ファットな Spring Gravel Party ライド

2023/4/9 Sun

吹き荒れろ戦いの風

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風.温度:5 ℃,湿度:77%,体感温度:1 ℃,風速:28.7 km/時,風向:NNW

有名なフィッター,Yuriさん主催のグラベル愛好者の会.
その春の走行会に参加した.

Yurifit Gravel

グラベルロードブームの盛り上がりを受けて,毎年(?)厚真にてレースが行われている.その前夜祭および交流を兼ねての走行会である.

Kazchariは昨年夏の走行会に参加している.

ファットなグラベルミーティングライド

記憶が確かならば,その募集要項には「ゆるいライドです」と書かれてあったように思うのだが,その実態は...いやぁキツかった.

自分のペースで走る,景色を眺める,好きな場所で止まるとかは二の次三の次.
路面状況がよく,開けた場所では激踏み.
まさか,グラベルを30km/h巡航で走る日が来るとは...

しかもKazchariはファットである.
重いのなんのって.
いわゆる「口内に鉄の味」ってヤツ.

では「二度とゴメンか?」と言われると,辛い体験ほど記憶に残るっつーか,やり遂げた後の達成感つーか,ようするにヒルクライムがやめられないのと同じ理由ですな.
そもそもチャリダーはすべからくM体質,そして...嘘つきである.

そして2023年春.
再び走行会が開催されるとの情報がSNSで回ってきた.

募集の文言を読むと「ゆるいライドです」「初心者向けです」「ゆっくりペースです」とかなんとか,デジャブな言葉が並んでいる.

わかりました.

ようするに「キツく」「ガチ勢向け」「高負荷」ということですね.
ぜひ参加させていただきます.

場所は昨年同様,千歳市内と支笏湖にまたがる林の中.
距離はかなり短い.

てなわけで,旭川から参加のKazchariは前日inも考えたが,めずらしく土曜日に仕事,かつ9時集合と少し余裕があるため,当日朝,直接向かうことにした.

気になるのは天気.
雪解けが早いとは言え,4月の北海道はまだ気が抜けない.
最高気温が一桁の日もめずらしくない.

さらに...開催前後は雨模様.
低温+雨+グラベル.
地獄の時のパリ・ルーベ状態は遠慮したい.

さて,当日朝は4時起床.
カーテンを開けると見事に雨.
大丈夫か?

ファットバイクはキャリアやミラー,TTバーをパージして軽量化.
すでにハスラーに積んである.

回復傾向との予報を信じてDNS連絡はせず,千歳に向かうことにする.

当然「高速」などというブルジョア道路は使わず,国道12号をひたすら南下.
全然雨がやまない.

6時頃,道の駅「三笠」にてミスドと缶コーヒーの朝食.
ご覧の通り,クルマの外は結構な雨.

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岩見沢で12号を離れて恵庭経由で千歳へ.

集合場所近くのセイコマで買い出し.
これまた参加要項に「各自補給食を十分携行して下さい」と書かれてあったため,いつも以上に入念に準備.
「ミニあんぱん」「カロリーメート」「エネルギージェル」,そして朝食第二弾として「梅干しおにぎり」「ビタミンジェル」も.

ふっふっふ...これで限界突破の高負荷ライドも,どんと来いやぁ!

8時前には青葉公園駐車場着.
天気予報をチェック.
画面上は「晴れ」+「暴風雨」マーク.

いやいやいや.
降ってまんがな.
確かに風は強くなってきた.
ファットバイクに前輪を装着して,他の参加者を待つ.

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集合時間の9時.
ガイドさんの2名を含む15名がそろった.

目算でグラベルバイクが10台ほど,後はMTB.
ファットはKazchariを含め2台だったかな.

ご覧の通りの雨コンディション.
レインウェアを「ヌグフルキルヤムの法則」に照らし合わせて着ていくかどうするか悩む.
結局出発時は脱いで,リュックに入れておくことにした.

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軽いブリーフィングの後,幹線道路を2.5kmほど走ってグラベルの入り口へ.
確かに見覚えあり.

ここで再度グラベル走行時の注意.
特に対向車(クルマ)への配慮については勉強になった.
こちらができるだけ左側に停車して先に行かせること.
さもないと,クルマがこちらを避けようと路肩に寄りすぎたあげく,崖下に転落...も起こりうるそうな.

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つーことで,特にレベル分けとかはなく,2グループに分けて出発.

「さぁ,ここからデス・ライドの始まりぃぃぃ!」...と気合を入れた時期がKaschariにもありました.

リーダーはもとより,誰もがみんな文字通りの「ゆる」ペース.
時速にして15kmほど.

そう,ライドイベントにしては珍しく「ゆるいライドです」「初心者向けです」「ゆっくりペースです」が完全に守られている.
いやホンマ,こういうこともあるねんなぁ...と関心しきり.
すいません.この瞬間までずっと疑っていました.

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よくも悪くも前回の「ヘル」と比較すると,完璧に「ヘヴン」ライド.
もう,小鳥の声を聴きながら,小動物の出現に期待しつつ,マイナスイオンたっぷりの森林浴ライドを楽しむことにした.

それと走りながら他の参加者と会話.
グラベル他,チャリに関する様々な情報の交換.

心拍も90台.正にココロの浄化.

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いつの間にか雨あがる.
水はけが良いのか,路面の水たまりもあまり多くない.

途中,雪が残る.でもほんの一部.

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それにしても...地元の旭川-美瑛の標高高めグラベルや,鹿追発のイベントで走った十勝の農地を突っ切るグラベルとは風景がまるで異なる.

激走!愛山米飯林道ライド

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

背の高い木々と砂地.これもまた良し.

iPhone11 Pro
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上の写真は道に迷った時.
山中は携帯だけでなく,サイコンのGPSも受信しにくいそうな.

ここで持参した「Garmin etrex30」を起動.
やはり専用品の精度・感度は素晴らしい.
迷うことなく現在地を示した.

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分岐点多数.
地図がなければ確実に遭難.
今回,ルートマップを頂いたので,いつの日かソロで走りたいものだ.
モンキーで? いや,Top…おっと.

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ちょっとした坂道でタイムアタック.
心拍が上がったのはそこくらい.
「ゆるポタ」も悪くないけど,たまに刺激が欲しくなる.

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それでも落車事故発生.

フロントホイールに枝がからまり,前転したらしい(大事には至らず).
こういう時,顔面むき出しのチャリ用ヘルメットは怖い.

数年後には,プロのレースでもフルフェイス,全身プロテクターの選手が走ることになるのだろうか?(ただし超軽量)

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他にもダウンヒル中,轍に前輪をとられて横方向に吹っ飛ぶ人を見た(こちらも大事は至らず).
グラベルロードとは思うけど,タイヤのサイズが妙に細い.30cくらい?
ファットではなんてこたない轍や段差も,タイヤが細いと大変そうだ.
常に蛇行している.

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全行程2/3を終了し,残り5kmほどの地点で補給タイム.
コーヒーや菓子をいただく.

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いただき画像 カステラとカヌレ(手作り?)
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休憩地点を出発するとすぐに舗装路.
ここも前回見覚えあり.

幹線道路を走り,ゴールの青葉公園へ戻る.

天候すっかり回復.暖かい.

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雨上がりのグラベル走行後である.
もちろん泥だらけだが,気にせずクルマに積み込む.

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締めの挨拶があり,無事イベント終了.

楽しかったが,贅沢を言うなら強度が足りない(だからそう書いてあったやん).
途中でお菓子が出たこともあるが,持参した補給食や水すらにもほとんど手をつけず.
まぁ,昨年のような真夏ではなく,暑くもなく寒くもない,ある意味一番走りやすい時期だったせいかもあるかな.

ではセルフでもう一周?

一瞬考えたけど,現在も晴れたり曇ったり,強風吹いたりと天気怪しい.
今日は素直に撤退.
次回の楽しみにとっておこう.

時刻は13時半.
それなりにカロリーを消費したので腹が減ってきた.
コンビニ飯も何なので市内走行中,目に入った某とんかつチェーン店へ.
最近,旭川にも出店しているので気にはなっていた.

席について,メニューを眺めてびっくり.
定食の最低価格が¥1,720なのだ.
ここは空港内か?

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とんかつの味は悪くないが,びっくりするほどかと問われると...
ご飯,キャベツ,漬物がおかわり自由なので量的には満足(にすることはできる).

さてお次はライド後のお楽しみである「サウナ」といきたいとことだが,既述の通り強度が足りないためカラダがリラックスを欲しない,それと時間が中途半端なので直帰することにした.

夜,Zwiftで強度不足を無事補完.
いい汗かいて就寝へ.

グループライドも楽しい.
でも,どちらかと言えば”ぼっち”が好きなことを再認識.

自宅周辺のグラベルももうじきフルオープンやな.

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