『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

2025/8/11 Mon

急がば回れ

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Day1:8月11日(月)
START 丘珠ふれあいセンター ⇒ PC5 北見市自然休養村センター 344.6km

ここは「万葉の湯 ふとみ銘泉」リラックスルーム(の一番の端マット).
2:00にセットしたアラームが作動した.

一時は深夜料金発生前の退館(~1:00)も考えたが,睡眠時間確保の方が重要だろう.ギリギリまで寝ることにした.
とは言え,気分が高ぶって熟睡とはほど遠い状態だったが.

更衣室にてウェア(その1)に着替える.
ブルベと言えば「BRM200kmー100周年記念ジャージ」である.
ロングスリーブなのでインナーはfinetrackのスケスケ.

今回の最長距離日である.
ビブはもちろんこいつ.

宿泊の支払いを済ませて外に出る.
空気が生暖かい.
これならレッグウォーマも不要だ.

まずは近くの「セブンイレブン当別太美店」でおにぎりとホットコーヒーの朝食.
ここのすぐそばもルートに組み込まれているようだ.
ちなみに古の『オホーツク1300』ではここが出発地点だった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10kmほどハスラーを走らせ,3:00過ぎに「タイムズ丘珠空港駐車場」着.
空港だけあってここは1日¥400と格安.助かる.

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Topstoneをおろし,すぐそばのスタート地点「丘珠ふれあいセンター」に向かう.本当にこの準備,装備でよいのか最後の最後まで悩みつつ.

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既に最終ブリーフィングが始まっていた.
それが終わると第一ウェーブ,4:00組のスタートとなる.

4:00組の車検中に,建物内トイレにて軽量化を済ませる(出なかったけど).

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そして4:10出発組の順番が巡って来た.
前後ライトをON.ベルを鳴らしてOKをもらって旅立つ.

これから約600km先の東端,納沙布岬までチャリで走る? マジか?

とまぁ,走り出してしまえば逆に気分は落ち着いてくる.
一定のリズムでペダルを回すだけ.まるで瞑想タイム.

札幌発ブルベでの定番コースを淡々と走る.
特に序盤は『オホーツク1300』とほぼ同じ.
かつて知ったる風景が続く.

やがて脚の合う10人程度のトレインが形成.
なんとその中に”超高速”R大さんがいた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

これはラッキーである.この列車,徐々に高速化していくだろう.北見まであっという間...と思った時期がKazchariにもありました.
ところがアンダー25km/hのゆっくりペース.意外ッ.

後でR大さんのSTRAVA備忘録を読むと,天候&体調が良かったためタイムアタックを狙っていたとのこと(実際にとんでもないタイムでゴール)
ゆえに疲労を蓄積しないため,前半は抑え気味だったそうな.
テキトーなKazchariと違って,やはり速い人はちゃんと考えながら走っているものである.

いずれにせよ,かなり助けられたのは確か.
ただし,ここまで快適なトレインだと下車するタイミングも難しい.
ブロガーの端くれとしては写真も撮りたいのだ.

そう,延々と続く田園風景.
そこにかかる朝もや...実に美しかった.

ふと左上方に異様なモノを見た.
こ,これはと思わず停車.

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虚空に浮かぶ謎の物体.
あれは何? あれは敵? あれは何だ!?
侵略宇宙人の巨大攻撃メカ?

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もちろんその正体は鉄塔の上部(下部はモヤで隠れている).
すいません.早朝なのでまだアタマが起きてません.

トレインから離れてしまったが,青山ダム近辺の登りで追いく.
こういう時は”脚質クライマー”で良かったと思ふ.

そうそう,R451のトンネル付近で”BROMPTONマイスター”O西さんを発見.
駆るのはもちろん荷物満載のT-Lineである.
おそらく4:00出発組.
パスする際に挨拶.
えー,既にかなり疲労されているようで...がんばって下さい(※無事完走されました.スゲー)

さて,すっかり日が昇った7:08.

【PC1:吉野公園・吉野地区活性化センター】78.5km地点

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サガリ,牛タンはバーベキューセットか.食いてぇ.
それはともかく,体力的にまだまだ余裕.
向かいのキャンプ場でトイレを済ませる.
おっ,この石碑は...

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『オホーツク1300』のフォトチェック!
もう3年前か.何もかもみな懐かしい.

iPhone11 Pro 2022年8月28日撮影

ちょっとした丘を越えてダウンヒル.
勢いがつきすぎて,左折忘れのミスコース.いかんいかん.
アタマはまだ寝ているのか?

で,R275に接続.北上する.
そろそろ休憩かと思う頃『道の駅 田園の里うりゅう』が見えてきた.
「そういや,ここのスタンプラリー済ませてねーや」と一旦停車.
スタンプを押す.

そこへ,これまた有名な”特急”T夫さん登場.
「田んぼアート,見ていきます~?」

うん? そんなのがあるのか?
せっかくだから観光していくか.

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展望台の階段を登る.
うわっ,チャリとは違う筋肉を使うので結構辛いぞ.
で,肝心のアートも”あっち(たいせつ)”に比べると少し...

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「うりゅう」を出て,コンビニ休憩.
徐々に暑くなってきた.水分を摂取せねば.

沼田や鷹栖町を経由し,すっかり馴染みのエリアをひたすら進んで9:26.

【PC2:深川市中央公民館湯内分館】126.9km地点

いわゆる行って帰っての”盲腸”PC.
シークレットっぽい場所だ.
この後,逆走している人を見たが,絶対ミスったな.

ここも特に何もない場所...いやトイレがあったので済ませて即出発.良いペースだ.

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見覚えあるコースが続く.
『旭川200』他でよく通る湯内トンネルである.
やたらに長い(1,930m).
おまけに路面が濡れている.

新兵器の「CATEYE URBAN2」を点灯.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

少々暗いが,路面がキレイなので問題なし.

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トンネルを抜けると豪快ダウンヒル.この報われた感よ.
前方に下半身ガチムチ,かつ年代物の”ロードレーサー”に乗ったおじさんを発見(そんなに歳は変わらんて).
追いついたので挨拶をする.

おじさん「(蛍光ベストを見て)何かのイベント?」

Kazchari「ブルベ中です」

おじさん「ああブルベね.どこまで?」

Kazchari「札幌から納沙布岬往復ですね」

おじさん「...大変だねぇ.暑いしさぁ,オレなんて30kmでへろへろよ」

Kazchari「そうですね.無理しないでくださ~い」

自分でも不健康,かつおかしいことをしている自覚はありま~す.

【PC3:ローソン鷹栖町】157.4km地点

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10:50着.
久々のレシートチェックPCである.
捨てないようにしないと.

昼も近い事だし一応の昼食.
やはりローソンのカツ系サンドイッチは美味い.コーラも美味い.
日差しがあまりに強いため,店舗裏の日陰に逃げる.
4:00出発組のPikaさんがいた.

既に一日のサイクリングとしては十分な距離を走っている.
ゆえに,マナー的にどうかと思いつつも座り込んでしまう...

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そそくさと食事を済ませて出発.
ちょうど先日のDHバー試走で走ったばかり.
せっかくの鷹栖町の中心地.コンビニではなくグルメすべきだったか.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

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ここからR40経由でR39へ,ほぼ平坦路をとにかく走る.
自宅はすぐ近くだ.
ゆえに土地勘があるため,トイレや自販機の位置は完璧に把握している.

つーことでここは「きのこの里パークゴルフ場」
給水ついでに前腕に水をぶっかける.
気化冷却というヤツやね.

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貴重なゴミ箱付きの自販機.
甘いカフェオレも美味い.

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上川町手前で200km走破.
あと1,000kmしか走れません!

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だがしかし.ここでKazchari,やらかしてしまう.

上川町のルート上にはセブンイレブンがある.
PCではないのだが,この先越えることになる「北見峠」前の最期の補給地点となる.
ここで休憩&腹ごしらえをしておかないと,この先数十キロ続く山間の不毛地帯を耐えられない.

なのに...Kazchariはロクにコースプロフィールを読んでいなかったので,てっきり「石北峠」経由で北見に向かうものと思い込んでいたのだ.
こちらだと層雲峡を通過するのでコンビニが存在する.そこで補給するつもりだった.

ナビにR330への左折マークが表示された時,ようやく己のミスに気付いた.
マズイ.でも今さら上川のコンビニに引き返すわけにはいかん(もったいない).

水は?  ⇒ ある.
食料は? ⇒ 非常用のジェルが3本ほど.

まぁ,なんとかなるっしょ(実際はギリギリだった).

交通量がほとんどない緑の地獄を経て,北見峠への登りがはじまった.

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ここの峠をチャリで走るのは初めて.
斜度はそうでもないが,長い.長すぎる.
そして暑い.汗が滴り落ちる.

途中で足をついて休憩している参加者を数人パス.
ようやく峠が見えた.

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遠軽町IN.
ようやくダウンヒルが始まる.

相当量の水/麦茶を飲み,ジェルも2本ほど消費.
そろそろ冷たくて甘いモノが欲しい.
一番近いコンビニは...(検索)げげっ,ま,丸瀬布!? まだまだ先やん!

そんな絶望感に苛まれる中,見えたのは幸運の赤い箱.そう,Cokeの自販機だ!
容赦も躊躇もなくストップ.なんとゴミ箱まである.
もちろん選ぶのは神の飲料”赤コーラ”である.

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先ほどのヒルクライム中に抜いた参加者も合流.
フィリピンの方だった.と言っても東京で仕事をされているそうな.
名前はGさん.早速STRAVAで相互フォロー.
「フィリピンでもブルベって流行っているのですか?」と尋ねると「年1回」との返事.ふむ.

ところで,最近気づいたが,自販機の新札対応はまだまだのようだ.
Gさんも新札が読み込まれず苦労されていた(硬貨で対応).

さっ,そろそろ行きますか.

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丸瀬布の道の駅でトイレへ.
〇んこを試みるが出ない.
日常時と比べると圧倒的に便秘気味.
いや,運動による消化効率が良すぎて〇んこが生成されないのか? 知らんけど.

で,ようやくたどり着いたのが「セイコーマート丸瀬布店」.PCではありません.チャリラックが曲がってて使えないのはご愛嬌.
おにぎり補給していると,ごついDHバーをつけた「SuperSix EVO」がやってきた.
名前を聞きそびれたが,USAはサンフランシスコからの参加者だった.

17:30出発組とのこと.速ぇ.
二人して北見峠の悪口をニコニコしながら話す.
これまでのブルベ参加歴を聞くと,まぁスゴイスゴイ.
まだ若い感じなのにPBPは2回出たとか,日本も3回目だとか,あちこち走りまくり.

他の海外参加者や道外参加者数名と話したが,ブルベ歴に関しては強者だらけ.
まぁ,1000kmオーバーのRMに出るようなチャリダーは変〇さんばかりなのだろう(ホメ言葉)

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こんなに長かったっけ的なR333を飛ばしに飛ばして16:30.

【PC4:セブンイレブン遠軽豊里店】277.8km地点

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仮眠所前最期のPCとなる.
もうすっかりブルベ腹.さっき食べたばかりなのにブリトー追加.

さぁ,ここまでは順調.残り60kmで本日は終了!...という安堵感が参加者間に漂う(甘かった)

R333にて南下.分岐にてR242に乗り換え.
しばらく走ると,気のせいか路面が濡れていることに気づく.

うん? にわか雨でも降ったか.
あぁ,結構水撥ねするなぁ.やっぱりチャリが汚れてまうか...

とか,のんきに走ってたら...はい,雨粒がパラパラと降ってきて逡巡する間もなく土砂降りとなった.
既に住宅街を抜け,周りは森しかない.
つまり,軒先を借りて雨宿りやらカッパを着るような場所は見つからない.

仕方なく,少しは雨を防げるかと大木の下に逃げ込む.

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サドルバッグからレインウェアを引っ張り出してあわてて着る.
雨は全く想定していなかったので,電子機器やバッグの防水が心配だが,そこはまぁ大丈夫でしょう!(あかんやろ)

大雨の金華峠をクリアしてダウンヒル.
ようやく雨がやみ,路面も乾いてきた.
えっ? つまり極地豪雨だったということ?

ヌグフルキルヤムの法則を恐れて,レインウェアは脱がない.
生田原の町を通り過ぎ,そのまま走ってR39に合流.

ここまで来たら北見はもうすぐ...と思ったが,市街地に入ると今度は信号坂が始まった.

いくつかの信号で久々に先行者に追いつく.
すぐにわかる関西弁 ⇒ 徳島からの参加者だった.
この方も『RM427東京1900納沙布岬』他,数々のRMをクリアしている猛者だった(こういう人がごろごろいる).
ちなみに雨にはあたらなかったとのこと(なんでや!)

ただし今回は脚を痛めているらしく,なかなかペースが上がらないとのこと.
わかりました.今日のゴールまで残り10km,急ぐ旅でない.お話ししながら付き合いましょう.

と,Kazchariの北海道チャリライフやら事故紹介などで談笑.
何気にじわじわと登り続ける.

で,19:40.ようやく到着したのが懐かしの...

【PC5:北見市自然休養村センター】344.6km地点

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ブルベカードに到着時間を記入してもらう.
今晩は予定通りここで寝る.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここまで一緒に来た徳島の方も,てっきり泊まると思いきや驚くべきことに,すぐに出発して別海まで行くそうな(140km先).びっくり.
脚を痛めているとは?

スタッフに「自転車は外に止めるのですか?」と尋ねると「外でもいいですし,別棟の小屋でもいいですよ~」とのこと.
雨もしくは夜露に濡れるのもなんだし,前に泊まった時もその小屋に入れたしなぁ,とそちらを選択.
しかし,翌朝...

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この話の続きはおいといて,必要な荷物をTopstoneから降ろし,指定された部屋に運ぶ.
早めの到着だったためか,まだ滞在者は少ない(既に寝ている人もいたけど).

とりあえずドロップボックスからTシャツと短パンを取り出して,さぁ風呂だ.
ありがたいことにハンドタオルとバスタオルも貸していただけた.
浴室にはボディソープとリンスインシャンプーも設置されている.
念のためとタオルやミニボトルも持参したけど,不要だったな.

カラダを清め,さぁサウナ...というわけにはいかず,湯船につかる.これだけでも贅沢.
で,筋肉や関節の違和感をチェック.

幸いどこにも問題なし.
いつもの300ブルベより疲労感もない.アドレナリン効果なのか?

で,さっぱりした後はお楽しみの「おつカレー」.美味し.
就寝前に刺激物を腹にためるのはどうかと思いつつも,おかわりしてしまった.
他にもトマトやメロンなどなど.

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前回の宿泊時に比べると参加者もスタッフ数も圧倒的.
これからが到着者のピーク.

ドロップボックスに「電動マッサージャー」を入れておいたので,寝る前に我が大腿四頭筋をほぐしておこうと思ったが,何かそんな雰囲気ではない.
消炎鎮痛剤塗布とハンドマッサージにとどめるか.

大部屋に戻って就寝準備.
サイコンとナビをタップにつないで充電.
アイマスクと耳栓をセット.
モバイルバッテリーを接続したiPhoneのバイブアラームを3時にセットして横になる.

このチャレンジはまだ始まったばかり.
今日はほぼ走行計画通りに走れたが(通り雨を除く),ゆめゆめ油断召さるな.

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Day2へ続く.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day0

2025/8/10 Sun

その前日譚から

いただき画像

さてさて,今夏最大のサイクルイベントである『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』がいよいよ始まる.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

先に結果から述べる.
90時間の制限時間に対して,85時間47分で完走!
無事認定されましたぁ!

大きなトラブルはなかったものの,途方もない距離と時間,そしてこの酷暑である.激闘に次ぐ激闘.
真実(ゴール)に向かう意思が試された4日間だった.

では,その記録を以下に記す.

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Day0:8月10日(日)

さていよいよ旅立ちである.

昨日のうちにPC5,PC9となる「北見市自然休養村センター」には,ドロップバッグ(ボックス)をヤマトから送っておいた.
旭川ー北見の往復100サイズで¥2,588.超必要経費である.

ざっくりと中身を紹介.やはりジャージの着替えが多い.
2日目以降着用のサイクルウェアを3セット分.

快適性を求めて新品ビブを2着追加購入した.

おそらく現行商品でパッドが一番分厚いはず.
既にこれまでの長距離ブルベでの使用実績あり.

これにdhbのやや薄いパッドのモノを加えてバッグに.
仮眠所での就寝用にTシャツと短パンも入れておく(下着はオミット).
ピチピチでの就寝は回避したい.

他にはモバイルバッテリー,常備薬,電動マッサージャー,(タイヤ交換用)クランプ,せんべい布団対策のエアマットなどなど.

まぁ,結果的に未使用または不要なモノも多々あったが,それは今だから言えること.
「北見市自然休養村センター」には今回2度立ち寄る.
「あそこ(北見)に行けば,何でもある」という走行中の安心感には代えられない.

で,今回の相棒,Topstoneをハスラーに積み込み,受付&ミーティング会場の「カナモトホール」に向かう.
例によって高速未使用のケチケチルート(R12→275)

14:00過ぎ,大通公園地下駐車場着.
相変わらず何かの秘密基地の様.広大だ.

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地上に出てしばらく歩くと「カナモトホール」発見.
馴染みののぼりを見て安心する.

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既に受付は始まっており,結構な人混み.
そらそうだ.参加者200名+スタッフだ.

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ボーっとしていると,台湾人(?)らしき女性スタッフに”日本語で”案内される.
それに対し「あっ,ボク,日本人なんで」と謎返事.テンパってるなぁ.

無事に受付完了.
記念品のサコッシュと,何より大事なブルベカードをゲット!
4:10スタート組となった.

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15:00少し前,ウェルカムステージopen.
知り合いのカタマリを発見.挨拶をかわしつつ,今回の戦略についていろいろと話す.

Kazchariは「Topstoneに35cのスリックタイヤで出ます(キリッ)」と報告.

耐パンク仕様で重い分はTPUチューブで相殺! どうだ!(なぜかドヤ顔)

そこへメカに強いWさんから「それでもパンクしたらどうするんですか?」

Kazchari「ふっふっふ.確かに以前タイヤが太すぎてビートが落ちないと相談しましたよね.そんなこともあろうかと今回は「クイックショット」を持参しましたぁ!」(再度ドヤ顔)

Wさん「...クイックショットはTPUには使えないですよ.何言ってるんですか?」

...えっ? そ,そうなの? だってGemini先生は使えるって...(今聞いたら使えないと回答)
うわーッ,パンクしたらどうしよう...もし,タイヤが外せなかったら即DNF? うぎゃー

と,Kazchariの心配をよそにミーティング開始.
予想以上に立派な舞台で驚く.
隣に座るPikaさんに「PBPもこんな感じですか?」と尋ねるも「いや,あっちは6,000人なのでもっと大規模です」.そらそうだ.

まずはジャズバンド「ランドヌールズ」の演奏から幕が上がる.
素晴らしい演奏でした.楽器趣味も良いなぁ...と楽譜が読めない男がつぶやいております.

いただき画像

その後,参加者の内訳紹介.

全228名参加.
うち25%(57名)が海外(韓国,フィリピン,台湾,USA,オーストラリア)からだそうな.
国内勢も80%が道外から(138名)
我が道内勢はマイナーグループである.ここはガツンと(何が?).

次に通常のブリーフィング.
納沙布岬からの帰り道,キューシート外となる北部ルートを選択してもいいそうな.
まっ,当日のコンディション次第やね(生き残っていれば)

全員舞台に上がっての記念撮影後に解散.
通常ならば,誰かと夕食に出かけるのも良いのだが,明日の朝は早い.
挨拶もそこそこに会場を後にして駐車場へ戻る.

17:00頃,定宿「万葉の湯 ふとみ銘泉」に到着.
おっと,その前に目の前のセイコマでカーボローディング(豚丼)だ.

入館後,即サ活.
20:00には雑魚寝エリアで横になる.

明日は2:00起床.
いよいよスタートだ.
この高揚感...果たして熟睡できるのか?(ここ伏線)

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Day1へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

2025/8/8 Fri

ライトがいっぱい

iPhone15 Pro

今回も『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』の準備ネタ.
夜間走行,つまりライト編である.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

ブルベ趣味あるあるで,家にはライトがごろごろ転がっている.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

ブルベ用ライトについて(リア編)

中には相当古いモノもある(この記事も5年前)
つまり,内蔵バッテリーの劣化が心配.
最近は一周まわってバッテリー式より電池式の方が良いような気もしている(明るさはともかく).
特に今回は休憩所でのコンセント争奪戦が...

さてさて『納沙布岬1200km』の走行計画を前回アップした(時々アップデート中).

『納沙布岬1200km』の走行計画を立ててみる

90時間の長旅である.
当然だが夜間走行は避けられない.
レギュレーション上,フロントライトは2灯必須(点けるのは1灯で可).

まずは”信頼と実績”のこの2つが選ばれた.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

いつものブルベ(200~400)で大活躍.
ローモードで夕方~朝にかけて確実にもつ.

今回はこれらに新人をプラスして4灯態勢で臨む.

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まずは,前回のブルベで落下⇒崩壊した『CATEYE URBAN』に代わって,実店舗限定販売の『URBAN2』を購入.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

旧モデル同様,単三2本仕様.
光量はアップしているが,メインにはならずあくまでサブ.
日中のトンネル走行時に手軽に使用.
夜間はヘルメット上に移動させるつもり(少し重い)

CATEYE URBAN2

最大の利点は電池ケース固定方法の変更.
旧モデルのスライド式からねじ込み式になった.
防水性が向上している.はたして頑丈さは?(落としすぎ)

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もう1つはこれ.

RAVEMEN FR500

新製品『RAVEMEN FR500』だ.

iPhone15 Pro

一世を風靡した『FR160』の正統進化形態.
上下面ともにGarminマウントがあり,サイコンとの重ね装着やステーからの吊り下げなど,自由自在のレイアウトが特徴.

特に初代の『160』はインフルエンサーに配りまくったのか,あちこちで検証動画を見た.それに釣られてKazchariも購入.

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

ただし,160ルーメンだと暗すぎて夜間走行には使えない.
Topstoneファットに装着し,グラベルや雪道走行時に日中点灯させていた.

誰もが思ったはず.
このデザインや便利さのまま光量とバッテリー容量がもっとアップすればと...
その声を受けて発売されたのが『FR300』(たぶん).

RAVEMEN FR300

最大200ルーメンとなったが,まだ暗い.
ただしこのモデルから,サイコンへの給電機能が実装された(スマホへの供給はダメ)
一時期,購入を考えたが...スルー.

そして満を持して登場したのが『FR500』である.

iPhone15 Pro

名称通り,一気に500ルーメン化.
あくまで非常用だが,フロントライトしても使えるようになった.

点灯持続時間はローの150ルーメンで6.5時間と実用レベル(メインにはならない).
ただし照射角度の問題がある.
ライトとして使う場合はステーの角度を下げる作業が必要.
これは面倒.

よって,Kazchariとしてはサイコン(ナビ)への充電機能に期待.
現在ナビとして利用しているのが『Bryton S500』

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

iPhone15 Pro

『S500』の最大稼働時間は公称24時間とされている.
400ブルベまでがちょうど良い.

万が一,充電切れになった場合,ステー下のこいつはかなり頼りになる.
短いUSB-Cケーブルが付属していて,接続時の見た目もスタイリッシュだ.

iPhone15 Pro

充電時は「先にサイコン(ナビ),次にFR500の順」らしい.覚えておこう.

Kazchariはこの『FR500』をAmazonではなく,先行販売していたAliexpressにて約¥6,000で購入.

もちろんAliには色々とリスクがある(らしい).
初期不良時の対応などを気にする人はAmaが良いだろう.

以上の新人2台は今度の『納沙布』がデビュー.
活躍してくれるとええね.

リアライトは伝統のCATEYE「OMNI」「TIGHT」

キャットアイ TL-LD155-R OMNI 5(LEDテールライト)テールライト 526-10185 レッド(リア用)

キャットアイ(CAT EYE) テールライト TIGHT KINETIC TL-LD180K

単四式なので,PCで電池ごと交換.
もしもの場合はコンビニへGo.
そうそう,「OMNI」は輪ゴムかテープで蓋を止めないと.

まぁ,今回の『納沙布岬』では他にも色々と買ったり考えたりしたが,残りは”終わってから”(完走後とは言ってない)記事にする予定.

ただ一点,知恵と工夫だけではどうしようもないのが天候.

“BROMPTONマイスター”O西さんの(昨日の)分析によると,4日間の開催中,ひどい雨はなさそう(10~20%).気温も低めで(〜27℃),酷暑走行は避けられそう.むしろ道東の冷え込み(14℃程度)が心配.

防寒具なんぞ積むスペースないわ!
いざとなったら「ジレ」+「ウインドブレーカー」+「レインウェア」で対処する所存.

予断を許さない状況だが,がんばれ”自称”晴れ男! 福毛もついている!

※ 8/14 17:53 85時間47分でゴールしました!

激闘の詳細は後日.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』の走行計画を立ててみる

2025/8/5 Tue

トラタヌトラタヌ

https://www.audax-japan.org/aj-2/org-info/invitation-jg2025-jpn-01/より

今夏最大のライドイベント「ジャパン・グランドネ 2025北海道1200km納沙布岬」のスタートが迫っている.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

普段の日帰りブルベ(200~400)だと,自分のペースで適当に走っていれば制限時間内にゴールできるが,今回は3泊4日の長丁場である.

体調,機材,事故,天候など,どの様なトラブルが起きるかわからない.
計画立てて走る必要があろう.

そして,できるだけ快適に,かつ楽しく完走するための要がドロップバッグの活用と考えている.

ドロップバッグの送り先はPC5&9となる「北見自然村休養センター」である.ちょうど2年前にもお世話になった.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここには往復で2回立ち寄る.
今から何を置き,何を持っていくかを考えておくべし(道内なので8/9発送がデッドライン).

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Day0:8月10日(日)

11:00 自宅を出発
15:00 札幌「カナモトホール」着.参加者ミーティングと受付
18:00 「万葉の湯 ふとみ銘泉」or「たまゆらの杜」に移動
20:00 就寝

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Day1:8月11日(月) 走行距離344.6km

2:00  前泊地を出発
2:30  「丘珠空港駐車場」着.チャリを降ろす
3:00  「丘珠ふれあいセンター」
4:00  START(0km地点)

~ 344.6km走行 ~

20:00 【PC5:北見自然村休養センター】(344.6km地点)
ウェア(1) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
交換作業(OMNI,URBAN2,ヘル尾灯)
入浴,食事,マッサージ

22:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

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Day2:8月12日(火) 走行距離294.5km

3:00 起床
ウェア(2)を着用
パック①(ウェア(3),寝間着)をサドルバッグに

4:00 「北見自然村休養センター」出発

~ 216.6km走行 ~

13:00 【PC7:納沙布会館】(561.2km地点)

~ 77.9km走行 ~

18:00 【PC8:別海町町民体育館】(639.1km地点)
ウェア(2) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
入浴(ソープ,シャンプーあり),食事,マッサージ

20:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

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Day3:8月13日(水) 走行距離332.1km

2:00 起床
ウェア(3)を着用
パック①をサドルバッグに

3:00 「別海町町民体育館」出発

~ 138.5km走行 ~

9:00 【PC9:北見自然休暇村センター】(777.6km地点)
バッグ①を放棄
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
交換作業(OMNI,URBAN2,ヘル尾灯)
(余裕があれば)入浴
チェーンオイル注油(※雨後の場合)
宅配返送手続き
パック②をサドルバッグに

11:00 「北見自然休暇村センター」出発

~ 134.4km走行 ~

18:00 「しほろ温泉プラザ緑風」着(912km地点)※運営おすすめ
最終入場21:00,シャンプーなし

19:00 出発

~ 59.2km走行 ~

22:00 【PC11:清水町農業研修会館】(971.2km地点)
ウェア(3) を脱いでTシャツ,短パンに着替える
充電作業(1040,S500,RN1500,iPhone,MB)
余裕があれば入浴(シャワーのみ)

23:00 就寝(耳栓,アイマスク,バイブアラームセット)

—————————————————————————-
Day4:8月14日(木) 走行距離234.7km

4:00 起床
ウェア(4)を着用
パック②をサドルバッグに

5:00 「清水町農業研修会館」出発

※途中の郵便局でパック②を自宅に返送

~ 234.7km走行 ~

18:00 Finish:丘珠ふれあいセンター着(1205.9km地点)

—————————————————————————-

以上である.

90時間のタイムリミットまで約4時間残しっつーか,予備時間?
タイムアタックを考えているわけではないが,このペースだと意外にギリギリ?
パンクなどのトラブルあったらヤバイかも.

ポイントは疲労がピークとなる(魔の)3日目やな.
脚がもつか?

※ 8/14 17:53 85時間47分でゴールしました!

激闘の詳細は後日.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

2025/8/2 Sat

走り方がTDF

iPhone15 Pro

曇り.温度:28 ℃,湿度:68%,体感温度:29 ℃,風速:7.8 km/時,風向:SSW

いよいよ来週は「ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬」(納沙布岬1200)

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

もう準備やら何やらでバタバタである(そうか?).
別に超長距離ブルベ,いわゆる「RM」が初めて...というわけではない.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

ただし無事完走したこいつは「N2」方式.
完全なフリーライドだったのでブルベというよりに近い.

全てがフォトチェックで,109時間5分内にゴールすれば,1日何Km走ろうが,どこに泊まるか自由.
結果,毎晩8時頃には宿に入り,洗濯や入浴(時にはサウナ)を済ませ6時間くらいは睡眠をとることができた.
何よりもスマホやサイコンなどの充電し放題が助かった.

今回の「納沙布岬1200」は少々勝手が違う.
100km短い分,制限時間は90時間27分の3泊4日.
この間にPC兼簡易宿泊所が4か所設けられている.
個人的にホテルを取られる方もいるようだが,ケチケチKazchariはPCで寝るつもり.
ホテルの様に浴衣で寝るわけにはいかない.
それに電源の取り合いも予測される.

ドロップバッグで送るモノなど,今になってあわてて走行計画を立てているのだが,考えることが多すぎてアタマ爆発しそう.

そんな中,迎えた土曜日.
まず向かうのは,「納沙布岬1200」で使う「Cannondale Topstone」の購入先「はっとりスポーツ商会」さんである.
初回点検以来すっかりご無沙汰.
トラブル前に各部をチェックしてもらいましょう.

iPhone15 Pro

出発前にアルミ製のDHバーを装着.
「オホーツク1300」ではDOMANE,およびファットでブルベに出走する際に使用.

UPANBIKE 自転車レストハンドルバー アルミニウム合金エアロバー クリップオンバー TTバー

そのままではなく,一時は本気で参加を考えていた「Paris-Brest-Paris;PBP」のレギュレーションに合わせて先端をカット.
握る面積が短くなったが,特に支障はない(現在,長さ制限は撤廃されている)

DHバーの何がいいってポジションのヴァリエーションが増えること.
手のしびれ軽減や肩周囲のリラックスは元より,ケツ圧の分散=痛み軽減も期待できる.
もちろん空気抵抗軽減=巡航速度向上も大きい.

iPhone15 Pro

デメリットとしては重量増,およびハンドル周りがごちゃついて,ライト類のレイアウトに困ること.
もちろんフロントバッグも装着できなくなる.

それでもメリットの方がはるかに上回るな.BROMPTONのM字ハンドルは辛かった...

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

iPhone15 Pro

フロントバッグが付けられないので代わりにフレームバッグを用意.

アールニーゴーマル(R250) 防水フレームインナーバッグ ショート グレー

ボトルゲージが1つ使えなくなるので,ツール缶をダウンチューブに移行.グラベルロードのダボ穴万歳である.

無事に「はっとり」さん着.
2年ぶりの点検である.予約済みなので作業スムーズ.
各部増し締めの他,「フロントディスクローターの歪み調整」「Leftyサスにエア注入」「変速調整」をしてもらう.

ワイヤーが切れて使えなくなってしまった「ドロッパー」は後日修理してもらうことにした(サドルバックを付けるので今回は不要).

さて,調整も済んだところで早速試走.
DHバーゆえ,鷹栖~比布のド平坦エリアを目指す.

と言いつつ,良き脇道があれば入り込む.
完璧な夏の風景だ.暑過ぎるけど.

iPhone15 Pro

ほぼ田園しかないエリアなので直線だらけ.
路面(路肩)もそれほど荒れておらず,DHバーポジションの調整にぴったり.
気分はもう「走り方がツール・ド・フランスなヤツ」である.

「ツール」と言えば,今年の大会も終わってしまった.
毎回ロスに襲われるのだが,今年は何故か...そうでもない.
こう思う要因は,おそらく絶対王者ポガチャルに例年のキレがなかったこと.

特に3週目.タイム差がついていたこともあるが,いつものように”無邪気&無慈悲”に攻める姿が見られなかった.
レース後のインタビューも表情が憔悴しきっていて「スーパーハード」と繰り返す.
おまけに数年後(ロス五輪後)の引退を示唆するような記事も出てたりする.

もはやライバル不在,目標不在.
あれだけ強いと「燃え尽き症候群」になりがちなのだろうか?
メンタル面だけでなく,必ず力は落ちて来る.
全盛期に引退する方が美しいかもしれない.

たんなる一視聴者の戯言です.

iPhone15 Pro

このまま走り続けるのも退屈なので目的地を設定.
去年も行った東鷹栖の「田んぼアート」会場が近いことを思いだした.

EMONDAな止まるな!走れ!比布ライド

到着.
今年はやり投げの「北口選手」がモチーフ.

iPhone15 Pro

今年は展望台に登らず.
インバウンドを含め,すんげー人だったので.

iPhone15 Pro

当然だが,止まると暑い.
休憩所らしき場所に自販機が設置してある.
ボトルには麦茶が少し.
ここは塩分・糖分補給を考えて「ソルティライチ」を購入すべく¥1,000の「新札」を投入するも...受け付けてくれなかった.
頼むから新札は元より,Coke-on対応お願いします.
場合によってはチャリダーのタヒ活問題.

iPhone15 Pro

つーことで,腹が減った.
一番近い集落と言えば「鷹栖町」.コンビニもある.
再び直線道路を「ツール・ド・フランスなヤツ」で駆け抜ける.

当初はローソンに行くつもりだったが,ちゃんとした「肉」が欲しくなり,何度目かの「モゥーちゃん家」へ.

モゥーちゃん家

ハンバーガー,チーズコロッケ,野菜ジュースのセット(¥1,200)を注文.

iPhone15 Pro

敷地内にセットしてあるベンチで食す.美味い.
贅沢を言うなら...冷房が欲しい...暑すぎる.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

野菜ジュースの氷を麦茶の入ったボトルに入れる(チャリダーあるある)
これで少しは冷た...もとい,ぬるくなる.

最短路で帰るのは面白くないので,河川敷のサイクリングロード(ではない?)直線路へ.TT練習の続き.

最大の注意はやはり段差だな.
どうしてもブレーキをかける反応が遅れるし,つっこんでしまうとチャリの挙動が不安定.落車したらシャレにならん.

iPhone15 Pro

ゲージツ家(?)が多く住まう嵐山エリアへ.
ほほぉ,ここの道につながっていたのか.

iPhone15 Pro

「アイヌ文化の森 伝承のコタン」資料館にてトイレ休憩.
残念ながら水道水は「飲用不可」表示.

伐採作業中のおじさんから「どこから来たの?」と尋ねられる.

「えーと...市内からです...」

期待外れですいません(そうなの?)
互いに「暑いですねぇ」と言い合って別れる.

で,サイクリングロードの続き.
木漏れ日の中,気持ちよく走っていると,道路に横たわる棒きれ...ではなかった! ヘビだっ!
回避できず牽いてしまう.まぁ,チャリに牽かれてタヒぬようなことはないと思われるが.

おそらく色的にアオダイショウ(大).呪われたらどうしよう...(ここ伏線)

iPhone15 Pro

ボトルの麦茶も心細くなってきた.
暑さも一向に和らぐ気配なし.太陽の容赦ない照りつけが続く.

暑熱順化は十分だろう.戻ろう.
街中のセブンイレブンにピットイン.
「アイスクリーム」「梅系炭酸」「麦茶」を購入.ガブ食べ&飲み.

それもそのはず.
直射日光とは言え,Garmin様の表示は...

iPhone15 Pro

驚きの50℃越え!
一大イベント前に壊れるのだけはヤメテ.

最後に河川敷に戻って,家まで快走.

iPhone15 Pro さすがに登れません

TTポジション,だいぶ勘を取り戻してきた.
1200km,走るだけなら問題なさそう.後はちゃんと眠れるか,だな.

さーて,早めに家に帰ってきたし,夕方涼しくなったらチャリ関連の別の用事を済ませるか.

...彼(Kazchari)は,この後待ち受ける災難をまだ知らなかった...(続く)

Amazon Prime Day(2025夏)で買ったモノ

2025/8/1 Fri

ココロトキメク買い物を

iPhone15 Pro

セールが頻繁すぎて,以前に比べてお得感がなくなっているAmazonですが,それでも安いこたぁ安い.
今回も本体価格というよりもポイント増量を目当てに色々購入.

例によってその大半がチャリ関連用品.

まずは健康関連から.

サクセスブラック ふんわり仕上がるカラートリートメント 約7回分 白髪ケア カラートリートメント

悪あがきのアンチエイジング.

家系的に禿げにくいものの,白髪が多いKazchari.
3ヵ月に一度の散髪の際には,白髪染めも行っている.
当然のことながら,しばらくすると根元から白いエリアが徐々に拡大していく.
プロに染めなおしてもらうのが確実なのだろうが,いかんせんコストがねぇ...

つーことでたまたま読んでいた雑誌の記事にあったこいつを試してみることに.
調べたが,一般個人によるレビューを見かけない.
わかりました.人身御供となり,レビューしませう.

【第2類医薬品】ロート抗菌目薬EX 10mL

本当は使い切りの方が衛生的.

Kazchariはコンタクトユーザーである.
オーバーナイトブルベを除き,普段のライドでも使用.
向かい風の強い日や,埃舞うドライコンディション・グラベル走行後は目がしばしばする.
すると,翌朝は充血+目やにがエグく,目を開けられない状態に.
そんな時には,こうした結膜炎用目薬が効く.
昔は刺激の強いクール系が好みだったけど,色々と問題があるという記事が目に付くようになってきて,ヤメタ.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

合法ドーピング.

強度の高いトレーニングやレース前にキメる.
自宅を出る前に500mlの水筒にこいつと水道水を入れてシェイク.
スタート会場へ向かうクルマのなかでチビチビと.
炭酸抜いたリアルゴールド?っぽい味.
結果を出しているので,プラセボではなく効果はあると思われる.

定期配送と価格が同じなのはどういうこっちゃ.

スプーン印 ピュアパラ スポーツドリンク 粉末 ブドウ糖 【 マラソン 補給食/ロードバイク 】 パラチノース 1kg

持久力,大事.

こいつは初購入.
ロングライドなど,持久力かつ回復が重要な運動向き...というキャッチフレーズに魅かれた.
ブルベですら,これまでは基本的にボトル1本体制だったが,最近の暑さには抗しきれず2本差しが標準に.そうしないと危険.
1本はかぶり用に水道水,もう1本は麦茶(ミネラル)を入れる.
試しに,後者をこのパラチノースに置き換えてみたい.

次に洗車関連.

Muc-Off(マックオフ) 自転車専用洗剤・ ナノテックバイククリーナー [Nano Tech Bike Cleaner] ナノテクノロジーで細部まで洗浄 made in UK 【日本正規品】

原点回帰.

定番品.Kazchariも昔は使ってた.
それにセールでは必ずと言っていいほど安くなる逸品.

チャリの洗車に関しては「WAKO’S信者」なのだが,ここ最近の価格高騰が痛い.
何せチャリが6台もあるのだ(ついでにバイクも1台).
ケミカル品の消費量がシャレにならん.

SurLuster(シュアラスター) バイクシャンプー 洗車 スプレータイプ オートバイ 自転車 ノーコンパウンド 弱アルカリ性 チェーン ホイール ボディ 防錆 S-142

最重要部分の清掃

全体は「Muc-Off」.特に重点的に洗うべきリアスプロケット,ディレーラーまわりはこいつで.
とある動画でその洗浄力を見て,試してみたくなった(案件ではなさそう).
本当はギア一枚一枚外して洗うのがベストなんだろうけど,さすがに...

パークツール(Parktool) カセットスプロケットクリーニングブラシ GSC-4 青 小

専用品の実力は.

こうしたブラシって100均にもありそうやけど,一応専用品を.
サイズ感が良い.

SurLuster(シュアラスター) ゼロプレミアム 150ml ガラス系コーティング 約6ヶ月耐久 高撥水 艶 光沢 紫外線吸収剤 UV 保護 車 バイク 自転車 簡単施工 洗車 スプレーコーティング S-100

後の祭り.

最後にかけるガラス系仕上げ剤.
これまでもスプレー式のシェアラスター製品を使用している.
こいつはそのプレミアver.でちょっとお高め.

うちの高級バイク,EMONDAも既に小傷だらけ.
新車購入時にコーティング(¥30,000ほど)を考えたけど「どうせすぐにキズつくし...」とヤメた経緯がある.

カーボンフレームのガリ傷消しに挑戦

今,思えばやっとけば...いや,所詮は消耗品.使ってナンボ,汚れてナンボやぁ~と自分に言い聞かせる.

で,最後にチャリ関連.

パナレーサー(Panaracer) パープルライト TPUチューブ 700×23~32C/32~47C 仏式 65/85㎜ 金属製バルブ 超軽量

信じるしかない.

ロード用(28C)を2本,グラベル用(35C)を1本購入.
今すぐどうこうではなく,パンク時用として.

特に太い方はTopstoneに履かせている「無印 Gravel King 35c」に使う.
来たるべき「納沙布岬1200」には2本持参する.
1本はドロップバッグ(ボックス)に忍ばせて北見の休憩所に送るつもり.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

それ以前の問題として,走行中にパンクした場合,ホイールからタイヤを外せるか否か.
元々装着されていた44CのWTBのグラベルタイヤが,あまりに固くて挫折した経験がある(ビートが落ちん!).

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

リム側の問題かタイヤの固さの問題か.
どちらにせよ,さすがにクランプを持って走るのは遠慮したい.
グラキンの耐パンク性能に期待するしかない(フラグ?)

[TARO WORKS] ヘルメット インナーキャップ 吸汗 速乾 ビーニー スカル キャップ ロゴなしタイプ 2枚

必需品.

ロードバイクに乗り始めた頃から,ヘルメットの下にはいつもインナーキャップをかぶっている.
ムレ留め,汗留め,それにヘルメットの寿命が延びる気がする.
髪の乱れもごまませるしな.
安い上に有能.
サイクルキャップはごつくてあまり好きじゃない.ツバがある方が雨除けになったり,首の日焼け防止になったりと機能的なのだろうが.

これまで使っていたキャップがかなりヘタってきた.
今度の「納沙布」で使い捨てる予定.同時にこいつらとの入れ替えを目論む.

アンダーアーマー ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ クルー

真夏こそ手放せない

これもお気に入りのウェアで追加購入である.
「納沙布1200」は3泊4日のブルベ,つまり着替えを3回行う予定.
真夏は半袖より長袖インナーが良い.
日焼けは疲労を招く.そして袖に水をぶっかければ気化熱クーラーになる.

ちなみに8/1現在の天気予報(tenki.jp)だと,走行予定日(8/12)の根室方面は曇り,最高気温は25℃程度らしい(マジか).

最後に,つい買っちったのがこちら.

【Morethan】×【COSPACH】コラボ 街乗りサイクルポロ サイクルジャージ 半袖

自転車系YouTuberの黄昏

かなりの数の自転車系チャンネルを視聴してきたが,この界隈,近頃すっかり元気がなくなっている.

まず,登録者数ナンバーワンの「まさくん」がまさかの活動休止.
専業配信者のプレッシャーはエグいんやろなぁ...あの内容とテンションを維持するのも大変.
アンチのうっぷん晴らしの攻撃にさらされまくるし.

他の方も,コンセプトをガラリと変えたり,やたら案件(っぽい)動画が増え,新コロ以降のチャリブームの衰退とともにすっかり元気がなくなった感.

そんな中「コスパch」さんは安定運行.
案件も多いけど,ちゃんと事前告知してるしな.
で,そのコスパchさん,この度,国産サイクルウェアブランドの「morethan」とのコラボ商品を開発・販売された.

Kazchari自身はピチピチ・モッコリはあまり気にしていない.
チャリに快適に乗るのに,ジャージ+ビブ以上の装備は考えられないからだ.
ポロなら普段使いもできると強調しているが,さすがに後ろポケットは目立ちすぎでは?

てな感じで,なんとなく聞き流し(?)ていたが,カラーバリエーションにネイビーがあること,さらにはワンポイントでエリの裏がピンクであることを知り,俄然興味が沸いた.

そう,我が「Paris Edition」のBROMPTONにぴったりのカラーではないか!
そもそも,BROにピチピチはイマイチ似合わないのは確か(ガチ走行ばかりしてるのは誰?)

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

うむ.いわゆる”ゆるポタ”なら正にジャストフィット.
ちょうどこいつにエントリーしたことだし,着ていくか.

かなやま湖 秀岳荘BROMPTONミーティング

届いた商品を早速着てみる.
胸囲90cmに対して,Sサイズで少し余裕あり.
普段使いなら「M」かもしれんが,チャリ,いやBROだと大きすぎず,ちょうど良い感じ.
もちろん下は「パッド付インナー」「七分丈パンツ」の組み合わせでしょう.
何か”ゆるポタ勢”のコスプレをしている感...(偏見)

こうして見ると,届いたはいいけど,まだ実践投入してないモノだらけ.
使ってみたら感想変わるかも.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

2025/7/21 Mon

ある日,森の中

iPhone15 Pro

曇り.温度:26 ℃,湿度:81%,体感温度:26 ℃,風速:13.7 km/時,風向:SSW

『そらちグルメフォンド』というサイクルイベントがある.

Seicomart北海道そらちグルメフォンド

数ある道内チャリイベントの中でもかなりの人気.
なにせ日程がかぶってしまった『カミヒル』が,両方とも参加したい人の便宜をはかるため,開催日をずらすほど.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

『そらち』の人気の秘密はエイドで提供される食事が充実している点にあろう.正に”グルメ”の名にふさわしい.そして,ほぼ平坦コースなのも影響してるかも(卍峠があったりするけど)

Kazchariは2014年に開催された第一回大会以降,3,4回参加した.
ちなみにこのイベント,第一回の”ひどさ”が非常に有名である.

そらちグルメフォンド(1) きっかけと情報収集とツール・ド・キタヒロ

Kazchariは100kmコース組だったので,この記事にあるような目には合わなかったが,あちこちから運営側に苦情が殺到して翌年からは別会社が運営を担当することになった.

Kazchariは,そのコスパの良さからブルベ民に移行し,こうしたグルメフォンド系にはほとんど参加しなくなったが,数年前から追加された「グラベルコース」はいつも気になっていた.

https://gf-sorachi.net/course.php#target02より

そして今年,開催日の8/24には予定が入っていない.
それに美唄や三笠方面のグラベルは走ったことがない.
久々に参加の検討を始めた.

だがしかし.

いかんせん,エントリー代が高い.
今や¥9,800である.
93kmという長めのコースではあるがグラベル率は謎.
それに,速くても遅くても自分のペースで走れないのは辛い.
いくらグルメが充実しているとは言え,普通に各地の名産を購入し涼しい部屋で,ゆっくり食べた方が良い(目的は何?)
つーことでエントリーは躊躇していた.

...ちょ,待てよ.

そう言えばいつも砂川からやってくる刺客のJさん,この周辺のグラベルに詳しいはず.
もしイベント外でもコースが開放されているのなら,プライベートで走った方が満足度が高いかもしれん.
思い立ったが吉日.早速Jさんに連絡し,情報収集を開始した.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

そんなJさんから早々に返事.

「『そらち』のコースは普通に通行可です.ただしそこを走るだけではもったいないので,周辺のグラベルを組み合わせたルート組みますよ.で,いつ行きます?

と,いつの間にか一緒に走ることになった.正にツーカーだな(死語)

で,その日が今日である.
集合は9時に美唄の東明公園.奇しくも例の第一回『そらちグルメフォンド』のスタート地点である.

7時過ぎに家を出る.
本日のチャリはTopstone
タイヤはもちろんチューブレスの「Panaracer Gravel King X1」である.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

猛暑続きの北海道だが,本日は曇りでやや涼しい.
先に到着し,しばらくするとJさんがやってきた.
Topstoneを準備して出発.

iPhone15 Pro

JさんはMTBレースにもよく参加されている.
走りながら,あの大惨敗を喫した『上砂川4耐』の思い出(反省点)を語りつつ,MTBで速く走るコツを色々と聞く.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

短いグラベルや舗装路をクリアすると,本格的な登りが始まる.
ここは『そらち』のコース外だそうな.

iPhone15 Pro

10%近い激坂が連続する.
トレーニング開始.
一番軽いギアでくるくる回す.
やっぱグラベルのこの舗装路とは異なる感覚,いいねぇ.
それに『X1』がいい仕事をする.

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 2025年限定色 クランベリー/ハニーバター 700×40C

時速10km/h以下になるとアブ・ブヨに襲われることもあるが,この山は大丈夫なようだ.
代わりに巨大な蜘蛛の巣が多数...鳥でも狩るつもりか?

展望が開けてきた.
一度休憩.
気のせいか,いつものライドに比べるとJさんが遅れ気味.
調子が悪いのだろうか?

iPhone15 Pro
いただき画像

サムネと同じ場所.
ご覧の通り絶景である.

この林道,作業車がよく通るのか,カーブを中心に一部舗装されている.

iPhone15 Pro

貯めた位置エネルギーを使ってダウンヒル.
10%の表示板.
写真で伝えるのが難しいが,尾根~谷沿いを走る,この辺りの風景が実に素晴らしかった.
歴代グラベルライドシーンで10指に入ろう.
ただし...いつヒグマが現れてもおかしくない雰囲気が漂う.

iPhone15 Pro

舗装された激坂を登り切った先にゲートあり.
この辺りは『NISEKO GRAVEL』のコースっぽい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Jさん,満を持して今年は「EX-LONG」に申し込んだそうな.
新コースらしい(詳細未発表).
一方のKazchariは仕事で不参加...ぐぬぬ.

iPhone15 Pro

ダウンヒル開始.
道の状態も良いし,ヒャッハーである.
油断するとチャリの天敵,”縦溝”があったりしてヒヤッとする.
動体視力の衰えをなめたらあかん.

iPhone15 Pro

テクニックもさることながらJさんは下りが超絶速い.
無理して追いかけると悲劇の予感しかしないので慎重に下る.
「落車ダメ!絶対!」キャンペーンは継続中.
登りで追いつけばよいのだ.

iPhone15 Pro

快調に飛ばしているとピンクの目印.
見事に路肩が崩れていた.
この道,そのうち通行止めになるかも.
もちろん『そらち』のコース外である.

iPhone15 Pro
いただき画像   場所がわからん

水源地,すなわち貯水池あり.
農業用か.
今は使われていない感.
少子高齢化に伴い,ますます第一次産業従事者が減りつつある.
コメが高いのは誰のせいだ?

iPhone15 Pro

一旦舗装路に出る.
立派な火葬場施設があった.
建物へのアプローチにモノリス的なオブジェが多数並ぶ.
何かの宗教施設っぽい.そうか,葬儀は宗教的儀式の極みか.

Kazchari家の墓は大阪にある.
だが,将来大阪に戻る気はさらさらない.
墓仕舞い要? うわ,また終活案件増えた.

iPhone15 Pro

旧炭鉱街を抜けて道道へ.
補給のためにコンビニへ.
このセブンは先日のブルベでも寄ったな.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

iPhone15 Pro

「おにぎり」「グミ」そして「梅ソーダ」を購入.
涼しめの気温のせいか,ボトルの麦茶はあまり減っていない.
1時間で1本(700cc)程度を消費する方のがベストと聞く.
そんなに飲めんなぁ...

一方でJさんはかなりの摂取量.
体格差のせいかと思っていたが,今思うに,この頃から症状が出ていたかも.

しばらく進み,幹線道路を抜けると新たなグラベルの入口へ.
ここは『そらち』本コースとのこと.

iPhone15 Pro

さっき走った”コース外コース”に比べるとイージーな路面.
やはり『NISEKO GRAVEL』のようなエグさがなくて物足りない(変態だ)

後でこの写真を見て気づいたのだが...ハンドルに付けていたあるモノがない.

iPhone15 Pro

ラ,ライトがねぇ! 手前のグラベル・ダウンヒルで落としたか.

OLIGHT Baton 4

わりと高級な一品だが,さすがに探しに戻る気力はない.
見つかる保証もないし.
何か以前同じ経験をした記憶が...

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

カミサマのお導きがあれば,いつか再会できるだろう(電波?)

iPhone15 Pro

グラベルを抜ける.
このまましばらく舗装路を移動.

もう明らかにJさん体調悪そう.
道路わきに「ソフトクリーム」ののぼりを発見.
少し登った先にカフェ的な販売店があるようだ.行ってみる.

iPhone15 Pro

隣にワイン畑.
ここはこの「レンベルガー」という名称のぶどう味ですな.
美味し.

だがしかし.さすがの暑さ.
みるみるうちに溶けていく.
カップのKazchariはまだマシ.
コーンのJさんが食べるのにむっちゃ苦労してた.

ちなみにサングラスはここ数年愛用している「ALTALIST」

[ALTALIST] アルタリスト KAKU SP1(カク エスピー ワン) 偏光レンズ

調光レンズには寿命があるらしいが,まだ性能は落ちない.
某高級グラサンと比べても遜色ない.

帰宅後は超音波洗浄機でお手入れ.

サンワダイレクト 超音波洗浄機 分離式 <給水簡単>750ml タイマー機能 プラモデル 腕時計 メガネ 入れ歯 アクセサリー 洗浄 200-CD037

特にグラベル走行後は必須.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

距離的には当初の予定の約半分.
本来であれば月形町側のグラベルも周るつもりだったが,Jさんの体調を考慮し,ここから最短距離でデポ地の公園に戻ることを提案.
これ以上,無理をしていただくわけにはいかん.

で,向かったのが道の駅「三笠」.
ここのセブンで冷たい炭酸を購入.エネルギー注入である.

iPhone15 Pro

最短距離=舗装路とは限らないようで,道の駅の後も少しグラベルを走る.
突如お辞儀したサドルの緩みを直すJさん

iPhone15 Pro

本日前半は森林グラベル.
後半はこのような平坦な農道グラベル.
公式ルートも同じような感じだとか.

それにしても,ああ,我がライトはいずこに...(ちょうどこの頃気づいた)

iPhone15 Pro ライトがない...

デポ地に戻る本日最後のグラベル(往路も通った).
木々に囲まれたコリドー的な情景.

iPhone15 Pro

つーことで無事にデポ地へ.
なぜか駐車場は水浸し.
結構な量の雨が降ったようだ.
運が良かった.自称”晴れ男”の面目躍如である.

ではJさん,本日はありがとうございました.
残してしまった分は秋,紅葉時期の楽しみにとっておきましょう! お大事に.

...後で聞くと,体重減少,微熱ありでやはり熱中症だった模様.この時期の無理なライドはキケンである.

iPhone15 Pro

よく考えれば昼飯抜きだった.
一番近いコンビニを検索.セイコマに向かう.
到着した途端,大雨.
ホンマ,走り終えた後で良かった.

腹が満たされた後は”サ活”
向かうは久々に『ピパの湯ゆ~りん館』

ピパの湯 ゆ~りん館

前回来たのは...この時か.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

さてサウナである.
それほど熱くないハズなのに,10分も滞在していられない.
ここに限らず最近はサ室7分が限界.
うーん,何かがおかしい.
まぁ,高齢者のサ活は賛否両論あり.
無理はしない方がいい.

それにしても,さすが夏休み.
館内には旅行者が多く,様々な方言が飛び交っていた.

iPhone15 Pro

つーことで5時過ぎ,自宅へ向けて出発.
充実した休日グラベルライドだった.

EMONDAな大雪森のガーデンライド

2025/6/28 Sat

たぶん9日天下

iPhone15 Pro

晴れ.温度:22 ℃,湿度:69%,体感温度:24 ℃,風速:6.8 km/時,風向:NW

来週の7/6は「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」
なので,その試走...と言いたいところだが,実は色々あってエントリーしてなかったりする.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

「今日あたり現地に行けば試走の人,つまり知り合いがいるかなぁ」と思い「旭ヶ丘」を登ってみることにした.
もちろんチャリはEMONDA

先々週のエグいブルベで使用した「Bontrager Aeolus RSL37」から常用の「Drive Elite Helix 57C」にホイールチェンジ.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

ウネウネな見た目も超かっこいいが,この爆音ラチェット音もいい!
うるさすぎて,通行人の視線が冷たいぞ(アカンやん)

家から最短距離で忠別川サイクリングロードにのる.
駅を越えるまでは低速で.休日は人が多いのだ.

iPhone15 Pro 向こうに見えるは結婚式場

そして旭川層雲峡自転車道入口に到着.
ここもほぼ定点観測地点.

iPhone15 Pro

前回来た時は路面に枝や枯葉,泥,残雪が多く,ロードバイクで走るのは少々ためらわれる道だったが,今日はどうだ?

iPhone15 Pro

...いや,誰かが清掃した痕跡なし.
この写真の場所はまだマシな方.
雪解け直後はともかく,6月も終わりのこの時期は例年だときれいに整備されていたものだが.

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ボランティアのみなさんの協力(?)が得られなかったのか,はたまた市の予算が下りなかったのか.
いずれにせよ,この自転車道は現状,初見殺しなのは間違いない.
枝や泥によるスリップはもとより,舗装路の下をはった根がバンプを作っている.知らずに飛ばしていたら,文字通り吹っ飛ぶ(経験あり)

iPhone15 Pro

...という事情もあり,いくら人の姿は皆無とは言え,スピードは抑え気味.
のんびりと途中の休憩地点(公衆トイレ)までライド.
毎シーズン変化する花壇が楽しい.

iPhone15 Pro

少し進んで,これまた定点観測地点.要はお気に入りの構図.
ただ...こうして林の中で停車すると蟲どもに襲われる.

一応,むき出しの脚や腕,首筋にはこいつを塗布してきた.

ペパーミント商会 【食品添加物・日本製】天然ハッカ油スプレー20ml

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たかられはするものの,刺された気配はない.
効果はバツグンだ.

一方で,たまにニュースになるこいつ.

2025年新型「市販最大 オニヤンマ16センチ」虫除けとんぼ

個人的には効果なしと判定(お試し済み)

で,反対側にはこの看板である.

iPhone15 Pro

そう言えば,少し前にここいらでの目撃情報がSNSで回ってきてたなぁ(今思いだした).
北海道に引っ越してきて20年以上になる.
結構,林道の類を走ってきたが,未だに接触経験はない.会いたくもないけど.
昨年のクマ講習が懐かしい.

ファットな占冠村ヒグマライド2024

今日はスプレーはおろか,熊ベルさえ持参していない.
そんな装備で大丈夫か?
なあに,この爆音ラチェットさえあれば向こうが逃げていくさ(アカンやろ)

てなわけで”DangerZone”を通過.
自転車道終点のパークゴルフ場を経て国道へ.
上川町を目指す.

補給も休憩もせずにそのまま「ヒルクライムアタック」のスタート地点へ.
家からここまでで既に70km近く走行.
ウォーミングアップとしては十分だ.

iPhone15 Pro

まぁ「本気じゃないしぃ」「ホイール重いしぃ」「暑いしぃ」「レースじゃないしぃ」と言い訳しつつ,STRAVA上のコース区間タイムは「15:01」

今年1番だぁ!...と言っても,来週の大会本番であっという間に塗り替えられてしまうのだろう.まさに9日天下

ちなみにベストは2023年大会での「13:31」.アカン,全然や.

iPhone15 Pro

ここに来たら映えポイントの看板前で撮影.
季節ごとのディスプレイの変化が楽しい.
名物のジェラート...という気分でもなかったのでトイレだけお借りする.

iPhone15 Pro

下山前に.
いい天気だ.
こちらの大会はパスしたが9月の「カミヒル」には”初”参戦予定.
ヒルクラ練習もちゃんとしないと.

iPhone15 Pro

ダウンヒルして上川町内へ.
最初はセイコマで昼食にしようかと思ったが,たまたま目の前にあった住宅地図にラーメン屋の案内が.
たまには食事の新規開拓を,ということでそこへ向かう.

iPhone15 Pro

昼下がりだが,客は多くなくカウンターに座る.
「人気」とあった「ごま味噌ラーメン」(¥1,200)を注文.

iPhone15 Pro

美味し.
ただ...量が少な目.
ライド時は毎回言っている気もするが,これはサイクリストの性なのか.

とは言え,この時のやらかしもあるので大盛り注文への後ろめたさもある.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

マジでチャリで行ってたら,食べきれたのだろうか.そして温泉入浴券はゲットできたのだろうか...(平和やな)

パークゴルフ場着.
ボトルに元々入れていた麦茶が心もとなくなってきたので,水道水を継ぎ足す.

ここから自転車道が始まるのだが,最初の区間は路面にやたらガラスの破片が目立つ.
さらにはアスファルトにも混ぜ込んであるのか,やたらキラキラしている.
要するにパンクリスクが高いのだ(経験あり).

往路は仕方ないにしても,帰りは国道を使い別ルートで帰ることにした.

iPhone15 Pro

愛別を過ぎて当麻のセイコマへ.
ここは先月の『美瑛の丘300』でPCになっていた場所である.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

iPhone15 Pro

最近のマイブームはこの組み合わせ.
ライドでお腹を冷やすのは是か非か(そんなに深刻に考えているわけではない).美味しいからいいや.

iPhone15 Pro

東川経由で忠別川のサイクリングロードへ.
ここまで来れば,家まであと少し.
最後に定点観測地点.すっかり夏の風景である.

iPhone15 Pro

本日の走行は130kmほど.
この距離だと,ガチガチのロードバイクは速くて快適.そして楽しい.
少々気を遣う場面もあったりで,EMONDAという派手な飛び切りの美女とデートした気分(昭和歌謡か)

新規ルートを開拓したわけではないが満足感高めのライド.
同じ道ばかり走ると,すぐに飽きるというが,そんなことはない.
これぞ北海道マジックか.

さて,明日はグラベルの日.
いよいよ”あれ”のデビューだ.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その4)

2025/6/14 Sat

ラスボスは最後に登場する(進次郎構文)

iPhone15 Pro  今シーズンの収穫

曇り.温度:17 ℃,湿度:79%,体感温度:15 ℃,風速:10.6 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その3)

さて,残り約60km.
300kmブルベなので行程の80%を走破したことになる.

通常であれば凱旋パレード気分なのだが,今回は甘かった.
古平から余市までしばらく海岸沿いの平坦.
いくつものトンネルを通過.
ハイスピードで時間と距離を稼ぐ.
まぁ,このあたりまでは平和だった.

iPhone15 Pro

そして地獄は余市から塩谷エリアに入ってから始まる.
断面図だと赤丸のあたり.

それまでのドカンとした山岳のせいで目立たないが,この細かいアップダウンが地味に脚と心を削ってくる.T夫さんの言う通りだった.

終わったと思ったら,また登り返しが延々と続く.
後で聞いたところによると,このエリアだけで1,000m近く登るらしい...

照明がほとんどない山中は陽が落ちると暗闇.
前を照らすのは小さな小さなフロントライト.

午前中のアクシデントによってライト一灯状態.
ゆえに,バッテリが心配で最高照度が使えないのだ.

メガネで視力そのものはカバーできているが,困るのは動体視力の低下.
アスファルトの切り替えなのか,穴ぼこなのか,溝なのか,濡れているのかの判別ができん.
結果ブレーキを多用し,登りで貯めた位置エネルギーを効率よく下りに変換できない.まぁ,慎重に下って悪いことは何もないのだが.

JR「塩谷駅」が見えてきた.
周囲に住宅はあるが,それほど乗降客はなさそう.

iPhone15 Pro

この後もアップダウンを繰り返し,ようやく小樽市街地へ急降下.
これがまた道ボコボコの急坂.
話には聞いていたが怖い怖い.冬場の凍結とかは大丈夫なのだろうか.

信号待ち時,前方にリアライトの赤い光を確認.
しかもチャリ一台なのに複数の灯り.
間違いない.あれはブルベの参加者だ.
朝里峠の途中以来,久々にランドヌールを見た.

信号が青になり,登りが始まったのですぐに追いつく.
挨拶すると,やはりそうだった.

【276.9km地点:PC5 セブンイレブン小樽奥沢店】

iPhone15 Pro

このラストPCで合流.
腹が減った.ちょうど夕食時である.

そのMさん,お話してみてビックリ.
なんと,この(地獄の)『もっと当丸コースター』が初ブルベらしい.
何をトチ狂って(失礼),この超過酷なブルベを選んでしまったのか...
しかも単独参加で,この距離と獲得標高のバランスに何も疑問を抱かなかったらしい.結果「ケツとヒザ」が死んだそうな.

わかります.

思えばKazchariの初300は2018年の『BRM901アタック三国峠300』だった.
これも山岳ブルベという位置づけで,ゴール後は足腰ボロボロ.
獲得標高は2,955mと,今日のに比べればだいぶまとも.

それにしてもMさん,初ブルベにしてはめちゃめちゃいいペース.
聞けば「HANAZONOヒルクラ」やら「NISEKO GRAVEL」にも出てて,さらにはトライアスロンもやってるそうな.
そら速いわ.基礎が違う.

しばし休憩後,約20km先のゴールを目指して出発する.

ここから先は国道5号でひたすら札幌方面へ向かう...わけはない.
PCを出て直後,またしても登りが始まる.

暗闇の小樽の住宅街を走る.
高台と言えば聞こえは良いが,崖のような場所に無理やり建っているような家も多く,夜景こそキレイなものの,これ,どうやって町まで行く?的な道を縫うように走る&登る.

うん? これって既視感が...
一週間前の室蘭,地球岬周辺の道とそっくり.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

残り10kmほどでようやく国道へ.
この道も決して平坦ではなくアップダウンを繰り返す.
交通量は多いものの,路肩の幅はしっかり確保されている.
ジャリ浮き怖く,パンクが心配だがなんとか乗り切る.

そして幹線道路を渡ると,ゴールのコンビニがあった.

【301.8km地点:GOAL セブンイレブン札幌曙12条店】

iPhone15 Pro

ここは甘くて冷たいモノが欲しい.
つーことでアイス&伝統のプロテインでキメる.

16時間4分.最終的な獲得標高は4,790mだった.そらしんどいわ.
しばらくすると,後続のMさんも無事到着.

Kazchari「どうすか? ブルベはまりそうですか?」

Mさん「うーん,なんとも言えないです.とりあえず膝が...」と,実に辛そう.

Kaz「いやいや,たぶん辛いのは今だけで,もっと長い距離を走りたくなりますよ~それがブルベ!」と予言.

Mさん「...そうすかねぇ...」.

とは言え,さすがに最初のブルベがこいつだと,もう参加されないかなぁ...と,この時は思っていた.

だが,この話には後日談がある.
STRAVAのフォロー申請した際,Mさんからメール.

Mさん「函館400にエントリーしちゃいました」

Kaz「言った通りになりましたね (^^)」

Mさん「ですね (^^)」

さすがブルベ,中毒性がありすぎて恐ろしい!

で,地元のMさんに,ここから少し離れたスタート地点「前田森林公園」まで案内していただく.
スタッフのT夫さんSさんがクルマで待機.
ゴール手続きをし,2年前の『きのこの山300』以来のキノコ茶を一杯.

BRM610きのこの山300km(その0)

後日発表になった仮リザルトを見ると,トップのR大さんはなんと13時間台でゴール.
このコースレイアウトで,そのタイムはエグ過ぎる.リスペクト.

iPhone15 Pro

落車やパンク,カラダのどこかが猛烈に痛いなどのダメージもなく,圧倒的達成感に包まれる.ただし...眠い.

EMONDAをハスラーに積むなど,もろもろの撤収作業をしていると23時近くになった.
これで今夜の入浴はほぼ絶望.
24時間営業の『たまゆらの杜』など,今から行けないことはないが深夜料金が発生してしまう.

仕方がない.旭川まで帰るか.

こんなこともあろうかと,クルマに常備している「ボディシート」で,汗やら何やらで悪臭をはなつカラダを拭く.

メンズビオレ 顔もふけるボディシート

「森林公園」を出てしばらく走ると『山岡家』を発見.
そして,またしても背徳の「プレミアム豚骨ラーメン」...

iPhone15 Pro

美味し.
そして相変わらずの満席.すごいな.
こりゃ24時間営業でも経営成り立つわけや.

その後,当別からいつもの国道275号に乗るが,鶴沼あたりで眠気のピークがやってきた.
「こりゃマズい」と道の駅で停車.
2時間ほど”仮眠”をとる.これぞ道の駅の正しい使い方.

目が覚めると午前2時半.
自宅へ向け発進.

滝川の道の駅あたりで,後方から猛スピードで迫りくるワゴンR.
こいつはヤバいヤツか,と左に寄って先に行かせる.
そのワゴンR,次の信号が青なのになぜか急ブレーキで停車.

あぁ,こいつはおそらく酔っ払い.
深夜道路は空いているが,こういう連中が闊歩してそうで怖い.

で,なんだかんだで夜が明けてきた.
自宅には4時前に到着.
速攻でシャワーを浴びてベッドへGo.
4時間ほど意識がとぶ...

さて,これにてエグいエグいと評判の『もっと当丸コースター300』は無事終了.
こういうとんがったコースも面白い.
本州ではこのくらいの獲得標高が当たり前と聞くけどな.

つーことで,運営のみなさま,ありがとうございました.

さて,実はこの後は仕事やら他の行事と日程が重なって,ブルベの予定が何も入っていない.
次のチャレンジは『納沙布1200』となる.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

事前にフル装備での長距離試走もしておきたいところやな.

iPhone15 Pro 当丸峠より

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その3)

2025/6/14 Sat

Never Ending Climb

iPhone15 Pro

曇り.温度:17 ℃,湿度:79%,体感温度:15 ℃,風速:10.6 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その2)

ここからはちょうど先週走ったばかりのFlècheのコースをなぞる.
要は...また登るのだ.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

前回はMさんと話しながら登ったので,あっという間にクリアした気がするが,今日は長い.それに暑い.
チャリの種類は違うが,一週間ぶりの「樺立峠」着.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 2025/6/7 撮影

そして,またまた”コースター”
前回は寒すぎたのでジレを着用したが,今日はそのままGo!

下りきると羊蹄山が見える.

同じ場所(と思ってたら違った)で撮影.
今日の方が山がよく見えるなー(棒).

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 2025/6/7 撮影

倶知安町内に入ると,翌日開催の「NISEKO CLASSIC」の看板があちこちに.
盛り上がってまいりました(そうか?).

iPhone15 Pro

新コロ以降,何やらあちこちでサイクルイベント存続の危機が叫ばれているそうな.地元だと美瑛もそうだし,美山TTとか...比較的小規模な大会?

地元の理解が得られにくい,もっと言えば地域振興につながっていかない.
結果,協力が得られないとか.
なんか外から来た人たちが勝手にやってきて大騒ぎして,帰っていく...そんなI印象?
まぁ,サイクリストは地元に金を落とさないという意見もあるし.

サイクルツーリズムはお金にならない?サイクリストはお金を使わない?

それに加えてイベントの参加費もかなり高騰した.
運営費他,いろいろと費用がかかるのはわかるが,¥10,000近く払って出てくるエイドの食料が...これ?というパターンも少なくない.
確かに普段開放されていない道を走れるなどの特典もあるけど,やはりコスパを考えてしまう.

その点,ブルベは格安.そして満足感・達成感も半端ない.
丸1日以上,とことん楽しめる.
あくまで”私的サイクリングの集まり”なので,比べるのもおかしいか.
今のKazchariにはちょうど良いチャリイベントがブルベ.

...とかなんとか考えながら次のPCを目指す,

【135.8km地点:PC2 セブンイレブン倶知安基町店】

iPhone15 Pro

ちょうど昼時.
もしかしたら先行者がいるかと思ったが誰もいない.
PCはここで正しいはず.

そこへ巡回車のT夫さんが登場.
先行者はメンバー的に「腰を落ち着けて食事をする」という発想がない人たちだそうだ.さもありなん.

がっつり目の食事をして,「ニセコHANAZONOヒルクライム」(と同ルート)に挑む.

iPhone15 Pro

さて,この踏切を渡ると,正にレースの際に走った公園内コースに入る.位置取りに重要な場所.思い出すなぁ,あの時の緊張感.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

計測ポイントを越える.
さぁ,アタック!...なんてするわけがない.
このブルベ,まだ中盤なのである.

「疲れないヒルクライム」を意識しながら登る.

EMONDAな疲れないヒルクライム探求ライド

登攀中,ガチないで立ちのチャリダーと数台すれ違う.
おそらく明日のレースに出る方々だろう.
軽く会釈するが,中には「ブルベ,がんばってくださ~い!」との声も.
反射ベストでバレたか.

さて,そんな中,淡々と登るが...このコース,こんなに長くて斜度あったっけ?

確かに140km走ってきてからの登攀である.
あの日のように軽やかには登れない.

ちゃんとウォーミングアップしてからのサラ脚スタート,およびレース環境(アドレナリンドバドバ)の偉大さを痛感.

例のゲートを越えて残り5km.
後に知り合いになったTさんにチギられたのはこの辺だったなぁ...と思い出にひたっているうちにゴール.
タイムは...まぁいいや.

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【151.6km地点:通過チェック2 ニセコ町五色温泉インフォメーションセンター】

ここもクイズ.
登山客の足洗い場に関する問題だったが,後でゴール時に聞いたところ,正答率が(現在)5割程度とのこと.
まぁ,確かにややこしいわな(問題文をよく読めばわかる).
ちなみにKazchariは誤答.周辺写真を撮っていたのでセーフ.
やはりランドヌ札幌さんのチェックは油断できん.

iPhone15 Pro

「ニセコHANAZONOヒルクライム」終了後の下りコースに入る.
これまでにない良い天気.

ニセコ周辺だけのサイクリングであれば,ゆっくりと景色を楽しめるのだが,このブルベ,まだ半分を過ぎたばかりである.

iPhone15 Pro

これまでは左折して倶知安へ向かっていた交差点.
今日は右折して岩内方面へ向かう.
いわゆる「ニセコパノラマライン」に突入.要するに...またしても登り開始(もうどうなってもいいや).

景色は良いが,これだけヒルクライムが続くとさすがに辛い.
ゆっくり登っていると,後方から軽やかなハイケイデンスでガチ勢なロードバイクが迫って来た.
あっという間に抜かれる.
明日のレースの試走と見た.

NISEKO CLASSICのKOM看板発見!
もちろんストップ.

iPhone15 Pro

後でSTRAVAを確認すると,結構な数の参加者がここで写真を撮っていた.
そらそうだ.

ここからはお待ちかねの”コースター”タイム.
さすが格式あるレースに使われるだけあって,路面状況は良好である.

そこそこスピードが出てしまうが,スリップは元より動物に要注意.
出くわさなかったのは,運が良かっただけ.

久々の平坦.
追い風の中,下ハン握ってGoGo!

【182.3km地点:PC3 ローソン岩内大浜店】

iPhone15 Pro

もちろんPCには誰もいない.
岩内に来るのも久しぶり.
道の駅のオンラインスタンプを押すつもりが,道の駅がコースから割と離れているため断念した.

さて,これからいよいよ最後の戦い(登り)が始まる.
ブルベ名にもなっている「当丸峠」へと向かう.

持参したエナジーバーの他,ここのPCで買った「麦茶」「エナジージェル」「トロピカーナ」を注入.まだまだ日は高く,暑い.

iPhone15 Pro

積丹半島に突入.泊村にある『とまりん館』前にてストップ.

原子力PRセンター「とまりん館」

まだ再稼働してないんだっけ?
いつか時間があれば立ち寄りたい施設.
原発の是非に関係なく,知るべき情報はあろう.

iPhone15 Pro

海岸沿い.地味にアップダウンが続く.
ちょうど昨年の「NISEKO GRAVEL」のアフターライドとして積丹を走って以来である.

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

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立て看板が連続して並ぶ.
「駐車禁止」とあるが,要するに「密漁防止」のためだろう.

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神恵内村手前,2004年の台風18号で倒壊した橋(たぶん).
しかしまぁ,よく通したものだ.
確か1980年代後半に北海道ツーリングした時は,この辺りに道はなかった,つまり積丹半島一周はできなかったように記憶している.

iPhone15 Pro

もうじき当丸峠の入口のはず.
ボトルの麦茶は残り3/4.
どこかで補給しておくかと思ったが,商店も自販機も見当たらない.

村の入口のガソリンスタンドに赤い自販機を見かけたが,遠目に見て「coke-on」対応でなかったのでパス.
うーん,たぶん大丈夫.
ヒルクラそのものは15kmほどだし,今の麦茶の量でなんとかなるでしょう(ヤバかった).

で,いよいよ最後の大物峠登場.
最初は緩やかだったが,シェルターが出てくるとヤバい.
カーブを描きながら平気で8%,9%の表示が出てくる.

こちら側(神恵内)からの登りは初めてだが,どう考えてもあちら側(古平)から登る方が楽.
幸い交通量は極端に少ないので,変なプレッシャーを感じることなく,己のペースで淡々と進む.

やがて,前方いや前上方に高架橋が見えてきた.

「あそこまで登るのか...」

三国峠の高架が現れた時と同様の絶望感.
とは言え,目標(ゴール)が見えると脚が回る.
180°カーブで高架橋を上がっていく.

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さらに進むと,眼下にこれまで走って来た道が見える.
やっぱりチャリの走破性はすごい.
この距離と高さを人力で登ってこれるのだから.

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前回(反対側から)走った記憶があいまい.
どこからコースター開始だっけ?
シェルターをいくつも通ったが,一向に下りにならない.

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「とうまるシェルター」の表記があるシェルターを越えて,次へ.
ついに「古平町」「神恵内村」の境となるシェルターに到達.ここが頂点のハズ!

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本ブルベ,最後にして最大の”コースター”開始!
正真正銘,豪快なダウンヒル!

まぁ,とりあえず日が落ちる前に山越えできたことに感謝.
夜だと寂しいにもほどがある道.実際,チャリどころかクルマすら5台くらいしか見なかった.週末なのにな.

【236.8km地点:PC4 セイコーマート古平店】

iPhone15 Pro

巡回中のT夫さんのお出迎え.

「いやぁ,当丸峠,キツかったです.でもこれで山場は終わりですよね~」と喜びながらグチる.

T夫さん「何言ってるんですか,まだまだこれからですよ~安心したらダメですよ~」

えっ? どゆこと?

あわててサイコンの獲得標高を確認する.
最終的に獲得すると思われるのが「4,790m」前後.
それに対し,サイコンの表示は...まだ4,000mに達していなかった.

...な,なんだと?

(その4)へ続く.