2025/8/23 Sat
いわゆるひとつのリハビリ

曇り.温度:24 ℃,湿度:81%,体感温度:24 ℃,風速:13.4 km/時,風向:S
『納沙布岬1200』のダメージがまだ残っている.
ゴール後一週間ほど経つが,カラダの調子が悪い.
以下は具体例.
【手のしびれ】
両手とも環指,小指のしびれが続く.
いわゆる尺骨神経支配エリア.
長時間ハンドルを握り続けていた=手首の尺骨神経管が圧迫され続けたためだろう.
尺側2指は力の源.
可動には問題ないものの,まだ強く握ることはできない.
【ブルベ腹】
ねぇねぇ,Gemini先生,「ブルベ腹」って何?
「ブルベ腹」という言葉は、主にサイクリングの愛好家、特に長距離ライド「ブルベ」に参加する人たちの間で使われる俗語です。
長時間のライド後に、エネルギー補給のために食べ過ぎてしまうことで、お腹がぽっこりと出てしまう状態を指します。
ブルベのような長距離ライドでは、多くのエネルギーを消費するため、ライド後には非常に強い空腹感を感じます。このときに、食べたいものを好きなだけ食べてしまうと、消費したカロリーを大きく上回る量を摂取してしまい、結果として体重増加や体脂肪の増加につながることがあります。
あっ,ちょっと勘違いしてたな.
見た目ではなく,「食べても食べても空腹状態」のことだと思ってた.
まぁ,それも広義には含まれるか.
長距離ライドにおいて補給は何よりも大事.
特に固形物が食べられなくなると脚が終わってしまう.
問題はゴール後である.
日常生活でも間食が習慣になるとヤバイ.
先週は,口に何か入れてないと空腹でたまらん時が続いた.
ちなみに今は改善.
久々に体重を測ったら58kgを切っていた.少し痩せた...なぜ?
【ケツ痛】
終盤における激闘の最大要因.
1200kmも乗れば,痛くならない方がおかしい.
今回はアリエクで買った”なんちゃって”「3Dプリントサドル」で出走したが,革製の「セラ・アナトミカ」だったら問題なかったのだろうか?
ゴール3日後の8/17からZWIFTを再開.
その際,スマートトレーナーに接続したDOMANEのサドルを「セラ・アナトミカ」に換えてみた.
結果は...多少痛みは残るがかなり改善.漕げないことはない(40分程度が限界).
肝心のケツの方にはこいつを塗布.
腫れもおさまってきた.
【睡眠】
実は一番困った,困っているのが睡眠,いや正確には睡眠リズムか.
2,3時間ごとに目が覚めてしまう日が続いた.
トータルの睡眠時間は短くないのだが,日中,突然の睡魔に襲われたりする.
要は「質が悪い」と,Garmin様も言っている.
これはあれだ.徹夜明けの状態が続いている感覚.
元々ショートスリーパーなのだが,質は確保していたのだがな.
「定刻に寝て起きる」を守り,リズムを取り戻すしかない.
ついでにガジェットの力も借りますか.
そして,これらがトータルで合わさって,習慣にしていた筋トレが一週間ほど途絶えた.
どこかの痛みと言うより,倦怠感が強く,”永遠の恋人”ダンベルを持つ気が起きない.
筋トレ継続の可否はひとえにメンタル面の影響が大きい.
己を鼓舞するためには目標が必須.
おお,そう言えば「カミヒル大会」が近いではないか.
開催日まで残り2週間.
人外だらけの中,年齢別で表彰台...目標はデカイ方が良い.
逆に懸念していたが,出なかった症状としては「肩こり」「シャーマーズネック」がある.
TopstoneのアップライトなポジションとDHバーに助けられたな.
心配していた持病の「右膝ー腸脛靭帯炎」も発症せず.
予防措置のテーピングが効いたか.
ただし毎日貼っていたせいで,皮膚がガサガサ&かぶれまくっているけどな.
DNFになるよりマシ.
つーことで,今週末(8/23)よりようやく外ライドを再開.
走って治す.それが一番近道.
とは言え,手のしびれの悪化は避けたい.
「んじゃ,ポジションの違うMTBで」っつーことで久々にSpecialized EPIC出撃.
まずは定点観測ポイントへ.夏ですな.

やはりMTBとロード(グラベルロード含む)は乗り味が別物.
ふわふわしとる.
これでもサスを固めに調整したのだが,ホンマ,舗装路は苦手というか,踏んだ時の反応が悪くてあまり楽しくない.
特に坂道は顕著.力が逃げる逃げる.
さて,今日の行き先だが,向かうは今年も開いた「チョボチナイ」こと道道1116号である.
ダム側ではなく,倉沼ゲートから走破することにした.

忠別川サイクリングロードを激走.
”ふわふわ”しているのは確かだが,荒れた道での安心感は当然半端ない.
舗装路ではなく,サイドの芝生や,いっそ河川敷に下りたくなる.
ただし今日に限って言えば,ポジションは違えど,”しびれ”のせいでグリップが握りにくい上に疲れる.

東川の町を通過して道道611号へ.
ぐわー向かい風だ.
無意識にDHバーを探す.当然付いていない.
思えば,その昔ファットで200ブルベを”楽しく”完走できたのはDHバーのおかげ.
やがて現れるひまわり畑.
顔(?)の整列ヨシ.

倉沼ゲートを越え,登りに登って道道1116号の入口に.
ちょうど前日が今年の開通日.
今のところ,閉鎖日は未定.

ダム側,すなわちチョボチナイゲートからの激坂とは異なり,こちらは3~5%の斜度と緩やか.
土曜日だが,まだ交通量の少ない中,のんびりと漕ぐ.まぁ,MTBやし.
で,ハイライトの嶺雲橋着.

雲が多めだが,雨上がりなのでこんなものでしょう.
今週に入り,北海道もようやく涼しくなってきた.

橋を渡り切る.
クルマは少なく,多数のオートバイとすれ違う.
そういや,モンキーに最近乗ってねーや.

ここからは基本的にダウンヒル.
たまには止まって写真.
余裕かましているけど,この辺りもヒグマの生息エリアなのは間違いない.
数年前にはデカい糞を見つけたこともある.
『納沙布岬1200』の時も,本州からの参加者に「道民です」と話すと,「クマに遭ったことはありますか?」とよく尋ねられた.
「20年以上,グラベルも含めて道内がんがん走ってますけど,遭ったことはないですねぇ」と答える.
ネタ話で済んでいるうちはよいが,昨今の数々のクマ事件を鑑みるに,これまで以上に慎重に行動しないとまずいかも.
気温もそうだが,昔とは明らかに環境が変化しているのは確実だ.


最後の11%を下ると,チョボチナイゲートが現れる.
ちょうど,登って来るローディがいた.


さすがに「これから旭岳www」という元気はないので,右折してダム方面へ向かう.
管理事務所にてトイレとご褒美の赤コーラ.

もちろんダムも渡ります.
写真には写らないが,バッタが大量発生.
カラダやチャリにバシバシ当たる.
秋の気配なのか?

ダムを後にして美瑛方面に向かう.
「今日はリハビリライド.ついでにチャリも汚したくないので,グラベルはダメ」という,出発前の誓いはどこへやら,やはり進入してしまう.

我がEPICは,生粋のクロカン-MTB.
舗装路を走るだけではストレスが溜まって仕方がない.
やはり,こういうチャリはクルマでトランポして,コース内だけをガンガン走らせるのが正しい運用方法なのだろう.
普段のライドはグラベルロードが最適.

つーことで雨上がりのグラベル.そこそこ泥ハネました.
車体はともかく,ジャージの背中がヒドイ.

散々走り回って腹が減る.
美瑛の町中,いつものセイコマにピットイン.

なんと,この「紅茶花伝」はアプリクーポンで無料.
北海道を旅するチャリダー,ライダーのみなさん.短期滞在でもセイコマ会員になってアプリ入れた方がお得ですよ...ってみんな知ってるか.
さて,腹も満たされたし帰りますか.
一度汚れた車体とカラダ.
「もうどうなってもいいや」と,帰り道もグラベル三昧.
やっぱMTBはこうでなくては.

この道はジャリではなく草ぼうぼう系.
すると,どうなるかと言うと,プーリーに草がからまりまくる.
やけにペダルが重くなり,確認するととんでもない状態に.

停車しては草を除去.
最終的にはいつものジャリの河川敷を爆走.
うわ,やっぱ手がしびれてる.ハンドルの押さえに力が入らん.
正にリハビリライドやったな.
...とか,何とかいいつつもやっぱりグラベルはいいねぇ.
先ほど書いたように,ヒグマへの警戒度がMAXやけど,走りたい道はたくさんある.
仕事の都合で今年の『NISEKO GRAVEL』に参加できないのが残念である.
最近見つけたこのサイトも良き.

つーことで無事帰宅.すかさず洗車.
今日みたいなフラットなグラベルだと全く気にならないが,EPICのタイヤもチューブレス化しようかな(今はチューブド).
『上砂川4耐』で全然走れなかったのは,泥の激坂でスリップしまくったのも一因.
チューブレスなら空気圧もっと落とせるし...と言い訳してみる.
それに通常の運用でもパンクリスクが減る(その代わりシーラント爆発する).
実際,既にチューブレス化しているTopstoneは絶好調.
そうそう,Topstoneと言えば『納沙布岬1200』後の洗車でとんでもないモノを見つけた.

おわかりになられただろうか?
『納沙布岬1200』では,スリックの「GRAVEL KING」+TPUチューブの組み合わせだった.
見事にタイヤが裂け,紫のPanaracer製TPUが覗いている.
いやぁ,やばかった.マジで運がよかった.
耐パンク仕様と言えども油断したらあかんね.
本来ならタイヤ交換すべきなのだろうが,そこはケチケチKazchari.
手持ちのこいつでタイヤの穴を埋めた.
理想的な「パンクしない軽量タイヤ」の開発が待たれますな.
明日は山岳リハビリ!