EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

2025/5/11 Sun

さぁ,地獄を楽しみな

iPhone15 Pro

曇り.温度:13 ℃,湿度:85%,体感温度:11 ℃,風速:10.4 km/時,風向:WSW

DoRideさんの運営の「全道MTB4時間耐久レースin上砂川」に参加した.

全道MTB4時間耐久レースin上砂川

人生初のMTBレースである.
はたして,その結果は...

4時間,27周回でソロ部門12/19位と,オデノカラダハボドボドダ!
いくら初レースとは言え,あまりにも不甲斐ない.
そして死兆星が見えた阿鼻叫喚の地獄絵図.

ちなみに優勝した方はなんと40周回である.
本当に同じ人類なんか? バ,バケモノか!

では,当日の朝にプレイバック...(♪きゅるきゅる~)

会場の上砂川は自宅から2時間ほど.
朝5時頃に家を出る.

レース前日の土曜日は大雨.
今日も午前中は雨予報.
実際,旭川出発時も小雨が降っていた.

ブルベだと7割方DNSしていたであろう天気.
だがしかし,今日はMTBレース.
泥にまみれてナンボなのだぁ!...とお気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

マシンはもちろん「Specialized EPIC EXPERT」
フルカーボン,フルサスのXCレース用軽量MTBである.
「S-WORKS」ではないものの,定価¥1,000,000の準ハイエンド(を¥300,000引きで買った).

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

これで勝てねば貴様は無能だ...と,ハイ.無能でした.
所詮,チャリはエンジンが高性能でないと宝の持ち腐れであると痛感.

会場へ向かう途中,補給食として「アミノバイタル」やら「ミニクリームパン」を購入.

アミノバイタル 味の素 ゼリードリンク パーフェクトエネルギー グレープフルーツ味 130g×6個 アミノ酸 5000mg アラニン プロリン 栄養補給

いつものレース同様,「スーパーメダリスト」をちびちび飲みながらハンドルを握る.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

7時過ぎに会場in.
さすがに早く来過ぎたか,まだ参加者の姿は少ない.
受付になるべく近い場所に駐車.

隣の家族連れに挨拶.
「すいませ~ん.このレース初めて参加するんですけど,クルマここでいいんでしょうか?」と早速コミュニケーションを取り,情報収集.

見れば,参加するのは親御さんではなく,そのお子様たちのようだ.
高校生と小学生?
しかし,チャリやウェアは本格的.
英才教育なのか?

他にもキッズ・ライダーがちらほら.
「S-WORKS」乗りまでいて驚く.

EPICをクルマから降ろしてウォーミングアップ.
コースにはまだ入れないので,会場周辺をうろうろと徘徊.

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何せ初心者である.
サスや空気圧のセッティングも何もかも全然わからん.

一応,Google先生に「前後2.2Barぐらいが良いでしょう」と教えてもらうが,今思えば,今日のようなマッドコンディション+体重58kgのKazchariだと明らかに高すぎ.
これが後の”坂道空転地獄”につながった気がする.

8時受付開始.
エントリー時は隣接する温泉施設が休館のために使えない⇒¥1,000引きだったが,この大会のために休館日を延期してくれたらしい.
ゆえに「入浴+弁当代」として,追加で¥1,000払った.

ゼッケンをもらう.
エントリーが早かったせいか,トップの「№11」だった.

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パンフ兼メンバーリストももらう.
TさんやFさん,Nさんなど強豪勢の名前が並ぶ.

こうして見るとソロ参加でも,みな何らかのチーム名を記入していた.
Kazchariだけがチーム名空欄だったが「おだってるJAPAN」にしとけばよかったかな.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

今度からそーするか.

さて,ここから8時40分までコースを試走できる.
意気揚々と進入するが,「うわ,これは楽しい~」と思ったのは最初だけ.
すぐにこのコースの凶悪さに気付く.

コースはスキー場の斜面に作られている.
様は登りか下りしかない.
平坦なのは,建物をまわるアスファルト部分のみ.

そして,昨日からの雨でコースコンディションはヌタヌタドロドロのマッド路面.
10%以上の激坂が3か所ほどあるわ,180°ターンはあるわ,ホイール1/3が埋まる水たまりはあるわ,岩石の横をタイヤ1本分しか走れない道があるわで,もうヤベー予感しかしない.

ゆっくり1周しただけなのに,もうヘロヘロ.
こ,これを4時間!? 正気の沙汰ではない.

「何か,とんでもないイベントにエントリーしたのかもしれない...」と後悔しても後の祭り.
競技説明後,9時のスタート時間がやってきた.

何せ4時間である.
映画2本分を一人で走り続けるのだ(『タイタニック』より長い)
補給はどうする? トイレはどうする.
そんなド素人の不安をよそにレースが始まった.

驚いたのはトップランカー達のスタートダッシュ.
もう最初からとんでもないスピードでカっとんで行く.

「も,もつのか,あれで?」

どんなエンジン積んでるのやら...
で,Kazchariの方は早々に「完走すること」に目標を切り替える.

最初は登れていた坂セクションも,タイヤのブロックに泥が詰まって空転.
さらには,コース作成のために刈られた草が泥と交じって粘土状に.
それがフロントギアやリアサス,チェーン付近にからみ,とんでもない抵抗になる.桜の花びらがトッピング...

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チーム参加者はまだ良い.
交代(休憩)時に高圧洗浄機で泥を洗い流せる.

ソロかつ初心者のKazchari,あろうことか,そのシーンを見て,レースを中断し洗車するという暴挙に出る(アホです)
こんなことをしている場合ではないと,以降は停車時に手で泥を掻き出す作業数回.
もはや,何をしているのかわからない.

泥の弊害はまだある.

ボトルの水が飲めないのだ.
本体は元より飲み口も泥だらけ.
とても口をつける気にならない.

また,ピンディングに泥がつまり,SPDペダルがはまらない.

サイコンにも泥が飛び散って,画面が見づらい上にタッチスクリーンの誤作動まで起こる.

もう何がなんだか...変な笑いしか出ない.

ゴール前の直線,ちょうどクルマの駐車列の間を通る,つまりここがピットになっている.
目安として1時間ごとに停車,いそいでアミノバイタルを飲み,クリームパンを頬張り,水分を補給する.

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残念ながら,それだと全くエネルギーが足りなかった.
常にハンガーノック気味.

そして,レース後半になるにつれ,左足が頻繁につるようになった.
特に転びそうになって足を着いて,再スタートする時である.
下腿三頭筋だろう.激痛とともに脚の指を全然伸ばせなくなってしまう.

ついでに右足も古傷の腸脛靭帯炎が再発.
膝の外側およびふくらはぎ上部にも激痛が走る.

上肢も問題.
不整地と言えば,何よりもバイクコントロールが重要.
暴れるバイクを上肢・体幹で押さえつける必要がある.
ところが...全く力が入らない.

特に右手.
明らかに握力ほかの筋力が低下している.
言うまでもなく鎖骨骨折をやらかした側である.
絶対に右側にコケるわけにはいかない.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

おまけにシフトレバーとドロッパーレバーにも,左右の親指があたって,皮がむけて出血.

...てな感じで満身創痍
周回タイムがどんどん落ちていく.

坂だけでなく(かせげる)平地ですら全然踏めない.
チーム参加とは言え,キッズたちにも抜かれていく...

あまつさえ雨も降りだす.
実況の方も「いやぁ,今日のレースは本当にキツイですねぇ~」と連呼.

そんな中,トップ争いを続けるライダーの走りは,正に天上人の戦い.
何しろ速い,かつスタミナ無尽蔵.
テクニックもエグイ.
マッドな轍だろうが,急ターンだろうが無駄なくグイグイと進んでいく.

下手クソなKazchariなんかは,比較的締まった路面をトレースするような走りになってしまうが,上手い人は最短距離,もしくは周回遅れをパスするために道なき道をガシガシ走っている.

信じられん.

弱ペダのMTB編で「MTBのコースは立体的.狭い場所でも抜けるポイントはいくらでもある」みたいなセリフがあったが,100億%納得.

後半2時間,もう完全に脚がなくなって,ちょっとした坂道も上がれない.
EPICから降りて押すべし.

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ…そしてなによりもォ! 速さが足りない!!
(スクライド:クーガーのセリフ)

要は...圧倒的に体力とテクニックが足りないッ!

ついに4時間が経過.
ここまで「早く終われ」と願ったレースはこれまでなかった.
とりあえず完走できたことで,自分をホメてやりたい...トホホ

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高圧洗車機の列に並ぶ.
前に並ぶ,ベテランっぽいライダーに話しかける(グチ?).

DoRideのイベントの中でも,この「上砂川4時間」は時間的にもコース難度的にも特にキツイそうな.
うわっ,出るレースをミスった?

それに「BBは今日中に外して清掃および乾燥させた方が良い」とのアドバイスをもらう.
そうしないと,異音が発生し,寿命が短くなくなってしまうから,とか.

「と,言っても,今日の今日で作業する元気もありませんけどねーガハハッ」

そ,そーすね.同意です.
つーことで,ざっと洗車した後,弁当をもらって黙々と食べる.

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現在14時過ぎ.
15時から表彰式だが,もちろんKazchariには無縁の世界.

隣の「上砂川温泉パンケの湯」で疲れを癒す.

上砂川温泉パンケの湯

しっかりと”サ活”3セット.
外気浴ができないのが残念だが,お湯の質は上々.

15時半,会場に戻ると残っているクルマはほとんどなかった.

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皮肉にもレース終了後,天気はすっかり回復.
太陽がまぶしく暑いほど.

ラインテープが取り除かれたコースをぼんやりと眺め,レースを反芻.

それにしてもマジできつかった.

接触や落車が怖いので,いわゆる「ロードレース」には出たことはないが,Kazchariは短時間瞬発系より,長時間ペース走法なら得意と思い込んでたなぁ.
ゆえにMTBの初レースも「4時間耐久」にしたが,ペースやら何やら考える余裕なしっ!

ブルベやらヒルクライムと,MTBレースは完全に別の種目だった.
スノーレース? あれは少々特殊.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

同じ「人力2輪」と言えど,機種ごとに用途,乗りこなし方が別物.
それだけバリエーション豊かなのがチャリ趣味の特徴やね.

つーか,今日のコンディションだといっそ「ファット+フラぺ」の方が良くね?
ファットの人はいなかったので,目立って,たくさんアナウンスしてもらえたかも...(うれしいのか?)

いずれにせよ,グラベルをのんびり走るだけでは,体力もテクニックも身に付かないことがよくわかった.

弱ペダの最新刊でMTB出身者が(バイクコントロールという点において)「ロードは楽だよねぇ」とイキってるのもさもありなん.

弱虫ペダル 95

つーことで,強烈な体験ほど記憶に残り,また経験したくなる.
MTBレース,楽しいぞお!(説得力ゼロ)

iPhone15 Pro 平和だったスタート前...

BROMPTONなBRM506薄野200(その3)

2025/5/6 Tue

最高のデジタルデトックス

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曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

その2はこちら ⇒ BROMPTONなBRM506薄野200(その2)

昼食(?)を終えて,セブンイレブン小樽銭函店を出発.
しばらく進むと,もう一つのPC,セイコマがあった.

こちらもこちらでランドヌールが多数休憩中.
記念ブルベだし,天気も良いしで盛り上がってますなぁ.

交差点で停車中.
目の前を実に“昭和テイスト”な暴ヤンが通過.
ほほえましいと言えばほほえましいが,真昼間である.警察仕事しろ.

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ここからは国道337号に入る.
いわゆる産業道路.
旭川から札幌市街をパスして小樽方面に向かう際,よく通る道である.

道幅が広く,走りやすいと言えば走りやすいが,無味乾燥.
せいぜい時速20km台のチャリでは,変わらない風景が直線で長々と続く感.
追い風基調なのが助かった.
こういう道,トレイン組んだら速いやろなぁ...

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ロードバイクに抜かれたり,抜いたりとゾンビ走法でひたすらBROを漕ぐ.
この頃からだろうか,肩甲骨の間に痛みを感じ始めたのは.
僧帽筋にダメージが蓄積されつつあるようだ.

理由?

それはBROのポジションに自由度がないから.
走行性能そのものには不満はないが,常にこの幅のせまいMハンはキツイ.
ドロップハンドルは偉大だ.

BROマイスターのO西さんが,あれほどTTバーにこだわる理由がようやくわかった.こりゃ長距離キツいわ.

せめて,バーエンドにつけるプルホーンだっけ?
あれがあるとだいぶ違うかもしれない.
バックミラーの取り付け場所に工夫が必要だが.

やがて国道231号(日本海オロロンライン)になる.
後方から来たロードのトレインに誘われて,しばらく踏ん張ることもあったが,やはりキツくて離れてしまう.ぐぬぬ(それが普通です.どーしてついていけると思うのか?)
このあたり,相変わらず路肩は狭く,道路も穴だらけ.
後輪の外し方がよくわからんので,パンクしたら終わりかもしれん我がBRO,慎重かつパンク回避を願いながら進む.

何か見覚えがある道が...おお,これは懐かしの『石狩200』のルートではあーりませんか.

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

となると,あの絶景の坂を登るのか.

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坂の後に合流したえくせらさんラナさんに引かれつつ,100kmを越え,ようやくPC2到着.

【118.1km地点.PC2:セイコーマート厚田店】

おお,エアロロードのガチ勢軍団がたむろしている.
水分と栄養を補給.
ENIWA RACINGのKさんがいたので,来週参戦予定の「上砂川MTB4耐」の情報を聞く.
知り合いの参加はないとのこと(実際はENIWAジャージの人もいた).
やはりMTBレースとブルベ民とは客層があまりかぶらないのかもしれない.

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ボトルの水が半分ほどだったため,ミネラルウォーターを購入.
グループライドだと2リットル1本買って,みんなでシェアできたりして便利である.

さて,本ブルベも,ようやく半分を過ぎた.
実質折り返し地点である.
海岸沿いと別れ,山岳地域に入る.

道道11号月形厚田線スタート.
日差しはあるが,気温が高すぎないのが助かる.

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前後に誰もいない.
淡々とヒルクライムをこなす.
これを「虚無の時間」というなら,それはそれで正しいのだろうが,ここはポジティブに「デジタルデトックスの時間」と捉えたい.

現代人はとかく,空き時間を娯楽,特にデジタルで埋めようとする.
そして脳が疲弊する.
そうした刺激過多の人工的な創作物.
確かに面白い.
だが,いつまで経っても視聴をやめられない中毒性の高い劇薬から離れるには,こうしたヒルクライム,いやブルベが一番やな.

デジタルデトックス~無料快楽コンテンツの罠

あっ,走行中もサイコン(デジタル)は見ますよ.許してぇ.

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初使用の「BRYTON S500」も,いい仕事をしてくれる.

たぶん,このあたりが頂上.

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月形演習林?
青い花が美しかったので.

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爽快なダウンヒルで山越え完了.
国道を越え,お次は空知地域らしい,さえぎるモノない田園を風に耐えつつ走る.

ようやく,田園エリアを抜け新篠津の市街地に突入.
通過チェックに行く前にセルフPCとしてセイコマにピットイン.

赤コーラで糖分補給.
ブルベを続けていると,カラダが何を欲しがっているのか,料理・食べ物ではなく成分単位でわかるように...なった気がする(言い過ぎ).

Kazchariだけでなく,続々とランドヌールが停車.
位置的にここはそういう所だったようだ.
併設しているソフトクリーム屋も有名とのこと.
さすがにブルベ中に食べるモノではないなぁ...と思っていたら,チャレンジャーが.

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バニラの上にホイップクリームという凶悪さ.
美味しそうだが...今じゃない.

ここからは4人でトレイン組んで,通過チェックに向かう.

【161.9km地点.通過チェック:しんしのつの天文台】

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運が良かったのか,シェルターをスライドさせて,天体望遠鏡むき出しのシーンに遭遇.
まだ陽は落ちていないが,何を観ているのだろう?

時間があれば,スタッフの人に色々聞いてみたいところだが,良くも悪くもブルベ中.そそくさと写真だけを撮って,ゴールの札幌を目指す.

ここからの40kmがなかなか辛かった.
BRO参加の特権(甘え)で,ロードの3人にずっと引いていてもらったのだが,元々巡航速度が数キロ違う.それに合わせるには相当パワーが必要だった.
いやぁ,いい練習になりました(明らかにオーバーリーチ)

それに道路状況がひどい,ひどすぎる.
マジで落車してもおかしくない大穴だらけ.
ひいてもらうのはありがたいのだが,それだけ発見が遅れることになる.
「落車ダメ,ゼッタイ!」キャンペーン中なので,かなり緊張した.

で,札幌市街地に入ると,路肩はほぼなくなり,クルマはクルマで車間なしで並走,追い抜きするので怖い怖い.
おまけに信号坂である.

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こうして考えると,旭川をはじめとした地方発着ブルベはストレスがなくて良い.
まぁ,今回は「すすきの」であることに意味があるので,こうした混雑に不満を言っても仕方がない.

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まぁ,こうした試練の数々も終わる時がやってくる.

恐れていたパンクもなく,ゴールである「セブンイレブン札幌南3条西8丁目店」着.

例によってブルベのゴールで購入するのは,迷いなく「ザバス」のミルクプロテイン.
最近流行りなのかノンアルビールが一部界隈で人気のようだ.

てっきり,店の前で乾杯していくのかと思いきや,ゴール受付まで走ってから...ということらしい.
ああそうか,店の前に大量にチャリが停まっていると顰蹙...という話がブリーフィングであった.出禁ダメ,ゼッタイ!(いろいろあったようです)

で,少し移動して新築したてなのか,やたら豪奢な「札幌市中央区区民センター」に移動.
1階のチャリ駐輪場には大量のランドヌールチャリが...壮観である.

受付部屋にて,レシートおよび写真を見せて無事認定.

10時間31分だった.

おかしい.ギリギリ隊のつもりで時間を目いっぱい使って楽しむつもりだったが,これではロードとまではいかんが,グラベルやファット参加時とそんなにタイムが変わらん.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

まぁ,ラスト40kmをひいてもらったおかげではあるけど.
それでも,BROの走行性能は素晴らしい.恐ろしい子!
それこそTTバー付ければ無敵?

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本ブルベでは通常の「200km完走メダル」(¥1,000)「20周年記念メダル」(¥2,000)の両方を購入できる.
Kazchariはこれまで参加したブルベのメダルは欠かさず購入しているので,今回も2つとも...と思ったが,財布には¥2,000の他,栄一1枚しか入っていなかった.
お釣りが用意できない,とのことで,どちらしかか買えない...となると記念メダル一択でしょう(後日発送).

受付でもう少しのんびりしていきたいところだが,ハスラーのデポ地まで,まだ12kmほど走らねばならない.
数名と次週の『桂沢200』での再会を約束して去る.

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走り出したは良いが,渋滞と信号坂に阻まれて,なかなか市街地を脱出できない.
日が落ちてどんどん暗くなる.
通行人が増え,少しずつネオンが灯る.
10月ならともかく,5月では明るいうちにゴールしてしまう.
主催者がこのブルベに込めた「鮮やかなすすきの夜景を堪能しながらゴールしてください」を,ゴール後にわずかながら体験できた.

いや,ギリギリ隊なら8時着なので問題なしか.

ようやく丘珠付近まで脱出.
残光が印象的な本日最後の写真.

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デポ地にてハスラーにBROを積み込む.
風呂に入りたいぞ.

いつもの定サウナである『ふとみ銘泉』に向かい,ゆっくり休んでから旭川に帰るか...と思っていた時期がKazchariにもありました.

『ふとみ』に到着しサ活して,リラックスルームで横になると,しっかり寝落ち.
気が付くと深夜.
もはや帰る気力はない.
このまま寝ます.おやすみなさい.
やはりBROMPTONでのブルベ,ダメージがでかい...

えっ,次回? うーん,しばらくはいいや.
ただ,こういうキツいイベントは非常に記憶に残る.
そしてまたやりたくなる...

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遅ればせながら,AJ様,20周年おめでとうございます.
こんなに楽しい趣味を知り,参加することができて,本当に楽しいです.

これからもよろしくお願いします.
一生ブルベします(マジか)

BROMPTONなBRM506薄野200(その2)

2025/5/6 Tue

まわってまわって

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曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

その1はこちら ⇒ BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

定山渓温泉を抜けると,寂れた道道1号(?)へ.
北海道あるあるなのだが,雪解け直後は道路の陥没がひどい,ひどすぎる.
さらに路肩はジャリが浮きまくっている.
パンクどころか落車トラップだらけである.

そして...いやホンマ,札幌ナンバーのクルマはマナーが悪すぎる.
勘弁してくれ.

まず,追い抜き時に車間をほとんど空けない.
対向車線にクルマが走っていないのにもかかわらずである.
それにやたらクラクションを鳴らす(注意というより威嚇?)

キープレフトで走っていても,陥没穴を避けるため,意図せず右によれることもある.
その横を猛スピードで通過するクルマ.
この車間ではひっかけられてもおかしくない.

ここらではこういうのが標準なのか?
地元の旭川のみならず道内の別の地域でも,ここまでひどい扱いはない(主観).
バックミラーは必須装備である.
安全のため,そろそろレーダー導入も考えるか.

CYCPLUS 自転車 テールライト L7

「バッテリーが400ブルベをカバーできる20時間くらい持てばなぁ...」と思っていたところ,最新のこいつは公称30時間.マジか.

と,ぶつぶつ言いながらも「さっぽろ湖」着.
一応ブロガーの端くれなので走ってばかりではなく,写真も撮らないと...

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朝里峠を目指してひたすら登りが続く.
12速のBROは登り性能も超優秀.
この程度であればギアの不足を感じることはない.
これ,今度カミヒル逝ってみるか.

小径車ゆえ,ダンシングが難しいものの,サドルが優秀なのか座りっぱなしでもケツがあまり痛くならない.ありがた山.

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この季節らしい,両サイド残雪の中を走る.

交通量が多いのには理由があった.
なんと「札幌国際スキー場」はまだ営業中だった.

そこを横目にもうひと踏ん張り.
ようやく頂上らしきスペースが見えてきた.

参加者ではない一般ローディも見かけたが,なんと半袖半パン.
どちらに行くにしてもこれから下りなのに大丈夫か?

つづら折れのダウンヒル開始.
ブリーフィング通り,深めの縦溝が怖い.
小径車ならなおさらである.ハンドルがぶれるぶれる.
ただでさえ,鎖骨骨折のトラウマがあるのだ...

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落車ダメ,ゼッタイ!なので,慎重かつ慎重に,ゆーっくりと下る.
せっかく貯めた位置エネルギーの無駄遣いやな.

当然,こんな走りをしていると後続チャリに次々と抜かれる.
どうぞどうぞ.

やがて,名物の朝里ループ橋が見えてきた,
あーたぶんクルマやバイクでは走っているはず(記憶あいまい).

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まさかここをチャリで走る日が来るとは...(感無量)
合流したPikaさんとしばし記念撮影.

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その間も札幌チャリダーと思しき参加者がビュンビュンと抜いて行く.
まぁ,こんな風景,珍しくなのだろう.

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ループ橋を後にしてひたすら北上(下りだ!)
海が見えてきた.
そして北海道の大動脈,国道5号に接続.
このブルベ,前半の文字通りの山場終了である.

気温は上昇して暑いくらい.
山場は終了したが,登りはまだある.

海沿いのアップダウンを進む.

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海の青が美しい.♪ブルーブルーフィクサー~(知らん知らん)
やがて国道をそれて,細い町道へ.
下りだったからよかったが,エグイ坂だ.
それにクルマも多い.
さすが小樽-銭函エリア.

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【74.4km地点】PC1:セブンイレブン小樽銭函店

参加人数が多いため,通過チェックの定山渓同様,銭函もこのセブンか,少し離れたセイコマがPCとなっている.
先に目に入ったこちらのセブンを選択.
時間的にお昼.少し腹に入れますか.

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由緒正しいブルベ飯だ.

ここで,Pikaさんから来月のFlècheで一緒に走る「えくせら」さんを紹介される.
どもども.よろしくお願いします.
チーム「おだってるJAPAN」は,今年は5人体制で走ります.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

札幌発着の(チャリでは)未知のルートである.楽しみだ.
晴れるといいね.昨年は...ハードだった.

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それはさておき,この『薄野200』,まだ半分終わってないやん!
まぁ.残りは平坦だから余裕...と思っていた時期がKazchariにもありました.

次回,虚無との闘い.お楽しみに ⇒ (その3)へ

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

2025/5/6 Tue

行けぇ! オレのBROMPTON!

いただき画像

曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

朝の5時.
まだ町は眠っている.

交通量の少ない中,スタート地点を目指すBRO
旭川市民ゆえ,札幌の地理には全く詳しくないKazchari.
スタート地点までの案内はGoogle先生頼り.

気温は5℃くらいかな.
ウェアは昨年同時期の『BRM429日高門別200』と同じ装備,すなわち中起毛ジャージ&ビブである.

2024BRM429日高門別200

もちろんブルベ民の正装,蛍光ベストも忘れない.

TRIWONDER ランニングバッグ

グローブは指出し.
念のため「ノーマルテムレス(黒)」も持参.

防水グローブ テムレス 04advance BK

こいつとジレ,ウインドブレーカー,モバイルバッテリー,電動ポンプを「Ride on Bag」に収納する.
思うところはあれど,このバッグ,ホンマに使い勝手が良い.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

フレーム三角にはアリエクで買った専用バッグ.
中身は予備チューブ,レバー,パッチが入っている.

BROMPTONの甘い罠~バッグ編

昨日,家を出る際に思い付きでR250ブランドのトップチューブバッグも取り付けた.
ぴったり.ここにはエナジーバーを2本収納.

防水トップチューブバッグ2 ハイブリッド レギュラー ブラック R25-R-WPTTUBEC2B Black

フロントライトはParis Edition付属の500ルーメン(キャットアイOEM製)および,サブにOLIGHT「Baton3」を装備.
最新モデルは「Baton4」

OLIGHT(オーライト) Baton 4 Kitフラッシュライト 1300ルーメン

今思えば,このブルベでは「Baton3」しか使わなかった.
トンネル突入時など,走行しながらオン・オフができるのが良い.
小型軽量ながら光量も十分.

リアライトもParis Edition純正ライトに加え,これまたOLIGHT「SEEMEE30」を.日中ライドのため点滅モードで使用.

OLIGHT SEEMEE30 C

新型は電源コネクタがmicroからUSB-Cに進化.
夏の「納沙布1200」用に追加で2本ほど買っときたいところ.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

とまぁ,ウェア,チャリの装備とも普段のライドとほぼ同じ.

問題はパンク時の対応.
12速のBROは内装と外装ギアの組み合わせ.
その結果,リアホイールの構造が複雑怪奇化しているのだ.
一応,修理動画を3回くらい見たのでイメージトレーニングはできている(大丈夫か?)

BROマイスターのO西さんから「事前にリアホイールを外す練習しといた方がいいですよ」と忠告を受けていたにも関わらず...何もしてません.
あぁ,つぶれたリアタイヤを前に,途方にくれるKazchariの姿が見える...

と心配しても仕方がない.ここは「そん時はそん時」精神でサバイブ!

さて,こうしてスタート地点に向かっている途中なのだが,朝食をどうするのか問題が勃発.
既にコンビニをいくつか通過.
落ち着いて食べるためにも,できればスタート地点近くがいい.

大通り公園が近づくと,ようやく蛍光ベストの参加者の姿がわらわらと.
6時少し前スタート地点着.
おお,既にかなりの人数が集まっている.

すぐそばにセブンイレブン発見.
受付前に,ここで出走前のエネルギー補給をすることにしよう.

iPhone15 Pro

ここは定番食である「塩むすび」(消化が良い)×2とコーヒー.
店の前で食べていると,ベストを付けた参加者がやってきた.
ド派手カラーのS-WORKS Tarmacだった.
Kazchari以上の軽装備で,ベストを除けば,普段のライドと見間違うばかり.
そやね,今日のコース,特に前半は札幌在住のガチ勢には定番コース.練習会みたいなものか.

で,2体の立像が立つスタート地点へ向かう.
既にBRO軍団集結中.
KazchariのBROも隣に並べるべきか,声がかかるのか待つのか,不自然な感じで逡巡.
そこで軍団のそばに立っていた女性に「すいません.これって並べるものなんですか?」と変な質問をかましてしまう.
「あっ,ハイ.どうぞ」と,とまどいの返事をさせてしまった.

で,横づけに停車して受付へ.
ブルベカードをもらう.まずは10周年記念バッジをげっと(レアではなく通常版でした)

ここで知り合いのPikaさんやらT夫さんENIWA RACINGのみなさんに挨拶.
BROに戻ると,マイスターO西さんを発見.
いつの間にか我がBROが上段に上げられていた.
どうやら,出走者は上段,下段は応援隊だった模様.
O西さんから「サイドスタンドじゃなくてお座り姿勢にして並べて下さ~い」.
あ,はい.そーすね.ガチャ.

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で,6時30分からブリーフィング開始.
朝里峠下りの縦溝やら,全般的な路面の荒れなど,リスク回避情報を注意深く聞く.そう,今日はパンクするとヤバイのだ.

各自,車検を終えると出発.

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都市中心部からスタートのブルベでは,いきなり超級山岳が立ちはだかる.
そう,信号坂の連続攻撃である.全然スピードに乗れない.

しかし,そこはBROMPTON.
元々シティ・コミューターの側面もあるので,頻繁なGO/STOPもロードバイクほど億劫ではない.SPDペダルだし.

SHIMANO SPD PD-EH500

そしてスタートからしばらくはバラけない.
圧倒的多数のロードバイクの車列に,ちょくちょく入れてもらう.
今回は終盤まで,ロードのみなさんには引いてもらうことが多かった.

「だってぇ~こっちはミニベロですよ~ ロードのみなさんの前に出たら失礼じゃないですか?(テヘベロ)」

と,言いつつも登りになると“坂道スイッチ”が入ってしまうKazchariであった(人のココロとかないんか?)

市街地を抜けると交通量が減ってくる.
アップダウンでは,ロードガチ勢にバシバシ抜かれる.ぐぬぬ.
まぁ,今日はゆるポタ≒ギリギリ隊ペースで走るつもり...と思っていた時期がKazchariにもありました.

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途中の公衆トイレに立ち寄った後は,いよいよ定山渓へ向かう国道となる.
なんだかんだでロードと同じようなペースだな.

決して無理にガチコギしているわけではない.
自分にとって気持ちの良いギアで普通に踏んでいる.
それでいてけっこうなアベレージ.
万能グラベルのTopstone同様,BROMPTONも恐ろしい子!

Topstoneな音更周辺グラベルライド

【25.2km通過チェック1】セイコーマート定山渓温泉店

いただき画像

通過チェックとなっているが,何かを撮影したりクイズに答えるのではなく,PC同様にレシートが証明となる.
ジェル,他を購入して軽く補給.
体力的にも時間的にもまだまだ余裕ですな.
晴れ間がないので,少し寒い.
みなさんも秋冬の装い.

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ここから温泉街を抜け,札幌国際スキー場-朝里峠への登りが始まる.
前半の山場である.

10分ほど休憩し,信号を渡って温泉街を抜ける.
なぜか先頭となり,小集団を引っ張ることに.

先頭の何が困るって,良い被写体を見つけても急に止まれないこと.
急ブレーキは事故につながるのだ.

仕事の出張で何度か訪れたことのある定山渓温泉.
風格と味のある宿が点在していて,撮り逃しを少々後悔.

おっと,ウェアや装備の紹介で文字数を取り過ぎた.

続きは(その2)へ.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

2025/4/27 Sun

峠で会いませう

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曇り.温度:4 ℃,湿度:73%,体感温度:1 ℃,風速:11.0 km/時,風向:W

初の日曜開催となった幌鹿峠・春の幕開けサイクリング
早々にエントリーして走って来た.

冬期通行止めの道道85号「然別湖~糠平湖」間を,全面開通に先立ってチャリだけを走らせるという見逃せないイベントである.
コースは急坂で短い糠平温泉スタート(8km)と緩やかで長い然別湖スタート(14km)のどちらかを選択.
自称クライマー,Kazchariはもちろん前者を選ぶ.

その昔,400ブルベの途中で登ったような...

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

三国峠往復クリア後の登攀で,地獄のキツさだった.
翌年の「朝駆」は,ルートが変更されて然別湖から登り,そこからの三国だったので難度がだいぶ下がったように思われる.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

いずれにせよ,なかなかの標高となる達成感ある山越えである.

ただし,この大会には懸念事項がある.
時期的に天候が荒れることがあること(主に降雪)
実際,昨年は悪天候のため中止になったらしい.

さて,今年はどうか?
当初は快晴予報だったが,開催日が近づくにつれ徐々に怪しくなってきた...

現地集合時間は8時30分.
自宅から糠平湖までは125km,クルマだと約2時間半の行程である.
単純計算で6時に出発すれば間に合うが,前日の雪交じりの雨により三国峠凍結の懸念があるため,大事を取って5時に出発した.

チャリはTopstoneを選択.
路面状況がよくないことを知っているのと「季節的にまだ寒い ⇒ 防寒具が必要 ⇒ 積載量しやすい」という理由からである.
逆に暑かった場合は脱いだモノ運べるしな.

ハスラー発進.
雨である.気温も低い.
高規格道路を使って上川のセブン・イレブンまで一気にワープ.

補給食を買ってクルマに戻ると,見覚えのあるクルマとドライバーが.
知り合いのMさんだった.
本日のイベントに参加するつもりだったが,タイヤを既に夏タイヤに交換済みなので「峠越えが怪しい.路面状況を鑑みて引き返すかもしれない」とのこと.

そう,道民にとって冬⇒夏タイヤの交換は判断が難しい.
Kazchariは過去の経験から,毎回GW明けに作業を行うことにしているため,いまだスタッドレスのままである.

ちなみにMさん,後から聞くにやはり途中で引き返したらしい.

で,ハスラー再発進.
標高が上がるにつれ,周辺の木々が白くなってきた.
もはや真冬の風景である.
一昨年の2月に走った時とあまり風景が変わらん(大げさ)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

石北峠か三国峠かの分岐を過ぎて,防災センターで休憩.

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ここでこの様子なら峠はどうなっていることやら...

早朝ゆえ,交通量は少ないものの,前方からも対向車がやって来る.
まぁ,走れるこたぁ走れるようだ.

トンネル手前の橋上が明らかに凍結していたが,無事に国峠着.

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景色悪し.

ただし往々にして,峠を境に天気が変わるのがこのエリアの特徴.
そう,上川が雨でも十勝側が快晴ということが多い.

本日も快晴とまでは行かないが,下るにつれ天気はかなり回復.
太陽の光がまぶしいぜ.

糠平温泉着.
まずは「ひがし大雪自然館」へ.
おお,本日一緒に走るチャリダーさんが集まっている.

ゲート前のスキー駐車場まで移動.
Topstoneを降ろしてセットアップ!

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レースではないものの,スタートからすぐに登り始めるので,アップ代わりに駐車場内をうろうろ.
もちろん未舗装なのでジャリジャリ.
グラベルロードなので問題ない.

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8時半,受付&ブリーフィング開始.
ここで衝撃の事実.
まず,イベントとしてのサイクリングは中止!

ゴールの峠付近は積雪により,ロードバイクで走れる状況ではないそうな.
然別湖側はさらに雪が多く,スタートすら切れないとのこと.

だが,この糠平湖スタートは,あくまで有志による試走という形で,ゲートオープンしてくれるらしい.

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これは行くしかないでしょう!
Topstoneのタイヤは44c.多少の積雪なんぞ,どーってことないわ!

つーことで,中止だけど走れるという摩訶不思議なライドとなった.
参加料¥2,000がなくなったのがありがたい.
数名辞退されたようだけど.

で,9時のゲートオープンまでうろうろ.
この時は...まだ晴れていた.

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ゲートが開く.
出発の時である.

少し走ると,なぜか雨が激しくなってきた.
スタートして,いつものようにマイペースで登っていたら,いつの間にか先頭に立っていた.
レースではないのだ.
無茶な負荷をかける必要はない.

すると,後ろからかなりの速度で上がって来るチャリが.
あ,あれは旭ヶ丘ヒルクライム大会でいつも上位にいるCさんではないか.
速い速い.さすがトップレベルのクライマーは違う.

次に,黒いS-WORKSのターマック(?)が抜いて行く.
さすがエスワ乗りは違う.

しばらく進むと,タイヤの太いグラベルバイクにも追い抜かれる.
ロードならともかく,グラベルにちぎられるのは何か悔しい.
このまま引き離されるのも何なので,できるだけついていくつもりが...ココロがポキった.

登るにつれて天候がますます悪化していく.
明らかに雪まじりの雨(もしくは雨まじりの雪)がカラダを叩きつけるように降っている.

指出しグローブのせいで指の先端が冷たい.
ウェアもシューズもびしゃびしゃ.
もう少し雨対策をすべきだったか...と,後悔しても仕方がない.
淡々と登るべし.

このように書くとグチっているように聞こえるかもしれんが,こんな修行ライドは嫌いではない.
わがミトコンドリアが喜んでおるわ!
登り切ったら終わりやし...あれ? 肝心なことを忘れている?

スタートから峠まで8kmなのだが,なぜだか10kmと思い込んでおり,予想より早くサポートカーの列やら,先にゴールした人たちの姿が見えてきた.
あちゃー,ラスト1kmぐらいは激コギして燃え尽きるつもりやったのにぃー(実際にやってる人もいた)
何か消化不良.

ブリーフィングで聞いていたようなひどい積雪は既になし.
ロードでも問題ない.
ただし,ここから然別側に降りることは,やはりできなさそう.

恒例の看板前での記念撮影.
何度目?

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糠平湖氷上ライドでもお世話になったSさんのコーヒースタンドで一杯いただく.

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余裕かましてたけど,いざ停まると一気に寒さが押し寄せて来た.
汗冷えだ.
ジレウインドブレーカーの2枚重ね,それにグローブを起毛の長指タイプにチェンジ!

雪,一向に振りやまず.

ここにとどまっていても寒いだけなので,そそくさとダウンヒル開始.
途端に寒風がカラダを攻撃してくる.
こ,これって真冬の旭岳からの下りに近い.

起毛グローブと言えど,防水ではないので指先からじわじわと染みて来る.
これは「防寒テムレス」案件だったか.

おまけに調光レンズも雪の白さに反応してしまったのか,やたらに濃い.
水滴がついていることも相まって路面状況がよくわからん.

要はかなりヤバイ.
鎖骨骨折もまだ完治してないのだ.落車ダメ,絶対!

そんな中,ディスクブレーキのありがたさよ.
ホンマによく効く.

しばらく下ると,右側にコースアウトして停車している先行車が.
「まさかの落車?」と思い,声をかける.
ブレーキから異音がするので停車してチェックしていたとのことで,一安心.

さらに進むと,もう一台の先行車に追いつく.グラベルの乗っていた方である.
Kazchari以上の低速だったので,抜く際に「寒いですねー」と声掛け.
「寒いです!」と返事.
パッと見だが,登攀時と同じ服装だったように思える.
つまり,防寒ジャケットなしで,グローブも指出しである.
それはそれは辛そうだった.

いくつかのヘアピンを慎重にクリアし,ようやくスタート地点に戻ってきた.
ヒルクラあるあるだが,下界は快晴.
先ほどまでの地獄がウソの様.

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スタッフ方に下山申告をしてイベント終了.
いやぁなかなかハードだった.

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時刻はまだ10時半.
参加賞として糠平温泉の入浴割引券をいただいたが,残念ながら本日のみ有効.
ここでまったりして帰宅するのはもったいない話.

せっかく来たのだ.
さらに南下して,かねてからの計画を実行すべし!
そう,この日のライドはヒルクラだけでは終わらないッ!

...to be continued

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ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

2025/4/24 Thu

We were going to use what we could, but…

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現代ブルベにおいてGPS機器は必需品である.
Kazchariも初参加の「BRM429旭川200」(2018)以来,GarminのeTrexを使用している.

だがしかし.
もはやデザイン,インタフェイスは完全に時代遅れ.
Wifi,Bluetooth機能もないので,データ転送はPC経由のみ.
しかも,mini-USBというレアコネクタ.
元々が山岳用なので,改造をしなければ,チャリへのマウントもできない.

最大の問題は動作が超もっさり.

かつてブルベのスタート時に,ちょっとした操作を間違えて,地図を表示させるまで5分近くかかったこともあった.

さらにはこんな問題もあって面倒くさい.

Garmin etrex30xの困った仕様~gpxファイルが...

もちろんメリットもある.

まずは単三電池駆動であること.
言うまでもなく,世界で最も入手が容易な電池である.

それにやたらと頑丈.
走行中に3Dプリンタ製のマウントが折れて落下.
道路を転がりまくったこともあったが,無問題.
シリコンケースのおかげかもしれんけど.

てなわけで,不自由さに目をつむれば,まだまだ現役として使えるものの,利便性向上のため,新しいナビ用サイコンが欲しくなった.
夏には例のイベントもあるしな.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

速度や距離,心拍などの基本データはこれまで通り最強サイコンGarmin「Edge1040」を使う.

♪い~やさか い~やさか Garmin Edgeさま~

色々調べて見ると,現状コスパの高いサイコンとしては「bryton」「IGPSORT」が双璧.細かな違いはあれど似たような価格,機能とグレード分け.
となれば,個人的に思い入れ深い台湾製の「bryton」でしょう.

両メーカーともAmazonで頻繁にセール対象品となっている.
brytonで検討すると,型遅れとなった「S500」「750SE」が狙いどころ.

セール時の価格差は約¥5,000.

前者の方が発売が新しい.
最大の違いは液晶画面の大きさである.
「S500」は2.4インチ,「750SE」は2.8インチだ.
どちらにしてもeTrexよりは大きい...はず.

結局,各所に相談して「S500」に決定!

決め手はシリコンケース付属と,マウントをGarmin用に交換できること.
brytonマウントはGarminマウントとは微妙に形状が異なる.
取り付け出来ないことはないが,頻回につけ外ししていると,いつか割れる可能性があるらしい.

そんな悲劇を回避したい人向けに公式が交換マウントを販売してたりする.

いやいや,こんなん出すぐらいやったら,素直にGarminに合わせてくれたらええのに,と思うけどな.OLIGHTみたいに.

そんなわけで無事に届いたので開封の儀

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おお,軽い軽い.
カタログ上は...

「Edge1040」⇒ 133g
「S500」  ⇒ 87g

その差,なんと46kg.
これはヒルクライム大会でのアドヴァンテージになるかも(そうか?)

で,試しにそのまま,Garminマウントに装着してみる.
確かにはまる.しかし,カチッと止まらない.
あーそういうことか.
このままだと走行中の脱落も考えられる.

で,一緒に購入したマウントに交換.

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風呂場に行って,ガラスフィルムを張り付け.
もちろんUSB-Cで電源につないで100%になるまで放置.

満タンになった所でスマホと接続し,アップデートと各種設定を開始する.
どちらかと言うと,マニュアルを読まずにまず触ってみる性格.

電源オンから,設定画面をいじる.
ここで感じたのは...思ったよりももっさりしている...
元々,eTrexのもっさり感に嫌気がさして購入したはずなのだが,体感だと起動や操作のスピードはあまり変わらない.

それに,画面の大きさにも期待していたが,2.4インチはさすがに小さかった.
これまたeTrexとあまり変わらん,
加えて反射防止のノングレア保護フィルムのせいか,画面が暗め.

全体の造りも安っぽく(実際に安いが),GarminOLIGHT製品のような満足いく所有感,凝集感はない...

やっちまったか?

そんなことはさておき,肝心なのはGPSとしての機能である.
センサー類には一切接続しない.
この方がバッテリー持ちは良いはず.

まずはスマホにて,サイトから「薄野200」「納沙布岬1200」のデータをダウンロード.
「S500」と同期して取り込む.

ルート表示で選択.
うーん,やっぱ読み込み遅いな.
どちらのブルベも札幌発なので「まず出発地点まで行きますか?」の表示.
そこからの読み込みがやけに遅い...ここに関しては正直,期待外れ.

ちなみに捕捉衛星数は「標準」
日本国内だとこれで十分とか.
つまりこれが限界?
室内ではなく外で試す必要あり.

つーことで初期設定,つまり準備編はここまで.
なんか不安が残るなぁ.
週末は外ライドで使用する予定である.

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はたして評価は逆転するか?

EMONDAな雨上がり,寒の戻りライド

2025/4/19 Sat

春を迎える

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曇り.温度:10 ℃,湿度:79%,体感温度:6 ℃,風速:12.6 km/時,風向:SW

朝の雨.
せっかくの休日なれど,ライドする気分にならない.
こんな時には別の用事を.

Kazchari家では,ハイジのおんじのごとく,季節の変わり目ごとにちょっとした儀式がある.

まずは,車庫に収納しておいたチャリ用のテントをガレージの外に設置すること.
日常使いのママチャリなどはこちらに移動.

次にモンキー125のバッテリを取り付ける.
かつては一冬¥2,000ほどで,ショップに預けていたが,最近はこいつで対応.

金銭的に助かる.
無事にエンジン起動.
ただし,天気が悪く路面も濡れている.
汚したくなくて,これまたイマイチ乗る気にならない.

ガレージの整理ができたところで,冬靴や雪かき用シャベル,ママさんダンプ他を収納.

そして11月にはこの逆の作業が行われるわけだ.

作業終了後も,相変わらず曇天.
午後は室内の片づけかなぁ...と昼食まで終える.

するとなんということでしょう.
雲の切れ間から日が差してきたではあーりませんか.

明日も雨予報.
走るなら今しかない.出かけましょう.

時すでに14時近く.
寄り道せずに決まったコースでトレーニング.
となるとEMONDAですな.

信号が少ない北海道だが,さらなるノンストップを求めるなら,サイクリングロード一択.
昨日の雨で残雪もなくなっているはず.

忠別川サイクリングロードに乗る.
快走と言いたいところだが,残念ながら向かい風.
ケイデンスが上がらない.
回すというより踏む(よくない)
気持ちよく走れない.
かと言って,ゆるポタをさせてくれないのが,EMONDA&DRIVE HELIXの組み合わせだったりする.
悪態をつきながらグッグッと踏む.

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ここの所,毎週乗っている,このウネウネホイールだが,スピードに乗らないと漕ぎ出しが重い(そらそーだ)
TPUチューブでこれなので,ブチルでの運用はちょっと考えられない.
巡航は...無風,追い風だと快適そのもの(そらそーだ)

一方で坂道である.
ダンシングが難しいというか,うまくバイクが倒せない.
振り子のように,何か真っ直ぐに戻そうとする力が強く働く感じ.
結果,スムーズに上らない.

「(HELIXは)ディープホイールだが,軽量なので登りもイケル」という話をどこかで聞いた気もするが,
まぁ,速く走るのは無理やな(←シッティングでどうぞ)

餅は餅屋の通り,元々の「BONTRAGER RSL37」TPU「AGLIST LIGHT」を組み合わせたヒルクラ決戦仕様との比較が楽しみだ.
「計画通り!」となるかどうか...所詮はエンジン次第.

とまぁ,そんなことをつらつらと考えつつ,魔境こと東神楽森林公園入口に到着.

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ここから先は要注意.
路面が常に湿っており,枯草がのっかっている.
何しろ滑る.
かつてファットで転んで膝をけがしたのは,悪い思い出.

EMONDAのスリックタイヤでは,さらにリスクアップ.
それに治りかけの我が鎖骨.
コケたらシャレどころではない.
つーことでヤバいところは押し歩き.

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もちろん終点までは行きません.

定サウナ「花神楽」を過ぎると,徐々に登りが始まる.
うーん,やはり違和感.
もう少し脚が出来てきたらわからんけど.

登り切ったところで,お気に入りのグラベル入口.
さすがにEMONDAで突入することはないが,その前に舗装路からしてぐしょぐしょ.
自宅付近と異なり,ついさっきまで局所的に降っていた模様.

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さらには冷え込んできた.
本当はもう少し先まで進むつもりだったが,モチベーションがポキった.
ここで引き返すことにする.

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ダウンヒルに備え,ジレを着用.
カラダの中心は良いが,指先が冷える.
気温を見誤り,指出しグローブを選んでしまっていたのだ.
ええい,撤退,撤退.

交通量がほとんどない道を有名な牛のオブジェまで走る.

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カラダがすっかり冷えた.
だが,この辺りでは珍しい自販機にも「HOT」な商品はすでにない.

早く自宅に戻ろう...つもりが「おや,この道は...」(悪い癖だ)

開けたなかなか良い風景.
上空を旅客機が旋回していた.

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これまた慎重にダウンヒル.
空港横の道路に出る.
もはや天候の回復は望めない感じ.

再び忠別川サイクリングロードで家路につく.

近所の激坂でタイムアタック

...うーん,アカン.このホイールでは登れん(言い訳)

とかなんとか文句を言っているが,そんな不満を凌駕するほど,見た目がかっこいい.
うむ.これが最重要.

Topstoneな旭川層雲峡自転車道調査ライド

2025/4/13 Sun

やはりブルベに使えそう?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:72%,体感温度:10 ℃,風速:6.0 km/時,風向:SSE

常ではあるが,ロードバイクで走行中,グラベルを見つけるとそわそわする.
昨日もそう.
もちろん,ガチロードのEMONDAでそこに飛び込む気合いはない.

グラベルと言えば今年の「パリ・ルーベ」をYouTubeのハイライトで観たけど,ポガチャル惜しかったねぇ.
マチューが強いのは見るからにわかる.
しかし,ポガチャルはあの体格で,あの凶悪な石畳をガシガシ進む.
まるで何かの魔法か奇跡を見ているかの様.
どんなエンジンとテクニックや.
TTも坂もスプリントも石畳も全部強いって...もはや「脚質ポギー」では?(最近は元祖のワウトがおとなしい).

で,本日は自宅近くから乗れるもう1本のサイクリングロード「旭川層雲峡自転車道」の調査ライドである.

忠別川CRより北部に位置するためなのか,雪解けが遅い.
また,林間区間が多いため,残雪,水たまり,泥,枯れ木,枯草,さらには根っこによる路面の隆起などのトラップだらけ.
この時期にロードバイクで走るのは危険極まりない.
さて,どこまで開通していることやら.

つーことで,本日のチャリは今シーズン初登場のグラベルロードTopstoneである.こいつなら速度も出る上,道を選ばない.

新型Topstoneの発表~高いが高い

本日も快晴予報.20℃近くまで気温が上がるとか.

それにしても今朝の起床時,カラダ各部の“こわばり”がひどかった.
明らかに,昨日のライドのダメージだろう.

EMONDAな美瑛,雪の回廊ライド

とんでない負荷で踏んだつもりはないが,これがハイエンドロードの後遺症なのか.
フレームの固さゆえ,路面からの振動がダイレクトにカラダに伝わったのかもしれん.
やはりEMONDAは乗るとヤバいバルバドス(カラダができていないだけ).

そんな”こわばり”も,朝食後にカラダを動かしていると徐々に解消.
本日も走る気満々である.

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まずは忠別川CRを使って旭川駅方面へ.

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休日朝の駅近辺はさすがに散歩者が多い.
突然,不規則な動きをする人やチャリが多いので要注意である.

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旭橋を過ぎると快適走行に移行.

そんな折,前方から小径車かつヘルメット,そしてマスク着用の高齢者が同じ車線を走ってきた.
もちろん道交法上は河川敷のサイクリングロードもチャリは左側通行である.
ハンドサインにて,(こちらから見て)右側に移るように指示するも無視.
2台の距離がどんどん近づいて来る.
衝突寸前にようやく向こうが車線変更,衝突は避けられた.
すれ違いざま「危ないですよ」と声をかけるが,「うるさい!」と逆ギレされる.

...まぁ,こういう〇〇にはならないようにしよう.

で,自転車道の入口に到着.
いつもの構図で撮影.

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ここもすっかり定点観測地点.
季節ごとに風景の変化が感じられて面白い.

さて,いよいよここからがグラベル...ではなくて“一応”自転車道.

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残雪で通行不可というわけではないが,既述した通りのトラップだらけ.
小枝ならまだしも,マジな倒木箇所が4か所ほど.
ロードバイクでの走行は...おすすめできません.

ちなみに,今日は一切サイクリストに遭遇しなかった.

毎年,本格シーズン前には清掃が入ると聞いたことがある.
ありがたい話である.

にしても,これはこれで楽しい.
路面状態を常に把握しつつのライドは,極めてグラベル的.

作シーズンもMTBで走った林間ルートに寄り道.
あちこち上を向いた枝がむき出しだが,まぁ,パンクはしないでしょう.

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トラップの数々をクリアしながら,「これは終点の愛別のパークゴルフ場まで行けるか?」...と思った時期がKazchariにもありました.

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JRの線路と並走する頭首工あたりで,残雪量がどっと増えて道が完全にふさがれてしまった.
うーむ.ここまでか.

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線路を渡り,道道で愛別インターまで抜ける方法もあるが,フロントライトの装着を忘れていたことに気付く.
この先のトンネルに対応できない.
今日の調査はここまでとする.

元のサイクリングロードを戻るのも面白くないし,ここは未知の道探索でしょう.当麻方面へ向け舵を切る.

さて,ここからはあてのないグラベル探し.
面白そうな道があれば走ってみる.

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目の前に小山がそびえる.
駐車場から少し広めの登山道が伸びている.
その斜度,明らかに20%越え.
ここは是非とも登攀チャレンジ ⇒ あっさり挫折で押し歩き.
こんなジャリ+枯葉の道,登れるかい!(最大25%だった)

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どこまで続くのかわからんが,反対側に抜けれるかとひたすら押す.
やがて頂上へ.
そこにあったのは「僧侶像」と「仁王像」

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何やらいわくありげな場所だった.
とりあえず拝んで,願い事をしておきました(安直).

残念ながら抜け道はなく,元の激坂を下りる.
もちろん,こんなエグい坂をチャリで下る自信なし(骨折未治癒)

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すると,下から割とガチ目の巡礼者装備の人が登って来た.
もしかして有名な場所なのだろうか?(Gemini先生も知らなかった)

平地の舗装路に戻る.
そろそろ腹が減って来た.
にしても風が強くなってきた.
この季節の名物だな.

ジグザグに道路を進みつつ当麻の町中に入る.
ここにはお気に入りの定食屋がある.
まだ12時台ゆえ,混み具合が心配だったが,そこへ向かう途中に「麺や」のノボリを発見.
駐車場にクルマもない.
おっ,ここにするか.たまにはラーメンも良し.

カウンターに座る.
メニューを見るとラーメン以外にも定食,丼物など種類が豊富.
ここは「トンテキ定食」(¥1,000)をオーダー.

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これがまぁ...これまでの人生で食べたトンテキの中でも,1,2を争う美味さだった.
厨房におられる初老のシェフに,ココロの中で敬意を表した.
これは久々のリピート確定店である.

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相変わらず風は強いがこれもまたトレーニング.
山越えルートである道道486号線で東川に抜けることにした.

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この道,夏はうっそうとした林となるが,今は両サイドに雪が残る.
緩めの坂がダラダラと続く.

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ペーパン川沿いの豊田地区に出る.
舗装路は面白くないので,ここもあえて河川敷のグラベルへ.
もうじき舗装されるのか,整地中で走りにくい.
まぁグラベルはその方が楽しい.

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風は強いが気温も高い.
サイコンの数値は一時,25℃を表示していた.

そのためだろう.今日は水の消費量が多い.
夏場であれば,その辺の公園の水を汲むところだが,まだ栓を開いていないところがほとんど.

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仕方がない.
セイコマにピットインするか.
「ガラナ味の炭酸水」「牛乳モナカ」の定番セット.

さぁ帰りますか.

ところが,このセイコマから自宅まではダイレクトな向かい風.
クランクが激重.

さらに,歩道をふらふら走っていた高齢者チャリが,車道を走るKazchariの直前に進入してきたりと危険極まりない.

それでも無事生還.
泥ハネで汚れたTopstoneをサクっと洗車.
週末の楽しみである“サ活”へGO!

で,本日のまとめ.

前日にEMONDA,そして今日Topstoneに乗っていて思ったが,このTopstone,やはりブルベ向きかも.
それも今夏の最大イベント「納沙布1200」用としてである.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

順当に行けば信頼と実績のDOMANEがベストチョイスなのだが,Topstoneは前後サス&フロントシングルのシンプル機構(not電動).
そして起き気味のポジション.頸から肩へかけての負担があまりない.
TTバーやバッグ類の装着スペースも十分ある.

ただし,実走経験済みの「200」「300」ブルベではブロックタイヤの転がり抵抗に苦しめられた.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

2024BRM429日高門別200

つまり,このタイヤ問題さえクリアすれば,楽しく快適に長距離ブルベを楽しめる気がしてきた.
「無印 GRAVEL KING」のこいつを試す価値があるかもしれぬ.

そういや,AJHさんの「納沙布1200」の記念ジャージ,締め切りギリギリで買っちった.
半袖のS.
ブルー系のデザインがなかなか良い.
今しか買えないお祭り商品(の罠)

ジャパングランドネ2025 北海道1200km納沙布岬 記念ジャージ

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EMONDAな美瑛,雪の回廊ライド

2025/4/12 Sat

負けない

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晴れ.温度:8 ℃,湿度:75%,体感温度:11 ℃,風速:2.8 km/時,風向:NE

土曜日である.

この時期では考えられない最高気温19℃の予報.
これはチャリに乗るしかない.

セッティングのトラブル続きだった先週と異なり,新ホイールを装着したEMONDAはいつでも発進可能.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

もちろん,今日も新ホイールのインプレが主な目的だ.
100kmは走るつもりで,8時半に家を出る.

忠別川サイクリングロードは完全開通.
東川から先もご覧の通り.

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行きは強めの向かい風が吹いている.
さすがの「DRIVE HELIX」装備でもチャリはチャリ.
やはり風には弱い.
重くなったギアをガシガシと踏む.
これもまたトレーニングである.

以前のインプレでも少し書いたが,HELIXのリムはタイヤ幅より少し大きいというか,膨らんでいる.
こういうのって珍しい?
その分,落車したらリムの側面をがっつり削りそう.倒す時には慎重に.

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朗根内の小学校.
この一週間で一気に雪が消失.
撮影中,ワンボックスがそばに停車.
中から西洋人がわらわらと出てきて,「ワンダフォー!」とか言いながら鯉のぼりに大興奮していた.
日本だけの習慣やしな.もしかすると「ひな人形」よりマイナーかも.

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桜の名所,聖台公園もまだ人影なし.
満開時にはBROMPTONで来てみよう.ピンクカラーつながりで.

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置杵牛経由で美瑛に向かう.
「センチュリーライド」でもコースに組み込まれている長~い坂.
今年の開催はどうなるのだろう?

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さて,ここからは地図上では知っていたが,走ったことがない道に入る.
まっすぐ行けば,青い池そばの模範牧場につながっている.
これがまぁ,なんつーか8~9%をひたすら登る,ヒルクライム大好きチャリダー御用達コースだった.
ガードレールもなく,落ちたら終わり的な.

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しかも,頂上と思わせて,一旦下ってまた登るという仕打ちが3回くらい続く.
クルマの通行も皆無.
ひたすら自分との対話エリア.うーん,マインドフルネス.

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で,ようやく下り開始.
左右の道路に雪,そこに風が吹くと冷蔵庫 ⇒ 極寒...となるはずが,さすが季節外れの陽気.
下りでもジレなし,指出しグローブで問題なかった.

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下りきったところで分岐点.
どちらに向かう?
もちろん,山(自然村)方面へ向かった.

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ここの道が素晴らしく,乗鞍や知床には全然かなわぬが,十分雪の回廊っぽい.

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天気も良く,白と青のコントラストがベネ.
おまけに寒くない.

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模範牧場を経由して望岳台ゲートに到着.
しっかり通行止め.

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ただし.4/24の午後にはオープン予定.
さすがにその日の訪問は無理だが,週末の土曜日はチャンスかも.
今日みたいな天気だと最高だな.

ちなみにこの日の友人のSTRAVAログを確認すると,旭岳の方は既にロープウェイ乗り場まで登攀可能なようだ.ヒルクラ練も強化せねば.

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道の駅「ビルケの森」でトイレ休憩.
峠を越えて上富良野方面に抜ける.

爽快ダウンヒルで日新ダムまで.

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走行を再開し,カミフ方面に向かってノロノロと漕いでいたところ,その脇を猛スピードで追い抜いていくチャリを確認.

「うわっ,ガチ勢や!」と一瞬驚くが,メタリック・チェレステなチャリと,Morthenのウェアにどうも見覚えがある.

あ,あれは,昨年様々なライドでご一緒したEさんだ!

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

一声かけようとペダルを踏みこむが,スピードに乗ったEさん,速い速い.
それに時折,強めの横風が吹き,ディープホイールなEMONDAが流されてしまう.危ねぇ危ねぇ.

そんな感じで脚を緩めると全く追いつかん.
平坦になって,Eさんが減速.よーやっと追いつく.

ここに来て人違いやったらどうしようかとも思ったが,ちゃんとご本人でした.
今シーズン初乗りとのこと.

せっかくなので,お昼をどうするのか相談.
「Cafe Yamaichi」を提案するが,まだ腹が減っていないということで,チャリダーらしくしばらく走って,カロリーを消費してから行くことに.

となると,一撃必殺のヒルクラでしょう!

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と,カミフ名物「ラベンダー公園」でのタイムアタック!を画策するが,残念ながら閉鎖中だった.
で,元々の目的地であるセイコマまで移動.
空腹なKazchariはここで昼食とする.Yamaichiはデザート用にとっておこう.

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HOTCHEFの「親子丼」と「ガラナ」という道民セット.
相変わらず美味し.

ちなみに「DRIVE HELIX」のラチェット音は相当うるさいらしく,Kazchari通過後は通行人が「何事?」と振り向くらしい(Eさん談).

しばしの休憩後,Yamaichiを目指す.
最後に待つのは,もちろん沼崎道路のヒルクラだ.

汗だくでクリアし,今シーズン2度目のYamaichi.
そして汗だくのおっさん2人はパフェを注文するのであった.

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他のサイクリストの姿はなし.
Kazchariらの到着少し前には,Nさん他が来店していたそうだが.

シンゴさんを交えて3人で談笑.
興味深かったのは,学生さんとおぼしき男2,女2人のグループがテーブルで食事をしていたが,びっくりするぐらい会話の声が聞こえてこない.
聞こえるのは食器のカチャカチャという音のみ.
4人とも黙々と食べている.
まるで新コロ真っ盛りの時の様.
大きなお世話かもしれんが,もっと会話を楽しもうや(← 老害).

その傍らで,おっさん達が「ガンダムの新作」がどうとか,「戦隊」がどうとかしゃべりまくっているという,ちょっとアレな光景だった.
美瑛,上富良野の観光施策を憂いつつ16時頃,Yamaichiを後にする.

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五稜経由での帰り道,十勝連峰をバックに白鳥の群れ.

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実に画になる.肉眼の方がキレイだったけど.

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美瑛在住のEさんと別れ,自宅まで走る.
予定通り全行程ほぼ100kmで帰宅.

ちょうど,庭で息子が友達とケンカ中.
いいねぇ,男はそういう経験を積んで成長するモノだ(← 老害2).
適当なところで鞘に納めさせて解散.

EMONDAについた泥をサッと洗車する.

夕方はこれまた息子の友達がKazchari家に来訪.
何でも,将来海外に行ってみたいという夢があるらしく,Kazchariの話を聞きたいとのことだった.もちろんアポあり.
客人には「関西風お好み焼き」をふるまうのが,Kazchari家の作法.

テレビでは2004年にヨメさんと一緒に行った「地球一周旅」のビデオを流す.
我々自身がこの映像を見るのも約20年ぶり.
あぁ,何もかもみな懐かしい...

で,本日の100km走を終えての感想.

まだ脚が全然回らん.

誰のせい?

言うまでもなく,EMONDAHELIXの能力を全然引き出せていないKazchariのせいだ.
これからブルべ,レースを含め,いろいろなチャリイベントが控えている.

それらをモチベーションにゆっくり仕上げていきますかと,決意する春.

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EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

2025/4/6 Sun

トラブルの果てに

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曇り.温度:7 ℃,湿度:60%,体感温度:8 ℃,風速:4.4 km/時,風向:S

すっきりしない天候を理由に引き伸ばしていたEMONDA+Newホイールライド
いよいよ決行の日が来た.

そのホイールは「EliteWheels Drive Helix 57D CS」

Drive Helix 57D CS

リムが波形,いわゆる流行りのウネウネ
一世を風靡した同メーカーの軽量ホイール「Drive 40D」と違って各種レビュー少な目.
インフルエンサーにあんまりバラまかなかったのかなぁ...(おっと)

さて,いつも通りの6時に起床.
朝食を済ませ,出発の準備.

EMONDAを玄関まで降ろす.
定番のGP5000は空気圧を5BARにセット.
最近は少しずつ低めにしている.

まだ気温はヒトケタ.
お気に入りの「おたふくインナー」にdhbジャケット.

起毛タイツに長指グローブ.

足元は久々にクリートのロードシューズだ.
寒さ対策のためトゥカバーをかぶせてと...あれ,棚にない.どこにやった?

前シーズン終了時にどこかへしまったようだが...探し回ること約30分.
なぜか倉庫内の収納棚にオートバイ用品と一緒に片付けていた.
何してんのやら...

出発が遅れてしまった.
さぁ,いくぜ.
サイコンのスタートボタンを押し,右足のクリートをはめるために,ペダルを少し逆回し.

ガチャ.

えっ? なぜかハブが回転せず,チェーンがたわむ.
前方,つまり踏み込む方向には普通に回ってトルクがかかる.
少し走ってみる.
ギアチェンジにラグがある.
そして,走行中もペダルを逆回転すると,やはりチェーンがたわんでステーに接触.

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「こりゃあかんわ」と一旦帰宅する.
ネットで原因を調べるが,よくわからない.
テンショナーの破損? 調整ミス? 考えたくないがハブの初期不良?

灰色の脳細胞を働かせる.

いきつけの自転車屋さんへ持って行く?
いや,春先の忙しい時期に社外販売パーツの持ち込みなんて,迷惑この上ない.
しかもこいつは「Drive Helix Evolution Hubs」という独自機構なのだ.

このホイールはEliteWheelsの正規取り扱い店であるトライクルさんで購入した.
メールで問い合わせ? 送り返して見てもらう? うわっどっちも面倒だ.
何より,今日のライドはどうする?

やっちまったか?

いや,ここは冷静に原因を考えてみよう.
ハブそのものをいじる技術も根性もないので,とりあえず新品のリアスプロケットを一旦取り外す.
そして,元々のホイールである「BONTRAGER AEOLUS RSL37」に付けていたスプロケと交換してみる.

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せっかく外したのでついでに清掃.
黒いスペーサーの位置,間違えないように.

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で,HELIXに再度装着し試走してみる.
すると...なんという事でしょう!
普通に逆回転できるし,チェンジする際のたわみもない.

そして,新品のスプロケは「RSL」に取り付ける.
試走すると,こちらも問題なし.

これらの事象から導き出される答えは...スプロケの取り付けミスか? 組み合わせがズレたまま固定してしまったのかも?

なんだか知らんが,とにかくよし.

作業1時間のデッドリーミスだが,これで走りには行ける.
心なしか,前輪のディスクブレーキから異音がするけど(伏線)

向かうは昨日BROMPTONで走行確認済みの忠別川サイクリングロード.
そして勝手知ったるダムへ駆け上がるルート.

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先ほどのトラブルもあり,スタート後もしばらくは恐る恐る乗っていたが,徐々にインプレする余裕が出て来た.

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まず,外見.
これはもう,文句なくかっこいい.
単に波形というわけではなく,横方向の厚みもある.

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少しミャクミャクっぽい(そうか).
そうそう,何かと悪評の大阪万博だが,ミャクミャクのデザインは割と好きだったりする.

2025大阪・関西万博のロゴマークッ!

もう一つの特徴は軽量・高剛性がウリのカーボンスポーク
見た目や触った感じはほぼ金属.
平たいゆえに,手持ちのスピードセンサーを装着できないが,GPS計測で対応.

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「DRIVE」ロゴも,「D」シリーズと異なり「HELIX」の方がデザイン性アップ.
ゴールドの斜線もかっこいい.
注文時はブラックにしたが,途中で変更を申し出た.正解だった.

製造・販売元が増えて性能と耐久性がアップ,ついでに値段がこなれてきたTPUチューブ.
ここは信頼のPanaracerのムラサキ.

バルブ長85mmを選んだが,飛び出し具合からすると65mmでもいけそう.
思えば,最初期のオレンジ色の憎いヤツ,Tubolitoは高くて空気抜けが早くてパンクしやすかった.隔世の感.

『Tubolito』の修理

次は走り.
カーボンスポーク+TPUのせいか,見た目より軽い.
計測こそしていないが,手に持った感じ,ブチルの「RSL」とほぼ変わらない.

ただし乗り心地はガチガチ.
路面の荒れを拾いやすい.

もちろん平坦,無風もしくは順風だと速い速い.
踏んだら踏んだだけ進む.
期待通りだ.

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さてヒルクラ
確実に重さを感じる.
ダンシングもやりにくいっつーか,リズムに乗せにくい.

もちろん一番の問題はエンジン,つまりKazchari側にある.
ZWIFTにしろ,外ライドにしろ,最近,緩い走りしかできなかったためか完全に脚が鈍っておる.
大腿四頭筋の売り切れが早い.
もっと脚を育てないと,ホイールの素性の良さに負けてしまう.

そして...「RSL37」に比べると明らかに横風に弱い.
ウネウネが横風をいなすみたいな宣伝もしていたはずだが,それは大げさ.

まぁ,これらの気になる点を凌駕するカッコよさがあるので,とにかくヨシ(しつこい)

つーことで,東川町到着.
ダムへの最短距離を外れてクルマの少ない裏道へ.

この頃から,本日2番目のトラブルが気になり始める.
それはフロントディスクローターの音鳴り.

ディスクブレーキの特徴として,ローターに汚れがついたり,雨で濡れていたりすると,ブレーキをかける度に「キ~!!」と絶叫音が鳴りひびく.
しばらくすると鳴りやむこともあるが,消えない場合はクリーナーで洗浄が必要.

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今回も出発前にさっと塗布.
しばらくは静かだったものの,効果が切れたのか,ブレーキ周辺から「シュッシュキィィィ~」となんとも言えない音が連続で聞こえてくる.
困ったことにブレーキレバーを握る,握らない関係なしである.

「ブレーキパッドのあたりが悪い? いわゆる片効き? しばらく走っていれば調整されて消えるっショ!」

...と気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.
20kmほど走行するも全く変化なし.むしろヒドくなっている.
そのキィキィ音がストレス.

いいや,限界だ.治すね!

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つーことで,人気のない山間部でオペ(修理)を敢行する.
早速ネットに接続し,Google先生に対処法を相談.
ブレーキパッドの片効きを調整するには...

「キャリパー調整用マウントのネジを緩めて,ブレーキレバーを握ればヨシ」

とあったので早速実行.

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LEZYNの携帯工具が形状的に使いにくかったが,なんとかネジを回せた.
レバーを握る.
この方法で大正解.
見事にキャリパーの位置が調整されて音が消えた.

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異音がしないことがこれほど気持ちよいとは.

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ところで...ここはどこだ?
夏も走ったことがない未知の道.
山奥まで緩斜面が続いている.

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行けるところまで行くつもりだったが,路面が徐々に荒れて来る.
いつグラベルに変わってもおかしくない.
そろそろ凍結が心配.

ファットTopstoneではないのだ.
ここまでにして引き返しますか.安全第一.

ようやく,本来の目的地であるダム方面に進む.

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すぐにセグメント開始.
既に脚がかなり疲れているが,少し踏んでみる.

あー着いた.

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それにしても...全然登れなくなっている.
骨折による冬場の走り込み不足を如実に感じる.
ZWIFTをだらだら漕いでるだけじゃあかんかったか.
心肺機能より,脚の売り切れが何しろ早い.
ランジ,スクワットの下肢トレが重要.

そして,モチベのためにヒルクラ大会へエントリー.
やはり,今年はカミヒルデビューか.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

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ダウンヒル開始.
それほど寒くない.

昨日のリバースルートで,美瑛町に向かう.
鯉のぼりの小学校を通過.

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遅い昼飯はいつものセイコマで.
ワイヤーチェーンでフェンスとつなぐ.

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店内にいる間,強風が吹いたのかいつの間にかEMONDAが転倒.
幸いにも,ワイヤーのおかげで宙づり状態になっていた.
今日はピンチがぎりぎりで回避されるイベントが多い日だ.

ライド中はおすすめできないザンギ弁当.美味し.

さて,帰りますか.

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美瑛の丘を走行中,ちょうど背中から太陽があたる,つまり正面の道に自分のシルエットが映る時間になった

明らかに乗車姿勢が崩れている.
元々,右肩がやや上がっているアンバランスな体形ではあるのだが,目の前のシルエットはなぜか左より右肩が下がっている.
意識して上げないと,左右の高さが均一にならない.
これは骨折後の固定期間が長かったことによる筋力低下なのか?

先ほど「ダンシングがしにくい」という感想を書いたが,もしかしてケガの前とは異なる姿勢の影響?(こじつけ)

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自宅まで残り10kmほど.
いつものお気に入りスポットで撮影.

補給ミスなのか,ここにきて猛烈に腹が減って来た.
少しふらつく.脚に力が入らない.
筋力だけでなく代謝機能も落ちているのか?
イデのなさしめる業だというのか?
ジェルは持参しているが,ええい,このまま帰ってしまおう!

無事帰宅.
シャワー前に洗車.
この季節のライド,フェンダー付きのBROMPTONと異なり,やはりEMONDAは汚れやすいっつーか,汚れが気になる.

「そういや昨日サウナ行ってねーや」と『花神楽』へ.
やはり週一はサ活しないと,休んだ気がしない.

蒸されながら考えた.

ようやくロードシーズン(も)in.
ゆるポタ専科にはまだ早い.
今年も記録を更新したい.
調子を取り戻すためには追い込むだけでなく,計画的に負荷とレストのバランスを取らなあかんね.

それにしても...トラブルとその解決が連続.
やたら充実したライド日だった.