ニュースになる基準がよくわからん

2024/12/19 Thu

一歩間違えば

鎖骨骨折後,Day11.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

着替え時の右肩の痛みはかなり減少.
少しずつ,ほんの少しずつだが回復していってる感,ありをりはべりいまそかり.
肩周囲の内出血は相変わらずヒドイが,そろそろ仮骨の影ができていてもいい頃だ(希望的観測)

先日,Yahooニュースに興味深い記事がアップされていた.

大型バイク免許取得のための技能試験中に転倒 49歳男性が重傷 直線で平らな道を急停止する試験

表題を見てクリック.
おそらく急停止でエンストし,バイクの車重を支えきれなくなって転倒...と行ったところか.
”重傷”とあるが,どんなケガ?

...右鎖骨骨折?

なんやKazchariと一緒やん.これでニュースになるとは.

もし,Kazchariも落車時に起き上がれなくて救急車を呼んでたりしたら,記事になっていたのだろうか?

そしてネットで晒されて,コメント欄でバッシング.
そう,冬チャリへの世間の目はひたすら厳しい.

冬チャリライダーの言い分

そして社会的抹殺の憂き目にあっていたかもしれん.
あな恐ろしや.

ところで,同じような事故でもニュースになるかならないかの選定基準は何?

ニュースになる交通事故、ならない交通事故の違いとは?

要は運転免許試験場という特殊環境の事故,という珍しさから取り上げられたということか.

では,今回のKazchariの落車はどうだ?

新奇性:冬チャリはめずらしい

人間性:冬チャリは世間の目の敵

普遍性:冬チャリは(一部マニアに)興味の対象

社会性:「冬チャリはするな」というメッセージになる

影響性:同上

記録性:これはない

国際性:インバウンド客に「冬チャリするな」のメッセージ

地域性:雪国ならではの事故

これはヤバイ.やばかった.
ニュースバリューは十分にある.
誰にも頼らず,見つからずに済んでヨカッタ...のか?

やっぱりヤレヤレな骨折ライフ

2024/12/11 Wed

強靭なボディがほしい

右鎖骨骨幹部を骨折して4日.
保存療法を選択したため,「鎖骨バンド」を付けて生活している.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

もちろん日常生活は超不便.

転倒事故当日は三角巾で腕全体を吊り下げ.
ちょっとした動きに伴う痛みのため,肩どころか肘や手を動かすのも辛かった.
ゆえに左手でフォーク&スプーンで食事.

翌日病院にて鎖骨骨折の診断後は「鎖骨バンド」を装着.
これでかなりに楽になった.
肩さえ上げなければ肘から先は自由に使える.
食事も右手に箸の通常スタイルに戻った(少し前かがみになる必要がある)

ただし...着替えが辛い.地獄.

パンツやソックスは問題ない.
アウターも大丈夫.

問題はインナーというか,Tシャツなどの肌着.
右肩が上がらない,上げてはならないので「着患脱健の原則」(悪い方から袖を通し,良い方から脱ぐ)に従う.
それでもかぶりシャツだと右肩の動きが少しは必要.
当然痛い.それにせっかく癒合しかけている骨折部がズレないか不安.

前開きで肌着になる着やすいインナーシャツはないだろうか?
それに吸汗速乾消臭なんかの機能があれば...

おや?

そういや,これって夏用のサイクルジャージがピッタリやん!

つーことでアホみたいにたくさんあるジャージから,インナーに使える単色のモノを取り出す.伸縮性もあるし,絶対に着やすいはず.

まずはチャックを開けて右手を通す...通す? あ,あかん.
ピチピチ過ぎて腕が通らん.それに袖口に滑り止めがあるのでひっかかる.
うーみゅ,使えん.

うん?

これってもしかしてビジネスチャンス?
肩が動かせない人用の「ファスナー付き前開きインナー」を開発すれば売れるかも...(ニッチ過ぎ)

まぁ焦らず慎重に,肩が再び動かせる日が来るまで我慢やな.

ここであらためてKazchariの事故紹介を...

19歳:オートバイでガードレールに激突.左小指脱臼と左足首裂傷

29歳:オートバイでマンホールスリップ.左膝蓋骨骨折.その3ヶ月後.歩行中に坂道でこけて再骨折

46歳:ダイビング中,船からのジャイアントストロークエントリーに失敗.左アキレス腱断裂

55歳:チャリで落車.左肩鎖関節亜脱臼と左膝裂傷

そして今回の落車に続く華麗なる事故歴.
かようにどんくさいKazchariであった.

そうそう,これらの負傷時も生活むっちゃ大変やったわ.
そこからの回復を思い出してめげないようにしよう.

あぁ,杉元佐一並みの回復力が欲しい(さっき,WOWOWの金カム見終えた).

ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-

やり残したこと?~トーゴへの誘い

2024/11/29 Fri

循環の理

最古参のSNSであるFaceBook.

もちろんKazchariも利用しています.
同じ趣味趣向のグループに入会して,有益なイベント情報を入手したり,メンバーの人に連絡を取ったりするのに便利.

ただし諸般の事情でほぼread only
書き込むなら,ちゃんと記録に残るブログの方が良い.

さて,年末が近づくと「やり残していたことをやりました」的記事が増えてくる.
Kazchariの趣味界隈だと「登った」「走った」「行った」「食べた」「作った」みたいなネタが目に付く.

FaceBookは高齢ユーザーが多いと言われる.
つまり,人生の残り時間そのものが少ない.
その行動には「年内で終わらせる」以上の意味があろう.

そんな中,以前「海外ツーリングツアー」でご一緒したKさんのポストが目に入った.要約すると...

「年末から年始にかけ,海外オートバイツーリングの同行者を募集しています.行き先はトーゴ&ベナン」

こ,これはっ!

Kさんは海外オートバイツーリングマニア
数年かけて世界一周というパターンではなく,数国を1,2週間ぐらいの日程でサクッと行って帰ってくる方法を続けておられる.
かつてご一緒した「3ヵ国横断ボルネオツーリング」も,元々はKさんが旅行会社に持ち込んで実現した企画だった.

レンタルバイク&チャリの思い出

オートバイやチャリなど,公共交通機関を使わない旅は自由だ.
都市部や有名な観光地をつなぐ「点」と「点」の旅ではなく,そこに「線」と「面」が加わる.
観光客が立ち寄らない名も知らぬ町をさまよう,オリジナルな旅となる.

そのKさんが今回はなんと「トーゴ」行きを検討中とな.
はたして,この国の名を知る日本人はどれほどいるのだろうか?

トーゴは西アフリカにある小国である.
「ニャホニャホタクロー」で有名なガーナの隣りと言えば,場所のイメージはつかめるだろうか?(つかめんわ!)

トーゴ共和国

この国とKazchariには縁がある.

時に1987年.大学生だったKazchariは週5日,新聞社の編集部でバイトをしていた.
パソコンや携帯電話はまだ普及していない時代である.
そのような状況の中,スクラップ帳作りや,外回りをしている記者さんからの問い合わせで過去の記事を検索したり,デスクから依頼された雑用をこなしたりと...一見ハードそうに見えるが,その実,かなり緩いバイトだった.

その割には時給も高かったなぁ.
バイト時間中,ヒマにあかせて各新聞や書籍を読みまくり,少々変な方向の社会正義に目覚めたKazchariは,たまたま広告で目に留まった「フォスターペアレント」に申し込んだ.

プラン・インターナショナル

現在とは活動や援助内容が大幅に変わったと思われるが,この団体を通じて月々¥5,000の寄付を行うことにした.
名目上は「対象国の,とある村に住む,とある子供の里親になる」という体を取っている.もちろん正式に養子縁組をするわけではない.
寄付金そのものは,その村全体の利益につながる事業に配分されたそうな.

最大のウリ(?)は,援助対象の子供から年2,3通の手紙が届くこと.
Kazchariの”子供”の名は,10歳のザカール・アビボくん.
彼がトーゴ在住だった.

ちなみにトーゴはフランス語圏.届いた手紙を辞書片手に読んだような記憶がある.いや,スタッフが英語に訳してたかな.古い記憶ゆえ,この辺はあいまい.

そして,事務局の手配でザカールくんに会いに行くこともできた.
ただしトーゴの首都ロメまでは自分の力で行く必要があった.

今なら問題なく(?)渡航可能だが,その時のKazchariは海外旅行初心者.
当時,実際に旅行代理店(◯祖神)に問い合わせたが...

Kazchari「すいません.トーゴまで行きたいんですけど,いくらかかりますか?」

スタッフ 「...お客様,失礼ですが海外旅行にはよく行かれますか?」

Kazchari「ええと,はじめてですぅ」

スタッフ「...申し訳ありませんが,初めてのご旅行で西アフリカはおすすめできません」

と,速攻でたしなめられた.

そらそうだ.アフリカ旅行と言えば「治安」「衛生」「物価」「病気」のリスクが高すぎる,と今ならわかる.
特に「西」やら「中央」アフリカは,ビギナーには無理ゲー.
◯祖神,GJである.

相談の結果,「わかりました.ケニアまではチケットお出ししますので,行けそうだな,と思われたなら,その先はナイロビにて,ご自分で手配ください」ということに.

つーことで,人生初の海外旅行はケニアに.
結局というか,当然のごとくトーゴ行きは諦めた.
自力手配のスキルが無さすぎた.

まぁ,普通にケニアでのサファリやら何やらの旅が楽しかったせいもある.
帰りにはトランジットでインドネパールも旅したし.
バックパッカー最高!うぇーい!

結局,トーゴには行けぬまま,ザカールくんへの援助は3年間ほど続いた.

しかしある日のこと,事務局から「政情不安により,ザカールくんの一家が村から逃げ出してしまいました.これであなたのトーゴへの援助は終了となります.代わりにケニアの〇〇ちゃんを紹介しますが,継続されますか?」という連絡があった.

なんだかなぁ...で,一気にモチベーション低下.
やっぱり,こうした金銭だけの援助って,ちょっとした外因であっさりと無意味になってしまうのだなぁ...と思った(※個人の感想です)

この思いが,やがて後の青年海外協力隊参加につながっていくのだが,それは別の話.

さて,Kさんツアーの話に戻す.
しばらくしてさらに詳細なインフォメーションが出た.
以下はKさんの投稿(概要).

・期間は年末年始の2週間程度
・現地ツアーを利用(4名から可能)
・コース概要:トーゴ(ロメ)→ベナン(ガンビエ等)→トーゴ(ロメ)
・概算費用:40万円+航空券代金+その他になります

なんと! 隣国のベナンにも行きますとな!
あぁ,なんて楽しい,夢のような旅なのだろう(たぶん).

これなら多少費用がかかっても参加したい...ところだが,現実的に考えるとさすがに躊躇.
まず期間.2年連続2週間の休暇はさすがに...

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

料金も料金.
総額¥70万を越えるのではないか.

とまぁ,「行かない」「行けない」理由を考えている時点で,今回は縁がなかったのだろう.

旅の面白さに気づくきっかけを与えてくれたトーゴ
もし,残りの人生でトーゴに行けたのなら,なんとなく人生の環が閉じる気がする.

モノより経験,これは絶対的な真理.
しかし時間と体力は有限.
キレイに「円」を閉じるための心身両方の闘いは続く(そうなのか?).

ところで,ザカールくんは今どこに?

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

2024/11/10 Sun

シーズンは終わらない

iPhone15 Pro

晴れ.温度:4 ℃,湿度:81%,体感温度:4 ℃,風速:9.4 km/時,風向:S

すっかり寒くなった.
ここ旭川にも着々と白い世界が迫りつつある.

そんな季節の変化に関係なく,チャリはいつも楽しい.
週末の外ライドを愉しみに,今日を生きるKazchariである.

そんなある日,STRAVAのメッセ経由で,砂川在住のJさんからライドのお誘いが.
Jさん曰く「年中オンシーズンのチャリダーは少ない.そこでKazchariさん!」とのこと.
確かにそうかも.ましてやグラベル愛好家となるとさらに希少種.
謹んでお誘いにのっかりましょう.

「おっ,これは砂川周辺=空知グラベル遠征か!」と意気込むが,Jさん,こちら方面のグラベルは未経験とのことなので,「これはこれは」とご招待することにした.

Jさんと知り合ったのは確か数年前の「支笏湖グラベル」だったはず.

ファットなグラベルミーティングライド

その後「びえいスノーサイクルフィルティバル」「NISEKO GRAVEL」でもお会いした.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

遠路はるばるお越しくださるJさんのアテンドである.
時間的な制約もあるため,グラベルの新規開拓は避けて走り慣れたコースを設定.
もちろん,地域ならではの“激坂”をわんさと組み込みましょう.ダヒャダヒャ

Kazchariのマシンはもちろん強化新型「EPIC」である.
既に走行100km越えで慣らしも十分.
シート高,ステム長,ハンドル幅もぴったり.

ただしシェイクダウンライドで気になったのが手の疲れ.
ファットでも使用中のエルゴグリップに交換した.

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安価だが,使い勝手が良い.

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こんな感じでEPIC「ブラック&レッド」でカラー統一していく所存.
ついでに金属製のバルブカバーも買いました.

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公道走行なのでベルも必須.
他のチャリには高級品の「KNOG」を付けているが,今回お試しにDAISOのパク...いや,よく似た商品を試してみた.

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「KNOG」と音質変わらんが,お値段はもちろん¥110だ.
ただし,小さめの径しかないのでグリップ近くのみ取り付け可.
つまりロードの太いハンドルには向かない.

集合時間は9時.
場所は『花神楽』の駐車場である.
やはりライド終了後は“サ活”でせう.

ハスラーにEPICを積み込み,10分ほど前に到着.
既にJさんスタンバイ済.砂川からだと1時間半ほどらしい.

では出発.
まずは「はじまりのグラベル」から.

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ここは帰りが下りになるのでより面白い.
「〆のグラベル」としても設定しよう.

しばしの舗装路走行後,旭川自転車愛好会で走った「就実の丘ショートグラベル」を通過.まっ,こんな感じで勝手に命名.

お次は「河川敷グラベルA」で朗根内側に戻る.
そこから”あいまいな“記憶を頼りに山へ.

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入るところを間違った?
想像よりも深く深く山に分け入る.

「横牛グラベル」と命名.
ずっと登りが続く.

軽トラが走った跡がわずかに存在していたが,やがて消失.
割れ,砕石,泥となかなか走りごたえのある道に変わる.
アレですな.ソロ走行中に何かあって動けなくなったら春まで発見されなさそう...というぐらい山奥.

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登る道と下る道の分岐.
もちろん登る.そろそろ最高地点が近いはず.
激坂を登ると...あたり!

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うむ.ここまで走ってようやく見覚えがある道に出た.
一安心だが,ここまでのドキドキもたまらん.

舗装路をロングダウンヒル.
寒い分,空気が澄んで景色が美しい.
これまた絶景.

カラマツが道を覆う.つまり路面がオレンジに.
下手なブレーキングだとスリップしそう.

なのにJさん,下りのスピードが半端ない.
聞けば,元々モトクロスもやってたそうで,そりゃバイクコントロールはお手の物.
それプラス「Jエンジン」の出力がすさまじいので激坂もぐいぐい登る.
バラ完で組んだと言うSURLYフレームのマシンはお世辞にも軽いとは言えないし,ギアも小さめ.だのに速い.ぐぬぬ.
激坂で置いてけぼりにする計画が早くも破綻(性格悪っ).

で,最近お気に入りの「送電塔の見えるグラベル」を越える.
天気が良い方にハズレた.日が出てきていい感じ.

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そして定番の「赤羽の丘グラベル」
ツーリングマップルにも掲載されているので,オートバイやクルマの姿を見かけることも多い道だが,今日は我々だけ.

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ビート(てんさい)の収穫シーズン.
あちこちにビート山がある.
葉はほうれん草っぽいのに,実は砂糖の原料という変な野菜.
北海道の基幹作物だが,”まんま”の形状で食卓に並ぶことはないので,意識しにくい.

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お昼だ.腹が減ったので美瑛の町へ.
ニセコのように大規模スキー場を持たない美瑛の冬はオフシーズン.
観光客の姿はまばらとなる.
結果,休業中や時短営業の店が増える.

コンビニでの外飯は避けて,何度か利用したことがある「美丘」へ.

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ここも冬は土日祝のみの営業.メニューもほぼ麺類のみ.

何か以前と印象が変化している.
そうそう,昔は「スターウォーズ推し」だったのに,関連グッズがすっかり片付けられて,なぜか「ジブリ推し」になっていた.
外国人向けにした?

いずれにせよ,鶏鍋うどん(¥1,500)が美味し.

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カラダはあったまったが,外は相変わらず寒い.
日が落ちる前にデポ地に戻らねば.
それでも,Jさんに見せたい風景があった.

そう.「あの農道」である.

「グラベルじゃあないけど,行きます?」と提案.
承諾していただいたので,じわじわ登る自転車道を通って,落下のためのエネルギーを溜める.

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そして,登り切ったところからダウンヒル.
掛け値なしの絶景の中,下り好きにはたまらん道.
幸い,気温はさほど下がらず,防寒着を着る必要はなかった.

そして,いよいよ本日のクライマックス.
「22%越えの激坂グラベル」へ向かう.

先日発見したばかりの,登って下るピストングラベル.
MTBの巨大なギアとEPICの軽さに助けられてKazchariは足つきなしで登頂.

ギアの歯数的に難しいのでは...と思われたJさんだが,さすがのJエンジンである.ガシガシと登ってくる.すげーわ.

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後は来た道を戻り,予定通り「はじめのグラベル」あらため「〆のグラベル」を激走.

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で,15時過ぎ,予定通りデポ地に帰還.
いやぁ,いつもの定番コースも,1人で走るより楽しかった.

予定があるというJさんを見送って,Kazchariは“サ活”へ.
1セット目はともかく,2セット目以降は外気浴無理.
寒すぎだ.

サ室内では『イッテQ』を再放送していた.
知らない芸人がなんと「ラジャ・アンパット」へ.
「マンタの群舞を見る」という企画だったが,編集の仕方が気に食わない.

海の美しさよりも,宿代や入域料の高さをやたらに強調し「金にまみれた強欲な海」という印象操作.ウソとは言わんがなんだかなぁ.

で,海中映像もライティングも何もダメダメなので,全然美しくない.
この番組を見て「こんなに金かけてこれ?コスパ悪ぅ~」と思われるのが何か嫌.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

途中でサウナ室タイムが終了したため,目的の「マンタ群舞」をどの様に紹介してたかは知らんけど.

で,無事帰宅.
今日も充実したライドだった.
EPIC,絶好調である.

思えば,今年はグループライド開眼の年.
しかもエンジョイライドではなく,どちらかと言えばガチ勢のライドに参加することが多かった.どう考えてもその方がライド後の満足感が高い.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

事前に「今日はゆるポタですよ~」「坂遅いんで~」とか互いに謙遜していても,走り出すと競争になるパターンが多い.

ホンマ,チャリダーは嘘つきだ(ホメ言葉)

「いくつになっても男子は刀...ではなくチャリで競争するのが好きだろう?」と生き残りのジジイが言ったとか言わなかったとか.

冬のチャリイベント情報が続々と

2024/11/12 Tue

アツイ闘いが待っている

そろそろ雪の足音が聞こえてきそうな今日この頃.
変〇チャリダーのみなさま,いかがお過ごしでしょうか.

この時期になると,オートバイライダーの姿をめっきり見かけなくなる.
雪はまだ降らずとも山道やトンネル,橋上は凍結の危険性がある.
景色も地味.
そして...寒い.寒すぎる.
うちのモンキーも冬眠の時を待っている(まだバッテリー外してないけど)

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さて,チャリはどうだ?
ロードはオートバイと同様の理由で冬眠間近.
直ぐにスパイクタイヤをはいたMTB/ファットの出番となる.

そこで現在,Kazchariが参加予定の冬期チャリイベントを紹介.

まずはこれ.

【年忘れカミヒル大会】

2024年12/30開催決定(なのか?)
旭川チャリ界重鎮,ヤマタケ氏主催の年末恒例ヒルクライム.

まずは道内最高地点,凌雲閣の駐車場までクルマで.
そこからチャリでダウンヒル.
チェーン装着場からターンして約10kmのヒルクライムを敢行.
ゴール後は温泉と昼食会が待っている.

そんな昨年の様子はこちら.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

大盛況でした.
思い起こせば2019年の第1回大会(?)は5人ほどだったな...

色々覚悟しないと“危険が危ない”イベントなのは確か.
既に口約束でエントリー済み.

【第4回びえいスノーサイクルフェスティバル】

第4回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

2025年1月19日(日)開催決定!
これまた第1回大会から連続参加中.
昨年の記事はこれ.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

いやもう,前回大会はひたすら寒かった.
朝の気温が-20℃越え.
鼻の頭が凍傷でもげるかと思った.

既にエントリー済み.
さぁ,「EPIC」「ファット」かどっちで走る?

そして最後にとっておき.

【Randonneurs札幌 2025アイスブルべ】

2025アイスブルべ

♪ 帰ってきたぞ~ 帰ってきたぞ~
もちろんランドヌ札幌さん主催で2025年1月25日開催.
コースや距離などの詳細は未発表だが,東川発着とのこと.
まさかの「きとろん」発?
いずれにせよ,久々の復活が素直にうれしい.
前回は2020年.100kmコースを走った.

アイスブルベ2020(100km)

日中の天気はおおむね良好.
ゴール間際に吹雪.
東川の町中からキトウシまでの直線道路と最終ヒルクライムが辛かったなぁ.

そう,長丁場となるアイスブルべでは天候の良しあしが難易度に直結する.
時間内完走者1名という地獄...いや伝説の2017年とか(Kazchariは不参加).

アイスブルべ2017★当日★

そんな久々の超絶楽しいイベント,もちろん参加予定である.
12/14,エントリー開始だ.

以上,現在参加予定の冬チャリイベント3選でした.

OLYMPUS TG-5

Topstoneなカミフ~芦別グラベルライド

2024/10/6 Sun

隠れた魅力

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曇り.温度:15 ℃,湿度:77%,体感温度:14 ℃,風速:7.0 km/時,風向:S

昨日とは打って変わって快晴の日曜日.
本日は3人でグラベルメインのグループライドである.
集合場所は午前9時に上富良野の見晴台公園.
ハスラーにTopstoneを積み,8時半に現着予定で家を出る.

クルマで走行中右手に見える十勝岳が美しい.
登るんやったら昨日じゃなくて今日やったな.
まっ,そんなに都合よくいかないのが人生.

Topstoneな十勝岳紅葉&カレーライド

公園到着後,Topstoneを降ろす.

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しばらくすると,旭川最強のクライマー,Iねーさんがやってきた.
マシンは函岳ライド時と同じ赤いMERIDA

ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド

もう一人のメンツ,Oさんは?
何やら忘れ物をしたらしく途中で家に戻ったとの連絡.
公園すぐ近くにお住まいらしいので,さほど遅れることなく到着.
バイクはRIDLEYのグラベルである.

メンツが揃ったので,行くぞ.バーン!

今回のグループライドはIねーさん企画.
上富良野から芦別に抜ける未だに舗装されない道道70号,および芦別郊外のグラベルを走るというもの.
昼食はもちろんガタタンラーメン(予定)だ.

芦別名物「ガタタン」ってなに?

そして,Oさんは2年前に地域おこし協力隊としてカミフに移住.
観光協会に所属しているので,カミフのグラベルをはじめ...いや,それどころか全国の坂か.豪脚の持ち主である.

え!?登らないんですか?

つーことで,今日はお二人に完全におまかせライド.
どんなルートなのか楽しみである.

まずは短いグラベルや舗装路をつなぎ,道道70号の未舗装開始地点着.

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グラベル走行に備え,タイヤの空気圧をチャックするお二人.

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Kazchariは例によって適当.
いつもだいたい2Barくらいで舗装もグラベルも走る.

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Kazchariは以前この道を走ったことがある.
ファット&オートイバイつながりのkaba3とである.

モンキー125,ブルベを走る!?(その1)

「旭川周辺でもグラベルブルベを」との企画からの調査ライド.
モンキーで走った.
その後,音沙汰がないのでポシャッたかな?

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この道は交通量が多い.
生活道路として使われてもいるが,意外に目立つのが「わ」「れ」ナンバー,つまりレンタカーである.
好んで未舗装路を選ぶ旅行者が多いとは思えないので,おそらくGoogle先生(マップ)が,この道を指定して来るのだろう.

確か「南富良野-占冠間」の林道も,迷い込まされるレンタカーが多いと聞く.

Google先生なぁ...Kazchariも台湾旅行時にヤラれまくった.
今思えばあれはあれで楽しい思い出なのだが.

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

つーことで「広くて路面も締まっているが交通量が多い道道グラベル」を快走.
一番標高が高い地点に到達.お待ちかねのダウンヒル開始!

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そこそこのペースで下っていくと,Iねーさんが地図上で見つけたという,脇道グラベルの入口に到着.

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一応,地図が貼ってあるがどこについながるのかはよくわからん.
通行する場合,本来なら山歩き用のマップやGPSが欲しいところ.
熊リスクもある.
まぁ,3人だし,完全に廃道というわけでもなさそうなので,行けるところまで行ってみることに.

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現れたのは急坂ダウンヒル.
路面デコボコでジャリジャリとなかなか楽しい.

だがしかし...やっぱり廃道なのか,やがて倒木が行く手を阻む.

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それも1本や2本ではなく,この先ずっと倒れまくり.あかん.

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素直に諦めて戻りますか.
ということは...さっきの激坂を登る!?

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30%近い坂で砂利路面.
さすがに無理なので押し歩き.これぞグラベルライド.
まぁ走るならMTBかな.

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道道70号に戻りダウンヒル再開.
この道,芦別に近づくにつれやたらに道が細くなる.
拡張する気なし=しばらくは舗装されなさそう.
そして迷い込んだと思わしき荷物山積みのハーレーとすれ違う.そんな装備で大丈夫か?

で,道道を抜け次の目的地へ.
けっこうな山超え.

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クライマーIねーさんの次なるオススメは「上金剛山展望台」
ふっふっふ,なかなかの激坂との話.
お約束の「クマ注意看板」あり.

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この頃になると気温上昇プラスなかなかの斜度で汗だく.
やたらに細い道なのに登ってくるクルマをよける.
あー,ここって比布のあそこにプロフィールが似てるかな.

Topstoneなはじめての比布いいながめ台ライド

つーことで展望台着.
そこに広がるのが...

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なかなかの絶景.
天気も良いし360°展開.
開陽台にも負けない...かも知れない(そうか?)

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iPhone15 Pro
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で,下山開始.
この展望台のまわりはグラベルだらけ.
マップを見ながら行き先を決める.
「NISEKO GRAVEL」っぽい感じのグラベルを進む.

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途中の分岐にて.
位置的に左の坂道が,展望台から直で降りる道.
かなりヒドイ道(ホメ言葉)で,もし選んでいたら無事には降りられなかっただろう.

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全国にいくつあるんだ的名称の「旭ヶ丘公園」着.
ジョギング用(?)周回コースの表示があった.

駐車場付近には坂があるし,ここでレース開催したら盛り上がりそう.
町起こしにどうでしょう?
”サイクルツーリズムは儲からない”という話もあるが...

サイクルツーリズムはお金にならない?サイクリストはお金を使わない?

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そろそろお昼.
腹が減った.

ここは予定通り芦別市内でガタタンラーメンを...が,有名店だと時間的に長蛇の並びが予測された.
ここは素直に道の駅「スタープラザ芦別」に向かう.

途中,巨大観音像の脇を通過.
レジャーランド?
紆余曲折あり,現在は宗教法人が所有しているようだ.

思えば,スタート地点のカミフ見晴台公園のそばにも観音像あり.
本日はここで折り返しなので,観音像2体をつなぐライドとなった.

iPhone15 Pro
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ツーリングや出張時に何度も立ち寄った道の駅.
30分ほどの待ち時間で食事にありつく.
メニューはガタタンラーメン...ではなくチャーハン.
美味いのだが,いかんせん量が...Oさんみたいに大盛りにすればよかった(サイクリストあるある)

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カロリー不足分はデザートで補うッ!
屋台で販売されていたクレープを購入.美味し.

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当初は国道を通ってカミフまで戻る予定だったが,せっかくなので,かねて興味があった民泊『貞子の家』への立ち寄りを提案.
2人の同意が得られたので向かう.

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で,国道を少しそれて,しばらく走るとシンボルのネコバスが見えてきた.
色々突っ込みどころがありすぎて楽しい場所.
世が世なら間違いなく『ナイトスクープ』パラダイス案件.

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民泊 貞子の家

深川の”トトロ峠”にあるネコバスの方が有名だが,リアルさ(気持ち悪さ)はこちらの方が上.

夏ver.⇒ Topstoneなイルムケップ•スカイラインライド

冬ver.⇒ ファットなネコバス,深川散歩ライド

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バスの中も自由に撮影可.
むしろ積極的にSNSなどで拡散してほしい旨の張り紙あり.
ホラー映画キャラのマネキンより雛人形が怖すぎる.

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バスの周りをウロウロしていると,庭で焼き肉をしていた方々から「家の方も見てってください」とのお声かけ.
宿のオーナーさんかな,と思い家に近づくと,なぜか女性がとんできて「中には入らないでください!私達が借りているので!」と注意される.
ややこしいわ!

まっ,外から確認できるだけでも「テレビから出てくる貞子」など,おふざけ全振りの内装が見て取れた.
泊まりたいか?と問われると...だが.

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国道に戻り,今度はIねーさんの提案で「清里ダム」に寄ることに.
実はダムマニアらしく,カードをコレクションしているそうな.

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キャンプ場併設のダム湖畔.
バイク(2輪)専用エリアがあるなど,快適に過ごせそうな空間.
ちなみにIねーさんからダムカードをいただく.
別にコレクターではないのだが,タイヤのサイドカット時,ブート代わりに使えるのだとか.
なるほど.サドルバッグに忍ばせておこう.

このまま国道を進むと富良野市内まで行ってしまうので,途中でショートカット.山間を抜けてカミフに戻る.

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日が落ちるのが早くなった.

寒さが増す中,千望峠からのダウンヒル.
地域随一の絶景ポイントでしばし休憩.
「あらためて,いいところに住んでるよなー」と,同じく道外からの移住組であるOさんと共感.

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つーことで,芦別方面の持つポテンシャルを感じる楽しい1日だった.
とは言え,こうした地方都市が衰退していく未来は変えられないだろう.

折しも衆院選が近い.
候補者はさかんに「地方の活性化」=「財源もっとよこせ」的政策を唱えるが,本当は気づいているはず.
時,すでにお寿司なことに.

まぁ,北海道に限らず日本の田舎はどこも似たようなもの.
それでも地域「再生」よりも「縮小」にかじを取ります...とは言えない.
今度の衆院選でもインフラ集約,ミニマム社会について言及する候補者はいない.言えば落選するのだろう.

将来的にヒトはドームもしくは城壁都市に住んでいて,他はロボが働く農園およびヒトが住まない無限の荒野が広がる...
『進撃』『ザブングル』『マッドマックス』の世界待ったなしか.

もちろんその時代にKazchariはいない.
なんとかして見れる方法はありませんか,貞子さん?

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「ビデオテープに念をこめればいいのよ」

モンキー125,紅葉を求めて三国峠へ

2024/9/29 Sun

峠と紅葉とオートバイ

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好天の日曜日.
昨日はチャリでグラベル三昧.

Topstoneな川と畑の美瑛グラベル三昧ライド

脚が少々お疲れモードなので,今日はモンキー・ツーリング.

当初はブルベ「旭川400」をなぞるルートを考えていたが,普通に走って10時間近くかかる.出発時間を考えると少々無謀なので,三国峠までの往復とした.

モンキー125,ブルベを走る!?(その1)

この時期の大雪山系と言えば紅葉の最盛期.
さて,今日はどの様な感じだろう.

本州からのライダーは,この時期になるとかなり減る.
大阪在住の頃のKazchariもそうだった.
日中はともかく,朝晩の冷え込みに耐えられなくなってくる.
特にキャンプ時は辛い.

出発前に空気圧をチェック.
ロードバイクほど厳密に管理はしていないが安全のために.
現在の走行距離は約8000km
そろそろリアタイヤの交換時期か.

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トップケースには,いつも通りお風呂セットをin.
とは言え,入浴後に冷えるのは困りもの.
オートバイの弱点やね.
気分が乗れば入りましょう.

さぁ,出発.

ナビ代わりのSIMなしiPhone7
Amazon Musicの楽曲をダウンロード(オフライン再生)して,インカムで聴いているが,しばらく使っていなかったせいか,認証(?)のため,一度サイトに接続しろとの指示.
時すでにお寿司.
家から遠く離れてしまっている.

仕方がない.
今日は音楽なしで,風とエンジンの音を愉しむことにする.

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オーソドックスに国道39号を使って上川方面へ.
道内ライダーのシーズンはまだ終わらない.たまにヤエー

地味な外観&高梨沙羅の実家経営(今も?)&人出不足で閉店したもののすぐに復活で有名なセブンイレブンで休憩(属性多し).

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チャリと違ってカロリーや栄養はあまり考えなくても良いはずが,結局いつもと似たようなメニューを選んでしまう.

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野菜生活スムージー,美味し.

やたらに長くデンジャラスな銀河トンネルを越えて,大函に寄ってみる.

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旧線路や旧道跡が見える.

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この林道,走ってみたいなぁ.

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うん? 自転車はダメとは書いていない(ダメです)

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徐々にクルマが増えてきた.
のんびり走るクルマが先頭で渋滞が始まる.
(メーター読みの)制限速度を守るのは”正義”だが,後続車からのプレッシャーによく耐えれるものだ,と思ったりなんかしちゃったりして.
案の定,数台のSSが猛スピードで追い抜いていく(ダメです)

分岐にてダムを越え,三国峠方面へ.
紅葉シーズンによる通行制限中の高原温泉を通過.
この熊だらけで有名な撮影スポットに行くには,シャトルバスに乗り換える必要がある.

今日はオートバイなのでさほど気にはならないが,標高が徐々に上がっていく.
この道を通るのは6月の「Flèche」以来か.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

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そういや「Flèche」って完走メダルはないのだろうか?
かなり日が経つものの何も届かない.
まぁ,思い出として楽しかったから別にええけど.

それにしても,さすがオートバイである.
チャリと違って,あっという間に三国峠に着いた.

駐車場はクルマやバイクでごった返している.
好天かつベストシーズンだけのことはある.

人がいなくなったタイミングでいつもの看板前記念撮影.
遠くにマス・ツーリングのハーレー軍団が登ってくるのが見える.

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さて,ここからどうする?

基本的にチャリ感覚で距離と時間を換算するクセがついてしまっている(時速25km/h)
それゆえか予測時間よりも早く峠に着いてしまった.

このままUターンして上川に戻るのはもったいない.
いっそ,士幌側に下りて狩勝峠周りで帰る?

少し悩んだ後,とりあえず士幌側へ向かうことに.
せっかくなので絶景を見ながら橋上を走らないとね.

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下り終えた後もしばらく進むが,帰宅時間のことを考えて冷静さを取り戻す.
さすがに「旭川400」のトレースは無理無理無理.
モンキーで夜間走行なんぞしたくないし.

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三国峠へターン.
駐車場はスルーしてトンネルをくぐる.

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そういえば近くにグラベルに入る道があったはず.
少し寄ってみますか.

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グラベルと紅葉.映えますなぁ.
これくらい整備されていると,モンキーで問題なく入っていける.

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今年の紅葉にはベストなタイミングで来れた感.

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さて帰りますか.腹も減ったし.

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ここのシラカバ群,お気にいり.人工的やけどな.

上川の町を越えて,昼食はいつもの「山の食房」へ.
ポークチャップ...ではなく,今日はとんかつ定食.美味し.

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で,家を目指す.
愛別あたりで少し寄り道.

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本日も無事故で帰宅できた.

オートバイの免許を取ったのは19歳の時.
つまり38年間,ライダーを続けている.
この間,日本不在などのブランクがなかったわけではないが,常にバイクを1台は所有している.

今ではチャリ趣味に金や時間などのリソースを費やしているが,オートバイをおりる気はまだない.

チャリと同じ道を走っても違う感覚で景色が見える.
不思議なものだ.

オートバイ・ツーリング時は周囲の環境に目が向けがち.
チャリのライドでは,自分の内面に注意が向く.肺,心臓,筋肉.自分の生を感じる.

方向性は異なるが,いずれもマインドフルネス
今,この瞬間に集中し,かつ楽しむ.

言うまでもなくオートバイは非常に危険な乗り物.
チャリと同じ2輪車=不安定だが,絶対スピードが速い分,オートバイ事故の方がダメージが大きいと思われる.
自分が細心の注意を払っていても,相手のミスで死ぬこともある.

マスコミや世間の注目度が高いためか,クルマよりもオートバイ事故の方が報道の割合が多い気がする(そしてコメント欄が大荒れ).

「相手が悪くても死ぬのは自分」がオートバイ.

Kazchariも長いライダー歴の中,事故ったことも転倒したこともある.
その時の傷もまだ残っている.
今,こうして普通に生活できているのは偶然.
ゆえに,今日という日を無事に楽しく過ごせたことに感謝.

あっ,温泉入ってないわ.今からサ活へGo!

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Topstoneな川と畑の美瑛グラベル三昧ライド

2024/9/28 Sat

消えゆく運命(さだめ)

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晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:86%,体感温度:16 ℃,風速:8.3 km/時,風向:N

先週の「NISEKO GRAVEL」および積丹ライドで泥&潮まみれになった我がTopstone
早急に洗車してやらねばなるまい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

ちょ,待てよ.

どうせ洗うなら,少し走ってからでもええんちゃう?

つーことで,出かけてしまったのが運の尽き,結局はグラベルを求めてうろうろ.自宅に戻って来たのは15時近く.
日没が迫る中,そこからあわてて洗車するはめになる,チャリダーあるあるムーヴをかます.

さて出発.このブログでも度々取り上げているルートをたどる.
自宅をスタートすると,まず田んぼ脇グラベル.

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国道を渡って河川敷に登るとすぐにグラベルが始まる.
ここから美瑛の入口まで,ほぼ全線をグラベルだけで移動できるのだ.

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おや? いつの間にか舗装化作業が進んでいる.
以前は荒れ気味だった道に重機が進入し踏み固められつつある.
走りやすいと言えば走りやすいが,ジャリ感がなく,面白みがない.

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どうやらパークゴルフ場への入口あたりを,まず固めている様子.
近い内に,この河川敷グラベルは消えてしまうのだろう.

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「NISEKO GRAVEL」のトークセッションにて,レジェンドライダーの三船雅彦さんが登壇された時,面白い話をされていた.

林道(グラベル)は,未舗装のままの方が維持費がかかる.
ゆえにあちこちの舗装が進行中.
ただし北海道は例外.
冬期間は積雪・凍結する,つまり使用しないため舗装を行わない.
しかし夏場は作業・生活道路となるため,きちんと整備される.
結果的に走りやすいグラベルが誕生.

とのこと.
こうした河川敷は舗装されても,まだまだ良質なグラベルだらけの北海道.
素晴らしすぎる.

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その昔,Kazchariは静岡の沼津に住んでいた.
伊豆半島にも信州にも遊びに行くのに適した地.
特に伊豆半島の林道はオフロードバイクで走り回った.
詳細はわからないが,今では関東住みの友人に聞くとかなりの林道が通行止めとか.オフ車や四駆が荒らしまわったせいやな.
まっ,北海道ではないやろけどな.

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今日は遠出しないので時間はたっぷりある.
できるだけ新規グラベルを開拓しよう.

少しでもチャリで走れそうな道には即侵入.

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ここは幹線道路を離れたJRの線路わき.
なんとかして踏み切りを渡らず横断できないかと,抜けルートを探すも...断念.それでも,こうした探索作業そのものが楽しい.

ロードでのライド時に気になっていた砂利道に入る.

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絶景が待っていた.
大陸というかヨーロッパ的.

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脳内BGMはベートーヴェンの田園交響曲
こうした隠れグラベルの発見が楽しすぎる.

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丘を越えるとなじみの道に.
線と線,点と点がつながる.
少し進むと「赤羽の丘」である.
いつもとは逆のルートから登る.

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特徴的な3本の木が見えてきた.
シーズンオフなのか,誰の姿もない.

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丘を降りて川沿いの道へ.
とっかかりはちゃんとした砂利だが,すぐに草刈りされていないワイルドな状態に.タイヤのドロを落としましょう.

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「明治の丘」から続くグラベルへ.
今度は林の中.
斜め方向からの日差しが,我がTopstoneを照らす.

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ここまで来たら向かうのは”あの”場所.
ガイドブックには載らない某農道.
まずはサイクリングロードを使って終点まで移動.
そこからのダウンヒルが最高.いつ走ってもハイテンション.

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腹が減ったのでいつものセイコマへ.
チャリをチェーンロックする場所.
座って食事をする場所.
いつも変わらない.

そういや,新コロで閉鎖されたコンビニのイートインがなかなか復活しない.
ずっとこのままなのだろうか?
今はいいけど冬が辛い.
台湾の巨大なイートイン・スペースが懐かしい.

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もう少し走る.
これまた気になっていた未知の道へ.
ここの風景も大当たり.

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にしても,グラベルライドはどうしてここまで楽しいのか.
問われても答えられないけど.

グラベル走行には舗装路と比較すると,約1.5割増しのパワーが必要とされる.
ようするに疲れるのだ.
そして大抵の人間は疲労が嫌いだ.
そこに喜びを見出す一部の変態を除けば.

既述したが,かつてKazchariはオフロードバイクで林道ツーリングを楽しんでいた.あの頃から30年ほど経ったが,今度はチャリで”わざわざ”不整地を走る.

想像していた未来とはまるで異なる.そして,まだまだやめられない.

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帰路につく.
消えゆく河川敷グラベルをもう一度走る.

国道を渡って踏切前.
珍しく汽車(ディーゼルなので電車ではない)に遭遇.
旭川と富良野を結ぶこの路線.
残念ながら,この線路が消滅する日もそう遠くない気がする.

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で,冒頭文にある通り,帰宅後は急いで洗車.
Topstoneは静かに次の出撃を待つ.

秋である.
落葉の森が形成されつつある.
Topstoneのイエローカラーは今の風景にぴったりだと思う(親バカ?)

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Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

2024/9/23 Mon

トンネルが長すぎて多すぎる

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晴れ.温度:13 ℃,湿度:75%,体感温度:13 ℃,風速:11.4 km/時,風向:NE

昨日の「ジャリ感」がカラダから抜けきれぬまま,5時過ぎに目が覚めた.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

相変わらずショート・スリーパーやな.
体調は悪くない.
脚もそれほど疲れていない.
今日がレースなら前日に入念にマッサージするところだがな.

MYTREX マイトレックス REBIVE マッサージガン

ただし気になるのが耳の痛み.
別に中耳炎とかではなく,ウレタン耳栓による穴の圧迫痛である.
そろそろアイマスクを含め,睡眠グッズの見直しが必要な時期かも.
以前,レビューを書いた「Anker A10」も,どうにもイマイチで,結局ヤフオクで売ってしまった.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

懲りずに新型の「A20」にチャレンジ?(高い!)

Anker Soundcore Sleep A20

さーて,本日の予定は?
昨日とは異なり一日中快晴予報.
このまま帰宅するのはもったいない.

せっかくの遠征ライド.
滅多に来ないこの地域を楽しみましょう.
とは言え,ニセコ・倶知安エリアは...とりあえずええかな.

そこで思いだしたのが,エントリーしながらも雨でDNSしたブルベ「BRM711当丸コースター300」.

もちろん,300kmを丸々トレースする時間も根性もないので,神恵内を起点に積丹半島をぐるっと時計周り,古平から当丸峠を越えて戻るというルートを考えた(一部しかかぶってないやん).
うむ.いけるいける.楽しそうだ.

思えばオートバイやクルマではなく,このルートをチャリで走るのは初である.

行き先が決まれば話は早い.
昨日同様に朝風呂に入りココロとカラダのスイッチを入れる.
ローソンにてコーヒーを購入.
パンとおにぎりの朝食後,パッキングして7時過ぎにはチェックアウトした.

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ナビによると神恵内まではクルマで1時間ほど.
意外に近い.

道の駅があるものの,その手前の市街地でクルマをデポできそうな場所を探す.
地図で確認すると「村立漁村センター」の駐車場がよさそう.
祝日だし,この広さなら迷惑にならないだろう.
ちょうど当丸峠からのダウンヒルの終着点になるし.

で,8時頃無事現着.
Topstoneを降ろす.

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暑くもなく寒くもなくいい気温.
長袖インナーに夏ジャージの昨日と同じ組み合わせである.

もちろん海が左手となる時計回りで出発.
まずは道の駅「オスコイ!かもえない」を目指す.

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海岸の漁村を通るため気分はすっかり島ライド.
昨年走った「利尻島」を思い出す.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

いずれにせよ,初めて走る道はワクワクするねぇ(オートバイと同じ景色だけど何かが違う).

やがて道の駅「オスコイ!かもえない」に到着.
ここは台風被害により,2004年から2010年までの6年間,閉鎖されていたことがある.いわば幻だった駅.

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本日,2024年の再訪ではデジタルスタンプをGet.
めったに来れない場所なので貴重だ.

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道の駅を出るとすぐにトンネルが現れる.
ここを皮切りにトンネルが続く.
そう,このルート最大のネックはこれ.
2km級のトンネルが何個も続く.

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チャリでのトンネル走行は言うまでもなくデンジャラス.
後方からの追突事故や前方からのライトのまぶしさ,路面状況の把握(穴ぼこ,濡れ)が困難なことによる転倒,そして寒さ.

思えばこの積丹半島,車道で一周できるようになったのが1996年と,ごく最近.断崖絶壁を迂回するためには多数のトンネルが必要なのだ.

以下のサイト,こだわりのトンネル愛&旧道愛が素晴らしい.

積丹1周旧道旅1

幸運なことに,積丹半島は気象条件の厳しさゆえ,逆にメンテが頻繁なのか,照明・路面とも良好なトンネルがほとんどだった.

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トンネル通過しつつも,しばらくは平坦路が続く.
向かい風なので抵抗激しく,疾走感はイマイチ.

やがて前方に「神威岬」が見えてきた.
とりあえずの目的地である.
久々のヒルクライム.
さすがに昨日今日では脚が重い.

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で,何年ぶりかの神威岬.
駐車場ってこんなに広かったっけ?

いずれにせよ休憩.
トイレもある.
そして自販機の隣には...ででん! ゴミ箱もあるッ!
ここはリアルゴールドを買わずにいられないッ!

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さて,岬の先端(女人禁制の門があるところ)へは,結構な距離を歩く必要がある.

余談だが,その昔(35年ほど前)に訪れた際,先端のローソク岩を見るためのルートは「山」と「海」の2か所と聞き,Kazchariはよりハードな海ルートを選んだ.
たぶん山ルートは今の遊歩道.

この海ルートは心霊スポットとして当時から有名.
一旦,海岸沿いまで降りて,岩に開けられたトンネルを通るのだが,このトンネルやっかいなことに途中で2か所が90°に曲がっている.
つまり,距離は短いものの,完全に光が閉ざされて漆黒になる瞬間があるのだ.
「ライトを持参すれば良い」との意見もあるが,この暗闇でライトを照らすと何やら見えてはいけないモノが見えるとか...

で,当時21歳のヤングなKazchariは,手で壁を伝いながら,なんとか海岸に出た.その時の写真がこれ.

フィルム写真のスキャンなので,解像に関してはご勘弁.
後に聞いたところでは,そのトンネルは「念仏トンネル」と言われていたそうな.ヤメテー.

つーことで,おっさんになった今では,そんな冒険はしない.
それどころか山ルートすらもたるい.
SPDシューズとはいえ,できるだけ歩きたくない,チャリと離れたくないのが正直なトコロ(チャリダーあるある)

つまりこの駐車場にて岬巡りは終了.
クールに去るぜ.

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先ほどまで苦しめられた向かい風は,進行方向が変わったのでややマシ.
これまた懐かしの道営野塚野営場.なぜに道営?

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国道ではなく道道913を走る.
積丹岬に通ずる道である.
なんとなく「巨神兵」な岩.

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島武意,幌武意? どこかで聞き覚えが...
ああ,昔ダイビングで来たな,この辺.

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さて,同じような風景が続くこの道.さすがに食傷気味.
腹も減って来た.
寿司屋や海鮮専門店がちらほら現れてきた.
ここは思い切って,ウニ丼,逝く?
ありゃ.よく考えたら現金は¥3,000ほどしか持ってない.
個人店では電子マネーが使えないことが多いし.海鮮系は厳しいかなぁ...

美国を少し超えた頃,「海鮮」「ラーメン」「カレー」などのノボリが見えた.これなら¥3,000あれば大丈夫か,と入ってみることにする.

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みはらし荘」という名の宿だった.
入口のガラス戸には見慣れた「PayPay」ステッカーが.
なんや電子使えるやん.

ビューテラスがおシャな建物だが,席に通されメニューを確認.
それがこれ.

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ウ,ウニがこの値段.
さすがに厳しい.しかし,PayPayが使えるなら...
ここで店のスタッフから「すいませ~ん.もうウニ切らしちゃって,他のでお願いします」とのお達し.
ほっとしたような残念なような複雑な気分.

「仕方なし」と他のメニューをチェック.
あらためて見るとどれもこれもエグイ値段.
隅の方に¥1,980の「磯丼」を発見.
うん.これにしよう ⇒ 注文.

それにしても...すんげー物価高騰やな.

ウニ丼は確かに美味い.だがウン万円,ウン千円払ってまではなぁ...
20年ほど前,チリのサンティアゴの朝市で「ウニ丼」を注文したことがある.

2004/7/8撮影
2004/7/8撮影

この量で確か¥1,000しなかったような...
現地の人はあまり食べないらしく,日本人が注文すると,黙って醤油とワサビが出てきた.
まぁ,量多すぎ&大味であまり美味くなかったような記憶がありおりはべりいまそかり.

同時期,日本でも稚内だったか,せいぜい¥3,000くらいで食べたかなぁ.
いずれにせよ,もう手が出ない.この値段なら高級焼肉にするね.

とまぁ,そんな思い出にひたっていると,やってきました我が「磯丼」

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ほほぉ,これはなかなか.
「活」を売りにしているらしく,食材のツヤが違う.
もちろん,むっちゃ美味い.こんなのでいいんだよ.
この宿,不思議なことにネパール・カレーも推している.なぜ?

つーことで大満足.
妥協してコンビニ飯にしなくて良かった.

腹も膨れたところで出発.
古市市街に入り,海岸を離れ,いよいよ山中に入っていく.
当丸峠越えのスタートである.

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道道に入ってすぐに見かけたコスモス畑.
写真撮影(構図)のためにはサイドスタンドが便利だが,このTopstoneはカーボンフレームなので装着不可.気にしない人も一部いるけど.

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で,当丸峠だが,これがまぁ,結構ダラダラと登る.
休む箇所がほぼない.
ゾンビ走法にてココロを虚無にし,ひたすらペダルを回す.

ケツが痛い.
ダンシングで荷重を逃がす.
こういう時って音楽があるとええね.
交通量もほぼ皆無だし.
骨伝導イヤホン,持って来ればよかった.

Shokz (ショックス) OpenRun 骨伝導イヤホン ワイヤレス Bluetooth5.1

先ほどチェックしたGoogle Mapから,頂上までの距離を計算.
しかし,覆道やらドームトンネルが続いて,頂上らしきモノがなかなか見えてこない.

Kazchariの頭にある「当丸峠」と言えばこれ.

いつまで登っても,この写真の場所が出てこない.
するとドーム状トンネルの反対車線側にぽっかりと穴.
「展望台Pはこちら」とある.
ハイスピード+カーブ箇所なので,対向車に注意しつつドームを出る.

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iPhone15 Pro このあたりが写真の峠?
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おお,なんだこのバビルの塔感.

こんな人里離れた場所にとんでもない建築物.
まぁ,ここまで延々とトンネルでカバーし続けないと,通行止めになりまくる道なのだろう(たぶん).

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とかなんとか,言っているうちにいつの間にかダウンヒル開始.
おお,これが「当丸コースター」の真意か,と思いきや本番では登る方向が逆ななのねん.どちらからでも楽しめそう.

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いやいやすんげー絶景だ.

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さすがに途中で寒くなって,持参したウインドブレーカーを羽織る.
次々に現れるカーブをクリア.
下り基調を激走.実に走り応えのある道だ.
デポ地点まではあっという間.

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いやぁ,走った走った.天気も最高.
昨日の「NISEKO GRAVEL」もこれくらい晴れてたらなぁ.

とはいえ,グラベルロードだと,ヒルクライムが重くてキツい.
今日みたいなコースはもちろんEMONDA向きだな.

ハスラーではロード2台積みは厳しい.
おっ,ちょうど気になるクルマが...

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Topstoneをハスラーに載せて帰路につく.

時間があるので,例によって常宿の『万葉の湯 ふとみ銘泉』に立ち寄る.
ゆっくりと”サ活”.これで3日連続.

昨日,今日と結構な激闘だったが,グラベルも積丹ブルーも海鮮もダウンヒルも全て楽しめた充実の休暇だった.

なんてパラダイスな人生.全てチャリのおかげ.

ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド

2024/9/16 Mon

ジャリの記憶

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曇り.温度:13 ℃,湿度:87%,体感温度:12 ℃,風速:6.1 km/時,風向:SW

♪チャラチャララッチャッチャ~
前日の雨の滝めぐりライドを終えたKazchariは無事に朝を迎えた.

ファットな仁宇布滝めぐり,HIGUMA CYCLE便乗ライド

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無事? 疲れているはずなのに,なぜか眠れなかった昨夜.
根が神経質なのか,枕が変わる,もしくは集団雑魚寝は相変わらず苦手なのかもしれん.
国内外を問わず,旅先でぐっすり眠れた感はあまり持てていない.
出発後,一週間,二週間と過ぎて,旅が日常に変わりつつあると,そんなことはないのだが...(優雅だ)

で,熟睡感のないまま,6時過ぎには目が覚め,起きることにした.
なぜか「GARMIN INSTINCT 2X」の睡眠の質は「普通」.
あてになるのかならんのか.

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

まぁ,元々ショートスリーパーゆえ,経験上,寝不足でもそれほど身体パフォーマンスに影響はない(はず).
今日の激闘に備えるぜっと.

朝食は昨日のうちに買っておいた菓子パンと「カップヌードルカレー味」
濃い.レース前だと絶対に摂らない食事内容だ.

さらにはYさんから挽きたてのコーヒーもいただく.ありがたい.
9月中旬にもなると北海道の朝はかなり冷える.
外部が一桁気温になるのが普通である.

さて,朝の補給&軽量化完了.

9時出発にそなえ,コテージから温泉横の駐車場に移動する.
そこへ日帰り参加の旭川最強クライマー,Iねーさん到着.

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中古で買ったらしいが,どう見ても新車にしか見えない真っ赤なMERIDA製グラベルバイクにて参上.タイヤは38cくらいか.
Kazchariのファットをはじめ,他がMTBだらけなので,グラベルタイヤが細く,頼りなく見えてしまう.いかんせん“あの道”やしな.

いただき画像

つーことで出発.
まずは国道を南下.
昨日同様,ロードの端っこツアーのようなハイスピードトレインにはならず,のんびり回してウォームアップ.

やがて有名な「函岳34km」看板を左折する.

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ここからグラベル開始まで4.5kmは舗装路が続く.
ファットの轟音タイヤノイズがあたりにコダマする.

我々を抜いて行く荷物満載のオートバイの姿もよく見かけた.
ビッグオフやハンターカブならまだしも,SSやネイキッドであのジャリは危険では...と懸念(ここ伏線).

で,懐かしの函岳山頂へと続く「道北スーパー林道」入口に到着.

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登りに備えて各自装備のチェック.
気温も上昇中.こりゃ熱くなるな.
長い長いグラベル・ヒルクライムのはじまりです.

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いつものペースで登る.
上体を起こし,呼気2回リズムを意識.
グラベルの場合,ロードと異なるのはダンシングがあまりできないこと.

フラットならまだしも,函岳名物の深ジャリゾーンでは後輪が空転する.
さらに軽すぎるギアもダメ.
多少重い方がジャリへの食いつきが良い.

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それにしても,やはりファットなタイヤで正解やったな.
この食いつきのおかげで車重の不利を完全に相殺.

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先行するKazchari,「頂上まで20km」という絶望看板が見えたところで一旦休憩.後続を待つ.

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さすが,HIGUMA CYCLEに参加される方は猛者ぞろい.
既にグラベルライド3日目にも関わらずお元気だ.

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(明言は避けるが)メンバーの平均年齢は相当高いはず.
しかあし,この登りをこのペースで登りきる.
メンバー各人の体力は一般人のそれをかなり凌駕していると思われる.
そしてチャリの持つ可能性,つまり人力を最も効率的に推進力に変える仕組みにあらためて感心する.
とは言え,さすがのIねーさんもグラベルバイクの細タイヤによるジャリ登攀に苦労されているようだ(それでも速い)

そしてまだまだ続く登り.

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クルマやバイクからの励ましがうれしい.

気温はかなり上がってきたが,水切れになるほどのノドの渇きはなく,ちょうどいい感じ.
何より前回よりも快晴.森が林が美しい.

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この後もつかず離れず,抜いたり抜かれたりを繰り返し,完全なぼっちライドになる時間はあまりなかった.
そのせいなのか,3年前の登攀時よりも良いペースで,分岐点の加須美峠に着いた.

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ここで一旦休憩.
最後の10kmクライムにそなえて栄養補給.

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普段はリュックを背負わないKazchariだが今日は例外.
さすがに食料が多い.
何かあっても何も手に入らない場所なのだ.

さて,いよいよ最後の踏ん張りどころ.

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1台クルマに抜かれて,しばらく走ると,そのクルマと先行していたKさんが停車しているのが見える.
対向車線には転倒したとおぼしきオートバイが...
ライダーがフロントフォーク付近をいじっていた.コケたか?

あくまで想像だが前方から来たクルマに対して下り急ブレーキ,前輪をジャリに取られて転倒かな.
車種はおそらくYAMAHAの「XSR900」

やはり,ネイキッドでまともに走れる道ではない.
ネット上では「SSで登りましたぁ」などの記事も散見されるが,それは「腕に覚えがある」という条件があってこそ.
決めつけはよくないが,もう少し情報収集してから走るべきだった...なーんてエラそうなこと言っていますが,転倒なんて何が原因で起こるかわからない.
チャリもオートバイも自立できない,不安定で危険な乗り物なのである.

しかあし.「とりあえず行ってみよう」の冒険心やヨシ.
まぁ,無防備なチャリで熊だらけのジャリダウンヒルやってるチャリもたいがいな存在.

ライダーは無傷のよう
「大丈夫ですか.お気をつけて」と一声かけて前進する.

そしてやってまいりました.
このコース最大のハイライト.
上富良野以上のジェットコースターポイントである.

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爽快この上ない.

アタック日を今日にして大正解.
これだけ天候に恵まれた函岳はまれだろう.

やはりチャリは快晴の下で走るに限る.
今年は雨のおかげで様々なイベントをキャンセルしたが,久々に大当たり.
晴れ男復活か!(たまたまです)

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で,写真撮影やらなにやらで停車してたので,頂上の小屋には3番手で着.
うむ.懐かしい.

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ここにはしっかりとトイレがある.
ただし水道は通ってないのか,タンクの水で流す方式.
ここで昼食.

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エネルギー枯渇気味だったので,ほぼ食べきる.
まぁ,できれば「肉」が食いたいところだがそれは無理な話.

中にはこの小屋で一夜を明かす猛者もいるとか.
表ではライダーがコーヒーブレイク中.

いずれにせよ,めったにないと思われる良い天気.
Kazchariも補給(昼食)を早々に終え,懐かしの頂上を目指す.

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絶景である.
日本海も見える.
オホーツク海も見える.
利尻島どころか礼文島も見える.

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前回はぼっちだったが,今回は仲間がいるのでこういう写真も撮れる.

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うれしはずかし青春ジャンプ.

ひとしきり大騒ぎした後,ウインドブレーカーを着たまま下山開始.
ここは極太タイヤの真骨頂! ヒャッハー! と行きたいところだが,やはりMTB勢に次々と抜かれる.
おかしい.
マシン差? 体重差? それとも腕の違いか.

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まぁ,どちらにしてもここで落車するわけにはいかん.
ファットですら深ジャリ突入時には前輪がとられ,コントロールを失いかける場面があった.
慌てず急いで正確にな!

そんなダウンヒル中,登りで見かけたオートバイがまだいた.
相変わらず始動しないのか,他のライダーとともに点検中.

とあるモトブログで「落車したのでJAFを呼んだ」という記事を見たことがあるが,いずれにせよ電波が怪しい,かつレッカー車ってここまで登ってきてくれるのか?
Kazchariに特殊な修理スキルはないので,無事を祈ってスルー.

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途中,先行していたKさんやらEさんやらによる写真撮影を経て分岐点へ.

先ほどのオートバイもどうやら動けるようになったようで,オフ車に先導されて走り去っていった.

時間があれば,これまた様相が異なる歌登側のダウンヒルを楽しみたいところだが,デポ地への帰還時間が遅くなるので,登って来た美深側に下りることにする.

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下り基調とはいえ,多少のアップダウンあり.
さすがに疲れているなぁ...

途中,例の落車オートバイが再びストップしていた.
結局,同行していたオフ車のライダーが街に行って牽引ロープを購入することになったらしい.大丈夫なのか?

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で,なんだかんだで出口(ゴール)へ.
先着者のみなさんがいたので,“ツールドフランスなヤツ”のハンドル投げ.

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ファットはやはりデカいな(Kazchariが小さいだけでは).

で,後は来た道,つまり国道を逆戻り...と思いきや,Kさんの小技がきいて河川敷から戻る.
15時過ぎ.無事生還.

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うむ.天気に恵まれたおかげか,前回より充実した「函岳アタック」だった.
年中行事にしたいくらい(そうか?).

ちなみに3年前の”ぼっち”アタックはこちら ⇒ おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

つーことで,HIGUMA CYCLEのみなさんに別れを告げ,帰りましょう.
本日も”サ活”したいところだが,昨日入った「びふか温泉」は外気浴ができないのでパス.
帰り道で未踏のサウナは...サウナイキタイ起動!

おお,この遊湯ぴっぷがよさそう.

で,着きました.

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久々の評価表.

サウナ:☆★★★★ - 2段20人は座れそうで広い.ロウリュウなし,TVありが残念やけど,たまたま放送してた未来予測検証番組の「空飛ぶクルマ」編が面白かった.

水風呂:☆☆★★★ - サウナ室を出てすぐ.狭い.せいぜい2人か.ぬるめ

外気浴:☆☆★★★ - 中庭風.天井があるものの風が通る仕組み.露天風呂が気持ちよい.

3セット終えて,休憩室へ.
さすが祝日.
家族連れで大盛況.
食事処もあるが,ラーメンやうどんなどの軽食しかなかったため,旭川まで戻ることにした.ワシは肉が食いたいんじゃぁ!

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もちろん行き先はみんな大好き「かつや」である.

帰宅時は既に真っ暗.
洗車はあきらめて,泥&埃まみれのファットはそのまま車庫へ.

そやけど,やはりグラベルではなくファットをチョイスして正解やったな.
こいつはまだまだ(冬以外でも)戦える.

これにて9月の連休第一遠征ライド終了.
いよいよ来週は1年ぶりのグラベル祭りだーッ!