2023/9/15 Fri
知能指数は1300!
Kazchariは医療系専門学校の教員をしている.
ゆえに疾患に関する講義を担当することもある.
座学にて,文字や写真だけで説明したとしても,学生もイメージをつかみにくいだろう.ゆえに,疾患をテーマにしたアニメや映画,ドラマを通じての視聴を薦めることが多い.
先日,脊髄小脳変性症(Spinocerebellar degeneration:SCD)について話す機会があった.
SCDをテーマにした有名なドラマがある.
それは2005年に地上波で放送された『1リットルの涙』である.
放送後しばらくは「観たことがある」「内容は知っている」という声が多かったように記憶している.
最近は,さすがに「知らない」という学生が増えてきたので,配信しているサイトを紹介できるかどうか調べてみた.
結果,どこも取り扱っていなかった.
理由は(おそらく)主演女優の不祥事であろう.
とは言え,DVD-BOXは販売されているし,GEOやTSUTAYAでのレンタルは可能なのはまだ幸いと言える.
少し調べてみると視聴困難なドラマはけっこうある.
実は放送禁止?大人の事情で再放送できないと噂されているドラマ14選! 理由や視聴方法も解説
いずれにせよ,お手軽な配信での視聴に比べると,今やレンタルうんぬんは少々ハードルが高くなってしまったのは確か.
ただし...まだ視聴可能なだけマシなのだ.
例のウルトラセブン第12話なんて,新しい仕様のDVD/Blu-ray BOXが発売される度に「また未収録か!」と失望と怒りの声が渦巻くしな.
放送困難な理由は数あれど,出演者の不祥事で作品そのものをお蔵入りにするかどうかは,以前から賛否両論ある.
放送すべき派の論理としては,いわゆる「作品には罪はない」というヤツやな.
Kazchariはどちらかと言えばこっち派.
確かに被害者の心情を考えるなら,知らず知らずに目に入ってしまうかもしれないTVでの再放送はまずいかもしれんが,対価を払ってわざわざ観る場合には解禁して良いのではと思う.
今一番ホットな某J事務所所属タレントの出演ドラマも,下手すると今後は再放送や配信が停止になる? 何だかそこまで行きそうなな叩かれ具合.
パソコンやスマホの普及により,エンタメを楽しむことが極めて個人的な行為になった.
家族,友達と同じモノを見て,感想を語り合う機会は減った.
流行歌? 何それ? で,紅白の選曲で荒れる.
”ヨコ”のつながりはすっかり怪しくなった.
では”タテ”はどうだろうか.
諸事情で視聴困難化,つまり過去からの文化遺産の継承まで断ち切ってしまうことにならないか?
昔からの知り合いにビデオマニアがいた.
そいつはテレビで放送された映画やドキュメント,エンタメ番組まで自分が気に入ったモノは何でもかんでもビデオ録画/保存していた.
6畳ほどの部屋を一つつぶして,VHSテープを数万本レベルで保管していたが,ある日,すべてを処分したとのこと.
その理由は「自分が撮りだめていた映像のほとんどは,サブスクやYouTubeで公開されるようになったから」だそうな.
それはそうかもしれないが,処分したテープには,もう2度と見れないお宝映像が混じっていたかもしれんな.
それはそれで諦める.
それぞれの心の中で(美化しつつ)再生し,後世に伝えましょう.
NHKの名作人形劇『プリンプリン物語』はオリジナルテープが紛失,一般人を対象に放送を録画したビデオテープの提供を願い出ていた.
アクタ共和国国歌の脳内再生が止まらないッ!
連続人形劇 プリンプリン物語 アクタ共和国総集編 前編 新価格版 [DVD]
話を元に戻すが,医療系なかでもリハビリテーションがらみで一番薦めたい映画はやはりこれ.
ガタカ [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
色褪せぬ名作.
学生らと一緒に年に一度は鑑賞する.