2021/10/16 Sat
戦いは前日から始まっていた.
紆余曲折あってようやく開催されたブルベ「十勝200」.
暴風に次ぐ暴風.
いやもう寒いのなんのって.
アイスブルベよりひどい(ホメ言葉).
今年最初で最後のブルベ,堪能させていただきました.
今回は,その備忘録である(4部作の予定).
開催の数日前から北海道全域の天気はむちゃくちゃ不安定.
毎日,毎時間で予報が変わる.
はっきりしていたのは,週末の帯広地域は「風が強い」ということ.
前日の予報では最大風速9m...普通のサイクリングイベントなら中止レベルだろう.
少なくともプライベートなら走りません.
ブルベの敵は「雨」「風」「寒さ(夏は暑さ)」だと思う(眠気は無問題).
今回「雨」は大丈夫だったが,残りの2つがKazchariに襲い掛かった.
まずは,開催前日の土曜日から.
峠の積雪が予想されていたため,クルマのタイヤをスタッドレスに換えておく.
実は前回の交換から既に4シーズン使っており,かなり危険.
今年は新調しなければ(冬の北海道は出費がかさむ).
その後,Domaneとファットバイクの洗車と注油.
まだどちらで”逝く”か悩んでいる.
「雨」「風」「寒さ」の三重苦なら,汚れても倒れても全く気にならないファットが最適.さらには防寒具もたくさん積める.
何より,個人的に勝手にライバル視しているOさんが,今回なんと小径車で出走予定とのこと.
あえて苦行に挑むOさん.ちなみにOさんはリカンベントで宗谷600をクリアする鉄人である.
これは負けられん(なぜそうなる?)...と,一時はファットでの参戦も考えた.
ちなみにこれまでのファットバイクでの一日の最長距離は140kmほど.
ブルベ最短の200kmとは言え,ファットバイクではかなりキツイことが予測された.
それに加え,メンテ中にブレーキパッドがほぼなくなっていることに気付く.
この状態はさすがに不味い.
早速Amazonでよさそうなのを注文.
MTB スラム(SRAM) エイヴィッド(AVID) Elixir シリーズ LEVEL/TL/T 用 ディスクブレーキパッド レジンパッド
結局,安全を考え,Domaneで参戦することにした.
「まぁ,久々のブルベだし,早めにゴールしてゆっくり温泉にでも入って帰るか」と思っていた時期がKazchariにもありました.
次は服装.
アイスブルベまでとは行かずとも,防寒・防風性能は必須だろう.
ゆえにdhbの起毛ビブとジャージを選択.
特にビブは本ブルベで初投入.
セールで安かった(¥6,000ほど).
写真ではわからなかったが,ふくらはぎ部分から腰にかけてのドット状反射加工がかなり目立つ.いや目立ちすぎでしょう.ダサイ.
ただし,何もないより安全性が高いのは間違いない.
準備完了.クルマに詰め込む.
昼過ぎ出発.
クルマのナビ通りに走り,夕方4時頃,無事に宿着.
帯広近辺に多い,アパートっぽいタイプのビジネスホテルである.
部屋が広く,照明が明るい.
もちろんfree-Wifi.
これで¥4,250(Kazchari予約時)はありがたい.
もちろん予約時に,ブルベ当日夕方までの駐車も許可していただきました(有料駐車場タイプの宿だと頼めない).
宿に落ち着き,しばらくすると雨が降ってきた.
食事に出かける.
しまった.
ついついサンダルで来てしまった.
濡れた路面をとぼとぼ歩いて駅前方面へ.
もちろん靴下も濡れる...冷たい.寒い.
そしてGoogle先生おすすめの店は,情報と異なり時短営業でclosed...
仕方なく,目についたラーメン屋に入る.
入店するなり,店員さんに「手を消毒してください!」といきなり指示される.言われる前にスプレーしたけどなっ.
旭川より感染対策が厳しい印象.
この店だけかな.
味はまぁまぁ.
値段やや高め.駅前なので仕方ないか.
帰り道,夜のつまみと明日の朝食をコンビニで購入.
部屋に戻り,浴衣に着替えてくつろぐ.
チューハイをチビチビ飲みながら,あらためて,ブルベの出走ガイドを確認.
なんと言っても重要なのは感染対策.
接触確認アプリの運用(推奨)⇒ あぁはい,”推奨”ですよね...(入れてる人いるのか?)
マスクの着用⇒ 当然です! 走っている時には外しますけど.
ボールペン持参⇒ これは初やな.わかります.
除菌グッズ携行⇒ えっ? こんなん持ってへんわ~
つーことで,再び着替えて外出.
運良く,宿の目の前にみんな大好き『ツルハドラッグ』が.
酒飲んでいるので運転不可.この宿にしてて良かった...
さぁ,明日の朝は早い.(その2に続く)