ヒグマを警戒しつつ突き進む!当麻地区・廃道グラベルアドベンチャーと絶品ベトナム料理

2026/5/10 Sun

電気vs人力

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晴れ.温度:14 ℃,湿度:48%,体感温度:15 ℃,風速:11.2 km/時,風向:SSW

今シーズンも「旭川自転車愛好会」によるグループライドがスタート!
基本的にCさんによるルール作成&呼びかけで日程が決まり,一ヶ月に1度程度の割合でメンバーが集まる催しなのだが,実な毎回あまり人数が集まらない.

それには理由があって,この「愛好会」の走るルートはほぼグラベルなのだ.
当然のごとく参加者は絞られる.
普通にロード(BROMPTON)で参加したのは過去に一度きりである.

BROMPTONな旭川自転車愛好会でカレー食べ放題ライド

しかも,レギュラーメンバーのCさんSさんe-bike.
正直,ノーマルの(?)人力バイクでついていくのは辛い面もある.
「これは良いトレーニングだ」と喜ぶのは一部の変態だけである.

そんなわけで,2026年の一本目もやはり「当麻周辺のグラベルライド」に設定された.
嬉々としてTopstoneをハスラーに積み,集合場所に向かうKazchari.

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タイヤはもちろん『Gravel King X1 40C』である.

2Barで運用.
チューブレスのせいか,ポンプだとエアが入ったかどうか怪しい挙動.
まぁ,なんとかなるでしょう.パンク時用のTPU積んでいるし.

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本日の参加者はいつもの3人.
9時半に出発.
最初のグラベルの入口に着くが,いきなり通行止め.

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どうやら橋が老朽化していて危険らしい.見た目は問題なさそうだが,勝手に渡る訳にはいかないので,う回路を探す.

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あっさりと抜け道を発見.
はるか向こうまで直線が続くヒャッハーな道である.

やがて先ほどの通行止めの橋につながる道に合流.

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さすがグラベル天国・北海道.
当麻には何度か来ているが,ここは初めて走る.まだまだ隠れとるのぉ,良き道が.

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やがてクルマの轍が消えてジャングル化.
左右,どちらに行って良いのかわからなくなる.

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こういう時には誰かが調査に行って,抜けられるかどうかをチェック.
毎回思うが,グループでないと森の中で”安心して”迷えない.

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e-bikeの登りパワーにくらいつきつつ,森を脱出.
一旦,幹線道路に出る.
農作業中の方々に出会うが,「なんであんな所から自転車が?」と思われたやろなぁ...

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で,次のグラベル(林道)へ.
ここも以前から気になっていた場所.
一応名前がついている(珍しい).

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途中の分岐は通行止め.
もちろん進入はしない.
なぜなら...

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こういう表示があるから.
繰り返しになるが,チャリでグラベル遊びをはじめて数年.
未だにヤツに出逢ったことはない.
もちろん,出逢ったその日が最期になるかもしれんけど.

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北海道のグラベル乗り必須の緊張感が漂う.
「ここは大丈夫(なはず)!」「熊は出ない(はず)!」とお互いに言い聞かせながら,賑やかに(熊よけ代わりに)進む.

先ほどの分岐からしばらく進むと豪快なダウンヒル.
ちょうどいい塩梅の斜度.
先行していた山菜獲りのクルマをパス.

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林道出口には採石場.
石を砕いて砂にするまで加工?

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分岐だらけで楽し過ぎる.
次回のライドへの期待も高まる.

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山の中には水たまりが残る.
しまった.フェンダーを付けるのを忘れた.

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やがてバキバキの廃道へ.
パンクこそしなかったが,枝がテンショナーにからまり,チェーン落ちからの変速不調で困った.
結局この道の走破は断念.
押し歩きで舗装路に戻り,ギアの調整.壊れておらずホッとした.

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斜度20%越えの激坂.
アスファルトなら登り切れるが,草で滑ってしまい屈辱の足つき.
当然,e-bike軍団は余裕の登攀.ぐぬぬ.

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登り切った後は,例によってご褒美のダウンヒル.
アイスバーンと違って,グラベルの方はだいぶトラウマが克服できてきたぞ.

ファットな年忘れカミヒル2025

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今年も『NISEKO GRAVEL 2026』が開催される.

Panaracer NISEKO GRAVEL

いまだコースの発表がないが,とりあえず一番長い「ヒグマコース(120km/グラベル率35%)」にエントリー済み.
詳細もわからんのによく申し込んだもんだ.
まぁ,毎回期待を裏切らない大会なので楽しみ.
エイドで提供される補給食の少なさは改善してほしいトコロ(初めて参加される方は持参をオススメ)
参加費も高騰してるし...

昨年は仕事の都合で参加できなかったが,2024年大会はこんな感じ.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

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さて,グラベルライドのつもりが「廃道ライド」に変化.
これもまた「愛好会」ならでは.

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倒木や雑草がヒドイ.
これから整備される道もあれば,このまま放置される道もある.
ここは放置系かな.

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その昔は,モーターサイクル(XR-BAJA)で林道ツーリングを楽しんでいたが,こんな破棄寸前の道に出くわしてたら,間違いなく引き返していた.
ところが,チャリだと担いだり,くぐらせたりしてたいていの道は走破できる.
気分はすっかりアドヴェンチャー.童心に帰ることができる貴重な趣味だ.

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にしてもこの道,台湾の”あそこ”を思い出すなぁ.

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

無事脱出.
急に開けた場所に出る.
この先を下りれば馴染の道道.

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デポ地に向かう最後の農道.
春だな.

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つーことで,本日の昼食はベトナム料理店『レ・フゥオン』

ベトナム料理 レ・フゥオン

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古民家風の外観はともかく,店内にはベトナムを感じるオブジェ.

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Kazchariは1993年にベトナムを南から北まで6週間ほど旅した.

旅の回顧録~1993年のヴェトナム(1)

上の記事は「カンボジア旅行記」に続いて,当時の日記から書き起こしたモノだが,現在見事に連載が止まっている.再開するつもりはあるのか?

ちなみに「ベトナム」「ヴェトナム」問題.
「Vietnam」なので後者が正しい気もするが,公用文や教科書では,V音を表記する場合でも,基本的には「バ行」を使用することが原則らしい.
ゆえに「ベトナム」が正解.

ちなみに現地だと「ヴィエットナーム」が一番近い.
ハノイも「ハァーノーイ」やしな.
いずれにせよ,7色の声調を駆使するベトナム語は相当の達人でないと話せないし聴きとれない(たぶん).

ぱっと見た感じ,ベトナム人ご夫妻が経営.
小学生のお子さんは日本生まれかな.日本語ぺらぺらで両親をサポート.

何しろメニューが豊富.
少々悩んで「バインホイ・チャーシュー」にした.
ライスヌードルにチャーシューが乗っている伝統料理.

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これがまた,期待以上にめちゃめちゃ美味かった.
そう,中華料理とタイ料理が合体したベトナム料理は超絶美味いのだ.
この味付け,33年前の旅の記憶が蘇るぜ.
ベトナム旅行記,再開しようかなぁ...

デポ地に戻ってグループライドは解散なのだが,「もの足りないのでスキー場のゲレンデを登る」というSさんに付いていき,超絶ヒルクライム(&ダウンヒル)を経験することにした.

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スキー場だけに斜度が凶悪.
第一の坂はなんとかクリア.続く第二の坂はあえなく撃沈.
e-bikeのSさんはなたしても余裕.ぐぬぬ.

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最期はなんとか押し上げて展望台まで.絶景.

第二の坂を下りると,そこがスキーの滑降開始地点.

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無事,下界に降りて本日のライド終了である.

当麻はチャリ自走だと遠すぎてグラベルを楽しめない,クルマだと近すぎるという微妙な位置.
だがしかし,今日のライドでは新しい道を数多く発見.
さらに探索を進めたい...ところだが,いかんせん”ヤツ”の存在が心配.

つーことで,「旭川自転車愛好会」は新規メンバー絶賛募集中.
e-bikeの出力に付いていけなくてもココロが折れない方,旭川近郊の廃道,おっとグラベルに興味のある方など,ご参加お待ちしております.

カミフの春:Cafe Yamaichi今季初営業にBROMPTONで行くライド

2026/4/5 Sun

北の(ルイーダ)酒場オープン

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曇り.温度:10 ℃,湿度:79%,体感温度:11 ℃,風速:4.7 km/時,風向:WSW

4月に入った旭川.
残念ながら「週末は天気がよろしくない」ループに陥っている.
走れないことはないが,寒かったり小雨が降ったり.

さて,4/5は旭川・上富良野周辺のサイクリストの聖地『Cafe Yamaichi』のオープン日である.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

昨年は偶然の邂逅だった”BROMPTONマイスター”O西さんにも事前にお声掛け.BRO談義は元より,ほぼ同時期に走った九州ライドの思い出話をする所存.

となると,チャリはもちろん「PPくん(BROMPTON P LINE Paris Edition)」だな.
天気がイマイチなのでクルマで美瑛までワープ.

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できるだけ軽装備を目指し,PPくんには,ROCKBROSのボトルバッグのみを装着.

防寒着他は背負うことにした.

このリュック,九州ライドで使って以来,すっかりお気に入り.
元がトレラン用なので胸元にボトルもスマホも挿せるし何より軽い.
ブルベでも使いたいところだが,反射ベスト代わりにはならんので無理.
「U-Makes」さんが反射材付きを作ってくれると無問題だが...って需要ナッシング.

もしくはビブスメーカー側に期待するとか.

ビブス.jp

こういうのってクラファンとかで資金集めたら...と色々妄想.

そんなこたぁさておき,深山峠のYamaichiを目指す.
最短距離で行くと時間的に早いので少々遠回りで.
にしても結構冷える.

数週間ぶりの美瑛の丘だが,雪はすっかりなくなっていた.

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例によってサイクリストに会わない.
この曇天ならば仕方なし.

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「三愛の丘」も駐車場に入れるようになった.
トイレはまだクローズ中.
こういう路面ではフェンダーがありがたい.

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直線ダウンヒル.うぉぉ~っ,ひたすら寒い.

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少し陽が出て来たか.

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そろそろYamaichiに向かいますか.

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STRAVAの激坂セグメント「沼崎の坂」を登り切ってYamaichiに到着ぅ!

この後,ぞろぞろとサイクリストがチャレンジするとわかっていれば,もっと踏んだのに(どこまで負けず嫌い?).

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奇しくも店内には昨年と同じお二人が.
まるでタイムリープ.

Yamaichiさんと言えば「魯肉飯」が名物なのだが,ここは初物のアスパラを使ったスパゲリを注文.

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ベースはニンニクが効いたペペロンチーノ風味.
美味しくないわけがない.

そこへ家から自走でやってきたO西さんが合流.
さらには,これまた知り合いのガチ勢ローディ群も到着.
店内がサイクリストだらけになった.

さて,O西さんが食事を終えるやいなや,外に出てBRO談義開始.
あーでもないこーでもないと,カスタムやらなんやらで話が弾む.

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このひたすらBROを愛でる二人のおっさんの姿は,他のローディからは異様に映ったらしく,この後,SNSなどでちゃかされることになる.
もちろん,興味津々で寄って来た方々にはこれ幸いとBRO布教活動.
信者を増やすのぢゃ.

ちなみにO西さん,GWには佐多岬から宗谷岬までの3,003kmを360時間ちょいで走るという,トチ狂った(ホメ言葉)ブルベに参加予定.
もちろんマシンは「BROMPTON T LINE」だ.

https://randonneurs.tokyo/?p=21169より

先日の九州北部ライドはフル装備での試走を兼ねていたそうな.
もちろん本日の「T LINE」も荷物満載.
なんちゃってPハンドル他,知恵と勇気のカスタム多数.

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長距離ブルベにおける最大の敵はケツの痛みである(異論は認めない)
ブルベは1,300kmまでの経験しかないが,Kazchariもこれまで色々なサドルを試してきた.

まずは王道の革サドル『セラアナトミカ X1』

確かに伝統も実績も信頼もある良いサドル.
ただし重い.重すぎる(460g~)
クライマーとして耐えられない.
今はブルベでは使わなくなり,完全にZWIFT専用になった.

それに,今ではケツの方ができあがったのか,薄くて固いサドルでも割と平気になってきた.
昨年の『納沙布1200』は,アリエク¥5,000の「3Dプリントサドル」で乗り切ったしな(後半はキツかったけど).

2025年6月7日撮影

では,BROMPTONのサドルは?
ロードと比較すると直立座位になるのでケツ圧がかかる.

元々PPくんに付属していたのはこれ.

見た目,触り心地とも非常に硬い.
それに穴がないので”しびれ”の可能性もある.
昨年の『薄野200』にはこいつで出場した.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

耐えられない痛みは発生しなかった.
肩周囲の痛みでごまかされていた感もあるが.

つーことで悪くはないサドルだが,軽量化と穴あきを求めて昨年の四国一周からこいつに変更.

現状,最強.
100km程度の走行だと全く違和感なし.
非常に気に入っているが,ブルベでは未使用.
今度の『2026BRM504風連200』で試してみるかなぁ.

で,O西スペシャルに話を戻すと,ブルックスの革サドルにバネ式のサスペンションがついている.
ほぇー,ここまで気合いの入ったケツ痛防御は初めてみた.

さすがギミック大魔王のO西さんである.
常にトライアル&エラーの精神.
時々自らの策に溺れているのが興味深い(皮肉じゃありません)

と言いつつ,試乗させてもらったが,イマイチ違いがわからない.
連続3,000kmという途方もない旅でなければ,その真価は発揮できないのだろう.がんばって下さい.

つーことで,KazchariはYamaichiを去る.
まだ走り足りない.
「沼崎の坂」を下りる.

途中にある観覧車.
てっきり休業中と思いきや,動いていた.

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そそくさと写真を撮って撤退.

道路には雪はないが,側道やグラベルにはある.
季節が進むとフィールドも広がる.

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さて,今からどこへ向かうのかというと...

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まずは「美瑛・青い池サイクリングロード」に乗る.
多少の雪は残るが無問題.

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この特徴的な緑色の橋を渡ると...

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当然...

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どーんと,”あの”農道につながる.
まぁ,昨年の『美瑛の丘300』でもコースに含まれていたので,今さらぼやかす意味もないのだが.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

少々ルートが変更された今年の『BRM530美瑛の丘300』もエントリーしたぜっ! どのマシンで出るのか検討中.

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さすがにこの時間になるとかなり暖かい.
朝と昼で寒暖差が激しい.

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先日の九州ライドでも様々な絶景に出会ったが,こうして見るとやはり北海道は別格だな.こことか三国峠とか.特に季節ごとの変化が凄まじい.

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長いダウンヒルと終えて,セイコマで休憩(おやつタイム).
最近「クラフトボス」の新製品攻勢がめっちゃ激しくない?

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で,デポ地の美瑛町体育館に戻ってきた.

もうすっかり春ライド.
異世界感がエグい冬も悪くないけれど,己を含めて命の再起動を感じるいい季節だ.

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帰宅するとアリエクから荷物が届いていた.

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BROのリアラックにぴったりのミニバッグである.
例によって安い(¥1,600)が,価格変動も激しいので店とタイミング選びが難しい.
届いたモノは縫製,強度とも問題ない.
アリエクは当たりハズレが激しいが,こいつは”当たり”.

九州旅での「普通のリュックをリアキャリアに載せる」作戦は悪くはなかったのだが,見た目が美しくなかった.
あれだな,オートバイライダーが「ツーリングネット」から「パニアケース」に換えたようなものか.

容量は5リットルほど.
レインウェアの上下とその他のカバー類を入れれば満杯.
一応アッパーにゴム紐が付いているけど,これって振動で絶対に落とす自信がある.

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これ以上,大きい容量にするとペダリング時に踵が当たるかもしれない.
固定用のヒモが長過ぎたので切断.ほつれ防止にライターであぶった.これでこのBRO専用だな.

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春から秋にかけてのサイクリングイベントのエントリーが始まっている.
自転車(ロード?)ブームはオワコンと言われつつも,相変わらず盛況.

もちろんPPくんにも出番があります.
よろしく勇気.

春・九州・BROMPTON Day8:えびの~桜島~鹿児島(ゴール)

2026/3/28 Sat

怒ればでっかい噴火山たい!(それは阿蘇)

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晴れ.温度:8 ℃,湿度:79%,体感温度:9 ℃,風速:6.8 km/時,風向:NNW

Day7はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day7:熊本~えびの

さてこの旅もいよいよ最終日.
「東横INN天文館Ⅰ」に戻ってゴールとなる.
夕陽をバックに桜島からフェリーに乗って鹿児島に渡るのがドラマチックで良い(妄想)

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6時に朝食会場へ.

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もちろん十分な味とボリュームなのだが,昨日の『HOTEL THE 7』の朝食は別格だったなぁ...としみじみ思ふ.次回の九州旅でも絶対あそこに泊まろう.

宿代高騰の中,格安のAZは合宿や修学旅行で選ばれがちなのか,今朝も中学生で一杯.
パッキングを終えて,7時前には出発準備完了.

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チープではあるが,こうしたドアストップの存在がありがたい.
マグネットもストッパーもない場合,片手でドアを押さえてチャリを動かすのが結構大変なのだ.もしかしてチャリダーからの提案?
さすがAZだぜ.気遣いを感じる.

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外に出る.何せえびの“高原”である.めちゃめちゃ冷える.
ウインドブレーカー+レッグウォーマーで対処.
確実に11月の四国より寒い.
まぁ,普段からスノーライドしてるので,寒さには慣れているがな.

そして標高差を見ると今日はずっと下り基調.
徐々に暖かくなることが予測される.

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一見,うどん屋の看板.
実は気合の入ったデイサービス.なんだかよくわからんが熱い.

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はるか遠く,山の中腹に昨日通ったループ橋が見える.
いやホンマ,ようあんなエグい道走ったなぁ...えらいぞBRO

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道の駅が見えてきたのでとりあえずピットインしてトイレ休憩.
寒い,寒い.息子も縮こまっておるわ.

道の駅にはつい寄ってしまうが,四国一周の様にスタンプ集めのようなしばりを作っても面白かったかな.

それにしても,この手の地名モニュメントが増えたな.
いまや世界中にある.

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市街地を抜けると,京町温泉やら鶴丸温泉など歴史ある温泉地が点在.
昨夜,泊まりそこねた旅館も見かけた.
ただし周囲に何もない.
これ,素泊まりやとキツかったな.

我慢の国道を南下中,サイクリングロードの看板を発見して停車.

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交通量の多い車道に辟易していたので,もちろんこちらに避難.

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広い広い.
ゆるポタにぴったり.
今日は距離も短い.山越えもない.何より急ぐ旅ではない.
最終日をまったり,ゆったりと楽しもう.

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と思いきや,数キロ走っただけでサイクリングロード終了.ぐぬぬ.

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幹線道に戻る道がダート.
パンクするなよ~

それにしても,この「P LINE Paris Edition」の標準タイヤである「Continental CONTACT URBAN」は実に優秀.
転がりもグリップも良いし,もちろん一度もパンクしていない.

耐久性も問題なさそげ.
軽さを追求するわけではない旅チャリの「PPくん」には,今後もこいつをチョイス予定.

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国道に戻るとすぐに「旧道を走れ」との表示.
なんか台湾一周の時のように迷走している.
(急いでいない時には)こういうのが楽しい.

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人気の全くない旧道.
何か出そう,もしくは道端で何かを発見しそう.

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この下の川とか...気のせいか只ならぬ気配にヒヤッとするぜ(霊感ゼロ)

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途中のファミマで休憩.
昨日と違って冷たいモノではなく,温かいモノが欲しい.
旭川にはないファミマ.
見慣れぬ商品が多いかも.

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桜と菜の花のコンボ.
誰がどうみても「ザ・春」
道民からすると,季節の先取りで海外旅行の気分である.
真夏の九州は地獄らしいけど.

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駐車場になぜか飛行機が放置してあった.
この猛烈な違和感.
ここぞとばかり構造を観察.
これで空が飛べるのがやはり不思議.

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JR九州肥薩線,大隅横川駅へ.
ここもまた,現在使われていない.

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味わい深い木造建築が開放されている.
運行休止前から無人駅らしい.

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外では地元の方が花壇の掃除.
そして,どこからともなくやってきた人が,構内に設置されているピアノでいきなり演奏を始める.不思議な空間である.

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隣の公園ではしだれ桜が満開.

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線路脇に続く通路が開いていた.
この路線を列車が走るのはまだ先.

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県道50号を南下中.
同じく肥薩線の霧島温泉駅.

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天草の四郎パイセン同様,鹿児島に入ると今度は「西郷隆盛」関連の碑や説明文が増えてくる.
それにしてもNHK大河の『西郷どん』のラストはヒドかった...と,Kazchari家ではことあるごとに話題になる.やはりドラマは骨太な脚本が望ましい.

大河ドラマと言えば,再来年の放送が『ジョン万』に決まってびっくり.
昨年,足摺岬を訪れた際やたら誘致宣伝していた.

BROMPTONな四国一周ライド Day6:足摺岬周遊

まさか実現するとは.
熱心な活動のおかげか,もしくは出来レースだったか.
いずれにせよ,山崎賢人は世界に何人いるのだ?

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限りなく道の駅っぽいふもとの駅.
ようやく暖かく,いや暑くなってきた.

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ここから霧島市内に向かうまでが本日のハイライトだったかもしれない.

ずっと下り基調で,緑と桜色のコントラストの中を爽快に走るワインディング.
数限りなく温泉宿が続く.

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高級かつ巨大な宿もあれば,立ち寄り歓迎的な極小規模な湯場も存在.

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道は天降川に沿っている.
名前も立派だが見事な清流.

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こういう昔ながらの温前街は衰退傾向にあるらしいが,この辺りはどうなのだろう.
...と思って調べてみたら,昨年8月にこの天降川が氾濫し甚大な被害があったそうな.

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この橋の向こうには一泊6万円の旅館が...

阿蘇編の記事で書いた「豪華寝台列車」ネタがGoogle先生に解析されてしまったせいか,YouTubeに関連動画が次々に表示されるようになった.

他にも「豪華クルーズ」「豪華温泉旅館巡りツアー」などのネタが次々と.
参加してよかったではなく,定年退職後に大枚払ったツアーがとんでもない「地獄」だった,という話ばかりなのがご愛嬌.
ああいうツアーって,初心者ではなく旅慣れていないと楽しめないモノが多いと思われる.もしくは,金に糸目をつけない富裕層向け.
実際,同じツアーでもエコノミーとアッパーでは内容やおもてなしが雲泥の差らしい.
何よりも自由を愛するKazchariとしては,未来永劫,縁のない形の旅だろうけど.

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夢のような回廊(国道223号)を抜けて霧島市内へ.
暑ちぃ~ということでアイス・タイム.

旅の最終日ということで愛車をしみじみと眺める.
まずはこのサドル.

もはや長距離ライドだとこいつしか考えられない.
純正のカンビウムよりずっとケツに合う.

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メインライトは「Magicshine VTG1000」

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BROMPTONの甘い罠~ライト編

「BROMPTON専用」と名乗るだけあって,デザインと機能(配光)のバランスが飛びぬけている.
今回の九州旅ではトンネル通過時のみの利用だったため,夜間走行の使い勝手はわからないままだが,もしもの時のために「OLIGHT RN1500」も持参している.
この2本のコンビで旅先のどんなシチュエーションにも対応できそげ.

VTG 1000 ブロンプトン折りたたみ自転車用ライト

そんな超かっこいい「VTG1000」だが,なぜか日本のBRO界隈ではイマイチ人気がない(見かけない).日本のメジャーECサイトでも売ってない.

マイスターO西さんも「バッテリーがもたない」「リモコンのオンオフが分かりづらい」ということで,メインの「T LINE」での使用をやめたらしい.
確かに400以上のブルベだと使えないかも.

ちなみにKazchariは,手持ちの「黒金くん」(T LINE)にも,こいつを取り付けたくて,公式サイトに「T用マウントステー」のみの販売はできないかと尋ねてみたが,別売りはしていないとのこと.残念.
ライトごともう一つ購入するのはさすがにコスパが悪い.

そして,今回もまた大活躍のカスタムと言えば...

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やはり「mini Pハンドル」だな.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

固体差に注意.
ただし上の記事にある通り,購入先で何とかしてくれる場合もあるかも(確証なし).

つーことで,いよいよ「鹿児島湾」もとい「錦江湾」沿いを走り,桜島を目指す.
ちょこちょこ見かけるインパクトのある看板.

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ついに桜島が見えてきたぞ.
いよいよクライマックスだ.

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まっ,ここからが長いわけだが.

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初日の大堤防同様,スキマから見る海の景色.

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そろそろ昼食の時間である.腹が減った.

先ほどから道路沿いに見かける「黒酢」の看板.
この辺りの名産なのか?

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ここまで宣伝されたら,行かねばなるまい.

黒酢の郷 桷志田

これで「かくいだ」と読むらしい.
鹿児島は難読地名が多い(道民が言うな).

1階はお土産屋さん.
フロア全てが黒酢製品で埋め尽くされている.

2階はレストラン.
土曜日である.結構な混み具合.
ピチピチ汗だくウェアで入るのは少々はばかられるが,そんなことを気にしている余裕はない.

もちろん,徹底的に黒酢を使った料理が並んでいる.
単品もあるが,コースで¥2,500から.
少々予算オーバーだが,まぁ,いいでしょう.
見せてもらおうか,鹿児島の黒酢の実力とやらを...

つーことでメニューを穴が開くほど見つめるが,これがまたどれもこれも美味しそう.悩みに悩む.
「鹿児島と言えば黒豚.そして酢と言えば酢豚っしょ」と最適解に気付く.
これがまた...

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リンゴ酢と前菜(エビ)を経て,どーんと出て来たのが...

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鹿児島の黒豚を使った,生涯最強の「酢豚定食」である.
これは美味い.うぐぅ...
またしても”試された雄山”な気分.

熊本での一連の晩餐といい,今回の旅の最大の収穫は美食体験だったかも.
チャリという過酷な運動が,最強の調味料である「空腹」を招きやすいことも一因だろう.

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デザートのババロアもぬかりない.
さすがに黒酢味ではなかった(たぶん).

庭には酢壺の群れ.これはいいものだ.
実際に工場内見学ツアーも開催されている.

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他のメニューも気になる,食べてみたい店だった.
海沿いだけに海鮮系も美味そうだ.

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すっかり南国らしい景色が続く.

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ちょっとした休憩所.
「太崎観音」だっけ? 何か謂れのある祠があった.
怪しげな吊り灯籠(?)がそこはかとなくホラー風味.

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道の駅「垂水」着.
やたら横に長い足湯が有名.
さすがに足を癒している余裕はないのでスルー.
桜島がキレイ...と言いたいところだが,ここまで近くなのに霞んでいる.

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桜島へ渡る「牛根大橋」.
某天草の五橋と違って,走りやすいし安全だ.

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まるで駐車場の様に並ぶ釣り船群.
これって,どうやって自分の船まで行くんやろ?

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桜島周遊道路(国道224)は海岸沿いなので一見平坦に見えるが,実はアップダウンが激しい.

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名物の火山灰.
40年前の旅ではこいつに苦しめられた.

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橋の下,火砕流が海に流れた跡が残る.
右手に桜島(昭和火口)が見えるのだが,近くで見ると普通の山のように感じてしまう.
遠くから眺める方が迫力あるのが不思議(カルデラ山あるある).

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国体開催時の看板か.
楽しいデザイン.

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電動もしくはママチャリのレンタル観光客を数台ぶち抜く.
つーか,先ほど書いた通りアップダウンが厳しいので,普段からチャリに乗り慣れていない人にはかなりの苦行かと.

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海岸沿いを離れてド直線な港へのショートカット道路.
おそらく,この旅最後のヒルクライム.

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これまでもちょこちょこ見かけた「退避壕」
最後の最後にようやくイン.
記憶に残る桜島のイメージだと,もっと降灰がエグかったが今日は全然だった.
普通の道路と変わりない.

「旅に出ると健康になる」は正にその通りで,心配していた花粉も黄砂も火山灰も全く気にすることなく,ここまで走ってきた.
強靭な我が呼吸器に感謝.

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道の駅「桜島」着.
ご当地ジュースのみの自販機があったので休憩.

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さぁ,実質的なゴールの桜島港フェリー乗り場だ.
いつものノリでチケット購入のためにターミナルを探すがどこにもそれらしき建物が見当たらない.
桜島フェリーって,どうやって乗るのだ?

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ちょうどそこへ,これまでほとんど出会わなかったローディ2台が登場.
ナイス・タイミング.
あの二人についていこう.

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まるで高速道路のような料金所で¥400払う.
もちろんクレカ払いOKだ.

Kazchariの後ろには,もう一台女性のローディがいた.
どうやら地元民っぽい.
せっかくなので乗船前に全身像を撮ってもらう.
BROを興味深く眺めておられたので「北海道から来ましたぁ~ 九州楽しかったですぅ~」と話しかける.

すると「えっ!もしかして日本一周中ですか?」⇒ まさか.でも...楽しいだろうな,それ.

ほぼ毎年開催されている佐多岬から宗谷岬に向かうような超長距離ブルベだと,限りなく近いような気もするが,のんびり走りたいよなぁ...やっぱり.

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つーことで無事乗船.
天草以上にシンプルな...っつーか何の固定もなし.揺れないのだろう.
壁に立てかけただけ.

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客室およびデッキをうろうろ.
そこへヨメさんからメール.
「船内販売の”うどん”が名物だから,食べてみろ」との指令.
いやいや,こんな短い乗船時間(15分)であわてて食べんでも...って,むっちゃ食べてる人多い!

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さらば桜島.
次回は北回りかな.
埋没鳥居とか見忘れたし.

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鹿児島市内到着.
離島行きのフェリー案内は見ているだけで楽しい.
特に「喜界島」
遠い親戚がいる(訪問経験あり).
今度はチャリ持って行きたい.

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商店街.
この時間は人があまり歩いていない.
宴はこれからだろう.ある意味『千と千尋』的.

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ついに発着点の「東横INN」に帰ってきたぞ.
これにて「春・九州・BROMPTON」の旅,無事終了.
身体・車体ともトラブルなしっ! 素晴らしい.

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フロントに出発時と同じ女性スタッフがいた.
これは話が早いと「帰ってまいりましたぁ~」とニッコリと生還の挨拶.

「はぁ...(誰こいつ?)チェックインですか?」

おーい,覚えとらんのかーい!
一週間前,段ボールの預かりやらなんやらで,結構話したはずやねんけどなぁ.
Kazchari,意外に影が薄いのかも...

...という話をすると「あー,あの時の」と思い出してもらい,無事段ボールを受け取る.
明日の空港行きのバスのことやら何やらを教えてもらった後,部屋へ.

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本日は洗濯のルーティンはありません.
部屋でシャワーを浴びた後,チェーン回りを中心にBROを清掃.

梱包作業を行う.

さて,これからどうする.
最終日のご褒美である.ここはぜひサ活で締めたい.
アプリ『サウナイキタイ』を立ち上げる.
おお,すぐ近く(2kmほど先)に天然温泉の銭湯,しかもサウナ付きがあるではないか! 上出来だ.行きませう.

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で,やってきました『霧島温泉』
鹿児島市内の銭湯なのにこの名前はどうかと思うが,まぁ,良いでしょう.
ドアを開けると番台が脱衣所の真ん中にある昔ながらのスタイル.
ただし誰もいない.
とまどっていると,おねーさんが外から帰ってきて「チケットは自販機で買ってね」と言われる.気付かなかった.

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今どきらしく,クレカ,QR決済他,なんでもありだった.
これで観光客も安心だ.

で,ホテルから借りて来たタオルを持って早速入湯.
カラダを清めて,湯につかる...もちろん超熱い.これぞ銭湯である.
そしてお待ちかねのサウナへ.
ガス式の遠赤外線タイプ.定員5人ぐらいかな.かなり狭い.
まぁ,スーパー銭湯のように人が押し寄せることもないので無問題.
最大でも3人で蒸された.

一人用の水風呂.
残念ながら露天は無いので浴室の壁際でイスに座る.
”ととのい”は難しいかな.
3セット後,熱いお湯につかってから上がる.
うむ.さすがに汗がなかなかひかん.

それでも九州旅最後のホンモノ温泉,堪能できました.

一旦宿に戻り,食事へ.
繁華街の中心にいるので,夕食の選定には困らないはず...と思ってた時期がKazchariにもありました.

今宵は土曜日.
地元料理を出すめぼしい店はどこもかしこも満席だった(予約要).
せっかくなら鹿児島名物で祝杯を,と考えていたのだが...

しばらく繁華街をうろうろ.
そっち系のお店の人,全く声をかけてこないのが不思議.
風営法のせい?

で,ようやく入れる店を発見.

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「肉巻おにぎり」「カチうどん」
よくわからんが,これらも名物と言えば名物...なのか?

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味は良い.ただし量が全然足りぬ.
種類は多いものの,おにぎりばかり食べても何なので,満たされないまま店を出る.
たぶん,ここって飲み会の〆で入るラーメン屋的な立ち位置っぽい.

コンビニで何か買うかと考えたが,目の前に現金問屋的なスーパーがあった.
絶対こういう店は安いはず!と入店.

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見切り品の「握り寿司」やら「イチゴ」「缶チューハイ」「プロテイン」を購入.ちゃんとクレカで払えた.
確かに安い.それに寿司,美味い,

ホテルにもどって一人打ち上げ.
我が素晴らしき人生に乾杯.

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そして九州最後の夜はふけてゆく.

走り終えてみれば,あっという間の8日間だった.
鹿児島から熊本,長崎,そしてちょい宮崎を経由したこの旅の総走行距離は決して長くない.
しかし,BROMPTONという「小さな相棒」と共に過ごした時間は,昨年の「四国一周」と同様に濃密で五感を揺さぶるものだった.

北海道にない長い坂道に喘ぎ,雲仙や阿蘇の雄大な景色に言葉を失い,一日の終わりには温泉やサウナで熱い湯を浴びる.
行き当たりばったりゆえ「明日はどこへ行こうか」と考える時間は,日常では味わえない贅沢な内省の刻.

かつて20歳の自分がオートバイで駆け抜けたこの地を還暦間近の今,己の脚力だけで再訪する.
時には柔軟にフェリーや鉄道をエッセンスとして組み合わせる.
BROの機動力は気負うことなく,あっさりと思い通りのルートを実現してくれた.

チャリ旅,とりわけBROMPTONの旅は自由の極みだ.
次の旅でも未知なる世界と未知なるKazchari,つまり新しい自分に出会えるのが楽しみだ.

春・九州・BROMPTON Day7:熊本~えびの

2026/3/27 Fri

天国と地獄

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晴れ時々曇り.温度:9 ℃,湿度:82%,体感温度:10 ℃,風速:3.6 km/時,風向:ENE

Day6はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day6:阿蘇北外輪山

朝である.

名残惜しいが,グルメ王国「熊本」を去り南下を始める.
目的地は「えびの」である.
今回,初の宮崎INとなる.

昨夜はルーティンの宿選びにまたしても手間取る.
諫早・天草以降,大浴場,サウナ,温泉と風呂づいている.
やはりその日の締めくくりをシャワーではなく湯船で締めくくりたいのが日本人の性である.
ましてや温泉天国九州にいるのだ.

今日向かうのは霧島山のふもと.
周辺は温泉だらけである.

高級旅館に泊まる財力はないが,色々と検索し,とある温泉宿を発見.
公式の写真だと建物はボロだが(失礼ですよ),なんと今どき¥8,000台で2食付き.
これは味わい深い.泊まってみたい.
サイトの更新が数年前で止まっているのが気になるが,直電して予約できるかどうか聞いてみることにした.

すいません,一人なんですけど,明日泊まれますか?

「あぁ,えーと,はい,あのですねぇ,女将が昨年から入院してましてぇ,食事が出せないんですよぉ.素泊まりなら大丈夫ですけど...」

うーむ.地元料理が食べられないのでは意味がない.
申し出は丁重に辞退.
近くに他の宿もないことはないが,探すのが面倒になった.
温泉宿は諦めて,ここは”みんな大好き”AZ HOTELにしよう,と「えびの店」に予約を入れる.
さすが俺たちのAZ,しっかり空室あり.
そして,ここのAZには敷地内にステーキ屋があるのだ! み,宮崎牛が待っている.

つーことで例によって5時過ぎに起床.
最近は持病の偏頭痛も全然起きない.
ホンマ,旅に出ると快食・快眠.要は健康になる.

6時を待って朝風呂へ.
そして,いよいよお楽しみの朝食バイキングである.

iPhone15 Pro  もちろんこれx3

目玉の「赤牛丼」をさらにアップで.

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盛り付けが汚い?
こまけーことはいーんだよ.
これがまた,美味い&美味い.
とろける肉の旨みでエネルギーをフルチャージ.

一皿限定のこのメインディッシュの他にも熊本の名産品が大量に並ぶ.
どれもこれも美味い.
まさに「至高」.
これで¥1,650は超オトクである.
ちなみに市内の専門店で「赤牛丼」を食べると,¥3,000は下らない模様(量は多いだろうけど).

で,たらふく食べた後は部屋に戻ってパッキング.チェックアウトする.

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『HOTEL THE 7 熊本』.実にいい宿だった.

さて,時刻は7時過ぎ.
本日も平日.通勤・通学のクルマと自転車の猛攻をかわしつつ,熊本市内の脱出を図る.

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数日前に走って来た国道3号を逆走する.
新幹線の操車場や,交差点の巨大歩道橋など,なんとなく記憶に残っている.
いずれにせよ交通量の多い幹線道路なので...走ってても面白くない.

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先日同様,県道14号にスイッチ.
途中のローソンで休憩.
少し退屈なので,走りに刺激を入れる試みとして,未経験のグミを買ってみる.
うん.こいつは...これっきりかな.

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で,再び国道に合流し,すぐに新ルートへ.
球磨川が見えて来た.
交通量が減って快適ライドに.春らしい風景.

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明日は鹿児島にいる必要があるため,こうして南下しているわけだが,そのルートはいくつかある.
今回この国道219号ルートを選んだのはJR肥薩線と並走しているから.
それに,山間部で何かトラブルがあっても,輪行すればどうにかなるという安心感がある.

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種田山頭火の句碑.

このみちやいくたりゆきしわれはけふゆく

”いくたり”してないけど,漂泊の俳人,山頭火の句は旅人魂に刺さる.

句碑を過ぎるとJR肥薩線と並走することになるのだが,何か様子が変.
例えば下の踏切.

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線路が雑草に覆われて,どう見ても廃線状態.
少し進むと線路そのものが撤去されてたり,枕木の下が陥没してたりする.
この踏切も全く機能していない.

熊本と言えば,10年前の熊本大地震が記憶に新しいが,この地域は別の災害,2020年7月の大洪水で被災していた.
恥ずかしながら全く知らなかった.
ゆえにこの後の道は,鉄道も道路も橋も崩壊跡が生々しく,復旧工事がひっきりなしに行われていた.

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少し進んでは信号待ち,もしくは有人による誘導の連続アタック.
これがまぁ,なかなかにキツくて,対向のクルマを待たせたくないため,片道走行時は全力漕ぎ,抜けたら巡航,また停まって,全力漕ぎというインターバル.

一度,誘導員のトランシーバーの会話が聞こえた.

「えー,今から自転車が通りま~す.時間ですか? ”ロードバイク”なので速いと思いま~す」 

すいません.ロードじゃないです.
こんな謎のプレッシャーをかけられたら,V-MAXを発動せざるを得ない.

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時には国道が寸断されており,橋で対岸に渡ることも.

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休憩・補給ポイントもない.
地図上は道の駅「坂本」が存在するが,災害のせいで休館中だった(2027年復活予定).

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ようやく見つけた休憩ポイント.
ダム跡のようである.
ここでレッグウォーマーをキャスト・オフ.
徐々に暑くなってきた.

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下の写真,お分かりになられただろうか?
橋だけが残り,前後の線路がなくなっている.
完全復旧までどれくらいかかるのだろう.

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Geminiによると,全線を3区に分けて,それぞれで協議,一部運航再開の時期が決定されているそうな.

八代~人吉:2033年度復旧見込み ← 現在地
人吉~吉松:協議中
吉松~隼人:2026年6月運転再開

全線開通ははるか先.
風光明媚な路線ゆえ,観光列車としての価値はありそうだが...
その間も高速道路網が着々と整備されている九州である.

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この国道219号は「エメラルドロード」と名付けられている.
確かに球磨川の色が深い緑色.

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自販機が見えたので休憩.
トイレもあった.

目の前をバックパッキングのロードバイクが走っていった.
しかも欧米人っぽい.同志よ,日本&九州の印象は?(独り言)

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「二股ラジウム温泉」っぽいドーム状の建物が見えてきた.

その正体は『エジソンミュージアム森林館』
周囲から浮きまくっているが「森林の働き・樹木のしくみ・森に住む動植物・木の文化などを楽しく紹介.発明王エジソンの発明品を集めた常設博物館」とのこと.
ただし,2012年の豪雨災害により休館中(また別の災害).
この地域の自然の厳しさがうかがえる.

その対側にある『球泉洞』は営業中.

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鍾乳洞見学ができる.
時間があれば寄りたいところだが,チャリだとなぁ...まだ先は長い.

昼時で腹が減ったが,敷地内にある食堂は満席で行列ができている.
諦めて出発.球磨村を目指す.

途中の桜並木が美しい.

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橋を渡って,球磨村の中心街に到着.
最初に目に着いた営業中の食堂に,問答無用でピットイン.

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メニューは3品だけという,めちゃめちゃ潔い店.
「鮎の塩焼き定食」の価格だけバグってる.

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ここは素直に(?)チャンポン.
結構な量でびっくり.大盛りサイズだ.
しかあし,さすがチャリダー,完食したぜ(もしかしてウェアで量を調整された?).
食後にはサービスでコーヒーが出て来た.さすが熊本だ.感動.

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村と国道をつなぐ橋.
今日は九州の深部,山間ライドだな.

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桜並木が続く.

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いわゆる名所ではないけれど十分美しい.
GWまで咲かない旭川との開花ギャップがすごい.

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山の中腹に桜色の線.

久々に大都市,人吉市に入る.

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桜が咲き乱れる公園があった.
おば...ナイスマダムのグループが桜の木の下で宴会をしていた.

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プロフィール上,人吉を過ぎると登りが始まる.
その前にローソンで補給.
脚ツリ対策で「麦茶」「即攻元気ジェル」,これは外せない「アイスの実」で小休憩.
やはりブルベ中っぽい補給だな.

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登り続けていると,前方に本日のボスキャラ「人吉ループ」が見えてきた.

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ループ橋は全国あちこちにあるけど,よくもまぁ,こんな山奥にこんな巨大建築物作るもんだ.

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ループを過ぎても登りは続く.
雲仙クライムよりはマシか.

BROはその見た目に反して登攀性能は驚くほど高い.

理由として,

・ 慣性モーメントの小ささ
要は漕ぎ出しが軽い

・ 高いフレーム剛性
鉄フレームのダイレクト感.
踏み込み力がそのまま伝達する.

・ ギヤ比の設定
高回転ケイデンス向き

などが挙げられる.
ただし,これらの優位性を感じるには,ここは斜度が少々足りぬ.
ロードの方が楽な登りだ.

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ここが頂上だろう
トンネル内に宮崎県との県境がある.
そこからはずーっと下り.

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トンネルを出ると(名前はないけど)「えびのループ」が現れる.
自然にまかせて下っているととんでもないスピード.
そしてヤバいのが大型トラック.
怖い怖い.
慎重に慎重を重ねて下りきる.
正に一仕事終えた感.

...にしてもこの道,南下よりも北上する方が絶対にキツいと思う.斜度が違う.

で,山を抜けて右折.
国道268号線を進むと,お馴染みのレインボー装飾の外壁が見えた.

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初日に泊まった出水店のようなゴタゴタはなく無事チェックイン.
九州最後のAZだけど,やはり四国のAZの方がサイクリストへのサービス(気遣い)が高いように思うなぁ.

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さて,シャワー&洗濯のルーティンを終えた19時過ぎ,いよいよ隣接するステーキ屋『チャオ』に突撃!

狙うは看板メニューの『ダイナマイトステーキ』
さすがにノーマルの500gはキツイので,ハーフ250gにした.

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どーん,と出て来たのがこれ.
久々の”ちゃんとした”ステーキだな.

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さて,そのお味は...美味いことは美味いが,朝の「赤牛丼」の勝ちかな.
年のせいか歯のせいか,柔らかい肉の方が好みであることを,あらためて認識(とほほ)

食事を終え,店を出ると「人出不足のため早めに閉店します」の表示.
ヤバかった.早めに訪れて良かった.

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つーことで,この旅,最長距離の一日が終わる.

大災害の爪痕が未だに残る球磨川沿い.
工事区間のインターバル・トレを含めて強く印象に残る.

そして最後の人吉ループへの登りがトドメ...とかなんとか言っておりますが,パラダイスなホテル朝食と満開の桜街道のおかげで,本日も無事優勝.

とにもかくにも,明日がライドの最終日.
高揚感より寂しさが勝る夜.

Day8はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day8:えびの~桜島~鹿児島(ゴール)

春・九州・BROMPTON Day6:阿蘇北外輪山

2026/3/26 Thu

春の風と野焼きの匂い

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晴れ時々曇り.温度:11 ℃,湿度:73%,体感温度:9 ℃,風速:12.2 km/時,風向:NNE

Day5はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day5:天草~三角~熊本

九州のチャリ旅といえば,真っ先に思い浮かぶのが「阿蘇山」

19歳.オートバイ購入後初のロングツーリング.
その行き先が九州だった.
大阪港からフェリーで宮崎に入って北上.
カメラも持たず,行き先も決めずにうろうろ.
湯布院を経由して,やまなみハイウェイを目指したことはうっすらと覚えている.
そして強風吹き荒れる中,横風にあおられて転倒.
斜面に倒れた400ccのバイクを一人で起こすことができなくて,クルマの人に助けてもらった(こういう記憶は鮮明に残る).

今回のチャリ旅でも当初は「阿蘇」をルートに組み込んでいた.
だが,寒さ,強風,黄砂,花粉,野焼きなどの悪条件が揃うこの時期,AIにも散々脅されて別ルートを再検討した.

BROMPTON九州ライド再考 ~山より海かも~

その阿蘇行きプランが,天気の周期もあって復活.
遅ればせながら「熊本から阿蘇までチャリで自走する必要はない.輪行して”おいしいところ”だけ走ればいいのだ...」と気づいた.
ようするに本日は同じホテルに連泊である.

昨日は雨に降られたが,本日は快晴予報.
気温も高めという.
これは千載一遇のチャンスでしょう.

朝食はコンビニで取ることにして7時前に宿を出る.
朝日がまぶしい.

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そして荷物を下したBROのなんと軽快なことか.
連泊の恩恵を最大限に利用.
まるで羽が生えた感.
これで阿蘇もすいすい登れる(はず)

7時半頃に熊本駅着.
輪行準備をして,JR豊肥線の阿蘇駅までのチケットを買う.
事前に調べた際,¥4,000という運賃設定に驚いたが,それは完全に誤解で,それは大分行きの観光列車「あそぼーい」の料金だった.
各駅停車のローカル線だと¥1,300で一安心.むしろ景色をじっくり見たい派としてはこっちの方がベター.

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駅構内にファミマを発見.
総菜パンと野菜ジュース,缶コーヒーの朝食.
これからヒルクライムだというのに,いつもと比べると圧倒的に少ない.
大丈夫か.

さて,世間的には平日の朝である.
見事に通勤・通学時間と重なり結構な人出.
土地勘のない場所,行き先である.
どこから乗るのかもさっぱりわからん.

こんな時には素直に駅員さんに聞きましょう.

すいません阿蘇駅に行きたいのですが.

「1番ホーム,7時49分発の肥後大津行きに乗ってくださ~い」

はい,わかりました...って,今何時? 7時47分やんけ!
BROを掴んでダッシュ&ダッシュ.ちゃんと時刻は調べておきましょう.
こいつを逃すと次は10時46分だった.やばいやばい.
で,肥後大津って何? 阿蘇じゃないの?

輪行のセオリーとして,先頭もしくは最後尾車両のドア付近のスキマにチャリを置く.
昨日と違って混んでいるのだ(大阪の比ではないが).
もちろん座らない.
見知らぬ風景を楽しむ.

やがて,懸念の「肥後大津」駅着.
「え~この電車はここで終着で~す」とのアナウンス.
次,どうすんの?

こんな時には人頼み.

折り返して熊本駅に向かうと思われる乗客の女性に「すいません.阿蘇に行くにはどうしたらいいんですか?」と聞く.

大荷物のピチピチジャージのおっさんにいきなり話しかけられたのだ,その女性,ふるえる手で「あ,あっちのホ,ホームの黄色い電車に乗って...」と指さす(やや誇張してます)

ありがとうございましたぁ!とあわてて移動.
なんかすっかり海外を旅行している気分になってきた.楽しい.
(事前に時刻表や接続を調べておきましょう)

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肥後大津駅を出発.
運転手さんに阿蘇行であることを確認して一安心.
朝食食べますか.

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ここからローカル度が上がる.
架線がディーゼルに変わる.

カルデラを越えるダイナミックな路線はなかなか感動的.
標高を稼ぐためにスイッチバックを行うなど,鉄道オタクにはたまらん路線らしい(アナウンスあり).Kazchariは”鉄”ではないが,それでも面白かった.

ただし一つ懸念事項が...
停車駅でドアが開く度,冷風が車内に入り込んでくるのだ.
標高が上がるに連れ,明らかに気温が下がっている.

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となると困るのが服装.
いつもの長袖インナーに半袖ジャージ.
ビブ+レッグウォーマー.
指出しグローブ.

防寒具として持参しているのはウインドブレーカーのみ...
もしかしてやっちまった?

で,なんだかんだでJR阿蘇駅着.

駅舎の前で輪行解除.
やはりヒヤッとする.
なけなしのウインドブレーカーを羽織り,行くぞ!

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すぐ目の前にローソン発見.
ここで補給すべきだった...(アドレナリン全開)

先日の島原半島同様,適当に走ると迷ってしまい時間配分ができなくなると判断.
昨夜のうちにおすすめルートをナビに入れておいた.
参考にしたのはこのサイト.

阿蘇サイクリングコース「道の駅阿蘇」

ホンマ世の中便利になった.
しっかりgpxファイルを用意してくれている.
掲載されているルートのうち,阿蘇駅スタートのROUTE1「阿蘇五岳一周ルート」(65.7km/1,457m)と,ROUTE2「阿蘇北外輪山ルート」(57.8km/847m)の2本をナビにダウンロードしておいた.

もちろん,走りごたえのあるのはROUTE1だが,距離+獲得標高を考えると,現時刻の10時出発,帰りが14時の列車だとかなり厳しい.
ゆえに,今回はROUTE2を走ることにした.

走りだしてすぐにグラベル.やれやれだぜ.

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最初は田んぼエリア.
そのせいかあちこちから湧き水.
わんさか噴いていて,絶対においしそう.

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この印象的な一本木を過ぎると,すぐに登り開始.

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ROUTE2は実にわかりやすい台形プロフィール.
苦しいのは前半.

https://www.aso-denku.jp/aso-cyclingguide-course/より

登りに入ると道が急に細くなり,舗装も荒れだす.
交通量も皆無で「ホンマにここ?」的なルート.

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荷物がないと楽だな.
とは言え,さすがに登り続けていると汗が出てきた.
ウインドブレーカーをキャストオフ.
意外にも,この後,駅に戻るまで着ることはなかった.
ヤバい寒気は朝だけ.山の気候だな.

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ナビに表示されるのは,このエグイつづら折れ.
とは言え,最大でも10%程度の斜度か.

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登り終了.
外輪の尾根に到着したようだ.
早くも絶景が待っていた.

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野焼きは既に終了.
荒涼とした景色の中を走る.

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眼下に見えるグネグネ道は,走りごたえありそうなグラベル.
アメリカ的というか,メーカーのパンフに乗ってそうな道である.
さすがにBROでの突入は遠慮した.
つーか,勝手に入ってもよいのだろうか?(たぶんダメです)

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昨日の雨の名残.
逃げ場はないので,押し歩く.
BROのフェンダーは超優秀なので全く汚れない.

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どこからどこまでなのかわからんけど,個人の牧場内道路を走ってきたようだ.

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ここから少し広い道路に出る.
いわゆる「ミルクロード」である.
40年前も通ったと思うが,全く覚えていない.

風が強い.
サイドスタンドだとコケる可能性があるので,おすわりスタイルに.
リアラックが付いたので安定感抜群である.

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カルデラの尾根をぐるっと周る.
なんかケニアに似た風景だな.
KUMAMOTOつながりだけに(違う)

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で,一大観光スポットである「大観峯」着.
クルマもバイクもヒトも混ざってエライ人である.
平日とは言え,さすがハイシーズンだ.
ご覧の通りの晴天やし.

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自撮りもいいけど,今日の旅はここがハイライトになりそう.
誰かに頼んで全身像も撮ってもらうか...
近くにいい人は...おお,ちょうどヒジャブをかぶったおねーさんが.
顔がアジアっぽいので,マレーもしくはインドネシア人とみた.

「Excuse me, Would you take a photo of me?」

「sure!」

おお,通じた.ダメならマレー語(「Photo,boleh?」)を用意していたけど.

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もちろん撮影後は「You, too?」と聞くのがマナー.
でも「no thank you」と断られた.
台湾でよくしてたように一緒に撮ればよかったかな.

最後に「Terima kasih!」と言うと,しっかり「Sama sama~」と返ってきた.やっぱこういう交流が旅の醍醐味だな.

と,おねーさんに挨拶していると,突風が吹いてBROが倒れてしまった.

くぁwせdrftgyふじこlp~!

運悪く,フレーム部分が台座の角にガリガリと...

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シクシクシク36.これが旅チャリの運命か...人は何度同じ過ちを繰り返すのか...
※ 旭川に帰宅後,ガンダムマーカーでタッチアップしました.

撮影後,大観峰の売店まで走る.
バイクが大量に止まっている.
そこから展望ポイントまで歩くのがセオリ―のようだ.
もうBROをこかしたくないので,おすわり姿勢でイスにロック.

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200mほど歩いてでっぱりの先端へ.

...うーん,なんか思ってたんとちゃう.
写真でみた,道路がウネウネと続いているいわゆる「ラピュタの道」が見れると思ったのだが...(※それは別の場所で現在通行止め)

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売店に戻り腹ごしらえ.
朝,総菜パンを食べたきりなので飢えている.
ただし,スナック的なものしか見つけられず,かつ量のわりに高いのがネック.
そんな中,「馬まん」なるものを発見(¥500).
要するに馬肉まんじゅうだ.
これはここでしか食えない.買いだな.

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まっ,普通.
ゆっくりしたいところだが人が多すぎて落ち着かん.
平日でこれだと,土日はとんでもなさそう.

不思議なことに,阿蘇という聖地的な場所にもかかわらず,ここまでチャリの姿を全く見ていない.
そして,かれこれ6日ほど九州に滞在しているけど,スポーツチャリと交差したのは全部で3台ほど.
びっくりするほど会わん.なぜ?

台湾四国,ましてや北海道とはエライ違いである.
九州はサイクルツーリズムがいまいち浸透していないのか.
これは九州一周もしくは,3島制覇ジャージの導入待ったなしやな(燃える)

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「大観峯」を出ると下り基調.実に爽快.

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なんだかんだで絶景続きでストップ多し.
あちこちにスポットがあるけど,私有地や立ち入り禁の牧草地もあるので注意.

牛,発見.
北海道と違って「肉」用だろう.今夜は何食べる?

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にしても良い景色だ.
BROの,先を急がせないゆったりとしたポジションが,今,ここにいる幸福を実感させようとしてくる.

阿蘇へのルート変更は大正解だった.
心配していた花粉も黄砂も野焼きも全然問題なし.
空気も澄んでいる.

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チャリには全然会わないけど,オートバイはガンガン走っている.
若い時はオートバイに夢中,還暦近くになってチャリで(一般的には)ハードな旅.順序が逆だな.

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凍結注意の看板.
九州でも凍る時には凍る.
事前情報でも「3月はまだ降雪の可能性がある」とのことだった.
早朝だと湧水が流れた後の道路がアイスバーン化しててもおかしくない.
今日は大丈夫やけど.

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プロフィールの台形の縁を,長々とダウンヒルして北外輪山周遊終了.
むっちゃ楽しめた.
次回,再訪時にはROUTE1,つまり阿蘇駅から南方面の山々を走りたい.

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これも下り途中の写真.
野焼かれてますなぁ.
別の季節の風景も見たくなる.

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平地に下りてゴールの阿蘇駅を目指す.
気温も上がり,実にサイクリング日和.

ただし朝からロクに食べてないのでガス欠気味.
周囲には補給ポイントが全然ない.
かろうじて自販機で赤コーラを.
道民感覚からすると,ゴミ箱設置がありがたい.

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幹線道路を離れて畑の直線道路.
どこか北海道的.
なんだかんだで意外に広い日本(田舎限定).

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ようやく駅のある集落に帰って来た.
光があり池があり桜がある.いかにもな春の画.

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阿蘇駅のプラットホームの長さが足りず,謎の豪華列車がはみ出ている?

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これはJR九州が運行する豪華寝台列車「ななつ星」だそうな.

鉄道に関する知識が皆無なので,最初はこいつが「あそぼーい」だと思っていたが,さらに上級グレードの列車だった.確かに見るからにお高級.

北海道に帰宅後,公式ページを覗いてみる.
ただの特急列車ではなく,高級料理や豪華ホテルを組み合わせて,雲仙やら大分を周るパッケージツアーで使われる車両のようだ.

となると,気になるのはその料金である.
サイト内を探しても,なかなか料金表にたどり着かない.
潜りに潜って見つけたお値段は...

ななつ星料金表

飲んでたコーヒーを吹いた.
退職後のブルジョア・シニアカップルが記念に参加する印象(偏見)
まっ,豪華客船クルーズ同様,Kazchariの価値観とは相容れない世界だな.
何より,全く動かない=腹が減らない=高級料理がもったいない...やはりチャリ旅が至高!(さらに偏見)

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熊本(肥後大津)行きの列車が出発する30分前に駅に戻ってこれた.
計算通りっ!

腹が減った.
ローソンにかけこんで昼食を購入.駅前のベンチへ.
ブルベ飯か.

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駅前には『ワンピース』のキャラ銅像.よく知らない.
国内外の観光客に大人気で,撮影待ちの順番ができていた.
熊本県内あちこちにあるそうな(作者が熊本出身).

同様の町おこし手法として『進撃の巨人』の作者の出身地である大分にも,ミュージアムや展示コーナーがあちこちにあるらしい.
次回は大分に行かねば.

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列車の発車時刻が迫って来たので輪行準備.
BROなのであっという間に完了.
西洋人観光客が「Oh…BROMPTON Paris Editon…」と呟きながら歩いて行ったのが印象的.
そこまで特定するとは,もしかしてイギリス人チャリダーか?

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ホームにてしばし待機.
次の列車,つまりもう2時間遅らせて「五岳一周ルート」にすれば良かったかも.
いや,こういうお楽しみは腹八分目にして,次回にとっておくのがベター.

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今度は赤い列車.別に3倍速いわけではない.
途中の停車駅のホームで,韓国人の少年がカメラでバチバチと写真を撮っていた.
運転手に日本語オンリーで「ここで降りるの?降りないの?」と詰問されて固まっていた.少々気の毒だったが,基本的に現地の人は現地の言葉を話すのだよ,少年.それも経験.それぞ旅.

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それにしても,この熊本と大分を結ぶ豊肥本線は実に美しい風景の中を走る.
視界が開けるたびに眼下の集落が小さくなっていく三段式スイッチバックはもちろんのこと,火山群の稜線,田園風景,そしてこの時期の深い緑と桜.
午後から夕方にかけての淡い光が,柔らかく暖かいフィルターをこれらの景色にかけて幻想的な景色となる.言うなれば桃源郷.

まぁ,Kazchariは”鉄”ではないので,この列車に乗るためだけにここに来ることはないだろうけど,人生五指に入る鉄道乗車経験かも.

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往路同様に「肥後大津」で乗り換えて,熊本駅へ.
徐々に都会となって無事到着.所要時間約90分の鉄道旅.

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さぁ,宿に帰りましょう.
こうして見ると,松山しかり鹿児島しかり,地方の大き目の都市には路面電車がまだまだ残ってるなぁ.
そう言えば札幌と函館にもある.早々に廃止した旭川がめずらしいのか(1972年全線廃止).

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個人的熊本ランドマークである白川沿いのサイクリングロードへ.

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すぐにホテルが見えてきたが,このまま帰るのはもったいない.
せっかくなので熊本市内を観光しませう.
本来BROはアーバンなシティコミューターなのだ.
決してハードなヒルクライムやブルベ用のチャリではありません.

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言わずと知れた熊本城.
ケチケチKazchariは入場料(¥800)を払うのが嫌で,遠景撮影.

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お堀では桜まつり.屋台も出ていた.
そういや数日前もこの道走ったな.

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ショッピングセンター?
全面ガラスに植物だらけのベランダという,日本っぽくない建築様式.
目の前は歩行者道路だが,チャリなので押し歩けば問題ない.

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つーことで,数km寄り道してホテルに帰還.
やはり(たまの)連泊は旅を豊かにする.
宿が決まっているというだけで,心理的にもその日を目一杯楽しめる.

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昨日の気のいいフロントスタッフがいた.
約束通り,明朝は¥1,650の朝食バイキングをいただきますよ~
見せてもらおうか,熊本の「赤牛丼」の実力とやらを!

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部屋に戻って,洗濯,入浴などのルーチンをこなす.

さて,夜はどうする?
また『湯らっくす』
その後は昨日の定食屋?

うーん,さすがに二夜連続はありがたみが薄れる.
今日は違う行動をしてみよう,とGoogle先生に相談.
宿の近くに評判の良い中華料理店があった.
ここにしよう.

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で,やってまいりました『中華麺飯 青龍』
時間的に混んでいるかなと思いきや,テーブルに座っているのは家族連れ一組だけだった.

メニューを見る.
いや,これがもう全部美味しそう.
なんと,事前予約が必要だが「北京ダック」まである本格中華.
もちろん,オーナーも(たぶん)中国人だ.

悩みに悩んで「熊本名物」の文字につられて「タイピーエン」「餃子」を注文した.

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この謎の「タイピーエン」こと「太平燕」とは,春雨をメインに炒めた野菜や豚肉,エビ,たけのこ,かまぼこ,しいたけなどを入れた具沢山の中華風春雨スープこと.明治時代に華僑が福建省の郷土料理を熊本に伝え,日本人の口に合わせてアヒルの卵を鶏卵へ,麺を春雨へとアレンジして根付いたらしい.熊本の学校給食でも提供されるソウルフードゆえに名物となった(Wiki調べ)

...とまぁ,そんな御託はともかく,食うべし.
めちゃめちゃ美味かった.

当然,遅れて出て来た餃子も...

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これまた文句なしの味.
昨夜の定食屋といい,その前の天草といい,熊本の食のレベルの高さは異常.

そして,この旅の後,旭川で人に会う度,熊本行きを薦めるKazchariの姿があった.

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さぁ,この旅もゴールが見えて来た.
明日はひたすら南下.
そして,もちろん快晴予報!

Day7はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day7:熊本~えびの

春・九州・BROMPTON Day5:天草~三角~熊本

2026/3/25 Wed

雨に打たれて,サウナに溺れる

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雨.温度:14 ℃,湿度:88%,体感温度:13 ℃,風速:9.4 km/時,風向:N

Day4はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day4:諫早~天草

目覚める.
予報通りの雨.

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眠い.
というのも本日の熊本の宿の選定にあたり,少々右往左往して就寝時間が遅くなったせいだ.もちろん,前に泊まった〇〇な宿は選定外.

本日は『湯らっくす』に行くことが第一目標なので,その付近で宿を探した.
同じ道路の並びにコンドミニアム(?),つまりアパートの一室を丸々借りるプランがあった.
スタッフ不在で,メールで送られてきた暗証番号を入口で入力する,いわゆるスマートホテルである.

同種のホテルは『オホーツク1300』の時にも利用経験がある.
ちょっとした近未来体験だった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

空きは喫煙室のみだったが,それほど高くなかったため2泊分をメール予約した.
ところが,「確定」の返事がなかなか帰ってこない.
一応「24時間内に返答」という自動返信だけはあったが,それでも時間がかかり過ぎ.

その間,他の宿も物色する.
「こっちのほうがええやん」な宿を見つけたので,先のスマートな宿はキャンセルした.

後で思うに,この変更は大正解だった.

で,朝を迎える.
パッキングしつつ,6時になるのを待ってパラダイスな浴室へGo!
短時間ながら,サウナ3セットをしっかり決める.
あ”あ”あ~やっぱこの宿ええわ~ もう一泊したかったなぁ...

すっかり気分は失楽園.
おお神よ,Kazchariは何の罪を犯したというのですか!(今さら数えきれない)

7時に朝食会場へ.

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安定の美味さ.

部屋に戻ってサイクルジャージで戦いの準備.
つまり雨装備追加である.

まずはモンベルのレインウェア上下.
今は無きGORETEX製だ.
レインパンツは素肌の上だと脚にまとわりつくのでレッグウォーマーも着用.
ソックスの上からは至高の逸品,モンベルのオーバーソックス.
気温はそれほど低くないのでグローブは指出しのまま.

バッグ類にもカバーをかける.

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昨日のアプリ更新でバグってしまったナビ(Bryton S500)は,”工場出荷前にリセット”したらちゃんと使えるようになった.
昨夜のうちにSTRAVAで天草から熊本までのルートを引き,インストールしてある.

これまでブルベやら何やらでも大雨に見舞われたことはあるが,サイコンやナビの防水対策はしたことがない.
これでも水没経験はないが,運が良かっただけなのだろうか.

名残惜しいホテルだが出発.
天草を再訪することがあれば,大浴場の質の高さだけでも選びたい宿だった.

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はじまりは小雨.
ギリギリまでバスに乗るかと迷ったが,結局,熊本目指して可能な限り自走する.

有名なループ橋を渡るかと思いきや,手前の歩行者・自転車専用橋に案内される.
もしかしてこれって,船舶航行時には持ち上がるヤツ?

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ちなみにこのループ橋は「天草瀬戸大橋」という名称.
バス停ははしょって「瀬戸大橋」.何か紛らわしい.

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ここからは国道324号で海岸沿い走行.
例によって路肩が狭いので,安全のため左側通行にはこだわらない.
歩道が整備されている側を求めて,道路を渡ったり戻ったり.

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個人的に「イデオ・ツリグ」が気になったので停車.
こういう止まりたくない日こそ,まめに写真を撮っておくと良い思い出になる.

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黙々と(ソロなので当たり前だが)進み,道の駅「有明」着.
全然雨が止まん.むしろ激しくなってきた.
トイレ&コーヒー休憩.

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男性トイレの不思議な表示.

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凝りすぎてわかりにくい,ようするにダメシンボルのお手本.
おそらくクレームによって,後から「男性←」テプラを貼ったのだろう.
ちなみに女性の方は熱帯魚.

つーか,タツノオトシゴはオスが妊娠・出産する世界で唯一の生物.
モチーフとしてどうなのか? それとも何かを暗示? 考えすぎか.

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この道の駅にはビーチがあったり,色々なオブジェが飾ってあり,なかなかのパラダイス感だが,いかんせん雨.そそくさと出発する.

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少し内陸へ.
山に囲まれる.
この時,ちょうど対向から同じく雨に打たれる旅チャリがやってきた.
互いに手を大きく振って挨拶.同志よ!生きろ!

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久々に現れたローソン上天草松島店.
既にレインウェアのプロテクトが限界を越え,全身びしょぬれである.
寒い.
缶コーヒーとシュークリームでカラダを暖める.

はっきり言って辛い.
ブルベだったら間違いなくDNSの天候.

コンビニに続々と入って来るクルマを見ながら,「クルマ旅だと楽やろなぁ...」という思いと,「ぶわっはっは,この悪天候!我がミトコンドリアが活性化しておるわっ!」というハイ(もしくはヤケ)な心情が交錯する.

停車時間が長くなるほど汗冷えがひどくなるので,覚悟を決めてそそくさと出発.
雨,ちーとはマシにならんかねぇ.

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いよいよ,本日のハイライトである「天草五橋」に突入である.

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初訪問.
事前にルートを引いている時は,ここを走るのを楽しみにしていた.
島と島をつなぐ,そう「しまなみ海道」のような風光明媚かつダイナミックなライドをイメージしていたが...

はたして,その実態は?

————————————————————–

※ 以下,個人の感想です.

...こんなとこ,二度と来るか!

各種チャリ媒体でも「しまなみ海道」に比べると,全然おすすめされない理由に納得.

この橋,あまりにチャリへの配慮が無さ過ぎる.
交通量が非常に多いのでできれば車道は避けたい.
で,歩道に逃げるも,その幅が異常に狭いのだ.
橋の前後はまだマシだが,幅1mあるかないか...

それでも車道とツライチならまだ良いが,20cmほどの段差が付いている.
橋上ゆえ突然の横風もある.
ハンドル操作を誤って車道側に落ちるようなことがあったらシャレにならん.

さらに今日は雨.
写真でもわかるが,橋周辺の道がアスファルトではなく,なぜか平石を敷き詰めたタイルのような路面が多い.
表面の砂が水を吸って泥となる最悪のコンディション.
実際に何度かスリップした.

何より最悪なのは,迂回ルートが存在しないこと.
嫌でもこのデス・ゲームに5回挑戦することになる.

晴天であれば,こうしたデメリットも若干緩和されるかもしれんが,少なくとも今日はあかんわ.

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この様に,橋の手前は”まだ”広い歩道.

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橋へ続く道で期待させて...

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結局,橋の上はこうである.
覚悟を決めれば走れないことはないが,安全のために押し歩いた.

ストレスマックスのまま道の駅「上天草さんぱーる」着.

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少し走ると,何体めかの四郎パイセン像(大).
これが日本で一番大きいらしい.つーか,この地域にしか存在しないのでは?

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雨も風も強い.
もはやこの時点で熊本までの自走プランは破棄.
電車輪行プランに閣議決定された.

で,忘れた頃にやってくるのが,第一の使徒(橋)こと「天門橋」である.

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やはりここの橋も他と似たような感じ.
設計者でてこい!
ちなみに「天草五橋」の完成は1966年,「しまなみ海道」の全線開通は1999年.
30年以上の開きがある.仕方ないか.

ポテンシャルは十分にある.
ぜひともサイクリングも快適にできるよう改修してほしいところ.

橋を渡りきって右折.
もう限界だッ!乗るねッ!
つーことで...

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JR九州三角線の発着駅,三角駅に到着ぅ!

素直にここから電車で熊本に向かうことにした.
よく考えれば日本の電車で輪行するのは初.
台湾での経験はある.

台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

まぁ,あっちはサイクリスト優遇がエグイので,単純に比較できへんけどな.

ここから熊本駅までは約42km.電車で55分.料金は¥870である.

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駅舎の隅っこで輪行準備.
やはりロードに比べると圧倒的に楽.

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フレームに内蔵した輪行袋を取り出す.

「YS ROAD BROMPTON用オリジナル輪行バッグ」



腹が減った.
BROを駅舎に置いて(鍵かけて),食堂を探す.

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Google先生はコンビニを表示してくれない.
駅の隣にあるちゃんぽん屋は廃業(?)

まさか,このまま熊本まで飢えとの闘い?

と,焦る頃,港方面にのぼりが立っているのを発見.
雨の中,向かってみる.

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漁師食堂か,これは期待できそう.
各種定食をはじめ,メニューも豊富.
電車の発車時間を鑑みて早く食べれるものをと思い,海鮮ラーメンにした.

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これがまぁ,絶品だった.
麺もスープも具も至高だったが,おまけの「かき揚げ」も最高.
チェーン店にある名ばかり「海鮮ラーメン」とは比較にならないホンモノであった.
ありゃ? なぜか今回は,Kazchariに似合わないグルメ旅になっている.

大満足のまま駅に戻る.
よくよく見ると,あちこちに『スーパーマリオ』のキャラシールが貼ってある.

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なぜこの駅はマリオ推しなのか?
気になったのでGemini先生に聞いてみた.

「三角駅が「スーパーマリオブラザーズ」のゴール地点にある「城(砦)」にそっくりで話題になったから」だそうな.

ホンマ?

https://famicoms.net/blog-entry-621.htmlより

全然似てないやん.
こっちじゃなくてピーチ城の方か.

https://x.com/RipBlue_hime/status/1489066885992054786より
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この画角だとよくわからんので,別のサイトから画像をお借りして.

https://seaside-station.com/station/misumi/より

真ん中にそびえる三角塔のせいで,まぁ,似てるっちゃあ似てる.
で,13:40.熊本に向けて出発!

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旅先である.
いつもなら見知らぬ風景を食い入るように観察するのだが,今日はダメだ.
あまりの疲労に寝落ちした.

50分ほどで熊本駅着.

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懐かしい.
前回もここに立った時は雨だった.

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だいぶ熊本市内の地理が掴めてきたぞ.
中心地を流れるこの「白川」を基準にすれば,だいたいの位置関係が把握できる(たぶん).

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数km走って,本日のお宿『HOTEL THE 7 熊本』に無事到着.

HOTEL THE 7 熊本【公式】

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決め手は大浴場があること.
これまた直前割でかなり安かった.
普通のビジホより少しだけゴージャス感.

それでだけでなく,フロントの対応が好印象.
「エレベーターが狭いので部屋に移動する際には自転車を折りたたんで下さい」とだけ言われた.
まっ,表情や言い方の問題かな.素直にわかりましたとにっこりできる.
あれ? 折りたたみじゃない場合は? やはり袋にイン?

それに「これからサウナに行きます」と告げたら,さっとタオルを貸してくれた.そうそう,こういうのがホスピタリティ.

ネットのプランでは朝食なしのみだったが,提供はあるようだ.
ただし¥1,650もする.
とりあえずパス.
ところが...「高いでしょお.でも2泊されるのなら1度だけでもお試し下さい.赤牛丼がおいしいですよ」と気さくな対応.

何ぃ,赤牛丼だと! 確か旅行前に知人から「これは食べとけ」とオススメされてたヤツだ.
わかりました.明後日の出発前は食べてみよう.

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てな感じで,駅前に続き,ホテル内でもBROを転がし移動.
実に楽...いや,絨毯がふかふかだと突っかかるな.

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まっ,ビジホとして標準的な室内.
さぁ,すっぽんぽんになって,いつものルーティン(洗濯)である.

その間,部屋のシャワーを浴びていよいよ本日のメインイベント,”西の聖地”『湯らっくす』訪問である.

【公式】湯らっくす

2Kmほど歩く.
もう降らないだろうと,ホテルで傘は借りなかった.
まっ,上着代わりにレインジャケットを着ているので大丈夫でしょう.
Google先生の指示通りに歩き,ついに憧れの地に.

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平日夕方だが,すでに結構な混み具合である.
さすが聖地.
料金体系がよくわからなかったが,入浴のみだと¥900.
館内着を着て,休憩室やらなんやらを利用したいのなら¥1,650のようだ.

黒を基調とした内装.
入口付近に水飲み場.製氷機もある.いいぞ.

浴室は広い.
フロントの混雑から予測していた込み具合はなし.
そうか,休憩室まったり組も多そうやしな.

まずはカラダを清める.
銭湯ではないのでボディソープ,シャンプー,リンスもちゃんと用意されている.

大浴槽につかる.
噂のビーチチェアに寝っ転がる.
普通の寝風呂とは明らかに違う.なんだこれ.

そして,メインのサウナ室へ.
広い.相当な人数が座れそう.
スケジュール表を見ると,結構な頻度で熱波師によるアウフグースがあるようだ.
その間は入室不可.
今回は,たまたまその時間に遭遇しなかった.

いつも通りに10分蒸されて外へ.
いよいよ,名物のMADMAXボタンである.
深さ170cmの水槽へ.ミクロマンのKazchariだと当然のごとく足はつかない.
まるで神社の鈴紐のようなロープにぶさがりながら,ボタンを押す.
5秒間ほど,脳天を直撃する水圧と,阿蘇の伏流水に包まれる贅沢を味わえる.
「これを押すために走ってきた」と思わせる.圧倒的なエンタメ感.

露天風呂があるので外気浴も可.
ただし,狭い上にととのい椅子は2脚しかない.
運良く確保.横になる.

...うぅ...これは確かに”質”が違うかも...しれ...な...おおっと,寝たらあかん.
ハードな雨中走行の後の極上の快楽.
これぞ最高のご褒美だ.

2本目は瞑想(メディテーション)サウナ.
ドアを閉めると暗闇.
ここはテレビがなく,環境BGMがかすかに流れている.
ただし,途中で入ってきた人が,周りに許可を取ることなくガンガンとロウリュウしまくるので,静寂は破られてしまった.

3本目はミストサウナ.
部屋の真ん中に塩が置いてある.
日焼けしていることを忘れて,ついつい太ももや首筋に塩をぬり込んでしまい後悔.

そして,普段はやらない4本目.
最初の大部屋で締める.

残念ながら異次元の”ととのい”は1本目だけやったな.

ちょ,待てよ.

よくよく考えたら今朝も『サンタカミング』でサウナ3本決めてたわ.
入り過ぎか?

それでも,大満足の聖地体験であった.
『湯らっくす』のサウナ飯も食べてみたかったが,入浴料だけでレストランに入っていいいのかよくわからなかったので,そのまま退館することに.
宿へ帰りがてら,良さそうな店があったら入ってみよう.

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おっ,なんだこの店は?
むっちゃ雰囲気良さそう.
入ってみるべし.

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シングルゆえ,直ぐに席を確保.
メニュー表を見てびっくり.なんだこの種類の多さは!
しかもどれもこれも美味そう.

こういう時は店の看板メニューにするとハズレが少ない.
「すいませーん」と,注文したいところだが,先に「QR注文」と言われてたっけ.テーブルのコードを読み込む.

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注文したのはメニュー先頭にある「スタミナ焼き1番(半熟玉子付き)」
しばらくして出て来たのが...

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どーんと,これ.
大盛り,爆盛りにした覚えはないが,これが標準ボリュームっぽい.
素晴らしい.

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もう,見た目通りに美味い.
”スタミナ”の名前通り,ニンニクがむっちゃ効いてる.
汗が出て来たぞ.
掛け値なしに「こんなのでいいんだよ」的庶民料理.
これぞ旅の夜の一人飯だ.満ち足りた...

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途中のコンビニでアイスを購入.
口内の脂を中和する.

白川にまたがる橋の上.
ビル群と飛行機の灯りが見える.

今夜のお楽しみはまだ終わらない.
就寝前,今度は宿の大浴場へ.

祝福は上がった後.
大浴場前に,結構な広さの漫画コーナーが設置されているのだ.
そして,無料のソフトドリンクのみならず,ビールサーバーまで完備.
優勝です.ハレルヤ!

パラダイスを追い出されて,たどりついたここもまたパラダイスだった.

明日はいよいよ...阿蘇だ.

Day6はこちら ⇒春・九州・BROMPTON Day6:阿蘇北外輪山

春・九州・BROMPTON Day2:出水~熊本

2026/3/22 Sun

Runaway from the Rain

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曇り.温度:11 ℃.湿度:82%,体感温度:11 ℃,風速:6.5 km/時,風向:ENE

Day1はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day1:鹿児島~出水

体内時計は正直だ.
疲れていても,6時間睡眠で朝5時に起床してしまう.

昨夜から幾度となく開く天気予報アプリ.
これまでの経験から,一番精度が高いのは『ウェザーニュース』だと思う.
広告の多さが玉に瑕だけど.

今日もひたすら北上して熊本市を目指す.
そして『ウェザー』によると,南から徐々に雨雲が接近.
熊本市付近では13時過ぎから降水確率が80%以上に跳ね上がるらしい.
ここ,出水から熊本市までは100kmちょい.
BROだと7~8時間はかかるとみた方が良い.

ギリギリなのか,デッドヒートのアイラヴユーの予感.
まっ,そこはBROである.
危険を感じる豪雨になれば,ササッと畳んでバスや列車ですぐに輪行すればよかろう(後の伏線)

シャワーを浴びて朝食会場へ.
馴染みのAZメニューである.生卵がありがたい.

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準備をして7時に出発.

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朝の薄明り状態だが,それほど寒くはない.
前日同様,長袖インナーにジャージ,ビブの組み合わせでOK.
いつ必要になるかわからないレインウェアはリュックに入れてリアラックに積む.

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目の前は国道3号.
さすがに朝7時の交通量は少ない.
無理に歩道エスケープすることもなく,車道を堂々と走る.

まぁ,それも時間の問題.
すぐにレーダーが後方からの接近を知らせるようになった.

長旅では今回初投入のリアビューレーダー.
マジで便利だ.
重さや稼働時間が気になって購入を控えていたが,こいつがコスパ的にも決定版な感じ.
誤作動もほぼない.
あったとしても,結局ミラーで確認するので問題ない.

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出水らしい鶴マークの橋.

途中,チャリダー大好きラウンドミラーを発見.

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一人旅だと自撮りの機会があまりなかったりする.
三脚やらタイマーのセットは面倒やしな.

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県境を越えて,熊本県の水俣市に入る.
BROの12速ギアを駆使して,最初の山岳をクリア.
そもそも,小径車に興味のなかったKazchariがBRO購入に至った動機の一つが,この12速ギアにある.
さすがに4やら6速で長旅をするほど「M」ではない(いや十分...).

以下,ケニア旅行経験者には有名な話.
親しくなったケニア人に「Where are you from?」と聞かれたとする.

「Japan」と答える.

「Where in Japan?」

「(?)OSAKA」

すると「No,No,No, You come from KUMAMOTO!」

「Why?」

オチに「All people come from KUMAMOTO!」(ガハハハ)

までがテンプレ.
ちなみにスワヒリ語で「KUMAMOTO」は...各自調べて下さい.

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最近,凝った...いやおしゃれな名前の病院が増えた気がする.
ここは何科なのかわかりやすい.

で,道の駅みなまたの「ミナマータ」に到着(ややこしい...のか).

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トイレ内に某有名漫画家のイラストが飾ってあったけど...これってちょっと前に”トレース”で話題になったヤツやん(掲載できません).

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謎のアミューズメント施設があったり,謎の庭園があったりとパラダイス感強めのミナマータであった.

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さらに進んで水俣市街に入る.
かの「チッソ」工場を過ぎると,興味深い看板を発見.

「水俣病という名称は差別だ!メチル水銀中毒症へ病名改称を求める!」

まぁ納得.イタイイタイ病は地名とちゃうし.

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水俣の新幹線の駅は要塞のごとし.
いや,新幹線の駅ってたいていこういう無機質系デザインが多い気がする.
近未来のイメージ? それとも警備上の都合?

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ちょっとした展望台に,なぜだかの提灯.
祭りの季節ではないはずだが.

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高速道路の案内板に「地震発生走行注意」の表示.
昨夜の地震のことだな.特に被害はなかった模様.
日中の走行中だったら感じたのだろうか.

で,この後,またまた登りが続く.
その途中からか,BBもしくはリアの駆動部周辺から「ガラガラ」と異音がする.
足を止めると消える.
まさかのBB不調? こんな山中で?
修理なんてできんぞ!

耳をすませて音の発生場所の特定を試みるがさっぱりわからん.
坂を下り切ったところにファミマを発見.迷わずピットイン.

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リアハブ周りをチェック.
すると,とんでもないことが.

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おわかりいただけただろうか...
テンショナーのプーリーからチェーンが落ちている.
脱落こそしていないものの,よくこんな状況で走れるもんだ.

いつ,どういう状況で落ちた?
やはり,この頼りない樹脂製のパーツがいかんのだろうか.

なかなか珍しい現象なので,本ブログのレギュラーメンバーであるBROマイスターのO西さんにLINEした.
そのような経験はなかったそう(という返事の後,O西さんのBROにも同じトラブル発生)
ここは金属製にカスタムしようかなぁ...

道の駅「たのうら」着.

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最近多い,地元出身の漫画家さんの作品,もしくはご当地アニメの顔出し.
上のボードは「村枝賢一」先生.
やはり『仮面ライダーSPIRITS』が代表作だろう.

単に出身地というだけでなく,実際に今も住んでおられるらしい(説明に書いてあった).
まぁ,いまやクリエイティブ系の仕事はどこでもできるしな.

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もう1枚は放課後ていぼう日誌』(2020).

いわゆる女子高生がおっさんの趣味を楽しむ系アニメ.
Kazchariは未鑑賞.流行った...のか?

御覧の通り,太陽がまぶしい.
ここから崩れるのか?
確かに天気予報アプリは雨雲の接近を告げているけど.

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熊本に入り,初くまもん発見.
地球儀を抱えたタイプ.
工場内ゆえ進入禁止.遠景で.

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今回もKazchariのケツを支えてくれたのは,ROCKBROSのサドル.

実に快適.
今回のような1日100km程度の旅では全くケツ痛なし.
何より安く,革製みたいにメンテや伸びに気を使わなくてよい.
デザイン? 気にするな.

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いい雰囲気の日奈久温泉街を通過したが,さすが九州.
北海道以上の温泉パラダイスである.

だがしかし,クルマの旅と違って気軽に立ち寄れないのが残念.
入浴後の汗冷え問題もあるし,何より汗だくのジャージやビブの再着用には抵抗ありあり.
仕方なく...という場合もあるけど.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

八代市内に入る.
味わい深い標語看板.

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家族LINE(正確にはアホ息子)に送ったった.

ここに来ていよいよ雨の脅威が迫ってきた.
空の色は明らかに鉛色に変化.
顔にポツポツと雨粒があたり始める.
ずぶぬれになる前にレインウェアの着用を決意.

軒先を探しているとファミマが見えた.
昼食を兼ねてピットイン.

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コンビニでクイック補給(まるでブルベ)
じっくりランチをする余裕はない.可能な限り雨からの逃走が何より大事.

不思議なことに食べ終わる頃には,再び陽がさしてきた.
まだゲームは負けちゃいない.
レインウェアを着ないまま再スタート.

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八代から熊本までは国道3号で行くのが定石なのだが,どうやら並走する県道14号の方がチャリ向きらしい.
抜け道となっているのか,交通量はわずかに減る.

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中古車センターの頭上にある電線に違和感.

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よく見ると”ヒャッハーな”トゲトゲがついている.
カラスなどの鳥が留まれないようにしているのだろう.
フン害防止ってヤツだな.初めて見た.

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国道との合流点.
横断歩道はなし.
この歩道橋を押して登れというのか!
ちなみに左折すると三角方面,つまり天草への道となる.

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ちゃんと,チャリ用のスロープがあるだけマシか.

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九州新幹線の操車場.
当たり前だが滅多に見ない.
マニアではないので種別はわからんけど.

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そして...ついにポツリがザーザーに変化した.
完全に雨に捕まってしまう.
ナビが示すホテルまでの距離は約10km.

まぁ逃げ切った方でしょう.
さすがにこの雨量の中をレインウェアなしはキツいか,と覚悟を決める.
高速道路の高架下で雨中走行の準備.

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JR熊本駅着.
ホテルはもう少し先だが,本日のミッション終了感漂う.
実際はこの後かなり迷うことになるが.

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ここからはGoogle先生に従って,熊本市内を流れる白川沿いのサイクリングロードを走る.
久々の雨中走行.雪よりもはるかに滑る.
橋上の鉄板でドリフト.ヤバかった.

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Google先生の不思議な仕様なのだが,移動手段の選択に「自動車」「歩行者」はあっても「自転車」がない.
いや,正確には北海道と台湾では「自転車」モードが使える.
前回の四国,今回の九州にもない.どういうこった.

で,「歩行者」モードにしたら,アーケードの商店街に案内される.

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日曜日の夕方である.
歩行者だらけで走れる状態ではない.
降りて押す.
それに本日はアーケード内をチーム単位で踊り歩く(おそらく)よさこいソーラン的なイベントが開催されていた.
BRO+メット+グラサン+ビシャビシャなおっさん,浮きまくり.

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派手な広告.
そうか,熊本と言えば牛肉,あか牛(褐毛和種)が有名.
今夜のメシは肉一択だな.昼はアレだったし.

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熊本一の繁華街を突っ切るので,その手のお店もたくさんある.
そっちではなく,文字通りの肉(食いたい)欲が爆発!

で,少々迷ったが本日の宿に無事到着.
おしゃれな雰囲気で高級感漂うが安かった(朝食付き¥5,000)

普段はシングル¥8,000越えが標準.
行き当たりばったりゆえの,直前割引のありがたさよ.
枕やマットレスなどの「寝具にこだわりあり」との表記が気にいった.
チャリの長旅で最も大切なのは睡眠である(ブルベだと人権がない).

ただしこの宿...チェックイン時の対応が何か事務的っつーか冷ややかだった.

原因はチャリの持ち込み?
予約時のメールにて「折りたたみなので部屋に持ち込んでもいいですか? 輪行袋もあります」とあらかじめ伝えておいたが,それでも迷惑そう.

BROの折りたたみもロビーではダメ,中扉内もダメ,完全に外で作業してと何か厄介者扱い.
スーツケースより小さいし,チェーンも折りたたんだ中心部に位置するので周囲を汚すこともない.
別に特別扱いしろとは言わないが,なんだかなぁ...

まっ,そんな理解を”乗らない人”に求めても仕方がないので,指示通りに輪行袋に入れ,担いで部屋まで運ぶ.

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メンテのため,室内でBROをチェック.
知ってはいたが,あらためて驚く.

びっくりするほど汚れていないのだ.
目立つのはテンショナーおよびリアハブの周辺とホイールの泥ハネ程度.
シートポストやフレームはピカピカのままである.

フェンダーレスのロードバイクだと考えられない.
やはり,BROのフェンダーは超優秀である.

逆に外してしまうと大変なことに...

BROMPTON(T)な新アイテムを導入しての早春美瑛ライド

その泥汚れをウェスで軽く拭き,今日のウェアとともにランドリールームへ.
さすがおしゃれな宿である.洗濯一回¥300と少し高め(まだ言ってる).

さてルーティンが終わったところで夕食である.
Google先生に相談する.
飲み屋だらけだが,近くに気になる店を発見.

それは百貨店7階にある『福よし』
ハンバーグか,悪くない.

外は結構な雨.
レインウェアをアウターに速足で歩く.

すぐに発見.
幸い混んでおらず,すぐに座れた.
店員さんにおすすめを聞いて「とろけるハンバーグとステーキコンボ御膳」にした.税込み¥3,200とファミレスより高め.普段なら絶対に注文しないが,まっ,旅先なので.

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生焼け状態で運ばれてきて,砂時計を使って時間管理しつつ自分で調理するスタイル.

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店員さんの事細かい説明もあるものの,情報量が多いためわからなくなったら,テーブル脇の説明を読むかQRを読み込んで動画で見るスタイル(時代だな).
実際,Kazchariの隣席の中国人は日本語オンリーの店員さんの説明がさっぱりわからず,QRを読み込んでいた.

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指示通りに焼く.
まぁ,焼いたのを持ってきてくれるほうが好みなのだが.

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完成.実食.

...うーん,悪くはないのだが,生涯ベストのハンバーグだった波照間島の『ゆみんとぅき』の壁は越えんなぁ.
まぁ,Kazchariの中で,あの味が神格化され過ぎている面もあるかもしれんけど.
ステーキの方も驚くほどではなかった.

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〆はライスを追加してガーリックライス.

後で調べてみると,別に熊本限定のお店というわけではなく,神奈川が本店のチェーン店だった.まっ,腹は満たされたので,ええか.

やまぬ雨の中,小走りで宿に戻る.
近くのコンビニでSAVASのプロテインを買う.

iPhone15 Pro

つーことで,本日は出水から熊本への移動日.
ギリギリまで雨から逃げきれたので良しとしましょう.

幸いこの雨は夜中のみで,明け方には止む模様.
(自称)晴れ男伝説の復活かもしれんな.

明日はフェリーを使って島原に渡りまっせ.

※ Day3へ続く.

春・九州・BROMPTON Day1:鹿児島~出水

2026/3/21 Sat

北に向かって

iPhone15 Pro

曇り.温度:11 ℃,湿度:59%,体感温度:9 ℃,風速,9.7 km/時,風向:ENE

Day0はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day0:雪の旭川~春の鹿児島

朝5時起床.
シャワーを浴びて朝食会場へ.
まぁ,よくも悪くもメニューも味もフツーのビジホ飯.
まぁ全国チェーンやしな.

iPhone15 Pro もちろんこれ × 4

畳んだ段ボールをフロントに預けて,いざ出発.

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ウェアは長袖インナーにお気に入りの半袖富士桜ジャージ.

ボトムは極厚パッドビブだ.

朝7時,鹿児島からの走り出しはこの装備でOK.

iPhone15 Pro

チャリの装備は四国一周から微調整.
最も大きな変化は純正リアラックの装着.

BROMPTONの甘い罠~アドバンスローラーリアラック編

これで車体後部にも荷物を積載 = 重量の均等配分が可能.
フロントヘビーが緩和され,キックスタンド使用時も倒れにくくなった.

iPhone15 Pro

写真ではわからんが,リアラックに載せた黒い物体はレインカバーをかけたリュックである.
レインウェア「テムレス」などの雨対策グッズを収納している.

これまでもチャリ旅やグラベル走行でお世話になった超優秀多機能なミニリュック.
安価にも関わらず丈夫で見た目以上にモノが入る(最大12リットル)
散々酷使したため,かなりくたびれてきた感.
そろそろ新品に買い替え...と思ったら,ブラック(グレー)が売り切れ中.
赤や青はちょっと...なので再生産希望.

つーことで今回のメインパッキングは,フロントのデカバック+リュック×2の組み合わせとなっている.
なぜ,リュックが2つなのか? それは回を追うごとに明らかになろう(大した理由ではない)

iPhone15 Pro

さて,本日のルートは薩摩半島を北上し,東シナ海を望む阿久根,そしてツルの渡来地・出水へ向かう(「でみず」「しゅっすい」ではなく「いずみ」と読む).

うちのヨメさんは大阪生まれの大阪育ちだが,親,つまり義父はこの地域出身である.
某アイヌ漫画の鯉登少尉のおかげですっかりメジャー(?)となった薩摩弁.
実際,義父が”本気で”話すと何を言ってるやらさっぱりでもす(ヨメもわからんらしい).

そして,3月下旬のこの地域の魅力と言えば,いち早く出会える「桜」への期待.
秒速5cmで散る桜の美しさ,はかなさへの情感は日本人のDNAに深く刻み込まれている.
特に人生の終わりが近づいてくるとなぁ...染みるぜ.

早逝した義父の年齢をとうに越えてしまったKazchariである.

iPhone15 Pro

毎回のことだが,都市部を抜けるまでが一苦労.
特に通勤・通学時間と重なってしまうと,幹線道路はバトルフィールドと化す.
弱小中の弱小,旅チャリは道路の端の端をおどおど走る.
おかしい.今日は土曜日なのに.

ストレス限界により,川(用水路)と並走する脇道に逃げる(自転車通行可)
時々車道と交差するものの,関西+道民的常識からは信じられないことに,クルマが停まって先に渡らせてくれる.
停止線関係なしに,交通弱者を優先する運転が根付いている感.
後で聞いたところ,九州全般,運転マナー良好とのこと.修羅の国,福岡もなのか?

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一部界隈で有名な降灰袋捨て場.
約40年前,オートバイで鹿児島市内を走った際はマジで降灰がひどく,メットのシールドを小キズでダメにした思い出あり.
カーディーラーの新車もみな灰かぶってたなぁ...

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ようやく市街地を抜け,これから登りが始まるところで休憩.
まだ10kmほどしか進んでないけど.
九州はコンビニの敷地が広大.

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県道に入ってのんびりリラックス走行に.
いい感じの桜発見!

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山がちなせいか小滝,湧き水も多数.
エキノコックスが心配な北海道と違って,懸念なしに飲める?

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旅のお供はガチャでゲットした『無事カエル』くん.
普段ガチャの類はしないのだが,久々に欲しくなった.
全4色が,なんと4回で揃うという奇跡.

2025年12月6日撮影

こりゃ文字通りのお守りとなろう.

坂を登り切ると桜公園的な場所へ.

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サムネと同じ場所.
BROも桜もホンマに美しい.

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BRO旅はひたすら進むのではなく,寄り道が楽しい.
油断すると激坂を登るはめになるけど.

そんなのんびりヒルクラ中.
後ろからTTバーを付けたEMONDAが上がってきた.
「こんにちは~」と声をかけられつつ抜かれる...抜,抜かれただとぉ~!

スイッチオン!1,2,3(坂バカです)

と,ケイデンスを上げてそのEMONDAに着かず離れずして煽るKazchari(性格悪い).
頂上で坂道君っぽい会話でもと思ったが,そのチャリダー,Uターンしてそそくさと帰っていった.残念.

そう,こんな晴天のライド日和なのに旅,地元含め,全然チャリダーに会わない.みんな,どこ走ってるんやろ?

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頂上から少し下ると「七福神岩奇岩群」

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さらに進むと「阿弥陀殿の岩仏」

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そして「九州電力電柱置場」

といった,何が面白いんだかよくわからんオブジェや場所に魅かれてしまう.
のんびり旅ゆえの発見 ⇒ 停車を繰り返すので進まない.

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そんなこんなで薩摩川内着.「かわうち」ではありません.「せんだい」.
久々の都会だが特に用事は...って,いつの間にか気温上昇中.
(高めに出る)サイコン表示で25℃になっていた.
さすが南国である.

ヨメさんからのLINEだと,旭川は本日「吹雪」だそうな.
やはり日本は面白い.気候に関してはチリ並みの南北格差.

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さすが九州! いつかの台湾同様にGoogle先生がとんでもない道を案内してくれたぜ!...というわけではなく...

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踏切を渡って遊んでみた.
意味なし.
ちなみにこれは「肥薩おれんじ鉄道」という3セク(たぶん).

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海に出る.オーシャンビューの快走.
色といい,どことなく台湾の東海岸に似た風景.
そういや東シナ海つながり?

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海水浴場かな?
砂浜があった.

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で,この海岸に沿って走っていると,良い雰囲気の食堂があった.
海の家っつーか,廃屋感が味わい深いっつーか...
メニューはちゃんぽんやら丼もの.

BROを停めて入ろうと入ろうとしたら,団体さん(しかも知り合いっぽい)のお着きで席が埋まってしまった.
居心地の悪さを予感したため,別の店に移動することに.
結果的に,この選択は正しかったこととなる.

やたら町の名の主張が強い「阿久根」に到達.

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道の駅の食堂は昼時ゆえ混雑していたので,Google先生に相談.
近くにラーメン屋を発見.

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それがここ『一丁』である.

「えー,豚骨なら知っていますが,軟骨ラーメンというのはわたくし初めて聞きました」というYMOの「U.T」的ネタをかましつつ,のれんをくぐる(比喩表現).

めちゃくちゃ愛想の良いオーナーが笑顔で「いらっしゃい」
この時点で「いい店だ」と確信.
メニューを選んでいると,Kazchariの服装から判断したのか「自転車? どこから?」と質問.

北海道からで,昨日鹿児島に着きましたと伝える.

「北海道から!? こっち暑いでしょ~」

はい.暑いです.
何やら今日の旭川は吹雪だそうで.ところでどのラーメンがおすすめですか?

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「うちは軟骨ラーメンだけでやってるのよ.ベースは全部同じ.後は好みで」

じゃぁ,この限定の味噌軟骨で.

「はいよ~ 北海道の人かぁ,本場だもんねぇ」

つーことで,出て来たのがこれ.

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練りがらしが添えられており,軟骨に付けて食べるとうまさ倍増らしい.
で,まずはスープを一口.

こ,これは!? 士郎,ワシを試すつもりか!

と,ココロの中の雄山が唸るほど美味かった.
もちろん,トロトロに煮込まれた豚軟骨も絶品である.
既にここまで結構な距離を走り,体内の水分,塩分,カロリー枯渇状態とは言え,ここまで美味いラーメンはなかなかない.

まさに「超地球的存在」

会計時に,これほど美味いラーメンは初めてです.ベスト3に入ります,と喜びを伝える.

「うれしいねぇ.おい(と,奥の料理人を呼ぶ),美味しかったってよ」

本当です.豚骨で有名な〇〇〇より美味いです.

「あぁ,それ言ってもらえるの二度目だわ(笑)」

大満足の補給であった.
この旅,幸先良いぞ.

で,主張の強い「阿久根」看板が続く.意味は謎.

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中心地である駅に到着.
Gemini先生によると,水戸岡鋭治氏という方のデザインだそうで,キャッチコピーは「日本一豪華な無人駅」だそうな(意味不明).
他にもJR九州や肥薩おれんじ鉄道全般の車両や駅のトータルプランナー的立場とのこと.

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お,おお...(センスが理解できん)

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さらに北上.
これまた面白いオブジェ発見.

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もしかして阿久根って,台湾の高雄なみにアートでアーバン?

台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

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にしても「mini Pハンドル」の,この厨二的コクピット感はカッコよさよ.
以前も書いたけど,ヤマトの操縦桿と形状がクリソツ.
握っているだけで気分がアガる.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

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紫外線にやられてほとんど表示が見えない青看板.
それに修復(訂正)が適当.いや,これもアートなのか?

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このまま進むと,本日の宿にあっさりと早い時間に着いてしまうので寄り道.
河川敷に下りてみる.

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パンクリスクを考えるとグラベルは避けるべきなのだが,まぁ,BRO旅の本質は寄り道にあるわけでして.

今宵の宿を確認後,チェックイン前に散歩.海沿いに向かう.
先ほどの青看板にある通り,ツルの渡来地があるらしい.

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デカデカと「進入禁止」とあるのでビビるが,よく見ると「夜間」の文字.
入ってみる.

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広大なあまりに広大な堤防.
いわゆる干拓堤防である.
海水を完全に遮断して,内側に農地を作ったのだろう.
人の手による超巨大建造物.偉業&異形.
人類が滅んだ後は,謎の遺跡として認識されるのではないか?

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ちなみに肝心のツルは飛び立ってしまった後らしく,一羽も見かけなかった.

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ひと休み.
どこまでも続く防波堤にBROを停める.
地元の北海道とはまた違った意味での果てしなさを感じた九州初日であった.

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少し遠回りして本日の宿.
本ブログではすっかりお馴染みの”みんな大好き”「AZ HOTEL 鹿児島出水店」に到着である.
各店共通のド目立ちのレインボーラインが懐かしさと安心を生む.

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チェックイン時に少々トラブル.
名前を告げると「予約者リストにない」という.
そんなアホなとスマホの予約完了メールを見せる.
番号で検索.
「ありました」と,あらかじめ名前が入った宿泊者カードが出て来た.

これ,最初に告げた名前(フルネーム)を聴きとってもらえなかったということ? さすが薩摩だ.ディスコミュニケーションだ(偏見)

予約時は喫煙ルームしかなかったので,禁煙ルームに変更可能かどうか聞いたところ,団体が入っているので無理.
「ファブリーズ貸し出しますよ」とのこと.

まっ,ええか.

「あれ,いつの間にか禁煙部屋に変わってますね.誰かが変えてくれたようです」

おいおいどーなとんねん「AZ」
スタッフ同士でもディスコミュか?

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「AZ」は,チャリの部屋への持ち込みに超寛容.
部屋に入るとまずは本日着用のウェアと昨日の部屋着の洗濯.
現場の方が利用することが多いホテルなので,時間帯によっては洗濯機が占有されていることがあるのだ.

そして「AZ」の特徴と言えば,都市部ではなく郊外幹線道路沿いに展開されていること.
基本的にクルマで訪れることが前提となっている.
結果的に夕食に適した店がそばにないことが多い.

この出水店もそうだった.
1km先にコンビニがあるだけ.

そんな時には「夕食バイキング」が用意されている.
¥1,200で食べ放題.味も悪くない.
明日への活力がみなぎるぜっと.

iPhone15 Pro もちろんこれ × 3

夕食後はルーティンワーク.
写真の整理とSTRAVAへのアップ.
Apple標準のジャーナルアプリに備忘録.
明日のルート確認と宿の選定&予約.

「AZ」には大浴場がないので,バスタブに湯をはる.
全身つかるのと,シャワーのみでは,疲労の回復度合いが全く異なるのだ.

で,入浴中「NHK ONE」で昨日の『魔改造の夜』を観ていると,ヨメさんからLINE電話.

「大丈夫?」

何が?

「地震!」

iPhone15 Pro

場所的に震度1.
そら気付かん.

つーことで,「春の九州はチャリ旅に最高の季節」なのは間違いなかった.
さて,明日の天気は...何ィ,午後から雨だとぉ!

※ Day2はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day2:出水~熊本

奇跡の一日!BROMPTON T LINE シェイクダウン!

2026/2/22 Sun

僥倖であるッ

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:7 ℃,湿度:64%,体感温度:4 ℃,風速:13.3 km/時,風向:S

連休二日目.
昨日に続き,天気予報は日中10℃の最高気温を示していた.
2月の北海道とは思えん.
地球温暖化はチャリダーにとっては...やめとこ.
幌加内の路面状況からホームの美瑛も同様,いやそれ以上にロード向けコンディションであることが予測される.

スパイク付きファットの出る幕はない.
一部の残雪を考慮すると,ここはMTBの「Specialized EPIC Expert」が最適か.
冬期は自室に縦置き保管中.

スタンドから降ろして電動ギア(SRAM製)のバッテリーチェック.
あちゃー全然動かん.
そらそうか.昨年の10月以来付けっぱやし.

EPICなGLT:ゴールデンラーチトレイルMTBライド-2025

出発前に充電が間に合えば...とバッテリーを外して充電器につなぐ ⇒ インジケーターが赤点灯(0~25%).
その間,朝食,着がえ,ハスラーの準備でばたばた.
1時間ほど経って充電器を確認.赤点灯のままで変わらない.

あかん.間に合わん.
うーん,グラベル(Topstone)にするか...おや? 部屋の隅からジト視線を感じるぞ.
キミは先日納車されたばかりの「黒金くん」こと「BROMTON T LINE」じゃないか.

BROMPTONの甘い罠~誘惑のT

季節的に早すぎないか? まだ交換したいパーツもあるし...

ちょ,待てよ.

この季節外れの陽気は「さっさと乗れ,乗らないなら買うな」とのお告げかもしれん(妄想が過ぎる)
わかりました.物は試し.本日をシェイクダウンライドにしませう.

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で,いつもの美瑛町体育館まで一気にワープ.
予測通り駐車場に雪はなし.
「黒金くん」をセットアップ.
まずはポジション合わせおよび,変速フィールのチェックで駐車場内をぐるぐると.

初のLOW(ストレート)ハンドル.

普段からロードバイクに乗っているせいか,さほど前傾に感じない.
うちのファットと似た感じのポジション.

同じBROである「P LINE Paris Edition」こと「PPくん」と比べる.
こいつには社外品のminiPハンドルを装着している.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

当然だがハンドル操作が格段にクイックになった.よそ見危険レベル.
一番の違いを感じたのは剛性感.
ふにゃふにゃな「PPくん」に比べてガッチガッチ.微動だにしない.
こちらの方が好みだ.
それに各種掲示板で話題になっていた「ギシギシ音」もしない.

漕ぎ出しの軽さは明白.
そらそうだ.体重計測定で約3kg軽い.

昨日,タイヤ&チューブ交換,およびフェンダーを外した.
リアの内装ギア3速は取り外し作業が面倒だったが,動画を見ながらなんとかクリア.

上の動画,うちの12速とはやや異なる工程あり.
チェーンテンショナーの形状が少し違うのだ(詳細は後日)
で,適当に調整した変速がスムーズに決まるかどうか不安だったものの問題なし.これで出先のパンクでも(たぶん)大丈夫だ.

てなわけで出発.

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走り出してすぐ,今日のコンディションでフェンダーレスは無謀だったと反省.
可能な限り雪解け後の水たまりを避けるが,完全には無理.
ご想像通り,前から後ろからの水しぶきがKazchariと「黒金くん」を濡らす.

「まっ,ロードバイクならあるあるだし.後で拭けば問題ない」と思っていた時期がKazchariにもありました.
後でとんでもない悲劇が待っていようとは...

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この風景はまるで3月後半だな.
季節が一ヶ月ほど前倒し.
予報通りサイコンの気温表示は12℃を示していた.

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ファット+雪道ではない,久々のロードライド.
さすがにEMONDAほどの軽快さはないが,乗っている感覚はロードバイクと変わらない.

同じ12速BROの「PPくん」以上に坂道もスイスイと登る.
春先からのカミヒル練が楽しみだ.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

水沢ダム通過.
親子タンデムのスノーモービルが爆走していた.
あれって一応舗装路も走れるねんなぁ.
ソリ部分がキズだらけになりそうやけど.

iPhone15 Pro

お気に入りの千代田ファーム前のトイレ.
もちろん冬期閉鎖中.

iPhone15 Pro

この時期ならではの雪の壁.
時々晴れて十勝連山が映える.

iPhone15 Pro

冬期は閉鎖道路が多いので,どうしても似たようなルーティングになる.
ここもついこないだ走った.

ファットなこんな日を待っていたライド

クルマもチャリもヒトも通行皆無.

iPhone15 Pro

「黒金くん」のリアビュー.
ぶっといチタンフレームが頼もしいぞ.
もちろん安全のためにリアビューレーダーとバックミラー装備.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

通行止め解除も間近か.
「拓真館」経由で市街に戻る.
中国人の団体さんは減ったらしいが,個人と台湾人の数は変わらないのか,相変わらずの人出.

最近,国内旅行ばかりのKazchari.
そろそろ海外だな.もちろんBRO持参で.

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「黒金くん」の不満と言えばリムブレーキ.
ディスクに比べると制動力が圧倒的に劣る.
ただし,軽量なのとメンテしやすい点はメリット.
今朝の電動コンポのような充電切れとかないし.

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いつも通りに美馬牛へ...と一瞬決めかけたが,時刻はまだ12時前.
腹も減ってないし距離も稼ぎたいしで上富良野方面に進路を取る.

iPhone15 Pro

正面に見えるは”約束の地”日の出公園の展望台.
ここまで来たら向かう知人の経営するカレー屋さんの『ハピカリ』でしょう.

ハピカリ(Happy Curry)

奇しくも本日はオーナーGTOさんの誕生日である.
冬営業もすると聞いていたが,はたして開いているのかと疑心暗鬼.
店まで来るとちゃんと営業中.

さて「黒金くん」をどこに停めよう.

ちょ,待てよ.

せっかくの折りたたみである.小さくたたんで店の中がベストでは?
オシャなサイクリストはオシャなカフェ内のみーんな持ち込んでいる.
Kazchariもそうしましょう.

ガチャ(フレームを畳む音)

次はシートポストを降ろしてと...

ガリガリガリ~ッ

くぁwせdrftgyふじこlp~! な,なんだこの音は!?
そうか,シートポストについた泥かッ! ついつい反射的にそのままシートポストを降ろしてしまったぁ~(アホだ)

あわてて引き上げると,シートポストに無残なすり傷が...新車なのにぃ~(ToT)
これまでも「PPくん」での雨中走行は何度もあった.
優秀なBROのフェンダー付きだったので,シートポストの泥ハネなんて気にしたことはなかった.ゆえに,今回もついついと...

救いと言えば,純正品ではなく軽量化を狙って買ったサードパーティ製だったこと.

それでもショックである.
素直に店内持ち込みは諦めてエアコン室外機の支柱にロック.
最初からこうすればよかった.

店内は結構な混み具合.
BCスキー帰りの客でほぼ満席.
こりゃ無理か,と思いきや,そこはシングルの強みで一席確保.
期間限定メニューの「上富良野ポークカリー」(¥1,600)を注文.

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カリー本体も美味しいが,付け合わせがベネ.いい意味で”本格の”クセがある.
つーことで,帰り際に店頭で撮影.GTO氏はキャラが立ってる.

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帰路.
美馬牛小学校前の道路はこんな感じ.
乗ったまま走破できないことはないが,安全性向上,不快感軽減のため素直に押し歩く.

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新栄の丘にて.
ここまで来ればデポ地の体育館まであと少しである.

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つーことで季節外れの気温からの,予定外のシェイクダウン実行日でした.

まぁ,雪解け=水たまりが予測される道路に,何をトチ狂ったのかフェンダーレスで走ってしまったのが敗因.
泥だけで済めば良かったものの,いつもの習慣でBROを普通に畳んでしまい,新車にスリ傷を作ってしまうという愚行.

駐車場では畳む前にボトルの水を使って軽く洗車.
最初からそうしていれば要らぬキズを刻むことはなかったはず...シクシクシク36.

それでもッ! さすがに速かったぞ「黒金くん」
もちろん絶対スピードにはロードやグラベルには及ばないが,この可愛らしい形状でここまで走るのが良いのだ.

さーて,家に着いた.久々に洗車でもしますか.
ちゃんと洗剤使ってぇ,スプロケ周りもキレイにしてぇ...って,なんだこれは!
フ,フロントの金色部分にケーブルのこすれがぁ~! もろい,もろすぎるぞ,Ceratech

転ばぬ先の杖.

裏切りの幌加内:雪はどこいった?

2026/2/21 Sat

冬は冬らしくあれ

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三連休である.
と言っても,特に旅の予定はない.
一日一日,その日の天気が良ければライドのつもり.

で,初日は快晴.
ハスラーにファットを積んで美瑛ライドのつもりが,幹線道路に雪がない.
もちろん住宅街や歩道には残るが,車道は乾燥.

うちのファットはまだスパイク仕様.
このまま走りに行っても,ガリガリとアスファルトを削るだけの苦行が予測される.

つーことで,一旦出発したものの途中で進路変更.
北に向かえば雪があろうと期待して,久々に幌加内を目指すことにした.

プランはこう.
幌加内の道の駅には「温泉施設ルオント」が併設されている.
そこの駐車場にハスラーをデポし,ファットで”みんな大好き”霧立亭を目指す.
昼食にそばを食べて温泉に戻ってサ活.
これで往復約20kmのライド.か,完璧だ.

幌加内と言えば,道内有数の豪雪地帯.
なにせ,年間降雪量は10mを超える.
特に2月の最深積雪は2m以上が当たり前の地域である.
これは期待できる.
幌加内なら雪ライドが楽しめるはず...と思った時期がKazchariにもありました.

道道72号で江丹別峠を越える.
雪が深くて苦労した...と言いたいところだが,日陰の一部を除いてこれまた雪なし.

プラス気温なので凍結の心配もないが,その分水たまり地獄.
前を走るクルマの水しぶきでフロントガラスがすぐにドロドロになる.

当然,豪雪&雪の壁で知られる幌加内市街にも雪なし.
町を抜けるとあっけなく道の駅着.
国道は完全に乾ききっていた.

トイレに入る.
掲示板に温泉の張り紙.
な,なんと改装のために2月いっぱい休館だとぉ~!

もう,この時点でココロ折れました.
ファットを下ろす気力も萎え,ライドはやんぴ.
そのままハスラーで北上して「霧立亭」を目指すことに.
未練がましく,一時側道に入るも...

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上のような景色かつ強風で,ファットのスパイクで楽しめるような道はほとんどない.覚悟を決め,クルマの中でジャージから普段着に着替える.

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「霧立亭」着.
ちょうど12時を過ぎたばかりだったが,幸い駐車スペースは空いていた.
霧立亭と言えば,ブルベに協力的なことで有名.
普段15時に閉店のところ,ランドヌールの到着に合わせて17時に延長してくれるのだ.
腹ペコチャリダー御用達の「ちぶおそば(五人前)」も有名.
残念ながらそのブルベ「霧立400」には未だに出走経験のないKazchariだけど(悪天候でDNS)

つーことで「親子そば」(¥1,050)を注文.美味し.

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腹もふくれて帰路につく.
既述の通り「ルオント」は休館中だったので旭川にてサ活.
2026年第7回は「高砂温泉」である.

サ室内のテレビ放送が面白かった.
2025年正月の再放送で,タレントのヒロミが寿司を奥さん(伊代)のために本格的に握るべく,東京の道具屋筋でプロのグッズを爆買い!みたいな内容だった.
包丁からはじまって,まな板,飯台などなど...おろしだけで3種類も買っていた.用途別の細分化がエグイ上,薦める店員さんのうんちくが興味深い.
総額40万越え!(某折りたたチャリより適正)

途中なぜかコーヒー専門店にも立ち寄り手動式コーヒーミルを購入.
世界一のコーヒーソムリエが推薦するそれは,なんと¥70,000!

た,高ぇー,
ソムリエ曰く,コーヒーの味を決めるのは,ほとんどがミルの性能らしく,その値段の価値は確実にあるとのこと.さすがに出せんわ(折りたたみチャリに3桁...).

BROMPTONの甘い罠~誘惑のT

そうそう,帰宅すると宅急便が届いていた.

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まずはフリマで買った「海洋堂 ARTPLA SCULPTURE WORKS 邪神兵」

送料込みでほぼ定価出品されていたので少し悩んだ後ポチる.
再販されても価格改定されるやろうしな.
こいつはオリジナルのガレキを四万十の海洋堂ホビー館で見て以来,狙っていた逸品.

BROMPTONな四国一周ライド Day5:高知~四万十

40年の時を越え,今度は完成させることができるか?

もう一品はプレバン「MG 1/100 ガンダムバルバトスルプス用 拡張パーツセット」

ハシュマル戦でミカが”ちょっと借りた”バカでかい得物.
やはり鉄血のメカはこういうのを持っていないと.

つーことで,本日から取り掛かるのはこちら.

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「ガリアン」の方は完成済みで,「鉄巨神」は積みプラしてた.
邪神兵と並べるために倉庫から発掘.
サイズが小さ過ぎるか?
それにディテールも甘々.
PS製で加工もしにくい.
こつは手ごわいぜ...

目的が大外れの一日.
さぁ,明日はどうなる?
日中気温は...な,なんと10℃越え!

な,何とでもなるはずだ!