2026/8/29 Sat
見せてもらおうか

晴れ.温度:18 ℃,湿度:69%,体感温度:19 ℃,風速:9.0 km/時,風向:N
ネット徘徊中に偶然見つけたのがこの企画.
「Brompton Experience Days in 札幌」8月29日・30日に開催 ― 北海道エリア初開催、一般参加者募集 ―
何が良いって,何かと気になる「BROMPTON G LINE」をそのメインフィールドであるグラベルで乗れること.
しかも10km中半分が未舗装路.こんな試乗会はめったにないぜ.
それに野幌森林公園と言えば,冬チャリのメッカ.
札幌在住のファットバイカーの聖地にもなっている.
ここはぜひ行ってみたい.
てなわけで,あわてて参加を申し込んだが,午前の部は定員7名に対して参加者は4名.やはり「小径車グラベル」は超ニッチな分野なのか?
集合時間は10時.
これなら前泊なしで旭川から直行できそう.
念のため(?),「黒金くん」こと,我が「T LINE」もハスラーに積んでおく.
で,9時半頃,無事「野幌森林公園」に到着.
既に「G LINE」が多数並べられており,なかなかの眺め.

BROとしてはめずらしく,「G LINE」にはサイズがある.
もちろんミクロマンKazchariは当然「S」サイズ(推奨身長:152〜168cm)をチョイス.
そして見た瞬間から気になっていたのが「スペースブラック」というカラー.
他の標準的な2色(グリーン,オレンジ)と異なり,マットブラックにラメ入りという,なかなかのデーハー.好みだ.

「G LINE」には標準でライトと三角スペースにはまるツールケースが付属している.
走行前に持参したボトル用のステムバックとサイコンを取り付ける.

残念ながらフレームの「G」マークがシールなのがアレだが...(うちの「T LINE」はちゃんとレーザー刻印)
サドルを高さ調整して駐車場をぐるっと回ってみる.
いやいや,これ,もうBROと全然ちゃう乗り物やん.
Kazchariは「P」と「T」を所有.
この2台と比べても,まず腰の位置・目線が高い.ポジションが全然違う.
そらそうだ.「G」は20インチタイヤなのだ.
そして剛性感がとんでもなく高い.
ふにゃふにゃな「P」は元より,チタンフレームの「T」より硬い.
ある意味,ママチャリ...とまではいかないが,どっしり感がある.
準備が整ったところで出発.
さすが野幌! スタートからいきなりグラベルでテンションが上がる.
森の中,誰もが黙って「G」の走行を噛みしめる.
木の間から光が差し込む.
今日も快晴.風もない.
鳥のさえずりだけが聞こえる...って,あれ? いつものグラベルライドと何かが違う.
確かにブロックタイヤがジャリを蹴る音は聞こえる.
何かが足りない.
わかった,チェーン回りやギアなどの機械ノイズが極端に少ない.
つまりこのチャリはひたすら静かなのだ.

一旦休憩.
この時,「BROMPTON・JAPAN」から来られたガイドさんに,先ほどのインプレッションを伝える.
「静か? そうかもしれませんね.まぁ,ほぼ新車なので...」
お,おう...
いずれにせよ,ノイズだけでなく変速も超絶スムーズなのは確か.
うちの12速BROたちは内装3段だが,その最大の欠点はペダリングを止めないと変速できないこと.
小径タイヤは,脚を止めるとただでさえ失速するのに...これが最大のストレス.
その点,「G」は8段変速の「SHIMANO ALFINE」を採用.
こいつはペダリングを止めなくても(トルクを抜かなくても)変速可.
それだけでも素晴らしい.

このブラックカラー良いなぁ...
他の2色(+サンドカラー)に比べると,流通量が少ないとか.
にしても,野幌自然公園のグラベルは走りやすい.
一部,泥濘があったがずーっとフラット.
「G」のタイヤパターンはこんな感じ.

ガレ場とまではいかないが,少し荒れたダウンヒルだと心もとなさそうなタイヤである.タコの吸盤っぽい?
ちなみにガイドのお二人は,”みんな大好き”GRAVEL KINGの「X1」を履かせている.
乗り心地,転がり抵抗が全然違うそうな(グラキン圧勝!).
そやろな.
Kazchariも「G」を入手したら,すぐにX1に...って,はっ,今,なんて妄想を!
で,あっという間に5km走りきってしまい舗装路へ.
ここでも「G」の安定感は変わらず...って,逆に個性が消えて「ザ・自転車」に.
まるでママチャリに乗っているかのような...っていいのか?
ちなみに「G」は本国イギリスよりもアメリカで爆売れしているらしい.
グラベル天国+ピックアップトラックに適当に乗せられる丈夫さが好評とのこと.
幹線道路沿いのコンビニで休憩.
参加者の一人が「BROMPTONと思わななければいい自転車」と何度も呟いていたのが印象的.

では,BROらしさとは?
Kazchariは「見た目と走行フィールのギャップ」と感じている.
「重くてもっさりしていて,速く走らせるにはケイデンスを爆上げしないとダメ」
「小径車ゆえ,フラフラしている」
「登れない」
実際に乗ってみればこれらの印象が全部ひっくり返るのが衝撃的.
特にうちの「T」なんて...(これは別格デス)
一方「G」はよくも悪くも”まんま”.
驚いたのは,先ほど書いた「静かさ」ぐらいで,後は予測の範囲内だったなぁ.
安心・安定とも言えるけど.
まぁ,エグいグラベル走ったり,1週間程度の旅に使ってみないと最終評価は下せんけどな(無理な話である).
自転車系YouTuberの「けんたさん」は,『NISEKO』や『TOKACHI』のグラベル動画で「G」を使っている(レンタルらしい).
先日の『そらちGF』でも「G」で走っている人がいた.
住宅街を経由して森林公園に戻る.
もう一度,森に入りたいところだが,素直に返却.

四国や九州を旅してわかったが,BROは実に荷物が積みやすい構造をしている.
前にも後ろにも大量の荷物が載せられる.
ましてや「G」だとらデカくてさらに頑丈.キャンプ道具も山積みできそう...ではある(重さはさておき).
「BROMPTON・JAPAN(TOKYO?)」では,「G」は都民ではなく,周辺県(グンマー?)からのお買い求めが多いとか.

つーことで,グラベル込みの10kmライド終了.
「G」はびっくりするくらいスムーズで静かな自転車だった...という総括.
ただし,欲しいかと言われると...小径車増やすならやっぱり速さ重視でTyrell(ノンフォールディング.ミニベロ系)かなぁ.
グラベル行くからと,うちのオフ系3兄弟(FATBOY,EPIC,TOPSTONE)を差し置いて,「G」を選ぶ状況が想像できない.
さて,これからどーする?
せっかく札幌まで出て来たので,どこかで”サ活”でも,と考えたものの,さすがにこの程度のポタでは大して汗もかかず,運動した気が全くしない.
「G」のフィーリングがカラダに残っているうちに,自分の「T」と比較してみるのも面白いかも...と,旭川に帰りつつ,ライドが快適な道と”サ活”ができそうな道内ブルベの聖地『滝川ふる愛の里』に行くことにした.
途中で昼飯を食べて,14時過ぎに目的地着.
「T」を降ろして周辺の散策ライドを開始する.
隣の公園にかかる橋の下ではカヤックを楽しむ家族連れがたくさんいた.

しばらく進むと変電所?
なんか電柱の並び方が「ビームバリア」施設っぽい.あぁハサウェイ...
第三部もぜひとも原作準拠で.
やっぱり副題は「サン・オブ・ブライト」なのかな?

住宅街を走っていても面白くないので,ここはやはり河川敷へ向かう.
さすが石狩川.右岸左岸とも,しっかりと「自転車道」が整備されている.

1時間くらい走ったら引きかえして...みたいなざっくりプランでスタートしたが,途中で面白い看板を発見.

石狩川とその支流の徳富川をぐるっとまわるルートが紹介されていた.
こういうのに従って走ると,意外に面白い発見があったりする.

にしても,やっぱり「T」は軽くて速い.
アリエクで買った”なんちゃって”3Dプリントサドルもしっくりくる.
軽量化してペダル込みで8.8kg.
ただし,さっき乗ってた「G」より,チェーンやら変速機やらタイヤノイズが”うるさい”のなぜ?

ルートを少し外れると行き止まり.
こうした探検が気軽にできるのがBRO.
ヒルクライムレース連戦につき,キックスタンドは外してある.
やっぱスタンドがある方が便利だな.

旭川周辺の自転車道より狭いが,よく整備されており走りやすい.
つーか,他のチャリと全然会わないなぁ.

「深川砂川自転車道」とペイント.
つまり,この両都市間を繋いでいる? 本当なら長い.

河川敷にはパークゴルフ場があったり,グライダーの発着場があったり.
特に後者が見ごたえあり.
今日もセスナにひっぱられながらフライトするグライダーを何機も見た.
不思議だ.
なぜあれで飛べるのか,どうやって着地するのか,それに...どうしてアレに乗ろうと思ったのか(余計なお世話です).

看板通りに「石狩・徳富探索ルート」をクリアしてデポ地に戻る.
走り足りないので少しおかわり.

堤防に上がるために,橋の付近からはスロープが伸びているはず...という思い込みがあったが...ない.
エスケイプ路を見つけるまで,かなりの距離を走らされた.

妙に道が細く,荒れてきた.
どこまで続くのだろう?

で,なんだかんだでデポ地「ふれ愛の里」に帰還.
急に風呂に入る気も失せて,このまま帰宅することにした.
暑すぎず寒すぎず,そして低負荷のライド.
汗や疲労に悩まされることのなかった快適ライドだった,ということでせう.

つーことで,「G LINE」でグラベル試乗ライドでした.
悪くはない.悪くはないが,耳元で悪魔に囁かれなくて良かった...(何せ50万超)

