雨の連休なので...

2025/11/2 Sun

ばったばた

iPhone15 Pro

せっかくの週末なのに天気がよろしくない.
昨日の土曜日なんぞは暴風雨だった.
おかげで予定していたBROMPTONの旅準備&フル装備での試走が日曜にズレこんでしまった.

BROMPTONで四国一周~計画編

だがしかし,本日日曜も朝からけっこうな雨.ぐぬぬ.
仕方がないので,以前より懸念していた本ブログのメンテ作業を行う.

実は10月に入ってから,閲覧数や訪問者数の伸び率が異常だった.
9月までは月あたりの訪問者は7,000人ほどだったのに,なぜか月半ばで20,000人越え.

最初は「バズッたバズった,これでワシも夢のブログ長者の仲間入りじゃあ!」

とパワーのごとく喜んでいたが,いくらなんでも急すぎる.
で,履歴を調べてみると,何やら検索窓に怪しいコードがひっきりなしに入力されている.
Gemini先生に相談してみると,どうやらサイバー攻撃を受けている可能性があるとのこと.

あわわわ,それは怖い.

もちろんセキュリティブラグインは導入しているが,マイPCからあんなデータやこんなデータが盗まれたり,改ざんされたりするかもしれぬと考えると,不安で夜しか眠れない(使ってみたかった)

そういやずっと前から「PHPをアップデートしてちょ」というメッセージが表示されてたなぁ.
やり方がわからんくて,ずっと放置してた...って,これのせいか!

ちなみにPHPとは,

ウェブサイトを動的に生成するために使われるサーバーサイドのプログラミング言語であり、WordPress本体やテーマ、プラグインの大部分はPHPで構築されています。

だそうな.なんだかよくわからんけどわかった.
確かにプラグインのいくつかがまともに動かなくなって削除した記憶が...(何しとんねん)

びびったぁ!~WordPress「Parse error syntax error~***」!

で,本腰入れてPHPのアップデートを...って,どうやんの?
...な,なるほど,自分のブログ内ではなくレンタルサーバー側でアップデートするねんな.
そりゃ,気づかんわけや.

おお,これまで止まっていたプラグイン達,4つほどが次々に自動アップデートされていく.
えー,ちゃんとしたアルゴリズムでカウントすると,攻撃系がはじかれて,1日の訪問者は...100人もいないことが判明.
まっ,そんなもんだ(シクシクシク36)
承認欲求ではなく,あくまで備忘録orボケ防止で書いているので,これでいいのだ.

お次はBROのパッキングチェック.
LCCの預け荷物料金よりも,ゆうパックの方が安いことに気づいたKazchari.
例の「Pハンドルバー事案」のおかげで余裕のパッキング!

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

...のはずだが,意外に荷物が多かった.
まず,ペダルとサドルを外して箱に入れる.
車体の隙間にもシューズが入る.さすがにメットは無理か.

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で,この空いたスペースにメインバッグ.

そして「Ride On Bag」も入れる.

キレイにおさまった!...って,バッグの中からっぽやん!
さすがにジャージやら着替えを入れると,さすがの最強BRO箱でもキツいか.

最初はライド用のミニリュックだけで飛行機に乗れるかと思ったが物理的に不可と判明.

着替えの一部と,ゆうパックで空輸できないモバイルバッテリやダイコン.充電式ライトは大きめのリュックで持ち込み荷物やな.
7kgには収まるだろ.

雨はまだ止まない.

昼食は「かつや」へ.
知らないうちに期間限定メニュー「トンテキ」がレギュラー化!
これはうれしい.
早速「トンテキ&チキンカツ定食」をオーダー.美味し.

家に戻る頃には小雨に.
先週のグラベルライドでドロドロになったTopstoneを洗車.

TopstoneなJさんからの挑戦状〜新十津川発のグラベルライド

一応,レインウェアを着ながら作業.
雪が積もる前にこいつでグラベル行きたいねぇ.
リアの空気だけがやたら抜けているのが気になる.
チューブレスだけどスローパンクってあるのか? シーラント不足?

そこへクロネコさんからお届け物.
かなりの重量物で申し訳ない.
受け取ってとりあえず玄関まで運ぶ.

悩みに悩んでついに買っちった.

巨大アイテムだけに部屋を掃除しないと設置できない.
BROの試走もできそうにないし,少し部屋を整理しますか.

読まない本が多すぎる.
聴かないCDが多すぎる.
着けない時計が多すぎる.
着ない服が多すぎる.
積みプラが多すぎる.

処分するのは...今度でいいや(あかん)

とりあえず部屋が片付いたっつーか,モノは移動させた.
いよいよ組み立てますか.

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明日はようやく朝から晴れ.
楽しみなライドイベントが待っている...はず.

TopstoneなJさんからの挑戦状〜新十津川発のグラベルライド

2025/10/26 Sun

虎の穴?

いただき画像

曇り.温度:7 ℃,湿度:81%,体感温度:8 ℃,風速:2.2 km/時,風向:NNE

本日は砂川からの刺客ことJさんのアテンドで新十津川発で奈井江やら美唄の山々を巡るグラベル三昧ライド.

Topstoneな美唄グラベル遠征ライド

ヒグマ被害の報告が相次ぐ昨今.
二人だけで山奥を走るのはキケンと,Jさんが地元や札幌のグラベルライド仲間に声をかけた.
結果,総勢7名での豪華なグラベルツアーとなった.

気になるのが当日の天気予報.
一週間前から傘マークが消えない.
前日まで雨予報のままだったが「昼過ぎまでは大丈夫でしょう」ということで,いざ,新十津川へ!

朝7時に家を出て集合場所には8時半頃着.
既にJさんが到着していた.
続いて参加メンバーが続々と到着.

みなさんとは初対面なのでご挨拶.
そして始まるメカ談義.
ロードと違って,グラベルはカスタムの幅が広い.
マイナーなパーツ名やら専門用語が飛び交って,メカに弱いKazchariは全然ついていけん.

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雲多めではあるが雨は降っておらず,あまつさえ太陽も出ている.
念のためとジレやらウインドブレーカーをリュックに詰め込み,さぁ出発しましょう.

まずは舗装路を軽く走りつつウォーミングアップ.
風が冷たい.
早くカラダを暖めないと.
いくつかの角を曲がってグラベル開始.

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Jさん曰く,この辺りのグラベルはカーブなど一部舗装されていることが多いそうな.
とまぁ,それはともかく坂が来たぁー! うひょうひょ(変態)

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いやいやこれは楽しいな.
(写真は舗装路だが)適度な締まり具合のグラベルが実に走りやすい.
軽量(?)な車体,それに前後サスが良い仕事をする.

リエゾンを挟んで今度は開けた場所に出た.

いただき画像

十勝周辺のグラベルに似た雰囲気(そうか?).

Topstoneな音更周辺グラベルライド

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いただき画像

界隈(?)で有名な神内ファーム周辺.
何やらおしゃれな別荘が並ぶ.
長いダウンヒルを終えて休憩.

続く舗装路はアップダウンが激しく,インターバルトレーニング状態.
いつものE-Bikeに引き回される「旭川自転車愛好会」でのグラベルライドを思い出す.

「今日って,もしかしてゆるポタではなかった?」ことに参加者が気づき始める頃.

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舗装路の坂を登るとそこはワイン用ブドウ畑.
そういや先日の鷹栖ライドでも似たような場所があったな.

TopstoneなNew鷹栖グラベルライド

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どうやら北海道はワイン産業を積極的に盛り上げようとしているようだ.
温暖化のせい? 米もおいしくなったしな.
まぁ,ワインに限らずKazchariはあまり酒は飲まんけど(除くキャンプ時)

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

さぁさぁ,次のグラベルだ.連続攻撃だ.

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荒れた路面のダウンヒル中,先行するJさんが急にストップ.
何かが落ちた? ただの石はねだった模様.
Kazchariを含め,誰かが何かを落とす(壊す)のもグラベルあるある.

集団ライドは楽しいが欠点もある.
自分のペースで止まれない=写真が撮りにくいこと.
特に今日は...徐々に巡航速度が上がってきたぞ.
これはこれで楽しくて停まるのがもったいない感覚.

やはり元々”そういう”走行会&メンバだったのか?

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次のグラベルは泥ヌタ.
こういう道はファットが楽しい.

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補給ポイントが乏しい今日のルート.
Jさんがあらかじめ調査していた自販機ポイントに到着.
Coke-on他,キャッシュレス対応だが,電波が悪いのかなかなか決済されない.
その上,例によってゴミ箱がないのでKazchariはパス.

休憩中,話のタネにこれまでの冬チャリ写真をみなさんに公開.
変態認定されてしまった.名誉だ.
今年も12/30に開催予定の,例のアレを宣伝しときました.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

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地元の農家さんが開いている臨時売店を発見.

この近くに住んでいる参加者のOさん.
スタートからここまではMTBだったが,集団についていくのが辛くなり自宅でグラベルバイク(スペシャのDIVERGE)に乗り換えてきた.
おお,本気モードだ.

そう,未舗装だけならMTBは無敵だが長々と続く舗装路は苦手.
やはりダートだけのクローズドコース向きだな.

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で,この売店だが開店は本日まで.
在庫一掃なのか,豚汁とおにぎり,漬物のセットがなんと¥200!という昭和価格.

iPhone15 Pro レンズが曇っている...

美味しくいただきました.
特に漬物の塩分がありがたい.
ここでの補給がなければ,この後の激坂を乗り越えられなかった...かもしれない.

朝出ていた太陽は姿を隠し,すっかり曇り空に.
今にも降りそう.
のんびりしているヒマはない.急ぎましょう.

これからがメインイベント.
奈井江林道「京極線」に突入する.
まずは高速道路下のトンネルをくぐる.

ゲートありだが通行禁止というわけでなく,山からエゾシカが降りて来るのを防ぐ目的で設置されている.

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全員通過後,きちんと閉めました.

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ここから延々と続くヒルクライム.
外部スピーカーを装着している人はボリュームを上げる.
突如『ブレイバーン』が流れてきて大笑い.

『勇気爆発バーンブレイバーン』がとりあえず面白い

場所が場所だけに勇気爆発である!

例によって最初はヒルクライム・ヒャッハーだが,知らない道ゆえ全然ゴール(山頂)がわからん.
曲がっても曲がっても登っていく道が見える.

調子に乗って走っていると,Jさん他をちぎってしまい,一緒に走っているのが,先ほどグラベルロードに乗り換えたOさんだけになってしまった.
それに...気のせいだと思いたいが,林の中から「カサカサ」という音が幾度となく聴こえてくる.

これはヤバい.ヤバすぎるぞ!

この辺りは超ヒグマ出没エリアなのだ.
先ほどの売店のおばちゃん達にも忠告されたばかり.
ここはペースを落として,後方の集団を待つことにした.

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ちょうど頂上っぽい場所に到着.
この山に詳しいOさんに訪ねると,本当の山頂はもう少し先らしい.
まぁ,展望もまぁまぁあるし,ヒグマが潜んでそうな林もないので,ここでみなさんを待つことにする.

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ところがJさんとSさんの2名がなかなかやって来ない.

ま,まさかの事態?

...と思う頃,お二人到着.
Sさんが持病の腰痛悪化でリタイヤ寸前だったとのこと.
だが,この場所からだと戻るも地獄,進むも地獄エリア.
あと少しで登りも終了.
騙し騙し進むことになった.

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ルート上の山頂はここらしい.地味だ.
ここからは爽快なダウンヒル開始.

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開けた場所で急停車&撮影大会.
とんでもなく山奥である.
間違っても一人で走る勇気はない.
なんとJさん,このライドのために試走してくれたらしい.勇者だ.

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小粒の雨が降って来た.
本格的にヤラれる前にゴールできるか?

この辺りの林道の特徴なのか,この京極線もところどころ舗装されている.
ただし,その路面状態は決してよくなく,また緑色のコケが生えている.
一歩間違えればスリップダウン.
そして動体視力の低下がキバを剥く.
今日はコケません!

EPICな神の子池トレイルライド

腰痛のSさんも含め,全員無事に下りきる.
これで今日のハイライト「林道京極線」をオールクリア.
実に走りごたえのあるグラベルだった.
さすがのJさんチョイスである.

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とまぁ,一息ついた感じなのだが,実はこの後のルートも面白かった.
どこかの採石場につながる道のせいか,大型トラックが行きかっているようで,未舗装にも関わらず路面がガッチガチに固められている.
ツルツルではなくしっかりとグリップ.
緩斜面かつ道幅の広い超高速ダウンヒル・ロードだった.
これは楽しい.

しばらく進むと久々に住宅街.
ようやく一安心.
ヒグマとの遭遇を無事回避したぞ.

で,国道12号を渡って,文明社会の象徴であるコンビニにIN.
あくまで昼食はデポ地近くのレストランの予定.
腹が減ったが,ここはエナジージェルだけで我慢.

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石狩川沿いの堤防へ.
寒い寒い.早く帰ろう.

前方からクルマがやって来た.
まぁ,広い堤防だしクルマの通れるのか...とボヤーッと見てると,車体の後方から黒い生き物が...

えっ,えっ,まさか! こ,子熊!?

と,一瞬ビビったが,なんてこたない.黒い犬だった.まぎらわしいわ!
後で聞いたところによると,クルマに乗りながら犬の散歩をする人が結構いるそうな.人騒がせな習慣である.

もう一つ.
この河川敷は森から結構離れているのだが,実はクマの目撃証言も結構あるそうな...シャレにならん.

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それはともかく,この堰は妙におシャだ.

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つーことで,セグメントになっている激坂タイムアタックなどを経て,雨が本降りになる前に無事デポ地に帰還.お疲れ様でした.

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泥だらけになったTopstoneだが,乾いてしまった土をタオルで拭くと傷だらけになってしまう.
本格的な洗車は家ですることにし,ゆっくりとハスラーに積み込む.

だが,SさんTさん,なんと充電式の高圧洗浄機と水タンクを持参.
洗車を始めたのでびっくり.
いやぁ,もうそういう時代なのだ(意味不明)

思ったよりも安い?

で,落ち着いたところでレストランへ.
えー,現在15時.田舎あるあるで14:30でクローズ.
もう一軒,温泉施設にあるレストランもクローズ.

見事に昼食を食いっぱぐれた一行であった.
ホンマ,途中の臨時売店で豚汁とおにぎり食べといてよかった.
とは言え,それだけでは足りず,非常用にと持っておいた補給用のプロテインバーに手をつける.

つーことで本日は解散.
そのまま帰宅する者,風呂だけ入る者などバラバラ.
また会いましょう.

で,Kazchariは先ほどの温泉施設『グリーンパークしんとつかわ』にてサウナ3セット.

グラベルではコケなかったのに,洗い場で滑って転ぶトラブルあり.
実は相当脚に来ているのか?

すっかりデキあがった後,外に出ると大雨.
慎重に運転しつつ旭川に帰還.

ふー,なんとか雨は回避.
総勢7人のライドでクマさんからも退避.
ヴァリエーションに富んだグラベル.
楽しいライドでした.

雪が降る前にまたどこか,走れますかな?

Topstoneな晩秋のグラベルライド

2025/10/25 Sat

秋が短すぎる

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曇り.温度:6 ℃,湿度:63%,体感温度:5 ℃,風速:8.6 km/時,風向:S

来週の天気予報に雪マークがちらほらな旭川.
あっという間に終わりそうな紅葉を求めてお気に入りのグラベルへ.

マシンはTopstone
ウェアもいよいよウインター仕様.
その昔,海外通販の雄,wiggleで買ったdhb製のこいつは裏起毛に加え,表面もウインドブレーカーっぽい素材.
防寒と防風・防水の全てを兼ねている.
今や手に入らないっつーか,似たアイテムがあっても高すぎる.
これも全部,新コロってヤツのせいなんだ...

wiggle

より重要なのがインナー.

今シーズンは灼熱の真夏も半袖ジャージ下にこいつで乗り切った.
冬は冬で適応.正にオールシーズンインナーだ.何より安い.

グローブはなぁ...陽は出てるし,とりあえず指出しでがんばるか.
念のため長指をフロントバッグに入れておく.

同じ商品が様々なメーカーが出ているが,おそらく大元は一つ(中華あるある)
示指と母指の開閉が超便利.スマホを始め,ギアの操作がめちゃめちゃ楽.何より安い.
真冬はこれ1だけだとキツいが,ハンドルカバーさえあれば無問題.

てな感じで,まずはいつもの忠別川サイクリングロードへ.
あれ?

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そういや先週も注意書き出てたな.
幸い全線通行止めではなく,一部区間のみ.
遠回りで迂回.

正に秋晴れ.
日光が心地よい.

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色合い的には今が一番良い時期かもしれない.
空気も澄んでいる.
そして,”この時間帯”はまずまずの暖かさだった.

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サイクリングロードを真っすぐ進むと,いつもの「魔界への入口」に到達.
ここからグラベル...ではなく,かろうじて舗装,その上を落ち葉が覆いつくすお気に入りの道が待っている.
スリップ注意.数年前はファットバイクでコケた.

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例年に比べると落葉が少な目で一部路面が露出している.
あまり手入れがされておらず,木の枝が膨隆してバンプを作っている箇所あり.
ロードバイクでとばすと,吹っ飛ぶ可能性あり.

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久々に「めだたんぼー」をセット.

まるでカタログのような写真.
少し彩度をいじっているが,加工というほどでもない.

ホンマ,写真とは光を写すモノ.
陽の入り次第で仕上がりがダンチ.

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越冬準備に余念がないエゾシマリス数匹.
さすがにこの辺りに羆は出ない...よね?

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まずまずの紅葉具合.
あおりで撮ったら直射日光でゴースト発生.

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以前に比べると木の伐採が進んでスカスカになったような気がする.
良くも悪くも”走りやすい”サイクリングロードになってしまふのか...

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半舗装路のサイクリングロードを抜け,定サウナ施設『花神楽』を通過.
そのままアップダウンを何度か繰り返すと,本当のグラベルに突入.

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ここも落葉,紅葉とも少な目のように思われる.
今日は登りルートだが,もちろん対向で下る方がハイスピードで楽しい.

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林を抜け農場のど真ん中を突き抜ける.
さほど斜度はないように見えるが,後半は10%越え.
グラベル・クライムは感覚が狂う.

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新ルート開拓.
もちろん進入する.

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写真ではわかりにくいが眺望抜群.
広葉樹と針葉樹,そして冠雪した山々とのコントラストが美しい.

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急坂を下って,一旦,丘を降りる.

さて,次はどこへ?
そういや今日は15時に所用があった.
あまり遠くに行くと食事の時間がなくなり,家に戻れなくなる.
ここはコスパ(何の?)よくダムだな.

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これまた山々,木々,湖の調和が素晴らしい.
それにしても青空はあるけど雲多すぎじゃね?
予報によると明日は雨だとか...今のうちだな(何が?)

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ダム湖の対岸へ移動.
幸いまだゲートは開いていた(冬期は閉まる).
トンネルを通ってダウンヒル.
この頃から日が陰り急に冷えて来た.

ジレを着,念のためにとバッグに入れておいた長指グローブに交換する.
途中のベンチで一旦停止.
画になる構図を探す.

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坂の途中,この辺りに点在する柱状節理な崖+紅葉.

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この後は,往路同様に忠別川サイクリングロードに乗る.
追い風基調で結構なハイスピード.
ただし寒い.
止まらない鼻水.そして涙目.
障害物がない真っ直ぐな道を無心で漕ぐ.いわゆるゾンビ走法.

例の「納沙布岬1200km」の後,コラムを入れ替えてハンドル位置を2cmほど下げた.
よりスポーティなポジションになったような...ほとんど変わらんけど.

ハンドルが下がった分,ケーブル位置も移動.
フレームに貼った傷防止テープが役に立たなくなった.

ちょうど汚れてきたし張り替え時期かな.
まぁ,グラベルロードMTBのキズを気にするのはナンセンス.

無事帰宅.
即シャワー室.
昼食を食べ損ねた.
不本意ながらカップ麺を開ける.
ただし,プロテインは欠かさない.これで解決(何が?)

Topstoneはグラベルを走ったわりに泥汚れ少な目.
特に洗車の必要なし.

天気予報は「明日の降水確率80%」と告げている.
久々のグループライドは雨のグラベルなのか!?

早くも公開!Randonneurs Sapporo 2026年ブルべ!

2025/10/24 Fri

妄想爆発

2025年5月6日撮影 薄野200

北海道ブルベ団体の1つ,Randonneurs Sapporo(以下,ランドヌ札幌)さんの2026年開催ブルベが発表された.

2026年開催BRM Randonneurs Sapporo

例年に比べ早い!(たぶん)
ただし公開されているのはブルベの名称と実施日,および設計者のみで詳細は未定.

ブルベの場合,その名称からだいたいのルートを予測できる...いや,できない場合もある.
そこで,今回は勝手に中身を予測.
ルートと参加可能性を考えてみる.

【BRM504風連200】

旭川発着である.

「風連」という地名から名寄方面往復が予測される.
国道40号で直に北上すると片道約80km.
まぁ,これで済むとは思えんので,おそらく「岩尾内湖」or「朱鞠内湖」経由ではないだろうか?

GW中だし,地元民としてこれは出場せねばなるまい(そうなの?).
もちろん雨ならDNS.

【BRM524恵庭北200】

恵庭発着ということは,今年開催のGPSデータ配布なしの「恵庭200」に似たルート?
それともレトロ・ブルベ第二弾として,またしてもキューシート提示オンリーで別コースなのか?
今のところ参加は保留.

【BRM613積丹400】

ランドヌ札幌の定番ブルベ.
大きな変更はないかと.

https://randonneurssapporo.net/brmr%ef%bd%8d/2024brm/brm622shakotan400/より

上は2024年のルート.
通しではないが,一応走った所ばかりなので,参加熱意は低め.

【BRM718後志300】

「後志」はおそらく道民でないと読めない.
「こうし」ではありません,「しりべし」と読みます.

似たポジションの「胆振」もある.
その昔,大阪ローカルの番組にてアナウンサーが「たんしん」と読んでた記憶がうっすらと.正解は「いぶり」

と,まぁこんな話はともかく「後志地方」とはこのあたり.

https://www.shiribeshi.pref.hokkaido.lg.jp/gyosei/machi/index.htmlより

スタートは倶知安なので,積丹周りでぐるっと300kmかなぁ...と思ったがたぶん違う.
南下っつーか黒松内や島牧,もしくは苫小牧方面に行くのでは?と予測.
そう思う理由は翌々日に行われるブルベにある.

【BRM718どうなんだよ600】

「後志300」と同日スタートの600ブルベ.
途中まで同じルートと予測.
300の方は150km地点で折り返すとか...ホンマに?
行ったっきりでないのは確実.
なぜなら,翌々日に開催されるのが...

【BRM720ウニタラコ200】

このブルベなので.
これも倶知安スタートなので「300」も「600」も戻って来る必要がある.
そして名称通りにウニ=積丹,タラコ=岩内方面に向かう200kmでは?

つーことで海の日連休を目一杯使う800か500の連続ブルベ,倶知安は宿代が高いので参加するなら道の駅で車中泊か.
もしくは定宿のトリフィート?

【公式】トリフィートホテル&ポッド

「積丹400」よりはこの「後志」+「ウニタラコ」の500が好みだ(あくまで妄想).

【BRM919岩木山200】

さて,ここからは怒涛のシルバーウィーク連続ブルベ.
まずは八戸スタート.
だが「岩木山」が目的地ではなさそう.
なぜなら翌日の「北へ600」が函館スタートとなっている.
つまり津軽海峡を渡って函館がゴールなのか?

もしくはこれ単独で八戸発着? それはなさそうな気がするけど.
いずれにせよ,フェリーに乗っての東北遠征ブルベは楽しかったなぁ...

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

【BRM920北へ600】

つーことで「岩木山」の翌日は函館発で600.
ちょっとGoogel先生に函館⇒浜頓別の距離を聞いてみたら...625km.
まぁ,そういうことなのでしょう.

オーソドックスなルートであれば,自宅の旭川はだいたい420km地点.
夢の自宅仮眠所爆誕か?...と思ったら,これってルール違反?

BRM/AJ規定

一方でこんな話も...

東北1700_2: ルール違反で失格?

トラタヌなので今考えても仕方がない.
で,「北へ600」に話を戻すと不思議なことが...

【BRM922浜頓別300】

こいつのスタート地点がなぜか稚内だということ.
もしかすると前日のゴールは浜頓別ではないのかもしれん.
浜頓別はあくまで経由地で稚内まで行くのだろうか?.
確かにその方が宿は取りやすい.
まさか浜頓別⇒稚内は別途移動?

さらに謎なのが翌日の...

【BRM923札幌までまだ400】

こいつのスタートは士別.
稚内ー士別は直線で212km.
距離的にはまだ半分である.
うーん,どこで稼ぐのだろう?

そして士別⇒札幌も194kmと,200を切っている.
こりゃ相当な遠回りルートが設定されそう.

いずれにせよ,シルバーウィークではなくパラダイスウィーク・アゲインと言ったところか.
とんでもないブルベになりそうだが,マイスターO西さんはもちろん参加されるだろう.もちろんBROMPTONで.

【BRM1018薄野200】

2026年の締めくくりは,これまた伝統の薄野200.
本来の開催時期に戻った.
おそらくルートも変わらないでしょう(たぶん).

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

もし参加するなら,もちろんBROMPTONだな.
GWと10月上旬,どちらが寒い?

つーことで,ランドヌ札幌の2026年ブルベの発表を受けての雑感でした.
詳細な情報発表後に答え合わせやな.
AJHさんの発表も近いだろう.
めっちゃ楽しみである.

TopstoneなNew鷹栖グラベルライド

2025/10/5 Sun

グラベル・ハイ

いただき画像

曇り.温度:19 ℃,湿度:80%,体感温度:17 ℃,風速:12.2 km/時,風向:SSW

今日は「旭川自転車愛好会」のイベントに参加.
前回はロード(BROMPTON)によるカレー・ライド.

BROMPTONな旭川自転車愛好会でカレー食べ放題ライド

本来,この会はグラベルを主な活動場所としている.
つーことで,本日は鷹栖方面のジャリと戯れる.楽しみだ.

昨日のカミヒルから続く鼻炎症状が心配だったが,この2つの薬でなんとかくい止める.

集合は鷹栖町の「パレットヒルズ」に9:30となっている.

当初は自宅からの自走を考えていたが昨日の疲れが少し残る.
さらには一昨日の献血の影響も考え,ハスラーにTopstoneを積み,現地へ向かうことにした.

20分ほどで到着.初めての場所である.

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キャンプ場が併設されているが,なぜか敷地内にトライバル風の装飾.野外フェスでもあるのか

ハスラーからTopstoneを下して,高台の東屋へ.
今日の参加者はKazchariを含めて5名.
これでもいつもより多いぞ.

問題のe-Bikeは今回も2台(CさんとSさん).
ふっふっふ,天気も良いし,さぁ,地獄のインターバルトレーニングの開始だ.

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スタート直後からいきなりグラベルスタート.
素晴らしい.
以前もこの会で鷹栖近辺を走ったことはあるが,今日は完全新規コースだという.
ホンマ,Cさんの調査能力&ルートチョイスには頭が下がる.

Topstoneな鷹栖町グラベルライド

こんな手すりのない橋とか...

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ぶどう農園とか...

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そして,いよいよ本格的な山岳ルートへ.
昨今のヒグマ事情を鑑みるに,一人で進入するのは憚られる.

にしても,今年になってからの日本各地で起きているクマ出没頻度は異常.
先日の群馬でのスーパー進入はマジで恐怖...と思ったら,昨年も秋田で似たような事案があったとか.

こりゃもう,町を壁で囲うか,こちらが鉈や斧で武装する必要がある.なんだ,この『進撃』感.

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山に入るので当然登りがある.
献血翌々日後だが,脚がちゃんと回ってうれしい.

Gemini先生に「400ml献血後からの回復期間」を聞いたところ...

血液の量  ⇒ 水分摂取にて短時間で回復
血漿成分  ⇒ 約2日
血小板成分 ⇒ 約4~5日
赤血球成分 ⇒ 約3~4週間

ありゃ,意外にかかるもんだ.
今日だと血小板すら戻ってない.ケガできひんやん.

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まぁ,走りだしてしまえば,そんなこたぁ全然気にしないわけだが.
それよりなにより森の中がひたすら心地よい.

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センターが草のダブルトラック.このコントラストがいい.

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本日は久々のグラベルタイヤ「GRAVEL KING X1」仕様.

チューブレス&3.0Bar運用.
さすがに無印スリックでのグラベル走行よりも,はるかに食いつきが良い.

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例によってe-Bikeをペーサーに踏み踏みトレーニング
がんばれ,我が心臓と脚.

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写真ではわかりにくいが,この後は結構なダウンヒル.
登りも楽しいが,下りも悪くない.
今年の『NISEKO GRAVEL』に出れなかった分の悔しさを取り戻す!

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

2026年はエントリーできそうな気配.

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さて,ここからがCさん曰く「恐怖ゾーン」らしい.
ヒグマの出没情報でもあったのか? ⇒ 間違いではない.

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あそこに見えるのはなんだ?

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オオカミを模したヒグマ追い払い装置だった.
首の下にセンサーがあって,何かが通過すると反応.
光と音で威嚇する.
先程は大型トラクターに吠えていた.

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試走の際,Cさんはいきなり登場したこいつにビビったそうな.

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確かに近づくと反応.
かなりうるさい.町に近い場所では設置できないやろな.

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リエゾン(舗装路)を出たり入ったりして別の地点へ.

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十勝エリアにあるような,見通しの良い直線グラベルが現れた.
昨年に続き,今年もTOKACHI GRAVELが開催されたらしい.
参加したCさんによると,今後もルートを拡張していく方針とのこと.
GPXデータを公開してくれへんかな...

Topstoneな音更周辺グラベルライド

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林道脇に突如あらわれたオオカミ犬の森

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別に怪しい実験施設でも何でもなくて,オオカミの身体的特徴を強く持つ個体を繁殖した「North American Indian Dog」と言う北米産の犬種を飼育しているらしい.
入園料(¥1,000)がもったいなくて,入口からちらちら見える白っぽいボディを見物しただけだが,駐車場は満車(レンタカーが多い).
知る人ぞ知る人気施設なのか?

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少し走って昼食の時間.

鹿肉メニューで有名なレストラン三恵へ.

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「鹿肉カツレツ」にした.美味し.
他のみなさんが頼んだ「カレー」や「ステーキ丼」もボリュームたっぷり.
値段もそれほど高くない(~¥2000).

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このお店,鹿肉料理の他,ドッグランも併設するなど全てが犬尽くし.
犬好きにはたまらない店である.ちなみにKazchariは完全無欠に猫派だ.

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本日は気温高め.
各人ともボトルの水がやばい.

「三恵」さんを出てすぐのバス待合所に自販機を発見.補給する.

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田畑わきの農道をクネクネとつなぎ,スタート地点に戻る.

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最後のヒルクライム.今日は脚がよく回る.
Topstone「GRAVEL KING X1」も今日のコースに最適.

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デポ地に戻ると,ものすごい人出.
ほとんどが家族連れ.
キッズ系の番組で有名な「ケロポンズ」という音楽ユニットの野外コンサートだったようだ(有料)

Google先生によると,2008年頃からNHK番組に楽曲提供とある.
娘が2歳頃なので,どんぴしゃ世代だが,なぜだか全くノーマーク.
キッズ音楽界隈も奥が深い.

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あまりここでダベっていると,タダ聴きかと勘違いされそうなので早々に解散(それはない)

もう10月だし,今年の走行会はこれで終了? いや,紅葉グラベルシーズンはこれからでしょう!

いただき画像

つーことで,Cさんプレゼンツの新しいグラベルコース.
平坦基調だったがむっちゃ楽しかった.

近所なのに知らない道,店がまだまだたくさんあるねぇ.
新発見だらけの充実したライドだった.

Topstoneな深川行ったら自転車道とラーメンがベネだったライド

2025/9/15 Mon

いま 風のなかで

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晴れ.温度:20 ℃,湿度:72%,体感温度:22 ℃,風速:8.6 km/時,風向:SSW

前日のライドで汚れまくった我がTopstone.

来週末の400ブルベに向け,Topstoneに再度TTバーとライト装着用延長バーを装着.
そして『納沙布岬1200』で小穴が開いてしまったタイヤに詰めたボンドを,走って削る(キレイにはならん).
スリックタイヤのままだが,ついついグラベルに突入してしまう定期.

翌祝日も朝から快晴.

洗車前に今日もこいつでライドすることにした.
もちろんTTバーは付けたまま,タイヤもスリック.

となると,自ずとグラベルメインではなく舗装路中心のLong Slow Distance.
最近ご無沙汰な深川方面に行くこととした.

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いつも気になる「管理人え」表記.
少し登って,まずはお気に入りのグラベルに突入.

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最初はやや荒れ気味の舗装路(下り).
この道は奥に牛舎があるため,積雪期でも開通している.
面白いことに雪上の方がはるかに走りやすい.

ファットな今シーズンラストのスノーライド

同じ道とはとても思えない.

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左の道が気になる.
この林道は脇道があちこちにあるが,熊出没が頻回の昨今,さすがに1人で散策するのは気が引ける.
とは言え,チャリでグラベルライド中に襲われた...という話はついぞ聞かんけどな(遭ったら終わりか)

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昨日も思ったが,さすがPanaracerの誇るGravel King.
無印=スリックなのだが,こんなフラットなダートだと何も問題なく飛び込んでいける.35Cの恩恵か.

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舗装路(リエゾン)を経由して国道12号へ.
長らくの工事によって入口が閉鎖されていた自転車道に入る.

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車道時代だった頃の名残り隧道.
光の入り方が美しい.

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落ち葉が多いものの路面状況は良好.
いつも通り,対岸のサイクリングロードが気になって仕方がない.

崖崩れで通行止めとなって十数年.
もはや旭川市に修復の余裕はないらしい.もったいない.

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例の事件ですっかり有名になった神居古潭.
橋上は車両通行禁止.
だが,そこは自転車.降りて押せば無問題.
まぁ,今日は渡る気なし.ましてや例のトンネルは...怖い.

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先へ進みましょう.
道道57号を走る.
グラベルを経由したせいか小腹が空いた.
セイコマ納内店にピットイン.

(道内)SNSで話題沸騰中のセイコマブランド「あんバターサンド」を発見.
食べてみる.

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道産あずき,粒あん,小麦粉,豊富牛乳・バターを使った究極の道産子スイーツ(決して柳〇のパク...ではない).

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この小型サイズにしてそのカロリーは...なんと269kcal
こんなんライド中しか食べたらアカン奴や.

そういや昔,こんなんもあったな.

『チェリオ クリーミーマヨネーズ』を食べた

ちなみに体重58kgのKazchariだと,25km/hのサイクリング30分で消化するらしい.ありゃ? あっという間になくなるやん.

納内交差点名物のマネキンと.
ついに撮ったどー!

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で,深川市内着.
お昼にはまだ早い.
このまま未知の道を探索することに.
石狩川まで行き,河川敷のサイクリングロードを下流方面に進む.

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風が強く,上の写真の後,Topstoneが倒れてしまふ.
もろ向かい風になるのだが,そんな時に便利なのがTTバー.
あるとないとじゃ大違い.

堤防からの合流点には車止めがある.
関西や台湾の「メタルクワガタ」と異なりひっかかりを気にせずスルー可.

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開けた草原に出る.
いやいやなかなかに美しい風景.
旭川近辺ではまず見ない.
何よりも人が全くいない.

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上の写真のような道をしばらく走り堤防に上がる.
ここはここで,車道と並走なのかやたらに広い.
レーン区分の明瞭さは台湾なみ.

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このままどこまで行けるのか試してみたいところだが,さすがに時間切れ.
堪能しました.

サイクリングロードを降りる.
農地を貫くグラベル発見.爽快.
「日本では走るところがない」だの,散々な言われようのグラベルロードだが,北海道では実に有用.

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さすがに空腹を覚える.
深川の市街地に戻ったところで,Google先生におすすめを尋ねる.
すぐ近くのラーメン屋が★多め.行ってみる.

麺屋 山龍

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12時過ぎだったが,カウンターに空き.
こういう時,一人がありがたい.

「コク味噌ラーメン」(¥1,000)を注文.
初見の店だと,Kazchariはとりあえず「味噌」派なのだ.

隣に座ったカップルの行動が興味深かった.
なぜかラーメンの待ち時間,テーブル上のティッシュを次々に取って,ず~っとテーブルを拭いている.
気が付けば目の前にティッシュの山.
さらにはスマホと財布の上にもティッシュをのせてバリアー.
そんなに脂ベトベトが気になるならラーメン屋は避けた方が良いのでは?

とかなんとか,おせっかい横目線で観察していると,注文した味噌ラーメンがやってきた.

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いやいや,これが実に大当たり.

ハズレ店では「コクもうま味もない塩分過多の味噌味」が出て来るのだが,ここは違った.
コクは元より,まるで牛乳を混ぜたようなまろやかさがある.
辛味もほどほどで,ちょうど良いバランス.
チャーシューもデカい.
この店は堂々と人におすすめできるっつーか,自分でリピート確定やな.

さぁ帰りますか.
同じ道で戻るのはもったいないので『旭川200』のルート,すなわち湯内峠回りを選択.
途中,どこかで見たなぁ...と思しき建物を発見.

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おぉ,ここって『納沙布岬1200』のPC2やん.
ついこないだ走ったところやのに,何かもう懐かしい.

当然,次に現れるのは全長2km近い湯内トンネル.

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灼熱地獄だったあの日は,ありがた山の天然(?)クーラーだったが,本日は寒いくらい.北海道はすでに秋模様.

豪快ダウンヒル後,本日は旭川方面に進路を取る.

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ここの水門から河川敷のサイクリングロードに入れば,家まですぐ.

帰宅後,Topstoneの洗車開始.
それにしてもケミカル品の消耗が激しいなぁ...洗いすぎ?

いや,チャリが多すぎ.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4

2025/8/14 Thu

人は一人では生きられない

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Day3はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

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Day4:8月14日(木)
PC11 清水町農業研修会館  ⇒ FINISH 丘珠ふれあいセンター 1205.9km地点

ここは「清水町農業研修会館」の体育館.

時に3:30.バイブアラームで起床.
昨夜も割と眠れた.慣れていくのね.こういう生活に.

顔を洗って食堂へ.
パン,コーヒーの朝食をいただく.

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もちろん,これだけでは足りぬ.
シーフードヌードルもいただく.
状況次第でカップ麺の美味さは数倍になる.

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PC前の駐輪状況はこんな感じ.
寝ぼけて踏まないように気をつけねば.

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時刻は4:40.いよいよ最終日のスタートである.
泣いても笑っても,今日を走り切れば全てが終わる.
無事にゴールまでたどり着けるだろうか.

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天気は曇天.まぁ早朝やしな.
サイコン1,000km表示で写真を撮るつもりがすっかり忘れてた.
1,006km地点でパチリ.

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例によって,コースをほとんど確認していなかったが...これって,もしかして狩勝峠に向かってね?(大丈夫か)

はい,その通りでございました.
まもなく狩勝峠の登りがスタート.

最終日でアドレナリンも出まくっているせいか,脚の調子は絶好調!
先行者を次々に抜いていく(レースではありません)
つーか,毎回思うけど...この狩勝の斜度,ものすごく好みだ.

なんだかんだで9合目からのトンネルに突入.
例によって霧につつまれているであろう頂上まではあと少し.

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はいはい着きました.狩勝峠でございます.
せっかくなので伝説のトイレに寄る.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

相変わらず床暖房が効いている.今日はあまり寒くないので座り込むことはない.ましてや便器に抱き着いたりしない(あくまで噂)

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さぁ,ダウンヒルの開始だ.
ウインドブレーカーやジレは送り返してしまったので,レインウェアを羽織る.

あらためて下ると,路面の亀裂がエグイな.
スリップ&パンクしないようにひたすら祈る.

降りた先にあるのは”みんな大好き”幾寅のセブイレブンである.
参加者が続々とピットイン.
Kazchariもレインウェアを脱ぐ.

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この辺りまで来るとすっかり馴染みのエリア.
南富良野からは三の山峠を越えて麓郷方面へと向かう.

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本日も快晴.暑い.
水分補給が重要.
なのに周辺にコンビニなし.

たまに自販機を見かけるが,ごみ箱が...あっ,あった!(そばにゴミ集積所) 珍しいこともあるもんだ.もちろん立ち止まって休憩.

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裏道を通って富良野へ向かう.
いわゆるペペルイと言われるエリアか.
その昔,「グレイトアースFURANO」で走ったっけ.

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写真ではわからんが,下は超高速でジェットコースターなダウンヒル.
気持ちいいを通り越して怖い怖い.
参加者数名は,この近所にある超美味なメロン屋さんに寄ったようだ(試走ガイドにあった).

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で,久々に交通量が多いR237に接続.しばらく走って9:58.

【PC12:ローソン上富良野大町店】1067.3km地点着

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「冷やしうどん」美味し.
ここまで来ると心なしか,みな穏やかな表情...っつーかやたらハイテンション.
わかりにくいPCなので,通り過ぎてしまった参加者を大声で呼び止める.

そう,この非日常なライドも,残り140kmほどで終わってしまうのだ.
喜びと寂しさが共存する.

このまま北上して家に帰りたい...わけはない.
これから札幌に向かう.

国道を渡り,細いジャリの踏切を越えて道道へ.
おお,これって5月の「美瑛の丘300」をなぞる道だ.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

何個目かの交差点にて.
前を走る黒ジャージの参加者が今日のキーパーソン,いや,恩人と言っても差し支えないお方(仮に救世主(メシア)=Mさんとしておこう).

結局,最後まで名前を尋ねなかったのが悔やまれる.
もし,このブログを見てたら連絡ください.あらためてお礼を言いたいです.

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この後,道道759で山越え.
例によって調子に乗った”自称”クライマーのKazchariが引っ張る.
芦別に向かうR38へ合流.そのままハイスピードで北上.

Kazchariの提案で「道の駅」前のローソンで休憩することにした.

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Mさんは休憩中,なぜだかスマホを見ながらブツブツと話しかけている.
次のPCでもそうだった.
「もしかしてライブ中継ですか?」と尋ねるも,違うとのこと.
あぁ,真相が知りたい.ただのボイス日記

もう少し休むというMさんを置いてKazchari先行.
「美瑛の丘」の時と違って,さすがに道道4号で深川に戻るようなことはない.
向かった先は歌志内だった(ちゃんとルート確認しろ)

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手ごわいアップダウンが続く.
先程までのトレインを組んだ高速移動と異なり,緊張感がなくなると一気に押し寄せてくるのが...ケツの痛み.

いいや,限界だ.立つね.

ダンシング&ストレッチの頻度がやたらに増えた.

ロクでもない切り通しの激坂を上って下った後に現れるのが,

【PC13:ローソン上砂川店】1125.8km地点着

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ここって,あの凶悪な「4耐」会場の近くやん!

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

ここで何食ったかなぁ...覚えてねーや.
この頃になると,IQ(記憶力)がかなり下がってきていると自覚.

「昨夜は眠れた」と言っても,普段より熟睡できたわけではなく,質も時間も全然足りていない.そんな日の連続である.
おまけに日中,酷暑の中での過剰な運動.休む間もなく働かされる内臓.
疲労のピークはとっくの昔にオーバーテイク.
「今日で終わり」という事実(希望)だけが,肉体と精神を支えているのかもしれない.
ゆえに...この後の地獄を招いたのかもしれない.

残りたった80kmほど. たった? いやとんでもなかった.

上砂川を出て,高速道路と並走する道道1130を使って徐々に南下.
かなりの向かい風.それに加えてケツ痛と眠気.

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上の写真はどこだ?
美唄の市街を過ぎた頃か.この時はまだ...マシだった.

問題はこの後である.
周辺にさえぎるモノが何もない荒涼とした田舎道.

そして勢いを増す向かい風.
漕いでも漕いでも進まない.
それにケツ痛もMax.

ポジションを数秒ごとに変えて,なんとかこの地獄をやり過ごす.

ゾンビ走法に徹していると,今度は眠気が襲ってきた.
今がいつで,ここはどこで,そして自分は何でこんなことをしているのかわからなくなった.
今思えば軽いマイクロスリープを繰り返し,脳が活動を拒否していたのだろう.

このままではマズイ.

どれだけ速度が落ちても,タイムアウトはないだろうけど,落車⇒リタイヤは十分ありえそうな状況.
こんな時,どーする?どーする?どーする? 君ならどうする?

Kazchariはアニソンを大声で歌うことにした.
世代的にダイナミックプロのスーパーロボから始まって,黄金期のサンライズアニメのメドレーだ.
特にリピートしたのがこいつ.

♪ どんなぁに苦しくてもぉ~やりとぉげるぅぅぅ!(G-GUNDAM!)

ふらふら漕いでいると,後方から救世主の御声がっ!

「大丈夫ですか? 引きますよ~ 後ろついてくださ~い」

いやさか,いやさか,M様じゃあ,あーりあませんか!
この御声に対するKazchariの返事.

「いや,もうダメです.死にそうですぅ.I’m gone.I’m dead!」← ポガチャルか!?

泣き言は誰も何も救わない.
先行するMさんをひたすら追いかける.
ありがたいことにペースも合わせてくれている.

もちろん,アニソンもシャウト!

♪ あきらめないぜぇ~ どーんな星なき夜でもぉ~ キズだらけで前進するんだぁぁ とどろく稲妻 不死身な未来をぉぉ 照らせぇぇぇ!

これは特撮ソング.もぉどっちゃでもええわ.
10km近くはひいてもらったかな.
ようやく新篠津村へ渡る「たっぷ大橋」が見えてきた.

そしてついに...最後のPC.

【PC14:セブンーイレブン新篠津村店】1175.2km地点着

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長かった.ひたすら長かった.
まさか,最終日の残り100kmを切った平坦十数キロが,道中もっとも過酷だったとは...
それにしても,ここに来てのこの向かい風,ギリギリ隊のみなさん,大丈夫だろうか?(BROMPTONマイスターO西さんに風情報をLINEした)

コンビニで休憩中,参加者の一人が面白いことを言う.

「顔がむくんでiPhoneのFace-IDが認識しない」

そう言えば,昨日あたりからKazchariもコンビニでの買い物時,スマホが顔認識してくれない.これが理由なのか?

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最後の晩餐ならぬ,最後の補給.
「バニラモナカ」「バナナスムージー」美味し.

まだ戦いは終わっていない.
残り30km.
この向かい風はこの先も続いているかもしれない.
油断大敵.
余裕を持ってゴールするために,早く出発するのだ.

Last Riding.

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先ほどまでの強風地帯と似た風景が続くものの,向かい風ではなかった.
無風に近い.どうやら”抜けた”ようだ.
最後の試練を乗り越えた勇者達へのご褒美か.

サイコンの残り距離のカウントダウンが楽しい.
もう誰もKazchariのゴールを邪魔しない.

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道道273.通称「苗穂・丘珠通り」
最後の信号停止.
次に停車するのはFINISH地点のはず.

そして...17:53.

【FINISH:丘珠ふれあいセンター】1205.9km地点着

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なぜかサイコン表示は1,238kmだが,そんな寄り道したかなぁ? GPSの精度問題か.
停止ボタンを押すが,記録の保存完了までかなり時間がかかった.
それだけ濃いライドだったのだろう.

玄関先および受付のスタッフとも,一参加者の帰還を拍手で迎えてくれた.
思えば,これまでの有人PCでもそうだった.

いつものブルベとは雰囲気が明らかに違う.
これが国際基準「ジャパン・グランドネ」のホスピタリティなのだろう.

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85時間47分.

決して速いタイムではないが,睡眠時間や休憩をたっぷり取り,疲労困憊にならないよう踏んだ結果としてはまずまずだろう(自己評価).

お出迎えには,ブルベマイスターR大さんの姿もあった.
そのゴールタイムはなんと69時間台! じ,人外やな.ガクブル.

RMメダルだけ購入申請して「ふれあいセンター」を後にする.
なんだかんだで充実感・達成感に満たされるひと時.
1200kmかぁ...大きなトラブルもケガもなく,よく走ったもんだ(えっ,さっきのゾンビ状態は?)

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すぐ近くの丘珠空港駐車場へ.
4日間の料金は¥1,600.
警備員も巡回してたし,周辺の公園に停めるよりも安全・安心やな.

Topstoneの積み込み作業中,異様な眠気が急に襲ってきた.

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このまま旭川まで帰るのは危険と判断.
やはり定宿の「万葉の湯 ふとみ銘泉」に向かうとしますか.

...結局,サウナ+夕食後,仮眠のつもりがやはり爆睡.「万葉の湯」に1泊することになった.

さて,まとめである.

晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:93%,体感温度:21 ℃,風速:4.0 km/時,風向:SSE

事前にイメージしていた「1200」と言えば,仮眠所はタヒ屍累々,ベッドや布団を使わず,廊下やら机の下で大勢の人が眠りこけている.
いや,むしろ屋根のある場所で寝れたらマシな方で,道端でタヒんだように倒れているチャリダーが目に浮かぶ.
走行中もふらふらで低速走行.頸やら脚にはシップだらけ...
本家「PBP」やら「LEL」の記事や動画って,そんなん多くない?(偏見です)

それに比べると今回の「納沙布岬1200」ではそこまで追い込まれることはなかったなぁ(本州勢に鼻で笑われそう)

まず天候に恵まれていたことが大きな要因であったことは否めない.
2回ほど雨に降られたが,何もかも水没するような豪雨でもなかったし,寒さに震えることもなかった.

完全にが味方してくれたと言える.
これもきっと「福毛」のおかげ.

福毛が生えた

最終日はホンマにMさんに助けられたが,上富良野ー芦別間は,ずっとKazchariが引かせてもらった.だからこそのヘルプだったかもしれない.

「情けは人の為ならず」が正に具現化した感.ランドヌールは助け合いなのだ.

ブルベはレースではない.
これからもこの精神でいきましょう.見返りは求めません(本当?)

第二の要素は大当たりの機材選定.
ホンマ,うちのTopstoneは万能マシーン.
太いタイヤと前後サス.アップライトなポジション.巨大なリア・ギア.
心配していたパンクを始めとするメカトラは皆無.
「アドヴェンチャーロード」の名にふさわしい.

20年ほど前にチャリ趣味を始めて以来,ほとんどが”ぼっち走行”だったが,昨年からグループライドに割と参加するようになった.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

ぼっちでもグループでもチャリは楽しい.
気分は某キャンプアニメの主人公である.

特に今回は異様に長く果てしない道中,何気ないおしゃべりがどれほど励みになったことか.

さて,無事に1200kmをクリアしたことで見えてくるのはやはりアレ.

The Route To PBP -Paris Brest Paris 2027

2027年か.
おっ,ちょうど還暦やん.退職金も出るし記念にちょろっと走ってみるか(お気楽過ぎる)

いずれにしても,この「納沙布岬1200km」は,2025年最大のサイクルイベントになることは確定的.

運営の皆様,それに苦楽を共にした皆様,めちゃめちゃ楽しかったです.
ありがとうございました.

繰り返しになるがやっぱりチャリはいい.

人生も半分過ぎて,このような素晴らしい趣味に出会えたことに心より感謝する...て,誰に?

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

2025/8/13 Wed

魔の三日目

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Day2はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

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Day3:8月13日(水)
PC8 別海町町民体育館 ⇒ PC11 清水町農業研修会館 971.2km地点

ここは「別海町町民体育館」の体育館.

なんということでしょう!
前夜とは打って変わって,実に心地よく眠れました.

21時前には就寝し,0時頃に一度トイレに行ったものの,再び横になると即入眠.2時半のバイブアラームで起きた.
計5時間半程度は眠れたはず.
元々ショートスリーパーなKazchariとしては,日ごろの睡眠時間とそれほど変わらない.

素晴らしい.

これもひとえにふかふかマットレスのおかげ.
北見の時とはエラい違いだ.
まっ,それ以上に疲労という最強の睡眠導入剤があったことは間違いない.

で,パンの朝食とコーヒーをいただく.
ウェア(その3)を着る.
歯を磨いて3時半前には出発準備が完了した.

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玄関前までTopstoneを移動して空気を入れる.
前後とも3.5Barほど.35cならではの低圧である.

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さて,いわゆる”魔の3日目”のスタート.

ここまではほぼ(テキトーな)計画通り.
むちゃな夜間走行や,極端に短い睡眠時間は回避できている.

行程的に今日が山場だろう.
前半の目標は昨日の道を逆走,つまり美幌峠を登り返して「北見市自然休養村センター」にできるだけ早くたどり着くこと.

まだ暗い別海町の町に繰り出す.
長袖インナー+半袖ジャージでちょうど良い気温である.

脚は問題ない.
ただし...そろそろケツがヤバイ

シッティング時に明らかに痛みを感じる.
昨夜のシャワー時に確認した際には股の内側に腫れもあった.

そんな時にはこいつなのだが...

北見のドロップボックスに置いてきてしまった.

3年前の「オホーツク1300」の時には,長距離ブルベの定番サドル「セラ・アナトミカ」を使った.

こいつが実に快適で,最終日までほとんどケツの痛みに悩まされることはなかった.
ではなぜ今回は使わなかったか?

「セラ・アナトミカ」の最大の欠点はその重さにある.
何せ420gもあるのだ.
ただでさえ重いグラベル・ロードがさらに重量級になってしまふ.

そして最近お気に入りなのが,Aliexpressで買った“なんちゃって”3Dプリントサドル

2025年6月7日撮影

重さはたった160g
こいつが実にフィットしていて文句のつけようがない.
長距離ライドの実績もある.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その0)

ついでに言うとお値段はたった¥5,000(ブランド品の1/10)
もう手持ちのチャリのサドルを,全部これにしようかと思うくらい気に入っている.

つーことで絶大な信頼をおいていたのだが,600kmを越えるとさすがに限界か.
いや,ここは「こいつだから,この程度の痛みで済んでいる」と良い方に解釈しよう.

先行者に追いついてトレイン結成,つーか,主にKazchariが牽引.
まぁ,自分のペースで走っているので,好きな時に抜いてってください.

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朝焼けの光の中を走るチャリは...Topstone.
懐かしのアフリカのサバンナを思わせる風景.

往路同様,丘陵地帯を抜けて弟子屈の町へ.
最初に目についたローソンにピットイン.

峠越え前のちょうど良い場所にあるので,お仲間もたくさん.
久々にWさん(寝ずの走行らしい)やらPikaさんに遭遇.

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別海の仮眠所に続き2度目の朝飯.
タマゴサンドだ.

ちょうど良いので装備しているバッグ類の紹介.
「R250」シリーズで固めている.

まずはトップチューブバッグ.

フレーム幅ぴったりでダンシングの邪魔にならない.
容量は少ないが何かを入れたからと,どちらかに傾くこともない.
何よりストラップ不要,ボルトオンで装着可能.
防水性能は...そこそこ.本当に濡れたらあかんアイテムはビニール袋に.

お次はフレームバッグ.

今回新たに購入.
Topstoneのフレーム形状はロードよりもMTB寄りなので,スペースが非常に狭い(サイズの問題では? ⇒ ほっとけ)
ゆえにこのバッグもひっくり返して装着している.
形状ぴったりで使い勝手に問題なし.買ってよかった一品.
ここにはモバイルバッテリや救急セット,補給食などを収納.

フロントポーチも装着.

ここにはコンビニで買ったペットボトル飲料を入れている.
ボトルの水/麦茶がなくなるとここから補充.
普段のライドではボトル1本態勢のKazchariだが,さすがに土地勘がない場所を走るこのブルベでは2本で.
涼しい時にはペットボトルではなく補給食入れになる.

最後にサドルバッグ.

以前使っていた同メーカー品に比べると確実に進化.
シートチューブ側に”芯”が入っていて格段に型崩れを起こさなくなった.
ダンシング時も左右に揺れにくい.
中にはPekoさん超軽量輪行バッグ,エマージェンシーシート,アイマスク,小型シャンプーボトル,レインウェア(上のみ).
そして,圧縮された着替え,もしくは汚れたジャージパックを入れる.
大きすぎず,小さすぎずちょうど良い.

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つーことでリスタート.
美幌峠の登り,しかも急坂側が待っている.

以下は津別峠との分岐点.
ここからじわじわと...

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とは言え,実は登り大好きKazchari.
3日目にもかかわらず,いいペースで登れた.
それほど暑くもなし.ちょうどいいコンディション.

ただしケツ痛,テメーはダメだ.

そして昨日より快晴.
屈斜路湖ー中島がくっきりと.

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ずっと絶景が続くので,ところどころ止まってしまい全然先に進まない.

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名残惜しさを振り切って,ようやく美幌峠着.
往路では寄らなかった伝説のトイレにin.

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ダウンヒル開始.
おっと,その前に頂上からの風景.

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緩斜面で長々と続くダウンヒル.
だいぶ距離と時間が稼げた.

美幌町に入ってすぐのローソンでセルフ・エイド.
他の参加者も続々と入ってくる.
やっぱりが欲しいとレジ横の”からあげクン”に手を出す.

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ライド中に揚げ物はどうか?という意見もあろうが,そこはブルベ腹.無問題.
そういや,この通りって「すき家」とか「山岡家」もあったな.忘れてた.

道道217号を「自然休暇村センター」へ向けて快走.

途中,とある分岐点で他の参加者達がナビを覗きながら相談している場面を見た.
このシーンの記憶が後でKazchariを救うことになる.
覚えておいてヨカッタ.

で,トンネルを抜けて左折して登った10:36.

【PC9:北見市自然休養村センター】777.6km地点着

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参加者のチャリで溢れかえっていたが,日陰を確保.
美幌峠を降りた後は灼熱地獄.

先ほど”からあげクン”を食べたばかりだが,既に腹が減っている.
2度目の北見エイドのメニューは「豚汁」である.
ごはんとトマトの他,野菜パックを付けて食べる.美味し.

もちろん飲み物も大量摂取.
背中のハイドロパックに氷を詰める参加者も多数.

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食事の後はドロップボックスの返送作業.
まずは汚れたウェアをボックスにin.明日の分のパックを取り出す.
宿泊所の充電環境もだいたい把握できたので,余分なモバイルバッテリーもドロップ.
そして...防寒用に持ち歩いていたウインドブレーカージレも送り返す.
スタート以来,一度も使っていない.
まさか連日,ここまで暑いとは...寒さに耐えられなくなってもレインウェア一枚で対応できそう.

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初日の豪雨でカラカラになったチェーンにルブを注す.

タイヤも大事だがチェーンも大事.万が一切れたらシャレにならん.

本日の宿,清水を目指しリスタート.
サイコン表示で現在約790km.あと410Kmしか走れません!

...と,強がってはいるが,外はもうとんでもない日差し.
チャリで走っていい気候ではない.
それでも前進するのみ.これぞ男のロマンだ!(アホです)

ナビ(bryton S500)の指示に従って,先ほどの道道217号を戻る.
先程気になった分岐点.
なぜかナビは直進を指示している.

おかしい.

明らかに方向としては,青看板にある通りに右折して津別町に向かう方が正しい.どうなっている?

そこへ後続の方が到着.
Kazchari同様,ナビは直進を示しているらしい.
紙のキューシートを確認中,さらに後続の3名が合流.
別のナビだとちゃんと右折になっているという.
うむ.そちらを信じませう.

全員で右折してしばらく進むと,KazchariのS500にもちゃんと正規ルートの矢印が現れた.
なんだったんだ?

5人ほどで曲がったが,うち,脚の合うお二人とトレインを組みながら津別経由で陸別に向かう.
話を聞くと,愛知から参加の二人は6時スタート組とのこと.
速ぇ...じゃない! もしかしてKazchari,貯金(時間)がヤバい? 私的エイドで休み過ぎた?
このトレインにこのまま乗っているとマズい?

「いやいや4時組でも大丈夫です.僕ら相当速いペースで走ってます」との助言をいただき一安心.テキトーな計画で走っていると,こういう時ビビる.

アップダウンを繰り返しつつ陸別が近づいてきた.

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「道の駅 オーロラタウン93りくべつ」着.

いや,ブルベとしては寄る必要はないのだが,スタンプラリー(オンライン)を押さねば.
建物内でポータルサイトに接続するが,なぜかスタンプが押せない.
場所を変え何度もトライするがダメ.

滅多にこない道の駅である.ここであきらめるのはもったいない(ブルベ中ですよ)
観光案内所のスタッフに泣きつく.
さらに数回試すがやっぱり不可.
よくよく見ると現在位置のGPSがめちゃめちゃズレている(数十キロ).
こりゃあかんわ.
なぜだ? オーロラの影響か? 何かの妨害電波でも流れているのか?

諦めて近くのセイコマに移動して補給.
ここでも多数の参加者が休憩していた.

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出発.
路肩が狭い上に交通量の多いR242をさらに南下.この道はなかなか辛かった.
やがて現れる「道の駅 あしょろ銀河ホール」

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その昔,小さかった娘が猫アレルギーで顔がパンパン.
近くの薬局で抗アレルギー薬を買った思い出がある.

そんな話はさておき,トイレついでにここでもスタンプをトライ.
あかん.ここもGPSがズレとる.なんでや.

それでもブルベは続く(当たり前)
さらに南へ.
この辺りは昨年のフレッシュで見覚えがある.
おお,懐かしの焼き肉屋「カウキング」

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

そして16:53,ようやく到着したのが...

【PC10:ローソン本別南四丁目店】886.9km地点着

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夕食? ラーメンを食う.
久々のコンビニPCである.レシートを忘れないようにしないと.

今日のお宿まではまだ距離がある.
やはり夜間走行は避けられないのか...

今朝,別海からの出発時しばらく一緒に走ったHさん.
脚が合いそうなのでトレインを組む.

国道を離れて田舎道に入る.
結構な激坂が現れるが,なんとHさん,直登で2,3kmはある坂をダンシングだけで登る.
いやいやびっくりした.
まるで全盛期のリッチー・ポート並みの座らないヒルクライム.

追いついた後に訊くと,腰が悪いのでダンシングの方が楽とのこと.
それでもなぁ...元はガチレーサー.PBPも経験あり.
普通の身体能力ではないよな.

その他,色々とおしゃべりしているうちに,出発前は休憩(入浴)ポイントとして想定していた『しほろ温泉プラザ緑風』を通過.

マップ上は,ここから清水の宿泊地まで50kmはある.
どう考えても,入浴してまったりした後,走る距離ではない.
あっさりと計画変更.
多少狭く,待ち時間があったとしても清水の仮眠所での風呂がベスト.

すっかり日が落ちてライトon.
国道との交差点で久々にコンビニを発見.
「セイコーマート士幌店」である.

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何か見覚えあるなぁ...って,ここも去年のフレッシュで使ったセイコマやん.
軽く補給.
続々と後続者も着.
宿泊所前,最後のコンビニ?

そそくさと出発.
士幌町内,何かのお祭りなのか町中に吊るされた提灯が美しかった(写真なし).

...つーか,それよりも気になったのが...雨粒
顔にあたる.それに路面も濡れている.
まさか...Day1に続き,またしても雨なのか? 一日の終わり直前に!?

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トレインを組んでいた4人で相談.
雨もひどくなってきたので,レインウェアを着ることに.とほほ.

ところが,である.

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しばらく進むと,路面が乾き雨も止んだ.
なんじゃそら.
士幌町中心地だけの極地豪雨だったのか?

ムシ暑い夜.レインウェアなんぞ着たくない.

だが,誰かがつぶやいた.
「こういうのって,カッパを脱ぐと降るんですよねぇ...」

そう,これこそはかの有名な「ヌグフルキルヤムの法則」である.
人類はこの宇宙の法則から逃れることはできないのか...

はい.逃れることはできませんでした.
この後,再度降雨エリアに突入することになる.

とは言え,霧雨程度.
相談の上,このままできるだけ早く宿泊地に向かうことで合意した.

暗闇&濡れた路面の道道を快走.
これまでのブルベでも何度か通った地域だが,この辺りは本当に照明が少ない.
雨さえ降らなければ頭上に満天の星空が見えたはず.惜しい.

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途中の自販機ゾーンで休憩.
ゴミ箱がなかったので買わず(いつも思うが店側の機会損失だろう).

残り10kmほどか.
途中,2人ほどパンク修理中の参加者を見る.
夜+雨の中での修理.大変だ.

Hさんと一緒にひたすら走ってようやく清水町.
ようやく,本日の宿泊地が見えた.

【PC11:清水町農業研修会館】971.2km地点着

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今日の到着はさすがに遅く,22時.
とは言え,まだ人は少なく布団と充電タップの確保,およびシャワーまでスムーズに完了.

いやいやいや,今日もよく走りました.
”魔の3日目”もなんとかクリア.
残りは明日一日だけ.しかも“たった”230kmだ!

楽勝,楽勝と思っていた時期がKazchariにもありました.
まさか,あんな状況に陥るとは...

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怒涛のDay4へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day4

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2

2025/8/12 Tue

チャリで来た。

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Day1はこちら ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

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Day2:8月12日(火)
PC5 北見市自然休養村センター ⇒ PC8 別海町町民体育館 639.1km地点

ここは「北見市自然休養村センター」2階の雑魚寝部屋(の煎餅ふとん).
眠れない夜のまま,3:00にセットしたバイブアラームが作動した.

わちゃー,これで2晩連続でほぼ徹夜.
目をつむり,横になるだけで脳疲労はある程度回復するとわかっていても,やはり辛い.走行中のマイクロスリープに注意せねば.

不眠の原因はわかっている.

1つは精神的緊張.
常にカラダが戦闘態勢.交感神経が優位なまま.

もう1つはやはりこの薄すぎる煎餅ふとんのせい.
肩甲骨や腰椎が床にあたって痛いのだ.
前回「知床300」時に泊まった時も「このふとんでは眠れ~ん!」と痛感.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

ゆえに今回はドロップボックスにキャンプ用エアマットを入れておいた.

これを使えば全て解決...のはずだったが,昨夜の「マッサージガン」同様,一人だけで使うのが憚られ...あぁ小市民.
なりふり構わない状況には,まだ至っていないということか.

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雑魚寝部屋は暗い.
ドロップボックスや布団周辺にちらばった小物を抱えて廊下に出,本日の走行準備.

まずはウェア(その2)を着る.

汚れモノ,明後日までの不要品はボックスに収納.
そして明日の着替えが入ったパックをサドルバッグに積み込む.
ライトの電池を入れ替えて,リアの日中点滅および夜間走行に備える.

こう書くとあっさりしているが,実際はロクに働かない頭を必死に動かしての作業.
「あれが足りない,これは不要」と,部屋と別棟を何度か往復するハメになる.

そうそう,昨夜Topstoneを入れていた別棟だが,朝行くと布団で寝ている参加者であふれかえっていた.
スタッフの指示に従ったまでだが,ここは本来,チャリを停めたらあかん場所だったのでは?(真偽不明)
いずれにせよ,ご迷惑をおかけしました.すいません.

結局,用意されている朝食も食べぬまま,4:15頃にリスタート.
準備に時間をかけ過ぎだ.反省.

外はすっかり明るくなっていた.

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脚の調子は良い.
ただし,ケツの痛みがじわりと...これが後々...

まずは美幌町に向かう.
「知床300」の記憶がよみがえる道だ.
まずは最初にガツンと登り,トンネルを越えて平坦を淡々と進む.

早朝5時.まだ町は眠っている.

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幸いなことに既にセイコマが開いていた(6時オープンが多い)
腹も減ったしピットイン.
美幌峠が控えている.おにぎりやバナナ,ジェル,コーヒーの朝食.

隣に座る参加者が,買いためた補給食をサコッシュに詰めていた.
そうか,こういう使い方をするために受付で配ってくれたのか.
食べ終わったらサコッシュは小さくたたんで携行すると.ふむふむ.

思わず「ああ,そういう使い方するんですね.今気づきました」とお声掛けするが,ポカンとした表情.
ああ,もしかして台湾人? 英語に切り替える.

でも通じない.
そうそう「環島(台湾一周)」の時も思ったが,台湾のみなさん,日本人以上に英語が苦手な方が多いのだ.
こんな時には中国語...と言いたいところだが,すっかりサボリ気味.スマホのDuolingoくんもすっかり崩壊している.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

翻訳アプリを使うほどでもないので,サコッシュを指さしてサムズアップ.
微笑みが返ってくる.十分だ.

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さていよいよ本日前半の山場,美幌峠である.
チャリで登るのは初めて.それほど”激”ではなかったような...

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峠手前10km付近から,じわじわと登り始める.
本州の方が言っていたが,北海道はいきなりどーんと斜度が変化せず,1%,2%と徐々に斜度が上がっていく(しかも長い)直登の峠が多いそうな.

確かに.クルマやオートバイでは気にならないが,チャリだとよくわかる.

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でもまぁ,それでも何度か走っている道である.
見覚えのある風景の先に「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」が見えてきた.

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ここのトイレは伝説となっている.
2014年開催の「納沙布岬1200」が台風キャンセルされた瞬間,大勢の参加者が退避していた場所として有名である.

あくまで情報として知っていたが,いざ自分が参加して感じるのは,当事者および運営側の無念.
これまでの膨大な準備がパー.なにせ納沙布岬はまだ先.半分に到達しないままの中止である.
苦渋の決断とは正にこのことだろう.

そんな「道の駅」に多数の自転車が停まっているのが見えたが,ここは立ち寄らず,そのままダウンヒルに入る.

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屈斜路湖を望む絶景は少々曇り.
普段ガスっていることが多いのでまだマシか.

慎重にダウンヒルをこなす.
新しめの舗装が終わると,道東名物のデコボコ&ひび割れ路面が攻撃を仕掛けて来る.落車とパンクは絶対に避けねば.

流れゆく風景を楽しむより路面状況を慎重に確認,とっさに判断して回避行動をとる.
動体視力の低下がキツいぜっと.

それでも比較的安心感をもたらしてくれるのがTopstone
「GRAVELKING 35C」(無印)は少々の荒れをモノともしない.

そしてLeftyサス&リアのキングピンも良い仕事をする.

このブルベは道東に深く進入するに連れ,路面状況が増悪していくわけだが,グラベルロードのTopstoneとの相性はぴったりである.
最終日,精神的にも体力的にも,ある程度余裕を持ちつつゴールできたのは,こいつのおかげだろう.

そして下り切った先には弟子屈町.
久々のセイコーマートがお出迎え.

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このセイコマも思い出深い.
「オホーツク1300」3日目の紋別から釧路区間.
天気予報の暴風雨確率70%に対し,信じがたいことに雨に会わず,このセイコマまでたどり着くことができた.
この奇跡以降,自称”晴れ男”をあちこちで吹聴するようになった(うぜぇ).

さて出発.
今回は釧路ではなく別海町を目指す.
昨秋,MTBツアーで何度か走った道だな.

ファットなHIGUMA CYCLEのみなさんと摩周湖周辺グラベルライド

風景が”いかにもな”道東っぽくなってくる.
一山クリアし,どこかのセブンイレブンで偶然に見かけて試しに買った「ラムネわらび」で補給.

美味い.これはライド中の定番品に格上げやな(冷やすとさらに).

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水分補給で止まったどこかのセイコマにて400km突破.
もう残り800kmしか走れません!

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たまには止まって風景写真.ブロガーの性.

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この頃からキューシートとサイコンが表示する距離にズレが生じてきた.
GPS受信状況のせいだろうか.
プラス5kmほど多めに走っている計算となっている.

そんなこんなで10:57.

【PC6:別海町町民体育館】483.2km地点着

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ここを拠点に納沙布岬まで往復する.
チェック後,休憩がてら昼食をいただく.

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ここはカップラーメン他,パンが充実.
そして何よりありがたいのが「別海牛乳」

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ただ,コンビニ飯が続いているので肉(!)が食いたくなってきたぞ.
どこかの食堂でゆっくり食べるべきか.

ここの体育館は今夜の宿となる.
結構な広さで快適に眠れそうだ.

ふと壁際に目をやると,テーブルの上にサドルバッグやウェアが積まれている.
それぞれネームタグも付いている.
これはもしかして,納沙布岬往復のための軽量化作戦?
出走ガイドには書かれていなかったが,こんなサービスがあったのか?

で,スタッフに確認すると,なぜか把握しておられなかった.
つまりは参加者の自主的な行動なのか?
「禁止とは言えないので自己責任でどうぞ」とのこと.
うーん.道中何があるがわからんので,荷物を置いていくのはやめとくか.
激坂続き,というわけではないだろうし.

で,ホワイトボードに出発時刻を書き込み,本ブルベのハイライト,納沙布岬を目指す.片道約80kmの道のりだ.

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まずは根室市へ.
R44を激走.
根室と言えば日本最東端の都市.
なぜか近づくにつれ道路状況がどんどんよくなる.

そして,やや向かい風.
TTポジションを取る時間が多くなる.

そろそろ尻の痛みが出て来た.
ブラケット,下ハン,DHバーそしてダンシングなど,ポジションの変化でケツ圧を逃がす.

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半島入口にある「道の駅 スワン44ねむろ」で休憩.
何年振りだ? ここに来るのは?
貴重なスタンプ(オンライン)をゲット.

それにしても暑い.
かつては「夏でもストーブを炊く地域」として有名だったはずなのだが.

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施設そのものは定休日.お盆の稼ぎ時に休みますか.人出不足の影響?
わずかに見えるのは風連湖

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「根室」そして「納沙布岬」の青看板が出て来た.
このあたりから先行して走っている参加者とのすれ違いが増えて来る.
R大さんもいた.速い速い.
午前中にここということは,別海には泊らず一気に北見まで戻るのだろう.

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アップダウンを繰り返し,久々の都会.
信号待ちも懐かしい.

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ふと横を見ると「レース鳩」用の小屋.
ほほぉ,そういう文化(趣味)って,まだ残ってるんや.

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岬への残り距離が減るにつれ,アドレナリン分泌.
休憩もせずとばすとばす.

小さい集落をつないでようやく納沙布岬着ぅ!
PCを発見したが,その前に記念撮影.

最東端らしきオブジェがあちこちにあるが,これが代表?
3~4組が撮影待ちの行列.

ちょうど参加者の方がいたので撮影をお願いする.
ありゃ,標識の文字が隠れてしまった(サムネの写真は後で撮り直したモノ)

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その他のモニュメントも撮影.
ほとんどが「北方領土返還」系なのねん.

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で,最東端ポスト.
ここから「到達証明書」を郵送するがデフォなのだろうけど,近いうち,過去の遺物になりそうな気もする.

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おっと,大事な用事を忘れるところであった.
PCに行かねば.

【PC7:納沙布会館】561.2km地点着

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15:10.ご苦労様です.
正に最果て感漂うPCだ.
ふとんがあるということは,ここで(一旦)力尽きる参加者もいるということか.
確かに夜間走行を避けたいエリアではある.

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「最東端到達証明書」が配布されていたのだが,チャリに積んでも曲がって汚れるだけなので,受領は遠慮.
写真に撮ってデジタル化だけさせてもらった.申し訳ありません.

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コーラをもらい,ボトルに水道水を補給させてもらって,さぁ復路だ.
と,その前にトイレ,トイレと.

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トイレから出るとバイカーのおじさんが話しかけてきた.
「今日は同じような服装(蛍光ベスト)の自転車をたくさん見るが,何かのイベントなのか?」という,よくある質問.
ざっくり1200ブルベのことを説明.

驚愕の反応.

昔はKazchariもあっち側だったなぁ...(今も一応バイク乗り)
確かオートバイでここを訪れたのは35年ほど前.
まさかこの歳になって「チャリで来た。」をすることになるとは...(しかも札幌を出たのは昨日だ)

さて,復路だがブリーフィングでも説明されたように,キューシートにない北ルートで帰っても良いとのこと.
事前に「往路に比べると高低差がある」「市内に入ってから国道への接続がややこしい」といった情報も得ていた.
うーん,宿泊所(別海)には早く確実に戻りたいしな.ここは安全パイで往路と同じにするか(あぁ小市民)

北ルートはまた次回ということで(35年後?)

で,すれ違うこれから岬に向かう仲間たちにエールを送りつつ爆走.
一度通った道は距離が短く感じる.

根室の市街地まで一気に走り,セブンイレブンにて一旦休憩.
まだ暑い.
となれば,プロテイン”みんな大好き”「アイスの実」でしょう.

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以下はブリーフィングで注意された,高速と一般道の分岐点.
ホンマ,なぜだかこんな東の端なのに立派な道路が多い(失礼ですよ)

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温根沼大橋を渡る.
ダイナミックな風景だ.

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R44をひたすら西へ.
徐々に日が落ちてくる.
明るいうちに帰りたい.
まるで競争.

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カロリー消費 ⇒ 即補給.
ブルベは己を内燃機関化するイベント.
通常の食事時間を無視して,腹が減ったら逐次燃料を投下する.
これがブルベ腹を作る.ゆえに痩せない(らしい)

途中のセイコマで買った「焼きそばパン」.美味い.

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ここからちょっとした山越え.
途中,残念ながら日が落ちてしまい,ライトをON.
ようやく別海の町に戻る.

このまま宿泊所に戻っても,食料はパンかカップラーメン.
運営の皆様には申し訳ないが,もっとエネルギーになるモノが欲しい.
とは言え,今さら食堂を探すのも面倒.
宿泊所への曲がり角にあったセブイレブンにピットイン.

入口ドアに貼ってあったポスターで,大々的に宣伝していた「ハンバーグ弁当」
あれが食いてぇ!

期待をこめて店内に入る.
あったあった,ありました.最後の一個が!

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久々のちゃんとした肉.超美味し.
Kazchariの後にも後続の参加者が続々と停車.
どうやら考えることはみな同じなようだ.

腹も膨れたところで,19:29.

【PC8:別海町町民体育館】639.1km地点着

ここもタオルをくれた.
今ならシャワー室も空いているし,ボディソープ,リンスインシャンプーも備えられているという.ありがたやまである.

汚れたウェアを脱いでTシャツ&短パン.
シャワーを浴びて(ついでにひげも剃って),歯を磨く.
サイコン,ナビを電源タップにつなぎ,iPhoneのバイブアラームを3:00にセット.
アイマスクとイヤホンを装着.

早めの到着のご褒美.
まだ誰も使っていない新品のマット&シーツを確保.

2晩続きの寝不足.
さすがに今夜は,よ...く..眠れ...そ..うだ...ZZZ

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Day3へ続く.⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

2025/8/11 Mon

急がば回れ

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Day1:8月11日(月)
START 丘珠ふれあいセンター ⇒ PC5 北見市自然休養村センター 344.6km

ここは「万葉の湯 ふとみ銘泉」リラックスルーム(の一番の端マット).
2:00にセットしたアラームが作動した.

一時は深夜料金発生前の退館(~1:00)も考えたが,睡眠時間確保の方が重要だろう.ギリギリまで寝ることにした.
とは言え,気分が高ぶって熟睡とはほど遠い状態だったが.

更衣室にてウェア(その1)に着替える.
ブルベと言えば「BRM200kmー100周年記念ジャージ」である.
ロングスリーブなのでインナーはfinetrackのスケスケ.

今回の最長距離日である.
ビブはもちろんこいつ.

宿泊の支払いを済ませて外に出る.
空気が生暖かい.
これならレッグウォーマも不要だ.

まずは近くの「セブンイレブン当別太美店」でおにぎりとホットコーヒーの朝食.
ここのすぐそばもルートに組み込まれているようだ.
ちなみに古の『オホーツク1300』ではここが出発地点だった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その1:当別太美~幌延)

10kmほどハスラーを走らせ,3:00過ぎに「タイムズ丘珠空港駐車場」着.
空港だけあってここは1日¥400と格安.助かる.

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Topstoneをおろし,すぐそばのスタート地点「丘珠ふれあいセンター」に向かう.本当にこの準備,装備でよいのか最後の最後まで悩みつつ.

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既に最終ブリーフィングが始まっていた.
それが終わると第一ウェーブ,4:00組のスタートとなる.

4:00組の車検中に,建物内トイレにて軽量化を済ませる(出なかったけど).

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そして4:10出発組の順番が巡って来た.
前後ライトをON.ベルを鳴らしてOKをもらって旅立つ.

これから約600km先の東端,納沙布岬までチャリで走る? マジか?

とまぁ,走り出してしまえば逆に気分は落ち着いてくる.
一定のリズムでペダルを回すだけ.まるで瞑想タイム.

札幌発ブルベでの定番コースを淡々と走る.
特に序盤は『オホーツク1300』とほぼ同じ.
かつて知ったる風景が続く.

やがて脚の合う10人程度のトレインが形成.
なんとその中に”超高速”R大さんがいた.

TopstoneなBRM524美瑛の丘300(その1)

これはラッキーである.この列車,徐々に高速化していくだろう.北見まであっという間...と思った時期がKazchariにもありました.
ところがアンダー25km/hのゆっくりペース.意外ッ.

後でR大さんのSTRAVA備忘録を読むと,天候&体調が良かったためタイムアタックを狙っていたとのこと(実際にとんでもないタイムでゴール)
ゆえに疲労を蓄積しないため,前半は抑え気味だったそうな.
テキトーなKazchariと違って,やはり速い人はちゃんと考えながら走っているものである.

いずれにせよ,かなり助けられたのは確か.
ただし,ここまで快適なトレインだと下車するタイミングも難しい.
ブロガーの端くれとしては写真も撮りたいのだ.

そう,延々と続く田園風景.
そこにかかる朝もや...実に美しかった.

ふと左上方に異様なモノを見た.
こ,これはと思わず停車.

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虚空に浮かぶ謎の物体.
あれは何? あれは敵? あれは何だ!?
侵略宇宙人の巨大攻撃メカ?

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もちろんその正体は鉄塔の上部(下部はモヤで隠れている).
すいません.早朝なのでまだアタマが起きてません.

トレインから離れてしまったが,青山ダム近辺の登りで追いく.
こういう時は”脚質クライマー”で良かったと思ふ.

そうそう,R451のトンネル付近で”BROMPTONマイスター”O西さんを発見.
駆るのはもちろん荷物満載のT-Lineである.
おそらく4:00出発組.
パスする際に挨拶.
えー,既にかなり疲労されているようで...がんばって下さい(※無事完走されました.スゲー)

さて,すっかり日が昇った7:08.

【PC1:吉野公園・吉野地区活性化センター】78.5km地点

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サガリ,牛タンはバーベキューセットか.食いてぇ.
それはともかく,体力的にまだまだ余裕.
向かいのキャンプ場でトイレを済ませる.
おっ,この石碑は...

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『オホーツク1300』のフォトチェック!
もう3年前か.何もかもみな懐かしい.

iPhone11 Pro 2022年8月28日撮影

ちょっとした丘を越えてダウンヒル.
勢いがつきすぎて,左折忘れのミスコース.いかんいかん.
アタマはまだ寝ているのか?

で,R275に接続.北上する.
そろそろ休憩かと思う頃『道の駅 田園の里うりゅう』が見えてきた.
「そういや,ここのスタンプラリー済ませてねーや」と一旦停車.
スタンプを押す.

そこへ,これまた有名な”特急”T夫さん登場.
「田んぼアート,見ていきます~?」

うん? そんなのがあるのか?
せっかくだから観光していくか.

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展望台の階段を登る.
うわっ,チャリとは違う筋肉を使うので結構辛いぞ.
で,肝心のアートも”あっち(たいせつ)”に比べると少し...

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「うりゅう」を出て,コンビニ休憩.
徐々に暑くなってきた.水分を摂取せねば.

沼田や鷹栖町を経由し,すっかり馴染みのエリアをひたすら進んで9:26.

【PC2:深川市中央公民館湯内分館】126.9km地点

いわゆる行って帰っての”盲腸”PC.
シークレットっぽい場所だ.
この後,逆走している人を見たが,絶対ミスったな.

ここも特に何もない場所...いやトイレがあったので済ませて即出発.良いペースだ.

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見覚えあるコースが続く.
『旭川200』他でよく通る湯内トンネルである.
やたらに長い(1,930m).
おまけに路面が濡れている.

新兵器の「CATEYE URBAN2」を点灯.

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』対策にライトを新調~URBAN2とFR500

少々暗いが,路面がキレイなので問題なし.

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トンネルを抜けると豪快ダウンヒル.この報われた感よ.
前方に下半身ガチムチ,かつ年代物の”ロードレーサー”に乗ったおじさんを発見(そんなに歳は変わらんて).
追いついたので挨拶をする.

おじさん「(蛍光ベストを見て)何かのイベント?」

Kazchari「ブルベ中です」

おじさん「ああブルベね.どこまで?」

Kazchari「札幌から納沙布岬往復ですね」

おじさん「...大変だねぇ.暑いしさぁ,オレなんて30kmでへろへろよ」

Kazchari「そうですね.無理しないでくださ~い」

自分でも不健康,かつおかしいことをしている自覚はありま~す.

【PC3:ローソン鷹栖町】157.4km地点

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10:50着.
久々のレシートチェックPCである.
捨てないようにしないと.

昼も近い事だし一応の昼食.
やはりローソンのカツ系サンドイッチは美味い.コーラも美味い.
日差しがあまりに強いため,店舗裏の日陰に逃げる.
4:00出発組のPikaさんがいた.

既に一日のサイクリングとしては十分な距離を走っている.
ゆえに,マナー的にどうかと思いつつも座り込んでしまう...

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そそくさと食事を済ませて出発.
ちょうど先日のDHバー試走で走ったばかり.
せっかくの鷹栖町の中心地.コンビニではなくグルメすべきだったか.

Topstoneな長距離ブルベに備えてDHバーテストライド

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ここからR40経由でR39へ,ほぼ平坦路をとにかく走る.
自宅はすぐ近くだ.
ゆえに土地勘があるため,トイレや自販機の位置は完璧に把握している.

つーことでここは「きのこの里パークゴルフ場」
給水ついでに前腕に水をぶっかける.
気化冷却というヤツやね.

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貴重なゴミ箱付きの自販機.
甘いカフェオレも美味い.

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上川町手前で200km走破.
あと1,000kmしか走れません!

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だがしかし.ここでKazchari,やらかしてしまう.

上川町のルート上にはセブンイレブンがある.
PCではないのだが,この先越えることになる「北見峠」前の最期の補給地点となる.
ここで休憩&腹ごしらえをしておかないと,この先数十キロ続く山間の不毛地帯を耐えられない.

なのに...Kazchariはロクにコースプロフィールを読んでいなかったので,てっきり「石北峠」経由で北見に向かうものと思い込んでいたのだ.
こちらだと層雲峡を通過するのでコンビニが存在する.そこで補給するつもりだった.

ナビにR330への左折マークが表示された時,ようやく己のミスに気付いた.
マズイ.でも今さら上川のコンビニに引き返すわけにはいかん(もったいない).

水は?  ⇒ ある.
食料は? ⇒ 非常用のジェルが3本ほど.

まぁ,なんとかなるっしょ(実際はギリギリだった).

交通量がほとんどない緑の地獄を経て,北見峠への登りがはじまった.

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ここの峠をチャリで走るのは初めて.
斜度はそうでもないが,長い.長すぎる.
そして暑い.汗が滴り落ちる.

途中で足をついて休憩している参加者を数人パス.
ようやく峠が見えた.

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遠軽町IN.
ようやくダウンヒルが始まる.

相当量の水/麦茶を飲み,ジェルも2本ほど消費.
そろそろ冷たくて甘いモノが欲しい.
一番近いコンビニは...(検索)げげっ,ま,丸瀬布!? まだまだ先やん!

そんな絶望感に苛まれる中,見えたのは幸運の赤い箱.そう,Cokeの自販機だ!
容赦も躊躇もなくストップ.なんとゴミ箱まである.
もちろん選ぶのは神の飲料”赤コーラ”である.

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先ほどのヒルクライム中に抜いた参加者も合流.
フィリピンの方だった.と言っても東京で仕事をされているそうな.
名前はGさん.早速STRAVAで相互フォロー.
「フィリピンでもブルベって流行っているのですか?」と尋ねると「年1回」との返事.ふむ.

ところで,最近気づいたが,自販機の新札対応はまだまだのようだ.
Gさんも新札が読み込まれず苦労されていた(硬貨で対応).

さっ,そろそろ行きますか.

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丸瀬布の道の駅でトイレへ.
〇んこを試みるが出ない.
日常時と比べると圧倒的に便秘気味.
いや,運動による消化効率が良すぎて〇んこが生成されないのか? 知らんけど.

で,ようやくたどり着いたのが「セイコーマート丸瀬布店」.PCではありません.チャリラックが曲がってて使えないのはご愛嬌.
おにぎり補給していると,ごついDHバーをつけた「SuperSix EVO」がやってきた.
名前を聞きそびれたが,USAはサンフランシスコからの参加者だった.

5:30出発組とのこと.速ぇ.
二人して北見峠の悪口をニコニコしながら話す.

で,これまでのブルベ参加歴を聞くと,まぁスゴイスゴイ.
まだ若い感じなのにPBPは2回出たとか,日本も3回目だとか,あちこち走りまくり.

他の海外参加者や道外参加者数名と話したが,ブルベ歴に関しては強者だらけ.
まぁ,1000kmオーバーのRMに出るようなチャリダーは変〇さんばかりなのだろう(ホメ言葉)

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こんなに長かったっけ的なR333を飛ばしに飛ばして16:30.

【PC4:セブンイレブン遠軽豊里店】277.8km地点

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仮眠所前最期のPCとなる.
もうすっかりブルベ腹.さっき食べたばかりなのにブリトー追加.

さぁ,ここまでは順調.残り60kmで本日は終了!...という安堵感が参加者間に漂う(甘かった)

R333にて南下.分岐にてR242に乗り換え.
しばらく走ると,気のせいか路面が濡れていることに気づく.

うん? にわか雨でも降ったか.
あぁ,結構水撥ねするなぁ.やっぱりチャリが汚れてまうか...

とか,のんきに走ってたら...はい,雨粒がパラパラと降ってきて逡巡する間もなく土砂降りとなった.
既に住宅街を抜け,周りは森しかない.
つまり,軒先を借りて雨宿りやらカッパを着るような場所は見つからない.

仕方なく,少しは雨を防げるかと大木の下に逃げ込む.

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サドルバッグからレインウェアを引っ張り出してあわてて着る.
雨は全く想定していなかったので,電子機器やバッグの防水が心配だが,そこはまぁ大丈夫でしょう!(あかんやろ)

大雨の金華峠をクリアしてダウンヒル.
ようやく雨がやみ,路面も乾いてきた.
えっ? つまり極地豪雨だったということ?

ヌグフルキルヤムの法則を恐れて,レインウェアは脱がない.
生田原の町を通り過ぎ,そのまま走ってR39に合流.

ここまで来たら北見はもうすぐ...と思ったが,市街地に入ると今度は信号坂が始まった.

いくつかの信号で久々に先行者に追いつく.
すぐにわかる関西弁 ⇒ 徳島からの参加者だった.
この方も『RM427東京1900納沙布岬』他,数々のRMをクリアしている猛者だった(こういう人がごろごろいる).
ちなみに雨にはあたらなかったとのこと(なんでや!)

ただし今回は脚を痛めているらしく,なかなかペースが上がらないとのこと.
わかりました.今日のゴールまで残り10km,急ぐ旅でない.お話ししながら付き合いましょう.

と,Kazchariの北海道チャリライフやら事故紹介などで談笑.
何気にじわじわと登り続ける.

で,19:40.ようやく到着したのが懐かしの...

【PC5:北見市自然休養村センター】344.6km地点

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ブルベカードに到着時間を記入してもらう.
今晩は予定通りここで寝る.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

ここまで一緒に来た徳島の方も,てっきり泊まると思いきや驚くべきことに,すぐに出発して別海まで行くそうな(140km先).びっくり.
脚を痛めているとは?

スタッフに「自転車は外に止めるのですか?」と尋ねると「外でもいいですし,別棟の小屋でもいいですよ~」とのこと.
雨もしくは夜露に濡れるのもなんだし,前に泊まった時もその小屋に入れたしなぁ,とそちらを選択.
しかし,翌朝...

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この話の続きはおいといて,必要な荷物をTopstoneから降ろし,指定された部屋に運ぶ.
早めの到着だったためか,まだ滞在者は少ない(既に寝ている人もいたけど).

とりあえずドロップボックスからTシャツと短パンを取り出して,さぁ風呂だ.
ありがたいことにハンドタオルとバスタオルも貸していただけた.
浴室にはボディソープとリンスインシャンプーも設置されている.
念のためとタオルやミニボトルも持参したけど,不要だったな.

カラダを清め,さぁサウナ...というわけにはいかず,湯船につかる.これだけでも贅沢.
で,筋肉や関節の違和感をチェック.

幸いどこにも問題なし.
いつもの300ブルベより疲労感もない.アドレナリン効果なのか?

で,さっぱりした後はお楽しみの「おつカレー」.美味し.
就寝前に刺激物を腹にためるのはどうかと思いつつも,おかわりしてしまった.
他にもトマトやメロンなどなど.

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前回の宿泊時に比べると参加者もスタッフ数も圧倒的.
これからが到着者のピーク.

ドロップボックスに「電動マッサージャー」を入れておいたので,寝る前に我が大腿四頭筋をほぐしておこうと思ったが,何かそんな雰囲気ではない.
消炎鎮痛剤塗布とハンドマッサージにとどめるか.

大部屋に戻って就寝準備.
サイコンとナビをタップにつないで充電.
アイマスクと耳栓をセット.
モバイルバッテリーを接続したiPhoneのバイブアラームを3時にセットして横になる.

このチャレンジはまだ始まったばかり.
今日はほぼ走行計画通りに走れたが(通り雨を除く),ゆめゆめ油断召さるな.

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Day2へ続く ⇒ 『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day2