2022/3/27 Sun
修行すっぞ.
Scattered clouds, 5°C, Feels like 1°C, Humidity 70%, Wind 7m/s from WSW
今週末は天気予報が良い方にはずれた.
午前中こそ,いつ雨が降ってもおかしくないような曇天だったが,『ドンブラザーズ』が終わる頃には日が差してきた.
ここ数年で最高傑作ではないか? とても正味22分程度に収まる密度ではない.
いい意味で壊れている.
さて,外はロードでも走れそうな感じだが,路面状況がまだまだ怪しいのでファットバイクで出撃.
結果的にこれが正解だった.
「天気も良いしダムでも向かうか」と東川方面へ.
橋を渡る際,ふと見ると忠別川サイクリングロードが雪解けで通れそう...Check it out!
目の前に新しい橋ができている(まだ通行不可).
スデに水たまり走行でシューズぐしょぐしょ.
もちろん,冬ブーツではなく普通のMTB-SPDシューズなので完全に浸水状態.
気持ぢ悪い...
チャリを押して歩いたこの雪道で左足が完全に水没.
気温高めで良かった.
この後の舗装路走行で乾くことに期待.
えー,全然乾きません.
さて,これからダムに向かうけど,先にメシ食っとくか.
ここからだと東川のセブンイレブンが定番.
だが,「元気なうちに食べたい物を食べる」いや「新しいモノ・コトにガシガシ挑戦する」とマインドチェンジしたシン・Kazchari.
Google先生にオススメを尋ねてみる.
数キロ先に”お手頃価格の”イタ飯屋があるという ⇒ 決定.
到着.
しかし...本日は予約客のみ対応とのこと.シクシクシク36.
こういう田舎の一軒家でハズすと,次を探すのに困る.
クルマやバイクだとそれほどダメージにはならないが,チャリはなぁ...カロリー消費が半端ない(その分空腹感が増すかも).
再びGoogle先生に質問.
一山越えたその先に,中国茶や飲茶の店があるとのこと.
ほほぉ,それは珍しい.
行ってみるか.
楽しいねぇ.こういう道.
おっと,昼飯を忘れるところであった.
思ったより短時間で到着.
『中国茶とおかゆ 奥泉』である.
13時という遅めの開店.
Kazchariはぼっちなのでカウンター(3席)に座れたが,後から来た家族連れはかなり待たされていた.
注文したのは「魯肉飯」と「水餃子」.
あれ? 先週もうどん屋で「水餃子」頼んだような...
緑の野菜はパクチー.
アジア料理には欠かせない.
二品ともかなり淡白な味付け.
胃にやさしい...と言えば聞こえは良いが,ライド中だと正直,もっとこってり系が良かったなぁ.
何より驚いたのはメニューにあった「中国茶」の値段.
たぶん急須でくると思うが,¥1,000以上は当たり前.中には¥2,500~という超高級茶があった.
さぞかし良い香りと味なのだろう.
Kazchariにそれを試す度胸はなかった(その料金で焼き肉食いたい).
ようやくダムに向かう準備ができました.
やや追い風.
うん? いつもと逆やな...(嫌な予感)
ヒルクライムをこなし,例によってダム横断.
大雪山系が美しい...が,なんじゃこりゃあ!のダム道路.
雪が融けて水たまりかシャーベット状態.
先程の店で少し乾いた足がぁー足がぁー(顔は笑っています)!
ここが終点.
相変わらず反対側に抜けることはできない.
それにしてもファットバイクだからこそ,通行できた道.
こいつで正解だった.
時刻は14時.
この頃から強風が吹き始める.
管理棟内でコーヒータイム中,突風が吹いてファットバイクが倒れた.
壁際に寄せていたにも関わらずだ.
身体が冷えてはたまらんとダウンヒル開始.
寒い寒い.
平地に降りても風は止まず.
左前方からの完璧なアゲインスト.
往路で帰ると,完全に吹きさらし状態になるので,それを少しでも避けるため山間部を抜けるルートを選択.
お気に入りのグラベルについつい入り込む.
ここはまた次回.
さて,山を抜け,林を抜けると左右田んぼ(雪原)の吹きさらし区間が延々と続く.
ここが正に地獄.
クソ重たいファットバイクが煽られる煽られる.
車体を斜めに傾けての走行を強いられるほど.
もちろんスピードも出ない.
Ave.14km/hも出せれば良い方.
あまりに辛く,考えてもどうしようもないのでKazchariは考えるのをヤメタ.
ゾンビ走法に切り替え,温かいチャワーを浴びている自分を想像する.
東神楽の市街地に入るとやや風はマシになったが,そこを抜けると再び強い向い風.
そんな地獄がトータル2時間ほど続いた後,ようやく帰宅.
いやぁ,ここ数年で一番つらいライドだった.
しかしこの体験がKazchariの血と肉と根性を作るのだ!と己を鼓舞.
そう,終わってみれば残るのは心地よい疲労感.
これがエンドルフィン!
ヤメられへんわけだ.