ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

2025/5/4 Sun

返り討ち?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:73%,体感温度:8 ℃,風速:13.8 km/時,風向:SW

朝からすぐれない天気.
旭川は激しめの雨が降っている.

せっかくの休日である.
出かけたいところだが今日はアカンか...と思っていたところ,9時頃にメールがピコーンっと鳴る.砂川在住のJさんからだった.

「お疲れ様です.天気悪すぎですね.今日は深川をファットでのんびり散歩しようと思っております.一緒にどうですか?」

???

なぜ「天気悪すぎ」なのに,ライドのお誘いなのか?

わかりました.これはズバリ挑戦状ですね.謹んでお受けいたします.

そう,Jさんと言えば刺客である.
エグい豪脚ゆえ,そのペースに合わせるとこちらが先に逝ってしまふ.
早くも口内に鉄の味がしてきた.

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

しっかりと昼食を取り,集合時間の13:30に遅れることなく,深川『まあぶ』の駐車場着.
そう,『まあぶ』もまた我が定サウナの1つ.
どれだけライドで汚れようが,疲れようが,サ活で一発回復する...はず.

特に行先を相談したわけではないが,ここに来たら行く場所はほぼ一択.
そう,イルムケップ山の林道である.

Topstoneなイルムケップ•スカイラインライド

もちろん夏と違って,途中で残雪による通行止めの可能性が高い.
いいのだ.
グラベルを走ることそのものが目的なのだから.

ファットの前輪をはめて出発.
まずは定番のトトロ峠のネコバスへ.

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スタートからここまで,これから先も登り続けるのが今日のライド.
Jさん曰く「コスパがいいですよね,ここ」 何のコスパだ?

で,さらに登っていよいよイルムケップ・スカイラインの入口着.
まだ雑草が少ない=虫もいなくて快適.

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早速,”上りスイッチ”が入るKazchari.
別に競争しているわけではないのだが,重量級のJさんもしっかりついてくる.ぐぬぬ.エンジンの馬力が違い過ぎる.

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いくつかのカーブをクリアすると,ついに残雪が現れた.
ただし,しっかり四駆が通った跡がある.
つまり,まだ登れるのだ.

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ご覧の通り,路面はドロドロでヌタヌタ.
ファットで大正解な道.

いただき画像

ここの残雪を超えればゴールの山頂駐車場まで行けるかというと,そんなわけもなく,再び雪に道を塞がれる.
四駆もあきらめたのか,今度は轍なし.
このまま引き返すのも,もったいないので少しだけ押し歩き.
雪道ダウンヒルを楽しむ.
今年の冬は,とある事情でスノーライドを楽しめなかったのでちょうどヨシ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

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しばらく下ると脇道発見.
夏だと頂上にしか目がいかないが,今日は新道探索を楽しみましょう.

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冬期間の倒木だらけ.
四駆でも通れない道が続くが,チャリなら余裕.

だが,やはりこの道も残雪で通行止め.
分岐まで引き返す.
「深川西高・修練道場跡地」とあるが,こんな山奥で何を修練するのだ? 忍者?

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ちなみにJさんのファットは由緒正しい「SURLY」製.
もちろんクロモリ
タイヤサイズは3.8とやや細めだが,Jさんの豪脚が伴えば,走破性に何の問題もない.

「SURLY」と言えば「台湾一周」の際にレンタルしたチャリである.
心なしかフレーム形状がよく似ている.
同車種ではないと思うけど,あのオレンジ号もよく走った.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

本線をさらに下ると,別の分岐点を発見.
もちろん行ってみる.

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絶景が待っていた.
山頂を目指す以外でこんなに楽しめるとは.
イルムケップ・エリア,恐るべし.

風景だけではない.
少し登ってからのダウンヒル.

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先ほどまでの泥ヌタ路面と打って変わって,砕石エリア.
最近まかれたばかりなのか,それこそ子供のこぶしサイズの浮き石がゴロゴロ.
そこをファットでボヨン,ボヨンと走破する楽しさよ.

これ,タイヤの細いグラベル,それどころかMTBですら,走りにくい=怖くて仕方がない道では?

うむ,実はファットバイクこそ「オールロード」の名にふさわしいかもしれん(言い過ぎ).
まっ,いつまでもマイナーな存在だろうけど.そこがいい.

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またまた分岐.
今度ははるかかなたまで登る一本道.
軽く15%は越えてきそう.

Kazchari,無念の足つき.
さすがのハイパーなJエンジン,何の苦もなくグイグイと登っていく.スゲー.

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頂上で行き止まりだったらしく引き返す.
今度は林間ゾーン登場.
素晴らしく多彩なコースだ.

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メインの舗装路を横断して別のグラベルへ.
またしても絶景である.何だここ?

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しばらく”おとなしめの”グラベル.
おや,この森に続く道は...と探検.
グラベルライドは童心に帰らせてくれる.

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そして林間のロングストレートダウンヒル.

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林を抜けてもまだ延びる.
何か『NISEKO GRAVEL』で似たような道をたくさん走ったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

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山を下りきって小休止.
晴れ間が出てきた.
養蜂場のそばで桜を見る.

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もちろん探索は終わりではない.
デポ地に戻りつつ,脇道のグラベルに進入.
またしても絶景(だらけ).

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いきなり野ウサギが登場.
デカイ.それになかなか逃げない.
ファットを降りてじわじわと近づく.
自分の強さがわかっているのか.余裕をかましているのか.

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新グラベル探索も終盤.
これまた偶然にもネコバス弐号機(?)を発見.
ただの物置となってはいたが.どうしてここに置く?

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振り返ると雲の切れ間に夕陽の輝き.
遠方の山は島,そして深川の市街地が海に見える奇跡の一枚.

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寒くなってきた.
ここからはずっとダウンヒル.
デポ地の『まあぶ』に戻る.

ファットを積み込んで,さぁサ活!

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...と,いきたいところだが,さすがにGW真っ只中,サ室バカ混み&Jさんをあまり待たせるのも何なので,今回はサウナなしで.
まぁ,翌日は温泉宿に泊まるし.

夕食は併設のレストラン「きっちん旬彩」にて.
空腹だったが,あまり待たずに入れた.

注文したのは「深川ポークのトンテキ,ウインナー・ベーコン添え」

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もう写真で見るだけでも美味しそう.
正解です.マジで美味かった.
これまたリピート確実なメニュー.

つーことで,雨模様でグデっていたところ,急遽決まった午後からのいきなりグラベル.
結果的に新道続々発見の充実ライドだった.

イルムケップ周辺,あなどりがたし.
今度は夏やな.

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