2024/5/20 Mon
一戸から九戸まであるが四戸はない
曇り.温度:19 ℃,湿度:70%,体感温度:18 ℃,風速:6.9km/時,風向:SW
前回はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)
ここはコンフォートホテル714号室.
またしても鼻づまりで早朝に目覚めた男がいた.
昨夜は多めのアルコール摂取だったが,特に二日酔いなどの症状はない.
むしろ体調良好(鼻を除く).
旅に出ると健康になる法則が今回も発動中.
浴槽に湯をはり朝風呂.
実に反エコロジーだ.
時間はたっぷりあるので,混みあう時間(開場直後)を避けて朝食へ.
Oさん発見.
Kazchariと同じく,今日13時発のフェリーで苫小牧に戻る.
本日の予定を聞くと,すぐ近くの温泉施設に行くという.
早速検索すると,ちゃんとサウナもある.
素晴らしい情報だ.
フェリー出航までの時間の潰し方として最適である.
部屋に戻り荷物を片付ける.
短い距離とは言え,固いサドルのチャリに乗るので,レーパンとジャージを着用.
「後で取りにくるから」と,荷物を預けてチェックアウト.
二晩お世話になりました.来年も利用する?
例の巨大な歩道橋で線路を渡る.
Google先生の指示に従って進むと,目的地の「熊ノ沢温泉」まであっと言う間だった.
駐輪場には見慣れたOさんの(キックスタンド付き!)ピナレロがあった.
入浴料は¥480.安い.
一応平日なのだが,既に結構な人.
地元民の風呂って印象.
小ネタだが,青森県は人口10万人当たりの銭湯数が23.2軒(2019)と全国一位らしい.
風呂好きの県民性なのだ.
加えて,塩分摂取量も日本一.
以前,ラーメンに醤油をかけて食べる映像を見たことがある.
この2つが揃うと悪い予感しかしないが...まぁいいでしょう.
さて,カラダを清めた後は早速サウナ室へ.
入室時にメガネは外すので,視力ガタ落ち.
ヒトやモノの位置関係は大丈夫だが,判別はできない.
Oさんらしき人影に挨拶.おそらくご本人だったと思う.
ガス式で室温は相当熱い.
もちろん3段目に座って10分.
いつものように1セット目はなかなか効くぜ.
ここのサウナ室は初めて見るつくり.
ドアが2つあり,一つは浴室,もう一つは屋外(露天)に面している.
水風呂も内と外,両方にある.
なんやろ? 夏と冬で使い分けるのだろうか?
両方の水風呂に入ったが,それほど冷たくはない.
露天設置の「ととのいイス」の数は多く,外気浴難民になることもなかった.
温泉の質も申し分ない.
うむ.これはなかなか良い場所だ.
値段も安いので家の近所にあれば一軍昇格やね.
数年前から続くサウナブームとやらで,どこの施設も混んでいるという.
“ととのい”の正体である自律神経のリセット.
その効用を説く言説が多いのは確かだが,同時にサウナに批判的な意見も目に付くようになってきた.
「サウナで体調がととのう」はウソである…心臓血管外科医が心配するサウナに潜む4大リスク
とりあえず意識して水を飲むようにしよう.
持ち込みペットボトル禁止の施設も多いが,あれはどうなんやろね.
ウォーターサーバー(飲料水蛇口)の位置もサウナ評価のポイントやな.
かくいうKazchariもサウナーになったのは2年ほど前から.
「健康になるためにサウナを利用する」のではなく,「健康だからサウナを楽しめる」と考える方が良さそうだ.
さて,3セット終えて露天につかっていると,雨がポツポツと降って来た.
予報では午後から雨となっていたが早まったか.
そそくさと上がってレーパンとジャージを着る.
汗だくになるほど乗っていないので無問題.
この時は辛かった ⇒ ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!
本降りになる前に,荷物を受け取りにホテルに戻る.
リュックを担いで急げや急げ.
Google先生にフェリーターミナルまでの道を尋ねる.
最短ルートを選択.
ありゃ? 一昨日と違う道?
まぁええか,こちらの方が近いのなら...
グラベルやんけ! 帰国しても「ザ・マップ」発動かよ!
結局,見覚えある幹線道路に戻り,相変わらずの凸凹路面と狭い路肩,すぐ脇を走るトラックに怯えながらフェリーターミナルへ.
さらば,八戸! ♪チュワッチュワ~
建物前で輪行準備.
乗船手続きを済ませる.
ばたばたしていて,昼食の時間を逃してしまった.
仕方がない.
フェリー内の冷食にするか.
12:00過ぎに乗船開始.
往路と異なり,平日だけに人が少ない.
ほとんどがトラックドライバーのようだ.
Oさんを発見.
Oさんは温泉の後,八食センターに寄って刺身と白飯をGet.
優雅に海鮮丼をキメておられる.
いつも思うが素晴らしい行動力だ.
だが,この時にとんでもない告白.
センシティブな内容のため詳細は省くが,なんと手に巻いているApple Watchが心臓の異常を検知.
そのデータをSNSにアップしたところ,知人の医師から「受診した方が良い」というメールがバシバシ届いているというのだ.
これはなかなか衝撃的.
KazchariとOさんの年齢はさほど変わらない.
ともに,チャリを含め,普段から活発に運動している.
持病もない(と思う).
それでも...やはり老いにはあらがえないのか.
もし,KazchariもApple Watch愛用者なら,同じように異常検出されることもあるのだろうか.
それにしてもスゴイ時代になったものだ.
インタラクティブにデータがやり取りされるようになれば,主観ではなく客観的に体調不良を教えてくれるし,今は何を食べろとか,どれくらい運動しろとか全部指示されるようになるだろう.
極論としては,データが送られてこない=いつ死んだのかもわかるようになる.
まぁ,今でもほぼそんな感じか.
我がGarminも心電図こそ採れないものの,心拍やら睡眠データを常に記録してるしな.
次のモデルチェンジかソフトのアップデートでAppleに対抗してくる可能性は高い.
いずれにせよ,Oさん(の心臓)が深刻な状況でないことを祈るばかりである.
海を見ながらkindleで読書.
眠気に襲われて,船室で横になる.
夕食も冷食で.
「蟹クリームスパ」.うーむ.なかなかあなどれん味だ.
せっかくなので入浴もしてみる.
予想以上に良いお湯で,むっちゃ気持ちよかった.
オーシャンビューの景色も最高である.
やがて定刻の20:15,苫小牧港入港.
そそくさと下船し,クルマにチャリを積み込む.
20:30.ようやく旭川への帰路につく.
「オトナの修学旅行」と称されるにふさわしい,楽しく充実したブルベ(旅)だった.
それにしても,昨日のPikaさんの機材トラブルといい,Oさんの件といい,もしかしてこれは”あのスポット”に行ってしまったばかりに起きた怪奇現象なのか?
現状,Kazchariに何も起きてはいない.
もしかして『ファイナル・デスティネーション』パターン?
運命からは逃れられないのだろうか...
なーんて言ってますが,楽観的なKazchariはケセラセラ.
次の遠征ライドはどこに行こうか?