2024/7/15 Mon
快速巡行
晴れ.温度:17 ℃,湿度:87%,体感温度:19 ℃,風速:2.1 km/時,風向:S
ひぐまサイクルさんの「旭川スタート襟裳岬フィニッシュ1DAYロングライド」に参加した.
結論から述べる.
自分史上サイコーに楽で楽しい300kmだった.
正にサバーイ&サヌック(タイ語).
旭川から襟裳岬までの300km(正確には310km)という距離は,ブルベやプライベートで何度も走っているので未知の領域...というワケではない.
ただし,長めの休憩を含めて約13時間,プラスこんな速度(Ave.30km/h越え)は,ぼっちじゃ絶対に不可能.
ローテンションの先頭時はともかく,2番手以降になった時の心拍はだいたい100~120の間.実に楽だった.
ただし...坂が来ると(いつも通りに)スイッチが入ってしまう.
さすがにヒルクライム時は160を越える.すいません.すいません(誰に?)
さて,話を当日の朝に戻す.
このイベントの出発時間は早い.
道の駅「あさひかわ」を5時に出発する.
3時に起きて,いつも通りの食事をする.
ツールの見逃し配信を観ながら準備し,4時過ぎに家を出る.
そして,プラスαでこいつを車中でチビチビと.
4時半には道の駅着.
だがしかし.季節柄キャンピングカーその他の車中泊組が駐車場を占拠.
仕方なく図書館側に停める.
チャリを降ろして準備中にメール着信.
本日一緒に走るヤマタケさんから「(カメラの)キタムラの隣に停めてます」とのこと.
おお,確かにそちらの方が道の駅に近い.
移動しましょう.
そして上川を出たものの,忘れ物に気づいて途中で引き返したというGさんも続いて到着.各自準備を開始.
今日のKazchariバイクは,長距離用でカラダにやさしいDOMANE.
そして主催者のひぐまサイクル,Kさんバスの到着である.
つーことで,今回の参加メンバーをご紹介.
誤解・思い込みご勘弁.
まずは主催のKさん.
北海道出身.夏の間はこのようなバスサポート付のサイクリングツアーを開催.
冬は静岡の焼津で過ごされているそうな.
TTっぽいRIDLEYも,本人のふくらはぎもエグイ.
Pさん.
チャリにも乗られるようだが,今回はサポート役としてバスの運転とエイドでの補給準備を担う.
Eさん.
たまーにイベントでお会いするが,チャリ界隈では謎の人物として有名(?).
はたしてナニモノなのか.真相は回を追うごとに明らかになる...かも.
元は何かのかよくわからない魔改造ロードに乗る.
ハンドル周りがエグい.
ちなみにKazchari,Kさんともども同い年である ⇒「6×7=42チーム」が結成された.
ヤマタケさん.
旭川における有名チャリダーの一人.
「目玉の方が本体ではないか」ともっぱらのウワサ.
様々なイベントに出没する本業クルマ屋さん.
アルミのCannondaleで参加.
Gさん.
上川町から参上.
「旭ヶ丘ヒルクライムアタック」の主催者でもある.
最近,マーブル模様がまぶしいELVESに乗り換えた.
つーことで,5時を少し過ぎていよいよ出発である.
普通に考えてチャリで襟裳岬は,はるか彼方のイスカンダル並み.
おおむね50kmごとに休憩をとる行程.
道の駅「あさひかわ」
↓
富良野(セブン)
↓
占冠(ハマナス)
↓
日高門別(セブン)
↓
三石(セイコマ)
↓
様似(セイコマ)
↓
襟裳岬
最初の富良野のセブンでは各自での補給だったが,ここ以降は...
こんな感じで即席エイドが用意される.
カロリー高めの補給食,エナジードリンク他と水が用意されている.
これでハンガーノックは完璧に阻止.
普段は9割以上が“ぼっちライド”のKazchari.
伴走車付きのグループライドに参加するのは実質的に初めてだが,メリットだらけなことに気付いた.
とにかく安心感がまるで違う.
言うまでもなく,疲れたらそこで走るのを辞められる.
マシントラブル,事故,体調悪化など,ロングライド中は何が起きるかわからない.
最近は寛解状態にあるものの,Kazchariには持病の右腸脛靭帯炎がある.
負荷をかけ過ぎると再発してしまうが,ブルベ時と異なり,鎮痛剤を服用して痛みをだましだまし漕ぎ続ける必要はない.
「甘え」ともとれるが,チャリはあくまで趣味である.
一般的な感覚では命や健康を賭ける方がおかしい.
ただし,ハンドサインによる後続車への注意喚起は良し悪し.
もちろんマナーとして,先行者が地面の穴ぼこなどを後方に伝えるのは当前のマナーだが,片手走行によるリスクもある.
特に海岸沿いは路肩が狭く,アスファルトが崩れてボコボコの箇所が多い.さらにハイスピードだと自身の回避が間に合わないことがある.
実際,4月に行われた「日高門別200」では,ハンドサインを試みたベテラン・ランドナーTさんの落車シーンを目の当たりにした.
さらには「自分のペースで走れない」問題もある.
巡行速度のペースではなく,例えばキレイな景色に出会って撮影のために停車...という行動は難しい(遠慮してしまう).
なので結果的に休憩地点での写真ばかりになってしまった.
写真に関してもメリットはある.
それは自分の走行写真がgetできること.
ぼっちだと不可能(三脚+タイマーなら可能だが現実的ではない).
バスから撮影された,普段は撮れない自分の走行写真がいただける.
てな感じでスタートしたものの,“旅”の行程を順に書いていくといつまで経っても話が進まないので,自分が撮った写真と「いただき写真」をおりまぜて,思い出を振り返りませう(時系列怪しい).
そして,18時過ぎ,ようやく襟裳岬にゴール.
風が強い場所だが,この日は無問題.
約2年ぶりである.
Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)
さすがのローテーションライド.カラダはまだまだ余裕.
そして,みなさん到着後記念撮影.
今日は7/15なのだが,この売店は閉店前に日付ボードを交換しているようで,7/16に代わっていた.
日没時間も近い.
400ブルベなら,ここから神秘的な夜の時間が始まるのだが,今日はおしまい.
バスにチャリを積み込み,アポイ山荘へ.
かつて息子と泊まったキャンプ場の隣にある.
宿泊目的ではなく温泉のみの利用.
入浴料は¥500.安い.
夕食のラストオーダー時間もあり,サウナはショート2セットで終了.
まぁ,こればかりは仕方がない.
様似名物,つまり限定らしい「アポイツブ玉丼」をオーダー.
美味し.ただしエネルギー枯渇気味なので,もっとボリュームのあるメニューにすればよかったかも.
まぁ,この後はチャリに乗らないのでええか.
ほとんどの区間をチャリで一緒に走ったKさん,今度は旭川まで運転である.
感謝しかない.
ゆったりとシートに座る.
さすがに疲れていないようで疲れている.
30分ほど寝落ちしてしまった.
高速を一部利用,途中一か所で休憩して深夜2時半頃,無事道の駅「あさひかわ」に帰還.
クルマが5時間かけて戻った道をチャリで13時間.
普通に考えて,やはりチャリはスゲーわ.人力最高.
いや,それにしてもホンマ楽しいライドでした.
ひぐまサイクルさん,ありがとうございました.
今シーズンのツアーは始まったばかり.
今後の企画もSNSに次々にアップされている.
今もっとも気になるのは8月開催予定の「帯広⇒納沙布岬」ライド.
これまでブルベやプライベートで道内あちこちを走ってきたが,実は釧路より東側は未経験.
オートバイやクルマでも十数年行っていない.
「旭川⇒宗谷」に比べるとマイナー路線(?)のためか,現時点で最少催行人数にまだ達していないようだ.
メンバーが揃うか否か,酷暑もしくは雨などの天気を含め,さてさてどうなることやら...これまた予断を許さない状況.
にしても.みなさん速かったっつーか,脚が合いましたね.
また機会があればよろしくお願いします.ちゃんちゃん.