2020/3/1 Sun
とりあえずカッコ良い.
人はストレスにさらされると買い物に走るという.それが理由ではないが先日,新兵器『GARMIN INSTINCT』を買った.各種スポーツでの使用および頑丈を売りにしたスマートウォッチである.
GARMIN(ガーミン) Instinct アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」準拠 最大14日間稼働 日本語対応 【日本正規品】
これまでは『GARMIN vivosmart HRJ』を愛用していた.
GARMIN(ガーミン) アクティブトラッカー 活動量計 vivosmart HR J
主な用途はサイクリング時の心拍計としてである.こうした腕に巻くタイプが普及する前は胸センサーが主流(通称チチバンド)だったのだが,これが実に煩わしい.常に締め付け感はあるし,汗でべとつく上にベルトがすぐにダメになる.何よりもジャージから透けて膨らんでかっこ悪い.それが嫌でこれを買った.確かに測定の正確さは”チチバンド”にはかなわないが,手軽さや解放感は捨てがたい.
それに何より多機能である.心拍だけでなく,その日の運動量から歩数,昇降,睡眠時間(なんとレムとノンレムの区別もする),それにFacebookやSTRAVAの通知機能など,もはや手放せない存在となり,文字通り24時間装着し続けている.おかげで普通の時計をしなくなってしまった.
しかしながら購入後3年が経ち,故障や不具合はないもののやはりバッテリーが…新品時は1週間以上保っていたのが,今や2日ほどで空に…一番困るのは300km以上のブルベでサイコンとBlutooth接続し続けていると途中で切れてしまうのだ.メーカーサポートでバッテリー交換サービスもあるらしいが,15000円ほどするらしい.これじゃ新品と変わらん.現状スマートウォッチの最大の弱点はバッテリー.その点ではこのINSTINCT,GPS機能を使わなければ14日間連続使用可とのこと.これが何よりの決め手である.それに,たまたま手元に20000円分の商品券+Tポイントが結構たまっていたので,思い切って買ったわけですよ(差額5000円ほど).
というわけで初期設定開始! 開封後,まず中身を展開.イマドキの製品らしく説明書はない.付属品はほぼ充電ケーブルのみだが,これがまたしてもGARMIN独自規格コネクタ.同社の製品はこれで4台目だが全部接続形式が異なるのはいかがなものか?
vivosmartとの比較.コンセプトがまるで違う.ウオッチらしいというかG-Shock風.タッチセンサーではなく,全ての操作は物理ボタンで行う.濡れた時や雨天時にはこちらの方が誤作動がなくて良い.実際,INSTINCTはミルスペックを標榜している.
ダミーシールをはがして,手持ちのCASIO PROTREKと比較.方位,気圧,高度が測定できる点でかぶる.そういやG-Shockブランドで心拍計付きが近日発売とか.⇒ G-SQUAD
もろにINSTINCTの対抗馬やね.でも価格設定で負けてる気がする(高い!).どうしたmade in Japan!
充電ケーブルをつなぐと最初の画面がこれ.とりあえず日本語を選択.
この後,スマホ接続メニューへ進む.KazchariはスマホユーザーではないのでiPadで.GARMIN製品統括アプリである『GARMIN CONNECT』を立ち上げて認証させると記録や身体スペックなどのデータがすべて引き継がれる.こういうアプリがあるからGARMIN製品を買い続けることになるねんなぁ…
これで初期設定完了.そうそう『GARMIN CONNECT』からvivosmartを削除っと.こいつはヨメさんにプレゼント予定.
ホーム画面,何気に秒表示まであるのが助かる.コーヒーの蒸らしタイムとか.
で,ここからカスタマイズ.本体はカメラのキタムラで購入したが,オプション品はAmazonにて.それらも今日届いた.
画面タッチセンサーではないので保護フィルムは買わず.時計本体を黒(グラファイト)にしたのは,バンド交換で遊びたかったから.vivosmartはバンドも留めビスも特殊形状でサードパーティ製の替えバンドも当たりはずれが激しかった.その点,INSTINCTは標準タイプで安心.今回のこのバンド,イエローが思ってたよりもオレンジ寄りだった.もう少し明るい方が好みやなぁ.仕方がない別の色を…(そして沼へ)
裏面の防塵プラグは,vivosmartの充電部分に垢や石鹸カスなどモロモロが溜まりまくった経験から購入.動作上は問題ないと思うけどな.予備の充電ケーブルはおまけみたいなモノ.
装着後の感想.まず軽い(52g).より小型のvivosmartと比べても違和感なく装着したまま眠れそうだ.次に操作方法.えー,さすがに新しい”海外製の”時計である.SUUNTO同様に長押し操作が多くて慣れるのには時間がかかりそう.既述した通り,説明書はウェブで読むことになる.
差し当たって,Kazchariを含むサイクリストにとって最も重要と思われる,サイコン(『GARMIN Edge1000J』)との心拍計データ接続方法をメモっておく.
まず,サイコン側をセンサー検索状態にしておく.
次にINSTINCTの,
「MENU」長押し
↓
「DOWN」押して「設定」,「GPS」で決定
↓
「DOWN」押して「センサー」,「GPS」で決定
↓
「DOWN」押して「光学式心拍計」,「GPS」で決定
↓
「DOWN」押して「心拍転送モード」,「GPS」で決定し「はい」
これでOKのはず.ここはあれやね,2アクションで済むvivosmartの方が簡単やなぁ.他にも方法あるんやろか?
残るテストは「屋外走行の記録」「Zwift(TACX NEO Smart)との接続」「筋トレなど他のアクティビティでの使い勝手」かな.これらは次の機会に.以上,GARMIN INSTINCTレビュー,その1でした.