2023/7/2 Sun
自分を越えろ
晴れ.温度:13 ℃,湿度:87%,体感温度:12 ℃,風速:4.7 km/時,風向:W
やってまいりました「旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023」!
『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』にエントリー!~坂バカ宣言
新コロのせいで2020年はスキップとなったが,Kazchariは毎回参加中で4度目の挑戦となる.
職場の健康診断では全く問題のないKazchari.
しかあし,血液やら心電図の結果は単なる数値の羅列に過ぎぬ.
真の健康は,心肺・筋肉のパフォーマンス,つまりガチレースで測るものだぁ!
つーことで,年に一度の体力測定・健康診断的位置づけのこの大会.
あらためて過去のリザルトを振り返る.
2019:13:56
2020:中止
2021:14:08
2022:14:34
うむ.毎回着実にタイムが落ちている.
これはいかん.
「年齢には勝てぬ」と言い訳はまだしたくない.
そして迎えた2023年.
はたして,その結果は...総合9位,年代別(40~59歳)6位.
残念ながら表彰台には登れなかったが,ベストタイム更新!
2023:13:31
昨年より1分以上短縮! そして4年前の自分も越えた!
これは素直にうれしい.
参加にあたり,これまでにない準備・実践が功を奏したかもしれぬ.
以下,レース当日の備忘録.
朝4時起床.
7/1より始まった「ツール・ド・フランス」のオンデマンドを視聴しながら朝食.
ツール史上最も過酷と言われる第一ステージ.なんだこれ!?
まるで3週目のクライマックスかワンデーレースの様.
まずは燃料補給が大事.
今回はいつものメニューにプラスして,inゼリー「MINERAL鉄分」をチュルチュル.
そして,水筒に「スーパーメダリスト9000」を1包溶かし持参する.
クルマで移動中ちびちび飲む.
5時50分頃,上川町役場前の駐車場着.
既に15,6台ほどのクルマが停まっていた.
新兵器の半固定ローラー台をセット.
DOMANEを載せてウォーミングアップの準備完了.
「MINOURA MoZ-Roller」のメンテとパワーアップ
6時になったため受付へ.
出走時のウェアで事前撮影するとのこと.
リザルト確定の資料にするらしいが,以前トラブルでもあったのだろうか?
駐車場に戻りアップ開始.
参考記事によると「心拍を上げるための全力走も入れる」とあったが,さすがにそれはせず.
大腿四頭筋に負荷がかからない範囲でくるくると漕ぐ.
数人の知り合いから声がかかる.
「あれ? Kazchariさん,あのカラフルなヤツ(EMONDA)じゃないんですね」
という声多数.
「あっちは縁起が悪いので」と答える.
例の事故を知っている人はここで爆笑.
そのあと「こっちの方が700gも軽いんですよ」と説明.
30分ほどダラダラ回してアップ終了.
少し汗ばんだインナーとジャージを本番用に着替える.
ブリーフィング開始.
特にゴール後のダウンヒルに関して注意喚起.
北海道らしく,舗装状態のよくない箇所がいくつかあるのだ.
何度か走っているとわかるけど,初見の人は要注意(マジで).
緊張するとトイレが近くなるチキン野郎なので,スタート位置への移動開始ギリギリまでトイレ.
悪あがきに「即攻元気」と残った「メダリスト9000」を一気飲み.
「うぉーっ!」と髪の毛が逆だったり,服が破れたり,鼻血が出たり,目が光ったりなどの覚醒はない.
【ボール販売】明治 即攻元気ゼリー アミノ酸&ローヤルゼリー 180g×6個
トレインに合流して,いつものスタートポイントへ.
一応シングル№ゼッケンなので2列目に(遠慮がちに)並ぶ.
今日は寒い.
ウインドブレーカーを着用したまま待機.
スタート前に脱いでスタッフの軽トラに積んでもらうつもり.
気温が低いためボトルレスでいく.
そやけど,ここまでは運んできてても良かったかな.来年はそうしよう.
集団真ん中あたりに,見覚えのあるJrクラスの少年が...そう,確か2021年の大会で,最後の坂で見事にちぎられてしまったTくんではないか!
さすがバリバリの成長期.むっちゃ身長が伸びてた.
「Kazchariのこと,覚えてる?」と声をかけてみる.
Tくん「ええ,ああ,はい」とイマドキっぽい気のない返事.
へぇへぇそうでしょうよ(なぜすねる?)
くそぉ,今日はブチ抜いてくれるわッ!(見事なタヒ亡フラグ)
で,8時,町長さんの合図でいよいよスタート.
前列のシングル№ゼッケン軍団,フル加速!...かと思いきや,あれ? 今回はペースが緩い.十分ついていける.
「これはいけるかも」と思った時も一瞬ありました.
その後の平坦を終え,次の坂で...Kazchariの入賞の夢は潰えた.
公式のレース動画が素晴らしい.
トップのゴール前は見ごたえあり.
定番のゴール後のヤラレ顔.
つーことで,今回の取り組みのまとめ.
1)機材
昨年購入した最終兵器たるEMONDA.
ロードシーズンinライド~TREK EMONDA SLR7 First Light 実走レビュー
元々は,こいつで出走予定だったのだが,試走しても思った以上にタイムが伸びない.
やはり機材よりもエンジン(ライダー)次第であることを証明.
結局,単純に乾燥重量6.9kgのDOMANEで参戦.
こっちの方がポジション,操作,クセとも慣れてるしな.
それに体力測定という体なら,例年と同じ機材の方が適切(そうなのか?).
2)筋トレ
「例の落車で負傷したのは筋力がなかったせい」と独自解釈.
2か月ほど,有酸素運動だけでなく筋トレに真面目に取り組んでみた.
推奨のバックランジ,マジで効くかも.
やはり体幹ですな.大事なのは.
3)ローラーアップ
これまでもレース前には会場周辺をうろちょろして,適当なウォーミングアップならしてきたが,今回は真面目にローラー台を持ち込み.
30分で約10kmほど.
うむ.これも効果的だったかも.
本番でも脚が軽かった.
4)ドーピング
なんつっても「メダリスト9000」.
脚も心肺も調子良かった(気がする).
いいんですよ,プラセボで.
今度はブルベ前に飲んでみよう.
5)ガチ勢の作戦変更
既述だが,例年に比べガチ集団の最初の登りスピードが遅めだった.
十分ついていけた.
これが偶然にもKazchariのペースに合っていたのか,その後も(ちぎられたもものの)それほどタレることなく登れた.
こういう自分のペースって,後からパワーメーター見てもわかるんかな?(今回はなし)
いずれにしろ「自分にはまだ伸びしろがある」ということがわかった.
つまりKazchariはまだ負けていない!(ホノオくんか)
アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス) Kindle版
ご褒美のジェラートを食べながら表彰式を待つ.
ここでIねーさんから「二次会」へのお誘いを受ける.
行き先は「愛山渓」とのこと.
あぁ,あの浴槽が小さい,山奥の秘境温泉があるところですね.
大昔,オートバイで行ったことがある.
チャリだと“みんな大好き”愛山米飯林道の出口で右折した先の先やな.
望む所である.実に面白そう.
元々,レース後は”ぼっち”で三国峠にでも行こうと考えていたので,クルマにはディープホイール,ちゃんとしたサドル,ライト類を積んであるのだ.
表彰式終了後,早々にダウンヒルしてクルマに戻る.
がちゃがちゃと通常ライド仕様にフォームチェンジ.
時間的に先に昼食とのこと.
二次会参加者で「あさひ」に集合.
酒粕入の「大雪上川酒造ラーメン」.美味し.
ちょうど¥1,000でお釣りが出ないのが良い.
さて,参加者10名越えの受刑...いや,坂バカサイクリスト達がおもむろに出発.
もうね,例の落車事故のトラウマがあるので,路面状況やチャリの前後間隔には特に注意.これでまたやらかしたらと思うと...ドキドキが止まんねぇ(伏線).
塩ラーメンが絶品の愛山渓ドライブインで左折.
もちろんとっかかりから即ではないが,じわじわと登っていくのは確か.
例の事故の際,ご迷惑をおかけしたHさんと談笑しながらガシガシ森の中へ入っていく.
360°カメラで撮影している人がいたので,エエかっこしようとダンシング!
その瞬間,後輪が松ぼっくりを踏んだのか,車体がグラっと揺れる.ヤベー! またやらかすとこやった.
愛山米飯林道の出口を過ぎると,さらに斜度が上がってくる.
道を良く知っているヤマタケさんが先行しだしたので,ついていく.
たまーに温泉帰りのクルマが前方からやって来るが,人気もなく実に静か.
いや違う.今にもヒグマが出そうな雰囲気.
こりゃ1人だと怖いなぁ...と思いつつペース走で登っているとヤマタケさんを抜いてしまい,いつもの“ぼっち”になってしまった.
スプレーはおろか,熊ベルすら持っていない.
「まっ,大丈夫っしょ」と,いつもの楽天的な性格が顔を出す.
オートバイで来た頃の記憶は既になく,実に新鮮な気分で登る.まぁ,乗り物も違うしな.
それにしても距離も斜度もさっぱりわからん.
ずっと登りっぱなしというわけではなく,上がったり下がったりを繰り返す.
「旭岳」と「十勝岳」を足して2で割った印象.
と,ちんたら登っていると,後方から...ヤツだ,ヤツが来たんだ!...のOさんが現れた.
先ほどのレースで総合2位,年代別1位の強者である.
しばらく並走するものの,こちらの限界を見極めたのか,先行されてしまう...無念.
で,そこから2kmほどの登攀でゴールの「愛山渓温泉」着.
このまま温泉に入りたいところだが,さすがに汗だくジャージを脱いで,清めた体にまたそのジャージを着るというMプレイはしたくない...って,昔やったやん!
ここが川沿いの露天風呂とかやったら,ジャージのままドボンやな.
しばらく待っていると,全員登ってきた.
無事,刑執行.
いやいや,あの過酷なレースの後の二次会.
みんなブツブツ言いながらも,顔は笑っている.
これぞサイクリング・ハイってヤツだぁー!
耳キーンするぐらい標高が高い.
つまり寒い.
持ってて良かったジレ.
ダウンヒル開始.
このまま上富良野まで帰るという変...いや強者を見送った後,上川町に戻る.
先ほどのラーメンがキレイさっぱりエネルギー変換され,ものすごく腹が減っている.不思議だ.
で,補給食の羊羹を食べながら,皆さんに挨拶して帰路につく.
以上,地獄の体力測定レポートでした.
来年の目標ができた.ズバリ,13分切りだな.
つーことで,来年も出るでぇ...二次会に!