ファットな旭岳初登りライド

2024/1/14 Sun

晴れない週末

OLYMPUS TG-5

曇り,温度:-7 ℃,湿度:76%,体感温度:-11 ℃,風速:9.5 km/時,風向:S

うーん,朝起き抜けは青空見えててんけどなぁ...
つーことで「アサヒル」もとい旭岳クライムしてきた.
今年初登りとなる.

家から自走で向かうと途中で挫折するのは目に見えているので,当然クルマデポ方式である.

9時半頃出発.結構冷えている.

私有地なのだろうか.
途中で庭(農地?)を除雪し,クローズドのサーキットにしている家を見かけた.
そこを125ccかな? オフ車が走り回っていたが,一般人にも開放してほしいなぁ...って,来週久々のレースやん!

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

東川を抜ける頃には日差しはなくなり,どんよりとした天候に.
雲に入っただけならよかったのだが,青空はどこにも見えない.

ダムを越え,クルマのデポポイントである湧水公園着.

OLYMPUS TG-5

天気も悪い.気温も低い.こりゃ山をやめて天人峡に変更しようかなぁ...と心が折れかけるが,いざ走り出してみると自然に左折してしまった.

OLYMPUS TG-5

つまり旭岳方向にカラダが向かってしまう.
心ではなく肉体がトレーニングを欲しているようだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

で,登攀開始
もちろん真冬&ファットバイクなのでタイムアタックは狙えない.
のんびりと景色を楽しむとしよう(ウソ)

旭岳クライムでは,だいたい2kmごとに標識があるので,自分の調子を確認しやすい.

OLYMPUS TG-5

ガマ岩で一旦停止.

OLYMPUS TG-5

ここから500mほど平坦が続く.
ロードならフロントをアウターにして激漕ぎするところだが,今日は休息エリアとなる.

残り4km標識.
この付近から雪が降り出す.
それほど激しくはないが,標高とも相まって気温低下.

OLYMPUS TG-5

この付近から路面状況も悪化.
おそらく深夜か早朝にキャタピラ付きの除雪車を走らせているせいだと思うが,表面が波打っている.
ファットの極太タイヤでも「ガタガタ」と走りにくい.

年末のカミヒルはふわふわ新雪路面の空転に悩まされたが,今回は除雪後のデコボコによるハンドリングの悪さに悩まされる.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

顔面からの放熱でサングラスが曇りだす.
外してハンドルにかける.
この現象は年末のカミヒルでも起きたなぁ.

そういえば,本州からの「年越し宗谷チャリダー」のブログを読むと,サングラスではなく,スキー用ゴーグルの利用者が多い.
曇って困るというコメントも多い.

Kazchariも一応ゴーグルを所有しているし,実際に試したことがあるが,走行中に曇ってどうしようもなかった.スプレーを使ってもあかん.

で,結局サングラス(安物,薄目レンズ)に戻した.
最適解は電熱ゴーグルなのだろうけど,むっちゃ高いしな,あれ.

SWANS (スワンズ) スノーゴーグル XEDシリーズ 日本製 スキー スノーボード 発熱レンズ バッテリー付き

ノーグラスのまま,温泉ホテル群まで到達.
さぁ,ここからゴールのロープウェイ乗り場まであと少しである.

OLYMPUS TG-5

それほど負荷をかけず無事到着.
とは言え,やはり汗だく.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

いつものようにロープウェイ乗り場と,(見えない)山頂写真を撮った後,インフォメーションセンターに移動.

汗だくのインナーウェア(ミレーのあみあみ)と,その上に着たパールイズミのセーターを脱ぎ,着替えの乾燥したインナーとセーターに着替える.
そう,冬山のダウンヒルはこの作業が重要.下手すると命にかかわる.

神の飲み物=赤コーラにてカロリーと糖分とカフェインを注入.

テーブルにて,汗(水分)でぐっちょりのアウターとネックウォーマーを展開し,できるだけ乾かす.

iPhone11 Pro

20分ほど休憩.
帰りのことを考えると,ここもチャリダーにはデス・ゾーンなので,デポ地点に早々に戻ることにする.
いやホンマ,登るために登るという行動と目的が完全に一致しているのが冬チャリやな.

インナーとセーターの上に電熱ベストを着用.
グローブも電熱に変更.
鼻の頭が寒さで痛いのでもう一枚フェイスガードを着用.
これでダウンヒルも問題なし...と思っていた時期がKazchariにもありました.

OLYMPUS TG-5

旧インフォメーションセンターは解体作業中.
その昔,散々お世話になったので寂しい.

OLYMPUS TG-5

ドロッパーを下げてダウンヒルモードへ.
この方が低重心で安定するのだ.

困ったのがサングラスの視界の悪化.

ヒルクライム時は顔面の発汗で曇り,下り時は自分の息で曇る.
ファイスガードで鼻まで覆うとそれが顕著.

レンズが曇っただけなら走り出すとクリアになるのだが,ダウンヒル時の気温低下で凍結してしまう.時々停車して,氷をこそげ落とす必要があった.

体感温度がどんどん下がる.
体感でマイナス20℃近い?(適当)

登りの汗で濡れたアウターが凍る.
特に肘から上腕にかけてパリパリである.
電熱ベストは最強にしているはずなのに寒い.

一方で電熱グローブの恩恵は感じる.
カミヒル時と違って,手がかじかむことはなかった.

やはり,冬のヒルクライムはどう考えても“降りて登る”が正解.

つーか,そろそろ冬装備を再考すべきなのかなぁ.
素材も進化してるし.
特にアウターやね.
モンベルのこいつとか...高ぇ

モンベル フレネイパーカ Men’s

ロープウェイ乗り場からデポ地点まで13km.
途中,登り同様のデコボコ路面や,路肩の雪だまりにヤバイシーンもあったが,なんとか無事下山.

OLYMPUS TG-5

デポ地点に着くやいなや,ファットをハスラーに積み込みヒーター全開.

アウターを脱いで電熱ベストを確認するとスイッチがオフになっていた.

なんてこった.パンナコッタ.

一応走り出す前に高温モードにしておいたのだが,暖まっている気がしなかった.
それを越えた寒さなのかなぁと,勝手に解釈していたが,駐車場で確認したところ,知らぬ間に電源オフになっていた.
どうやら,モバイルバッテリー側の過充電安全装置が働いてしまったらしい.

おかしい.

前シーズンは普通に使えていたのだが.
色々調べてみると,モバイルバッテリーも電熱ベストに使用できるものと使用できないものがあるらしい.

試しに家にあった,少し大きめのモバイルバッテリーを使うと普通に使用可.
電圧の関係?
それだと昨年まで使えていたことの理由にならんしな.わからん

電熱グローブも問題.
こいつは専用の小型バッテリーで稼働するのだが,今回充電100%で使用開始.低温モード&極寒ダウンヒル30分程度後の残量を確認すると残り30%! うーむ.期待しすぎてたか.

OLYMPUS TG-5

色々あって実行できなかった「シン・年越し宗谷」
つまり12/31~1/1早朝までの暖房ギアとしての運用を考えていたけど,当日全然使えない装備やったなぁ.
日帰りにして正解だったかもしれん.

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

つーことで本日のライド終了.
サウナに行くことにする.
今日は「花神楽」の日.

日曜日にしてはあまり混雑しておらず,サウナ室も余裕.

問題は室内で放送していたバラエティ番組.
内容があまりにひどかった.

(Kazchari基準で)あまり売れていない芸人さんが,赤坂や渋谷など東京各地に散らばってレストランで食事.
その際,事前にスタッフが撮影可能かどうかを確認,
OKならその店で食事をして,次の店へ.
撮影を断られるまで食べ続けなければいけないというルール.

当然,1軒目,2軒目はよいが,徐々に腹が膨れてくると,撮影にOKが出ないことを望むようになる.
そして,出されたその店自慢の料理を嫌そうに食べる.

なんだこれ?

料理人や食に対するリスペクトが皆無.
食べるために吐いたというローマ帝国の貴族か?

石川の被災者がどうとかまでは言わないが,この時期によくこんな下劣な番組を流すなぁ.

やらせ(完食のふり),もしくは内容を告知し許可を得た上での放送だと信じたいが,それでも番組コンセプト自体どうかと思う.
不愉快極まりないのでサウナハットを目深にかぶり,視覚情報をシャットアウトしつつ,3セットを終える.

お楽しみの休憩室でのコミック・タイム.

先日『ゴールデンカムイ』を読み終えてしまったため,新たな楽しみを物色.

そこで目にとまったのが『満州アヘンスクワッド』

満州アヘンスクワッド(1)

10巻まで読了済み.続きの14巻までを発見.
うん,この本面白いわ.
クセのある仲間など,舞台は違えど『ゴールデンカムイ』臭がぷんぷんする.
まぁ,こちらは麻薬を扱っているので,どう考えても主人公に正義はないけどな.
他に全体を通しての謎解き要素もないという違いはある.
しかし,13巻以降のあの1930~40年代の大陸の情勢,特に魔都上海の雰囲気が大好物なひとにはたまらんでしょう.

で,サウナとコミックで3時間以上滞在後に帰宅.

少し雪かきをしてからウェアの洗濯.
家族帰宅後,今夜はホットプレートで焼きそばである.

食事中『姫様”拷問”の時間です』を視聴.

姫様”拷問”の時間です

Kazchariの記憶が確かなら,虜囚になる前の戦闘シーンはアニオリのはず.
で,捕縛された後,例の“拷問”が始まるのだが,原作読了済みのKazchariも含め,家族で大爆笑.
こうして世界に(家族)平和のためのコンテンツがまた一つ誕生したのであった.

いや,ホンマ,サウナ室で観たク〇バラエティとのギャップが凄まじい.
メシは感謝しながら食え!

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その2)

2024/1/2 Tue

デスライドふたたび

OLYMPUS TG-5

風.温度:3 ℃,湿度:72%,体感温度:-3 ℃,風速:38.5 km/時,風向:WSW

朝5時,自然に目が覚める.
昨夜は名物「夜鳴きそば」をパスして9時に就寝.
都合8時間は寝た.

体調もまずまず.
咳が少し出る程度.

せっかくの天然温泉付きの宿である.
朝風呂にGo!

念のため,本日もサウナはパス.残念.
露天風呂に通ずるドアを開けると...いきなりの強風!
ゴーゴーとうなり音すら聞こえる.
昨夜はほぼ無風だったのに...

頭の中に「DNS」の文字がちらつく.
たかが遊びなのだ.行こうが行くまいが誰に迷惑をかけるわけでもなし...
もしくはハスラーで岬まで行き,ファットを降ろして碑の前でアリバイ写真を撮る...これはむなしすぎる.

部屋に戻り天気予報をチェック.
Yahoo先生の予報はこんな感じ.

風向き的に“行きはよいよい帰りは恐い”状態.
どうすっかなぁ...

とりあえず,“爆盛り海鮮丼”で有名な朝食バイキングに行き,ココロを落ち着かせますか.

iPhone11 Pro

デデンッ!
慌てて盛り付けたため,見た目はアレだが,味がよければ全ておK.
他のメニューを含め,この丼で3倍は食う.
朝食代¥2,300の元を取ることと,本日のライドのエネルギー分をチャージ!って,結局行くの? バカなの?

iPhone11 Pro

そう,飯を食っている間,窓の外を見ると木々の揺れが激しい中,おもむろに発進するオートバイの姿を見る.
そう,ああいう変...いや猛者を見習わなければ!(そうか?)

決意すれば話は早い.
部屋に戻り,テキパキとパッキング.
7時半にはチェックアウト(12時までのレイトステイだったのでもったいなかったが).

道の駅の駐車場までハスラーを移動.
ファットバイクを降ろしてそそくさとセッティング.
こういうのは勢いが大事.

OLYMPUS TG-5

8時少し前,準備は整った.
さぁ,行きますか.
片道約32kmの行程である.
できれば午前中で戻るつもり.

ウェアなどの装備はいつもの冬ライドと同じだが,念のためリアバッグを装着.
中には電熱ベストと電熱グローブ,およびダウンベストを収納.
いざという時に備える.

だがしかし,走り出してすぐに気づいた.

「今日,暑くね?」

そう,実際,駅前の電光掲示板は「プラス3.8℃」を表示していた.

OLYMPUS TG-5

風が強いのは確かなので,上記の防寒セットはそのまま持っていくけどな.

しばらく稚内の市街地を走る.
交通量少なく順調.
片側2車線道路が続くので道幅も広い.

OLYMPUS TG-5

40号と宗谷岬に向かう238号の分岐.
さぁ,いよいよここからが正念場.
ここから先,風をさえぎる物がほとんど存在しないエリアが続く.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

それにしても交通量が少ない.
三が日の早朝ってこんなもの?
もしかしたら,旅装備のバイクやチャリも走っているかと思いきや,誰にも出会わなかった.

予想通り,ここから宗谷岬まではパーペキに追い風基調.
トップギアで回し切ってしまう.
凧状態で回さなくても後ろから押されて勝手に進む.

面白いのは後輪が巻き上げた雪が,風で押し戻されて背中やら足元にバシバシ当たること.
どんだけ風強いねん.

...と余裕かましながらも,復路の地獄が頭の中をよぎる.
今は推進力となっているこの風だが,当然帰りは逆風オールバックである.
考えたくねぇ...

港などの入り組んだ場所で一瞬風向きが変わる.
油断していると,そのまま横に持っていかれる.
危ない危ない.

OLYMPUS TG-5

やがて右手に「セイコーマートかみいそ店」が見えてきた.
日本最北のセイコマである.

ここはAJ-H伝統の「宗谷岬600km」のコース上にあるが,営業時間は23時まで.
行きか帰りに,ここで補給できるかどうかがモチベーションの維持に大きくかかわってくるのだ.
何かと思入れのあるセイコマだが,本日から営業開始のようだ.
こりゃ帰りに寄るべし.

OLYMPUS TG-5

この後も快走は続き,ようやく約束の地(いくつあるんだ?),宗谷岬着である.

OLYMPUS TG-5

少々わかりにくいが,宴の終わった1月2日の昼前,駐車場に旅人の姿は皆無だった.
駐車中のクルマもない.
テント群も全て撤収済み.

トイレ前にカバーをかけたハンターカブ一台だけが残されていた.

ここで誰もがするのが碑の前での記念撮影.
しかし,撮影を頼める人が誰もいない.

足つきの自撮り棒を持参し忘れたが,あったとしても,この強風下では立たせることは不可能だろう.
実際,ファット自体も横風で倒れるし,風の方向に合わせてもズルズル動いてしまうというとんでもないシチュエーション.

OLYMPUS TG-5

片手でファットを押さえながらの手伸ばし自撮りだけがかろうじて可能だった.

OLYMPUS TG-5

トイレに移動.

OLYMPUS TG-5

有名な青い壁のおみやげ屋さん前に避難.
なぜか電光掲示板の日付は「1月1日」のまま.なぜ?

OLYMPUS TG-5

そう,ここはエベレストの山頂と同じ.
本来なら人間が長時間とどまることが許されないデス・ゾーン...的な雰囲気が漂う.

滞在時間は10分にも満たなかったように思う.
そろそろ帰ろうかという時,駐車場に入ってきたクルマからカップルが降りてきて,碑の前で記念撮影.
「これは撮影を頼むチャンス!」とKazchariも碑に向かうが,相変わらずの強風.
先ほどのカップルも碑にしがみつき,髪を押さえつつ必死の撮影.
ようするに頼めるような状況ではなかった.

仕方がない.
生きるためにさっさと下山するに限る.

道路を渡り,快調に走ってきた道にファットのハンドルを向ける.
いきなり,グニッとステアリングが押されて曲がる.
そう,えげつない向かい風のせいだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

これはまずい.
マンガ的表現だと,こめかみにツーッと冷や汗が流れるシーン.
もちろん,この風と気温でそんなモノは流れない.

意を決してペダルを踏む.
なんだこの抵抗は!

ギアを落としても全く進まない.
サイコンの速度表示は「~10km/h」

ここからスタート地点の道の駅「わっかない」までは約30km.
単純計算で3時間!? この出力で?
一瞬,頭が真っ白になる.
頭の中では現状を回避できないものかと,計算が始まる.

【バスを使う】
あかん.輪行袋持ってへんわ.
その前に,ファットバイクが入るサイズの袋ってあるんか?

【ヒッチハイク】
漁村が点在するので,軽トラが結構走っている.
あの荷台ならファットも問題ない.
ハイエースなら余裕?
あかん.スパイクタイヤや.傷がつく.

【向かい風を避けて猿払周りで戻る】
これはないわー.プラス何km?

もちろん全て妄想.
ひたすら足を回し続けるしかない.

アベレージと心拍数は,ヒルクライム時に酷似.
そうか30km続く登りと思ったらええねん.
トレーニング&トレーニング.

時々,風が止む.
その瞬間を逃さずスピードアップ.
わずかな時間だけ,時速15km/hで距離を稼ぐ.
そしてまた向かい風が吹く.

救いなのは往路で通ったばかりなので見覚えがあるということ.

OLYMPUS TG-5

ここで思い出されるのが,マラソンランナー君原健二さんの名言.

「私は苦しくなると、よくやめたくなるんです。そんなとき、あの街角まで、あの電柱まで、あと100メートルだけ走ろう、そう自分に言い聞かせながら走るんです」

もしくは,ジョジョ第5部の名言.

「大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。」

さらには,セブン25話の,

「基地はもうすぐだ。基地へ帰れば、温かいコーヒーと、スチームが俺を待ってるぞ!」

が思い浮かぶ.

Kazchariは昔からヤバイ状況になると,これまで見聞きした古今東西の様々な名言を思い出して,現状を「覚悟」しようとするクセがあるのだ(ただの現実逃避)

と言っても,今やっていることはただの遊び.
雪山で遭難したわけではない.
苦労を楽しんでいるレベルに過ぎないけどな.

とかなんとか夢想しているうちに,開いててよかった「セイコマかみいそ店」着.
幸い気温だけは高め.
暖かいモノを求めることなく,バナナ,エナジージェル,そして,ここでも神の飲み物である赤コーラを購入.

iPhone11 Pro

残り20kmである.
思考と足の運動を切り離す「ゾンビ走法」にて,稚内市街に帰還.
ここまで来れば一安心.
余裕が出てきたので,稚内名物の1つである“彼”と記念撮影.

OLYMPUS TG-5

この時期,彼に会えたのはたまたまだったようだ.

そして,ついに駅前の駐車場に到着ぅ.
なかなかの激闘でした.

OLYMPUS TG-5

公式な「年越し宗谷」には参加できなかったもののなかなかの達成感.
うん.こんなんでいいんだよ(よくわからん).
さて,ファットをハスラーに乗せて向かうは約束の地(いくつあるんだ?)ヤムワッカナイ温泉.
これまた10月以来の訪問である.

勝手知ったるシステムで,ロッカーキーを受け取り,汗にまみれたウェアを脱ぐ.
後は旭川に帰るだけなので,禁を破ってサウナへ.
いつも通り10分間蒸された後,水風呂,そして(外はさすがに寒すぎるので)浴室内浴へ.
おかしい.
心拍が全然下がらん ⇒ “ととのい”どころではない.
特に根拠はないのだが,やっぱ,本調子ではないな,と1セットで終了することにした.
時間もあまりないしな.

iPhone11 Pro

時刻は13時半.
ここで昼飯を済ませるつもりが,さすが三が日.
麺類,定食などめぼしいメニューは全て売り切れ(カレーぐらいしかない).

幸い,朝食で大量摂取したカロリーがまだ枯渇していない.
このまま帰るとしますか.

14時過ぎ,旭川へ向け出発.

帰り道,美深付近から吹雪に遭遇.
既に日は落ちて暗い.
そんな中,路肩で雪にまみれながら地図を眺めるチャリダーをパス.
すごいわ.
そやけど,こんな視界不良の中,走るのは無謀.

その後,道の駅「びふか」にピットイン.
ここにも雪に覆われたカブが停まっていた.
ライダーはトイレ内で休憩中.
声をかける.
もちろん「年越し宗谷」帰りだった.
名寄まで行ければ...という彼にこの吹雪の中の走行はキケンと進言.

そこへ,先ほどのチャリダーもやってきた.
「美深市内の公園の東屋でテントを張るつもり」と,とんでもないことを言う.

いいねぇ,これが若さか.
死なない程度に冬の北海道を体験してくれ.
悔しいので,決して「うらやましい」とは言わんぞ!

iPhone11 Pro

旭川市内の「かつや」にて夕食.

iPhone11 Pro

やはり圧倒的なコスパ.
今年もお世話になります.

帰宅すると,大阪に帰省中のヨメさんからまたしてもLINE通話が.

「あー,明日やけどなぁ.飛行機が飛ぶかどうかわからんから,帰られへんかもしれんわ」

えっ,なんで? ストライキ?

「なんで知らんの? ホンマに日本におるんか? テレビつけてみぃ!」

というデジャブな会話.
パチッとテレビをつける.そこには羽田空港の惨状が映し出されていた.

とんでもないスタートだ,2024年の日本.

なんてこったの2023年の最終日~今年も走りました

2023/12/31 Sun

何かの罰か.

2023年もいよいよ大詰めだなぁ,伯爵ぅ.
本来の予定であれば朝から稚内に向かい,長年の夢であった「年越し宗谷」を決行するはずだったのだが...

年始年末のチャリ計画

この日も体内時計ばっちりで,いつも通り朝6時起床.
まず鼻に違和感&かむと黄色.

「うわっ,まさかリターン・オブ風邪!?」

ひさびさに風邪?~市販薬の選び方

どうやら昨日の「厳冬期カミヒル」は,アラカンのおっさんに想像以上のダメージを与えたようだぜ.
まぁ,一番の原因は帰りに寄ったサウナやったかもしれんけど.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

さて「鼻かんでスッキリ」で済めばよかったのだが,今度はなぜかくしゃみが全然止まらない.
かんでもかんでもズルズル.
涙は出てくるわ,人中はひりひりするわで不快感この上ない.
イメージとしては,鼻からノドにかけての通路がふさがっているかのよう...

まずいまずいまずい.

何がまずいって,明日1/1の稚内の宿は予約済みなのだ.
つまり今日無理して宗谷に向い,寒風の中徹夜して,体調がさらに悪化したらホテルの”アレ”が楽しめない.
その事態だけはどうしても避けたい.

で,結論は...今日は家でおとなしくし,体調の回復を待つべし.
この時点で公式かつ正式な「年越し宗谷」は次年度以降に持ち越しが決定となった.

現地で落ち合う予定だった同僚に連絡.
クルマで岬まで向かうという話だったので,現地で使用する強風よけのテントを運んでもらっていたのだが手間をかけさせてしまった.

となれば,無理せずに今日の大晦日をどう過ごすか?

まずは雪かきだな(体調悪いのでは?).
昨夜から結構降り続いている.
クルマを移動しつつ,1時間ほど徹底作業.
心なしか鼻が通った.

”明日の”遠征に備え,ファットにリアキャリアを再度取り付け.ハスラーに積み込んでおく.

最後の一踏みでSTRAVAの距離を稼ごうかと思っていたが,脚に昨日のダメージが残っているのと体調を鑑みて断念.
つーことで,毎年恒例の「YERA IN SPORT 2023」の最終結果は以下のようになった.

残念ながら年間走行距離の目標「12,000km」は250kmを残してクリアできず.
やはり5月の負傷と度重なるブルベのDNSが影響したか.

ちなみに2022年のデータは以下の通り.

合計時間 :515時間
総距離  :12,163km
総獲得標高:101,735m

おっ,距離と時間は短くなったが登っている.
これは年初の”クライマー宣言”にふさわしい成果やな.

各バイクの12/31時点での総走行距離はこんな感じ.
TOPSTONEEMONAを除き,2023年だけのデータではありません.

そうそうSTRAVAと言えば,昨年末に有料会員になった.
確かキャンペーンで割引だったと思う(確か¥6,000ほど)

無料版と異なり,いろいろと細かいデータ分析をしてくれる.
個人的には10位内以外のセグメントの順位表示やな.
イベント日だけのKOMなど,むっちゃモチベーションにつながってた.

継続を考えていたが,昨今の値上げ趨勢でなんと年間¥7,800へ.
さすがに払えんわと解約.
すると,先日またまたキャンペーン通知が,なんとプロもコードで25%オフの¥5,850に!

うん,これならと再契約した.

ちょっ,待てよ.
これってつまり毎年継続せずに一旦解約.
このキャンペーンとやらを待った方がオトクということ?
大丈夫か,STARVA?

「YEAR IN SPORT」に戻る.
そして選考基準はよくわからんが,ベストショットはこれらしい.

すべてがブルベ.

個人的な2023年のベストライドはなんつってっも『NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE』やったな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

我が変態バイク「Canonndale TOPSTONE CARBON2 LEFTY」はこれに参加するために買ったようなもの.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

こんなハード過ぎて完走もギリギリ怪しいイベントが大人気とは,日本もまだまだ捨てたもんとちゃうな.
来年もぜひ参加したい.もちろん「EXTRA LONG」一択!

実はヨメさんと子供らはこの年末年始は帰省中.
家にはKazchari一人なのだ.

困るのが食事.
作り置きの冷凍品やら,家にあったインスタント物でごまかしていたが,それらも飽きてきた.
となると,外食なのだが,昨今の働き方改革&人手不足のせいか,今日明日と休業の店が増えている.

「近所のコンビニで弁当でも買うか」と出かけたが,見事に売り切れ.
仕方なくレンチン食品の「五目焼きそば」と「唐揚げ」を購入.
家で食べたが...まぁ...不味かった.
手ぇ抜かずにちゃんと作った方がええな,こりゃ.

食後,前回,病院で処方され,残してしまった風邪薬を飲んでみる.
これがめちゃめちゃ眠気を誘う.

録画していた『映画大好きポンポさん』を観ながら寝落ち.
なんてこった.

映画大好きポンポさん 豪華版 [Blu-ray]

なんとか2階のベッドまで這い上がり,前後不覚に床に就く.
時刻はなんと21時過ぎ.
なんとも言えない大晦日の夜.

明日は回復してますように...zzz

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

2023/12/30 Sat

空転するチカラ

OLYMPUS TG-5

ヤマタケさんプロデュースの一大サイクルイベント(?)発動.
毎年この時期に細々と行われているらしい年末カミヒルだが,今年はとんでもない人数での開催.
Kazchariの参加は4年振りである.

十勝岳アタックライド!

今回は走る人や,ふもとにクルマを置いてバンに相乗りする人,サポート選任の方など,アプローチ方法がバラバラ.
思い思いの方法で真冬のカミヒルを楽しむ変〇たちの集まりである.

そんな中,Kazchariは伝統の「降りて登る方式」を選択.
ゴール後に自分のクルマ(補給所)があるのがありがたい.

朝5時起床.
洗濯物の室内干しと朝食を済ませる.
気合を入れるあために”アレ”を飲んでおこうと補給食BOXを開けると...なんとストック切れだった.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

自宅から集合場所である十勝岳温泉「凌雲閣」までは,クルマでだいたい1時間半ほど.
雪道を考慮して7時に自宅を出る.

ほどよい気温,ほどよい積雪,それに年の瀬の早朝のためか交通量も少なく実に走りやすい.

順調に勝手にベースキャンプ指定している「セイコーマート上富良野店」着.

どうも昨夜から腹具合がよろしくない.
軽量化後,エナジードリンク,バナナ,コーヒー,ジェルを購入.

で,まずはハスラーによる登攀.当然路面のチェックも.
毎日除雪はされているのだろうけど,追いついていないのか結構な積雪.クルマでもわかる.
それに分岐点からは雪も激しく降っている.

こりゃ,血の味がするヒルクライムになりそう.

で,8時45分頃,凌雲閣駐車場着.
満車を心配する声もあったが,山スキーのクルマが3台ほどでガラガラである.
ファットバイクを降ろしてセッティング.

OLYMPUS TG-5

凌雲閣のトイレを借りる.
やはり温泉はポンプの故障により使用不可のようだ.
それにしても...ふかふかな雪.

OLYMPUS TG-5

しばらくするとイベント(?)参加者が続々と到着.

OLYMPUS TG-5

みなさんゴーグル+マスクと重装備のため,いつも以上に誰か誰だかさっぱりわからない.
手がかりであるチャリも冬用の別物なので人物特定のヒントにならない.
まぁ,いいでしょう.チャリ好きは走れば通じ合う(なんのこっちゃ).

出発前に記念撮影.

いただき画像

地獄の極寒ダウンヒル開始である.

ウェアはfinetrackインナー,パールイズミセーターの上にもう一枚(今は無き)dhbの起毛秋冬ジャージを追加.
で,いつものアウターで普段より1枚多め.

サイクルジャケット 上下セット

ダウンヒル先行で汗をかいていないため,これで十分だと思っていた時期がKazchariにもありました.
確かに上半身,下半身は問題なし.

バラクラバのおかげで耳や口元もなんとか耐えられた.

死角は末端の手にあった.
グローブは平地用のこれ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

甘くみてたなぁ.下りでは寒すぎで手がタヒぬ.
もちろんハンドルカバーを装着しているのだが,いやいや全然あかん.
秘蔵の電熱グローブにしたら良かったなぁ...と思ってんも後の祭り.

路面状況もなかなかに厳しい.
懸念していた通りのふわふわ雪で後輪がしょっちゅうスライドする.

前にMTBに乗っためっちゃうまい人がいた.
左右にケツを振りながら自由自在にバイクをコントロール.すごいな.

ドロッパーを落として重心を下げる.
逆にこれだけ不安定だとスピードを出せないので慎重にならざるを得ない.

いただき画像

今夏の「ツール・ド・北海道」の死亡事故,まさに同じ場所を走っている(にしても,この安全対策検討会って...).

それにKazchariは集団走行にトラウマがあるのだ.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

下手に転んでケガをすると,せっかくのイベントを台無しにしかねない.
そっちの方が緊張.いつもココロにカイ・シデン.

10kmほど下り,約束の地「チェーン脱着場」へ.

OLYMPUS TG-5

ここでお楽しみの軽量化タイム!
極寒の後は,間違いなく発汗地獄が待っている.
まずはアウターを脱ぐ.これで上は純粋なサイクリングジャージのみ.
下は...一応アウターを履いたまま.

ファットバイクは昨夜のうちにリアキャリアを外してある.
さらにバックミラーとハンドルカバーを取り外す.
ツールケースも持たない.
これで普段より2kgは軽い.

そして最強のサイクリング用防寒グローブに交換!

ショーワグローブ 【防寒手袋】 No.282 防寒テムレス オリーブグリーン Lサイズ 1双

標準色のブルーはアレだが,このグリーンやショップ限定のブラックはかっこよい.何より安い.

以上の脱いだウェアや装備品をかばんに詰め込む.
今回はサポートカーで頂上まで運んでもらえるのだ.実にありがたい.

で,ヒルクラ開始前の記念撮影.

いただき画像

さて,久しぶりのヒルクライムである.
ここんとこ「Rapha Festive 500」をクリアすべく,ZWIFTも平坦コースを走ってばかり,それに昨日も休息日にしただけあって,脚が実にフレッシュ.
ケイデンス高めで快調に登る.心拍も160台で推移.

いただき画像
いただき画像

だがしかし.その余裕も吹上温泉との分岐点まで.
言うまでもなく,ここからがカミヒルの真骨頂である.
斜度が一気に上がり,10~16%の坂が続く.

夏でもしんどいのに,今回最大のトラップが仕掛けられていた.
リアタイアが空転して全然進まん.

クルマの走行跡をトラック ⇒ 滑る
雪が積もった箇所をトラック ⇒ 滑る

本来であれば軽いギアで登りたいところも,トラクションをかけるために,あえて重いギアに落とす.
仕方がないが,くっ,重てぇ~
ひょっとしてキャリアありで,後輪荷重の方が良かったかも?

それでも最大の難所「カミホロ荘」前の激坂をナナメ走行にて,足つきなしで突破!
ここを越えれば,後はなんとかなるはず...と思っていた時期がKazchariにもありました.

天候悪化.
視界不良のためサングラスを外す.路面が見えない.
うむ.一体何と戦っているのやら.

続く14%の坂で,タイヤ空転⇒ふらつきからついに足つき.
その場で再スタートを図るも...断念.
斜度が緩むところまで押し歩く...ぐぬぬ.

まぁ,タイヤの空気を落とせばクリアできそうやったけどな(面倒くさい)

で,その後もふらふらしながらなんとかゴール.

いただき画像

サポート隊や,ラン組で先にゴールしていた人たち,それに山スキーの方々に労われる.

OLYMPUS TG-5

4年前同様,吹雪のゴール.
発汗が凄まじかったため,寒さは(まだ)感じない.
サポートカーに預けていた荷物から上着を取り出す.

ファットを早々にハスラーへ.
温泉は出なくても,シャワーとサウナは使えるということで,着替えを持って浴室へ.
さっぱりしたところで,後続のライダーが続々と帰って来た.
中には上半身裸の人も...ここは八甲田山か?

で,宴会場へ.
会費は¥1,500.食事の他,隣の「白銀荘」の入浴券がつきます.

iPhone11 Pro

どなたかが言っていたが,何か合宿のノリやね.
2時間ほどおしゃべりして解散.
こりゃ来年の12/30も開催されそうな雰囲気.また来ます.

外に出ると,吹雪がやんで晴れ間が...そういうもんですな.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

さて,先ほどもらった「白銀荘」の入浴券.
シャワーを浴びて話し込んでいるうちに「まっ,今日はええかな.暗くなる前に山を下りよう」という結論になった.
幸い入浴券の使用は今日でなくても良いとのこと.
つーことで「白銀荘」の極上サウナはまた次回.

代わりにというわけではないが,近所の「花神楽」へ向かう.
年の瀬は営業時間を短縮する施設が多いので,早々に退館かと心配したが,さすがホテル併設.年末年始も通常通りの営業時間だった.

例によってサウナ3セット.
さすがに冬の北海道,外気浴は5分が限度.

休憩室で『ゴールデンカムイ』の続き.最終巻まで残り6巻.

ここで事件発生.

本棚前のチェアを陣取って読んでいたのだが,3歳ぐらいの女の子がやってきて,いきなり棚にあった「人生ゲーム」やブロック玩具を手に取り,中身をぶちまけやがった.
さすがに幼児を叱るのも大人気ないと思い放置(このご時世,下手にかかわると犯罪者扱いされるしな)

しかも,この子,時々「ギャー!!」と大音響で奇声を発するのだ.
「はよ,親来いや」と心の中で願っていると,ようやく祖母らしき人が登場.

「助かった」と思ったものの,このばーさん,孫と遊ぶこともなく,注意することもなく,隣のイスに座り込みスマホいじり.
その間も孫はKazchariの足をけったり,ゲームのパーツ2セット分を混ぜたりとやりたいホーダイ.

ようやく「さぁ,帰ろうか,〇〇ちゃん.おもちゃ片付けようね.あちらのも〇〇ちゃんが出したの?」とばーさんが言い出した.
するとそのガ...じゃなくて孫,なんと「ううん,あっちはちがう」と大ウソ.
ばーさん「あらそう?」と納得しかける.さすがに耐えかねて「すいません.ここらのおもちゃ,全部出してました」と告げ,ちゃっちゃと席を立つ.

さすがに子育て的にどうかと思うぞ,ばーさんよ.

iPhone11 Pro

つーことで帰宅.
明日は外出予定のため,自宅の食材を消化.
チャーハン,ラーメン,餃子のセットを作る.
食べ過ぎた.

そして...どこでどう間違ったのか今年最大のピンチが,この後のKazchariに襲い掛かる.
さて,どうなりますことやら...波乱の2023年の締めくくり.続報を待てい!

ファットな自転車屋巡りとクラッシュライド

2023/12/24 Sun

どうしてこうなった

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-13 ℃,湿度:100%,体感温度:-17 ℃,風速:5.7 km/時,風向:S

風邪が治って久々の外ライド.
「いやいや,ぶり返したらどうーすんねん?」という心の声も聞こえたが無視.

天気は曇り.
予報によると雪はほとんど降らないようだが,気温が低い.
STRAVAデータにあるように体感温度マイナス17℃はなかなかだ.

ウェアは,finetrackのスケスケインナーにパールイズミのセーター.
それに禁断の電熱ベストを着用.

[Excitech] 【国内メーカー】 電熱ベスト インナーベスト 加熱ベスト【前後12箇所発熱 前後独立スイッチ】

Kazchariが購入したベストは既にメーカーごと消失.
なぜか,国内のメジャーメーカーからは発売されないこの一品.
何か安全上の問題があるとしか思えない.
ただし効果は確実にあります.特にダウンヒル時は必携.

もちろんアウターはこいつ.

秋冬用 防風 防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット

最近再購入した「S」サイズ.
確かにフィット感は良いのだが,インナーに電熱ベストを着ると少々窮屈.

で,9時半頃出発.
向かうはファット君のふるさとこと「吉田輪業(ヨシリン)」に向かう.

何やら店長を通じて連絡させていただいた方から「環島」対策のバルブアダプターを貸していただけるとのこと.
これは行かねば.

OLYMPUS TG-5

つい先日,雪がなくてスパイクでは走れんとボヤいていた道路.
もはやフカフカでグシャグシャでツルツルである.

このタイヤのころがり抵抗の強さよ.
正に町ごと全面グラベル化.

OLYMPUS TG-5

駅前に向かう.
冬の河の風景.

OLYMPUS TG-5

石狩川にかかる新橋を渡る.
クリスマスでごった返す「おもちゃのヨシダ」を横目に見ながらさらに進軍.

OLYMPUS TG-5

ようやく「ヨシリン」着.

あれ?

通りに面したショーウインドウのシャッターが下りている.
そして,駐車場側にある(わかりにくい)入り口もしっかり閉まっている.

なんてこった.パンナコッタ.
まさかの定休日?

OLYMPUS TG-5

スマホを取り出し「ヨシリン」サイトをチェック.
うーん.定休日なし/9時半オープンとある.
ようするに臨時休業なのか?

仕方がない.
気を取り直して,次はTopstoneのふるさと「はっとりスポーツ商会」さんへ向かうことにする.
ここからは結構近いのだ.

OLYMPUS TG-5

Facebookにより「現在セール中」との情報.
何か出物がないかと店内へ.

Topstoneを買ったことを覚えておられたご主人としばし談笑.
「GCN-JAPAN」がなくなったり,Wiggleが日本への発送をやめたりと,何やら不景気感漂う自転車業界だが,個人店では供給も回復し,今年はめちゃめちゃ売れたらしい.意外.

自転車業界がヤバいことに

そうそう,Topstone納車時に下取りに出したKazchari初号機こと「TREK TCT5000」だが,前後スプロケとBBの交換だけで無事買い手がついたらしい.
しかも,その購入者はSTRAVAつながりのOさんとのこと.What’s a small world!

セール品の軽量の「MAVIC COSMIC」ホイールに惹かれるも(約¥140,000),さすがにポイっと買える値段ではないのでスゴスゴと退散.

そのまま,素直に帰路につけば良いものの,せっかくなので,これまた近くの「タケウチ模型」にも立ちよることにした.
まさか,この選択が悲劇を生むとは...

OLYMPUS TG-5

はい.ここが事故現場です.
雪なので非常に見にくいが,手前の段差がおわかりになるだろうか?

この道,意外に交通量が多く,バックミラーをチラチラ見ながら走行.
結果,この段差にタイヤを取られて見事に落車.

いや,コケただけならよいのだが,ファットへの当たり所が悪かったのか,ピンポイントで前後のボトルゲージに衝撃のアルベルト.
前のステンボトルを挿していたTopeak製のアルミゲージが見事にぽっきり,後ろのツールケースを挿したケージも根元のプラパーツから崩壊.
両方とも使用不可能となった.

OLYMPUS TG-5

TOPEAK(トピーク) Shuttl Cage AL ブラック

TOPEAK(トピーク) モジュラー ケージ 2

こんな日に限って,リアキャリアにバッグなし.
おまけにリュックも容量最小限の「ERGON」

iPhone11 Pro

持参していた買い物ネットで,ボトルをキャリアに固定しようとするも,さすがに不安定.
雪の歩道では確実にどこかに飛んでいきそう.

「いっそ「はっとり」さんに戻ってケージ買うか」とも思ったが,家には余っているゲージがあるのだ.

万策尽きたかと思いきや,そうは問屋が卸さねぇ(誤用).

iPhone11 Pro

長尺モノは入らないと思われた「ERGON」だが,ハイドレーションパックを装着する隙間になんとかステンボトルを突っ込めた.

iPhone11 Pro

ツールケースは横にすれば下段スペースにぴったりと収まった.
おお,この「ERGON」むっちゃデキる子やん!

つーことで,問題が解決したので「タケウチ模型」もチェック.
外観に似合わないごちゃごちゃ感が魅力の店だ.何も買わずやけど.

OLYMPUS TG-5

皮肉なことにお昼に近づくにつれ,晴れ間が出てきた.
こんなんやったら山に行ったらよかった.

悔しいので遠回りしながら帰ろう.

OLYMPUS TG-5

シン・国道12号の歩道.
御覧の通りの除雪(ほぼ)未.
こういう道は先人の足跡より,新雪部分の方が走りやすかったりする.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

環状線へ.
気持ちよく除雪歩道を走っていると,いきなりの巨大雪塊.

OLYMPUS TG-5

あーすっかり晴れてきたなぁ.
ボトルケージ,しっかり折れて曲がっています.

OLYMPUS TG-5

町中ライド=歩道も悪くないけど,最後は広い道を堂々と...っつーことで雨粉TTへ.

OLYMPUS TG-5

除雪&排雪が間に合っていないのか,期待していたフラット路面とはいかず,ボッコボコ.
脚を削られる.いや,トレーニングとしてはちょうど良し.

OLYMPUS TG-5

そして最後のヒルクライム.
美瑛川を渡る高架である.
いやぁ,ここはキツかった.
雪が深くて後輪が空転しまくり.
トルクをかけるため,クソ重ギアで踏む踏む大作戦.

先人も少ないのか,走行ライン極狭.
少しそれると深雪に突っ込む.

ボトル類を無理矢理バッグに入れるため,途中で脱いだ電熱ベストを落車後に着用.これが暑くて汗だく.

ふっふっふ.だがこれが良い.
この辛さを乗り越えれば,きっともっと強くなるはず...とでも思わへんかったらやっとれんわ!

OLYMPUS TG-5

つーことで,無事帰宅.
あらためて破損したケージをチェック.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

いやホンマ,見事にここだけ狙い撃ちやってんなぁ.
幸いフレームやハンドル,ディレーラーなど他のパーツに問題はないようだ.
カーボンフレームじゃなくて良かった(そういう問題?).

何より,カラダに何のダメージもなかった.
もし,これが「夏に」「ロードで」「コンクリートに」打ち付けられてたとしたら...想像するだけでも恐ろしい.

くわばらくわばら(誤用).

iPhone11 Pro

ファットな冬の旭川,新ルート開拓ライド

2023/12/3 Sun

冬の楽しみ

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-1 ℃,湿度:75%,体感温度:-1 ℃,風速:4.1 km/時,風向:SSW

本日は日曜日.
どうにも天気がイマイチなので,当初予定していた旭岳クライムはやんぺ.

代わりにこれまであまり走ったことのないルートを探索することにした.
ウェアはいつもの冬仕様.

頭首回り完全防寒対策 秋冬用 防風 防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット ゴルフウェア ウィンドブレーカー 登山 フード付 自転車ウェア

まずは美瑛川を渡って雨粉方面へ.
橋の上にはすでにMTBのタイヤ痕あり.
お互い,楽しんでいますなぁ.

OLYMPUS TG-5

数日,まとまった雪が降っていないため交通量の多い道路ではアスファルトが見えている.
雪を求めて側道へ.
スパイクタイヤのサクサク音やパキパキ音が心地よい.

OLYMPUS TG-5

そうそう通常のプラボトルだと凍結して水が飲めなくなるので,この時期は金属ボトルを使っている.

タイガー魔法瓶 水筒 スクリュー マグボトル 6時間保温保冷 500ml 在宅 タンブラー利用可 アクアブルー MMZ-A501AA

性能的には問題ないが,細身サイズのためボトルゲージでしっかりホールドできず,カチャカチャうるさい.
確認すると滑り止めコードが切れている.あー,こりゃ修理やな.
このボトルは冬用なので,雪の上で落としたとしてもわかりやすいように派手なカラーを選んだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

共栄の丘,ヒルクライム開始.
またしても,先ほどのMTBのタイヤ痕を発見.
同じ人?
冬チャリやってる人は少ないので,たいていは知り合いだったりする.
場合によってはタイヤのトレッドパターンで推測可能な時も.
特にファットタイヤだとさらに絞られる...って,このトラッキングも冬ライドの楽しみの一つ.

OLYMPUS TG-5

写真を撮る際,凍結路面を歩くわけだがホンマにツルツルでヤバい.
転倒こそしないものの危なっかしい.

しかあし,そんな状況もファットに乗ると一変.
スパイクタイヤが快適過ぎる.
この後のガチガチ路面のダウンヒルも余裕(ご安全に).

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

富沢地区.
クルマもヒトの姿もなし.
それに無風.
とんでもなく静かな時間.

富沢と言えばクロカンコース.
一昨年まではシーズンの終わりにチャリにコースを開放してくれていたのだが,今シーズンはどうなのだろう.
開けてほしいものだ.

富沢クロカンコースふたたびライド

富沢クロカンコース開放ライド

OLYMPUS TG-5

で,ここから新コース.
スキー場『サンタプレゼントパーク』へのヒルクライムである.

OLYMPUS TG-5

STRAVAのセグメントにもなっているが,ファットでのチャレンジは無謀.
ちんたら登る.

OLYMPUS TG-5

ゴール.
まだ雪が十分に積もっていないため,スキー場としては調整中らしい.
もっとも,Kazchariはスキーもスノボも興味ないので,オープンを待っているわけではない.

4,5年前だったか,ここで開催されたスノーレースに出たことがある.
まだファット買いたて,つまり雪走行未経験&カラダもできていない,それにコースも文字通り雪の斜面+ふかふかでどうしようない結果に...
あれはキツかった.
キツいのは嫌いではないが,このレースだけは今後も遠慮したい.

さて,来た道を引き返すではなく,そのまま山の方へ進む.
とは言っても住宅や工場が点在しているので,道も除雪されており走りやすい.

道なりに走っていると突如森の中に.
いやいや不思議な地域だ.

OLYMPUS TG-5

どこにつながるのかわからないまま,気分次第に走る.
安心していると12%越えの激坂が現れたりする.

道に迷うことが楽しい趣味はなかなかない.

OLYMPUS TG-5

道なりに進むと馴染みの国道12号に出た.
そろそろ帰りますか.
やはり冬は距離を稼ぐのが難しい.

OLYMPUS TG-5

「雪の美術館」の跡地.
例の「♪レリゴー」ブームの時は大盛況だった.

旭川「雪の美術館」

娘の絵画コンテストの授賞式で来たことがあったなぁ.
その時も結婚式の撮影会やってた.そっち方面の需要はイマイチだったか.

OLYMPUS TG-5

橋を渡る.
おや?
堤防のサイクリングロードが走れそう.
工事車両用に除雪した?

OLYMPUS TG-5

堤防どころか河川敷にまで下りれた.
別に工事をしている様子はないが...

OLYMPUS TG-5

雪も締まっており快走.
さすがに全面開通とはいかず,途中で除雪は終了.
いえ,十分デス.

OLYMPUS TG-5

Uターンして反対側へ.
どこまで行けるのやら...
まずは鮮やかなミドリの橋の下.

OLYMPUS TG-5

こちらもこちらで除雪されていた.
さらにはおそらく犬の散歩ついでであろう,ヒトの足跡による踏み固めがあり,この季節にしてはウソのように走りやすい.

OLYMPUS TG-5

冬のライドは例によって「TG-5」とワイドコンバータで撮っている.
この湾曲構図は...好みがわかれるところか.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7 ブラック

フィッシュアイコンバーター FCON-T01 (TG-5/TG-6/TG-7/マクロ撮影/水中撮影/アウトドア)

OLYMPUS TG-5

ここの公園も同様.
シングルトラックができている.

OLYMPUS TG-5

旭川駅前へ.
人がいない.雪も少ない.
ホンマに日曜日?
みんなー外でチャリに乗ろうぜぃ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

通常,このシーズンだと走れない場所.
雪が降っていないかつ,歩行者のラッセル跡のおかげで楽しく快走.

OLYMPUS TG-5

昼を過ぎた.
腹が減った.

残りの人生も「新しい体験」をテーマにしているKazchariなのだが,さすがに日曜のお昼時である.めぼしい店はどこもかしこも並びが入っていた(特にラーメン店)

とは言え,コンビニ飯もなんだかなぁ...とダラダラ漕いでいると,いつの間にかいつもの場所へ...

OLYMPUS TG-5

はい.みんな大好き.ボリュームたっぷり.コスパ最強の「かつや」着.
なぜか12月の限定メニューは設定されていなかったので「ロース&唐揚げ定食」を注文.それにしても...安いし美味い.

iPhone11 Pro

旭川名物ツインハープを渡る.

OLYMPUS TG-5

「クランカー」さんに寄る.
3月の海外渡航に際し,聞くことがあったのだ.

それはDi2バッテリーの取り外しについて.
飛行機に乗せる際は,車体からバッテリーを外して機内持ち込みをしなければならない.
KazchariのDOMANEはバッテリーフレーム内蔵型.
その取り外しには専用工具がいるとかいらないとか.
ご主人もはっきり覚えていないらしく,2月のオーバーホール時にご指導願うことになった.

他にお客さんもいなかったため,色々とおしゃべり.
最近少し気になっている「ミニベロ」について聞いてみた.

ミニベロ(も)欲しい~気になるTyrell&Birdy

以前は取り扱っていたが今はやめたとのこと.曰く「フォークとケーブルがすぐにダメになる」「タイヤの減りも激しい」と,あまりいい印象はないそうな.

ふむ.そんなモノなのかな.
まぁ,ホームセンターで売っているような格安品だと,さもありなんな話だが.
少なくとも,今度の旅ではやはりDOMANEを選択かな.

OLYMPUS TG-5

つーことで本日のライドは終了.
偶然にも昨日とほぼ同じ距離だった.
短いが,走りごたえがあった点も変わらない.

そう,ただの舗装路が全面グラベルに変わってしまう,それが冬.
グラベル好きにもたまらん季節である.

OLYMPUS TG-5

ファットな美瑛ー白い池ライド

2023/12/2 Sat

スノーライドのコツ

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-8 ℃,湿度:87%,体感温度:-12 ℃,風速:7.3 km/時,風向:S

晴れの休日!
久々のおいしいとこライド(クルマ輪行)にて美瑛に行くことにする.

それにしても,今朝はおそらく今季最低気温.
クルマのタイヤの接地感が全くない.
必然的に制限速度以下で走ることになる(みんなそーしてる).

それでも下りカーブがヤバかった(千代ヶ岡のバイパス).
ブレーキ踏んだらタイヤがロック.
ポンピングを繰り返し制御を取り戻す.

案の定,本日はあちこちでスリップ事故だらけだったようだ.
安全第一.

「こういうときは臆病なくらいが丁度いいのよね」

いつも心にカイ・シデン

つーことで,命からがらいつもの美瑛町スポーツセンターへ.
ファットくんを降ろしてセッティング.

ここは第3回びえいスノーサイクルフェスティバルのコース会場でもある.

OLYMPUS TG-5

2024年は1/21に開催.
Kazchariは早々にエントリー!

第2回大会の様子はこちら ⇒ 第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

ウェア(アウター)はこいつ.

頭首回り完全防寒対策 秋冬用 防風 防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット ゴルフウェア ウィンドブレーカー 登山 フード付 自転車ウェア

さて,本日の目的地は...特に決めていなかった.
なるべく交通量が少ないところを目指して走るつもりだったが,期待していなかった美瑛川沿いのサイクリングロードが通れそうな雰囲気.

OLYMPUS TG-5

ちゃんと除雪されているわけではない.
誰かがスノーモビルで走った跡がある.
そこだけ雪がやや固くなっている.
おおっ,走れる!走れるぞ!

OLYMPUS TG-5

ところどころ柔らかくなっているものの無事走破.
一見楽そうに見えたが,そこはスノーライド.
転がり抵抗が半端ない.
まだ数kmの走行にもかかわらず,すでに汗だくである.
むっちゃ効率のいい運動やな.

OLYMPUS TG-5

橋を渡る.
さすがにここから「青い池」までつながるサイクリングロードは未除雪で通行不可.
これも急に降ったせいやな.
いつもなら浅い雪の上を走れる時期もあるねんけど.

仕方なく交通量多めの幹線道路を走る.
幸いまだ雪の降り始め.
歩道が走りやすい.
そう,冬ライドのコツの1つは,可能であればなるべく歩道を走ること.
歩行者? 田舎だと限りなく無人.

OLYMPUS TG-5

と言っても,このまま交通量の多い道路わきを走るのは面白くない.
並行して走る道道にエスケープ.
歩道はなくなるが,クルマの交通もほぼゼロ.

OLYMPUS TG-5

ひたすらまっすぐな道.
前方には十勝連峰.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

幹線道路に戻る.
ここは夏でも狭い道なのでやや緊張.
並木道が美しい.

OLYMPUS TG-5

さっきまで晴れ間が見えていたのに「青い池」に着く頃にはすっかり曇り.
なぜかいつもこのパターン.今日は吹雪かないだけマシだが.

で,駐車場である.
しっかり「湖面見えません」との表記あり.
そのせいか駐車しているクルマの数は少ない.季節も季節やしね.

OLYMPUS TG-5

はい.「白い池」でした.

クルマの台数の割に人の数は多め.
耳をそばだてると「中国語」「韓国語」「タイ語」が聞こえた.

ちょうど目の前の家族連れがスマホで写真を撮っていた.
おそらくタイ人.

「ご家族の写真撮りましょうか?」と声をかけたいところだが,タイ語で何て言うんだっけか?(英語でえーやん)
いずれにせよ,二重グローブだったことに気づき(スマホの画面が押せない),声をかけそびれてしまった.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】防水・防風・防寒 滑り止め加工 防寒手袋 サイクリング手袋 バイク 釣り 通勤通学 男女兼用

finetrack(ファイントラック) パワーメッシュインナーグローブ FAU0201

いい人戦略失敗である.

OLYMPUS TG-5

本日の目的達成(そうなのか?)
さぁ,戻りますか.

駐車場から道路に出ると,対向車線を登ってくる黒いMTBが.
おおっ,変〇仲間だ.思わず手を振る.

「上ですかぁー!?」と尋ねると「はい」という返事.
お気をつけてー

で,道の駅「ビルケの森」に戻る.
そろそろお昼.
距離の割に異常にカロリー消費が激しいのが冬ライド.腹が減った.

ここの道の駅には高級,いわゆる¥1,000バーガーを販売している.
以前も食べたことがあるが,これに飲み物やポテトを付けると結構な値段.
少し迷ってヤメタ.美味しいけどな.

ファットのところまで戻ると,デーハーなマダムがスマホで我がバイクを撮影中.
「すいません」と後ろを通してもらう.
するとそのマダム,にっこり笑ってファットを指さしながら「Nice!」と一言.うーん,Thank you.

OLYMPUS TG-5

となれば行先は馴染みのあそこですな.

OLYMPUS TG-5

はい.バーチさんです.
お客さんのクルマもないので空いているようだ.

OLYMPUS TG-5

「ハンバーグ(ライス付き)」と食後のコーヒーを注文.
マスターにチャリやオートバイの話,それに「びえいスノーサイクルフェスティバル」の裏話などをお聞きし,1時間ほど楽しい時間を過ごす.
ウェアも暖炉でしっかり乾かした.

OLYMPUS TG-5

さぁ,カロリー補給したし,最短距離の戻るのはもったいない.
今シーズン,何度も通ったあの道へ向かってみる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

えーしっかりと雪が降り積もり既に通行止めでした.
除雪も全く入らなさそう.
快晴ならさぞかし絶景が...徒歩ならワンチャンあり?

仕方がないので,並行して走る道道をチョイス.
下り基調には変わりないので快調にとばす.

気温が上がり,”雪が腐っている”(こういう言い回しがあるそうな)箇所多数.
もう,顔まで泥ハネ地獄.楽しいね.

OLYMPUS TG-5

太陽が出ている時と,雲に隠れている時で風景ががらりと変わる.特に冬はそう.

それにしても「TG」はよく写る.
何が良いって濡れたり衝撃に全く気を使う必要がない.それでいてこの画質.
スマホ同様,こいつも一眼つぶしの一台.

OM SYSTEM/オリンパス Tough TG-7 ブラック

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

クルマをデポした駐車場に着いたが,先ほど述べた通りカロリー消費が半端ないので小腹が空いた.
みんな大好き”ゴミ箱外置”のセブンまで向かう.

コーヒーとシュークリームでおやつタイム.美味し.

OLYMPUS TG-5

で,無事にスポーツセンターまで帰還.
たった40kmのライドだったがカラダへの負荷は半端ない.
Germin様にも「よくがんばりました」と褒めていただけた.全然踏んでなかったけどな.

OLYMPUS TG-5

これで本日のライドは終了.
既に青い池ではなくなっていたが,たどり着くまでの行程が楽しかった.
これで最後まで青空が見えていれば素晴らしい”撮れ高”になるのだが...

それはまた,次回乞うご期待ということで.
冬ライドシーズンは始まったばかりである.

 

ミニベロ(も)欲しい~気になるTyrell&Birdy

2023/11/17 Fri

手段のために目的を忘れる

iPhone11 Pro 2021年12月12日撮影

台湾一周(環島)作戦は決定事項である.
もはや引き返せない.

環島~台湾に行きたし

現状,台湾にはシーコンにてDOMANEくんを持っていくつもり.

シーコン エアロコンフォートプラス3.0 ブラック 輸行バック

Tigerairの自転車輸送サイズ規定,Di2バッテリーの取り外し,チャリ以外の荷物,サドルバッグの大きさなど「アテにならねぇ部品がざっと50はある」状態.
これから解決すべき事案だらけ.

だがしかし.これら全ての懸念をひっくり返す手段が1つだけ存在する.
それはっ!(それは!?)

新しいチャリを買うことだぁーッ!(大丈夫か,Kazchari?)

チャリはチャリでも小径車,つまりミニベロである.

なぜミニベロかというと...

1) 飛行機輪行におけるサイズ・重量とも完全にクリア.
なんならスーツケースにも入る.

2) Di2のようなバッテリーも無し.
なんならディスクブレーキでもない.

3) ロードバイクより荷物が積める.
なんならサドル-タイヤ間のクリアランスが異様に広いため,17リットルの大型サドルバッグも余裕(DOMANEだと無理).

ゼファール(Zefal) 大容量サドルバッグ 自転車 Zアドベンチャー R

4)「環島」後も普通に楽しそう.
なんなら憧れのブロンプトン軍団に加入し,某200ブルべをお祭り完走できる(おまけ).

走行距離に関しては,これまでもヨメさんのミニベロを時々借りて,そこそこの距離乗ったことあるしな.1日100km程度なら余裕っしょ(ホンマに?).

久々に登場/搭乗,ミニベロライド

ミニベロ初乗り&息子とびえいCSRライド

最近はファットバイクをオーバーホールに出している間,こいつで通勤.
短距離ながらこれが楽しかった.

ようするに「環島」を想定しても,その用途にぴったりなような気がしてきた.
となると,実際に買う買わないはともかく,ネットにて情報収集するのがヒトのサガ.

まずはMade in JAPANというより「Made in 讃岐」で有名な国産メーカー『Tyrell』

Tyrell Bike

材質からデザインから,はてはオプションパーツまで豊富な品揃え.
価格も様々だが,カッコよさで言えばハイエンド(?)のFCX
クロモリの細いフレームとドロハンが超イケテル.
値段だけはちょっとアレだが...

ただし,スポーツバイクの購入では通販は避けたいところ.
メンテなどを考慮すると実店舗が望ましい.
取り扱い店を確認すると,なんと我らが「吉田輪業」さんが扱っているではないか!

実は先日のファット引き取り時に,この「Tyrell」について尋ねたところ...

「うーん...扱っていると言えば扱っているけど,昔はともかく今はねぇ...」

と気のない返答.ようするに取引がほとんどない=売れてないとのこと.
ヨシリンさんで買えないことはないらしいので,“もし”購入決定なら再確認すべし.

お次は,Made in GermanyのBirdy

Birdy

なんつっても,ドイツの科学力は世界一ィィィ!(ビシィ!)...かどうかは知らんが,こちらもデザインが超カッコよい(特にR).

Tyrellと異なり太めの偏平フレームを採用.
フレーム本体はそのままの独自の折りたたみ機構.スゲー.

用途に合わせて種類も豊富.
なんとブロックタイヤのグラベル用(GT)まである.

最大の特徴はフロントサス.
サスと言っても究極にシンプルな構造でほほえましい.

もちろんカラーオーダーも可能! どの色にしようかなぁ...って,やばい!

現状,この2メーカーが候補.

ミニベロ業界で一番有名なのは,言わずと知れたブロンプトン(イギリス)だが,なんだかオーソドックス過ぎて触手が動かない.
Kazchariは今も昔もマイナー嗜好なのだ.

最近はKindleでミニベロ関係の書籍を読みまくっている.

おりたたみ自転車はじめました

なんだこのお気軽さは.
ガチ勢とは真逆のチャリライフ.
旅用チャリとしては究極の形態かもしれん.

次の本は小説部分はともかく,石井さんのインタビューが面白い.

どや? おりたたみ自転車乗らへんか

さて,かなりやばい状況なのだが,最大の問題は...チャリ4台,オートバイ1台という現状.
これ以上増やしてどうする?
どうあがいてもカラダは一つなのだ.

でも,ミニベロ...楽しそうやなぁ...

という白昼夢を突如見てしまったKazchariでした.

たぶん現実にはならないと思います.たぶん...きっと...おそらく(誰か止めろぉぉぉ!)

帰ってきたファットくん,冬シーズンinライド

2023/11/12 Sun

冬,突然の来訪

iPhone11 Pro

曇り.温度:1 ℃,湿度:75%,体感温度:-3 ℃,風速:12.8 km/時,風向:SW

先月オーバーホールに出した我がファットくんSpecialized FATBOY 2019.

「仕上がりました」との連絡を受け,先週金曜日の仕事帰り,吉田輪業さんに受け取りに行った.

iPhone11 Pro

ワイヤ・BB・チェーン・ブレーキパッド交換,各ベアリンググリスアップetc...本格的な冬シーズンin前に,7000km走ったファットくんを徹底的に整備してもらった.

店長「Kazchariさん,あんまり速く走らないよね?」

Kazchari「えっ? まぁ,冬のレースに出たりヒルクライムしたりしますが,このオーバーホールで軽く回せるようになったら,うれしいですけど...」

店長「えっ,そうなの? じゃぁ失敗したかなぁ.速さ重視じゃなく,耐久性の高いグリス入れちゃったよ~」

いやいや,それでいいです.
5年ぐらいは持つそうな.

ちなみにオーバーホール料金は¥27,500.
毎年行っているDOMANEとほぼ同じ(T_T).

この夜は雨だったが,明けて土曜日.
朝カーテンを開けると雪景色が広がっていた...
今季初の本格的な積雪となった.
この日は仕事でチャリはZwiftのみ.

そして日曜日.
ファットくん,いきなり雪の旭川(再)デビューである.
まず,オーバーホールに出す前に取り外したパーツを再装着する.

iPhone11 Pro

ついでに突然の積雪により,急遽ヨメさん車のタイヤ交換.
旭川はしばらく雪予報が続く.
さすがに根雪はまだ先だと思うけど.

つーことでファットくんも,スパイクへの変更は今日はパス.
ノーマルブロックタイヤで本日はライドへGo.

タイヤ交換作業中は結構晴れていたのだが,出発準備ができた10時半,すっかり怪しい雲行きに...

まずは定点観測地点.すっかり冬.

iPhone11 Pro

河川敷の忠別川サイクリングロードを東川方面へ.
もちろんアスファルトの路面は凍結までには至っておらず,快適に走行...と言いたいところだが,向かい風もしくは横風.
おまけに雪が激しくなってきた.正に横殴りである.

本日の装備はdhbの起毛ジャージとビブ
バラクラバ着用.
足元は厚手の冬用ソックスKEENのウインターブーツ.

[テスラ] スノーボード スキー 靴下 2足組 [抗菌防臭・吸汗速乾・保温]

グローブはこいつ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

真冬になればハンドルカバーを装着するのだが,「今日の気温なら大丈夫」と,今回はグローブオンリーで出かけた(この後タヒほど後悔).

iPhone11 Pro

舗装路だけだと面白くないのでグラベルも.
これぞワビサビ感.

iPhone11 Pro

さすがオーバーホール直後.
明らかに軽い.まるでマグネットコーティング後のG3.
何より長い間うるさかったキーキー音の消失がうれしい.

iPhone11 Pro

おっと,今日の目的を忘れるところだった.
お気に入りの”森”へ向かう.
経験上,このくらいの積雪だとめちゃめちゃ映えるはず.

iPhone11 Pro

とかなんとか言いつつも寄り道.
ようやく,魔界の入り口へ.
早くもその積もり具合がベネ.

iPhone11 Pro

以前に転倒経験のあるカーブを慎重に曲がる.
ふわふわの枯れ葉と雪.その下に隠れているのはボコボコの舗装路.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

午前中の青空が欲しかったが,ほぼ期待通りのスポット.
この静寂感,寂寥感が良い.
もちろん,森の中では誰一人会わない.

ただし...汗冷えのせいか,急に寒くなってきた.
それに自撮りのために指を露出させていたので手全体も冷える.

気温低下に加え,標高も少し高いため?

ウインドブレーカーを着こむ.

iPhone11 Pro

指先末端はどうしようもない.
グーパーを繰り返し,血流の回復を試みる.

オーバーグローブを家に置いてきたこと,ハンドルカバー未装着が悔やまれる.
ナメてた.

もはや太陽もすっかり隠れて曇り時々雪状態.
これ以上進むことは諦めて,家へ進路を取る.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 2300

東川の町が近づいてきた.
ここは補給を取ろう.カラダにエネルギーを取り込めば,この寒さもマシになるか.

とは言え,この天候でコンビニの店先はキツい.

おや? ここは?

iPhone11 Pro

どうやら新しい店のようだ.
なんとメキシコ料理とな!
おお,実はKazchariが日本食の次に美味いと思っているのがメヒコ料理なのだ!

ランチ営業中,これはぜひぜひ.

先客は1名のみ.
マスターとずっと親しげに話しておられる.
とんでもなく気さくなマスターのようだ.

メニューを見て,注文したのが「斜里町蝦夷鹿のピリアとタコスセット」
タコスはともかく,ビリアって何?
説明によるとピり辛シチューのようだ.おお,今日の天候と冷えたカラダの状態にぴったり.迷わず注文.

まずはビリア.ほどよい辛さ.美味し.

iPhone11 Pro

こっちがタコス.
ご主人,配膳時に材料やら調理法を説明してくれるのだが,さっぱり頭に入らん.
少なくとも,Kazchariのイメージするタコスとはまるで異なる.
まず色が不思議.これが本場モノ?

iPhone11 Pro

Kazchariはこれまで3回ほどメキシコを訪れたことがある.
ダイビング目的でカンクン-コスメル,そしてラパス
グアテマラからの国境越えでチアパス

そのいずれでも見たことがない.
なのでご主人にどこの料理か尋ねた.
どうやらシティ周辺の田舎料理らしい.
さすが広大なメキシコ.まだまだ知らないことだらけだ.

いずれにせよ,メヒコ料理にハズレ無し.
これも美味しゅうございました(ただし,チャリダー的には量が...おっと).

で,この質問をきっかけにKazchariの旅話で盛り上がった.
料理もおいしいし,お話し好きの,めちゃめちゃ感じの良い店長さんなので,みなさんもぜひ.
どちらかというと,ランチよりディナーに力を入れているそうな(¥5,500~要予約)

ポンすけ

iPhone11 Pro

さて帰りますか.
食事中,ツールケースの中に使い捨てのニトリルグローブを入れていたことを思い出した.
そう,これをインナーグローブとして使うのだ.

iPhone11 Pro

[マツヨシ] 使い捨て手袋 ニトリルグローブ ホワイト 粉なし 100枚入り 病院採用商品 (松吉医科器械) (M, 新パッケージ)

元々はパンク修理時に手が汚れないようにと入れていたのだが,まさか防寒の役に立つとは...
こいつのおかげで指先の寒さに悩まされることはなくなった.
おまけにスマホのタッチも問題なく行える.
なんてこった.パンナコッタ.

で,サイクリングロードを快走っつーか,ゆるポタ.
知らぬ間にだいぶ雪が融けている.

iPhone11 Pro

取水堰を越えて対岸へ.

iPhone11 Pro

この道も少し前はグラベルやったけどな.
Kazchariは河川敷の舗装化に断固反対します(ウソです).

家まであと少し.

iPhone11 Pro

想定外の吹雪の中,新しいお店も発見したしで楽しい冬シーズンinライドでした.
久々の冬ライドで,装備やらウェア選びに少々失敗したけどな.

そして...とうとう来ましたね,今年もこの告知が.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

絶対出ます! ⇒ 11/13,無事エントリー!

前回の大会はこんな感じ.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

公式動画あり.

Topstoneな函館遠征ライド(大沼公園編)

2023/10/29 Sun

あかときいろ

iPhone11 Pro

曇り.温度:12 ℃,湿度:81%,体感温度:11 ℃,風速:10.9 km/時,風向:NNE

現在,YouTubeのサンライズチャンネルにて『聖戦士ダンバイン』が毎週一話ずつ配信されている.

本放送は1983年.懐かしい.
Kazchariは高校一年生だ.

感想については別の機会で語るつもり.
今回はリードストーリーとして,ED曲『みえるだろう バイストン・ウェル』について.

歌詞にある「あこがれていた あかときいろの」が,単純に「赤と黄色」で良いのか論争が昔からあった.
あの名作詞家,井荻麟こと富野御大将なら一捻りあるはず...と,「赤と黄色」ではなく「赤朱鷺色」ではないか?という説である.

そう,無数の伝統色がある日本には実際に「朱鷺色」なるものが実在する.

朱鷺色/Toki-iro/#F3A696/

「赤」がつくから「朱鷺色」よりはもう少し赤寄りか.
この説を後押しするのが,フェラリオが跳ねるED,その背景が正に「赤朱鷺色」のイメージ.

まっ,歌詞カード/サイトにはしっかり「赤と黄色」と書いてあるけどな.
この曲を聴くたび「赤朱鷺色」で脳内再生してしまう.

てなウンチクはともかく,遠征ライド二日目は,紅葉シーズン真っ只中,つまり「赤と黄色」大沼公園に行ってまいりました(強引な導入).

例によって自然に5時半起床.
期待をこめてカーテンを開ける.
昨日と似た感じ.
路面は濡れているが,一部雲の隙間から青空も見える.

本日も雨には会わずに済みそうだ.

今日は午前中にライドした後,昼には旭川へ向け出発する予定.
つまり,この宿の温泉につかれるのも今だけ.
ならば朝風呂にin.

6時に浴室に行くと既に結構な人出だった.

7時に朝食会場へ.
今日は和食ビュッフェ
期待していた「いくらかけ放題」などのスペシャルメニューは...なかった.

iPhone11 Pro

普通の茶碗よりも小さい器にえび,まぐろやサーモンをのせたミニミニ「海鮮丼」,他に「天丼」があるぐらい...残念.

iPhone11 Pro

そして昨日の洋食ビュッフェ同様のメニューがこちらにもそろっている.
値段に差をつける意味はあまりないように思われる.

これなら,名物の駅前の朝市に食べに行く方が良かったなぁ(少し後悔).

まっ,ビュッフェなので量だけはしっかり食べ,部屋に戻って荷物のパッキング.8時過ぎにチェックアウトした.

iPhone11 Pro  お世話になりました

まずは道の駅「なないろ・ななえ」に向かう.

クネクネしている割には100km/h制限のデンジャラスな函館新道を通って,道の駅到着.

iPhone11 Pro

駐車場でTopstoneを降ろしていると,ひげをはやしたナイスミドルな方が「面白い自転車だねぇ」と話しかけてきた.

トライアスロンを趣味にされているらしく,チャリに関してもそこそこ詳しい.
函館在住で「〇〇峠がいいよう~」とかいろいろ教えてくれるのだが...旭川民には,そこがどこかピンときません.
お話好きなのは良いのだが...すいません.時間がないのでスタートさせてください.

つーことで出発.

素直に国道5号線を北上する.
いきなり登り.
先行していたグループローディを捉える.

iPhone11 Pro

トンネルを抜けると,右折して大沼公園に向かう交差点に到着.
なんとこの交差点,歩行者用の信号がない.
仕方なくクルマの信号に従って注意深く曲がる.

うーん.安全走行のためには,早いうちに右側に渡り,トンネル内歩道を右側通行する必要がある.
このルート,チャリの通行も多いはず.
ここは早急に改善してほしいポイント.

まずは小沼脇を通過.
雲が多く,天気はよろしくないまま大沼駅着.

iPhone11 Pro

地図(看板)があったのでルートを確認.
いつもの悪い癖で,ロクに下調べもせず行き当たりばったりライドなので,噂に聞く「サイクリングロード」の入口がわからない.

iPhone11 Pro

少し進むと公園のような場所(大沼公園駅)へ.
レンタルチャリ,スワンボートなどの貸し出しがある.
どうやら観光拠点のようだ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

浮島のような場所を橋がつないでいるが,「自転車通行不可」の看板がかかっている.なんとなく以前は通れたような雰囲気.

再度地図を確認すると,なんてこたあない.
単体のサイクリングロードは存在せず,車道の脇を走るタイプだった.
これなら見覚えがある.

iPhone11 Pro

歩道もといサイクリングロードは枯葉が積もっていい感じ.
ただしスリップの心配もある.グラベルロードで正解.

反時計回りなので左手に大沼.
景色の良いところでONE-STOP.

iPhone11 Pro

残念ながら駒ケ岳は,山頂が雲に隠れてすっきりせず.
その分,紅葉もしっとりと写る.

iPhone11 Pro

せっかくなので道路を離れてグラベルにも突入.
緑,もとい「赤と黄色」が濃い.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

思い出の地,大沼公園キャンプ場着.
ここは道南方面を旅するバイカーに大人気.
いや,ライダーだけでなく旅人全般か.

2年前のGWにも息子と二人キャンプで来た.

小学生男子と道南旅:破~洞爺湖から東大沼へ

その時は渡れた水門の通路には鎖がかかっていた.
アドヴェンチャー感があって面白かったけどな.
事故でも起きたか?

iPhone11 Pro

さて,周回道路に戻る.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

レンタルチャリを何台かパス.
本格的なローディが数台,対向車線を走る.
後でSTRAVAを確認.もしかするとつながっている方々かも.

それにしても,この大沼公園,ただ周回するだけより脇道グラベルが面白い.

iPhone11 Pro

もうとんでもなく美しい.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

「紅葉見ごろ」は伊達ではなかった.
仕事ついでとは言え,チャリを持参して来て良かったなぁ.

四季のうつろいを全身で感じ,それを愛でる.
もちろん,オートバイでのツーリングでもそういった楽しみ方はあったが,チャリにはまってからは,それらをよりダイレクトに感じるようになった.
特に今の時期,秋から冬にかけての寂寥感がたまらんのぉ(変態).

iPhone11 Pro

大沼をぐるりと回り,スタート地点の「大沼公園駅」に戻る.
昼近くになり,人が増えている.
そうか,日曜日か.

喧騒を抜けて帰りますか.
後はデポ地点の道の駅に戻るだけ.

iPhone11 Pro

ここからは快適なダウンヒル.
多少のデコボコも,さすがTopstoneだ,なんともないぜ!

さぁ,道の駅に着いた.
これで函館遠征ライドは無事終了.
昨日今日と,想像以上に楽しかった.

iPhone11 Pro

ここのところ連続で遠征ライドに出かけているが,やはり知らない(もしくはチャリ初)の道はひたすら楽しい.

ちょうど先日,ZwiftにてWatopiaの新コースが発表されたが,ヴァーチャル・ライドがいくら進化しても,やはり実走にはかなわんな(当たり前).

これまでは主にブルべで道内あちこちをライドしてたけど,飛行機輪行を含めて行動範囲をもっと広げてみようと思う.

大学生の頃からオートバイに乗っているKazchariは,ほぼ全ての都道府県を走破した(行ってないのは山口くらい)
かつての思い出の地を,今度はチャリで,つまり自力で走る.
しかも還暦近くになってから.
体力的に順序が逆のような気もするが,今の方が旅を,その瞬間を味わい尽くせる気がする.
人生の総仕上げやな.

さて,雪が降るまでもう少し.
その間,オートバイもチャリも楽しみたい...って,うん? 雪が降ったらファットの出番やん!