2021/1/21 Thu
眺めるだけでは満足できない?
先日,TREKからとあるメルマガが届いた.
そこにはこうある.
「Project One一部ペイントスキームの終了のご案内」
その中に,ICONの「Chrome Pearl」が含まれていた.
とうとうか...
実はこのカラー,以前も一度終了告知があったのだが,「日本の皆様からのご要望により」継続した経緯もある.
赤白という日の丸カラーは日本人の心に刺さるのだろうか.
雑誌で,このカラーを初めて見た時の衝撃は忘れられない.
元々他のメーカーのバイクとは一線を画すMADONEの超絶かっこよいデザイン.
それをさらに鮮やかに彩るキラメキのパールカラー.
人気もあるのか,実車もよく見かけた.
ガラスコーティングされたそれはもう期待を裏切らないカッコよさ...
「ほっ欲しくてたまらん...」と思いつつも,今まで購入を躊躇してきた.
なぜか?
(1)高い
言うまでもなくこのカラーはP-1限定.
アップチャージ代だけで13万上乗せとなる.
さらにホイールのグレードも上げると税込み130万円近くになった(SLR7).
(念のため)自転車の値段ですよ.
しかもペダル別売り.
ちなみに130万あったら,KAWASAKIの『Z900RS』が買える.
さらに言うならSUZUKIアルトの一番低いグレードが120万円だ.
狂気の沙汰.
まぁ,今のDOMANE SLR7も93万円だったので,何をいまさらの感もあるが.
数ヵ月前の記事で「家の中の不用品をヤフオクで処分して資金集め」とかなんとか書いた覚えもあるものの,それで得られる収入はたかが知れている.
“ヤツら”が来るほどの利益はない.
(2)重い
自転車の醍醐味はロングライドとヒルクライムにある(と勝手に思っている).
そしてKazchariはちっちゃいおっさん(161cm,58kg).
なのになぜ,平坦スプリント向けの重いエアロロード?
だまってEMONDAにしとけって話.
しかし...やはりデザインがなぁ.
MADONEのかっこよさは圧倒的.
いくらEMONDAが2020年モデルでエアロ化したとは言え,やはり違う.
(3)サイズ
メーカーのカタログ写真などに用いられる写真は,欧米人の平均身長180cmぐらい?に合わせたサイズが使われることが多い.
しかし,我らモンゴロイドは小柄かつ短足.
小さめサイズ(50とか52)となり,スローピングがきついわりに,シートをあまり高い位置にはできない.
結果,全体的にひしゃげた形に...
納車時に,あれ,何か違う...と気付く(DOMANEもそうでした).
とは言え,泣いてもわめいても「Chrome Pearl」カラーのMODONEを注文できるタイムリミットが“今度こそ”近づいてきている.
そういや,今の愛車,DOMANEのカンチェラーラカラーの時も駆け込み発注やったなぁ.
我ながら限定に弱く情けない...
つーことで,上記の条件と冷静さを天秤にかけながら,各種サイトを眺めては購入を悩む日々.
そこで,偶然見つけたのが,以下の個人ブログ.
この方もP-1でMADONEを注文し,現在納車待ち.
MADONEについて,けっこう細かい所まで調べている.
褒めるだけではなく,ISO SPEED構造の弱点についても言及.
それに最新エアロハンドル「Aeolus RSL VR-C」の選択ができないとか,よく気付くなぁ.
そういやいつの間にか,超軽量フルカーボンサドルもP-1で選択できなくなっている.
世界的部品供給難の影響が出ているのか?
MADONEの廃盤についても記載あり.
やはりSpecializedのTARMAC同様,軽量エアロに統一されていくのだろうか.
つまり,純粋なエアロロード,細かく言うなら快適な乗り心地のエアロロードを手に入れる最後のチャンスともいえる.
ああ悩む.
先日読んだ出口治明氏の『還暦からの底力』にもこんな悪魔的記述が.
「迷ったらやる.迷ったら買う.迷ったら行く」
MADONEの性能を十分に引き出すには体力が必要.
「人生,今が最も若い」と考えると,今乗らなきゃいつ乗るのの世界...
欲しい~ 乗りてぇ~ 部屋に置いて眺めまわしてぇ~(変態)
このバイク,それくらい美しい.
おそらくギリギリまで悶々とした日々を過ごしそう.
【1/22追記】
今日になって,P-1から「Chrome Pearl」が消えてました...さらばっ!