2020/6/15 Mon
実はおっさん向けソング
言わずと知れた神曲.ゴダイゴの歌う劇場版『銀河鉄道999』の主題歌である.
Kazchariはどストライク世代.
アニメも観たし,曲も数えきれないぐらい聴いた.
それに,旅先での長距離バスや列車の中でも,一人ボソボソ歌ったなぁ...
曲も良いが,なんと言っても歌詞が素晴らしい.
特に2番!
もう聴くたび,歌うたびに泣ける.
著作権上,歌詞をどこまで書いていいのかわからないので一部掲載.
そう,ここ!
♪そうさキ~ミはぁ気づいてしまぁったぁ~ 安らぎよりも素晴らしいぃものぉにぃ~
の部分.
元,いや心はいつでもどこでも旅人の,Kazchariの胸に突き刺さるのだ.
あ~旅に出たい.
ゴダイゴのメンバーは外国人がいたり,ボーカルのタケカワユキヒデが外語大出身だったりするためか,通常の日本語版に加え英語版だけのCDも発売されている.
Kazchariも所有.今ではAmazon prime musicでも聴ける.
GODIEGO GREAT BEST 2 HQCD, 限定版
ある日,チャリの洗車をしながら聴いていると,「あれ? これって日本語の歌詞と意味が全然違うくね?」と気付いた.
https://www.youtube.com/watch?v=MD5gHh9_W5I
もうひとつの有名曲「ガンダーラ」なんかは,日本語と英語でそれほど変わらないが,この曲は意味合いが全然違う.
英語歌詞原文の掲載はまずいと思うので,Kazchariが適当に訳したのが以下.
ついに終わりかと思ったさ
でもこの長い旅はまだ終わってなかった
探検すべき場所はまだたくさんある
誰も知らない宇宙のどこかで
輝く星の海で
別の星が呼んでいる
探し続けろと
夢みる限り
若いころの情熱は燃えつづける
焦がれる限り
キミは人生に退屈しない
銀河鉄道999はキミを旅に連れてくよ
終わりのない旅へ
星への旅へ
だいたいこんな感じ.
なんと,いきなり旅が終わっとるがな.
日本語版は出発前の心境.英語版は到着してからの感慨.
日々の生活に疲れている(元パッカー)おっさん向けソングに変わっている.
こりゃ,ささるわ~
自由人だった頃は,毎日会社に行き,定期的な収入があり,家族がいて,娯楽情報をチェックするという平凡な生活に憧れた.
いざ,その生活を手に入れると今度は逆に何をしても自由,気の向くまま必要最低限の旅生活,すなわち食べる,寝る,観るに徹することができた時代に焦がれる.
人とは贅沢な生き物だ.
Kazchariは現在そこそこの社会的地位もあり,日々の楽しみにも事欠かない.控えめに言って幸福.
しかし,何者でもなかったあの頃へのあこがれは未だにある.
ちなみに,ささきいさおの歌うTVアニメ版もOP,EDともに素晴らしい.