TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

2025/5/17 Sat

メカ好きなのにメカに弱い

iPhone15 Pro

ブルベの準備は前日から始まる.

まずは機材(チャリ)選びから.
前回のブルベはお試しにBROMPTONで参加.

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

完走こそ果たしたものの,カラダ,特に肩回り(肩甲骨の間)はガッチガッチで痛みすら感じた.
ポジション固定が何しろキツイ.
ブルベ終了後は,定サウナの『ふとみ銘泉』にて,入浴だけして帰宅する予定が,まさかの寝落ちで宿泊してしまった.

ホンマ,ドロップハンドルは実に偉大な発明だ.

そう考えるとマイスターO西さんをはじめ,600どころかRMを走るBRO軍団の方達は超人だ,とつくづく思う.
スピードは関係ないっつーか,むしろ時間がかかればかかるほど辛いと思うのだが.

つーことで,2025年ブルベ第二戦となる『BRM518桂沢200』BROではなく,グラベルロードのTopstoneで参加することにした.
一応,ロードバイクを使わないところがちっぽけな意地(何に対して?).
実績もあるこたぁある.

2024BRM429日高門別200

時々記事にしているが,今夏最大のイベント『納沙布1200』には現状Topstoneで出る予定である.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

Topstoneはフロントシングルでワイヤ引きのシンプルギア,ディスクブレーキで雨でも安心,前後サス付きでボコボコの道内道路も快適であることを考えると実に長距離向き.

ただし,懸念事項も数点あり.

まずは車重.

乾燥重量ですでに10kg越え.
これはまぁ仕方がない.
ヒルクライムレースマシンではないのだ.
転がしてしまえば...まぁ,大丈夫でしょう.
リアのスプロケデカイし.

次にサドル

フィジーク製が標準で付いているがイマイチKazchariのケツに合わない.
長距離は辛い.
「1200」の本番ではセラアナトミカかなぁ...やっぱり.

SELLE ANATOMICA X2

そして一番の問題は...タイヤである.

現在は標準の44cのブロックタイヤ「WTB Raddler TCS Light, 700x44c, tubeless ready」がついている.

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いわゆるグラベルタイヤとしてもサイズ大き目(太目).
グラベルでの走破性に不満はないが,その分,舗装路の“転がり抵抗”とやらも大きいのだろう.

そこで,舗装路を快適に走るために,スリックタイヤへの交換を考えた.
グラベルを走る必要がある時は「MTB」「ファット」があるしな.

で,無印グラベルキング(35c)を購入.

Panaracer グラベルキング 耐パンク

信頼と実績の「グラキン」にすることは決めていたが,何しろ種類が多すぎる.

「無印ってなんやねん!」突っ込みたくなるが,まぁ,いいでしょう.
とりあえずPanaracerによると無印グラキンの「舗装路:グラベル」の割合は「8:2」.
グラベル≒荒れた路面と考えると,実にブルベ向きと言える.

さらに今回は「+」モデル,つまり「耐パンク強化モデル」にし,その重さをTPUチューブで相殺ッ!

Panaracer パープルライト TPUチューブ 700×32~47C 仏式 65㎜ 金属製バルブ 超軽量

か,完璧な計画だ(うっとり).

Amazonで前後分で2個購入.即届いた.

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で,この無印グラキンの性能を『桂沢200』でテストすることにした.
さぞかし,快走できるであろう...と思っていた時期がKazchariにもありました.

時にブルベ前日の土曜日朝9時.
玄関前にてタイヤ交換エリアを領域展開.

初心者の頃はともかく,これまで数々のタイヤ交換およびパンク修理をしてきたKazchari,このTopstoneのタイヤなんぞ,造作もなく外してくれるわ!

...と,格闘すること2時間経過.
元の44cのクソタイヤが全然外れない.

しかもこの日は季節外れの猛暑(30℃近い)で汗だく.

何をどうしようと,タイヤのビートが全く落ちないのだ.
空気を完全に抜いて,親指で押しまくり,足で踏んでも,タイヤレバーを挟むスキマができない.
しまいには親指にマメが爆誕.めちゃめちゃ痛い.

ラチが開かないので,Google先生で「MTB タイヤ交換」を検索.

確かに動画がたくさん出てくるが,どいつもこいつも手順を紹介しているだけで,あっさりとビートを落としレバーを差し込んでいる.
それができんのだーッ!

文字情報はどうか,とブログを検索.
有益情報をいくつか発見.

・ タイヤを足で踏んでビートを落とす
・ タイヤをもんで柔らかくする
・ ドライヤーで温めて柔らかくする
・ 石鹸水をたらしてすべりをよくする

などの方法を発見.
上記を全て試してみるが...結局は手で無理やりこじる必要があるのは変わらん.やはりレバーは入らない.

今さらショップに持っていくのも何だし,今回のブルベでのテストはあきらめることにする.

ちょ,待てよ.

これって,ブルベの最中にパンクしたとしても,チューブ交換できないっつーことやん!
Topstoneは新車購入後3,300kmを走破.
プライベートは元より,数々のグラベルイベントに参加してきたが...これまでよくもパックしなかったことよ.

急に怖くなってきたゾ.

と,心配しても仕方がない.
今回の『桂沢200』はブロックタイヤのままで参加となった.

いつもの札幌発着ブルベ同様,前泊入りのため『ふとみ銘泉』に向かう.

到着後,サ活.
夕食も館内で.

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「ホルモンラーメン」と「白飯」でカーボローディング...って,味はともかく少量すぎて全然足らん! しかも高い.
やはり外の『なかむら』で食べたら良かった.

コミックコーナーへ.
もうじきアニメ第2シーズンがスタートする『その着せ替え人形は恋をする』
6巻からとのことで,続きを読む.

その着せ替え人形は恋をする 6巻

うむ,面白い.
このまま最新刊まで読み切るか,と思ったが,瞼が徐々に重くなってきた.

明日はブルベだ,早起きだ.早く寝ろ.

(その1)へ続く ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

2025/5/11 Sun

さぁ,地獄を楽しみな

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曇り.温度:13 ℃,湿度:85%,体感温度:11 ℃,風速:10.4 km/時,風向:WSW

DoRideさんの運営の「全道MTB4時間耐久レースin上砂川」に参加した.

全道MTB4時間耐久レースin上砂川

人生初のMTBレースである.
はたして,その結果は...

4時間,27周回でソロ部門12/19位と,オデノカラダハボドボドダ!
いくら初レースとは言え,あまりにも不甲斐ない.
そして死兆星が見えた阿鼻叫喚の地獄絵図.

ちなみに優勝した方はなんと40周回である.
本当に同じ人類なんか? バ,バケモノか!

では,当日の朝にプレイバック...(♪きゅるきゅる~)

会場の上砂川は自宅から2時間ほど.
朝5時頃に家を出る.

レース前日の土曜日は大雨.
今日も午前中は雨予報.
実際,旭川出発時も小雨が降っていた.

ブルベだと7割方DNSしていたであろう天気.
だがしかし,今日はMTBレース.
泥にまみれてナンボなのだぁ!...とお気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

マシンはもちろん「Specialized EPIC EXPERT」
フルカーボン,フルサスのXCレース用軽量MTBである.
「S-WORKS」ではないものの,定価¥1,000,000の準ハイエンド(を¥300,000引きで買った).

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

これで勝てねば貴様は無能だ...と,ハイ.無能でした.
所詮,チャリはエンジンが高性能でないと宝の持ち腐れであると痛感.

会場へ向かう途中,補給食として「アミノバイタル」やら「ミニクリームパン」を購入.

アミノバイタル 味の素 ゼリードリンク パーフェクトエネルギー グレープフルーツ味 130g×6個 アミノ酸 5000mg アラニン プロリン 栄養補給

いつものレース同様,「スーパーメダリスト」をちびちび飲みながらハンドルを握る.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

7時過ぎに会場in.
さすがに早く来過ぎたか,まだ参加者の姿は少ない.
受付になるべく近い場所に駐車.

隣の家族連れに挨拶.
「すいませ~ん.このレース初めて参加するんですけど,クルマここでいいんでしょうか?」と早速コミュニケーションを取り,情報収集.

見れば,参加するのは親御さんではなく,そのお子様たちのようだ.
高校生と小学生?
しかし,チャリやウェアは本格的.
英才教育なのか?

他にもキッズ・ライダーがちらほら.
「S-WORKS」乗りまでいて驚く.

EPICをクルマから降ろしてウォーミングアップ.
コースにはまだ入れないので,会場周辺をうろうろと徘徊.

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何せ初心者である.
サスや空気圧のセッティングも何もかも全然わからん.

一応,Google先生に「前後2.2Barぐらいが良いでしょう」と教えてもらうが,今思えば,今日のようなマッドコンディション+体重58kgのKazchariだと明らかに高すぎ.
これが後の”坂道空転地獄”につながった気がする.

8時受付開始.
エントリー時は隣接する温泉施設が休館のために使えない⇒¥1,000引きだったが,この大会のために休館日を延期してくれたらしい.
ゆえに「入浴+弁当代」として,追加で¥1,000払った.

ゼッケンをもらう.
エントリーが早かったせいか,トップの「№11」だった.

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パンフ兼メンバーリストももらう.
TさんやFさん,Nさんなど強豪勢の名前が並ぶ.

こうして見るとソロ参加でも,みな何らかのチーム名を記入していた.
Kazchariだけがチーム名空欄だったが「おだってるJAPAN」にしとけばよかったかな.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

今度からそーするか.

さて,ここから8時40分までコースを試走できる.
意気揚々と進入するが,「うわ,これは楽しい~」と思ったのは最初だけ.
すぐにこのコースの凶悪さに気付く.

コースはスキー場の斜面に作られている.
様は登りか下りしかない.
平坦なのは,建物をまわるアスファルト部分のみ.

そして,昨日からの雨でコースコンディションはヌタヌタドロドロのマッド路面.
10%以上の激坂が3か所ほどあるわ,180°ターンはあるわ,ホイール1/3が埋まる水たまりはあるわ,岩石の横をタイヤ1本分しか走れない道があるわで,もうヤベー予感しかしない.

ゆっくり1周しただけなのに,もうヘロヘロ.
こ,これを4時間!? 正気の沙汰ではない.

「何か,とんでもないイベントにエントリーしたのかもしれない...」と後悔しても後の祭り.
競技説明後,9時のスタート時間がやってきた.

何せ4時間である.
映画2本分を一人で走り続けるのだ(『タイタニック』より長い)
補給はどうする? トイレはどうする.
そんなド素人の不安をよそにレースが始まった.

驚いたのはトップランカー達のスタートダッシュ.
もう最初からとんでもないスピードでカっとんで行く.

「も,もつのか,あれで?」

どんなエンジン積んでるのやら...
で,Kazchariの方は早々に「完走すること」に目標を切り替える.

最初は登れていた坂セクションも,タイヤのブロックに泥が詰まって空転.
さらには,コース作成のために刈られた草が泥と交じって粘土状に.
それがフロントギアやリアサス,チェーン付近にからみ,とんでもない抵抗になる.桜の花びらがトッピング...

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チーム参加者はまだ良い.
交代(休憩)時に高圧洗浄機で泥を洗い流せる.

ソロかつ初心者のKazchari,あろうことか,そのシーンを見て,レースを中断し洗車するという暴挙に出る(アホです)
こんなことをしている場合ではないと,以降は停車時に手で泥を掻き出す作業数回.
もはや,何をしているのかわからない.

泥の弊害はまだある.

ボトルの水が飲めないのだ.
本体は元より飲み口も泥だらけ.
とても口をつける気にならない.

また,ピンディングに泥がつまり,SPDペダルがはまらない.

サイコンにも泥が飛び散って,画面が見づらい上にタッチスクリーンの誤作動まで起こる.

もう何がなんだか...変な笑いしか出ない.

ゴール前の直線,ちょうどクルマの駐車列の間を通る,つまりここがピットになっている.
目安として1時間ごとに停車,いそいでアミノバイタルを飲み,クリームパンを頬張り,水分を補給する.

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残念ながら,それだと全くエネルギーが足りなかった.
常にハンガーノック気味.

そして,レース後半になるにつれ,左足が頻繁につるようになった.
特に転びそうになって足を着いて,再スタートする時である.
下腿三頭筋だろう.激痛とともに脚の指を全然伸ばせなくなってしまう.

ついでに右足も古傷の腸脛靭帯炎が再発.
膝の外側およびふくらはぎ上部にも激痛が走る.

上肢も問題.
不整地と言えば,何よりもバイクコントロールが重要.
暴れるバイクを上肢・体幹で押さえつける必要がある.
ところが...全く力が入らない.

特に右手.
明らかに握力ほかの筋力が低下している.
言うまでもなく鎖骨骨折をやらかした側である.
絶対に右側にコケるわけにはいかない.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

おまけにシフトレバーとドロッパーレバーにも,左右の親指があたって,皮がむけて出血.

...てな感じで満身創痍
周回タイムがどんどん落ちていく.

坂だけでなく(かせげる)平地ですら全然踏めない.
チーム参加とは言え,キッズたちにも抜かれていく...

あまつさえ雨も降りだす.
実況の方も「いやぁ,今日のレースは本当にキツイですねぇ~」と連呼.

そんな中,トップ争いを続けるライダーの走りは,正に天上人の戦い.
何しろ速い,かつスタミナ無尽蔵.
テクニックもエグイ.
マッドな轍だろうが,急ターンだろうが無駄なくグイグイと進んでいく.

下手クソなKazchariなんかは,比較的締まった路面をトレースするような走りになってしまうが,上手い人は最短距離,もしくは周回遅れをパスするために道なき道をガシガシ走っている.

信じられん.

弱ペダのMTB編で「MTBのコースは立体的.狭い場所でも抜けるポイントはいくらでもある」みたいなセリフがあったが,100億%納得.

後半2時間,もう完全に脚がなくなって,ちょっとした坂道も上がれない.
EPICから降りて押すべし.

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ…そしてなによりもォ! 速さが足りない!!
(スクライド:クーガーのセリフ)

要は...圧倒的に体力とテクニックが足りないッ!

ついに4時間が経過.
ここまで「早く終われ」と願ったレースはこれまでなかった.
とりあえず完走できたことで,自分をホメてやりたい...トホホ

iPhone15 Pro

高圧洗車機の列に並ぶ.
前に並ぶ,ベテランっぽいライダーに話しかける(グチ?).

DoRideのイベントの中でも,この「上砂川4時間」は時間的にもコース難度的にも特にキツイそうな.
うわっ,出るレースをミスった?

それに「BBは今日中に外して清掃および乾燥させた方が良い」とのアドバイスをもらう.
そうしないと,異音が発生し,寿命が短くなくなってしまうから,とか.

「と,言っても,今日の今日で作業する元気もありませんけどねーガハハッ」

そ,そーすね.同意です.
つーことで,ざっと洗車した後,弁当をもらって黙々と食べる.

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現在14時過ぎ.
15時から表彰式だが,もちろんKazchariには無縁の世界.

隣の「上砂川温泉パンケの湯」で疲れを癒す.

上砂川温泉パンケの湯

しっかりと”サ活”3セット.
外気浴ができないのが残念だが,お湯の質は上々.

15時半,会場に戻ると残っているクルマはほとんどなかった.

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皮肉にもレース終了後,天気はすっかり回復.
太陽がまぶしく暑いほど.

ラインテープが取り除かれたコースをぼんやりと眺め,レースを反芻.

それにしてもマジできつかった.

接触や落車が怖いので,いわゆる「ロードレース」には出たことはないが,Kazchariは短時間瞬発系より,長時間ペース走法なら得意と思い込んでたなぁ.
ゆえにMTBの初レースも「4時間耐久」にしたが,ペースやら何やら考える余裕なしっ!

ブルベやらヒルクライムと,MTBレースは完全に別の種目だった.
スノーレース? あれは少々特殊.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

同じ「人力2輪」と言えど,機種ごとに用途,乗りこなし方が別物.
それだけバリエーション豊かなのがチャリ趣味の特徴やね.

つーか,今日のコンディションだといっそ「ファット+フラぺ」の方が良くね?
ファットの人はいなかったので,目立って,たくさんアナウンスしてもらえたかも...(うれしいのか?)

いずれにせよ,グラベルをのんびり走るだけでは,体力もテクニックも身に付かないことがよくわかった.

弱ペダの最新刊でMTB出身者が(バイクコントロールという点において)「ロードは楽だよねぇ」とイキってるのもさもありなん.

弱虫ペダル 95

つーことで,強烈な体験ほど記憶に残り,また経験したくなる.
MTBレース,楽しいぞお!(説得力ゼロ)

iPhone15 Pro 平和だったスタート前...

BROMPTONなBRM506薄野200(その3)

2025/5/6 Tue

最高のデジタルデトックス

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曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

その2はこちら ⇒ BROMPTONなBRM506薄野200(その2)

昼食(?)を終えて,セブンイレブン小樽銭函店を出発.
しばらく進むと,もう一つのPC,セイコマがあった.

こちらもこちらでランドヌールが多数休憩中.
記念ブルベだし,天気も良いしで盛り上がってますなぁ.

交差点で停車中.
目の前を実に“昭和テイスト”な暴ヤンが通過.
ほほえましいと言えばほほえましいが,真昼間である.警察仕事しろ.

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ここからは国道337号に入る.
いわゆる産業道路.
旭川から札幌市街をパスして小樽方面に向かう際,よく通る道である.

道幅が広く,走りやすいと言えば走りやすいが,無味乾燥.
せいぜい時速20km台のチャリでは,変わらない風景が直線で長々と続く感.
追い風基調なのが助かった.
こういう道,トレイン組んだら速いやろなぁ...

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ロードバイクに抜かれたり,抜いたりとゾンビ走法でひたすらBROを漕ぐ.
この頃からだろうか,肩甲骨の間に痛みを感じ始めたのは.
僧帽筋にダメージが蓄積されつつあるようだ.

理由?

それはBROのポジションに自由度がないから.
走行性能そのものには不満はないが,常にこの幅のせまいMハンはキツイ.
ドロップハンドルは偉大だ.

BROマイスターのO西さんが,あれほどTTバーにこだわる理由がようやくわかった.こりゃ長距離キツいわ.

せめて,バーエンドにつけるプルホーンだっけ?
あれがあるとだいぶ違うかもしれない.
バックミラーの取り付け場所に工夫が必要だが.

やがて国道231号(日本海オロロンライン)になる.
後方から来たロードのトレインに誘われて,しばらく踏ん張ることもあったが,やはりキツくて離れてしまう.ぐぬぬ(それが普通です.どーしてついていけると思うのか?)
このあたり,相変わらず路肩は狭く,道路も穴だらけ.
後輪の外し方がよくわからんので,パンクしたら終わりかもしれん我がBRO,慎重かつパンク回避を願いながら進む.

何か見覚えがある道が...おお,これは懐かしの『石狩200』のルートではあーりませんか.

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

となると,あの絶景の坂を登るのか.

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坂の後に合流したえくせらさんラナさんに引かれつつ,100kmを越え,ようやくPC2到着.

【118.1km地点.PC2:セイコーマート厚田店】

おお,エアロロードのガチ勢軍団がたむろしている.
水分と栄養を補給.
ENIWA RACINGのKさんがいたので,来週参戦予定の「上砂川MTB4耐」の情報を聞く.
知り合いの参加はないとのこと(実際はENIWAジャージの人もいた).
やはりMTBレースとブルベ民とは客層があまりかぶらないのかもしれない.

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ボトルの水が半分ほどだったため,ミネラルウォーターを購入.
グループライドだと2リットル1本買って,みんなでシェアできたりして便利である.

さて,本ブルベも,ようやく半分を過ぎた.
実質折り返し地点である.
海岸沿いと別れ,山岳地域に入る.

道道11号月形厚田線スタート.
日差しはあるが,気温が高すぎないのが助かる.

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前後に誰もいない.
淡々とヒルクライムをこなす.
これを「虚無の時間」というなら,それはそれで正しいのだろうが,ここはポジティブに「デジタルデトックスの時間」と捉えたい.

現代人はとかく,空き時間を娯楽,特にデジタルで埋めようとする.
そして脳が疲弊する.
そうした刺激過多の人工的な創作物.
確かに面白い.
だが,いつまで経っても視聴をやめられない中毒性の高い劇薬から離れるには,こうしたヒルクライム,いやブルベが一番やな.

デジタルデトックス~無料快楽コンテンツの罠

あっ,走行中もサイコン(デジタル)は見ますよ.許してぇ.

iPhone15 Pro

初使用の「BRYTON S500」も,いい仕事をしてくれる.

たぶん,このあたりが頂上.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

月形演習林?
青い花が美しかったので.

iPhone15 Pro

爽快なダウンヒルで山越え完了.
国道を越え,お次は空知地域らしい,さえぎるモノない田園を風に耐えつつ走る.

ようやく,田園エリアを抜け新篠津の市街地に突入.
通過チェックに行く前にセルフPCとしてセイコマにピットイン.

赤コーラで糖分補給.
ブルベを続けていると,カラダが何を欲しがっているのか,料理・食べ物ではなく成分単位でわかるように...なった気がする(言い過ぎ).

Kazchariだけでなく,続々とランドヌールが停車.
位置的にここはそういう所だったようだ.
併設しているソフトクリーム屋も有名とのこと.
さすがにブルベ中に食べるモノではないなぁ...と思っていたら,チャレンジャーが.

iPhone15 Pro

バニラの上にホイップクリームという凶悪さ.
美味しそうだが...今じゃない.

ここからは4人でトレイン組んで,通過チェックに向かう.

【161.9km地点.通過チェック:しんしのつの天文台】

iPhone15 Pro

運が良かったのか,シェルターをスライドさせて,天体望遠鏡むき出しのシーンに遭遇.
まだ陽は落ちていないが,何を観ているのだろう?

時間があれば,スタッフの人に色々聞いてみたいところだが,良くも悪くもブルベ中.そそくさと写真だけを撮って,ゴールの札幌を目指す.

ここからの40kmがなかなか辛かった.
BRO参加の特権(甘え)で,ロードの3人にずっと引いていてもらったのだが,元々巡航速度が数キロ違う.それに合わせるには相当パワーが必要だった.
いやぁ,いい練習になりました(明らかにオーバーリーチ)

それに道路状況がひどい,ひどすぎる.
マジで落車してもおかしくない大穴だらけ.
ひいてもらうのはありがたいのだが,それだけ発見が遅れることになる.
「落車ダメ,ゼッタイ!」キャンペーン中なので,かなり緊張した.

で,札幌市街地に入ると,路肩はほぼなくなり,クルマはクルマで車間なしで並走,追い抜きするので怖い怖い.
おまけに信号坂である.

iPhone15 Pro

こうして考えると,旭川をはじめとした地方発着ブルベはストレスがなくて良い.
まぁ,今回は「すすきの」であることに意味があるので,こうした混雑に不満を言っても仕方がない.

iPhone15 Pro

まぁ,こうした試練の数々も終わる時がやってくる.

恐れていたパンクもなく,ゴールである「セブンイレブン札幌南3条西8丁目店」着.

例によってブルベのゴールで購入するのは,迷いなく「ザバス」のミルクプロテイン.
最近流行りなのかノンアルビールが一部界隈で人気のようだ.

てっきり,店の前で乾杯していくのかと思いきや,ゴール受付まで走ってから...ということらしい.
ああそうか,店の前に大量にチャリが停まっていると顰蹙...という話がブリーフィングであった.出禁ダメ,ゼッタイ!(いろいろあったようです)

で,少し移動して新築したてなのか,やたら豪奢な「札幌市中央区区民センター」に移動.
1階のチャリ駐輪場には大量のランドヌールチャリが...壮観である.

受付部屋にて,レシートおよび写真を見せて無事認定.

10時間31分だった.

おかしい.ギリギリ隊のつもりで時間を目いっぱい使って楽しむつもりだったが,これではロードとまではいかんが,グラベルやファット参加時とそんなにタイムが変わらん.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

まぁ,ラスト40kmをひいてもらったおかげではあるけど.
それでも,BROの走行性能は素晴らしい.恐ろしい子!
それこそTTバー付ければ無敵?

iPhone15 Pro

本ブルベでは通常の「200km完走メダル」(¥1,000)「20周年記念メダル」(¥2,000)の両方を購入できる.
Kazchariはこれまで参加したブルベのメダルは欠かさず購入しているので,今回も2つとも...と思ったが,財布には¥2,000の他,栄一1枚しか入っていなかった.
お釣りが用意できない,とのことで,どちらしかか買えない...となると記念メダル一択でしょう(後日発送).

受付でもう少しのんびりしていきたいところだが,ハスラーのデポ地まで,まだ12kmほど走らねばならない.
数名と次週の『桂沢200』での再会を約束して去る.

iPhone15 Pro

走り出したは良いが,渋滞と信号坂に阻まれて,なかなか市街地を脱出できない.
日が落ちてどんどん暗くなる.
通行人が増え,少しずつネオンが灯る.
10月ならともかく,5月では明るいうちにゴールしてしまう.
主催者がこのブルベに込めた「鮮やかなすすきの夜景を堪能しながらゴールしてください」を,ゴール後にわずかながら体験できた.

いや,ギリギリ隊なら8時着なので問題なしか.

ようやく丘珠付近まで脱出.
残光が印象的な本日最後の写真.

iPhone15 Pro

デポ地にてハスラーにBROを積み込む.
風呂に入りたいぞ.

いつもの定サウナである『ふとみ銘泉』に向かい,ゆっくり休んでから旭川に帰るか...と思っていた時期がKazchariにもありました.

『ふとみ』に到着しサ活して,リラックスルームで横になると,しっかり寝落ち.
気が付くと深夜.
もはや帰る気力はない.
このまま寝ます.おやすみなさい.
やはりBROMPTONでのブルベ,ダメージがでかい...

えっ,次回? うーん,しばらくはいいや.
ただ,こういうキツいイベントは非常に記憶に残る.
そしてまたやりたくなる...

iPhone15 Pro

遅ればせながら,AJ様,20周年おめでとうございます.
こんなに楽しい趣味を知り,参加することができて,本当に楽しいです.

これからもよろしくお願いします.
一生ブルベします(マジか)

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

2025/5/6 Tue

行けぇ! オレのBROMPTON!

いただき画像

曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

朝の5時.
まだ町は眠っている.

交通量の少ない中,スタート地点を目指すBRO
旭川市民ゆえ,札幌の地理には全く詳しくないKazchari.
スタート地点までの案内はGoogle先生頼り.

気温は5℃くらいかな.
ウェアは昨年同時期の『BRM429日高門別200』と同じ装備,すなわち中起毛ジャージ&ビブである.

2024BRM429日高門別200

もちろんブルベ民の正装,蛍光ベストも忘れない.

TRIWONDER ランニングバッグ

グローブは指出し.
念のため「ノーマルテムレス(黒)」も持参.

防水グローブ テムレス 04advance BK

こいつとジレ,ウインドブレーカー,モバイルバッテリー,電動ポンプを「Ride on Bag」に収納する.
思うところはあれど,このバッグ,ホンマに使い勝手が良い.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

フレーム三角にはアリエクで買った専用バッグ.
中身は予備チューブ,レバー,パッチが入っている.

BROMPTONの甘い罠~バッグ編

昨日,家を出る際に思い付きでR250ブランドのトップチューブバッグも取り付けた.
ぴったり.ここにはエナジーバーを2本収納.

防水トップチューブバッグ2 ハイブリッド レギュラー ブラック R25-R-WPTTUBEC2B Black

フロントライトはParis Edition付属の500ルーメン(キャットアイOEM製)および,サブにOLIGHT「Baton3」を装備.
最新モデルは「Baton4」

OLIGHT(オーライト) Baton 4 Kitフラッシュライト 1300ルーメン

今思えば,このブルベでは「Baton3」しか使わなかった.
トンネル突入時など,走行しながらオン・オフができるのが良い.
小型軽量ながら光量も十分.

リアライトもParis Edition純正ライトに加え,これまたOLIGHT「SEEMEE30」を.日中ライドのため点滅モードで使用.

OLIGHT SEEMEE30 C

新型は電源コネクタがmicroからUSB-Cに進化.
夏の「納沙布1200」用に追加で2本ほど買っときたいところ.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

とまぁ,ウェア,チャリの装備とも普段のライドとほぼ同じ.

問題はパンク時の対応.
12速のBROは内装と外装ギアの組み合わせ.
その結果,リアホイールの構造が複雑怪奇化しているのだ.
一応,修理動画を3回くらい見たのでイメージトレーニングはできている(大丈夫か?)

BROマイスターのO西さんから「事前にリアホイールを外す練習しといた方がいいですよ」と忠告を受けていたにも関わらず...何もしてません.
あぁ,つぶれたリアタイヤを前に,途方にくれるKazchariの姿が見える...

と心配しても仕方がない.ここは「そん時はそん時」精神でサバイブ!

さて,こうしてスタート地点に向かっている途中なのだが,朝食をどうするのか問題が勃発.
既にコンビニをいくつか通過.
落ち着いて食べるためにも,できればスタート地点近くがいい.

大通り公園が近づくと,ようやく蛍光ベストの参加者の姿がわらわらと.
6時少し前スタート地点着.
おお,既にかなりの人数が集まっている.

すぐそばにセブンイレブン発見.
受付前に,ここで出走前のエネルギー補給をすることにしよう.

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ここは定番食である「塩むすび」(消化が良い)×2とコーヒー.
店の前で食べていると,ベストを付けた参加者がやってきた.
ド派手カラーのS-WORKS Tarmacだった.
Kazchari以上の軽装備で,ベストを除けば,普段のライドと見間違うばかり.
そやね,今日のコース,特に前半は札幌在住のガチ勢には定番コース.練習会みたいなものか.

で,2体の立像が立つスタート地点へ向かう.
既にBRO軍団集結中.
KazchariのBROも隣に並べるべきか,声がかかるのか待つのか,不自然な感じで逡巡.
そこで軍団のそばに立っていた女性に「すいません.これって並べるものなんですか?」と変な質問をかましてしまう.
「あっ,ハイ.どうぞ」と,とまどいの返事をさせてしまった.

で,横づけに停車して受付へ.
ブルベカードをもらう.まずは10周年記念バッジをげっと(レアではなく通常版でした)

ここで知り合いのPikaさんやらT夫さんENIWA RACINGのみなさんに挨拶.
BROに戻ると,マイスターO西さんを発見.
いつの間にか我がBROが上段に上げられていた.
どうやら,出走者は上段,下段は応援隊だった模様.
O西さんから「サイドスタンドじゃなくてお座り姿勢にして並べて下さ~い」.
あ,はい.そーすね.ガチャ.

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で,6時30分からブリーフィング開始.
朝里峠下りの縦溝やら,全般的な路面の荒れなど,リスク回避情報を注意深く聞く.そう,今日はパンクするとヤバイのだ.

各自,車検を終えると出発.

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都市中心部からスタートのブルベでは,いきなり超級山岳が立ちはだかる.
そう,信号坂の連続攻撃である.全然スピードに乗れない.

しかし,そこはBROMPTON.
元々シティ・コミューターの側面もあるので,頻繁なGO/STOPもロードバイクほど億劫ではない.SPDペダルだし.

SHIMANO SPD PD-EH500

そしてスタートからしばらくはバラけない.
圧倒的多数のロードバイクの車列に,ちょくちょく入れてもらう.
今回は終盤まで,ロードのみなさんには引いてもらうことが多かった.

「だってぇ~こっちはミニベロですよ~ ロードのみなさんの前に出たら失礼じゃないですか?(テヘベロ)」

と,言いつつも登りになると“坂道スイッチ”が入ってしまうKazchariであった(人のココロとかないんか?)

市街地を抜けると交通量が減ってくる.
アップダウンでは,ロードガチ勢にバシバシ抜かれる.ぐぬぬ.
まぁ,今日はゆるポタ≒ギリギリ隊ペースで走るつもり...と思っていた時期がKazchariにもありました.

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途中の公衆トイレに立ち寄った後は,いよいよ定山渓へ向かう国道となる.
なんだかんだでロードと同じようなペースだな.

決して無理にガチコギしているわけではない.
自分にとって気持ちの良いギアで普通に踏んでいる.
それでいてけっこうなアベレージ.
万能グラベルのTopstone同様,BROMPTONも恐ろしい子!

Topstoneな音更周辺グラベルライド

【25.2km通過チェック1】セイコーマート定山渓温泉店

いただき画像

通過チェックとなっているが,何かを撮影したりクイズに答えるのではなく,PC同様にレシートが証明となる.
ジェル,他を購入して軽く補給.
体力的にも時間的にもまだまだ余裕ですな.
晴れ間がないので,少し寒い.
みなさんも秋冬の装い.

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ここから温泉街を抜け,札幌国際スキー場-朝里峠への登りが始まる.
前半の山場である.

10分ほど休憩し,信号を渡って温泉街を抜ける.
なぜか先頭となり,小集団を引っ張ることに.

先頭の何が困るって,良い被写体を見つけても急に止まれないこと.
急ブレーキは事故につながるのだ.

仕事の出張で何度か訪れたことのある定山渓温泉.
風格と味のある宿が点在していて,撮り逃しを少々後悔.

おっと,ウェアや装備の紹介で文字数を取り過ぎた.

続きは(その2)へ.

BROMPTONなBRM506薄野200(その0)

2025/5/5 Mon

すべて間違っています

https://randonneurssapporo.net/brm%ef%bd%92%ef%bd%8d/brm2025/2025brm506susukino200/より

本来はオシャでアーバンなサラサラヘアーの若者が,高原リゾートのカフェを巡りながら「キャハハ」「ウフフ」と青春をリア充しながら,ゆるポタするチャリ...それが英国製高級ミニベロ,BROMPTONの正しい運用方法(偏見)

だのに,何をトチ狂ったのか買ったばかりのこいつでブルベに参加してきた.
それがランドヌ札幌さんの『BRM506薄野200』である.

【AJ20周年記念】2025BRM506薄野200

従来,このブルベはシーズン最終の10月に実施されることが多いのだが,今年はランドヌ札幌さんの10周年記念に合わせ,第1回と同日のこの日になったそう.
ついでに今年は「Audax-Japan 20周年」ということもあり,ダブル記念ブルベとなっている.
特製バッジとメダルを手に入れるチャンス!

さて,この『薄野200』には毎回多くのBROMPTONが参加することでも知られている.

数あるチャリの種類の中でも,以前は全く眼中になかった小径車というジャンル.
ましてやブルベという長距離ライドで使うなんて考えられなかった.
たまに出走されている方を見て,「何を好き好んで苦行を...変態だ」(ホメ言葉)と思っていた.

だが,そんなKazchariも気づきました.
BROMPTONには速さや軽さを超えた,何かが存在すると.

BROMPTONライフ始まる~こいつ,走るぞ!

そして,チャリ歴が長くなり,プライベートでも100~200km走ることが当たり前になってくると,200~300kmのブルベで「ロードバイク」を使う意味が薄まってきた.

ハードさが足りないのだ.

もちろん体調や天候に左右されるのはわかっているが,これらがクリアされている場合,縛りとして「ファット」「グラベルロード」をチョイスすることが増えてきた.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その0)

確かに辛い.
しかし,その分,完走後の達成感が違う(変態だ)
さすがに400以上だと,ロードにしたいところだが(鉄人O西さんを見習え)

つーことで,今回は買ったばかりのBROMPTONでチャレンジ.
出発前のBRO軍団記念撮影にいれてもらえたらいいね.

『薄野200』のスタートは大通り西10丁目の公園.
もちろん無料の駐車スペースなどは存在しない.
近くのコインパーキングは高い.

よって,当初は「バス輪行+カプセルホテル前泊」を考えたが,この場合,帰りが問題となる.
トラブルによりゴールが非常に遅くなる場合も考えられるし.

で,最終判断として丘珠空港近くの24時間温泉施設『T』の大部屋(雑魚寝)に宿泊することにし,翌朝,近くの公園駐車場を使う作戦を立てた.
そこからスタート地点までは約12km.ウォーミングアップにちょうど良し.

ブルベ前日(5/5)の朝,『T』の公式サイトにて場所や設備をチェックしていると,今年から個室の予約もできることに気づいた.

「うむ.もしかしたら,周りのいびきやら雑音に悩まされずゆっくり眠れるかもしれんなぁ.今なら空室もあるようだし...」と,試しに泊まってみることにした.
ちなみに一泊¥6,600(風呂代込)と,ほぼビジホ並み.熟睡に期待.

土曜の午前中は,昨日のライドで汚しまくったファットおよびBROの清掃と整備.

ファットな砂川からの刺客を迎えてイルムケップを攻めるライド

15時過ぎ,ハスラーにBROを積み込んで札幌へ向けて出発.
ケチケチKazchariは当然のごとく下道を使うぜ.

休憩時に『T』からの予約完了メールを再確認する.

「なになに,到着が18時を過ぎる場合は連絡しろ? でないと予約を取り消すとな? 現時刻は17時50分.あかん,30分ほど遅れそうや」

あわてて電話する.
何度コールしても出ない.やがて「後でおかけ直しください」メッセージが流れる.これ,大丈夫かいな?

予約を取り消されてはかなわんので,この後も数回ハンズフリーで電話するが,誰も取らない.どうなっとんねん?(今思えば,ここからケチがついていたのかも...)

そうこうしているうちに『T』に到着.
18時半だった.

お泊りグッズをハスラーから降ろす.
初めての施設である.
何が必要なのかわからない.
タオルやサウナマット,ハットの入ったいつもの入浴セットは必携.

あまり多くはないレビューを読むと「布団代わりにバスタオルが必要」「枕もない」とある.
結局,寝袋や小型枕など持ち込む荷物がどんどん増えていく.

カウンターに,にーちゃん2人.
18時越えをとがめられることなくチェックイン.
口調は柔らかだが,手際が悪くあたふたしている.
「これをお持ち...いや違いますね.こっちを...」と,(丁寧だが)やたらに訂正が多い.

で,2階の個室に案内される.
いかにもな急ごしらえ.
大部屋を壁板で区切り,アコーディオンカーテンをつけただけの...3畳あるかないかの,まるで...懲罰房? 

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狭さはともかく,何よりムシっとしていて暑い.
もちろん扇風機,クーラーの類はなく温度調節は出来ない.
天井は空いているが,空気の流れが全くない.

こ,これはなんだか懐かしいぞ.
そうだ,東南アジア・バックパッカー旅で散々泊まってきた安宿に近い.
うーむ,馴染む,馴染むぞ...とちゃうわ! 料金が違いすぎる.
今夜は快適に寝たいんじゃあ!

これ,やっちまったかも...

愚痴っても仕方がない.
館内着に着替え,マットを広げて就寝準備.
寝袋も設置してあるが,間違いなく不要.
入浴用の大判のバスタオルを寝る時に使おう.

明日の朝は早い.
ちゃっちゃと風呂に入ってメシ食って寝るか.

1階の大浴場へ.
スペースは広く,湯の種類も多い.
お湯も”ちゃんとした”温泉のようだ(重要).

サ室も広い(テレビ付き).
ただし,水風呂が妙にぬるかった.
露天風呂ありで外気浴可.
ただし白イスが3脚しかない.

さすがGW.一番の問題は人の多さ.
値段の安さゆえか,高校生の合宿としても使われているようで(大部屋),ぞろぞろと徒党を組んで移動するヤツが多い.
サ室,露天でのおしゃべりもひどい.
要は全然落ち着かない.

3セットを終え,館内の食堂へ.
ヒレカツ定食を注文.もちろんQR決済だ.

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価格は良心的.
味は...まぁ普通.

コミックの蔵書はそこそこ.
『キングダム』の最新刊だけを読んで,我が個室に戻る.

21時過ぎ.
こういう時のためにと購入していたAnkerの寝ホンこと『soundcore sleep A20』をセットアップ.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

久々に起動したせいかアップデートにやや時間を取られる.
就寝用環境音として「雨音」を選択っつーか,他の選び方がよくわからん.
アラームを4時にセット.これらは全てアプリを経由する.

部屋の電気を消すが,天井が開いているため真っ暗にはできない.
アイマスクを付ける.

肝心の音に関しては...「雨音」に加え,周囲の声や雑音もしっかり聴こえてしまう.
疲れているせいか,この装備で一応眠りにつけた...zzzz

しかし.約2時間後,目が覚めてしまう.
そう,先ほどの高校生らの大部屋が廊下をはさんですぐ隣にあるのだ.
ありがちだが,眠らずに騒いでいるヤツらがいる.
そして座敷からは酔っ払いの笑い声が...

肝心の寝ホン.
「雨音」は消えていた.アプリの設定で「眠りに付いたら音楽をオフにする」がオンになっていたようで,周囲の音が耳に入ってきていた.そら起きるわ.

おまけに部屋の蒸し暑さのせいで館内着が汗でグッチョリ.

あかん,やっぱりこの部屋では眠れん!と,タオルと自前の枕を抱えて,男性専用雑魚寝ルームに移る.
そこそこ人はいるが,入口ドアを閉めると外の音は聞こえない.
それに部屋が広い分だけ,空気に流れがありはるかに涼しい.
うわ,個室よりずっと快適やん! 今晩はここを宿泊地とする!

念には念を入れてアイマスクとウレタンの耳栓も装備.
バイブアラーム付きの目覚ましをポケットに入れて就寝.
そこからは4時までほぼ熟睡できた.

個室代とは何だったのか...
どうしてもプライベートじゃないと,という人には...おすすめ.
もし次も泊まることがあったら,絶対に雑魚寝エリアやな.

さらに言うなら寝ホンがあまり役に立たん.
結局これって,「うるさい場所でも眠れるようにする」のではなく,「いつもの睡眠をより快適にする」のが目的のガジェットだとようやく納得いった...売ろうかな(ボソッ)

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なんだかんだで,5/6の朝を迎えた.宿を後にする.
さぁ,BROMPTONで200kmの旅,いよいよ始まりである.

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(その1)へ続く.

Topstoneな音更周辺グラベルライド

2025/4/27 Sun

ジャリジャリ行こうぜ!

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風.温度:12 ℃,湿度:47%,体感温度:3 ℃,風速:31.4 km/時,風向:WNW

「2025幌鹿峠・春の幕開けサイクリング」は公式には中止となったものの,「試走」は無事終了.運営のみなさま,ご配慮ありがとうございました.

Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

そのまま温泉でまったりした後,そそくさと帰宅するのはもったいないと,音更までハスラーで移動し,かねて興味があったグラベルコースを走りに行くことにした.

それは昨秋開催された道の駅「おとふけ」発着のグラベルイベントのコース.
著名なYouTuberがゲストに呼ばれ,知人のヤマタケさんがそれに参加.
ローカルによって厳選されただけあり,実に魅力的なコースだった.

STRAVAから入手したGPXデータは新アイテム「bryton S500」にダウンロード済み.

ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

いわゆる「コース」⇒「ルート」の性能はいかがなものか,ブルベ本番前のチェックも兼ねている.

糠平温泉から道の駅「おとふけ」まではクルマで約1時間.
これまで何度も走ったルートゆえ,実になじみがある.

さすがに20年以上住んでいると,広い北海道と言えど,道内はほぼ走りつくした感.
ブルベに関しては,そろそろ本州遠征も考えたいところ.
飛行機輪行に最適なBROMPTONもあることだし.

昨年の青森遠征は何もかもが新鮮だった.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

走る前に腹ごしらえ.
途中でセイコマに寄る.
みんな大好き「HOT CHEF」の豚丼.美味し.

道の駅「おとふけ」着.
さすがGW.かなりの込み具合である.
駐車するのはバス利用者用の駐車場.空いててよい.

クルマから降りてびっくり.
晴れてはいるものの,かなりの強風.
これ,向かい風だったら地獄確定.
実際にこの辺りに住むチャリダーが外乗りを断念したとの報告もSTRAVAに上がっていた.

「こりゃ諦めて,近くの温泉サウナでまったり...」という怠惰な思考が頭をよぎるが,それだと何のためにここまで移動してきたのかわからん.
意を決し,スタートすることにした.

「Garmin Edge 1400」起動.
そして「bryton S500」のスタートボタンを押して,今回のグラベルコースを呼び出す.

うん? 何かデータを全部(100%)読み込むまでやたら時間がかかるなぁ.
この辺りは「eTrex」とどっこいどっこい.

しばらくして読み込み完了.
現在地を確認して出発.

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おお,これから進むルートをちゃんと連続三角マークで表示してくれる.
これは助かる.

「eTrex」にはこの機能がなかった.
1本道だと問題ないが,8の字ルートや,チェックポイントに寄るためのピストンルートの場合,どちらに行ってよいのかわからなくなることが度々あった.
「S500」は行くべき道と方向を表示してくれるのでありがたい.
もう,この機能だけで買ってよかったと実感.

さて,まずは十勝平野のさえぎる物ない平地を移動.
時々吹く強風が恐怖...

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そして,ついに現れました.第1セクターのグラベル.
農地の真ん中を貫く!

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途中,トラクターと交差.
私道の可能性もあるが,特に何も言われず.
こうして農道(?)を走ることは度々あるが,これまで叱られたことはない.
畑に入らない限りは,お目こぼししてくれているのだろう(たぶん).

集団で暴走しているわけでもないしな.
ぼっちでわざわざ荒れ地を選んで走るただの変態に過ぎぬ.

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有名な白樺並木へ.

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ここも昔ブルベで寄ったな.
もちろんロードだと走りきることはないが.

で,ここを抜けると展望台への案内板が.
その昔ファットで登った記憶が...いつだっけ?

しかおい小麦グラベル+おまけのライド(その2)

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展望台から降りて,ここからは未知の道.
ホンマ,この「S500」のナビはわかりやすい.
「eTrex」なんて〇〇なデバイスを使い続けていたのはなぜだ!(ケチだからさ)

そして現れる,いかにもな十勝まっすぐグラベル.萌える.

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こうしたグラベルの登り下りが脚の筋肉を痛めつける.
それでも回す.
肺が酸素を求める.
呼気を意識.
自分のカラダと対話する.
この充実感.

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ジャリの路面から泥濘地へ.
雨後ではないので,44Cタイヤでも無問題.

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リエゾン(舗装)区間を経て,次のグラベルへ.
進行方向が変わって追い風に.
ひたすらまっすぐなジャリ道を大快走.

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幾度も現れる絵画のような風景.
グラベルロードはこういう道にぴったり.
買ってよかった.

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おっ,これが噂に聞く「絶望の坂」ですか!

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確かに遠目には視覚的に20%越えの激坂に見えるが,実際は...10%でした(標識もある).
とは言え,これまでのジャリジャリ・アップダウンで削られた脚には余裕なし.
セグメントタイムはボドボドでした.

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リエゾンを通過し,別のセクター.
また登る.
前方からオフロードバイクのセローが下りてきた.
うむ.確かにモトでも楽しめそうだ.

一応,オフ車ライダーでもあるKazchari.
日本中,あちこちの林道を走ってきた.
そして今はチャリでオン・オフ問わず非常識な距離を走っている.

肉体の疲労に比例して,達成感に格段の差がある.

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最後のセクター.
いやさか,いやさか.
素晴らしいグラベル体験だった.

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デポ地の道の駅へ戻る.
閉校した小学校前にて.
「開校」と「邂逅」をかけた巨大な石碑...すいません.こんなん要ります?
おそらく設置費用に数百万はかかるはず.
地域のために別の使い道はなかったのだろうか.
田舎道沿いにこういうのを見つける度に考えてしまう.
一体,誰のためのモノ?

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最後のリエゾンは長かった.
おおむね60%ぐらいのグラベル率?(適当)

最近,世界のあちこちに乱立している巨大地名オブジェ.
ついつい写真を撮ってしまう.
さっきの石碑より意味はあるか?

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駐車場に戻る.
サイコンとナビを停止.

この「S500」,ブルベでも十分使えると確信.
今後の主力機だな.

最後のチェックは,POI(Point of Interest)の設定方法.
これまた「eTrex」だと超面倒くさかった.

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ハードなライド後のお楽しみはなんと言ってもサ活
以前も利用した凰乃舞へ.
入浴料はなんと¥500である.
そして十勝方面のサウナの特徴 ⇒ サ室が熱い!

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安くて熱いサウナでととのった後は,ラーメンで〆る.
道内でよく見かけるが旭川にない某チェーン店で「白湯味噌ラーメン」
ちょっと,びっくりするほど美味かった.
「ライド&サウナ」という超一級の調味料が使われているからかも.

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つーことで,午前はヒルクライベント,午後はグラベルを堪能.
それらをこなしてしまうTopstone,恐ろしい子!

特に午後のグラベルライド!
強風の向かい風や畑からの土ぼこりで苦しめられたものの,それらを消し去る圧倒的な景色よ!

地元の美瑛-東川のグラベルとも,ニセコ周辺の森林内グラベルとも様相が全く異なる.
走ったことはないが,この左右の風景の広がり方からして,本場のアメリカに近いのでは?

「買っても,走るところがない!」「ブームが終わったロードバイクの次にメーカーが仕掛けた策略だ!」だとか,一部で評判の悪いグラベルロード.
そんな悪評は,ここ北海道にはあてはまらんな.
グラベル天国はすぐそばにあった.

何度来ても良い十勝グラベル.
新ルートがいくらでも見つかってしまう.

あかん,楽しすぎて鼻血でそうや(でません).

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Topstoneな幌鹿峠・春の幕開けサイクリング

2025/4/27 Sun

峠で会いませう

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曇り.温度:4 ℃,湿度:73%,体感温度:1 ℃,風速:11.0 km/時,風向:W

初の日曜開催となった幌鹿峠・春の幕開けサイクリング
早々にエントリーして走って来た.

冬期通行止めの道道85号「然別湖~糠平湖」間を,全面開通に先立ってチャリだけを走らせるという見逃せないイベントである.
コースは急坂で短い糠平温泉スタート(8km)と緩やかで長い然別湖スタート(14km)のどちらかを選択.
自称クライマー,Kazchariはもちろん前者を選ぶ.

その昔,400ブルベの途中で登ったような...

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

三国峠往復クリア後の登攀で,地獄のキツさだった.
翌年の「朝駆」は,ルートが変更されて然別湖から登り,そこからの三国だったので難度がだいぶ下がったように思われる.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

いずれにせよ,なかなかの標高となる達成感ある山越えである.

ただし,この大会には懸念事項がある.
時期的に天候が荒れることがあること(主に降雪)
実際,昨年は悪天候のため中止になったらしい.

さて,今年はどうか?
当初は快晴予報だったが,開催日が近づくにつれ徐々に怪しくなってきた...

現地集合時間は8時30分.
自宅から糠平湖までは125km,クルマだと約2時間半の行程である.
単純計算で6時に出発すれば間に合うが,前日の雪交じりの雨により三国峠凍結の懸念があるため,大事を取って5時に出発した.

チャリはTopstoneを選択.
路面状況がよくないことを知っているのと「季節的にまだ寒い ⇒ 防寒具が必要 ⇒ 積載量しやすい」という理由からである.
逆に暑かった場合は脱いだモノ運べるしな.

ハスラー発進.
雨である.気温も低い.
高規格道路を使って上川のセブン・イレブンまで一気にワープ.

補給食を買ってクルマに戻ると,見覚えのあるクルマとドライバーが.
知り合いのMさんだった.
本日のイベントに参加するつもりだったが,タイヤを既に夏タイヤに交換済みなので「峠越えが怪しい.路面状況を鑑みて引き返すかもしれない」とのこと.

そう,道民にとって冬⇒夏タイヤの交換は判断が難しい.
Kazchariは過去の経験から,毎回GW明けに作業を行うことにしているため,いまだスタッドレスのままである.

ちなみにMさん,後から聞くにやはり途中で引き返したらしい.

で,ハスラー再発進.
標高が上がるにつれ,周辺の木々が白くなってきた.
もはや真冬の風景である.
一昨年の2月に走った時とあまり風景が変わらん(大げさ)

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

石北峠か三国峠かの分岐を過ぎて,防災センターで休憩.

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ここでこの様子なら峠はどうなっていることやら...

早朝ゆえ,交通量は少ないものの,前方からも対向車がやって来る.
まぁ,走れるこたぁ走れるようだ.

トンネル手前の橋上が明らかに凍結していたが,無事に国峠着.

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景色悪し.

ただし往々にして,峠を境に天気が変わるのがこのエリアの特徴.
そう,上川が雨でも十勝側が快晴ということが多い.

本日も快晴とまでは行かないが,下るにつれ天気はかなり回復.
太陽の光がまぶしいぜ.

糠平温泉着.
まずは「ひがし大雪自然館」へ.
おお,本日一緒に走るチャリダーさんが集まっている.

ゲート前のスキー駐車場まで移動.
Topstoneを降ろしてセットアップ!

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レースではないものの,スタートからすぐに登り始めるので,アップ代わりに駐車場内をうろうろ.
もちろん未舗装なのでジャリジャリ.
グラベルロードなので問題ない.

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8時半,受付&ブリーフィング開始.
ここで衝撃の事実.
まず,イベントとしてのサイクリングは中止!

ゴールの峠付近は積雪により,ロードバイクで走れる状況ではないそうな.
然別湖側はさらに雪が多く,スタートすら切れないとのこと.

だが,この糠平湖スタートは,あくまで有志による試走という形で,ゲートオープンしてくれるらしい.

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これは行くしかないでしょう!
Topstoneのタイヤは44c.多少の積雪なんぞ,どーってことないわ!

つーことで,中止だけど走れるという摩訶不思議なライドとなった.
参加料¥2,000がなくなったのがありがたい.
数名辞退されたようだけど.

で,9時のゲートオープンまでうろうろ.
この時は...まだ晴れていた.

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ゲートが開く.
出発の時である.

少し走ると,なぜか雨が激しくなってきた.
スタートして,いつものようにマイペースで登っていたら,いつの間にか先頭に立っていた.
レースではないのだ.
無茶な負荷をかける必要はない.

すると,後ろからかなりの速度で上がって来るチャリが.
あ,あれは旭ヶ丘ヒルクライム大会でいつも上位にいるCさんではないか.
速い速い.さすがトップレベルのクライマーは違う.

次に,黒いS-WORKSのターマック(?)が抜いて行く.
さすがエスワ乗りは違う.

しばらく進むと,タイヤの太いグラベルバイクにも追い抜かれる.
ロードならともかく,グラベルにちぎられるのは何か悔しい.
このまま引き離されるのも何なので,できるだけついていくつもりが...ココロがポキった.

登るにつれて天候がますます悪化していく.
明らかに雪まじりの雨(もしくは雨まじりの雪)がカラダを叩きつけるように降っている.

指出しグローブのせいで指の先端が冷たい.
ウェアもシューズもびしゃびしゃ.
もう少し雨対策をすべきだったか...と,後悔しても仕方がない.
淡々と登るべし.

このように書くとグチっているように聞こえるかもしれんが,こんな修行ライドは嫌いではない.
わがミトコンドリアが喜んでおるわ!
登り切ったら終わりやし...あれ? 肝心なことを忘れている?

スタートから峠まで8kmなのだが,なぜだか10kmと思い込んでおり,予想より早くサポートカーの列やら,先にゴールした人たちの姿が見えてきた.
あちゃー,ラスト1kmぐらいは激コギして燃え尽きるつもりやったのにぃー(実際にやってる人もいた)
何か消化不良.

ブリーフィングで聞いていたようなひどい積雪は既になし.
ロードでも問題ない.
ただし,ここから然別側に降りることは,やはりできなさそう.

恒例の看板前での記念撮影.
何度目?

iPhone15 Pro
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糠平湖氷上ライドでもお世話になったSさんのコーヒースタンドで一杯いただく.

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余裕かましてたけど,いざ停まると一気に寒さが押し寄せて来た.
汗冷えだ.
ジレウインドブレーカーの2枚重ね,それにグローブを起毛の長指タイプにチェンジ!

雪,一向に振りやまず.

ここにとどまっていても寒いだけなので,そそくさとダウンヒル開始.
途端に寒風がカラダを攻撃してくる.
こ,これって真冬の旭岳からの下りに近い.

起毛グローブと言えど,防水ではないので指先からじわじわと染みて来る.
これは「防寒テムレス」案件だったか.

おまけに調光レンズも雪の白さに反応してしまったのか,やたらに濃い.
水滴がついていることも相まって路面状況がよくわからん.

要はかなりヤバイ.
鎖骨骨折もまだ完治してないのだ.落車ダメ,絶対!

そんな中,ディスクブレーキのありがたさよ.
ホンマによく効く.

しばらく下ると,右側にコースアウトして停車している先行車が.
「まさかの落車?」と思い,声をかける.
ブレーキから異音がするので停車してチェックしていたとのことで,一安心.

さらに進むと,もう一台の先行車に追いつく.グラベルの乗っていた方である.
Kazchari以上の低速だったので,抜く際に「寒いですねー」と声掛け.
「寒いです!」と返事.
パッと見だが,登攀時と同じ服装だったように思える.
つまり,防寒ジャケットなしで,グローブも指出しである.
それはそれは辛そうだった.

いくつかのヘアピンを慎重にクリアし,ようやくスタート地点に戻ってきた.
ヒルクラあるあるだが,下界は快晴.
先ほどまでの地獄がウソの様.

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スタッフ方に下山申告をしてイベント終了.
いやぁなかなかハードだった.

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時刻はまだ10時半.
参加賞として糠平温泉の入浴割引券をいただいたが,残念ながら本日のみ有効.
ここでまったりして帰宅するのはもったいない話.

せっかく来たのだ.
さらに南下して,かねてからの計画を実行すべし!
そう,この日のライドはヒルクラだけでは終わらないッ!

...to be continued

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ブルベにおけるナビ~eTrexからBrytonへ

2025/4/24 Thu

We were going to use what we could, but…

iPhone15 Pro

現代ブルベにおいてGPS機器は必需品である.
Kazchariも初参加の「BRM429旭川200」(2018)以来,GarminのeTrexを使用している.

だがしかし.
もはやデザイン,インタフェイスは完全に時代遅れ.
Wifi,Bluetooth機能もないので,データ転送はPC経由のみ.
しかも,mini-USBというレアコネクタ.
元々が山岳用なので,改造をしなければ,チャリへのマウントもできない.

最大の問題は動作が超もっさり.

かつてブルベのスタート時に,ちょっとした操作を間違えて,地図を表示させるまで5分近くかかったこともあった.

さらにはこんな問題もあって面倒くさい.

Garmin etrex30xの困った仕様~gpxファイルが...

もちろんメリットもある.

まずは単三電池駆動であること.
言うまでもなく,世界で最も入手が容易な電池である.

それにやたらと頑丈.
走行中に3Dプリンタ製のマウントが折れて落下.
道路を転がりまくったこともあったが,無問題.
シリコンケースのおかげかもしれんけど.

てなわけで,不自由さに目をつむれば,まだまだ現役として使えるものの,利便性向上のため,新しいナビ用サイコンが欲しくなった.
夏には例のイベントもあるしな.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

速度や距離,心拍などの基本データはこれまで通り最強サイコンGarmin「Edge1040」を使う.

♪い~やさか い~やさか Garmin Edgeさま~

色々調べて見ると,現状コスパの高いサイコンとしては「bryton」「IGPSORT」が双璧.細かな違いはあれど似たような価格,機能とグレード分け.
となれば,個人的に思い入れ深い台湾製の「bryton」でしょう.

両メーカーともAmazonで頻繁にセール対象品となっている.
brytonで検討すると,型遅れとなった「S500」「750SE」が狙いどころ.

セール時の価格差は約¥5,000.

前者の方が発売が新しい.
最大の違いは液晶画面の大きさである.
「S500」は2.4インチ,「750SE」は2.8インチだ.
どちらにしてもeTrexよりは大きい...はず.

結局,各所に相談して「S500」に決定!

決め手はシリコンケース付属と,マウントをGarmin用に交換できること.
brytonマウントはGarminマウントとは微妙に形状が異なる.
取り付け出来ないことはないが,頻回につけ外ししていると,いつか割れる可能性があるらしい.

そんな悲劇を回避したい人向けに公式が交換マウントを販売してたりする.

いやいや,こんなん出すぐらいやったら,素直にGarminに合わせてくれたらええのに,と思うけどな.OLIGHTみたいに.

そんなわけで無事に届いたので開封の儀

iPhone15 Pro
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おお,軽い軽い.
カタログ上は...

「Edge1040」⇒ 133g
「S500」  ⇒ 87g

その差,なんと46kg.
これはヒルクライム大会でのアドヴァンテージになるかも(そうか?)

で,試しにそのまま,Garminマウントに装着してみる.
確かにはまる.しかし,カチッと止まらない.
あーそういうことか.
このままだと走行中の脱落も考えられる.

で,一緒に購入したマウントに交換.

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風呂場に行って,ガラスフィルムを張り付け.
もちろんUSB-Cで電源につないで100%になるまで放置.

満タンになった所でスマホと接続し,アップデートと各種設定を開始する.
どちらかと言うと,マニュアルを読まずにまず触ってみる性格.

電源オンから,設定画面をいじる.
ここで感じたのは...思ったよりももっさりしている...
元々,eTrexのもっさり感に嫌気がさして購入したはずなのだが,体感だと起動や操作のスピードはあまり変わらない.

それに,画面の大きさにも期待していたが,2.4インチはさすがに小さかった.
これまたeTrexとあまり変わらん,
加えて反射防止のノングレア保護フィルムのせいか,画面が暗め.

全体の造りも安っぽく(実際に安いが),GarminOLIGHT製品のような満足いく所有感,凝集感はない...

やっちまったか?

そんなことはさておき,肝心なのはGPSとしての機能である.
センサー類には一切接続しない.
この方がバッテリー持ちは良いはず.

まずはスマホにて,サイトから「薄野200」「納沙布岬1200」のデータをダウンロード.
「S500」と同期して取り込む.

ルート表示で選択.
うーん,やっぱ読み込み遅いな.
どちらのブルベも札幌発なので「まず出発地点まで行きますか?」の表示.
そこからの読み込みがやけに遅い...ここに関しては正直,期待外れ.

ちなみに捕捉衛星数は「標準」
日本国内だとこれで十分とか.
つまりこれが限界?
室内ではなく外で試す必要あり.

つーことで初期設定,つまり準備編はここまで.
なんか不安が残るなぁ.
週末は外ライドで使用する予定である.

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はたして評価は逆転するか?

EPICなグラベルはじめ,泥&雨&晴れライド

2025/4/20 Sun

Every type of bicycle has its own kind of fun.

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雨.温度:13 ℃,湿度:76%,体感温度:10 ℃,風速:12.5 km/時,風向:SSW

ロードシーズンinして以来,週末ごとにロード,グラベル,ミニベロと今季の再起動を始めている.
残る最後の一台が,昨年購入したMTB「Specialized EPIC EXPERT」である.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

先週デビューの予定が,まさかのSRAM電動シフトバッテリー切れ.
充電完了を待つ時間がもったいなくて,ロードに切り替えた経緯がある.

で,日曜日だが昨夜からの雨が残っている.
今後も降水確率30~40%で推移している.
何やら昨日と似たような天気である.

EMONDAな雨上がり,寒の戻りライド

本日はAJHさんのブルベ初戦「BRM420新十津川200」の開催日.
間違いなく雨と風の苦行ブルベになっていそう.
変態さん達のイベントなのでそれはそれで楽しそうだが(ホメ言葉)

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg162.htmlより

当初はこのブルベへのエントリーを考えていたが,コース的&お祭りイベントとして「BRM506薄野200」の方に魅力を感じ,こちらにした.
BROMPTONで参加予定である.

仕方がない.家の片づけでもするか...と思いきや,太陽が顔を出してきた.
なんじゃそら.昨日と同じパターンだ.

これは出かけなければなるまい.
EPICを玄関に降ろす.

寒いのか暖かいのかよくわからない気温.
昨日は後半,かなり冷えたので「おたふく」の起毛インナーをチョイス.

結果的にこれで正解だった.

行き先はひたすらグラベル.
今日は泥上等! 汚しまくるつもり.

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出発後,まずははじまりの農道グラベル.
予想通り,雨による水たまりとマッドな路面.
豪快に泥ハネ.

フェンダーレスなEPICゆえ,カラダの前面,背中,それにグラサンも泥ハネだらけ.
うむ.最高だ.これでおしゃれな店には入れない.

まぁ,サイクリングウェアはよくできているので,少し乾けば,泥や土は手で払えばさっと落ちる.

国道を渡って,これまたいつもの定番コースである河川敷のグラベルへ.
堤防の草木も未成長なので景色が良い.

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超有能サスを備える我がEPIC,この程度の砂利道など造作もないわ!...と言いたいところだが,なぜか今日も向かい風.
シーズンinしたばかりの貧脚には堪える(言い訳)

そんな低スピードのライドでも,路面のころがり抵抗は半端ないので汗はかく.
そう,この冬向きインナーは失敗だった.暑い.

そう,このセールだったにも関わらずクソ高いMTB.
購入目的の一つはクロカンレースに出ること.

早速5/11のDoRide主催の全道MTB4時間耐久レースin上砂川にエントリーしてみた.

MTBレース初戦である.
ソロで4時間? 絶対にトイレ休憩と補給必要やん.
もう,完全に未知の分野.
オラ,ワクワクすっぞ.

いかんせん,ド素人かつ本格的な指導を受けたことがないので,MTBの走らせ方やら暗黙のルールもよくわかっていない.
他の参加者の迷惑にならないようにしなければ.

これまでブルベやらヒルクラ,グラベル,ファンライドなどチャリの種類ごとに色々なイベントに参加してきたが,複数の競技をこなしている人はあまりおらず,客層がそれぞれ異なるのが興味深い.

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そんなこんなで河川敷ライド終了.
美瑛に近づくにつれ,舗装化が進行中なのが悲しい.

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もう一度国道を渡る.
確か「就実の丘」につながるグラベルに進入.

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最近,東川や美瑛では森林を切り開く伐採作業をよく見る.
木材の需要増なのだろうか?
その作業用のトラックが出入りする道のためか,かなり締まった路面.

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やがて,伐採現場へ.

ここから15%越えのグラベル激坂アタック.
さすが軽量のEPIC,リアの巨大スプロケと相まってスイスイ登る.
同じ2輪なのにロードでは絶対登れない道である.面白いな.

「就実の丘」が見えた.

観光客がいたので,止まることなくスルー.
左側にグラベルの入口を発見.
おお,これは知らない道だ.
入るべし.

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急斜面を下る.
何かの作業道だと思われるが,迷路のようで楽しい.
日曜のせいか人影なし.
途中で行き止まりになったので,元の道路に復帰すべく,今度は道なき道を登る.

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どんよりした天気と相まって,この異世界感が良い.
まるでRPGのフィールドの様.

舗装路に復帰してダウンヒル.
急坂グラベルに進入.

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写真ではわかりにくいが,ここの斜度は18%
それが真っ直ぐ続く.
下りジャンキーの人は「ヒャッハー!」案件だろうが,絶賛下りトラウマ中のKazchariはブレーキをかけながら慎重に下る(MTBの意味が...)
ダウンヒル,危険,とばすのダメ! 絶対!

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次は馴染の「赤羽の丘グラベル」へ向かう.
やはりEPICは登りが楽だ.

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曇天なれど,どこをどう取っても画になる風景だ.

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だがしかし,この頃から天候が悪化.
太陽は雲の向こうに隠れてしまった.
そして...ぽつりぽつりと...降って来た.

さて,どうする?

どこかに雨宿りしてやりすごす?
いい場所あったか?
聖台公園の炊事場は?
いや,それだと家と逆方向.
雨が弱いうちに進んでおく方が良い...とかなんとか,走りながら考える.

Kazchariの選択は後者.つまり今のうちに進んでおくというプラン.

これが,見事にハズレ.

シャレにならない強雨になってきた.
あわてて屋根のある場所を探す.

民家やらビニールハウス,倉庫などが点在するものの,むやみやたらと軒先を借りるわけにはいかない.

大木の根元でもいいので,どこか雨を避けられるところは...と探す.

あった.

農作業具の車庫.
そこの張り出しを借りて雨宿り.

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天気アプリによると,30分ほどで雨は止むという.
前半は暑かったが,今では汗と雨のおかげで,むしろ寒い.
今日も持っててよかったジレ.

アプリ通り雨が止んだ.
路面は濡れているが,出発しましょう.

正に通り雨.
日差しが眩しい.

「零下140度の対決」のセブンのごとく,太陽エネルギーを吸収.

神社にて感謝を捧げる.

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小腹がすいたのでセイコマに立ち寄る...つもりが,いつも渡る歩行者,軽車両の踏切がなんと廃止!
こういうこともあんねんな.
少し戻ってクルマ用の踏切を渡る.

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セイコマ千代ヶ岡店.
入口隣りにクルマが突っ込んだ跡が...ここの店,何度目の被害だ?

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ここでは「ホットコーヒー」「セイコマ・アイスモナカ」のおやつセットを購入.熱くて冷たいは正義.
さぁ,雨の降らないうちに帰りますか...

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つーことで,かろうじて舗装されてはいるもののデコボコの悪路をEPICで爆走(追い風).

あぁ,楽しかったと,家まで残り5km.
えー,再び雨が降ってきて,ズブ濡れになりました...とさ.

帰宅後はロクに洗車もできず,速攻でクルマに乗り込み”サ活”へ.
今週末も無事にライドを楽しめたことに感謝.

で,家に戻るとAmazonから宅急便が着弾.
おや,これは...

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Topstoneな旭川層雲峡自転車道調査ライド

2025/4/13 Sun

やはりブルベに使えそう?

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曇り.温度:12 ℃,湿度:72%,体感温度:10 ℃,風速:6.0 km/時,風向:SSE

常ではあるが,ロードバイクで走行中,グラベルを見つけるとそわそわする.
昨日もそう.
もちろん,ガチロードのEMONDAでそこに飛び込む気合いはない.

グラベルと言えば今年の「パリ・ルーベ」をYouTubeのハイライトで観たけど,ポガチャル惜しかったねぇ.
マチューが強いのは見るからにわかる.
しかし,ポガチャルはあの体格で,あの凶悪な石畳をガシガシ進む.
まるで何かの魔法か奇跡を見ているかの様.
どんなエンジンとテクニックや.
TTも坂もスプリントも石畳も全部強いって...もはや「脚質ポギー」では?(最近は元祖のワウトがおとなしい).

で,本日は自宅近くから乗れるもう1本のサイクリングロード「旭川層雲峡自転車道」の調査ライドである.

忠別川CRより北部に位置するためなのか,雪解けが遅い.
また,林間区間が多いため,残雪,水たまり,泥,枯れ木,枯草,さらには根っこによる路面の隆起などのトラップだらけ.
この時期にロードバイクで走るのは危険極まりない.
さて,どこまで開通していることやら.

つーことで,本日のチャリは今シーズン初登場のグラベルロードTopstoneである.こいつなら速度も出る上,道を選ばない.

新型Topstoneの発表~高いが高い

本日も快晴予報.20℃近くまで気温が上がるとか.

それにしても今朝の起床時,カラダ各部の“こわばり”がひどかった.
明らかに,昨日のライドのダメージだろう.

EMONDAな美瑛,雪の回廊ライド

とんでない負荷で踏んだつもりはないが,これがハイエンドロードの後遺症なのか.
フレームの固さゆえ,路面からの振動がダイレクトにカラダに伝わったのかもしれん.
やはりEMONDAは乗るとヤバいバルバドス(カラダができていないだけ).

そんな”こわばり”も,朝食後にカラダを動かしていると徐々に解消.
本日も走る気満々である.

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まずは忠別川CRを使って旭川駅方面へ.

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休日朝の駅近辺はさすがに散歩者が多い.
突然,不規則な動きをする人やチャリが多いので要注意である.

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旭橋を過ぎると快適走行に移行.

そんな折,前方から小径車かつヘルメット,そしてマスク着用の高齢者が同じ車線を走ってきた.
もちろん道交法上は河川敷のサイクリングロードもチャリは左側通行である.
ハンドサインにて,(こちらから見て)右側に移るように指示するも無視.
2台の距離がどんどん近づいて来る.
衝突寸前にようやく向こうが車線変更,衝突は避けられた.
すれ違いざま「危ないですよ」と声をかけるが,「うるさい!」と逆ギレされる.

...まぁ,こういう〇〇にはならないようにしよう.

で,自転車道の入口に到着.
いつもの構図で撮影.

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ここもすっかり定点観測地点.
季節ごとに風景の変化が感じられて面白い.

さて,いよいよここからがグラベル...ではなくて“一応”自転車道.

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残雪で通行不可というわけではないが,既述した通りのトラップだらけ.
小枝ならまだしも,マジな倒木箇所が4か所ほど.
ロードバイクでの走行は...おすすめできません.

ちなみに,今日は一切サイクリストに遭遇しなかった.

毎年,本格シーズン前には清掃が入ると聞いたことがある.
ありがたい話である.

にしても,これはこれで楽しい.
路面状態を常に把握しつつのライドは,極めてグラベル的.

作シーズンもMTBで走った林間ルートに寄り道.
あちこち上を向いた枝がむき出しだが,まぁ,パンクはしないでしょう.

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トラップの数々をクリアしながら,「これは終点の愛別のパークゴルフ場まで行けるか?」...と思った時期がKazchariにもありました.

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JRの線路と並走する頭首工あたりで,残雪量がどっと増えて道が完全にふさがれてしまった.
うーむ.ここまでか.

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線路を渡り,道道で愛別インターまで抜ける方法もあるが,フロントライトの装着を忘れていたことに気付く.
この先のトンネルに対応できない.
今日の調査はここまでとする.

元のサイクリングロードを戻るのも面白くないし,ここは未知の道探索でしょう.当麻方面へ向け舵を切る.

さて,ここからはあてのないグラベル探し.
面白そうな道があれば走ってみる.

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目の前に小山がそびえる.
駐車場から少し広めの登山道が伸びている.
その斜度,明らかに20%越え.
ここは是非とも登攀チャレンジ ⇒ あっさり挫折で押し歩き.
こんなジャリ+枯葉の道,登れるかい!(最大25%だった)

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どこまで続くのかわからんが,反対側に抜けれるかとひたすら押す.
やがて頂上へ.
そこにあったのは「僧侶像」と「仁王像」

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何やらいわくありげな場所だった.
とりあえず拝んで,願い事をしておきました(安直).

残念ながら抜け道はなく,元の激坂を下りる.
もちろん,こんなエグい坂をチャリで下る自信なし(骨折未治癒)

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すると,下から割とガチ目の巡礼者装備の人が登って来た.
もしかして有名な場所なのだろうか?(Gemini先生も知らなかった)

平地の舗装路に戻る.
そろそろ腹が減って来た.
にしても風が強くなってきた.
この季節の名物だな.

ジグザグに道路を進みつつ当麻の町中に入る.
ここにはお気に入りの定食屋がある.
まだ12時台ゆえ,混み具合が心配だったが,そこへ向かう途中に「麺や」のノボリを発見.
駐車場にクルマもない.
おっ,ここにするか.たまにはラーメンも良し.

カウンターに座る.
メニューを見るとラーメン以外にも定食,丼物など種類が豊富.
ここは「トンテキ定食」(¥1,000)をオーダー.

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これがまぁ...これまでの人生で食べたトンテキの中でも,1,2を争う美味さだった.
厨房におられる初老のシェフに,ココロの中で敬意を表した.
これは久々のリピート確定店である.

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相変わらず風は強いがこれもまたトレーニング.
山越えルートである道道486号線で東川に抜けることにした.

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この道,夏はうっそうとした林となるが,今は両サイドに雪が残る.
緩めの坂がダラダラと続く.

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ペーパン川沿いの豊田地区に出る.
舗装路は面白くないので,ここもあえて河川敷のグラベルへ.
もうじき舗装されるのか,整地中で走りにくい.
まぁグラベルはその方が楽しい.

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風は強いが気温も高い.
サイコンの数値は一時,25℃を表示していた.

そのためだろう.今日は水の消費量が多い.
夏場であれば,その辺の公園の水を汲むところだが,まだ栓を開いていないところがほとんど.

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仕方がない.
セイコマにピットインするか.
「ガラナ味の炭酸水」「牛乳モナカ」の定番セット.

さぁ帰りますか.

ところが,このセイコマから自宅まではダイレクトな向かい風.
クランクが激重.

さらに,歩道をふらふら走っていた高齢者チャリが,車道を走るKazchariの直前に進入してきたりと危険極まりない.

それでも無事生還.
泥ハネで汚れたTopstoneをサクっと洗車.
週末の楽しみである“サ活”へGO!

で,本日のまとめ.

前日にEMONDA,そして今日Topstoneに乗っていて思ったが,このTopstone,やはりブルベ向きかも.
それも今夏の最大イベント「納沙布1200」用としてである.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

順当に行けば信頼と実績のDOMANEがベストチョイスなのだが,Topstoneは前後サス&フロントシングルのシンプル機構(not電動).
そして起き気味のポジション.頸から肩へかけての負担があまりない.
TTバーやバッグ類の装着スペースも十分ある.

ただし,実走経験済みの「200」「300」ブルベではブロックタイヤの転がり抵抗に苦しめられた.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

2024BRM429日高門別200

つまり,このタイヤ問題さえクリアすれば,楽しく快適に長距離ブルベを楽しめる気がしてきた.
「無印 GRAVEL KING」のこいつを試す価値があるかもしれぬ.

そういや,AJHさんの「納沙布1200」の記念ジャージ,締め切りギリギリで買っちった.
半袖のS.
ブルー系のデザインがなかなか良い.
今しか買えないお祭り商品(の罠)

ジャパングランドネ2025 北海道1200km納沙布岬 記念ジャージ

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