ファットな100kmサイクリングin旭川

2022/7/24 Sun

気分だけはもうワウト.

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なにやら東川や美瑛に対抗して,旭川にもサイクリングイベントを...という意図で企画された(らしい)『100kmサイクリングin旭川』

ちなみにこんなコース.
いつも個人で走っているトレーニングコースとほぼ同じ.

Kazchariは全くノーマークだったが,先に申し込んでいた友人が,都合により出走できなくなり,代理参加することになった(主催者承諾済み).

ちなみに参加費は¥1,000だったそうな(ブルベより安いぞ).

正直,いわゆるファンライドは“刺激”が足りないので,もはや参加することはないと考えていた.

しかあし,一方でこうしたイベントの先頭集団にはガチ勢が固まり,自然に競争気味になるのもよくある話.

今回の100kmコースには旭川名物「就実の丘」(斜度16%)が組み込まれており,ここを競争状態で登ったらベストタイム出るんとちゃうか...との野望がムラムラと湧き上がってきた.

問題は最近の週末雨模様な天気パターン.
ただし24日に関してはしばらく雨予報だったのが,いつの間にか「降水確率10%,曇り」に変わっていた.
「おお,ラッキー!」と,前日にDomaneの洗車および注油を行ったのだが...

さて,開けて24日の朝6時,カーテンを開けると見事に雨が降っていた.

「なんじゃこりゃあ!」とスマホで天気を確認.
すると...

えっ?「降水量0」なのに,どうして外は雨?
雨雲レーダーも見てみる.

ほわっ?「雨雲0」? では上空の雲は何なんだ?

誰かが言っていた.人類はこれまで膨大な金と時間をかけて天気予報の精度をあげようとしてきたが,ここまで当たらないとなると...壮大な無駄遣いでは?

これ,下手したら漁師とか農家のじーさんの方が風や空気から天候の変化をキチンと読めるんちゃうかと思うで.

つーことで,DNSが頭をよぎったが,天気の回復傾向を信じて,参加だけは決めた.

次にチャリの選定.
せっかくきれいにしたDomane.
雨の日はタイヤ,ブレーキ,チェーンなどの摩耗が激しい.

つーことで「1300」出走を控えたDomaneは温存.
ファットバイクで参加することにした.
折しも先週のグラベル遊びでまだ泥だらけ.

天気が荒れる前のグラベル三昧ライド

今日のイベントが終わってから徹底洗車で,ええんでないの.

スタート会場は東光の「旭川地区防災拠点センター」
自宅から近いため自走する.

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この手のイベントだと,たまにかさばる...いや,豪華な参加賞がもらえて,チャリで運ぶのに苦労することもあるが今回は大丈夫だった.
ゼッケンすらない.

さて受付を済まして周りを見回すと,ファットどころかMTBもいない.
クロスバイクもママチャリもいない.
ほぼ100%ロードバイク.

一応参加規定に「100Kmを7時間内で走破できる人」という条件がある.
それなりに走れる人のイベントということか.
ブルベやヒルクライム大会に比べると,どことなく緩い雰囲気があるけどな(※個人の感想です).

ただし50Kmクラスには,犬を身体の前で抱っこしている人(コケたらどうする?),タンデム自転車の人(激坂大丈夫?)がいたけど.

待ち時間の間,「Kazchariさんじゃないですか?」と知り合い数人から声がかかる.ファットだったので気づくのが遅れたとのこと.
そやろなぁ...

小雨の中,9時出発.

申込み番号通り3番手で出発したら,前の人のチェーンがいきなり外れた.
その連れの人も止まり,結局Kazchariは誘導員のツキイチポジション.

これがまぁ,最初の忠別川サイクリングロードからして,結構なハイペース.
やや追い風ということもあり,27~30km巡航.
当然ついていけない人もおり,早くも集団バラバラ.
もう「ガチ」なのか「ゆる」なのか,よくわからないイベントになった.

さすがに指導員の方も,ペースを落としてややゆるくなって,5,6人のグループになった.
サイクリングロードを下りて一般道へ.
それまでは先頭についていけたが,空港前の坂でさすがに離される.
重い.やはりロードにはかなわん...ゼイゼイ.

ロードのガチ勢に先行してもらい.
後はマイペースで.

雨が止まん.

そのまま「就実の丘」に向かうが,完全にぼっち.
当初の目的だった「競争してのベストタイム更新」プランは早くも崩れる..って,今日はファットで参加やがな.

そのまま丘を越えてアップダウンの続く丘陵地帯に入るのだが,昨日の雨で路面に泥が流入している.
実際,ロードの人で落車があったようだ.

とは言え,そこはファット.こういうコンディションも全く問題なし.
ドロッパーシートポストで(気分だけは)モホリッチばりのダウンヒル.
ファットを選んで正解だったかもしれん.

PC1の忠別ダム管理事務所へ.

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まんじゅう,バナナ,水の補給.
ハンガーノック寸前だったので助かる.

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ダムの上は霧.
パスして行ったロードの人が「こういうのも幻想的でいいですね」と言っていた.同意.
そう,雨は止まないけど,この状況を楽しんでいる自分がいた.

忠別湖を一周.
サイクリングロードを通って東川へ.
PC2のキトウシ森林公園(キャンモア)着.

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うーん,ここでもバナナなどの補給を期待していたのだが何も出ず.残念.
残り40kmだが,このままだと保ちそうにないので,手持ちのジェルを開封.
トイレだけ済ませて出発.

東川町裏手の農道から桜岡に抜け,永山からサイクリングコースに入る.

その間,数人のロードに抜かれる.
その度に「ファットでよくがんばりますねぇ」との声掛け.
はい.良いトレーニングです.

全体を通じ,約30Km/hのペースで巡航.
無風だとこんな感じ...つーかローギアで回しても平坦だとこれくらいしかでない.
少し下りになると,ギアを使い切ってしまいカラ回り状態.
やっぱ,ファットくん,長距離ブルベで使うのは難しいかも.追い風ボーナス区間がもったいない.

今回は「就実の丘」のような激坂を除き,基本的にTTポジションで走行.

昨夜,ちょうどツールの第20ステージ,個人タイムトライアルを観ていたこともあり,走行中の脳内イメージは,ずーっと,ワウト・ファンアールトのミドリ(ポイント賞ジャージ)のケツ.
体幹から大殿筋にかけてのすさまじいボリューム.
「赤筋,白筋なにそれ?」の山岳,TT,スプリント,全てのステージで勝てる脚質VA.
かっこ良すぎる.

総合優勝者は確かにチームメイトのヴィンゲゴーだが,誰がどう見ても最強のライダーはワウトでしょう.
こんな選手,Kazchariの10年ほどのロードレース観戦歴でも見たことがない.

旭川駅を越える頃には7人程度の集団となり,ペースも24,5km/hに落ち着く.
その最後尾にポジション取り.
他の参加者の機材を眺めながら走る.

ゴール間際,軽くスプリント.
100kmを結構なペースで走ったけど,割りと楽だった.
イベント参加でアドレナリンが出てるせいかな?
雨で気温が低かったことが功を奏したのは間違いない.

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戦利品は以下の通り.

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東川産おかき,なかなかイケる.
帽子は...デザイン的にちょっとアレだが(息子にプレゼント).

つーことで代理参加の100kmトレーニング...いやファンライド無事終了.
なかなか走りごたえのあるコースだと思うが,それならそれでエイド(PC)の補給をもう少し充実させてほしいなぁ(参加費据え置きで).

コース上,意外にもコンビニの前を通過しない.
PC1の補給だけではハンガーノック者が出るかも.

TTバーの有効性が確かめられるなど「1300」に向けて色々と勉強になった.
も,もちろんファットでは出ませんからねっ!

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