2022/9/6 Tue
時代は変わった.
Kazchariがオートバイ免許を取得して「HONDA VT250F」(二代目)を購入したのは,かれこれ36年ほど前になる.
大学に入学したばかりで,何しろヒマだった.
高校三年間は陸上部(中距離)所属のガチ勢.
その反動なのか,大学では「模型研究会」というヲタク系サークル(第二次ガンプラブーム?)に所属し,放課後は新聞社でのバイトに明け暮れていた.
肝心の大学での勉強だが...ほとんど興味を持てなかった(ありがちですね).
結果,週休5日.
試験前に少しだけ勉強すれば単位はもらえた.
講義ノートも校門前の文房具屋に普通に売られていたしな.
そんな生活の中,とある先輩の「オートバイはいいぞぉ」という一言で,俄然興味が湧いた.
余談だが,この先輩は『究極超人あ~る』の鳥坂先輩にクリソツだった.
で,バイト代+親に借金して買った「VT250F」.
琵琶湖一周など乗り回してたが,半年ほどで通学中に事故って廃車.
アホやな.
問題はその時の負傷.
国道を横断しようとした自転車を避けようとして,ガードレールに激突したのだが,幸い骨折はなく,左小指の突き指と左脛の擦過傷で済んだ.
「HONDA NX125」に乗り換えたその数年後には,マンホールで滑って転倒.この時は左膝を割ってしまった(膝パッドなしのジーパンだった).
大きな事故はこの2つかな.
いや,すり抜け中にクルマのドアが突然開き,そこに突っ込んだ...ってのもあったか(無傷).
いずれにせよ,今現在もなんとか生きている.
たまたま運が良かったに過ぎないと思うけど.
そしてモンキーに乗っている.
さて,ここで言及したいのはバイク乗車時のウェア.
ヘルメット,グローブ,まぁブーツは標準装備としてジャケットが問題.
それこそオートバイに乗り始めた頃は「革ツナギ/革ジャン」or「ペラペラのジャケット」の2択ぐらいしかなかった.
前者はまだ良い.
少なくとも擦過傷は避けられる.
後者はコケたらボロボロに破れて皮膚も防御できない.
それにプロテクタの類も備わっていないため,骨折のリスクも相当高い.
そこで,30歳になるかならないかの頃に買ったのがこいつ.
”俺たちのKomine”ブランド「MOTOFANGO」の3シーズンジャケットである.
さすがに20年以上前の一品である.色褪せてるし,何よりデザインが...ダサ...いや古臭い.
機能的には全く問題ないし,使える間は使うつもり.
ちなみに昨年買った同じKomineのメッシュジャケットはこれ.
コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュパーカ-テン Navy Marble M JK-114 1096 春夏秋向け プロテクター CE規格レベル2 メッシュ素材
”俺たちのKomine”とは思えない良いデザイン.
それはともかく最大の違いはプロテクターの充実度.
前者は肘パッドしかついていない.
メッシュの方は肘だけではなく,胸部および背部にもプロテクタ付き!
実際,ライダーの事故時の死因として,その50%以上が胸腹部の損傷らしい.
バイク事故 死因の53.5%は胸腹部……命を守る「胸部プロテクター」の選び方
安全への意識・配慮がものすごく高まっている.
その昔は,こんなことは一切言われてなかったのにな.
つーことで,プロテクターなしの古いジャケットをアップデートすべく,以下の商品を購入した.
コミネ(KOMINE) バイク用 スプリームボディプロテクター M SK-688 866
まるでマーベル・ヒーロー.
先日のAmazonセールにて¥3,872で購入.
胸囲90cmのKazchariでサイズはMを選択.
早速,Tシャツの上に着用.
窮屈さは感じない.
もちろんこの下に,セーターなどを着こむ余裕もある.
ちなみに着脱は...
脇のベルトをスライドさせて外し,上からかぶる感じ.
頻繁に行うと基部が摩耗しそう.
この上からジャケットを着てみる.
まぁ,やっぱり下に何かを付けているのはわかるわな.
窮屈さはないけど.
プロテクターなしだと...
こんな風.
ご覧のように外見の変化はそれほどない.
まだこの装備を付けたまま走りに行ったことはないが,特に問題なさそう.
もちろん,パンツにも”ちゃんとした”膝パッドを入れてます.
コミネ(KOMINE) バイク用 膝プロテクター マトリックスEK SK-644 570 プロテクター CE規格
北海道の夏は短い.
既にメッシュジャケットでは寒さを感じる.
高地では紅葉シーズンがそろそろ始まる.
今回購入したプロテクターのおかげで,年季の入ったジャケットの寿命が伸びた.
これからも安全に,かつ長くオートバイ・ライフを楽しんでいきたい.