新コロ対策にBuff®が有効?

2020/4/27 Mon

品薄とまではいかないが,売れているようだ.

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ネックゲイターネックウォーマー or ネックチューブ)について.ランナーでもある山中伸弥教授がジョギング時の着用を推奨している.

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

前回のブログで紹介した通り,マスクなしでのランニングやサイクリングは後続他者に新コロを感染させる恐れがある.かと言って,通常の布や不織布マスクでは呼吸が辛い.そこでポリエステル製で通気性の高いネックゲイターがおすすめとのこと.

Kazchariは元々このグッズの愛好者.夏でも冬でもサイクリング時はほぼ着用している(厳冬期はさすがに厚手のフェイスマスク).ウォーマーと名がついているものの,冷却を売りにしているタイプもある.色々な使い方があるが,Kazchariの場合,サイクルキャップ替わりに頭に巻くか,頸に巻くのがほとんど.

さて,このネックゲイター,数えてみたところKazchariは10枚ほど持っていた.内訳は,まず6枚1200円ほどで買った安物.

ヘッドバンド ターバン6枚セット【薄手/伸縮性抜群/日焼け防止/汗止め/男女兼用)多用途【フェイスマスク/リストバンド/アイマスク/アウトドア バンダナ】01

他にも今は亡きオートバイ雑誌『OUTRIDER』の付録,そして高級品かつ用品のリーダー的存在の『Buff®』である.

BUFF®日本公式サイト

Buff®は1992年にスペインで創業したブランドで,オートバイレースに出場していた創設者が,自分のために開発した継目の無い新しいヘッドウェア.改良を重ねて多機能ヘッドウェアとして販売され,1995年より海外進出.現在では世界70ヶ国,2万店を超える店舗で展開するブランドとなっている.(公式サイトの説明より)

つーことで,Buff®をレビュー.
安物は一度でも洗濯すると,後の毛玉がひどい.つまり耐久性がない.結果,室内トレーニング用となっている(事前に頭に巻いておかないと,顔に汗が滴って大変なことになる).

その点,Buff®は良い.まず肌触りが違う.デザインも豊富で無地からサイケなものまで,好みに合わせてチョイスできる.コレクターもいるそうな.
サイトの説明を引用すると

上質なマイクロファイバーポリエステル,冬用にポーラテック,夏用にクールマックス(吸水速乾),メリノウールといった高機能素材を採用し,UVカット,抗菌・防臭加工を施しています.また,創設当時より、すべての生産を一括してスペインの自社工場で行っています

とのこと.

少し前にもAmazonで新品を購入した.

[バフ] 多機能ヘッドウェア ネックカバー 日焼け保護 COOLNET UV+ 冷却 防臭 UVカット ストレッチ 使い方12通り以上

今年3月の時点で2647円と,なかなかの値段だったがBuff®としては標準的.ところが現在は値段が高騰してなんと4000円以上になっている.山中先生の推薦のせい? 明らかにプレミア価格やな.Wiggleなどの海外通販はまだ余裕.こちらの方が安い(送料の問題があるけど).

Buff – Polar Buff®

まぁ,Buff®自身は

バフは自然界の多くの要素からユーザーを保護しますが,ウイルス・疾患・病気に感染,もしくは拡散することを防ぐことは科学的に証明されていません

としている.つまり三密は避ける必要がある.

Kazchariはもちろん,最近のソロライドでも必ず着用.人が多い場所すれ違う際,さらには(仕方なく)店に入る時には口元を覆うことにしている.後は普通のハンカチ代わりに使うとか.でも,一番の用途は洟タレ隠しだったりして.

現状,不織布マスクの在庫にはまだ余裕はあるが,新コロ禍が長引いてマスクの供給が改善されないとなると,普段使いとして使用することになるかも.

OLYMPUS TG-5 ウェアとお揃いで

粉雪舞い散る忠別湖ライド

2020/4/11 Sat

小雪か粉雪,どっち?

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Overcast, 4°C, Feels like 3°C, Humidity 64%, Wind 2m/s from NW

寒い寒い.今週は気温が上がらないまま週末を迎えた.新コロはまだまだ収束せず.人の少ない道を距離控えめにライド.
今日はロードの日.スマートトレーラーからDomaneくんをリフトオフ.5cmハイトのディープホイールをセット.11時少し前に出発.陽が照らん.まず,いつものサイクリングロードへ.

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ロードにはスタンドを付けてないので,やはり気を使いますなぁ.これまで風にあおられて何度倒したことか…その結果(T.T)
順調に人はいません.この時はやや追い風だったかな.

やがて西神楽方面の終点へ.このまま進むと森の中へ.ボーイスカウトの野営地がある.秋になると実に美しいが,この時期も雪の下に埋もれていた枯れ葉が舗装路を覆いなかなかの風情.

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そのまま森の奥へ行きたいところだが,それはファットくんにお任せ.素直にアスファルト道に戻ります.次は森林コース.アップダウンが続き,このあたりはWatopiaの恐竜が出てくる森に雰囲気が似ている.

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ダウンヒル後,時々粉雪が舞う中を忠別湖ダムへ向かうことにした.ここもまた馴染みのあるコースで,あちこちにセグメントがある.特にダムまでの坂は今季初登り.さぁ,気合入れて! いやいや踏んだらダメですよ~追い込んだら免疫落ちますよ~と自分に言い聞かせボチボチと.ホンマはすぐに足が終わってしまったのは内緒だっ.

ダム着.忠別湖はまだ凍結中.管理センターも閉鎖中.缶コーヒーを楽しみにしてたのだが仕方がない.

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ダムを反対側まで.凍結湖の上をさらっと通って吹き降ろす風,そら寒いわ.

こちらの入り口はまだゲート封鎖されていた.日陰になるということか.まだ道路凍結してるんやろか.とりあえず,Domaneくんを雪にぶっ刺す

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そろそろ引き返す時間と距離.ダムからのダウンヒル,天気も下り坂,粉雪+強風向かい風で寒いのなんのって.インナー選びミスったな,今日は.
忠別から東川,そして家までのサイクリングロードは完全開通.先週の河川敷ライドで楽しんだ道を堤防から撮影.うーん,降りたい…

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毎度のことながら舗装路の脇から山に入っていくグラベルが気になる.最近はロードで出かける際の目的が,すっかり未知のグラベル探しになってる.明日時間取れたらファットくん出撃やな.
とは言え,ロードはロードで楽しい.風向き安定せず,追い風になったり向かい風になったりと,なかなかハードなライドでしたが,それでもロードは速い.

そういやチャリ関係の記事で,ドラフティング時の感染に注意とかなんとか書いてたな.やはりぼっち最強

【動画】自転車やランニングで人の後ろにつくことによる新コロ感染の危険性

緊急事態宣言を受けて~サイクルライフ再考

2020/4/8 Wed

東京を始め7都府県に緊急事態宣言が出された.

北海道(というか札幌?)には出されなかった.とは言え,自分が無症状感染者かもしれないと常に自覚しつつ生活していかねばなるまい.ブルベに関して言えば,これまでも延期や中止などが小出しに発表されてきたが,ついに大元であるAudax-Japanから告知が出された.

新コロナウィルス感染症(Covid-19)拡⼤への対応について

ほぼ同時に,ランドヌール札幌から9月開催の『BRM926霧立400km』の中止告知もあった.これで今年の北海道でのブルベ開催・参加は不可能になった.こればかりは致し方ない.気持ちを入れ替えて次年度に向けて英気を養おう…

今後の楽しみとして,GWや夏休みにバイクパッキングで出かけることも考えたが,ぼっちライドで三蜜を避けたとしても,温泉施設や健康ランドでの入浴にかなりリスクがある.家族で行くキャンプでは,なおさら躊躇する.日帰りでなるべく人のいない場所へ行くのが今年のレジャーの最適解かもしれない.

以前「とにかく自転車に乗れ」という記事をアップした.それは,どちらかと言えば自身を守るための提言だったが,その後状況がやや変わり,他者に感染させないことも重要になってきている.あちこちの自転車関係のWebからも様々な提言が出されているが,基本は以下の6点に集約されよう.

コロナウイルス(COVID-19)禍におけるサイクリストの行動

① インドアサイクリングに切り替える
② 個人としてサイクリングするのはアリ
③ サイクリングの途中に、どこかへ立ち寄らない
④ 大怪我のリスクを減らすべし
⑤ 免疫力を下げるようなハードなトレーニングはしない
⑥ 帰宅後のケア

以上を踏まえ,Kazchariのサイクルライフの現状と今後について考察してみる.

【インドアサイクリングに切り替える】
切り替えるというか,平日は主にこれ.Amazon Prime Video観まくり.

朝:目覚めの3本ローラー約1時間.日によって異なるがAve25~30km/h
夜:Zwift1時間.イベントではなくLSDでAve30km/h.山コースだとキツい

YouTubeで配信中のGCN-JAPANでは,チャリの整備の他,ポジショニングも勧めていた.外に比べると乗り降りが楽なのでこまめな調整がしやすいかららしい.

【個人としてサイクリングするのはアリ】
安定の基本ぼっちライド.土日はできるだけ人気のない道を目指す.全ブルベ中止なので,現在,集団走行の予定は『旭ヶ丘ヒルクライムアタック』のみ! ただし先頭グループにちぎられなければ…(ちぎられる前提)

【サイクリングの途中に,どこかへ立ち寄らない】
カフェはもちろんのこと,コンビニも厳密には避けた方が良いと思われる.短い距離(100km未満または1000kcal未満)を補給食持参で対応するか.

【大怪我のリスクを減らすべし】
安心してください.ビビりなのでダウンヒル超苦手.飛ばし…せません.後は車か.国道,幹線道路をなるべく避けるべし.万が一入院になるようなケガをしたら…

【免疫力を下げるようなハードなトレーニングはしない】
現目標は室内,実走を含めて月1200km.このペースだと去年より短くなるが仕方がない.では,獲得標高で…という罠.週3の体幹トレも継続.それ以上はしない.

【帰宅後のケア】
言うまでもなく,手洗い・うがいの徹底.新コロの他にも,インフルやら花粉症やら風邪リスクもまだあるしな.肩凝りがひどいので,そろそろマッサージに行きたいところだが,もろに濃厚接触…避けよう.

というわけで,結局これまでと行動に変化はなかったりする.

マスク2枚」と「一部に30万円」で世論が納得するとは思えないので,全世帯への支援金給付やら消費税減税など,何らかの追加政策が施行されると思うが,いずれにせよアフターコロナが怖い
年金,医療,介護,教育など,これまでも十分やばかったシステムが完全に瓦解するような気がする.これから老後を迎える身としては,将来がどうなるか…自衛手段の構築をさらに進めていく必要がある.

何の調査データかは忘れたが,日本人の7割は「人に何をすべきか決めてもらいたい人」で構成されているとのこと.Kazchariは残りの「人生を自分で決めたい人」であり続けたい.

肩が凝ってしゃあない

2020/3/20 Fri

肩が凝ってしゃあない.
今日は祝日.なのに座っているのがあまりに辛く,眠くもないのに昼寝するほど.

そこにシンクロニシティ,またまた発動!

3本ローラー中,たまたま観ていた録画ストックの『チコちゃんに叱られる!』.テーマは「なぜ,子どもは肩が凝らないの?」だった.
Kazchariは一応リハビリ職の端くれなので,解答を2つ用意.一つは「2足歩行化したヒトにとって腕というパーツは重すぎる.これが肩凝りの原因だが,子ども時代はまだその負担が少ないから凝らない」.もう一つは「子どもはじっとしていない.常に動かしている状態だから」.

番組的には後者に近い「子どもは無駄な動きが多いから」が正解だった.かろうじてチコったぜぃ! 動かないから筋肉が硬結し血流悪化 ⇒ たまった老廃物が筋肉に蓄積する ⇒ これが肩凝り.

毎年,この時期は仕事の都合上デスクワーク(パソコンの画面を見続ける)が多くなる.つまり同姿勢(しかもよろしくない)を長時間保持することが多い.テクノブレイク,じゃなかったテクノストレスというヤツですな.週3の筋トレでごまかしているが,焼け石に水状態.自宅では3本ローラーやスマートローラーで平日30~50km走るが,よく考えれば肩の動きはほとんどない.
凝りまくった日の就寝時は消炎鎮痛剤を塗る.大腿や膝用に買っているヤツやけどな.

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それでも,あまり効果が見られない場合,大金かけてマッサージに行くことも考えてしまう.でもコロナがなぁ…

改めて考えてみれば肩凝りの予防と改善って単純なことやった.薬やマッサージに頼らず,30分に一度は無駄に動くことにしよう…と言いつつ,「パソコンに向かってブログを書くのを止めろ!」「kindleで読書するな!」という声が聞こえなくもない.

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

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Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

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できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

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出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

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写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

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美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

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ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

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上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

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しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

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「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

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67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

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ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

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最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

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さらにファット.

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結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

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元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.