秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その2)

2025/9/28 Sun

BROMPTONがいっぱい

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:17 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:10.1 km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

いつも以上に早く就寝したので,体内時計に従い4時頃に目が覚めた.

コット+エアマット,それにシュラフシーツ,3シーズンシェラフ,シェラフカバーという,この時期に最適な組み合わせにより快眠.

さすがにオートバイだと,これだけの寝具は運べない.
やはりキャンプにおいては,現状のクルマ+チャリが最高の組み合わせやな.

テントのジッパーを上げて外に出る.
うっすらと明るくなってはいるものの,まだ暗い.

トイレ往復して再びテント内へ.二度寝を決め込む.
6時過ぎ,隣のテントのO西さんの起動音が聞こえたので,それに合わせて活動開始.

iPhone15 Pro

まずはカフェインで覚醒.
次にO西さんお手製のうどん.関西風出汁で美味し.

iPhone15 Pro

もちろんこれだけではチャリの暴力的代謝には全然足りないので,昨日買った総菜パンも食べる.

ここで登場するのが,Kazchariキャンプではすっかりお馴染みのホットサンドメーカーである.

こいつで焼くと,なんでもかんでも美味くなる(+外メシ効果).

陽が昇り,湖面の朝靄が美しい.♪ミラァ~マァン~

iPhone15 Pro

ミーティングの集合時間は9時半.
それまでにテントを撤収する.

...片付け完了.
BROを再びハスラーから降ろして湖畔周辺を少しゆるポタ.

iPhone15 Pro

そうそう,今日のウェアはBRO用のおしゃれライド着.
コスパCHさんとMorethanのコラボ・ポロシャツである.

ネイビーとチラ見せピンクが我がBROとベストマッチ.
ガチライドで着たらダメ,絶対!

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

さて,集合時間が近づいて来たので道路をはさんだ高台にある会場へ.
続々とBROが集まってきた.

iPhone15 Pro

受付に行く.
免責事項の書類にサインして参加費¥1,000を払う.
本日は48台ほどのBROが集まるとのこと.

先日お世話になった秀岳荘白石店のメカさんもおられたのでご挨拶.
その後の超展開について報告する.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

参加賞はBROのフレームに内蔵可能な小型レジャーシートでした.

iPhone15 Pro

少し遅れてやってきたO西さんのT-Line.
カバンがデカい.あーでも,四国行くならこのくらいのサイズがいいかも...

iPhone15 Pro

会場には10月から発売開始のG-Lineの試乗車(?)も置いてあった.
隣に置いてあったC-Lineと比べても一回りデカいH級.
フレームは梨地塗装なのか,ザラつきあり.
ギアはSHIMANO製の内装8段.うちのPとは異なる構造っぽい.
気になるパンク修理の難易度は?

誰も乗っている人がいなかったけど,頼めば乗れたのだろうか?

iPhone15 Pro

色々な人と交流開始.
BROをネタに話がはずむ.
カスタムの方向性が様々で実に興味深い.

O西さんの自家製ブルベテーブルが大注目・大好評でほのぼの.
個人的には「Mハンドル用TTバーアダプター」の方がより秀逸だと思うが,今日のメンバだと場違いかも...

2025年4月5日撮影

まぁ,とりあえずブルベ民(≒知人)は...O西さんとY夫妻ぐらいしかいなかったかな.

チャリ趣味はジャンルごとに客層が違うのが面白い.
MTBレースなんて家族連れが多くて運動会みたいなノリやったし(中身は過酷).

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

そう,今回のミーティングは,みなさん実にラフな服装.
「レーパン+ピチピチジャージ」の組み合わせはまずいない.
代わりにアロハやらデニムの人がちらほら.

そして,99%以上がフラぺ+スニーカー
残りの1%は...はい.SPDペダルはKazchariだけでした.

そやねぇ,グラベルイベント時の自由な雰囲気に近い.

メットもおシャ.
以前から興味があったこいつをかぶっている人がいて,少し欲しくなった.

だが,これに手を出してしまうと,似合うウェアも追加購入してしまいそう(ディドロ効果の罠)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

簡単なオリエンテーション&記念撮影の後,3組に分かれて出発.
別に走力順ではない.登りだからと踏んだらダメ,絶対!

どこまで走るのかと思いきや,1kmも行かないうちに停車.
かなやま湖が一番映える場所で再び記念撮影をするようだ.

iPhone15 Pro

「BROミーティングの動画でよく見たヤツだ!」のボディ色別集合.
うちの「Paris Edition」は一応ブルーですな.

いただき画像
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
いただき画像
iPhone15 Pro

この時,名古屋からの参加者に話しかけられる.

「この『Paris Edition』,もしかして『じてんしゃひろば遊』さんから買いました? ずっと,1台だけ残ってたので気になってたんですよ~」

はい,その通りです.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

他の人に話していたKazchariの「Paris Edition」の出自が耳に入って,確認したくなったそうな.レア車ならではの話である.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

さて出発.
ほぼ完全に昨日個人的に走った道をトレース.
場所が場所だけに別ルートは組みにくいけど.

これだけ徒党を組んで走ると,クルマへの威圧感っつーか,迷惑感が生じるのは仕方がない.こういう時には何よりマナーが大事ですな.

いただき画像

出発から10kmほど走って目的地である「道の駅南ふらの」着.
ここで各自昼食タイムとなる.

O西さんの提案で敷地内にあるパン屋さんに行くことに.

iPhone15 Pro

ちょうど出来立ての「からあげバーガー」をゲット.
温め用のトースターを使いたいのでイートインにする.

ところが...

iPhone15 Pro

アルミホイルの包み方が雑だったせいか,バンズのゴマに引火してこげこげに...まぁ,そういうこともあるわな.

ところで,昔から「おこげを食べるとガンになる」という噂がまことしやかに流れているが,本当なのか? ⇒ 本当らしい.

都市伝説!?「焦げを食べるとがんになる」は本当?

iPhone15 Pro

食事後,道の駅前に集合.

iPhone15 Pro

次は幾寅駅に向かう.
そう,『鉄道員』記念館である.ありゃ,昨日行ったばかり...

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ここでも驚きのBROを発見.
オリエンテーション時に主催がおすすめしていたポテチの箱買い
さすがBROだ.この積載でもなんともないぜ!

いただき画像

こいつもかっこよい.
カスタムの方向性(色合い)が好みだ.
フレームカバー不要派だったが,これはこれは...

いただき画像

今日集まったBROで,一番注目を浴びていたのはおそらくこいつ.
バトン&ディスクホイールの組み合わせ.
めっちゃ速そう.レースイベントもあったら良かったのに...(おい)

いただき画像

つーことで,本日3回目の集合写真.

いただき画像

往路をそのまま引き返して,またまたパーキングで集合写真.

いただき画像

参加賞でいただいたレジャーシートを広げる.
別に某国の都知事を応援しているわけではナイ.

ここの休憩では,参加車両唯一のPハンドル車オーナーに話を聞く.
サードパーティ製ではなく,今ではめずらしい純正バーだった.
この異形感.やっぱ,かっこええなぁ...

で,出発地点のキャンプ場に戻ってイベント終了.解散.

iPhone15 Pro

秀岳荘さんの公式ブログはこちら ⇒ 秋晴れ『かなやま湖』にBROMPTONオーナー様大集合by秀岳荘BROMPTONミーティングぽっぽや2025

色々と参考にしたいステキな車両が多く,良い刺激を受けました.
やはり,BROMPTONは最高の玩具やな.

確かに小径車としてはあり得ない値段だが,大人の財力であれば無問題.

乗って楽しい.見て楽しい.いじって楽しい.

所有後も,その価格以上の喜びをもたらしてくれる存在.

ただ,本日のイベントに関しては走行会ではないゆえ,距離(疲労感)が物足りない(主旨が違う).
これから追加ライドするには中途半端な時間だし...(サ活もせず)素直に帰宅しますか.

帰宅後は洗濯とキャンプ道具の片づけ.
そして,BROを箱詰めして,とある場所に宅急便で送る.
ぴったり160サイズ.
元の箱をそのまま保存しておいたことが功を制した.

空飛ぶBROMPTON.
さて,どの様な姿となって帰ってくるのやら...

iPhone15 Pro

で,このミーティング後,FacebookにてBROMPTON関連グループのいくつかに登録してみた.
とりわけ海外の人たちはカスタムへの気合いが違う.
インスピレーションを受けるのは良いけど,ほどほどにしないとね.

iPhone15 Pro

日本中,いや世界中にユーザーがいるBROMPTON.
今日の様な催しに参加すると,愛される理由がよくわかる.
老若男女問わず,みんな楽しそう.

そして案の定「T」と「G」が気にな...ヤバイ.

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

2025/9/27 Sat

時には星の下にて

iPhone15 Pro

晴れ.温度:21 ℃,湿度:56%,体感温度:22 ℃,風速:13.0 km/時,風向:WNW

本ブログでも度々登場する”BROMPTONマイスター”O西さんを誘い,秀岳荘(白石店)主催の「BROMPTONミーティング北海道」に初参加した.

毎年道内各地,場所を変えて開催.
今年で第21回となる知る人ぞ知る歴史あるイベントである.

ルート変更【かなやま湖】BMH/ブロンプトンミーティング北海道2025のお知らせ

今年は南富良野の「かなやま湖」が会場.

自宅からは約90km.
日帰りで十分往復可能な距離だが,せっかくなので前日入りしてキャンプすることにした.

現地のかなやま湖畔キャンプ場は,昨年のGWに息子と利用したことがある.

2024年のGW総括!

ロケーション最高かつ入浴施設も併設.
フリーサイトの利用料金はそこそこ(大人1名¥1,000)

気になる点としては,湖に向かって傾斜している土地なので,テント設営に適した平地を探すのが大変なこと.
就寝時のカラダの傾きが気にならない人は無問題.

土曜日の朝.
BROMPTONとキャンプ用具一式をハスラーに積み込む.

途中,富良野にてラーメン.美味し.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

食事中,O西さんに連絡.

「今,富良野でラーメン中です.O西さんのロンリーナイトを邪魔したいので,隣にテントを張ってもよいですか? ダヒャダヒャ」

と,一応お伺いをたてる.

だってさぁ,O西さんも久々のキャンプらしいしぃ,元々は山屋さんだしぃ,ひとりテントでウィスキーちびちび系かもしれへんやんかー(偏見).

ここは大人のマナーとして要確認である(文体がおかしい)

まぁ,特に気を遣う必要はなく,なんとなーく「15時頃現地集合.サイト探し」で話がついた.

で,なんだかんだでKazchariは13時過ぎに現着.
O西さん到着前に買い出しライドを済ませましょう.

早速BROをセットアップ.

iPhone15 Pro

キャンプ用具をどれほど積もうが,BROならスキマに収納できる.
管理棟にて受付を終える.

iPhone15 Pro

もちろん明日の「ミーティング」は受付の人もご存じだった.

さて,今から向かうのは10kmほど離れた幾寅の市街地.

ほぼ湖岸沿いを走る平坦道.
レーパンもジャージもなし.
ここに来たまんまのTシャツ,半パンで走る(メットはかぶりますよ)
この上なくベストな気温で,涼しくて汗もほとんどかかない.

iPhone15 Pro

あっという間に10km走破.
買い出し前に映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)のロケ地である「幌舞駅」=「幾寅駅」の見学でもしますか.

iPhone15 Pro

鉄道員(ぽっぽや)

うちのヨメさんが健さんの大大ファンで,それこそ任侠映画時代の日本刀を握った大判ポスターを部屋に貼っている(とは言えヤクザ系は観たことがないらしい).この『鉄道員』も公開時,二人で劇場で観た.

旭川に引っ越した後,最初の冬に訪れたのがこのロケ地だった.

2005年3月20日撮影
2005年3月20日撮影

幾寅駅っつーか,根室本線富良野ー新得間は2024年に廃止.
今や汽車が走る風景を見ることはない.

撮影時のセットが今でも保存されている.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

展示館となっている駅舎内には入らず,主目的である買い出しへ.
幾寅にはセイコマもセブンもあるが,ここはホクレンショップでしょう.
安くて品揃え豊富.

iPhone15 Pro

20%オフの見切り品を買いあさる.
それにしてもBROの積載能力にびっくり.
パック肉2,2リットルの水,缶チューハイ3,ポテチ,総菜パン,カップヌードル,アイスパックなどなど,これらの食材をフロントバッグに詰めても余裕.

ロードバイクで運べる量ではない.
しかし,BROの場合,バッグはメインフレーム直付けなので,走行中も恐ろしく安定しているのだ.

ホンマ,よくできている(空気抵抗は除く).
これで11月の四国一周時の安心感が上がった.

iPhone15 Pro

15時に間に合わせるべく激コギ.
明日のイベントで通過するはずだった「鹿越大橋」は工事中.

iPhone15 Pro

この橋は黄緑のペイントが美しく,下から見上げた構図が実に素晴らしい.

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

で,予定通り15時過ぎにキャンプ場帰還.
メールを送ると,O西さんは”思い出の”落合駅を散策中らしい.
「先にテントを張る場所を見つけといてください」との指令を受けた,

iPhone15 Pro

「かなやま湖畔キャンプ場」は広大なものの,既述したように平地が少ない.
前回も良い場所を見つけるのにかなり苦労した.

Kazchariのキャンプ歴は40年ほどと長い.
その間,身に着けた良いテントサイトの条件として「平らであること」の他に,「駐車場から離れていること」「窪地でないこと」「トイレと炊事場の中間点」「ファミリーテントのそばは避ける」などがある.理由は...まぁ,想像つくわな.

しばしうろうろ.
そしてようやく理想の場所を見つけた.

iPhone15 Pro

テントを張って中で横になる.OKだ.
より快適な寝床にするため,コットエアマットを設置.

作業中,O西さんも到着.
予定通り隣にテント設営.山屋さんらしい超軽量の「GORE LIGHT」だった.
雪山以外で地面の上に張るのは久しぶりとのこと.さすがである.

O西さんもBROをテント脇に駐輪.通りかかった明日の参加者に声をかけられる.うむ.やはり何名かはこのキャンプ場に泊まっているようだ.

iPhone15 Pro

入浴センターは小規模.混む前に行くのが正解(¥500)
さすがにサウナは設置されていないが,それは仕方がない.

風呂あがり,O西さんは肉の追加購入のためクルマで幾寅へ.
Kazchariはキッチンの準備,と言っても普段から家で使っているコンロを用意するだけだが.

O西さんが戻ったので,さっそく乾杯.
飯は炊くのと後始末が面倒なのでパック飯を温める.
白米どころかパック飯ですらいつの間にか値段が上がっていてびっくり.

iPhone15 Pro

今さら目隠しに意味があるのかないのかはさておき,酒が進む.
アテは各種「味付き焼肉」を「もやし」と炒めるだけ.
だが,これだけで実に美味いのだ.

いただき画像

食べ過ぎて,飲み過ぎて,話し過ぎて,笑い過ぎて,写真撮り忘れ.
気が付いた時には,〆の「ホルモン焼き」しか残っていなかった.
味付きではあるが,追加で魔法のアウトドアスパイスである「ほりにし」も投入.

iPhone15 Pro

美味さ100倍.
まぁ,キャンプ飯は何食べてもたいてい美味い.

思えば,ここ数年はソロ,もしくは家族キャンプばかりだった.
かつてオートバイで日本中を回っていた頃は,キャンプサイトで偶然隣りになったライダー他と,よく一夜限りの宴会したものだった.

今回,初対面ではないないものの,同年代かつ同趣味であるO西さんと飲んで騒いで”あの頃”の感覚が蘇った.

それに...やはり,キャンプは良い.
たまには土の上,星の下で食べて寝ないと魂が干からびてしまう気がする.

iPhone15 Pro

ただし,9月末の北海道の夜はかなり冷え込む.
ある程度予測していたので,ダウンジャケット長靴を持参してきたが,さすがに氷入りのチューハイだとカラダが震える(アル中ではありません)

そこで登場するのが,O西さんが持ってきたワインを暖めた「ホットワイン」

先にチューハイを飲んでいるので,いわゆるチャンポン.
翌日の頭痛を始めとする二日酔いが心配だったが,ホットにしたことでアルコールがとび,ぶどうジュース化.
特に無問題.新たな知見だ.

何か気持ちくなって,もはや明日のミーティングはどうでもいいような...(おいおい)

iPhone15 Pro

既にかなり酔っているので,対象も構図もめちゃくちゃな本日最後の一枚.
キャンプ場のマナー的に21時前には宴会終了.
歯を磨いてトレイに行く.

ランタンの光が届かない場所で空を見上げると満天の星.
明日も晴れそうだ.

(その2)に続く.

EMONDAな旭岳からの美瑛ライド

2025/9/23 Tue

年齢を重ねてもヒルクライムのタイムは伸びる

iPhone15 Pro

晴れ.温度:15 ℃,湿度:81%,体感温度:17 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SSW

祝日であるが,生活リズムは崩さない.
朝6時に起床し,いつも通りの朝食.
外は晴れ.絶好のライド日和である.

とは言え,そこは9月末の北海道.
既に朝はヒトケタ気温である.
山頂では初冠雪の報道もあった.
「走れるうちに走っておけ」の金言通り,今日はヒルクライムだ.

もちろんEMONDAで出撃.
ホイールは標準化している「DRIVE HELIX C57」
レースではないので,ライトやらベル,ツールケースは付けたままの公道走行仕様.
ウェアもインナーにレッグウォーマー.
ヘルメットはエアロ,シューズもリンタマン.
要するに軽量化は全く意識していない.

忠別川サイクリングロードをゆっくりとポタリング.
今日の勝負所は旭岳である.
登りセグメント開始ポイントまでは脚を温存.

iPhone15 Pro

忠別ダムへのタイムアタックなら,ここからスタートだが我慢我慢.
しばらく進んでターコイズ色の橋から斜度が上がる.
脚への負担を避けるべく,早めにインナーに落とす.

ありゃ? 前方に2名ほど先行者が...マズイ.つい踏んでしま...いや我慢や...ついついパスしてしまいダム着.あぁ,いい天気だ.

iPhone15 Pro

対岸に渡る.
個人的に下界の紅葉はこの辺りの木々から始まると思っている.
小さすぎる秋.

iPhone15 Pro

ここからはノンストップでふもとまで移動し,旭岳ヒルクライムを開始する.
とっかかりの~9%はゆっくりと,引き足重視でハイケイデンス.
ガマ岩を越えてからの下り~平坦パートはアウターに入れて踏み倒す.
その慣性エネルギーを次の登りに利用.
斜度が緩い場所はギア一枚重く.
辛くなったらゾンビ走法(脳とカラダを切り離す).
何より重要なのは呼吸のリズム.

いい感じで登れている.

だが,最後の最後に伏兵が...そう,連休ゆえの駐車待ち渋滞である.
安全を確保しつつ,クルマと歩道の間をすり抜けて,セグメントのゴールであるロープウェイ駐車場に飛び込む.

iPhone15 Pro

帰宅後,STRAVAセグメント「旭岳HC」のタイムをチェック.
「41:41」で,ベストタイムを更新!
これは素直にうれしい.

これまでは2019年6月29日の「41:52」が最速.
たった11秒の短縮だが,何よりうれしいのはこれが6年前の記録だということ.

チャリはDOMANE
確か軽量ホイール+ふもとまでクルマでトランポしてのガチクライムだったはず.
わずかな差とは言え,過去=若い自分に勝てたのだから素直に誉めてやりたい.

タイム以上に興味深いのは平均心拍数.
6年前の「163BPM」に対し,今回は「112BPM」
これは明らかに心肺機能の向上を意味している.

ゴールまで呼気2回,吸気1回の呼吸リズムを持続できたのもその証拠か.
自転車や水泳を始めとする,有酸素系のスポーツでは呼吸が重要なのは間違いない.

加えて,とあるYouTube動画で指摘されていた「腕の引き」を試す.
ハンドルを交互に引き,体幹をねじるようにペダリングするのだが,途中しっかりと肩関節伸展筋=上腕三頭筋の”張り”を感じた.

その昔は呼吸を楽にするために「手をブラケットから離して上半身を起こし,腕の力を抜く」なんてアドバイスがあったような気もするが,”攻め”を意識した場合,これはダメなようだ.

根性論ではなく,理屈でタイムが伸びる.
かようにチャリは奥が深い.

自転車趣味を始めたのは2006年頃.
旅先の急な腹痛にて診療所で受診したところ「脂肪肝」と診断された.
確かに写真に写る自らのお腹のでっぱりや顔の丸みが気になりつつあったのは事実.
職場の健診結果表も徐々にカラフルになりつつあったのも気になっていた.

Kazchariは元々球技が苦手だし,観戦も興味ない.
健康のため,自分でスポーツを始めるにしても,仲間や相手が必要なものは長続きしないことがわかっていた.
そこで白羽の矢が立ったのが自転車である.

何の知識もないまま購入したのがTREKのミドルグレードのフルカーボンバイク「TCT5000」
朝練したり,土日のポタリング,そして緩めグルメライドを楽しむ.
一応3本ローラーで冬も過ごしたかな.

趣味の方向性が変わったのが2017年.STRAVAに登録してから.
己や他人の走行ログが可視化されるようになり,モチベーションが爆上がりした.年間12,000km走る,とか.
男子は常に誰かと闘いたいのだ(最近はそうでもない?).

そして「DOMANE SLR7」を購入後はブルベやヒルクラレースに参加,いつの間にか走力も向上.
「速く走ること」にこだわりが出て来た.

自転車は乗り込めば乗り込むほど記録が伸びる.
これが球技だとそうはいかない.
プロでもなければチームを組むことはないので,遅くても速くても,勝っても負けても自分のせい.
言い訳が出来ない潔さが良い.

いくら記録が伸びるとは言え,生物である以上,加齢による限界はあるはず.
実際,カミヒルにせよ旭岳にせよタイム更新が5,6年できなかった.

それが,レースブーストがかかったとは言え,カミヒルタイム更新.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

そして今回の旭岳でのベストタイム更新である.
実にうれしい&楽しい.

Gemini先生に「年齢を重ねてもヒルクライムのタイムを伸ばす方法」を尋ねたところ,以下の回答があった.

(1)筋力トレーニングを賢く取り入れる

これは大いに賛成.
特に体幹筋大事(プランクとスーパーマン)だな.
こないだ腕立てしたら,肘部管を通っている尺骨神経に負荷がかかり,左手の薬指と小指にしびれが発生したけどな.
とりあえず以下のメニューを週5で続けている.

(2)栄養摂取と睡眠時間を大切にする

食事に関しては何の制限も設けていない.コーラは好物だ.
ただし,チャリトレ中にしか飲まない.回転ずし後は即ローラー.
寝る前は欠かさずプロテイン.
睡眠時間は...6時間切りはともかく中途覚醒が気になるお年頃.

中途覚醒が困る~問題解決行動を考える

(3)トレーニングの「質」を高める

Gemini先生は「インターバル」「高ケイデンス」を推奨.
前者は(e-BIKEのみなさんと行く)グラベルの激坂で,後者は引き足ペダリングで自然とそうなっている気がしないでもない(怪しい).
EMONDAにはパワメを装着.使いこなせているとは言えないが,3.5倍の200Wちょい越えなら(感覚的に)持続できそう.

iPhone15 Pro

例によってビジターセンターにて赤コーラ休憩.
お客さん多いな.

ダウンヒルに備えてウインドブレーカー着用.
グローブは指出しで大丈夫.

これが真冬ならインナーを着替える必要あり.

ファットな旭岳初登りライド

湧水公園まで下りてウインドブレーカーを脱ぐ.
家で入れた麦茶は半分ほど.湧き水を足して満タンに.

iPhone15 Pro

できればトンネルは通りたくないので,往路と同じく湖の南側を走る.
道道1116号で美瑛に抜ける,つまり「ユイの壁」に挑むが...

iPhone15 Pro

あ,あかん全然脚に力が入らん.
旭岳クライムで使い切った?

iPhone15 Pro

俵真布から朗根内に続く直線道路.
意外に交通量が多くて驚く.
いきなり現れたクルマに幅寄せされる.いや,たぶんこちらの存在に気づいてすらいないな.
安全のため,そろそろレーダー導入しようかなぁ...

美瑛中心にあるセブンイレブンにピットイン.

iPhone15 Pro

真ん中の「魯肉飯ブリトー」がちょっとびっくりするほど美味かった.
ちゃんと八角が効いている.
しかも¥30引き.

iPhone15 Pro

食事の際の定位置から見る風景.
チャリを停めるのもいつもここ.
なんてこたない景色だが,こういうのが記憶に残りそう.

さぁ,帰りますか.

iPhone15 Pro

そしてすっかりお馴染みの丘の景色.

iPhone15 Pro

最後に,これまた定番の倉庫脇でパチリ.
ホイールがいかつい.

そう言えば,今日はサドルを5mmほど上げた.
なぜだかこれでぴったり.
おかしい.これまでのポジションは何だった?

iPhone15 Pro

つーことで無事に帰宅.

たまには記録狙いのライドも良いね.
しんどいけど.

次なる目標.
まだ伸びしろがあるうちに「カミヒルは50分切り,旭岳は40分切り」を目指したい.
ビッグマウスにならないように鍛錬,鍛錬.

BROMPTONなハッピーカリーライド

2025/9/20 Sat

戦略的撤退?

iPhone15 Pro

曇り.温度:13 ℃,湿度:74%,体感温度:13 ℃,風速:2.2 km/時,風向:SSW

今週末は『BRM920霧立400』に参加予定だった.

だがしかし.土曜日夜から日曜にかけて北海道ほぼ全域で大雨予報.
Kazchariの走力だと,この時間はまだ日本海沿岸を走っている.

夜に雨に風に寒さに眠気,さらには無補給区間というなかなかの試練.

中間地点の「霧立亭」さんがランドヌールの到着時間に合わせて営業時間を延長してくれたり,運営が事前に注文の確認を取ったりと色々配慮があるブルベである.かなり気が引けたものの...DNSした.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

後でリザルトを確認すると,出走予定者の半数がDNS,さらにその約半数がDNFだったようだ.過酷!

それはさておき,天気予報通りに土曜日の午前中は曇りがちなれど晴れは晴れ.
気温もそれほど低くない.ライドに出かけましょう.

今日のチャリはBROMPTON
実は例の「Pハンドルバー事件」超展開をみせることになったのだが,詳細は後日.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

現状,ハンドルは「M」
今回はサドルを換えてみた.
本日はその試走も兼ねる.

元々うちの「Paris Edition」には「BROOKS Cambium C17」というなかなかの高級サドルが付いている.

C17C17

BROMPTONと言えば革サドルのイメージが強い.
確かに革サドルは快適(ケツにやさしい)だが,雨に弱い上,徐々に伸びてしまう.

しかし,この「C17」は見た目は革サドル風なれど天然ゴム製.
ゆえに快適かつ手入れが楽というふれこみ.
実際,こいつで200ブルベも走ったが,ケツの痛みはそれほどなかった(この時は肩甲骨周囲に激痛).

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

ただ,いわゆる”穴あき”ではないので尿道に違和感.
そして,これが最大の懸念なのだが...重い(約450g)

最近のBROカスタムの方向性は11月の「四国一周」を想定している.
持ち歩きを考えると,軽いに越したことはないのだ.

そこで手持ちのロード用サドルを色々試してみることにした.
本日のチョイスは,EMONDAに付いてきた「AEOLUS ELITE」(220g)
EMONDAの方は流行りの3Dプリントサドルに交換したので,ちょうど余っていたのだ.

iPhone15 Pro

長距離旅の楽しさはサドルの快適さ=ケツとの相性にかかっていると言っても過言ではない.
「台湾一周」の際は,現地レンタルチャリのサドルが信用できず,日本から愛用のサドルを持参した.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

普段は直立気味のライポジであるファットに装着している格安サドル.
これが大成功.
台湾でレンタルしたSURLYにもぴったりだった.

ただし安い分,作りがなぁ...高級チャリのBROに合わない(そこ!?).
まぁ,近いうち,こいつも試す予定である.

いずれにせよ,見せてもらおうか,「AEOLUS ELITE」の実力とやらを.

なんだかんだで9時頃出発.
少し風がある.涼しい.
長袖インナーに本日はレッグウォーマーを追加.

本日の目的地は最近知人がオープンしたカリー屋さん.
場所は上富良野町内である.

iPhone15 Pro

いつもの風格あるレンガ倉庫で撮影.
BROだと外国ぽくって雰囲気マシマシ.

そのまま国道452号を使って南下.
アップダウンの激しいコースだが好きだ.

iPhone15 Pro

このルートでは最も標高が高い場所.
青空が欲しいところ.

iPhone15 Pro

翌21日は第1回丘のまちびえいファンライドが開催される.
Kazchariは不参加.いかんせんいつもの散歩コースなので.

まだチャリビギナーだった2010年,この大会の前身である「第1回びえいセンチュリーライド」が行われ,それに参加した.もう15年前か.
センチュリーゆえ,60kmと100Kmの連続2日間開催.
初めて参加したロングライドイベントだったが,これがまぁキツかった.
もう初日の60kmでカラダボドボド.今だとウォーミングアップ相当の距離だが成長したもんだ.

iPhone15 Pro

この辺りはどこを走ってもジェットコースターな路.
下りはいいけど登りは脚力ないとキツかろう.
普通の観光客は電動チャリだから平気か.

iPhone15 Pro

絶景が続く.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

丘陵地帯を下りて上富良野の町中に向かう.
下は美瑛の”ガイジン”人気がわかる看板.

iPhone15 Pro

約束の地「日の出公園」着.
トイレ休憩.
今日は登りません.
そろそろ紅葉が始まる頃か.

iPhone15 Pro

つーことで本日の最終目的地ハピカリさん着.

オーナーは知人のGさん.
昨年の「かみふらの十勝岳紅葉まつり」にて,旧(?)凌雲閣で臨時開業.
この度,町内に本格オープン.

Topstoneな十勝岳紅葉&カレーライド

12時ちょい過ぎだったので混んでいるかと思いきや...当初,客はKazchari一人.大丈夫か...(後からお客さんたくさん来ました).

限定メニューの「エゾシカ煮込みスパイスカリー」を注文.
数量限定でなんと¥700! 安い.+¥100でライス大盛りにした.

iPhone15 Pro

美味し.
まず驚くのは肉の柔らかさ.
長時間煮込まれているのがわかる.
鹿肉などのジビエ系は臭みが気になるところだが,スパイスが効いているのか全く気にならない.
ただし,鹿肉はめったに入ってこないので,いつでも提供できるわけではないそうな.

思い出すのが2004年にグアテマラで食べたジビエ定食

2004年4月9日撮影

今はどうかわからんが,当時は『地球の歩き方』にも載っていた名物料理.

アルマジロ,七面鳥,テペスクインテ(食用ネズミ),牛肉ソーセージ,牛肉と鹿肉のハンバーグ,鹿肉の盛り合わせ.それに黒豆の塩煮,ピラフ,チーズがかかったもの.
味は...忘れた.けど残さず食べたな.

そうそう『ハピカリ』の通常メニューは現状,

「道産チキンのカシミール風スパイスカレー」

「上富良野ポークの賄いスパイスカレー」

の2品である.

食べ終わる頃,チャリ仲間のAさんたちがやってきた.
なんとカミヒルをキメてきたらしい.
上は相当寒かったそうな.

iPhone15 Pro

食後のスパイスコーヒーをいただきながら,ガンプラ話やらGQX話に花を咲かせた後,お暇.
ちなみに冬期間もオープンするそう.また来よう.

で,美瑛に向かってもう一乗り.
天気は怪しいが,このまま帰るのはもったいない.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

例によって,いい感じのグラベル(入口)を発見.
冒険への扉である.
次回のお楽しみ.

iPhone15 Pro

「新栄の丘」着.

さすがにケツが痛くなってきた.
ダンシングが増える.
うーむ.高級サドルでも100kmは厳しいか.

iPhone15 Pro

ちなみに気温は21℃表示.
いまだ酷暑に苦しむ本州のみなさん,すいません(皮肉はやめよ).

iPhone15 Pro

なぜか美瑛の町はずれに新セイコマがオープン.
景観配慮の地味看板?

iPhone15 Pro

そばの格安自販機で水分補給.

なにやら日本コカ・コーラ社の自販機事業が大赤字(500億円超)らしい.
その最大の要因は値上げによる買い控え.

そらまぁ,500mlのペットボトルが¥200になったら買わんよなぁ...
スーパーどころかコンビニより高い.

とは言え,赤字解消のため自販機撤去が進んだりするとチャリダー的に非常に困る.
商店も何もない人里離れた郊外に自販機が設置してあるのは日本だけ.
何度命を救われたことか.

北海道の場合,自販機のそばにゴミ箱がない問題もある.
販売の機会損失であるとこれまでも訴えてきたが,何やら「空き缶からの甘い匂いがヒグマを呼び寄せるからゴミ箱は設置しない」っという説も聞いたがホンマ?

iPhone15 Pro

美瑛の町からは,久々に「就実の丘」経由で帰路につく.
BROMPTON,登りは得意だが下りは苦手.
小径車ゆえ安定感=安心感が乏しい.

iPhone15 Pro

丘を下ると,空港への進入路にあたるためか,建造物のない開けた草原に出る.
自宅付近こんな道だらけ.
ホンマ恵まれている(チャリ趣味万歳)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

空港の正門.
頑丈な門が有事を想起させる.

iPhone15 Pro

つーことで,貧弱ゆえDNSしたブルベ代わりの調整ライド.

多少ケツ痛はあったが,今日使った「AEOLUS ELITE」も悪くなかった.
元の「C17」よりは合っているかも.
いずれにせよ直立座りのBROPTONは,ロードよりサドル探しが難航しそう.

一周回って,やはり「セラ・アナトミカ」なのか

EMONDAなカミヒル大会まで1週間!ライド

2025/8/31 Sun

決戦ホイールとは?

iPhone15 Pro

曇り.温度:21 ℃,湿度:81%,体感温度:22 ℃,風速:4.6 km/時,風向:WSW

1週間前である.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

SNSでエントリーリストが公開されている.
同じクラスの参加者をチェック.
知っている名前がチラホラ.
ぐおー,あの人も出るのか.
ついてったらタヒぬな...

よく考えれば今期はブルベが中心でレースは初.
出るからには燃え尽きましょう.

先週は当日に使用するEMONDAで試走.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

手ごたえがあったのかなかったのか,歴代3位の記録.
ただし,5年前の自己ベストには程遠い.

本番はレースゆえ,若干タイムは伸びると思われるが,もう少し追い込んでおきたい所である.

そこで1週間前となる本日は,いわゆる「決戦ホイール」での試走を実行する.

我が「TREK EMONDA SLR7」はProject ONEで組んだ機材で,ホイールはメーカー最軽量の「BONTRAGER Aeolus RSL37」
カタログスペック上はF:600g,R:725gである.
もちろん,実際はこれにタイヤやらチューブやらディスクローター,スプロケットが付くのでもっと重くなる.

ボントレガー Aeolus RSL 37 TLR ディスク ロード ホイール

元々付いていたタイヤは「BONTRAGER R3」の28Cでブチルチューブ仕様.
これにディスクローターとスプロケットを付けると...

F :1,100g
R :1,600g

となる.
体重計を使った簡易測定なので10g単位はわからないが,これでも軽い方ではなかろうか.

で,こいつを決戦ホイール化するためにタイヤを『PANARACER AGILEST LIGHT 25C』,チューブもTPUに交換した.

その結果.

F :1,000g
R :1,400g

あれ? 同じタイヤとチューブなのに,何か前後で計算が合わない気もするが,まぁいいでしょう(適当すぎる)
単純に300gは軽くなった.
ホイールという回転体でこれはデカイ(はず).

カーボンリムのタイヤ交換は初めてだったが,アルミと全然変わらん.
むしろ,タイヤが柔らかいせいか全然苦労しなかった.
これなら外出先のパンクにも即対応できそう(グラベルタイヤのトラウマ)

ただし,このAGILESTというタイヤ.
特殊なコンパウンドを使っているのか,やたらベタベタする.
交換後は手もベタベタ,リムもベタベタ.
パーツクリーナーとコーティング作業が必須.

つーことで日曜日である.
曇り気味だが雨は降っておらず,気温も高くない絶好のヒルクライム日和...のはずだったが.

なるべく本番に近い状況にするつもりで,ウェアもピチピチのワンピース.
インナーも着ない.寒かったらどうする?

合法ドーピングも実施.

持久力向上だそうな.
朝食後に500cc飲んで,500ccをボトルに入れる.
水や麦茶より効果ありやなしや.

ハスラーにEMONDAを積んで,いつもの「日の出公園」へ.

iPhone15 Pro

道中,青空も見えていたが,かなり天気が怪しくなってきた.

隣のクルマも試走の準備中.
札幌から来られたOさん親子.
来週出場されるそうな.

「いやー,僕らは1時間かけてゆっくり登りますから~」

それはゆっくりとは言いません.

さて,最後の軽量化を終えて走り出すKazchari.
ホイールを交換した際,いつも気になっていたブレーキ鳴りもなく,「さぁ,行くでぇ~」と思った瞬間,雨がポツポツと...
やがて点が線になり,みるみるうちに路面が濡れて来た.
一旦車内に退避.

iPhone15 Pro

天気予報を確認すると,ピンポイントでこの近辺だけ雨雲がかかっている.
どういうこっちゃ.
幸い30分ほどで止むそうなので,しばし待機.
登攀開始後,もしくはダウンヒル中でなくてよかった,とポジティブシンキング.

ハッチバックを開けて雨宿り.
しばらくすると,『旭ヶ丘ヒルクライムアタック』の中の人,Gさんがやって来た.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

同じく試走予定とのこと.
次に,ちょうど山から下りて来た”オレンジの妖精”ことIさん
さらには今大会の実行委員長やらI林ねーさんなど,続々と知り合いが参上.

おお,何だか盛り上がってまいりましたぁ.

予報通り雨も止み,青空がチラホラと見えてきた.
ゴール付近はどうなのかわからんが,さぁ,逝きますか.

iPhone15 Pro

計測地点前なので止まってパチリ.
よくよく考えれば,5年前のベストタイムを出した時は「ここから計測だ」とか「ペースがぁ」とか「引き足がぁ」とか一切考えずに走ってたなぁ.
それが若さか...

iPhone15 Pro

つーことで前回の試走通り,「引き足を使う」「平坦で踏む」「分岐点までは抑える」を実行.
途中で3回ほどボトルのパラチノース補給.
その結果...54:39で歴代3位.

1週間前は54:51だったので,たった12秒の短縮か...決戦ホイールとは?

もうちょっとええタイムを期待してたけど甘かった.

iPhone15 Pro

肝心のエンジンが回っとらん.
スタート前のウォーミングアップで何とかしたい.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

凌雲閣前に移動.
その時,駐車場で会ったOさんが最後のスパート.
おお,息子さんよりお父さんの方が速いんや.

iPhone15 Pro

御覧の通りの霧で展望皆無.
ウインドブレーカーを着て,そそくさとダウンヒル.

今日はあくまで決戦ホイール(タイヤ)の皮むき.
前回の様に白金温泉周りなどの寄り道はせず,真っ直ぐ上富良野町内に戻る.

ちょうど昼時.
昼食のためにセイコマにピットイン.

iPhone15 Pro

さすがに下界は晴れている.
「かつ丼」と「ブラックコーヒー」のセイコマセット.
この日を最後にコーヒー断ち,いや朝の一杯だけにして,レース前のカフェイン注入効果を狙う.

iPhone15 Pro

食べ終えて出発寸前,1台の黒いチャリがやってきた.
挨拶すると,最近上富良野駅前でレンタルチャリ屋をオープンされたO関さんじゃあ,あーりませんか.

RentalBike and BikeTour CogCog

次に先ほど下りでスライドしたGさんも到着.
ラックは満車状態.

で,公園に戻る.
みなさん,試走を終えて帰った?
いや,これまた知り合いのロケッティアNさんがいた.
カミヒル試走ではなく,スタンプラリーをしてたそうな.

iPhone15 Pro

ハスラーにEMONDAを積み,先週同様,そばの『フラヌイ温泉』へ行く.
今日はちゃんとJAF割引¥600で入りました.

2時間ほど待ったりと過ごして帰宅.
雨天走行のEMONDAを洗車する.

シューズも洗おうと手にした時,何か違和感.
なんと片足のヒールのゴムパーツが無くなっていた.

iPhone15 Pro

あぁ,だからコンビニの床とかでツルツル滑ってたのか.
どこで外れたのか見当もつかん.
さてどうする?

ちなみにこのシューズはGIRO『PROLIGHT TECHLACE』
片足150g以下という驚異の軽さを誇る,正にヒルクライム用決戦シューズなのだ.
4年ほど前に海外通販で購入.確か¥40,000ぐらいした.
まだまだ使いたい...どころか来週使う!
ここは是非とも修復したいところ.

iPhone15 Pro

Google先生に尋ねたところ,某靴修理専門店(チェーン)がトップ表示.
夕食も兼ねて行ってみることに.

ところが,そのお店,靴の裏を見るなり「当店では修復できません」とばっさり.
えー,後ろに加工パーツ一杯並んでるやん.
せめて「可能かどうか検討させて下さい」とかにはならんか?

と,ゴネても仕方がないのであっさりと引き下がる.
残る道は...自作か.

ゴム板加工? プラ版積層? エポキシパテ?

様々な方法を思考.うちに3Dプリンターがあれば...
とりあえず,うちの道具箱をひっくり返して見つけたのが「硬質スポンジ」

iPhone15 Pro

緊急処置としてこいつを強力両面テープで貼ることにした.
とりあえず1日持てばヨシ.
極端に言えばこのシューズで歩く場面はほとんどない.
基本,空中でくるくる回しているだけやしな.

iPhone15 Pro

で,他に良い方法はないかと検索すると...なんと公式オンラインストアにてスペアパーツを販売していた.

GIRO CYCLING 公式オンラインストア

正に灯台デモクラシー.
ただし,よく見ると少し形状が違う.
Kazchariのシューズのヒールは接着式だが,通販のモノはネジ式.
このまま買ってしまうと,何かやらかしそうだったので,メールで問い合わせてみた.

早々に返事あり.

どうやらKazchariのシューズは初期生産型で,その後ネジ式に変更されたらしい.
ここからが肝心で,カーボン底の状態が良好であれば,ネジ溝を新たに切って,この新しいヒールを付けることが可能らしい.

へぇ,そんなこともあるんや.
底の状態確認のため写真を送ってほしいとのこと.
「カミヒル」終わったら頼んでみるか.

にしても...大会当日の天気予報が少々怪しい.
レースなので猛暑よりも雨の方がマシなのか?

I did everything I could.

BROMPTONな息子とガンプラを買いに行くライド

2025/8/30 Sat

違うんだよ,かーちゃん

iPhone15 Pro

晴れ.温度:21 ℃,湿度:79%,体感温度:24 ℃,風速:2.0 km/時,風向:ENE

今秋,四国を旅することにした.
もちろんBROMPTONと一緒だ.

2年前の台湾に続いて,島を時計回りで一周が目的.
余裕があればサイクリストの聖地「しまなみ」にも寄りたいところ(実は走ったことがない)
まぁ,1日~150km程度でのんびり走る所存である(それはのんびりではない)

詳細な計画は別記事にするが,何より重要なのは遠征ゆえの輪行方法.

いつもは北海道しか走ってないので,クルマ移動ばかり.
いや,2回ほどフェリーに乗せたか.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

台湾一周は現地レンタルチャリだったし.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

友人に飛行機輪行の留意点を聞いたり,ネットで情報収集したが,途中であることに気付いた.

「国内だし,チャリは宅急便で送ればいいんじゃね?」

そう,JALなどのフルサービスを使えば運賃に預け荷物代も含まるが,そもそもが高い.
少し調べたら松山往復¥60,000で吹いた.

ところがLCCだと,往復¥25,000程度.
追加の預け荷物代(片道~15kgで¥5,600)が宅急便代(往復約¥7,000)をはるかに越えてしまうのだ.
160サイズに収まってしまうBROMPTONならではの裏技である.

よく考えたらスキューバダイビングを趣味にしていた頃は,22kg越えの器材入りのトランクを,先に沖縄に送って身軽に移動してたな.
あれと同じ.

この方法に決定.
計画の詳細は後日,記事にする予定.

で,土曜日の話に戻る.
この日は朝から激しい雨.
ライドは難しい.

仕方がない.
旅の予定も決まったことだし,我がBROMPTONを少々いじることに.

まずは前から気になっていたブレーキレバーの角度.
折りたたみ時を考えて垂直気味にセッティングしていたのを,手の角度が自然になるように調整.
なんや,折りたたみも含め全然問題ないやん.

そして,新品のままフレーム内にずっと収納してた「輪行袋」を初めて展開.
BROを入れてみることにした.



ワイズロードさんのオリジナル商品(?).
現地でもバスや電車移動することもあろう.
久々にフレームから引っ張り出したら,収納袋にサビが付着していた...噂通り,BROのフレーム内って錆びるのねん.

iPhone15 Pro

使ってみて気づいたが,これは「袋」ではなかった.
上下とも開口している.
「袋」にしたい時には底をヒモで絞る仕組みになっていた.
緊急用としては軽量だし悪くない.

iPhone15 Pro

ただし肩掛け用のストラップなどは付属していない.
専用品ではないが,ちょうど良いモノをAmaで発見⇒購入.

これで現地でも使えるだろう.
再収納前に錆止め剤をフレーム内部に噴射しておく.すでに遅い?

とまぁ,色々いじっているうちに時刻は14時を過ぎた.
雨も止んで陽がさしてきた.

すっかりサボっていたため,ぼうぼうの庭を草刈り機で成敗.
家屋周辺の雑草も抜く.
なかなかの重労働.だが,これもトレーニングの一環.
まぁ,もうしばらくすれば雪が全てを覆いつくすのだが.

作業終了.

中1の息子は例によって部屋に閉じこもってパソコンいじり.
そろそろ急にドアを開けるとヤバイお年頃である.

部屋の外から「とーちゃん,今からチャリで出かけるけど,一緒に来るか?」と声掛け.

部屋から顔を出した息子.
しばし逡巡後「おもちゃのヨシダに行くなら行く」
きゃつは目的がなければ動かない.おそらくガンプラ目当て.
仕方がない.連れてってやろう.

実は先々週も同じような状況で外に連れ出した.

息子はGIANTのMTB
Kazchariはファット
もちろんちんたら走る息子を「貧弱ゥ! 貧弱ゥ!」と煽りながらライド(ひどい親だ)

今回,Kazchariは先ほどポジション変更したBROMPTONを用意.

それを見た息子.にやにやしながら,

「えー,とーちゃん,今日はそれぇ? マジかぁ(これなら勝てる)」

とナメた態度.

アホめ.
とーちゃんはこいつで200km走ったり,カミヒルを1時間ちょいで登ったりしているのだ.
もちろん,サイクリングロードに入ってからは息子を「モンキーが人間に追いつけるかーッ」と煽りつつ,サクッっとぶっちぎる(100億%大人げない)

iPhone15 Pro

それでもグチらずついて来る息子.
エラいぞ.いや,それほどまでにガンプラが欲しいのか?

つーか,うちの息子,チャリで速く走ることに全く興味がない.
一介のラグビー少年なのだ.

下はサイクリングロード上の行き先案内.
札幌はともかく「宗谷岬」にはさすがに無理矢理感が.

iPhone15 Pro

駅前を通り過ぎ,なんだかんだでサイクリングロードをアウト.
「おもちゃのヨシダ」はすぐそこ.家から12kmほど.

iPhone15 Pro

到着.
「疲れた.疲れた」とうるさい息子.貧弱か.
実は,ここまでチャリで来るのは初めてではない.
以前乗っていた子供用の12インチのチャリでも一度来ている.

あの頃に比べると,あっという間に着いたやろ? ⇒ うなずく息子であった.

ガンプラコーナーを物色.
おお,ネットでは未だに転売価格の『軽キャノン』があるではないか.

迷わず手に取る.もちろん定価販売だ.

で,息子の方はあーでもない,こーでもないと店内をウロウロ.
元々は自分の小遣いで買うつもりだったが,値段の折り合いがつかず悩んでいるようだ.

仕方がない.
ここは一肌脱ぎましょう.
おい,息子,¥1,000までまでならおごるぞ.

「マジか」と手に取ったのはHG「シャア専用ズゴック」
まずまずの選択だ...というほど他の在庫がなかった.まだブームは続いている.

iPhone15 Pro

さて,帰り道.
橋の上で休憩.
この後は容赦のない引きでサイクリングロードをひた走る.

このように息子と一緒にチャリで走るのもいつまでだろう.
息子は成長し,Kazchariは老いる.
「貧弱ゥ!」と煽れるのもいつまでか.

iPhone15 Pro

いつもの定点観測地点にて.
今はこんな曇天だが,明日は大会直前二回目の試走予定.
晴れるかな.

そうそうBROMPTONのレバー角度,ちょうど良かった.
軽量化を始め,何か色々といじりたくなってきたなぁ...BRO沼にはとっくの昔に堕ちている.

iPhone15 Pro

Kazchariの『軽キャノン』は積みプラ行きだが,息子は帰るや否や『シャアズゴ』の製作開始.
夕食前には完成.
そこで,Kazchariは昔作ったRGの『シャアズゴ』を展示棚から持ってきて,息子と二人して「あーでもない,こーでもない」と品評会.

iPhone15 Pro

それを見たヨメはん ⇒「どっちも同じやん」

息子   ⇒「全然ちがうやん!」
Kazchari   ⇒「これだからしろうとはダメだ!もっとよく見ろ!」

今宵も平和である.

EMONDAなカミヒル大会まで2週間!ライド

2025/8/24 Sun

本番マジか

iPhone15 Pro

晴れ.温度:23 ℃,湿度:75%,体感温度:25 ℃,風速:8.8 km/時,風向:NNW

『カミヒル大会』がいよいよ近づいてまいりました.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

プライベートでは何度も登っているものの,大会は初エントリー.
年代別(45~59)で表彰台を狙いたいところだが,このクラスもおそらくヒルクライム怪人だらけ.
ここは遠慮気味にベストタイムの更新を目標にしよう.
滾れ! オレのアドレナリン!

つーことで,昨日のグラベルに続き,今日は山岳だ.

EPICなチョボってからのグラベルライド

もちろんマシンは大会当日も使うEMONDA

今年,カミヒルにはBROMPTONで2回ほど登攀.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

12速のP-Lineは見た目以上,想像以上によく走る.
カミヒルもそれほど踏まずとも登れる.
余裕があるため,にコース&斜度の記憶と引き足ペダリングの良い練習となった.

そして満を持してEMONDAでの試走である.

BONTRAGERの純正「AEOLUS ELITE」サドルを”なんちゃって”3Dプリントサドルへ換装.230gが160gとなり,70gの軽量化

ただし,ホイールは「DRIVE HELIX 57C」のまま.
重さはいくらだ?
とっておき(決戦ホイール)は直前まで取っておくのだ.

で,9:42.日の出公園到着.
これから登る人は...いた.
高校生かな? 父親が背中にハイドレーションパックをセット中.

挨拶して「これから登りですか?」と尋ねる.
「はい」という返事.

遠征組かつ,息子さんは体形的にいかにもなクライマー.
追いつくか? 追い越されるか?

EMONDAをハスラーからおろす.

iPhone15 Pro

しばらくすると今度は帯広ナンバーのハイエースが.
そこからロードが数台出てきた.
どこかのチームかな.

さすが大会2週間前である.
先程の親子もこのチームも試走っぽい.

で,Kazchariはクールに発進.
すぐにストップ.
サドルが前下がり気味だったので修正.
一応カーボンレールなのでトルク管理に気を付ける.

リスタート.
計測地点の「旭野1班会館」まではのんびりと.
今日はEMONDAなのでパワーメーターも付いている.

- 序盤は240W(4倍)を越えないように
- 2カ所ほどある平坦パートはフロントをアウターにして踏み,タイムを稼ぐ
- 心折れ坂からの急坂
も呼気2,吸気1のリズムを守る

残り2km,つまり分岐点までに脚が売り切れることがないようにする.
これが最重要だな(何気にHANAZONOと似ている)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

で,無事ゴール.
後でSTRAVAで確認すると,カミヒル計測区間のタイムは54:51.
歴代3位の記録だった.

iPhone15 Pro

ベストタイムは5年前の2020年で53:14.
あ,あかんボロ負けや.
しかもこの時のマシンはDOMANE(軽量ホイールver.).

ちゃんと十勝岳クライムライド

iPhone15 Pro

エンデュランスロードに負けるなんぞ,クライムマシンEMONDAの名折れだ.
来週予定の試走では過去の自分に勝つ!
さすれば大会当日も勝つ!(そうか?)

いつもなら,赤コーラを飲んでまったりなのだが,小銭を忘れたのでボトルの麦茶で我慢.
天気は良いものの,さすがに汗冷えしてきたのでジレを羽織る.

さて下りますか.
カミホロ荘の激坂付近で,先ほど駐車場で会った帯広チームとスライド.
行けー! 踏めー!

iPhone15 Pro

もちろん真っすぐには駐車場に戻らず,分岐から白金温泉方面へ向かう.
望岳台を過ぎて,さらにダウンヒル.

iPhone15 Pro

ここからの景色が好きだ.
やっぱり,このウネウネハイトのホイールは平坦&下り向きだな.

iPhone15 Pro

「道の駅 ビルケの森」前で左折し道道353へ.
少し登ったら上富良野まではずっと下り.
いつも通り日新ダムに寄る.

iPhone15 Pro

この辺りのグラベル(JRの森)も面白いけどなぁ.
昨今の異常なヒグマの出現率を鑑みると,一人で走るのは...

で,沼崎道路の坂を駆け上がり,久々にYAMAICHIさんへ.

iPhone15 Pro

目的は昼食および,ホワイトボードへの書き込みである.
これで今年は3回目の登攀.
シンゴさんと,主に『納沙布1200』ネタっつーか,”BROMPTONマイスター”O西さんの話で盛り上がる.

iPhone15 Pro

1時間ほどの滞在後,出発.
これまた真っすぐ帰るのは面白くないので,国道を挟んで西側エリアをのんびりとライド.

iPhone15 Pro

ぐるっと回って日の出公園の駐車場へ戻る.
まぁ,色々と課題(改善点)も見つかったし,有意義なライドだった.
なんだかんだで,やはり坂は楽しい(変態だ)

iPhone15 Pro

ライドの〆と言えばサ活
公園のすぐ近くにある「フラヌイ温泉」に行くことにした.

フロンティア フラヌイ温泉

ここはかつて「アイスブルベ」の発着点にも選ばれた由緒ある場所なのだ(意味不明).
ただ,かなり凄惨なブルベだったようで...⇒ アイスブルベ2017★当日★
残念(?)ながらKazchariは不参加.

で,フラヌイ温泉の入浴料は大人¥700.
自販機でクレカ払い購入.

ここでミステイク.
実はJAF割引で¥600だった.全然気づかず,むっちゃ後悔.

フラヌイ温泉と言えば「31℃の源泉風呂」,要はぬるいお湯で有名.
不思議なもので,出た後はカラダがポカポカするのだ.
サイロ風呂も雰囲気良し.

サウナは...まぁ,普通かな(熱め).
構造上,外気浴ができないのが残念.
ととのいイスも2脚しかない.

休憩室でのんびりした後,退館.

iPhone15 Pro

ハスラーで無事帰宅.
そして行うべき作業は...決戦ホイールの仕込み.
来週はこいつで最終試走.

iPhone15 Pro

EPICなチョボってからのグラベルライド

2025/8/23 Sat

いわゆるひとつのリハビリ

iPhone15 Pro

曇り.温度:24 ℃,湿度:81%,体感温度:24 ℃,風速:13.4 km/時,風向:S

『納沙布岬1200』のダメージがまだ残っている.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

ゴール後一週間ほど経つが,カラダの調子が悪い.
以下は具体例.

【手のしびれ】

両手とも環指,小指のしびれが続く.
いわゆる尺骨神経支配エリア.
長時間ハンドルを握り続けていた=手首の尺骨神経管が圧迫され続けたためだろう.
尺側2指は力の源.
可動には問題ないものの,まだ強く握ることはできない.

【ブルベ腹】

ねぇねぇ,Gemini先生,「ブルベ腹」って何?

「ブルベ腹」という言葉は、主にサイクリングの愛好家、特に長距離ライド「ブルベ」に参加する人たちの間で使われる俗語です。
長時間のライド後に、エネルギー補給のために食べ過ぎてしまうことで、お腹がぽっこりと出てしまう状態を指します。
ブルベのような長距離ライドでは、多くのエネルギーを消費するため、ライド後には非常に強い空腹感を感じます。このときに、食べたいものを好きなだけ食べてしまうと、消費したカロリーを大きく上回る量を摂取してしまい、結果として体重増加や体脂肪の増加につながることがあります。

あっ,ちょっと勘違いしてたな.

見た目ではなく,「食べても食べても空腹状態」のことだと思ってた.
まぁ,それも広義には含まれるか.
長距離ライドにおいて補給は何よりも大事.
特に固形物が食べられなくなると脚が終わってしまう.

問題はゴール後である.
日常生活でも間食が習慣になるとヤバイ.
先週は,口に何か入れてないと空腹でたまらん時が続いた.

ちなみに今は改善.
久々に体重を測ったら58kgを切っていた.少し痩せた...なぜ?

【ケツ痛】

終盤における激闘の最大要因.
1200kmも乗れば,痛くならない方がおかしい.

今回はアリエクで買った”なんちゃって”「3Dプリントサドル」で出走したが,革製の「セラ・アナトミカ」だったら問題なかったのだろうか?

ゴール3日後の8/17からZWIFTを再開.
その際,スマートトレーナーに接続したDOMANEのサドルを「セラ・アナトミカ」に換えてみた.
結果は...多少痛みは残るがかなり改善.漕げないことはない(40分程度が限界)

肝心のケツの方にはこいつを塗布.

腫れもおさまってきた.

【睡眠】

実は一番困った,困っているのが睡眠,いや正確には睡眠リズムか.
2,3時間ごとに目が覚めてしまう日が続いた.

トータルの睡眠時間は短くないのだが,日中,突然の睡魔に襲われたりする.
要は「質が悪い」と,Garmin様も言っている.
これはあれだ.徹夜明けの状態が続いている感覚.

元々ショートスリーパーなのだが,質は確保していたのだがな.
「定刻に寝て起きる」を守り,リズムを取り戻すしかない.
ついでにガジェットの力も借りますか.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

そして,これらがトータルで合わさって,習慣にしていた筋トレが一週間ほど途絶えた.

どこかの痛みと言うより,倦怠感が強く,”永遠の恋人”ダンベルを持つ気が起きない.
筋トレ継続の可否はひとえにメンタル面の影響が大きい.
己を鼓舞するためには目標が必須.
おお,そう言えば「カミヒル大会」が近いではないか.

第9回 かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

開催日まで残り2週間.
人外だらけの中,年齢別で表彰台...目標はデカイ方が良い.

逆に懸念していたが,出なかった症状としては「肩こり」「シャーマーズネック」がある.
TopstoneのアップライトなポジションとDHバーに助けられたな.

心配していた持病の「右膝ー腸脛靭帯炎」も発症せず.
予防措置のテーピングが効いたか.
ただし毎日貼っていたせいで,皮膚がガサガサ&かぶれまくっているけどな.
DNFになるよりマシ.

つーことで,今週末(8/23)よりようやく外ライドを再開.
走って治す.それが一番近道.

とは言え,手のしびれの悪化は避けたい.
「んじゃ,ポジションの違うMTBで」っつーことで久々にSpecialized EPIC出撃.

まずは定点観測ポイントへ.夏ですな.

iPhone15 Pro

やはりMTBとロード(グラベルロード含む)は乗り味が別物.
ふわふわしとる.

これでもサスを固めに調整したのだが,ホンマ,舗装路は苦手というか,踏んだ時の反応が悪くてあまり楽しくない.
特に坂道は顕著.力が逃げる逃げる.

さて,今日の行き先だが,向かうは今年も開いた「チョボチナイ」こと道道1116号である.
ダム側ではなく,倉沼ゲートから走破することにした.

iPhone15 Pro

忠別川サイクリングロードを激走.
”ふわふわ”しているのは確かだが,荒れた道での安心感は当然半端ない.
舗装路ではなく,サイドの芝生や,いっそ河川敷に下りたくなる.

ただし今日に限って言えば,ポジションは違えど,”しびれ”のせいでグリップが握りにくい上に疲れる.

iPhone15 Pro

東川の町を通過して道道611号へ.
ぐわー向かい風だ.
無意識にDHバーを探す.当然付いていない.
思えば,その昔ファットで200ブルベを”楽しく”完走できたのはDHバーのおかげ.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

やがて現れるひまわり畑.
顔(?)の整列ヨシ.

iPhone15 Pro

倉沼ゲートを越え,登りに登って道道1116号の入口に.
ちょうど前日が今年の開通日.
今のところ,閉鎖日は未定.

iPhone15 Pro

ダム側,すなわちチョボチナイゲートからの激坂とは異なり,こちらは3~5%の斜度と緩やか.
土曜日だが,まだ交通量の少ない中,のんびりと漕ぐ.まぁ,MTBやし.

で,ハイライトの嶺雲橋着.

iPhone15 Pro

雲が多めだが,雨上がりなのでこんなものでしょう.
今週に入り,北海道もようやく涼しくなってきた.

iPhone15 Pro

橋を渡り切る.
クルマは少なく,多数のオートバイとすれ違う.
そういや,モンキーに最近乗ってねーや.

iPhone15 Pro

ここからは基本的にダウンヒル.
たまには止まって写真.

余裕かましているけど,この辺りもヒグマの生息エリアなのは間違いない.
数年前にはデカい糞を見つけたこともある.

『納沙布岬1200』の時も,本州からの参加者に「道民です」と話すと,「クマに遭ったことはありますか?」とよく尋ねられた.
「20年以上,グラベルも含めて道内がんがん走ってますけど,遭ったことはないですねぇ」と答える.

ネタ話で済んでいるうちはよいが,昨今の数々のクマ事件を鑑みるに,これまで以上に慎重に行動しないとまずいかも.
気温もそうだが,昔とは明らかに環境が変化しているのは確実だ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

最後の11%を下ると,チョボチナイゲートが現れる.
ちょうど,登って来るローディがいた.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

さすがに「これから旭岳www」という元気はないので,右折してダム方面へ向かう.
管理事務所にてトイレとご褒美の赤コーラ.

iPhone15 Pro

もちろんダムも渡ります.
写真には写らないが,バッタが大量発生.
カラダやチャリにバシバシ当たる.
秋の気配なのか?

iPhone15 Pro

ダムを後にして美瑛方面に向かう.
「今日はリハビリライド.ついでにチャリも汚したくないので,グラベルはダメ」という,出発前の誓いはどこへやら,やはり進入してしまう.

iPhone15 Pro

我がEPICは,生粋のクロカン-MTB
舗装路を走るだけではストレスが溜まって仕方がない.

やはり,こういうチャリはクルマでトランポして,コース内だけをガンガン走らせるのが正しい運用方法なのだろう.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

普段のライドはグラベルロードが最適.

iPhone15 Pro

つーことで雨上がりのグラベル.そこそこ泥ハネました.
車体はともかく,ジャージの背中がヒドイ.

iPhone15 Pro

散々走り回って腹が減る.
美瑛の町中,いつものセイコマにピットイン.

iPhone15 Pro

なんと,この「紅茶花伝」はアプリクーポンで無料.
北海道を旅するチャリダー,ライダーのみなさん.短期滞在でもセイコマ会員になってアプリ入れた方がお得ですよ...ってみんな知ってるか.

さて,腹も満たされたし帰りますか.

一度汚れた車体とカラダ.
「もうどうなってもいいや」と,帰り道もグラベル三昧.
やっぱMTBはこうでなくては.

iPhone15 Pro

この道はジャリではなく草ぼうぼう系
すると,どうなるかと言うと,プーリーに草がからまりまくる.
やけにペダルが重くなり,確認するととんでもない状態に.

iPhone15 Pro

停車しては草を除去.
最終的にはいつものジャリの河川敷を爆走.
うわ,やっぱ手がしびれてる.ハンドルの押さえに力が入らん.
正にリハビリライドやったな.

...とか,何とかいいつつもやっぱりグラベルはいいねぇ.
先ほど書いたように,ヒグマへの警戒度がMAXやけど,走りたい道はたくさんある.

仕事の都合で今年の『NISEKO GRAVEL』に参加できないのが残念である.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

最近見つけたこのサイトも良き.

北海道グラベルツーリング2021

iPhone15 Pro

つーことで無事帰宅.すかさず洗車.

今日みたいなフラットなグラベルだと全く気にならないが,EPICのタイヤもチューブレス化しようかな(今はチューブド).
『上砂川4耐』で全然走れなかったのは,泥の激坂でスリップしまくったのも一因.
チューブレスなら空気圧もっと落とせるし...と言い訳してみる.
それに通常の運用でもパンクリスクが減る(その代わりシーラント爆発する).

実際,既にチューブレス化しているTopstoneは絶好調.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

そうそう,Topstoneと言えば『納沙布岬1200』後の洗車でとんでもないモノを見つけた.

iPhone15 Pro

おわかりになられただろうか?

『納沙布岬1200』では,スリックの「GRAVEL KING」+TPUチューブの組み合わせだった.

見事にタイヤが裂け,紫のPanaracer製TPUが覗いている.
いやぁ,やばかった.マジで運がよかった.
耐パンク仕様と言えども油断したらあかんね.

本来ならタイヤ交換すべきなのだろうが,そこはケチケチKazchari.
手持ちのこいつでタイヤの穴を埋めた.

理想的な「パンクしない軽量タイヤ」の開発が待たれますな.

明日は山岳リハビリ!

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4

2025/8/14 Thu

人は一人では生きられない

iPhone15 Pro

Day3はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

———————————————————————

Day4:8月14日(木)
PC11 清水町農業研修会館  ⇒ FINISH 丘珠ふれあいセンター 1205.9km地点

ここは「清水町農業研修会館」の体育館.

時に3:30.バイブアラームで起床.
昨夜も割と眠れた.慣れていくのね.こういう生活に.

顔を洗って食堂へ.
パン,コーヒーの朝食をいただく.

iPhone15 Pro

もちろん,これだけでは足りぬ.
シーフードヌードルもいただく.
状況次第でカップ麺の美味さは数倍になる.

iPhone15 Pro

PC前の駐輪状況はこんな感じ.
寝ぼけて踏まないように気をつけねば.

iPhone15 Pro

時刻は4:40.いよいよ最終日のスタートである.
泣いても笑っても,今日を走り切れば全てが終わる.
無事にゴールまでたどり着けるだろうか.

iPhone15 Pro

天気は曇天.まぁ早朝やしな.
サイコン1,000km表示で写真を撮るつもりがすっかり忘れてた.
1,006km地点でパチリ.

iPhone15 Pro

例によって,コースをほとんど確認していなかったが...これって,もしかして狩勝峠に向かってね?(大丈夫か)

はい,その通りでございました.
まもなく狩勝峠の登りがスタート.

最終日でアドレナリンも出まくっているせいか,脚の調子は絶好調!
先行者を次々に抜いていく(レースではありません)
つーか,毎回思うけど...この狩勝の斜度,ものすごく好みだ.

なんだかんだで9合目からのトンネルに突入.
例によって霧につつまれているであろう頂上まではあと少し.

iPhone15 Pro

はいはい着きました.狩勝峠でございます.
せっかくなので伝説のトイレに寄る.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

相変わらず床暖房が効いている.今日はあまり寒くないので座り込むことはない.ましてや便器に抱き着いたりしない(あくまで噂)

iPhone15 Pro

さぁ,ダウンヒルの開始だ.
ウインドブレーカーやジレは送り返してしまったので,レインウェアを羽織る.

あらためて下ると,路面の亀裂がエグイな.
スリップ&パンクしないようにひたすら祈る.

降りた先にあるのは”みんな大好き”幾寅のセブイレブンである.
参加者が続々とピットイン.
Kazchariもレインウェアを脱ぐ.

iPhone15 Pro

この辺りまで来るとすっかり馴染みのエリア.
南富良野からは三の山峠を越えて麓郷方面へと向かう.

iPhone15 Pro

本日も快晴.暑い.
水分補給が重要.
なのに周辺にコンビニなし.

たまに自販機を見かけるが,ごみ箱が...あっ,あった!(そばにゴミ集積所) 珍しいこともあるもんだ.もちろん立ち止まって休憩.

iPhone15 Pro

裏道を通って富良野へ向かう.
いわゆるペペルイと言われるエリアか.
その昔,「グレイトアースFURANO」で走ったっけ.

iPhone15 Pro

写真ではわからんが,下は超高速でジェットコースターなダウンヒル.
気持ちいいを通り越して怖い怖い.
参加者数名は,この近所にある超美味なメロン屋さんに寄ったようだ(試走ガイドにあった).

iPhone15 Pro

で,久々に交通量が多いR237に接続.しばらく走って9:58.

【PC12:ローソン上富良野大町店】1067.3km地点着

iPhone15 Pro

「冷やしうどん」美味し.
ここまで来ると心なしか,みな穏やかな表情...っつーかやたらハイテンション.
わかりにくいPCなので,通り過ぎてしまった参加者を大声で呼び止める.

そう,この非日常なライドも,残り140kmほどで終わってしまうのだ.
喜びと寂しさが共存する.

このまま北上して家に帰りたい...わけはない.
これから札幌に向かう.

国道を渡り,細いジャリの踏切を越えて道道へ.
おお,これって5月の「美瑛の丘300」をなぞる道だ.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

何個目かの交差点にて.
前を走る黒ジャージの参加者が今日のキーパーソン,いや,恩人と言っても差し支えないお方(仮に救世主(メシア)=Mさんとしておこう).

結局,最後まで名前を尋ねなかったのが悔やまれる.
もし,このブログを見てたら連絡ください.あらためてお礼を言いたいです.

iPhone15 Pro

この後,道道759で山越え.
例によって調子に乗った”自称”クライマーのKazchariが引っ張る.
芦別に向かうR38へ合流.そのままハイスピードで北上.

Kazchariの提案で「道の駅」前のローソンで休憩することにした.

iPhone15 Pro

Mさんは休憩中,なぜだかスマホを見ながらブツブツと話しかけている.
次のPCでもそうだった.
「もしかしてライブ中継ですか?」と尋ねるも,違うとのこと.
あぁ,真相が知りたい.ただのボイス日記

もう少し休むというMさんを置いてKazchari先行.
「美瑛の丘」の時と違って,さすがに道道4号で深川に戻るようなことはない.
向かった先は歌志内だった(ちゃんとルート確認しろ)

iPhone15 Pro

手ごわいアップダウンが続く.
先程までのトレインを組んだ高速移動と異なり,緊張感がなくなると一気に押し寄せてくるのが...ケツの痛み.

いいや,限界だ.立つね.

ダンシング&ストレッチの頻度がやたらに増えた.

ロクでもない切り通しの激坂を上って下った後に現れるのが,

【PC13:ローソン上砂川店】1125.8km地点着

iPhone15 Pro

ここって,あの凶悪な「4耐」会場の近くやん!

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

ここで何食ったかなぁ...覚えてねーや.
この頃になると,IQ(記憶力)がかなり下がってきていると自覚.

「昨夜は眠れた」と言っても,普段より熟睡できたわけではなく,質も時間も全然足りていない.そんな日の連続である.
おまけに日中,酷暑の中での過剰な運動.休む間もなく働かされる内臓.
疲労のピークはとっくの昔にオーバーテイク.
「今日で終わり」という事実(希望)だけが,肉体と精神を支えているのかもしれない.
ゆえに...この後の地獄を招いたのかもしれない.

残りたった80kmほど. たった? いやとんでもなかった.

上砂川を出て,高速道路と並走する道道1130を使って徐々に南下.
かなりの向かい風.それに加えてケツ痛と眠気.

iPhone15 Pro

上の写真はどこだ?
美唄の市街を過ぎた頃か.この時はまだ...マシだった.

問題はこの後である.
周辺にさえぎるモノが何もない荒涼とした田舎道.

そして勢いを増す向かい風.
漕いでも漕いでも進まない.
それにケツ痛もMax.

ポジションを数秒ごとに変えて,なんとかこの地獄をやり過ごす.

ゾンビ走法に徹していると,今度は眠気が襲ってきた.
今がいつで,ここはどこで,そして自分は何でこんなことをしているのかわからなくなった.
今思えば軽いマイクロスリープを繰り返し,脳が活動を拒否していたのだろう.

このままではマズイ.

どれだけ速度が落ちても,タイムアウトはないだろうけど,落車⇒リタイヤは十分ありえそうな状況.
こんな時,どーする?どーする?どーする? 君ならどうする?

Kazchariはアニソンを大声で歌うことにした.
世代的にダイナミックプロのスーパーロボから始まって,黄金期のサンライズアニメのメドレーだ.
特にリピートしたのがこいつ.

♪ どんなぁに苦しくてもぉ~やりとぉげるぅぅぅ!(G-GUNDAM!)

ふらふら漕いでいると,後方から救世主の御声がっ!

「大丈夫ですか? 引きますよ~ 後ろついてくださ~い」

いやさか,いやさか,M様じゃあ,あーりあませんか!
この御声に対するKazchariの返事.

「いや,もうダメです.死にそうですぅ.I’m gone.I’m dead!」← ポガチャルか!?

泣き言は誰も何も救わない.
先行するMさんをひたすら追いかける.
ありがたいことにペースも合わせてくれている.

もちろん,アニソンもシャウト!

♪ あきらめないぜぇ~ どーんな星なき夜でもぉ~ キズだらけで前進するんだぁぁ とどろく稲妻 不死身な未来をぉぉ 照らせぇぇぇ!

これは特撮ソング.もぉどっちゃでもええわ.
10km近くはひいてもらったかな.
ようやく新篠津村へ渡る「たっぷ大橋」が見えてきた.

そしてついに...最後のPC.

【PC14:セブンーイレブン新篠津村店】1175.2km地点着

iPhone15 Pro

長かった.ひたすら長かった.
まさか,最終日の残り100kmを切った平坦十数キロが,道中もっとも過酷だったとは...
それにしても,ここに来てのこの向かい風,ギリギリ隊のみなさん,大丈夫だろうか?(BROMPTONマイスターO西さんに風情報をLINEした)

コンビニで休憩中,参加者の一人が面白いことを言う.

「顔がむくんでiPhoneのFace-IDが認識しない」

そう言えば,昨日あたりからKazchariもコンビニでの買い物時,スマホが顔認識してくれない.これが理由なのか?

iPhone15 Pro

最後の晩餐ならぬ,最後の補給.
「バニラモナカ」「バナナスムージー」美味し.

まだ戦いは終わっていない.
残り30km.
この向かい風はこの先も続いているかもしれない.
油断大敵.
余裕を持ってゴールするために,早く出発するのだ.

Last Riding.

iPhone15 Pro

先ほどまでの強風地帯と似た風景が続くものの,向かい風ではなかった.
無風に近い.どうやら”抜けた”ようだ.
最後の試練を乗り越えた勇者達へのご褒美か.

サイコンの残り距離のカウントダウンが楽しい.
もう誰もKazchariのゴールを邪魔しない.

iPhone15 Pro

道道273.通称「苗穂・丘珠通り」
最後の信号停止.
次に停車するのはFINISH地点のはず.

そして...17:53.

【FINISH:丘珠ふれあいセンター】1205.9km地点着

iPhone15 Pro

なぜかサイコン表示は1,238kmだが,そんな寄り道したかなぁ? GPSの精度問題か.
停止ボタンを押すが,記録の保存完了までかなり時間がかかった.
それだけ濃いライドだったのだろう.

玄関先および受付のスタッフとも,一参加者の帰還を拍手で迎えてくれた.
思えば,これまでの有人PCでもそうだった.

いつものブルベとは雰囲気が明らかに違う.
これが国際基準「ジャパン・グランドネ」のホスピタリティなのだろう.

iPhone15 Pro

85時間47分.

決して速いタイムではないが,睡眠時間や休憩をたっぷり取り,疲労困憊にならないよう踏んだ結果としてはまずまずだろう(自己評価).

お出迎えには,ブルベマイスターR大さんの姿もあった.
そのゴールタイムはなんと69時間台! じ,人外やな.ガクブル.

RMメダルだけ購入申請して「ふれあいセンター」を後にする.
なんだかんだで充実感・達成感に満たされるひと時.
1200kmかぁ...大きなトラブルもケガもなく,よく走ったもんだ(えっ,さっきのゾンビ状態は?)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

すぐ近くの丘珠空港駐車場へ.
4日間の料金は¥1,600.
警備員も巡回してたし,周辺の公園に停めるよりも安全・安心やな.

Topstoneの積み込み作業中,異様な眠気が急に襲ってきた.

iPhone15 Pro

このまま旭川まで帰るのは危険と判断.
やはり定宿の「万葉の湯 ふとみ銘泉」に向かうとしますか.

...結局,サウナ+夕食後,仮眠のつもりがやはり爆睡.「万葉の湯」に1泊することになった.

さて,まとめである.

晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:93%,体感温度:21 ℃,風速:4.0 km/時,風向:SSE

事前にイメージしていた「1200」と言えば,仮眠所はタヒ屍累々,ベッドや布団を使わず,廊下やら机の下で大勢の人が眠りこけている.
いや,むしろ屋根のある場所で寝れたらマシな方で,道端でタヒんだように倒れているチャリダーが目に浮かぶ.
走行中もふらふらで低速走行.頸やら脚にはシップだらけ...
本家「PBP」やら「LEL」の記事や動画って,そんなん多くない?(偏見です)

それに比べると今回の「納沙布岬1200」ではそこまで追い込まれることはなかったなぁ(本州勢に鼻で笑われそう)

まず天候に恵まれていたことが大きな要因であったことは否めない.
2回ほど雨に降られたが,何もかも水没するような豪雨でもなかったし,寒さに震えることもなかった.

完全にが味方してくれたと言える.
これもきっと「福毛」のおかげ.

福毛が生えた

最終日はホンマにMさんに助けられたが,上富良野ー芦別間は,ずっとKazchariが引かせてもらった.だからこそのヘルプだったかもしれない.

「情けは人の為ならず」が正に具現化した感.ランドヌールは助け合いなのだ.

ブルベはレースではない.
これからもこの精神でいきましょう.見返りは求めません(本当?)

第二の要素は大当たりの機材選定.
ホンマ,うちのTopstoneは万能マシーン.
太いタイヤと前後サス.アップライトなポジション.巨大なリア・ギア.
心配していたパンクを始めとするメカトラは皆無.
「アドヴェンチャーロード」の名にふさわしい.

20年ほど前にチャリ趣味を始めて以来,ほとんどが”ぼっち走行”だったが,昨年からグループライドに割と参加するようになった.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

ぼっちでもグループでもチャリは楽しい.
気分は某キャンプアニメの主人公である.

特に今回は異様に長く果てしない道中,何気ないおしゃべりがどれほど励みになったことか.

さて,無事に1200kmをクリアしたことで見えてくるのはやはりアレ.

The Route To PBP -Paris Brest Paris 2027

2027年か.
おっ,ちょうど還暦やん.退職金も出るし記念にちょろっと走ってみるか(お気楽過ぎる)

いずれにしても,この「納沙布岬1200km」は,2025年最大のサイクルイベントになることは確定的.

運営の皆様,それに苦楽を共にした皆様,めちゃめちゃ楽しかったです.
ありがとうございました.

繰り返しになるがやっぱりチャリはいい.

人生も半分過ぎて,このような素晴らしい趣味に出会えたことに心より感謝する...て,誰に?

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

2025/8/13 Wed

魔の三日目

iPhone15 Pro

Day2はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

———————————————————————

Day3:8月13日(水)
PC8 別海町町民体育館 ⇒ PC11 清水町農業研修会館 971.2km地点

ここは「別海町町民体育館」の体育館.

なんということでしょう!
前夜とは打って変わって,実に心地よく眠れました.

21時前には就寝し,0時頃に一度トイレに行ったものの,再び横になると即入眠.2時半のバイブアラームで起きた.
計5時間半程度は眠れたはず.
元々ショートスリーパーなKazchariとしては,日ごろの睡眠時間とそれほど変わらない.

素晴らしい.

これもひとえにふかふかマットレスのおかげ.
北見の時とはエラい違いだ.
まっ,それ以上に疲労という最強の睡眠導入剤があったことは間違いない.

で,パンの朝食とコーヒーをいただく.
ウェア(その3)を着る.
歯を磨いて3時半前には出発準備が完了した.

iPhone15 Pro

玄関前までTopstoneを移動して空気を入れる.
前後とも3.5Barほど.35cならではの低圧である.

iPhone15 Pro

さて,いわゆる”魔の3日目”のスタート.

ここまではほぼ(テキトーな)計画通り.
むちゃな夜間走行や,極端に短い睡眠時間は回避できている.

行程的に今日が山場だろう.
前半の目標は昨日の道を逆走,つまり美幌峠を登り返して「北見市自然休養村センター」にできるだけ早くたどり着くこと.

まだ暗い別海町の町に繰り出す.
長袖インナー+半袖ジャージでちょうど良い気温である.

脚は問題ない.
ただし...そろそろケツがヤバイ

シッティング時に明らかに痛みを感じる.
昨夜のシャワー時に確認した際には股の内側に腫れもあった.

そんな時にはこいつなのだが...

北見のドロップボックスに置いてきてしまった.

3年前の「オホーツク1300」の時には,長距離ブルベの定番サドル「セラ・アナトミカ」を使った.

こいつが実に快適で,最終日までほとんどケツの痛みに悩まされることはなかった.
ではなぜ今回は使わなかったか?

「セラ・アナトミカ」の最大の欠点はその重さにある.
何せ420gもあるのだ.
ただでさえ重いグラベル・ロードがさらに重量級になってしまふ.

そして最近お気に入りなのが,Aliexpressで買った“なんちゃって”3Dプリントサドル

2025年6月7日撮影

重さはたった160g
こいつが実にフィットしていて文句のつけようがない.
長距離ライドの実績もある.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

ついでに言うとお値段はたった¥5,000(ブランド品の1/10)
もう手持ちのチャリのサドルを,全部これにしようかと思うくらい気に入っている.

つーことで絶大な信頼をおいていたのだが,600kmを越えるとさすがに限界か.
いや,ここは「こいつだから,この程度の痛みで済んでいる」と良い方に解釈しよう.

先行者に追いついてトレイン結成,つーか,主にKazchariが牽引.
まぁ,自分のペースで走っているので,好きな時に抜いてってください.

iPhone15 Pro

朝焼けの光の中を走るチャリは...Topstone.
懐かしのアフリカのサバンナを思わせる風景.

往路同様,丘陵地帯を抜けて弟子屈の町へ.
最初に目についたローソンにピットイン.

峠越え前のちょうど良い場所にあるので,お仲間もたくさん.
久々にWさん(寝ずの走行らしい)やらPikaさんに遭遇.

iPhone15 Pro

別海の仮眠所に続き2度目の朝飯.
タマゴサンドだ.

ちょうど良いので装備しているバッグ類の紹介.
「R250」シリーズで固めている.

まずはトップチューブバッグ.

フレーム幅ぴったりでダンシングの邪魔にならない.
容量は少ないが何かを入れたからと,どちらかに傾くこともない.
何よりストラップ不要,ボルトオンで装着可能.
防水性能は...そこそこ.本当に濡れたらあかんアイテムはビニール袋に.

お次はフレームバッグ.

今回新たに購入.
Topstoneのフレーム形状はロードよりもMTB寄りなので,スペースが非常に狭い(サイズの問題では? ⇒ ほっとけ)
ゆえにこのバッグもひっくり返して装着している.
形状ぴったりで使い勝手に問題なし.買ってよかった一品.
ここにはモバイルバッテリや救急セット,補給食などを収納.

フロントポーチも装着.

ここにはコンビニで買ったペットボトル飲料を入れている.
ボトルの水/麦茶がなくなるとここから補充.
普段のライドではボトル1本態勢のKazchariだが,さすがに土地勘がない場所を走るこのブルベでは2本で.
涼しい時にはペットボトルではなく補給食入れになる.

最後にサドルバッグ.

以前使っていた同メーカー品に比べると確実に進化.
シートチューブ側に”芯”が入っていて格段に型崩れを起こさなくなった.
ダンシング時も左右に揺れにくい.
中にはPekoさん超軽量輪行バッグ,エマージェンシーシート,アイマスク,小型シャンプーボトル,レインウェア(上のみ).
そして,圧縮された着替え,もしくは汚れたジャージパックを入れる.
大きすぎず,小さすぎずちょうど良い.

iPhone15 Pro

つーことでリスタート.
美幌峠の登り,しかも急坂側が待っている.

以下は津別峠との分岐点.
ここからじわじわと...

iPhone15 Pro

とは言え,実は登り大好きKazchari.
3日目にもかかわらず,いいペースで登れた.
それほど暑くもなし.ちょうどいいコンディション.

ただしケツ痛,テメーはダメだ.

そして昨日より快晴.
屈斜路湖ー中島がくっきりと.

iPhone15 Pro

ずっと絶景が続くので,ところどころ止まってしまい全然先に進まない.

iPhone15 Pro

名残惜しさを振り切って,ようやく美幌峠着.
往路では寄らなかった伝説のトイレにin.

iPhone15 Pro

ダウンヒル開始.
おっと,その前に頂上からの風景.

iPhone15 Pro

緩斜面で長々と続くダウンヒル.
だいぶ距離と時間が稼げた.

美幌町に入ってすぐのローソンでセルフ・エイド.
他の参加者も続々と入ってくる.
やっぱりが欲しいとレジ横の”からあげクン”に手を出す.

iPhone15 Pro

ライド中に揚げ物はどうか?という意見もあろうが,そこはブルベ腹.無問題.
そういや,この通りって「すき家」とか「山岡家」もあったな.忘れてた.

道道217号を「自然休暇村センター」へ向けて快走.

途中,とある分岐点で他の参加者達がナビを覗きながら相談している場面を見た.
このシーンの記憶が後でKazchariを救うことになる.
覚えておいてヨカッタ.

で,トンネルを抜けて左折して登った10:36.

【PC9:北見市自然休養村センター】777.6km地点着

iPhone15 Pro

参加者のチャリで溢れかえっていたが,日陰を確保.
美幌峠を降りた後は灼熱地獄.

先ほど”からあげクン”を食べたばかりだが,既に腹が減っている.
2度目の北見エイドのメニューは「豚汁」である.
ごはんとトマトの他,野菜パックを付けて食べる.美味し.

もちろん飲み物も大量摂取.
背中のハイドロパックに氷を詰める参加者も多数.

iPhone15 Pro

食事の後はドロップボックスの返送作業.
まずは汚れたウェアをボックスにin.明日の分のパックを取り出す.
宿泊所の充電環境もだいたい把握できたので,余分なモバイルバッテリーもドロップ.
そして...防寒用に持ち歩いていたウインドブレーカージレも送り返す.
スタート以来,一度も使っていない.
まさか連日,ここまで暑いとは...寒さに耐えられなくなってもレインウェア一枚で対応できそう.

iPhone15 Pro

初日の豪雨でカラカラになったチェーンにルブを注す.

タイヤも大事だがチェーンも大事.万が一切れたらシャレにならん.

本日の宿,清水を目指しリスタート.
サイコン表示で現在約790km.あと410Kmしか走れません!

...と,強がってはいるが,外はもうとんでもない日差し.
チャリで走っていい気候ではない.
それでも前進するのみ.これぞ男のロマンだ!(アホです)

ナビ(bryton S500)の指示に従って,先ほどの道道217号を戻る.
先程気になった分岐点.
なぜかナビは直進を指示している.

おかしい.

明らかに方向としては,青看板にある通りに右折して津別町に向かう方が正しい.どうなっている?

そこへ後続の方が到着.
Kazchari同様,ナビは直進を示しているらしい.
紙のキューシートを確認中,さらに後続の3名が合流.
別のナビだとちゃんと右折になっているという.
うむ.そちらを信じませう.

全員で右折してしばらく進むと,KazchariのS500にもちゃんと正規ルートの矢印が現れた.
なんだったんだ?

5人ほどで曲がったが,うち,脚の合うお二人とトレインを組みながら津別経由で陸別に向かう.
話を聞くと,愛知から参加の二人は6時スタート組とのこと.
速ぇ...じゃない! もしかしてKazchari,貯金(時間)がヤバい? 私的エイドで休み過ぎた?
このトレインにこのまま乗っているとマズい?

「いやいや4時組でも大丈夫です.僕ら相当速いペースで走ってます」との助言をいただき一安心.テキトーな計画で走っていると,こういう時ビビる.

アップダウンを繰り返しつつ陸別が近づいてきた.

iPhone15 Pro

「道の駅 オーロラタウン93りくべつ」着.

いや,ブルベとしては寄る必要はないのだが,スタンプラリー(オンライン)を押さねば.
建物内でポータルサイトに接続するが,なぜかスタンプが押せない.
場所を変え何度もトライするがダメ.

滅多にこない道の駅である.ここであきらめるのはもったいない(ブルベ中ですよ)
観光案内所のスタッフに泣きつく.
さらに数回試すがやっぱり不可.
よくよく見ると現在位置のGPSがめちゃめちゃズレている(数十キロ).
こりゃあかんわ.
なぜだ? オーロラの影響か? 何かの妨害電波でも流れているのか?

諦めて近くのセイコマに移動して補給.
ここでも多数の参加者が休憩していた.

iPhone15 Pro

出発.
路肩が狭い上に交通量の多いR242をさらに南下.この道はなかなか辛かった.
やがて現れる「道の駅 あしょろ銀河ホール」

iPhone15 Pro

その昔,小さかった娘が猫アレルギーで顔がパンパン.
近くの薬局で抗アレルギー薬を買った思い出がある.

そんな話はさておき,トイレついでにここでもスタンプをトライ.
あかん.ここもGPSがズレとる.なんでや.

それでもブルベは続く(当たり前)
さらに南へ.
この辺りは昨年のフレッシュで見覚えがある.
おお,懐かしの焼き肉屋「カウキング」

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

そして16:53,ようやく到着したのが...

【PC10:ローソン本別南四丁目店】886.9km地点着

iPhone15 Pro

夕食? ラーメンを食う.
久々のコンビニPCである.レシートを忘れないようにしないと.

今日のお宿まではまだ距離がある.
やはり夜間走行は避けられないのか...

今朝,別海からの出発時しばらく一緒に走ったHさん.
脚が合いそうなのでトレインを組む.

国道を離れて田舎道に入る.
結構な激坂が現れるが,なんとHさん,直登で2,3kmはある坂をダンシングだけで登る.
いやいやびっくりした.
まるで全盛期のリッチー・ポート並みの座らないヒルクライム.

追いついた後に訊くと,腰が悪いのでダンシングの方が楽とのこと.
それでもなぁ...元はガチレーサー.PBPも経験あり.
普通の身体能力ではないよな.

その他,色々とおしゃべりしているうちに,出発前は休憩(入浴)ポイントとして想定していた『しほろ温泉プラザ緑風』を通過.

マップ上は,ここから清水の宿泊地まで50kmはある.
どう考えても,入浴してまったりした後,走る距離ではない.
あっさりと計画変更.
多少狭く,待ち時間があったとしても清水の仮眠所での風呂がベスト.

すっかり日が落ちてライトon.
国道との交差点で久々にコンビニを発見.
「セイコーマート士幌店」である.

iPhone15 Pro

何か見覚えあるなぁ...って,ここも去年のフレッシュで使ったセイコマやん.
軽く補給.
続々と後続者も着.
宿泊所前,最後のコンビニ?

そそくさと出発.
士幌町内,何かのお祭りなのか町中に吊るされた提灯が美しかった(写真なし).

...つーか,それよりも気になったのが...雨粒
顔にあたる.それに路面も濡れている.
まさか...Day1に続き,またしても雨なのか? 一日の終わり直前に!?

iPhone15 Pro

トレインを組んでいた4人で相談.
雨もひどくなってきたので,レインウェアを着ることに.とほほ.

ところが,である.

iPhone15 Pro

しばらく進むと,路面が乾き雨も止んだ.
なんじゃそら.
士幌町中心地だけの極地豪雨だったのか?

ムシ暑い夜.レインウェアなんぞ着たくない.

だが,誰かがつぶやいた.
「こういうのって,カッパを脱ぐと降るんですよねぇ...」

そう,これこそはかの有名な「ヌグフルキルヤムの法則」である.
人類はこの宇宙の法則から逃れることはできないのか...

はい.逃れることはできませんでした.
この後,再度降雨エリアに突入することになる.

とは言え,霧雨程度.
相談の上,このままできるだけ早く宿泊地に向かうことで合意した.

暗闇&濡れた路面の道道を快走.
これまでのブルベでも何度か通った地域だが,この辺りは本当に照明が少ない.
雨さえ降らなければ頭上に満天の星空が見えたはず.惜しい.

iPhone15 Pro

途中の自販機ゾーンで休憩.
ゴミ箱がなかったので買わず(いつも思うが店側の機会損失だろう).

残り10kmほどか.
途中,2人ほどパンク修理中の参加者を見る.
夜+雨の中での修理.大変だ.

Hさんと一緒にひたすら走ってようやく清水町.
ようやく,本日の宿泊地が見えた.

【PC11:清水町農業研修会館】971.2km地点着

iPhone15 Pro

今日の到着はさすがに遅く,22時.
とは言え,まだ人は少なく布団と充電タップの確保,およびシャワーまでスムーズに完了.

いやいやいや,今日もよく走りました.
”魔の3日目”もなんとかクリア.
残りは明日一日だけ.しかも“たった”230kmだ!

楽勝,楽勝と思っていた時期がKazchariにもありました.
まさか,あんな状況に陥るとは...

iPhone15 Pro

怒涛のDay4へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4