Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

2025/7/21 Mon

ある日,森の中

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曇り.温度:26 ℃,湿度:81%,体感温度:26 ℃,風速:13.7 km/時,風向:SSW

『そらちグルメフォンド』というサイクルイベントがある.

Seicomart北海道そらちグルメフォンド

数ある道内チャリイベントの中でもかなりの人気.
なにせ日程がかぶってしまった『カミヒル』が,両方とも参加したい人の便宜をはかるため,開催日をずらすほど.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

『そらち』の人気の秘密はエイドで提供される食事が充実している点にあろう.正に”グルメ”の名にふさわしい.そして,ほぼ平坦コースなのも影響してるかも(卍峠があったりするけど)

Kazchariは2014年に開催された第一回大会以降,3,4回参加した.
ちなみにこのイベント,第一回の”ひどさ”が非常に有名である.

そらちグルメフォンド(1) きっかけと情報収集とツール・ド・キタヒロ

Kazchariは100kmコース組だったので,この記事にあるような目には合わなかったが,あちこちから運営側に苦情が殺到して翌年からは別会社が運営を担当することになった.

Kazchariは,そのコスパの良さからブルベ民に移行し,こうしたグルメフォンド系にはほとんど参加しなくなったが,数年前から追加された「グラベルコース」はいつも気になっていた.

https://gf-sorachi.net/course.php#target02より

そして今年,開催日の8/24には予定が入っていない.
それに美唄や三笠方面のグラベルは走ったことがない.
久々に参加の検討を始めた.

だがしかし.

いかんせん,エントリー代が高い.
今や¥9,800である.
93kmという長めのコースではあるがグラベル率は謎.
それに,速くても遅くても自分のペースで走れないのは辛い.
いくらグルメが充実しているとは言え,普通に各地の名産を購入し涼しい部屋で,ゆっくり食べた方が良い(目的は何?)
つーことでエントリーは躊躇していた.

...ちょ,待てよ.

そう言えばいつも砂川からやってくる刺客のJさん,この周辺のグラベルに詳しいはず.
もしイベント外でもコースが開放されているのなら,プライベートで走った方が満足度が高いかもしれん.
思い立ったが吉日.早速Jさんに連絡し,情報収集を開始した.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

そんなJさんから早々に返事.

「『そらち』のコースは普通に通行可です.ただしそこを走るだけではもったいないので,周辺のグラベルを組み合わせたルート組みますよ.で,いつ行きます?

と,いつの間にか一緒に走ることになった.正にツーカーだな(死語)

で,その日が今日である.
集合は9時に美唄の東明公園.奇しくも例の第一回『そらちグルメフォンド』のスタート地点である.

7時過ぎに家を出る.
本日のチャリはTopstone
タイヤはもちろんチューブレスの「Panaracer Gravel King X1」である.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

猛暑続きの北海道だが,本日は曇りでやや涼しい.
先に到着し,しばらくするとJさんがやってきた.
Topstoneを準備して出発.

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JさんはMTBレースにもよく参加されている.
走りながら,あの大惨敗を喫した『上砂川4耐』の思い出(反省点)を語りつつ,MTBで速く走るコツを色々と聞く.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

短いグラベルや舗装路をクリアすると,本格的な登りが始まる.
ここは『そらち』のコース外だそうな.

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10%近い激坂が連続する.
トレーニング開始.
一番軽いギアでくるくる回す.
やっぱグラベルのこの舗装路とは異なる感覚,いいねぇ.
それに『X1』がいい仕事をする.

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 2025年限定色 クランベリー/ハニーバター 700×40C

時速10km/h以下になるとアブ・ブヨに襲われることもあるが,この山は大丈夫なようだ.
代わりに巨大な蜘蛛の巣が多数...鳥でも狩るつもりか?

展望が開けてきた.
一度休憩.
気のせいか,いつものライドに比べるとJさんが遅れ気味.
調子が悪いのだろうか?

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いただき画像

サムネと同じ場所.
ご覧の通り絶景である.

この林道,作業車がよく通るのか,カーブを中心に一部舗装されている.

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貯めた位置エネルギーを使ってダウンヒル.
10%の表示板.
写真で伝えるのが難しいが,尾根~谷沿いを走る,この辺りの風景が実に素晴らしかった.
歴代グラベルライドシーンで10指に入ろう.
ただし...いつヒグマが現れてもおかしくない雰囲気が漂う.

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舗装された激坂を登り切った先にゲートあり.
この辺りは『NISEKO GRAVEL』のコースっぽい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Jさん,満を持して今年は「EX-LONG」に申し込んだそうな.
新コースらしい(詳細未発表).
一方のKazchariは仕事で不参加...ぐぬぬ.

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ダウンヒル開始.
道の状態も良いし,ヒャッハーである.
油断するとチャリの天敵,”縦溝”があったりしてヒヤッとする.
動体視力の衰えをなめたらあかん.

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テクニックもさることながらJさんは下りが超絶速い.
無理して追いかけると悲劇の予感しかしないので慎重に下る.
「落車ダメ!絶対!」キャンペーンは継続中.
登りで追いつけばよいのだ.

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快調に飛ばしているとピンクの目印.
見事に路肩が崩れていた.
この道,そのうち通行止めになるかも.
もちろん『そらち』のコース外である.

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いただき画像   場所がわからん

水源地,すなわち貯水池あり.
農業用か.
今は使われていない感.
少子高齢化に伴い,ますます第一次産業従事者が減りつつある.
コメが高いのは誰のせいだ?

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一旦舗装路に出る.
立派な火葬場施設があった.
建物へのアプローチにモノリス的なオブジェが多数並ぶ.
何かの宗教施設っぽい.そうか,葬儀は宗教的儀式の極みか.

Kazchari家の墓は大阪にある.
だが,将来大阪に戻る気はさらさらない.
墓仕舞い要? うわ,また終活案件増えた.

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旧炭鉱街を抜けて道道へ.
補給のためにコンビニへ.
このセブンは先日のブルベでも寄ったな.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

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「おにぎり」「グミ」そして「梅ソーダ」を購入.
涼しめの気温のせいか,ボトルの麦茶はあまり減っていない.
1時間で1本(700cc)程度を消費する方のがベストと聞く.
そんなに飲めんなぁ...

一方でJさんはかなりの摂取量.
体格差のせいかと思っていたが,今思うに,この頃から症状が出ていたかも.

しばらく進み,幹線道路を抜けると新たなグラベルの入口へ.
ここは『そらち』本コースとのこと.

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さっき走った”コース外コース”に比べるとイージーな路面.
やはり『NISEKO GRAVEL』のようなエグさがなくて物足りない(変態だ)

後でこの写真を見て気づいたのだが...ハンドルに付けていたあるモノがない.

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ラ,ライトがねぇ! 手前のグラベル・ダウンヒルで落としたか.

OLIGHT Baton 4

わりと高級な一品だが,さすがに探しに戻る気力はない.
見つかる保証もないし.
何か以前同じ経験をした記憶が...

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

カミサマのお導きがあれば,いつか再会できるだろう(電波?)

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グラベルを抜ける.
このまましばらく舗装路を移動.

もう明らかにJさん体調悪そう.
道路わきに「ソフトクリーム」ののぼりを発見.
少し登った先にカフェ的な販売店があるようだ.行ってみる.

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隣にワイン畑.
ここはこの「レンベルガー」という名称のぶどう味ですな.
美味し.

だがしかし.さすがの暑さ.
みるみるうちに溶けていく.
カップのKazchariはまだマシ.
コーンのJさんが食べるのにむっちゃ苦労してた.

ちなみにサングラスはここ数年愛用している「ALTALIST」

[ALTALIST] アルタリスト KAKU SP1(カク エスピー ワン) 偏光レンズ

調光レンズには寿命があるらしいが,まだ性能は落ちない.
某高級グラサンと比べても遜色ない.

帰宅後は超音波洗浄機でお手入れ.

サンワダイレクト 超音波洗浄機 分離式 <給水簡単>750ml タイマー機能 プラモデル 腕時計 メガネ 入れ歯 アクセサリー 洗浄 200-CD037

特にグラベル走行後は必須.

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距離的には当初の予定の約半分.
本来であれば月形町側のグラベルも周るつもりだったが,Jさんの体調を考慮し,ここから最短距離でデポ地の公園に戻ることを提案.
これ以上,無理をしていただくわけにはいかん.

で,向かったのが道の駅「三笠」.
ここのセブンで冷たい炭酸を購入.エネルギー注入である.

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最短距離=舗装路とは限らないようで,道の駅の後も少しグラベルを走る.
突如お辞儀したサドルの緩みを直すJさん

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本日前半は森林グラベル.
後半はこのような平坦な農道グラベル.
公式ルートも同じような感じだとか.

それにしても,ああ,我がライトはいずこに...(ちょうどこの頃気づいた)

iPhone15 Pro ライトがない...

デポ地に戻る本日最後のグラベル(往路も通った).
木々に囲まれたコリドー的な情景.

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つーことで無事にデポ地へ.
なぜか駐車場は水浸し.
結構な量の雨が降ったようだ.
運が良かった.自称”晴れ男”の面目躍如である.

ではJさん,本日はありがとうございました.
残してしまった分は秋,紅葉時期の楽しみにとっておきましょう! お大事に.

...後で聞くと,体重減少,微熱ありでやはり熱中症だった模様.この時期の無理なライドはキケンである.

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よく考えれば昼飯抜きだった.
一番近いコンビニを検索.セイコマに向かう.
到着した途端,大雨.
ホンマ,走り終えた後で良かった.

腹が満たされた後は”サ活”
向かうは久々に『ピパの湯ゆ~りん館』

ピパの湯 ゆ~りん館

前回来たのは...この時か.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

さてサウナである.
それほど熱くないハズなのに,10分も滞在していられない.
ここに限らず最近はサ室7分が限界.
うーん,何かがおかしい.
まぁ,高齢者のサ活は賛否両論あり.
無理はしない方がいい.

それにしても,さすが夏休み.
館内には旅行者が多く,様々な方言が飛び交っていた.

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つーことで5時過ぎ,自宅へ向けて出発.
充実した休日グラベルライドだった.

BROMPTONなBROMPTONと天人峡ライド

2025/7/20 Sun

TはチタンのT

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曇り.温度:25 ℃,湿度:82%,体感温度:24 ℃,風速:11.6 km/時,風向:SSW

名古屋からBROMPTON,しかもT-Lineを持って友人のO田さんが来道.
O田さんとは不思議なご縁がある.

きっかけはKazchariが某オクにサドルを出品したのが始まりだった.
現在の匿名配送と異なり,落札後は互いに住所や電話番号を開示してのやり取り.今では考えられない平和な時代だ.

で,その連絡をきっかけに,ほぼ毎年来られている北海道旅行の際には,Kazchariと近辺のライドを楽しむ仲となった.

逆にKazchariが名古屋に行くことはなかったが,我が『BROMPTON Paris Edition』の購入時には,その引き取りをお願いした.感謝しかない.

『BROMPTON Paris Edition P-Line』がやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

まぁ,この時のショップ訪問でBROに試乗したのが運の尽き.
ご自分でもT-Lineを購入されることになるのだが...BROの感染力,恐るべし!

で,今年もKazchariが休みとなる週末に合わせて,美瑛ー旭川方面に来られたものの,一緒にライドを予定していた19日(土)は見事に大雨.
仕方なくクルマにて美瑛の丘巡りとなった.
チャリダーのルイーダ酒場こと『Yamaichi』さんに寄ったりと,これはこれで悪くないのだがやはり物足りない.

明けて20日(日).
天気予報が好転し,午後からは晴れる公算大.
9時過ぎに滞在されているホテルに迎えに行き,ライドを楽しむことになった.

ハスラーの後部座席にBROを2台積む.
もちろん余裕.折りたたまれたBROの占有面積の小ささは異常.
これ縦積みなら4台は余裕だろう.

で,東川の「湧水公園」までワープ.
デポ地とする.

本日の行き先として「旭岳」をオススメするも丁寧にお断りされた.
そらそうだ.
BROでのヒルクラを好むのは一部の変〇だけである.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

騙して連れて行くと,その後の関係に支障をきたしそうなので(いわゆるゆるポタ詐欺),ほぼ平坦の天人峡へ向かうことにした.
BROをセットアップ&トイレして,さぁ出発である.

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午前中の雨で路面は濡れている.
しかあし,BROには優秀なフェンダーが付いている!
ロードみたいにケツや足先がびちゃびちゃにならないぜ!...と思っていた時期がKazchariにもありました.
ライダー自身は大丈夫でも,後を走る人へのシャワーは割とスゴかったりする.
こういうのは経験して初めてわかるな.

で,最初に向かうは忠別ダム
ターコイズ色の橋を越えたら,さぁ,ヒルクラだ.アタックだ.踏むぜ!
...タイムはアレだが,見た目と違ってやっぱりBROは登る.

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どんより曇ってイマイチな景色.
ここまでは以前,O田さんも来られている.

今日はここからさらに山奥へ.
キケンが危ないエリアである.

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この看板があるのは...そういうことである.
未だに見たことないけど.

クルマの通行もほとんどないため,O田さんの提案で互いのBROを交換することにした.
BROのスゴイところはまずここ.
どれだけ身長・体格差があっても,サドル高の調整だけで老若男女誰もがフィットする.

で,BROの中でもセレブ御用達スーパーマシン,T-Lineに乗せてもらう.
Kazchariは以前,旭川,いや”北海道BROマイスター”ことO西さん「T」にも乗ったことはある.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

この時は店の前を少しだけ,それにO西さん仕様ということで”バッグ類てんこ盛り”だったため「T」の性能,特に軽さを体験することが難しかった.
しかし今日は最小限の荷物,かつ道も1~2%の緩斜面.
「T」の性能,それに「P」との違いを実感するのに最適な状況である.

早速またがる.
もう漕ぎ出しからして軽い.
何より違いを感じたのが意外にもハンドル幅.
同じMハンドルだが,こちらの「T」に付いている方がやや広めでしっくりくる.クロスバイク同等のポジション.
これなら先日の200kmブルベで悩まされた肩甲骨周囲の痛みは緩和されるかも.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ただしO田さん「T」は残念ながら旅仕様ということでフラぺ.
KazchariはSPDシューズだったため滑って仕方がなかった.そこだけが残念.

一方,O田さんに言わせるとクロモリフレームの「P」の方が,剛性感があって乗り心地が良いとのこと.
まぁ,要するにBROMPTONはどれも優秀,ということでしょう.

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天人峡へ続く長いトンネルの前で再びバイクチェンジ.
ライトを点灯させてさらに進む.

トンネルを抜けると,かの層雲峡的な柱状節理が見えて来た.
この時期(真夏)より,秋や厳冬期の方が映えるねぇ.

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もう一つ,短めのトンネルを越えるとゴールの足湯が待っている.

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シューズとソックスを脱いで足を湯につけ,しばしまったり...と言いたいところだが,おっさん2人の匂いにつられてか,アブやらブヨやらがひっきりなしに飛んでくる.
あかんあかん.退散.
あいつらは服の上からでも噛んでくる.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

さて,このまま帰るのももったいないので,車両通行止めギリギリまでBROを押して上がってみる.

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かつては向こうの土手に温泉ホテルが建っていた.
台風による通行止め=客の孤立事件をきっかけに,このエリアは一気に寂れていった.

ホテル廃業後も建物は放置されて荒れ放題.心霊スポットと化していた.
昨年,ようやく行政が動いて解体.
公園や駐車場を整備し,この辺りを「羽衣の滝」見学の拠点にするつもりとか.

現在でも,車両は通れないが人は左の橋を渡り,徒歩で600m先の滝まで行けるらしい.

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往路を戻る.
ここは基本的に追い風.
緩斜面を豪快にダウンヒル.

BROでもAve.30km/hを軽くオーバー.
小径車ゆえに不安定...と考える人もいるかもしれんが,そんなことはない.
抜群の直進安定性である.

ボトルの水が心もとなくなってきたので,いつもの水汲み場である「大雪旭岳源水公園」へ.

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お次は「親水広場」.
湖面に下りる謎のスロープ.
やたら立派.
車椅子用なのだろうか? 需要があるとは思えない.
水辺に降りたところで,砂の上を走らせることは不可能やし.

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4月中旬頃には渇水により湖底の一部が露出する.
その異世界感あふれる風景の中をファットで走ると楽しい.

旭岳クライムから忠別湖底ライド

元の道に戻る.
しばらく走ると”みんな大好き”チョボチナイゲートが見える.

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もちろんゲートは閉じられたまま.
地下水の流動が落ち着くのが10月頃.ゆえに毎年のオープンもその時期なのだが,そろそろ他のシーズンも走りたいものである.
狭小グネグネ激坂のこちら側からはともかく,「21世紀の森」側からなら凌雲橋まで問題なく行けそうな気もするのだが...

ここでもアブの大群に襲われそそくさと撤退.

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往路と異なり晴れ間が出て来た.
もう一度ダム上へ向かう.

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先ほどよりは青空がくっきり.
せっかくなので,スタンドを使わずあえて”おすわり”スタイルで並べる.
BROの正式な停め方だが,うん,確かに面倒だ.

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O田さんが湖面を覗く.
ダムの放流が始まっているそうな.

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おお,確かにスゴイ迫力だ.
ここには何度も来ているが初めて見る.
下流の方に釣り人が立っていてびっくり.

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最後に「忠別湖」看板の前にて記念撮影.
やはり,こうしたゆるポタがBROには似合う(そうか).

ダウンヒル後,デポ地に戻る.
そそくさとたたんでハスラーに積み込む.ホンマEz.

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IKEAのDIMPAがあれば汚れても安心.いわゆるシンデレラフィット.

IKEA(イケア) DIMPA 90187753 収納バッグ, 透明

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O田さん,さすがにこれ1枚で飛行機輪行というわけにはいかず,専用の段ボールケースに収納して運んできたそうな.

さて,時刻は14時.
さすがに腹が減った.
だが,近くのカフェはことごとくランチタイム終了.

一旦Kazchari家まで戻り,シャワーを浴びて出直すことにした.
O田さん,特に北海道グルメには興味がないそうで,冗談で「『かつや』でどうですか?」と提案したら「いいですね」と即答.

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やはりコスパ最高.
一応たんばく質だが,同時に塩分・脂分もこってりだ.

「でも,こういうのが食べられなくなったら,老いたな,という気がしますね~」と二人して同意.O田さんとKazchariは健康が気になる同年代なのだ.

つーことで,バスで札幌まで向かうというO田さんを駅まで送る.
また,来年お会いしましょう.

にしても,やはり「T」の走りはインパクトがあった.
とは言え,欲しいかと問われれば微妙.

走りを求めるなら軽量&20インチ,それにドロハンSHIMANOコンポがいい.

CARACLE-COZ

とか,やっぱ...

Tyrell-FCX

やな.
おや? 今のうちのBROと値段があまり変わらん.
ダメです.もう(チャリを)増やしません宣言.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー2025(その2)

2025/7/6 Sun

ニュータイプの勘?

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曇り.温度:29 ℃,湿度:64%,体感温度:28 ℃,風速:11.5 km/時,風向:SSW

その1はこちら ⇒ 丘のまち びえいサイクルスタンプラリー2025(その1)

スタンプは残り6ヶ所.
昨日に続きガンガンの晴れ予報.

涼しい午前中に周るつもりが,ツール第1ステージが予想外に面白く,夜更かししたせいでまたまた出遅れ.

外はすでに灼熱地獄と化していた.
昨日よりはマシか.
幸い,脚に痛みや疲れはない.

今日のジャージは『北海道1200km納沙布岬記念ジャージ』
ちょうど届いたばかり.本番前に試着.

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ジャパングランドネ2025 北海道1200km納沙布岬 記念ジャージ

夏らしい色合いで良いのでは?
正直,生地やサイズ感は好みではないが,それは知ってて購入.
まぁ記念品ですな.

では,スタンプラリー二日目,行ってみよー!

PC35【朗根内郵便局】(10:41)

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忠別川サイクリングロードを走って志比内の丘越え.
いわゆるはぐれPC.近くに別のPCがないので,残すとやっかいな場所.
隣に自販機があるので水分補給可.ただしゴミ箱はない.

PC36【聖台ダム公園】(11:16)

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普段から休憩場所としてよく利用している桜の名所.
ここの水道は飲用禁止らしいので,洗顔と袖濡らしにとどめる.
なぜかこの場所だとGPSチェックインできず,しばらくウロウロして何度もトライ.

道路反対側のダムまで行ってもダメ.
もう一度マップを見ると,なんと水場そばのサークルみたいな場所がポイントだった.わからんわー.

さて,ここからが結構大変.
一山を越えて置杵牛へ.
何度か走ったことはあるが,ここがまた非常に寂しい道.
しかも登り.
いつクマが出ても不思議ではない雰囲気.
実際,本日も誰とも会わなかった.

で,明確な目印がないまま到着したのが...

PC37【置杵牛藤井】(11:53)

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この付近は「びえいセンチュリーライド」のコースにもなっている.
畑の真ん中を通る道が見える.
今日はともかく,今度走ってみよう.

さて,ここから元の道を戻って次のPCへ...いや,ちょっ,待てよ.
去年の記憶をたどると,まだこの先にPCがあった気がする.
しかし,アプリを確認しても表示されていない.

ピキーン!とニュータイプの勘が働き,一旦公式サイトにアクセス.
そこから,このイベントに参加するボタンを押すと...アプリがリロードされ,なんと,隠れていた隣のエリアのPCが表示されたじゃぁあーりませんか!

そう,以前からディスっているが,このスタンプラリー汎用アプリ,はっきり言って〇〇.

PCも常に全てが表示されているわけではなく,勝手にエリアごとに分割.
隣のエリアのPCを確認するには公式サイトからのリロードが必要だったりする.
また,PCクリア後は一番近いPCを教えてくれるのだが,ここで「マップで確認」ボタンを押すと,そのPCだけが表示され他が消えてしまう.
そしてそのマップから移動もできなくなってしまう(バグ?).

昨年ver.も同じ仕様だった気がする.
相変わらず使い勝手が非常に悪い.
Kazchariはこのスタンプラリー経験者なので「何かおかしい」と勘が働いたが,初見さんなら近くのPCに気づかず,無駄足を使わされまくるのでは?

てなわけで,一瞬アプリに騙されそうになったが,正しいルートに進み,急坂ダウンヒルへ(次は登ってみる?).

PC38【美瑛町置杵牛農産物加工交流施設】(12:09)

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このスタンプラリーで最東端?
いかにもな旧小学校跡を利用した施設に着.
ボトルの麦茶がだいぶ減っていたので,建物周辺に水道を探すが...見事に閉栓.

諦めて次のPCへ向かう.
下り坂+追い風で40km/h以上のAve
エアロなロードが一番真価を発揮する瞬間である.
あっという間に平坦を終え,登りへ.

PC39【新区画運動公園】(12:32)

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キャンプ場ではないがキャンプ場っぽい公園.
よくおぢさん達が昼から宴会している(今日は誰もいない).
トイレおよび水場もあるが...飲用禁止.

まぁ,町はすぐそこ.大丈夫.
そして,いよいよラスト,40番目のPCが...

PC40【明治第一】(12:42)

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ボードがないと絶対にわからんポイント.

...うむ.まぁ,ともかく終わった(ドバ総司令風に)
これにて全40カ所クリアである.感無量.

時間は13時前である.腹が減った.
ここは近くのセイコマまで移動して祝杯だな(飲みません).

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「梅ソーダ」「麦茶」「チキン南蛮弁当」という由緒正しいセイコマセット.
雲多めで昨日より暑さはかなりマシ.

昼食後は最短距離で家に帰るだけ.
いつもの古(いにしえ)の倉庫(昭和7年築らしい)の別の壁面で撮影.

iPhone15 Pro

自宅にてサイコンのデータを確認.
今回は2日に分けたが,もし1日で周るとしたら距離と獲得標高はどのくらいだろう?

自宅から美瑛までの往復距離を除くと概算で「約250km,獲得標高3000m」といったところか.
ブルベだとまぁまぁの山岳コースだな.
GPSチェックや写真撮影で頻繁に止まるのでタイムオーバーしそうだが.

今回は8時スタートだったが,余裕をもって5時出発すればワンディ・コンプ可能か.来年はマジで挑戦!(ホンマにぃ?)

アプリを確認すると,今年の全クリはKazchariが一番乗り!(なぜか2024年分に累積されて表示)

つーことで今年も早速,特産品の抽選に応募.

Kazchariは昨年の当選者だが,今回も抽選に参加させてくれるのだろうか?

Screenshot

参考までに,昨年から変更されたPCは以下の通り.

俵真布行政区会館
旧宇幕別小学校
協英会館
留辺蘂栄進
五稜第五

このメンツ! こいつらチェックしたら,もっと距離と時間がかかってたな.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー2025(その1)

2025/7/5 Sat

暑熱順化

iPhone15 Pro

曇り.温度:25 ℃,湿度:75%,体感温度:26 ℃,風速:3.8 km/時,風向:SW

かつてはこんな言葉はなかった.
調べてみると2000年頃から言われるようになったらしい.
「日射病」が「熱中症」という言葉に変わったのと同時期.

大阪在住だった子供の頃の記憶をたどっても,ここまで夏が暑かった印象はない.
ちなみにKazchariは校庭に旗が立って外出が禁止になった「光化学スモッグ世代」である.

さて,本日も旭川は30℃越えが予測されている.
家でエアコンをかけて,じっとしているのが“正義”なのだろうが,そんなのは無視.

本日は7/1よりスタートした『丘のまち びえいサイクルスタンプラリー(2025)』に挑戦である.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー

簡単に言えば,美瑛町内の名所(とは限らない)を40ヵ所まわってポイントをゲット.総獲得ポイント数によって各プレゼントに応募できるというイベントである.参加は無料.GPS付きスマホ必携である.

新コロ時に中止となった「びえいセンチュリーライド」の代用として実施された後,レギュラー化した.
Kazchariは4回目の参加となる.
昨年分の記事はこちら.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

この時は3回(3日)に分けて全CP(チェックポイント)をクリア.
¥5,000相当の美瑛特産品に無事当選した.

iPhone15 Pro 2024年11月撮影

もちろん今年もコンプリを狙うわけだが,トレーニングを兼ねてもう少し早く,できれば1日で回れないかと妄想.
さらには,この猛暑の中を走ることで,来月の一大イベントへのトレーニングになるかとも考えた.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

つーことで,いつも通り6時に起きて朝食.
ここ数年,朝はこのメニューで固定.

iPhone15 Pro

8時過ぎに出発.
今思えば,この時間からして既に遅かったわけだが.

10kmほど走って PC1【美瑛町地域人材育成研修交流センター】(8:41)に着いた(PC№はクリア順).

iPhone15 Pro

小学校跡地.
作業中の方から「建物内にご用ですか?」と尋ねられる.
「いえ,スタンプラリー中でして」と答えると怪訝な顔.どうやら住民にはあまり浸透していないようだ(そらそうだ).

と,ここで違和感.
昨年と何かが違う...そう,CP名を記したボードがどこにもないのだ.
完全にGPS頼りとなるが,ボードから直径(半径?)100m内という条件を判断するのが難しくなった.
地元民かつリピーターのKazchariはまだいい.
この先,目印となる建物がなく,本当に道路の真ん中がPCというパターンもある.初見さんは大変では?

少し戻って次のPCへ.

PC2【セブンスターの木】(8:56)

iPhone15 Pro

シラカバ並木がなくなっても,相変わらずの人出.
大型観光バス多し.警備員もいる.

変わる風景

PC3【東海商店】(9:09)

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ドゥンハイ商店...ではない.
この辺りでは唯一の自販機補給可能地点.
しかもゴミ箱まで設置.
”公衆トイレ”と間違う人がいるそうで,一時「違います」という張り紙がしてあった.

PC4【マイルドセブンの丘付近牧草地】(9:25)

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えーい,だからこの”付近”はやめい!
何度止まって確認したことか.
昨年,ボードが設置してあったところからだいぶ離れている.

PC5【北西の丘展望公園】(9:38)

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こうした趣味の悪い石碑もたいがいだが,公的にしろ私的にしろ,個人名を彫るのはどうかと思う(※個人の感想です)

PC6【ケンとメリーの木】(9:44)

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ここからではわからんが,木の付近は観光客だらけ(オマエモナー)
目の前でレンタル電動チャリの落車を見た.
スマホと地図を持ちながらの運転は危ないで.

PC7【道の駅美瑛「丘のくら」】(9:52)

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暑づい~
ここから美瑛の町中へ.
まずは「道の駅」.中には入らないけど.

ここで暑さ対策の話.
色々参考にさせていただいている『ブルベ人』さんの記事から.

ロードバイクの暑さ・熱中症対策11選【ブルベ/ロングライド】

ご推薦の速乾性インナーシャツは実に良い.
台湾一周時も使った手だが,水道を見つけたら両方の前腕にぶっかけて走りながら気化冷却.もちろん日焼け=疲労対策にも効果的.

アンダーアーマー ヒートギア コンプレッション ロングスリーブ クルー

『美瑛の丘300』での脚ツリ頻発経験以来,ボトルには麦茶を入れるようになった.消費すれば途中の公園で水を足して満タンをキープ.薄くなるけど真水よりマシだろう.

PC8【丘のまち郷土学館 美宙】(9:57)

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名称からすると天文台?
でも郷土資料館?
ピチピチ姿だと入りづらい.

PC9【美瑛町スポーツセンター】(10:04)

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いつものデポ地.
向かいには室内プールもある.利用したことはない.

PC10【憩が丘】(10:14)

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昨年から様子が変化.
土手のようなものが削られて,農作業機が出入り可能になっていた.
しかも「みどりの丘」という謎標識が設置.

PC11【四季の橋】(10:21)

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「美瑛白金自転車道」のスタート地点である.

ここで町の中心に近いPCはだいたいクリア.
時刻はまだ10時台前半と,昼食には早い中途半端な時間.
とは言え,このまま郊外に出てしまうと補給箇所がない.
望岳台を登るエレルギーを補給するためにセブンイレブンに寄る.

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おにぎり,フルーツジュース,バナナを購入.完全ブルベ風味.
日差しを避ける場所がほとんどない.

PC12【美沢10線堤防】(10:55)

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このPCこそ何の変哲もない場所にある.
昨年は見事に通り過ぎてしまい,数km引き返した記憶が.
さらに今年はボードもないので難易度アップ(たぶん).

PC13【日の出橋】(11:09)

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この橋を渡ると”例の道”に続く.
まぁ,最近は公然の秘密になりつつあるようだが.
通行禁止にならんかったらいいけど.

PC14【美沢19線】(11:26)

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自転車道を外れ,幹線道路と並走する道へ.
いやいや,ここもGPSを拾うのに苦労した.
昨年と違う場所になっている.このホテルの看板が目印.

PC15【道の駅びえい 白金「ビルケ」】(11:46)

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ラックにチャリをかけて写真撮影中.
バイクパッキングのチャリカップルがやってきた.
顔つきや言語からしておそらく台湾からの旅人.
いつもなら「今日の暑さはどないでっか?」と話しかけるところだが,時間がないのです.

PC16【青い池】(11:57)

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『美瑛の丘300』以来の青い池.
あの時は脚ツリが辛かった...

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

それにしてもすんごい人出である.

一説によると池の”青”,以前のような鮮やかさ(?)が減退しているそうな.
言われてみればそんな気がしないでもない.
特に池から流れて来る川の色も,昔はもっと青かったような...(写真補正マジック?)

さて,お次はいよいよ本日の大ボス,望岳台クライムである.

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PC17【十勝岳望岳台防災シェルター】(12:36)

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例によって習得した引き足クライムで颯爽と登る...わけでにはいかず,やっぱしんどいわ.いつも思うがこのPC,ママチャリ,クロスバイク勢は大丈夫なのか?
途中で山積みバックパッキングの外人さんをパス.

山の写真を撮った後,CPの防災センターでGPSチェックインし,ろくろく休憩もせず下山.暑さのせいでジレいらず.

下りたら右折.
やたらにダラダラ登ってダウンヒル.

PC18【美瑛町営白金牧場牧草地】(13:03)

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ここも何の目印もないぞ.要注意.
道端に外国の人(南アジア系)が座ってたので手を振って挨拶.
いわゆる技能実習生っぽい.
日本のこの暑さの感想が聞きたいものだ.

ちなみにKazchariが体験した地球上で一番暑かった場所はメキシコ内陸のチアパス州である.40℃を軽く越えてたはず.

長い長いダウンヒルを終えてたどり着いたのが次のPC.

PC19【十勝岳火山砂防情報センター】(13:13)

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去年はここで自販機がなく嘆いていたところ,管理人さんにジュースをもらった.
今日は入口にある水道をお借りして,ボトルに補給.
プラス,顔を洗って前腕を濡らす.

先ほどの坂を登り返す気力はないので,これまた昨年同様に噴火時用防災シェルターを,EMONDAをかついで歩く.
SPD-SLは失敗だったか...

iPhone15 Pro

すべってコケないようにゆっくりと降りる.
その先には...

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白ひげの滝.
ここもすんごい人出.
もちろんインバウンドのみなさんである.

PC20【常盤会館】(13:54)

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おそらく,このスタンプラリーで最も地味なPC.
いわゆる地域の集会所だと思われるが,この建物のどこにも「常盤会館」の文字はない.確か去年も通り過ぎてしまったような記憶が...

PC21【美馬牛の森公園】(14:11)

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インスタ映えで有名な美馬牛小学校の”前”にある公園.
さすがに腹が減ってきた.
確か駅まで行くと食堂があったはず...

PC22【JR美馬牛駅】(14:16)

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まずは美馬牛駅でスタンプ.
以前利用した食堂(佐藤商店)はなんと休業日.
周辺にコンビニをはじめ,補給ポイントは皆無.

つ,詰んだ...ここで補給しなければ,この先のPCには行けない.
「1日で周りきる作戦」は頓挫か.素直に美瑛まで戻るか...いや,まだだ,まだ終わらんよ.

最後の手段,自販機がある.
チャリダー的に神の飲料,赤コーラを注入.
カラダ中にエネルギーが満ちる!

よし,進め!

PC23【美瑛町西美の杜】(14:42)

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国道を渡って西側エリアへ.
ここをクリアしてから美瑛に戻ってやる.
いつも「BANKSY」展を売りにしているけど,どんな風に展示してるんやろ?
壁を破壊して持ってきたとか? まさかの写真だったりして.

PC24【留辺蘂栄進】(14:50)

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去年はなかった新PC.
もうびっくりするほど何の目印もない.ただの曲がり角.
なんでここ?

PC25【留辺蘂第3】(14:59)

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名称は変わらないが場所が違う.
これまた特徴のない場所.到達難易度高杉.

PC26【留辺蘂第四】(15:11)

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近道を探して昨年とは逆方向で丘を登る.
油断するとグラベルになってしまうのが美瑛の田舎道だが,今のところ舗装路でつなげている.
かなり標高が高い場所にあるため景色が良いPCである.

PC27【留辺蘂共和会館】(15:21)

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これにて西側エリア制覇!
赤コーラ(のカロリー)がKazchariを救った.
一旦町に戻ってちゃんと補給しなければ.

国道沿いのローソンにピットイン.
「明太子スパゲティ」「飲むヨーグルト」「麦茶」を購入.

まだまだ暑い.
太陽はほぼ真上に君臨しておる.
店の裏にまわって倉庫のそばに日陰を発見.
そこに座り込んでスパゲティを食う.

まだ戦うか? 戦えるか?(徐々に弱気になっている)

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PC28【三愛の丘展望公園】(16:20)

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特に念密なルート検討もなく「三愛の丘」に向かったが,冷静に考えると「新栄の丘」を先にした方が良かったかも...

丘を下ってたどりついたのが「会館」系の,

PC29【福富行政区会館】(16:36)

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スタンプラリーとしては,もう少し目立つモニュメントの方が良いかと思うが...そうか,トイレ問題か.
会館にはトイレが併設されていることが多い.

PC30【拓真館】(16:48)

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ここにも水道あり.
ボトルに補水と洗顔,それに袖濡らしのルーティン実行.

PC31【水沢春日台】(17:09)

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なんてこたない路上PC.
ここも見逃しがちな場所である.
麦畑が美しい.夕陽を狙って写真家のみなさん多数.
この後,その畑を割って走る道のダウンヒルが快感である.

次は...あぁ,千代田ファームか.

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着いた着いた.
さぁ,GPSでチェックイン...あれ? むっちゃPCから離れとる! なんで?
もう一度PCを確認.
名称がやたらに長い...なんと,牧場ではなく”牧草地”の方だったぁ!

PC32【ファームズ千代田牧草地(近隣にレストラン,売店あり)】(17:09)

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確かに去年もここだった.
少し登り返す.よく考えれば間違えないはず.
家を出て9時間あまり.そろそろ疲れて集中力を欠いてきたか.

PC33【水沢行政区会館】(17:38)

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会館シリーズ.
おっちゃんがタバコを曇らせながら座っていた.
スマホでGPSを確認していると,おっちゃんが「何か探しているのかい?」と話しかけてきた.
「いえ,スタンプラリー中でして」と答えると怪訝な顔.どうやら住民にはあまり浸透していないようだ(デジャブ).

PC34【新栄の丘】(18:05)

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御覧の通り,すっかり夕焼け.
残り6つのPCは東エリアにあり,しかも広範囲に散らばっている.

体力的にはまだ大丈夫だが,これから向かうとなると,否応なく夜間走行.
リアライト,スマホともバッテリーがやばくなってきた.

つーことで...リスク回避.
本日のラリーはここで終了とする.
出発時間の8時が遅すぎたな.
まぁ,遊びなので無理することもなかろう.無事に帰ってナンボである.

Screenshot

2日目に続く ⇒ 丘のまち びえいサイクルスタンプラリー2025(その2)

EMONDAな大雪森のガーデンライド

2025/6/28 Sat

たぶん9日天下

iPhone15 Pro

晴れ.温度:22 ℃,湿度:69%,体感温度:24 ℃,風速:6.8 km/時,風向:NW

来週の7/6は「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」
なので,その試走...と言いたいところだが,実は色々あってエントリーしてなかったりする.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

「今日あたり現地に行けば試走の人,つまり知り合いがいるかなぁ」と思い「旭ヶ丘」を登ってみることにした.
もちろんチャリはEMONDA

先々週のエグいブルベで使用した「Bontrager Aeolus RSL37」から常用の「Drive Elite Helix 57C」にホイールチェンジ.

EMONDAなBRM614もっと当丸コースター300(その1)

ウネウネな見た目も超かっこいいが,この爆音ラチェット音もいい!
うるさすぎて,通行人の視線が冷たいぞ(アカンやん)

家から最短距離で忠別川サイクリングロードにのる.
駅を越えるまでは低速で.休日は人が多いのだ.

iPhone15 Pro 向こうに見えるは結婚式場

そして旭川層雲峡自転車道入口に到着.
ここもほぼ定点観測地点.

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前回来た時は路面に枝や枯葉,泥,残雪が多く,ロードバイクで走るのは少々ためらわれる道だったが,今日はどうだ?

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...いや,誰かが清掃した痕跡なし.
この写真の場所はまだマシな方.
雪解け直後はともかく,6月も終わりのこの時期は例年だときれいに整備されていたものだが.

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ボランティアのみなさんの協力(?)が得られなかったのか,はたまた市の予算が下りなかったのか.
いずれにせよ,この自転車道は現状,初見殺しなのは間違いない.
枝や泥によるスリップはもとより,舗装路の下をはった根がバンプを作っている.知らずに飛ばしていたら,文字通り吹っ飛ぶ(経験あり)

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...という事情もあり,いくら人の姿は皆無とは言え,スピードは抑え気味.
のんびりと途中の休憩地点(公衆トイレ)までライド.
毎シーズン変化する花壇が楽しい.

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少し進んで,これまた定点観測地点.要はお気に入りの構図.
ただ...こうして林の中で停車すると蟲どもに襲われる.

一応,むき出しの脚や腕,首筋にはこいつを塗布してきた.

ペパーミント商会 【食品添加物・日本製】天然ハッカ油スプレー20ml

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たかられはするものの,刺された気配はない.
効果はバツグンだ.

一方で,たまにニュースになるこいつ.

2025年新型「市販最大 オニヤンマ16センチ」虫除けとんぼ

個人的には効果なしと判定(お試し済み)

で,反対側にはこの看板である.

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そう言えば,少し前にここいらでの目撃情報がSNSで回ってきてたなぁ(今思いだした).
北海道に引っ越してきて20年以上になる.
結構,林道の類を走ってきたが,未だに接触経験はない.会いたくもないけど.
昨年のクマ講習が懐かしい.

ファットな占冠村ヒグマライド2024

今日はスプレーはおろか,熊ベルさえ持参していない.
そんな装備で大丈夫か?
なあに,この爆音ラチェットさえあれば向こうが逃げていくさ(アカンやろ)

てなわけで”DangerZone”を通過.
自転車道終点のパークゴルフ場を経て国道へ.
上川町を目指す.

補給も休憩もせずにそのまま「ヒルクライムアタック」のスタート地点へ.
家からここまでで既に70km近く走行.
ウォーミングアップとしては十分だ.

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まぁ「本気じゃないしぃ」「ホイール重いしぃ」「暑いしぃ」「レースじゃないしぃ」と言い訳しつつ,STRAVA上のコース区間タイムは「15:01」

今年1番だぁ!...と言っても,来週の大会本番であっという間に塗り替えられてしまうのだろう.まさに9日天下

ちなみにベストは2023年大会での「13:31」.アカン,全然や.

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ここに来たら映えポイントの看板前で撮影.
季節ごとのディスプレイの変化が楽しい.
名物のジェラート...という気分でもなかったのでトイレだけお借りする.

iPhone15 Pro

下山前に.
いい天気だ.
こちらの大会はパスしたが9月の「カミヒル」には”初”参戦予定.
ヒルクラ練習もちゃんとしないと.

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ダウンヒルして上川町内へ.
最初はセイコマで昼食にしようかと思ったが,たまたま目の前にあった住宅地図にラーメン屋の案内が.
たまには食事の新規開拓を,ということでそこへ向かう.

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昼下がりだが,客は多くなくカウンターに座る.
「人気」とあった「ごま味噌ラーメン」(¥1,200)を注文.

iPhone15 Pro

美味し.
ただ...量が少な目.
ライド時は毎回言っている気もするが,これはサイクリストの性なのか.

とは言え,この時のやらかしもあるので大盛り注文への後ろめたさもある.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

マジでチャリで行ってたら,食べきれたのだろうか.そして温泉入浴券はゲットできたのだろうか...(平和やな)

パークゴルフ場着.
ボトルに元々入れていた麦茶が心もとなくなってきたので,水道水を継ぎ足す.

ここから自転車道が始まるのだが,最初の区間は路面にやたらガラスの破片が目立つ.
さらにはアスファルトにも混ぜ込んであるのか,やたらキラキラしている.
要するにパンクリスクが高いのだ(経験あり).

往路は仕方ないにしても,帰りは国道を使い別ルートで帰ることにした.

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愛別を過ぎて当麻のセイコマへ.
ここは先月の『美瑛の丘300』でPCになっていた場所である.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

iPhone15 Pro

最近のマイブームはこの組み合わせ.
ライドでお腹を冷やすのは是か非か(そんなに深刻に考えているわけではない).美味しいからいいや.

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東川経由で忠別川のサイクリングロードへ.
ここまで来れば,家まであと少し.
最後に定点観測地点.すっかり夏の風景である.

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本日の走行は130kmほど.
この距離だと,ガチガチのロードバイクは速くて快適.そして楽しい.
少々気を遣う場面もあったりで,EMONDAという派手な飛び切りの美女とデートした気分(昭和歌謡か)

新規ルートを開拓したわけではないが満足感高めのライド.
同じ道ばかり走ると,すぐに飽きるというが,そんなことはない.
これぞ北海道マジックか.

さて,明日はグラベルの日.
いよいよ”あれ”のデビューだ.

EPICな久々のグラベルつないで美瑛までライド

2025/6/21 Sat

MTBと向き合うには

iPhone15 Pro

曇り.温度:25 ℃,湿度:72%,体感温度:25 ℃,風速:9.6 km/時,風向:SSW

今週末は珍しくイベントなし.

もちろん「家でゆったりとくつろぐ」などという選択肢はない.
チャリに乗れ,とガンダムが言っている.

ただし,昼からは雨予報.
午前中の短時間で中身の濃いライドと言えば...グラベルでしょう!

グラベルロードのTopstoneはスリックタイヤのまま.
例の計画は明日以降施行予定.

進化するTopstone~on & off

我が家にはもう一台,オフ車がある.
そう,「Specialized EPIC EXPERT」である.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

こいつに乗るのはひさしぶり.
あの地獄の「上砂川4耐」以来である.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

もちろん帰宅後は徹底洗車したが,あらためて観察すると,あちこちのスキマに泥やら草がまだ詰まっている.

よし.

今日はグラベル・ライドしてから,細かいところまで洗車Day.
こないだAmazonでこんなん買ったし.

Safewings 洗車ブラシ 5種類

つーことて出発.
これまでも何度か紹介した,できるだけグラベルをつないで美瑛まで向かうライドである.
基本的に河川敷,そして農道を通る.
まずは家を出て最初のグラベル.

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前回のレースの際,右の電動シフトボタン,および左のドロッパーレバーが親指にあたって傷を作っていた.
右はともかく,左のレバーはネジ穴一つ分,内側に移動した.当たりがマシになった.

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美瑛川河川敷へ.
やはり近々舗装されてしまうのか,途中から新しいジャリがまかれている.
深ジャリになって,フルサスマウンテンの面目躍如.

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にしても...所詮は平坦道.
思い起こされるのは「上砂川4耐」での惨敗.

速い人たちは,あのドロドロの激坂を,どうしてあの速度で登れるのか?
どうして,あの強度で4時間走り続けられるのか...
何か,単純にテクニックや体力だけの問題ではないように思えてきた.

そう考えると,Kazchariもロードバイクを始めた頃は,50km程度で完全にガス欠.
全身筋肉痛で,翌日は全く動けんかった.

つまり,MTBも乗り続けて慣れれば,もう少しマシな走りができるようになる?(うんなわけない)

で,道路を渡って次の河川敷グラベル.

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このグラベルも,対岸は半分以上舗装されてしまった.
以前STRAVAで「河川敷舗装化の進行」を嘆いていたら,「舗装化を喜ばない市民がいるなんて,役所の人たちは思いもよらないでしょうね(笑)」というコメントがついていた.
まぁ,大多数の市民にとっては...そうでしょうね.

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ジャリに飽きたので,川沿いに下りてみる.
草地ライドも面白いが,スプロケやプーリーに草がはさまって大変なことに.

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新ルート開拓.
行けなさそうで行けた道を走る(押上げ要)
にしてもキックスタンドがないと,何か構図が決まらん(カーボンフレームなので取り付け不可)

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森の中へ.
雰囲気最高だが,こういう場所で停車すると蟲どもに襲われる.

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EPICを木に立てかけて撮影.
さぁ出発と木に近づくと,例のマイマイガの幼虫がうじゃうじゃと巣くっていた.うぎゃあー.

先日,知らずに首筋にくっついているのを手で掃って以来,割とトラウマ.
しばらく痒かった.

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途中,舗装路も走るが,こんな感じでグラベルをつないでいく.
まぁ,ここまではいつものルート.

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伐採作業中の山.
土曜日のせいか,今日は重機も動いていないようだ.
EPICで登れそうな感じだったので進入.

しばらく走ると麦畑.
コンクリ交じりの凸凹道を登る.
こういう道は楽しい.

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実に美しい.
登ってみると,いつもの知っている道につながっていた.

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小さく映る影は,旭川空港から飛び立つ旅客機.
そういや最近,飛行機に乗ってない.
やはり秋頃に「例の計画」を実行すべきか.
Pikaさんによると,台湾一周の倍の費用がかかったという.
それは...躊躇するねぇ.

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両端に麦畑.
ご覧の通りの曇り空.
涼しいのは良いが,画的には映えない.

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ここはおなじみの「赤羽の丘」
ツーリングマップルにも掲載されているが,観光客の姿はあまり見かけない.
もちろん,メジャーにならない方が良い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

そう言えば,今年も7/1より「丘のまち びえいサイクルスタンプラリー」が実施されるらしい.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー

新コロ禍の時から開催されている.
昨年も3回に分けて全スタンプをゲット.
美瑛の特産品をいただいた.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

美瑛各所のスタンプをGPS計測で専用アプリに押していく形式.
最難関は望岳台
ローディならともかく,たとえ電動であってもレンタルママチャリであそこまで登るのは相当の覚悟が必要.

詳細は不明だが今年も同じポイントなのだろうか?
どうせなら数を増やすとか,到達の難易度を上げるとか...(チャリ廃人の発想)

「赤羽の丘」からダウンヒル.
いつもは雑草に覆われている河川敷のグラベル.
「草苅り作業中」ののぼりが立っていた.
「これは,これは」と即進入.

iPhone15 Pro

道なき道を切り開いたような良い雰囲気.
草でふわふわの路面を爆走.そしてスプロケが大変なことに...

空模様が怪しくなってきたので,グラベル遊びは終了.
自宅方面へ向かう.

千代ヶ岡のセイコマで小休止.
復活販売の「梅ソーダ」が美味い.

iPhone15 Pro

最後はやはりグラベルで〆.
舗装化進行中の往路の対岸を走る.

iPhone15 Pro

無事に帰宅.
まずはシャワー.
そしてSTRAVAにデータと写真をアップ.
昼食を摂り,洗濯したウェアを干していると,予報通り雨がポツリポツリと...

ヤバい,ヤバいと,本降りになる前にEPICの洗車を開始.
前回と今回,両方の汚れをしっかり落としてやらんと.

CXWXC 自転車 メンテナンススタンド

作業中,たまたま家にいた息子(中1)が現れて一言.

「とーちゃん,オレの自転車(GIANTのMTB)も洗って~」

「アホ,ふざけんな,自分でしろ」と,洗車方法をレクチャー.

わかってんだが,適当なんだか,Kazchari指示の下,なんとかキレイにする.
自分の道具は自分で手入れした方が愛着がわくものだ.

しかし...チャリが6台(息子のMTBを入れると7台)にオートバイ1台(ヨメさんのバイクを入れると2台).
洗車用のケミカル品の消費が激しすぎる.
特にこいつ.

ワコーズ フォーミングマルチクリーナー(FMC) A402

ワコーズの製品は確かに優秀だけど,別のメーカーに変える(試す)など,コスパの見直し必須やな.

つーことで,明日はいよいよTopstoneの”あの”作業.
楽しみだ.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その2)

2025/5/24 Sat

さぁ急げ!オレたちのエクスプレス!(温泉が待っている)

iPhone15 Pro

曇り.温度:8 ℃,湿度:87%,体感温度:9 ℃,風速:1.6 km/時,風向:SE

(その1)はこちら ⇒ TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

「青い池」を後にする.
元のサイクリングロードを少し戻り,道の駅「ビルケの森」に抜ける.
ここには公衆トイレがあったりと休憩場所として最適なのだ.

考えることは同じなのか,T夫さんN本さんもいた.
水が切れそう.水道から汲む(気にしない派).

iPhone15 Pro

ろくに休憩もせずに出発.
道道996号を美瑛市街へ走るが...またしても脚つり発症.
たまらず停車する.うわー,きっついわ~
痛みのあまり,苦悶の表情.

全く,何を好き好んでチャリで300km走るなんてアホなことをしているのか...なーんて思ってません.
このトラブルも含めてブルベなのだ.
しばらく休むと復活.Show must go on!

次の通過チェックは再び美瑛の丘.
場所も知っている...と安心して走っていたところ,左折場所を200mほど通り過ぎてしまったやばい,やばい.

気を取り直して,コースをなぞる.
そして「千代田ファーム」横を通過.遠くに展望台が見える.

展望台に向かう道,夏はグラベルである.

iPhone15 Pro

そう,正にここが運命の分かれ道.
冬.左のグラベルからクルマが出てきたのを見てしまったばかりに...進入してしまった昨年の12月.あの事故が起きたのだ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

きっと,この脚ツリも,冬場のトレーニング不足が原因に違いないッ(そうなのか?)

【171.2km地点:通過チェックE 三愛の丘展望公園】

この石碑を撮影中,電動チャリの観光客に写真撮影を頼まれる.
アジア系のねーちゃん2名.
勝手な思い込みで「Taiwanese?」と聞くと,すんげームッとした顔で「No!Chinese!」とにらまれた.
まぁ,いろいろと複雑な思いもあるのでせう.

iPhone15 Pro

美瑛の市街までダウンヒル.

【176.0km地点:PC2 セブンイレブン美瑛栄町店】

ここも馴染みのコンビニである.
観光地にしてはめずらしく,ごみ箱が屋外に設置してある.
家庭ごみを捨てる不届き者も多いと思われるが,チャリダーにとってはありがたい.感謝である.
一昔前はどこのコンビニもこうだったようなぁ.
うるさくなったのは新コロ以降か.

先行していたR大さん,T口さん,T夫さん,N本さんらと再会.
PCなのでレシートが必要.「ねぎ塩タンおにぎり」「オレンジジュース」を購入.

iPhone15 Pro

ここに至り,ようやくサイクルポーチに「2RUN」を入れていたことを思い出す.

iPhone15 Pro

Meitan メイタン 2RUN 5包セット(1包2粒入り)

これを飲めば,もう”脚ツリ”は起きないだろう.
試したことがないので,知らんけど(知らんのかい!)
そやけど,この「2RUN」,いつからポーチに入っていたのだろう...賞味期限は見ないことにする.

で,復活したKazchari,再びこの特急トレインに乗せてもらって「新栄の丘」を経て,上富良野方面に向かう.
さすがに「Yamaichi」に寄ろうという猛者はいないようだ.

そして,上富良野市街地に下りる坂の途中で...アレが突然やって来た.集中豪雨である.

ある程度濡れた後,なんとな~く「カッパ着た方がいいですね~」みたいな雰囲気になる.
ところが,天候を完全に甘くみていたKazchariはレインウェアを持ってきていない.
しかたなしに濡れたジャージの上に防水性能ゼロのウインドブレーカーを着る.

路面もびしゃびしゃでシューズもあっという間に水浸し.キモチワルイ.

ところが,天気アプリを見ると雨雲がかかっているのが,なぜか美瑛と上富良野の境目のここだけ.
なんじゃそら.誰か「シャーマン」がいるのか?

説明しよう.
ブルベにおける「シャーマン」とは,いわゆる雨男・女のことである.
降水確率0%だろうと容赦なく雨を降らす.ウェザーリポートと同じ能力を持つ.

そう,逆に言えば雨雲を抜ければ止むはず...その通りに市街地に入ればあっさり止んだ.

ここから中富良野経由で富良野を目指す.
国道を使わずに,並行する道道を走るコースなのだが,とっかかりの信号待ちからのスタートで,やってきました,本日何度目かの脚ツリ.
「2RUN」,見事に不発!

ペダルを回せなくなると,途端に4名に置いて行かれる.
さらに,間の悪いことに,この区間は本ブルベ最大の向かい風.
漕いでも漕いでも進まない直線路.なかなか辛い一人旅.ふっ,まぁいいさ,孤独なKazchariにはお似合いさ(強がりです).

前方にT夫さんの姿が見えた.
で,ようやく次のPCに到着.

【209.8km地点:PC3 セイコーマート富良野北の峰店】

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風,雨,ソロ.いやぁ,キツかった.
当然,カロリーをかなり消費したので腹が減る.
「唐揚げチキン」「プリン」を購入.こういう固形物が食えるうちはまだ大丈夫.
そしていつもなら水を買うところを,脚ツリ対策として「ミネラル麦茶」にしてみた.
これをボトルに入れる.
それが功を奏したのか,以後,脚ツリは起きなかった.メモメモ...

もう雨は降らないだろうと,Kazchariを含めみなさんキャスト・オフ.
これで走ればカッパを着る前に濡れたジャージも乾くだろう.
シューズだけはどうしようもないけど.

ここで,後続で到着したランドヌールに話しかける.
イントネーションから即座に関西人と判断.
なんと,奈良からこのブルベのためだけにやってきたそうな,と,驚いてしまったが,そうか,遠征ブルベってこういうことか.
BROMPTONもあるし,来年は本州のどこかで走ってみるかな.

休憩終了.
再び,このR大トレインに乗っかる.

国道38号を芦別まで北上するが,途中,またしても雨粒がポツポツと...
「やめ~やめ~」という全員の祈りもむなしく,先ほど同等の豪雨に.

ここでトレイン最大のデメリット.
自分のペースで止まるのが難しい.
いや,物理的にはサインを出して,スピードをゆっくり落としていけばいいのだが,心理的ハードルがそれを阻む.

トレインが停まったのはトンネルの中.
ここで再度カッパを着用することになった.

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例によってウインドブレーカーのみのKazchari.そんな装備で大丈夫か?

濡れたジャージの上に湿ったウインドブレーカーを着る.
汗をかくと,気化熱で体温が奪われる.
30℃越えの夏場なら良いが,5月の北海道はまだまだ寒いのだ.

こ,これは,噂の低体温症の危機!?(経験なし)

好き放題生きて来たKazchariの命運もここまでか...と,心配していたが,走っている分にはそれほど寒さも感じず,全然平気だった.
このあたりは「氷点下を走ってきた冬チャリの経験」が生きているのか?
インナーが優秀なのかも.

野球 アンダーアーマー ベースボール ウェア ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ クルー

もう一つ心配なのが,前車が跳ね上げる泥水が口の中に入ってしまうこと.
誰も雨を想定していなかったため,全車ノーフェンダー.容赦なく全身で水しぶきを浴びる.

Jsportsの中継で言っていたが,雨のレースで汚れた水を飲んでしまうことで感染症になることがあるとか(選手は免疫力が低い).
まぁ,発熱とか下痢が起きるとしたらゴール後だろうけど.

芦別の道の駅が近づくと徐々に晴れてきた.
そして路面には雨後の痕跡が全くない.
正真正銘の極地豪雨.シャーマンは誰だ!

で,道の駅前の「ローソン」にてPC外休憩.

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おにぎりと缶コーヒーでカラダを暖める.
再びウインドブレーカーをキャスト・オフ.
短い休憩時間ながらも乾燥させる.

気温が低い.カラダも寒い.
ここで虎の子の「ジレ」を着用.
フロントバッグに入れていたが,この大雨でも“しっとり”で済んでいた.
R250製品,なかなか優秀だ.

R250 防水ドラム型フロントバッグ グレー

つーことで,ここからゴールまでは「長袖インナー」「長袖ジャージ」「ジレ」「ウインドブレーカー」の重ね着で対応.
これでなんとかなりそう.

このまま国道というわけにはいかず,道道4号で深川に抜ける.
R大トレイン絶好調.
終盤にもかかわらず,なんつースタミナ.
Kazchariも,上富良野を最後に脚ツリ現象も起きない.
「ミネラル麦茶」が効いてる?

深川市内に入る.

【276.5km地点:PC4 セブンイレブン深川東店】

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ここが最後のPCとなる.
やはり腹が減ったので「ピザまん」を購入.

それにしても,今回初投入の「Topstone+無印グラベルキング(スリック)」の組み合わせ,本当に良く走る.
ブロックタイヤと比べても,圧倒的に楽.
でないと,今日の快速トレインに乗っかることは不可能だっただろう.
それに,35Cの太さと耐パンク仕様で安心感もスゴイ.

休んでいると,後続のランドヌールが続々と到着.
レースではないが,だらだらせずに最後はピシっと決めますか.

陽が落ちてきたのでフロント&リアライトをオン.

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元のトレイン5台に,先ほどのPCで合流した車両が3台ほど加わり,暗闇の農道をひた走る.
ここ,一人やったらかなり寂しいぞ.それはそれでブルベらしくてヨシ.

どこをどう走っているのかさっぱりだったが,道の駅「たきかわ」の正面に出て国道と合流.
時間的にも「宗谷600」と似た感じでゴールを目指す.

路面状況の悪さ+工事規制が重なって,何度かヒヤリとする場面もあったが,ついにゴールに到着である.

【301.2km:ゴール ファミリーマート滝川黄金町店】

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日本最速の”ファミマ”らしい.
黄金町? ここは杜王町なのか?
イートインスペースが広大で,その節は何度もお世話になった台湾のファミマと雰囲気が似ている.
入店時の音楽は控えめだけどな.

もちろん,ブルベのゴールで購入するのはこいつ.

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同時にゴールした方に見覚えがあった.
前回の「桂沢200」で会った,Kazchari同様のグラベル・ライダーだった.
「桂沢」が初ブルベ,今回300と,今年は完全にSR狙いだそうな.
ただし,今年は「1200」があるため「600」の時期が遅くて参加が難しい.よって,本州行きを考えているそうな.すんげー行動力だ.

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さて,「ふれ愛の里」の受付に向かいますか.

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ゴールのファミマでのんびりしていたせいか,結構な人が受付待ち.
レシートと通過チェックの写真を確認してもらって,無事に完走認定.

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13時間20分.

300ブルベの記録更新はならなかったが,それは仕方がない.

行程の半分以上トレインに乗せてもらったし,結果的に休憩もトレインの発車時刻に合わせた.
良い意味で,自分のペースで走らなかった珍しいブルベだった.

だが,これはこれで実に楽しかった.
脚ツリの心配がなければ,先頭でもっと牽くつもりだったけど...すんません.
次回はがんばります.

手続きを終えて,さぁ念願の入浴である(目標完遂!)
現時刻21時.閉館まで1時間は入れる.

Topstoneをハスラーに積み込む.

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着替えを持って,温泉の受付へ.
ところが,何やら不穏な雰囲気.

スタッフ曰く,大浴槽にて“粗相”が発見されたらしく,清掃のため現在入浴不可とのこと.
それを聞いた先客の親子連れ帰ってしまった.

なんてこった,パンナコッタ.

まさか,ここにきて風呂なしとか!
だがしかし,よくよく聞いてみると入れないのは大浴槽だけで,サウナや露天は問題ないとのこと.ふー,助かったぜっと.

カラダを清めて,サウナを2セット.
残りの時間は露天風呂でひたすらくつろぐ.
そして,今日の行程を振り返る.

地元ゆえ,ほとんどがホームコースだったが,ブルベで走ると”心情的に”異なる風景となっていた.不思議だ.

なんだかんだで300kmは長い.
常識的には自転車で一気に走る距離ではない.

その分,ドラマが生まれる.
脚ツリ,極地豪雨など,今日も色々あった.
そして最終的に極上の湯につかって弛緩している.
これが生きている証だな.

22時.自宅へ向けて出発.
対抗車線を走るランドヌールの灯りにエールを送る.

23時頃,あまりに腹が減ったので旭川忠和の『山岡家』にて背徳の深夜ラーメン.

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「空腹は最高の調味料」とはよく言ったもので,”普通の”ラーメンをここまで美味いと感じたのは久しぶりである.

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日付が変わる前に帰宅.
とりあえず必要な物だけを家に入れて,もろもろの片づけは明日(日曜日)に回す.

今日も良い一日だった.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

2025/5/24 Sat

さぁ走れ,オレたちのエクスプレス!

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曇り.温度:8 ℃,湿度:87%,体感温度:9 ℃,風速:1.6 km/時,風向:SE

朝4時半に起床.5時に出発する.
途中のセブンで「たまご醤油おむすび」「ブラック缶コーヒー」のルーティン・ブレックファスト.

おっと,「水」「グミ」を買い忘れた.
本日の最終PCとなる日本最北のファミリーマート「滝川黄金町店」にも立ち寄る.

みんな大好き『タフグミ』に新フレーバーの「#梅マニア」が出ていた.
酸っぱい系は持久スポーツに良いかも.美味いし.

カバヤ タフグミ 梅マニア 100g×8個

ここから2kmほどで「滝川ふれ愛の里」着.
懐かしい.2019年の『宗谷600』以来だ.

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Topstoneをセットアップ.
受付時間まで,スリックタイヤ試走のつもりで敷地内をうろうろ.
体感,軽いような...気がする(そんなもんだ).

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幸い天気は良さそう.
ゴール想定時間まで降水確率10%とか.
こりゃ,レインウェアは要らんなぁ...(後でヒドイ目に遭う)

なんだかんだで300kmは長丁場.
夜間走行も含まれる.
それらを考慮して,本日はコンタクトではなくメガネを使用.
JINSのクリップオンサングラス付なので,日差しが強くても問題なし.

JINS×Snow Peak JINS Switch Flip Up

このコラボは不要.無印でヨシ.

参加者がわらわらと集まってきた.
やはりBROMPTONで出走するO西さん,ラナさん,Pikaさんらにご挨拶.

ブリーフィングが始まる.
初&観光地巡りブルベのせいか,参加人数多め.

いただき画像

そして,今回は通過チェックが非常に多い.
「桂沢200」の轍を踏まないように,慎重に聴く.

TopstoneなBRM518桂沢200(その2)

7時.車検を終えて,いよいよスタートである.

いただき画像

なぜか笑っている.
いつものことだがスタートからしばらくはバラけない.
集団に紛れて楽をする.

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それを破壊するのが...そう,超特急T夫トレインである.

「あっ,YouTubeで見たヤツだ!」という声をよそに,轟音挙げて通過していく.
こ,これは乗るしかないッ! このBig Waveに!

さらには途中で,これまた快速のW特急やらR大特急も連結され,全くスピードが落ちない.
この間,Ave.35km/hほど?
信号ストップもほぼないまま,最初の通過チェックまで暴...爆走.

【48.1km地点:通過チェックA 幌成簡易郵便局】

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ここではフォトチェックではなく,クイズに回答.
ポストの郵便物回収時刻を答えるのだが,絶対に勘では当たらない答えだった.

スタッフも到着して衝撃の報告⇒「T夫トレインが早すぎて,”被害者”が大勢いるそうですよ~」

まぁ,わからんではない.
まだ序盤も序盤.ここでパワーを消耗すると後がキツイ(まさか自分が...).

休憩もそこそこに次のポイントを目指す.
少し先にT夫列車が見える.
かなりの人数が下車して,2,3両しかひっぱっていない.
ペースも各駅停車に変わっている.
これも乗っからしてもらおう...で,しばらくT夫さんとおしゃべり.

そこへ登場したのが,R大特急
あっと言う間に追い抜いていった.
さすがにアレに乗っかるのはヤバい.素直に見送る.

だが,ここでコースプロフィールが変わる.
登りが始まったのだ.

「あぁ,ダメだ,ダメだKazchariぃ~! 踏んだらダメだぁ~!」という心の声をよそに,脚に力が入ってしまふ.
坂は全力で駆け上がれ,とガンダムが言っている...ピキッ,ちゅどーん!

先行していたR大さんに追いついてしまった.

にしても,O西さんとは違う方向のブルベマイスターR大さんは,チャリ(クロモリ?)も装備もフォームも全く無駄がない.
実にスムーズに漕いでおられる.正にプロ・ランドヌール

で,山頂からのジェットコースターが絶景だったので停車.
R大特急はあっという間に見えなくなった.

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坂を下り切って左折.
この辺りからは完全に馴染の道.
「旭川200」でも使われる,幌加内に続く道道である.

鷹栖町に入り,のんびり走っていると,T夫さんに追い付かれた.
そのまま一緒に通過チェックに向かう.

【84.0km地点:通過チェックB 比布方面案内標識】

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似たような青看板が多くて見逃しそう.
ここからはしばらくソロ走行となる.

下の写真は高速道路の入口.
気を抜くとPCの写真だけになってしまうので,信号待ちの際に時折撮影.
「旭川付近を走ってますよー」の証拠的な.

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上川支庁前の信号待ちで,T夫さん達にまたまた追いつく.
田園風景を右左に曲がりPCを目指す.

【100.3km地点:PC1 セイコーマート当麻3条店】

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ここもまた,常日頃,頻繁に利用しているセイコマである.
お昼少し前だが,この先を考えてガッツリ目に補給.
何よりも序盤の暴走列車でかなりエネルギーを消費している.

「ホットシェフ・豚丼」とオレンジジュースを購入.
お気に入りの「ミニジャムパン」は補給用.

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スタッフも巡回中.
気温が上昇してきたので,レッグウォーマーを脱ぐ.
今季初の半パン走行となる.

すね毛がだいぶ生えてきたなぁ...ちなみにKazchariは剃刀派.

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いただき画像

さぁ,残り200kmである.
出発すると,またしても後ろから轟音が...
T夫特急である.これまたプロ・ランドヌールの一人,N本さんが連結されていた.またしても乗車する.

いただき画像

乗車したは良いものの,実はこの頃から両脚に違和感.
太ももの内側,専門的には内側広筋あたりが時折「ぴくっ,ぴくっ」と痙攣するようになった.
こ,これはまさかの”ツリ”!?

Kazchariは右膝外側に腸脛靭帯炎という持病を抱えている.
ゆえに今日もしっかりとテーピング.

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しかし,この脚のツリは想定外.しかも両足とは...

脚がつる原因は色々あるが,まずは体内の水分不足が疑われる.
今思えば,序盤の暴走列車乗車時にあまり水分補給しなかったなぁ...と反省.

荒療治...というわけではないが,時々T夫さんの前に出て牽く.

ここを曲がれば自宅,という場所を何か所か過ぎて,いよいよ美瑛の丘に突入.
まずは,シラカバ並木伐採の跡も痛々しい「セブンスターの木」を通過.

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美瑛の市街地を経由して,本ブログでも幾度となく登場している”あの農道”に入る.
この道は圧倒的にダウンヒルが楽しい.ゆえに美瑛川沿いのサイクリングロードを使い,最後に急坂を登るというルートを取ることが多い.
今日はブルベなので,そういうわけにはいかない.

この時の同行者は引き続きT夫さんN本さん
お二人ともこの道は初めてだったようだ(諸事情によりガイドブックの類には掲載されていない)

とっかかりのダラダラ直登を越えると,少し平坦となる.

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振り向けば絶景.
そして徐々に斜度が上がり,ほぼ登り切ったところにあるのが...

【141.1km地点:通過チェックC 三心の木】

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へぇー,これって,ちゃんと名前がついてたんや.
写真撮影中,R大特急と,北海道ブルベ界のレジェンドの1人,T口さんもやってきた.

T口さん,Kazchariよりご年配だが,恐ろしいことに北海道で開催されるブルベのほぼ全てに参加.しかも毎回トップタイムでゴールされている.リスペクトしかない.
つまり,鍛錬を欠かさなければ,T口さんの年齢になっても,この趣味は楽しめるということやな.

少しだけ登ると後はダウンヒル.
特徴的なグリーンの橋を渡り,美瑛白金サイクリングロードに入る.

ここからはやや登り+向かい風.
先行する2人に追いつこうと踏んだ途端...うぎゃあぁぁぁ~っ,痛ぇぇぇ!脚が,脚がぁ~!

完全につった.

もう曲げても伸ばしても痛い.
とてもじゃないが,ペダルが踏めない.
落車する前に素直に停車.
痛みが落ち着くまで待つ.

先日の地獄レース以来,”つり”がクセになってしまったのだろうか?

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

距離的には約半分を消化.
まさか,ここで初のDNFか? 家は近いけど...あっ,クルマは滝川や.

と,しばらく停車していると痛みが落ち着いてきた.
水をちゃんと飲んで「塩タブ」で補給.
ゆっくりと脚を回す.
なんとかいけそうだ.

...しかし,全くスピードが出ない.
いつも走っているこのサイクリングロード,こんな低い速度はこれまでありえなかった.

今思えばこのブルベ,ここから「青い池」までの道が一番辛かった.

【153.9km:通過チェックD 青い池】

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ほうぼうの体でたどり着いた一大観光地,青い池.
いつもの場所で,いつもの構図でパチリ.

さぁ,ここから巻き返しなるか!

(その2)はこちら ⇒ TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その2)

153.9km地点:通過チェックD 青い池

EPICな望岳台とジャリジャリライド

2025/5/2 Fri

風に負ける

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曇り.温度:16 ℃,湿度:52%,体感温度:12 ℃,風速:16.8 km/時,風向:S

天気が良い.
ここはロードバイクでかっ飛ばしたいトコロ.

EMONDAに取り付けた”うねうねホイール”こと「ELITE HELIX」
見た目通りの平坦番長だがハイトが高い分,横風には非常に弱い.
橋上や雑木林を抜けた後,ヒヤッとする場面ありあり.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

今日のような風の強い日はキケン.
ゆえに安全を考慮してEMONDAはやんぴ(貧弱,貧弱ぅ!)

そういや,うちの子で最近乗ってないのは...MTBのEPICだ!
そして,カミヒルだ!

もちろん荒れた道,グラベルをつないで美瑛方面へGo!

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滅多に通らない汽車(ディーゼル)なので,つい撮影.

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河川敷ダートを激走.
雑草が少ない今が一番走りやすい時期かも.

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旭川周辺では桜の前に土筆がピーク.
その昔は「卵とじ」でよく食していた.

さすがに今はなぁ...(排ガスや土壌汚染が気になる)

聖台ダム公園の公衆トイレへ.

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室内および外壁全面に人面(?)カメムシ.超臭え.

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聖台公園と言えば桜の名所である.
開花にはまだ早かった.

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そして日本らしからぬ開けたグラベルへ.
MTB,ヒャッハーロードである.

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何か寄り道ばかりしている気もするが,ようやく青い池-白金温泉まで通じるサイクリングロードに到着.

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本来なら快走ゾーンであるが,あいにくの強向かい風.
下手すると10km/h以下となる.

脳内を修行モードに切り替える.
今日のこの日を乗り越えればKazchariはさらに強くなる!(どこを目指しているのだ?)

前方にロードに乗ったお仲間発見.
写真撮影のためか停車中.

一声かけて抜く.

しばらく先行するが,すぐに追いつかれてしまう.
やはりMTBで向かい風はキツイぜ.

親切にも「風,強いですね~ 引きますよ~」とのお申し出.
ありがたく後ろにつかせてもらう.

しかし,そこはKazchari,上りになると坂道スイッチon!
スピードの落ちた先行者に「すいません,先行きます」とパス(嫌なヤツ)

まぁ,言い訳するなら,この坂を超えた先でグラベルへの分岐点があるのだ.

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グラベルヒャッハーしていると,並走する舗装路を先ほどのローディが奇異な目を向けつつ走り去っていった...グラベルはいいぞぉ.

で,サイクリングロードの終点は言わずもがなの「青い池」
いつもの場所で撮影.
一応平日のせいか,観光客は少な目.

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いよいよヒルクライム開始.
4/24に開いたばかりのゲートを通過して望岳台を目指す.
晴天である.雄大な景色が期待できそう.

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いつも通りに呼気2回,吸気1回のリズムで淡々と登る.
てっきり先ほどのローディさんも同じルートと思い込んでいたが,最後まで会わなかった.

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最後の14%越えの激坂をクリアして望岳台着.
やはりロードよりもかなりタイム落ちるな(そらそーだ).

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上の2枚,同じような風景だが違う場所.
構図のバリエーションを考えねば.

いずれにせよ,雪がスゴい.
そして...風もスゴい.
EPICを壁に立てかけておくのも,倒れそうで怖い.

おまけに標高のせいで寒い.
これはデ,デスゾーン!?

ジレを着て補給しながら考えた.

「このままカミヒルして,ダウンヒルしてカミフ側に下りる? アカン,耐えられん...」

つーことで,このまま美瑛側への撤退(同じ道)に決定.

やはり自然は正直.
道の駅付近まで下りるとだいぶ暖かくなってきた.
そして,行きが向かい風だったということは...帰りはご褒美追い風だぁ!

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前からは観光客?なのか,風に負けてママチャリを押し歩きしている人も.

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さて,この看板の手前の橋を曲がると例の農道に行くのだが,腹が減ったので今日はヤメ.
直進して美瑛のセイコマへ.
昼食タイム.「ガラナとかつ丼」という定番セット.

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駐輪場所はいつもここ.

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いやあ,うちのEPICかっこええわぁ~
完成形の美しさがある.
誰かが,MTBはこれ以上,進化しないとか言ってたけど.

MTBはスマホと同様にこれ以上大幅な進化を遂げることはないという説 ピークは2015年か2020年頃だった?

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帰路に就く.
仕上げの河川敷グラベル.
砕石のサイズが大きくて荒れ気味.

暴れる車体を腕で押さえつける.
鎖骨骨折以来,上肢の筋トレが不十分.明らかに弱っている...

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今日のグラベルも終わりが近い.
走って,登って,走っての充実のライド日.

そして5月の11日には,初のMTBレースに参戦予定.
なんとソロの4時間耐久である.

全く未知の世界.
トイレとか補給どうすんのやろ?
何よりMTBレース独自の(暗黙の)ルールとかマナーがよくわからん.
ああ,余計なことをやらかして,怒鳴られる未来が見える...

つーことで,がんばれEPIC&Kazchari
やれやれだぜ.

モンキー125,オートバイに乗るということ

2025/4/28 Mon

追悼

iPhone15 Pro

モンキー125にバッテリーを取り付けた.
今年のオートバイ・ライフのはじまりである.

免許を取ったのは19歳の時なので,39年目のシーズンとなる.
この間,諸事情により乗れなかった時期もあったが,常にオートバイを(1台は)所有し続けている.

VT250F,VFR400-Z,NX-125,V45-MAGNA,XR-BAJA,そしてモンキー125.

見事にHONDA車ばかりである.

事故を起こしたこともあった.
違反も...まぁ,2回ほど白いオートバイにお世話になった(すいません).
それでも,今も,運よく生きている.

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本日は快晴.
久しぶりに海が見たくなった.
留萌方面に向かう.

エンジンに火を入れる.
モンキー125は快調そのもの.
国道12号の早い流れにもついていける.
原付二種は見た目よりもよく走る.

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小腹がすいたので,北竜の交差点にあるセイコマで小休止.
ここは場所が良いのでよく立ち寄る.
コーヒーとシュークリーム,グミ.
見事なコンビニ的おやつ.

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GWに入り,バイク事故のニュースが目に付くようになった.
「マス・ツーリング」「SS」「中高年」が危険の三因子(個人の感想です)

たいていはオーバースピードオーバーが原因のようだが,自分に過失がなくても,相手側に問題があることもある.

とりわけ衝撃的だったのが,岐阜の20歳の女性ライダーが右直事故で亡くなった件.

未明の交差点で右折トラックと衝突 直進しようとしたバイクの20歳女性が死亡 トラックの運転手を現行犯逮捕

界隈ではかなり有名人だったらしく,数名のYouTuberが動画で取り上げていた.
交通ルール上は確かに直進優先である.
だから,こちら(オートバイ)に非はない...と言い張ってもタヒんでしまえば意味はない.

今回の被害者は事故の30分前に山岡家でのラーメンをSNSにアップしていたらしい.誰も想像できないのが自分の人生の最期.

こんなカラダがむき出しの危険極まりない乗り物に,わざわざ好んで乗る以上,覚悟と慎重さが必要だ.
走行中は周囲のクルマ,そして運転手の視線や挙動に最大限の注意を払う.

若い頃より,寿命が近づいてきた今の方が,オートバイには気軽には乗れなくなった.
暑かろうが重かろうが胸部プロテクタは,今や必須の装備である.

iPhone15 Pro

海まで行くつもりだったが,なんとなく予定変更.
さきほどのセイコマから南下し,富良野経由の周回コースとする.

昼食に良い時間.
ふと,何かの勘が働き赤平の市街地に向かう.

世間的には平日.
街に人の姿はほとんどない.いや,週末でも変わらない気もする.
海鮮系のランチボードが目にとまって停車.

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「貝だしラーメンと握り」のセット.なんと,このボリュームで¥990
物価高のご時勢に逆らったコスパ抜群のメニュー.
塩味のラーメンも,久々の回らない寿司も,ともに美味.
リピート確定やな.

Kazchariは食事にあまりこだわりがないので,旅先でもコンビニ飯で済ませることが多い.
美食の国,台湾ですらそうだった.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

そんなルーチンにのっかって,今日のような店に出会える機会を逃すのはもったいないな.
「生きることは食べること」と言ったのはソクラテスだっけ?

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店の周囲もまた閑散としている.
道内によくある静かすぎる街.眠っている街.
そしていつかは消えてしまうのだろう.

芦別を通り抜け,道道を使って上富良野方面へ抜ける.
チャリでも楽しいアップダウンの道.

このような絶景があたり前の日常.
道外に走りに行きたいと思わせない.

おっと,忘れてた.
旅の醍醐味は風景にあるのではなかった.
もちろん食事でもない.

旅先で出会った人々こそが最大の思い出.
それが唯一無二の体験となる.
気の合った人,合わなかった人,どちらも貴重な財産である.

そしてリチャード・バックの言葉がココロに刺さる.

「一人には慣れている.しかし一日でも誰か気の合った奴といると,もう一度始めから一人に慣れる努力をしなくてはならない」(イリュージョンより)

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美瑛に入り”一体いくつあるんだ”マイルドセブンの丘.
ここまで来るとチャリのトレーニングコースとかぶる.

複数言語で書かれた立ち入り禁止看板やら,広く拡張された駐車場やらで賛否両論の観光地化.
その最たる例は「青い池」
昔の寂れていた知る人ぞ知る的な頃が良かったと憂うの第三者だからか.

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本日の最終目的地はここ.

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「Hokkaider Base」である.
オーナーの小原さんが先日ご病気によって逝去された.

決して親しい間柄だったわけではない.
初めて訪れたのは3年前の5月.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

雑誌『OUTRIDER』の読者だったこともあり,小原さんがツーリングマップル北海道の取材および写真撮影をされている方だというのはもちろん知っていた.
互いに人気の(?)マイナーオートバイ「NX-125」のオーナーだったこともあり,話がはずんだ.

冬の臨時オープン時にもファットで訪問.
歓迎していただいた.

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

その後,正式にオープンとなり,夏は渡道するライダーで連日大賑わい.
すると足が遠のくのがKazchariの性格.
ここ1,2年はSNSの投稿を眺めるだけで訪問はしなかった.

今年の1月頃だったか,いつもの銭湯の脱衣所で小原さんを見かけた(たぶん).
心なしかやつれていた感はあったが,見た目はお元気そうだった.
声をかけようかと思ったが,そこは客とオーナー,こちら知っていても,向こうは覚えてないだろうなぁ...と何もしなかった.

小原さんはオートバイ事故でなくなったわけではない.
何かをなした人がいなくなったという事実は変わらない.

Kazchariも同世代の知人が徐々にいなくなっていく年齢(小原さんは2歳違い).
近いうちに順番が回ってくる.
まずは日々を悔いのないように生きよう.

そしてリチャード・バックのもう一つの言葉.

「やりたいことだけをだな,やり続けていくと,類は友を呼ぶの法則に従って,俺達から何かを学ぼうと思う人達を引きつける.そして俺達もまたその人達から何かを学ばなくてはいけない」(イリュージョンより)

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