2023/5/27 Sat
夢のユニオン
晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:67%,体感温度:18 ℃,風速:17.4 km/時,風向:SW
ちょうど一週間前に納車された,我がNewマシン『Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty』.
実走のための準備やら何やらを経て,本日ようやくシェイクダウンと相成った.
まずは最大の懸念事項である携帯工具類,ようするにポンプとチューブについて.
Topstoneには,Canonndale独自のライト制御システム「SmartSense」なるものが用意されている.
対応ライトに対して電力供給やら,車接近探知用レーダーの設定などをスマホで設定できるらしい.
なかなかなハイテク装備で面白いっちゃあ面白いのだが,何しろ高価.
フル装備だと概算で5諭吉くらい逝きそう.
つーことでそんなもんはパス.
で,その取り付け基部には付属ベルトを通す溝がある.
ここに予備チューブを取り付けるのが一般的な活用法.
早速,Amazonにて購入.
パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm)
デカイ.
確かに,せいぜい28cまでのロード用に比べると,グラベルタイヤは太いのが当たり前だが,KazchariのTopstoneは44cという極太.
通常チューブと比べると長さは変わらんが...
幅が全然違う.
ツール缶に入れたらかなりの体積を占有しそう.
ゆえに,このストレージにくくり付ける運用法は悪くない.
付けてみた.ぴったりである.
劣化や損傷を防ぐためラップを巻いた方がいいのだろうか?
そこに普段ファットバイクに装着しているツールボトルを移植(中身そのまま).
うーん,なんかしっくりこんな.
長すぎる上に下部にあるチューブのおかげで,若干浮いてしまっている.
ボトルの切り欠きにひっかからない.
グラベルの振動で抜けてしまうかもしれん.
つーことで...
こんなこともあろうかと,これまたAmazonで小型のツールボトルを買っておいた.
Z BOX S ツールボックス ゼファール(Zefal) 7086 Sサイズ 0.5L ブラック
中身をそのまま移し,ケージにさしてみると...
なんということでしょう!
いわゆるシンデレラフィット.
完全にツールボトルの蓋の上部でひっかけられる.
さすがに携帯ポンプは入らないので外付け.
では,この装備でいきますか.
まずは近所のグラベルへ.
第一インプレッションは...何この楽しい乗り物!?
ここまでの舗装路や坂をロードバイク並みの高速巡行.
手動でLeftyサスをアクティブ化し,躊躇なくグラベル突入!
速い速い.
ファットバイクがいかに重いのかがわかる.
それに前後のサスがカラダに優しい.
ガレている場所はやや不安だったが,44cタイヤで(今日のところは)無問題.
昨夜の雨から想定し,付けててよかったass saver.
新車だが,これがグラベルロードの宿命.
少し進んで河川敷ダートへ.
「さぁ踏むで~」と思ったその時,道を横切るケダモノが...
シカでした.デカい.
その後も狂喜乱舞しながらTopstoneの走りを楽しむ.
いつものファットに比べ,Aveで3~4kmは速い.
これがカーボンフレームの実力とでも言うのか!?
冬季閉鎖中だった新開ゲートももちろんオープン.
ここに登るまでの坂もやはり楽.
手前に「クマ目撃情報」の看板があったけど...(一応クマベル付けてます)
正に新緑グラベル.
出発時の曇りから時折,陽が差す.
撮影用自立スタンドはいつもの「めだたんぼー」.
青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア
サイドスタンドを付けたいところだが,カーボンフレームなのでNG.
気にしない人もいるようだが.
変態装備のLefty.
新車らしく,余計なグリスがはみ出てきた.
SHIMANOのグラベル用コンポGRX.
新コロ時にはなかなか入荷しなかったらしい.
これまた新車ゆえか変速スムーズ.
ワイヤでこれならDi2だと...アカン,よだれが.
程よいアップダウンの後は,楽しいダウンヒル.
タイヤとサスの性能が試される.
いつかのように転倒は避けたいけど.
慎重に下る.
いやいや,むっちゃ安定してる.
ファットバイクとそん色なし.楽しい.
これは「愛山米飯林道」のダウンヒルも...クマがなぁ.
以下,このグラベルで一番画になる水際ポイント.
林道を抜ける.
何かが足にあたる.
ツールボトル脇に付けた携帯ポンプだ.
チャリから降りて確認するとケージのマウントがグラグラしている.ネジが緩んだようだ.
グラベルを走ると何かが壊れたり,なくすのはよくある話.
携帯ツールを使って,マウントとポンプを外しておく.
自転車用小型携帯工具を新調~『TOPEAK MINI 20 PRO』
ここもお気に入りポイント.
河川敷ダートに復帰.
そのまま美瑛方面へ向かう.
ここのダートも毎年短くなっている.
舗装化を嘆くのは一部の変態だけだが.
美瑛の名所「赤羽の丘」.
これまでもファットで何度か来ていたが,やはり軽快さが全く違う.
これで天気が良ければ...まっ,近いのでまた来よう.
これまで入ったことがなかったグラベルにちょこちょこ進入.
時には行き止まり.
それもまた良し.
いい汗かいた.
美瑛市街地の知る人ぞ知る,格安自販機で最強の栄養ドリンクを補給.
ちょうど昼時.
ここまで来たら...サイクリストのルイーダ酒場こと,あの場所へ.
晴れてきましたな.
少し時間をずらすとお客さんがおらず,注文しやすい.
もちろん,Yさんスペシャルである.美味し.
ほぼ同年齢のマスターSさんと,人生の残り時間について談義.
平均寿命は80歳らしいけど,いわゆる健康年齢は75歳ぐらいだろう.
Kazchariもアクティブに動けるのは後20年ぐらい.
つまり,この美しい季節を存分に楽しめるのも残り20回...
だからKazchariは,乗りたいチャリを買って乗る(無理はしてません).
Kazchariの次に入ってきたお客さん,ある意味ウラメニューを注文.
魯肉飯と魯肉麺のダブル大盛りセット!
すんげー量.
なかなかない注文なので値段も決まってないらしい.
そのまま帰るものなんなので,つーかどこまでも走れる,もとい「走れ」と要求してくるマシンなので遠回り.
道の駅「ビルケの森」を経由して自転車道へ.
少し美瑛市内に進むと面白い分岐が.
右は通常の舗装された自転車道.
左は...ごらんの通りグラベル.
なんて新設設計!
オン志向,オフ志向どちらのニーズにも対応するとは!
恐るべし,美瑛!(違うと思う)
もちろん,TopstoneなKazchariはグラベルを選択! うおーっ!
右の舗装路を走るチャリダーに変な目で見られつつ爆走.
いやいや,どちらも走行可能な万能マシン,それがグラベルロード!
実に楽しい.
まっ,そんなサービスロードもさすがに長く続かない.
舗装路に戻る.
振り向くと十勝岳連峰.
晴天を越えて暑くなってきた.
標高稼ぎ&さらなる絶景を求めて,某農道へ.
少しだけ登ると後はずっと下り.
もちろんディスクブレーキ&極太タイヤの安定感.
楽しすぎる(何回目?)
美瑛市内をパスし帰宅の途へ.
かついで渡る踏切を渡って...
千代ヶ岡のセイコマで補給っつーか,おやつ.
クーポン50円引きの「リアルゴールド」とプリンを購入.
知らないうちにサイクルラックが設置されていた.
ありがたい.
〆の河川敷グラベルを爆走.
このくらいの路面が一番面白いかも.
つーことで無事帰宅.
いやあ,それにしても楽しかった.
これまでもファットバイクでグラベル走行を楽しんでいたが,もう感覚が全然違う.
イベントにも参加したけど,みんなこんなんに乗ってたんや...
ゆっくりとグラベルを楽しむだけならファットバイクでも問題ないが,そこまでの移動が大変.
クルマを使わない時は,相当の距離を我慢して走行する必要があった.
苦肉の策として,TTバーを装着.
かなり巡行が楽になり,100kmイベント,200kmブルベに出たりもした.
もちろんこれらも楽しい思い出..,っつーか達成感はあった.
そやけどTopstoneの乗り味を知ってしまった以上,もう夏のグラベル/林道/ダートは,それにグラベル探索にファットバイクを使うことはないかも...ぐらいの衝撃だった.
正直,DOMANEからEMONDAに乗り換えた時の違いはあまりわからなかった.
一応,比較記事を書いたけど,無理矢理感が...(汗)
今回は明らかに違うね.
ホンマ,いい買い物をした.
今後のKazchariマシンの使い分けはこんな感じ.
EMONDA:舗装路のロングライド&ヒルクライム
DOMANE:ZWIFT&ブルベ
FATBOY:通勤,買い物,そしてスパイクはいての冬ライド!
TOPSTONE:もちろんグラベル! もしかしてこの快適さなら...ブルベ(300~)もいけるかも?
それにしても...形といい,カラーといい,機能といい,何かチャリに対して求めていた全ての条件を網羅している夢のマシン,それがTopstone.
うん? 標準装備のドロッパーシートポストは...いらんかったかな.
次のグラベル・ライドが待ちきれませんわ.