BROMPTONな初の手稲山ヒルクライムライド

2025/8/3 Sun

オシャとは?

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晴れ.温度:29 ℃,湿度:66%,体感温度:31 ℃,風速:8.7 km/時,風向:N

週末,家を出て一人暮らしをしている娘が一時帰省.
医療上や行政上の用事を済ますと,そそくさと帰ることに.

で,日曜午前中に新千歳空港まで送るミッションを仰せつかった.
よって今年の「HANAZONOヒルクラ」は不参加...まぁ,いいっしょ.
来年リベンジ.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

だがしかし.ただでは起きないKazchari(誤用)
せっかくの札幌遠征である.
どこか有名どころの山を1本登ることにした.

昨日の大事件が記憶に新しいBROMPTONをハスラーに積み込み,朝6時,千歳に向けてGo!

BROMPTONな〇〇〇を落として大パニックライド

車内では戦隊ソングを大音量でかけ,娘と延々と熱唱&戦隊談義.どういう父娘だ?

スーパー戦隊シリーズ45作品記念主題歌BOX LEGENDARY SONGS

娘を新千歳空港で降ろす.
時刻はまだ9時過ぎ.
コンビニで休憩中,本日の目的地を考える.

STRAVAつながりの方々がよく挙げている場所と言えば...やはり手稲山か.
もちろん初登攀となる.
そうと決まれば交通量バカ混みの札幌市内を抜け,ふもとの「冨岡西公園」まで移動.

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BROを降ろす.写真の通り”もや”がかかるほどの熱気がムンムン.
暑すぎる.蜃気楼が見える(ウソ).
なんでこんな一番暑い時間帯に,わざわざ小径車でヒルクライムなのか?(アホだから)

さらに,先日のAmazon Prime Saleで買ったこいつを試してみる.

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もちろん背中には3分割ポッケあり.
トップがこのウェアということは,ボトムもピチピチレーパンだと似合わない.
昔,ヨメさんがプレゼントしてくれたこいつを履く.

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普段使いもしているこのパンツはパッドが付いていないので,アンダーにはこいつを.普段はZWIFTで使用中.

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おお,これでどこからどう見ても「小径車カフェ巡り」”ゆるポタ勢”だ.
荒い呼吸や滝のような汗はご法度.
キャハハ,ウフフかつ爽やかなフレグランス系だ(意味不明).

もちろんヘルメット,グローブ着用.シューズはしっかりSPD

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まずは住宅街をうろうろ.
それにしても小樽近辺同様,ここいらも激坂だらけで,正直よく住んで...ゲホゲホ(偏見です).冬の凍結とか大丈夫なのだろうか.

さて,高速道路下をくぐってヒルクライムスタート.
いきなり8%越えの坂から始まる.
まさか,ずっとこの斜度? これはこれは...クックックッ(変態だ)

と,まぁ,最初は余裕ぶっこいていたが,実は手稲山のプロフィールを全く調べずに登っている(climb pro機能は好かぬ).
つまり,ゴールまでの距離斜度もさっぱりわからん.
それに札幌近辺の山はたいていそうなのだが,路面がボコボコである.
特に路肩はジャリ,割れ,大穴,段差と危険だらけ.

つーことで,段々と辛くなってきた.初見の山はなかなかキツい.
途中,色褪せて文字が読めなくなったスキー場の看板が見える.
残り6? いや8km? わからん.

歩いて降りて来る人の姿あり.
登山というよりトレラン勢

夏季閉鎖中でジャンプの練習場になっている「オリンピアスキーセンター」を通過.てっきりここがゴールだと思っていた.

そしてようやく残り1km表示がくっきりと.
どうやら「ハイランドスキーセンター」とやらが終点のようだ.
少しがんばる.

で,ゴール!

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おお,写真でよく見るロープウェイの建物だ.
いやいや,なかなか辛かった.だいたい8kmほどのクライムか...

さて自撮り,自撮りと自らの姿を改めて確認すると...
いやぁ,もうとんでもない汗の量.

トップはネイビーなのであまり目立たないが,それでも汗のせいでずっしりと重い.
悲惨なのはベージュ色のボトム.
汗のせいで,まるで雨中走行後のような濡れ具合(お漏らしともいう)
重い上に,膝にまとわりつく感じ.これ絶対数ワット損してる.

結論:ヒルクライムにおしゃれウェアは不向きです(うん.知ってた)

せっかくの頂上なので周囲を散策.

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熊目撃看板はデフォ.
とは言え,トレラン勢他,通常の登山客も次々と入山していく姿を見る.

昨今,熊の襲撃ニュースをよく見るが,入山者全体の割合で見るとめちゃめちゃレアな体験と思われる.
もちろん,出会ってしまえばそれで終わり,かもしれんけど.

少し下る.

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電波塔(?)へのゲート.
こういう看板があるということは,以前はガシガシとMTBが走っていたということか.
マップ上では手稲山山頂まで続いているようだ.
ここからもトレラン勢がわらわらと出て来た.

ダウンヒル開始.
この汗だくウェア,乾くのだろうか?

途中,登って来る「S-WORKS」なチャリとすれ違う.
ちんたら下っていると,山頂から折り返したそのチャリにあっと言う間に抜かれる.
すげーすげー,よくこんなボコボコ道をあの速度で下れるなぁ.
地元だと,段差や穴などのキケン箇所を完全に把握しているということか.
確かにKazchariも「旭岳」「十勝岳」はだいたいわかるしな.

とかなんとか考えつつ下っていると,小さな段差に乗り上げてしまう.
落車こそしなかったが,衝撃でバーエンドミラーが外れて吹っ飛んだ.
はい.今日もまた”何か”を落としました.

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このあたりまで降りて来ると,路面もかなり改善.
海が見える.山頂より景色が開けている.

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デポ地の公園に戻る.
うわっ,ウェアが全然乾いとらん.
このままクルマに乗るのは遠慮したい.

乾燥のため,この「冨岡西公園」内を散策.
全く期待していなかったが,この公園かなり広く,かつ植物の生態系も面白い.

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こうした整備された遊歩道やグラベルが縦横無尽に張り巡らされている.
もちろん押して歩きましたよ.
蟲どもが多いのが難点だが仕方がない.

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で,駐車場に戻る.
暑さは相変わらずだが,ウァアの湿り気はだいぶマシ.
そこはサイクルウェアの面目躍如か.

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時刻は14時.
もちろん仕上げはサ活.
「サウナイキタイ」で近辺のおすすめを探す.
ここがよさそうだ.

新琴似温泉 壱乃湯

これまた市内の渋滞をくぐり抜けて到着.
さすが日曜日の札幌.駐車場が狭い上に満車状態.
運よく1台だけ空きを見つけ駐車.着替えとお風呂グッズを取り出す.

料金は驚きの¥500
確かに混み混みだったが,洗い場,サウナとも待ち時間なしで利用できた.

サウナは古くからある高温サウナ(なんと4段)と,最近増築したと思われる中温サウナ(80℃表示)がある.
この「中温サウナ」が心地よく,広い上にテレビがない.
ただし常連さん的には”ぬるい”のか,高温の方が人気のようだ.

3セット終えると16時.
ヒルクラ前にコンビニでおにぎりを食べたきりなので腹が減った.

ふと食堂のメニュー表が目に入った.
こういった銭湯の食事には大して期待していなかったが,その価格を見てびっくり.

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なんじゃこりゃあ! 昭和とまでは言わぬが平成価格だ.
もちろん「うどんと丼のセット」を注文.

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これで¥630.いや,もう十分でしょ.
冷水器の水を飲みまくり,ゆっくり涼んで退去.

例によって”魔の公道サーキット”国道275号を使って旭川へ戻る.
帰宅時間は19時半頃.
通常の3人家族に戻ったKazchari家.夕食は夕食でしっかりいただく.

そして今宵も続く熱帯夜

最後は”オシャ”で決めるぜ.

BROMPTONな雨あがりのカミヒルライド

2025/7/27 Sun

闘う前に勝敗は決まる?

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雨.温度:24 ℃,湿度:79%,体感温度:26 ℃,風速:2.8 km/時,風向:WSW

先週に引き続き今週末も雨である.
わざわざ雨中を走る趣味はないので,ロングライドは諦めるか.
つーことで,土曜日は家族3人で『鬼滅の刃』をイオン・シネマにて鑑賞.

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』

内容や映像美は周知.
シンプルに“至高の劇場体験”としか言えない.
テレビ,ましてやスマホやタブレットなどの小画面で見るのは魅力100億%減.

猗窩座の過去話に相当時間を取っているが,よくよく考えれば炭治郎は全く事情を知らないのねん.
贅沢言うなら先の展開を知らずに観たかった気がする.
何か,そういう「MIB」っぽい部分記憶消去装置とか開発されないかな?(悪用待ったなし)

で,日曜日である.
起床時はしっかり降雨.
予報通りである.
だがしかし,10時を過ぎると晴れ間が出て来た.

となれば...カミヒルでしょう!
レース開催日まで2ヶ月を切っている.
ここは走り込みだぁ! 結果は事前準備で決まるものだ.

だのに,なぜか肝心のマシンはEMONDAではなく,BROMPTONをチョイス.
そうそう前回のBROによるカミヒル登攀.
その直後の大腿裏の筋,つまりハムストリングスの痛み.
これは引き足が使えていたと(都合よく)解釈.
それをもう一度経験したかったのだ.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

もちろんハスラーに載せて出発.
途中のセイコマで,鉄分ジュースとエナジージェルを購入.

いつものデポ地「日の出公園」着.
チャリダーらしき姿は...なし.
ラベンダーフェスティバルが開催されていた先週と異なり駐車場はガラガラだ.

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BROを準備.
軽量を意識して「Ride on Bag」などの余計な装備は付けない.
雨の可能性もあるため,ウインドブレーカーではなくレインウェアを持参.
ダウンヒル時でも使えるしな.

ゆるりと出発.

沿道のラベンダー畑は,前回に比べると色を失っているが,その分香りが強烈.
雨後の日差しに照らされて...むせかえるよう.悪くはない.

前回同様,コースの風景と斜度を覚えることに注力.
これでペース配分が決まる.

前半は内装ギア2速固定.
外装ギア(1-4速)のこまめなチェンジで脚を貯める.

残り6km看板後は内装1速に.

それにしても...ここを登る度に一昨年の痛ましい事故が思い出される.
レベルは天と地とも異なるが同じ競技である.
リスクには差が無い.決して他人事ではない.
亡くなられた選手のご冥福をお祈りする.

やがて分岐点到達.
おっ,いつもより心肺機能は辛くない(気がする)
一方で,カミホロ前激坂をクリアした頃から,脚に力が入らなくなってきた.
まさかの売り切れか?

残り500m.
いつもなら登山客の縦列駐車だらけなのだが今日はいない.

最後の坂でダンシング・ゴール.
後でSTRAVAデータを確認したところ,計測区間の記録は前回より1分遅れの1時間7分だった.ぐぬぬ...

ハムストの痛みもあまりない.
今日はあまり使えてなかった?
ゆえに後半,脚(大腿四頭筋)がなくなったか?
反省が残る登攀だった.

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怪しかった黒雲が去り,晴れ間が.
汗だくな上に直射日光.珍しい.

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凌雲閣側に移動.
カミヒル後のご褒美はもちろん,赤コーラである.
砂糖,カフェイン,どんとこいやー!

だがしかし,自販機のコーラが売り切れ!

しかしKazchariは知っている.
凌雲閣の地下にもコーラの自販機があることを.
受付で「す,すいません.コーラありますか?」と頼んで,小銭を渡して買ってきてもらう(なぜ?).
思考停止な汗だくオヤジの必死の懇願はキモチワルイ.
まぁ,向こうも慣れてますが.

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にしても良い天気だ.
まるで台風一過のごとし.
いつもなら標高(1,280m)および汗冷えのために,速攻でウインドブレーカーを着るが今日は不要.珍しい.

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しばしの休息後,上着なしで下りを開始.
大して寒くない.
そういや今日はチャリダーの姿が皆無.
みんなどこを走っている?

ファットな100kmサイクリングin旭川

こっちか?

BROは登りよりも下りにクセがある.
後輪のリムブレーキは強く握り過ぎるとロックして,車体が不穏な挙動を示す.
丁寧にコントロールしよう.でも14%やしなぁ...

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今日は分岐を右折して,白金温泉経由でデポ地に戻ることにする.
天気が気持ち良すぎる.

みんな大好き吹上温泉.
シーズン真っ盛りで駐車台数多め.
個人的にはここの訪問は真冬が好み.夏は人が多すぎる.

恒例の厳冬期吹上温泉 with アホ息子

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で,冬期通行止めの天空の路,十勝岳スカイラインを走る.
アップダウンをクリア.まだ標高が高いので耳が抜けずしゃべりにくい.

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望岳台は先週行ったのでパス(ホンマは脚の売り切れ)
そのままダウンヒル開始.徐々に温かくなってきた.

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やっぱここも眺望が「ミニ三国峠」っぽいよな.橋見えるし.

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観光バスやらレンタカーの攻撃をかわして,道の駅「ビルケ」前で左折,道道353号を通って上富良野へ戻る.
最初の坂だけ我慢すれば,後はロングダウンヒル.
多少道は荒れているが,実に気持ちよく走れる.

休憩ポイントはいつもの「日新ダム」
おやおや雲が厚くなってきたゾ...

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デポ地の駐車場に戻るつもりが,なぜか魔が差した.
日の出公園展望台アタック開始! さぁ,駆け上がれ!

入りは内装2速,粘って辛くなった頃に1速にチェンジ!...のつもりがレバーの押す方向を間違えて3速にin!(BROあるある)
もちろんペダルが激重となり,思いっきり失速.
ましてや内装ギアチェンジには脚を止める必要があるBROMPTON.そこからのリカバーは不可能だった...ぐぬぬ.

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で,先日の「かみふらの八景」ラリーでは歩いてチェックしたモニュメントを,本日は無事にチャリを入れての撮影.これで真のコンプリ.

...いつの間にか雲が怖い状態に.

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腹が減った.
いつものセイコマにin.
この自転車ラックの隣の段差,座るのにちょうど良い高さ.
ブルベ中だとあまり座りこまないようにしているけど,今日は良いでせう.

ちなみに「プリン」は飲み物です.

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食事を終える頃,雨がポツリポツリと.
あわてて400m先の駐車場に戻る.

今一歩間に合わず,少し濡れた.
トイレの軒下に滑り込み,しばし雨宿り.

落ち着いた頃,クルマのそばに移動してBROを降着姿勢に.
いつ見てもうっとりするね.むしろ展開時より好きかも.

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さて,この後はチャリで来た道を戻って白金温泉街に戻る.
「パークヒルホテル」にてサ活

昨年のスタンプラリーのフルコンプ景品に,ここの入浴券が含まれているのだ.
ただし入湯税(?)100円は別途支払い.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

夏季は屋内プールも利用できるが,さすがに今日は疲れたのでパス(一応水着は持ってきた).

現在時刻は15時半.
客は少なく,サ室独り占め!
水風呂もキンキンで数秒しか入れない.でも,それがいい.
もちろん外気浴も可.
仕上げのかけ流し温泉も素晴らしい.

ふーう,今日も充実した1日だった.
チャリ趣味はホンマにコスパが良い.今日なんて¥2,000も使っていない.
さらにはココロもカラダも健康になる.

てなわけで,カミヒル大会当日まで,後数回登るべし.
次はそろそろ,ちゃんとEMONDA...で.
1人じゃ何なので,誰かとジョインするか.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

2025/7/21 Mon

ある日,森の中

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曇り.温度:26 ℃,湿度:81%,体感温度:26 ℃,風速:13.7 km/時,風向:SSW

『そらちグルメフォンド』というサイクルイベントがある.

Seicomart北海道そらちグルメフォンド

数ある道内チャリイベントの中でもかなりの人気.
なにせ日程がかぶってしまった『カミヒル』が,両方とも参加したい人の便宜をはかるため,開催日をずらすほど.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

『そらち』の人気の秘密はエイドで提供される食事が充実している点にあろう.正に”グルメ”の名にふさわしい.そして,ほぼ平坦コースなのも影響してるかも(卍峠があったりするけど)

Kazchariは2014年に開催された第一回大会以降,3,4回参加した.
ちなみにこのイベント,第一回の”ひどさ”が非常に有名である.

そらちグルメフォンド(1) きっかけと情報収集とツール・ド・キタヒロ

Kazchariは100kmコース組だったので,この記事にあるような目には合わなかったが,あちこちから運営側に苦情が殺到して翌年からは別会社が運営を担当することになった.

Kazchariは,そのコスパの良さからブルベ民に移行し,こうしたグルメフォンド系にはほとんど参加しなくなったが,数年前から追加された「グラベルコース」はいつも気になっていた.

https://gf-sorachi.net/course.php#target02より

そして今年,開催日の8/24には予定が入っていない.
それに美唄や三笠方面のグラベルは走ったことがない.
久々に参加の検討を始めた.

だがしかし.

いかんせん,エントリー代が高い.
今や¥9,800である.
93kmという長めのコースではあるがグラベル率は謎.
それに,速くても遅くても自分のペースで走れないのは辛い.
いくらグルメが充実しているとは言え,普通に各地の名産を購入し涼しい部屋で,ゆっくり食べた方が良い(目的は何?)
つーことでエントリーは躊躇していた.

...ちょ,待てよ.

そう言えばいつも砂川からやってくる刺客のJさん,この周辺のグラベルに詳しいはず.
もしイベント外でもコースが開放されているのなら,プライベートで走った方が満足度が高いかもしれん.
思い立ったが吉日.早速Jさんに連絡し,情報収集を開始した.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

そんなJさんから早々に返事.

「『そらち』のコースは普通に通行可です.ただしそこを走るだけではもったいないので,周辺のグラベルを組み合わせたルート組みますよ.で,いつ行きます?

と,いつの間にか一緒に走ることになった.正にツーカーだな(死語)

で,その日が今日である.
集合は9時に美唄の東明公園.奇しくも例の第一回『そらちグルメフォンド』のスタート地点である.

7時過ぎに家を出る.
本日のチャリはTopstone
タイヤはもちろんチューブレスの「Panaracer Gravel King X1」である.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

猛暑続きの北海道だが,本日は曇りでやや涼しい.
先に到着し,しばらくするとJさんがやってきた.
Topstoneを準備して出発.

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JさんはMTBレースにもよく参加されている.
走りながら,あの大惨敗を喫した『上砂川4耐』の思い出(反省点)を語りつつ,MTBで速く走るコツを色々と聞く.

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

短いグラベルや舗装路をクリアすると,本格的な登りが始まる.
ここは『そらち』のコース外だそうな.

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10%近い激坂が連続する.
トレーニング開始.
一番軽いギアでくるくる回す.
やっぱグラベルのこの舗装路とは異なる感覚,いいねぇ.
それに『X1』がいい仕事をする.

パナレーサー(Panaracer) グラベルキング 2025年限定色 クランベリー/ハニーバター 700×40C

時速10km/h以下になるとアブ・ブヨに襲われることもあるが,この山は大丈夫なようだ.
代わりに巨大な蜘蛛の巣が多数...鳥でも狩るつもりか?

展望が開けてきた.
一度休憩.
気のせいか,いつものライドに比べるとJさんが遅れ気味.
調子が悪いのだろうか?

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いただき画像

サムネと同じ場所.
ご覧の通り絶景である.

この林道,作業車がよく通るのか,カーブを中心に一部舗装されている.

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貯めた位置エネルギーを使ってダウンヒル.
10%の表示板.
写真で伝えるのが難しいが,尾根~谷沿いを走る,この辺りの風景が実に素晴らしかった.
歴代グラベルライドシーンで10指に入ろう.
ただし...いつヒグマが現れてもおかしくない雰囲気が漂う.

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舗装された激坂を登り切った先にゲートあり.
この辺りは『NISEKO GRAVEL』のコースっぽい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Jさん,満を持して今年は「EX-LONG」に申し込んだそうな.
新コースらしい(詳細未発表).
一方のKazchariは仕事で不参加...ぐぬぬ.

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ダウンヒル開始.
道の状態も良いし,ヒャッハーである.
油断するとチャリの天敵,”縦溝”があったりしてヒヤッとする.
動体視力の衰えをなめたらあかん.

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テクニックもさることながらJさんは下りが超絶速い.
無理して追いかけると悲劇の予感しかしないので慎重に下る.
「落車ダメ!絶対!」キャンペーンは継続中.
登りで追いつけばよいのだ.

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快調に飛ばしているとピンクの目印.
見事に路肩が崩れていた.
この道,そのうち通行止めになるかも.
もちろん『そらち』のコース外である.

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いただき画像   場所がわからん

水源地,すなわち貯水池あり.
農業用か.
今は使われていない感.
少子高齢化に伴い,ますます第一次産業従事者が減りつつある.
コメが高いのは誰のせいだ?

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一旦舗装路に出る.
立派な火葬場施設があった.
建物へのアプローチにモノリス的なオブジェが多数並ぶ.
何かの宗教施設っぽい.そうか,葬儀は宗教的儀式の極みか.

Kazchari家の墓は大阪にある.
だが,将来大阪に戻る気はさらさらない.
墓仕舞い要? うわ,また終活案件増えた.

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旧炭鉱街を抜けて道道へ.
補給のためにコンビニへ.
このセブンは先日のブルベでも寄ったな.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

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「おにぎり」「グミ」そして「梅ソーダ」を購入.
涼しめの気温のせいか,ボトルの麦茶はあまり減っていない.
1時間で1本(700cc)程度を消費する方のがベストと聞く.
そんなに飲めんなぁ...

一方でJさんはかなりの摂取量.
体格差のせいかと思っていたが,今思うに,この頃から症状が出ていたかも.

しばらく進み,幹線道路を抜けると新たなグラベルの入口へ.
ここは『そらち』本コースとのこと.

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さっき走った”コース外コース”に比べるとイージーな路面.
やはり『NISEKO GRAVEL』のようなエグさがなくて物足りない(変態だ)

後でこの写真を見て気づいたのだが...ハンドルに付けていたあるモノがない.

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ラ,ライトがねぇ! 手前のグラベル・ダウンヒルで落としたか.

OLIGHT Baton 4

わりと高級な一品だが,さすがに探しに戻る気力はない.
見つかる保証もないし.
何か以前同じ経験をした記憶が...

モンキー125で林道ツーリング~愛山米飯林道編

カミサマのお導きがあれば,いつか再会できるだろう(電波?)

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グラベルを抜ける.
このまましばらく舗装路を移動.

もう明らかにJさん体調悪そう.
道路わきに「ソフトクリーム」ののぼりを発見.
少し登った先にカフェ的な販売店があるようだ.行ってみる.

iPhone15 Pro

隣にワイン畑.
ここはこの「レンベルガー」という名称のぶどう味ですな.
美味し.

だがしかし.さすがの暑さ.
みるみるうちに溶けていく.
カップのKazchariはまだマシ.
コーンのJさんが食べるのにむっちゃ苦労してた.

ちなみにサングラスはここ数年愛用している「ALTALIST」

[ALTALIST] アルタリスト KAKU SP1(カク エスピー ワン) 偏光レンズ

調光レンズには寿命があるらしいが,まだ性能は落ちない.
某高級グラサンと比べても遜色ない.

帰宅後は超音波洗浄機でお手入れ.

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特にグラベル走行後は必須.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

距離的には当初の予定の約半分.
本来であれば月形町側のグラベルも周るつもりだったが,Jさんの体調を考慮し,ここから最短距離でデポ地の公園に戻ることを提案.
これ以上,無理をしていただくわけにはいかん.

で,向かったのが道の駅「三笠」.
ここのセブンで冷たい炭酸を購入.エネルギー注入である.

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最短距離=舗装路とは限らないようで,道の駅の後も少しグラベルを走る.
突如お辞儀したサドルの緩みを直すJさん

iPhone15 Pro

本日前半は森林グラベル.
後半はこのような平坦な農道グラベル.
公式ルートも同じような感じだとか.

それにしても,ああ,我がライトはいずこに...(ちょうどこの頃気づいた)

iPhone15 Pro ライトがない...

デポ地に戻る本日最後のグラベル(往路も通った).
木々に囲まれたコリドー的な情景.

iPhone15 Pro

つーことで無事にデポ地へ.
なぜか駐車場は水浸し.
結構な量の雨が降ったようだ.
運が良かった.自称”晴れ男”の面目躍如である.

ではJさん,本日はありがとうございました.
残してしまった分は秋,紅葉時期の楽しみにとっておきましょう! お大事に.

...後で聞くと,体重減少,微熱ありでやはり熱中症だった模様.この時期の無理なライドはキケンである.

iPhone15 Pro

よく考えれば昼飯抜きだった.
一番近いコンビニを検索.セイコマに向かう.
到着した途端,大雨.
ホンマ,走り終えた後で良かった.

腹が満たされた後は”サ活”
向かうは久々に『ピパの湯ゆ~りん館』

ピパの湯 ゆ~りん館

前回来たのは...この時か.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

さてサウナである.
それほど熱くないハズなのに,10分も滞在していられない.
ここに限らず最近はサ室7分が限界.
うーん,何かがおかしい.
まぁ,高齢者のサ活は賛否両論あり.
無理はしない方がいい.

それにしても,さすが夏休み.
館内には旅行者が多く,様々な方言が飛び交っていた.

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つーことで5時過ぎ,自宅へ向けて出発.
充実した休日グラベルライドだった.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

2025/7/12 Sat

頂上スマッシュ!

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曇り.温度:19 ℃,湿度:68%,体感温度:19 ℃,風速:3.9 km/時,風向:SW

9/7はカミヒル本戦.
エントリー済みにも関わらず,今年はまだ一度も登っていない.

これはいかん.

大会まで残り2ヶ月弱.せめて週一でヒルクラ練を取り入れんとな.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

さらに,”勝手に仮想敵(ライバル)”O西さん「BROMPTON T-Line」で先日カミヒルを敢行したという.
これは負けていられない.

我がBROMPTONにも試練を与えねば.
つーことでハスラーにBROを積んで,10時前には約束の地,日の出公園に着いた.

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あれ? いつもと違って何か様子が変だ.
この時間なら閑散としている駐車場がバカ混み.
交通整理のおぢさんまでいる.
うぉ,どうやら上富良野名物「ラベンダーフェスタ」が始まっているらしい.

ラベンダーフェスタかみふらの

別に部外者が駐車してはいけないというわけではなさそうなので,そそくさとBROを降ろして出発準備.
頂上(凌雲閣)目指して,ゆっくりと漕ぎ出す.
レース当日なら3本ローラーでウォーミングアップだな.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

計測地点に向かう最初の分岐.
近くの空き地に軽自動車が停まっていた.
そのそばに,こちらを凝視する男性1名.
なにか見覚えあるなぁ...と思ってたら,なんとカミヒル大会事務局長のSさんじゃぁ,あーりませんか!

走りながら「こんにちは~」と声掛けするも,怪訝な表情.

そらそうだ.
メット&グラサン,そして,とてもじゃないがヒルクラ向きとは言えないBROである.

「Kazchariで~す!」と名乗る.

「おお,こんにちは~ それで登るんですかぁ?」と返答.

「ええ,今日はこいつで~す」と走り去る.

この間,全く停まる気がないのが”らしい”
チャリダーは漕ぎ続けるのだ.

面白いことに,帰宅後にSTRAVAを確認すると,この日の午後,事務局長もカミヒルしてたことが判明.
Kazchariの熱い走りに触発されたのかもしれない(自分で言うな)

そんなわけで計測地点を過ぎて,少しアクセルをひねる(比喩).
ここから12kmと長丁場なので,踏み過ぎるとあっと言う間に脚が終わってしまう.
しばらくは隣の人と話せる速度で...って,Kazchariはぼっちだった.

引き足を意識して軽めのギアでくるくる回す.
もうかなりの回数登っている「カミヒル」だが,完全にコース(風景・斜度)を覚えているわけではない.

カミヒルは旭岳のように途中で平坦や下り坂のようなタイム稼ぎor休憩エリアがない...と言われているが,それでも時折斜度が緩む.
適切なギアにこまめにチェンジ.
BROの内装ギアは独特で,脚の回転をやめないとチェンジできない.
まるでクラッチ仕様.
その瞬間,速度が落ちる.まだ慣れない.

だが,それも前半までの話.
中盤からは一番軽いギア(1-1)でずっと登り続ける.

10%の直登,通称「心折坂」を通過.
呼気2回,吸気1回のリズムを保つ.

今回,軽量化のため「Ride on Bag」などの余計な荷物は持たない.
つまり補給食も救急セットもない.

そしてやってきた白金温泉との分岐点.
残り2kmちょい.
勝負はここからである.
ここの時点でどれくらいエネルギーが残っているか...やな.

とかなんとか冷静に考えている余裕は全くない.キツイ.
BROはヒルクライムマシンではないのだ.
特にこんな長い登攀は向いていない(うん,知ってた)

ロード以上に脚の疲労がある.
もう終わりそう...

地獄のカミホロ荘前をクリア.
続く14%カーブを越えるとゴールはすぐそこ.
登山客のクルマでコースが狭い.
あかん.全然脚に力が入らん...つーことで,ゴールしたもののヘロヘロ.

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サドルからいったんケツをおろす.
大腿裏側,つまりハムストリングスに激痛が走る.
ここまでの痛みは経験がない.
「引き足が使えている」ということ...なのか?

動けないことはないので凌雲閣前まで移動.
天気も良く,まずまずの絶景.

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さーて,ここまで来たら最大のお楽しみはチャリ的神飲料の赤コーラ
自販機にしっかり在庫あり.¥150.
ただし,coke-onが使えない...小銭が増えちまった.

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止まると汗冷えが始まる.
ウインドブレーカーを着る.

ベンチの隣に座ったじーさんに話しかけられる.
奥さんとの会話から察するに関西人だ.

「この小さい車輪で登って来たの~? すごい脚だね~」みたいな話から始まり,最後はお決まりの「いくらすんの,これ?」

「まぁ,そこそこします」とごまかす.

すると...
「そうやねぇ.うちの近所にも小さいのにめちゃめちゃ高い自転車売ってるところがあってなぁ...」

うん? どゆこと?
チラっと,じーさんのクルマとおぼしきミニバンのナンバーを見ると「香川」とある.
おお,その小さいけど高いチャリは「Made in 讃岐」こと『Tyrell』に違いない.

Tyrell Bike

いいなぁ,”走りのTyrell”.ミニベロ乗りとしてはBROとは別方向で欲しい...おっと,いかんいかん.

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「かみふらの八景」のモニュメントにQRコードが付いている.
そう言えば上富良野町もこうしたスタンプラリーを毎年してたな.
せっかくここまで登ってきたし,登録&スタンプしとこか~

ふむふむ.「八景」だけに8か所のスタンプを集めれば良いらしい.
先週の「びえい」に比べれば全然Ez.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー2025(その1)

【スポット№8「十勝岳温泉郷」】

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では下りますか.
それにしてもBRO,登りはともかく下りは怖い.
まず小径ゆえの安定感のなさ.

それにブレーキがなぁ.リムであることを考慮しても,リアがなぁ...
まぁ,この斜度では仕方ないか.

で,分岐点到着.

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ハムストの痛みが残るのと,かなりカラダが冷えたので遠回りせず直進して下る.だが,このまま帰るのはもったいない.
ここに来て,本日中に「八景スタンプラリー」をクリアすることを思いついた.

慎重に下った先は...快晴.暑い.何この気温差.
カミフ~旭川にかけラベンダーが最盛期である.

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はい.改めまして,かみふらの八景ラリー開始.
なかなかのアップダウンの後,【スポット№7「旭野やまびこ高地」】着.

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これまでも何度か来たことはあるが,やはり遠い.
何気にこのスタンプラリーはチャリ初心者殺しかもしれん(凌雲閣もあるし)
えっ? チャリではしない? そうか,「びえい」と違って,どこにも”サイクル”の文字なしッ.

モニュメントより先のグラベルが気になる.
今度来る時はTopstoneだな.

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ラベンダー同様,小麦も最盛期(たぶん).

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来た道を戻り,次のスポットへ.

【スポット№6「和田草原とどんぐりの郷」】

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着いたけど,どうやらこの丘を200mほど登った先が真のスポットらしい.
クルマやチャリはここで駐車.
駐車場にはQRコードが用意してあるが...いいのかそれで?
SPDシューズなので歩けないことはないが,ここは素直にスタンプだけゲットして退散.

腹が減った.
みんな大好きセイコマにて「梅ソーダ」「トマトスパゲティ」「バナナ」の昼食.

ここでもおじさんに話しかけられる.
まぁ,最終的に値段を聞かれるのがデフォルト(ナンシーおぢさん?).

普通のロードだと,ここまで話しかけられることはないな.これもBROMPTONマジックなのか.
そういや,モンキー125で出かけた時も,おぢさんによく話しかけられるなぁ.

小さきもの,いとをかし.

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腹も満たされたのでさぁ出発.
スタンプラリーの続きと言いたいところだが,最近知人のOさんがオープンしたレンタル自転車ショップを覗きたくなり,名前を頼りに寄ってみる.

RentalBike and BikeTour CogCog

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残念ながらOさんは不在だった.
新規事業,がんばって下さい.

国道を渡って西側エリアへ.
マップを頼りに着いたのが...

【スポット№4「パノラマロード江花」】

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交差点で一時停止していると,ギリギリのスペースでバスが突如隣に.
危ないっちゅうねん!

ここはたぶん初来訪.
スタンプラリーの美点だな.
未知の見所を案内してくれる.

次の場所へ向かう.
これまた見事な小麦畑.

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登りが始まる.
いつもは下りのスタートポイントとなるこの公園が...

【スポット№3「千望峠」】

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以前,旭川のガチ勢がここの登りを使って「エベレスト・チャレンジ」に挑戦していた記憶がある.

ロードバイク:エベレスティング基礎知識

実はZWIFTでも挑戦可能? しかも電源を切らなければクリア?

エベレストチャレンジ【ZWIFT】

これなら逝ける...いや行けるかも.ケツ死にそう.

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それにしても良い天気だ.
加えて絶景が続く.
こんなに恵まれた環境なのに,チャリに乗らないなんて実にもったいない(偏見).

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で,泣く子も黙る上富良野の超有名スポットが【スポット№1「ジェットコースターの路」】である.

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見た目ほどの斜度はない.
BROでも余裕である(そうか?).
ただし観光客が多く,モニュメントを入れた写真を撮るのに少し順番待ち.

さて,お次は”みんな大好き”「Yamaichi」さん前にある【スポット№2「深山峠」】である.

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いつの間にか観光案内所が併設されていて,申し込めば「ラベンダー摘み取り体験」ができるようだ(期間限定).
一定額を支払えばオーナーになれる,つまり毎年摘める仕組みも面白い.

で,ここまで来たらお久しぶりの「Yamaichi」さんにピットイン.
ラベンダー&バニラのソフトクリームを注文する.

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チャリ仲間の姿はなかったが,お客さん多数.
何やら「今日,小径車で十勝岳登っている人がいたよ~」と話題になっていたそうな ⇒ それ,間違いなくワタクシデス.

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Yamaichiさんに来た目的はもう1つ.
そう,例のボードに書き込むためである.

いただき画像

おっ,まだまだ1回組が多いな.記入してないだけかもしれんけど.

つーことでデポ地,つまり「日の出公園」に向け出発.

相変わらず頂上駐車場への道は交通規制で大渋滞.
諦めて公園のハスラーの元へ.
BROを折りたたんで積み込み,歩いてラベンダー園を登ることにした.
まだ16時台にも関わらず,既にライトアップ目当て(?)の観光客でごった返している.

駐車場からモニュメントまではかなりの登攀.
年齢・体格的にキツそうな人がかなりいた.
おまけにまだまだ気温も高い.
大丈夫か?

で,ようやく最後のスポット【スポット№5「日の出ラベンダー園」】に到着.

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BROと一緒に撮れなかったのが残念.

よおし,これでコンプ!と思い,早速応募を試みる.
だがしかし,サイトをよく読むとスタンプに加えて対象店での買い物が必要とのこと.ありゃ.今日はいいかな.

クソ暑い中,登ったり下ったりでさぁ大変.
今日の〆は「サ活」でしょう,といつもの定サウナを目指す.

美瑛市街地に入る.
ふと銭湯を見かけ,駐車場も混んでいなかったため,試しに利用してみることにした.

松の湯

大人¥500.サウナあり(別料金なし).
(一応)鍵付きロッカーあり.
浴槽は2つ.ジェット付き.
2段サウナ室.定員6名ほど.テレビあり.高温で7分限界.
水風呂2人分.外気浴不可.
シャンプー・せっけんなしなので要注意.

夕刻になるにつれ人が増えて来た.
サウナ3セットで終了.

道路をはさむと補給公園(トイレ,水道,ゴミ箱,格安自販機設置)がある.
”アスリート大好き”アミノバイタル発見.どっちの値段が正解?

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¥130の方でした.ラッキー.
公園で涼みながら本日のライドを想起する.
大した距離ではないが,やはり「カミヒル」が入ると充実度合いが違う.

実は,本日最も印象深かったのはライド以外のある出来事.

ちょうど「Yamaichi」出発時,目の前の道路で黒い子犬(猫かもしれない)がはねられるを見た.
直後,その犬は道路の真ん中で,脚だけではなく全身の力を使って飛び跳ねはじめた.
軽く1mは飛んでいた.
何やら奇跡というか,生命最後の輝きを見ているかのようだった.
現実感がまるでなかった.
その様な動きを数回見せた後,その犬は道路の真ん中で動かなくなった.
道路は大渋滞.
BROを置いて,その犬(おそらく亡骸)を歩道まで移動すべきかと逡巡している間に,ある女性が抱いて運ぶ.
冷静沈着になすべきことをしている姿がとてつもなく崇高に見えた.

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Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その3)

2025/6/07ー08 Sat-Sun

今日もいつものすいみん不足

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晴れ.温度:18 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:18.8 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

時刻は23時.
仮眠所『宮の森 楽々温泉』を出発.

昨年のFlècheでも仮眠はとった.
狩勝峠の公衆トイレである.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

ここのトイレは正にパラダイスの名に相応しい.
なんと6月なのに床暖房が入っていた.

当然,便座も保温中.
嘘か眞か,かつてはブルベ中,それを抱きしめて眠りこける猛者もいたらしい(迷惑行為です)
Kazchariは霧雨で濡れそぼったカラダを乾燥させるため,床に大の字に...(夜中の1時でも迷惑行為です).

あの時に比べると今日はパラダイスのさらに上位互換.ヴァルハラ?(なんでもええけど)
何せ温泉である.
わずか30分の入浴でもかなり回復.
眠くならなければ良いが...(フラグ)

出発してすぐにセイコマで補給.

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ホットシェフのかつ丼とコーヒー牛乳.
道路の反対側に「吉野家」があったが,たまにはコンビニ飯以外の方が良かったかな.

国道36号に入る.
ここから苫小牧までひたすら直線.
昼間であればところどころ海が見えるはずだが,時間的に真っ暗.

Pika団長の提案で「5分ローテしながらのトレイン」を組むことになった.

出ましたトレイン.
言うまでもなくロードバイク最大の敵は風の抵抗である.
誰かの後ろ,タイヤ間30cmほど空けて張り付くと,風の抵抗がかなり軽減される.

先頭で5分牽いて(Ave30~35km/h),後方に下がる.
4番手時はほぼ無風(休息).これを繰り返すのだ.
Kazchariの場合,先頭時の心拍は150ほど.後方に下がると100~120程度と,かなり楽になる.

1時間ほど経過.
苫小牧が近づく頃,Pika団長のペースが落ちはじめた.
確かにAveが高すぎたかもしれない.

何も見えない深夜の国道で一旦停止.
団長に体調を確認する.あまり良くなさそう...(ハンガーノックか?)

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とりあえず次のPCを,ややペースを落として目指す.

【PC5:270.6km地点 セブンイレブン苫小牧新富町店】

日常であればとっくに就寝中の時間.
いつ眠気が襲ってきても不思議ではない.
普段は絶対に飲まない時間にホットコーヒー注入.

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苫小牧を過ぎると,進路は内陸に入っていく.
この季節,日の出はおおよそ3時半.
当然,その少し前から周囲は白んでくる.

「おだってるJAPAN」一行,かろうじてトレインを組んではいたが,団長の体力は限界だったようで,20km/h以下のペースでも辛いという.

通常のサイクリングであれば,ここで大休憩ということもあり得るのだが,今は(一応)競技中.
最低ラインとしてスタート後,24時間経過となる朝8時までに360kmを走破しておかなければ完走認定されない.
徐々にそのタイムリミットが近づいてきていた.

苦渋の決断であったろう,ついにPika団長,DNF.
近道にて一人札幌に戻ることになった.

残りの3人で走り続けることになったが,ここで問題発生.
Flècheのルールを熟知しているのは団長だけなのだ.
ここにきて,改めて詳細を確認することになった.

特に「22時間経過以降,25km以上を走る」という縛り.
湧きまくっている”完徹脳みそ”での理解は相当困難(Kazchariだけかも).
なんとなくわかった感じでリスタートした.

さらば団長...止まるじゃねえぞ...(違う)

さて,ここからは追い上げタイム.
高速トレインで遅れを取り戻す.
「鹿注意」の看板が見えたと同時に,鹿が2,3頭飛び出してきてびびる.

爆走につぐ爆走.
ただし猛烈な眠気.

脳内BGMはこいつがリピート.

幻覚こそ見えなかったものの,今この瞬間,自分で何をしているのか夢うつつになった頃...

【PC6:297.0km地点 セブンイレブン安平早来店】着.

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あまりに眠いため,「眠眠打破」などの飛び道具を購入しようかと考えたが,この手の最終手段はカラダに悪そうだし,後の反動が怖い.
ここでふと,カフェイン錠剤を所持していたことを思い出す.

【第3類医薬品】エスタロンモカ12 20錠

まぁ,こいつも健康的とは言えないが,とりあえず飲んでおこう(確かに効いた).

早々に出発.
ついに岩見沢に入った.

約束の時間,つまり出発後22時間が経過する午前6時がやってくる.
「何か場所がわかるモノが映り込んだ写真が良いのでは?」と3人で協議.

道端にいい感じの看板を発見し停車.
5分ほど待って,22時間経過の証拠写真をゲット!

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残り2時間で25km以上走れば無事認定!...だよね?あってる?(自信なし)

余裕ができたのでトレインも鈍行化.
のんびりペースでゴールを目指す.

そして【PC7:348.0km地点 ファミリーマート岩見沢美園1条店】着.

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旭川市民のKazchari,やはりファミマにはテンションが上がってしまう(台湾を思い出す).
そして,睡眠欲を通り越して,今度は食欲がやってきた.
ブルベ大詰めでカレーライスをイン! なぜか美味し.

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国道275号に入るとついに24時間経過,午前8時となった.
午前6時時点から25km以上進んでいることを確認し,青看板をバックに撮影.

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後はゴールを目指すのみ.
そしてついに...

【GOAL:380.4km地点 ローソン札幌東雁来10条店】着.

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24時間21分.388.5km.

いやぁ,例によって長い闘いだった.
400あるいは600ブルベより過酷.
昨年のFlècheより総走行距離は短いものの,完徹走行はアラ還にはキツイ.

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ラストレシートは恒例の「SAVAS WHEY PROTEIN 脂肪0 マスカット風味」

SAVAS(ザバス) WHEY PROTEIN 脂肪0 マスカット風味 430ml×8本 ホエイプロテイン 20g 明治

買い物客の女性をつかまえて,3人の記念撮影を頼む.

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昨年あたりからソロだけでなく,チームライドの機会が増えてきた.
好きな所で停車できないというデメリットはあるものの,脚の揃ったメンツでのトレインは正に快感.
目的地到達時の達成感を誰かと味わうのも悪くない.

年を重ねると,新たな友人関係を構築するのは難しいと言われている.

そんなことはない.

チャリに乗れば簡単である.
ホンマ,この趣味に出会えてよかった.
一生乗り続けます宣言だな.

つーことで,K木さんMさんPika団長,そして主催のAJ-Hokkaidoのスタッフ様,楽しいイベントありがとうございました.
次回はTraceにしましょう!(...と言いつつ,やはりFlècheになる予感しかしない)

つーことで,札幌市内のホテルに向かう二人と別れる.
正午からとある場所で認定受付なのだが,そこに向かうHPはKazchariには残されていなかった(赤表示)

そこで,署名したブルベカードとレシートをK木さんに託し,Kazchariはクルマのデポ地へ向かう.
陽は昇り,すっかり暑くなってきたがまだ9時前である.

デポ地から『たまゆらの杜』まではわずかな距離.
Topstoneをハスラーに積み込み,迷わず温泉に向かう.

とりあえず風呂だ.何が何でも風呂だ.
浴室内を目もうつろに,ふらふらと歩くKazchari.
カラダと頭を洗って,即Tシャツに着替え.
ごろ寝ルームに直行し,10時頃マットに横になる ⇒ 爆睡

目が覚めると12時を過ぎていた.
認定受付どころか懇親会にも間に合わない.まぁ,仕方がない.

これ,スタートを6時にしてたら,ゴールから懇親会まで余裕があったかもしれんなぁ.次回への教訓やな(また走るのか?)

さて,この2時間の仮眠で少し頭がすっきり.
改めて「温泉+サ活」へ.とぶ.

そして腹が減る.

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館内食堂で「味噌カツ定食」
美味し.いや,この過酷なイベント後で美味くないわけがない.

繰り返すがチャリは良い.
己の生命体としての活動状態を極限にまで感じさせてくれる.
そして事後は睡眠が快感,温泉でとぶ,メシが美味い,これ以上の贅沢はない.

15時頃,『たまゆら』を出発.
いつものルートで旭川へ.

翌日の月曜日は有休を申請済み.
カラダの休息は元より,Topstone他の我が愛車たちをゆっくりと整備してやろう.
来週もまた,間違いなく生命を感じる(であろう)イベントが控えている.

iPhone15 Pro  後で送ってもらったAJ-H20周年記念バッジ

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その2)

2025/6/07 Sat

夜景・絶景

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晴れ.温度:18 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:18.8 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

さて,無事食事を終えた「おだってるJAPAN」一行,残る距離は約300km(!)である.
不思議だ.いつものブルベよりも距離の減りが遅い...

これはおそらく”ついていっているだけ”が影響しているのかもしれない.
今回,キューシートもロクにチェックしていない.
ナビにPOI登録もしていない.
要はコース全体を全然把握していないのだ.
結果,次の目的地までの距離を毎回Pika団長に聞く体たらく.こりゃいかん(これが後でとんでもない事態を招く)

少し南下して「道の駅あかいがわ」着.
特に立ち寄ることなく,そのまま進む.

道の駅と言えばスタンプララリー.
Kazchari家では2000年頃から延々と(物理)スタンプ集めをしてきたが,昨年からデジタルに移行.

みち・レ・ポ-北海道「道の駅」デジタルスタンプラリー

この付近は滅多に来ないので押しておきたいところだが,集団走行ゆえ,なかなか言い出せずスルー.
まぁ,翌週も立ち寄る予定なので,いいでしょう.

で,国道393号へ.

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名前はあるのか謎の峠(Google先生に表記なし).
樺立トンネル手前までのヒルクライム開始.
今回のFlèche,最初の峠らしい峠である.

ここでクライマーMさんのパワー炸裂.
さすがYONEX乗りは伊達じゃない.実に安定したペダリングだ.

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一応,ここが本Flèche最高点.

汗だくのカラダの冷え防止にジレを着用.
トンネルを越えると倶知安に向けて豪快ダウンヒル.
札幌近郊と異なり,この辺りの路面状況は実に素晴らしい.
寒冷地あるあるの穴ぼこや割れがほとんど見当たらない.

少し雲がかかっているが羊蹄山もキレイに視認.

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カミフのジェットコースターの道に劣らぬ直線ダウンヒル登場.
あまりに気持ち良すぎてみんなでミスコース.

【PC2:103.4km地点 セブンイレブン倶知安南4条店】

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それにつけても日本のコンビニは実にありがたい.
いや,台湾一周でもコンビニのおかげでかなり快適な旅ができた.
他の国,例えばヨーロッパなんかだと,補給にひたすら苦労すると聞く.
とは言え「不便だから」と,行かない理由にするのも情けない話.

以前,モルディブ・ダイビングボートで同室だったカメラマンさん(ハワイ在住)が,奥さんと一緒に軽キャンで,現在世界一周中.
しかも,一発目がウラジオストクからロシア入りという濃度max.
その行動力に感服.

倶知安の大通りを走る.
懐かしの定宿「トリフィートホテル」前を通過.
「NISEKO GRAVEL」「HANAZONOヒルクライム」に参加時には,いつもお世話になっている.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その1)

近年,宿,食事とも異常に高い,高いと言われるニセコエリアだが,夏はそうでもないっつーか,極めて普通.
冬のリゾートホテル街のイメージが先行しすぎている感.

さて倶知安からさらに南下.
次に目指すは洞爺湖である.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

【PC3:145.5km地点 セイコーマート洞爺店】

iPhone15 Pro

ここでそろそろ夕食.
少し冷えてきた.

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歯茎が後退して口内スカスカのおっさんには禁断の「ネギ塩鶏焼きそば」
とことん歯に挟まる.
持っててよかった歯間ブラシ.

デンタルプロ 歯間ブラシ I字型 太タイプ サイズ5(L) 15本入

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K木さん曰く,洞爺湖には面白い白鳥がいるらしい.
湖畔につがいで住んでおり,観光客がどれだけ近づいても逃げないらしい.
なんか,ウソっぽい話(すいません)と思っていたら...本当にいた.

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なぜか一羽のみ.噂の相方はどうした.

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湖畔沿いの周回道路で,ついにFlècheもしくはTraceの参加者とスイッチ.
エールを送り合う(停車しないのが”らしい”)

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伊達市内に入る頃,ちょうど日没の時間.
後ろを振り向くと,見事な夕焼け.
停車して,しばし見惚れる.

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400km近いブルベだと,夕焼けと朝焼けを同時に味わえる.
夜間走行好きなKazchariだけの感想かもしれないけど.

そろそろフロントライトを常時点灯要.
今回はOLIGHTの「RN1500」がメイン.

OLIGHT RN1500

言わずと知れたブルベ民御用達ライト.
CATEYE「VOLTシリーズ」のライバル.

LOWモード(300ルーメン)で12.5時間持つ超省エネ設計.
600ブルベでも充電不要である.

真夏の祭典「納沙布1200」に向けて,手持ちのライト類を見直す必要がでてきた.
特にブルベ参戦初期の頃から使っているmicro-USB電源のライト類.
かなりバッテリーがヘタってきている印象...(翌週,この不安が現実化する)

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すっかり暗くなった頃,室蘭着

室蘭と言えば白鳥大橋.
残念ながら自転車は通行不可らしい.
しまなみ海道の様な観光資源になるかもしれんのにもったいない.

その姿が遠くに見えてきた.
ライトアップされて実に美しい.
全員で「写真,写真」と騒ぐが,なぜか誰も停車しようとしない.
「もっといい場所」「もっと良い構図」と探しているうちにどんどん橋から離れていく.

そして,室蘭名物と言えばもう一つ「工場萌え」
これまたライトデコレーション(?)されたパイプやダクトうねうね,煙突屹立はサイバーバンクの世界...のはずだが,今夜はそうでもない.土曜日だから?

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で,地球岬の通過チェックを目指しつつ,途中のセイコマで休憩.
向かいのガススタから,やたら爆音の軽自動車.うん,何か昭和臭の漂う街だ.

さて,地図で見たまんまのぐねぐね急坂登攀が始まる.
調子よく登っていたところ,ロクにキューシートを確認しなかったツケで,フォトチェックを通過してしまう.

そう,今回,地球岬の展望台までは行かないのだ.
運よく,通り過ぎたことにすぐに気付き数百メートルの登り返しで済んだ.
あぶねーあぶねー(最近このパターン多い)

【通過チェック:205.3km地点 金屏風看板】

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誰もいない,夜の金屏風看板前ではしゃぐおっさん達.

いただき画像

さて,ここからが面白かった.
そやけど,一人だったら...恐怖な道.

照明が存在しない山間のウネウネ細道.
やがてダウンヒル.
そこから見える夜景は...正に絶景

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肉眼こそ正義.
こんなんスマホでは絶対にキレイに写らん.
いや,撮れるかもしれんけど,ごちゃごちゃ設定変える余裕はない.

ベースにした「地球岬400」のコース設計者が見せたかったのは,おそらくこの景色だろう.

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ここから今宵の仮眠所となる銭湯まではあっという間...と思ってた時期がKazchariにもありました.

走れど走れど一向に下りにならない.
崖の上や壁面に張り付くように立っている住宅地を登ったり下ったり...の稜線ライド.
まるで,懐かしのジャマイカやアジアの国々の山岳街道を走っているかのごとし.

何より不思議なのが,町中までかなりの距離かつ坂だらけ,商店もないこのような場所(失礼だ)に住んでいる方々,一体何を生業にされているのだろう.
それに真冬とか,この激坂は凍結しないのだろうか?

...と,部外者の身勝手な心配をよそに,ようやく町らしい町におりてきた.
ここから少しコースを外れて目当ての銭湯を探す.
少々迷ったが22時過ぎ無事到着.ほぼ予定通り(らしい).

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Pika団長から30分入浴,30分仮眠,23時出発という指令が出された.
一同同意.

さぁ風呂だ.
こんな遅い時間にも関わらず,結構な込み具合.
入湯料(¥500)の他,「楽々セット」というタオル,石鹸,シャンプー,リンスセットを購入(¥350)
最近スーパー銭湯ばかり行っていたので忘れていたが,普通の銭湯はこうした小物は備え付けではない.

脱衣所で汗だくのジャージ,ビブ,インナー,ソックスを脱ぐ.
後でこれを着るかと思うとげんなりだが...仕方がない.
あの時よりマシ.

ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

しかあし,この状況を少しでも快適化するために,今回はインナーの替えを持参していたのだ.GJだ,Kazchari!

アンダーアーマー ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ

ここの銭湯,予想以上に充実しており,サウナはもちろんのこと,ちゃんとした露天風呂まであった.
ブルベ中でなかったなら...と,そんなことを思っても仕方がない.
次回はTraceだな(デジャヴ)

22時40分.休憩室で横になる.
すぐ横にテレビがあり,芸能人が「美味い,美味い!」とグルメ情報を垂れ流している.寝れるかー!

まぁ,目をつむっているだけでも脳は休憩できるらしい.

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予定通り23時には行動開始.
装備を整えて夜の街へ再び繰り出す「おだってるJAPAN」一行であった.

さぁ,残り9時間!(マジか)

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続きはこちら ⇒ Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その3)

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

2025/6/06 Fri

もぎたてFlèche!(違う)

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AJ-北海道さん,昨年に続き今年もFlèche開催である.
「納沙布1200」も控えているのに,運営の方々,めちゃくちゃ大変ではないだろうか...と,そんな部外者の心配はさておき,今年も函館のPikaさんからお誘いいただき参戦.チーム『おだってるJAPAN』再結成である.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

詳しくない方にざっくり説明すると,Flècheとはチーム・ブルベのことである.
最低3人のメンバーにて24時間きっかりで,事前に申請した360km以上のルートを走破すれば無事認定.
この24時間というのがミソで,距離よりも時間を守ることが難しい.

公式の説明はこちら ⇒ Flèche Vélocio

Kazchariの場合,400ブルベの標準タイムは19~20時間である.
ゆえに完全に眠気に襲われる前にゴールできるが,Flècheでは24時間走り続けなければならない.完全に活動限界を越えている.
つまり,キツイと言われる「400ブルベ」より,さらにキツイのがFlècheなのである.

さて,今回のメンバーは団長のPikaさんはもちろんのこと,2024年も一緒に走ったK木さん
それにブルベでたびたびお見掛けするEさんと,青森のMさんが追加戦士として新規参入.
5人のフルメンバーで申し込んだ.チュドーン!(背景で爆発)

今回のナイスプレイス(ゴール)は札幌.

Flèche=矢なので,360km離れた地点から札幌を目指すのがセオリーなのだが,移動や宿泊の関係上スタートとゴールが同じ周遊コースの方が設定しやすい.

我が「おだってるJAPAN」も,Pikaさんが札幌発着の『地球岬400』をベースにコースを引いてくれた.そして本部に承認.

だが,Eさんがやむにやまれぬ事情にて不参加となり,当日は4人で出走となった.
さすが嵐を呼ぶFlèche,今回も何かが起こりそうだ(ここ伏線)

さて,Kazchariはと言えば,スタート前日の金曜日から有給休暇を取得.
使用するチャリの整備を行った後,定宿である『ふとみ銘泉万葉の湯』に移動するといういつものプランである.

使用するチャリはTopstone
前回の『美瑛の丘300』と同様に,無印グラキンの35Cをはかせている.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その0)

Flècheはほぼ徹夜走行となるが,途中室蘭の銭湯にて入浴&仮眠タイムが予定されている.
ならばということで,着替えのインナーシャツと仮眠用のゆったり短パンを持参することにした.

ついでに当日は雨予報.
レインウェアが必須になるなど荷物が増えた.

フロントには「Ride on Bag」を装着.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

サドルバックも手持ちで防水かつ最も大容量のこいつにした.

[アールニーゴーマル] 旅行用メッセンジャーバッグ 防水サドルバッグ2ラージ グレー/ブラック

そして,今回の目玉装備はAliexpressで購入した3Dサドルである.

RYET 3D プリント自転車カーボンサドル

とにかく安い.
何かと評判の良い3Dサドルだが,Specializedなどのブランド物だと¥5万はする.
その1/10なら...まぁ,もし使えなかったとしても諦めがつくか...とポチる.一週間程度で届いた.

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ロゴマークは某チェレステカラーのバイクに乗っている人以外は喜ばんぞ.
両面テープ固定なので簡単に剝がせます.

非常に軽い.
弾力あるサドル面,カーボンレールとも質感高い.

問題は耐久性.
走行中に折れたり割れたりすると怖い.
それをいきなりFlècheで試すとは...本来なら最もヤバい行為.
まぁ,こういうのはやってみてから考えましょう(楽天的にもほどがある)

つーことで14時過ぎ,自宅を出発.
滝川のセイコマまでノンストップ.
軽く補給.

最近は走行中にもちゃもちゃ食べられるグミがお気に入り.
おっ,噂の「ハッピーコーラ」があるやん.

人気グミ「ハリボー」に大麻混入 子供がめまいなど訴え オランダ

ここは最近のマイブーム,タフグミの梅味をげっと.

カバヤ タフグミ 梅マニア 100g×8個

セイコマを出ると「20歳 日本一周中」のプラカードを掲げたカブを発見.
急に振り出した雨に雨宿りか.
何か奢りたく...にはならなかったなぁ.

つーことで『万葉の湯』着.
実にディストピアな要塞風.

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館内の飯は高くてイマイチ.
チェックイン前にハスラーを置き,歩いて食事に出かける.

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メルヘンでファンタジーな「太美駅」を越えて『なかむら』へ.

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時刻は17時.ちょうど開店の時間.
平日夜のせいか客の数はまばら.
「お子様用味噌ラーメン」(ノーマルは多すぎる)と...

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巨大「ぎょうざ」を注文.カーボローディングだぁ!(脂多すぎ)

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この後,小ライスを追加(美味し).

で,にんにく臭い息を吐きつつ『万葉の湯』に戻ってチェックイン.

”サ活”後,『その着せ替え人形は恋をする』を最新14巻まで.
1巻の伏線回収が見事.妙に哲学的になっていてwww

その着せ替え人形は恋をする 14巻

22時になった.
リラックスルームのごろ寝スペースへ.

『万葉の湯』おおむね満足な宿だが(正確には宿泊施設ではない),やはりごろ寝スペースのマットはクソ.
背中にあたる部分に段差があって,横になると気になる.
ブランケットでなんとかごまかし,アイマスクと耳栓を装着.

【睡眠専門家監修】アイマスク 睡眠用 【眠れる遮光率100%】

そうそう,バイブアラームのセットを忘れていた.
明日は5時半に起きるべし.

zzz

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(その1)へ続く.

モンキー125,爆盛りツーリングからのEMONDAでカロリー消費ライド

2025/6/1 Sun

2x2生活の極み

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:40%,体感温度:24 ℃,風速:10.7 km/時,風向:N

本日も快晴.
「疲れないヒルクライム」探求のためにカミヒルでも,と考えていたが,突如,家庭の用事ができた.

その用事が終了次第,カミフに向かうプランもあるが,出先の駐車スペース確保が怪しいので,久々にモンキー125を引っ張り出し,そのままツーリングに出かけることにした.
たまには海が見たくなるのサ ♪ LONLY WAY~

9時頃,任務終了.

国道12号に乗っかり,深川経由で留萌へ向かういつものルート.

ヘルメットにはインカムを付けている.
一時期はAmazon Musicを接続して,音楽を聴きながら走ることが当たり前になっていたが,最近はかつてのように風切り音エンジン音をBGMにすることが多い.
これもデジタルデトックスの一環か.決してギガ節約のためではない.

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なぜか”みんな大好き”碧水のセイコマまで来ると腹が減る.
おにぎり,紅茶,見切り品のグミを購入.
後から思えば,ここで腹に何かを入れるのではなかった...

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行き先を選定.
「サウナイキタイ」を立ち上げる.
そう言えば,以前から気になっていたのが,小平のトンネル手前にある温泉施設『ゆったりかん』

ゆったりかん公式サイト

ちゃんとした温泉のようだ.
それに食堂のメニューが美味しそう.決定.

幌糠から道道550号を使ってショートカット.

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交通量ほとんどなし.
写真で見るとすっかり初夏.

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途中で気になる林道入口を発見.
しっかり10%の斜度標識まである.
クライマーの血が騒ぐが,今日はオートバイ.
調査として登ってみますか.

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これはこれは,なかなかの斜度と絶景.
最近舗装したてなキレイな路面で文句なし.
どこまで続くのだろう?(Google先生にも載っていない)

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行けるところまで行くつもりが舗装終了.
とは言え,まだまだ続きそうな工事半ば.
Topstoneなら探検案件.

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おっと,今日の主目的は海とサウナである.
そのためのモンキー・ツーリング.
引き返して道道を爆走.

小平町内から海岸沿いの国道232号へ接続.
すっかりツーリング中のオートバイが増えた.

目的地の『ゆったりかん』着.
やはりオートバイは早いな.

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日帰り入浴,オトナ¥500.安い.
現金のみ.
新札(ウメコ)が使えなくて両替を頼む.

カギが壊れていてほとんどのロッカーが使えなかったが,何があった?
オートバイ時はプロテクタ,インナー,ゴツイアウターなど装備が大げさなので脱着が面倒.
小さなロッカーに無理やり押し込む.

客は少ない.見たところ地元のおっちゃんばかり.
カラダを清めて,さぁ,サ活

室温計は100℃を指しているが,それほど熱さは感じない.
10分経過.
水風呂広めでベネ.
残念なのが外気浴不可.露天なし.惜しい.

つーか,せっかくの海沿い温泉なのに,遮蔽板があって洗い場からも浴槽からも海が全く見えない.
実にもったいない.
東川の『きとろん』もそうだが,なぜこんな作りなのだろう?
「外から絶対に覗けないようにしろ」みたいな条例があるのだろうか?

『キトウシの森 きとろん』に行ってみた

3セット終え,湯につかって出る.
腹が...少しだけ減っている.
オートバイやしなぁ,あまりカロリー消費できていない.

館内の食堂に行く.
食券購入タイプ.
さすがに海鮮物は高くて予算オーバー.
そのボタンの下に「おすすめ」なのかやたら主張してくるメニューがあった.

「BIG チキンカツ丼」

おお,旨そうだ.で,値段は...せ,千円? 安い!
反射的に購入してしまった.

すると,Kazchariのすぐ横にニヤニヤとたたずむ店員さんが立っていた.

店員「こちらのメニューですが...」

Kaz「(売り切れかな?)はい?」

店員「全部食べきりますと入浴券をプレンゼントします.それに食べきれなくてもお持ち帰りできませんけど,よろしいですか?」

Kaz「そ,そんなに多いんですか?」

店員「1.5kgありますので(ニッコリ)」

なんと,知らずに爆盛りを注文してしまった.
出てきたのが...

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見た瞬間に「これはムリかも...」と絶望.
頼んだ以上,食べないわけにはいかないのでチャレンジ.
味はまぁ,普通.
さほど脂っぽくないのが助かる.
しかしながら,カツだけならともかく,ご飯の量が多い.

海を眺めながら,テレビを見ながら,マイペースで黙々と食べ続けるが...

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本当に申し訳ない.
ここでギブアップ.
茶碗一杯分のメシとカツを三切れほど残してしまった.
6月以降は食中毒の危険があるので持ち帰り不可らしい.
もったいない...
米不足が騒がれる昨今,とんでもないモノを注文してしまったと反省.

言い訳するなら,もしロードバイクで来てたら余裕で食べきれたはず.

ちなみにこのキャンペーン,6月一杯やってるそうな.
挑戦者求ム.

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と,むちゃくちゃ後悔しながら帰路につく.

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自宅近くのガソリンスタンドで給油.
これだけ乗っても消費したのはわずか3.5リットル.素晴らしい燃費だ.

帰宅すると,なんとヨメさんが夕食は焼肉だという.
こ,これはキツイ.

そこで,過剰に摂取したカロリーを消費するため,また,楽過ぎる休日で不完全燃焼なため,16時からEMONDAで出かけることにした.

昨日のライドで試してみたくなったサドル1cm前方移動は実にいい感じ.
常にフロントハブが見えるポジション=前荷重がやりやすくなった.

サイクリングロードを旭川駅まで走る.
駅を過ぎると人影が減る.
気を抜いて走っていると,草むらからおじさんジョガーがいきなり飛び出してきてビビる.おいおい.

藤棚を発見.

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ちょっと見頃を過ぎたかな.ややくすみ気味.
途中でサイクリングリロードを降りて『ヨシリン』こと『吉田輪業』さんへ.
アルバイト中のkaba3がいたので近況報告.

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今日の目的は店長さんにとある依頼.
少し無理ある要件だったが,快く引き受けて頂けた.

なぜかネットのレビューはめちゃめちゃ悪い『ヨシリン』だが,知っている者から言わせると完全な誤解/偏見.
自転車のプロショップに何を求めているのやら...

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このまま直帰はもったいない.
ポジションもいい感じだし,寒くないし無風だし...
「もっと走らせろ」と直線番長の「DRIVE HELIX C57」も言っている.

なので,ぐるっと遠回り.
これで今晩の焼肉も楽しめそうだ.

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今日はオートバイとロードバイクの2X2趣味を満喫できた.
同じカラダむき出しの2輪なのに,風景の感じ方が違うな.

どちらにも,どちらならではの良さがある.
要は両方とも楽しい.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その2)

2025/5/24 Sat

さぁ急げ!オレたちのエクスプレス!(温泉が待っている)

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曇り.温度:8 ℃,湿度:87%,体感温度:9 ℃,風速:1.6 km/時,風向:SE

(その1)はこちら ⇒ TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

「青い池」を後にする.
元のサイクリングロードを少し戻り,道の駅「ビルケの森」に抜ける.
ここには公衆トイレがあったりと休憩場所として最適なのだ.

考えることは同じなのか,T夫さんN本さんもいた.
水が切れそう.水道から汲む(気にしない派).

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ろくに休憩もせずに出発.
道道996号を美瑛市街へ走るが...またしても脚つり発症.
たまらず停車する.うわー,きっついわ~
痛みのあまり,苦悶の表情.

全く,何を好き好んでチャリで300km走るなんてアホなことをしているのか...なーんて思ってません.
このトラブルも含めてブルベなのだ.
しばらく休むと復活.Show must go on!

次の通過チェックは再び美瑛の丘.
場所も知っている...と安心して走っていたところ,左折場所を200mほど通り過ぎてしまったやばい,やばい.

気を取り直して,コースをなぞる.
そして「千代田ファーム」横を通過.遠くに展望台が見える.

展望台に向かう道,夏はグラベルである.

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そう,正にここが運命の分かれ道.
冬.左のグラベルからクルマが出てきたのを見てしまったばかりに...進入してしまった昨年の12月.あの事故が起きたのだ.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

きっと,この脚ツリも,冬場のトレーニング不足が原因に違いないッ(そうなのか?)

【171.2km地点:通過チェックE 三愛の丘展望公園】

この石碑を撮影中,電動チャリの観光客に写真撮影を頼まれる.
アジア系のねーちゃん2名.
勝手な思い込みで「Taiwanese?」と聞くと,すんげームッとした顔で「No!Chinese!」とにらまれた.
まぁ,いろいろと複雑な思いもあるのでせう.

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美瑛の市街までダウンヒル.

【176.0km地点:PC2 セブンイレブン美瑛栄町店】

ここも馴染みのコンビニである.
観光地にしてはめずらしく,ごみ箱が屋外に設置してある.
家庭ごみを捨てる不届き者も多いと思われるが,チャリダーにとってはありがたい.感謝である.
一昔前はどこのコンビニもこうだったようなぁ.
うるさくなったのは新コロ以降か.

先行していたR大さん,T口さん,T夫さん,N本さんらと再会.
PCなのでレシートが必要.「ねぎ塩タンおにぎり」「オレンジジュース」を購入.

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ここに至り,ようやくサイクルポーチに「2RUN」を入れていたことを思い出す.

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Meitan メイタン 2RUN 5包セット(1包2粒入り)

これを飲めば,もう”脚ツリ”は起きないだろう.
試したことがないので,知らんけど(知らんのかい!)
そやけど,この「2RUN」,いつからポーチに入っていたのだろう...賞味期限は見ないことにする.

で,復活したKazchari,再びこの特急トレインに乗せてもらって「新栄の丘」を経て,上富良野方面に向かう.
さすがに「Yamaichi」に寄ろうという猛者はいないようだ.

そして,上富良野市街地に下りる坂の途中で...アレが突然やって来た.集中豪雨である.

ある程度濡れた後,なんとな~く「カッパ着た方がいいですね~」みたいな雰囲気になる.
ところが,天候を完全に甘くみていたKazchariはレインウェアを持ってきていない.
しかたなしに濡れたジャージの上に防水性能ゼロのウインドブレーカーを着る.

路面もびしゃびしゃでシューズもあっという間に水浸し.キモチワルイ.

ところが,天気アプリを見ると雨雲がかかっているのが,なぜか美瑛と上富良野の境目のここだけ.
なんじゃそら.誰か「シャーマン」がいるのか?

説明しよう.
ブルベにおける「シャーマン」とは,いわゆる雨男・女のことである.
降水確率0%だろうと容赦なく雨を降らす.ウェザーリポートと同じ能力を持つ.

そう,逆に言えば雨雲を抜ければ止むはず...その通りに市街地に入ればあっさり止んだ.

ここから中富良野経由で富良野を目指す.
国道を使わずに,並行する道道を走るコースなのだが,とっかかりの信号待ちからのスタートで,やってきました,本日何度目かの脚ツリ.
「2RUN」,見事に不発!

ペダルを回せなくなると,途端に4名に置いて行かれる.
さらに,間の悪いことに,この区間は本ブルベ最大の向かい風.
漕いでも漕いでも進まない直線路.なかなか辛い一人旅.ふっ,まぁいいさ,孤独なKazchariにはお似合いさ(強がりです).

前方にT夫さんの姿が見えた.
で,ようやく次のPCに到着.

【209.8km地点:PC3 セイコーマート富良野北の峰店】

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風,雨,ソロ.いやぁ,キツかった.
当然,カロリーをかなり消費したので腹が減る.
「唐揚げチキン」「プリン」を購入.こういう固形物が食えるうちはまだ大丈夫.
そしていつもなら水を買うところを,脚ツリ対策として「ミネラル麦茶」にしてみた.
これをボトルに入れる.
それが功を奏したのか,以後,脚ツリは起きなかった.メモメモ...

もう雨は降らないだろうと,Kazchariを含めみなさんキャスト・オフ.
これで走ればカッパを着る前に濡れたジャージも乾くだろう.
シューズだけはどうしようもないけど.

ここで,後続で到着したランドヌールに話しかける.
イントネーションから即座に関西人と判断.
なんと,奈良からこのブルベのためだけにやってきたそうな,と,驚いてしまったが,そうか,遠征ブルベってこういうことか.
BROMPTONもあるし,来年は本州のどこかで走ってみるかな.

休憩終了.
再び,このR大トレインに乗っかる.

国道38号を芦別まで北上するが,途中,またしても雨粒がポツポツと...
「やめ~やめ~」という全員の祈りもむなしく,先ほど同等の豪雨に.

ここでトレイン最大のデメリット.
自分のペースで止まるのが難しい.
いや,物理的にはサインを出して,スピードをゆっくり落としていけばいいのだが,心理的ハードルがそれを阻む.

トレインが停まったのはトンネルの中.
ここで再度カッパを着用することになった.

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例によってウインドブレーカーのみのKazchari.そんな装備で大丈夫か?

濡れたジャージの上に湿ったウインドブレーカーを着る.
汗をかくと,気化熱で体温が奪われる.
30℃越えの夏場なら良いが,5月の北海道はまだまだ寒いのだ.

こ,これは,噂の低体温症の危機!?(経験なし)

好き放題生きて来たKazchariの命運もここまでか...と,心配していたが,走っている分にはそれほど寒さも感じず,全然平気だった.
このあたりは「氷点下を走ってきた冬チャリの経験」が生きているのか?
インナーが優秀なのかも.

野球 アンダーアーマー ベースボール ウェア ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ クルー

もう一つ心配なのが,前車が跳ね上げる泥水が口の中に入ってしまうこと.
誰も雨を想定していなかったため,全車ノーフェンダー.容赦なく全身で水しぶきを浴びる.

Jsportsの中継で言っていたが,雨のレースで汚れた水を飲んでしまうことで感染症になることがあるとか(選手は免疫力が低い).
まぁ,発熱とか下痢が起きるとしたらゴール後だろうけど.

芦別の道の駅が近づくと徐々に晴れてきた.
そして路面には雨後の痕跡が全くない.
正真正銘の極地豪雨.シャーマンは誰だ!

で,道の駅前の「ローソン」にてPC外休憩.

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おにぎりと缶コーヒーでカラダを暖める.
再びウインドブレーカーをキャスト・オフ.
短い休憩時間ながらも乾燥させる.

気温が低い.カラダも寒い.
ここで虎の子の「ジレ」を着用.
フロントバッグに入れていたが,この大雨でも“しっとり”で済んでいた.
R250製品,なかなか優秀だ.

R250 防水ドラム型フロントバッグ グレー

つーことで,ここからゴールまでは「長袖インナー」「長袖ジャージ」「ジレ」「ウインドブレーカー」の重ね着で対応.
これでなんとかなりそう.

このまま国道というわけにはいかず,道道4号で深川に抜ける.
R大トレイン絶好調.
終盤にもかかわらず,なんつースタミナ.
Kazchariも,上富良野を最後に脚ツリ現象も起きない.
「ミネラル麦茶」が効いてる?

深川市内に入る.

【276.5km地点:PC4 セブンイレブン深川東店】

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ここが最後のPCとなる.
やはり腹が減ったので「ピザまん」を購入.

それにしても,今回初投入の「Topstone+無印グラベルキング(スリック)」の組み合わせ,本当に良く走る.
ブロックタイヤと比べても,圧倒的に楽.
でないと,今日の快速トレインに乗っかることは不可能だっただろう.
それに,35Cの太さと耐パンク仕様で安心感もスゴイ.

休んでいると,後続のランドヌールが続々と到着.
レースではないが,だらだらせずに最後はピシっと決めますか.

陽が落ちてきたのでフロント&リアライトをオン.

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元のトレイン5台に,先ほどのPCで合流した車両が3台ほど加わり,暗闇の農道をひた走る.
ここ,一人やったらかなり寂しいぞ.それはそれでブルベらしくてヨシ.

どこをどう走っているのかさっぱりだったが,道の駅「たきかわ」の正面に出て国道と合流.
時間的にも「宗谷600」と似た感じでゴールを目指す.

路面状況の悪さ+工事規制が重なって,何度かヒヤリとする場面もあったが,ついにゴールに到着である.

【301.2km:ゴール ファミリーマート滝川黄金町店】

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日本最速の”ファミマ”らしい.
黄金町? ここは杜王町なのか?
イートインスペースが広大で,その節は何度もお世話になった台湾のファミマと雰囲気が似ている.
入店時の音楽は控えめだけどな.

もちろん,ブルベのゴールで購入するのはこいつ.

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同時にゴールした方に見覚えがあった.
前回の「桂沢200」で会った,Kazchari同様のグラベル・ライダーだった.
「桂沢」が初ブルベ,今回300と,今年は完全にSR狙いだそうな.
ただし,今年は「1200」があるため「600」の時期が遅くて参加が難しい.よって,本州行きを考えているそうな.すんげー行動力だ.

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さて,「ふれ愛の里」の受付に向かいますか.

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ゴールのファミマでのんびりしていたせいか,結構な人が受付待ち.
レシートと通過チェックの写真を確認してもらって,無事に完走認定.

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13時間20分.

300ブルベの記録更新はならなかったが,それは仕方がない.

行程の半分以上トレインに乗せてもらったし,結果的に休憩もトレインの発車時刻に合わせた.
良い意味で,自分のペースで走らなかった珍しいブルベだった.

だが,これはこれで実に楽しかった.
脚ツリの心配がなければ,先頭でもっと牽くつもりだったけど...すんません.
次回はがんばります.

手続きを終えて,さぁ念願の入浴である(目標完遂!)
現時刻21時.閉館まで1時間は入れる.

Topstoneをハスラーに積み込む.

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着替えを持って,温泉の受付へ.
ところが,何やら不穏な雰囲気.

スタッフ曰く,大浴槽にて“粗相”が発見されたらしく,清掃のため現在入浴不可とのこと.
それを聞いた先客の親子連れ帰ってしまった.

なんてこった,パンナコッタ.

まさか,ここにきて風呂なしとか!
だがしかし,よくよく聞いてみると入れないのは大浴槽だけで,サウナや露天は問題ないとのこと.ふー,助かったぜっと.

カラダを清めて,サウナを2セット.
残りの時間は露天風呂でひたすらくつろぐ.
そして,今日の行程を振り返る.

地元ゆえ,ほとんどがホームコースだったが,ブルベで走ると”心情的に”異なる風景となっていた.不思議だ.

なんだかんだで300kmは長い.
常識的には自転車で一気に走る距離ではない.

その分,ドラマが生まれる.
脚ツリ,極地豪雨など,今日も色々あった.
そして最終的に極上の湯につかって弛緩している.
これが生きている証だな.

22時.自宅へ向けて出発.
対抗車線を走るランドヌールの灯りにエールを送る.

23時頃,あまりに腹が減ったので旭川忠和の『山岡家』にて背徳の深夜ラーメン.

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「空腹は最高の調味料」とはよく言ったもので,”普通の”ラーメンをここまで美味いと感じたのは久しぶりである.

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日付が変わる前に帰宅.
とりあえず必要な物だけを家に入れて,もろもろの片づけは明日(日曜日)に回す.

今日も良い一日だった.

TopstoneなBRM518桂沢200(その2)

2025/5/18 Sun

とおりゃんせ,とおりゃんせ

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曇り.温度:14 ℃,湿度:92%,体感温度:12 ℃,風速:10.0 km/時,風向:SE

前半戦はこちら ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

美唄富良野線を走る.
ゲートを越えたあたりから新しく作られた道となる.
ちなみに冬はまだ通行止め.

ラナさんが何かの事情で停車したので先行する.
以降,ゴール間際までソロでの走行となる.

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今日は交通量が少ない.
確か昨年の開通直後は話題になったような気もするが.

ナビには走行路が示されているものの,脇道もたくさんある.
舗装路が完成する前は,林道が縦横無尽に張り巡らされていたのだろう.
その名残もある.

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長いトンネル突入.
漏水があるのかトンネル内びちゃびちゃ.

これは前回モンキーで走っていた時にも気づいた要注意ポイント.
当然,Topstoneケツもびちゃびちゃ.
やはりフェンダー重要(というのを後の「美瑛の丘300」で思い知ることになる)

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道道の後半は下り基調.
北海道らしからぬタイトコーナーが続く.
そして「炭鉱メモリアル」の映えポイント.

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12時近くになった.
美唄市内にて(PCではないが)ローソンにピットイン.
この先補給ポイントがない.
周辺のコンビニでも多くのランドールが休憩していた.

ローソンと言えばサンドイッチである.
何度目かの「海老カツタマゴサンド」.美味し.

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さぁ,腹も満たされたし出発しますか.
ここからもソロ旅.
風は相変わらずアゲンスト.

菜の花畑があちこちに.
そう言えば「いちめんのなのはな×無限ループ」という”最初にやったもん勝ちの詩”を書いたの誰だっけ? ⇒ 山村暮鳥(大正4年)でした.

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川沿いのストレート.
このブルベ最大の向かい風にヤラれる.
時速は15km/h以下まで落ちた.
辛そうに漕いでいると,歩道のクソガ...じゃなかったお子様たちが走って並走しやがる.嫌味か.

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直線を終えて右折すると,風向きが変わってびっくりするほど楽になる.
面白そうなDIYの小屋キットを見つけたので停車.
これで¥300万ぐらいだっけ.
自宅庭ガレージ(もしくはサウナ),あこがれるねぇ.

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川を渡ってしばらく走る.

【138.1km地点:通過チェック2 道の駅275つきがた】着.

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花壇にタイヤをつっこむわけにはいかず,写真のレイアウトに悩む.
そこへスタッフのT夫さん登場.いつの間に先回り!?

ここの道の駅は「トマトジュース」が有名.
自販機で売っている.
ただし,空き缶を捨てるゴミ箱がない.
持ち運ぶのは嫌なので今日は買わない.

一般ごみはともかく,空き缶回収ボックスぐらい置いたらええのにと思う.
チャリダーのように「捨てるところがないから買わない」という層も一定数いるはず.
売り手も買い手の双方が機会損失では?

道道11号線に入る.
ちょっとしたヒルクライム...っつーか,これって前回の「薄野200」の逆ルート.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ほぼ登り終了の山頂.
季節が進み,一気に植物類が元気になってきた.
次は...蟲どもの登場か.

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ダウンヒルして「当別ふくろう湖」着.
札幌発着のブルベではよく通る道.
ここまで来ると「もう終わり感」マシマシ.

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だが,この「桂沢200」はまだ難所を残していた.
「Ride with GPS」のマップ上では「未舗装」表示されている部分である.

https://ridewithgps.com/routes/48156158より

もちろん未舗装=グラベルということはありえないが,細くて荒れていることは予測できる.
まぁ,Topstoneならたいていの道はクリア可能だがなッ!ダヒャダヒャ(と,油断してたのでヤラれた)

直線道路,ナビがいきなり曲がれと言ってくる.
指示通り進むと,ものすごく不気味な雰囲気の道.
路面状況はまだマシだが,細い道の両端を黄色いタンポポが覆っている...まるで”あの世”に続いている感.

しばらく進むと,なぜか,田んぼのあぜ道を黒塗りのクルマが数台,ゆっくりと走行している場面に出くわす.
ホンマに現世なのか? ここ夜やったらめちゃめちゃ怖いで.

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そしてはじまる結構な斜度のヒルクライム.
一時は13%を越えた.
クマが出ても不思議ではない.一応ベルは付けているけど.
「この道で合っている?」と疑念がわく頃,山頂らしき場所に到着.
軽自動車が停まっていた.

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ああ,やっぱり少し前までは林道(グラベル)まんまだったようだ.
路面にはしっかり「自転車道マーキング」もある.
そやけど,わざわざこの道を走る猛者,いるのか?

いずれにせよ,ここからは下り基調(のはず).
どこか(舗装済みの)「NISEKO GRAVEL」に似た道.ここからは至高のヒャッハー・タイムのはず!...と思っていた時期がKazchariにもありました.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

ここでKazchari,痛恨のミスをやらかす.
一歩間違えれば,このブルベの完走認定がされなかったかもしれない.

通過チェックに気付かず,2kmほどオーバーランしてしまったのだ.

要因は2つ.

1つはキューシートにある.
基本的にナビ(Bryton S500)を見ながら走っているが,次のPCや通過チェックまでの距離は事前配布のキューシートで確認するようにしている.

Bryton Rider S500 サイクルコンピューター サイコン 自転車用ナビ 地図表示 GPS搭載 タッチスクリーン搭載 無線 ブルートゥース ANT+対応

この「桂沢200」のシート(Excel版)はこれ.

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おわかりいただけただろうか.

通過チェック3の項目に「道の駅」の文字がついていることに.
おそらく,シート作成時にセルをコピー後「道の駅」を削除するのを忘れておられたのだろう.
これが頭に残っていて「次の通過チェックは道の駅か」という思い込みがKazchariに生じていたのだ.

「サイコンの距離は目的地に近づいている,なのになぜ,まだ山中なのだ?」

この不自然さに早々に気付くべきだった.
もしかしたら,出発前のブリーフィング時に説明があったかもしれないが,完全に聞き漏らしていた(伏線回収)

もう一点は軽自動車とのバトル.

この元林道,狭いのに意外に交通量が多い.
降りたドライバーの行動を見ると,どうやら山菜ゲッターに有名な場所のようだ.

通過チェックの手前,順調に下っていると停車していた軽自動車が急に動き出し,こちらは急ブレーキ.
あぁ,せっかくの位置エネルギーがぁ~
しかもこの軽,この後もやたらチンタラ走っている.
そして,いきなり停まる.
そう,正に山菜ゲッターの行動パターンそのもの.

こちらがイライラしているのに気づいたのか,Kazchariを先行させるが,運悪く登りが始まる.逆に軽につかれる.

これが数回繰り返される.
やがて軽は去っていったが,おそらく,このバトルの間に通過チェックを見逃してしまったのだ.

上記2つの要因が重なって,このデッドリーロスに気付いたのは171km地点になってから.目的地を2km過ぎた”下り”の途中だった.

さすがにおかしいと,スマホを取り出し,Google先生に「石狩油田八の沢鉱業所跡石碑」の場所を尋ねてみる.
幸いにも,本当に幸いにも電波が届いていた.
そして2km後方に,その存在を知る.
ようやく「道の駅」が誤記であったことにも気づく.

ここから2km,登り返しかぁ...と一瞬迷ったが”自称”クライマーとしては諦めるわけにはいかーん!
マウントのナビとスマホを入れ替えて,通過チェックを目指す.
途中,前方からやってきたランドヌールとすれ違う.
ありゃ,これ通り過ぎたのバレたか.

で,無事到着.

【169.1km地点:通過チェック3 石狩油田八の沢鉱業所跡石碑】

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うぉーやったぜ.
ミスをなんとか取り戻した.
アドレナリンが出まくっていたせいか,ここまでの道のり,あっという間だった.
個人的「通過チェック難易度ランキング」では堂々の第二位やな.

ちなみに1位はこれ.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

まぁ,今回はKazchari自身のミスであるが(ちゃんと確認しませう)
そやけど,Kazchari同様,見つけるのに苦労した方が多かったようで,事後のランドヌ札幌さんのSNSでも示唆されてたな.

元の地点を過ぎてリセット・ダウンヒル.
林道終わりかけの場所にある民宿(?)にパトカーが停まっており,やたら物々しい雰囲気.
その後の国道でも,やたらこの現場に向かうであろうパトカーを見たので,重大事件だったのかもしれない(調べたけどわからんかった).

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巨大な石狩川河口橋,巨大な霊園脇を過ぎゴールを目指す.
信号待ち時,後続のラナさんやらTさんと合流.

おお,なんだかんだでラナさん,復活してるやん.ハリボー,恐るべし(たぶん無関係)

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で,市内に入り信号峠をクリアして,ゴールのセイコマ着.

【200.8km地点:GOAL セイコーマート屯田五条店】

Kazchariはプラス4km,余計に走っています.

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ゴールレシート入手のために買うのは,もちろん「ザバスヨーグルト風味ミルクプロテイン」

SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN 脂肪0 ヨーグルト風味 430ml×8本 ミルクプロテイン 15g

スタートした屯田西公園駐車場に戻り,完走手続き.

9時間51分.

「薄野200」BROMPTONと40分ほどしか変わらんのはナゼ?

完走メダルを購入し,次のブルベの情報収集.
次週「BRM524美瑛の丘300」,6/7「Flèche」以降の予定は未定.

ただ,本日話を聞いて「BRM614もっと当丸コースター」への参戦を決意.

BRM614もっと当丸コースター

データ上,302kmで「5080m」登るという,グランツール並みの凶悪さである.
あー,これは挑戦のし甲斐あるなぁ.
昨年は雨のせいで”もっと”がつかない「当丸」をDNSしたっけ.

さすがにBROTopstoneだとDNFの可能性も高くなるので,いよいよ”アイツ”をブルベ初投入かな(マジ?)

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数名と「美瑛の丘」での再会を約束し,帰路につく.
「200」の帰りだと,あわてず騒がず温泉にゆっくりつかれる.
向かうはちょうど良い場所にある「北村温泉」
昼間チャリで走ったルートをほぼトレース.これはこれで面白い.

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ただしレストランは宿泊客の貸し切り.
少し遅くなったが滝川の「かつや」で失われた栄養を補給する.

ここ数週やたら走っている国道12号,本日も無事,帰宅できました.
ありがたや.

さて,次は久々の「300」である.
今度こそTopstoneをマグネットコーティング(?)してやる.