Topstoneなナイタイ高原ライド

2023/10/22 Sun

秋と冬のあいだに

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晴れ.温度:7 ℃,湿度:66%,体感温度:3 ℃,風速:21.4 km/時,風向:WSW

朝5時に起床.
カーテンを開ける.
とりあえず雨は降っていない.
だが曇天.

北海道は「でっかいどう」なので,地域(支庁)によってまるで天気が異なる.
特に中心部の大雪山系を境に,旭川(上川)と帯広(十勝)の天候は変化することが多い.

旭川の降水確率70%に対し,十勝エリアは10%と,ほぼ晴れ予報.
これは遠征ライドに行くしかない.

この決断をした際,チャリにとって重要な,とある情報の確認を怠ったのが後で響いてくる...

朝食後,6時半頃にクルマで家を出る.
ハスラーに搭載するのは昨日に引き続きTopstoneである.

Topstoneな紅葉グラベルライド

雨後のグラベル走行を楽しんだ後なので,泥だらけだった.
昨日のうちにざっと水洗いし玄関内で乾燥.
そいつをクルマに積み込む.

旭川から十勝方面に抜けるルートは2つある.
三国峠か狩勝峠越えかのいずれかである.

距離はほとんど変わらない.
所要時間も,ともに3時間弱である.

ただし,前者の方が難易度がやや上.
山間部凍結の情報が届く昨今,より標高の高い三国峠は凍結している可能性がある.

つーことで行きは三国,帰りは狩勝で戻ることにした.

まずは国道39号および愛別から無料高速を使って上川まで.
さすが早朝.
渋滞もなくスムーズに進む.

層雲峡が近づくにつれ,徐々に景色が変化.

紅葉した木々に雪がかぶさる.
秋と冬の間の,この時期ならではの風景.

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路肩に一時停止して撮影.
クルマを降りてじっくり撮る方が良かったかな.

除雪センターでトイレ休憩.

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出発.
そして三国峠への登りが始まると路面もガチガチに凍結していく.

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この状態だとノーマルタイヤでは走行不可.危なすぎる.
毎年のこととは言え,懐かしい風景が戻ってきたなぁ...

頂に近い長いトンネルを抜けると風景激変...とはいかなかった.
三国峠のパーキングは御覧の積雪.

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なんと「三国峠café」は,今季まだ営業中だった.

クルマから降りるもサンダルだと滑って危険.
SPDシューズに履き替える.

三国峠屈指の撮影ポイントまで歩く.
よくある構図だが,道路が真っ白.
まるでスタッドレスタイヤのCM.

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なかなか見ることのない美しい景色だ.寒いけど.

さて,慎重に十勝側に下る.
晴れ間が広がってくる.
道路や木々から雪がなくなり,普通の“秋の”風景に.

このギャップが面白い.
三国峠がからむブルべの際,たびたびお世話になる防災センターで休憩.
天気のギャップがスゴイ.

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紅葉真っ盛りの糠平温泉街を抜けて,いよいよ士幌エリアへ.
クルマをデポするのは道の駅「しほろ温泉」の予定.

ゴミ箱未設置のため,ブルべ民の間で評判の悪い某コンビニでコーヒーと肉まんのおやつ.
このあたりはコンビニ不毛地帯なので,ちょこちょこ補給するのが吉.

道の駅「しほろ温泉」着.
温泉旅館プラザ緑風と併設.
これまた十勝発着もしくは通過するブルべの際,深夜に訪れることが多い場所である.

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時刻は10時前.
所要3時間弱で雨や雲から逃げてきたイメージ.

早速,Topstoneを降ろしてセッティング.

本日はあまりグラベルライドをしない予定なので,リュックは背負わず,オルトリープのサドルバッグ(中)に予備チューブや防寒着を詰め込む.

さて,ここから向かうのは「ナイタイ高原」である.
かつてオートバイで訪れたような,そうでないような...
いずれにせよ,チャリでは初.

「ナイタイ高原」では,毎年夏にヒルクライム大会が行われている.
Kazchariは参加したことはないが,2023年大会は雨天中止だったそうな.
来年は...日程があえば.

ステムにiPhoneを取り付け,Google先生を起動する.
行き先を「ナイタイ高原牧場」にセットすると,3パターンのルートが表示される.
ここから約30km.
国道などの大きな道を通らないルートを選択.
さぁ,出発しますか.

道の駅を出て,いきなり登りで笑う.

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ヤギの放し飼い?

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それにしても徐々に雲が多くなってきたのが気になる.
気温が下がってきた.
そして,いかにも十勝っぽい開けた道路に出ると...強風が襲ってきた.

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そう,出発前に確認を怠ったのは,この風速に関してである.
ルート的にジグザグしながらナイタイ高原に近づいてはいくのだが,結果的に向かい風,追い風,横風がすべて混じることになった.

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追い風時はともかく,向かい風時は正に地獄.
速度も20km/hを切ってしまう.
さらに十勝平野のド直線+緩急が続く丘がカラダとココロをじわじわと削ってくる.

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チャリの敵,寒さと風.
雨こそ降っていないが,これが続くならわざわざ遠征してきた意味が...

「いや,これはこれで良いトレーニング.わが同居人ミトコンドリアも喜んでおるわッ!」

と,マインドセットをチェンジ!

そうこうしているうちに,道の駅「かみしほろ」着.
新しい? 初めて来た気がする.

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昨今,車中泊時のマナーが問題として取りざたされることが多いが,この道の駅は逆にウェルカムのようだ.
敷地内にキャンピングカースペースまで用意している.

グルメ系ショップも充実しているようだが,トイレだけ借りて即出発.

ひたすら漕いでいると,ようやく「ナイタイ高原」の看板が見えてきた.

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同時に,目的地が同じと思われるクルマやオートバイも増えてきた.
彼らの後を追えばよいのねん.

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ここから7kmの登攀か.
もしかしてヒルクライム大会はここがスタート?

別にタイムアタックするわけではないので(Topstoneです),のんびりと登る.

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やがて,Google先生が左側の小道に曲がれと指示してきた.
「うん? 他のクルマは広い道を直進していくけど,こちらの方がチャリ向きなのか?」と勝手に解釈.
指示に従って左折した.
ここが地獄の入口とは知らずに...

曲がるとすぐにGarmin先生のクライム・プロがピコッとスタート.
一旦大きな山を越えてから,登り返し,そのままゴールまで登りが続くレイアウトになっていた.

車幅は1.5車線.
ところどころ陥没があるものの道路コンディションはそれほど悪くない.
ただし...長い.
7%以上,ところどころ10%越えの坂が延々と続く.
それに加えて強風である.

展望が開けたところでは風にあおられっぱなし.

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絶望的なのは...到達点がさっぱり見えないこと.
確かに初見の地ではあるが,Garmin様がここが「ナイタイ高原牧場」と示す箇所は,ホンマに坂の途中っぽい.

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標識や建物の類は一切なかった.
まぁ,周りの景色全体が「牧場」ということなのだろう.

あれ?
SNSやら雑誌でよく見かける「NAITAI TERRAS」のオブジェはどこに?
ひょっとして,さらに上方に見えるあの銀色の建物がそうか?(←そうでした)

ようするにKazchariの完璧なミスっつーか勘違い.
「ナイタイ高原牧場」と「ナイタイテラス」はてっきり同じ場所と認識していたのだ.
で,Garmin様の導きのままに,ここまで登ってきたという次第.

では,その「ナイタイテラス」に行くには?
まさか,来た道を戻って,登り直し?
さらにGarmin様に尋ねる.
どうやら,このまま登攀を続ければ,テラスには行けるようだ.残りは2.4kmである.安堵.

もちろん戻るのではなく,こちらを選択.

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激坂を登りきり,ようやく平坦へ.

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絶景である.

直進して「ナイタイテラス」の駐車場へ.
ゲートが施錠してあったので,テラス側からの車両進入はできないようだ.

それにしても,ようやくの到着.
ここまで気合い入れて登ってきた甲斐のある景色が広がっていた.

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ただし...当然のごとく寒い.
風も強い.
日曜だけに人も多い.

このテラス,ソフトクリームが名物らしいが,この気温ではとても食べる気にならない.

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ロンリーなスピードチャリダーはクールに去るぜ.
もちろん,ウインドブレーカー,長指グローブで武装してからな.

久々の長指グローブ.
親指と人差し指がオープンになるこいつがオススメだ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

それに,何より気に入っているのは...値段だ.

いわゆるチャリ専用品だと,絶対にこの値段では買えない.
ハンドルカバーと併用すればマイナス20℃での走行も無問題.

さて,上着を着たとは言え,下り時,寒いのは寒い.
ガタガタ震えるカラダ,飛び散る鼻水,涙でぼやける視界...
どう考えても,夏向きやな,ここ.

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つーことで,ダウンヒル終了.
ここからは平坦で道の駅に戻るだけ.

道の駅に戻れば,暖かい温泉とサウナが待っているんだ...

ところが...平坦なのに全然パワーがでない.
なんだこれ?
よもやよもやのハンガーノック!?

そう,このあたりはコンビニ不毛地帯.
それにテラスでも何も食べなかった.
補給のタイミングを完全に逸している.
パワー枯渇のピンチ.

コンビニがありそうな市街地はまだまだ先.
もう限界と,農家の倉庫脇にチャリを止める.

このまま力尽きてしまうのか,Kazchari?

んなこたあない.ちゃんと補給食は持参している.
Topstoneのフロントバッグから,カロリーメイトとエナジージェルを取り出す.

大塚製薬 カロリーメイト ブロック フルーツ 2本×20個

日本新薬 WINZONE(ウィンゾーン)エナジージェル

いやぁ,補給食の元祖,パサパサのカロリーメイトが,これほど美味く感じられるのは初めてである.

さて,まるで顔を交換した〇ンパンマンのごとくよみがえったKazchari,残り14kmを快調に飛ばす.

ふとサイコンを見ると,ディスプレイに赤枠およびチェッカーフラッグマークが付いている.
それに,距離計が全然増えない.

こ,これって終了ボタン押した時の表示やん!
いつの間に押した? 覚えがない.

あわててストップ.
ここでもう一度スタートボタンを押せば,計測は再開されるようだが,この時は気がつかず,一旦ログを終了させてしまった.

で,ここからゴールまで再計測.
うーん,かねてよりこの「Garmin Edge1040」の不安定さには定評があるなぁ.
知り合いの中には,腹が立って下位モデルの「850」に乗り換えた人もいるほど.

ガーミン(GARMIN) Edge 1040 ソーラー充電対応モデル(Solar)

困ったもんだ.
バッテリーの保ちは超一級やけど.

で,Google先生もGoogle先生.
最短ルートを案内してくれるのは良いのだが,お約束のグラベル突入もあり,これはこれで,そのサービス精神が楽しい(Topstone乗車時に限る)

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で,なんだかんだで道の駅に帰還.
時刻は13時45分頃だった.

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とりあえず温泉併設のレストランの営業時間をチェック.
こういう所って,昼営業後,休憩することが多いのだ...って,まさにここがそうだった.ラストオーダーは14時とある.

あわててクルマに戻り,チャリを積み込み,入浴の準備をして...いや,もう慌てるのもめんどい.
食事は別の所で取り,風呂とサウナだけこちらに入ることにする.

早速,Google先生に近くのレストランを尋ねる.
すぐそばにあるではないかっつーかそこしかない.

早速,Topstoneで乗り付ける.
入口のドアにメニューがあった.
ピザとサンドイッチがメイン.
それにコーヒーにこだわりがあるお店のようだ.

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正直,白メシと肉が食いたかったが,ここは「カツサンド」にしよう.
メニューに「ボリュームあり」と書かれているし.

店に入ると年配のマスターが一人で,接客と調理をしておられた.
決めた通り一番ボリュームがありそうな「カツサンド」と,ここの地名の入った「下居辺コーヒー」にする.

この漢字が読めなくて「しもいべ?,それとも,しもきょべコーヒー下さい」と注文.

ご主人から訂正が入る.
「しもおりべ」と読むらしい.
フィンランドの伝説のスナイパー「シモヘイヘ」っぽい響きである(知らんがな).

ログハウス風の店内は雰囲気良し.
もちろん薪ストーブが炊かれている.

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NHK-FMからはクラシック音楽.
「どろぼうかささぎ序曲」とは渋すぎる.

出てきた「カツサンド」は確かになかなかのボリュームだが,寒風ヒルクライムを含む70km走破後のチャリダーにはやはり...正直,白メシが欲しい.
この店も昔は定食系を出していたようだが,今は軽食オンリーになってしまったようだ.

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味そのものはベネ.

で,店を出てクルマに戻る.
Topstoneを積み込んで,いざ温泉&サウナである.

大人¥500.安い.

サウナは2段.
通常の湿式.それほど暑くなく標準.
サウナ室を出てすぐ隣に水風呂.18℃との表示.2人用かな.
露天に続くドアもすぐそばなので動線よし.

お客さん少な目.
サウナ室ではずっとゴルフ中継.

屋内の高温湯はともかく,露天風呂が少しぬるめ.
隣で入っていたおじさんも「もう少し熱くないとな」と愚痴っていた.

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サウナ3セットを終え,あがる.
休憩室で「リアルゴールド」を飲み干す.
さぁ,ここから3時間のドライブが待っている.

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クルマに戻り,車載しているYupiteruのナビを起動.
三国峠まわりしか表示しない.
これから暗くなるのに凍結道は嫌じゃ.

で,Google先生だと,ちゃんと狩勝峠ルートも推薦.
やはりこっちやな.

そう,鹿追-屈足といった「ここからなら,どう考えても狩勝越えでしょ?」という地点でYupiteruのナビを再度起動したところ,なんと自宅までの距離がGoogle先生より20kmも長い.どうなっとんねん?

思えばこのナビも購入して9年.
当然データ更新していない.
その間も新道がどんどん開通するわけだが,ここまで精度が落ちるものだろうか?

これからはGoogle先生頼み=スマホナビで十分かもな.
そんなにギガくわんし.

それにしても.この帰り道(夜道)は鹿,タヌキ,キツネ,猫の飛び出しオンパレード.
びびったぁ.

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Topstoneな紅葉グラベルライド

2023/10/21 Sat

グラベル探検隊

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晴れ時々曇り.温度:7 ℃,湿度:73%,体感温度:5 ℃,風速:9.1 km/時,風向:W

急に冷え込んできた旭川.
山間部には雪が積もっている.
もはや旭岳や十勝岳はノーマル・ロードでは登れない.

まずは午前中,ハスラーのタイヤをスタッドレスに交換.
来週末出張予定なのだ.
山間部を走るかもしれない.
今日しか作業時間がない(正解だった).

10時頃には作業終了.
雨予報だったが,奇跡的に陽がさしてきた.

まだ雲が多く,少々寒いがライドにでかけませう.
路面の水溜りを考慮してTopstoneやな,今日は.

ついに,ウェアも起毛のビブタイツとジャージに.
自転車界のユニクロ,“みんな大好き”dhb製品である.
dhbと言えば海外通販wiggleのPB.

ただし...この異常な円安のおかげで,かつてのようなお得感は薄れつつある.それに何やら破産の噂すらある.

Wiggleに破産の可能性。親会社シグナスポーツの危機に巻き込まれる

wiggleがつぶれると当然関連企業のCRCも...
非常に困る.

もちろん既存のチャリ愛好者にとっても大問題だが,本体や用品価格の高騰によって新規参入者が減る=業界全体のさらなる衰退につながるデス・スパイラル.

『弱ペダ』人気から始まった,第何次かのチャリブームも終わりつつある感.
それでも,あちこちのサイクルツーリズムのおかげで,ハード面全体の整備はかなり進んだのは事実.

ただし,世間的認知などのソフト面は...先月の『ツール・ド・北海道』の事後処理も実質放置したままやしな.

https://www.youtube.com/watch?v=YhwSAJCKILo&t=962s

こりゃひどい.
各関係者の沈黙が怖すぎる.闇しかない.

まぁ,心配しても仕方がない.
自分でコントロールできないことを気に掛けるのは無駄無駄無駄無駄.

つーことで,この季節のお楽しみ,紅葉グラベル散策に出かけましょう.

おや? グラベルに入る前の道端も普通にキレイ.
ホンマ,一気に紅葉が進んだ.

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いつもの河川敷グラベルに突入&激走.
ファットでは得られなかった快走感は病みつき.

と,思いきや...

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なんてこった.パンナコッタ.
工事で通行止め.
まさかの舗装化進行か! ゆるざん!(いや,公的には正解)

一旦,幹線道に戻る.
そして激坂を登り,次なるグラベルへ.

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ぐるっと回って「Hokkaider Base」前の神社へ.

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「Hokkaider Base」の夏季営業は終了とのこと.
昨年のように降雪前にでもゲリラ的にオープンしてくれたら,また寄りたい.

工事区間が終わる頃,再び河川敷グラベルへ戻る.

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千代ヶ丘で線路を越える.
グラベルロードの楽しさは,ファットやMTB以上のスピード(距離が稼げる)と,ロードでは入れない路面でもガシガシ突っ込める点にある.
つまり,ルートの新規開拓が超簡単&楽しいのだ.

つーことで,これまで走ったことがなかった脇道に進入.

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水路で行き止まり.
安心してください.
担いで水路を越え,草むらをかきわければ無問題(そうなのか?).

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次に向かうは美瑛の名所「赤羽の丘」である.
少し前は通行止めの看板があったが,知らぬ間に解除されていた.

グラベルの坂を上りきると有名な3本の木.

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いつもなら左折し,その先の丘陵に向かうのだが,今日は走ったことのない右方面へ.さて,どこへつながるのやら.

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そこには絶景が広がっていた.

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時々風が強まるが,意を決して自立スタンド「めだたんぼー」を装着.
グラベルロードなので,純粋なロードよりは丈夫なはず.

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

久々に自撮り棒も用意した.

自撮り棒 三脚/一脚兼用 Bluetooth セルカ棒 リモコン付き

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しばしたたずんだ後は,反対側へ急坂ダウンヒル.

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キレイな紅葉ポイント発見して停止.

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北海道の紅葉は「赤」成分が少ないので,この色合いは割と貴重.

美瑛の町中に向かう.
そろそろ昼飯.
あっ,チャリのカギ忘れた.
店ではなくてセイコマかな...

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陽は出ているものの,止まると寒い.
そらもう10月末やしなぁ...

今回は新しいバックパックを導入.
「ERGON BE2 ENDURO」である.

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定価はそこそこするが,「クランカー」さんでセール販売(約¥8,000)だったので買ってしまった.
以前,何かのイベントで誰かが使っているのを見かけて狙っていたのだ.

その特徴はぱっくりと分割された荷室にある.
結果,背中への密着感が非常に高い.
それは実感できる.

そして,MTB用のフルフェイスヘルメットの装着にもぴったり(だそうな).

ロードバイクでのバックパック使用は,背中からの熱の逃げ場がないこと,肩への負担が問題視される.
Kazchariも夏場に背負って走ることは考えられない.
ただし,荒れたグラベル走行が目的で,バイクの軽量化と操作性を重視したい場合は,こうしたフィット感の強いバックパックはぴったりかも.
それに,今日のような寒い日はやや背中が暖かい気もする(根拠なし).

このリュック特有のデメリットとしては...見ての通りの容量の少なさ.
ハイドレーションパックなんぞ使った日には他に何も入らん.
長モノも苦手.
そして前面ストラップにボトルなども差せない.

デザインがサイコーなので悪くはないけど,実用性を考えるなら,以下のタイプの方が使い勝手はよさそうだ.

Ankuly サイクリングリュック 軽量 防水

さて,今日の夕方は夕食を兼ねて娘と森のゆ ホテル花神楽に行く約束をしているのでそろそろ帰りますか.

「紅葉を楽しむ」という目的なら,それこそ『花神楽』がある東神楽森林公園が素晴らしい.落葉だらけでスリップが怖いが,このTopstoneなら無問題.
昔,ファットで思いっきり落車したのは内緒だ.

だが,そこへ向かう途中に面白そうなグラベル発見.
未知の道である.
様子見のため,入口だけ少し入って戻るつもりが...

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この景色である.進まざるを得ない.

やがて前方にとんでもない激坂が現れる.
「どうせ目の錯覚.せいぜい13%とかやろ」と思ったが甘かった.
途中でサイコンが18%を示す.
おまけに深ジャリ.
リアタイヤが空転する.
さすがに乗ったままでの登攀はあきらめて,降りて押す.悔しい.

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登り切った場所は「就実の丘」に続く道.
なるほど.ここにつながるのか.

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右折してお気に入りのグラベルへ.
ここも紅葉が見ごろのはず.
まずは直線ダウンヒル.

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左折すると森の中.
そうそう,この風景である.

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美瑛側から入ると,ずっと下り基調となる.
実に楽しい.

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紅葉そのものの色づきは今一つ.
それでも十分なココロの保養.

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グラベルを抜けて舗装路へ.
『花神楽』前を通過.
時間的に森林公園内のサイクリングロードはパス.
河川敷の舗装路で家路につく.

いやいや,今日も楽しい1日でした.
最近は,天気予報が良い方に外れてくれるので助かる.

明日は...どっちだ?

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DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その4)

2023/10/16 Mon

雨の予報で帰るダケ

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その3はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その3)

久々に目覚ましなしでの起床.
と言っても車中泊である.
熟睡とは行かず,5時頃自然に目が覚めてしまった.

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予報された雨は降っていない.
稚内駅でトイレ.気温なんと13℃である.

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となれば,せっかく稚内まで来たのだ.
もう少しチャリで走りたいところ.
残念ながら雨雲レーダーによると2,3時間後には降るらしい.

仕方がない.

途中で温泉&サ活しながらゆっくり帰宅しますか.
海沿いを走ったので洗車もしたいしな.

車中泊は撤収が非常に楽.
かさばるエアマットの空気を抜いて丸めるだけ.

昨今,キャンプ場でもテントを張らずクルマで寝る人が増えているそうな.

わかる.

テントの設営とヴィジュアルを楽しみにしないと,あんな手間のかかる作業はやっとれんな.
チャリやバイクだとさすがにテントを張る必要があるけど.

寝袋は家で干すのでそのまま丸めて後部座席.

ターミナル近くのセイコマで朝食.

一昨日と同じルート(国道40号)で帰るのは面白くない.
距離的には遠回りになるが,オロロンラインで帰りますか.

個性的な日帰り湯も並んでいる.

抜海を過ぎて荒涼たる風景になる頃.ついに雨が降り出した.
ワイパー作動.
平日のせいか,前後にクルマの影なし.

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ちょうどiPodから流れるは小林旭の『熱き心に』
思わず涙がこぼれる.

https://www.youtube.com/watch?v=PTmFeMVNbCA

いやぁ,やっぱり最強の旅ソングの一翼を担うね.
これって「昔の恋人を忍ぶ歌」という解釈で間違いではないだろうけど,それ以上に旅三昧の若かった自分を思い出す歌でもあるよなぁ.

やがて,文字通りバケツをひっくり返したような暴雨となる.
まさに自然によるむき出しの暴力.

視界が極めて悪くなる.
ハスラーのワイパー全開でも追いつかない.

ライトをONにして速度を落とす.
どこかに停車して雨をやりすごそうかと思ったが,場所が場所である.
身を隠すものは何もない.

後方からトラックが迫る.
あおられたわけではないが,少し左に寄って先に行かせる.
危険&危険.

面白いのは海のかなたに浮かぶ利尻島.
なぜか島には日が差していた.

オトンルイの風車に近づく頃,ようやく小ぶりに.

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道の駅「てしお」で休憩.
トイレ休憩でもしますか.

道の駅に時々あるおもしろ自販機に気づく.

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天塩産の乳製品が多数.
残り1つとなっていた「パンナコッタ」を購入.
¥480となかなか高価だが,こういうのは意外においしかったりするのよねん.

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...えー普通でした.
いや,とりあえず試して正解.

さて,ここでアプリ「サウナイキタイ」を起動.
本日のサ活場所を決める.
近辺で興味をひかれたのは道の駅「風Wとままえ」併設のとままえ温泉
十分日帰り圏内ではあるが,ちょうど帰り道にあるということもあり,ここに決定.

10:30開館に対し,9:30着.
うん.1時間待つか.

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iPadで読書して15分ほど経つ.
少し気になるのが,工務店のトラックが続々とやってくること.
それに工具を腰の周りにぶらさげた職人さんの姿も目立つ.

そして観光客っぽい人が建物の中に入るもすぐに出てくる.

「こ,これはまさか...」と思い,Kazchariも確認へ.
すると...

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がーん.なんてこった.パンナコッタ.
年中無休の施設の,たった2日間の休館日にあたってしまうとは...

ドアが開くと気づく看板.
せめて外に掲示してくれてたら,すぐに出発しててんけどな.

それにしても困った.
ここから近く,かつ魅力的な温泉と言えば...

おおそうだ,霧立峠を越えて,道の駅ほろかない併設のルオントはどうだろう.最近リニューアルしたと聞く.

となれば話は早い.出発.

なんか毎回書いている気もするが,この霧立国道こと国道430号線.
これだけ変化のない道をよくもチャリで走るもんだ.
まだ内陸から海に向けての方が下り基調で楽しいかな.

で,長々走った末,ようやく国道239号に合流.
南下すると目的地の「せいわ温泉ルオント」到着.
今度はちゃんと営業してました.

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これまでも数回入ったことがある施設だが,サウナは初めて.
Kazchari好みのガス式である.
水風呂への動線も良し.
で,外気浴.

リニューアル前の内装はあまり記憶にないが,最大の変化は露天風呂にあった.
大き目の浴槽の他,やや離れたところに小さめの浴槽が作られていた,

名付けて「雪見露天風呂」

そうこのあたりは道内でも屈指の豪雪地帯なのだ.
雪山に囲まれつつ入浴する趣向なのだろう.
残念ながらまだそのシーズンではない.
お湯すらはられていなかった.

仕方なく浴槽の縁に座ってカラダを風にさらす.
おっと,小雨が降ってきた.

もう一つの露天浴槽はちゃんとお湯がはってあるのだが,虫対策なのかどうかしらんが,黒い蚊帳状のネットが天井から垂れ下がっている.

正直,無粋である.
おそらく「湯船に虫が浮いている」などの苦情があったに違いない.
知らんけど.

ルーティンの3セット後に上がる.

ちょうど腹が減ったので併設のレストランへ.
幌加内なので「そば」が有名なのだが,もう少しボリュームが欲しくて「生姜焼き定食」を注文.
でてきた盛り付けがおしゃれで驚いた.

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美味し.

さぁ,あとは少し南下後,左折して山越え.
和寒からはいつもの40号で帰宅である.

暗くなる前に帰宅.
とりあえずDOMANEくんを洗車.
一息つく.

それにしても今回,2泊3日で実に充実したライドを楽しむことができた.
なんなら1泊2日でも利尻ライドは可能やな...ってそれはむなしいか.

つーことで,今度はオンシーズンに上陸し,ちゃんとウニ丼食べよう.

おや,宅配便が来た?
こ,これは!

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留萌からのふるさと納税返礼品!

今回の利尻ライドでは海鮮モノに無縁だった.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その3)

2023/10/15 Sun

最高にハイな後半戦

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曇り.温度:17 ℃,湿度:72%,体感温度:17 ℃,風速:13.2 km/時,風向:SSW

(その2)はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

さて,ご夫婦に挨拶して出発.
同じルートなのでどこかで会うでしょう.

アップダウンが続く.

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左手に「白い恋人の丘」という表示があった.
久々のヒルクライム.はい,喜んで.

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全くノーチェックだったが,北海道銘菓の一つ「白い恋人」の缶に描かれた山は利尻富士らしい.それと同じ風景が見える場所とのこと(と後から知った).

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...うん.雲で山頂が隠れていますね.

次は右手に「オタトマリ沼」
晴れた日には逆さ富士になるという.
そう,晴れた日には...うん.今日は雲だ.

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左側に「仙法志御崎公園」の表示.
ここも奇岩が並ぶ名所らしいが,「なんか行ってもなぁ...」とモチベーションが上がらない.

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結局Uターンして島一周の幹線道路に戻る.

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写真だと明るく写っているが,実際はかなり暗い...
雲が多すぎるのだ.

そうこうしているうちに利尻町に入る.
以前からの疑問.
どうしてこんな小さい島で自治体が2つ?

インドネシアとパプアニューギニア,ハイチとドミニカ共和国のように隣国,隣町,隣家の仲が悪いのはよくあること(その例でいいのか?).
ゆえに合併できないのだろうと勝手な妄想.

湧水ポイント発見.
それほど暑くないので,ボトルの水も十分残っているが,ここは賞味タイム.

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美味し.
気が付くとKazchariの後ろに,ポリタンを3つほど抱えたおじさんが.
湧水ポイントあるあるやね.

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しばらく進むと,「熊岩」「人面岩」の表示.

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うん.どこがそうなのかわからんっつーか,わざわざ岩の上に看板を立てる時点で無粋というかなんというか...

とまぁ,文句ばかり言っているようだが,人力を最も効率よく推進力に変換するロードバイク,未知の道を漕いでいるだけで喜ばしい.

さて,今回の利尻島,その最大の目的は22年前に滞在した沓形キャンプ場を訪れること.

なんとなーく見覚えのある町に到着.
そうそう,このホテル利尻の温泉に入った入った.
で,その建物の角を曲がると...おお,何もかもみな懐かしい.

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2001年9月撮影

さすがのシーズンオフ.誰もいない.
この炊事場もトイレも,そして小ぶりな灯台も驚くほど変わらない.
こんな気象条件の激しい土地で変化がないことに驚く.
しばしノスタルジーにひたる.

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出口付近に料金看板が...

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一泊¥500? 前も有料だっけ?

さて,腹が減った.
町内にセイコマがあるものの,さすがに連続コンビニ飯はパス.

そこに食堂が目に入った.
おお,ここが島では数少ない,今日開いている店の一つか.

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DOMANEを街灯に施錠して入店.
満席近かったが,幸いカウンター席に座れた.
メニューを見る.
店の外観からは想像つかなかったが,一応ラーメン&中華料理店のようだ.
最後のあがきで海鮮モノを探すが...やはりない.

壁に「利尻ホタテラーメン」の写真が貼ってあったが...

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ここはあきらめて「味噌野菜ラーメン」に.
昼時とあってかなり待たされたが,出てきたラーメンには満足.美味し.

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さて,店の外に出た時点で既に13時過ぎ.
次の稚内行フェリーは14時45分発.
もしそれに乗るのなら,残り1時間半ほどのライド時間となる.
輪行作業を考えると出航20分前にはターミナルに着いておきたい.

いっそ,16時のフェリーにする?
いや,それだと時間を持て余しそう.

つーことで,14時半のフェリーに間に合わせるため,これからはやや駆け足となる.

ここからフェリーターミナルのある鴛泊まで直線距離で12kmほど.
DOMANEなら余裕で間に合うのだが,出発時に見た山にかかる橋が忘れられない.
だが,そこに至るサイクリングロードをたどると遠回りとなる.

間に合うか?

地図を見るとサイクリングロードは,沓形から少し戻った場所がスタートらしい.
ふむ.ここからは時間との闘い,TTモードに脚を切り替える.

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森林公園からスタート.
ここからすでに非常に整備された道.
完全に自転車用.

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適度にカーブもあって飽きない.
既に落葉がはじまっていて美しさもあるが,カーブに吹き溜まっている箇所もあるので要注意である.

快調に飛ばしていると,前方に先ほど会った大阪からのご夫婦が.
「こんにちは~」と挨拶して一気にパス.
結局この日会ったサイクリストはこのお二人のみだった.

さて,このサイクリングロード.
これで完成なのか,まだ拡張するのかはわからんが,時々島一周の幹線道路と合流する.
ゆえに,少し接続がわかりにくいところもあるが,それを差っ引いてもチャリだけのために,よくぞこんな道を作ってくれたと感動.

その白眉はこちら.

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ドーンっと利尻富士.
そう,昼飯を食べている間に青空が.
時折雲が切れ,利尻富士の山頂も拝めるようになった.
日差しも出てきてまぶしさすら感じる.

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いや,もう贅沢は言うまい.

この美しさにもかかわらず,クルマはもとより,オートバイも走れない.
徒歩では長すぎるっつーか,普通に登山ルートに行くだろう.

ようするにこの道は実質サイクリストだけの道.
ホンマすごいわ.

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山の風景だけではない.
途中で海岸沿いも走る.
変化に富む.

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島の約三分の一を占めるサイクリングロードだが,ちょうど利尻町と利尻富士町に半分ずつまたがっているのが面白い.
うん? 先ほどの考察と違って,実は互いに協力的なのか?

それはともかく,道内でもなかなかない絶景ロードを堪能.
個人的にはエサヌカ以上.
どこもかしこもフォトジェニックなので,あちこちで止まってしまう.

あれ? 時間やばくね?
いっそ,16時のフェリーで...という考えが頭をよぎる.
ぐわーむっちゃ中途半端やぁ.

とかなんとか考えつつ,フェリーターミナルのある鴛泊わきを通過.
いよいよ,例の橋へのヒルクライムに突入.

思ったより斜度はない.
キツい場所でもせいぜい6%程度か.

そらそうだ.基本的にガチ勢ではない一般サイクリスト向けなのだ.

それでもGarmin先生のクライム・プロが「ピコッ」と作動.
自称クライマーを追い立てる.
「もしかして,セグメント? KOM狙えるかも...」と勝手な妄想.
どこそこ踏んで,憧れの橋&山頂到着ぅ!

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絶景である.
それにしてもこの自転車専用道,この橋も含めて廃線利用ではなく,マジで新たに作った?
何度も書くがありがたい話である.

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このような橋を4つほど渡り,いよいよダウンヒル.
時刻は14時前.
結局14時45分のフェリーに乗ると決め,やや焦る.

こういう時って事故るのよねぇ...って,コーナー枯葉だらけやし.
慎重かつ大胆に下る.

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ようやく「野塚」側ゴール着.
とりあえず一周+αを走り切った満足感&達成感よ!

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さて,ここからは下ハン握って海岸沿いを激踏み.
14時10分頃,無事ターミナルに着いた.
これで一安心である.

名残惜しいが輪行袋にDOMANEくんを収納.
既にチケットは持っているので,乗船口前で待機.

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礼文からの寄港便なので,利尻で降りる人を待って乗船.
往路とは別の船だった.

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いやぁ,それにしても楽しかったなぁの利尻ライド.
天気やコースに左右され,前半の静かなライドからの一気に駆け上がる後半.
まるでベートーベンやブラームスの交響曲のような一日だった.
苦悩を通じて歓喜に至ったぜ(大げさである)

函岳中止に伴い,急遽決めた旅だったが,島に来て,そして,この時計回りのコースにして良かった.

そして湧き上がってきたのが「他のシーズンも訪れてみたい」との思い.
春と夏と...冬もファットで走れるのか?

職場の同僚によると7月初旬の利尻・礼文の風景は花に覆われ“ラピュタ”の様相らしい.
それは是非見てみたい.
ついでに,ちゃんと「うに丼」も食いてぇ.

フェリーは16時15分,まだ明るいうちに稚内に帰還した.

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道の駅に戻って,DOMANEくんをハスラーに積み込み,昨夜同様『ヤムワッカナイ温泉』へ.
良質の温泉とサウナを堪能し,食事も済ませる.

iPhone11 Pro 石焼ビビンバ
iPhone11 Pro 単品ザンギ

後は,マッサージチェアを使ったり寝転がったりしながらコミック三昧.
最後にひとっ風呂浴びて,閉館時間に合わせて退去.

道の駅に戻って今夜も快適に車中泊.
こんなに贅沢して良いのだろうか?

控えめに言って,最高に『ハイ!』ってヤツだァァァァ

iPhone11 Pro 天国へ

(その4へ)

EMONDAな深川発留萌行きライド

2023/9/3 Sun

すっきりだ

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:73%,体感温度:24 ℃,風速:4.0 km/時,風向:SSW

昨日の土曜日は距離の短い山ライド.

EMONDAな大会一週遅れのカミヒルライド

本日は逆に距離の長い平坦ライドをチョイス.
行き先に少し悩んだが,久々に海方面に行くことにした.
旭川は便利な土地だ.

移動時間短縮のため,昨日同様にハスラー・デポライドとする.
高騰中のガソリン代が気になるが仕方がない.

昨日同様,ライド前にはこれ.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

国道12号でワープ.
道の駅「ライスランドふかがわ」に到着.

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家を出る時は曇っていたが,出発時には日差しが強くなってきた.
しかし,ちょっと前のような“刺す”感じはもはやない.
秋が近い.

一応,インナーには長袖を着用.
前腕部の日焼けを予防する.

最後まで悩んだのが右膝のテーピング
例の整体院に行った後,自己流で腸脛靭帯マッサージを継続.

Topstoneなちょいグラライドと新コロと...

Zwiftトレ後も膝の冷却を欠かさない.
その効果をみるためにも,ここは“なし”で走ってみる.
もっとも,痛みが顕在化してくるのは相当の距離(150km~)を走った後なので,今日みたいな100kmちょいのライドでは何も起きない可能性が高いけどな.

深川の街中を抜ける.
橋コレクションその1.

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橋コレクションその2.

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秩父別あたりで,先行するチャリダーを見かける.
旅人ではないようだがバッグ類多め,かつレーパンも履かず,ブカブカのTシャツ.
個人の勝手ではあるが,見た目非常に辛そうに漕いでいる.
初心者なのかなぁ.
ガチ勢になるか,やめてしまうかの瀬戸際...と無責任に想像.
すいません.余計なお世話でした.
チャリとプラモデルは自由だ.

風の影響を受けやすい,吹きさらしの国道233号.
今日はラッキーなことに無風に近い.

それにしてもEMONDAは速い.
納車直後のインプレでも書いたが,旧モデル(リム)に比べて重量があるせいか,クライミングバイクというよりエアロバイク,つまり平坦の速さを強く感じる.
ようするに,ど平坦を一定速度で巡航するのが実に楽しい.
意外にブルベ向きかも.
エアロバー用のこいつも買ったしな.eTrexも装着可.

TOWILD サイコン マウント

あぁ,でも振動吸収性だとやはりDOMANEかな.

いつものお気に入りポイント.
廃線となった留萌線.その踏切でストップ.

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この廃線,何かに活用できないのだろうか...と考えていたら道端にふと現れたのが「留萌サイクリングロード」なる謎の看板.

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まだ設置間もない感じ.
いつの間にこのようなルートができたのだろうか?
試しに行ってみるか.
好奇心こそ人生の糧.
探検,探検と.

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だがしかし.
ルート案内表示の数が少なすぎて,分岐でどちらに行くのかわからない.
少し走っては,また国道に合流などルートがブツ切れ.

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「いったいどうなっとるのだ?」と,後でホームページを確認.

細かすぎ,字が小さすぎて読めん!(知らんがな)
御覧の通り,河川敷を走ったり,国道に合流したり,反対車線に渡ったりとややこしいにもホドがある.勘で進むと行き止まり.

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これ,チャリダーの意見とかアドバイス入っているのだろうか?
これは先日行った某入浴施設にも言えるけど...(おっと)

開発途上なのだろうか? よくわからん道だ.
とりあえずGPXファイルでの提供を希望.

まっ,迷いながら進むのも面白いと言えば面白いのだが,時間がある留萌在住者に限る.

いっそ,先ほどの留萌本線をサイクリングロードにするとか?
今年の『ジロ』の第一ステージだったか? 確か廃線の再利用ルートだったはず.

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結局途中で探索を諦め,素直に国道に戻る.
留萌の町を突っ切り,黄金岬へ.
ここも久しぶり.

特殊な形状のキャンプ地(?)も相変わらず大盛況.

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よりよい景色を求めて高台をヒルクライム.

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郷土資料館のような建物があった.
トイレを借りる.

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「在りし日の留萌本線」的なビデオが延々と流れている.
なぜか片隅にガンプラ展示コーナーが...カオスだ.

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元の道道に戻る.
道の駅「るもい」を横目に,海岸沿いを北上する.
そろそろお昼.腹が減った.

日本海側と言えば海鮮なのだが,「店が少ない」「混んでいる」「高い」と三拍子揃っているのでパス.
まぁ,Kazchariは味音痴なので「旭川に戻って回転するヤツがコスパ的にもええか」と勝手に諦めて,小平を目指す.

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何度も書いているけど,EMONDA速ぇ.
無風or追い風だと実に快適.
いや,向かい風でも他のチャリに比べると楽かも.
このまま稚内まで行けそう(無理).

なんだかんだで,”みんな大好き”小平のセイコマ着.

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ブルベ民の主食である「おにぎり」「一日ビタミンジェル」「ガラナ味の炭酸水」を購入.
この炭酸水,諸元を読むと「ノンカロリー&ノンシュガー」だった.
健康的だがエネルギーにならん.

店舗前の日陰に座り込んで補給.

集団で走るオートバイを眺めながら,「あーオレってやっぱ“ぼっち”ライドが好きやなぁ」としんみりする.
チャリは自由だ.

さて,ここから帰宅ルートへ.
幌糠まで続く道道550号を,いつもとは逆に走る.
タイミングよく海方面からの追い風.
エアロ効果も相まって,実に楽しい.楽しすぎる.

通行車両もほぼ皆無.
人力最強.やはりロードバイクは素晴らしい乗り物だ.
モンキーと疲労感があまり変わらないのが不思議.

さて,幌糠で国道233に戻る.
ここからも快走が続く.北竜名物のひまわりバス停.

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そろそろ補給の必要性を感じ,これまた”みんな大好き”セイコマ碧水店にピットイン.
「ソフトクリーム」とトロピカーナの「オレンジジュース」を購入.
コーヒー味だと思ったらチョコ味だった.まっ,ええか.

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少し休んで出発.
追い風基調のため予測より早く,15時前には道の駅に戻れそう.

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無事,デポ地点に戻る.
時間通りに15時.
これはチャンスと,近くにある温泉施設アグリ工房まあぶに行くことにした.

Kazchariは「まあぶ」推し.

ここの何がいいって,まず安い
イマドキ大人¥500である(PayPayも使えます).
サウナが遠赤外線で,暑さの質が好み.3セット目だろうがなんだろうが発汗量が違う.
水風呂が(おそらく)シングル.こいつは効くぅぅぅ
もちろん外気浴可能.この季節は人工芝の設置面積が拡大され,なんと寝っ転がれます.

おまけに...あまり大々的に温泉施設であることを宣伝していないので,比較的空いている.

おお,メリットしかない.
残念ポイントをしいてあげれば,サウナ室での常連さん同士の会話がうるさいことぐらい.

ルーティンをこなし,2時間ほど滞在.
上がるとヨメさんからLINEが入っていた.
息子のラグビーの遠征帰りなので,あちらはあちらで入浴と食事を済ませて帰宅するとのこと.

ならばと,こちらも旭川に戻った後,コスパの帝王「かつや」で本日失ったエネルギーを補給.
今月の限定メニューは「ネギねぎラー油のロースカツ丼」
この手のヤツ,最初は旨いのだが徐々に...
えー,来月のメニューに期待.

つーことで無事に帰宅.

そうそう,懸念の右膝の腸脛靭帯.
全く無問題.
けっこう踏んだ気でいたけど,この程度の距離だとさすがに大丈夫.

すでに暗くなっていたので,海沿い走行後の洗車は明日に.
セールで買ったこの新兵器も使いたい.

SONGMICS 自転車メンテナンススタンド

それにしても日の入り時間が早くなった.
ここに来て,北海道もようやく涼しくなってきた.

北の大地の秋は短い.

下手すると2ヶ月後には雪が降る.
まぁ,それはそれでファットバイクの出番.

365日,いつでも楽しめる.
素晴らしきかな,北海道チャリ・ライフ(なんか昨日も同じことを書いた気が).

EMONDAな天人峡足湯ライド

2023/7/8 Sat

ナツガキタ

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曇り.温度:25 ℃,湿度:72%,体感温度:26 ℃,風速:2.8 km/時,風向:SSW

例年に比べ,少し涼しいように感じていた近頃の旭川.

だがしかし.

とうとう本格的な暑い夏到来.
エアコンのないKazcahri家ではしばらくの間,我慢の日が続く.

外ライドも辛くなる.
STRAVAのデータでは25℃? ぜってーウソだ.

さて,本日のタイムリミットは14時まで.
さぁ,どこに出かけますか?(行くんかい)
やはり涼を求めて山方面だな.

なんだかんだで9時過ぎ出発.
今日はEMONDAな気分.
戸惑いも迷いも捨て,風を切って走るのだ.

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定点観測ポイント.
夏やな.

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忠別ダム湖の親水広場.
湖上に小さく映るのはSUP(Stand Up Paddleboard)を楽しむ人.
Kazchariも以前,西表島で乗ったことがある.

他にもカヌーの準備をしている人もいた.
このダム湖は特に許可なく,誰でもウォータースポーツを楽しめるようだ.

うん.欲しいぞ,SUPかカヌー.楽しく涼しそう.

CalmMax インフレータブル スタンドアップパドルボード サップボード SUP 長320cm 幅80cm 厚15cm 耐荷重量150kg

エクスプローラー K2 カヤック 312cm×91cm×51cm

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いつもの湧水公園で水補給.美味し.

なんとここにも外国人観光客の方たちが多数.
ここから旭岳に行くのだろうか.

で,Kazchariはと言えば,時間と暑さを考慮して旭岳クライムは本日パス.
代わりに向かったのが...

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「天人峡!」って,タイトルでネタばれしてるやん.

先月のチャリイベントでも通った道.
ゴールまで微妙に登り続ける.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

道路わきにちょこちょこ現れるのが「クマ注意」の看板.
今年はホンマに多い.

余談だが,最近話題となった「朱鞠内湖ヒグマ襲撃事件」

【朱鞠内湖釣り人死亡事件】”人喰いヒグマ”に命を奪われた被害者の父が明かす「後悔と息子の最期」

この事件に関する考察サイトがたくさんアップロードされている.

その中で最も興味深かったのが「亜成獣」という言葉.

母クマから離れたばかりで2~4歳程度,ヒトで言うなら思春期真っ盛り.
好奇心旺盛で怖いもの知らず.
むしろクマ鈴の音色に引き寄せられてしまうそうな.
結果,人を襲ってしまうのではないか...との考察.

体長も150cmほどなので成人男性同等か,やや小さい.
なんとか勝てそうな...いや,ちゃんと刺激せずに逃げましょう.

クマスプレーなぁ...高いねんあれ.

フロンティアーズマン・熊撃退スプレー

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長いトンネルを抜けると,柱状節理が現れる.
なんだかんだで見ごたえある場所だ.

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最後のトンネルを出て到着.
駐車場のクルマが多くて意外.
てっきりみんなで足湯につかっているのかと思いきや,どうやらここにクルマを置いて,「羽衣の滝」まで歩いていくようだ.

で,Kazchariはシューズとソックスを脱いで湯に足をつける.
うん.冬の方が気持ちよい.

ファットな冬の天人峡ライド~ぽかぽか

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30分ほど,ボーっと.
時折,足湯を見に来る人もいるが,湯につかる人はいなかった.
まぁ,汗臭いおっさんが,ぼっちの呆け顔で佇んでたしな.

さて戻りますか.

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トンネルを抜けた後に広がるこの景色が好きだ.
廃墟ホテルの取り壊しも決まり,滝へのアクセスがよくなれば,かつての活気を取り戻すか,天人峡?

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写真は撮らなかったが「ユイの壁」を越える.
しばらく続く直線道路で「ツール・ド・フランスなひまわり畑(小規模)」を発見.成長が待たれる.

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往路と同じルートは面白くないので,クルマの通行が少ないウラルートを選択.

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踏切で電車に遭遇.
ついつい撮影.

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最近,個人的ホットスポットの千代ヶ岡.
ゲストハウスやらカフェやらのツーリスト向け施設が次々にオープンし,何か東南アジアのバックパッカー街のような雰囲気が漂ってきた.
そんな中...

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なぜか民家の軒先にキッチンカー.
ちょうどカロリーを消費しまくってハラが減っていたので「ザンギ」を注文.
3つで¥500.割と高級.
”ちゃんと”作っているので,できるまで12分ほど待つ.

キッチンカー周辺には自販機もないため,ザンギを受け取り隣のセイコマまで移動.

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おにぎり2個とバースデークーポンでセイコマブランドのエナジードリンクをget.
さすがの揚げたてザンギは美味.もう少し量が欲しいところ.

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帰路の街道は植えられたラベンダー真っ盛り.
夏だねぇ.

15時からは息子の習い事の送迎.
気温はまだ高く,車中で待つのは地獄.
ならばと,近くのイオンまで時間をつぶしに行くことに.

何の気なしに玩具売り場でガンプラチェック.
なななんと! プレミア物である『HG ガンダムバルバトスルプスレクス』(長い)が置いてあるじゃぁあーりませんか!

HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトスルプスレクス

ついでに隣にあった『ククルスドアン版のガンキャノン』も持ってレジへ.
家電量販店や模型専門店よりも穴場かもしれん.

つーことで,まだ時間はある.
最近再開したらしいイオン株主優待サービスの1つ,ラウンジを利用してみることにした.

いやいや,新コロ前に比べて,まぁなんと使い勝手の悪いっつーか,入室までの手続きが面倒くさい.

- 30分単位の予約制
- 最大利用時間も30分(1日1回,月5回まで)
- 利用は2名まで(子供連れだと厳しい)
- ドリンクも一人一杯(一本)
- 菓子類の提供なし

正直,これらの改悪のおかげで土曜日にもかかわらず利用者が少なかった気もする.
これ,今の新コロ状況がさらに収まっても,このシステム,継続するんやろか?

まぁ,ぶちぶち言ってもしゃあない.
ルールはルールなので従いますか.
イオン株は優良なので手放す気もないしな.

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さて,時間になったので息子をピックアップ.
『バルバトスルプスレクス』を息子に思いっきり自慢したら,「くれくれ」とうるさい.絶対にやらん(大人気ゼロ).

さて,明日は早起きして,ちょっと特殊なツーリング.
モンキー125の出撃である.

熱帯夜だが眠れるか...

モンキー125,小雨のオホーツク海ツーリング

2023/6/18 Sun

ヌグフルキルヤム発動!

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日曜日である.

ヒルクラ大会を控え,ここはロード練で追い込む時期なのだろうが,なんとなく気が乗らない.

そして,今後の予定を考えるとモンキーに乗る時間がなかなかない.
体調があまり優れなかったこともあり,本日はバイクツーリングに出かけることにした.

それにしても旭川は便利な土地だ.
北海道のほぼ中心にあるため,海も山も草原も湖も,行きたい所自由自在.

そんな豊富な選択肢の中から「そういや行ってねーや」日帰りオホーツク海.
距離はあるものの,割りと早朝に出発できそうなので行ってみる.

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出発時の総走行距離は5,706km.
さて,どこまで伸びるか.

さて,この時期困るのが服装.
予報は曇りで,気温も20℃は越えなさそう.
となると,いつものKOMINE(MOTO FANGO)の3シーズンジャケットだな.

念のためレインウェアとお風呂グッズも持参.
途中でサウナに入りたくなるかもしれぬ.

8時前に出発できた.

いつもの定点観測地点で撮影.
モンキーでは初?

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東川を経由して国道39号に合流.

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高速道路が開通したおかげで寂れてしまったドライブイン.北海道に多い風景.

上川を過ぎた頃,国道273号で紋別方面へ向かう.
こちらも高速と並走するせいで交通量が極端に少なく,ジャングル感が半端ない.

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この辺りは乾いていた.
この後,北上するにつれ,雲が増えて路面も黒くなってくる.

そして...完全に雨.

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聞いてないよぉぉぉ~(T。T)

停車して天気アプリをチェックしても,雨雲の姿はない.
降水確率も10%なのに...なんてこったパンナコッタ.

トンネルが現れた.
諦めて,この下でレインウェアを着ることにする.

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オートバイ用レインウェアに関しては2通りの考え方がある.

一つは,軽量かつ透湿・防水性能抜群のGORE-TEXの高級品を買う.
たぶん超快適.
それでも消耗品は消耗品.一生モノにはならない.

もう一つは,ワークマンなどの格安品を買い,数年使い倒し,防水性能が落ちてきたら,また新品を購入するという方法.

Kazchariは後者派である.
運動量が多く,操作性重視のチャリ用は前者やけどな.

レインウェアはともかく,今回の雨装備で一番役に立ったのは,先週の「きのこの山300」でも大活躍だったモンベルGORE-TEX オールラウンド ソックス」.

BRM610きのこの山300km(その1)

靴下とシューズの間にこれを履く.
ホンマ素晴らしい.
シューズがどんだけずぶ濡れになっても,靴下は常に乾燥=快適.

買ったのは去年やったけど,活用は今年になってから.
2023年のベストバイ,最有力候補やな.

チャリにしてもオートバイにしても,これまでシューズの上にかぶせるタイプのカバーを使ってきた.
これが全然ダメ.

なんだかんだで浸水する.
特にロードバイクのシューズは底に通気用の穴があるので,カバーが意味をなさない.
フィット感も悪い上,すぐにボロボロになってしまう.

それがどうだ.
このモンベル・ソックスのおかげで濡れや蒸れとは無関係になった.
革命的グッズやな.

恐ろしく寂しい道を小雨の中,道の駅「香りの里たきのうえ」を目指す.
その直前にセイコマがあったので補給に立ち寄る.

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休憩中,SNSを見るとバイク仲間のKaba3もツーリング中.
写真によると,どうやら名寄は晴れているらしい.

「こちらは雨です」と返信したが,ふと空を見ると青空が広がりつつある.
天気アプリも「降らない」と表示.
「もう大丈夫でしょう」とレインウェアを脱いだ(甘い).

少し進んで「道の駅」へ.

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マス・ツーリングのライダーを避けて駐車.
あくまで個人の嗜好だが,5台,10台と連なって走る連中とは相容れない.

某2号の言う通り「バイクは孤独を楽しめる」から好きなのだ.
せいぜい2台やな.

つーことで,スタンプを押してそそくさと出発.
しばらくすると...またもや雨.
むしろさっきよりヒドイ.

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路肩に停めて再びレインウェアを着る.
典型的な「ヌグフルキルヤムの法則」やな.

めげずに海を目指す.

走行中はAmazon Prime Musicに接続して,インカムでずっと音楽を聴いている.
お気に入りのプレイリストを再生しているのだが,どこかで操作を間違ったのか,機動武闘伝Gガンダムの前期OP「FLYING IN THE SKY」がエンドレスで流れるようになってしまった.

走行中は操作禁止だし,停車していじるのも面倒だしで,次の休憩ポイントまで10数回はリピート再生.
まぁテンションが上がる曲なんで無問題.

「シャイニング・フィンガー!」と何回叫んだことやら.

つーことで,ようやくオホーツク海側に出た.
左折して238号線を北上する.

このルートはなんつーか...うーん,何もかも懐かしい.

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そう,昨年の「1300」で対向車線を紋別目指してひたすら漕いでいたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

時は夜19時頃.
既に日は落ちていたが,それでもこの道は見覚え,走り覚えがある.

強い風の中,興部町到着.
ここまででモンキー,ガソリンを約半分(3リットル)ほど消費.
今後を考えてセルフスタンドで給油しておく.

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相変わらずの高燃費である.

あっという間に海とはお別れ.
晴れてたらなぁ,海岸に下りててんけどな.

道の駅「おこっぺ」へ.

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その時,12時の大サイレン.
マジでデカかった.
ここは「サイレント・ヒル」ですか?

この先,食堂の類は期待できないので興部市内で昼食を済ませることにする.
Google先生によると近くにラーメン屋さんが.

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少し変わった名前のラーメン屋さん.
空いていると思いきや,カウンターも座席も満席.
10分ほど待つ.

iPhone11 Pro

定番の味噌ラーメン(¥850).美味し.

最近悩んでいるのがiPhoneのバッテリーの劣化.
明らかに消費が早くなった.
「きのこの山」でもゴール時の残量は10%ほどだった.

いわゆる町中のiPhone修理店で交換を頼むと¥8,000ほど(互換パッテリー).
一応,今秋発売予定の「iPhone15」への買い替えを想定しているのだが,こっちはこっちで価格が心配.

とりあえず,今日のツーリングではモバイルバッテリーを持参.

VRURC モバイルバッテリー 大容量 10000mAh 【折畳みプラグ&2本ケーブル内蔵】3A急速充電 LED残量表示 4台同時充電 AC コンセント一体型 薄型 軽量 モバイル・バッテリー iphone/Android対応 PSE認証済み (ホワイト)

最近Amazonで買った.
元々は,とある自転車系YouTuberさんのおすすめ品.

コンセント直挿しおよびMicro-USB,USB-C,Lightningケーブル収納という使い勝手良さげな一品.
購入前,“みんな大好き”サクラチェッカーで調べると,見事に「危険」表示.
ちょっとヤバめだったが,YouTuberさんを信じることにした.

で,ここまでですでに残量50%のiPhoneを食事の間充電.

食べ終わり外に出ると...小雨継続.
しゃあないか.

国道239を通って向かうは次の道の駅「にしおこっぺ花夢」

よく考えれば,雨中のツーリングは久しぶり.
寒くもないし,新しいレインウェアおよびオーバーソックスのおかげで身体の濡れもない.
交通量も少ないのでストレスもない.

悪くないツーリングだ.

iPhone11 Pro

到着.
スタンプを押す.
一時的に雨は止んでいたが,ダマされんぞ.

それにしてもトップケースは便利だ.
何でも無造作に詰め込める.

iPhone11 Pro

下川町に入る.

時折インスタなどにアップされている,「下川町」と彫られた石のオブジェは町のどこにあるのだろう?
ネットで検索しても場所がわからん.
「万里の長城」近辺ではないのか?

iPhone11 Pro

愛別-旭川へ抜ける道道101へ.
春先の五味温泉ツーリングの時も通ったな.

モンキー125,五味温泉に行ってみた

この道も交通量少ない.
雨は止み,太陽が顔を出してきた.
レインウェア脱ぐ? いいや,ダマされんぞ!

iPhone11 Pro

南下を続けると,岩尾内湖に着く.
ここまで来るとチャリ圏内感が増す.

iPhone11 Pro

愛別-当麻ルートを通り,いつものパーキングへ.
「さすがにもういいっしょ」と,ようやくレインウェアをキャストオフ.

iPhone11 Pro

後はいつもの道で帰るだけ.

帰宅すると,本日の走行距離も300kmを越えていた.
これで総走行距離は6,031km.
3回目のオイル交換の時期やね.

iPhone11 Pro

「こんな小型バイクだと長距離しんどいでしょ?」とよく訊かれるが,全然である.

まずチャリの大敵,坂道&向かい風を完全クリア.
ただの手首の運動に疲れる要素はほぼない(偏見).
ヘルメットは重いけど.

今日は雨の中,海沿いを走った.
当然,塩分多めのはず.
そそくさと洗車を始める.

そこへ,ヨメさんと息子が北見のラグビー遠征から帰ってきた.
「風呂行きてぇ」と言うので,娘の帰りを待ってから,本日は『花神楽』に行くことになった.

最近『花神楽』もコミックコーナーを充実させている.
それにアウトドア系のチェアを多数並べるなど,某芦別のホテルをパク...いやリスペクトしている.

娘待望の『ブルーロック』の所蔵はいかに?

ブルーロック(11) (週刊少年マガジンコミックス)

...90分ほどのサ活後,休憩室に行くと,娘が大興奮.
ちゃんと,全巻そろってたらしい.
良かったな.
つーか,昨日もこっちに来とけばよかった.

夕食は「とんかつ定食」(¥900)を注文.

iPhone11 Pro

うん...値段なり.

計2時間ほど滞在し施設を出る.

今日は父の日.
あまり自覚のないKazchariも,家族からプレゼントをもらった.

iPhone11 Pro

妙に派手なTシャツと靴下.
うちのEMONDAカラーに合わせたのだろうか?

アガリの一台~TREK EMONDA SLR7 First Light

「ありがとう」と伝えたが,「喜び方が足りない」と怒られた.

理不尽だ.

BRM610きのこの山300km(その2)

2023/6/10 Sat

ゾゾンビィ

iPhone11 Pro

曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

※その1はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その1)

せっかくのグルメな「きのこ王国」なのに,無料の湧き水だけを汲んで出発するKazchari.

”グルメなブルベ”を信条とする方々にとっては,とんでもない暴挙だろう.
Kazchariは生来の味オンチなのか,食に対するこだわりがあまりないタイプ,と言える.

まぁ,レースではないものの,制限時間だけはしっかり存在するのがブルベ.
腰を据えてじっくり味わう余裕は,毎回あるけど...ない.
つーことで,ここでの「きのこ三昧」は,次回プライベートで訪れた時のためにとっておこう(たぶん).

S山さんの言う「数キロ先のセイコマ」を目指してペダルを回す.
あっという間に到着.大滝店である.

iPhone11 Pro

問題を何を食うか,である.
走りながら考えてはいたけどな.

これから登るのは,誰もがビビるボスキャラ,オロフレ峠.
食べ過ぎはNGだろうし,油モノも避けたいところ.
結局,「ビーフン」「おにぎり」「スポドリ」「エナジージェル」に落ち着く.
もちろん全てセイコマブランド.道民の誇りです.

幸い店の前にはベンチがある.
ありがたく使わせてもらう.

味オンチな上,早食いのKazchari.
あっという間に食事終了.
おっと,ジェルが残った.
これはフロントポーチに入れておこう(正解だった).

もちゃもちゃ食っている途中,目の前を二番手のランドヌールが走っていった.
名前は存じないが,札幌市内をしばらく一緒に走った方である.
Kazchari同様に“グルメしない方”と推測.
ここで補給なしとはなかなかのチャレンジャー.
食料は携行されているのだろうか?

で,エネルギーは満タン,ただし重いハラを抱えつつ,オロフレ攻略へ向かう.

天気ももちそうで,それほど地獄ライドにはならなさそう...と思ってた時期がKazchariにもありました.

iPhone11 Pro

ここの直線で,さきほど見かけたランドヌールをパスする.
そしていよいよ,クライム開始.

以前,クルマで走った時のおぼろげな記憶を呼び覚ます.
ひたすら長かったような...

おそらく風景的には一番の見どころでパチリ.
立派な橋脚.だが,交通量少ない.

iPhone11 Pro

それにしても...ホンマに長かった.
サイコンの示す斜度はだいたい5~8%の間をいったりきたり.
平坦もしくは下りに見えてもそれは目の錯覚.
ひたすらだらだらと踏み続ける.
これってどこかで似たような経験をしたような...

こいつだ!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

そう,この時の「小清水峠」に斜度も雰囲気もそっくり.
さすがに疲労度は異なるけどな.

ようやく頂上らしき地点に達するが,そこにあったのは「オロフレ峠展望台 2.7km」の看板.

「げっ! まだ登るんかい! しかも幹線道路を離れた展望台への道ってたいてい激坂...ぐぁおー!」

...と心の中で叫んだが「Garmin etrex」のルート表示は直進のまま.

ガーミン【GARMIN】NEWトレッキングナビ » ETREX 32X [並行輸入品]

一旦足をとめ,スマホに入れたアプリ「ブルベマネージャー」でTC名を確認する.

そこには「オロフレ駐車公園」とある.
なんや,まだ先かい!

ミスコースしなくて良かった.
こんな山岳ブルベでのミスはホンマに致命的.

iPhone11 Pro

144.3km地点.TC.13:02着.

ここでは出走前に渡されたクイズに答えなければならない.
「一見〇〇と思わせておいて,実は△△が正解」というややこしい問題を,ヒルクライムで湧いた頭で考えさせるという,なかなかのS(もしくはM)なクイズだった.

さて,これで文字通り本ブルベ最大の山を越えた.
残りはご褒美のダウンヒルとド平坦路のみ!

念のためウインドブレーカーを着こむ.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 1_2300SS3

だがしかし.
このダウンヒルがなかなかのスリル.
登りより斜度がキツイ上に,急カーブが続く.
さらに路面もボッコボッコ.
ブレーキキシュー,相当削ったんとちゃうか?

それでも無事に下りきり,登別の市内へ.
やはり登別を象徴するオブジェと言えば...

iPhone11 Pro

停車ついでに身体の状態や装備を再チェック.

バッグの固定や,タイヤの状態に問題はなかったものの,なんだかんだで濡れた路面を走り続けせいで,人もチャリもドロドロである.
特に背中! 普通の店どころかコンビニに入るのも遠慮するレベル.入るけどな.

昨年の「トカプチ400」では山越えの後,膝に激痛があった.
いわゆる腸脛靭帯炎である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

この時は消炎鎮痛剤を塗りたくり,なんとか乗り切った.
後半が平坦ルートで助かった.

【第2類医薬品】ボルタレンEXゲル 50g

その経験を踏まえ「オホーツク1300」ではテーピングを実施.
痛みに全く悩まされることなく,無事乗り切った.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m

もちろん今回のブルベでもこの2つを持参.
サドルバッグに入れてある.
だが,どうやら使わずに済みそうな雰囲気.
膝,絶好調である.

iPhone11 Pro

しばらくすると海が見えてきた.
左折して,国道36号をひたすら東へ進む.

さすが北海道の大動脈.
交通量は多いものの,路肩も十分広いので山間よりもずっと快適に走れる(時々狭くなるが).

そして何よりの恩恵は...追い風だったこと!
下ハン持って爆走.
しばらくAve35km/h~は出てた.

iPhone11 Pro

ここは白老,ウポポイ付近.
施設に向かう道だけやたらキレイ.
そして,何かと評判の悪いウポポイ.
まっ,そういうことやろね(察し).

iPhone11 Pro

ヒルクライムを終え,海岸沿いを激走.
途中でエナジージェルを注入したが,やはりカロリー消費が激しいようだ.
PCでもなんでもないローソン白老店で,補給のために休憩.

ローソンと言えば,レジ付近に置いてあることの多い「カツサンド」もしくは「エビカツサンド」が美味い.
この店にもしっかりあったエビ! しかも見切りで半額! これは買わずにいられないッ! もしゃもしゃ.

iPhone11 Pro

引き続き東へ.苫小牧を目指す.
ようやく市街地にはいった.
札幌以来の信号峠に苦しむ.

しかも港湾沿いルートあるあるなのだが,路肩は広いものの,砂利,針金,ネジ,ゴムバンド,その他用途不明な部品など様々なモノが落ちている.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

そしてフェリー乗り場を通過.
ホンマやったら...

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

iPhone11 Pro

いつになったら左折して北上が始まるのだろう...と思っていたら,少~しずつ曲がり,なんとなーく見覚えのある道に.
そしてついに...

iPhone11 Pro

226km地点.PC2.ローソン安平町遠浅店.16:37着.

おっ,ここって「オホーツク1300」でも停車したとこやん!

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その5:浦河~当別太美ゴール)

(その3へ)

BRM610きのこの山300km(その1)

2023/6/10 Sat

晴れ男はどこにいる

iPhone11 Pro

曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その0)

ここは「ふとみ銘泉」リラックスルーム.

めずらしく,比較的短時間で深い眠りについたKazchari.
一旦,2時過ぎに目覚める.
だいたい5時間睡眠.
ショートスリーパーなKazchariなので,十分と言えば十分な睡眠時間...かな?

ショートスリーパーとベジタリアン

まどろいの中,”起きるか起きまいか音頭”を踊っていると,ヴァイブレーションアラーム発動!
4時になった.
アラームを止めて身体を起こす.
周りを見渡しても誰もいない.
どうやら,昨夜この部屋を使ったのはKazchariだけのようだ.

顔を洗いにロッカールームへ.
途中の窓から外を見ると,どんよりとした曇り.
雨が降っていないだけでありがたし.

例によって朝風呂は6時からなので今回も入れない.
こればっかりはねー.

チェックアウトして駐車場へ.
既に明るい.
壁際につけたハスラーのバックドアを開け,ビブとジャージに着替える.
ジャージはBRM200記念の長袖ジャージ.
正直,着心地はイマイチだが,ロングライドは長袖が良い.
後は...気分かな.

一方のビブはパールイズミの「メガビブパンツ」

ブルベの際はこれ一択.
サドルが少々硬くても,こいつの極厚パッドで無問題.

ナビで確認すると,ここからスタート地点の屯田公園まではクルマで30分ほど.
近い近い.
やっぱりこの宿は便利だ.

走行車両が少ない中,スタート地点へ向かう.
朝飯の買い出しをどこでするか迷っているうちに目的地到着.
なんや,すぐ隣にコンビニあるやん(本日の最終PCでした).

「日本人は米!」っつーことで,おにぎり2個とバナナ,缶のブラックコーヒーを購入.
サイクルジャージにブルベベストという正装なお客さんもチラホラ入店してくる.

サイクルイベントでよくご一緒するOさんを発見.
Oさんと言えば,雨や強風などの悪条件をこよなく愛する...いや違うな,その対処方法の開発に情熱をかける〇〇サイクリスト.

一方のKazchariは極めてノーマルなので「いやいやOさん,晴れそうですね~ だひゃだひゃ」と煽る.
Oさん,「いやいや風”が”強いですね~」となぜかうれしそう.

屯田公園の駐車場にてチャリを下ろしてセッテイング.

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確かに風が強い上に少々寒い.
おまけに雨も降ってきた.
ウインドブレーカーを羽織る.

本日の装備品,最終確認.
サドルバッグ(オルトリープ)に何を積んでいくか問題.

これ以上雨が強くならないことに期待して,レインウェアはジャケットのみ持参.
走りにくくてしょうがないレインパンツは置いていくことにした.

その空いたスペースにロングフィンガーグローブを突っ込む.
そして,この時の判断で一番助かったと思ったのが,モンベルのGORE-TEX オールラウンド ソックスである.

今降っている雨が止んだとしても,路面はしばらくの間びしゃびしゃ.
フェンダーを付けていないので,背中の汚れは致し方ないが,シューズへの水の侵入は防ぎたい.

事前に,このオーバーソックスをソックスとシューズの間に履く.
さすがGORE-TEX,今回はその性能を100億%果たしてくれた.
スタートからゴールまで足元はずっと快適.
いい買い物をした(高いけど).

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さて,5時45分ブリーフィング開始.
リストを見ると結構なDNS者が...(47名中9名)
まぁ,この天気やしなぁ.Kazchariも札幌民やったらDNSしてたかも.

ブリーフィング後,公園トイレにて最後の軽量化(紙がないので注意).
車検を終えて6時.いよいよ300ブルベのスタートである.

雨は止んでいた.

これまた道内ブルベでよくご一緒するTさんの後ろに付かせてもらう.
まずは5,6人程度のトレインでゆっくり進む.
旭川民のKazchariに,札幌の土地勘はほとんどない.
田舎道に出るまでは,道をよく知っている人の後ろにつくのが正解.

Tさんのチャリにはリアフェンダーが付いていた.
とは言え,少々の泥はねは避けられない.
噂ではPBP:Paris–Brest–Parisでフェンダーレスのチャリはものすごく嫌われるとのこと.
やはりブルベは紳士のスポーツですな(そうか?).

しばらくTさんが先頭だったが,そろそろ街を抜けるタイミングで後ろから追い抜いていくチャリあり.
そちらにトレインを乗り換える.
その先で追いついたランドヌールと三人で,しばらく進む.

この頃には空に晴れ間が見えてきた.
そして気温が上昇.
ふぉっふぉっ,正に“自称”晴れ男の面目躍如である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

本日の第一関門,こばやし峠に向かう斜面で,先行を決めたKazchari.

先行するOさんらを追い抜くと,STRAVAで何度も見た「こばやし峠」の碑が見えてきた.

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あれ? ここって,こんなに短い峠やったんや.やや拍子抜け.

記念写真を一枚だけ撮って,即ダウンヒル.
ここで先程斜面で追い抜いた方々に抜かれる.
ダウンヒルが苦手なKazchari.

いやいやいや,こんな濡れた未知の道を,よくあのスピードで下れるもんだ,と感心.

ここからしばらく交通量の多い幹線道路を走る.
途中,学生服の高校生に引かれたり,路線バスとのデッドヒートがあったりと,ペースが落ちる.うーみゅ.

そうこうしているうちに,再び山エリアへ.
“自称”おっさんヒルクライマーとしては,ここでかかる.
以後,本日のブルベもここからゴール直前まで単独行となる.

一山越えて,公衆トイレで休憩.

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また森の中に入り,ヒルクライム開始.
このブルベ前半の特徴であるアップダウンが続く.

https://ridewithgps.com/routes/43038894より

なーんか,また曇ってきた.
雨というより霧雨.

普段はコンタクトのKazchariだが,300km以上のブルベからはメガネを使っている.
長時間になるとコンタクトはキツイのだ.
メガネ着用時は当然バイザー付きヘルメット.
Kazchariは旧製品「OGK KABUTO R1」を愛用.

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やや重めのエアロヘルメット.
頭頂部にはヘッドランプ用のGo-Proアダプターを装着.

今は「R2」に進化.

どっちのヘルメットSHOW~ロードバイク編

霧雨の中,バイザーに水滴がつく.
グローブでぬぐう.
こういう状況下では,サングラスより良いかも.

ジャージが濡れることもなく,寒さも感じない.
ヒルクライムにはちょうどいい気温.

「支笏湖国定公園」の看板が見えてきた.
特に頂上らしい頂上もないままダウンヒル.
開けた視界の先には支笏湖があった.

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いやいやいや.まさかここまで晴れるとは.
DNSしないでよかった.
すでに昨年のリベンジを果たせた気がする.

このまま順調に下り,支笏湖畔の周遊道路に出る.
久々の平坦およびやや追い風基調となり,下ハン握って距離を稼ぐ.
ここは非常に気持ちよく走れた.
結果,写真を全く撮らなかった.

さて,またまたヒルクライム開始.
今度は美笛峠を登る.

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昨年はがけ崩れで通行止めとなり,迂回を余儀なくされた峠である.
以前クルマで走った.
まだそんなにキツくない.
ラスボス(オロフレ)前のウォーミングアップ的な?

ただし...交通量がめちゃめちゃ多い.
特に大型トラックの追い越しはヤバイ.
全く車間をとらない.
おまけに前方からも追い越しクルマが次々にやってくる.
ホンマ,チャリの存在なんて全く認識されていないに等しい.

路肩の状況も最悪.
砂利だらけ,陥没だらけ,溝だらけ.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

極めつけはトンネル!
長くて路肩が狭く,道も荒れ気味.
複数のライト(特にリア)と反射ベストは,ブルベじゃなくても必須装備かも.

OLIGHT SEEMEE30

[TRIWONDER] 反射ベスト

なんとか無事に峠を下りきって計103km.ようやく本日最初のPCにたどり着く.

おっと,その前に昨年,道内で初の廃駅となった道の駅「フォーレスト276大滝」前でパチリ.
ここはなんつっても,総工費数億円だかの「黄金トイレ」や「自動ピアノ」で有名だったはず.
ようするに金のかけかたがおかしい.
つぶれた理由がわかる気がする.

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で,その隣のPC1「きのこ王国」には10:43着.
山岳ルートにしては,まずまずのペース.

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ここは有人PC.
主催のS山さんが待機していた.
その隣にはなぜか見慣れたオレンジジャージの”鉄人”T夫さんが.
「さすが,T夫さん,速いぜ!」と感心してたら膝の痛みでDNFしてクルマで移動,運営側のお手伝いをしているとのこと.

すると...「Kazchariさん,一番で到着ですよ」と告げられる.
ありゃ,マイペースで走ってただけやけどなぁ.
他の参加者はラスボス(オロフレ)に備え,力を貯めているということなのだろうか?
(チャリでは)初コースなので,ペース配分を間違えたかと少々不安.
とりあえず補給だな.

トイレに行くと新鮮な湧水が.
まず水を補充.

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S山さんに「ここ(きのこ王国)を過ぎると補給場所ないんですよね?」と確認.
すると「数キロ先にホットシェフ付きのセイコマがある」というじゃぁ,あーりませんか!

今日の昼飯はそこだな.

(その2へ)

Topstoneな空港周辺グラベルライド

2023/6/6 Tue

蜜月

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曇り.温度:24 ℃,湿度:50%,体感温度:23 ℃,風速:13.6 km/時,風向:SW

ここのところ,天気が非常に不安定な北海道.

先週末も雨が降ったり止んだりで,外ライドを諦めた.
とりあえず「映画+Zwift」したが,やはり満足感に欠ける.

どうしても外ライドがしたくなり,「天気,なんとか保ちそう」と楽観視しながら,午後から有給を取得して出かけることにした.
こんな思いつきにも即対応できる,ホンマいい職場だ.

午前で仕事を終え,昼休みに帰宅.
昼食後,ウェアに着替えて2階から下ろすのは...もちろんTopstoneである.

結局,新車に乗りたいだけかも.

さて前回から「あーでもない,こーでもない」と模索中の工具,交換チューブ,ボトルのセッテイング.
とりあえず前のゲージにツールボトル,後ろに水ボトル,その下に巻きなおして平べったくしたチューブを装着.

RICYRLK自転車 ボトルケージ

Z BOX S ツールボックス ゼファール(Zefal) 7086 Sサイズ 0.5L ブラック

パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm) 0TW740-45LF-NP

このチューブ,それでもデカい.

出発前にはタイヤの空気圧をチェック.
前後とも2Barだった.
グラベル走行には快適かもしれんが,少し足して3Bar入れてみる.

さて出発.
グラベルロードバイクなのでグラベルに行かないともったいない.

まずは定点観測地点へ.

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不穏な雲である.
若干,雨粒が顔にあたるが...まぁ気のせいでしょう.

しばらく舗装路が続く.
グラベルバイクの用途として「通勤に最適」という宣伝方法がある.

グラベルロードは流行ってる?

乗る前は疑問を感じたが,実際は...納得.
ロードに比べると道路の段差をそれほど気にしなくて済む.
田舎の凸凹道はもとより,ある意味障害物だらけの都市部でも有利.

特にグレーチング.
北海道の場合,路肩レーンがあっても,それに応じて排水溝も大きく,その幅の分だけグレーチングが覆っている場合が多い.
ロードのような細いタイヤだと,それを避けて車両レーンにはみ出さざるを得ない時がある.

グラベルだと気にせずにそのまま走行可.
もちろん油断大敵だが,ストレスは大幅に軽減.

旭川空港を横目に走るが,どうやらもうすぐ離陸シーンが見れそうなので寄り道.

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ぐるっと一回りして元の幹線道路に戻り,空港ちょい先のグラベルに潜入.
ひゃっほい!
ここは本当に景色が良い.

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空気圧3Barだと,少し高めの印象.
2Barぐらいが適正かな.この道だと.

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単純にグラベルでの安定走行感だけだとファットバイクの方が良い気がする.
特に下り.
しかし軽快さや,ハンドリング,自分で操作してる感では,このTopstoneの圧勝!

グラベルと舗装路の分岐点.
当然選ぶのは...

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こっちでしょう.
もちろんグラベルに入って以降は,leftyサスはon状態.
それでも跳ねる&跳ねる.つまり,楽しい.

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カーボンフレームのため,サイドスタンドは付けていない(付けられない).
写真撮影の際,バイクを立たせたければ「めだたんぼー」の出番.

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

それでもキックスタンドに比べるとセッティングが面倒なので,ついつい”寝かせ写真”が増えてしまう.
そう,スタンドはいいけど,ブレーキを固定するマジックテープが面倒なのである.
いい工夫ないかのー.

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平日だけに農作業車両や工事車両の通行多め.
邪魔にならないように後方に気を配り,前から来たら道を譲る.

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にしても,家からわずかな距離でこの道!
ロードにしてもグラベルにしても楽しい道だらけ.
恵まれてますな...と思えるのもチャリ趣味にはまったおかげ.

畑地帯を抜け,森林絵エリアへ.

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あーこの道,記憶にあるな.
紅葉がやたらキレイだった.

このまま進んでさらにグラベルをつなぐ.
途中の斜度は18%! うげ.

見覚えのある舗装路をかけあがって「就実の丘」着.
観光客がうじゃうじゃいたので,停車せずそのまま直進.
帰りのコースへ.

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少し晴れてきたかな.
で,本日最後のグラベルへ.

いつも登る道を今日は下る.
むっちゃ楽.

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森林浴ルート.
路面も締まっていてハイスピード!(と言っても,こけたくないので慎重)

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ここも馴染みのグラベル.
秋の紅葉が特に美しい.

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路面状況もgood.
ただし,先日の雨のせいか,時折マッド.
避けきれず突入してしまうため,泥ハネひどし.

まだTopstoneで,本格的な泥濘地やわだちに突っ込んだことはないのだが,その走破性はどうなのだろう?
ファットだと全然気にならんのだが.

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ついに太陽が顔を出す.
青い空を久々に見た.

leftyフォーク,やっぱり(見た目は)変だ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

最近の常サウナ「花神楽」を過ぎ,サイクリングロードへ.
一応舗装路だが,秋口は紅葉,落ち葉で路面が覆われる.

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その時期の方が走りやすい.
むき出し路面は滑りやすい.

まさに以前,ここのカーブで見事に転倒.
膝をぱっくりやった.

そのまま,いつもの「忠別川サイクリングロード」に接続.
幸い追い風基調で,グラベルロードながら30km/h~で巡行.

家が近づく.
河川敷にはあちこちに「ルピナス」の群生地ができている.
そういうシーズンなのだ.

ここでグラベルロードの本領発揮.
大き目の石がゴロゴロしてる場所も,臆せず入っていける.

花を踏まないように...撮影.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

つーことで無事帰宅.
グラベルロードの,いやTopstoneの楽しさをあらためて実感したチョイ乗りライドでした.

フレアハンドルの下ハンを持って,ようやくEMONDAの上ハンと同じくらいの前傾.
サスも効いていて実に快適.
いっそ,次のブルベもこいつで出てみるか? 悪天候にも強そうだし.

リベンジ!『きのこの山300』~その準備

ケツがもたん?

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