『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』がとうとう始まった!

2022/3/10 Thu

今回も安定の異例づくし.

https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/より

みんな大好きスーパー戦隊シリーズ第46作目暴太郎戦隊ドンブラザーズが始まった.
しかしまぁ,毎年毎年あれやこれやと趣向を凝らしてくるもんだ.
財団Bの企画室,楽しいやろうなぁ...(いや,たぶんすごいプレッシャー

それはともかく,今回の『ドンブリーズ』...ではなくて『ドンフレグランス』...ではなくて『ドンブラザーズ』,早くもカオス.

まず,第一話で主役側の5人が揃わない.
登場はレッド(モモタロウ),イエロー(オニ),ピンク(キジ)の3人のみ.
残り2人は人間体すらない.

モノローグありのイエロー(オニ)が主役っぽい展開.
しかもJK漫画家(盗作疑惑)で,彼氏ありで,性格に難あり.
そしてまさかの強制変身で,男に足蹴にされる.なんじゃそりゃ.

世界観の説明を全くしない.
メガネをかけると真実が見える,名画『ゼイリブ』のオマージュか?
まさか子供番組に社会風刺ネタを取り込んでくるとは思えないが...オレたちの”俊樹”ならやりかねん.

ゼイリブ 4Kレストア版 ULTRA HD [Blu-ray]

敵?もしくはライバルの脳人(ノート)の変身体がライダー...というよりウルトラマン.
こちらも一応「鬼狩り」をしているので,主人公たちと敵は共通?
『ルパパト』のような構成?

一方,その鬼たちは過去戦隊オマージュ.
今回は「騎士竜鬼」.言うまでもなくリュウソウジャーのデザイン要素が組み込まれている.
脳人が倒すと消滅.
ドンブラが倒すとギア化 ⇒ 黒カイトが集めている?

さて肝心のレッドも怪しいっつーかヤバイ.
神輿+踊り子は毎回登場?
ゴーカイチェンジ...ではなくアバターチェンジして白ゼンカイザーになる.
そこは「リュウソウジャー」とちゃうんや.
とりあえずレジェンド路線継続か.

ピンク...はよくわからんが,さすがにあのプロポーションで戦闘には無理がある.
CGとバストアップの繰り返しでごまかしている感.
そのうちしれっと人間体型に戻すのでは?
次回登場のブラック(SD犬)はどうする?

ロボの戦闘空間が『電光超人グリッドマン(特撮版)』風.
脳人の世界?

レッドの鳥モチーフバイクが「せっちゃん」っぽい.
ジュランは声なし?

そして怪しさ満点のカイト.
白ゼンカイザーはギア化してるし,なぜ黒?

つーことで,超ハイテンポで謎バラマキ過ぎの第一話でした.

ちなみにうちのアホ息子(9歳)の感想は「ワケわからん」.

春からJKの娘,アラフィフのヨメさんも「ワケわからん」.

そしてKazchariは...「商業的に大丈夫だろうか?」

おひろめ配信時に,確か最年長で元銀行マンのピンク俳優さんが「僕たちのせいで戦隊の歴史にピリオドが打たれるかも...」と言っていたのが気になる.
あれ,冗談ではなかったりして.

とりあえず次回も楽しみ.

公式Youtubeで配信中.便利な時代だ.

https://www.youtube.com/watch?v=OPUeGyqI330

『JUNK HEAD』を観た~情熱があれば

2022/2/25 Fri

究極のブンドド.

男の子のソフビ怪獣によるごっこ遊び.

女の子のシルバニアファミリーによるごっこ遊び.

そして...大きなお友だちによるブンドド遊び.

ロボやライダーのフィギュアだらけのKazchari部屋.
普段はディスプレイケースに飾ったままのことが多い.
たまーに取り出して“ブンドド”...ではなく,ポーズや武装を変えて再陳列する.

iPhone11 Pro / 2022年1月20日撮影

間違っても,こいつらを使って「映画」を撮ろうとは思わない.

世の中にはいわゆる「ストップモーション・アニメ」という映画ジャンルが存在する.
少しずつポーズを変えて,1秒あたり約24コマ撮るという.

その最も有名かつ成功した映画は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』だろう.

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]

この作品はストーリーも面白く音楽も素晴らしい.
セルアニメやCGにない独特の動きもクセになる.
ただし,セット,人形作り,撮影に恐ろしく時間がかかるのは想像通り.

そんなストップモーション・アニメで,最近話題になったのが『PUI PUI モルカー』...ではなくて,これ.

JUNK HEAD(字幕版)

Amazon Prime Videoで配信中の『JUNK HEAD』である.
以下,あらすじを引用.

環境破壊が止まらず、もはや地上は住めないほど汚染された。人類は地下開発を目指し、その労働力として人工生命体マリガンを創造する。ところが、自我に目覚めたマリガンが人類に反乱、地下を乗っ取ってしまう。それから1600年──遺伝子操作により永遠と言える命を得た人類は、その代償として生殖能力を失った。そんな人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。絶滅の危機に瀕した人類は、独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に、生徒が激減したダンス講師の“主人公”が名乗りを上げる。地下へと潜入し、〈死〉と隣り合わせになることで命を実感した主人公は、マリガンたちと協力して人類再生の道を探る。今、広大な地下世界の迷宮で、クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる!(C) 2021 MAGNET/YAMIKEN

製作期間はなんと7年.
クレジットを見ると,監督,撮影,脚本,パペット製作などのスタッフ名のほとんどが「堀貴秀」で埋め尽くされている.そう,ほぼ一人で製作しているのだ.なんという情熱.
まるで『鷹の爪団』

さて,本編の感想(ネタバレ)

これがもしマンガやアニメだったら...その“ルック”からして,よくあるディストピア物.
弐瓶勉の世界観に似ている.
下層に降りていく展開には『メイド・イン・アビス』感もある.

しかし,ストップモーション・アニメにしたことで,独特の世界観がかもしだされている.そして,何よりも宣伝で言うところの,作者の「熱意と狂気」(ホメ言葉)がヒシヒシと伝わってくる.
ようするに好きです.

全体にかなりグロい.
“キモカワ”という言葉もあるが,そういうのではなく単にキモイ.

特に敵のクリーチャー群.
『バイオハザード』...いや『サイレント・ヒル』
その昔,ギーガーの『エイリアン』のデザイン,特に幼体が“モロ”と評されたのがかわいいほどの”モロ”.
モザイクかけての排泄シーンもあり,生理的嫌悪感を覚える...人によるかな.
たぶん,うちの娘とか,見た瞬間に停止ボタン押しそう.息子は爆笑するかも.

人間(態)側のキャラは,地下生活が長い人の特徴を出すためか,ATパイロットのようなゴーグルを装着している者が多数.

主人公は将来の我々たる(一応)人類.
なんとか生き残って地上で暮らしているが,生命そのものは永遠でも,身体は腐ちてしまうのか,機械化が進んでいる.
仕事はヴァーチャル空間でのダンス教師だが,もはや身体的接触は危険とされているのか,非効率とされているのか,可能な限り”ふれあい”を廃した世界に生きている.

なぜか冒険がしたくなった主人公は,地下調査員に立候補する.
永遠の命に飽きたのだろうか?

彼を中心に話は進んでいくが,どうにも感情移入がしにくい.
もちろん,今の現代人とは思考・行動パターンが違ってて当然なのだが,作劇中,記憶をなくしたり,言葉をなくしたり,外見が変わったりで統一性がなく,あまり魅力を感じないのだ.
キービジュアルの「白いロボ」で通せば良かったと思う.

一方,サブ主人公たる3バカトリオはキャラが立っている.
最後は“シーザーァァ!”してしまうけど.わかりやすい死亡フラグやったな.

異世界感を出すために架空の言語も作っている.
字幕付きだが,これはなくてもよかったかな.
その方がこの世界に浸れそう.
そう考えると,一切字幕なしにした『クウガ』グロンギ語はすごかったなぁ.

さてさて,肝心のストーリーだが...これが残念ながらイマイチ.

「化け物に襲われる ⇒ 逃げる ⇒ 落ちる ⇒ 壊れる ⇒ 修理される ⇒ 化け物に襲われる」のワンパターン.

そして,尻切れトンボで突然終了.
あれ? 生命の木は?

ただ,少し調べてみると,何やら3部作構想らしく,続編で真相が明らかになるそう.
少し前まで,製作資金稼ぎのクラウドファンディングも行われていた.

「Junk Head 1」の続編「 Junk Head 2」制作支援のお願い。

今では終了しているが,220万円ぽっちで大丈夫なのだろうか?
Amazom Prime Video配信後だったら,もっと集まりそうな...(Kazchariも支援したい)

作者がTwitterでやらかしたらしいけど,これも資金が集まらなかった原因?

女性の観客を「奇女・珍女」扱い SF映画『JUNK HEAD』監督がツイートも謝罪「差別はしてないけど区別してた」

エンディングでは製作・撮影風景が流される.
ジャンクパーツで作られたセットや小物に,見知ったパーツはないか探してしまう.
S.F.3.D,ホルニッセ裏面のゴッドマーズ頭部のように(わからん).

こうした巨大ジオラマだと,YouTubeのガンプラ動画にもスゴイのあるなぁ.

自分のフィギュアでコマ撮りアニメなんて作る情熱は持ち合わせていないが,別の方法でトライする気は満々.

うちの職場の専門学校はもうじき卒業式.

卒業生に対し,在校生や教員からメッセージビデオを送る伝統がある.
ありきたりな言葉で寒~い空気が流れるのも面白くないので,Kazchariは自分の子供らと一緒に,毎回ピタゴラスイッチの「こんなことできません」風動画を作ることにしている.

【ピタゴラスイッチ】こんなことできませんの簡単なやり方・撮影のコツを紹介!

いや,違うな.
Kazchari家は出演するだけ.
撮影・編集は在校生の役割.

できた動画は,家族の思い出.
ヒドいセンコー(死語)だ.

話がそれましたが,『JUNK HEAD』ワールドの狂気にはまりたい人,オススメです.

『THE MATRIX』~新作公開前に私的リバイバル

2021/12/17 Fri

全てはここから.

いよいよ公開されるシリーズ最新作『マトリックス・レザレクションズ』

マトリックスレザレクションズ 公式サイト

『007』同様,事前のネタバレを完全に封印し,今日からの公開に備える.
ゆえに順当に続編なのか,はたまた無印のリメイクなのか,(無印と比較すると)評判のあまりよろしくない『RELOADED』以降の作り直しなのか...全くわからない.

そして『マトリックス』3部作の私的リバイバル上映をスタート.
幸い,Amazon Prime Videoで全作サブスク配信中.

マトリックス(字幕版)

ちなみに,数年前に海外通販で安く購入した“新品未開封の”Blu-rayディスクも持ってたりする.
こういう人,わりと多いのでは?

もちろん無印は1999年の公開時に劇場でも観た.
かの有名な「360°グルグル回りながらののけぞり弾除け」はCMでもガンガン流れていたので,それほど新鮮味はなかったが,仮想現実そのもの設定が魅力的だった.

目の前にあるモノは現実ではない(かもしれない).
全ては脳内に流れる電気信号が思わせている.
感情ですら神経伝達物質の増減で操作可能.
ちょうど,医療系専門学校で脳科学について学びはじめたKazchariには実に刺さる内容だった.

公開後20年以上経って改めて鑑賞すると...やはり色褪せない魅力がある.
真っ黒ディスプレイに上から降ってくる緑色のアルファベット,数字,そして反転カタカナ.
誰もがイメージするマトリックスのビジュアル.
そうそう,昔のディスプレイってこのブラックとグリーンやったよなぁ...

もちろん今の基準だと,
ワイヤーアクションもっさり.
スローモーション過多.
CG不自然.
と,思ってしまうが,これは我々の目が肥えてしまったせい.
マトリックスでのこの表現が全ての元祖なのだ.
日本がアニメーションで表現してきたことを,アイデアと独創性あふれる極限の撮影技術で実現.
後に『ANIMATRIX』が造られるのがご愛嬌.

マトリックスで死ねば本体も死ぬ.
「心と身体はつながっているから」というセリフで納得させようとするが,今思うに,これって「スタンド」と本体の関係に似ている.

”目覚めた人たち”は,マトリックスにいる時も,ここがマトリックスであると認識している.
ゆえに訓練(もしくはインストール)すれば,なんでもありのアクションを展開できるわけだが,能力の個人差があるのはどういうわけだ?
ネオが救世主扱いされた所以は「一度死んで生き返った」「エージェントに勝った」「空を飛んだ」という,他の”目覚めた人”にできないことを平然とやってのける点だと思うが,これってネオの「イマジネーション力がズバ抜けていたから」で解釈して良いのだろうか.そこにシビれるッ,あこがれるゥ!

ネブカドネザルの船内が汚い.
ムシムシしている.
臭そう.
この辺はスターウォーズ(ミレニアム・ファルコン)っぽい.
特にネオ他,乗組員のシャツが汗じみてるのが良かったな.
生命体が自らの分泌物で汚れている感.
面白いのは黒バック+グリーンフォントのモニターを観て,何が起きているかわかってしまう乗組員.不思議.

つーことで,無印を久々に鑑賞.
もう,これで終了しても何の問題もないどころか,むしろ続編作らなくても良かったのでは?,と後から思うくらいよくできている.

続いて『RELOADED』
こっちはもうエージェント・スミスが無敵過ぎて「結局何やっても倒せないんでしょ」と冷めた目線になってしまった.

ラスト近くで,ネオが素手でセンチネルを止める.
「おおっ,ついに虚構と現実の狭間を越えたか!」と興奮したが,『REVOLUTIONS』で「実は境目に取り残されただけでした(テヘベロ)」とわかり,心底がっくりきた.

そして,中身がスミスのベインに襲われ,ネオが目を潰されてしまう.
フォース...じゃなかった心眼を使ってなんとかマシーン・シティにたどり着き,巨大なウニ...いや大怪球じゃなかったマトリックスのメインフレームと対峙.
ネオは「自分と同じシステムイレギュラーであるスミスを駆逐すれば,ザイオンを助ける」という約束を取り付け,ドラゴンボール実写版的なタイマン勝負でスミスを倒したというか,オラクルの戦略勝ち.

初見時は「えーっ!ネオ死んでもうたやん.なんやバッドエンドかー!」という感想だった.
冷静に考えると,そもそもが本編に散見されるキリスト教用語やモチーフ.
最後は盲目の殉教者が磔ポーズで召されていく...のは当然の流れ.

今思うと,マトリックスって体内免疫システムの話でもある.
ウイルス,自己免疫,抗体,増殖,ホメオスターシス...
まぁ,元々コンピュータやロボットそのものがヒトの代用品やし.

それにしても当時は革新的だった撮影技術.
まさか20年経つと,たかだか5万円程度の小さなカメラで誰もが撮影可能になるとは驚き.
とは言え「できる」のと「やる」の間には深い溝がある.

Insta360 ONE X2 アクションカメラ 防水機能 国内正規品

Insta360 目に見えない 自撮り棒 三脚 折り畳み バレットタイムバンドル

この私的リバイバルのために,当時買ったパンフレットを引っ張り出してきた.
このパンフの出来,特に無印が...ひどい.
確かに情報量は半端ない.
ただし,デザインセンス,レイアウトめちゃくちゃ・
本編のスタイリッシュさからほど遠い.

最大の欠点は...フォントの小ささ.
ほとんどのページが,Wordでいうところの8pt程度の大きさしかない.
読むためにはシニアグラス必須.
さらには,黒バックに灰色フォントで全面文字という,狂気のページすらある.
そこはせめて,グリーンの縦書きフォントでは?

見開きヴィジュアルでごまかすイマドキのパンフレットより有用かもしれんけどな.

つーことで,下準備万端.
さぁ『レザレクションズ』観に行くか!

(数時間後,帰宅)

まさかの『コードギアス』だったとは...(to Be continued)

夕焼け小焼けライド

2021/4/10 Sat

短い時間なれど.

iPhone11 Pro

土曜日なれど,めずらしく午前中から15時まで仕事.
シーズンですね.
いよいよ令和3年度の開始ってヤツですわ.

最近は日が暮れるのが遅くなったので,この時間に帰宅後でもライド可能.
つーことで週末恒例の図書館返却と借り出し+α.
忠別川サイクリングロードの走行調査に向かう.
雪,融けてるかな?

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

はい.すっかりこんな感じ.
これで遠出の際の時間がかなり短縮.

この季節の気温だと長袖&ビブがちょうど良い.
春のクリアランスセールがぽつぽつと.

dhb Aeron Roubaix 長袖ジャージ

dhb Classic FLT Roubaix ビブタイツ

それぞれ50%Off.
海外通販のWiggleChain Reaction Cycles(CRC)って系列会社(?)のはずやのに,最近は品ぞろえと値段が違うようになってきた気がする.なんで?
KazchariはCRCの方が好きやな.

さて,さらに駅方面に進む.
雪に埋もれていたオブジェが顔を出す.

iPhone11 Pro

駅前を過ぎて対岸に渡る.
久々にGEOに寄って,コミックをレンタルすることにした.

先日,アニメ第二期が終了した『Dr.STONE』の続きが気になったので.
そやな,ここまで石化現象の原因追究はほとんどしてなかったからな.
過去に戻れるわけではないので,落としどころが難しい漫画やな...って,もしかして最後の発明はタイムマシン?理論上は未来にしか行けないけど).

Dr.STONE STONE WARS

帰りは再び河川敷へ.

iPhone11 Pro

いい感じで陽が落ちる.

帰宅すると,Amazonから届けモノ.

OLYMPUS TG-5

そばで腕組みしているのはゴーカイなレッドさん.
『超人』(キン肉マン)に続く学研のパロディ図鑑である.
各戦隊の分類方法に感心した.
中身の解説文も面白い.何より愛がある.

ちなみに,Amaに☆1つの「キャストの顔が載ってないからこの本はダメだ」という意味不明のレビューがあって驚いた.
それやったら「〇〇大百科」の類と一緒やん.そっち買え.

スーパー戦隊 (学研の図鑑)

明日はさらに気温が上がり,天気も良いらしい.
Domane出撃やね.

予想最高気温は12℃.
さすがに半パンはまだ早いか.

びえい~べべつ川堤防グラベルライド

2021/4/4 Sun

グラベル三昧.

OLYMPUS TG-5

Mostly Cloudy, 7°C, Feels like 7°C, Humidity 74%, Wind 2m/s from W

まずは昨日の出来事.
『風都探偵』の映像化についてブログに書いた.
その後,ニュースを見るとアニメ化決定とのこと.
これは楽しみ.

さらに,なんと『シン・仮面ライダー』の制作発表も!
2023年公開予定ということは...2025年くらいかな,完成は(^^;
アンノ監督の「人類シン化計画」はどこまで突き進むのか...

何より死ぬまでに『シン・ナウシカ』は観たいぞ(ハヤオからは許可済みだったはず).
それと『仮面ライダーBLACK SUN』な...最近炎上中の,旧中の人は出演させてもらえるのだろうか?

夜は『ハウルの動く城』を観た.
確か公開時に映画館で観たような観なかったような...というぐらいジブリの中でも印象の薄い一本.
金ロー放送前には,たいてい岡田斗司夫のUG動画がアップされるので事前予習.

なるほどね.
この映画のわかりにくさの原因は主に2つ.

1)徹底してソフィー目線で物語が進むから
2)本編の前後に何が起こったのかの説明が全くないから

以上を考慮しつつ鑑賞.

結果...やっぱりイマイチ.
似たような構成のスターウォーズのEp4はあんなに面白いのになぁ.
ただ,中二病の娘は「ハウルがイケメンだから全ておK」らしい.あらそ.

ヲタクな前置きはともかく今日のライドである.
昨日に引き続き曇天.
降水確率20%.

昨夜の雨で路面状況がよろしくないのではと予測し,ファットくんによるグラベルライドとする.
前から確かめたかったのが,堤防のグラベルをつないでどこまで行けるのか.
これまでは時間の関係で,途中で幹線道路に降りることが多かった.

で,いつもの西御料経由でびえい川河川敷へ向かって出発.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

なるべく舗装路を避ける.
そやけど,なぜこれほどグラベル(ダート)に惹かれるのだろう?
濡れるし,ドロドロになるし,滑るし,ペダル重いし.
自分でも不思議.
モンキー125でも走りたいものだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

しかしまぁ,地味な画が続く.
空も暗いし茶色の世界.
こういう風景の中を走っていると「イギリスの田舎ってこんな感じやろなぁ」といつも同じ思考が浮かんでくる.なぜ?

OLYMPUS TG-5

千代ヶ丘を過ぎたあたりからは未知の道.
いや,左岸が行き止まりなのは知っている.
今回は右岸を攻める.
しばらくすると,舗装路になりでっかく「R6」のペイント.
もしかして,今走ってきた道も含めて,全舗装計画があるということか!
美瑛-旭川間のサイクリングロードなのか!?(妄想)
まぁ,それはそれで悪くはないがグラベルがなくなってしまうのは悲しい.
今のうちに走っておこう.

OLYMPUS TG-5

しばらく進むとR237にぶつかった.
ここで堤防グラベルは終了?
いや,橋を渡ると続きがありました.

OLYMPUS TG-5

ただしここからは,砂利も敷かれておらず,軽トラのものと思われる轍がわずかに残る道.
ところどころ雪も残る.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ゴミ焼却場の裏手でついに行き止まり.
「ここまでか」と思いきや,そばに河川敷に降りる階段があり,さらに先に進めるようだ.
まるでRPGのよう...

OLYMPUS TG-5

宇莫別へと向かう道路に出た.
まだ川沿いロードは続くようだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

焼き畑後?
これまた不思議な雰囲気の道.
そして...

OLYMPUS TG-5

ようやく川沿いロード終了.
ここから先は山に続く道.
とりあえず今日の散策は終了.
もう少ししたら桜のシーズン.
楽しみだ.

ここでUターン.
千代ヶ丘のセイコマで昼食かな.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

途中であちこち寄り道.
天気が良かったらなぁ...

往路と同じ堤防グラベルで帰宅.
さすがに泥だらけなのが気になって即洗車.

今日は走行距離の8割はグラベルやったなぁ.
ホンマ恵まれた場所に住んでるわー.

夏も冬も楽しめる.
海も山も丘も,そしてグラベルも近い.

OLYMPUS TG-5

庵野監督の実写映画『式日』を観た.

2021/3/22 Mon

永遠に交わらないけど離れない.

式日

Amazonのサイトからあらすじを引用.

アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズで社会現象を巻き起こし,実写映画『シン・ゴジラ』の大ヒットも記憶に新しい庵野秀明が,2000年に監督した名作.本映画の原作者でもある女優・藤谷文子と,日本を代表する映画監督・岩井俊二の二人を主演に据えて描いた繊細で斬新な異色ドラマ.映画監督として成功をおさめたものの,創作意欲を無くしてしまった男が,“明日は,私の誕生日なの”と言い,奇妙な儀式をする女に出会う.女は今日も翌日も同じ言葉を繰り返すが,一向に誕生日は訪れない.そんな彼女に興味を覚えた男は,彼女を被写体にビデオを回すようになるが...

と言ったお話.
『シン・エヴァ』を2回鑑賞し,そろそろ各種レビューサイトを覗くようになった.

「解釈しない,それぞれのエヴァでいいじゃないか...」という意見も散見されるが,考察することで何度でも楽しめるスルメ映画であることは間違いない.
答えの出ない問題を考え続ける,実にヒト(リリン)らしい.

そんな中,やはり興味深かったのが,岡田斗司夫のYouTube.

そして映画レビューブログで有名なこれ.

映画『式日』レビュー|庵野秀明監督のねらいと『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と合わせて観るべき理由とは

前者の解説で気になったのは「儀式」というキーワード.
第三者には全く意味がわからないが,当事者にとっては必要な手順.それが儀式.
合理的理由はない.
『シン・エヴァ』でそれが顕著なのが,裏宇宙に入ってからのゲンドウとシンジの対決.
初号機と13号機のタイマンシーンが全てセット(虚構)なのは,アディショナルインパクトのための受胎・受肉を表現する宗教儀式的な位置づけという解釈が面白かった.

後者のブログは中身を読む前に『シン・エヴァ』と庵野監督の実写映画に関連が...というサムネに惹かれて視聴に至った次第.

で,2時間経過.
岩井俊二主演というだけでなく,映画自体も岩井俊二っぽかった.
つまりアート.
ひたすら長く感じました.

※ 以下ネタバレ.

シーンごとに「〇日前,〇日目」とカウントダウン表示がある.
これが最終日に何が起こるのか,という緊張感を生む.
結局,大したことは起きないのだが.

名前のない二人.
ただし彼氏は彼女から「カントク」と呼ばれている(モロに投影).

良かった点としては,『シン・エヴァ』後に観たこと.これに尽きる.
今や聖地化しているらしい宇部新川駅周辺でのロケなのだろうか?
駅前広場が映っていないか探してしまった.
20年前とは町の様子は変化しているけど,あの開閉式アーケード(シャッター)商店街も残っているのだろうか?

彼女の線路に横たわる登場シーンから始まって,全編電車の停車場が印象的.

特に『シン・エヴァ』では何枚目かのキービジュアルポスター,第三村,親子対話シーンなど線路,電車を用いた図柄が多い.
なぜ線路が好きなのか?というカントクの問いに対し,

「自分で行き先を選ばなくてもいい」
「2本で1つ」

そして,
「永遠に交わらないけど離れない」

という彼女の答えがいい(そのままではなく意訳).
延々とヒトとヒトとのコミュニケーションをテーマにしている『エヴァ』に通じるテーマやね.

後はあれか,あちこちに散らばる“エヴァっぽい”ビジュアル.
電柱,電線,工場,配管はもちろんのこと,同じモノが延々と並ぶ構図.キューブリックばりのシンメトリカルな構図.

そして「赤」
水漏れしまくってる地下室なんて赤い傘でコア化してるし,丁寧にアダムもとい祭壇まである.
どう見てもセントラルドグマ.
そしてご丁寧に彼女がくるまる,胎内回帰専用白いバスタブまで(アスカ~!)

「長すぎる」という点はおいといて(アートなので),いまだと「メンヘラ」「ボーダー」「境界型」「かまってちゃん」などとくくられてしまうヒロインの造形.
いわゆる毒親(まさかの大竹しのぶ)による影響が示唆.

元々はヒロイン,藤谷文子(ガメラ~!)自身の私小説(?)が原作.
父親はあの沈黙のスティーブン・セガールで,両親は離婚している.

2000年だと,こうした方々への認識って,まだ世間に浸透していなかったっけ?
プライベートではなく,仕事上で何人かの“患者さん”に会ったことがある.
ここで詳しく書けないが,みなさん共通点というか雰囲気が似ている.

で,問題は,その母親との対決シーン(家族カウンセリング).
うーん,アレでええの?
TV版エヴァの最終二話を五倍くらい水で薄めた感じ.
それまでのアニメっぽい演出で幻覚・妄想を描いたり,謎の家族構成,不安を掻き立てる不気味な構図でさんざん煽ってきたのに,あの話し合いで,“とりあえず”昇華されてしまったことに拍子抜け.
特に「姉」って彼女の分裂体やんな.たぶん.

『エヴァ』では父と息子,『式日』は母と娘.
現実的には,こじれにこじれた親子関係が和解することは難しく,強いてあげるなら片方の肉体的,精神的,社会的死によって,二度と会わないとわかってからの“和解できた(ことにしておく)”でまとまることが多いように思う.

まっ,そこは重要なテーマではないのか.
いずれにせよ,カントクのド直球な告白を経て,ヒロインは部屋のカーテンを開け,自分の本当の誕生日を見つけ,リアルを意識した時点で映画は終わる.

『式日』は『エヴァ』,特にTV版,旧劇までの庵野監督の表現方法と類似している.

自分が壊れないように「虚構」に逃げ込むもよし.
ただし「虚構」は「虚構」であり,それが必要な場合もあるため(儀式),完全否定するわけではないが,地に足を付け現実も生きていけというメッセージが,落としどころとなっている.

先ほどの映画レビューブログの方では「ヒロイン=エヴァファン」という考察をあげている.
そう,我々は常に「大人になれ」と言われ続けているのに「虚構」大好きなのだ.
「虚構」こそ,リリンが生み出した文化の極みだよ.

つーことで,内容はアレですが,構図はアート.
元気な時にどうぞ.

庵野実写作品は他にも『ラブ&ポップ』『キューティハニー』があるが未見.
もう少しおいとこ.
早く『シン・ウルトラマン』公開せーへんかな.

『機界戦隊ゼンカイジャー』スタート!

2021/3/9 Tue

「45バ~ン!」と「チョッマテヨ!」

https://www.tv-asahi.co.jp/zenkaiger/より

3/7の日曜日,スーパー戦隊第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』の放送が開始された.

番組のメインターゲットギリギリであるうちのアホ息子(8)は満足した様子.
センタイギア(メダル)のデザインを見ただけで「〇〇ジャーだ!」と叫びながら観ている.
なぜか自分が生まれる前の戦隊もわかる.誰のせいだ?

さて,記念すべき第1カイ「キカイ世界はキキカイカイ!」(このセンス好きだ)の流れは...

冒頭『ゴレンジャー』『ジュウレンジャー』の世界が,空を覆う歯車のようなモノに閉じ込められた.
機械帝国パラノイ...ではなくて,トジデントの仕業だ(歯は関係ない).
様々な世界をトジルギアに閉じ込めていくのがトジデントの目的.
ノルマ(?)は残り一枚(一世界).
そのターゲットは地球だ!

「世界初」を信条とするリングピアス青年,介人はスカイツイリーからのバンジージャンプを試みるが警備員に止められ,外に出される.
そこへ異空間から機械城っぽいナニカおよびロボっぽい生命体が多数出現(この中に後の戦隊メンバーも含まれる).
介人は一連の現象に大興奮.
怖がるどころか,突如現れた怪しい生命体とトモダチになろうとする.

珍しく第一話から主題歌が聴ける.
最初から「ガツン」と来る曲ではないが悪くない.
『ルパパト』の前代未聞な凝りに凝った曲にも驚いたが,こういうオーソドックスなのがメイン年齢層直撃なのは鉄板.

さて本編.
それから一か月後,機械生命体=キカイノイドはすっかり地球(日本)の生活風景に溶け込んでいた.
労働&消費(食べ物!を含む)など,経済活動にもしっかり参加している(早や).

キカイノイドにも知的レベル,感情レベルに差,言い換えれば「個性」があり,全く話せないタイプから,積極的に人間と交流(仲良くなろう)とする者(ジュラン)など様々.

このあたり,明らかに外国人労働者もしくは移民のメタファーやな.
いい人もいれば悪い人もいる.
トレンディなテーマ.

場面は変わってトジデントの中枢部.
久々登場,壁のオブジェみたいな巨大ボスが,イラ立っている.
侵略方法でもめているようだが,トジデントの征服方法は3種類?

(1) 共存に見せかけてマイルドに侵略 ⇒ 最初はこれ
(2) ハードに武力制圧 ⇒ 第1カイの話
(3) トジルギアに閉じ込める

左側のオウム型のペットロボは,セッちゃんと因縁ありそう(できそう).
ダクトの掃除をしていたゼンカイブルーン
ボウケンオーモチーフというよりも,『トッキュウジャー』の男性メンバーで唯一ブレイクできなかった役者さんっぽい.

というわけで武力制圧に変更.

人間からしてみれば,キカイノイドは全て恐怖の対象ということで,フレンドリーなジュランも嫌われてしまう.
すっかり自信をなくすジュランだが,一方で仕方がないという諦めも表出.
単純な熱血ヒーローでない.まだ正義のココロに目覚めていない.
どうやら敵幹部の発言によると,ジュランはトジデント界での庶民(下層)階級にあたるらしく,完全に見下されている.

一方,介人の祖母,ヤツデ(八手三郎が元ネタか)の駄菓子屋がキカイノイド戦闘員に襲われていた.
店に籠城する二人.
現在行方不明の両親の口癖「全力・全開」を呟くと,セッちゃん起動.
地下にある秘密基地に二人は導かれる(サンダーバード風).

並行世界の存在を唱えていた科学者の両親は,こんなこともあろうかと,有事に対処できる装備の開発を進めていたのだぁ.

状況をあっさりと受け入れ,やる気満々の前向き主人公.
ヤツデばぁちゃんに「一緒に戦おう」と誘うが,さすがに拒否.
介人,銃型の変身アイテム,ギアトリンガーを2台持って外へ.

街で暴れる戦闘員.
子供が犠牲になりそうな瞬間を目撃するジュラン.
思わず駆け寄って子供を守る.
その行動を見ていた介人,こいつなら...とジュランを信用しギアトリンガーを渡す.

そして変身.
この前後の二人の掛け合いが面白い.
ロボではないロボ風のジュランが,さらにロボに変身するという,よくわからんビジュアル.
センタイギアを使う時の「45バ~ン!」「16バ~ン!」が息子に大うけ.

で,アクションシーンへ.
センタイギアを使って過去戦隊の「技」を借りるというのが今回のコンセプト.
『ゴーカイジャー』の様にモロに具象化するわけではない.
同じことはしないというスタッフの心意気.

旧戦隊の半透明CGが一瞬浮かび,その『技』や『能力』が憑依する表現だが,結構ハードル高そう.
子ども達,飽きへんかな.

そして巨大ロボ戦へ.
ジュランが巨大化しジュランティラノへ,
さすが第1カイ,予算が潤沢なのかロボアクションも気合入ってます.
ゼンカイザーとジュランの戦いがシンクロし,同時に敵を倒すシーンがGood.

ダンスエンディングの『セイバー』とかぶるからか,『ルパパト』同様EDはない.

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概ね満足な「第1カイ」だったが,気になる点もあり.

開始メンバーは人間(顔出し)1人+キカイノイド4人の5人編成.
別にイケメン目当てのママではないが,やはり顔出しメンバーが1名だけだと,ストーリーに幅を持たせるのは難しいのでは?
キカイノイド達のキャラをどこまで立たせられるかやな.
事前のプロフィールによると,4人ともかなりとんがったキャラっぽいが.

現状,敵がどういう組織なのかわかりにくい.
少々偏りがあるものの,ネットリテラシーの高い(大きい)お友達は問題ないかもしれんが,少なくともうちのアホ息子(8)はついていけてないようだ.

スーパー戦隊以外の並行世界の存在もほのめかされていたので,『ゴーカイ』のように他の東映ヒーローとのコラボもあるかもしれない.

セッちゃんと呼ばれる鳥型のナビゲーターロボがどことなく「バリドリーン」っぽいな.

今回,ブログに感想を書くにあたり,専門用語確認のため,Wikipediaにアクセスすると,なんとこんな記述が...

本作品ではそれぞれのスーパー戦隊の世界が閉じ込められて身動きが取れないでいるという設定のため、『非公認戦隊アキバレンジャー』のようなメタフィクションで自分たちが知らない並行世界で活躍しているということから、過去の戦隊のキャストは登場しないという.

うーん,残念.
てっきり,顔出しキャストを一人にしたのは,大御所出演料の確保と思ってた.
確かに新コロのこともあるし,初期戦隊のキャストはそこそこ高齢やしな.
仕方がない.
ただし,この事情を知らない人は,毎回裏切られた気分になって不満を投稿,そのうち路線変更...もありえるか.

いずれにせよ,大好評だった『キラメイジャー』,同じコンセプトだった『ゴーカイジャー』の面白さを超えられるか?
鳴り物入りの『セイバー』が番組内容,おもちゃの売り上げともども大爆死して頭を抱えている財団Bを救ってくれ!

とりあえず,次週のシンメトリカルドッキングが楽しみである.

『機界戦隊ゼンカイジャー』情報解禁

2020/12/23 Wed

『タイムレンジャー』が一番好きだ.

https://www.tv-asahi.co.jp/zenkaiger/#/?category=animeより引用

スーパー戦隊シリーズの2021年度放送は『機界戦隊ゼンカイジャー』
その公式情報が解禁となった.
想像以上に45作目のレジェンド戦隊

毎回毎回,その発想の斬新さに驚かされる戦隊モノ.
最近では『トッキュウ』のビジュアル,『ルパパト』の対決設定に驚いたが,『ゼンカイジャー』はさらに限界突破.

商標登録バレ時は「機界」のダブルミーイングとしてシンプルに「機械」でメカ物? はたまた「奇怪」で妖怪物? まさかの「棋界」でボードゲーム物?といった妄想がネットを沸かせていたが,まさかのメンバー構成そのものがロボだったとは...(つまり『ジャッカー』?)

『ゼンカイ』の方は「全開」「全壊」「全解」「全回」...などなど.

そして...ビジュアルが衝撃的.
ホモサピエンスが一人かつ,色分けすらなく全色網羅でドーンとセンター.
ラ,ライダー?
マスクのデザインは,ご丁寧に覗き穴付きのアカレンジャー(or仮面ライダーW)+ビッグワンのボディ(or仮面ライダーマッハ).

オリンピック戦士に見えないこともない.

https://www.tv-asahi.co.jp/zenkaiger/#/?category=animeより引用

残りのメンバーはロボ4体.

特徴としては,これまでの戦隊ロボ(一号ロボ)のデザインをオマージュしていること.
初期メンバー(?)は4色にペイントされた大獣神,ガオキング,マジキング,ダイボウケンをモチーフ.
しかも元ネタがわかるように額には作品Noまで.

間違いなく,今後仲間かフォームチェンジが増えていくと思われるが,「バリブルーン」「スカイエース」はヒト型に変形?

後はあれやな,イケメンヒーロー狙いには人間体があるかどうかも気にかかるところだろう.
もしくは新コロ対策のため(素面の)俳優減らしでロボ姿のまま?(『ゴーバス』パターン).

ホンマ,レジェンド戦隊やな.

全戦隊集結の『ゴーカイ』第一話にも驚いたが,今回はロボ?
そやけど『ゴーカイ』の映画でロボ大集結を一度やってるよなぁ.
同じ手は使わないと思うので,どうすんのやろ.

並行世界が舞台とある.
ここで往年のファンが気になるのが,オリジナルメンバーが登場するかしないのか問題.

ようするに『ディケイド』方式か『ゴーカイ』『ジオウ』方式のどっちだ?
当然,後者の方が盛り上がり,トレンド入り間違いない.

おそらく大爆死であろう『セイバー』の補填を財団Bが狙ってくる!

それにしても35周年記念作だった『ゴーカイ』は実に面白かった.
今回もお祭り作品として人気を博すか,それとも...キリがいいので最後の戦隊になったりして.

そろそろ(一度)特撮を卒業しそうな息子はともかく,真性ヲタクに進化しつつある娘とKaschariは放送開始を楽しみにしている.

ちょうど先日,感動の最終回を迎えた『ウルトラマンZ』

マニアックすぎるレジェンドネタ(セリフ,構図,小道具など)がてんこ盛りで大きいお友達も大満足.
親子どころか,下手すると曾祖父,祖父を加えた4代でも楽しめる内容だった.
戦隊も徐々にその域に突入してきた感がある.

https://www.youtube.com/watch?v=U7puULL1DUU

それにしても特撮の企画会議って楽しそうやな.

財団Bの言いなり(横やり)かもしれんが.

マジで『キラメイジャー』おもろいわ

2020/12/16 Wed

色々な意味で神回.

スーパー戦隊シリーズ 魔進戦隊キラメイジャー Blu-ray COLLECTION 1

ニチアサヒーロータイムの『魔進戦隊キラメイジャー』
このブログでも何度か取り上げているが,今年の戦隊はめちゃめちゃ面白い(前作がアレだったしぃ).

先日のエピソード35「マブシーナ放浪記」は,まさかの映画『ハング・オーバー』風スタート.

石ノ森キャラ全開ファイスのマブシーナが目を覚ますと,指令室内がボコボコに破壊されている.

モニター代わりのテレビではロボと邪面獣が戦闘中.

お兄様ことキラメイシルバーは行方不明.

後片付け中のピコ太郎に「覚えてないの?」と言われ愕然とするマブシーナ.

どうやらクリスタリア人はお茶を飲むと,前後不覚に酔っぱらう体質だったらしい.
そこから時間が遡り,なぜそのような惨状になったのかの理由が明かされていく...

ハングオーバー! [Blu-ray]

敵ザコのゴルフ邪面は関西弁で『プロゴルファー猿』風.

プロゴルファー猿

“かませ”のガルザも通常運行.
クランチュラの弱気発言も健在.

あるべきキャラがあるべき行動をするという安心・安定感.
おお,これってまるで吉本新喜劇やん.
いやぁ笑った笑った.

時間巻き戻し展開につきものの伏線回収も素晴らしい.

大きいお友達は喜ぶけど,メインターゲットの年齢層にはどうなのだろう?
うちのアホ息子(7歳)は「マブシーナがテーブルモニターを破壊するシーンが一番面白かった」と言っていたが.

大きいお友達要素と言えば,久々の顔出し幹部ヨドンナ様.
中の人の本業はレイヤーさん.
もちろん,昔と比べて露出控えめコスチューム.
しっかりアクションもこなす.
悪役をすると,子供たちから嫌われて何かと大変らしいが,ヨドンナ様は大丈夫なのだろうか.
子供たちの性癖を歪ませるかもしれん“ベロ出し”をネタにした,突然のアイス好き設定(アンク?).
今後も使っていくのか?

アイスと言えば,スーパー戦隊親善大使,マジイエローおよびビートバスターこと松本寛也さんも登場.
なぜこのキャスティング?

さて,一方の『セイバー』...
これがどうしようもなく酷い.
童話作家設定はどこいった?

仲間がピンチ⇒主人公のパワーアップアイテム完成⇒敵を撃破⇒翌週から弱体化⇒今度は仲間がパワーアップ⇒敵を撃破⇒翌週から...の無限ループ.

全編派手な戦闘シーンばかりでストーリー性皆無.
なんとなーく謎を散りばめてはいるが,結局なんだっけ?的なごちゃごちゃ感.

ヒーローショーの方がまだ脚本しっかりしてるで.

と,文句言いつつも毎年観ている特撮枠.
なぜか飽きない.

そうそう特撮と言えば,もう一つの雄『ウルトラマンZ』もやたらに面白い.
衝撃の主題歌は元より,昭和時代からの往年のファンをうならせる脚本や演出.
ケムール人って誰得?
なんと言っても人類に鹵獲されたうえ,魔改造されてしまったキングジョーが不憫で...

ウルトラマンZ DXキングジョー ストレイジカスタム

あえて不満をあげるなら,序盤でみられた丁寧語とタメ語が入り混じった通称「Z語」がもっと聞きたい.
子供たちが混乱するからとクレームでも入ったか?

ウルトラマンZ

シンクロニシティふたたび?

2020/6/24 Wed

本気で本気をやめないっ

総集編が続いたキラメイジャー
自粛要請が解除されたためか,新作の放送が再開された.
今日,たまたま3本ローラーこぎなから見ていたらそのストーリー展開にびっくり.
まさかのタイムリープものだった.

ちなみにうちの息子(7歳)は意味不明だったようだ.
ざっと内容を説明すると.

イエロー(eスポーツプロゲーマー)は,格闘ゲームでとある相手と対戦中.
イエローはなぜか得意キャラを使わずハンデ(?)のあるキャラを選択.
それでも相手をコテンパンに打ち負かしてしまう.
対戦相手は尋常ならざる怒りの表情.実は彼の引退決断試合だった.その大事な試合に手を抜かれたと思った彼はイエローの前髪を引き抜き,「呪」と書かれたビンに入れてその場を去った.

イエローが基地に戻ると,グリーンは財布をなくして右往左往.キラメイストーン(メカ)のピンクが誕生日で,ピコ太郎(司令)がケーキを持ってくる.そこへ邪面師(敵キャラ)出現のアラーム.
キラメイジャーが現場にかけつけると,顔が2つあり,それをメビウスの輪がつないでいるデザインの邪面師が登場.
めちゃめちゃ弱いが,なぜかピンクの名乗りの文言をあらかじめ知っていたりとどこか変(つまり既に数回ループ済).
キラメイジャー達の攻撃にボコられつつも,最後にイエローに抱きついた直後やられる.

その瞬間,イエローは見覚えのあるゲーム会場にタイムワープ.
目の前には対戦相手のゲーマーが怒りの表情で立っている.以降,先ほど起きた出来事の繰り返し.二度目の今日であると気づく.

と,このようにタイムリープものの王道展開.たぶん息子はこの時点でギブアップ.
さて,こうした話はそのたたみ方が難しい.
以下,ネタバレ.

敵の邪面師は頭の「リセットボタン」を押して過去に戻ることができる能力を持っていた.戦闘を繰り返すことで回を追うごとに強くなっていく.
一方,同じ日の繰り返しにイライラするイエロー.どうやらイエローは邪面師に抱きつかれた際,頭についたリセットボタンを偶然に押してしまい,タイムリープを繰り返すはめになってしまった(タイムリープ者が二人いる,という設定やな.大丈夫かこの先の展開).
邪面師とイエローだけは記憶を保持している.
なぜかレッドの“ヒラメキング”によって,本気をだしていなかった自分に気づかされたイエローは,ゲームの対戦相手に謝り,自分の得意キャラを用いて全力で戦い圧勝する.
今回は相手も納得し,気持ちよく去っていった.次は邪面師との戦い.
イエローは
「瞬殺されている限り,お前は負け試合から何も学ぶことはできない!」
「俺は俺の本気をやめないっ!」
とかなんとか熱いセリフをはなちつつ,邪面師の瞬殺をひたすら繰り返す.
ボロボロになり,邪面師がとうとう根負け.頭のスイッチを外してイエローに渡し,「もうやめた...」と去っていく(後で敵幹部から粛清).

とまぁ,よくできた話だった.繰り返すが,うちの息子には?だったよう.

本気で本気をやめない」=「どんな時でも全力をつくせ」というストレートなメッセージ.
こういうのって,大人になると「それだとしんどいよ」「もう少し楽に」に変わるかもしれないが,子供の教育番組としては正解なのだろう.

平成ライダー屈指の名作『仮面ライダークウガ』は名シーン,名言のオンパレードなのだが,特に印象に残るエピソードがある.

とあることがきっかけで,ある人物が憎くて憎くて仕方なくなってしまったヒロイン(だっけ?).「呼び出してぶん殴らないと気が済まない」と,クウガこと五代雄介(カタギリジョー)に同意を求める.

(ヒロインの気持ちに同意しながらも)
「でも,おれはこれ(拳を見せながら)を使ってすごく嫌な気持ちになった.大事なのは『間違えてる』ってことを伝えることじゃないかな?」
「こう(殴るマネ)したら,こう来るかもしれないだろ? そしたら,またこう!こう!ってならない?」

と,暴力に頼っても問題は解決しないと伝えた.
普段,暴力を使って敵(グロンギ)と戦い続けているクウガだからこそ,重み(自己矛盾含む)のあるセリフである.
なにせ暴力が嫌で仮面の下で泣きながら戦うヒーローなのだ.
クウガであることを隠しているので,ヒロインは事情を知らない.ゆえにその言葉の意味が伝わらず,

さっきから五代さんの言ってること、キレイ事ばっかりやんか!

と,納得できず反論する.それに対し五代は,

そ,そうだよ.でも,だからこそ現実にしたいじゃない!本当はキレイ事がいいんだもん! これ(拳)でしかやり取りできないなんて,悲しすぎるから!

と語る.

いやぁ,いいセリフだ.
現実はこうだから」「それはあくまで理想論」という“大人な”セリフは正しい(適切)のかもしれないが,一方で思考停止の側面もある.
次世代の人類は,キレイ事が通じる世界に生きて欲しい.
それでも,過去に比べれば人類はちょっとずつ進歩していると思うけどな.

にしても,今回のタイムリープネタには驚いた.
なぜなら,先日『ハッピー・デス・デイ』を観たばかり.
以前書いた「表札落下事件」以来のシンクロニシティ発生!
単なる偶然なのか?
それともKazchariは能力者スタンド使いか,はたまた単なる中二病か.

今,ちょっとあることを予知中
でも悪い予知なのでそれが実体化しないように願う.