モンキー125,9,000kmのオイル交換~自分でいじれないライダーの生存戦略

2026/7/18 Sat

新しい正解

2024年9月29日撮影

モンキー125の走行距離が9000kmに達した.

いわゆる「3,000kmの法則」に照らすと,4度目のエンジンオイル交換の時期が来たことになる.
通販でオイルや廃棄処理キットを買って,自分で作業できないことはないが,各種点検作業を含めショップで見てもらうことにした.

しかし.

モンキーを購入し,長年頼りにしていた馴染みのバイク屋さんが昨年廃業してしまった.
高齢のオーナーが体調を崩し,後継者もいないためらしい.

ありがたいことに廃業前「以降のメンテはこの店に」と別のショップを紹介してくださっていた.
早速,電話をしてオイル交換の予約をする.

うん? 予約?

昔って,オートバイのオイル交換でいちいち予約してたっけ?
思いつきで店に立ち寄ると,ヒマだろうが忙しかろうが「そこ置いとけ.やっとくから」と言われ,店内のバイクを眺めていると,いつの間にか作業が終わっていた気がする.
元々購入した店もそんな感じだった.

時代が変わったのか,店が変わったためか今は予約必須.
店の都合も客の都合も両方を成り立たせるにはベストかもしれないけど,その予約可能な日が1週間後とか...早め早めに行動しないと予定が狂う.

つーことで,その紹介された新しい店に向かった.
店内が非常にキレイで,昔ながらの「狭苦しい油まみれのバイク屋」とは一線を画す雰囲気.
何よりバイク屋さんで土足禁は初めてである.

予約制なので到着後すぐに作業が始まった.
何か1つ部品を外すたびに明確な説明があり,今の時代らしい誠実さを感じる.
缶コーヒーのサービス付きだし.

待ち時間,店内に並べられた国内外の中古車を眺めて過ごす.
懐かしの我が愛車『HONDA V45MAGNA(750cc)』も置いてあった.
マフラー水平出しの後継車やったけど.

それにしても...展示されている車両の価格が異常に安...く感じる.

何と比べてって,もちろん自転車である.
『ZZR』だろうが『ハヤブサ』だろうが,だいたい100万円代.
ハーレートライアンフもそんなもの.
なぜか『セロー』の中古はプレミア価格だったりするけど.

一方,Kazchariの『EMONDA』や,最近買った『BROMPTON T LINE』なんて...ヤメとこ.

ホンマ,モノの値段(価値)は不思議である.

ちなみに現在,国産オートバイで最も高価なのは『HONDA GOLDWING Tour』で税込み385万
で,ポガチャルの世界チャンピオン仕様の『Y1Rs Dura Ace Di2 YSYL』319万..最下位グレード(アルテ)ですら180万とか...

完全に異なる世界線だな.いや,チャリの値段がおかしい.

「いやぁ,オートバイって安いですね」という話を店員さんにしたら「自転車趣味の人って,みんな同じ話しますねwww」と笑われた.

オイル交換とチェーン調整で¥4,500.

タイヤのチェックもしてもらう.
明らかにミゾが浅くなっている後輪はもとより,前輪もひび割れが見られるので交換を勧められる.

安全に直結するパーツである.仕方がない.
ただし,元々ついていたタイ製の純正品(セミブロック)がもはや入手困難.

国産タイヤも特殊なサイズゆえ,選択の余地がほとんどない.
結局オフ向けのタイヤは諦め,IRCのロード用にした.
一時期はモンキーで林道もよく走ってたけど,最近は行く機会もあまりないし,クマ怖いしで,まぁいいでしょう.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

自転車同様,スリックにすると燃費も寿命も延びるっぽい.

タイヤ代や廃棄代,工賃もろもろで¥37,000ほどになる.
これまた懇切丁寧な説明付き...にしても...オートバイ本体はともかく,消耗品に限って言えばチャリの方が安いかも.
タイヤ交換程度なら自分でできるから工賃いらんしな.

で,後日.
タイヤ入荷の連絡を受けて店を再訪.
早々に交換作業開始.

しばらくすると,スタッフさんがあわてて飛んできて「いやいや,これ見て下さい」と錆びだらけのシャフトを持ってきた.
タイヤの軸にあたるパーツである.
シャフトは磨けばなんとかなるが,受け側のベアリングもサビサビとのこと.

確かに購入後6年経過.
雨中も走ったことがあるので,こうなってしまっても不思議ではないが,所有してきたバイクで,ここまでひどい状況になったのは見た事がない.

「安い125ccだから?」「タイ製の宿命?」「昔のバイクに比べて耐久性が落ちている?」「半年乗らない雪国特有の現象」という素朴な疑問が湧く.

もちろん,部品発注⇒交換をお願いした.
何度も来るのは億劫だが,これまた仕方がない.

メカ好きだけど,いじれない.
自分で整備できない以上,信頼できるショップとの関係構築こそが,長く楽しくバイクに乗るための最も重要なカスタムだと再認識...とキレイに〆たいところだが,最近の状況はさらに変化.

ホンダ,カワサキに続き,ヤマハも大型モデルを専売制に変更するらしい.
つまり「町のバイク屋さん」では小排気量車しか買えない時代になってきている.
その理由は大型=高級オートバイが電子制御部品だらけになって,町の販売店では整備できなくなってきているらしいからとのこと.

高性能化=便利に見えるが,実情はそうでもないらしい.
クルマだけど,この話なんてひどい.

何が問題ってユーザー側に選択肢がないこと.
信頼の機械式が選択できるとか...まぁ,メーカーは用意せんわな.

我がモンキーなんてまだまだアナログに近い.
ちびちび治しながら長く乗り続けられそうではある.
メーカーじゃないといじれないブラックボックスなんてなさそうだ(あるの?)

そう考えると,チャリはまだ自分でいじれる要素がかなり残っている.
e-bikeになるとわからんけど.