2026/3/22 Sun
Runaway from the Rain

曇り.温度:11 ℃.湿度:82%,体感温度:11 ℃,風速:6.5 km/時,風向:ENE
Day1はこちら ⇒ 春・九州・BROMPTON Day1:鹿児島~出水
体内時計は正直だ.
疲れていても,6時間睡眠で朝5時に起床してしまう.
昨夜から幾度となく開く天気予報アプリ.
これまでの経験から,一番精度が高いのは『ウェザーニュース』だと思う.
広告の多さが玉に瑕だけど.
今日もひたすら北上して熊本市を目指す.
そして『ウェザー』によると,南から徐々に雨雲が接近.
熊本市付近では13時過ぎから降水確率が80%以上に跳ね上がるらしい.
ここ,出水から熊本市までは100kmちょい.
BROだと7~8時間はかかるとみた方が良い.
ギリギリなのか,デッドヒートのアイラヴユーの予感.
まっ,そこはBROである.
危険を感じる豪雨になれば,ササッと畳んでバスや列車ですぐに輪行すればよかろう(後の伏線).
シャワーを浴びて朝食会場へ.
馴染みのAZメニューである.生卵がありがたい.

準備をして7時に出発.

朝の薄明り状態だが,それほど寒くはない.
前日同様,長袖インナーにジャージ,ビブの組み合わせでOK.
いつ必要になるかわからないレインウェアはリュックに入れてリアラックに積む.

目の前は国道3号.
さすがに朝7時の交通量は少ない.
無理に歩道エスケープすることもなく,車道を堂々と走る.
まぁ,それも時間の問題.
すぐにレーダーが後方からの接近を知らせるようになった.
長旅では今回初投入のリアビューレーダー.
マジで便利だ.
重さや稼働時間が気になって購入を控えていたが,こいつがコスパ的にも決定版な感じ.
誤作動もほぼない.
あったとしても,結局ミラーで確認するので問題ない.

出水らしい鶴マークの橋.
途中,チャリダー大好きラウンドミラーを発見.

一人旅だと自撮りの機会があまりなかったりする.
三脚やらタイマーのセットは面倒やしな.

県境を越えて,熊本県の水俣市に入る.
BROの12速ギアを駆使して,最初の山岳をクリア.
そもそも,小径車に興味のなかったKazchariがBRO購入に至った動機の一つが,この12速ギアにある.
さすがに4やら6速で長旅をするほど「M」ではない(いや十分...).
以下,ケニア旅行経験者には有名な話.
親しくなったケニア人に「Where are you from?」と聞かれたとする.
「Japan」と答える.
「Where in Japan?」
「(?)OSAKA」
すると「No,No,No, You come from KUMAMOTO!」
「Why?」
オチに「All people come from KUMAMOTO!」(ガハハハ)
までがテンプレ.
ちなみにスワヒリ語で「KUMAMOTO」は...各自調べて下さい.

最近,凝った...いやおしゃれな名前の病院が増えた気がする.
ここは何科なのかわかりやすい.
で,道の駅みなまたの「ミナマータ」に到着(ややこしい...のか).

トイレ内に某有名漫画家のイラストが飾ってあったけど...これってちょっと前に”トレース”で話題になったヤツやん(掲載できません).

謎のアミューズメント施設があったり,謎の庭園があったりとパラダイス感強めのミナマータであった.

さらに進んで水俣市街に入る.
かの「チッソ」工場を過ぎると,興味深い看板を発見.
「水俣病という名称は差別だ!メチル水銀中毒症へ病名改称を求める!」
まぁ納得.イタイイタイ病は地名とちゃうし.

水俣の新幹線の駅は要塞のごとし.
いや,新幹線の駅ってたいていこういう無機質系デザインが多い気がする.
近未来のイメージ? それとも警備上の都合?

ちょっとした展望台に,なぜだかの提灯.
祭りの季節ではないはずだが.

高速道路の案内板に「地震発生走行注意」の表示.
昨夜の地震のことだな.特に被害はなかった模様.
日中の走行中だったら感じたのだろうか.
で,この後,またまた登りが続く.
その途中からか,BBもしくはリアの駆動部周辺から「ガラガラ」と異音がする.
足を止めると消える.
まさかのBB不調? こんな山中で?
修理なんてできんぞ!
耳をすませて音の発生場所の特定を試みるがさっぱりわからん.
坂を下り切ったところにファミマを発見.迷わずピットイン.

リアハブ周りをチェック.
すると,とんでもないことが.

おわかりいただけただろうか...
テンショナーのプーリーからチェーンが落ちている.
脱落こそしていないものの,よくこんな状況で走れるもんだ.
いつ,どういう状況で落ちた?
やはり,この頼りない樹脂製のパーツがいかんのだろうか.
なかなか珍しい現象なので,本ブログのレギュラーメンバーであるBROマイスターのO西さんにLINEした.
そのような経験はなかったそう(という返事の後,O西さんのBROにも同じトラブル発生).
ここは金属製にカスタムしようかなぁ...
道の駅「たのうら」着.

最近多い,地元出身の漫画家さんの作品,もしくはご当地アニメの顔出し.
上のボードは「村枝賢一」先生.
やはり『仮面ライダーSPIRITS』が代表作だろう.
単に出身地というだけでなく,実際に今も住んでおられるらしい(説明に書いてあった).
まぁ,いまやクリエイティブ系の仕事はどこでもできるしな.

もう1枚は『放課後ていぼう日誌』(2020).
いわゆる女子高生がおっさんの趣味を楽しむ系アニメ.
Kazchariは未鑑賞.流行った...のか?
御覧の通り,太陽がまぶしい.
ここから崩れるのか?
確かに天気予報アプリは雨雲の接近を告げているけど.

熊本に入り,初くまもん発見.
地球儀を抱えたタイプ.
工場内ゆえ進入禁止.遠景で.

今回もKazchariのケツを支えてくれたのは,ROCKBROSのサドル.
実に快適.
今回のような1日100km程度の旅では全くケツ痛なし.
何より安く,革製みたいにメンテや伸びに気を使わなくてよい.
デザイン? 気にするな.

いい雰囲気の日奈久温泉街を通過したが,さすが九州.
北海道以上の温泉パラダイスである.
だがしかし,クルマの旅と違って気軽に立ち寄れないのが残念.
入浴後の汗冷え問題もあるし,何より汗だくのジャージやビブの再着用には抵抗ありあり.
仕方なく...という場合もあるけど.
八代市内に入る.
味わい深い標語看板.

家族LINE(正確にはアホ息子)に送ったった.
ここに来ていよいよ雨の脅威が迫ってきた.
空の色は明らかに鉛色に変化.
顔にポツポツと雨粒があたり始める.
ずぶぬれになる前にレインウェアの着用を決意.
軒先を探しているとファミマが見えた.
昼食を兼ねてピットイン.

コンビニでクイック補給(まるでブルベ).
じっくりランチをする余裕はない.可能な限り雨からの逃走が何より大事.
不思議なことに食べ終わる頃には,再び陽がさしてきた.
まだゲームは負けちゃいない.
レインウェアを着ないまま再スタート.

八代から熊本までは国道3号で行くのが定石なのだが,どうやら並走する県道14号の方がチャリ向きらしい.
抜け道となっているのか,交通量はわずかに減る.

中古車センターの頭上にある電線に違和感.

よく見ると”ヒャッハーな”トゲトゲがついている.
カラスなどの鳥が留まれないようにしているのだろう.
フン害防止ってヤツだな.初めて見た.

国道との合流点.
横断歩道はなし.
この歩道橋を押して登れというのか!
ちなみに左折すると三角方面,つまり天草への道となる.

ちゃんと,チャリ用のスロープがあるだけマシか.

九州新幹線の操車場.
当たり前だが滅多に見ない.
マニアではないので種別はわからんけど.

そして...ついにポツリがザーザーに変化した.
完全に雨に捕まってしまう.
ナビが示すホテルまでの距離は約10km.
まぁ逃げ切った方でしょう.
さすがにこの雨量の中をレインウェアなしはキツいか,と覚悟を決める.
高速道路の高架下で雨中走行の準備.

JR熊本駅着.
ホテルはもう少し先だが,本日のミッション終了感漂う.
実際はこの後かなり迷うことになるが.

ここからはGoogle先生に従って,熊本市内を流れる白川沿いのサイクリングロードを走る.
久々の雨中走行.雪よりもはるかに滑る.
橋上の鉄板でドリフト.ヤバかった.

Google先生の不思議な仕様なのだが,移動手段の選択に「自動車」「歩行者」はあっても「自転車」がない.
いや,正確には北海道と台湾では「自転車」モードが使える.
前回の四国,今回の九州にもない.どういうこった.
で,「歩行者」モードにしたら,アーケードの商店街に案内される.

日曜日の夕方である.
歩行者だらけで走れる状態ではない.
降りて押す.
それに本日はアーケード内をチーム単位で踊り歩く(おそらく)よさこいソーラン的なイベントが開催されていた.
BRO+メット+グラサン+ビシャビシャなおっさん,浮きまくり.

派手な広告.
そうか,熊本と言えば牛肉,あか牛(褐毛和種)が有名.
今夜のメシは肉一択だな.昼はアレだったし.

熊本一の繁華街を突っ切るので,その手のお店もたくさんある.
そっちではなく,文字通りの肉(食いたい)欲が爆発!
で,少々迷ったが本日の宿に無事到着.
おしゃれな雰囲気で高級感漂うが安かった(朝食付き¥5,000).

普段はシングル¥8,000越えが標準.
行き当たりばったりゆえの,直前割引のありがたさよ.
枕やマットレスなどの「寝具にこだわりあり」との表記が気にいった.
チャリの長旅で最も大切なのは睡眠である(ブルベだと人権がない).
ただしこの宿...チェックイン時の対応が何か事務的っつーか冷ややかだった.
原因はチャリの持ち込み?
予約時のメールにて「折りたたみなので部屋に持ち込んでもいいですか? 輪行袋もあります」とあらかじめ伝えておいたが,それでも迷惑そう.
BROの折りたたみもロビーではダメ,中扉内もダメ,完全に外で作業してと何か厄介者扱い.
スーツケースより小さいし,チェーンも折りたたんだ中心部に位置するので周囲を汚すこともない.
別に特別扱いしろとは言わないが,なんだかなぁ...
まっ,そんな理解を”乗らない人”に求めても仕方がないので,指示通りに輪行袋に入れ,担いで部屋まで運ぶ.

メンテのため,室内でBROをチェック.
知ってはいたが,あらためて驚く.
びっくりするほど汚れていないのだ.
目立つのはテンショナーおよびリアハブの周辺とホイールの泥ハネ程度.
シートポストやフレームはピカピカのままである.
フェンダーレスのロードバイクだと考えられない.
やはり,BROのフェンダーは超優秀である.
逆に外してしまうと大変なことに...
その泥汚れをウェスで軽く拭き,今日のウェアとともにランドリールームへ.
さすがおしゃれな宿である.洗濯一回¥300と少し高め(まだ言ってる).
さてルーティンが終わったところで夕食である.
Google先生に相談する.
飲み屋だらけだが,近くに気になる店を発見.
それは百貨店7階にある『福よし』.
ハンバーグか,悪くない.
外は結構な雨.
レインウェアをアウターに速足で歩く.
すぐに発見.
幸い混んでおらず,すぐに座れた.
店員さんにおすすめを聞いて「とろけるハンバーグとステーキコンボ御膳」にした.税込み¥3,200とファミレスより高め.普段なら絶対に注文しないが,まっ,旅先なので.

生焼け状態で運ばれてきて,砂時計を使って時間管理しつつ自分で調理するスタイル.

店員さんの事細かい説明もあるものの,情報量が多いためわからなくなったら,テーブル脇の説明を読むかQRを読み込んで動画で見るスタイル(時代だな).
実際,Kazchariの隣席の中国人は日本語オンリーの店員さんの説明がさっぱりわからず,QRを読み込んでいた.

指示通りに焼く.
まぁ,焼いたのを持ってきてくれるほうが好みなのだが.

完成.実食.
...うーん,悪くはないのだが,生涯ベストのハンバーグだった波照間島の『ゆみんとぅき』の壁は越えんなぁ.
まぁ,Kazchariの中で,あの味が神格化され過ぎている面もあるかもしれんけど.
ステーキの方も驚くほどではなかった.

〆はライスを追加してガーリックライス.
後で調べてみると,別に熊本限定のお店というわけではなく,神奈川が本店のチェーン店だった.まっ,腹は満たされたので,ええか.
やまぬ雨の中,小走りで宿に戻る.
近くのコンビニでSAVASのプロテインを買う.

つーことで,本日は出水から熊本への移動日.
ギリギリまで雨から逃げきれたので良しとしましょう.
幸いこの雨は夜中のみで,明け方には止む模様.
(自称)晴れ男伝説の復活かもしれんな.
明日はフェリーを使って島原に渡りまっせ.
※ Day3へ続く.


