2025/6/06 Fri
もぎたてFlèche!(違う)

AJ-北海道さん,昨年に続き今年もFlèche開催である.
「納沙布1200」も控えているのに,運営の方々,めちゃくちゃ大変ではないだろうか...と,そんな部外者の心配はさておき,今年も函館のPikaさんからお誘いいただき参戦.チーム『おだってるJAPAN』再結成である.
詳しくない方にざっくり説明すると,Flècheとはチーム・ブルベのことである.
最低3人のメンバーにて24時間きっかりで,事前に申請した360km以上のルートを走破すれば無事認定.
この24時間というのがミソで,距離よりも時間を守ることが難しい.
公式の説明はこちら ⇒ Flèche Vélocio
Kazchariの場合,400ブルベの標準タイムは19~20時間である.
ゆえに完全に眠気に襲われる前にゴールできるが,Flècheでは24時間走り続けなければならない.完全に活動限界を越えている.
つまり,キツイと言われる「400ブルベ」より,さらにキツイのがFlècheなのである.
さて,今回のメンバーは団長のPikaさんはもちろんのこと,2024年も一緒に走ったK木さん.
それにブルベでたびたびお見掛けするEさんと,青森のMさんが追加戦士として新規参入.
5人のフルメンバーで申し込んだ.チュドーン!(背景で爆発)
今回のナイスプレイス(ゴール)は札幌.
Flèche=矢なので,360km離れた地点から札幌を目指すのがセオリーなのだが,移動や宿泊の関係上スタートとゴールが同じ周遊コースの方が設定しやすい.
我が「おだってるJAPAN」も,Pikaさんが札幌発着の『地球岬400』をベースにコースを引いてくれた.そして本部に承認.
だが,Eさんがやむにやまれぬ事情にて不参加となり,当日は4人で出走となった.
さすが嵐を呼ぶFlèche,今回も何かが起こりそうだ(ここ伏線).
さて,Kazchariはと言えば,スタート前日の金曜日から有給休暇を取得.
使用するチャリの整備を行った後,定宿である『ふとみ銘泉万葉の湯』に移動するといういつものプランである.
使用するチャリはTopstone.
前回の『美瑛の丘300』と同様に,無印グラキンの35Cをはかせている.
Flècheはほぼ徹夜走行となるが,途中室蘭の銭湯にて入浴&仮眠タイムが予定されている.
ならばということで,着替えのインナーシャツと仮眠用のゆったり短パンを持参することにした.
ついでに当日は雨予報.
レインウェアが必須になるなど荷物が増えた.
フロントには「Ride on Bag」を装着.
サドルバックも手持ちで防水かつ最も大容量のこいつにした.
[アールニーゴーマル] 旅行用メッセンジャーバッグ 防水サドルバッグ2ラージ グレー/ブラック
そして,今回の目玉装備はAliexpressで購入した3Dサドルである.
とにかく安い.
何かと評判の良い3Dサドルだが,Specializedなどのブランド物だと¥5万はする.
その1/10なら...まぁ,もし使えなかったとしても諦めがつくか...とポチる.一週間程度で届いた.


ロゴマークは某チェレステカラーのバイクに乗っている人以外は喜ばんぞ.
両面テープ固定なので簡単に剝がせます.
非常に軽い.
弾力あるサドル面,カーボンレールとも質感高い.
問題は耐久性.
走行中に折れたり割れたりすると怖い.
それをいきなりFlècheで試すとは...本来なら最もヤバい行為.
まぁ,こういうのはやってみてから考えましょう(楽天的にもほどがある).
つーことで14時過ぎ,自宅を出発.
滝川のセイコマまでノンストップ.
軽く補給.
最近は走行中にもちゃもちゃ食べられるグミがお気に入り.
おっ,噂の「ハッピーコーラ」があるやん.
人気グミ「ハリボー」に大麻混入 子供がめまいなど訴え オランダ
ここは最近のマイブーム,タフグミの梅味をげっと.
セイコマを出ると「20歳 日本一周中」のプラカードを掲げたカブを発見.
急に振り出した雨に雨宿りか.
何か奢りたく...にはならなかったなぁ.
つーことで『万葉の湯』着.
実にディストピアな要塞風.

館内の飯は高くてイマイチ.
チェックイン前にハスラーを置き,歩いて食事に出かける.

メルヘンでファンタジーな「太美駅」を越えて『なかむら』へ.

時刻は17時.ちょうど開店の時間.
平日夜のせいか客の数はまばら.
「お子様用味噌ラーメン」(ノーマルは多すぎる)と...

巨大「ぎょうざ」を注文.カーボローディングだぁ!(脂多すぎ)

この後,小ライスを追加(美味し).
で,にんにく臭い息を吐きつつ『万葉の湯』に戻ってチェックイン.
”サ活”後,『その着せ替え人形は恋をする』を最新14巻まで.
1巻の伏線回収が見事.妙に哲学的になっていてwww
22時になった.
リラックスルームのごろ寝スペースへ.
『万葉の湯』おおむね満足な宿だが(正確には宿泊施設ではない),やはりごろ寝スペースのマットはクソ.
背中にあたる部分に段差があって,横になると気になる.
ブランケットでなんとかごまかし,アイマスクと耳栓を装着.
【睡眠専門家監修】アイマスク 睡眠用 【眠れる遮光率100%】
そうそう,バイブアラームのセットを忘れていた.
明日は5時半に起きるべし.
zzz

(その1)へ続く.