2023/11/15 Wed
「そのうち」なんてあてにならないな.いまがその時さ(スナフキン)
新コロ蔓延以前は毎年,ソロで海外旅行に出かけていた.
例外もあるが,そのほとんどはスキューバ・ダイビング目的である.
2023年も終盤.
現在,一部を除き入国・出国に関してはほぼ制限がなくなった(Kazchariはワクチンを2回しか接種していない).
北海道という,日本でも一,二を争う観光地に住んでいるせいもあるが,ここ数年はブルべなどを含むチャリ旅で満足していた(再発見というべきか).
そんな中,最近新たに知り合った人たちと,海外生活の話を立て続けにする機会があった.
ふつふつと蘇る旅への渇望.
あの圧倒的に新鮮な体験.
未知の情報に脳がオーバーフローするあの感覚.
毎日が刺激にあふれている.
ぬおーっ! たまらん.
そろそろ...ええよな?
つーことで,久々に海外へ旅立つと決めた.
従来のパターンだと,やはりダイビング...となるはずだが,諸事情により今回,あるいはもうこの目的での旅はないかもしれん.
で,脳内会議招集.
決定打は知人の書いた「PBP」の参戦ブログ,および先月の「利尻島輪行ライド」かな.
「輪行むっちゃ簡単やん」⇒「飛行機輪行も行けるんちゃう?」⇒「ペラペラの輪行袋やとフレーム大丈夫か?」⇒「そういえばオレって(未使用の)シーコン持ってたわ」⇒「使え使え」⇒「海外チャリライドは初やけど大丈夫?」⇒「人生,挑戦してナンボ」⇒「決定!」
という会議を経て,行き先は...ででん! 台湾に決定!
台湾には一度家族旅行で訪れたこともあり,めちゃめちゃ好印象.
かつ,自転車大国/天国としても有名である.
まずは関連書籍を読了.
ふむすむ.
台湾一周=「環島」(ホワンタオ)という単語で通じるらしい.
ああ,別にめずらしくも,それほど困難でもないのね.
一応,まだ一家の大黒柱(タヒ語)のKazchariにはほど良いレベル.
で,チャリイベント時に台湾旅行経験者の方を紹介してもらったり,台湾通のYAMAICHIマスターから情報収集したりと,行動開始.
一介のサラリーマンゆえ,まずは休暇の申請.
「環島」のためには移動日を含め最低でも10日は欲しい.
ありがたいことに,うちの職場はホワイトを越えたピュア・ホワイトなので,無事に有給休暇が確保できた.
お次は航空券の手配.
海外ダイビングの場合,宿泊先と目的が決まっているのでほぼツアー参加だった.
ようするに国内移動を除き,ツアーに申し込むだけで完了していたが,今回は完全に自己手配.
まずは航空会社選びから.
札幌発着にすれば,圧倒的に便数が多く料金も安い.
ただし,時間的・距離的手間を考えると,ここは旭川発着にしたい.
最近,国際線も復活したしな.
結果,LCCの「Tigerair」にて無事予約完了.
時期は桜が美しい3月である.
ただし,昨今の円安地獄のおかげで沖縄よりちょっと遠いだけなのに,往復¥90,000を越えてしまった.
預け荷物があるのでオプション設定がデカい.
仕方がない.これぞLCCの罠.
もはやとんでもないクレイジー価格のダイビングツアーよりずっとマシと考えよう...
さて,その荷物,ようするにチャリの搬送だが,これが問題.
Tigerairには預け荷物に規定がある.
「海外輪行と言えば,プロも使うシーコンが安全・安心」という思い込みがあったが,この規定にある上限の「203cm」を確実に越えてしまう.
シーコン エアロコンフォートプラス3.0 ブラック 輸行バック
追加の超過料金を払う?
シーコンをやめて,お店で輸送用の段ボールをもらう?
プラ製ボックスを買う?
リスクはあるが定番の「OS-500」にする?
OSTRICH(オーストリッチ) 輪行バッグ [OS-500]トラベルバッグ ブラック
いっそ持参せずレンタル・チャリ?
事前に情報収集したYAMAICHIのマスターにも尋ねてみたが,日本キャリアやチャイナ・エアーでは何も問題なかったとのこと.
一方でTigerairの利用経験者は皆無.
ネット上での個人ブログも見つからず.
こうなれば,Tigerairの日本支社に直接問い合わせするしかないっ!
で,「自転車を運びたいのだが,どうしても規定寸法を越えてしまうので,追加料金はいくらになるのか?」と聞いたところ...
なんと,スポーツ用品は特別なのでオーバーしてもOKとのこと!
おいおい,その旨,サイトでもわかるように書いててほしいぞ.
いずれにせよ助かった.
そういやダイビング・ギアもスーツケースがクソ重くなるので,エコノミーでも30kgまで追加料金なしの特例を設けている航空会社は多い.
それと同じようなものか.
ただし,懸念事項はまだ残る.
自転車輸送の際には「ペダルを外す」「ハンドルをフレームと平行にする」という項目がある.
うーん,この作業はシーコンでも必要なのか?
特に後者は逆にホールドできなくなってしまう.
それに島一周中にバカでかいシーコンをどこに預けるか問題.
最初と最後の宿を一緒にすれば保管しておいてくれるというが...さて,どこにすべ.
他にも「Garmin様は海外で普通に使えるのか?」「普通のシューズは必要か?」「大容量サドルバッグを購入?」「着替えは?」「雨対策は?」などなど,調べることはてんこ盛り.
情報収集のために他人のブログや動画などを見まくると,実際に体験した時の新鮮味が薄れてしまう気もする.
ほどほどにしないと.
意外に「案ずるより産むがやすい」ことも多いしな.
ただし当日,空港に行ったらがっつり追加料金請求,もしくは乗せてもらえなかったりして.
と,まぁいろいろあるわけですが,トラブルもまた旅にかかせない.
おだやかな人生なんてあるわけがない(スナフキン)
いずれにせよ,旅の醍醐味は風景や食べ物にあるのではない.
かの地で出会う人々に左右される.
それは言うまでもなく,Kazchari自身の技量にかかっている.
オープンマインドと怪しい人物を見破る目.
そのバランスが超難しいゲームだが,やりがいは半端ない.
まっ,準備はこれからこれから.
今から20年後、君は「やったこと」よりも「やらなかったかったこと」にずっと後悔することだろう。さあ、もやいを解き放て! 安全な港から船を出せ! 探検せよ、夢を抱け、発見せよ!(マーク・トウェイン)
※ 行ってきた ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北
こちらでははじめまして! pika cyclingの pikaです。
ブログのこと参考にしていただいて嬉しいです
実は自分も5月に台湾に行きたいなと思っていたのでビックリしました。
旅行の記事楽しみにしています
こんにちは.台湾楽しみですね.フランスとは事情がかなり異なるとは思いますが,海外ライドにあたり質問させていただくかもしれません.その際はよろしくお願いします.