2025/10/19 Sun
まさかの大逆転

晴れ時々曇り.温度:7 ℃,湿度:81%,体感温度:5 ℃,風速:13.7 km/時,風向:WNW
紆余曲折の末,「miniPハンドル」をようやくインストール.
今回はその顛末と紅葉見物を兼ねての試走ライド.
Pハンドル導入の経緯は以下の記事に詳しい.
どうあがいても装着不可だったハンドルバーを販売元のショップに返送.
しばらくして「返金するので入金口座を教えてほしい」との電話があった.
その際のやり取りにて...
Kazchari「どうして付かなかったんですかね?」
スタッフ「個体差です」
Kazchari「(それは工業製品としてどうなのか?)...そうなんですね.こちらのお店で加工を頼んでみたんですが,無理と言われました」
スタッフ「そうでしょうね.うちならなんとかできたと思うんですけど」
Kazchari「えっ!? ということはもしかして,BRO本体をそちらに送れば付けてもらえるということですか!?」
スタッフ「ええ,送料と工賃がかかりますけど,それでも良いならやりますよ」
な,なんてこった.パンナコッタ.
うむ.これは試す価値があるでしょう.
まさかの大逆転.
憧れのPハンを握れる日が来るとは...(まだ予定)
つーことで,BROミーティングの翌日,ショップにゆうパックでGO!
その後,作業内容に関してメールや電話でやり取り.
営業トークに乗せられ,ケーブル交換までするハメに...
・日泉ケーブルブレーキ一式(¥5,500)
・日泉ケーブルシフトケーブル一式(¥5,984)
・H&Hケーブルサーマリー(¥1,980)
・ハンドルクランプ特殊ステンレスボルトナットセット(¥1,650)
・ハンドル取付け工賃,ケーブル取付け調整工賃,シム加工,ボルト頭縮小加工,フロントライト台座ヘッドパーツ干渉加工(¥19,800)
・返送送料(¥2,680)
これに元々の「Pハンドル」と「スポンジグリップ」の代金が加わると...¥60,000越え...
あー聞こえない聞こえない.まさにカスタム地獄!
後悔なんてせんぞ!
つーことで,全ての作業を終えた我がBROが返ってきた.

ホンマ,このBROの段ボール箱が超便利.
言うまでもなくぴったり(160サイズ)だし,BROを入れても,隙間にバッグやメットを収納する余裕もある.
これ一つあれば日本中どこでも送れる(先に送って手ぶらで行ける).
で,戻ってきたBROに対し,まず行ったのは...

新しいキックスタンドの取り付けである.
購入直後にスタンドを付けた際の記事はこれ.
この時に購入・装着したキックスタンドはミノウラの「SLMV-3」.
Amazonの商品紹介分には「BROMPTON P Line C Line 装着可能」なんて書いてあるが,12速には不可である.
確かに装着自体はできる.
だが,写真にあるように後輪シャフトへのねじ込みが浅いのだ.
事故の報告は聞かないが,リスクがあるのは確実.
何がきっかけでナットが外れるかわからない.
とは言え,その便利さには代えられない.
Kazchariは走行ごとにゆるみのチェックをかかさず,ビビりながら使っていた(すいません).
まぁ,ブルベ走ろうがジャリ道走ろうが特に問題なかったけど(結果論).
ところがどっこい,相撲はどすこい.
ついにMINOURAから「P Line,T Line 12速用のスタンド」=SLMV-4が発売されたのだぁ!
早速注文.
帰って来たBROに取り付ける.
何が変わったって,この取り付けナットである.

右が12速用のナット.
シャフトにより深くねじ込めるように段差付きに変更.
それに合わせてベースプレートの穴も拡大.

これで安全・安心.
焦って別メーカーの高額なチタン製スタンドを買わずに済んだ.

ただしデメリットも一点.
ナットのサイズが15mmから17mmになった.
そのため,純正ツールキット付属の15mmレンチが無用の代物に...
そして別途,17mmレンチを持ち歩く必要ができてしまった.
BROマイスターのO西さんと,あーでもないこーでもないと検討した結果,Kazchariが選んだのはこいつ.
工具としての造りやサイズは良いのだが,残念ながら重い.
130gもある.だが仕方がない.
フレームバッグの中にチューブと収納.
ちなみにマイスターO西さんは,これにしたらしい.
なんと70g!
モンキーなので精度に不安があるが,滅多に使うモノじゃない,つまりパンク対応時のみなので,これで十分な気もする.
で,もう一つのカスタムポイントがバックミラー.

ロードやグラベルではバーエンドミラーを愛用しているKazchari.
うちのBROもMハンドル時は使っていたが,特殊形状のPハンドルには装着不可.ゆえにこいつをチョイス.
自由度が高く,どこにでも取り付け可能.
回転軸が多く微調整も問題なし.
で,肝心のPハンドルのBROへの取り付けだが,相当苦労した後が伺える.
問題だった厚すぎるスペーサーが原型をとどめていないっつーか,完全に新規作製?
それでもスキマをぴったり埋めるのは難しかったのか,調整の後が痛々しい.
さらに電話ではステム側のネジ穴を彫り直して,別の長いネジを調達したとか言っておられた.
大変な作業,ありがとうございました.
もちろん強く固定されている.
もう別のハンドル交換は許されない仕様.
さて,リニューアルなった我がBRO,近くの公園まで紅葉を愛でに行きますか.

ここは旭川における紅葉名所の一つ.
雨上がり&小雨模様のせいか,光が足りず少々地味な絵面だが十分に美しい.

走り出してすぐにギアチェンジの不具合に気づく.
うちのBROは外装4速,内装3速なのだが,外装の2,3速のチェンジが決まらない.ギア抜け現象が多発.
おいおい,ケーブル変更してこれかないな.
返却前にちゃんと調整してほしかった.

思えは「Ride On Bag」の取り付け用マウントのネジもなかったし(入れ忘れ?),作業の完成度には満足しているものの何かツメの甘いショップ,という印象(すいません).



この公園,以前は冬チャリのメッカだった(あくまで一部の変態さん向け).
クロスカントリー用に整地されたコースを避けて遊ばせてもらっていたのだが,それでもクレームがあったのか(別グループのせい?),冬場は公園内チャリ進入禁止になってしまった.
当時は下の階段なんかもダウンヒルした記憶がある...

夏は夏で遊歩道でのスローペース(&挨拶)厳守は元より,それ以外の芝上などは押して歩くようにしている.とにかく一般人に嫌われない行動を心掛ける.
MTBトレイルの日本における現状と似ている.


公園を出る.
特に目的地は定めずサイクリングロードをうろうろ.
相変わらずギア抜けがひどい.
外装を4速に固定.内装側の変速で斜度に対応することにする.
今日は激坂には行けんな.

ヒトがいない広い平坦道に出たので,ギアを一番重くして(外4,内3),Pハンドルの下部を持って踏んでみる.
こ,これは速い.
前傾姿勢となり空気抵抗減,ペダルも踏み込みやすくなる(SPD!).
サドルもロードバイク用のガチガチショートノーズなので,この前乗りポジションがしっくりくる.こりゃTTバー不要やな.
今回のPハンドル化では,この下ハンを含めてポジションが自由自在になったのが何よりうれしい.ケツ圧が逃がせて,肩周りのリラックスも図れる.
これは来月の四国一周ライドにおいて強力な武器となろう.

となると,気になるのはこのギア抜け現象.
帰宅後マニュアルを見ながらじっくり調整しようかとも考えたが,ここは必殺他力本願.
いつもお世話になっている「クランカー」さんに立ち寄って調整方法を聞いてみよう.

クランカー着.
状況を報告すると「ケーブルを換えたばかりなら伸びたとは考えにくいので,ここのネジを回して調整できるよ」とのアドバイス.
なんてこたない.
確かに左側つまり外装ギアのケーブルネジを2,3回締め込むだけであっさりと調整終了.以後,ギア抜けはなくなった.
いや,ホンマ,メカに弱すぎる...(アホなのか)
これでストレスから解放.
少し堤防沿いを走った後,”みんな大好き”コスパ最強の「かつや」で昼食.今月の限定は辛美味し.

では帰りますか.
時間的にはまだ余裕あるけど,EPICくんの洗車もあるしな.
何より寒い.
ウェア的に一番中途半端な時期かもしれん.

ここも堤防沿いのお気に入りポイント.
先ほどの公園もそうだったが,紅葉狩りの視点だと少々物足りない色づき.
見頃には遅かったのか早かったのか,それすらあいまいな日曜の午後.

BROMPTONもほぼ理想の姿で戻ってきたし,四国ライドの準備を本格的に始めねばな.
ところで,カスタムはこれで終了? ふふふ...

