2024/10/12 Sat
合宿だぁー
晴れ.温度:17 ℃,湿度:52%,体感温度:20 ℃,風速:3.9 km/時,風向:SW
Kazchariは高校時代,陸上部に所属していた.
長距離(5000m~駅伝)ランナーだったKazchariは,そらもうタヒぬかと思うぐらい走りこまさ...こんだ.
今となっては,ただただ辛かったという記憶しかない.
まぁ,おかげで“根性”がつき,年齢の割には心肺機能を維持できているかもれんが.
で,体育系部活の定番イベントと言えば「合宿」である.
いつもにも増して辛かった合宿だが,オトナになってからは違う(はず).
好きな事を時間を気にせず堪能できる素敵な刻.
3日間のチャリ三昧.
そんな合宿にこの度,参加させていただくことになった.
“端っこライド”他で,色々お世話になったHIGUMA CYCLEさんの主催である.
DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド
ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド
場所は摩周~中標津周辺.
キャンプ場やロッジなどの宿泊施設を有する「佐伯農場」さんをベースに,周辺トレイル(グラベル)を走り回るという,楽しみが過ぎるイベントである.
本番のトレイルライドは13日.
その前日inということで,まずは弟子屈(摩周湖)に向かう.
Google先生によると自宅からは266km,約4時間の道のり.
さすが北海道,速いぜ.
当初はグラベルロードのTopstoneで参加予定だったが,事前にHIGUMA CYCLEのKさんに相談すると「ファットの方がいいでしょう.本当はMTBがベスト」とのこと.
KazchariはMTB持ってません(T.T)
つーことで必然的にファットをチョイス.
バカでかいフレームだが,前後輪を外すと運転席後方にキレイに収まる.
助手席およびその後席は完全フリーなので車中泊も楽勝だぜっ.
今回はしないけど.
最短ルートである国道39号と紋別自動車道を使ってワープ.
美幌町内のホクレンでセルフ給油.
たまたま¥2,000以上の給油で卵1パックプレゼントキャンペーンを行っていた.今夜の夕食に使うぜ.
これまで経験したことがないほど晴れ渡る美幌峠を爽快にダウンヒル.
で,あっという間に集合地点の「レストラン摩周」に着いた.
13時前,HIGUMAバスも到着.
まずはレストランで昼食.
「そばと豚丼セット」が有名らしく,ここは素直にそいつを注文.
美味し.
PayPay払い可でなぜか安心.
現金払いにますます抵抗感がつのる昨今.誰の陰謀だ?
駐車場でチャリをセッティングし,プレ・ライドに出発.
まずは摩周湖第一展望台まで(舗装路の)ヒルクライム.
さほど斜度がキツイわけではないが,クソ重いファットだと良いトレーニングとなる.
それに絶景.
さて,駐車場.
クルマやバイクは有料だが,チャリは無料.
数年ぶりの訪問.
テラス風の歩道ができていたりといろいろオシャに進化.
これもインバウンド効果か.
気になる「トレイル」オブジェ.
ここを起点に山越えの歩きルートが紹介されている.
海外なみにスケールが大きい.流行っているのか?
新しい観光のスタイルとして売出し中だが,かなりハードな印象.
次の目的地へ...と,ここからはグラベル走行.
諸般の事情により詳細は避ける.
これがまた,実に楽しいダウンヒル・ルート.
Topstoneでなくファットにして大正解.
あの細いタイヤ(44c)では,崖っぷちの木の根っこが怖すぎる.
グラベル走行を終え「渡辺体験牧場」に立ち寄る.
この寒空の下,ソフトクリームを食べる猛者たち.
Kazchariはさすがに遠慮.
シンから冷えそう.
室内のテーブルに置いてあった「牛カタログ」が超面白い.
専門用語のオンパレード.何が何やら...
夕暮れ迫る中,無事デポ地の駐車場へ戻る.
次は風呂.
弟子屈の住宅街には公衆温泉浴場が点在している.
最初に行った浴場は駐車場が満車.
で,『ホテル摩周』へ移動.
このホテルの名前,どこかで聞いたことがあるなぁ...おお,ここってブルベ民に有名な宿ではないか.こんな所にあったとは.
2年前の『オホーツク1300』.
オーソドックスな行程だと,3日目は紋別をスタートして釧路ゴールが多い.
Kazchariもそうした.
Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)
ただし,ここ弟子屈から鶴居村までは地獄のアップダウンが続く.
ランドヌールの中には,それを避けてここ弟子屈で宿をとる者もいた.
その際はこの『ホテル摩周』が御用達なのだ(たぶん).
『ホテル摩周』の日帰り温泉は¥400.
もうね,ホテルの外観,内装,浴槽まで何から何まで昭和観満載.
S(昭和)世代には懐かしさしかない.
もちろんサウナなんて気の利いたものはないが無問題.
熱めのお湯で暖まった後は,スーパーで買い物.
スーパー『フクハラ』で明日の朝食を購入.
ついでにチューハイも.
レースではないので飲んでも無問題.
スーパーを出発する頃には真っ暗.
札幌組の乗るHIGUMAバスをハスラーで追いかける.
暗闇の中,30分ほど走って「佐伯牧場」着.
ここが本日の宿となる.
いわゆる「マンサード」屋根の建物.
倉庫と言った方が近いか.
想像以上にワイド&ワイルドな空間.
これが全て手作りだというのだから驚き.
大部屋雑魚寝かと思いきや,ちゃんと個室がある.
夕食はKazchariがもらってきた卵を使ってのお好み焼き.
他にも「牧場のチーズ&バジルトマト」.
これがまためちゃめちゃ美味い.これまでの人生で一番美味い.
オーナーの佐伯さんやら,隣接するキャンプ場に宿泊されるYさんやらを交えて夕食会.
備え付けの冷蔵庫には,前に泊まった人が置いて行ったビール缶や食材が大量に.
飲んだ分は,自分たちで買ってきたモノで補充する.
なんと素晴らしいシステム.まるで懐かしの学生寮のノリ.
夜はふけ,10時には寝床につく.
薄いマットレスとかけ布団は用意されているものの,夜間の冷え込みには耐えきれそうにない.
指示通り持参した寝袋にくるまり,エア枕を膨らませる.
明日のトレイルライドへの期待も膨らませつつ...おやすみなさい.ZZZ