ファットなメンテとネパールカリーライド

2024/1/27 Sat

あの頃.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:81%,体感温度:-5 ℃,風速:4.0 km/時,風向:NW

土曜日である.
午前中に時間ができた+吹雪なし.
これは出かけねば.

とりあえずの目的地は「ヨシリン」さん.
昨年のクリスマスに訪れたところ,見事に年末休業.
今回はそのリベンジも兼ねる.

ファットな自転車屋巡りとクラッシュライド

オーバーホール後,通勤で毎日使用,山登ったりレースに出たりと酷使したファットくんの点検もお願いしたい.

まずは駅前方面へ.

OLYMPUS TG-5

旭川の歩道は広いため,歩行者と自転車共用可が多い.
ただし冬はやっかい.
除雪は入っているものの,幅が狭くなるため歩行者を追い抜くことは難しい.
もっとも,この時期に外を歩いている人はほとんどいないけど.

OLYMPUS TG-5

スムーズに駅前まで移動.
長らく地元住民のKazchariだが,鉄道の利用は数えるほど.
札幌に行くにしても高速バスが安くて便利.

で,そのまま旭町方面へ.
今回は無事営業中.

OLYMPUS TG-5

駆動系を中心に点検してもらう.
特に問題なし.
さすがスペシャのファットだ.なんともないぜ!

台湾旅行経験者のお客さんから「(Kazchariに)あげてください」と店長さんに託されていた,仏式⇒米式バルブアダプターをいただく.
旅行中,あちこちでポンプは借りることはできるが,仏式対応のモノはめったに存在しないらしい.ありがたい.

そうそう,先日「環島」のチャリを持参からレンタルに変更する旨の記事を書いた.

ここにきて「環島」プランに大変更!?

早速,先方のMathewBikeさんから連絡あり,無事希望の「Surly Touring Bike」が予約できた.

https://mathewbike.com/touring-bike-rental/

デポジットは1,050台湾ドル(約¥5,000).
PayPalで支払った.事前にマイナンバー登録してて助かった.

後は借りれる用品の確認と持参するギアの選定やな.
チャリという大荷物がなくなるだけで,ぐっと気楽な旅になった.

家族連れのお客さんがやってきたので退散.
旭川新橋から冬まつりに向けて製作中の雪像が見える.
そういや何年か前,「アニキ」こと水木一郎が歌ってたなぁ...合掌.

OLYMPUS TG-5

地味に面白い旭川の市内探索.
クルマでは見逃してしまうような路地裏に様々なオブジェを見つける.

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それに,なんと言っても積雪によるどこもかしこもグラベル化が街中ライドの醍醐味よ.
Go&Stopの繰り返しで距離以上に脚を使う.
それにわだち,雪だまり,穴,アイスバーンなどのトラップ多数.油断するとこける.

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12時を過ぎた.
腹が減った.
「かつやは飽きたしなぁ...」と言いつつも,やはりコスパ最強の「かつや」方面にハンドルを向けてしまう悲しい性.

旭川東光地区.
かつて沖縄料理店があった場所が,いつの間にかネパールカリー屋になっていた.

隣接するラーメン屋とどちらにするか,しばし熟考.
ランチメニューが意外に安かったカリー屋チョリチョリにする.これが大正解だった.

OLYMPUS TG-5

店に入ると「ナマステ~」の元気な声.
てっきり色黒の顔の濃い人かと思いきや,メガネをかけたモンゴロイドなご主人.

「あぁ,チベット系の人かなぁ.日本語うまいっつーか,自然やなぁ」と勝手な思い込み.
後でわかったけど,ご主人は純な旭川出身の日本人でした.

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本格的な店内の装飾,さりげなく置いてある書籍(旅行人ノート)からして,ひょっとして只者ではない人かも...と思い,他にお客さんがいなかったので「ひょっとして元バックパッカーですか?」と質問.

やはりそうでした.
あまりにも経歴が多様だったので,全てを正確に思い出すことは無理だが,アフリカに5年ほど住んでいたそうな.
ソマリア,イラク,アフガン,ブラジルのファベーラなど,かなりアレな地域にも滞在.
街の地図作成を趣味(?)にされており「旅行人」にもページを持っておられた.

他に日本のボランティア団体のアテンドやら,東京で芸能事務所を開いていたとか,いやはや凄まじい経歴である.
で,今はシェルパ族の奥さんと結婚し,この店を開いたとのこと.

旅話の内容が,Kazchariの知識や経験とかぶるところが多かったので,失礼を承知で年齢を尋ねたところ,やはりというかなんというか...同い年でした.
まぁ「遊星通信」とか「ジュライ」「楽宮」「北京飯店」の話が通じる同志はめったにいない.

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パッカー旅のあるあるで盛り上がっていたところ,注文した「豆カレー」「チキンカレー」とナンのセット(Cセット)が到着.
これにサラダとドリンク(チャリ),デザートのアイスクリームがついて¥1,270はかなりリーズナブル.
ちなみに(巨大な)ナンはおかわり無料だ.もちろん美味し.

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旅の話の他,Kazchariのファットバイクに興味津々.
値段やら走る場所など色々とレクチャー.
冬チャリ最高! ようこそ〇ンタイの世界へ.ダヒャダヒャ.

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さほどクセもなく,辛さも選べるので子供連れでもなんとかなりそう.
今度,うちの子らも連れてこよう.

で,ツインハープ橋を渡れば,家まですぐである.

OLYMPUS TG-5

帰宅後はさっとシャワー.
街中ライドとはいえ,汗はかく.

本日はハスラーのメンテナンス日.
ディーラーに行かねばならん.

うちのハスラーも10年目.
ディーラーに行くたびに「そろそろ新車どうですか?」と勧められる.

うーん,秋に発売されるらしい新型の「スペーシア・ギア」が気にならないことはないことはない.

スズキ 新型「スペーシアギア」フルモデルチェンジ 2024年10月発売

そやけど基本価格が...
ぐぬぬ.DOGMAと同じ価格帯か...(おい)

おっと,その前に「クランカー」さんへDOMANEを輸送.
そう,今度はこいつのオーバーホールである.

DOMANEの今期オーバーホール完了!

誰や,チャリは金かからんって言うたんわ!
台湾には連れていけなくなったけど,DOMANEには今年もブルベで活躍してもらう予定だ.
現在61000km越え.まだまだぁ!

OLYMPUS TG-5

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

2024/1/21 Sun

全てが凍る世界でヘンタイたちが走る

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-19 ℃,湿度:99%,体感温度:-23 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SE

さぁ.いよいよ第3回びえいスノーサイクルフェスティバル当日である.

Kazchariは第1回より連続参加中.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

さてこの日.
観測地点により若干差はあれど,どこもかしこもマイナス20℃を軽く下回った今朝の美瑛.
もちろん今季最低気温である.

会場はいつもの美瑛スポーツセンター.
自宅からの距離はそれほどないが,前日は早めに寝た.

ちなみに前日のディナーはイオンの「王将」
炭水化物,脂質,たんぱく質たっぷりの「天津飯定食」だ.
カーボローディングどころか胃がもたれたぞ.

で,日曜は朝5時起床.
寝ているヨメさんには悪いが,がちゃがちゃと騒がしく,いつもの朝食を作る.

そして,レース前と言えばこいつ.

水で割って会場に着くまでの間,車内でチビチビやる.

凍てつく早朝の道路を美瑛へ.

7時には会場in.
まだ関係者の車両しか停まっていない.

ハスラーからファットを降ろす.

OLYMPUS TG-5

これは...マジで地獄の寒さ.
素手で金属を触るのがキケンなレベル.
道民歴20年近いKazchariもめったに体験したことがない.

外,もしくは暖房なしの車内にいてはタヒんでしまうので,受付の体育館に避難.
開始時間の7時半まで間があったが,早めに受付を済ませ,ゼッケンやらビブスを受け取る.今年のゼッケンはなぜか巨大.
補給食(?)としてパン,いちご大福,水も供給.

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運営スタッフで参加のヤマタケさんO西さんを発見.
いやいやこれだけ寒いと,選手よりも動かないスタッフの方が辛いのでは...と思っていた時期がKazchariにもありました.

えー,この気温では動こうか動かまいが関係ありまへん.
屋外の長時間滞在はマジであかん日です.

とは言え,晴天は晴天.
寒さでレースが中止されるわけもなく,show must go on

試走の許可が出たので軽く走ってみる.
ダウンジャケットおよび防寒テムレス着用である.

OLYMPUS TG-5

昨年度とはコースレイアウトが少し変更された.
凹凸が少し減った印象.

森の中のテクニカルコースは健在.
この気温およびレース前の荒れていない状態だと走りやすく感じたが,昨年のレース後半の地獄が容易に想像でき...まさにその通りになった.

OLYMPUS TG-5

そして試走段階でも冷気が襲い掛かる.
防寒テムレスをもってしても,指先のしびれは回避できず.
またバラクラバのマスクで口元を覆うと,自分の息がサングラスにかかりレンズが即凍結.
視界が真っ白になる.
で,途中でサングラスを外すと,まつげが凍る.ヤバイ.
マジでこれ,ギアッチョのスタンド攻撃やん.

特に辛かったのは鼻の頭.

痛い.

一周走ってO西さんのところに行くと,「Kazcahriさん,鼻の頭真っ白でヤバイですよ.それ凍傷になってますよ」との指摘.
冬山専門家の指摘だけに事態は深刻である.
いわゆるⅠ度凍傷状態だろう.
登山家の黒くボコボコになった鼻の絵面が頭に浮かぶ.

あわててハスラーに戻り,去年の反省からサーモボトルに入れたコーヒーを飲み,暖かいはずの飲み口付近を鼻にあてる.

だが,刻すでにお寿司

サーモボトルの保温性能の限界をとっくに越えていたのか,ただのアイスコーヒーと化していた.

反省 ⇒ 来年はカイロをはじめとする暖房グッズをかならず持参すること.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
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参加者もぞくぞくと集合.
リュックに緊急時に使いそうなモノを詰めてスタート位置へ.

ソロではないエンジョイチームの面々はテントやイスなどを準備.
暖かそうなナニカをすすって談笑しておられる.
う,うらやましくなんかないんだからね!

その後,本番と同じウェアで試走したり,寒さ防止でぴょんぴょんはねたり,知人と話しているうちにいよいよスタートラインへ.

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ソロ選手は30秒先行してスタート.
さぁ,地獄を楽しみな.

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...えー,特にカメラ類は装備していないのでレース中の様子は公式発表のものを待つつもり.
結論から言うと,常勝のFさん,Nさんがスタートダッシュを決め,あっという間に先行.すぐに後方から追い上げてきたTさんに抜かれ,ほぼそのままのポジションで2時間走り続けました.

何週目だったかの森セクションでわだちにタイヤを取られ派手に落車.
その際,この寒さでガチガチだったフロントフェンダーが割れて吹っ飛ぶというアクシデントあり.ぐわー,これで2回目.

よく考えればフェンダーなんぞ,冬(雪道)の間は不要の代物.
3月あたりの雪解け路面が出てきたらまた買いなおしますか...シクシクシク36.

で,予想通りレースが後半になるにつれ路面状態が悪化していく.
正しいっつーか,走りやすいラインは人が殺到するので,誰かが転ぶとそれにつられてストップ.
それを避けようとラインを変えたら変えたで,別のわだちトラップが...と正に阿鼻叫喚の地獄絵図
体力低下と相まって,暴れるチャリの抑えが効かず蛇行状態に.

ファットだとまだマシ.
こんなコンディションの中,小径車やらピストバイクも走る.
ますますヘンタイ祭りの様相を呈してきた.

そんな中,トップの3人はケツを振りながらも,わだちを気にせず,最適・最短ルートでガシガシ進んでいく.
うん.やっぱ人外だ.

で,2時間経過のタイムアップまで約2分を残して最終周回へ突入.
よし,これで1周稼げた.
ただし,ここで油断すると同周回の人に抜かれて順位を下げてしまう可能性もあるので,手,いや脚を抜かない.
そう,終盤は緑ゼッケン(ソロ)の人と抜きつ抜かれつの“デッドヒートのI love you”状態だったのだ.

OLYMPUS TG-5

結果は先ほど述べた通り,39周という異次元の同周回の中で争っていた1,2,3位の方がたに,圧倒的差をつけられての4位(34周)でした.ぐぬぬぬ.

年初の目標「何かの大会で表彰台にのる」⇒ 初戦敗退

まるで2023年ツール・ド・フランスの第16ステージ(個人TT)にて,ヴィンゲゴーとポガチャルの走りを見たワウトの「自分が人間の中で一番速かった」という迷言を想起させるレースでした.

“I’m dead.” ”We survived.” ツール・ド・フランス2023を振り返る

久々のガチレース.
やっぱりこの強度はキツイ.

寒さ?

気温がやや上がってきたためか,途中から気にならなくなってきた.
サングラスも曇らなかったし.
ただし,走行中は鼻水が20cmぐらい垂れ下がったまま半凍結状態でぶらんぶらん.
カッコ悪いにもほどがある.

先ほど粉砕したフロントフェンダーを拾った後,ハスラーに戻り持参した菓子パンをかじろうとするが...キンキンに冷えてやがる.歯が砕けそうなのでヤメタ.

さて,レース終了後は表彰式&お楽しみの抽選会.

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協賛企業から提供していただいたグッズがもらえます.
当選ゼッケン番号は事前にPCにて抽選済みだそう.
昨年は保温ボトルをもらいました.
さて今年は...

あれ?

全然名前が呼ばれない.
実は「101」は当たりにくいのか?

結局,抽選分は何ももらえず勝負は後半のじゃけん大会へ.
最後の最後にようやくツキが回ってきたのか,ステキな帽子をいただきました.

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つーことで極寒の中,文字通り鼻がもげそうな地獄レースでしたが,達成感・充実感は半端なし.
“普通のホモサピエンス”としてはまずまずの成績だったし,体力は維持できていたということで...(一応)ベネ.

出場者&運営のみなさま,お疲れ様でした.
来年も出ます.

ゴール後に「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」の中の人,Rくんと白金温泉「パークヒルズホテル」に向かい“サ活”することに.

まずはセイコマで昼食.
イベントライド後の定番「ホタテカレー」(¥580)を購入(そうなのか?).

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ホタテ線維が歯につまる.

で,お楽しみのサウナ.
これだけの疲労,高温サウナ,極低温水風呂,雪の中の外気浴,そして天然温泉でととのわないわけがなく,実に気持ちの良い“サ活”だった.
そうそう,ここのサウナ室にはテレビがないのもグッド.

ただし,天然温泉だけに床がヌルヌル.
見事に滑って後方に転倒.情けない.
レース後で足がガクブルだったせいかもしれんが.

で,16時過ぎまで滞在し,素直に帰宅.

さすがに疲れた激闘ライド.
森の中での複数回の落車か,温泉での転倒のせいか全身あちこちが痛い.

で,21時には就寝.
鼻の頭がもげないように願いながら,深い眠りにつきましたとさ.したっけ.

ファットな旭岳初登りライド

2024/1/14 Sun

晴れない週末

OLYMPUS TG-5

曇り,温度:-7 ℃,湿度:76%,体感温度:-11 ℃,風速:9.5 km/時,風向:S

うーん,朝起き抜けは青空見えててんけどなぁ...
つーことで「アサヒル」もとい旭岳クライムしてきた.
今年初登りとなる.

家から自走で向かうと途中で挫折するのは目に見えているので,当然クルマデポ方式である.

9時半頃出発.結構冷えている.

私有地なのだろうか.
途中で庭(農地?)を除雪し,クローズドのサーキットにしている家を見かけた.
そこを125ccかな? オフ車が走り回っていたが,一般人にも開放してほしいなぁ...って,来週久々のレースやん!

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

東川を抜ける頃には日差しはなくなり,どんよりとした天候に.
雲に入っただけならよかったのだが,青空はどこにも見えない.

ダムを越え,クルマのデポポイントである湧水公園着.

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天気も悪い.気温も低い.こりゃ山をやめて天人峡に変更しようかなぁ...と心が折れかけるが,いざ走り出してみると自然に左折してしまった.

OLYMPUS TG-5

つまり旭岳方向にカラダが向かってしまう.
心ではなく肉体がトレーニングを欲しているようだ.

OLYMPUS TG-5
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で,登攀開始
もちろん真冬&ファットバイクなのでタイムアタックは狙えない.
のんびりと景色を楽しむとしよう(ウソ)

旭岳クライムでは,だいたい2kmごとに標識があるので,自分の調子を確認しやすい.

OLYMPUS TG-5

ガマ岩で一旦停止.

OLYMPUS TG-5

ここから500mほど平坦が続く.
ロードならフロントをアウターにして激漕ぎするところだが,今日は休息エリアとなる.

残り4km標識.
この付近から雪が降り出す.
それほど激しくはないが,標高とも相まって気温低下.

OLYMPUS TG-5

この付近から路面状況も悪化.
おそらく深夜か早朝にキャタピラ付きの除雪車を走らせているせいだと思うが,表面が波打っている.
ファットの極太タイヤでも「ガタガタ」と走りにくい.

年末のカミヒルはふわふわ新雪路面の空転に悩まされたが,今回は除雪後のデコボコによるハンドリングの悪さに悩まされる.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

顔面からの放熱でサングラスが曇りだす.
外してハンドルにかける.
この現象は年末のカミヒルでも起きたなぁ.

そういえば,本州からの「年越し宗谷チャリダー」のブログを読むと,サングラスではなく,スキー用ゴーグルの利用者が多い.
曇って困るというコメントも多い.

Kazchariも一応ゴーグルを所有しているし,実際に試したことがあるが,走行中に曇ってどうしようもなかった.スプレーを使ってもあかん.

で,結局サングラス(安物,薄目レンズ)に戻した.
最適解は電熱ゴーグルなのだろうけど,むっちゃ高いしな,あれ.

SWANS (スワンズ) スノーゴーグル XEDシリーズ 日本製 スキー スノーボード 発熱レンズ バッテリー付き

ノーグラスのまま,温泉ホテル群まで到達.
さぁ,ここからゴールのロープウェイ乗り場まであと少しである.

OLYMPUS TG-5

それほど負荷をかけず無事到着.
とは言え,やはり汗だく.

OLYMPUS TG-5
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いつものようにロープウェイ乗り場と,(見えない)山頂写真を撮った後,インフォメーションセンターに移動.

汗だくのインナーウェア(ミレーのあみあみ)と,その上に着たパールイズミのセーターを脱ぎ,着替えの乾燥したインナーとセーターに着替える.
そう,冬山のダウンヒルはこの作業が重要.下手すると命にかかわる.

神の飲み物=赤コーラにてカロリーと糖分とカフェインを注入.

テーブルにて,汗(水分)でぐっちょりのアウターとネックウォーマーを展開し,できるだけ乾かす.

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20分ほど休憩.
帰りのことを考えると,ここもチャリダーにはデス・ゾーンなので,デポ地点に早々に戻ることにする.
いやホンマ,登るために登るという行動と目的が完全に一致しているのが冬チャリやな.

インナーとセーターの上に電熱ベストを着用.
グローブも電熱に変更.
鼻の頭が寒さで痛いのでもう一枚フェイスガードを着用.
これでダウンヒルも問題なし...と思っていた時期がKazchariにもありました.

OLYMPUS TG-5

旧インフォメーションセンターは解体作業中.
その昔,散々お世話になったので寂しい.

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ドロッパーを下げてダウンヒルモードへ.
この方が低重心で安定するのだ.

困ったのがサングラスの視界の悪化.

ヒルクライム時は顔面の発汗で曇り,下り時は自分の息で曇る.
ファイスガードで鼻まで覆うとそれが顕著.

レンズが曇っただけなら走り出すとクリアになるのだが,ダウンヒル時の気温低下で凍結してしまう.時々停車して,氷をこそげ落とす必要があった.

体感温度がどんどん下がる.
体感でマイナス20℃近い?(適当)

登りの汗で濡れたアウターが凍る.
特に肘から上腕にかけてパリパリである.
電熱ベストは最強にしているはずなのに寒い.

一方で電熱グローブの恩恵は感じる.
カミヒル時と違って,手がかじかむことはなかった.

やはり,冬のヒルクライムはどう考えても“降りて登る”が正解.

つーか,そろそろ冬装備を再考すべきなのかなぁ.
素材も進化してるし.
特にアウターやね.
モンベルのこいつとか...高ぇ

モンベル フレネイパーカ Men’s

ロープウェイ乗り場からデポ地点まで13km.
途中,登り同様のデコボコ路面や,路肩の雪だまりにヤバイシーンもあったが,なんとか無事下山.

OLYMPUS TG-5

デポ地点に着くやいなや,ファットをハスラーに積み込みヒーター全開.

アウターを脱いで電熱ベストを確認するとスイッチがオフになっていた.

なんてこった.パンナコッタ.

一応走り出す前に高温モードにしておいたのだが,暖まっている気がしなかった.
それを越えた寒さなのかなぁと,勝手に解釈していたが,駐車場で確認したところ,知らぬ間に電源オフになっていた.
どうやら,モバイルバッテリー側の過充電安全装置が働いてしまったらしい.

おかしい.

前シーズンは普通に使えていたのだが.
色々調べてみると,モバイルバッテリーも電熱ベストに使用できるものと使用できないものがあるらしい.

試しに家にあった,少し大きめのモバイルバッテリーを使うと普通に使用可.
電圧の関係?
それだと昨年まで使えていたことの理由にならんしな.わからん

電熱グローブも問題.
こいつは専用の小型バッテリーで稼働するのだが,今回充電100%で使用開始.低温モード&極寒ダウンヒル30分程度後の残量を確認すると残り30%! うーむ.期待しすぎてたか.

OLYMPUS TG-5

色々あって実行できなかった「シン・年越し宗谷」
つまり12/31~1/1早朝までの暖房ギアとしての運用を考えていたけど,当日全然使えない装備やったなぁ.
日帰りにして正解だったかもしれん.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

つーことで本日のライド終了.
サウナに行くことにする.
今日は「花神楽」の日.

日曜日にしてはあまり混雑しておらず,サウナ室も余裕.

問題は室内で放送していたバラエティ番組.
内容があまりにひどかった.

(Kazchari基準で)あまり売れていない芸人さんが,赤坂や渋谷など東京各地に散らばってレストランで食事.
その際,事前にスタッフが撮影可能かどうかを確認,
OKならその店で食事をして,次の店へ.
撮影を断られるまで食べ続けなければいけないというルール.

当然,1軒目,2軒目はよいが,徐々に腹が膨れてくると,撮影にOKが出ないことを望むようになる.
そして,出されたその店自慢の料理を嫌そうに食べる.

なんだこれ?

料理人や食に対するリスペクトが皆無.
食べるために吐いたというローマ帝国の貴族か?

石川の被災者がどうとかまでは言わないが,この時期によくこんな下劣な番組を流すなぁ.

やらせ(完食のふり),もしくは内容を告知し許可を得た上での放送だと信じたいが,それでも番組コンセプト自体どうかと思う.
不愉快極まりないのでサウナハットを目深にかぶり,視覚情報をシャットアウトしつつ,3セットを終える.

お楽しみの休憩室でのコミック・タイム.

先日『ゴールデンカムイ』を読み終えてしまったため,新たな楽しみを物色.

そこで目にとまったのが『満州アヘンスクワッド』

満州アヘンスクワッド(1)

10巻まで読了済み.続きの14巻までを発見.
うん,この本面白いわ.
クセのある仲間など,舞台は違えど『ゴールデンカムイ』臭がぷんぷんする.
まぁ,こちらは麻薬を扱っているので,どう考えても主人公に正義はないけどな.
他に全体を通しての謎解き要素もないという違いはある.
しかし,13巻以降のあの1930~40年代の大陸の情勢,特に魔都上海の雰囲気が大好物なひとにはたまらんでしょう.

で,サウナとコミックで3時間以上滞在後に帰宅.

少し雪かきをしてからウェアの洗濯.
家族帰宅後,今夜はホットプレートで焼きそばである.

食事中『姫様”拷問”の時間です』を視聴.

姫様”拷問”の時間です

Kazchariの記憶が確かなら,虜囚になる前の戦闘シーンはアニオリのはず.
で,捕縛された後,例の“拷問”が始まるのだが,原作読了済みのKazchariも含め,家族で大爆笑.
こうして世界に(家族)平和のためのコンテンツがまた一つ誕生したのであった.

いや,ホンマ,サウナ室で観たク〇バラエティとのギャップが凄まじい.
メシは感謝しながら食え!

2024年のチャリライフ

2024/1/11 Thu

今年もちゃりざんまい

iPhone11 Pro 2023年11月撮影

ランドヌ札幌さん主催のブルべの詳細(ルート)がまだ発表されないため,不確定ではあるが,現状実行&参加予定の2024年チャリ関連イベントをまとめてみる.

1月:ニア年越し宗谷(済)
   びえいスノーサイクルフェスティバル

2月:DOMANEくんオーバーホール

3月:環島(台湾一周)

4月:BRM429日高紋別200

5月:BRM518あまちゃん200

6月:Flèche Hokkaido

7月:旭ヶ丘ヒルクライムアタック(開催未定)
           BRM706当丸コースター300
           BRM720炭鉄港200

8月:ナイタイ高原ヒルクライム(開催未定)
           NISEKO HANAZONO HILL CLIMB
          カミヒル
          BRM831地球岬400

9月:BRM907士別200
           NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE

12月:年忘れ厳冬期カミヒル(30日?)

以上がおおよその予定.

やはり600以上の宿泊要なブルべには今年も及び腰だったりする.
宿代がもったいない(せこい)

ただし,8月の「BRM810紋別300」「BRM812夕闇オロロン400」には興味津々.
いわゆる合体700ブルべ.
札幌を土曜夜23時発,「300」を15時間ペースで日曜日の14時頃,わりと“まともな”チェックイン時間に到着.ゆっくりとカラダを休め,翌朝からの「400」に臨む.
13日の早朝,札幌着というパターン.これだと宿代が無駄にならない.
昨年の500ブルべ失敗のリベンジやな.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

公式も言及しているが,お盆時期にあたるので参加するなら早めに宿を押さえる必要がある...と,ついさっき,予約サイトをチェックしたら「セントラル」は既にシングル満室.マジか(プリンスはOK)

長距離ブルべに関しては持病の腸脛靭帯炎再発が心配.
昨年の“北見集合”だと「DNS⇒クルマで帰ろう」ができたけど,こいつはそういうわけにはいかない.

ブルべの話題だと(参加の可能性は限りなく低いけど)ランドヌ東京さんが「RM427東京1900めざせ最東端納沙布岬」というとんでもないコースを企画している.

https://ridewithgps.com/routes/44426395?privacy_code=IyVmciEAdPNHBRytOC2R16fW0cwoBPMCより

これはなかなか...
そやね.AJ-Hさんやランドヌ札幌さんだけでなく,本州の人が道内ブルべを企画することもあるのだ.

そして6月には謎多き「Flèche」に初挑戦.
函館3人,旭川2人の5人チームで出走予定.

コース立案やら申し込みやらを全部お任せしているので申し訳ない.
「24時間で360km以上」というペースだけなら問題ないが,Kazchari最大の弱点は集団走行が苦手なこと.せめて注意散漫で落車しないようにしないと.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

それにしても「ブルべ フレッシュ」で検索すると,相変わらずファッション系サイトばかりヒットする.

次にレース関係.

ここはやはりヒルクライム.
一番楽しみなのは地元チャリダーがこぞって参加するカミヒルやな(初出場).
今年はこの日に他の予定を入れたくない.
年齢枠での表彰台が目標.ムリか.

「環島してきます」と周りに宣言してたら「台湾KOMに行かないの?」と質問.
こ,こいつは距離105km,獲得標高3275m,平均勾配3.5%(最大27.5%)という世界有数のあたおかコースだ.

台湾KOM

年一回の賞金が出る大会も開催されるが,サポート付の現地ツアーもあるとのこと.
あまりにキツ過ぎて登り切れない&下りがキケンなので個人走行はオススメされないらしい.
えー,時間と脚に余裕があれば...(ガクブル)

「環島」で飛行機輪行に味を占めたら,国内遠征ライドを増やしたい気もする.
それこそ「しまなみ」とかな.
山だらけの信州,酷道が味わい深い四国,大好きな沖縄も捨てがたい.
かつてオートバイで走った日本のあちこちを,今度はチャリで回るのも悪くない.

うむ.今年もやりたいことだらけ.
健康寿命のことを考えると,Kazchariに残された時間はそれほど多くないのだ.

ファットな冬の忠別湖ライド

2024/1/7 Sun

晴れない

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:82%,体感温度:-7 ℃,風速:6.9km/時,風向:SSE

連休2日目.
新年の仕事は既に始まっているが,2日しか出勤していないので,正月からずっと休んでいる気がする.

そろそろ毎年恒例の旭岳クライムに行きたいところではあるが,いかんせん天気がよろしくない.
吹雪くと辛いだけ.

ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

もう少し待ちますか.
で,代わりに手前の忠別ダムまで行くことに.

家から自走すると途中で挫折しそうなので,大雪湧水公園までクルマで向かう.
まっ,いつもの方法ですな.

OLYMPUS TG-5

出発時は晴れ間も少しあったがデポ地点では雪がちらほらと.
うん.今日も青空は望めんな.

ブレーキ鳴りがひどいので最近買ったこいつを塗布.

なかなか効果的.

少し進んでダムへの分岐点へ.

OLYMPUS TG-5

交通量多め.
旭岳に向かうのだろう.
ちなみにチャリの姿はない.

OLYMPUS TG-5

この道は走りやすい.
東川でサイクルイベントがある時によく使用される.
「カミヒル」に対抗して「アサヒル」とかやらんかね.
家から近い分,冬も夏も,むしろこちらが(勝手に)ホームマウンテン.

OLYMPUS TG-5

ビアンキカラーの橋を越えるとヒルクライムスタート.
ファットでも6~7%の坂で,Ave.13km/h~出るよなぁ.
以下に先日の宗谷岬ライドが過酷だったのかを実感.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

とかなんとか考えつつ登っていると,ダム管理所着.
キレイに除雪が入っていて,チャリの走行もスムーズ.
年によっては片側に寄せて車線が限られている場合もある.

OLYMPUS TG-5

山が全然見えない.
小雪がちらついてモノクロな世界.
人もいないので静寂な世界.

OLYMPUS TG-5

湖面は全面凍結?
ワカサギ釣り(いるのか?)などは誰もやってないので湖上走行は無理?

そういえば恒例の糠平湖氷上サイクリングの受付も開始されたようだ.

ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

今年も行く予定.
中の人の情報によると,早速無許可進入のアホがいたらしい.
ガイドさんが声をかけると慌てて逃げたらしい.
その日に何台走るのかは完全に把握されているので,無断走行は確実にばれる.
こんな輩のおかげで進入禁止措置が取られたらかなわん.

昨年は2月と3月に行ったけど,1月中だとまた違う雪質や景色になるのだろうか? ただし,楽しいかどうかがは天気に左右される.

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ダムを渡って対岸へ.
かついでも通れないかと期待したが,当然のごとく通行止め.
まだ雪は少な目.

OLYMPUS TG-5

看板だけで,湖面もその向こうの山々も真っ白で何も見えない.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

雪がひどくなってきたのでダム管理事務所に退避.
ここにはしっかりとcoke-on対応の自販機がセットされているので休憩とする.

OLYMPUS TG-5

暖かいカフェオレを飲みながら,外の景色を眺めながらまったりと.
うん.高級カフェには負けん.
ライド中は甘いモノが美味い.

OLYMPUS TG-5

長時間休憩すると汗冷えでライドが辛い.
雪は降り続く.
余裕があれば「大雪旭川源水公園」経由で忠別湖一周ライドを考えていたが,ココロ折れた.
走行距離は全然やけど,今日は帰りますか.

OLYMPUS TG-5

耐えてダウンヒル.
時折縦溝が現れるので転倒注意.
最近のクルマは静かなので,気が付けばすぐ横を走ってたりする.
公道走行にバックミラー必須.なぜ付けない人多いのだろう?

OLYMPUS TG-5

水墨画な世界.
北海道の景色は冬も美しい.

OLYMPUS TG-5

旭岳からのフルダウンヒルではなかったものの,十分冷えました.

となれば「サ活」の二文字が頭に浮かぶが,風邪が完治していないためパス(チャリ乗るな).
腹も減ったし,庶民の味方「かつや」へ向かおう(今年2回目).

OLYMPUS TG-5

湧水公園のトイレで見つけたポスター.
おお,去年久々にやってたんやのSEA TO SUMMIT

忠別ダムをカヤックでスタート,チャリで旭岳のロープウェイ乗り場までヒルクライム,ロープウェイ終点から山頂までハイキングと,なかなかなアドヴェンチャーなイベント.トライアスロンの亜種?
サイトにリザルトが載っていたので「シングル部門」を見ると32名参加でDNF1名か.思ったより参加人数多いな.
知っている名前は...ない.チャリ(だけ)関連とはまた客層が異なるようだ.

こんな大会があるくらいなら「アサヒル」も行けそうやけどな.

iPhone11 Pro

さて,予定通り「かつや」で昼食後帰宅.
午前中の雪をかく.
以前から気になっていた,除雪車が残していった自宅前の雪山.
けっこうな量だが,ライドが中途半端でトレーニング不足を感じていたので,その雪山を自宅の庭に移動することにした.
思っていた以上にカチカチで崩して移動するのに苦労したが,2時間ほどかけて完遂.
うむ.満足した.筋肉も喜んでいる.

夜,本日より開始の2024年大河ドラマ『光る君へ』を観る.

資料が少なく,バックグラウンド不明の主人公なので,脚本家がやりたいホーダイ.
超やべー悪役を配置し,某アニメのように第一話の終盤に衝撃的なシーンを入れるというクリフハンガー.

面白いかと言われると...とりあえず各演者が誰の役なのか字幕入れてください.みんな「藤原」なので,誰が誰やら覚えるのが大変.

そして,どうしても気になるのが画面のキレイさ.
主人公一家は顔も服もキレイなので落ちぶれた下級貴族に見えないし,京の町中も嘘くさい.
その点,世間的に評判の悪かった『平清盛』の描写はリアルやったなぁ.

さぁ,三連休も残すところ後1日.
何して過ごそうか.

ファットなクランカーさん初売りライド

2023/1/6 Sat

出かけるたびに...

OLYMPUS TG-5

雪.温度:0 ℃,湿度:82%,体感温度:-2 ℃,風速:7.7km/時,風向:WSW

朝から結構な雪.こりゃ積もるな.

つーことで午前中は雪かき.
まだ雪が軽いので助かる.

昼食後,本日開始のクランカーさんの初売りセールに出かける.
ついでに少しだけライドするつもりなので,ウェアだけはきっちりと.

秋冬用 防風 防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット

OLYMPUS TG-5

歩行者が少ないせいか,路面が全然締まっていない.
その分...グラベルのダウンヒルっぽくって面白い.

渋滞するクルマを横目に,雪の中すいすい進む.
で,クランカーさん着.

ご主人にご挨拶.
STRAVAをご覧になっているので,年末の「カミヒル」やら先日の「宗谷ライド」もご存じだった.
で,少しだけその時のお話をする.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

今日買うものは決まっている.
2月にオーバーホールに出すDOMANE用に「バーテープ」「ブレーキシュー」である.
あらかじめセール時に買っておく方がオトクなのだ.

まずはバーテープ

汚れが気になるパーツなので毎回ブラックにしている.
いつもはTREK純正のゲルコルク(?)を選択しているのだが...なんだこの値段?
¥4,000~5,500と,とんでもない値段.
やはり例にもれず,めちゃめちゃ価格高騰しているそうな.
なんか種類も減ったな.

1年で巻き直す消耗品に出せる値段ではない.
隣に黒いジャイアント製(¥1,600)があったので素直にそれにした.

次にブレーキシュー

これは素直にSHIMANOのリムブレーキ用.

シマノ(SHIMANO) リペアパーツ カートリッジタイプブレーキシュー用シューパッド R55C4 (2ペア入) シューのみ Y8L298062

前後必要なので2セット購入.
おっ,Amazonより安いやん.

どちらも自分で交換可能なのだが,今回は「環島」前のオーバーホールなので徹底的に整備をお願いしたいところ.

環島~台湾に行きたし

今回,クランカーさんは在庫完成車のセールも行っていて,通常よりも¥10,000ほどお安くなっている.
気になったのが,2023年モデルの「DOMANE AL2」
アルミフレームクラリスコンポモデルだ.
¥120,000ちょい.
うん.(チャリにしては)高いけど安い.

サイズも49なので適合.
カーボンフレームでの海外飛行機輪行は不安なので,いっそ安いアルミロードを買うか...と,ふと考えることがある.
それに「もう少しアホ息子の身長が伸びたらそのまま譲れるしなぁ...」と妄想.

いかんいかん.

他の車種,MTBにも目を向ける.
こちらは¥100,000を切るものが多数.
息子用にするなら,やはり丈夫なMTBの方が良い?
まぁ,中学に上がる前,つまり来年やな,実行するとしたら.

つーことで,購入品は2月のオーバーホール時まで預けて雪中行軍...もといライドに出かける.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

通行人皆無のツインハープ橋.
シングルトラックである.

走りやすい道を求めて住宅街を探索.
すると...

OLYMPUS TG-5

「TOY BOX」なる店を発見.
Kazchariの趣味にぴったりのリサイクルショップのようだ.
「掘り出し物があるかも」と店内へ.

うむ.なかなかの品ぞろえ.
いわゆるプレミア品もそれほど高くない.

この手のコレクションはキリがない.
元々の希望小売価格も高騰している.
勝手な想像だが,コレクターも減りつつあるのでは?
転売ブームも終了かもな.

さて,特に何も買わずに外へ.
「次は本屋でも行くか」と漕ぎだしたが,大事なことを忘れていたぁ!

そう,ワイヤーロックの解除をしないまま走ってしまった!

OLYMPUS TG-5

数年ぶりのやらかし.
この手のワイヤータイプは伸縮性があるため,解除していないことに気づきにくい.
なので,このド派手な赤白ワイヤーにしてたのにぃ!

crops(クロップス) Q3 DUO 2.5X1800 コイルワイヤー ジャパン

2,3周回してしまったので,手でどうにかなるレベルではない.
仕方がない.壁際にてリアタイヤ外してあわてず騒がず作業開始.

OLYMPUS TG-5

持ってて良かった「携帯ツール」「ニトリルグローブ」

トピーク ミニ P20 ゴールド(TOL45002)

[マツヨシ] 使い捨て手袋 ニトリルグローブ ホワイト 粉なし 100枚入り

ワイヤーカッターがあると一発で切断,除去できるのだが,さすがに持ち運んではいない.
スルーアクセルを抜いてタイヤをフリーに.
糸をほどくように,ワイヤーをひっぱったり通したりを繰り返し,15分ほどで除去.

OLYMPUS TG-5

無理にひっぱられたためか,ワイヤーがかなり伸びてしまっている.
また一部カバーが破れているところも...
使えないことはないが,うーん,新しいの買う?

クロップス(crops) コンパクトワイヤーロック Q3 | 3mm×1800mm 3桁ダイヤル CP-SPD08

安いし,ダブルはほどくのがややこしいので今度はシングルワイヤーでええか(またやらかす前提?)

ケチがついてしまったので,どこにも寄らず家に帰ることに.

OLYMPUS TG-5

少し遠回りしたけどな.
にしても道路のベコベコがひどい.
今年はなぜか縦溝が目立つ気がする.
タイヤを取られ,何度かコケかける.要注意.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

最後に定点観察.
やっぱ除雪が追いついてないような...予算がないのか業者が減っているのか.

さて,年末から出かける度に何かが壊れるムーブ.

ファットな自転車屋巡りとクラッシュライド

どうなっておるのだ?
注意散漫なのか? そういうお年頃なのか?

さて,明日はどうなる? たまには晴れておくれ.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

2024/1/2 Tue

デスライドふたたび

OLYMPUS TG-5

風.温度:3 ℃,湿度:72%,体感温度:-3 ℃,風速:38.5 km/時,風向:WSW

朝5時,自然に目が覚める.
昨夜は名物「夜鳴きそば」をパスして9時に就寝.
都合8時間は寝た.

体調もまずまず.
咳が少し出る程度.

せっかくの天然温泉付きの宿である.
朝風呂にGo!

念のため,本日もサウナはパス.残念.
露天風呂に通ずるドアを開けると...いきなりの強風!
ゴーゴーとうなり音すら聞こえる.
昨夜はほぼ無風だったのに...

頭の中に「DNS」の文字がちらつく.
たかが遊びなのだ.行こうが行くまいが誰に迷惑をかけるわけでもなし...
もしくはハスラーで岬まで行き,ファットを降ろして碑の前でアリバイ写真を撮る...これはむなしすぎる.

部屋に戻り天気予報をチェック.
Yahoo先生の予報はこんな感じ.

風向き的に“行きはよいよい帰りは恐い”状態.
どうすっかなぁ...

とりあえず,“爆盛り海鮮丼”で有名な朝食バイキングに行き,ココロを落ち着かせますか.

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デデンッ!
慌てて盛り付けたため,見た目はアレだが,味がよければ全ておK.
他のメニューを含め,この丼で3倍は食う.
朝食代¥2,300の元を取ることと,本日のライドのエネルギー分をチャージ!って,結局行くの? バカなの?

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そう,飯を食っている間,窓の外を見ると木々の揺れが激しい中,おもむろに発進するオートバイの姿を見る.
そう,ああいう変...いや猛者を見習わなければ!(そうか?)

決意すれば話は早い.
部屋に戻り,テキパキとパッキング.
7時半にはチェックアウト(12時までのレイトステイだったのでもったいなかったが).

道の駅の駐車場までハスラーを移動.
ファットバイクを降ろしてそそくさとセッティング.
こういうのは勢いが大事.

OLYMPUS TG-5

8時少し前,準備は整った.
さぁ,行きますか.
片道約32kmの行程である.
できれば午前中で戻るつもり.

ウェアなどの装備はいつもの冬ライドと同じだが,念のためリアバッグを装着.
中には電熱ベストと電熱グローブ,およびダウンベストを収納.
いざという時に備える.

だがしかし,走り出してすぐに気づいた.

「今日,暑くね?」

そう,実際,駅前の電光掲示板は「プラス3.8℃」を表示していた.

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風が強いのは確かなので,上記の防寒セットはそのまま持っていくけどな.

しばらく稚内の市街地を走る.
交通量少なく順調.
片側2車線道路が続くので道幅も広い.

OLYMPUS TG-5

40号と宗谷岬に向かう238号の分岐.
さぁ,いよいよここからが正念場.
ここから先,風をさえぎる物がほとんど存在しないエリアが続く.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

それにしても交通量が少ない.
三が日の早朝ってこんなもの?
もしかしたら,旅装備のバイクやチャリも走っているかと思いきや,誰にも出会わなかった.

予想通り,ここから宗谷岬まではパーペキに追い風基調.
トップギアで回し切ってしまう.
凧状態で回さなくても後ろから押されて勝手に進む.

面白いのは後輪が巻き上げた雪が,風で押し戻されて背中やら足元にバシバシ当たること.
どんだけ風強いねん.

...と余裕かましながらも,復路の地獄が頭の中をよぎる.
今は推進力となっているこの風だが,当然帰りは逆風オールバックである.
考えたくねぇ...

港などの入り組んだ場所で一瞬風向きが変わる.
油断していると,そのまま横に持っていかれる.
危ない危ない.

OLYMPUS TG-5

やがて右手に「セイコーマートかみいそ店」が見えてきた.
日本最北のセイコマである.

ここはAJ-H伝統の「宗谷岬600km」のコース上にあるが,営業時間は23時まで.
行きか帰りに,ここで補給できるかどうかがモチベーションの維持に大きくかかわってくるのだ.
何かと思入れのあるセイコマだが,本日から営業開始のようだ.
こりゃ帰りに寄るべし.

OLYMPUS TG-5

この後も快走は続き,ようやく約束の地(いくつあるんだ?),宗谷岬着である.

OLYMPUS TG-5

少々わかりにくいが,宴の終わった1月2日の昼前,駐車場に旅人の姿は皆無だった.
駐車中のクルマもない.
テント群も全て撤収済み.

トイレ前にカバーをかけたハンターカブ一台だけが残されていた.

ここで誰もがするのが碑の前での記念撮影.
しかし,撮影を頼める人が誰もいない.

足つきの自撮り棒を持参し忘れたが,あったとしても,この強風下では立たせることは不可能だろう.
実際,ファット自体も横風で倒れるし,風の方向に合わせてもズルズル動いてしまうというとんでもないシチュエーション.

OLYMPUS TG-5

片手でファットを押さえながらの手伸ばし自撮りだけがかろうじて可能だった.

OLYMPUS TG-5

トイレに移動.

OLYMPUS TG-5

有名な青い壁のおみやげ屋さん前に避難.
なぜか電光掲示板の日付は「1月1日」のまま.なぜ?

OLYMPUS TG-5

そう,ここはエベレストの山頂と同じ.
本来なら人間が長時間とどまることが許されないデス・ゾーン...的な雰囲気が漂う.

滞在時間は10分にも満たなかったように思う.
そろそろ帰ろうかという時,駐車場に入ってきたクルマからカップルが降りてきて,碑の前で記念撮影.
「これは撮影を頼むチャンス!」とKazchariも碑に向かうが,相変わらずの強風.
先ほどのカップルも碑にしがみつき,髪を押さえつつ必死の撮影.
ようするに頼めるような状況ではなかった.

仕方がない.
生きるためにさっさと下山するに限る.

道路を渡り,快調に走ってきた道にファットのハンドルを向ける.
いきなり,グニッとステアリングが押されて曲がる.
そう,えげつない向かい風のせいだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

これはまずい.
マンガ的表現だと,こめかみにツーッと冷や汗が流れるシーン.
もちろん,この風と気温でそんなモノは流れない.

意を決してペダルを踏む.
なんだこの抵抗は!

ギアを落としても全く進まない.
サイコンの速度表示は「~10km/h」

ここからスタート地点の道の駅「わっかない」までは約30km.
単純計算で3時間!? この出力で?
一瞬,頭が真っ白になる.
頭の中では現状を回避できないものかと,計算が始まる.

【バスを使う】
あかん.輪行袋持ってへんわ.
その前に,ファットバイクが入るサイズの袋ってあるんか?

【ヒッチハイク】
漁村が点在するので,軽トラが結構走っている.
あの荷台ならファットも問題ない.
ハイエースなら余裕?
あかん.スパイクタイヤや.傷がつく.

【向かい風を避けて猿払周りで戻る】
これはないわー.プラス何km?

もちろん全て妄想.
ひたすら足を回し続けるしかない.

アベレージと心拍数は,ヒルクライム時に酷似.
そうか30km続く登りと思ったらええねん.
トレーニング&トレーニング.

時々,風が止む.
その瞬間を逃さずスピードアップ.
わずかな時間だけ,時速15km/hで距離を稼ぐ.
そしてまた向かい風が吹く.

救いなのは往路で通ったばかりなので見覚えがあるということ.

OLYMPUS TG-5

ここで思い出されるのが,マラソンランナー君原健二さんの名言.

「私は苦しくなると、よくやめたくなるんです。そんなとき、あの街角まで、あの電柱まで、あと100メートルだけ走ろう、そう自分に言い聞かせながら走るんです」

もしくは,ジョジョ第5部の名言.

「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。」

さらには,セブン25話の,

「基地はもうすぐだ。基地へ帰れば、温かいコーヒーと、スチームが俺を待ってるぞ!」

が思い浮かぶ.

Kazchariは昔からヤバイ状況になると,これまで見聞きした古今東西の様々な名言を思い出して,現状を「覚悟」しようとするクセがあるのだ(ただの現実逃避)

と言っても,今やっていることはただの遊び.
雪山で遭難したわけではない.
苦労を楽しんでいるレベルに過ぎないけどな.

とかなんとか夢想しているうちに,開いててよかった「セイコマかみいそ店」着.
幸い気温だけは高め.
暖かいモノを求めることなく,バナナ,エナジージェル,そして,ここでも神の飲み物である赤コーラを購入.

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残り20kmである.
思考と足の運動を切り離す「ゾンビ走法」にて,稚内市街に帰還.
ここまで来れば一安心.
余裕が出てきたので,稚内名物の1つである“彼”と記念撮影.

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この時期,彼に会えたのはたまたまだったようだ.

そして,ついに駅前の駐車場に到着ぅ.
なかなかの激闘でした.

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公式な「年越し宗谷」には参加できなかったもののなかなかの達成感.
うん.こんなんでいいんだよ(よくわからん).
さて,ファットをハスラーに乗せて向かうは約束の地(いくつあるんだ?)ヤムワッカナイ温泉.
これまた10月以来の訪問である.

勝手知ったるシステムで,ロッカーキーを受け取り,汗にまみれたウェアを脱ぐ.
後は旭川に帰るだけなので,禁を破ってサウナへ.
いつも通り10分間蒸された後,水風呂,そして(外はさすがに寒すぎるので)浴室内浴へ.
おかしい.
心拍が全然下がらん ⇒ “ととのい”どころではない.
特に根拠はないのだが,やっぱ,本調子ではないな,と1セットで終了することにした.
時間もあまりないしな.

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時刻は13時半.
ここで昼飯を済ませるつもりが,さすが三が日.
麺類,定食などめぼしいメニューは全て売り切れ(カレーぐらいしかない).

幸い,朝食で大量摂取したカロリーがまだ枯渇していない.
このまま帰るとしますか.

14時過ぎ,旭川へ向け出発.

帰り道,美深付近から吹雪に遭遇.
既に日は落ちて暗い.
そんな中,路肩で雪にまみれながら地図を眺めるチャリダーをパス.
すごいわ.
そやけど,こんな視界不良の中,走るのは無謀.

その後,道の駅「びふか」にピットイン.
ここにも雪に覆われたカブが停まっていた.
ライダーはトイレ内で休憩中.
声をかける.
もちろん「年越し宗谷」帰りだった.
名寄まで行ければ...という彼にこの吹雪の中の走行はキケンと進言.

そこへ,先ほどのチャリダーもやってきた.
「美深市内の公園の東屋でテントを張るつもり」と,とんでもないことを言う.

いいねぇ,これが若さか.
死なない程度に冬の北海道を体験してくれ.
悔しいので,決して「うらやましい」とは言わんぞ!

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旭川市内の「かつや」にて夕食.

iPhone11 Pro

やはり圧倒的なコスパ.
今年もお世話になります.

帰宅すると,大阪に帰省中のヨメさんからまたしてもLINE通話が.

「あー,明日やけどなぁ.飛行機が飛ぶかどうかわからんから,帰られへんかもしれんわ」

えっ,なんで? ストライキ?

「なんで知らんの? ホンマに日本におるんか? テレビつけてみぃ!」

というデジャブな会話.
パチッとテレビをつける.そこには羽田空港の惨状が映し出されていた.

とんでもないスタートだ,2024年の日本.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

2024/1/1 Mon

Get it done

iPhone11 Pro

朝5時起床.
2024年がスタートした.

昨年身内が亡くなったので,通常の正月の挨拶はできないらしい.
まっ,今家には誰もおらんけど.

Kazchari家,西へ

肝心の体調は,さすがに9時間近く寝ただけあって,かなり改善.
鼻水も止まっている.
咳が少しあるか.
クルマで稚内に行く分には問題なさそう.
やはり睡眠は偉大だ.

朝食として,昨夜のうちに冷蔵庫で解凍しておいた,佐賀県吉野ヶ里町のふるさと納税返礼品「黒毛和牛ハンバーグ」を焼く.

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一応マニュアル通りの時間で焼いたが,中心に十分な火が通ってなかった.
半分に切断後,フライパンに戻す.
こういうのは焼き加減が難しいな.
味はまずまず.いかにもな高級肉.

片付けやら洗濯を済ませて,自宅を出発したのは8時半頃.

今朝の旭川は超快晴でまぶしいほど.
クルマの温度計は「マイナス20℃」を表示していた.
キンキンに冷えてやがる.

自宅から目的地であるドーミーイン稚内までは約250km.
夏場なら5時間もあれば着くが,冬期だと6時間は見ておきたい(この距離感も北海道感覚).

国道40号を北上する.
士別までの有料高速道路は使いませんよ.もったいない.

道の駅「なよろ」にて,公式に「年越し宗谷」を過ごしてきた友人と連絡が取れた.
今朝のうちに無事に「呪いのキーホルダー」をgetしたとのこと.

説明しよう.
この「呪いのキーホルダー」とは元旦に稚内市が宗谷岬にて配布する,その年の「干支」キーホルダーである.
当然全部で12種類ある.
つまり,一つでもこのキーホルダーを手にした者は,以後11年間,大みそかに宗谷岬に通い続けなければならないのだぁ.知らんけど.

iPhone11 Pro

その友人とは,美深バイパス上でちょうどスイッチ.
Kazchariはそのまま北上を続ける.

音威子府を過ぎた.
ちなみに有事の際は,この音威子府の三叉路が北方からの侵略に対する国防絶対防衛ラインだとかなんとか.ウクライナ戦争もまだ続いているし,絵空事ではないお話やな.

このあたりから天候がやや悪化.
雪こそ降らないものの曇ってきた.

道の駅「なかがわ」着.
いました,いました.
年越し帰りの猛者どもが.

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カブ系やオフ車ならわかるが,フルカウルのSSがたまに混じっている.
あれはスゴイ.理解不能.
前輪荷重のコントロールはともかく.転倒時の物理的・精神的ダメージがはかりしれん.
いずれにせよ,ファットならともかく,こっちがクルマだと話しかけづらい(小心者).

缶コーヒーだけ買って出発.
その後も数台,南下するオートバイとすれ違った.

景色的にはオロロンライン.距離や安全,インフラ整備面を考えるとこちらの40号がベターな選択と思われる.

ハスラーのナビは10年ほど前のYupitel製.
その指示通りに進む.
2年前の「オホーツク1300」時のルートと同様,国道を離れて幌延方面へ右折する.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10月の利尻ライドの時も通ったなぁ,この道.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

幌延のセイコマは元日でも営業中.
さすが地方に欠かせないインフラだ.
ちょうど昼飯時である.
とは言え,明朝の“アレ”に備えて,バイオリズムを整えておく必要がある.
おにぎり2個にとどめておく.

iPhone11 Pro

ここから再び無料の高速道路,豊富バイパスに乗る.
交通量皆無.
前にも後ろにもクルマの姿がない.
除雪も完璧で実にスムーズに走行.
あっという間に稚内市内にin.

この時期心配なのがガソリン事情.
燃費がわりと良いハスラーも,家からここまでで既にタンクの半分を消費.
往復無給油はさすがに無理.
ちょうど丁時路にあって,いつも稚内からの帰路で給油するENEOSセルフが営業中であることを確認.明日も開いていてそう.

さて,久々っつーか10月以来の稚内である.
雪は積もっているものの,海沿いの町だけに旭川より少な目.

チェックイン時間である14時,無事に「ドーミーイン稚内」に到着.
ホテル脇の平地駐車エリアが空いていたので停める.
立体駐車だと荷物の出し入れが面倒なのだ.
いずれにせよ,一泊¥700かかる.

ちなみに少し海沿いに歩いた先にある公共駐車場だと無料.
節約志向の方はそちらに.

で,5階のダブルの部屋にチェックイン.
なかなかの広さとキレイさだ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

サービスのペットボトルの水2本と,洋梨ムースが冷蔵庫に入っていた.
さて,部屋でまったりしていると,大阪に帰省中のヨメさんからLINE通話.

「今,稚内やろ? そっち大丈夫?」

なんのこと?

「あんた,ホンマに日本におるんか? テレビ見てみぃ」

パチっ.そこには能登地方の惨状が映し出されていた.
しかし,なぜ稚内が心配? そうか,津波か!

確かに画面上,津波注意報が稚内から宗谷岬付近まで発令されていた.
ほぼ同時に,先ほど美深ですれちがった友人からも連絡あり.
もし地震発生が昨日だったら,年越し宗谷組に退避命令が出ていたかもしれん,とのこと.

しかし,まぁ,新年早々からとんでもない事態が起こる.
自然災害は人間の都合なんぞは考えない.

17時過ぎ,夕食のために外出.
さすが元日.
どこもかしこも閉まっている.

偶然営業中の『国際元気堂』という名の模型店を見つけた.
言うまでもなく日本最北の模型店となる.
スケール,キャラ,RC,完成品フィギュアなど商品,道具ともなかなかの品揃え.
隠れた名店とはこういう店のことを言うのだろうか?

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駅まで歩く.
電光掲示板の表示はなんと「マイナス4℃」
この時期,この時間にしては非常に暖かい.

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駅構内には列車待ちの人が多数.
年越し宗谷帰りと思われる,輪行袋を携えた人の姿もあった.

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大晦日から元旦にかけて,クルマをデポする予定だった市営駐車場もチェック.
十分スペースがある.

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何より助かるのが敷地内にある公衆トイレ.
冬期閉鎖されることもなく,常時使用可能なようだ.

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うん.この条件やったら車中泊余裕やったなぁ.
まさかの体調不良さえなければ...

観光名所,稚内港北防波堤ドームまで歩く.
さすがにこれを越えてくる津波はなかろう(警報では1m).

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かつてはライダーたちのキャンプ地として有名だったが,現在は禁止.
安全上はともかく,見た目がなぁ...場所が場所だけにホームレスのテント村ぽかった.

駅構内のセイコマが開いているのを確認.

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夕食も明朝の“アレ”のために,少量サイズの「のり弁」野菜ジュースのみにした.

ホテルに戻る途中,居酒屋の明かりを発見.
ちっ,せっかくやったらこっちに入ればよかった.

入口に面白いメモがあった,

「お酒を飲めない方は入店をお断りします」という,なかなかに攻めた内容.

理由としては「お酒を飲みながら地元料理を楽しんでもらいたい」店だからだそうな.
うーん,ここまで宣言されると逆に興味が出てきた.

弁当を買っていなければ入ってたかも...と思いきや,冷静に考えれば明日はハードなライド.
ここで酒飲んで,症状が悪化したら何しに来たのかわからんと,断念.
次回の楽しみにとっておこう.

ホテルに戻る.
半地下の駐車場にオートバイやグラベルバイクが置いてあった.

部屋にて食事.
テレビをつけると地震の被害がさらに拡大していた.
地震大国日本に住む以上,どこで遭遇するかわからない.

Kazchariも阪神淡路の体験者(被災はしていない).
あの時も,神戸界隈は大混乱だったが,すぐ隣りの大阪では一地域を除いてほぼ平常.
その対比が運命の残酷さを感じさせる.

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さて,このホテルのもう一つの売りは屋上にある天然温泉である.
残念ながら体調を鑑みて,サウナはあきらめ,その分時間をかけて露天風呂を楽しむ.
「風邪の時,サウナはいいのか」論争があるが,どうやら「入らない方が良い説」が優勢.

要注意!サウナに入ってはいけない6つのタイプの人とは?

そらそうやろなぁ.

浴室を出ると冷蔵庫が設置してあり,フリーのアイスクリームが提供されていた.いやホンマ至れり尽くせり.

さて,ドーミーインの特別なサービスは他にもある.
21時半以降に提供される「夜鳴きそば」だ.
夕食を少な目にしたのは,このそば(ラーメン)をあてこんでのことだったが...21時頃には寝落ちしてしまった.

明日はもっと回復してたらいいなぁ...zzz

(その2へ)

なんてこったの2023年の最終日~今年も走りました

2023/12/31 Sun

何かの罰か.

2023年もいよいよ大詰めだなぁ,伯爵ぅ.
本来の予定であれば朝から稚内に向かい,長年の夢であった「年越し宗谷」を決行するはずだったのだが...

年始年末のチャリ計画

この日も体内時計ばっちりで,いつも通り朝6時起床.
まず鼻に違和感&かむと黄色.

「うわっ,まさかリターン・オブ風邪!?」

ひさびさに風邪?~市販薬の選び方

どうやら昨日の「厳冬期カミヒル」は,アラカンのおっさんに想像以上のダメージを与えたようだぜ.
まぁ,一番の原因は帰りに寄ったサウナやったかもしれんけど.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

さて「鼻かんでスッキリ」で済めばよかったのだが,今度はなぜかくしゃみが全然止まらない.
かんでもかんでもズルズル.
涙は出てくるわ,人中はひりひりするわで不快感この上ない.
イメージとしては,鼻からノドにかけての通路がふさがっているかのよう...

まずいまずいまずい.

何がまずいって,明日1/1の稚内の宿は予約済みなのだ.
つまり今日無理して宗谷に向い,寒風の中徹夜して,体調がさらに悪化したらホテルの”アレ”が楽しめない.
その事態だけはどうしても避けたい.

で,結論は...今日は家でおとなしくし,体調の回復を待つべし.
この時点で公式かつ正式な「年越し宗谷」は次年度以降に持ち越しが決定となった.

現地で落ち合う予定だった同僚に連絡.
クルマで岬まで向かうという話だったので,現地で使用する強風よけのテントを運んでもらっていたのだが手間をかけさせてしまった.

となれば,無理せずに今日の大晦日をどう過ごすか?

まずは雪かきだな(体調悪いのでは?).
昨夜から結構降り続いている.
クルマを移動しつつ,1時間ほど徹底作業.
心なしか鼻が通った.

”明日の”遠征に備え,ファットにリアキャリアを再度取り付け.ハスラーに積み込んでおく.

最後の一踏みでSTRAVAの距離を稼ごうかと思っていたが,脚に昨日のダメージが残っているのと体調を鑑みて断念.
つーことで,毎年恒例の「YERA IN SPORT 2023」の最終結果は以下のようになった.

残念ながら年間走行距離の目標「12,000km」は250kmを残してクリアできず.
やはり5月の負傷と度重なるブルベのDNSが影響したか.

ちなみに2022年のデータは以下の通り.

合計時間 :515時間
総距離  :12,163km
総獲得標高:101,735m

おっ,距離と時間は短くなったが登っている.
これは年初の”クライマー宣言”にふさわしい成果やな.

各バイクの12/31時点での総走行距離はこんな感じ.
TOPSTONEEMONAを除き,2023年だけのデータではありません.

そうそうSTRAVAと言えば,昨年末に有料会員になった.
確かキャンペーンで割引だったと思う(確か¥6,000ほど)

無料版と異なり,いろいろと細かいデータ分析をしてくれる.
個人的には10位内以外のセグメントの順位表示やな.
イベント日だけのKOMなど,むっちゃモチベーションにつながってた.

継続を考えていたが,昨今の値上げ趨勢でなんと年間¥7,800へ.
さすがに払えんわと解約.
すると,先日またまたキャンペーン通知が,なんとプロもコードで25%オフの¥5,850に!

うん,これならと再契約した.

ちょっ,待てよ.
これってつまり毎年継続せずに一旦解約.
このキャンペーンとやらを待った方がオトクということ?
大丈夫か,STARVA?

「YEAR IN SPORT」に戻る.
そして選考基準はよくわからんが,ベストショットはこれらしい.

すべてがブルベ.

個人的な2023年のベストライドはなんつってっも『NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE』やったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

我が変態バイク「Canonndale TOPSTONE CARBON2 LEFTY」はこれに参加するために買ったようなもの.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

こんなハード過ぎて完走もギリギリ怪しいイベントが大人気とは,日本もまだまだ捨てたもんとちゃうな.
来年もぜひ参加したい.もちろん「EXTRA LONG」一択!

実はヨメさんと子供らはこの年末年始は帰省中.
家にはKazchari一人なのだ.

困るのが食事.
作り置きの冷凍品やら,家にあったインスタント物でごまかしていたが,それらも飽きてきた.
となると,外食なのだが,昨今の働き方改革&人手不足のせいか,今日明日と休業の店が増えている.

「近所のコンビニで弁当でも買うか」と出かけたが,見事に売り切れ.
仕方なくレンチン食品の「五目焼きそば」と「唐揚げ」を購入.
家で食べたが...まぁ...不味かった.
手ぇ抜かずにちゃんと作った方がええな,こりゃ.

食後,前回,病院で処方され,残してしまった風邪薬を飲んでみる.
これがめちゃめちゃ眠気を誘う.

録画していた『映画大好きポンポさん』を観ながら寝落ち.
なんてこった.

映画大好きポンポさん 豪華版 [Blu-ray]

なんとか2階のベッドまで這い上がり,前後不覚に床に就く.
時刻はなんと21時過ぎ.
なんとも言えない大晦日の夜.

明日は回復してますように...zzz

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

2023/12/30 Sat

空転するチカラ

OLYMPUS TG-5

ヤマタケさんプロデュースの一大サイクルイベント(?)発動.
毎年この時期に細々と行われているらしい年末カミヒルだが,今年はとんでもない人数での開催.
Kazchariの参加は4年振りである.

十勝岳アタックライド!

今回は走る人や,ふもとにクルマを置いてバンに相乗りする人,サポート選任の方など,アプローチ方法がバラバラ.
思い思いの方法で真冬のカミヒルを楽しむ変〇たちの集まりである.

そんな中,Kazchariは伝統の「降りて登る方式」を選択.
ゴール後に自分のクルマ(補給所)があるのがありがたい.

朝5時起床.
洗濯物の室内干しと朝食を済ませる.
気合を入れるあために”アレ”を飲んでおこうと補給食BOXを開けると...なんとストック切れだった.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

自宅から集合場所である十勝岳温泉「凌雲閣」までは,クルマでだいたい1時間半ほど.
雪道を考慮して7時に自宅を出る.

ほどよい気温,ほどよい積雪,それに年の瀬の早朝のためか交通量も少なく実に走りやすい.

順調に勝手にベースキャンプ指定している「セイコーマート上富良野店」着.

どうも昨夜から腹具合がよろしくない.
軽量化後,エナジードリンク,バナナ,コーヒー,ジェルを購入.

で,まずはハスラーによる登攀.当然路面のチェックも.
毎日除雪はされているのだろうけど,追いついていないのか結構な積雪.クルマでもわかる.
それに分岐点からは雪も激しく降っている.

こりゃ,血の味がするヒルクライムになりそう.

で,8時45分頃,凌雲閣駐車場着.
満車を心配する声もあったが,山スキーのクルマが3台ほどでガラガラである.
ファットバイクを降ろしてセッティング.

OLYMPUS TG-5

凌雲閣のトイレを借りる.
やはり温泉はポンプの故障により使用不可のようだ.
それにしても...ふかふかな雪.

OLYMPUS TG-5

しばらくするとイベント(?)参加者が続々と到着.

OLYMPUS TG-5

みなさんゴーグル+マスクと重装備のため,いつも以上に誰か誰だかさっぱりわからない.
手がかりであるチャリも冬用の別物なので人物特定のヒントにならない.
まぁ,いいでしょう.チャリ好きは走れば通じ合う(なんのこっちゃ).

出発前に記念撮影.

いただき画像

地獄の極寒ダウンヒル開始である.

ウェアはfinetrackインナー,パールイズミセーターの上にもう一枚(今は無き)dhbの起毛秋冬ジャージを追加.
で,いつものアウターで普段より1枚多め.

サイクルジャケット 上下セット

ダウンヒル先行で汗をかいていないため,これで十分だと思っていた時期がKazchariにもありました.
確かに上半身,下半身は問題なし.

バラクラバのおかげで耳や口元もなんとか耐えられた.

死角は末端の手にあった.
グローブは平地用のこれ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

甘くみてたなぁ.下りでは寒すぎで手がタヒぬ.
もちろんハンドルカバーを装着しているのだが,いやいや全然あかん.
秘蔵の電熱グローブにしたら良かったなぁ...と思ってんも後の祭り.

路面状況もなかなかに厳しい.
懸念していた通りのふわふわ雪で後輪がしょっちゅうスライドする.

前にMTBに乗っためっちゃうまい人がいた.
左右にケツを振りながら自由自在にバイクをコントロール.すごいな.

ドロッパーを落として重心を下げる.
逆にこれだけ不安定だとスピードを出せないので慎重にならざるを得ない.

いただき画像

今夏の「ツール・ド・北海道」の死亡事故,まさに同じ場所を走っている(にしても,この安全対策検討会って...).

それにKazchariは集団走行にトラウマがあるのだ.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

下手に転んでケガをすると,せっかくのイベントを台無しにしかねない.
そっちの方が緊張.いつもココロにカイ・シデン.

10kmほど下り,約束の地「チェーン脱着場」へ.

OLYMPUS TG-5

ここでお楽しみの軽量化タイム!
極寒の後は,間違いなく発汗地獄が待っている.
まずはアウターを脱ぐ.これで上は純粋なサイクリングジャージのみ.
下は...一応アウターを履いたまま.

ファットバイクは昨夜のうちにリアキャリアを外してある.
さらにバックミラーとハンドルカバーを取り外す.
ツールケースも持たない.
これで普段より2kgは軽い.

そして最強のサイクリング用防寒グローブに交換!

ショーワグローブ 【防寒手袋】 No.282 防寒テムレス オリーブグリーン Lサイズ 1双

標準色のブルーはアレだが,このグリーンやショップ限定のブラックはかっこよい.何より安い.

以上の脱いだウェアや装備品をかばんに詰め込む.
今回はサポートカーで頂上まで運んでもらえるのだ.実にありがたい.

で,ヒルクラ開始前の記念撮影.

いただき画像

さて,久しぶりのヒルクライムである.
ここんとこ「Rapha Festive 500」をクリアすべく,ZWIFTも平坦コースを走ってばかり,それに昨日も休息日にしただけあって,脚が実にフレッシュ.
ケイデンス高めで快調に登る.心拍も160台で推移.

いただき画像
いただき画像

だがしかし.その余裕も吹上温泉との分岐点まで.
言うまでもなく,ここからがカミヒルの真骨頂である.
斜度が一気に上がり,10~16%の坂が続く.

夏でもしんどいのに,今回最大のトラップが仕掛けられていた.
リアタイアが空転して全然進まん.

クルマの走行跡をトラック ⇒ 滑る
雪が積もった箇所をトラック ⇒ 滑る

本来であれば軽いギアで登りたいところも,トラクションをかけるために,あえて重いギアに落とす.
仕方がないが,くっ,重てぇ~
ひょっとしてキャリアありで,後輪荷重の方が良かったかも?

それでも最大の難所「カミホロ荘」前の激坂をナナメ走行にて,足つきなしで突破!
ここを越えれば,後はなんとかなるはず...と思っていた時期がKazchariにもありました.

天候悪化.
視界不良のためサングラスを外す.路面が見えない.
うむ.一体何と戦っているのやら.

続く14%の坂で,タイヤ空転⇒ふらつきからついに足つき.
その場で再スタートを図るも...断念.
斜度が緩むところまで押し歩く...ぐぬぬ.

まぁ,タイヤの空気を落とせばクリアできそうやったけどな(面倒くさい)

で,その後もふらふらしながらなんとかゴール.

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サポート隊や,ラン組で先にゴールしていた人たち,それに山スキーの方々に労われる.

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4年前同様,吹雪のゴール.
発汗が凄まじかったため,寒さは(まだ)感じない.
サポートカーに預けていた荷物から上着を取り出す.

ファットを早々にハスラーへ.
温泉は出なくても,シャワーとサウナは使えるということで,着替えを持って浴室へ.
さっぱりしたところで,後続のライダーが続々と帰って来た.
中には上半身裸の人も...ここは八甲田山か?

で,宴会場へ.
会費は¥1,500.食事の他,隣の「白銀荘」の入浴券がつきます.

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どなたかが言っていたが,何か合宿のノリやね.
2時間ほどおしゃべりして解散.
こりゃ来年の12/30も開催されそうな雰囲気.また来ます.

外に出ると,吹雪がやんで晴れ間が...そういうもんですな.

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さて,先ほどもらった「白銀荘」の入浴券.
シャワーを浴びて話し込んでいるうちに「まっ,今日はええかな.暗くなる前に山を下りよう」という結論になった.
幸い入浴券の使用は今日でなくても良いとのこと.
つーことで「白銀荘」の極上サウナはまた次回.

代わりにというわけではないが,近所の「花神楽」へ向かう.
年の瀬は営業時間を短縮する施設が多いので,早々に退館かと心配したが,さすがホテル併設.年末年始も通常通りの営業時間だった.

例によってサウナ3セット.
さすがに冬の北海道,外気浴は5分が限度.

休憩室で『ゴールデンカムイ』の続き.最終巻まで残り6巻.

ここで事件発生.

本棚前のチェアを陣取って読んでいたのだが,3歳ぐらいの女の子がやってきて,いきなり棚にあった「人生ゲーム」やブロック玩具を手に取り,中身をぶちまけやがった.
さすがに幼児を叱るのも大人気ないと思い放置(このご時世,下手にかかわると犯罪者扱いされるしな)

しかも,この子,時々「ギャー!!」と大音響で奇声を発するのだ.
「はよ,親来いや」と心の中で願っていると,ようやく祖母らしき人が登場.

「助かった」と思ったものの,このばーさん,孫と遊ぶこともなく,注意することもなく,隣のイスに座り込みスマホいじり.
その間も孫はKazchariの足をけったり,ゲームのパーツ2セット分を混ぜたりとやりたいホーダイ.

ようやく「さぁ,帰ろうか,〇〇ちゃん.おもちゃ片付けようね.あちらのも〇〇ちゃんが出したの?」とばーさんが言い出した.
するとそのガ...じゃなくて孫,なんと「ううん,あっちはちがう」と大ウソ.
ばーさん「あらそう?」と納得しかける.さすがに耐えかねて「すいません.ここらのおもちゃ,全部出してました」と告げ,ちゃっちゃと席を立つ.

さすがに子育て的にどうかと思うぞ,ばーさんよ.

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つーことで帰宅.
明日は外出予定のため,自宅の食材を消化.
チャーハン,ラーメン,餃子のセットを作る.
食べ過ぎた.

そして...どこでどう間違ったのか今年最大のピンチが,この後のKazchariに襲い掛かる.
さて,どうなりますことやら...波乱の2023年の締めくくり.続報を待てい!