Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

2024/6/15 Sat

夏は扉を開けて

https://ridewithgps.com/routes/45735841より
https://ridewithgps.com/routes/45735841より

晴れ時々曇り.温度:23 ℃,湿度:68%,体感温度:23 ℃,風速:9.5km/時,風向:SSW

話は昨年12月にさかのぼる.
ブルベで何度かご一緒した函館のPikaさんから「今度のFlècheで一緒に走りませんか?」とのお誘いを受けた.

Flèche?

「確か,360kmぐらい離れたところから,24時間内にとある集合場所を目指すチームブルベやんなぁ?」程度の認識.

ちゃんとした説明はこちら ⇒ Fleche Japan規定の補足説明

こりゃ思った以上にルールが細かい.
理解がイマイチ追い付かないまま,ルート作成に関してはPikaさんに丸投げ.
本番では走行中のサポートにまわる所存でありますッ <(^^)

今回の集合地点=ナイスプレイスは旭川.
そこで,旭川からの距離を調べてみた.
函館まで高速使って436km.
遠すぎか.
八雲までならちょうど360km.
うん.そこまで輪行してスタート.旭川を目指す感じかぁ...と勝手に想像.

ところがPikaさんの計画では,ランドヌ札幌のブルベ「旭川400」をベースとし旭川発着で調整する予定とのこと.
なるほど.その手があったか.こりゃ旭川市民としては助かる.
それに「旭川400」は以前走ったことがあるので土地勘あり.

BRM824旭川400km(その1)

大雪山系をぐるっと一回り.

Flèche(矢)というより,ブーメランなコースやな.

昨年はランドヌ札幌の中の人,kaba3ともオートバイで走った.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

つーことで参加決定.
当初は函館組3人,旭川組2人の5人構成だったが,諸事情により出走者は3人になった.これはFlècheの最低参加人数.
以後,一人でも欠ければDNSかDNFである.ヤバい.

チーム名は「おだってるJAPAN」となった.

そして6/15.出発の朝を迎えた.
快晴である.
長袖のブルベジャージと,下は半パンビブで良いでしょう.
ウインドブレーカーと,念のためにレインウェアも持っていきますか(大正解).

スタート地点の「セイコーマート神楽岡通店」は自宅から5kmほど.
チャリ自走のため8時過ぎに自宅を出る.

前日のDOMANEくんの最終整備&洗車の際,前後に雨よけフェンダーを取り付けた.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

だが安物のペラペラ,もしくは2点留めのせいかめちゃめちゃ安定感が悪い.
できれば無しで走りたいところだが,雨天時に迷惑をかけては...とそのまま走行.

信号ストップの際に確認.
案の定,斜めに歪んでいて下手すればタイヤに接触しそう.
うーむ.どうすれば...と思い悩みつつ,セコマ着.

既にチームリーダーたるPikaさんが到着していた.
なんと,フェンダーなしである.

「予報だと雨降らないらしいので外しちゃいました」

なんのこっちゃ.
ならば,ということでKazchariも取り付け基部だけを残してフェンダーをオフ.
問題はその外したフェンダーをどうするか,である.

とある事情でやむなくDNSとなったOさんが,スタート時に見送りに来ると言っていたので,預かってもらう? それとも時間はまだあるので一旦帰宅?

思いついたのは,息子の宿泊合宿のために,ちょうど家を出た頃のヨメさんに託すこと.
電話をしたところ通り道なので寄れるという.正にドンピシャ(死語).

次に函館から参加のKさん登場.初対面である.

その後,到着したヨメさんにフェンダーを渡した後,Oさんがやってきた.
ブルベカードの確認などでわちゃわちゃしていると,出発時間である9:00が近づいてきた.
まずはスタート地点のレシート入手である.
チーム戦ゆえ,レシートの打刻は3人同時でなければならない.

Pikaさん情報によると,メンバーの一人がトイレに行っていることに気付かず,他のメンバーが先に買い物.15分違いのレシートになったところ,ゴール受付時に「失格」となった事例があったそうな.怖っ.

RPGのキャラのようにレジに並んで,9:00打刻のレシートをGET.
いよいよ旅立ちである.

いただき画像

この時は「まっ,400ブルベみたいなもんでしょ」と軽く考えていたKazchari.
まさか,この後に阿鼻叫喚な地獄が待っていようとは...

いただき画像
いただき画像

まずは市内を抜けなければならない.
ようするにいくつもの信号坂を越える.
25km/hほどのペースで先頭でひっぱる.
明らかにぼっち走行時よりペースが遅い.

「そうそう,ブルベはこういうのでいいんだよ.タイムアタックなんて考えちゃダメです」← どの口が...

当麻を過ぎて高速の下をくぐる.
完璧にいつもの練習コース.

ちなみに一緒に走るKさんだが,本日のコースは完全に初見.
同じ北海道と言えど,函館と旭川はまるで景色が異なるので実に楽しいという.
そうそう,こんな天気は滅多にない.
この先の三国峠が楽しみである.

いただき画像

ちなみにKさんのバイクはサイズが小さい.
明らかに体格に合っていない.
なんでも親戚からのもらいものらしい.
ロードバイクの場合,小さい分にはステム長やらサドル長でなんとかなるが,がっしりしたKさんには窮屈そうに見えた.
娘さんが自立したら新車に買い替える予定だそうな.
うむ.誰かと違って父親の鑑やな(チャリ4台にオートバイ1台...)

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さて上川に到着.
時刻は11時過ぎ.
混む前に,人気店『よし乃』に入りますか.

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『よし乃』と言えば「みそラーメン」
今や一杯¥1,000である.
3人分を頼む.
そういや,昔は(なぜか)「漬けマグロ」が自動的についてたなぁ.

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食後,すぐ隣にある【PC1:48.8km セブンイレブン上川町店】に移動.

ここを右折すると「旭ヶ丘ヒルクライム」の会場.
今年はパス.前日の山岳ブルベ「当丸コースター300」のせいだ.

さて,ここからは約50km先の三国峠を目指す.

今日は風に恵まれていて,予報だと行きも帰りも追い風.
期待しすぎると外れた時の(心の)ダメージがでかいが,今のところ完全に追い風である.
層雲峡まであっという間であった.

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レースでも,通常のブルベでもないので,PCではない「セブンイレブン上川層雲峡店」にてまたまたピットイン.
この地味カラーなセブン.
昨年7月に人出不足につき一度閉店したが,復活の声が多かったのか5ヶ月後に再び開店.
これってめずらしいパターンでは?
元々はスキージャンパー高梨沙羅の実家が経営していたが,現在は層雲峡のホテルが運営しているそうな.

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カーブを曲がってすぐの立地なので,ブレーキによる追突事故が心配...なのはKazchariだけ?

さて出発.
この国道39号の最大の難所である「銀河トンネル」着.
2019年の「旭川400」ではランドヌールが,トンネル内でクルマに追突されている.

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全身反射素材+赤色ライトをガシガシ付けているチャリをはねるとは,どんだけ注意散漫やねん.
つーことで,事前の話し合いにて安全を考慮し,歩道をゆっくりと走ることにした.
道交法上も問題ないはず.

自転車も歩道を走っていいの? 通行が認められる4つのケースとは

そもそも歩道に歩行者なんぞいない.
ただし,暗いトンネル内は凸凹で,縦溝にタイヤを取られること数回.
落車はシャレにならん.

トンネルを抜け,北見方面との分岐.

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もちろん帯広方面へ右折.
ダム上にて記念撮影.

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もう一つの短いトンネルを抜けていよいよ斜度が上がる(アップダウンあるけど).
と言ってもこちらからの登りはかなり緩やか.
2~3%,たまに6%か.
晴天の中,景色を堪能しながら漕いでいると,あっという間に最終トンネルに.
ここを抜けると三国峠である.

まだ14時前.
カフェもオープンしている.

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ここで帯広からのTrace組と接触.
この後,層雲峡に下って本日は終了(宿泊)とのこと.

...な,なんだと??
こちらはまだ17時間以上残しているというのに.

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Trace組を見送った後,食事の提供が終わった三国峠カフェにて休憩.
ここは思い切って「サクラカフェラテ」¥750をオーダー.

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贅沢の極み.

水汲み場で水を補給.
そしていつもの看板で記念撮影.

いただき画像

なかなかこの天気はない.
日本でも有数の絶景.
初見のKさんは元より,ブルベで何度も来ているはずのPikaさんも感動していた.

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さていよいよダウンヒル
十勝エリアに突入である.

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(その2)へ続く ⇒ Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その2)

Panasonicの新しいカメラ広告が大炎上

2024/6/7 Fri

何を残すのか

iPhone15 Pro

今月20日に発売予定のPanasonicの新製品『LUMIX S9』が炎上中.

「LUMIX」製品サイトの画像、ストックフォト使用に批判 パナソニックは謝罪「誤解を与える画像使用だった」

やっちまいましたな.
さすがに「この写真はイメージだよぉ.このカメラで撮ったわけではありませんよぉ.だってどこにも書いてないっしょ!」は通用せんやろ.

ましてや,別メーカーの別レンズで撮ったとなれば,この機種で同様の写真が撮れるとは限らないと自ら宣言.
「それやったら,そのメーカーのカメラ買うわ」が素直な反応.
こだわりの趣味製品の宣伝広告として最悪.

この話題,一応,写真撮影を趣味にしているKazchariも無縁ではない.
Kazchariは昔からOLYMPUS(現OM SYSTEM)ユーザー,ようするにフォーサーズ使いである.

カメラに詳しくない人にはさっぱりかもしれんが,この「フォーサーズ」とはデジタルカメラのイメージセンサー規格のこと.

いわゆる一眼カメラには,フィルム時代のサイズに準拠した「フルサイズ」,それより小さい「APS-C」,そしてこの「フォーサーズ」という一番小さなセンサーがある(これより小さいとコンデジ).

https://www.klv.co.jp/corner/image-sensor-size.htmlより

各メーカーはそれぞれのセンサーサイズに対応したボディやレンズを販売している.
ユーザーの用途に応じて複数サイズを展開しているメーカーもあるが,我がOLYMPUSは「フォーサーズ」一本.
それに合わせてKazchariの所有レンズも,レフ機用の「フォーサーズ」かミラーレス用の「マイクロフォーサーズ」である(アダプターで互換性あり).

で,Panasonicも,今回話題の『LUMIX S9』はフルサイズ機だが,別ラインナップでマイクロフォーサーズのボディ,レンズを販売しており,Kazchariもいくつか所有している.

ただし,フォーサーズ機のシェアは小さい.つまり売れていない.

理由は色々あるが,やはりセンサーサイズが小さいと,フルサイズに比べ画質がイマイチ...と思われてしまっていることだろう.
理論的にはそうなのだが,肉眼レベルやと全然わからん.
素人の腕で差をつけるのはさらに難しい.

宣伝戦略も失敗している.
かつてOLYMPUSはニューボディを発売する度,「フルサイズに迫る画質」と連呼してきた.
「迫る? 越えてない? じゃあ,フルサイズでいいじゃん」が素直な反応.
そら買わんわ.

そして,世間的に“キレイ”と言われる写真には特徴がある.
被写体深度の深さ,つまり主題くっきり,背景・周囲ボケボケ写真のウケが良い.プロっぽい(偏見です)
こうした写真はセンサーのデカいフルサイズ機だと”比較的”簡単に撮れるのだ.

一方でフォーサーズの被写体深度は浅く,いわゆるパンフォーカスになりがち.
風景写真にはいいのかもしれんが,ポートレートだと厳しい.
「これならスマホと変わらん」と思われても仕方がない(アプリ処理しやすいし).

フォーサーズ機でもボケボケ写真を撮る方法はあるにはある.
明るいレンズを使うとか,望遠で撮るとか...あかん,金かけさせたり考えさせたりする時点で負け.

この辺りの話も実はPanasonicはわかっていて,

LUMIX S9をフルサイズにしたのはカメラのリテラシーが低い人にはm4/3は使いこなしが難しいから

などと発言してたりする.過激だ.
「リテラシーが低い人」は¥20万するカメラは買わんと思うが.

いずれにせよ『LUMIX S9』は炎上=話題になった.
これで売れたら面白いな.まさか,パナ広報の策略だったりして.
一般人にも注目されたわけやし.

そんな騒動はさておき『LUMIX S9』は良いデザインだと思う.
ファインダーもなければ内蔵ストロボもない.
カメラカメラした「一眼レフ」とは一線を画すデザイン.
グリーンやブルー,レッドの革張りもおしゃれである.
最新のフルサイズセンサーなので画質が悪いはずもない(はず).

ありゃ?

そういやKazchari,似たようなコンセプトのカメラ持ってたわ.

iPhone15 Pro

これは「マイクロフォーサーズ」機.

かわいい&かわいい.超かわいい.

フォーサーズの最大のメリットである小型ボディを極限まで追求したのがこの『LUMIX GM1S』である.
しかも『9S』にはない内蔵ストロボ付き.

iPhone15 Pro

Kazchariは『GH4』も所有.
こいつらが同じサイズのセンサーとは...

iPhone15 Pro

で,この『GM1S』に巨大レンズを付けると...

iPhone15 Pro

このアンバランスさも魅力(そうか?).
まぁ,主力機であるOLYMPUSとは操作インターフェースが違い過ぎて,非常に困るのだが.

とかなんとかカメラを話題にしているものの,最近これらを使った本格撮影はすっかりご無沙汰.
「仕事」なら一眼を持ち出すが,趣味の写真はスマホ(冬はコンデジ)ばかり使っている.
何しろ手軽.ゲージュツ写真にはなりにくいが画質も十分.
いわゆる”カメラ”をチャリで運ぶのは重くて億劫なのだ.

そんな中,先日リアル書店に出かける用事があった.
一時的なのかどうかはわからんが『DIVING WORLD』が復刊していたので,中身をチェック(要は立ち読み).

DIVING WORLD Magazine(ダイビングワールドマガジン) ISSUE01 (メディアパルムック) ムック

写真にのめり込むきっかけが「水中風景」にあったKazchari.
久々に見た最新の機材・技術で撮られた海の被写体たちの美しいこと!

忘れかけていた写欲が喚起され...でも,もはや水中に何キロもあるような機材を持ち込む,いやそれどころかダイビングを再開する気力は,正直枯渇したなぁ.

OLYMPUS TG-4

誤解を恐れずに言えば,地上以上に嘘(=肉眼とは異なる)写真が多いからなぁ...水中は.

そういや,高校最後の思い出として「写真甲子園」への出場をもくろんだ我が娘.
見事に写真審査で予選落ち.
そらそうやろな.
戦略がなければコンテストの入賞は難しい.

はたして以前のような写欲がよみがえることはあるのか.
カメラ趣味ではなく,写真趣味に戻れるのか.

たぶん肉体的にチャリに乗れなくなったら復活かなぁ(いつの話?).

OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS E-M1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

台湾一周証明書の申請!

2024/6/6 Thu

次なる目標へ

iPhone15 Pro

めちゃめちゃ楽しかった台湾ライド.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

未だに当時の思い出を反芻している.

で,その台湾旅だが,出発前は個人ブログや書籍の類はほとんど確認しなかった(ゼロではない)
あまり先入観を入れたくなかったのだ.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

この『歩き方』も買ったはいいものの,ほとんど読まなかった.

むしろ帰国してから様々な情報にアクセスするようになった.
実体験後の方があれこれと思い出されて感慨深い.
旅の中での疑問に解答が得られたモノもある.

最も腑に落ちたのはコンビニで買い物する度,店員が「レシートはどうする?」としつこく聞いてきた理由.
台湾ではレシートがそのまま宝くじになっていたのだ.

台湾のレシート宝くじ

これは知らんかったなぁ.
もしも,ちゃんと残していて,番号(?)を確認してたら,今頃は...(当たらないのが宝くじ)

そして,なんつっても場所やね.
一番後悔しているのが,台中の自行車道「日月譚」に寄らなかったこと.

世界で最も美しいサイクリングコース「日月潭」で台湾エコツーリズムを体感

全く念頭になかった.
ここは走りたかったなぁ(写真判断)
こういうのがリピートへの布石になるんやろね.

てなわけで,様々なネタに触れているうちにひっかかったのが「台湾一周」の証明に関して.

世間には「台湾一周」「四国一周」をダブル達成すると,無料でもらえるレアなジャージが存在する.
限定に弱いKazchari.これは欲しい.

四国一周・台湾一周サイクリングを ダブル達成した方へ

金と時間と手間がかかる方を先にクリアできたので,次は四国
もろもろの事情で今年は行けそうにないので,とりあえず来年のお楽しみにとっておく.

でだ.
台湾一周したことの証明だが,上記サイトによると,

「台湾を一周したことが証明できるGPS付きサイクルコンピューターのデータ(25MB以下の.tcx、.fitまたは.gpx)または台湾の自行車新文化基金會等による完走証の画像を送付してください。」

とある.

Germinでログを取ってSTRAVAにアップしてたし,台北ゴール時にMathewBikeさんから「環島証明書」はもらっている(これが“等”に含まれているかはともかく)

iPhone15 Pro

ようするに,現状で既に条件は満たしてはいるのだが,気になるのは「自行車新文化基金會」なる団体.
どうやら台湾で最も権威がある自転車団体のようだ.
証明書のサンプルもやたらに立派.
ここのお墨付きなら誰も文句は言うまい(言う人いる?)

台湾一周サイクリング証明書申請ガイド

元は中国語だが,クリック一つで日本語に.
申請方法が事細かく書いてある.
いくつかポイントはあるが,やはり「終了日から1ヶ月内に申請して」が重要.

あわてて4月中に申し込んでみる.
まずは,認定事業「環台認證 Cycling around Taiwan」に登録して登録番号をget.

申請フォームにアクセスして各項目を埋めていく.
そして走行日のSTRAVAのアドレスを送った.
今回なら13日分である.
まずここで資格者かどうかの確認が行われるようだ.

よく考えれば,そもそも「一周」の定義があいまい.
生真面目に国道をたどっていくと,割と内陸を走ることになる.
また列車輪行の扱いも.
そして最南端到達.ここを目指すと相当な距離と時間が必要となる.

ほどなくメール返信あり.

結論から言えば,Kazchariの旅は「一周」認定された.
やばかったのは,花蓮⇒宜蘭の列車移動

どうやら列車規定とやらがあるそうで,
本来なら宜蘭の手前の「蘇澳新駅」で降りないとダメだったらしい.

全く意識していなかった.
曰く,指定の駅を乗り越したことで走行距離が20km足りないとのこと.

「うわ,マジか!」と思ったが,その後に高雄と花蓮での休息日にて,十分な距離をライドしていることがわかったので「(列車規定は)クリアということにしてあげましょう」という文章が続く.なんのこっちゃ.

次に証明書に貼る写真を送れとの指示.
色々悩んだ末,こいつにした.

iPhone15 Pro

子供たちはマスクしてるし視線がカメラに向いてない?
こまけーことはいいんだよ.
少なくとも“ありきたり”ではない.

そして,なぜかもう一度走行データを送れとの指示.
うん?2回目?
違う.今度はSTRAVAから抽出したGPXファイルが必要らしい.
このデータを元に証明書の地図にルートを描きこむようだ.
で,そのGPXをクラウドリンクにアップロード.

以上で申請手続きは終了.
結構面倒だ.

次に請求書が届く.

登録料:100元
ハードカバー証明書:750元
送料:280元

合計:1130元(約¥5,400)

思ったより高い.まぁ,記念品やしな.
PayPal払いする.
なんだかんだで国際取引はPayPalがメジャーやな.

支払い後,2,3日で,印刷前のデータ見本(PDF)が送られてきた.

理由はわからないが,フォーム入力時,Kazchariの名前の漢字が一部どうしても誤変換される.
台湾の人名にはない漢字なのだろうか?
この誤字のままの証明書は嫌なので,何度か「訂正して」メールを出した.
ゆえに見本データを見るまで不安だったのだが,Kazchariの名前は漢字ではなくローマ字表記になっていた(なんのこっちゃ).

OKを出し,待つこと10日.封筒が届く.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

想像よりも立派.
大学の卒業証書みたい.
まぁ,これでこの値段ならお得でしょう.

列車移動ルートが”点々”なのが寂しいけど.

『環島(台湾一周)する方必見』花蓮〜宜蘭間自転車走行は本当に危険なのか?

まぁいずれにしても,色々綱渡り的な過程を経て手に入れた台湾一周証明書.
情報収集っつーかタイミングが大事やね.
求めたから,与えられたかも.

iPhone15 Pro

台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

2024/3/29 Fri – 30 Sat

Last Bicycle Home

iPhone15 Pro

曇り.温度:22 ℃,湿度:85%,体感温度:23 ℃,風速:6.8km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

早朝の九份は静かだ.

iPhone15 Pro

久々に朝食付き.
階下に降りる.
ビュッフェではなく,ワンプレート式だった.

iPhone15 Pro

味はまずます.ようするにクセがないということ.
つーかオシャレすぎへんかこれ?
固定のトーストとサラダプレートの後は,フリーぶっかけのルーローハンで〆.

iPhone15 Pro

食事しながらagodaアプリを開くと,もし今晩(金曜日)この宿に泊まるなら現状¥20,000越えになっていた.やっぱり高級宿やん.

で,その高級宿でトラブル発生.
Kazchariはクレカ支払いの度にE-mail通知が届く設定にしている.
昨日受信したメールを確認すると,キャッシュで払ったはずのこの宿の代金(約¥6,000)が,なぜかカードでも引き落とされている.

おかしい.

こちらの勘違いかと思い,宿名の漢字表記とアルファベット表記を何度も確認.
間違いない.これは二重請求やな.
早速,agodaにメールで問い合わせてみる(日本語対応).
おそらく証拠の書類などの提出は帰国後になるかと思い,昨日はもらわなかった現金払いの領収書を宿のスタッフに書いてもらう.

※ 後日談:何度か面倒くさいやり取りの後,無事リファンド.宿とagodaの間に仲介業者がいるらしく,そこのミスとのこと.

さて,本日はいよいよチャリ走行最終日.
泣いても笑っても,今日は台北に戻り,チャリを返却する必要がある.

パッキングを終えて重量級のチャリを慎重に階下まで下ろす.

iPhone15 Pro

まだ人通りの少ない老街.
セブンイレブン出口まで押し歩く.

iPhone15 Pro この時間でないと撮れない画
iPhone15 Pro やけたなぁ...
iPhone15 Pro

登りに登ったこの道,今朝は快適にダウンヒルをこなす.
さらば九份.
ここは夜が美しい.

iPhone15 Pro

そして最終日もしっかり快晴.

ここからゴールの松山駅まではたった39キロしかない.
それでこの旅も終わる.

今日は急ぐ必要はない.

iPhone15 Pro

今日も今日とて信頼と実績のGoogle先生.
指示に従って進むと桜を発見.
日本(北海道)より一足も二足も早い.

iPhone15 Pro

これが見たかった.

そんなGoogle先生も,いつも通りにスタンド攻撃を開始.
国道を避けて脇道を案内してくる.

iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

ホンマ,チャリで走っていて楽しい所だ.

iPhone15 Pro

川沿いのサイクリングロードにはしっかりと「桜花歩道」の名がついている.
桜を愛でる風習も日本由来か.
ちょ,待てよ.桜花って確か...

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

世に言う「メタルクワガタ(亜種)」ってヤツやね.
台湾にもしっかりある.
パニア付きだとホンマに通れんぞ.

OLYMPUS TG-5

こうした道は「基隆(Keelung)」まで続く.

基隆は別名「雨都」と呼ばれているらしく,台湾屈指の多雨地域らしい.
だが,本日は御覧の天気.
(自称)晴れ男の完全勝利である.

OLYMPUS TG-5

サイクリングロードや幹線道路を行ったり来たりで基隆を無事通過.

OLYMPUS TG-5

元々線路が走っていたであろうトンネル.

iPhone15 Pro

めちゃめちゃ雰囲気が良い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

徐々に台北に近づく.
道が入り組んでくる.
これは落書きではなくアート?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

密集しすぎ.
端の建物,歪んでへんか?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

高架下のスクーター墓場.
将来のEVの姿か.

iPhone15 Pro

台北市内.
「松山駅」の表示も出てきた.
ゴールはもうすぐ.

旅が終わりの脳内BGMはやはりこの曲.

イメージはインドを走る列車なのだが,こうした長い旅の終わりにもぴったりだ.目頭が熱くなる.

OLYMPUS TG-5

すっかり都会である.
安全を考慮し,自行車走行可であれば歩道も走る.

そしてついに...

iPhone15 Pro

12時17分.
懐かしの「台湾一周0kmモニュメント」到着ぅ.

叫び出したいところだが,ここは文明国.
通報されそうなのでヤメタ(嘘).

さて,ここは自撮りだけでなく,自分とチャリとモニュメントの写真が欲しい.

iPhone15 Pro

ここは駅前である.
忙しそうに歩く方々から撮影してくれそうな人を探す.

ここで興奮気味だったせいか選択を誤ったかも...
とあるおばちゃんに(英語で)撮影を頼んだところ,もうこれ以上はないほどパーフェクトに嫌そうな顔.

しかも,調子に乗って「WRYYYYYYYYY!」ポージング.
本人は「ハイッ!」だが,おばちゃんの冷たい視線を感じる.

iPhone15 Pro

「謝謝」と言ってもニコリともされず.
こちらもすっかり申し訳ない気分になった...ホントすいません.

何かここで終わってしまうのも消化不良なので,深呼吸した後,今度は慎重に人選び.
ちょうど,男の子を二人連れた女性が近づいてきた.
そのお母さん,Kazchariの存在は全く気にせず,子供さんとモニュメントの写真を撮り始める.

これはジャストタイミング.
「この人だっ!」と声をかけて撮影を頼む.

で,撮れたのが本記事のサムネ写真.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

チャリだけでもない,Kazchariだけでもない.
これからの台湾を背負うであろう子供たちとのショット.
実によろし(ただの自己満)

このお母さん,都会住みのせいか英語が流暢.
お子さんたちは双子で,日本のことが大好き.
将来,行ってみたいという.
やはりアニメの影響かな.こういう時,何か渡せるおみやげがあると良かったなぁ(ゴール直後の高揚感が続いている)

丁重にお礼を述べて別れる.

さて,延長戦と言うべきか,ライドはまだ終わらない.
MathewBikeに行かねば.

iPhone15 Pro

初日に走った河川敷のサイクリングロードにのる.

それしてもこのオレンジ色のSurlyはよく走ってくれた.

荷物満載の中,パンクすらもなく約1000キロをノートラブル.
荒れた舗装路は元よりグラベルも楽勝で走破.
直進安定性も良く,ヒルクライムもそれほど...重すぎない.

天気に恵まれたということもあるが,つくづくレンタルで正解だったと思う.
特にあのジャングル...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

あそこがDOMANEだったと思うとゾッとする.
下りでは落車したしな.

iPhone15 Pro

なぜか川の色がターコイズ.まるで青い池のよう.

Mathewbikeのすぐそばまで来た.
返却前にセブンで昼食.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 嘉義風味鶏飯

そして真のラストランへ.
Mathewbikeに戻ってきてしまった.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

相変わらずあっさりしているおにーさん.
仕事は早い.
自前のサドルやペダルをちゃっちゃと取り外し,店のモノは店に返す.

[セラロイヤル] サドル 2354HRMA10034 ブラック/スカイブルー 145mm×長さ約280mm

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500

この2つのアイテムには本当に助けられた.

iPhone15 Pro

旅する前の姿に戻ったSURLYは,静かに次のオーナーを待つ.

OLYMPUS TG-5

総走行距離は1,166km.

最後に台湾一周完走証明書をくれた.
特にログの確認をするわけではないので,正式ではないMathewBike独自のモノのはず.

にーちゃんに別れを告げ,トランクを引きずって(キャスター破損)士林駅まで歩く.

iPhone15 Pro

サイクルジャージのままMRTに乗る.
日本だと少々はばかられるが,台湾ではチャリもそのままMRTに乗せられる,つまりピチピチジャージがいても特に珍しくない.

悠遊カードの残金使い切り作戦.
台北駅で桃園空港行きに乗り換える.

本日,つまり最終日の宿はここ.

バックパッカーズ ホステル 桃園空港 (Backpackers’ Hostel Taoyuan Airport)

空港に一番近い安宿である.
とは言え,羽田のように空港内にあるわけではなく,やや離れた場所にある.

桃園空港駅着.

OLYMPUS TG-5

問題はここから宿にどうやって行くか.
どうやら歩いていける距離ではないようだ.
バカでかいトランクもあるし.

Google先生はバスを示しているが,そのバス停がどこなのかさっぱりわからん.
そこでインフォメーションカウンターのお姉さんに聞いてみる.

英語で話しかけると,たどたどしい日本語で「そこに行くならタクシーがいい」との返事.
空港のタクシーカウンターなら安全で大丈夫と,入国ゲート前まで行けと指示される.

なるほど.それがベストやな.もはやケチる理由はない.

タクシーカウンターでは,これまた親切な人に乗り場まで案内.
定額の180元で,あっという間に宿に着いたが,さすがに徒歩の距離ではなかった.
チャリなら無問題って...もうSURLYはない.

さて,本日の宿「バックパッカーズホステル桃園空港」の話.
めずらしくagodaの写真との乖離があまりないおシャな内装である.
ご主人も流暢な英語で意思疎通に全く問題ない.
アメリカンな雰囲気からして,向こうに住んでおられたのだろうか(想像).

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明日のフライトは早い.
2時間前チェックインを考えると,ここを4時半には出発する必要がある.
流しのタクシーが捕まるとは思えない,かつ電話番号も配車アプリも使えないので,ご主人に手配してもらうことに.
早朝のため,ハイヤー扱いとなり250元.まぁ,これは前情報通りだった.

シャワーを浴びてドミルームに戻ると茶髪の若者が1人.

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てっきり台湾人だと思い,英語で明日の早朝アラームについて謝ると,実は日本人だった.
名前はH君,19歳.なんとKazchariの1/3である.

2泊3日の初海外旅らしい.主に台北と台中を旅した.
この彼,めちゃめちゃ聞き上手で,おじさん,すっかり旅の思い出を語りまくってしまったよ.

今回の旅がめちゃめちゃ楽しかったらしく,バックパッカー旅にはまりそうとのこと.
うむ.いい事だ.
人並の幸せは遠のくかもしれんけどな(言い過ぎ).

H君も明日帰国するというので,先ほど予約したタクシーをシェアすることにした.

話し込んでいるとすっかり外は暗くなった.
で,その彼と夕食へ.
本当は桃園市内の夜市に行くつもりだったらしいが,ここからはかなり遠い.

宿の近くにセブンもあるので,レベルが高いという(Kazchariの感想)コンビニ弁当を食べることに.

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彼には(ク〇ソ不味い例の)サロンパス味ドリンクと,”みんな大好き”20元のプッチンプリンを勧める.
ちなみに彼が選んだタイ式ぶっかけ弁当はむっちゃ辛かったらしい.

宿に戻る.

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おそらく仮眠しかできないと想定しつつ横になる.
この宿,最大のウィークポイントはベッドにカーテンがないこと.
泊まる場合はアイマスクと耳栓必携である.

H君の話によると,このドミにはもう1人台湾人(琉球大学留学中)が泊まっているらしいのだが,まだ出かけている.
深夜,うつらうつらしていると,その彼が戻ってきた.
スマホのライトをつけ,スーツケースを開けてガチャガチャとうるさい.

作業を早く済ませてほしいので,「電気つけてもええで」と英語で伝えるも通じない.
ならばと,日本語に切り替えても通じない.
おかしい.琉球大学に通ってるのではなかったか?

つーことで,熟睡できない台湾最後の夜.
そういやレビューにあった旅客機の爆音は気にならなかったな.

そして3月30日土曜日.最終日の朝を迎える.

きっちり4時半に起きて出発準備.
玄関に迎えのタクシーの停車する音が聞こえた.

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これにて2024年の一大イベント,台湾一周ライドが終了.

人生は選択の連続.それを痛感した二週間だった。
まさにリアルRPG.
これほど楽しい遊びはない.
だから旅はやめられない.

ありがとう台湾.
そして,そこに住む全ての人々に謝謝.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

2024/5/19 Sun

ミドリの中を走り抜けて

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曇り.温度:20 ℃,湿度:50%,体感温度:20 ℃,風速:18.4km/時,風向:SW

前回はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その2)

ここはコンフォートホテル八戸714号室.
鼻づまりのせいで早朝5時に目覚めた男がいた.

青森に来ても花粉症からは逃れられんのか.
そっと鼻スプレーを一吹き.

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あんまし使いたくはないのだがな.

例によって浴槽に湯をはり朝風呂.
脚の疲れは...あまりない.

ブルベを終えて,今日は完璧なプライベートライド.
目的地は新緑が美しい奥入瀬渓流.
快調に元気に走れそうだ.

6時半,朝食会場へ.既に多くの方がいた.

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そう言えば,釧路のコンフォートは朝食5時半スタートやったな.
ブルベ中でもがっつり朝食が摂れるめずらしいホテルとして有名.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

同じチェーンでも,朝食時間は所在地ごとに異なるようだ.

同じホテルに宿泊されているPikaさん発見.
今日,青森から新幹線で函館に帰るそうな.
ならばということで,奥入瀬まで一緒に走ることになった.

8時半頃ロビー集合.

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Kazchariはルートノープラン&カラダの大きさからPikaさんに引いてもらう(いいのか?)
まずは新郷村にあるというキリストの墓を目指すそうな.

そう,ゴルゴダの丘で磔になったとされるキリストは,身代わりにされた弟のイスキリ(!)だった!
キリスト本人は(なぜか)日本に逃れていたのだったぁ!...って,ちょっと待てい!
「イエス・キリスト」って,姓と姓の区別がなく「イエスであるキリスト」もしくは「キリストであるイエス」だったような...
まぁ,こまけぇこたぁいいんだよ.

そうそう,青森にはミステリースポットが多いのだ.

Kazchariのお気に入りは,なんと言っても遮光器土偶
なぜかあの時代に宇宙服が!
ミクロマンコマンド3号,持ってたなぁ...

https://muuseo.com/hiroyuki.takahashi/items/149より

国道との合流付近にて,なんと同じく奥入瀬を目指していたO西さんを偶然キャッチ.
Flècheメンバー再集結である.
3人で聖人の遺体,もとい「墓」を目指すことにする.SBR!

途中のローソンで小休憩.

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やや向かい風の中「キリストの墓」着.
途中がとんでもない激坂で面白い.

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色々とこじつ...いや説明看板があって,ふむふむ.
あぁ...ま,まぁ,そうなんすねぇ(棒).

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奥に資料館の様な建物を発見.

しっかり『ムー』関連グッズが紛れていて面白かった.

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地球の歩き方 ムーJAPAN: ~神秘の国の歩き方~

さすがに(有料の)入館はせず,代わりに賞味期限の近いヨーグルトを半額でGet.美味し.

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係りのおばちゃんに色々と話を聞く.
専任ではなく,持ち回りで受付をしているそうな(つまりアルバイト).

そして,6月には「キリスト祭」が開催.なんと60回!

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建物前の広場にてみんなで踊るそうな...って,これは『死霊の盆踊り』

死霊の盆踊り HDリマスター版[Blu-ray]

確かに夜霧にまぎれて迷い込みそうな場所にあると言えばある.

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さて,予想以上に楽しめた「キリストの墓」を後にして一行は十和田湖を目指す.

国道454号は地図を見ても想像できるグネグネ坂.

ここまでさんざん引いてもらって楽してたKazchari.
激坂エリアに突入すると「すいません.先行かせてもらっていいっすか?」と,嫌われるチャリダーの鬼畜プレイ.さすが(自称)サイコパスだ.

ガシガシ登ると,とりあえずの峠に道の駅「しんごう」があった.

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一旦休憩.
キャンプ場やら,その他の娯楽施設があるが,さすが本州.
なかなかのお値段.

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休憩後出発.
坂はここで終わりではなかった.
まだまだ続く.
山だねぇ.

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秋田県突入
国内旅やけど,国境越えっぽくて楽しい.

ようやく山頂らしき地点に.

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当初はここでお二人を待つつもりが,あまりに何もないし,羽虫にかこまれるわで退散.早々にダウンヒルし,ふもとで待つことにする.

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少しだけ登り返しがあるものの,ここも素晴らしい道.
正にミドリの中を走り抜けてく”ガンダムカラーのDOMANE”ってなもんだ.

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十和田湖が見えてきた.
ちょうど丁字路に公衆トイレがあった.
うむ.待つのに良いポイントだ.
15分ほど経過でお二人到着.

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そろったので奥入瀬渓流の入口,子ノ口を目指す.

十和田湖の遊覧船乗り場がある.
天気も良く,湖面もキラキラと輝いている.
各自チェーンやら,突起物にバイクを立てかけて撮影大会.

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そうそう,今回は一人じゃないので,旭川チャリ界隈で有名な「Aポーズ」で撮影してもらった(まだまだやな).

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ここでアクシデント.
Pikaさんのバイクが風にあおられてディレーラー側に転倒.
変速不具合になってしまった.

手持ちの工具で復旧を試みるPikaさん.
メカに弱いKazchariは,特に手伝えることがないので,その整備時間に売店のきりたんぽを注文.

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それほどこだわりのない食材なのだが,焼いてしょうゆをぬっただけのきりたんぽが激うまだった.鍋に入れて煮込むよりこっちの方が良い.

結局,変速がスムーズにいかず,いくつか入らないギアがあるらしい.
場所が場所だけに進むしかない.

ここに来て,レンタルE-bikeをやたら見かけるようになった.
たぶん.それが正しい観光手段.
わざわざ八戸から自走で山越えて来るところではないわな.

つーことで,ほぼ30年ぶりの奥入瀬観光スタート.

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日曜日なのに観光客もクルマの数も少なく,人がいない写真をたくさん撮ることができた.
贅沢言うならスマホではなくセンサーサイズが大きな一眼が欲しいところではある.重量がなぁ.

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あちこちで停車しつつ写真を撮る.
前方に先行したお二人が停車していた.
何か様子がおかしい.
なんと,Pikaさんが今度はパンク! いやぁ,今日は完璧にバッドディですな.

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PikaさんTPUチューブを使用されている.
やはりパンク耐久性はイマイチなのだろうか.

個人的にはヒルクライム大会の決戦用以外では使いたくないな.
さらにはポンピング中にチューブのバルブを折ってしまうなどトラブルが続く.

ここまでアクシデントが続くと,何かこの近辺の怪しげなパワーを感じざるを得ない.先ほどの「キリストの墓」で少々バチあたりな行動をしたせいか(気のせい...です)

無事修理完了.
期せずしてFlèche時のトラブル回避練習になってしまった.

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さらに数か所で停車しつつ,渓流反対側の入口に着.
耳に入るのはほぼ中国語.台湾のみなさんかな?

パンクトラブルもあり,少々遅れながらも目的地の食堂桂月着.
Kazchariは全く知らなかったが,伝統の「十和田クラシック」では,昼食ポイントとして有名な店らしい.

だがしかし,入口には無常にも「本日終了」の札が...

あれ?
その札の下には14:30まで営業とある.
現時刻は14:15.
まだ,時間があるではないか.

ここでO西さんが直談判.
すると...なんということでしょう!
何やら特殊な交渉術を用いて,昼食にありつくことができた.
O西さんと食堂のみなさんに感謝(ただし,むっちゃ嫌そうな顔をされたらしい)

そしてこれが「牛バラ焼き定食」(¥1,100)だぁー! 美味し.

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「十和田クラシック」の際は,ここからさらに登るそうで,ここがDNFポイントになりがちとのこと.
確かに悩む.これだけ食うとハラ重そうだし.

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本日は迷わず下りの国道102号を選択.
Pikaさんも(八甲田越えの)青森行きではなく,七戸からの新幹線に旅程を変更された.

下り&追い風基調であっと言う間に十和田市に.
ここでPikaさんとはお別れ.来月よろしくお願いします.

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O西さんと国道4号を南下し,元々の合流地点で国道454号に接続.
一路,八戸を目指す.

鉄道をまたがる巨大な歩道橋でヒルクライムを堪能し,ホテルに無事帰還.

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距離129km,獲得標高1,329mと,なかなか走りごたえのあるライドでした.
うん.青森,色々と楽しいぞ.

夜はO西さんと,昨夜行けなかった居酒屋で打ち上げ.
普段はぼっちで旅することが多いのでこうした店には入りにくい...っつーか,入っても色々種類を頼めないのでもったいない.

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地元ならでは創作料理,ビールと少々の日本酒.
気さくな店員さん,楽しいトークと充実した夜宴でした.

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おっ,ホンマ修学旅行みたいやな.
だがしかし,この時...

(その4)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

2024/3/28 Thu

最後の試練?

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晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:83%,体感温度:21 ℃,風速:6.6km/時,風向:W

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その1)

順調に海岸沿いを北上するKazchari.
ナビ上に三貂角灯台という表示が出てきた.
高台にあって景色がよさそうだ.
たまには道を外れるか.

ただし...灯台までの道が激坂!
平均10%を越える坂がダラダラと続く.
ま,まぁたまには脚に刺激を入れんとな.

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と,強がってはみたものの,ぜぇぜぇと必死のパッチで無事登頂.
台湾人にも人気の場所なのか,多くの人がいた.
なんとなくアート爆発な気配.

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特別な感慨もなく,そそくさとダウンヒル.
そやけど,ようこんな坂登ってきたなぁ,
きょうはもうヒルクライムはええわ~(甘かった)

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幹線道路に戻り,再びGoogle先生の案内で進む.
すると海沿いの小さな港町へ.

変なオブジェの写真を撮っていると,例によって台湾人のおばちゃんに声をかけられ自撮り大会.これも日の丸効果か.

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にしても,これは何のオブジェだ?
男性ダイバーが持っているのはアワビなのか?

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おばちゃん達と別れてさらに進む.
あれれ~,どこかで見たキャラだけど,なんだか(等身が)おかしいぞぉ~

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何か日本の温泉街っぽい交互通行.
時間があれば,この先も行ってみたいものだ.

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これまた沖縄にありそうな樹木の奥にある家屋.
おや,雨が降ってきたぞ.

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それほど強くはない.
レインウェアの着用は面倒くさい.
なので,屋根がある近くのお寺でしばらく雨宿り.
派手だねぇ.やはり小乗仏教風.

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小雨になったので,レインウェアを着ることなく発進.
小さな町に入る.
どうやらここを起点に山方面へのサイクリングが盛んなようで,レンタルサイクル屋が点在.

この小径タイヤで後方過重のタンデム車,まともに漕げるんやろか?
あっ,電動か.

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腹が減ったのでコンビニ飯&(クセになる)サロンパス炭酸

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分岐地点にある観光センター.
ここから九份に向かうには山ルートと海ルートがある.
距離も短く,登攀も楽そうなのは山ルート.
でも,海ルートも捨てがたい.

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地図を見ながら考えていると,おばちゃんが英語で話しかけてきた.
その後Kazchariの雰囲気や日の丸を見て日本語にチェンジ.

サイクリングツアーガイドの仕事をしているということで,日本にも何度か行ったことがあるそうな.
カスイチ,つまり霞ヶ浦一周アテンドもしたとのこと.

で,九份に行くことを告げると,海沿いを進んだ先にあるサイクリングルートをおすすめされた.
了解.行ってみます.

で,行ってみると...

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とんでもなく立派なつり橋.
クルマは通れないので,チャリと歩行者専用.
相変わらず金の使い方がおか...いや,スゴイわ.

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しばらくジャングルライド(あの時とは異なる).
そこを抜けるとまたまた漁村に出た.

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では,Google先生の指示通り,九份へのヒルクライムを開始しますか.
ぐ,ぐぬ,こ,これはなかなか...エグイ斜度ではないか...

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軽く10%を越える坂(最大16%)を5km近くは漕ぐ.
ようやくピークにある分岐着.
この先のグネグネを越えると,九份近くの幹線道路に(地図上では)出るはず.

と,ところが!

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がーん!見事に通行止め!
あぁ無情!
つーか,ここに来てまたしても「ザ・マップ」発動かよ!

通行止めの理由は書かれていない.
崖崩れ?
まぁ,クルマが通れなくてもチャリなら行けないことはないはず!(←懲りてない)

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

...やめとこ.

せっかく登ったのに...傷心のままダウンヒルして海岸沿いに戻る.

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御覧の通り,台湾にしては狭い道が続く.
そう,列車に乗って回避した海岸ルートもこれに近い状態のはず.
大型トラック多し.トンネルもあり.
風景は美しいものの,逃げ場がない.

リア・ライトを全点灯して,必死に自己の存在をアピール.

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ようやくまともな九份へのルートを発見(もちろん登る)
さすがにこちらは大丈夫だろう...大丈夫なんやぁ? 誰か大丈夫と言って!

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遠くに見えるは崖に作られた町,いや正確には鉱山跡に作られた町,千と千尋な九份! ここからだと,なかなか絶望的な距離と高さである(残り3.8km)

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ぜぇ,ぜぇ...さっきよりはマシだが,長くて暑い.
おっ,10年前に来て見覚えのある道が見えてきたぞ.

Google先生の道案内だと,宿はこの階段を上った先にある...って,か,階段だとぉ!? 「ザ・マップ」の攻撃はまだ続いていたァー!

覚悟”を決めて,チャリを持ち上げて階段を押し上げる.
観光客から奇異の目を向けられる.視線が痛いぜ.

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中間に踊り場があるので一旦休憩.

ちょうどそこにあるカフェのおねーさんがキレイな英語で「一体何してんの?」とあきれて声をかけてくる.

Kazchari「(ぜぇ,ぜぇ)いや,あの,その,こ,このホテルに行きたいねんけど,この階段を上った先にあるねんなぁ?」

おねーさん「まぁ,行けることは行けるけど,そこなら下に降りて道路を通って,コンビニの横から入った方が早いわよ」

な,なにィー! またしてもGoogle先生にヤラれたのか?

せっかく登った(押し上げた)階段だが,おねーさんの助言に従い,降りることにする.ううぅ,ついさっきも同じことをしたような...

つーことで,一般観光客に迷惑をかけつつ,階段を降りて再び道路へ.
つづら折れのカーブを必死にヒルクライム.

そしてこれまた見覚えのあるセブンイレブン,その脇から老街へ進入する道を発見.そう,ここだ!

まだ観光客でごったがえす細い通路を,チャリを押しつつ歩く.
まぁ,その隣を原チャがクラクションを鳴らしつつ爆走していくわけだが.

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で,ようやくたどり着いたのがここ.

九份九重町民宿(Chiu Chunt Dint Inn)

おお,マジで老街のど真ん中にある.
なかなか良い立地だ.
レビューにあった「荷物が重いと大変」な方は,先ほどの階段から来たのでは?

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普段は一泊¥10,000を越えることの多い高級宿だが,今夜は¥6,000程度で泊れた.
ただし支払いはキャッシュオンリー.
なけなしの台湾ドルで払う.そう,確かに払ったのだ.(伏線)

一階はカフェ.部屋は2階.
もちろん細い階段でしか行けない.
スタッフのにーちゃんに「チャリは2階に上げて」と言われる.おいおいまたかー.
「無理無理無理ーっ!」とダダをこねる.

あわてたにーちゃん「オ,オレも手伝うし」と,二人して激重のチャリを2階まで運ぶ.
これでようやく終わり...なのか?

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部屋も浴室もなかなかキレイ.
ランドリーがないので久々に漬け洗い.

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今日もハードな一日(無駄な登りが多かった).
せっかくの九份.本来であればすぐさま観光に出かけるべきなのだが,しばし休憩.
それに今回は”夜の”散策が主目的なのだ.

やがて陽が落ちる.
窓から見える老街もすっかり人が減った.
そろそろ夕食に行きますか.

そういえば,先ほどチェックインの際,ドリンクのクーポン券をもらった.
「食事をすれば使用可」とかなんとか言ってたな.

せっかくだから使ってみるか.

ところが...このクーポン券,食事ではなくドリンクを1杯頼めば,もう1杯無料という変なクーポンだった.
なんじゃそりゃ.
ようするに一人旅向けではないっつーことか.

こりゃあかんと,外に行こうかと思ったが,メニューを見ると「カニ雑炊」的なものがあった.
美味そうだ.
仕方がない.一人でドリンク2杯飲みますか.

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うむ.味はまぁまぁっつーか普通.
よくも悪くも観光客向けな無難な味(値段は高い).
ドリンクは「タピオカミルクティ」「エスプレッソ」
全部平らげて腹が(水分で)たぷんたぷん.

このカロリーは歩いて消費しましょう.

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やはりいいねぇ.この雰囲気.
まずは一番高い所に行きますか.

登った.遠くに海が見える.

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遠方に見えるのが,提灯がいっぱいぶら下がっている有名な建物.
九份の観光写真でよく被写体にされている.
露出・HDR・彩度加工バリバリやけど.

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時間の経過とともに人が減り,店が閉まり,静寂の刻がやってくる.
街の中心にも民宿点在.

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下の写真.
多少角度や位置が違うけど,この辺りからの構図が有名.
スマホだとこんなものか.暗すぎたかな.夕方の方が良い.
ちゃんとしたカメラだと,もっとキレイに撮れそうだ.
まぁ,ありきたりの写真を撮っても仕方がない.
ココロの目(記憶)が何より大事(写欲が減ったなぁ...)

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ここからが今夜のお楽しみ.
あえて寂しい路地を歩くツアー.人影が徐々に減る.

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もう人の姿も消え,声も聞こえない.
何かが出てきそう.
これがいい.

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迷路のような街をさまよい,中心地に戻る.
さすがにこの辺りにはまだ人がいた.
泊り客? 台北からの夜ツアーもあるのか.

前回同様,提灯がキレイだ.

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あらためて老街(魔界)への入り口となるセブンイレブンへ.
この写真,まるで合成の様.

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10年前には日本語表記を結構見かけが,かなり減った気がする.
宿の前のこの食堂は親切表記.
メニューがひたすら美味しそう.
こっちにしたら良かった.安いし(←こんな後悔ばっか)

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つーことで,夜の九份を堪能.
この街はやはり夜が良い.

Day13へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

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2024BRM429日高門別200

2024/4/29 Mon

天国と地獄と

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晴れ.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:6 ℃,風速:9.5 km/時.風向:NW

2024年ブルベシーズンin.
初戦はランドヌ札幌さん伝統の「日高門別200」である.

誰かが言った.

「ブルベが楽しいのは300まで」

つまり「日帰り可能距離まで」ということなのだが...確かに同意.
Kazchariは完徹ライドの400も嫌いではないが,あれは楽しい,楽しくないを越えた非日常体験ゆえに”楽しい”(チャリ廃人向け)

そんなわけで,本年一発目は確実に楽しい200kmである.
メダルも新デザインになるようだしワクワクな気分.

おまけに獲得標高も少な目の平坦基調.
「プライベートの軽装ライドで何回も走ってる距離と高さだし楽勝!」
と思っていた時期がKazchariにもありました.

つーことで,今回は”縛り”の意味もこめて(なぜ)Topstone,つまりグラベルロードをチョイス.
車重10kg越え,それにブロックタイヤ44cの激重バイクだ.
トレーニングにちょうど良い.

あれ? 確か前回もこいつでブルベ走ってぶーぶー言ってなかったっけ?

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

いいのだ.
ヒトは過ちを繰り返す生き物なのだ.

ちゃんと合理的な理由もあることはある.

ただでさえよろしくない北海道の路面状況.
特に雪解けすぐのこの時期は砂利が未清掃だったり,陥没箇所の修復がなされてなかったりと,ロードバイクの細タイヤでは不安要素だらけ.
そのストレスを軽減したかったフシもある.

てな感じで,まずは前日の日曜日.
もはや雪は降らないだろうと,まずはハスラーのタイヤ交換.
Topstoneを積み込んで,札幌イベント時の常宿ふとみ銘泉 万葉の湯へ.

いろんな意味で”デス・ロード”の国道275号を使って16時頃に着.

『ふとみ』宿泊時の夕食と言えば,すぐ近くにある焼肉&ラーメンの『なかむら』が定番.
夕方の営業は17時から.
まだ誰もいない駐車場にてしばし待機.

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徐々にクルマが集まって来た.
ほとんどが家族連れ&焼肉目的.

入店後,Kazchariはクールに名物「テールラーメン(塩限定)」を注文.

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とてつもなく美味い.Kazchariの注文後,品切れの声が店内に響く.

で,食事後『ふとみ』にチェックイン.
サウナ4セットをこなし,相変わらず順調に狂っている(ホメ言葉)『カーレンジャー』の配信2話分を見た後,21時にはリラックスルームにて就寝.
0時頃に一度目が覚めるが,起床予定時刻の4時まで割と眠れた.

5時前にチェックアウト.
値上げやら何やらで,最近あやふやだったオーバーナイト料金は¥1,600.
共済割引のおかげとは言え,札幌圏でこの宿泊代はありがたい.

駐車場にてジャージに着替える.
寒い.
明らかに1桁気温.
日中もそれほど上昇しなさそうな予報だったので,起毛のビブと裏打ちありのジャージにする.

発進.
スタート地点近くの「もみじ台陸上競技場」の駐車場を目指す.
途中のセイコマでおにぎり&コーヒー朝食.

30分ほどで到着.
グランドそばの芝生でテントを張っている人がいた.
平和やな.

ブルベ参加者らしきクルマが続々と到着.
今回は直前にスタート地点が変更となり,各自で駐車場を確保することになったのだ.やはり,ここが一番近いようだ.

さて防寒装備の何を持っていくかで悩む.
結局ウインドブレーカーだけをサドルバッグに突っ込んでおく.

6時頃にはスタート地点に着いてしまった.

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早く着きすぎて,受付開始までの待ち時間が寒い.
毎年,シーズンinと終わりのブルベには大量の参加者が集まるのがお約束.
今回も90名がエントリーしていた.
数名はDNSしたようだが,それでも結構な人数である.

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名物のプロンプトン軍団もいた.
最近ミニベロが気になるKazchari.
いいなぁ...やっぱ欲しいかも(物欲退散!)

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つーことでブルベカードをGet.
名前を書いて反射ベストのポケットに入れる.

6:45にブリーフィング.
次に車検.今日は中の人の鉄夫さんのチェックを受ける.

さて,いよいよスタートである.
う~それにしても寒い.

何台かの先行者を抜いた後,BMCのTTバイクに乗ったWさんに合流&お話.
互いにブルベ参加が長いので,共通の知り合いが結構いる.

ドラフティング,おっと参加者同士の協力で後ろに付かせてもらう.
時々,前で引こうとするが「グラベルだと徐々に脚にきますから,僕が前走りますよ~」とのうれしいお申し出.
かなり楽をさせてもらった.
追い風も相まって,心拍も120くらいまでしか上がらない.
ありがたい話である.

だがしかし,今回気づいたことがある.
グラベルロードでノーマルロードの前後を走るのはキケンを伴う.

ロードバイクは荒れた路面が苦手.
ジャリやら陥没穴を避けて通る必要がある.
結果,やや蛇行せざるを得ない.
それに転倒・パンクリスクも高い.

一方でグラベルロードは少々の路面の荒れはビクともしないっつーか,むしろ得意.
この季節の砂利&陥没路肩グレーチングもどんとこいやーなマシン.
前でも後ろでもロードとの走行ラインがかなり異なる.

確かにドラフティング...もとい協力効果は絶大やけど,グラベルの時はあまり乗ったり,引いたりしない方がいいかもしれん.

とまぁ,そんなことを考えている時に悲劇が起こった.
右カーブの際,Kazchariの後方を走っていたベテランのTさんが落車.
本人曰く「右折の手信号を出すのに気を取られて,地面の穴にはまってしまった」とのこと.

両ひざにかなりの擦過傷.骨折はないようだ.
Kazchari他,数名停車し,ツールケースに入れていたバンドエイドを渡す.

思えば,ちょうど1年前にKazchariもやらかしたなぁ...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

それにしてもTさん,このクラッシュ後も走行を継続,Kazchariよりも先にフィニッシュされていた.さすがだ.

落車シーンをはっきり見てしまったので,嫌でもこの後の走りが慎重になった.

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で,「オホーツク1300」やら「きのこの山300」でも通った馴染みある馬牧場脇を走る.
おお,ここは懐かしのパンク地点ではないか.

BRM610きのこの山300km(その3)

で,51.9km地点【PC1:ローソン安平遠浅店】着.

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昼飯にはまだ早い.
PCでの滞在時間は短い方が良い.
まだまだ消耗していないが,神の赤コーラ(ミニ)を購入.
プラス,ハンドルバーバッグに収納した「ミニあんぱん」で軽く補給.

やはり参加人数の多いブルベである.トイレで待ち時間発生.

ここからは単独行.
いつものブルベになってきた.

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相変わらず路面状態は”アレ”だが,北海道らしい直線道路はやはり走っていて気持ち良い.
で,これまた懐かしの道の駅「むかわ」を通過.

のんびりこの写真を撮っていると後続のランドヌールがぞろぞろとやってきた.
ここから左折していよいよ海岸沿いルートとなる.

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なんと,そのグループの先頭を引いていたのが先ほど落車&流血していたTさんである.なんというタフさ!

さすがに気の毒に思い「前,ひきますよ」と先頭に出る.
幸い,ここに来ても追い風基調継続.
調子に乗ってがんがん回していると,後続のチャリがどんどん脱落して集団を破壊してしまった.すいません.

おや,すっかり今日のマシンがグラベルだったことを忘れてたわ.
まさかここでの”いちびり”が,Wさんが言った「後で脚にきますよぉ~」が現実化してしまうとは...

で,なんだかんだで95.7Km地点の通過チェックA【旧日高門別駅】着.

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ここまでの100km近くをほぼ4時間で走破.
ノーマルのロードならともかく,クソ重のグラベルのタイムとしては驚異的っつーか,明らかにオーバーペース.
後でGarmin先生に怒られそう.

駅舎を後にして,北東方面に進む.
はい.見事に向かい風.予想通りとは言えマジか.

もう,前半のように気持ちよく走れないさそうなのと,「そういや全然写真撮ってねーや」と,集団形成を諦めて一旦停車.
しばらく一緒だったTさんやらNさんらを見送る.

馬と桜とグラベルバイク.日高らしいいい構図だ(自画自賛)

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単独行のまま111.4km地点,PC2【ローソン平取本町店】着.
さすがに昼飯タイム.
個人的にブルベ定番食である「大盛ペペロンチーノ」を購入.
後は水とフルーツジュースかな.

こうやってチャリ旅の途中でコンビニ飯を食べていると「台湾一周」を思い出す.もう一か月前か...時の流れは速い.

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ランドヌ札幌さんからのいただき画像.
台湾以来,Vサインではなくサムズアップがクセになった.なんとなく.

いただき画像

ここから約半分,残り90kmである.
やっぱり200kmは短いなぁ...ではなく,向かい風攻撃がさらに苛烈さを増す.
漕いでも漕いでも全然進まん!

前半の追い風による貯金がどんどん削られていく.
ついにAve.15km/hを切る区間も出てきた.
キ,キツイ.
これは,あの時の再来...

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

すっかり心折れ,もはや写真を撮る余裕もなくなっていたが,この神社だかなんだかの鳥居と桜並木はキレイだった.

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PCでもなんでもないセイコマで休憩.
Kazchari以外にも多数のランドヌールが停車していた.

定番の「牛乳モナカ」.美味し.
おや,冷たいものが欲しくなるとは...寒いのか暑いのかよくわからん天気だ(自律神経が壊れたか)

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で,ようやく181.3km地点の通過チェックB【舞鶴スポーツ公園トイレ】着.

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ここからの約20kmが長かったこと...
交通量の多い国道に戻り,朝通ってきた道を逆方向に走る.
Garmin様のクライムプロ詐欺(距離がおかしい)に遭いつつも,最後はご褒美のダウンヒル.
まぁ,201.9km地点のFINISH【セブンイレブン札幌青葉町8丁目店】まで,最後の最後にちょろっとだけ登りますが...

ふー,やっとゴールだ.
最後に買った「キャラメル味のプロテイン」「バナナスムージー」が美味かった...けど,うん? 何か寒い.
いつの間にかすっかり気温が下がっていた(冷たいドリンクのせいでは?)

少し経つと前半ご一緒したTTバイクのWさんも到着.
ゴール受付のショッピングセンターまで案内してもらう.

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最終タイムは9:38
「ファットな200」よりは速いか(獲得標高が違う).

ファットなBRM911旭川200km(その1)

にしても,歴代最凶レベルにキツイ200だった.

前半追い風天国,後半向かい風地獄.
結果的に400ブルベ並の消耗度合...そう,要するに充実したブルベだった.
やっぱりこれからも200はグラベルで(マジで?)

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そうそう,次回参加のブルベは「あまちゃん200」

ランドヌール札幌さん「あまちゃん200」の正体が判明!

例のフェリースケジュールの変更に伴うスタート時間の変更(選択)に関して中の人に聞いてみた.後日参加者に確認のメールが送られてくるそうな.

で,駐車場に戻る.
ブルベが終了して緊張感がなくなったせいか寒くてたまらん.
ウインドブレーカーを着用.
やはり,GWの北海道は準冬装備が必要やな.

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さて,ここまでカラダが冷えたとなるとやはりサウナが恋しい.
時間的にも帰宅前に十分立ち寄り可能(200ブルベの特典)
この付近で気になっていた場所と言えば...

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最近リニューアルした岩見沢の北村温泉
かつて「北村300」のスタート地点だった場所である.
あの時もゴール後,入浴してから帰ったなぁ.

18時頃には到着.
ここはホンモノのかけ流し温泉.
全ての浴槽がしょっぱい...顔の日焼け跡にしみるぜ.
サウナ3セット.しっかり外気浴でととのう.

夕食も館内のレストランで.
ハードな運動の後には”肉”でしょう!
ステーキ丼,美味し.

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つーことで,再び”デス・ロード”の275号線を北上して22時前には帰宅.
いやー,疲れた疲れた.
そやけど,なんだかんだでやっぱりブルベは楽しい.

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そろそろ長いヤツも出るか.
おや,こ,これは!?

2025年北海道1200km納沙布岬

戦いは続く(何の?)

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

2024/3/23 Sat

ザ・茶番.

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前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

晴れ時々曇り.温度:24 ℃,湿度:85%,体感温度:27 ℃,風速:16.2km/時,風向:SE

昨夜のうちに今日の目的地は決めておいた.
東海岸,台東市の手前にある「知本温泉」(Zhī běn wēnquán)である.

知本温泉

台湾には統治時代に日本人が開発した温泉があちこちにある.
この旅の間,一度くらいはどこかに入りたいとずっと考えていた.

知本温泉は,ここ墾丁から最短距離で140kmほど離れている.
これだけでもかなりの距離なのだが,さらに山越えを含むため獲得標高も1500m近くになるはず.
加えて...これは台湾最南端を経由しない場合の距離でもある.
もし,「最南端」を含めると走行距離は160km近くになる計算.

うーむ.普段の練習で乗っているDOMANEEMONDAなら大したことはないのだが,いかんせんクロモリ+荷物満載の激重SURLY.それに南国の暑さとこれまでの疲労が足かせ.
いずれにせよ,本日がクイーンステージなのは間違いない.

それが心配だったのか5時過ぎに起きてしまった.
疲れているはずなのに睡眠時間が短い.
ホンマ,ショートスリーパーやねー.

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外に出る.
夜間,少し雨が降ったようだ.
チャリが濡れていた.

チェーンルブを挿し,タイヤの空気圧のチェック.
今日になって気付いたが,このチャリ,前輪が仏式,後輪が米式という変則仕様.自前のポンプだと面倒だったかも.

朝食券に書いてある「魔法厨房」まで歩く.
6時には食事を提供してくれるらしい.

実はKazchariは旅好きのクセに方向音痴.
方向感覚が怪しく,店の場所がわからん.
作業車に乗っていたにーちゃんに場所を尋ねる.
親切に探してくれる.このあたりはやはり日本人っぽいな.謝謝.

で,発見.

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いくつかの選択肢のうち一番下のセットを注文(適当).

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「これでいいか?」と言われて出されたドリンクは「甘くない豆乳」だった.

そして出てきたのはサンドイッチっぽいナニカ...不気味なモノがはみ出ているが...

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な,なんとKazchariが地球上で最も苦手とする,いやヒトの食物と認めていないキュウリ山盛りのサンドだった(泣).

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もちろん丁寧に取り除かせていただく...(朝食なしにすれば良かった)

さて宿に戻り,全てのパッキングを終えて宿を出発したのはなぜか7時30分
のんびりしすぎだ.

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実は出発寸前まで最南端を諦めて昨日来た道を戻り,本日の目的地である「知本温泉」までの最短ルートを走るつもりでいた.

だがしかし,細い路地を抜け大通りに出た途端「やっぱり最南端行きに変更!」というまさかのどんでん返しで右折する.
良く言えば柔軟,悪く言えば優柔不断な性格が爆発してしまった.
そんな装備,いやノリで大丈夫か,Kazchariよ?(後にこの性格が大事件を引き起こす)

一応,脳内で演算.
ここから最南端までは往復で約18km.
平均速度および向こうでの滞在時間を含めて1時間もあれば「最南端」までの往復も可能.
それくらいなら問題ない...はず.

不思議なことにGoogle先生は最南端から東側を進むルートを表示しない.
地図上,細くてカーブだらけなので推奨しない方針なのだろうか.

幸い懸念していた強風はなく,むしろ追い風.
いい感じで進む.

途中「日の丸をバッグに挿すのを忘れてた」と一旦停止.
パニアのフタを開けて取り出す.
そう,この時だ.
パニアのフタのロックをし忘れたのだ.

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次に停止した際にそれに気づき,パニアの中身をチェック.
何かが足りない.

サ,サンダルがないッ!

そう,日本から持ってきた,もう15年以上使っている(要はボロボロ)のKEENサンダルがなくなっていた.

[キーン] サンダルYOGUI(旧モデル) ヨギ メンズ

出発地点から既に5kmは走っている.
その間,寄り道はしていない.
つまり,このまま引き返せば見つかるはず.
ただし反対車線から発見できるか?

「もう新しいヤツ買うたらえーやん」と悪魔のささやき.
あかん! あれだけ足に馴染んだサンダルはあらへん!

そう,迷っているヒマはない.
「絶対見つかるッ!」と祈りながらUターン(北向き)

ロックし忘れた=「日の丸」を装着したポイントまで戻る.

見つからん.

さてどうする? ここで問題だ.

この時間がない中で,どうすべきか?

2択-どちらか選びなさい.

答え①
ハンサムなKazchariはもう一度Uターンし,サンダル探しつつ最南端を目指す.

答え②
サンダルも最南端も諦めて北上,最短距離で東海岸を目指す.現実は非情である.

冷静に判断するなら②だろう.
しかし,Kazchariが選んだのは①!

「『最南端に行く』『サンダルも見つける』『両方』やらなくちゃあならないってのが環島チャリダーのつらいところだな』覚悟はいいか?オレはできてる」

再度Uターン(南向き)し,必死の形相で再び右車線を走る.
数キロ進むと...なんと見つけてしまった!

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思えば,台湾到着初日の「悠遊カード紛失事件」

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

今,そのリベンジを果たした感!(そうか?)

紛失から発見までに要した時間は約30分.
まだUターンして「北上する」という選択肢も残されているが...いいや,行くね,南だ! おっさんは南端を目指す!

遅れを少しでも取り戻すべく,脚を削って回しに回し,無事到着である.

いわゆる鵝鑾鼻灯台はまだオープン前なので,細い歩道のようなところを通って「台灣最南點碑」まで行く.途中の激坂と犬の猛攻は辛かった.

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最南端の碑に着くと,台湾人のカップルがおられた.

いつも通り「撮りましょうか?」⇒「謝謝!(日の丸を見て)日本人?」⇒「リーベンで~す」⇒「あなたの写真も撮ってあげるわ」⇒「一緒に撮りましょう」のルーティン.いい旅だ.

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さて,今回の旅の目標の一つである「台湾最南端」にかろうじて到達.
トラブルに見舞われつつも,この選択は正しかった...はず.

この旅もついに折り返しとなる.
あぁ,なんか既に走り切った感が強いわ(甘かった)

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Day7(その2)へ ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

2024/3/22 Fri

どことなく懐かしい

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

さて,腹も満たされて水も補給した.
走りますか.

Google先生の指示通り,またしても幹線道路を離れる.

ふと「〇〇福徳宮」という看板を見つけた.
なんと,〇〇にはKazchariの名前が入る.
「宮」とは日本で言うところの寺.
「そんな地名もあるのか」と,面白そうなので立ちよってみることに.

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どうやらこのあたりは「〇〇」という地区らしく,お寺だけでなく「〇〇公園」も発見.
バスの停留所名も「〇〇」.
世界広しと言えど,まさか自分と同じ名前の場所を見つけるとは.
漢字圏ならではやね.
偶然,偶然のすんげー確率.
なかなか得難い経験をした.

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幹線道路に戻ると,ルーフやバックにチャリを固定したクルマを何台も見かける.

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この付近で何かの大会が開催されるのだろうか?
そういや明日は土曜日だ.

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あまりに暑いのでセブンにピットイン.

アイスとジュースを買ってベンチに座ると,隣に座る台湾人が話しかけてきた.
おそらく「今日は暑いねぇ~」と言ってきたと思う(空を指さしていたので).
この方,色黒で非常にホリが深かった.
いわゆる「原住民」と呼ばれる人なのだろう.

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この「原住民」という言葉,日本人には”未開の民族”っぽく聞こえて抵抗があるかもしれないが,侮蔑的な意味はない.

日本語の「先住民」と同じニュアンスで使われている.
ただ,中国語で「先住民」だと「絶滅した民族」になってしまうらしい.

台湾の中央山塊には原住民が多く住んでいるという.
これから出会いが増えそうな気がする.

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東海岸(台東)方面への分岐に到着.
左の高架道路を進むと最短距離になる.
南端を目指すKazchariはもちろん直進する.

海岸に時折点在する変なオブジェ.

「そういや三脚もってたわ」と久々に自撮り.
期せずして翼...ではなくツインテール写真になった.

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このあたりでは一番大きい街,恒春(Hêng-chhun)を通過.

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なぜかゴーカート場がたくさんある.
戦場っぽいオブジェとか恐竜の装飾.
後で聞くところによると,ファミリー旅行先としてメジャーな場所らしい.

ゲストハウスの他,ダイビングショップも点在.
潜ります? いやいや今回はパス.

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そして墾丁

今日のうちに「南端まで行って帰って来る」という計画は時間的に断念.
素直に予約した宿に向かいませう.

しかあし,例によってGoogle先生のナビが超絶わかりにくく,指示通りに進んだらコテージだらけの大規模リゾートに進入してしまった.
どう見ても不審者である.

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なんとかそこを抜けだすと墾丁のメインストリートが現れた.
今度こそ到着ぅ...と思ったが,肝心の宿が全然見つからない.

仕方なく,マッサージ店で暇そうにしてたおばちゃんに尋ねる.
さすがリゾート地.
英語が完璧に通じる.
通じたところで,道を聞いて走り出すがやはり見つからない.

計3人ほどに道を聞く.
全然見つからないので,”途上国あるある”の「わからんから適当に指さしとけ」的な扱いを受けているのかと,すっかり不信感(みなさん,すいません).

うろうろしていると,チャリ一台がやっと通れる通路を発見.
まさかと思い進入すると,ようやく宿を発見.

ケンティン ホステル (Kenting Hostel)

いやぁ,苦労した.
白ペンキのいかにもリゾートなホステル(Agodaの写真は盛り過ぎだ)

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受付のねーちゃんは英語ペラペラ.
ただし,困ったことに宿泊代はキャッシュのみ
うげー,これで手持ちの現金がなくなった.

トイレやシャワー,明日の朝食の場所(離れた食堂),チェックアウト時の注意点を聞く.
部屋はまぁまぁ.
使い道がよくわからないロフトがある(後で助かった).

残念ながら洗濯機がない(ゲストは使えない)ので「コインランドリーに行け」と言う.量も少ないので手洗いしますか.

シャワーを浴びて落ち着いたところで洗濯開始.

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足洗い場の水道を拝借.
怒られなかったので無問題.
幸いバスタオルも2枚,それにドライヤーがあるのでいつもの乾燥方法が使えそう.
それにロフトもあるので”巻き巻き作業”もしやすい.

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走行データのSTRAVAへのアップやら何やらを済ませて外へ.

すっかり日が落ちて外は暗い.
いや,暗いだけでなく寒いぞ.一旦宿に戻りウインドブレーカーを持ち出す.
3月の台湾は1日の寒暖差が激しい ← 要注意.

先ほどの細い路地を抜けてメインストリートに出ると...いきなり夜市のにぎわい
さすが台湾随一のリゾート地.
西洋人観光客がうじゃうじゃ歩いている.
地元民より多いくらい.
それにエロいっつーか,セクシーな衣装のおねーちゃんがアルコールを提供している屋台(?)も散見.
一方でちゃんとしたレストランもある.

この雰囲気はどこかで...台湾というより,懐かしのタイのカオサンっぽい.
だいぶ小規模やけどな.

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さぁ「メシ食うで」とあちこち見ていると,珍しく英語表記の看板を掲げた食堂を発見.それに一皿100元程度とそれほど高くない.海鮮もある.
ここにしよう.

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豚肉とイカの炒め物と白飯をオーダー.

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味は良いのだが,昼と違って今度は量が少なかった(やはり予測が難しい).
それに...辛い

台湾旅行は楽しいのだが,難点が2つある.

一つは言うまでもなく排ガス.

もう一つは,食堂で水が出ないこと.
確かにビールでもジュースでも店で買えばいいんですよ.
時々は買っているけど,もちろん(日本同様)コンビニや商店で買うより強気の価格設定.

「飲食店での水はタダ」という意識が根付いている日本人は,どうしても「モッタイナイ」が先行してしまう.
世界標準的には「サービス過剰でノーチップ」な日本がレアなのだが.

で,我慢することになるが,今回のように辛い料理だと辛い.
味わうより,かきこむようにして食べてしまう.

周りを見渡すと不思議なことに,飲料がないまま食事している人もけっこういる.
結局は慣れの問題なのだろうか.

ちなみに外からの持ち込みはX,もしくは5元ほどのチャージが必要な場合がある.
ガイジンなので何も言われないこともあるけど.

てな感じで食事を済ませて通りに出る.
口の中がヒーヒーするので,甘く冷たいモノが欲しい...
おっ,ここは...

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少々高いが,台湾スイーツの魅力には抗えない.
で,注文.

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ででん!
「綜合鮮果」180元!
やぱり巨大だが美味し.
食い終わった時,むっちゃ寒かったけどな.

さぁ,腹も落ち着いたし散歩.

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iPhone15 Pro なぜか海人

ホンマ,iPhoneはよく写る.
夜間撮影でここまで撮れるなら一眼いらんな(芸術性を求めなければ...だが).

夜市のにぎわいはまだまだ続くが,一人旅のKazchariはクールに宿に戻りますか.

ありゃ.せっかくの夜市なのにまーた屋台メシ食ってねーや.
まぁええか.”グルメ”にあまりこだわりがないのだ.

それよりも問題は明日の予定.

最南端周りだと今回の旅の最長距離を走ることになる.
それに山越えもあるため獲得標高もエグくなりそう.
さーて,どう戦い抜くかな.

激闘が確実視される「Day7」へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

iPhone15 Pro この看板で「ケンティン・ホステル」と認識しろと?

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

2024/3/22 Fri

Go Go リゾート!

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

Day5はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

今日は走る.
できれば台湾最南端まで行っておきたい.

なぜなら明日の天気はかなり怪しい.
強風マークがついている.

ただ,アプリごとに予報がバラバラ.
きっと良い方に外れるだろう.
なんつってもKazchariは晴れ男なのだ(キリッ)

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

宿泊地は墾丁(Kĕndīng)
いわゆる最短最速の「環島」から外れたオプションコースとなる.
時間があればこその旅程.

朝食後出発.
本当にいい宿だった.
今後も高雄に来ることがあったら,この宿一択やな.

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大都会だけになかなか脱出できない.
廃線跡のサイクリングロードをつないで走る.

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大型車の交通量が多い道路だが(区画された)二輪走行レーンがあるだけで安心感が違う.

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高雄空港を通過.

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MRTで街中とつながっている.
こちらを旅の拠点にしても便利だろう.

途中で変わったスクーターをみた.
やけにスピードが遅い(チャリで抜いた)
不思議に思いつつ確認すると,なんとリアに補助タイヤを付けて4輪化,
さらには車椅子もサイドに積んでる.
もはやクルマで良いのでは?

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工場エリアを抜ける.ぐっと田舎化.

南に向かうにつれ,気温がどんどん上昇中.
幹線道路は面白くないので,懲りずにGoogle先生に頼る.
すると...

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ここは一体どこなんだ?

どうにかラビリンスを抜けだし,とあるファミマで休憩.

ホンマ,コンビニの存在はありがたい.
「環島」がこれだけメジャーなのは,コンビニの多さ=便利さも要因にあるような気がする.他の国ではここまで流行らないかも.

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ホテルの朝食で食べきれなかった肉まんとコーラで補給.
なぜか店内でイヌが寝ていた(めずらしくない).

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これも台湾の日常.
動物にやさしいというか何というか...

そういやここまでの旅では,吠えまくる犬に3回くらい追いかけられたな.
海外旅行で何が怖いってやはり病気だろう.
特に日本では絶滅した感染症群.
犬の場合は狂犬病だ.

台湾では2013年に狂犬病地域から削除されたようで,噛まれたところで大丈夫...って,うんなわけあるかい!

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海沿いに出た.
あちこちの壁に書いてある「南無阿弥陀仏」は何の冗談だ?

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とある公園の横を通る.
説明の看板に「乃木」の文字を見つけ,緊急停車.

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なんと,乃木希典将軍 台湾上陸地点(今は公園)だった.

幹線道路からはかなり離れている.
チャリ旅でなければ絶対に気が付かなかった場所.
つーか...これだけきれいに整備して残していることに驚き.
よくも悪くも日本との強いつながりを感じさせる.

しばらく進むと,枋寮郷(Fāngliáo)に到着.

今や世界中あちこちにある巨大地名オブジェがここにもある.
これ見つける度についつい記念写真を撮ってしまう.旅人の性ですな.

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台湾人の団体さんが写真の撮り方で大騒ぎしていたので,英語で「撮りましょうか?」と話しかける.
すると大喜びで「謝謝!」との返事.

おばちゃんがチャリに挿した日の丸を見て「リーベン?」と聞いてくる.
そこからはさらにテンションアップ!
Kazchariのピン写真を撮ってもらった後は集合写真.
何台のカメラで撮ったことやら.
こういった記念碑的なところだと,だいたいこのパターンやね.

こういう時,スマホは便利だ.
みんな使い方わかってるしな.
一眼カメラを渡すと,たいていの人はビビるし,腕を伸ばして液晶を見ながら撮るのでブレたり,構図が歪んでいることが多い.

つーことで挨拶して先に進む.再見.

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広い道路に出た.
日本のごとく,大規模ドライブインが点在している.

さて,派手派手ドライブインにピットイン.
昼メシにする.

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Googleレンズを駆使し「チャーハン」「ワンタン麺」を注文.

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いや,これ多すぎやろ.
ホンマ,多すぎたり少なすぎたりと量がわからん.
値段だけでは判断できない.

基本的に中華圏の人って大勢でいろんな種類の料理を頼み,みんなで取り分けて食べてるイメージがある.
「ソロ飯」がレアなのかもしれない(たぶん).

それでも,サイクリストは「全ての摂取カロリーを0にする特殊能力」を持っているので平らげてしまった.
余裕余裕と思ってたら後から入って来た台湾人のおっちゃんが,山盛りのカモ肉と焼きそばを注文してた.
すんげー食欲.

そしてマスターらしき人から1リットルの水の差し入れ.
ありがたい.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

ボトルに残っていた水で顔を洗い,腕にかけて冷却(効果的).
もらった水をボトルに入れて,さぁ出発.

しつこいようだが,マジで暑い.
3月でこれなら夏はどうなる.
タヒぬぞ,これ.

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Day6(その2)へ続く.