2024/6/6 Thu
次なる目標へ
めちゃめちゃ楽しかった台湾ライド.
未だに当時の思い出を反芻している.
で,その台湾旅だが,出発前は個人ブログや書籍の類はほとんど確認しなかった(ゼロではない).
あまり先入観を入れたくなかったのだ.
この『歩き方』も買ったはいいものの,ほとんど読まなかった.
むしろ帰国してから様々な情報にアクセスするようになった.
実体験後の方があれこれと思い出されて感慨深い.
旅の中での疑問に解答が得られたモノもある.
最も腑に落ちたのはコンビニで買い物する度,店員が「レシートはどうする?」としつこく聞いてきた理由.
台湾ではレシートがそのまま宝くじになっていたのだ.
これは知らんかったなぁ.
もしも,ちゃんと残していて,番号(?)を確認してたら,今頃は...(当たらないのが宝くじ)
そして,なんつっても場所やね.
一番後悔しているのが,台中の自行車道「日月譚」に寄らなかったこと.
世界で最も美しいサイクリングコース「日月潭」で台湾エコツーリズムを体感
全く念頭になかった.
ここは走りたかったなぁ(写真判断).
こういうのがリピートへの布石になるんやろね.
てなわけで,様々なネタに触れているうちにひっかかったのが「台湾一周」の証明に関して.
世間には「台湾一周」と「四国一周」をダブル達成すると,無料でもらえるレアなジャージが存在する.
限定に弱いKazchari.これは欲しい.
金と時間と手間がかかる方を先にクリアできたので,次は四国!
もろもろの事情で今年は行けそうにないので,とりあえず来年のお楽しみにとっておく.
でだ.
台湾一周したことの証明だが,上記サイトによると,
「台湾を一周したことが証明できるGPS付きサイクルコンピューターのデータ(25MB以下の.tcx、.fitまたは.gpx)または台湾の自行車新文化基金會等による完走証の画像を送付してください。」
とある.
Germinでログを取ってSTRAVAにアップしてたし,台北ゴール時にMathewBikeさんから「環島証明書」はもらっている(これが“等”に含まれているかはともかく).
ようするに,現状で既に条件は満たしてはいるのだが,気になるのは「自行車新文化基金會」なる団体.
どうやら台湾で最も権威がある自転車団体のようだ.
証明書のサンプルもやたらに立派.
ここのお墨付きなら誰も文句は言うまい(言う人いる?).
元は中国語だが,クリック一つで日本語に.
申請方法が事細かく書いてある.
いくつかポイントはあるが,やはり「終了日から1ヶ月内に申請して」が重要.
あわてて4月中に申し込んでみる.
まずは,認定事業「環台認證 Cycling around Taiwan」に登録して登録番号をget.
申請フォームにアクセスして各項目を埋めていく.
そして走行日のSTRAVAのアドレスを送った.
今回なら13日分である.
まずここで資格者かどうかの確認が行われるようだ.
よく考えれば,そもそも「一周」の定義があいまい.
生真面目に国道をたどっていくと,割と内陸を走ることになる.
また列車輪行の扱いも.
そして最南端到達.ここを目指すと相当な距離と時間が必要となる.
ほどなくメール返信あり.
結論から言えば,Kazchariの旅は「一周」認定された.
やばかったのは,花蓮⇒宜蘭の列車移動.
どうやら列車規定とやらがあるそうで,
本来なら宜蘭の手前の「蘇澳新駅」で降りないとダメだったらしい.
全く意識していなかった.
曰く,指定の駅を乗り越したことで走行距離が20km足りないとのこと.
「うわ,マジか!」と思ったが,その後に高雄と花蓮での休息日にて,十分な距離をライドしていることがわかったので「(列車規定は)クリアということにしてあげましょう」という文章が続く.なんのこっちゃ.
次に証明書に貼る写真を送れとの指示.
色々悩んだ末,こいつにした.
子供たちはマスクしてるし視線がカメラに向いてない?
こまけーことはいいんだよ.
少なくとも“ありきたり”ではない.
そして,なぜかもう一度走行データを送れとの指示.
うん?2回目?
違う.今度はSTRAVAから抽出したGPXファイルが必要らしい.
このデータを元に証明書の地図にルートを描きこむようだ.
で,そのGPXをクラウドリンクにアップロード.
以上で申請手続きは終了.
結構面倒だ.
次に請求書が届く.
登録料:100元
ハードカバー証明書:750元
送料:280元
合計:1130元(約¥5,400)
思ったより高い.まぁ,記念品やしな.
PayPal払いする.
なんだかんだで国際取引はPayPalがメジャーやな.
支払い後,2,3日で,印刷前のデータ見本(PDF)が送られてきた.
理由はわからないが,フォーム入力時,Kazchariの名前の漢字が一部どうしても誤変換される.
台湾の人名にはない漢字なのだろうか?
この誤字のままの証明書は嫌なので,何度か「訂正して」メールを出した.
ゆえに見本データを見るまで不安だったのだが,Kazchariの名前は漢字ではなくローマ字表記になっていた(なんのこっちゃ).
OKを出し,待つこと10日.封筒が届く.
想像よりも立派.
大学の卒業証書みたい.
まぁ,これでこの値段ならお得でしょう.
列車移動ルートが”点々”なのが寂しいけど.
『環島(台湾一周)する方必見』花蓮〜宜蘭間自転車走行は本当に危険なのか?
まぁいずれにしても,色々綱渡り的な過程を経て手に入れた台湾一周証明書.
情報収集っつーかタイミングが大事やね.
求めたから,与えられたかも.