BROMPTONな四国一周ライド Day1:松山~ちょいしまなみ~四国中央

2025/11/8 Sat

チャリの聖地へ

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晴れ.温度:12 ℃,湿度:77%,体感温度:9 ℃,風速:13.0 km/時,風向:E

Day0はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day0: 旭川~松山

朝6時に起床.
BROMPTONで運ぶ荷物の最期の取捨選択.
この時の選択が後の運命を良い方に...分けたのか?

もっとも悩んだのが着替え.
ジャージ2枚,長袖インナー2枚,ビブ2枚,部屋および外出着としてTシャツ2枚,パンツ2枚の布陣.

初日は「納沙布岬1200ジャージ」を着て,北海道愛をさりげなく主張(イミフ).

これらを圧縮袋に詰めてフロントバッグに入れる.
洗面セット,常備薬,サンダル,チェーンルブ,工具,モバイルバッテリーも持参.

全てのパッキングを終え,ジャージに着替えて朝食へ.

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まぁ,よくあるメニュー.

8時前,部屋からBROを出す.
不要品は輸送箱に放り込んでフロントに預ける.
行きと帰りを同じホテルにすると,この技が使えてベネ.

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さぁ,出発.
まずは始まりの地である愛媛県庁を目指す.

路面電車の走る町.好きだ.

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実はこのフル装備での走行は初めて.
27.5リットルの大容量フロントバッグの重量は持った感じで7kg近くはありそう.

前部にそれだけの重さがかかれば,かなりふらつきそうなものだが,そこはBRO
バッグはフレームラック直付けのため,走行にそれほど影響を与えない.
頑丈なスチールフレームの直進安定性が素晴らしい.

数百メートルで県庁着.
四国一周モニュメントでの撮影を敢行.

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変なところに派手なクルマが停まっている.
どうやらPRカーのようだ.

休日&早朝のため周囲に人がおらず,撮影を頼めなかった.
まぁ,自撮りで良いでしょう.

ちなみに「台湾一周」のスタートは「松山駅」
これも偶然の一致なのか,オブジェはオレンジ色.

2024年3月17日撮影

さてここからは,基本的に公式コースをトレースしつつ時計回りで走る.

四国一周の証明となる道の駅を通過するため好都合なのだ.
ナビサイコンの「bryton S500」には日ごとに分割したルートをインストールしてあるが,公式だと11日で周る設定となっている.

今回,Kazchariの旅程は正味8日間
ゆえに1日の走行距離をこれより延ばす必要がある.

その公式のスタート地点はどうやら道後温泉.
遠回りになりそうなのでいきなり無視.
県庁を出て今治を目指す.

言うまでもなく松山市は大都会.
信号坂の連続攻撃をお見舞いされる.

なぜか土曜日にもかかわらず,クルマも学生さんのチャリも多い.
なかなかストレスフルな走行となったが,ブルベではないのだ.
時間制限はない.焦っても仕方がない.

それにしても...久々の関西,いや西日本の道路.
交通マナーがめちゃめちゃである.

まずクルマによる追い抜きの際のチャリとの間隔が異常に狭い.
煽られているわけではないが,いつひっかけられても不思議ではない.

当然クルマ同士の車間も狭い.
渋滞地帯で突然の衝撃音.
ほら,いわんこっちゃない.オカマ事故を目撃.

そしてオートバイ.
北海道と違って,こちらのオートバイは右車線どころか路肩を使って左側からもクルマに追い越しをかける.
要はすり抜け文化マンセーである.

これでは命がいくつあっても足りなさそうなので,チャリ通行可の表示があれば積極的に歩道を走ることにした.

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このデカ・バッグ,確かに走行中は安定しているが,停車時は要注意.
ハンドルをスタンドと反対側に切って安定感を確保.
それでも油断すると倒れそうになる(最終的に2回倒した).

緊張感のせいか腹が減ったのでローソン・ストップ.

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走行再開.
陽が昇るにつれ,徐々に暖かくなってきた.
長袖インナー+夏ジャージおよび短ビブの組み合わせで十分な気候.

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海が見えて来た.
このように歩道が広く実に走りやすい.
さすがサイクルツーリズムを前面に押し出している愛媛県である.

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やがて四国一周認定クリア条件の道の駅「風早の郷 風和里」に到着.
スタンプをゲットするのだ.

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記念すべき第一スタンプ.

一周認定のためには,公式チャレンジパスに記載されている道の駅(29か所)全てをクリアする必要はない.
愛媛県の場合,県内3か所を押せばよいとなっている.

これがよくできていて.松山から北方面には2か所しかない.
つまり一周して南側で3か所目に立ち寄る必要があるのだ.

注意点はもう一つ.
このスタンプは施設の開業時間しか押せない.
早朝や夕方以降は到着してもゲットできないのだ.
タイムマネージメントが重要である.

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で,愛媛と言えばみかん(≒ポンジュース)である.

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「愛媛では蛇口からポンジュースがでてくる」という都市伝説を現実化したのがこのシステム.空港にも設置してある.

残念ながら無料ではなく,お値段は少々高く1杯¥360.
当然,ケチケチKazchariは買わないっつーか,普通に瓶入りの方が安くね?

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先に進む.
快適な歩道は姿を消し,狭い車道を走ることに.
怖い怖い.
台湾でも装着したが,やはりバックミラーは必須装備.

ただしところどころ,海側に無理やり張り出した歩道も散見される.
グレーチングの下は海である.

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四国名物,お遍路さんの姿も見かけるようになってきた.
昔のような笠+白装束のガチスタイルはほとんど見かけず,トレッキングウェアで固めている人が多い印象(特にガイジン)
より機能的になったのだろう.

下の建物は交番.味わい深い.

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工場萌え.
この写真を撮った後,バランスを崩してBRO倒れる.
縁石でフロントフォークにキズがついてしまった...シクシクシク36.

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海洋公園のオブジェ.
どことなく台湾の港湾沿い.
どこも似たような造りになるのか.

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今治着.
うむ.なかなかのハイペースだ.
今日は距離稼げそう.香川まで行けるかも...と思った時期がKazchariにもありました.

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しかあし,ついつい見つけてしまったのがこの看板.
し,しまなみ海道だとぉ! 尾道だとぉ!

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今回全く行くつもりがなかったしまなみ海道
ちょっとだけやぁ~ちょっとだけやぁ~橋をちょろっと見るだけやぁ~

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あっ,某コミックで見た事ある坂や!

しゃーないなぁ~坂を見ればスイッチが入るんはしゃーないなぁ~クライマーやしなぁ.

らせん状の坂をぐるぐると登り,見えて来たのは巨大なブリッジ.
おぉ,ここがサイクリストの聖地,しまなみか!

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うぉーこれはスゴイ.
とんでもない景色が広がる.
好天も相まってテンションマックス.

コース上はもちろんキープレフト.
景色に見とれていたら,知らずにセンターを割ってしまい,前からきたチャリダーに謎の言語で怒鳴られてしまった.
すいません...ぐらい超絶で非日常.

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よくわからんけど,謎の料金所.
馬島に下りるか下りないかのジャンクション.

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大島到着.
ここで一旦,橋から降りる.
3~4%の勾配.
こりゃ確かに普段から乗ってない人は登るのしんどいわ.
クライマー的には大好物やけど.

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大島にある道の駅「よしうみいきいき館」着.
12時になった.

これ以上進むと尾道まで行ってしまう.
あくまで目標は四国一周.今日はこれくらいにしといたるわ!

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おいしそうな海鮮物が並ぶが,いかんいかん.
落ち着いてしまうと旅の目的を見失う.
思い切り後ろ髪を引かれつつ,走って来たルートを戻る.

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この先,あちこちで見かけるお地蔵さん的オブジェ(違いがわからん)
そういや北海道では見ない.

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先ほどのスロープを登り返す.
これ11月やからいいけど,真夏だと地獄の暑さが予測される.

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しまなみ海道の何が面白いって,原付,しかも二種(~125cc)まで通行可能だということ.
つまり我が「モンキー125」も走れるのだ.
もちろんチャリ / 歩行者とは別の道が用意されている.
実際,2人乗りの原二が爆走しているのを見た.

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帰りは追い風であっという間にスタート地点に戻ってきた.
また来るぜ,しまなみ.あばよ.

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コースに戻り,しばらく走る.
さすがに腹が減った.
もうなんでもいいからっつーことでセブンイレブンに.
まるでブルベ.食事というより補給.

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さて14時である.
そろそろ今宵の宿を決めよう.
台湾ではagodaを使っていたが,昨今,そのやらかしが色々と発覚.
信用が地に落ちている.
つーことで,Yahooトラベルで検索.

日没時間は17時.
残り3時間だと行けて四国中央市ぐらいか...って四国中央市って何?

いわゆる平成の大合併で誕生したらしい.
ちなみに,川之江市・伊予三島市・土居町・新宮村が旧自治体名.
やはりこちらの方が馴染む.

いくつか並ぶ宿に「AZ HOTEL」があった.
九州や四国のロング・ブルベの宿泊先としてよく聞く名前だ.
格安な上,悪い話は全く聞かない.
これは一度泊まらねばなるまい.

【公式】AZホテルチェーン

無事予約.次の目的地を目指す.

道の駅「今治湯ノ浦温泉」着.

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スタンプゲット.これで愛媛はあと1つ.
四国は温泉地が少ない.
この旅の途中,温泉付きの宿とか泊まれないだろうか...
台湾の温泉宿,最高でした.

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

このまま幹線道路で向かうものと思いきや,新居浜付近で突如コース変更.
海岸沿いを離れて内陸に向かうことに.

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暖かいを通り越して暑い,
こんな時には熱いブラックコーヒーとアイスの組み合わせ.
おやつですね.

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徐々に宿までの残り距離が縮ってくる.
あぁ,今日も終わりか.しまなみも走ったし,充実した一日だったなぁ...つるかめつるかめ(誤用)

だがしかし,最後の最後に超級山岳が用意されていた.

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登れど登れど全然山頂が見えてこん.
せまる夕闇.
「しまなみ」という余計なルート(さっきは褒めてたのに)を走ったおかげで,終わりかけの脚.
いやぁ,辛かった&辛かった.

それでも回せばいつかは終わるのが坂.
絶景の頂上に立つ.

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後は快適なダウンヒル.
フロントライトをスイッチオン.
予定の17時を少し越え,やや郊外にある「AZ HOTEL愛媛土居インター店」に到着.

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もうフロントのスタッフからして感じが良い.
チャリで来たとみるや,部屋を1階に変更してくれたり,チャリの持ち込みももちろんOK.
ちゃんとタイヤを拭くタオルまで用意してくれる.
他,設備の説明も親切丁寧で好感しかない.
こりゃブルベ民に人気なのもわかる.

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周辺にレストランの類はない.
ファミマまで1kmほど.
チェックイン後,BROに乗って買い出しに行く.
夜もコンビニ飯か.やれやれ.

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後で気づいたが,AZにもバイキング形式のレストランが併設されている.
バイキング方式で¥1,200程度.安い.こっちにしたらよかった.

つーことで寝床も決まってまったりとした時間.

本日の走行距離は100km越え.
たが,想像よりもカラダのダメージは少ない.
「薄野200」でひどかった肩周囲のコリがほぼない.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

これはPハンドル効果だろう.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

さて,明日の天気はと...あ,雨100%!?

その2へ続く.

BROMPTONな四国一周ライド Day0: 旭川~松山

2025/11/7 Fri

同行二人(ボクとBRO)

昨年,台湾一周ライドを達成した.

自治体がタッグを組んでいるのかどうかは定かではないが,台湾と四国の両方を“環島”すると,特別なジャージがもらえると知った.

限定モノに弱いKazchari.
台湾一周終了後に,挑戦を決意.
このあたりの経緯は以下の記事に詳しい.

BROMPTONで四国一周~計画編

その後も旅用の大容量バッグを買ったり,(余計な)カスタムをしたりしているうちにとうとう出発の日がやってきた.

BROMPTONの甘い罠~サドル&シートポスト編

かねてからの計画通り,BROMPTONはその前々日に,ゆうパックにて初日の宿に発送済み.
ケースは購入時の純正段ボール箱を使用.
二重構造で非常に丈夫である.

愛媛までの料金は160サイズ,~25kgで¥3,210.
LCCの預け荷物代よりはるかに安い(Jetstarの場合~15gで¥4,600
何より持ち運ばなくてよいのが助かる.

本体を入れてもかなり余裕があるので,スキマにウェアや工具などを詰めるだけ詰める.衣類は緩衝材にもなる.

この箱を航空輸送に使うのは2度目.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

この時うっかりしていたのがタイヤ.空気を抜いておく必要がある.

昨今何かと問題視されているリチウムイオンを使った充電式のサイコンやライトも外す.

ただし,つい入れてしまったのが「股ズレ防止クリーム」「コンタクト洗浄剤」

伝票の内容物に記載しておけば問題なかったのだが,それを怠ってしまった.
郵便局からの連絡があり,X線にて液体ボトルが発見されたので空港で足止め中」とのこと.
電話で説明して事なきを得たのだが,下手すれば陸送となり,宿への到着が遅れるところであった.くわばらくわばら.

そして,LCCは持ち込み荷物の重さ(7kg以下)にうるさいという.

当初は機内持ち込み用バッグとして愛用している「HIDEO WAKAMATSU 3WAYキャリーケース」を使うつもりだった.
サイズは問題ないが,バッグ自体が3kgと既に重い.
つまり荷物そのものは4kgしか入れられない.
まずケースに必要な荷物を詰め込んだところ驚愕の6.9kg
さすがこれは余裕が無さすぎる.

仕方なく登山用のリュックを準備.

軽い軽い.
同じ荷物量でも5.6kgとなった.

つーことで,出発の日は朝4時に起床していつもの朝食.
申し訳ないが,ヨメさんにも早起きしてもらい,出勤前に旭川⇒新千歳空港への直行便が出るバス停まで送ってもらう.

都市間バス たいせつライナー 旭川⇔新千歳空港

このバスを利用するのは今回が初.
片道¥3,800と格安かつ便利.
近々値上げらしいが,それでもお得な路線だ.

以前はクルマで新千歳空港近くの民間駐車場まで自力移動.
旅先から帰ってくるまで,そこに駐車という手段を使っていた.
空港駐車場を使うより割安だったが,今後は「たいせつライナー」一択だな.

といいつつも,このバスは便数が少ないのが唯一の欠点.
今回も往路は大丈夫だが,時間が合わず帰路のバスは利用できなかった.

さてこの日の旭川は雨,いや氷雨というにふさわしい寒さ.
始発の「共栄BC」からの乗客はたったの3人.

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6:20発のバスがやってきた.

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こんなに過疎ってて収益は大丈夫なのかと思ったが,中継の旭川駅から人がゾロゾロと乗り込んできて,なぜだか一安心.

2時間半ほどで新千歳空港着.
夏に娘を送り届けて以来である.

BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

Jetstarには既にオンラインチェックイン済み.
成田への出発は3時間後である.国際線かwww

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で、新千歳空港と言えば行く場所は決まっている。
そう「GUNDAM BASE」である.

「もし百式のメカニカルコアメッキとかあったらどうしよう? さすがに松山まで持って行くわけにはいかんわなぁ.ダヒャダヒャwww」

とトラタヌ.
もちろんそんなモノがあるわけがなく,全く触手が動かないクリアモデルばかり山積み.
ただし,参考展示ケースに今話題のアレが飾ってあった.

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MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム [TWILIGHT COATING]

驚くべきはその価格.
なんと¥66,000である!
何をどうすればこの値段になるのか謎.

界隈でも大騒ぎで「こんなん売るんやったらノーマル品をもっと量産しろ!」との,歓喜よりも怨嗟の声が圧倒的多数.
Kazchariも100億%同意する.
未だにノーマル品の現物を見たことがない.

めぼしいものがないのでそそくさと退店.
店の前のベンチに座ってiPadで動画鑑賞.
昔に比べて空港の無料Wifiは繋がりが良くなった気がする.

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11時.腹が減った.
成田まで我慢できそうにない.
レストラン街を彷徨うが,どこもかしこも高ぇ.

そんな時はフードコートでラーメンだな.
せっかくの旅=非日常なのだが,ケチ気質は抜けん.

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手荷物検査場に向かう.
全体の大きさや重さはともかく,とあるブツがリュックの中に入っている.
それはチェーンルブ

形状と中身的に絶対お咎めがあるかと思ったがすんなりパス.
念のためSDS(安全データシート)を印刷しておいたのだが拍子抜け.

場合によってはSDSがあっても破棄させられることもあるらしい.
まぁ運が良かったっつーか,こんなにザルで大丈夫なのか?

搭乗口に着くと30分の遅延表示.
LCCあるあるだな.
理由は使用機材のバードストライクらしい.
乗り継ぎ便への影響はなさそうである.

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少々遅れたが無事搭乗&出発.

季節柄か咳をする客が非常に多い.
「たくっ,鍛え方が足らん!」と,自分が元気な時は考えがち.

特に後席の女性,離陸から着陸までずっと咳き込んでいた.
なんか12モンキーズ系のバンデミック映画を思い出す.

さて,成田着.
思ったほど暖かくない(偏見).
第3ターミナルはいかにもLCC向けの急ごしらえ感.
それでもフードコートは充実.

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夕食を「FRESHNESS BURGER」とやらにする.
「塩レモンチキンバーガー」を注文.
単品は割と安いがサイドメニューが高い.
最近はこんなもの? 普段食べないので相場がわからん.

で,再びの保安検査もチェーンルブ,クリア.
心・配・ご無用だった.

20時過ぎ,みかん県こと愛媛の松山空港着.
ここに降り立つのは,10年以上前の学会出張以来か.

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街の中心へはリムジンバスを使うつもりだったが,ちょうどバス停に入ってきた路線バスの行き先に大街道(一番街)とあるじゃあーりませんか.
料金半額.乗ります乗ります.

不思議なことに電光掲示版に表示されるのはキャッシュレスでの料金.
現金は¥20増しになると何度もアナウンス.
パスを持たない非地元民&ガイジンにはややこしいシステムだ.

つーか,どこもかしこもバス会社ごとに支払いシステムが異なるのはなんとかならんか?
全部クレカのタッチにすれば良いのに.何かの利権?

で,大街道着.

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今宵の宿はすぐそばである.

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チェックインと荷物の受け取り.
部屋に運んで開封!

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いやいやホンマ楽やったわ.
ゆうパック作戦大成功.
国内輪行旅はこれでパーペキやね.

そして明日より四国一周旅がスタートする.

Day1へ続く ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day1:松山~ちょいしまなみ~四国中央

ファットなワンちゃんトレイルライド

2025/11/3 Mon

カオス

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晴れ時々曇り.温度:6 ℃,湿度:62%,体感温度:5 ℃,風速:12.6 km/時,風向:N

本日はダブルヘッダー.

午前中は旅に備えてBROMPTONの試走.

BROMPTONな旅の前の試走ライド

新機材の走行性能に好感覚を抱いたまま急いで帰宅.
お次はファットバイクを準備.フラぺを片面SPDに交換する.

昼飯食って,いざ集合場所へ.
で,何のイベントに参加するのかと言うとこいつである.

某SNSで流れて来たこのチラシを見て即申し込んだ.
通常こうしたグラベルは通行禁止,もしくはお役所の許可が必要な場合がほとんど.イベントに参加しないと走るのが困難なのだ.

そして...昨今世間を騒がせているクマ問題.
この場所も頻繁に目撃されているエリアである.

富沢地区と言えば冬場のクロカン(スキー)が有名.
最近は開催されていないが,以前はシーズンの終わりにチャリ解禁デイがあった.

富沢クロカンコース開放ライド

同じコースかと思いきや,添付されている地図を見ると別のようだ.
ますます参加意欲が高まる.
しかも無料!かつ,ライド後にカレーライス提供だと!
乗るしかないっ,このBig Waveに!

それにしても...ワンちゃんと? つまり犬を連れて野山を走る? そういう世界もあるのか.

申し込むと主催のM田さんからメールあり.

「今回,MTBの走行も募っている理由は将来的にレースの開催も考えているため,実際に走行して意見を聞かせて欲しい」とのこと.

なるほど.
では,MTBに関してエキスパートな,不詳Kazchariがご意見申し上げませう(どの目線?)

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

家から会場までは16kmほど.
ウォーミングアップを兼ね,自走かつ遠回りで...って嘘.
適当なルートをチョイスしたせいで,時間ギリギリの到着になってしまった.

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道道を曲がると,集合場所まではいきなりジャリの激坂.
ひいこら登っているとクルマが次々と抜いて行く.
リアキャリア,外すべきだった...

会場に着くと既に結構な台数のクルマ.
もちろんワンちゃん連れの方がほとんど.
ちらほらと半袖半パンのガチトレラン勢もいる.

あれ,チャリは?

そこへ駆け寄ってきたのが,以前より知り合いのH田さん.
なんと,チャリの参加はKazchariとH田さんの2名のみ(1台DNS).
メットかぶって完全に浮いている2人.
そこに登場したのが我らがI林ねーさん.

Topstoneなカミフ~芦別グラベルライド

一応チャリも持ってきたが,とりあえずトレランで参加だそうな.

あちこちでワンちゃん好き同士が集まって盛り上がっている.
へぇ,しつけられた犬って全然ケンカとかしないのねん(全く興味なし)

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軽いブリーフィングの後,一番長い5kmコースから出発.
てっきりヒグマ対策のため,先導車の後を,ゆっくりゾロゾロついていくかと思いきや,そんなこたぁ全然なく,各自のペースで走っていく.
いいねぇ,この自由な雰囲気.
まぁ,これだけ大人数かつ犬だらけの団体をクマが襲うとは考えにくい.

スタート後の最初の登りからかなりの勾配.
それに昨日までの雨で,かなりのぐちょぐちょ路面で滑る滑る.
グラベルロードや細タイヤのMTBだと大変だったろう.

横を走っていたI林ねーさんから「ファットで正解!」と太鼓判.

あくまで「ワンちゃんとトレラン」が主旨なので,ランナーで大渋滞するかなと思いきや,道幅も広く,適当にバラけてそうでもなかった.
渋滞で足つきすることもなく,するすると登れる.楽しい.

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そして倒木.
ジャンプで飛び越え...れる高さではなかったの担ぐ.

いただき画像

続く直登の激坂(13%~)もズルズルとクリア,さすがファットだ,なんともないぜ!(ただし既にドロドロ)
ガチトレラン勢には次々と抜かれるがな.

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2kmと5kmの分岐点に到着.
このコース,最初の坂を登り切ると後は平坦基調.
もちろんチャリ勢2名は5kmを選択.

いただき画像

少し下ったヒャッハーエリア.
トレランの参加者もだいぶ少なくなり,進路が完全にクリア.
さすがに5kmコースを選択する人は少ない?

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逆に言えばこちらを走る方々は,ワンちゃんもご主人もみんな元気.
速い速い(っつーか,ハイテンションな犬に連れまわされている感).

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その後も緩急のついた実に魅力的なコースが続く.
前方からM田さんの軽トラがやってきたので,感想を求められる.
もちろん「楽しいです.レース形式にしたらめちゃめちゃ盛り上がると思います」と即答.

道幅も広いし一部を除きテクニカルな場面は少ないので,完全にパワー・持久力がモノを言うだろう.ある意味安全?

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下った先に分岐点.
曲がらずに直進すると,例の富沢クロカンコースにつながるらしい.

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先ほど通過した2kmと5kmの分岐点に戻って来た.

スタッフがいたため「このコース素晴らしいです.でも,普段は勝手に走っちゃダメなんですよね?」と聞いてみる.
曰く「えー,営林署の方に見つかると怒られます」(解釈はご自由に)

まぁ,ひとつ言えるのは,一人で走る勇気は...爆発させてはいけないエリアである.

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このまま下るとイベントが終了してしまう.
もったいないので,ここからの周回コースをおかわりすることにした.

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2周目ともなると誰もいない.
ゆえにペースを上げて爆走!

...あれ? ここがどういう所か忘れていません?

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ふと冷静に帰る.
戻りますか.十分堪能しました.

分岐からゴールに戻るダウンヒル.
遠方に人影を確認して一安心.

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とっかかりの激坂.
雨にえぐられたのか,深い溝がある.
華麗にジャンプ!なんてことはしません.できません.

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駐車場に戻る.
クルマの数は相当減っていた.
そらそうだ.
まだ15時前だが,急に冷え込んできた.

遅れて帰ってきたので,”オツカレー”は既にないかもと思っていたが,しっかり残っていた.

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それどころか相当余ってしまったらしく,ずうずうしくもおかわり.
サイコンを見ると1,000kcal以上消費している.そら,腹減るわ.

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つーことで,チャリダー2名,それにI林さんを加えて,本日の感想やらレースの可能性について,M田さん色々とトーク.

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昨今,主に人出不足が理由で各種サイクルイベントが休止,または縮小傾向が続いている.例えば美瑛の冬チャリレースとか...

嗚呼「第4回びえいスノーサイクルフェステイバル」...

新しいイベントができるのはうれしいものである.
日々の練習へのモチベーションも上がるしな.

そうか,例の「旭ヶ丘ヒルクライム」「カミヒル」「芦別クリテリウム」のシーズン杯に組み込んでもらうとか...
MTBはカテゴリが違うから難しいか(参加者が少なくなる).

さて,ゴール後にサングラスを外そうとしたらフレームのツルの部分が折れてしまった.
イベント後で良かったっつーか,四国にも持参する予定だったので,今壊れて大正解.

めちゃめちゃ安いが侮れない性能.
調光機能はないものの,”お気に入りの”ブルーレンズは昼だろうが夜だろうが雪景色だろうが,問題なく視野を確保してくれる.
台湾一周にも持参した.

自宅まで裸眼走行になってしまったので目がシバシバ.
我慢の走行となったが,このセット,驚くべきことに予備フレームまで付いているのだ.ゆえに全く無問題.

いやーそれにしても楽しかったな.
グラベルシーズン,真っ只中である.

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BROMPTONな旅の前の試走ライド

2025/11/3 Mon

準備万端?

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晴れ時々曇り.温度:5 ℃,湿度:76%,体感温度:3 ℃,風速:12.2 km/時,風向:N

悪天候の週末は,本日,月曜祝日になってようやく回復.
今日は何かといそがしい.
まずは長旅仕様の最終形態になった我がBROMPTONの試走である.

先日交換したばかりのアルミ製シートポストとふかふかサドル.
はたして,その実力は?

BROMPTONの甘い罠~サドル&シートポスト編

そこそこの距離を走るため,ちゃんとレーパンを履いてまたがる.
太陽は出ているものの気温は低めなので長袖起毛ジャージと起毛ビブの組み合わせである.
グローブはがんばって指出し(なぜ?)

そそくさと走り出す.
さて,新装備の実感だが...以前に比べ明らかに軽快感増し.
160gダウンは伊達ではない.

もちろん,旅チャリの視点から考えると快適さと耐久性が気になるが,これらは最低100kmライドでもしないとわからんかも.

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歩道から車道へ降りる時などの段差ショックが気になる.
衝撃でシートポストのズリ落ちはないだろうか?
サードパーティ製の粗悪品だとシートクランプで十分な締め付けができず,シートポストが固定できないことがあるらしい.

しかあし,さすがの「KCNC」製.今のところ問題なさそう.

だが旅先でズリさがったら?
あー車載工具にシートクランプ増し締め用のレンチないわー.
まぁ,細かい点を気にしだすと荷物が増えるばかりなので,そこはケセラセラで.

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もう一つの目玉改造は,これまた換えたばかりの「miniPハンドル」
今日もサイクリングロードの平坦直線で下ハンを握ってみる.
明らかにケツ圧が逃げ,ペダルに体重を乗せられる.
ケツや肩に痛みが出てても,このポジション変更は超有益.
もちろん,出る前から時折下ハン使って,荷重分散,可能な限り快適さを長続きすべし.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

ただし,下ハンライドだとブレーキレバーから手が離れてしまうので,路面が荒れている場所や交通量の多い場所での使用はご法度.
まぁ,TTバーと同じような運用だな.

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いかにも晩秋.
夏場は緑のトンネルっぽいが今は枯葉ロード.
やがて雪が全てを覆い隠す.

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駅前の宮前公園へ.
紅葉ならぬイチョウの黄葉が美しい.

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「Ride On Bag」には追加アタッチメントを装着.

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ここにはナビとして「Bryton S500」を装着する.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

今度の四国一周はブルベではないが,”モデルルート”が存在する.
海岸沿いを時計回り.基本はそれをなぞる予定.
このルート上にある施設(主に道の駅)がPCとなり,スタンプを集めると一周の証明になるらしい(全クリでなくても良い).

公式が公開しているgpxファイルは既にインストール済み.

さて,そろそろUターンして家に一旦戻りますか.
もちろん本番はこんな軽量で走るわけではない.
フロントラックには27.5リットルの大型バッグを装着する.

当然,このバッグに旅支度を入れるとかなり重くなる.

「その状態での試走はしなくても良いの?」という声が聞こえてきそうだが(どこから?),心・配・ご無用.

BROMPTONの剛性バリバリのスチールフレームは多少重いブツを装着したところで,その安定性が損なわれることはないのだぁ!...と持ち前の楽観論

噂ではフロント荷重が過ぎると,キックスタンドが耐えきれなくなりひっくり返るという説もあるが...そん時はそん時で.

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上川神社正門前通過.
先ほどの宮前公園といい,ここもまた紅葉・黄葉がキレイだった.
今年最後の見頃だろう.

さて,本日のライドは実はダブルヘッダー.
別のマシンに乗り換えて,グラベルへGo!

TopstoneなJさんからの挑戦状〜新十津川発のグラベルライド

2025/10/26 Sun

虎の穴?

いただき画像

曇り.温度:7 ℃,湿度:81%,体感温度:8 ℃,風速:2.2 km/時,風向:NNE

本日は砂川からの刺客ことJさんのアテンドで新十津川発で奈井江やら美唄の山々を巡るグラベル三昧ライド.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

ヒグマ被害の報告が相次ぐ昨今.
二人だけで山奥を走るのはキケンと,Jさんが地元や札幌のグラベルライド仲間に声をかけた.
結果,総勢7名での豪華なグラベルツアーとなった.

気になるのが当日の天気予報.
一週間前から傘マークが消えない.
前日まで雨予報のままだったが「昼過ぎまでは大丈夫でしょう」ということで,いざ,新十津川へ!

朝7時に家を出て集合場所には8時半頃着.
既にJさんが到着していた.
続いて参加メンバーが続々と到着.

みなさんとは初対面なのでご挨拶.
そして始まるメカ談義.
ロードと違って,グラベルはカスタムの幅が広い.
マイナーなパーツ名やら専門用語が飛び交って,メカに弱いKazchariは全然ついていけん.

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雲多めではあるが雨は降っておらず,あまつさえ太陽も出ている.
念のためとジレやらウインドブレーカーをリュックに詰め込み,さぁ出発しましょう.

まずは舗装路を軽く走りつつウォーミングアップ.
風が冷たい.
早くカラダを暖めないと.
いくつかの角を曲がってグラベル開始.

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Jさん曰く,この辺りのグラベルはカーブなど一部舗装されていることが多いそうな.
とまぁ,それはともかく坂が来たぁー! うひょうひょ(変態)

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いやいやこれは楽しいな.
(写真は舗装路だが)適度な締まり具合のグラベルが実に走りやすい.
軽量(?)な車体,それに前後サスが良い仕事をする.

リエゾンを挟んで今度は開けた場所に出た.

いただき画像

十勝周辺のグラベルに似た雰囲気(そうか?).

Topstoneな音更周辺グラベルライド

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いただき画像

界隈(?)で有名な神内ファーム周辺.
何やらおしゃれな別荘が並ぶ.
長いダウンヒルを終えて休憩.

続く舗装路はアップダウンが激しく,インターバルトレーニング状態.
いつものE-Bikeに引き回される「旭川自転車愛好会」でのグラベルライドを思い出す.

「今日って,もしかしてゆるポタではなかった?」ことに参加者が気づき始める頃.

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舗装路の坂を登るとそこはワイン用ブドウ畑.
そういや先日の鷹栖ライドでも似たような場所があったな.

TopstoneなNew鷹栖グラベルライド

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どうやら北海道はワイン産業を積極的に盛り上げようとしているようだ.
温暖化のせい? 米もおいしくなったしな.
まぁ,ワインに限らずKazchariはあまり酒は飲まんけど(除くキャンプ時)

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

さぁさぁ,次のグラベルだ.連続攻撃だ.

iPhone15 Pro

荒れた路面のダウンヒル中,先行するJさんが急にストップ.
何かが落ちた? ただの石はねだった模様.
Kazchariを含め,誰かが何かを落とす(壊す)のもグラベルあるある.

集団ライドは楽しいが欠点もある.
自分のペースで止まれない=写真が撮りにくいこと.
特に今日は...徐々に巡航速度が上がってきたぞ.
これはこれで楽しくて停まるのがもったいない感覚.

やはり元々”そういう”走行会&メンバだったのか?

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次のグラベルは泥ヌタ.
こういう道はファットが楽しい.

iPhone15 Pro

補給ポイントが乏しい今日のルート.
Jさんがあらかじめ調査していた自販機ポイントに到着.
Coke-on他,キャッシュレス対応だが,電波が悪いのかなかなか決済されない.
その上,例によってゴミ箱がないのでKazchariはパス.

休憩中,話のタネにこれまでの冬チャリ写真をみなさんに公開.
変態認定されてしまった.名誉だ.
今年も12/30に開催予定の,例のアレを宣伝しときました.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

iPhone15 Pro

地元の農家さんが開いている臨時売店を発見.

この近くに住んでいる参加者のOさん.
スタートからここまではMTBだったが,集団についていくのが辛くなり自宅でグラベルバイク(スペシャのDIVERGE)に乗り換えてきた.
おお,本気モードだ.

そう,未舗装だけならMTBは無敵だが長々と続く舗装路は苦手.
やはりダートだけのクローズドコース向きだな.

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で,この売店だが開店は本日まで.
在庫一掃なのか,豚汁とおにぎり,漬物のセットがなんと¥200!という昭和価格.

iPhone15 Pro レンズが曇っている...

美味しくいただきました.
特に漬物の塩分がありがたい.
ここでの補給がなければ,この後の激坂を乗り越えられなかった...かもしれない.

朝出ていた太陽は姿を隠し,すっかり曇り空に.
今にも降りそう.
のんびりしているヒマはない.急ぎましょう.

これからがメインイベント.
奈井江林道「京極線」に突入する.
まずは高速道路下のトンネルをくぐる.

ゲートありだが通行禁止というわけでなく,山からエゾシカが降りて来るのを防ぐ目的で設置されている.

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全員通過後,きちんと閉めました.

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ここから延々と続くヒルクライム.
外部スピーカーを装着している人はボリュームを上げる.
突如『ブレイバーン』が流れてきて大笑い.

『勇気爆発バーンブレイバーン』がとりあえず面白い

場所が場所だけに勇気爆発である!

例によって最初はヒルクライム・ヒャッハーだが,知らない道ゆえ全然ゴール(山頂)がわからん.
曲がっても曲がっても登っていく道が見える.

調子に乗って走っていると,Jさん他をちぎってしまい,一緒に走っているのが,先ほどグラベルロードに乗り換えたOさんだけになってしまった.
それに...気のせいだと思いたいが,林の中から「カサカサ」という音が幾度となく聴こえてくる.

これはヤバい.ヤバすぎるぞ!

この辺りは超ヒグマ出没エリアなのだ.
先ほどの売店のおばちゃん達にも忠告されたばかり.
ここはペースを落として,後方の集団を待つことにした.

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ちょうど頂上っぽい場所に到着.
この山に詳しいOさんに訪ねると,本当の山頂はもう少し先らしい.
まぁ,展望もまぁまぁあるし,ヒグマが潜んでそうな林もないので,ここでみなさんを待つことにする.

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ところがJさんとSさんの2名がなかなかやって来ない.

ま,まさかの事態?

...と思う頃,お二人到着.
Sさんが持病の腰痛悪化でリタイヤ寸前だったとのこと.
だが,この場所からだと戻るも地獄,進むも地獄エリア.
あと少しで登りも終了.
騙し騙し進むことになった.

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ルート上の山頂はここらしい.地味だ.
ここからは爽快なダウンヒル開始.

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開けた場所で急停車&撮影大会.
とんでもなく山奥である.
間違っても一人で走る勇気はない.
なんとJさん,このライドのために試走してくれたらしい.勇者だ.

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小粒の雨が降って来た.
本格的にヤラれる前にゴールできるか?

この辺りの林道の特徴なのか,この京極線もところどころ舗装されている.
ただし,その路面状態は決してよくなく,また緑色のコケが生えている.
一歩間違えればスリップダウン.
そして動体視力の低下がキバを剥く.
今日はコケません!

EPICな神の子池トレイルライド

腰痛のSさんも含め,全員無事に下りきる.
これで今日のハイライト「林道京極線」をオールクリア.
実に走りごたえのあるグラベルだった.
さすがのJさんチョイスである.

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とまぁ,一息ついた感じなのだが,実はこの後のルートも面白かった.
どこかの採石場につながる道のせいか,大型トラックが行きかっているようで,未舗装にも関わらず路面がガッチガチに固められている.
ツルツルではなくしっかりとグリップ.
緩斜面かつ道幅の広い超高速ダウンヒル・ロードだった.
これは楽しい.

しばらく進むと久々に住宅街.
ようやく一安心.
ヒグマとの遭遇を無事回避したぞ.

で,国道12号を渡って,文明社会の象徴であるコンビニにIN.
あくまで昼食はデポ地近くのレストランの予定.
腹が減ったが,ここはエナジージェルだけで我慢.

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石狩川沿いの堤防へ.
寒い寒い.早く帰ろう.

前方からクルマがやって来た.
まぁ,広い堤防だしクルマの通れるのか...とボヤーッと見てると,車体の後方から黒い生き物が...

えっ,えっ,まさか! こ,子熊!?

と,一瞬ビビったが,なんてこたない.黒い犬だった.まぎらわしいわ!
後で聞いたところによると,クルマに乗りながら犬の散歩をする人が結構いるそうな.人騒がせな習慣である.

もう一つ.
この河川敷は森から結構離れているのだが,実はクマの目撃証言も結構あるそうな...シャレにならん.

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それはともかく,この堰は妙におシャだ.

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つーことで,セグメントになっている激坂タイムアタックなどを経て,雨が本降りになる前に無事デポ地に帰還.お疲れ様でした.

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泥だらけになったTopstoneだが,乾いてしまった土をタオルで拭くと傷だらけになってしまう.
本格的な洗車は家ですることにし,ゆっくりとハスラーに積み込む.

だが,SさんTさん,なんと充電式の高圧洗浄機と水タンクを持参.
洗車を始めたのでびっくり.
いやぁ,もうそういう時代なのだ(意味不明)

思ったよりも安い?

で,落ち着いたところでレストランへ.
えー,現在15時.田舎あるあるで14:30でクローズ.
もう一軒,温泉施設にあるレストランもクローズ.

見事に昼食を食いっぱぐれた一行であった.
ホンマ,途中の臨時売店で豚汁とおにぎり食べといてよかった.
とは言え,それだけでは足りず,非常用にと持っておいた補給用のプロテインバーに手をつける.

つーことで本日は解散.
そのまま帰宅する者,風呂だけ入る者などバラバラ.
また会いましょう.

で,Kazchariは先ほどの温泉施設『グリーンパークしんとつかわ』にてサウナ3セット.

グラベルではコケなかったのに,洗い場で滑って転ぶトラブルあり.
実は相当脚に来ているのか?

すっかりデキあがった後,外に出ると大雨.
慎重に運転しつつ旭川に帰還.

ふー,なんとか雨は回避.
総勢7人のライドでクマさんからも退避.
ヴァリエーションに富んだグラベル.
楽しいライドでした.

雪が降る前にまたどこか,走れますかな?

Topstoneな晩秋のグラベルライド

2025/10/25 Sat

秋が短すぎる

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曇り.温度:6 ℃,湿度:63%,体感温度:5 ℃,風速:8.6 km/時,風向:S

来週の天気予報に雪マークがちらほらな旭川.
あっという間に終わりそうな紅葉を求めてお気に入りのグラベルへ.

マシンはTopstone
ウェアもいよいよウインター仕様.
その昔,海外通販の雄,wiggleで買ったdhb製のこいつは裏起毛に加え,表面もウインドブレーカーっぽい素材.
防寒と防風・防水の全てを兼ねている.
今や手に入らないっつーか,似たアイテムがあっても高すぎる.
これも全部,新コロってヤツのせいなんだ...

wiggle

より重要なのがインナー.

今シーズンは灼熱の真夏も半袖ジャージ下にこいつで乗り切った.
冬は冬で適応.正にオールシーズンインナーだ.何より安い.

グローブはなぁ...陽は出てるし,とりあえず指出しでがんばるか.
念のため長指をフロントバッグに入れておく.

同じ商品が様々なメーカーが出ているが,おそらく大元は一つ(中華あるある)
示指と母指の開閉が超便利.スマホを始め,ギアの操作がめちゃめちゃ楽.何より安い.
真冬はこれ1だけだとキツいが,ハンドルカバーさえあれば無問題.

てな感じで,まずはいつもの忠別川サイクリングロードへ.
あれ?

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そういや先週も注意書き出てたな.
幸い全線通行止めではなく,一部区間のみ.
遠回りで迂回.

正に秋晴れ.
日光が心地よい.

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色合い的には今が一番良い時期かもしれない.
空気も澄んでいる.
そして,”この時間帯”はまずまずの暖かさだった.

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サイクリングロードを真っすぐ進むと,いつもの「魔界への入口」に到達.
ここからグラベル...ではなく,かろうじて舗装,その上を落ち葉が覆いつくすお気に入りの道が待っている.
スリップ注意.数年前はファットバイクでコケた.

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例年に比べると落葉が少な目で一部路面が露出している.
あまり手入れがされておらず,木の枝が膨隆してバンプを作っている箇所あり.
ロードバイクでとばすと,吹っ飛ぶ可能性あり.

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久々に「めだたんぼー」をセット.

まるでカタログのような写真.
少し彩度をいじっているが,加工というほどでもない.

ホンマ,写真とは光を写すモノ.
陽の入り次第で仕上がりがダンチ.

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越冬準備に余念がないエゾシマリス数匹.
さすがにこの辺りに羆は出ない...よね?

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まずまずの紅葉具合.
あおりで撮ったら直射日光でゴースト発生.

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以前に比べると木の伐採が進んでスカスカになったような気がする.
良くも悪くも”走りやすい”サイクリングロードになってしまふのか...

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半舗装路のサイクリングロードを抜け,定サウナ施設『花神楽』を通過.
そのままアップダウンを何度か繰り返すと,本当のグラベルに突入.

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ここも落葉,紅葉とも少な目のように思われる.
今日は登りルートだが,もちろん対向で下る方がハイスピードで楽しい.

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林を抜け農場のど真ん中を突き抜ける.
さほど斜度はないように見えるが,後半は10%越え.
グラベル・クライムは感覚が狂う.

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新ルート開拓.
もちろん進入する.

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写真ではわかりにくいが眺望抜群.
広葉樹と針葉樹,そして冠雪した山々とのコントラストが美しい.

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急坂を下って,一旦,丘を降りる.

さて,次はどこへ?
そういや今日は15時に所用があった.
あまり遠くに行くと食事の時間がなくなり,家に戻れなくなる.
ここはコスパ(何の?)よくダムだな.

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これまた山々,木々,湖の調和が素晴らしい.
それにしても青空はあるけど雲多すぎじゃね?
予報によると明日は雨だとか...今のうちだな(何が?)

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ダム湖の対岸へ移動.
幸いまだゲートは開いていた(冬期は閉まる).
トンネルを通ってダウンヒル.
この頃から日が陰り急に冷えて来た.

ジレを着,念のためにとバッグに入れておいた長指グローブに交換する.
途中のベンチで一旦停止.
画になる構図を探す.

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坂の途中,この辺りに点在する柱状節理な崖+紅葉.

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この後は,往路同様に忠別川サイクリングロードに乗る.
追い風基調で結構なハイスピード.
ただし寒い.
止まらない鼻水.そして涙目.
障害物がない真っ直ぐな道を無心で漕ぐ.いわゆるゾンビ走法.

例の「納沙布岬1200km」の後,コラムを入れ替えてハンドル位置を2cmほど下げた.
よりスポーティなポジションになったような...ほとんど変わらんけど.

ハンドルが下がった分,ケーブル位置も移動.
フレームに貼った傷防止テープが役に立たなくなった.

ちょうど汚れてきたし張り替え時期かな.
まぁ,グラベルロードMTBのキズを気にするのはナンセンス.

無事帰宅.
即シャワー室.
昼食を食べ損ねた.
不本意ながらカップ麺を開ける.
ただし,プロテインは欠かさない.これで解決(何が?)

Topstoneはグラベルを走ったわりに泥汚れ少な目.
特に洗車の必要なし.

天気予報は「明日の降水確率80%」と告げている.
久々のグループライドは雨のグラベルなのか!?

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

2025/10/19 Sun

まさかの大逆転

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晴れ時々曇り.温度:7 ℃,湿度:81%,体感温度:5 ℃,風速:13.7 km/時,風向:WNW

紆余曲折の末,「miniPハンドル」をようやくインストール.
今回はその顛末と紅葉見物を兼ねての試走ライド.

Pハンドル導入の経緯は以下の記事に詳しい.

BROMPTONの甘すぎる罠~ハンドルバー編

どうあがいても装着不可だったハンドルバーを販売元のショップに返送.
しばらくして「返金するので入金口座を教えてほしい」との電話があった.

その際のやり取りにて...

Kazchari「どうして付かなかったんですかね?」

スタッフ「個体差です」

Kazchari「(それは工業製品としてどうなのか?)...そうなんですね.こちらのお店で加工を頼んでみたんですが,無理と言われました」

スタッフ「そうでしょうね.うちならなんとかできたと思うんですけど

Kazchari「えっ!? ということはもしかして,BRO本体をそちらに送れば付けてもらえるということですか!?」

スタッフ「ええ,送料と工賃がかかりますけど,それでも良いならやりますよ」

な,なんてこった.パンナコッタ.

うむ.これは試す価値があるでしょう.
まさかの大逆転.
憧れのPハンを握れる日が来るとは...(まだ予定)

つーことで,BROミーティングの翌日,ショップにゆうパックでGO!

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その2)

その後,作業内容に関してメールや電話でやり取り.
営業トークに乗せられ,ケーブル交換までするハメに...

・日泉ケーブルブレーキ一式(¥5,500)
・日泉ケーブルシフトケーブル一式(¥5,984)
・H&Hケーブルサーマリー(¥1,980)
・ハンドルクランプ特殊ステンレスボルトナットセット(¥1,650)
・ハンドル取付け工賃,ケーブル取付け調整工賃,シム加工,ボルト頭縮小加工,フロントライト台座ヘッドパーツ干渉加工(¥19,800)
・返送送料(¥2,680)

これに元々の「Pハンドル」「スポンジグリップ」の代金が加わると...¥60,000越え...

あー聞こえない聞こえない.まさにカスタム地獄!
後悔なんてせんぞ!

つーことで,全ての作業を終えた我がBROが返ってきた.

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ホンマ,このBROの段ボール箱が超便利.
言うまでもなくぴったり(160サイズ)だし,BROを入れても,隙間にバッグやメットを収納する余裕もある.
これ一つあれば日本中どこでも送れる(先に送って手ぶらで行ける)

で,戻ってきたBROに対し,まず行ったのは...

iPhone15 Pro

新しいキックスタンドの取り付けである.
購入直後にスタンドを付けた際の記事はこれ.

BROMPTONの甘い罠~キックスタンド編

この時に購入・装着したキックスタンドはミノウラの「SLMV-3」

Amazonの商品紹介分には「BROMPTON P Line C Line 装着可能」なんて書いてあるが,12速には不可である.

確かに装着自体はできる.
だが,写真にあるように後輪シャフトへのねじ込みが浅いのだ.
事故の報告は聞かないが,リスクがあるのは確実.
何がきっかけでナットが外れるかわからない.

とは言え,その便利さには代えられない.
Kazchariは走行ごとにゆるみのチェックをかかさず,ビビりながら使っていた(すいません).
まぁ,ブルベ走ろうがジャリ道走ろうが特に問題なかったけど(結果論)

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

ところがどっこい,相撲はどすこい.
ついにMINOURAから「P Line,T Line 12速用のスタンド」=SLMV-4が発売されたのだぁ!

早速注文.
帰って来たBROに取り付ける.

何が変わったって,この取り付けナットである.

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右が12速用のナット.
シャフトにより深くねじ込めるように段差付きに変更.
それに合わせてベースプレートの穴も拡大.

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これで安全・安心.
焦って別メーカーの高額なチタン製スタンドを買わずに済んだ.

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ただしデメリットも一点.
ナットのサイズが15mmから17mmになった.
そのため,純正ツールキット付属の15mmレンチが無用の代物に...
そして別途,17mmレンチを持ち歩く必要ができてしまった.

BROマイスターのO西さんもT Line用にこのスタンドを購入.二人して,あーでもないこーでもないと検討した結果,Kazchariが選んだのはこいつ.

工具としての造りやサイズは良いのだが,残念ながら重い.
130gもある.だが仕方がない.
フレームバッグの中にチューブと収納.

ちなみにマイスターO西さんは,これにしたらしい.

なんと70g!
モンキーなので精度に不安があるが,滅多に使うモノじゃない,つまりパンク対応時のみなので,これで十分な気もする.

で,もう一つのカスタムポイントがバックミラー

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ロードやグラベルではバーエンドミラーを愛用しているKazchari.
うちのBROもMハンドル時は使っていたが,特殊形状のPハンドルには装着不可.ゆえにこいつをチョイス.

自由度が高く,どこにでも取り付け可能.
回転軸が多く微調整も問題なし.

で,肝心のPハンドルのBROへの取り付けだが,相当苦労した後が伺える.
問題だった厚すぎるスペーサーが原型をとどめていないっつーか,完全に新規作製?
それでもスキマをぴったり埋めるのは難しかったのか,調整の後が痛々しい.
さらに電話ではステム側のネジ穴を彫り直して,別の長いネジを調達したとか言っておられた.

大変な作業,ありがとうございました.
もちろん強く固定されている.
もう別のハンドル交換は許されない仕様.
ノーマルのMハンはどうする? 売る?

さて,リニューアルなった我がBRO,近くの公園まで紅葉を愛でに行きますか.

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ここは旭川における紅葉名所の一つ.
雨上がり&小雨模様のせいか,光が足りず少々地味な絵面だが十分に美しい.

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走り出してすぐにギアチェンジの不具合に気づく.
うちのBROは外装4速,内装3速なのだが,外装の2,3速のチェンジが決まらない.ギア抜け現象が多発.

えー,ケーブル変更してこれかいな.
返却前にここは調整してほしかったなぁ.

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この公園,以前は冬チャリのメッカだった(あくまで一部の変態さん向け)

ファット軍団大集結ライド

クロスカントリー用に整地されたコースを避けて遊ばせてもらっていたのだが,それでもクレームがあったのか(別グループのせい?),冬場は公園内チャリ進入禁止になってしまった.
当時は下の階段なんかもダウンヒルした記憶がある...

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夏は夏で遊歩道でのスローペース(&挨拶)厳守は元より,それ以外の芝上などは押して歩くようにしている.とにかく一般人に嫌われない行動を心掛ける.
MTBトレイルの日本における現状と似ている.

EPICなGLT:ゴールデンラーチトレイルMTBライド-2025

iPhone15 Pro
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公園を出る.
特に目的地は定めずサイクリングロードをうろうろ.
相変わらずギア抜けがひどい.
外装を4速に固定.内装側の変速で斜度に対応することにする.
今日は激坂には行けんな.

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ヒトがいない広い平坦道に出たので,ギアを一番重くして(外4,内3),Pハンドルの下部を持って踏んでみる.

こ,これは速い.

前傾姿勢となり空気抵抗減,ペダルも踏み込みやすくなる(SPD!)
サドルもロードバイク用のガチガチショートノーズなので,この前乗りポジションがしっくりくる.こりゃTTバー不要やな.

今回のPハンドル化では,この下ハンを含めてポジションが自由自在になったのが何よりうれしい.ケツ圧が逃がせて,肩周りのリラックスも図れる.

これは来月の四国一周ライドにおいて強力な武器となろう.

BROMPTONで四国一周~計画編

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となると,気になるのはこのギア抜け現象.
帰宅後マニュアルを見ながらじっくり調整しようかとも考えたが,ここは必殺他力本願
いつもお世話になっている「クランカー」さんに立ち寄って調整方法を聞いてみよう.

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クランカー着.
状況を報告すると「ケーブルを換えたばかりなら伸びたとは考えにくいので,ここのネジを回して調整できるよ」とのアドバイス.

なんてこたない.

確かに左側つまり外装ギアのケーブルネジを2,3周回すだけであっさりと調整終了.以後,ギア抜けはなくなった.
いやホンマ,Kazchariはメカに弱すぎる...(アホなのか)

これでストレスから解放.
少し堤防沿いを走った後,”みんな大好き”コスパ最強の「かつや」で昼食.今月の限定は辛美味し.

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では帰りますか.
時間的にはまだ余裕あるけど,EPICくんの洗車もあるしな.

EPICな神の子池トレイルライド

何より寒い.
ウェア的に一番中途半端な時期かもしれん.

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ここも堤防沿いのお気に入りポイント.
先ほどの公園もそうだったが,紅葉狩りの視点だと少々物足りない色づき.
見頃には遅かったのか早かったのか,それすらあいまいな日曜の午後.

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BROMPTONもほぼ理想の姿で戻ってきたし,四国ライドの準備を本格的に始めねばな.

ところで,カスタムはこれで終了? ふふふ...

EPICな神の子池トレイルライド

2025/10/13 Mon

合宿3日目 ~ MTBの愉悦

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曇り.温度:10 ℃,湿度:87%,体感温度:4 ℃,風速:20.5 km/時,風向:NNW

合宿2日目はこちら ⇒ EPICな2025ゴールデンラーチトレイル

昨日とはうって変わって暖かい夜だった.
22時過ぎに寝て,朝6時頃起床.
普段の日常とあまり変わらん.

熟睡は...やはり無理.
Garmin先生の睡眠モニターの評価は「悪い」だった.

のんびりしてはいられない.
今日は旭川に帰る日だ.
シェラフを丸め,衣類をまとめて撤収準備.

1階にて朝食.
昨日のパンの残りである.
この時にお会計.
3日間楽しみまくったわりに破格の料金.
ありがたし.

出発は遅めの8時半.
その時間まで,アートあふれる佐伯農場を散策.
まずは昨夜蒸されたサウナをあらためて紹介.

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これらが全て手作りなのが恐れ入る.
文字通り憧れのプライベートサウナである.

実はKazchari家の庭も割と広く,サウナ小屋を建てるのに十分なスパースはある.組立てキットの費用も思ったより安い.

ただし...薪にしろ電気にしろガスにしろ,運用後の燃料代が膨大と聞いてあっさり断念.週一で近所のサウナに行く方が...ええか.

昨今のサウナブームのおかげで,旭川郊外にもサウナ専用施設がぽんぽんと作られたが,たいていとんでもない料金.
インバウンド客ならともかく,あの料金でやっていけるのだろうか...知らんけど.

そして農場内をうろうろ.
全てiPhoneで撮影.
やっぱ一眼持ってきたらよかった(昨年も同じこと言ってたような).

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ここがGLT:旧KIRAWAY(北根室ランチウェイ)のスタート地点.
広大な草原が広がる.
徒歩かロバとともに歩けば,気分はもう母を訪ねる某ジェノバっ子

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出発時間になった.
Kazchariは本日のライド終了後,そのまま旭川に帰るので,HIGUMA号には乗らず,ハスラーで後をついていく.

今日は「神の子池トレイル」
昨日同様,これもツアー参加となるため詳細なログは公開できない.
興味のある方は『知床サイクリングサポート』さんにお問い合わせください.

神の子池トレイルeMTB

つーことで集合場所に到着.
これまた標高が高くて寒い寒い.風も強い.
早く走りたい...の前に記念撮影.

いただき画像

下りスタートだが,その前にガイドの西原さんから軽くブリーフィング.

「一応ダブルトラックですが,轍が15cmぐらいあるのでラインを変えるのは危険です.できるだけ真ん中を通って下さ~い」

「それとぉ,落車する原因は今言った轍にタイヤを取られたか,もしくは前の自転車との衝突です.ゆっくり,自分のペースで走ってくださ~い」

はい,わかりましたぁ.

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だがしかし.

事前に忠告を受けていたにも関わらず,ついラインを変えて端っこに.
原因は薄暗い林の中,動体視力がついてこなかったことによる.
溝なのか,水たまりなのか,苔なのか判断付かず,深い轍に突っ込んで見事に転倒.
こけた自分のカラダの上をEPICが舞うのがスローモーションで見えた.

ぐぬぬ,やっちまった...
でもまぁ,あの時よりはマシか.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

すぐに起き上がって,自分のカラダより先にEPICのチェック(あるある)
サドルと右のレバー基部がゆるんでズレた程度で特に問題なし.
さすがは丈夫なMTBだ.ロードと違ってなんともないぜ.

カラダの方は右ヒザに軽い痛みがあるだけ(すり傷).
最大懸念の鎖骨は守られた(そういうとこだぞ!)

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

後方から走ってきていたK野さんに声をかけられる.

「大丈夫? ここからならバスにすぐ戻れるよ」

いやいや全然問題ありません.ここでやめるなんてとんでもない.
そう,なんとなーく,コケそうな予感の中での落車,つまり準備ができていたので十分な減速と受け身が取れたのが大きい.

ツールケースから,そそくさと携帯工具を取り出し手早く修理.
走行を再開する.

慎重に坂を下り切って一旦休憩.
ここからはシングルトラック,つまりハイカー用の本格的トレイルが始まる.

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走行できる幅が狭くなり,急カーブ,アップダウンの連続.
時には斜めに倒れた木の下をくぐる.
当然,地面には木の根が露出してタイヤが滑る.

おお,これって動画で観たことあるホンモノのトレイルライドやん!

帰宅後『知床サイクリングサポート』さんの公式動画を発見.

いやいやいや実に楽しい.
これまで走っていたグラベルライドとは完全に別世界.

初めての経験である.
パワーではなくテクニックがモノを言う.

ラインを読んで危険を察知し,暴れるチャリを押さえつける.
刻々と変化する路面,空間状況に必死についていく.
息が上がることはないが,同時に呼吸リズムを整えているヒマもない.
こ,これは...瞬時の判断力が試される,言うなれば頭脳戦だ.

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何度目かの休憩中,MTBマイスターでもあるK野さんに「いやぁ,面白いけど難しいですねぇ.タイヤが滑ってカーブや木の根を越えるのが怖いですぅ」と告げると「タイヤの空気入れ過ぎじゃない?」とのアドバイス.

確かに.
舗装路移動やフラットなジャリ道を想定して,いつも通り2Barぐらい入れている.
今日のような路面だと,どう考えても固すぎてグリップしない.

これは試しとタイヤの空気を抜く.
メーターも何もないのでタイヤを触ってなんとなく確認.
おそらく1.3Barぐらいまで落としたはず.
そうか,スノーライド時と同じ発想か.

キトウシ・ザ・マウンテンライド

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これがまぁ大正解で,以降のトレイルライドが楽しくて仕方がない.
確実なグリップ.踏んだ分のトラクションがしっかりとタイヤに伝わっている.

こうなると余裕が出てきて,周囲の状況判断もより正確になってくる.
枝にぶつかりかける危険ポイントも無事回避.

「MTBで,もっとも重要なのはタイヤ空気圧のセッティング」と,どこかで聞いたような...あーこういうことかと,「言葉」でなく「心」で理解できた!

例のレースでも,もっとタイヤをぺしゃんこにしておけば,あのような惨敗を期すこともなかったろうに...(そうなの?)

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

いやいや,これは楽しすぎる.

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とまぁ,ハイスピードで下っているとあっという間にトレイルを抜けてしまった.
これがスキーなら,もう一回リフトに乗って再度チャレンジといきたいところだけど...それはムリ.このような至高の体験は次の機会にとっておこう.

それにしても...佐伯さんが凄すぎる.
御年75歳にしてファットバイク(電動ではありません)を駆り,全く遅れることなくついてくる.
体力だけでなくバランス感覚や判断力も(失礼を承知で言うなら)バケモノです.

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そうそう佐伯さんと言えば,昨夜のBBQの場でも「他の団体のお客さんに我々個々人の紹介(名前や職業など)をする」という離れ業を見せた.
とんでもない記憶力の持ち主でもある.
やはり「何か目的を持って,何かを生み出し続ける生活」は,人を老いさせないのだろう.

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で,最後の激坂を下ると,残りは普通の林道.謎の安心感.

目的地の「神の子池」はすぐそこである.

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お,おぅ.キレイはキレイだがここは一大観光地.
人も多く,駐車場も遊歩道も整備されて神秘性はない.
かつての美瑛の「青い池」同様,知る人ぞ知る存在であれば,感動できたかもしれんけど.

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つーことで,雨が降った後のドロドロ砂利道を抜けて幹線道路に復帰.
ここからはスタート地点の駐車場まで約10kmのヒルクライムである.

HIGUMA号が待機していたので,トレイルで抜いたタイヤの空気をポンプで充填.2Barに戻す.
さぁ,登るでぇ.
ここからは軽量クロカン,EPICの超得意分野である.

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やっぱり坂は,いや坂も楽しい.
トレイルでの不甲斐なさをここで払拭.
思う存分走らせる.
まぁ,MTBなのでサスがふにゃふにゃ,力が逃げまくるけどな.

登頂後は”裏から”摩周湖を鑑賞.
ヒルクライムでかいた汗が冷えて寒い寒い.
そそくさと写真だけ撮って逃げる.もっと光が欲しいところ.

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駐車場に戻り,ハスラーにEPICの前後輪を外して積み込む.
グラベル走行後の泥だらけ状態だが仕方がない.

『HIGUMA CYCLE』『知床サイクリングサポート』のみなさんにご挨拶して,旭川への帰路につく.
さようなら.そしてまた来年.

つーことで,MTB三昧の3日間でした.
今年も楽しかったなぁ.

MTBを買って2シーズン目.ようやくその楽しみ方がわかった気がする.
リエゾン区間,つまり途中の舗装路はなるべくすっとばして,純粋にグラベルやトレイル区間だけを楽しむのが最適.

つまり今回のような半クローズドコースが一番楽しめる.
グラベルを含むロングライドを堪能という視点なら,Topstoneの方が良いな(うん.知ってた)

さて,いよいよ10月も後半へ.
地元の旭川周辺も木々が色づく頃.
紅葉散策が楽しみな時期になってきた.

そして,冬がやってくる.

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EPICなGLT:ゴールデンラーチトレイルMTBライド-2025

2025/10/12 Sun

合宿2日目 ~ 激坂リベンジ

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曇り.温度:8 ℃,湿度:80%,体感温度:7 ℃,風速:7.6 km/時,風向:SE

合宿1日目はこちら ⇒ EPICなHIGUMA CYCLEで開陽台ライド

ここは佐伯農場:マンサードホール.
困ったことになかなか寝付けなかった.

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3シーズンシェラフにインナーシーツ.
それに備え付けの毛布をかぶせる.
これで寒さはしのげたが,問題はやはり敷布団.
マットレス1枚は薄い.
北見での悪夢再びか...己の繊細さが憎い.

と,嘆いても仕方がない.
寝不足でのイベント参加なんてこれまでも何度もあった.
いざスタートすればアドレナリン全開で問題なし.
レースじゃねぇし.

昨日ご一緒したK原さんは本日はお仕事ということで離脱.
ゴールデンラーチトレイル(GLT)は,K野さん,T橋さん,Y田さん,Kazchariの他,本日到着のO野さん,H名さんが参加.
計6人で走る.

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夜露を避けて,チャリは室内にて保管.
映画の1シーンの様で何かカッコいいぞ.

ウェアは長袖インナーに起毛ジャージ.
ビブにレッグウォーマーである.
グローブは指出しで粘る.

朝食後,HIGUMA号にチャリを積載してスタート地点まで移動.
トレイルは基本的にここからの下りなので,既にそこそこの標高.寒い寒い.
昨年の温かさが恋しい.

ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加

そんな寒気に負けじと,いよいよ2025年のGLTライドのスタートである.

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序盤は普通の林道.
走りやすいダブルトラックの道が続く.

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ヒグマとの遭遇を避けるため,できるだけ集団で走る.
気のせいか,常に見張られているような気がしないでもない.
分岐も所々にあるので,どう考えても一人で走るのは危険な道.
プライベート走行は絶対ダメです.

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最初の林道をクリア.
軽量MTBの我がEPIC,昨年のファットくんより楽しいぞ.
とは言え,ここまではグラベルロードでも十分走れます.

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徐々に道幅が狭くなりアドベンチャー感が増してくる.

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そして現れる倒木.
風が強い日が続いたゆえ.
コース上,幾度となく遭遇する.
佐伯さんが頻繁に森に入り,出来る限り整備してくれたそうな.
ありがたし.

倒木はチャリを担いで上からパス,下をくぐる,迂回するなど様々なパターンで乗り切る.
同じ林道ツーリングではあるが,オートバイだとこうはいかない.重過ぎる.

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このトレイルの名称由来,ラーチ=カラマツ林を貫く直線道.

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残念ながら天候も相まって,写真ではあまり映えない.
つーか,今年の北海道は全体的に紅葉の色づきがイマイチな気がする.
夏が暑すぎた?

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下の写真は倒木を避けてのう回中.
こういう面倒くささが楽しくて仕方がない.
チャリ,中でもMTBによるトレイルライドは日常を忘れさせ,冒険心をくすぐってくる.

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このころから雨がポツポツと...
レインウェア忘れた.
まぁ,本降りにはならんでしょ.

で,第一エイド着.
ここには登山する人のために駐車場や山小屋,トイレがある.

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HIGUMA号が舗装路を使って先回り.
佐伯農場で作られたパンを展開.

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これがめっちゃ美味い.
そらそうだ.
ハードなグラベル走行とこの寒さでエネルギー消費はかなりのもの.
例えばこいつはあんことホイップの激甘セットだが,いくらカロリー摂取しても足りない.

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固くしまったグラベルを爆走.

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この標識から先はシングルトラックに.
クルマは入れない.
山あり谷あり川ありのGLTの真骨頂はここから.

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激坂ダウンヒルは腰を目いっぱい引いて後輪荷重.
こういう時,ドロッパーシートポストは便利だ.

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より深く静かに森の中に.

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出ました.
GLT名物の崖降ろし.
さすがにチャリに乗ったままでのクリアは無理.
協力しつつ安全に一台ずつ下ろす.
電動ファットが重い.

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続いて川渡り.
H名さんがファットタイヤの洗浄中.

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さすがに乗車したまま渡る猛者はいない.

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怪しいキノコが生える大木.
なんでも,毒キノコの割合は意外に高くなく,”知っていれば”食用にできるモノはたくさんあるそうな.
この”知っていれば”=”区別がつけば”が重要だが.
よく言われるのが最初のチャレンジャーの勇気.

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トレイルに時々現れる鐘と標識.
「あなたがここに来たことをクマに知らせましょう」とある.
まぁ,そういう場所である.

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ぬかるみ地獄.
乗ればタイヤが空転.
歩けばシューズが泥に埋まる.

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激坂アタックポイント.
昨年のファットでは無念の足つき.
軽量EPICならなんとか...無理でした.

単純にテクがない.
この翌日,それをさらに思い知らされることになる.

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一度国道に出て第2エイド.
再びパン補給.
森の中では気にならなかったが,結構な雨.

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しばしの休憩後,メインイベントであるモアン山へ.

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ここからが入口.
MTBもOKとあるが,急坂過ぎて登り切ることは不可能.

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Kazchariは昨年同様,早々に諦めて足つき.
K野さんとY田さんはかなりのところまで登っていく.
特にY田さんはMTB初心者とのこと.スゲー.才能の差か.

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確か昨年もこのゲート手前でファットを放棄.
残り山頂まで徒歩で登った気がする.

だが,今年は軽量クロカンなEPICである.
3~4kgは軽いはず.
がんばって山頂まで押し上げますか(斜度20%越え)

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つーことで,押しまくって山頂着.
チャリとは違う筋肉を使うので疲労困憊.

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少し下った先に展望エリア.
人工的ではあるが,規格的で美しい風景である.

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そしてへっぴり腰のダウンヒル.
途中で後輪がロックしてスリップ⇒足つき.
ホンマ,下手クソだ.
まぁ,昨冬のアレがいまだに尾を引いてるのは間違いない.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

つーことで下山.
楽しいトレイルライドはまだまだ続く.

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写真では伝わりにくいが,ここも林間を縫っての高速ダウンヒルエリア.
我がEPICの性能が発揮できる場所だが,怖い怖い...のだが異様に楽しくハイテンション.
そしてまたやらかすのが人の業かも...(一応クリア)

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牧場横をハイスピードのアップダウンで駆け抜ける,有刺鉄線デスマッチゾーン.バランスを崩して右側に落車するとエライことに.

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一旦国道に出た後,最後のトレイルへ.

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一応,こうした標識があちこちにあるが,地図,GPSデータ,もしくはガイドなしだとまず迷うと思われる.
まぁ,勝手にこのコースを走る人がそうそういるとは思えないけど.
補給場所の類は一切ない.

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久々に開けた農道グラベル.
普段走っている道に近い.
このトレイルの道は,ホンマ,バリエーションに富む.
ゆえに飽きない.

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粋な佐伯農場(ゴール)まで残り2kmのオブジェ.
あぁ,もう終わってしまうのか...

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とは言いつつ,ダメ押しとばかりに川渡り,激坂が続く.
まだ油断はできない(何に?).

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驚いたのは,この荒れ荒れ区間まで佐伯さんが,ボロボロのスーパーカブでお迎えにいらしてたこと.
いくら慣れ親しんだ自分の私有地とは言え,急坂,ヌタヌタの道は並のテクニックで走れる場所ではない.感嘆.

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つーことでキャンプ場を抜けて無事ゴール.
昨年と同じ場所.

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2024年10月13日撮影

あれ? こうして見ると紅葉具合が全然違う.
やはり今年は遅いのか?

つーことでゴールしたので,改めておシャな佐伯農場内を散策.

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ここは無人パン屋さん.
今日の昼に食べたのはここの商品.
娘さんが朝3時に起きて焼いてくれたそうな.

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小川をはさんで対岸はキャンプ場.
なんと通年営業.
最近は冬キャンパーが増えて来た気がする.
各種装備が発展してきたから? それとも某アニメの影響か.

うろうろしてたら,Potaさんから昼食が準備できたとのお声掛け.
農場内にあるこれまたおシャなベーカリーレストラン「牧舎」にお邪魔する.

ベーカリーレストラン牧舎

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バジルスパゲティとパン.美味し.

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宿舎,マンサードに戻り着替えシャワー.
その後はいよいよ,サイロを改造したサウナ体験である.
もちろん,これも佐伯さんの手作り.ホンマ,すごいわ.

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こんなこともあろうかと海パン持参.
薪によるドライサウナ.
室温は50~60℃と,一般のサウナに比べると低めだが,それでもしっかり汗はかく.
ちゃんと水道水による浴槽も用意されている.
横にベンチもあるので,外気浴も可能だが,さすがに寒かった...

ということで,この後は1階にてBBQ大会.
あれだけ食べたのに腹が減るのはライドあるある.
久々にアルコールも入って酔いました.

このGLT,当初「今年は9月にしようか」という話もあったそうだが,佐伯さん曰く「その時期は暑すぎるのでは?」とのこと.
そうやね.
今年はイマイチだったけど,紅葉が始まるこの時期の方が良いかも.寒かったけど.

倒木をくぐり,崖を下り,川を渡る.
シングルトラックとダブルトラック.
そして激坂チャレンジ.

今もカラダが覚えている.欲している.
来年も走りたい.

日本では,こうしたトレイルはあくまでハイカーが主役.
MTBは締め出される傾向があるが,本場ヨーロッパではこれらが共存しているとのこと.
さらに言うなら馬も走る.

特に官製トレイルだと,ハイカー優先が顕著.
もちろん歩行者の邪魔をするような暴走MTBは論外だが,そういう輩はごく一部であろう.
人力で回したタイヤが自然体系やトレイルそのものを破壊するとは考えにくい.
要はトラブル発生時の解決が面倒なのだろう.

その点,佐伯さん達が整備したこのトレイルに文句を言える輩はいない.
ゆえに国内唯一無二の魅力的なコースとなっている.

かように極めてプライベートなコースなので詳しいルートは開示できません.
どうです? 走りたくなってでしょう?

そう思った方は来年の「HIGUMA CYCLE」さんのツアーに参加するか,佐伯農場に問い合わせを!

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合宿3日目に続く ⇒ EPICな神の子池トレイルライド

EPICなHIGUMA CYCLEで開陽台ライド

2025/10/11 Sat

MTB合宿1日目 ~ 寒すぎやろ

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曇り.温度:9 ℃,湿度:53%,体感温度:3 ℃,風速:19.1 km/時,風向:NW

さて,昨年に続いてMTB三昧合宿がやってまいりました.
ベース基地はもちろん中標津の「佐伯農場」さん.

佐伯農場

もちろん牧場経営が主体だが,民宿をはじめ,キャンプサイト,レストラン,ツアー手配,美術館など,このエリアにおけるありとあらゆるアクティビティを手広く展開されている.

もう,何よりオーナーの佐伯さんがとんでもないバイタリティの持ち主で,本当に魅力的な御仁である.
とりわけ,旧名:KIRAWAYこと「GLT(ゴールデンラーチトレイル)」を,ほぼ単独で開通・整備・管理されている事実は驚きを禁じ得ない.

今回の合宿も,この「GLT」の走破がメインイベントである.

ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加

昨年はファットくんで参加.
こいつはこいつで十分楽しめたのだが,コースプロフィール的にはMTBが最適だろう(逆にグラベルロードだとキツイ)

そして,昨年一緒に参加したSさんの「Specialized EPIC EXPERT」を持たせてもらった時の衝撃たるや...フルサスで10kgだと!?
帰宅後,大幅値引きされていた同モデルを即ポチしてしまった.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

一冬挟んで,こいつでグラベルライド他,レースにも参戦.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

乗りこなす努力はしてきた...つもり(レースは惨敗).
いかんせん,MTBは奥が深い(そしてKazchariにはテクがない)
で,満を持して今回は我がEPICでGLTを走るのだぁ!

ここ数日,北海道は急に冷え込みはじめた.
十勝岳や旭岳の冠雪はもちろんのこと,標高の高い三国峠石北峠は早朝夜間凍結の恐れがあるという.
念のため,ハスラーのタイヤを冬タイヤに換装してから向かうことにした.

前夜,つまり金曜夜に作業開始.
手元が暗いので,クルマに常駐させているこいつを点灯.

あらゆる所に置け,ぶら下げたり,はっつけたり(磁石)できるので超便利.

旭川から佐伯農場まではだいたい5時間の距離.
14時集合に合わせて,8時過ぎに家を出ることにする.

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ナビ的には旭川紋別自動車道で遠軽まで行き,そこから南下するルートが一番近い.
だが,せっかくタイヤも交換したことだし,あえて久々に石北峠越えで向かうことにした.
まっ,結論から言うと好天ゆえ凍結の危険皆無.
オートバイもガシガシ走ってたりする.

で,道の駅「おんねゆ温泉」でトイレ休憩.

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国道39号線,遠軽/生田原からの合流ポイントからは「納沙布岬1200」で走った懐かしの道.蘇る激闘の記憶.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

美深町に到着.
セブンイレブンでコンビニ弁当の昼食.
お次は美幌峠越えである.
しかし,まぁ,よくこんな道&距離をチャリで走ったよなぁ...といつも思う.

弟子屈を経由すると「佐伯農場」はすぐそこである(あくまで北海道感覚)

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宿舎である「マンサード」には13時過ぎに着いた.
ハスラーからEPICを降ろしてセッティング.

寝袋,着替えなどを部屋に運ぶ.

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懐かしい.1年ぶりだ.
部屋は早い者勝ちなので,昨年と同室にした.

一階にはレンタルファット置き場が新設.

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この建物そのもの,それにこうしたバイクスタンド類にいたるまで,ほとんどが佐伯さんの手作りである.スゲー.

外でしばらく待機していると,クルマが一台.
昨年も最終日のライドでお会いしたK原さんだった.

実は,今年のカミヒルにも参加されていたらしいが,Kazchariには気付かなかったとのこと.
これはチャリダーあるあるで,メットとグラサンのせいで顔よりも乗っているチャリで誰かを記憶していることが多い.
Kazchariは毎回違うチャリに乗りがちなので認識され辛いのは確か.

立ち話をしていると,白に黒ぶち,つまり牛柄のネコが近づいてきた.
農場で飼われているっぽい(ネズミ捕り用?).
こいつが実に人懐っこくて,かわいいのなんの.
しばらく戯れる.至福の時.
滞在中もっと遊びたかったが,この時以降会えなかった...無念.

そうこうしているうちに,HIGUMA CYCLE号に乗ってK野さん,Potaさん,T橋さん,Y田さんが到着.
各自MTBをセッティングして,前夜祭的なライドがスタート.
行き先は開陽台である.

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時刻は既に15時近い.
風も強く,寒い寒い.
絶対に一桁気温.

昨年は非常に暖かだった.
(起毛ではない)長袖ジャージに半パンビブで問題なし.

その記憶を元に,今回も似たようなウェアで大丈夫かと思ったものの,こりゃあかん.
家を出る時,念のためとバッグに詰め込んだ起毛ジャージレッグウォーマーが,この身を助けるとは...
さらにウインドブレーカーを羽織る.

農場から開陽台までは10kmほどの距離.
追い風巡航の後,だらだらと続く緩斜面が始まる.

ここまでのペースがゆっくりだったので,カラダが暖まらん.
ゴールまで直線となった瞬間を待ち,K野さんに「先に行ってよいですか?」と許可をもらい,ペースをあげる.

やはり登りは楽しい.
軽く汗をかき,カラダも暖まった.

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久々の開陽台
展望台の奥には今も変わらず,オートバイ・チャリ用のキャンプサイトがある.
そこまでのダートにプラスして,藪を切り開いたトレイルが出来ていた.

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実に楽しい.寒いけど.

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展望台からはるか遠くの島影を望む.
国後島である.

昨年夜間に訪れた時,この方向,遠くに見えた灯りはやはりこの島のモノだったようだ.ロシア人の生活光.

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すっかり冷えたのでチャリを停めて展望台のトイレへ.

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あまりゆっくりしてはいられない.
日没が迫っている.気温がさらに下がってしまう.

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長い長い直線のダウンヒル.このエリアを代表する風景.

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地元民のK原さんの案内で,グラベル経由の近道.
通学路だったそうな.
K原さんからは,この地域での暮らしに関する話を聞く.

この辺りは人口密度が低い=商店がない.
ライドに出かける時も,常に水と補給のことを考えて走らないと生タヒに関わってくるらしい.

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陽が落ちる前に,なんとか佐伯農場に帰還.
台所ではPotaさんが5種のスリランカカレーを作り,待っていてくれた.
さらには「おでん」まで! むっちゃごちそう.

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本格的すぎて,少々辛い種類のカレーも...(要注意)
今日はK原さんやY田さんのような若者がいるので,爆盛り祭りで減りが早い.

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面白いことに,今宵は誰もアルコールを飲まない.
明日の本番,つまり「GLT」を見越してのことか!

早々にシャワーを浴びて寝袋にくるまる.
さぁ,楽しみが待っている.心配なのは寒さだけ...

合宿2日目はこちら ⇒ EPICな2025ゴールデンラーチトレイル