『激走戦隊カーレンジャー』で考えさせられた

2024/2/21 Wed

豊かさの基準

いやぁ,みなさん御覧になりましたか?
いよいよ佳境を迎えた『王様戦隊キングオージャー』の第49話.

正に“おくちアングリル”
ブラックコンドルのアレ同様,間違いなく伝説に残る回.

「これホンマに日曜の朝9時半からテレビでやっていいのか?」「劇場版を週一でやってどうする?」「何回目の最終回だ?」っつーくらい,驚愕のクオリティ.

映像もそうだが,ストーリーも秀逸.
言うなればアベンジャーズの『エンドゲーム』
敵味方入り乱れての大合戦+一人一人のキャラ立ても忘れない.
いやぁ,興奮しましたね.

残念ポイントを強いてあげれば,夏に公開されていた劇場版『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』がらみのネタが多いこと.

こいつを鑑賞済みでないと,イマイチその立ち位置がわからんキャラが数名存在.
しかも結構重要な役どころ.
Kazchari家は未視聴.それでもまぁ,長年の特撮鑑賞歴がモノを言って,脳内補完できるレベルではある.メインターゲットのお子様には厳しいだろう.

本来,夏の劇場版はお祭り企画のはず.
ライダーはともかく,戦隊映画は本筋と無関係だったり,前日譚だったり,パラレルだったり,限定もしくは新キャラやメカの顔見世だったりと,観ても観なくても支障ない内容がほとんどなのだが,どうやら『キング』は違っていたようだ.
こんなところまでMCUを真似なくてええのに.

いずれにせよ,ネット民を中心に「夏の劇場版+クライマックス3部作を再編集して,劇場で公開せよ!」という声が少なくない.
確かにあの超ド級の映像は大スクリーンで観る価値は十分にあろう.

ちなみにプロデューサー曰く,予算的には例年の戦隊と変わらないのだとか.
セットやロケ撮影より,グリーンバックCGの方がコストがかからないようになってきたか.
新コロ禍がもたらした数少ないメリットの一つかもしれん.
ロボの造形に関してはミニチュアの方が味わい深くて好みだが.

さて,トクサツ家族なKazchari家は,こんな感じで毎週大盛り上がりなのだが,戦隊モノの宿命として『キングオージャー』は2月で終了,3月には新番組がスタートする.

2024年は『爆上戦隊ブンブンジャー』
恒例の製作発表会見がYouTubeで公開された.

司会のおねーさんが一番楽しそうなのはさておき,当初,標準語だったレッドとブルーが(隠しきれずに)徐々に関西弁化していくのが面白かった.

スーツのデザインは...まっ,いつも通り慣れるでしょう.

で,ブンブン本編は久々のクルマモチーフ.
古くは『ターボレンジャー』『カーレンジャー』,近いところでは『ゴーオンジャー』以来か.

『ブンブン』に,そこはかとなく漂う昭和-平成くささというか『カーレン』臭.
特に悪役のネーミングセンスが懐かしすぎる.

ハシリヤンサンシーターデコトラン(元ネタはMADMAXだろう),イターシャヤイヤイ・ヤルカー(元ネタは某ハムスター)とか...
デザインは某“炎の漫画家”.毎回の苦魔獣(怪人)も担当されるのだろうか?

『ゼンカイジャー』『ドンブラザーズ』そして『キング』と,いろいろな意味で規格外戦隊が続いたので,いよいよ原点回帰か...と思わせて,最高のコメディ戦隊『カーレン』風味になるのなら,それはそれで歴史に名を残すかもしれん.

それにしても次回で第48作ですよ.
日本で生まれ育った人なら「知らない」「観たことがない」はほぼ皆無ではなかろうか? 知らんけど.

さて,『ブンブン』の放送開始間近をうけてか,YouTube公式にて『カーレン』の配信がスタートした.

放送年は1996年(平成8年)である.
話題の『不適切にもほどがある!』の過去編は1986年が舞台なので,そこからちょうど10年後の世界になる.

1996年の世相はこちら ⇒ 【図解・社会】平成を振り返る、1996年10大ニュース

世は相変わらず緩めコンプラ(対令和基準)
おそろしくテンポが良い.
なんか短いなと思ったら,この時期の戦隊は放送時間が25分しかない.

関西では金曜日の夕方に放送.
飛ぼ飛びで鑑賞.続きで『ガンダムX』を観てた記憶がある.

昔の戦隊らしく,顔出しのセクシー女性敵幹部が健在.
本業(?)もそっち系らしい.
『ゴーオン』の及川奈央といい,クルマ戦隊の伝統なのか?

普段の乗り物はゴーカート.
今では走行シーンの撮影は私有地限定になっているが,当時はまだ公道を使っているようだ.もちろん許可は取ってあるのだろうけど.

で,このゴーカートはどう見てもミニ四駆
いうまでもなく1996年の大ヒット玩具である.
ちなみに映像作品も『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』が一番人気.

一般人の襲われ方も気合いが入っている.
みんなJACの人なのか?

2話まで視聴したが,まだロボが出てきません.
そのかわり必殺の合体バズーカが登場.
マニュアルがちゃんとビニールカバーされているのが芸コマ.

有名タレント枠はエド山口さん.
主人公たちが勤める会社の,金にうるさい社長役である.
そう,カーレンジャーは正義の味方の前に一介のサラリーマンなのだ.

『カーレン』と言えば有名なシーンがある.
宇宙人ダップによって,無理やりカーレンジャーにさせらそうな主人公.
こんな安月給で働かされて,かつ正義のヒーローなんてやってられるかと,それぞれの給料を曝露する.

曰く,19万3000円(レッド:テストドライバー),21万円(ブルー:デザイン),17万5000円(グリーン:営業),20万2000円(イエロー:整備士),20万円(ピンク:庶務).いずれも税込み.

よくネタにされているが,真面目に考えると怖い話.
新入社員としては高くないっつーか,職種によっては28年経った現代とほとんど変わらんのでは?
そして,当時は今より物価が安く,消費税も3%だった.

2022年の給料を調べてみる.

【2022最新版】自動車整備士の平均年収は?年収アップする方法

ビッグマックは¥280が¥480になった.

マクドナルドのビッグマック価格推移一覧【ビッグマック 値段 推移 日本】

「失われた30年,日本人は給料が上がらず物価だけが上昇した」と言われているが,まさか『カーレン』が証明してしまうとは.

ちなみに当時のKazchariは会社を辞めて専門学校で勉強中.つまり無職.
90年~92年のリーマン時代は,手取りで月平均22万ほどだったので,カーレンジャー達よりは恵まれていたかも.

そうそう『カーレン』と言えばエンディングの『天国サンバ』も有名.

戦隊ソングで唯一のザコ戦闘員目線の楽しい曲っつーか,これって令和のブラック企業で働く人にも刺さらへん?

逆にラーメンをおごりたくなる.
昔は安かったしな.

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