは美幌町に向かう.
「知床300」の記憶がよみがえる道だ.
まずは最初にガツンと登り,トンネルを越えて平坦を淡々と進む.

早朝5時.まだ町は眠っている.

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幸いなことに既にセイコマが開いていた(6時オープンが多い)
腹も減ったしピットイン.
美幌峠が控えている.おにぎりやバナナ,ジェル,コーヒーの朝食.

隣に座る参加者が,買いためた補給食をサコッシュに詰めていた.
そうか,こういう使い方をするために受付で配ってくれたのか.
食べ終わったらサコッシュは小さくたたんで携行すると.ふむふむ.

思わず「ああ,そういう使い方するんですね.今気づきました」とお声掛けするが,ポカンとした表情.
ああ,もしかして台湾人? 英語に切り替える.

でも通じない.
そうそう「環島(台湾一周)」の時も思ったが,台湾のみなさん,日本人以上に英語が苦手な方が多いのだ.
こんな時には中国語...と言いたいところだが,すっかりサボリ気味.スマホのDuolingoくんもすっかり崩壊している.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

翻訳アプリを使うほどでもないので,サコッシュを指さしてサムズアップ.
微笑みが返ってくる.十分だ.

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さていよいよ本日前半の山場,美幌峠である.
チャリで登るのは初めて.それほど”激”ではなかったような...

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峠手前10km付近から,じわじわと登り始める.
本州の方が言っていたが,北海道はいきなりどーんと斜度が変化せず,1%,2%と徐々に斜度が上がっていく(しかも長い)直登の峠が多いそうな.

確かに.クルマやオートバイでは気にならないが,チャリだとよくわかる.

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でもまぁ,それでも何度か走っている道である.
見覚えのある風景の先に「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」が見えてきた.

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ここのトイレは伝説となっている.
2014年開催の「納沙布岬1200」が台風キャンセルされた瞬間,大勢の参加者が退避していた場所として有名である.

あくまで情報として知っていたが,いざ自分が参加して感じるのは,当事者および運営側の無念.
これまでの膨大な準備がパー.なにせ納沙布岬はまだ先.半分に到達しないままの中止である.
苦渋の決断とは正にこのことだろう.

そんな「道の駅」に多数の自転車が停まっているのが見えたが,ここは立ち寄らず,そのままダウンヒルに入る.

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屈斜路湖を望む絶景は少々曇り.
普段ガスっていることが多いのでまだマシか.

慎重にダウンヒルをこなす.
新しめの舗装が終わると,道東名物のデコボコ&ひび割れ路面が攻撃を仕掛けて来る.落車とパンクは絶対に避けねば.

流れゆく風景を楽しむより路面状況を慎重に確認,とっさに判断して回避行動をとる.
動体視力の低下がキツいぜっと.

それでも比較的安心感をもたらしてくれるのがTopstone
「GRAVELKING 35C」(無印)は少々の荒れをモノともしない.

そしてLeftyサス&リアのキングピンも良い仕事をする.

このブルベは道東に深く進入するに連れ,路面状況が増悪していくわけだが,グラベルロードのTopstoneとの相性はぴったりである.
最終日,精神的にも体力的にも,ある程度余裕を持ちつつゴールできたのは,こいつのおかげだろう.

そして下り切った先には弟子屈町.
久々のセイコーマートがお出迎え.

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このセイコマも思い出深い.
「オホーツク1300」3日目の紋別から釧路区間.
天気予報の暴風雨確率70%に対し,信じがたいことに雨に会わず,このセイコマまでたどり着くことができた.
この奇跡以降,自称”晴れ男”をあちこちで吹聴するようになった(うぜぇ).

さて出発.
今回は釧路ではなく別海町を目指す.
昨秋,MTBツアーで何度か走った道だな.

ファットなHIGUMA CYCLEのみなさんと摩周湖周辺グラベルライド

風景が”いかにもな”道東っぽくなってくる.
一山クリアし,どこかのセブンイレブンで偶然に見かけて試しに買った「ラムネわらび」で補給.

美味い.これはライド中の定番品に格上げやな(冷やすとさらに).

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水分補給で止まったどこかのセイコマにて400km突破.
もう残り800kmしか走れません!

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たまには止まって風景写真.ブロガーの性.

iPhone15 Pro
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この頃からキューシートとサイコンが表示する距離にズレが生じてきた.
GPS受信状況のせいだろうか.
プラス5kmほど多めに走っている計算となっている.

そんなこんなで10:57.

【PC6:別海町町民体育館】483.2km地点着

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ここを拠点に納沙布岬まで往復する.
チェック後,休憩がてら昼食をいただく.

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ここはカップラーメン他,パンが充実.
そして何よりありがたいのが「別海牛乳」

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ただ,コンビニ飯が続いているので肉(!)が食いたくなってきたぞ.
どこかの食堂でゆっくり食べるべきか.

ここの体育館は今夜の宿となる.
結構な広さで快適に眠れそうだ.

ふと壁際に目をやると,テーブルの上にサドルバッグやウェアが積まれている.
それぞれネームタグも付いている.
これはもしかして,納沙布岬往復のための軽量化作戦?
出走ガイドには書かれていなかったが,こんなサービスがあったのか?

で,スタッフに確認すると,なぜか把握しておられなかった.
つまりは参加者の自主的な行動なのか?
「禁止とは言えないので自己責任でどうぞ」とのこと.
うーん.道中何があるがわからんので,荷物を置いていくのはやめとくか.
激坂続き,というわけではないだろうし.

で,ホワイトボードに出発時刻を書き込み,本ブルベのハイライト,納沙布岬を目指す.片道約80kmの道のりだ.

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まずは根室市へ.
R44を激走.
根室と言えば日本最東端の都市.
なぜか近づくにつれ道路状況がどんどんよくなる.

そして,やや向かい風.
TTポジションを取る時間が多くなる.

そろそろ尻の痛みが出て来た.
ブラケット,下ハン,DHバーそしてダンシングなど,ポジションの変化でケツ圧を逃がす.

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半島入口にある「道の駅 スワン44ねむろ」で休憩.
何年振りだ? ここに来るのは?
貴重なスタンプ(オンライン)をゲット.

それにしても暑い.
かつては「夏でもストーブを炊く地域」として有名だったはずなのだが.

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施設そのものは定休日.お盆の稼ぎ時に休みますか.人出不足の影響?
わずかに見えるのは風連湖

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「根室」そして「納沙布岬」の青看板が出て来た.
このあたりから先行して走っている参加者とのすれ違いが増えて来る.
R大さんもいた.速い速い.
午前中にここということは,別海には泊らず一気に北見まで戻るのだろう.

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アップダウンを繰り返し,久々の都会.
信号待ちも懐かしい.

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ふと横を見ると「レース鳩」用の小屋.
ほほぉ,そういう文化(趣味)って,まだ残ってるんや.

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岬への残り距離が減るにつれ,アドレナリン分泌.
休憩もせずとばすとばす.

小さい集落をつないでようやく納沙布岬着ぅ!
PCを発見したが,その前に記念撮影.

最東端らしきオブジェがあちこちにあるが,これが代表?
3~4組が撮影待ちの行列.

ちょうど参加者の方がいたので撮影をお願いする.
ありゃ,標識の文字が隠れてしまった(サムネの写真は後で撮り直したモノ)

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その他のモニュメントも撮影.
ほとんどが「北方領土返還」系なのねん.

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iPhone15 Pro
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で,最東端ポスト.
ここから「到達証明書」を郵送するがデフォなのだろうけど,近いうち,過去の遺物になりそうな気もする.

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おっと,大事な用事を忘れるところであった.
PCに行かねば.

【PC7:納沙布会館】561.2km地点着

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15:10.ご苦労様です.
正に最果て感漂うPCだ.
ふとんがあるということは,ここで(一旦)力尽きる参加者もいるということか.
確かに夜間走行を避けたいエリアではある.

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「最東端到達証明書」が配布されていたのだが,チャリに積んでも曲がって汚れるだけなので,受領は遠慮.
写真に撮ってデジタル化だけさせてもらった.申し訳ありません.

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コーラをもらい,ボトルに水道水を補給させてもらって,さぁ復路だ.
と,その前にトイレ,トイレと.

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トイレから出るとバイカーのおじさんが話しかけてきた.
「今日は同じような服装(蛍光ベスト)の自転車をたくさん見るが,何かのイベントなのか?」という,よくある質問.
ざっくり1200ブルベのことを説明.

驚愕の反応.

昔はKazchariもあっち側だったなぁ...(今も一応バイク乗り)
確かオートバイでここを訪れたのは35年ほど前.
まさかこの歳になって「チャリで来た。」をすることになるとは...(しかも札幌を出たのは昨日だ)

さて,復路だがブリーフィングでも説明されたように,キューシートにない北ルートで帰っても良いとのこと.
事前に「往路に比べると高低差がある」「市内に入ってから国道への接続がややこしい」といった情報も得ていた.
うーん,宿泊所(別海)には早く確実に戻りたいしな.ここは安全パイで往路と同じにするか(あぁ小市民)

北ルートはまた次回ということで(35年後?)

で,すれ違うこれから岬に向かう仲間たちにエールを送りつつ爆走.
一度通った道は距離が短く感じる.

根室の市街地まで一気に走り,セブンイレブンにて一旦休憩.
まだ暑い.
となれば,プロテイン”みんな大好き”「アイスの実」でしょう.

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以下はブリーフィングで注意された,高速と一般道の分岐点.
ホンマ,なぜだかこんな東の端なのに立派な道路が多い(失礼ですよ)

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温根沼大橋を渡る.
ダイナミックな風景だ.

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R44をひたすら西へ.
徐々に日が落ちてくる.
明るいうちに帰りたい.
まるで競争.

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カロリー消費 ⇒ 即補給.
ブルベは己を内燃機関化するイベント.
通常の食事時間を無視して,腹が減ったら逐次燃料を投下する.
これがブルベ腹を作る.ゆえに痩せない(らしい)

途中のセイコマで買った「焼きそばパン」.美味い.

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ここからちょっとした山越え.
途中,残念ながら日が落ちてしまい,ライトをON.
ようやく別海の町に戻る.

このまま宿泊所に戻っても,食料はパンかカップラーメン.
運営の皆様には申し訳ないが,もっとエネルギーになるモノが欲しい.
とは言え,今さら食堂を探すのも面倒.
宿泊所への曲がり角にあったセブイレブンにピットイン.

入口ドアに貼ってあったポスターで,大々的に宣伝していた「ハンバーグ弁当」
あれが食いてぇ!

期待をこめて店内に入る.
あったあった,ありました.最後の一個が!

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久々のちゃんとした肉.超美味し.
Kazchariの後にも後続の参加者が続々と停車.
どうやら考えることはみな同じなようだ.

腹も膨れたところで,19:29.

【PC8:別海町町民体育館】639.1km地点着

ここもタオルをくれた.
今ならシャワー室も空いているし,ボディソープ,リンスインシャンプーも備えられているという.ありがたやまである.

汚れたウェアを脱いでTシャツ&短パン.
シャワーを浴びて(ついでにひげも剃って),歯を磨く.
サイコン,ナビを電源タップにつなぎ,iPhoneのバイブアラームを3:00にセット.
アイマスクとイヤホンを装着.

早めの到着のご褒美.
まだ誰も使っていない新品のマット&シーツを確保.

2晩続きの寝不足.
さすがに今夜は,よ...く..眠れ...そ..うだ...ZZZ

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Day3へ続く.⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

2025/8/11 Mon

急がば回れ

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Day1:8月11日(月)
START 丘珠ふれあいセンター ⇒ PC5 北見市自然休養村センター 344.6km

ここは「万葉の湯 ふとみ銘泉」リラックスルーム(の一番の端マット).
2:00にセットしたアラームが作動した.

一時は深夜料金発生前の退館(~1:00)も考えたが,睡眠時間確保の方が重要だろう.ギリギリまで寝ることにした.
とは言え,気分が高ぶって熟睡とはほど遠い状態だったが.

更衣室にてウェア(その1)に着替える.
ブルベと言えば「BRM200kmー100周年記念ジャージ」である.
ロングスリーブなのでインナーはfinetrackのスケスケ.

今回の最長距離日である.
ビブはもちろんこいつ.

宿泊の支払いを済ませて外に出る.
空気が生暖かい.
これならレッグウォーマも不要だ.

まずは近くの「セブンイレブン当別太美店」でおにぎりとホットコーヒーの朝食.
ここのすぐそばもルートに組み込まれているようだ.
ちなみに古の『オホーツク1300』ではここが出発地点だった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10kmほどハスラーを走らせ,3:00過ぎに「タイムズ丘珠空港駐車場」着.
空港だけあってここは1日¥400と格安.助かる.

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Topstoneをおろし,すぐそばのスタート地点「丘珠ふれあいセンター」に向かう.本当にこの準備,装備でよいのか最後の最後まで悩みつつ.

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既に最終ブリーフィングが始まっていた.
それが終わると第一ウェーブ,4:00組のスタートとなる.

4:00組の車検中に,建物内トイレにて軽量化を済ませる(出なかったけど).

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そして4:10出発組の順番が巡って来た.
前後ライトをON.ベルを鳴らしてOKをもらって旅立つ.

これから約600km先の東端,納沙布岬までチャリで走る? マジか?

とまぁ,走り出してしまえば逆に気分は落ち着いてくる.
一定のリズムでペダルを回すだけ.まるで瞑想タイム.

札幌発ブルベでの定番コースを淡々と走る.
特に序盤は『オホーツク1300』とほぼ同じ.
かつて知ったる風景が続く.

やがて脚の合う10人程度のトレインが形成.
なんとその中に”超高速”R大さんがいた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

これはラッキーである.この列車,徐々に高速化していくだろう.北見まであっという間...と思った時期がKazchariにもありました.
ところがアンダー25km/hのゆっくりペース.意外ッ.

後でR大さんのSTRAVA備忘録を読むと,天候&体調が良かったためタイムアタックを狙っていたとのこと(実際にとんでもないタイムでゴール)
ゆえに疲労を蓄積しないため,前半は抑え気味だったそうな.
テキトーなKazchariと違って,やはり速い人はちゃんと考えながら走っているものである.

いずれにせよ,かなり助けられたのは確か.
ただし,ここまで快適なトレインだと下車するタイミングも難しい.
ブロガーの端くれとしては写真も撮りたいのだ.

そう,延々と続く田園風景.
そこにかかる朝もや...実に美しかった.

ふと左上方に異様なモノを見た.
こ,これはと思わず停車.

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虚空に浮かぶ謎の物体.
あれは何? あれは敵? あれは何だ!?
侵略宇宙人の巨大攻撃メカ?

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もちろんその正体は鉄塔の上部(下部はモヤで隠れている).
すいません.早朝なのでまだアタマが起きてません.

トレインから離れてしまったが,青山ダム近辺の登りで追いく.
こういう時は”脚質クライマー”で良かったと思ふ.

そうそう,R451のトンネル付近で”BROMPTONマイスター”O西さんを発見.
駆るのはもちろん荷物満載のT-Lineである.
おそらく4:00出発組.
パスする際に挨拶.
えー,既にかなり疲労されているようで...がんばって下さい(※無事完走されました.スゲー)

さて,すっかり日が昇った7:08.

【PC1:吉野公園・吉野地区活性化センター】78.5km地点

iPhone15 Pro

サガリ,牛タンはバーベキューセットか.食いてぇ.
それはともかく,体力的にまだまだ余裕.
向かいのキャンプ場でトイレを済ませる.
おっ,この石碑は...

iPhone15 Pro

『オホーツク1300』のフォトチェック!
もう3年前か.何もかもみな懐かしい.

iPhone11 Pro 2022年8月28日撮影

ちょっとした丘を越えてダウンヒル.
勢いがつきすぎて,左折忘れのミスコース.いかんいかん.
アタマはまだ寝ているのか?

で,R275に接続.北上する.
そろそろ休憩かと思う頃『道の駅 田園の里うりゅう』が見えてきた.
「そういや,ここのスタンプラリー済ませてねーや」と一旦停車.
スタンプを押す.

そこへ,これまた有名な”特急”T夫さん登場.
「田んぼアート,見ていきます~?」

うん? そんなのがあるのか?
せっかくだから観光していくか.

iPhone15 Pro

展望台の階段を登る.
うわっ,チャリとは違う筋肉を使うので結構辛いぞ.
で,肝心のアートも”あっち(たいせつ)”に比べると少し...

iPhone15 Pro

「うりゅう」を出て,コンビニ休憩.
徐々に暑くなってきた.水分を摂取せねば.

沼田や鷹栖町を経由し,すっかり馴染みのエリアをひたすら進んで9:26.

【PC2:深川市中央公民館湯内分館】126.9km地点

いわゆる行って帰っての”盲腸”PC.
シークレットっぽい場所だ.
この後,逆走している人を見たが,絶対ミスったな.

ここも特に何もない場所...いやトイレがあったので済ませて即出発.良いペースだ.

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見覚えあるコースが続く.
『旭川200』他でよく通る湯内トンネルである.
やたらに長い(1,930m).
おまけに路面が濡れている.

新兵器の「CATEYE URBAN2」を点灯.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

少々暗いが,路面がキレイなので問題なし.

iPhone15 Pro

トンネルを抜けると豪快ダウンヒル.この報われた感よ.
前方に下半身ガチムチ,かつ年代物の”ロードレーサー”に乗ったおじさんを発見(そんなに歳は変わらんて).
追いついたので挨拶をする.

おじさん「(蛍光ベストを見て)何かのイベント?」

Kazchari「ブルベ中です」

おじさん「ああブルベね.どこまで?」

Kazchari「札幌から納沙布岬往復ですね」

おじさん「...大変だねぇ.暑いしさぁ,オレなんて30kmでへろへろよ」

Kazchari「そうですね.無理しないでくださ~い」

自分でも不健康,かつおかしいことをしている自覚はありま~す.

【PC3:ローソン鷹栖町】157.4km地点

iPhone15 Pro

10:50着.
久々のレシートチェックPCである.
捨てないようにしないと.

昼も近い事だし一応の昼食.
やはりローソンのカツ系サンドイッチは美味い.コーラも美味い.
日差しがあまりに強いため,店舗裏の日陰に逃げる.
4:00出発組のPikaさんがいた.

既に一日のサイクリングとしては十分な距離を走っている.
ゆえに,マナー的にどうかと思いつつも座り込んでしまう...

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そそくさと食事を済ませて出発.
ちょうど先日のDHバー試走で走ったばかり.
せっかくの鷹栖町の中心地.コンビニではなくグルメすべきだったか.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

iPhone15 Pro

ここからR40経由でR39へ,ほぼ平坦路をとにかく走る.
自宅はすぐ近くだ.
ゆえに土地勘があるため,トイレや自販機の位置は完璧に把握している.

つーことでここは「きのこの里パークゴルフ場」
給水ついでに前腕に水をぶっかける.
気化冷却というヤツやね.

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貴重なゴミ箱付きの自販機.
甘いカフェオレも美味い.

iPhone15 Pro

上川町手前で200km走破.
あと1,000kmしか走れません!

iPhone15 Pro

だがしかし.ここでKazchari,やらかしてしまう.

上川町のルート上にはセブンイレブンがある.
PCではないのだが,この先越えることになる「北見峠」前の最期の補給地点となる.
ここで休憩&腹ごしらえをしておかないと,この先数十キロ続く山間の不毛地帯を耐えられない.

なのに...Kazchariはロクにコースプロフィールを読んでいなかったので,てっきり「石北峠」経由で北見に向かうものと思い込んでいたのだ.
こちらだと層雲峡を通過するのでコンビニが存在する.そこで補給するつもりだった.

ナビにR330への左折マークが表示された時,ようやく己のミスに気付いた.
マズイ.でも今さら上川のコンビニに引き返すわけにはいかん(もったいない).

水は?  ⇒ ある.
食料は? ⇒ 非常用のジェルが3本ほど.

まぁ,なんとかなるっしょ(実際はギリギリだった).

交通量がほとんどない緑の地獄を経て,北見峠への登りがはじまった.

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ここの峠をチャリで走るのは初めて.
斜度はそうでもないが,長い.長すぎる.
そして暑い.汗が滴り落ちる.

途中で足をついて休憩している参加者を数人パス.
ようやく峠が見えた.

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遠軽町IN.
ようやくダウンヒルが始まる.

相当量の水/麦茶を飲み,ジェルも2本ほど消費.
そろそろ冷たくて甘いモノが欲しい.
一番近いコンビニは...(検索)げげっ,ま,丸瀬布!? まだまだ先やん!

そんな絶望感に苛まれる中,見えたのは幸運の赤い箱.そう,Cokeの自販機だ!
容赦も躊躇もなくストップ.なんとゴミ箱まである.
もちろん選ぶのは神の飲料”赤コーラ”である.

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先ほどのヒルクライム中に抜いた参加者も合流.
フィリピンの方だった.と言っても東京で仕事をされているそうな.
名前はGさん.早速STRAVAで相互フォロー.
「フィリピンでもブルベって流行っているのですか?」と尋ねると「年1回」との返事.ふむ.

ところで,最近気づいたが,自販機の新札対応はまだまだのようだ.
Gさんも新札が読み込まれず苦労されていた(硬貨で対応).

さっ,そろそろ行きますか.

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丸瀬布の道の駅でトイレへ.
〇んこを試みるが出ない.
日常時と比べると圧倒的に便秘気味.
いや,運動による消化効率が良すぎて〇んこが生成されないのか? 知らんけど.

で,ようやくたどり着いたのが「セイコーマート丸瀬布店」.PCではありません.チャリラックが曲がってて使えないのはご愛嬌.
おにぎり補給していると,ごついDHバーをつけた「SuperSix EVO」がやってきた.
名前を聞きそびれたが,USAはサンフランシスコからの参加者だった.

5:30出発組とのこと.速ぇ.
二人して北見峠の悪口をニコニコしながら話す.

で,これまでのブルベ参加歴を聞くと,まぁスゴイスゴイ.
まだ若い感じなのにPBPは2回出たとか,日本も3回目だとか,あちこち走りまくり.

他の海外参加者や道外参加者数名と話したが,ブルベ歴に関しては強者だらけ.
まぁ,1000kmオーバーのRMに出るようなチャリダーは変〇さんばかりなのだろう(ホメ言葉)

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こんなに長かったっけ的なR333を飛ばしに飛ばして16:30.

【PC4:セブンイレブン遠軽豊里店】277.8km地点

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仮眠所前最期のPCとなる.
もうすっかりブルベ腹.さっき食べたばかりなのにブリトー追加.

さぁ,ここまでは順調.残り60kmで本日は終了!...という安堵感が参加者間に漂う(甘かった)

R333にて南下.分岐にてR242に乗り換え.
しばらく走ると,気のせいか路面が濡れていることに気づく.

うん? にわか雨でも降ったか.
あぁ,結構水撥ねするなぁ.やっぱりチャリが汚れてまうか...

とか,のんきに走ってたら...はい,雨粒がパラパラと降ってきて逡巡する間もなく土砂降りとなった.
既に住宅街を抜け,周りは森しかない.
つまり,軒先を借りて雨宿りやらカッパを着るような場所は見つからない.

仕方なく,少しは雨を防げるかと大木の下に逃げ込む.

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サドルバッグからレインウェアを引っ張り出してあわてて着る.
雨は全く想定していなかったので,電子機器やバッグの防水が心配だが,そこはまぁ大丈夫でしょう!(あかんやろ)

大雨の金華峠をクリアしてダウンヒル.
ようやく雨がやみ,路面も乾いてきた.
えっ? つまり極地豪雨だったということ?

ヌグフルキルヤムの法則を恐れて,レインウェアは脱がない.
生田原の町を通り過ぎ,そのまま走ってR39に合流.

ここまで来たら北見はもうすぐ...と思ったが,市街地に入ると今度は信号坂が始まった.

いくつかの信号で久々に先行者に追いつく.
すぐにわかる関西弁 ⇒ 徳島からの参加者だった.
この方も『RM427東京1900納沙布岬』他,数々のRMをクリアしている猛者だった(こういう人がごろごろいる).
ちなみに雨にはあたらなかったとのこと(なんでや!)

ただし今回は脚を痛めているらしく,なかなかペースが上がらないとのこと.
わかりました.今日のゴールまで残り10km,急ぐ旅でない.お話ししながら付き合いましょう.

と,Kazchariの北海道チャリライフやら事故紹介などで談笑.
何気にじわじわと登り続ける.

で,19:40.ようやく到着したのが懐かしの...

【PC5:北見市自然休養村センター】344.6km地点

iPhone15 Pro

ブルベカードに到着時間を記入してもらう.
今晩は予定通りここで寝る.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここまで一緒に来た徳島の方も,てっきり泊まると思いきや驚くべきことに,すぐに出発して別海まで行くそうな(140km先).びっくり.
脚を痛めているとは?

スタッフに「自転車は外に止めるのですか?」と尋ねると「外でもいいですし,別棟の小屋でもいいですよ~」とのこと.
雨もしくは夜露に濡れるのもなんだし,前に泊まった時もその小屋に入れたしなぁ,とそちらを選択.
しかし,翌朝...

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この話の続きはおいといて,必要な荷物をTopstoneから降ろし,指定された部屋に運ぶ.
早めの到着だったためか,まだ滞在者は少ない(既に寝ている人もいたけど).

とりあえずドロップボックスからTシャツと短パンを取り出して,さぁ風呂だ.
ありがたいことにハンドタオルとバスタオルも貸していただけた.
浴室にはボディソープとリンスインシャンプーも設置されている.
念のためとタオルやミニボトルも持参したけど,不要だったな.

カラダを清め,さぁサウナ...というわけにはいかず,湯船につかる.これだけでも贅沢.
で,筋肉や関節の違和感をチェック.

幸いどこにも問題なし.
いつもの300ブルベより疲労感もない.アドレナリン効果なのか?

で,さっぱりした後はお楽しみの「おつカレー」.美味し.
就寝前に刺激物を腹にためるのはどうかと思いつつも,おかわりしてしまった.
他にもトマトやメロンなどなど.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

前回の宿泊時に比べると参加者もスタッフ数も圧倒的.
これからが到着者のピーク.

ドロップボックスに「電動マッサージャー」を入れておいたので,寝る前に我が大腿四頭筋をほぐしておこうと思ったが,何かそんな雰囲気ではない.
消炎鎮痛剤塗布とハンドマッサージにとどめるか.

大部屋に戻って就寝準備.
サイコンとナビをタップにつないで充電.
アイマスクと耳栓をセット.
モバイルバッテリーを接続したiPhoneのバイブアラームを3時にセットして横になる.

このチャレンジはまだ始まったばかり.
今日はほぼ走行計画通りに走れたが(通り雨を除く),ゆめゆめ油断召さるな.

iPhone15 Pro

Day2へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

2025/8/2 Sat

走り方がTDF

iPhone15 Pro

曇り.温度:28 ℃,湿度:68%,体感温度:29 ℃,風速:7.8 km/時,風向:SSW

いよいよ来週は「ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬」(納沙布岬1200)

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

もう準備やら何やらでバタバタである(そうか?).
別に超長距離ブルベ,いわゆる「RM」が初めて...というわけではない.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

ただし無事完走したこいつは「N2」方式.
完全なフリーライドだったのでブルベというよりに近い.

全てがフォトチェックで,109時間5分内にゴールすれば,1日何Km走ろうが,どこに泊まるか自由.
結果,毎晩8時頃には宿に入り,洗濯や入浴(時にはサウナ)を済ませ6時間くらいは睡眠をとることができた.
何よりもスマホやサイコンなどの充電し放題が助かった.

今回の「納沙布岬1200」は少々勝手が違う.
100km短い分,制限時間は90時間27分の3泊4日.
この間にPC兼簡易宿泊所が4か所設けられている.
個人的にホテルを取られる方もいるようだが,ケチケチKazchariはPCで寝るつもり.
ホテルの様に浴衣で寝るわけにはいかない.
それに電源の取り合いも予測される.

ドロップバッグで送るモノなど,今になってあわてて走行計画を立てているのだが,考えることが多すぎてアタマ爆発しそう.

そんな中,迎えた土曜日.
まず向かうのは,「納沙布岬1200」で使う「Cannondale Topstone」の購入先「はっとりスポーツ商会」さんである.
初回点検以来すっかりご無沙汰.
トラブル前に各部をチェックしてもらいましょう.

iPhone15 Pro

出発前にアルミ製のDHバーを装着.
「オホーツク1300」ではDOMANE,およびファットでブルベに出走する際に使用.

UPANBIKE 自転車レストハンドルバー アルミニウム合金エアロバー クリップオンバー TTバー

そのままではなく,一時は本気で参加を考えていた「Paris-Brest-Paris;PBP」のレギュレーションに合わせて先端をカット.
握る面積が短くなったが,特に支障はない(現在,長さ制限は撤廃されている)

DHバーの何がいいってポジションのヴァリエーションが増えること.
手のしびれ軽減や肩周囲のリラックスは元より,ケツ圧の分散=痛み軽減も期待できる.
もちろん空気抵抗軽減=巡航速度向上も大きい.

iPhone15 Pro

デメリットとしては重量増,およびハンドル周りがごちゃついて,ライト類のレイアウトに困ること.
もちろんフロントバッグも装着できなくなる.

それでもメリットの方がはるかに上回るな.BROMPTONのM字ハンドルは辛かった...

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

iPhone15 Pro

フロントバッグが付けられないので代わりにフレームバッグを用意.

アールニーゴーマル(R250) 防水フレームインナーバッグ ショート グレー

ボトルゲージが1つ使えなくなるので,ツール缶をダウンチューブに移行.グラベルロードのダボ穴万歳である.

無事に「はっとり」さん着.
2年ぶりの点検である.予約済みなので作業スムーズ.
各部増し締めの他,「フロントディスクローターの歪み調整」「Leftyサスにエア注入」「変速調整」をしてもらう.

ワイヤーが切れて使えなくなってしまった「ドロッパー」は後日修理してもらうことにした(サドルバックを付けるので今回は不要).

さて,調整も済んだところで早速試走.
DHバーゆえ,鷹栖~比布のド平坦エリアを目指す.

と言いつつ,良き脇道があれば入り込む.
完璧な夏の風景だ.暑過ぎるけど.

iPhone15 Pro

ほぼ田園しかないエリアなので直線だらけ.
路面(路肩)もそれほど荒れておらず,DHバーポジションの調整にぴったり.
気分はもう「走り方がツール・ド・フランスなヤツ」である.

「ツール」と言えば,今年の大会も終わってしまった.
毎回ロスに襲われるのだが,今年は何故か...そうでもない.
こう思う要因は,おそらく絶対王者ポガチャルに例年のキレがなかったこと.

特に3週目.タイム差がついていたこともあるが,いつものように”無邪気&無慈悲”に攻める姿が見られなかった.
レース後のインタビューも表情が憔悴しきっていて「スーパーハード」と繰り返す.
おまけに数年後(ロス五輪後)の引退を示唆するような記事も出てたりする.

もはやライバル不在,目標不在.
あれだけ強いと「燃え尽き症候群」になりがちなのだろうか?
メンタル面だけでなく,必ず力は落ちて来る.
全盛期に引退する方が美しいかもしれない.

たんなる一視聴者の戯言です.

iPhone15 Pro

このまま走り続けるのも退屈なので目的地を設定.
去年も行った東鷹栖の「田んぼアート」会場が近いことを思いだした.

EMONDAな止まるな!走れ!比布ライド

到着.
今年はやり投げの「北口選手」がモチーフ.

iPhone15 Pro

今年は展望台に登らず.
インバウンドを含め,すんげー人だったので.

iPhone15 Pro

当然だが,止まると暑い.
休憩所らしき場所に自販機が設置してある.
ボトルには麦茶が少し.
ここは塩分・糖分補給を考えて「ソルティライチ」を購入すべく¥1,000の「新札」を投入するも...受け付けてくれなかった.
頼むから新札は元より,Coke-on対応お願いします.
場合によってはチャリダーのタヒ活問題.

iPhone15 Pro

つーことで,腹が減った.
一番近い集落と言えば「鷹栖町」.コンビニもある.
再び直線道路を「ツール・ド・フランスなヤツ」で駆け抜ける.

当初はローソンに行くつもりだったが,ちゃんとした「肉」が欲しくなり,何度目かの「モゥーちゃん家」へ.

モゥーちゃん家

ハンバーガー,チーズコロッケ,野菜ジュースのセット(¥1,200)を注文.

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敷地内にセットしてあるベンチで食す.美味い.
贅沢を言うなら...冷房が欲しい...暑すぎる.

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野菜ジュースの氷を麦茶の入ったボトルに入れる(チャリダーあるある)
これで少しは冷た...もとい,ぬるくなる.

最短路で帰るのは面白くないので,河川敷のサイクリングロード(ではない?)直線路へ.TT練習の続き.

最大の注意はやはり段差だな.
どうしてもブレーキをかける反応が遅れるし,つっこんでしまうとチャリの挙動が不安定.落車したらシャレにならん.

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ゲージツ家(?)が多く住まう嵐山エリアへ.
ほほぉ,ここの道につながっていたのか.

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「アイヌ文化の森 伝承のコタン」資料館にてトイレ休憩.
残念ながら水道水は「飲用不可」表示.

伐採作業中のおじさんから「どこから来たの?」と尋ねられる.

「えーと...市内からです...」

期待外れですいません(そうなの?)
互いに「暑いですねぇ」と言い合って別れる.

で,サイクリングロードの続き.
木漏れ日の中,気持ちよく走っていると,道路に横たわる棒きれ...ではなかった! ヘビだっ!
回避できず牽いてしまう.まぁ,チャリに牽かれてタヒぬようなことはないと思われるが.

おそらく色的にアオダイショウ(大).呪われたらどうしよう...(ここ伏線)

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ボトルの麦茶も心細くなってきた.
暑さも一向に和らぐ気配なし.太陽の容赦ない照りつけが続く.

暑熱順化は十分だろう.戻ろう.
街中のセブンイレブンにピットイン.
「アイスクリーム」「梅系炭酸」「麦茶」を購入.ガブ食べ&飲み.

それもそのはず.
直射日光とは言え,Garmin様の表示は...

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驚きの50℃越え!
一大イベント前に壊れるのだけはヤメテ.

最後に河川敷に戻って,家まで快走.

iPhone15 Pro さすがに登れません

TTポジション,だいぶ勘を取り戻してきた.
1200km,走るだけなら問題なさそう.後はちゃんと眠れるか,だな.

さーて,早めに家に帰ってきたし,夕方涼しくなったらチャリ関連の別の用事を済ませるか.

...彼(Kazchari)は,この後待ち受ける災難をまだ知らなかった...(続く)

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

2025/7/21 Mon

ある日,森の中

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曇り.温度:26 ℃,湿度:81%,体感温度:26 ℃,風速:13.7 km/時,風向:SSW

『そらちグルメフォンド』というサイクルイベントがある.

Seicomart北海道そらちグルメフォンド

数ある道内チャリイベントの中でもかなりの人気.
なにせ日程がかぶってしまった『カミヒル』が,両方とも参加したい人の便宜をはかるため,開催日をずらすほど.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

『そらち』の人気の秘密はエイドで提供される食事が充実している点にあろう.正に”グルメ”の名にふさわしい.そして,ほぼ平坦コースなのも影響してるかも(卍峠があったりするけど)

Kazchariは2014年に開催された第一回大会以降,3,4回参加した.
ちなみにこのイベント,第一回の”ひどさ”が非常に有名である.

そらちグルメフォンド(1) きっかけと情報収集とツール・ド・キタヒロ

Kazchariは100kmコース組だったので,この記事にあるような目には合わなかったが,あちこちから運営側に苦情が殺到して翌年からは別会社が運営を担当することになった.

Kazchariは,そのコスパの良さからブルベ民に移行し,こうしたグルメフォンド系にはほとんど参加しなくなったが,数年前から追加された「グラベルコース」はいつも気になっていた.

https://gf-sorachi.net/course.php#target02より

そして今年,開催日の8/24には予定が入っていない.
それに美唄や三笠方面のグラベルは走ったことがない.
久々に参加の検討を始めた.

だがしかし.

いかんせん,エントリー代が高い.
今や¥9,800である.
93kmという長めのコースではあるがグラベル率は謎.
それに,速くても遅くても自分のペースで走れないのは辛い.
いくらグルメが充実しているとは言え,普通に各地の名産を購入し涼しい部屋で,ゆっくり食べた方が良い(目的は何?)
つーことでエントリーは躊躇していた.

...ちょ,待てよ.

そう言えばいつも砂川からやってくる刺客のJさん,この周辺のグラベルに詳しいはず.
もしイベント外でもコースが開放されているのなら,プライベートで走った方が満足度が高いかもしれん.
思い立ったが吉日.早速Jさんに連絡し,情報収集を開始した.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

そんなJさんから早々に返事.

「『そらち』のコースは普通に通行可です.ただしそこを走るだけではもったいないので,周辺のグラベルを組み合わせたルート組みますよ.で,いつ行きます?

と,いつの間にか一緒に走ることになった.正にツーカーだな(死語)

で,その日が今日である.
集合は9時に美唄の東明公園.奇しくも例の第一回『そらちグルメフォンド』のスタート地点である.

7時過ぎに家を出る.
本日のチャリはTopstone
タイヤはもちろんチューブレスの「Panaracer Gravel King X1」である.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

猛暑続きの北海道だが,本日は曇りでやや涼しい.
先に到着し,しばらくするとJさんがやってきた.
Topstoneを準備して出発.

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JさんはMTBレースにもよく参加されている.
走りながら,あの大惨敗を喫した『上砂川4耐』の思い出(反省点)を語りつつ,MTBで速く走るコツを色々と聞く.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

短いグラベルや舗装路をクリアすると,本格的な登りが始まる.
ここは『そらち』のコース外だそうな.

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10%近い激坂が連続する.
トレーニング開始.
一番軽いギアでくるくる回す.
やっぱグラベルのこの舗装路とは異なる感覚,いいねぇ.
それに『X1』がいい仕事をする.

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 2025年限定色 クランベリー/ハニーバター 700×40C

時速10km/h以下になるとアブ・ブヨに襲われることもあるが,この山は大丈夫なようだ.
代わりに巨大な蜘蛛の巣が多数...鳥でも狩るつもりか?

展望が開けてきた.
一度休憩.
気のせいか,いつものライドに比べるとJさんが遅れ気味.
調子が悪いのだろうか?

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いただき画像

サムネと同じ場所.
ご覧の通り絶景である.

この林道,作業車がよく通るのか,カーブを中心に一部舗装されている.

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貯めた位置エネルギーを使ってダウンヒル.
10%の表示板.
写真で伝えるのが難しいが,尾根~谷沿いを走る,この辺りの風景が実に素晴らしかった.
歴代グラベルライドシーンで10指に入ろう.
ただし...いつヒグマが現れてもおかしくない雰囲気が漂う.

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舗装された激坂を登り切った先にゲートあり.
この辺りは『NISEKO GRAVEL』のコースっぽい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Jさん,満を持して今年は「EX-LONG」に申し込んだそうな.
新コースらしい(詳細未発表).
一方のKazchariは仕事で不参加...ぐぬぬ.

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ダウンヒル開始.
道の状態も良いし,ヒャッハーである.
油断するとチャリの天敵,”縦溝”があったりしてヒヤッとする.
動体視力の衰えをなめたらあかん.

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テクニックもさることながらJさんは下りが超絶速い.
無理して追いかけると悲劇の予感しかしないので慎重に下る.
「落車ダメ!絶対!」キャンペーンは継続中.
登りで追いつけばよいのだ.

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快調に飛ばしているとピンクの目印.
見事に路肩が崩れていた.
この道,そのうち通行止めになるかも.
もちろん『そらち』のコース外である.

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いただき画像   場所がわからん

水源地,すなわち貯水池あり.
農業用か.
今は使われていない感.
少子高齢化に伴い,ますます第一次産業従事者が減りつつある.
コメが高いのは誰のせいだ?

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一旦舗装路に出る.
立派な火葬場施設があった.
建物へのアプローチにモノリス的なオブジェが多数並ぶ.
何かの宗教施設っぽい.そうか,葬儀は宗教的儀式の極みか.

Kazchari家の墓は大阪にある.
だが,将来大阪に戻る気はさらさらない.
墓仕舞い要? うわ,また終活案件増えた.

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旧炭鉱街を抜けて道道へ.
補給のためにコンビニへ.
このセブンは先日のブルベでも寄ったな.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

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「おにぎり」「グミ」そして「梅ソーダ」を購入.
涼しめの気温のせいか,ボトルの麦茶はあまり減っていない.
1時間で1本(700cc)程度を消費する方のがベストと聞く.
そんなに飲めんなぁ...

一方でJさんはかなりの摂取量.
体格差のせいかと思っていたが,今思うに,この頃から症状が出ていたかも.

しばらく進み,幹線道路を抜けると新たなグラベルの入口へ.
ここは『そらち』本コースとのこと.

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さっき走った”コース外コース”に比べるとイージーな路面.
やはり『NISEKO GRAVEL』のようなエグさがなくて物足りない(変態だ)

後でこの写真を見て気づいたのだが...ハンドルに付けていたあるモノがない.

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ラ,ライトがねぇ! 手前のグラベル・ダウンヒルで落としたか.

OLIGHT Baton 4

わりと高級な一品だが,さすがに探しに戻る気力はない.
見つかる保証もないし.
何か以前同じ経験をした記憶が...

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

カミサマのお導きがあれば,いつか再会できるだろう(電波?)

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グラベルを抜ける.
このまましばらく舗装路を移動.

もう明らかにJさん体調悪そう.
道路わきに「ソフトクリーム」ののぼりを発見.
少し登った先にカフェ的な販売店があるようだ.行ってみる.

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隣にワイン畑.
ここはこの「レンベルガー」という名称のぶどう味ですな.
美味し.

だがしかし.さすがの暑さ.
みるみるうちに溶けていく.
カップのKazchariはまだマシ.
コーンのJさんが食べるのにむっちゃ苦労してた.

ちなみにサングラスはここ数年愛用している「ALTALIST」

[ALTALIST] アルタリスト KAKU SP1(カク エスピー ワン) 偏光レンズ

調光レンズには寿命があるらしいが,まだ性能は落ちない.
某高級グラサンと比べても遜色ない.

帰宅後は超音波洗浄機でお手入れ.

サンワダイレクト 超音波洗浄機 分離式 <給水簡単>750ml タイマー機能 プラモデル 腕時計 メガネ 入れ歯 アクセサリー 洗浄 200-CD037

特にグラベル走行後は必須.

iPhone15 Pro
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距離的には当初の予定の約半分.
本来であれば月形町側のグラベルも周るつもりだったが,Jさんの体調を考慮し,ここから最短距離でデポ地の公園に戻ることを提案.
これ以上,無理をしていただくわけにはいかん.

で,向かったのが道の駅「三笠」.
ここのセブンで冷たい炭酸を購入.エネルギー注入である.

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最短距離=舗装路とは限らないようで,道の駅の後も少しグラベルを走る.
突如お辞儀したサドルの緩みを直すJさん

iPhone15 Pro

本日前半は森林グラベル.
後半はこのような平坦な農道グラベル.
公式ルートも同じような感じだとか.

それにしても,ああ,我がライトはいずこに...(ちょうどこの頃気づいた)

iPhone15 Pro ライトがない...

デポ地に戻る本日最後のグラベル(往路も通った).
木々に囲まれたコリドー的な情景.

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つーことで無事にデポ地へ.
なぜか駐車場は水浸し.
結構な量の雨が降ったようだ.
運が良かった.自称”晴れ男”の面目躍如である.

ではJさん,本日はありがとうございました.
残してしまった分は秋,紅葉時期の楽しみにとっておきましょう! お大事に.

...後で聞くと,体重減少,微熱ありでやはり熱中症だった模様.この時期の無理なライドはキケンである.

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よく考えれば昼飯抜きだった.
一番近いコンビニを検索.セイコマに向かう.
到着した途端,大雨.
ホンマ,走り終えた後で良かった.

腹が満たされた後は”サ活”
向かうは久々に『ピパの湯ゆ~りん館』

ピパの湯 ゆ~りん館

前回来たのは...この時か.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

さてサウナである.
それほど熱くないハズなのに,10分も滞在していられない.
ここに限らず最近はサ室7分が限界.
うーん,何かがおかしい.
まぁ,高齢者のサ活は賛否両論あり.
無理はしない方がいい.

それにしても,さすが夏休み.
館内には旅行者が多く,様々な方言が飛び交っていた.

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つーことで5時過ぎ,自宅へ向けて出発.
充実した休日グラベルライドだった.