ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

2024/12/8 Sun

どうしてこうなった!?

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:83%,体感温度:-7 ℃,風速:11.3 km/時,風向:NW

夜に雪が振り,朝から晴れるという絶好のコンディション.
ハスラーにファットを積み,美瑛に出かける.
いい雪が待っていそうだ.

いつもの美瑛スポーツセンター着.
ファットをおろして準備していると.リアにファットを外積みしたクルマが駐車場に入ってきた.

冬チャリとは珍しい.

知っている人かと思ったが違った.
そしてクルマからは子どもが2人登場.
ファットのサドルを下げておられたので,子どもの遊びに付き合っているだけのようだ.

OLYMPUS TG-5

今日は帰りに「パークヒルズ」のサウナに寄るつもり.
秋のスタンプラリーのフルコンプ景品に無料チケットが含まれていたので.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

ゆえに白金温泉とは別方向へ走る.

OLYMPUS TG-5

それにしても雪がふかふかである.
多少積もっているところでもタイヤがすっと沈んで硬い路面を捉える.
「こりゃ走りやすいわ」と喜んでいた時がKazchariにもありました(伏線)

OLYMPUS TG-5

橋を渡る.
前方に変なダンスを踊る男子中学生を発見.
きっと”ダンダダンな妄想”が脳内に渦巻いているのだろう.そういう年頃だ.
こちらに気づくと気まずそうな顔.そら恥ずかしいわな.

その彼をパス.
球形オブジェ前で撮影.さきほどの彼の姿も映り込んでいる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

美瑛の別荘エリア(たぶん)へ.
奥の建物は3,000万円で販売中.
英語も併記してあるのは,まぁそういうことなんでしょう.

OLYMPUS TG-5

しばらく進むと,何か見覚えのある家が見えてきた.
少し前にGoogleブラウザのトップ画面で紹介されていた物件である.

美瑛町 既存住宅 15,000万円

うおっ,1億5千万か.どこのセレブの持ち物やねん.
そやけど東京あたりじゃ,この値段ではマンションも買えんか.
地下室付きの3階建て7LDKサウナ付き.宝くじ案件やな.
固定資産税がエグそう.

OLYMPUS TG-5

さて,少しづつ標高を稼ぐ.
やがてスカイライン的な展望の場所へ.
お気に入りの一本白樺の前.

OLYMPUS TG-5

家が点在するものの「三愛の丘」から先は2kmほどで冬季通行止め道路となる.結果,車両の通行がほぼ皆無.

OLYMPUS TG-5

青い空と白い雪,それに静寂.
これぞ求めていた風景.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

通行止めと言えど,積雪シーズンin直後はまだ走行可の道が多い.
それに期待して看板を越えて進む.
ダメなら引き返せば良い.

OLYMPUS TG-5

ここらは以前,無許可でブライダル写真などの商業撮影がよくされていた場所.
さすがに最近は見かけない.
畑を踏みにじられる農家さんの怒りはわかる.

OLYMPUS TG-5

左方向の脇道からクルマが1台走ってきた.珍しい.
ほほぉ,そちらも抜けられるのか.
直進するつもりだったが,クルマがわだちを作ってくれている.
行ってみますか...(これが大失敗だった)

OLYMPUS TG-5

あぁ,たぶんここ元はグラベルやな.
白樺の並木が美しい.

展望台が見えてきた.
そう,「千代田の丘」である.

OLYMPUS TG-5

高台からの景色を堪能後,いよいよ牧場へと向かうロングダウンヒル.
下る前に写真をパチリ.

OLYMPUS TG-5

...これが本日最後の写真となった.

Kazchariは,このダウンヒルの途中で落車してしまう.
その際,右肩を強打.
「ゴキ」っという嫌なサウンドを聞く.

「やっちまった」とつぶやく.
「鎖骨骨折」の文字が頭に浮かぶ.

ファットを起こす.
「Garmin Edge1040」には「緊急救助要請せよ(?)」の表示.
長押しで消す.

残りの下りを押して下る.
牧場内に入り,平地になったところでファットにまたがる.

事故直後はアドレナリンが出まくっているせいであまり痛みは感じない.
右肩は全然上がらないが,ハンドルは持てる.
握力,感覚は問題ない.神経は損傷していないようだ.

もちろん,本日のライドはここで終わり.
デポ地に戻ることにする.
幸いここからは平坦.大きな坂はないはず.

走りながら,今後の反省のために先程の落車原因を考察.

まず,明らかにオーバースピードだった.
前輪のスパイクが雪面を捉えていない.
車体が左右にぶれて一気にコントロールを失った.

それに前半はドロッパーでシート下げ,後輪にしっかり荷重しつつ慎重に下っていたのに,途中でシートを上げてしまった.
あまり覚えていないが,その瞬間の転倒だった気もする.
今シーズン,グラベルでのダウンヒルを多数こなしてきた自信が慢心につながってしまった.

そして雪質を見誤ったこと.

これまでもチャリの落車経験は多数ある.
雪道の場合,特に受け身を取らなくても,そのまま横に倒れれば雪がカラダを受け止めてくれていた.
だが,今はシーズンinしたばかり.
昨夜降ったばかりの新雪はふわふわで,肩が雪の下の固く凍った路面にダイレクトヒット.そら折れる.

そしてハンドルカバーの存在.
防風保温効果は抜群だが,こうしたふいの転倒時,カバーから手を抜く動作が遅れてしまう.
ハンドルを握ったままなので,カラダをひねって背中で受け止める防御が取れない.
冬チャリ仲間にはハンドルカバーを付けない派も多いが,落車時のことを考えると正解かもしれない.

それにしても,前回の大転倒は昨年のGW.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

そこから数えてもわずか1年半足らず.
反省が全く生かされていない.アホなのか?

で,ホウホウの体でデポ地に復帰.
ハスラーにクソ重たいファットを積むという地獄作業.

無事な左手一本での積み込みを試みるが,さすがに無理.
ここぞという所で右手を使用.
”俺の右手が真っ赤に燃えて”痛みのあまり叫びましたよ.

なんとか積み終えて,なんとか運転して帰宅.
これまた痛みに耐えつつ,ファットを下ろす.

今日は日曜日.
行きつけの整形外科病院は休診.

明朝に受診することにした.
確定診断をもらうべし.
どう考えても「鎖骨骨折」.第ニ候補に「肩鎖関節脱臼」.そして...(まずないが)期待したいのが「ただの打撲」のどれか.

前2つだと,今期スノーシーズンは強制終了.

だがしかし.
運命(さだめ)とあれば,ココロを決めるしかない.

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