Topstoneな雨の旭岳クライムトレライド

2024/7/28 Sun

雨に負けた?

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曇り.温度:23 ℃,湿度:81%,体感温度:23 ℃,風速:5.4 km/時,風向:S

朝起きてカーテンを開ける.
外は見事に雨.
しかも結構降っている.

本日は旭川自転車愛好会のイベント「和寒ぐるっとライド」の予定だったのにぃ!

まぁ天気予報通りと言えば予報通り.
前日から9時出発を(雨が止むであろう)10時に遅らせるという連絡はきていた.

だがしかし.
今回のライドはグラベルが中心.
東北,北海道に警報が出まくりの昨今.
雨が止んだとて,林道はがけ崩れを始め,大変な状況になっていると想像できる.

しばし熟考した後,SNSを通じてDNSの連絡を入れた.シクシクシク36.
最終的にリーダーのCさんもイベント自体の中止判断をされたようだ.
次回のお楽しみやね(9月の剣淵?).

連絡後も,外は相変わらずの雨.
久々にガンプラでも作るか...とウダウダしているうちに10時.
なんと,いつの間にか雨がやみ,少し陽が出ているじゃぁあーりませんか!

あわてて天気予報をチェック.
これから数時間,雨雲がここら一帯にかかる気配なし.

これは出かけませう.

グラベルライドに行くつもりでハスラーに積んだままのTopstone
降ろすのも面倒だし,このままデポ地まで移動.
帰りはそのままサ活に行くというプランで.

目的地は...そうさねぇ,ヒルクライム練習を兼ねて旭岳.

EMONDAよりはるかに重いグラベルロード.
負荷をかけてペダルを回す.そう,前日の「SFR」が自然にできてしまう皮算用.

EMONDAないつものトレーニングライド~脳内でHANAZONO攻略

で,デポ地の大雪遊水公園着.

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ここにはいつも雪の積もった真冬にしか来ないので新鮮.
駐車場,こんなに広かったんや.

で,Topstoneを降ろす.

最近「INSTINCT」「Edge1040」の接続が不調で,心拍計測をonにしても,すぐに切断.
何度もペアリングを求めてくる.なんで?

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

ガーミン(GARMIN) Edge 1040 ソーラー

のんびりと山へ向かう.
脚がめっちゃ重い.
やはりウォーミングアップは重要やね.
「HANAZONO」にも3本ローラー必携.

MINOURA(ミノウラ) 3本ローラー 自転車 サイクルトレーナー

STRAVAセグメント「忠別ダムショート」を駆け上がる.
やっぱグラベル重いわ.
そこをあえて,ギアを軽くせずに回す.
引き足も使う.
呼気を意識する.

でも,本番は旭岳に入ってから.
ここはセーブ.
ダムまでは足慣らし.

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みんな大好き「チョボチナイ」
この季節は羽虫がすごい.停まるとたかられる.

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湧水公園で水汲み.
文字通りのミネラルウォーター.
天候不順なためか,今日は水汲み客少な目.

では行きますか.
分岐を左折.
ここから約12kmほど.

タイムアタックではなく,重めのギアでフォームを意識しながら登る.

個人的には十勝岳より旭岳の方が好きだ.
「斜度が緩く楽」とかではなくなんとなくね.
やはりメリハリかなぁ.
ガマ岩越えて,そこでアウターに入れてグワーっと漕ぐのも楽しい.

そんな旭岳,残り4kmほどで雲行きが怪しくなってきた.
最初は「ガスかな」と思っていたが,どうも違う.
サングラスにあたる雨粒.
残念ながら降って来たようだ.さすが山.

ALTALIST(アルタリスト) KAKU SP1(カク エスピー ワン) PHOTOCHROMIC(調光レンズ) Smoke Gray Frame Blue Mirror Lens Photochromic(調光)

ゴールまで残り2km.引き返すのももったいない.
登りの途中のせいか,寒さも感じない.ただ濡れそぼってきただけ.
これもトレーニングの一環である.進む.

で,温泉街およびビジターセンターが見えてきた.
ダンシングに切替てゴール.

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おかしい.TTではなかったはずなのに,やっぱ最後は踏んでしまうな.
「HANAZONO」でのゴールをイメージ.どんなロケーションなのか知らんけど.

いつものビジターセンターに避難.
ロープウェイ乗り場駐車場の職員さんに「ご苦労様です!」と声をかけられる.

ビジターセンターの駐車場はなぜかガラガラ.
ははぁ,今シーズンはここも有料化したせいかな.

目当ては自販機の神飲料,赤コーラ

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この自販機,少々変わっていてCoke-on対応商品とそれ以外が混在.
いずれもクレカ払い可能なので,便利になった感あり.
すっかり心にキャッシュレスが根付いたな.

雨と汗でけっこうビシャビシャ.
メット,キャップ,グローブを脱ぎ,バンダナでできるだけカラダを拭く.

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あまり長居すると汗冷えで寒くなるだけ.
小雨が収まるのを待ちきれず,とっととダウンヒルしてぬくぬくした下界に戻りませう.

もちろん,ジレは持ってきている.

[Morethan] サイクリングウィンドブレーカー ベスト ノースリーブ ショート丈 メンズ WVP-030

唯一無二のこのミニ・ジレ.
Morethan製です.
圧倒的に小型軽量.
デザイン,色使いとも,お世辞にもかっこいいとは言えないが,夏のダウンヒルに最適.

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それでもそこそこ冷えるダウンヒル.
いつもの場所で撮影後,そそくさと降りる.

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ガマ岩を過ぎた頃,路面が乾いてきた.
やはり“山の天気”だったようだ.

気温も活動可能状態に回復.
トンネルを避けるため,行きとは反対の湖岸道路を通ってダムへ.

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ここからは,デポ地に直帰.

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だいぶ脚は残っているものの,今日のトレーニングはもうええか.
相変わらずの曇天だし.

ハスラーにTopstoneを積む.

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この後は予定通り,常サウナの「花神楽」でサ活.

まだ混む前の時間なのでのんびりと...したかったところだが,もう少し静かに風呂を楽しめへんか? 観光客のみなさんよぉ?
旅先のハイテンションのせいかうるさすぎ.
子供は「ととのいイス」や「壺水風呂」で遊んでるし,オトナも「虫だー!」「ハチだー!」と大騒ぎしてるし,大声で仕事のグチ言ってるし(守秘義務は?)

実はここの露天風呂には2m近いアオダイショウが住み着いている(マジです)
そいつが時々姿を現すのだが,そんなん見たらパニックで倒れるんとちゃうか?

つーことで,グラベルライドは残念ながら中止になったが,それはそれで楽しめた雨の休日でした.

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DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

2024/7/15 Mon

快速巡行

いただき画像

晴れ.温度:17 ℃,湿度:87%,体感温度:19 ℃,風速:2.1 km/時,風向:S

ひぐまサイクルさんの旭川スタート襟裳岬フィニッシュ1DAYロングライドに参加した.

結論から述べる.
自分史上サイコーに楽で楽しい300kmだった.
正にサバーイ&サヌック(タイ語).

旭川から襟裳岬までの300km(正確には310km)という距離は,ブルベやプライベートで何度も走っているので未知の領域...というワケではない.

ただし,長めの休憩を含めて約13時間,プラスこんな速度(Ave.30km/h越え)は,ぼっちじゃ絶対に不可能.

ローテンションの先頭時はともかく,2番手以降になった時の心拍はだいたい100~120の間.実に楽だった.

ただし...坂が来ると(いつも通りに)スイッチが入ってしまう.
さすがにヒルクライム時は160を越える.すいません.すいません(誰に?)

さて,話を当日の朝に戻す.
このイベントの出発時間は早い.
道の駅「あさひかわ」を5時に出発する.

3時に起きて,いつも通りの食事をする.
ツールの見逃し配信を観ながら準備し,4時過ぎに家を出る.
そして,プラスαでこいつを車中でチビチビと.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

4時半には道の駅着.
だがしかし.季節柄キャンピングカーその他の車中泊組が駐車場を占拠.
仕方なく図書館側に停める.

チャリを降ろして準備中にメール着信.
本日一緒に走るヤマタケさんから「(カメラの)キタムラの隣に停めてます」とのこと.

おお,確かにそちらの方が道の駅に近い.
移動しましょう.

そして上川を出たものの,忘れ物に気づいて途中で引き返したというGさんも続いて到着.各自準備を開始.
今日のKazchariバイクは,長距離用でカラダにやさしいDOMANE

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そして主催者のひぐまサイクル,Kさんバスの到着である.

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つーことで,今回の参加メンバーをご紹介.
誤解・思い込みご勘弁.

まずは主催のKさん.
北海道出身.夏の間はこのようなバスサポート付のサイクリングツアーを開催.
冬は静岡の焼津で過ごされているそうな.
TTっぽいRIDLEYも,本人のふくらはぎもエグイ.

Pさん.
チャリにも乗られるようだが,今回はサポート役としてバスの運転とエイドでの補給準備を担う.

Eさん.
たまーにイベントでお会いするが,チャリ界隈では謎の人物として有名(?).
はたしてナニモノなのか.真相は回を追うごとに明らかになる...かも.
元は何かのかよくわからない魔改造ロードに乗る.
ハンドル周りがエグい.
ちなみにKazchari,Kさんともども同い年である ⇒「6×7=42チーム」が結成された.

ヤマタケさん.
旭川における有名チャリダーの一人.
「目玉の方が本体ではないか」ともっぱらのウワサ.
様々なイベントに出没する本業クルマ屋さん.
アルミのCannondaleで参加.

Natural Born EZOist

Gさん.
上川町から参上.
「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」の主催者でもある.
最近,マーブル模様がまぶしいELVESに乗り換えた.

つーことで,5時を少し過ぎていよいよ出発である.
普通に考えてチャリで襟裳岬は,はるか彼方のイスカンダル並み.

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おおむね50kmごとに休憩をとる行程.

道の駅「あさひかわ」

富良野(セブン)

占冠(ハマナス)

日高門別(セブン)

三石(セイコマ)

様似(セイコマ)

襟裳岬

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最初の富良野のセブンでは各自での補給だったが,ここ以降は...

iPhone15 Pro 冷凍フルーツ&きびだんご美味し

こんな感じで即席エイドが用意される.
カロリー高めの補給食,エナジードリンク他と水が用意されている.
これでハンガーノックは完璧に阻止.

普段は9割以上が“ぼっちライド”のKazchari.
伴走車付きのグループライドに参加するのは実質的に初めてだが,メリットだらけなことに気付いた.

とにかく安心感がまるで違う.

言うまでもなく,疲れたらそこで走るのを辞められる.
マシントラブル,事故,体調悪化など,ロングライド中は何が起きるかわからない.

最近は寛解状態にあるものの,Kazchariには持病の右腸脛靭帯炎がある.
負荷をかけ過ぎると再発してしまうが,ブルベ時と異なり,鎮痛剤を服用して痛みをだましだまし漕ぎ続ける必要はない.
「甘え」ともとれるが,チャリはあくまで趣味である.
一般的な感覚では命や健康を賭ける方がおかしい.

ただし,ハンドサインによる後続車への注意喚起は良し悪し.

もちろんマナーとして,先行者が地面の穴ぼこなどを後方に伝えるのは当前のマナーだが,片手走行によるリスクもある.
特に海岸沿いは路肩が狭く,アスファルトが崩れてボコボコの箇所が多い.さらにハイスピードだと自身の回避が間に合わないことがある.
実際,4月に行われた「日高門別200」では,ハンドサインを試みたベテラン・ランドナーTさんの落車シーンを目の当たりにした.

2024BRM429日高門別200

さらには「自分のペースで走れない」問題もある.
巡行速度のペースではなく,例えばキレイな景色に出会って撮影のために停車...という行動は難しい(遠慮してしまう).
なので結果的に休憩地点での写真ばかりになってしまった.

写真に関してもメリットはある.
それは自分の走行写真がgetできること.
ぼっちだと不可能(三脚+タイマーなら可能だが現実的ではない).
バスから撮影された,普段は撮れない自分の走行写真がいただける.

てな感じでスタートしたものの,“旅”の行程を順に書いていくといつまで経っても話が進まないので,自分が撮った写真と「いただき写真」をおりまぜて,思い出を振り返りませう(時系列怪しい)

いただき画像 カミフの丘
いただき画像
いただき画像
いただき画像
iPhone15 Pro 金山峠
いただき画像
いただき画像
iPhone15 Pro 道の駅しむかっぷ
iPhone15 Pro 日高峠
いただき画像
いただき画像 ツール・ド・フランスなヤツ
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いただき画像
いただき画像
iPhone15 Pro 三石のセイコマ
iPhone15 Pro 残りわずか
iPhone15 Pro 浦河町の側溝
いただき画像
いただき画像 霧の襟裳岬

そして,18時過ぎ,ようやく襟裳岬にゴール.

いただき画像 なんちゃってゴールスプリント

風が強い場所だが,この日は無問題.
約2年ぶりである.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

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さすがのローテーションライド.カラダはまだまだ余裕.
そして,みなさん到着後記念撮影.
今日は7/15なのだが,この売店は閉店前に日付ボードを交換しているようで,7/16に代わっていた.

いただき画像

日没時間も近い.
400ブルベなら,ここから神秘的な夜の時間が始まるのだが,今日はおしまい.

いただき画像
いただき画像

バスにチャリを積み込み,アポイ山荘へ.
かつて息子と泊まったキャンプ場の隣にある.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

宿泊目的ではなく温泉のみの利用.
入浴料は¥500.安い.

夕食のラストオーダー時間もあり,サウナはショート2セットで終了.
まぁ,こればかりは仕方がない.

様似名物,つまり限定らしい「アポイツブ玉丼」をオーダー.

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美味し.ただしエネルギー枯渇気味なので,もっとボリュームのあるメニューにすればよかったかも.
まぁ,この後はチャリに乗らないのでええか.

ほとんどの区間をチャリで一緒に走ったKさん,今度は旭川まで運転である.
感謝しかない.

ゆったりとシートに座る.
さすがに疲れていないようで疲れている.
30分ほど寝落ちしてしまった.

高速を一部利用,途中一か所で休憩して深夜2時半頃,無事道の駅「あさひかわ」に帰還.

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クルマが5時間かけて戻った道をチャリで13時間.
普通に考えて,やはりチャリはスゲーわ.人力最高.

いや,それにしてもホンマ楽しいライドでした.
ひぐまサイクルさん,ありがとうございました.

今シーズンのツアーは始まったばかり.
今後の企画もSNSに次々にアップされている.

今もっとも気になるのは8月開催予定の「帯広⇒納沙布岬」ライド.
これまでブルベやプライベートで道内あちこちを走ってきたが,実は釧路より東側は未経験.
オートバイやクルマでも十数年行っていない.

「旭川⇒宗谷」に比べるとマイナー路線(?)のためか,現時点で最少催行人数にまだ達していないようだ.

メンバーが揃うか否か,酷暑もしくは雨などの天気を含め,さてさてどうなることやら...これまた予断を許さない状況.

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にしても.みなさん速かったっつーか,脚が合いましたね.
また機会があればよろしくお願いします.ちゃんちゃん.

6月第一週のライド&ライド

2024/6/1 Sat – 2 Sun

ベストシーズンなのだ

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ここ最近というか,今年は天気がよろしくない旭川
何より気温が低すぎる.
もう6月なのに.

となれば,たまに晴れた休日には思い切り出かけましょう.

まずは土曜日の話.

晴れ.温度:15 ℃,湿度:69%,体感温度:14 ℃,風速:2.1km/時,風向:NNE

EMONDA発進

出発にあたりいつも悩むのがサイクルウェア.
もちろん寒暖に合わせて,が重要なのだが,今日は上下の組み合わせの話.

買ったはいいものの,着なくなったモノはヤフオクや中古業者に出したりしているが,今でも十数着所有している(多いって)
もちろん上下同じメーカーで揃えた方がカッコよい.
特に柄物は.

しかし,ビブショーツは消耗品.
へたったビブは室内履き用に降格.
するとジャージだけが残ってしまう.
ここで「ジャージとビブでメーカー揃えますか問題」が勃発する.

そんな中,今日は対で生き残っている『ale』ウェアで揃えた(誰も見てないって)
手持ちのウェアでは,この組み合わせが一番軽量だったりする.
ゆえに毎年の体力測定の位置づけだった「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」用の勝負服としていた.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

だが,今年は残念ながら不参加.
理由は前日にとあるブルベが開催されるためである.

そのブルベとは2024BRM706当丸コースター300』

https://randonneurssapporo.net/brm/2024brm/2024brm706toumarucoaster300/より
https://ridewithgps.com/routes/38883938より

300kmで5800m登るという,なかなかな”あたおかコース”(ホメ言葉)
チャリでは未踏の地.楽しみである.

で,今日は登り練習のためになるべく標高を稼ぐつもり.
カミヒルの時間はないので,ここはホームマウンテンの旭岳でしょう.
今シーズン(ロードは)初のはず.

ファットな旭岳初登りライド

つーことで,忠別川サイクリングロードを激走し,湧水公園で水を汲み,いつもの分岐にサクッと到着.いい天気だ.

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タイムアタックを狙うつもりはなくのんびりスタート.
旭岳は最初と最後だけ斜度があり(8%ちょい),後は緩斜面.
時々下りもある.
個人的には,ひたすら登り続けるカミヒルより好きな山だ.
もちろん,より強度=トレーニングとしてはあちらに軍配.

何度も通っているためコースはほぼ頭に入っている.

本日のタイム ⇒ 43:50

ベストタイムはDOMANE41:52(2019/6/29).
うーむ.5年前の自分が越えられない.
機材はアップグレードしているはずなのに.
この次は本気だすッ!

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いつもの場所でフォト.
晴れ間が欲しいところ.

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インフォメーションセンターで赤コーラ...にする予定だったが,今日は浮気.マンゴーサイダーにした.台湾あたりで売ってそう.

汗がひくまで休憩.
汗がなかなかひかないのでハンカチでカラダをぬぐう.
汗がひかないまま,ダウンヒル開始.もちろんジレ着用.

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いやいや寒いって.
もちろん冬場よりマシだが.

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標高が下がるにつれ,全身に血がめぐるのを感じる.これが波紋疾走か!
ふもとの橋でジレを脱ぐ.

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通称「ユイの壁」へのゲートもオープン済.
当初の目的通り,今日は坂の日なので登る ⇒ 汗だく.
そして下る.

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本当はこちらの宇幕別側から登る方が,エグイ斜度+長さなのだが,アプローチがねぇ...

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尻切れトンボなチョボチナイの続き,つまり1116号線をたどって美瑛町へ.
熊が出そうで出なかった道をビビりながら走る.

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新区画公園でトイレ休憩.
名前は知らないが,このオレンジ色の花が咲き乱れていた.

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いつものセイコマで昼食.
ホットシェフのめぼしい弁当は全て売り切れ.そらそうだ.
もう13時を過ぎている.

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で,帰宅.
がんばって登ったつもりが,約100kmで1600mしか登ってない...
3倍しても「当丸」には届かない.全然足りん.

...てな走行データをSTRAVAにアップしたところ,ブルベ知人からコメント.

「当丸コースターの獲得標高は実測で4000mですよ~」

なーんだ.
じゃあ,今度もグラベルで出るか...って,それでもしっかり山岳ブルベやん!

そして翌日曜日

Garmin先生も休めと言うのでチャリ(トレーニング)はやんぺ.
今日はモンキーでGO!

行先は最近リニューアルしたばかりの妹背牛温泉ペペルである.

近いかな? いや,温泉でひたすらゆっくりしませう.

出発時のメーター走行距離は7350km
まずは国道12号を使って深川まで.
いい感じの田舎グラベルがあったので少し寄り道.

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モンキー125のタンク容量は6.5リットル.
燃料計のメモリは6つなので,1つあたり約1リットルとなる.
それが3つになった.
つまり残りは3リットルなので単純計算で3x70km(!)で210kmは走れる.

ゆえに,温泉に入って帰宅するだけなら給油の必要はないのだが,メモリ半分は精神衛生上よろしくない.
そしてここは北海道.
田舎に行くとGSの数は極端に減る.

つーことで給油しとく.

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青看板に「妹背牛」の表示が出てきたが,ガソリン満タンで気が大きくなったことと,太陽がまぶしいから...ではなく快晴に誘われて,海まで行くことにした.
オートバイは,いや,オートバイも自由だ

国道233号線を走る.

同じく陽気につられた見知らぬライダー達とランデブー.
なぜかKazchariの後ろに張り付かれる.
ふっ,マスツーリングは好みではないのだがな...っつーか,早く抜いてくれ(125乗りの叫び)

留萌市内のセイコマでストップ.

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缶コーヒーと,最近ドはまりの「コロロ」2種.
とりわけ限定には弱い.

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留萌の中心街を通って黄金岬へ.
自宅からだとここでちょうど110kmになる.
チャリで来ることが多いが,オートバイだとあっという間やね.

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海はいいねぇ.
残念ながら北海道の海はねぇ,泳ぐにはねぇ...ビーチが真っ黒.

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増毛方面へ進むが(並んで)「海鮮丼」の気分でもないので,途中で左折.
道道94号線で当初の目的地である妹背牛に向かう.

この道は霧立峠並みの退屈道.
オートバイならまだしも,よくこんな道を自転車で...って,何度か走っているけどな.耐久力を鍛えよ

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12時半頃,ようやく妹背牛温泉ペペル着.
先に昼食にすべくレストランに入るものの,長蛇の列(というほどでもないが).
先にお風呂,いやサウナで蒸されることにした.

町民外料金¥700.現金のみ.

まずまずの混み具合.
さて,例によってカラダを清めて,いざサウナへ.
さすが新しい施設.
広くてキレイ.
オートロウリュ機能あり.
残念ながらテレビあり.

Kazchariはガス式よりサウナストーン式の方が好みだ.

さて,10分蒸された後は水風呂.
ここも浴槽が広く,5人は余裕で入れる.

そして外気浴へ.
しっかり露天風呂がある.
ととのいイス4脚,ベンチ1.
残念ながら,使用前・使用後にととのいイスにお湯をかける桶の類が見当たらない.
気になる人は気になるだろう.

噂のバレルサウナもあったが,4人程度しか入れないのでやめた.
先日入った『芦別スターライト』のバレルがイマイチだったせいもあり,どうしても入りたいわけではない.

芦別スターライトホテル・アゲイン

今思えば,試しておけば...と思わないでもない.違う施設やしな.

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さて,サウナ3セット後にレストランへ.
さすがに14時を越えていたので席は空いていた.

「サ飯」としておすすめの「チーズカレー」を注文.
鉄板焼きの熱々で,紙エプロンに脂が飛び散る!
キレイな服だとパニックやろな.

味はまぁ...普通.
¥1,500は少し高く感じる.ホンマ,昼飯代も高くなったなぁ...

レストランはQRコード払い可.
観察してたけど,Kazchari以外,老いも若きも全員キャッシュ払い.
そこにびっくりした.たまたまかな.

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つーことで,後は帰るだけ.

チャリもオートバイも,いやEMONDAモンキー125も楽しい.
両方とも正に人生の相棒.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

2024/5/17 Fri

はじめての本州ライド

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2024年のブルベ第2戦はランドヌ札幌さんのBRM518あまちゃん200
その名の通り,某国営放送の超人気朝ドラのロケ地をめぐる旅となる.

発着地点は青森県八戸市.

まずは旭川から苫小牧までクルマで移動.
苫小牧西港フェリーターミナルにクルマをデポ,輪行袋に入れたロードバイクを担いで23:59発のフェリーに乗船,翌朝7:30八戸港着.
輪行解除し,スタート地点となる八戸駅に8:30頃到着という算段である.

17日の金曜日は有給休暇を取得.
午前中にDOMANEの洗車と整備を行う.

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うちのDOMANEくん,普段はZWIFT専用機.
つまり室内でしか乗っていないのでさほど汚れてはいない.
Di2の充電も済ませてある.
洗車&注油後は輪行袋に収納.

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昨秋の「利尻島ライド」以来の輪行だけに,細かい作業がすっかり頭から抜けていた.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

で,動画を見て復習.

おお,少しずつ思い出してきたぞ.

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋

OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅135mm

マルト(MARUTO) スプロケット&ブレーキローターカバー RS-S570 シルバー

MARUTO(マルト) チェーンカバー RS-C750 シルバー

今回,ホイールをフレームにくくりつけるゴムバンドを新規購入.

マルト(MARUTO) りんりんバンド(3本)RS-KF620 黒

輪行袋付属のへなへなバンドよりずっと使いやすい.おすすめ.

これまでチャリをハスラーに乗せる時は「リアと助手席のシートを倒し,前輪だけを外して横向きに寝かせる」もしくは「助手席と後部座席の間に90°曲げた前輪を入れて立たせる」ようにしている.
今回は袋入りなので,リア席にそのまま積載.
ブレーキ時に前方へつんのめらないように,ゴムバンドで固定した.
うむ.すっきりだ.

昼食後の12時過ぎに出発.
ケチケチマンのKazchariは,高速道路なんて使わない.
下道指定で170km.近い.チャリでも行ける(距離感おかしい)

国道12号で南下.
滝川のSSで給油を試みるが,そこにスタッフのおねーさんが登場.
ENEOSアプリの登録キャンペーンとやらで,今,入会すると本日リッター8円引き!という甘言につられてスマホをポチポチと操作.
詳細は省くが,この手続きが超絶ややこしく(クレカ登録やらVポイント連携やら),何度か挫折しそうになるが,おねーさんに励まされつつ完遂.
登録記念にボックスティッシュを6箱もくれたので,全てヨシ.

ENEOS公式アプリ

いやホンマ,なんでもかんでもアプリの時代やね.
登録しまくるのはええけど,交通事故やらで本人が突然召されたら,残された家族は解約すんの大変やろな.特にサブスク系は永遠に引き落とされ続けるわけやし...
いかん,いかん,不吉なことを考えるのはよそう.

岩見沢で左折して国道234号へ.
途中のセイコマで休憩.
おやつの時間だ.

シュークリームおよび最近ドはまりしている「コロロ」を,と思いきや,全て売り切れ.ぐぬぬぬ.

UHA味覚糖 コロロ グレープ ソーダ マスカット 佐藤錦 4種 各2個 計8個

代わりに酸っぱい系グミを買った.
余ったらブルベの最中に食すのにちょうど良い.

この頃から雨が降り出すが,幸運なことに肝心の明日,明後日の青森は晴れ予報だ.

南下を続けて道の駅「ウトナイ湖」で2回目の休憩.

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すぐに苫小牧着.
この道,懐かしいぞ.

BRM610きのこの山300km(その0)

時刻はまだ16時.
フェリーターミナルに直行して延々と待つなんてアホなことはしない.
乗船前にサウナと夕食を済ませるのだ.
これが本日のメインイベント.

「サウナイキタイ」で検索.

ターミナル近くのなごみの湯着.
入浴料¥950か.
建物が古いわりに強気の値段設定やな.
で,公式サイトにて詳細をチェック.
休憩所が狭いな.時間をつぶすのが難しいかも...

おや,(サウナイキタイで)その下にあるのは...
料金は同じ.そして...このコミック量はっ!

つーことで,ここから10kmほど離れたほのかに滞在場所を変更する.

で,17時前に「ほのか」着.

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無料の館内着に着替え,まずはサウナ4セット.
うむ.(マジで)高温サウナ,(塩壺ありの)ミストサウナともにヨシ.
温泉もホンモノだ.
食事は...もうちょっと量が欲しい(写真サギとまでは言わないけどな).

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で,コミックコーナーへ.

さすがに「万葉の湯」グループにはかなわんが,なかなかの品揃え.
『チ.』を最終巻まで読む.

チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)

そやな.見方を変えれば白も黒も正義も悪も過去も未来も真実も嘘も存在せーへんのかもな.誰もがその時々の常識もしくは信念で行動している.だからGなんて...(おっと,誰か来たようだ)

22時過ぎに「ほのか」を出て,フェリーターミナルに向けて出発.

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ここで要注意なのが駐車場の選定.
「最大¥500」ルールのあるTimes第二駐車場に停めないと,後でエライ目にあう.何度も看板を確認して無事に駐車.

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ハスラーからDOMANEおよび,着替えの入ったリュックを降ろす.

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ターミナル建物前で輪行準備中のサイクリストを発見.
「もしかして“あまちゃん”ですか?」と声をかける.
なんと,北海道ランドヌの重鎮,Nさんだった.

ネットで予約済みではあるが,もちろん乗船手続きが必要.
輪行袋に入れたチャリは手荷物扱いでちゃっかり無料.素晴らしい.

後でわかったことだが,チャリを分解せずそのまま車両甲板に乗せると,料金(¥3,100)を取られるだけでなく,下船時間も遅くなることが判明(クルマが先なので).今後もフェリーは袋一択やな.

無事手続きを済ませて待合室に.
FreeWifiが使えるため,早速「ジロ・デ・イタリア」を視聴.

それにしても,ポガチャル強すぎ.

ここまで無双されるとレース全体がつまらなくなりそうなものだが,なぜかそうならない.
そして彼の場合,その人柄のせいか現地でも反感の声はほとんど聞こえてこないらしい(一時期のフルームとかひどかった...)

いつもニコニコ笑いつつ「戦略?駆け引き?温存?そんなの関係ねー.ゴールまで競争しようよ,競争!」的なノリが面白過ぎる.
まるでリアル真波くんだ.そういやアホ毛も共通.

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とかなんとか時間をつぶしていると乗船時間.
飛行機の3倍くらい長いタラップ(パッセンジャーボーディング・ブリッジ:PBBというらしい)を歩いて「二等寝台A」まで(¥8,100).
ブルベ出走前はちゃんと寝たいのよ.

案内室前のホールでは,チャリを甲板に積んだらしい,ブルベ参加者のMさんO西さんが早速ビールを飲み,くつろいでいた.

さて,出航である.
ちょうど日付が変わった.
寝ますか...

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(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day11-2 宜蘭~礁渓温泉

2024/3/27 Wed

温泉ふたたび

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曇り.温度:23 ℃,湿度:74%,体感温度:24 ℃,風速:10.8 km/時,風向:ESE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

こ,これが噂の台湾輪行列車か!
何しろ広い.
一両の2/3以上がチャリのスペース.

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ふむふむ.ここのラックに立てかけるわけか.
少々重いがなんとかなった(一人だと無理な人もいるかも).
それにしても輪行袋なしは楽やな.

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なんつー贅沢なスペース.
つーか,Kazchariの他に誰も乗ってこんぞ.
出発直前,チャリなしの一般客が乗車してきた(指定席).
定刻通りに出発.

線路と並行するのは,自走だと5時間以上のアップダウンかつトラック&落石におびえる国道.
もちろん走れないことはなかったが,こちらの方が確実に楽だ.

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だいたい100km,1時間20分ほどで「宜蘭駅」到着.
終点ではないので,乗って来た自強号を見送る.

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月台(プラットフォーム)にチャリ.
最近は日本でも一部地域でサイクルトレインが運行しているので,特にめずらしい風景ではないかもしれんが,道民には新鮮.

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改札を出て駅前に.
なんだ,このデザイン!?
まるで「動物園前」駅.

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本日の宿は10kmほど北上した礁渓温泉
先日の知本にて台湾温泉の素晴らしさにすっかりほれ込んでしまった.

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

あの快楽をもう一度っつーことで,温泉宿を予約.

国道を走っていると,前方にグループライドの団体.
やはりみなさん,口元をマスクかスカーフで覆っている.
日焼け止めと排ガス対策か.

ミドリの標識に「台北」の文字が出てきた.
うーむ,もうじきこの旅も終わりか.

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国道から分岐し「礁渓温泉」方面へ.
ここがその入り口.
『キングダム』に登場しそうな武人の像が.誰?

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熱海や城崎など,古くからの温泉街に似た雰囲気の街.
右折,左折を繰り返し,本日の宿チャンパニュ ホテル(Champagne Hotel)」に到着.

周辺のホテルに比べると少々くたびれた外観.
まぁ,安いからええけど,やっぱりagodaの紹介写真は盛り過ぎ.

久々にホテルらしいホテル.
フロントにちゃんと人がいた.
それに,台北にだいぶ近づいてきたせいか,英語も通じた.
チャリはフロント奥に置かせてもらう.

受付のにーちゃん曰く「SPAは17時から入れるよ」
うん? SPA? まさかの高雄以来の大浴場があるのか?

とりあえず部屋に落ち着く.
むっちゃ広い.
バスタブもある.いいぞぉ.

この旅の命綱,インターネッツへのWifi接続を試みる.
あれ?おかしい.つながらん.言われた通りのパスワードを入れたのだが...

全然あかん.
フロントに行き,にーちゃんにあらためてパスワードを聞く.
おい,さっきと違うやんけ!(階ごとに異なる)

で,部屋に戻り再チャレンジ.
接続は...できたものの,むっちゃ不安定.おまけにぶちぶち切れる.
この旅で泊った宿はどこもかしこもWifiが使えたのだが,ここは通信状況サイアク.

面倒なので5G回線に切り替える.
困ったことに...日本出国前に契約したeSIMの容量が1ギガを切っていた.
基本ナビと宿の予約にしか使っていないのだが...

旅はまだ3日ほど続く.
これはもちそうにない.
いきなり通信ができなくなってはシャレにならん.
仕方なく,3ギガを追加購入した(それほど高くはない).

trifa

バスタブに湯をはり,ゆっくりとつかる.
腹も減ったし,夕食に行きますか.

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相変わらず台湾の夜はカラフル.
特にここは温泉街.
旅行者らしき姿も目立つ.

しばらく歩くと「合鴨」の文字を見つける.
いんじゃなーい.

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つーことでこの日式「肉多多鴨肉丼」を注文.

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日本風と言えば,そうなのかもしれんが,目玉焼きは揚げません.

確かに「台湾料理は日本人の口に合う」「美味い」というのは間違いではないのだが,どう考えても油使い過ぎでしょう.
沖縄料理も似たような傾向があるけどなぁ...揚げ物だらけやし.
あぁ,回転ずしに行きたい.

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食後の散歩.
ここはドクターフィッシュのいる温泉.

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やはり中華圏は漢字だらけ.酔いそう.

そんな中,台湾人はひらがなの「の」が大好き.
町中の看板でよく見かける.

台湾人に愛されるひらがなの「の」:日常的に使われるのは「かわいくて便利だから」

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つーことで宿に帰還.
夜の闇と派手な電飾がボロさを隠す.
1階では台湾人のおじさん達が絶賛宴会中.

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「そういやSPAがあると言ってたな」と部屋から海パン持って地下へ.
暗い通路を抜けると,そこには...

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じゃじゃーんと現れたのは巨大な温泉プール!
しかも貸し切りだ.
お湯の温度も適温.
実に素晴らしい.

側面は完全に抜けているので涼しい夜風も入ってくる.
この露天風呂感よ.

そして...なんとみんな大好き,Kazchariも大好きな,あの設備が!

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サウナである.

しかあし,残念ながら整備中なのかなんなのか現在使用不可.
いい感じの水風呂もあるのに.シクシクシク36.

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で,30分ほど一人温泉を堪能.
これまた設置してあった脱水機で海パンを絞る.
至れり尽くせりだ.

今日も素敵に生きたので深い眠りにつけるでしょう.
おやすみなさい.

Day12に続く.

iPhone15 Pro 大事にされてそうな美猫

ファットな帰って来た冬景色の天人峡ライド

2024/3/3 Sun

最後の抵抗

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-7 ℃,湿度:75%,体感温度:-13 ℃,風速:11.7 km/時,風向:WSW

1日の夜から2日にかけて久々の大雪.
アスファルトが露出していた自宅周辺の道路も再び雪に覆われた.

職場から帰宅後,グダっていた娘と二人して玄関から駐車場にかけて徹底除雪.
3月の雪は湿って重いのでさすがに疲れた.
己を鼓舞するために選んだ近所迷惑なコーラスは『若さはプラズマ』.なんでや.

ちなみに「特ヲタ」なうちの娘は全戦隊のOP/EDをほぼフルで歌えたりする.
誰の教育や.

それはともかく,今シーズン分の雪はこれで勘弁してもらいたい.

明けて日曜日は朝から快晴.
先週の雪探しライドと異なり,今日はどこでも行けそう.

ファットな雪を探してフォレストライド

ヒルクラは...さすがに厳しいか.
電熱ベストの調子も悪いし.

「そういや今年はまだ天人峡行ってへんわ」と思い出す.
行き先決定.
ハスラーにファットを積んでの”おいしいとこライド”とする.

デポ地点に向かう途中,「そういや『びえい冬まつり』の延長戦をやってるとかの情報があったなぁ.そっち行くか」と思い出し,駐車場にて検索.
うむ.夜のライトアップだけやった.

びえいの冬まつり(インスタ)

つーことで,いつもの東川の湧水公園着.

OLYMPUS TG-5

ファットをセッティングして出発.
思ったよりも寒い.
標高が少し上がっただけでこれか.やっぱ山(旭岳)はやんぺ.

いつもの青看板前でパチリ.

OLYMPUS TG-5

うーん暗い.朝の晴れ間はどこ行った?
今日も素直に右折します.

OLYMPUS TG-5

天気はイマイチだが雪のしまりはサクサクと最高.
実に走りやすい.

OLYMPUS TG-5

今回は天人峡方面に向かう.
この先にある宿は今や一軒だけ.そこに向かうだけの一本道.

OLYMPUS TG-5

それにしても見事な直線道.

以前この地域が大雨に襲われた時,この道路が冠水.
天人峡エリアが陸の孤島となってしまった.
修復が行われたものの,この時の災害がきっかけで天人峡温泉の衰退を招いた...とも言われる.

OLYMPUS TG-5

クマ出没注意の標識がある.
まだ出ないでしょう.いや,マタカリブ(冬に徘徊する者)がいるかも.

そうそう,実写映画『ゴールデンカムイ』の続編はTVドラマらしい.

実写版「ゴールデンカムイ」の連続ドラマ化が決定! WOWOWにて今秋より放送

さすがに映画だけだといつ終わるのかわからんので,これは良い選択.
しかも,うちのヨメさんは”ラグビーヲタ”なのでWOWOWに加入済み.素晴らしい.

ただし一歩間違えるとMCU失敗の二の舞になるかも.
まぁ原作は完結済みだし,映画の出来を考えると十分期待できますな.
変態カーニバルも含めて.

つーことで,羽衣トンネルにin.

OLYMPUS TG-5

このトンネルは全長873mもある.
当然雪はないので,スパイクピンの轟音が響く.

それにしてもファットのスパイクってどれくらいもつのだろう?
ヨシリンでの購入時には「10シーズンはもつよ」と言われたけど.

年越し宗谷で上陸するオートバイのピンは一回でほぼ使い切りと聞いたことがある.距離と負荷が全然違うから参考にはならんけど.

で,トンネルを抜けると...

OLYMPUS TG-5

渓谷である.
と,同時に寒風が吹きすさんできた.
トンネル前後で気候が全然ちがうーっ!

OLYMPUS TG-5

冷徹な空気,体感マイナス10℃は越えているだろう.
プラスやや向かい風.
何しろ寒い.

もう一つの短いトンネルを抜けると天人峡のホテル群が見えてくる.
解体工事が始まっている.
もちろん通行止め.

OLYMPUS TG-5

その昔,天人閣ホテルの日帰り温泉に入ったことがある.
なかなか良いお湯だった.

現状はしきしま荘一軒のみが営業中.

秘境中の秘境,トムラウシ温泉ですら営業できているわけだし,もう一度リニューアルすれば客足も戻るような気もする.紅葉期の羽衣の滝も美しいしな.

東川町天人峡温泉の再生始まる 6月にも廃ホテル解体着工

ぜひとも,”魅力的なサウナがある”施設にしてほしい.

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で,目当て(ゴール)の足湯着.
周辺には解体工事関係者の仮事務所が建てられている.
建造物に囲まれて,まるで絵本の『ちいさいおうち』状態.

冬ライドの大敵は汗冷えである.
できるだけ休憩時間は短い方が良いのだが「せっかくここまで来たのだから」と,足湯を楽しむことに.

冬場は足を出すまでが面倒.
まずシューズを脱ぐ.
そしてフットカバー,トゥカバー,防寒厚手ソックス,インナーソックス4層履きなのだ.

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で,しばし足浴...げっ,雪が降ってきた.
明らかに気温も低下中.
「こらあかんわ」と,5分ほどで退散.
想定外の寒さとなりつつあった.

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手の方もインナー+秋グローブ+ハンドルカバーの組み合わせ.
スタートからの走行時では特に寒さは感じないが,一度脱ぐと,あっという間に冷える.
今,まさにそう.
カバーの中で手をニギニギしながら走る.

それに寒風で鼻も痛てー.

あれ? 旭岳からの地獄のダウンヒルと状況が全然変わらん.

OLYMPUS TG-5

とまぁ,そんな我慢も羽衣トンネルまで.
抜けると下界に帰って来た安心感がある.
気温も上がり,雪も止む.
しかも下り基調.
そして静寂と美しい風景.

これぞ冬サイクリングの醍醐味.

OLYMPUS TG-5

鹿の注意標識.実際に鹿の横断も見た.
クマと違って,この表示は冬も有効.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
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分岐点を越えて橋上へ.

少々走り足りないが,この心地よい疲れがちょうどよい.
素直にデポ地点に戻ることにする.

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例の青看板の下で写真を撮っていると,めずらしく旭岳方面からのバスがやってきた.
邪魔にならないようにチャリをよけるが,なぜかバスが左ウインカーを出して停車しようとする.
じっと動かないでいると,そのまま発進&通過していった.

その後気付いたが,この青看板の下はちょうど(湧水公園の)バス停だった.
Kazchariは乗客と思われたようだ.なぜ?

ちなみにバスの本数は日に3本である.
なんつーレアなタイミング.

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ハスラーに戻って,ファットを積載.
今日は体調が良い.
一旦東川の市街地に戻り,コンビニでお昼にしよう.

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セブンイレブンにて「チーズトマトパスタ」.美味し.

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そして,ほぼ週一のルーティンとなっているサウナへ向かう.
本日は「花神楽」である.

うん.今日も楽しい一日だった.

芦別スターライトホテル・アゲイン

2024/2/17-18 Sat-Sun

結果オーライ

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息子の遠征試合の前泊のため,家族で芦別スターライトホテルに宿泊した.
Kazchariは,これで日帰り1回,宿泊は2度目となる.

モンキー125,カナダなサ活?

ニホン人っぽい週末~温泉とマンガとメシ+α

近場のため,クルマで家を出たのは土曜日の14時半頃.
国道12号を走るものの,今年はホンマに雪が少ない.
オートバイが走っていても驚かないほど路面が出ている.

深川を過ぎて道道4号へ.ここも同様.

で,いつも通り,うちの古いYupiteruナビは近道としてとんでもルートを示してくる.
大雪だった昨年はそれでえらい目にあったが,今日は無問題.
指示通り進むと快晴と相まって絶景が待っていた.

で,ホテル着.
後席の娘は爆睡中.

先に着いていたヨメさんと息子と合流.
チェックインして和室にご案内.
フロントや浴室周辺と異なり,昭和感ただようレトロな部屋である(増築のせい).

早速,作務衣に着替えて浴室へ.
インフル? ええ,すっかり治りましたよ.ゾルフール超効きます.

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脱衣室で着替えていると突如黒い影が.
振り向くと,ゆうに2mを越えるであろう西洋人が立っていた.きょ,巨人...

さてお楽しみのサ活である.

ここ「スターライトホテル」にはサウナが3種類ある.
「高温」「塩ミスト」そして新規の「バレル」だ.

まずゆっくりとカラダを清める.
日帰り客も多く,人出はそこそこあるが混雑はしていない.

洗体・洗髪を終え,まずは浴槽へ.
いかにもな硫黄臭が漂う.やっぱり温泉はこーでないと.

1セット目はオーソドックスに「高温サウナ」へ.

室温は90℃.
現状これくらいが一番快適.
結構な込み具合で上段に座れず.
ロウリュウ好きの人がいて,ガバガバ水をかける.熱波がぁ~

残念(?)なことにテレビ付き.
ハットを深々とかぶり視界から消す.

10分で汗だく退出.
すぐ前に設置してある水風呂へ.
こいつももちろん冷泉.
水の出がイマイチ悪いせいか,やや水温は高め.
この後の外気浴を考えると,これくらいが良いのかも.

で,カラダを拭きながらいよいよ外へ...
寒気&寒気で,やはり寒い.
ビーチチェアに腰を下ろすも5分が限界(十分か).

浴室内に戻って追加休憩.

さて,2セット目はいよいよ今回の目玉「バレルサウナ」である.

もちろん屋外に設置してあるので,再び寒気に身をさらす.
バレルまで小走り&ドアを開けて飛び込む.
定員は4~6名.
だが,今はKazchariのみ.

うん?

これはデビューしたばかりの目玉施設のはず.
なぜここまで人気がないのだ?

しばらくして理由が判明.

このバレルサウナ,全然熱くならないのだ.
まず足元の冷気がすごい.
あぐらをかかないと耐えられない.

ロウリュウをこまめにしても,文字通り“焼け石に水”であまり変化なし...合ってる?(ニホンゴムヅカシイデスネ)

さらに途中で人が入ってくると,そのわずかな暖気も逃げてしまう.
時間を区切って一斉入退出システムにすればマシかもしれんが,このような公施設では無理だろう.

「こりゃ意味ないわ」と5分ほどで通常の「高温サウナ」に入りなおした.

浴室内にあった「バレルサウナ」の説明を読むと「室温75℃」.それにわざわざ「足元が寒いのであぐらをかいてください」との注釈があった.
あー,これを理解した上で利用せよ,ということなのねん.

サウナにはまって以来「いつかは庭にプライベートサウナ小屋」という野望を持たなかったわけではない.
安いものだと100万~で設置可能という広告も散見される.
いっそ思い切って...という気分が今日の今日で完全に潰えたな.
これならテントサウナの方が良い.

自宅一人用サウナの種類と選び方のポイント|失敗を回避して理想のととのい環境を

2セット目終了.

次はミストサウナを試す.

ここのは「塩」付き.
全身に塗りたくる...のはよいが,ちょっとしたひっかき傷にも敏感に反応.
染みる.
元々ミストは温度設定が低めなので,滞在時間を延長し,カラダにのせた塩が融けるのを待つ.
うん.最近はミストも気に入ってきたぞ.

室温が低い分,厳冬期外気浴はパスし浴室内で休む.

禁断の4セット目は「高温」に戻る.

水風呂,休憩を経て最後に露天風呂で〆.
インフル開けのせいか,イマイチの“ととのい”.
サ道は険しい.

浴室を出るとヨメさんからLINE通知.
「食事にしましょう」とのことで,レストランへ.
夕食はついていないので各自注文.
今日はこの「ザンギプレート」

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インフルからの復帰後,久々のがっつり飯.
美味し.
完食はしたが,なかなか胃に堪えた.
やはり鶏肉が一番好きだ.

食後は宿泊者専用サロンにて自分で作るソフトクリーム.
フリードリンクを片手にマンガコーナーへ.
言うまでもなく,本施設最大の売りである.

どうせなら近所の入浴施設では(たぶん)読めないものを...ということで,偶然目に入ったのがこれ.

雪女と蟹を食う(1) (ヤングマガジンコミックス)

Kindle Unlimitedで1巻だけ読み,独特の世界観とぶっとび設定で印象に残っていた一冊.ただ次巻購入には至らず.
どうやら全9巻で完結のようで,今から寝るまでの時間に読むのにちょうど良さげ.
で,速読気味に22時までで全巻読了.
その感想は...

※ 以下ネタバレ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

太宰治vs宮沢賢治.

途中で二人の関係性として「銀河鉄道の夜」がモチーフとしてプッシュされる.
文字通り,希死念慮の動機にかかわってくる重要な伏線なのだが,Kazchariとしては,むしろ「銀河鉄道999」っぽいなぁ...と思いつつ読んだ.
何でも言うことを聞いてくれる(ごにょごにょ)謎の年上美女と終着地に向けて旅をする...むしろこちらが近い.

いずれにせよ,このコミックは前半と後半で全く印象が違う.
むせかえるような閉塞感は圧倒的に前半.こちらが好みだった.
徐々に作風が明るくなり,途中の札幌編なんて”迷走”としか思えない.

まぁ,オトナのファンタジーなのでご都合主義的な面には目をつむりたいところであるが,さすがにクライマックスはいかんでしょう.

「溺れて気絶しただけのアヤメを,元とは言え消防隊員が死んだと誤解するか?」というアレな展開.
キタの「焼死体は見慣れているけど溺死体はわからん」というとんでも言い訳にはさすがに無理が...

8巻でハッピーエンド.
生活IQが低そうな二人が,今後どうやって生活していくのか気に...はならん.

続く9巻は番外編.
沖縄が舞台なのでやたらに明るい雰囲気.
どうせならアヤメの狂気が払拭されていない終わり方にした方が余韻があって良い.すると,ジャパニーズホラーになってしまうか.

まぁ,読み手が何を求めているかによって評価は真逆になるだろう.
いずれにせよ,最後まで読ませるパワーはあるな(えらそーだ).

なんと,最近実写化もされたらしい.

雪女と蟹を食う

初見でこのビジュアルはなかなかのインパクト.

いずれにせよキャスティングが難しいぞこれ.
キタはともかく,アヤメは現実離れしすぎている.
いかんせんメーテルやしな.

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

で,就寝前にサクッと再入浴.
カラダを温め部屋に戻ると,明日が試合のはずの息子がまだ起きていた.
早く寝んかい.

自宅と異なり薄すぎるマットレスに悩まされつつも,翌朝は5時に起床.
この早起きは言うまでもなく,サ活のためである.

早朝ゆえ,人も入ってこないだろうと,バレルサウナにもう一度トライ(長め).やっぱり...ダメだ.合わない.

家族も起きてきたので,7時に朝食バイキング.

iPhone15 Pro

目玉はぶっかけ放題の「漬けサーモンとイクラご飯」やな.
美味し.
もう少し大きい胃が欲しい.

遠征試合に行く家族は先にチェックアウト.
Kazchariは9時過ぎまでのんびり滞在.

サウナハットとマットを浴室に忘れ,途中で取りに戻るというアクシデントはあったが,なんだかんだで昼前には帰宅.

「ブログでも書くか」とパソコンの電源ボタンを押すも全く起動しない.
ACアダプタを抜いて,普段は使っていないバッテリを装着して再度ボタンを.
無事に起動.

なんじゃこれ?

その状態でACバッテリのプラグを挿すと「プチッ」と画面が真っ暗に.

なんてこった.パンナコッタ.

かろうじてバッテリ起動はできるが,別のPCのACアダプタを接続してもやはりダウン.
つまりACアダプタの問題ではなく,本体,マザーボート側に何かのトラブル?
うーん.これだからBTOパソコンは...と持ち込み修理を考えるが,その前に素直にGoogle先生に質問.

【解決済み】ASUSラップトップのACアダプターを抜くと電源が落ちる

これは「抜くと落ちる」パターンだが,対処法にある「パワーリセット」とやらを実行.
すると我がPCも見事に復活!

さすがGoogle先生,頼りになるぜ!
WordPressのトラブル,それに先日のiPhoneのデータ移行時もそうだったけど,ホンマ,ネットってたいていの問題を解決してくれるなぁ.

びびったぁ!~WordPress「Parse error syntax error~***」!

iPhone15 Proに機種変~いろいろと驚いた

それにしてもバレルサウナよ.夢を見させてくれてありがとう(なんのこっちゃ)

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

2024/1/21 Sun

全てが凍る世界でヘンタイたちが走る

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-19 ℃,湿度:99%,体感温度:-23 ℃,風速:5.0 km/時,風向:SE

さぁ.いよいよ第3回びえいスノーサイクルフェスティバル当日である.

Kazchariは第1回より連続参加中.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

さてこの日.
観測地点により若干差はあれど,どこもかしこもマイナス20℃を軽く下回った今朝の美瑛.
もちろん今季最低気温である.

会場はいつもの美瑛スポーツセンター.
自宅からの距離はそれほどないが,前日は早めに寝た.

ちなみに前日のディナーはイオンの「王将」
炭水化物,脂質,たんぱく質たっぷりの「天津飯定食」だ.
カーボローディングどころか胃がもたれたぞ.

で,日曜は朝5時起床.
寝ているヨメさんには悪いが,がちゃがちゃと騒がしく,いつもの朝食を作る.

そして,レース前と言えばこいつ.

水で割って会場に着くまでの間,車内でチビチビやる.

凍てつく早朝の道路を美瑛へ.

7時には会場in.
まだ関係者の車両しか停まっていない.

ハスラーからファットを降ろす.

OLYMPUS TG-5

これは...マジで地獄の寒さ.
素手で金属を触るのがキケンなレベル.
道民歴20年近いKazchariもめったに体験したことがない.

外,もしくは暖房なしの車内にいてはタヒんでしまうので,受付の体育館に避難.
開始時間の7時半まで間があったが,早めに受付を済ませ,ゼッケンやらビブスを受け取る.今年のゼッケンはなぜか巨大.
補給食(?)としてパン,いちご大福,水も供給.

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運営スタッフで参加のヤマタケさんO西さんを発見.
いやいやこれだけ寒いと,選手よりも動かないスタッフの方が辛いのでは...と思っていた時期がKazchariにもありました.

えー,この気温では動こうか動かまいが関係ありまへん.
屋外の長時間滞在はマジであかん日です.

とは言え,晴天は晴天.
寒さでレースが中止されるわけもなく,show must go on

試走の許可が出たので軽く走ってみる.
ダウンジャケットおよび防寒テムレス着用である.

OLYMPUS TG-5

昨年度とはコースレイアウトが少し変更された.
凹凸が少し減った印象.

森の中のテクニカルコースは健在.
この気温およびレース前の荒れていない状態だと走りやすく感じたが,昨年のレース後半の地獄が容易に想像でき...まさにその通りになった.

OLYMPUS TG-5

そして試走段階でも冷気が襲い掛かる.
防寒テムレスをもってしても,指先のしびれは回避できず.
またバラクラバのマスクで口元を覆うと,自分の息がサングラスにかかりレンズが即凍結.
視界が真っ白になる.
で,途中でサングラスを外すと,まつげが凍る.ヤバイ.
マジでこれ,ギアッチョのスタンド攻撃やん.

特に辛かったのは鼻の頭.

痛い.

一周走ってO西さんのところに行くと,「Kazcahriさん,鼻の頭真っ白でヤバイですよ.それ凍傷になってますよ」との指摘.
冬山専門家の指摘だけに事態は深刻である.
いわゆるⅠ度凍傷状態だろう.
登山家の黒くボコボコになった鼻の絵面が頭に浮かぶ.

あわててハスラーに戻り,去年の反省からサーモボトルに入れたコーヒーを飲み,暖かいはずの飲み口付近を鼻にあてる.

だが,刻すでにお寿司

サーモボトルの保温性能の限界をとっくに越えていたのか,ただのアイスコーヒーと化していた.

反省 ⇒ 来年はカイロをはじめとする暖房グッズをかならず持参すること.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

参加者もぞくぞくと集合.
リュックに緊急時に使いそうなモノを詰めてスタート位置へ.

ソロではないエンジョイチームの面々はテントやイスなどを準備.
暖かそうなナニカをすすって談笑しておられる.
う,うらやましくなんかないんだからね!

その後,本番と同じウェアで試走したり,寒さ防止でぴょんぴょんはねたり,知人と話しているうちにいよいよスタートラインへ.

いただき画像
いただき画像

ソロ選手は30秒先行してスタート.
さぁ,地獄を楽しみな.

いただき画像

...えー,特にカメラ類は装備していないのでレース中の様子は公式発表のものを待つつもり.
結論から言うと,常勝のFさん,Nさんがスタートダッシュを決め,あっという間に先行.すぐに後方から追い上げてきたTさんに抜かれ,ほぼそのままのポジションで2時間走り続けました.

何週目だったかの森セクションでわだちにタイヤを取られ派手に落車.
その際,この寒さでガチガチだったフロントフェンダーが割れて吹っ飛ぶというアクシデントあり.ぐわー,これで2回目.

よく考えればフェンダーなんぞ,冬(雪道)の間は不要の代物.
3月あたりの雪解け路面が出てきたらまた買いなおしますか...シクシクシク36.

で,予想通りレースが後半になるにつれ路面状態が悪化していく.
正しいっつーか,走りやすいラインは人が殺到するので,誰かが転ぶとそれにつられてストップ.
それを避けようとラインを変えたら変えたで,別のわだちトラップが...と正に阿鼻叫喚の地獄絵図
体力低下と相まって,暴れるチャリの抑えが効かず蛇行状態に.

ファットだとまだマシ.
こんなコンディションの中,小径車やらピストバイクも走る.
ますますヘンタイ祭りの様相を呈してきた.

そんな中,トップの3人はケツを振りながらも,わだちを気にせず,最適・最短ルートでガシガシ進んでいく.
うん.やっぱ人外だ.

で,2時間経過のタイムアップまで約2分を残して最終周回へ突入.
よし,これで1周稼げた.
ただし,ここで油断すると同周回の人に抜かれて順位を下げてしまう可能性もあるので,手,いや脚を抜かない.
そう,終盤は緑ゼッケン(ソロ)の人と抜きつ抜かれつの“デッドヒートのI love you”状態だったのだ.

OLYMPUS TG-5

結果は先ほど述べた通り,39周という異次元の同周回の中で争っていた1,2,3位の方がたに,圧倒的差をつけられての4位(34周)でした.ぐぬぬぬ.

年初の目標「何かの大会で表彰台にのる」⇒ 初戦敗退

まるで2023年ツール・ド・フランスの第16ステージ(個人TT)にて,ヴィンゲゴーとポガチャルの走りを見たワウトの「自分が人間の中で一番速かった」という迷言を想起させるレースでした.

“I’m dead.” ”We survived.” ツール・ド・フランス2023を振り返る

久々のガチレース.
やっぱりこの強度はキツイ.

寒さ?

気温がやや上がってきたためか,途中から気にならなくなってきた.
サングラスも曇らなかったし.
ただし,走行中は鼻水が20cmぐらい垂れ下がったまま半凍結状態でぶらんぶらん.
カッコ悪いにもほどがある.

先ほど粉砕したフロントフェンダーを拾った後,ハスラーに戻り持参した菓子パンをかじろうとするが...キンキンに冷えてやがる.歯が砕けそうなのでヤメタ.

さて,レース終了後は表彰式&お楽しみの抽選会.

いただき画像

協賛企業から提供していただいたグッズがもらえます.
当選ゼッケン番号は事前にPCにて抽選済みだそう.
昨年は保温ボトルをもらいました.
さて今年は...

あれ?

全然名前が呼ばれない.
実は「101」は当たりにくいのか?

結局,抽選分は何ももらえず勝負は後半のじゃけん大会へ.
最後の最後にようやくツキが回ってきたのか,ステキな帽子をいただきました.

いただき画像
iPhone11 Pro

つーことで極寒の中,文字通り鼻がもげそうな地獄レースでしたが,達成感・充実感は半端なし.
“普通のホモサピエンス”としてはまずまずの成績だったし,体力は維持できていたということで...(一応)ベネ.

出場者&運営のみなさま,お疲れ様でした.
来年も出ます.

ゴール後に「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」の中の人,Rくんと白金温泉「パークヒルズホテル」に向かい“サ活”することに.

まずはセイコマで昼食.
イベントライド後の定番「ホタテカレー」(¥580)を購入(そうなのか?).

iPhone11 Pro

ホタテ線維が歯につまる.

で,お楽しみのサウナ.
これだけの疲労,高温サウナ,極低温水風呂,雪の中の外気浴,そして天然温泉でととのわないわけがなく,実に気持ちの良い“サ活”だった.
そうそう,ここのサウナ室にはテレビがないのもグッド.

ただし,天然温泉だけに床がヌルヌル.
見事に滑って後方に転倒.情けない.
レース後で足がガクブルだったせいかもしれんが.

で,16時過ぎまで滞在し,素直に帰宅.

さすがに疲れた激闘ライド.
森の中での複数回の落車か,温泉での転倒のせいか全身あちこちが痛い.

で,21時には就寝.
鼻の頭がもげないように願いながら,深い眠りにつきましたとさ.したっけ.

『サ道』に誘われて

2024/1/8 Mon

サウナはじめ

Amazon Prime Videoにて,ドラマ『サ道』の追加料金なしでの配信が始まった.
家事をしながら少しずつ鑑賞中.

サ道

初回放送は2019年.
この番組をきっかけに一大サウナブームが到来した.

雰囲気としては『孤独のグルメ』のサウナ版.
コミックが原作なのも一緒.

マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1)

基本的に風呂に入っているおっさんの独白で構成.
関東周辺のロケが多いが,年末のスペシャル版で旭川の「OMO7」「白銀荘」の紹介もあった.
コーネリアスの音楽と主演3人のかけあいがいいね.

Kazchariがサウナにはまりだしたのは2022年の夏.

ファットなしかおい夕食散策ライド

このブログでもたびたび書いているが,Kazchariは主にオートバイにて日本中を旅した.
『サ道』で紹介される“聖地”付近も通っている.
また,サウナ総本山フィンランドにも行ったことがある.
当時はサウナに全く興味がなかったのが心底悔やまれる.

「スタンドはいつでもどこでも存在するが、見ようとしない人が見ないだけである」(The JOJOLands)

ジョジョの奇妙な冒険 第9部 ザ・ジョジョランズ 1

つーことで連休最終日は外ライドをお休み.
風邪(鼻と咳)の状態もだいぶよくなってきたので,久々に「サ活」に行きたくなってきた(単純である).

行き先は万葉の湯 旭川高砂台

この施設,通常料金で¥1,600と,非常に高額.
普段よく行く花神楽や『SPA神楽』のほぼ倍の値段.
だが,Kazchariは某共済の加入者なので¥300で入浴可能なのだ(回数制限あり).

もちろんハスラーで出撃.
冬の旭川は普段の2車線道路が雪のせいで1車線になってしまう.
住宅街だとすれ違いすら怪しい.
ただし,今年は札幌方面の雪が多いようだ.なぜか旭川と反比例する傾向.

ガチガチに凍った路面で,冬の運転は非常に気をつかう.
事故っていないのは運が良いからに過ぎない.

14時過ぎ,無事『万葉の湯』着.

受付を済ませ館内着を渡される.
こういうのを希望者だけにすれば料金をもっと下げれるのでは?

番号指定ロッカーで脱衣.
いつも通り,かけ湯をして身体を清める.
その後,やや熱めの「二股ラジウムの湯」にしばしつかる.

さて,サウナである.

『万葉の湯』にはミストサウナがある.
通常のドライサウナとどちらに入るか悩むところ.
今回,1,2セットは通常のドライサウナ.3セット目にミスト,そして禁断の4セット目にドライサウナというやや変則的な方法にした.

帰宅後に観た『サ道』の「しきじ」回では,「フィンランド式サウナ」と「薬草サウナ」の入り方を指南していた.
ようするに(「フ」⇒「冷水」⇒「薬」⇒「冷水」⇒「休憩」)×3セットを薦めていた.
うん.次回はこの方法を取り入れてみよう.

『万葉の湯』は露天があるので外気浴が可能.
いわゆる“ととのいイス”が設置してあるのだが,そこに座るのはさすがに4分が限度.

コールマン(Coleman) チェア インフィニティチェア

残りの休憩時間は浴室内に引き継ぐ.
ここには浴室の中心にお湯の流れる大理石ベンチがあり,ここに座ると実に気持ちが良い.
うん.冬場は外よりこっちやな.

郊外の入浴施設にしてはめずらしく,西欧系の外国人がたくさんいた.
近くのスキー場からの流れだろうか?

さて,浴室を出て館内着に着替える.
『万葉の湯』と言えばコミックが充実.

自販機でコーラを買って,イスに陣取る.
まずは『キングダム』70巻.

キングダム 70

今巻は韓非子の話.
相変わらずののんびりペース.
同じ大河系の『FSS』と違って,連続で描き続けているのはスゴイ.

そして,ついに『ゴールデンカムイ』の29~31,つまり最終巻まで(ようやく)読了.

ゴールデンカムイ 31

実に面白かった.
これまでになかった北海道とアイヌ文化(おもにグルメ)をモチーフにした壮大なドラマがついに完結.

以下,少々ネタバレ.

クライマックスに向けて下品さと変態さは影を潜め,生き残った全キャラが入り混じる五稜郭での総力戦へ.
主要キャラが次々に死んでいく.
なかでも土方と牛山の死にざまが印象に残る.

これまでもハリウッド映画をリスペクトした展開が多かった本作だが,最後をかざる杉元と鶴見の一騎打ちは迫力満点.
このシーンの実写化には文字通り潤沢な予算と肉体派俳優が必要.

おや?
そう言えば実写版がもうじき公開やったなぁ.
最終回まで完走できるか?

不死身の杉元は最後まで撃たれても刺されても全然平気.
ちゃっかり生き残って,約束通り,東京に住む親友のヨメさんに再会し,約束を果たす.

そやな.このシーンがなかったら物語として成立しない.
杉元が死ぬバッドエンディングは元々なしか.

最後のシライシ国のコインにビルマ語っぽい文字が刻まれていたが,どこに独立国(島)を作ったのだろう? アンダマン諸島?

最終巻まで読み終えたので,やっとこの手のインタビューも読める.

『ゴールデンカムイ』最終巻ラストの真相…野田サトル1万字インタビュー#1

16時半になり,外の風景も暗くなった.
大作を読み終えて,ココロはすっかり北海道...って,住んどるがな.

さぁ,家に帰ろう.
こんなのんびりした1日も悪くない.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

2024/1/2 Tue

デスライドふたたび

OLYMPUS TG-5

風.温度:3 ℃,湿度:72%,体感温度:-3 ℃,風速:38.5 km/時,風向:WSW

朝5時,自然に目が覚める.
昨夜は名物「夜鳴きそば」をパスして9時に就寝.
都合8時間は寝た.

体調もまずまず.
咳が少し出る程度.

せっかくの天然温泉付きの宿である.
朝風呂にGo!

念のため,本日もサウナはパス.残念.
露天風呂に通ずるドアを開けると...いきなりの強風!
ゴーゴーとうなり音すら聞こえる.
昨夜はほぼ無風だったのに...

頭の中に「DNS」の文字がちらつく.
たかが遊びなのだ.行こうが行くまいが誰に迷惑をかけるわけでもなし...
もしくはハスラーで岬まで行き,ファットを降ろして碑の前でアリバイ写真を撮る...これはむなしすぎる.

部屋に戻り天気予報をチェック.
Yahoo先生の予報はこんな感じ.

風向き的に“行きはよいよい帰りは恐い”状態.
どうすっかなぁ...

とりあえず,“爆盛り海鮮丼”で有名な朝食バイキングに行き,ココロを落ち着かせますか.

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デデンッ!
慌てて盛り付けたため,見た目はアレだが,味がよければ全ておK.
他のメニューを含め,この丼で3倍は食う.
朝食代¥2,300の元を取ることと,本日のライドのエネルギー分をチャージ!って,結局行くの? バカなの?

iPhone11 Pro

そう,飯を食っている間,窓の外を見ると木々の揺れが激しい中,おもむろに発進するオートバイの姿を見る.
そう,ああいう変...いや猛者を見習わなければ!(そうか?)

決意すれば話は早い.
部屋に戻り,テキパキとパッキング.
7時半にはチェックアウト(12時までのレイトステイだったのでもったいなかったが).

道の駅の駐車場までハスラーを移動.
ファットバイクを降ろしてそそくさとセッティング.
こういうのは勢いが大事.

OLYMPUS TG-5

8時少し前,準備は整った.
さぁ,行きますか.
片道約32kmの行程である.
できれば午前中で戻るつもり.

ウェアなどの装備はいつもの冬ライドと同じだが,念のためリアバッグを装着.
中には電熱ベストと電熱グローブ,およびダウンベストを収納.
いざという時に備える.

だがしかし,走り出してすぐに気づいた.

「今日,暑くね?」

そう,実際,駅前の電光掲示板は「プラス3.8℃」を表示していた.

OLYMPUS TG-5

風が強いのは確かなので,上記の防寒セットはそのまま持っていくけどな.

しばらく稚内の市街地を走る.
交通量少なく順調.
片側2車線道路が続くので道幅も広い.

OLYMPUS TG-5

40号と宗谷岬に向かう238号の分岐.
さぁ,いよいよここからが正念場.
ここから先,風をさえぎる物がほとんど存在しないエリアが続く.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

それにしても交通量が少ない.
三が日の早朝ってこんなもの?
もしかしたら,旅装備のバイクやチャリも走っているかと思いきや,誰にも出会わなかった.

予想通り,ここから宗谷岬まではパーペキに追い風基調.
トップギアで回し切ってしまう.
凧状態で回さなくても後ろから押されて勝手に進む.

面白いのは後輪が巻き上げた雪が,風で押し戻されて背中やら足元にバシバシ当たること.
どんだけ風強いねん.

...と余裕かましながらも,復路の地獄が頭の中をよぎる.
今は推進力となっているこの風だが,当然帰りは逆風オールバックである.
考えたくねぇ...

港などの入り組んだ場所で一瞬風向きが変わる.
油断していると,そのまま横に持っていかれる.
危ない危ない.

OLYMPUS TG-5

やがて右手に「セイコーマートかみいそ店」が見えてきた.
日本最北のセイコマである.

ここはAJ-H伝統の「宗谷岬600km」のコース上にあるが,営業時間は23時まで.
行きか帰りに,ここで補給できるかどうかがモチベーションの維持に大きくかかわってくるのだ.
何かと思入れのあるセイコマだが,本日から営業開始のようだ.
こりゃ帰りに寄るべし.

OLYMPUS TG-5

この後も快走は続き,ようやく約束の地(いくつあるんだ?),宗谷岬着である.

OLYMPUS TG-5

少々わかりにくいが,宴の終わった1月2日の昼前,駐車場に旅人の姿は皆無だった.
駐車中のクルマもない.
テント群も全て撤収済み.

トイレ前にカバーをかけたハンターカブ一台だけが残されていた.

ここで誰もがするのが碑の前での記念撮影.
しかし,撮影を頼める人が誰もいない.

足つきの自撮り棒を持参し忘れたが,あったとしても,この強風下では立たせることは不可能だろう.
実際,ファット自体も横風で倒れるし,風の方向に合わせてもズルズル動いてしまうというとんでもないシチュエーション.

OLYMPUS TG-5

片手でファットを押さえながらの手伸ばし自撮りだけがかろうじて可能だった.

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トイレに移動.

OLYMPUS TG-5

有名な青い壁のおみやげ屋さん前に避難.
なぜか電光掲示板の日付は「1月1日」のまま.なぜ?

OLYMPUS TG-5

そう,ここはエベレストの山頂と同じ.
本来なら人間が長時間とどまることが許されないデス・ゾーン...的な雰囲気が漂う.

滞在時間は10分にも満たなかったように思う.
そろそろ帰ろうかという時,駐車場に入ってきたクルマからカップルが降りてきて,碑の前で記念撮影.
「これは撮影を頼むチャンス!」とKazchariも碑に向かうが,相変わらずの強風.
先ほどのカップルも碑にしがみつき,髪を押さえつつ必死の撮影.
ようするに頼めるような状況ではなかった.

仕方がない.
生きるためにさっさと下山するに限る.

道路を渡り,快調に走ってきた道にファットのハンドルを向ける.
いきなり,グニッとステアリングが押されて曲がる.
そう,えげつない向かい風のせいだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

これはまずい.
マンガ的表現だと,こめかみにツーッと冷や汗が流れるシーン.
もちろん,この風と気温でそんなモノは流れない.

意を決してペダルを踏む.
なんだこの抵抗は!

ギアを落としても全く進まない.
サイコンの速度表示は「~10km/h」

ここからスタート地点の道の駅「わっかない」までは約30km.
単純計算で3時間!? この出力で?
一瞬,頭が真っ白になる.
頭の中では現状を回避できないものかと,計算が始まる.

【バスを使う】
あかん.輪行袋持ってへんわ.
その前に,ファットバイクが入るサイズの袋ってあるんか?

【ヒッチハイク】
漁村が点在するので,軽トラが結構走っている.
あの荷台ならファットも問題ない.
ハイエースなら余裕?
あかん.スパイクタイヤや.傷がつく.

【向かい風を避けて猿払周りで戻る】
これはないわー.プラス何km?

もちろん全て妄想.
ひたすら足を回し続けるしかない.

アベレージと心拍数は,ヒルクライム時に酷似.
そうか30km続く登りと思ったらええねん.
トレーニング&トレーニング.

時々,風が止む.
その瞬間を逃さずスピードアップ.
わずかな時間だけ,時速15km/hで距離を稼ぐ.
そしてまた向かい風が吹く.

救いなのは往路で通ったばかりなので見覚えがあるということ.

OLYMPUS TG-5

ここで思い出されるのが,マラソンランナー君原健二さんの名言.

「私は苦しくなると、よくやめたくなるんです。そんなとき、あの街角まで、あの電柱まで、あと100メートルだけ走ろう、そう自分に言い聞かせながら走るんです」

もしくは,ジョジョ第5部の名言.

「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。」

さらには,セブン25話の,

「基地はもうすぐだ。基地へ帰れば、温かいコーヒーと、スチームが俺を待ってるぞ!」

が思い浮かぶ.

Kazchariは昔からヤバイ状況になると,これまで見聞きした古今東西の様々な名言を思い出して,現状を「覚悟」しようとするクセがあるのだ(ただの現実逃避)

と言っても,今やっていることはただの遊び.
雪山で遭難したわけではない.
苦労を楽しんでいるレベルに過ぎないけどな.

とかなんとか夢想しているうちに,開いててよかった「セイコマかみいそ店」着.
幸い気温だけは高め.
暖かいモノを求めることなく,バナナ,エナジージェル,そして,ここでも神の飲み物である赤コーラを購入.

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残り20kmである.
思考と足の運動を切り離す「ゾンビ走法」にて,稚内市街に帰還.
ここまで来れば一安心.
余裕が出てきたので,稚内名物の1つである“彼”と記念撮影.

OLYMPUS TG-5

この時期,彼に会えたのはたまたまだったようだ.

そして,ついに駅前の駐車場に到着ぅ.
なかなかの激闘でした.

OLYMPUS TG-5

公式な「年越し宗谷」には参加できなかったもののなかなかの達成感.
うん.こんなんでいいんだよ(よくわからん).
さて,ファットをハスラーに乗せて向かうは約束の地(いくつあるんだ?)ヤムワッカナイ温泉.
これまた10月以来の訪問である.

勝手知ったるシステムで,ロッカーキーを受け取り,汗にまみれたウェアを脱ぐ.
後は旭川に帰るだけなので,禁を破ってサウナへ.
いつも通り10分間蒸された後,水風呂,そして(外はさすがに寒すぎるので)浴室内浴へ.
おかしい.
心拍が全然下がらん ⇒ “ととのい”どころではない.
特に根拠はないのだが,やっぱ,本調子ではないな,と1セットで終了することにした.
時間もあまりないしな.

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時刻は13時半.
ここで昼飯を済ませるつもりが,さすが三が日.
麺類,定食などめぼしいメニューは全て売り切れ(カレーぐらいしかない).

幸い,朝食で大量摂取したカロリーがまだ枯渇していない.
このまま帰るとしますか.

14時過ぎ,旭川へ向け出発.

帰り道,美深付近から吹雪に遭遇.
既に日は落ちて暗い.
そんな中,路肩で雪にまみれながら地図を眺めるチャリダーをパス.
すごいわ.
そやけど,こんな視界不良の中,走るのは無謀.

その後,道の駅「びふか」にピットイン.
ここにも雪に覆われたカブが停まっていた.
ライダーはトイレ内で休憩中.
声をかける.
もちろん「年越し宗谷」帰りだった.
名寄まで行ければ...という彼にこの吹雪の中の走行はキケンと進言.

そこへ,先ほどのチャリダーもやってきた.
「美深市内の公園の東屋でテントを張るつもり」と,とんでもないことを言う.

いいねぇ,これが若さか.
死なない程度に冬の北海道を体験してくれ.
悔しいので,決して「うらやましい」とは言わんぞ!

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旭川市内の「かつや」にて夕食.

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やはり圧倒的なコスパ.
今年もお世話になります.

帰宅すると,大阪に帰省中のヨメさんからまたしてもLINE通話が.

「あー,明日やけどなぁ.飛行機が飛ぶかどうかわからんから,帰られへんかもしれんわ」

えっ,なんで? ストライキ?

「なんで知らんの? ホンマに日本におるんか? テレビつけてみぃ!」

というデジャブな会話.
パチッとテレビをつける.そこには羽田空港の惨状が映し出されていた.

とんでもないスタートだ,2024年の日本.